JP2016536405A - ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、反射性、耐熱性および耐黄変性が向上したポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物に関し、本発明の一実施形態に係る樹脂組成物は、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂40〜95重量%;白色顔料1〜50重量%;および充填剤1〜50重量%を含み、前記樹脂内に残留するゲルマニウム原子の含有量が、樹脂の重量を基準として30〜1,000ppmである。【選択図】なし

Description

本発明は、反射性、耐熱性および耐黄変性が向上したポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物に関する。
ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステル材料の問題、つまり、遅い結晶化速度に起因する劣悪な成形性と低い熱変形温度によって限られた用途にのみ適用される問題を克服できる新たな材料として注目されている。
このようなPCTは、テレフタル酸(terephthalic acid、以下、「TPA」という)またはジメチルテレフタレート(dimethyl terephthalate、以下、「DMT」という)と1,4−シクロヘキサンジメタノール(1,4−cyclohexanedimethanol、以下、「CHDM」という)とのエステル化反応あるいはエステル交換反応によって製造される結晶性(crystalline)ポリエステルであって、高い融点(Tm)と速い結晶化速度を有する。1960年代にPCTが最初に開発されて以来、PCT繊維の特徴である柔らかい触感によって主にカーペット(carpet)用途に使用されたが、ポリアミド(polyamide)の登場に伴ってPCTの使用が次第に減少した。そうしている間、PCTは、1980年代に入って、エンジニアリングプラスチック分野でPCTコンパウンド組成(compound formulation)が開発されるにつれ、高耐熱性(high heat−resistant)が要求される電気電子分野と自動車分野でコネクタ(connector)類と耐熱部品の用途に使用されていた。
一方、発光ダイオード(LED、light emitting diode)は、優れたエネルギー効率および寿命によって既存の多くの光源を急速に代替して脚光を浴びている。LEDは、大きく、発光部の半導体、鉛電線、反射板、および半導体を封止する透明封止材から構成される。このうち、反射板は、多様な素材、例えば、セラミックまたは耐熱プラスチックで製造されたが、セラミックの場合、生産性に問題があり、耐熱プラスチックの場合、射出成形工程、または封止材の熱硬化工程のような反射板の製造工程や、あるいはLEDの実際の使用環境条件下で色変化によって光学反射性が低下する問題があった。
特に、LEDは、優れたエネルギー効率および寿命を有し、LED付属部品として使用されるためには、約25℃、約55℃、約85℃、または実際のLED駆動温度などの基準温度で約6000時間黄変による反射率の低下幅が約8%以下でなければならないなどの高い水準の反射性および耐熱性などを要求する。これにより、苛酷な条件下でも高い反射性を維持可能な素材に対する研究が必要である。
本発明は、反射性、耐熱性および耐黄変性に優れ、特にLEDリフレクター素材への使用に適したポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物を提供する。
本発明の一実施形態によれば、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂40〜95重量%;白色顔料1〜50重量%;および充填剤1〜50重量%を含み、前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂内に残留するゲルマニウム原子(Ge)の含有量が、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂の重量を基準として30〜1,000ppmであるポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物が提供される。
一例として、前記微量のゲルマニウム原子が残留するポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂は、ゲルマニウム化合物の存在下で重合された樹脂であってもよい。また、他の例として、前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂は、ゲルマニウム化合物とチタン化合物の存在下で重合されたものであってもよい。
前記白色顔料は、12〜35重量%使用され、反射性、耐候性および耐黄変性がより向上した樹脂組成物を提供することができる。また、前記白色顔料は、酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン(lithopone、BaSO・ZnS)、鉛白(white lead、2PbCO・Pb(OH))、炭酸カルシウム、およびボロンナイトライド(boron nitride)からなる群より選択された1種以上であってもよい。このような白色顔料としては、無機表面処理または有機表面処理されたものを使用することができる。また、白色顔料としては、粒子サイズが0.05〜2.0μmのものを使用することができる。
前記充填剤は、1〜27重量%使用され、反射性、耐候性および耐黄変性がより向上した樹脂組成物を提供することができる。前記充填剤は、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、タルク、ウォラストナイト(wollastonite)、チタン酸カルシウムウィスカー(calcium titanate whisker)、ホウ酸アルミニウムウィスカー(aluminum boric acid whisker)、酸化亜鉛ウィスカー(zinc oxide whisker)、およびカルシウムウィスカー(calcium whisker)からなる群より選択された1種以上であってもよい。一例として、充填剤として、平均長さが0.1〜20mm、縦横比が10〜1000のガラス繊維を用いて、機械的強度に優れた樹脂組成物を提供することができる。
白色顔料を12〜35重量%使用し、充填剤を1〜27重量%使用する場合、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂を40〜85重量%用いて、優れた反射性、耐候性および耐黄変性を有する樹脂組成物を提供することができる。
前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂は、ジカルボン酸およびジオール化合物のエステル化反応で得るか、あるいはジカルボン酸エステル化合物およびジオール化合物のエステル交換反応で得ることができる。この時、ジカルボン酸全体としてテレフタル酸を用いて得られた樹脂を使用するか、あるいはジカルボン酸エステル化合物全体としてジメチルテレフタル酸を用いて得られた樹脂を使用するか、あるいはジオール化合物全体としてシクロヘキサンジメタノールを用いて得られた樹脂を使用すると、より優れた耐候性および耐黄変性を有する樹脂組成物を提供することができる。
一方、本発明の他の実施形態によれば、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂40〜95重量%;白色顔料1〜50重量%;および充填剤1〜50重量%を含み、前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂内に残留するゲルマニウム原子(Ge)の含有量が、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂の重量を基準として30〜1,000ppmであるポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物から形成された成形品が提供される。前記成形品は、優れた反射性、耐熱性および耐黄変性を有し、このような物性が要求されるLEDリフレクターとして使用できる。
具体的には、前記成形品は、170℃で120時間放置した後測定したcolor−b値が0〜4で、非常に優れた耐黄変性を有することができる。
また、前記成形品は、全反射モード(SCIモード)で測定した450nmの波長の光に対する反射率が90%以上であってもよい。そして、前記成形品は、耐熱性に優れ、下記式1を満足するほどの優れた反射率の維持率を有することができる。
[式1]
93%≦Y=R/R*100
上記式1において、Yは、反射率の維持率であり、Rは、前記成形品を用いて全反射モード(SCIモード)で測定された450nmの波長の光に対する反射率であり、Rは、前記成形品を170℃の温度で120時間放置した後、全反射モード(SCIモード)で測定した450nmの波長の光に対する反射率である。
また、前記成形品は、耐候性に優れ、高温多湿の環境でも優れた反射性を維持することができる。具体的には、前記成形品を85℃の温度および85%の相対湿度下で500時間放置した後、全反射モード(SCIモード)で測定した450nmの波長の光に対する反射率は90%以上であってもよい。
本発明に係るポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物は、反射性、耐熱性および耐黄変性に優れ、反射板用途への使用に適し、特にLEDリフレクター素材への使用に適する。
本発明は、多様な変換が加えられて様々な実施例を有することができるが、特定の実施例を詳細な説明に詳細に説明する。しかし、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれる全ての変換、均等物または代替物を含むことが理解されなければならない。本発明を説明するにあたり、関連する公知の技術に関する具体的な説明が本発明の要旨をあいまいにし得ると判断された場合、その詳細な説明を省略する。
本発明の一実施形態によれば、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂40〜95重量%;白色顔料1〜50重量%;および充填剤1〜50重量%を含み、前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂内に残留するゲルマニウム原子(Ge)の含有量が、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂の重量を基準として30〜1,000ppmであるポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物が提供される。
また、本発明の他の実施形態によれば、前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物から形成された成形品が提供される。
以下、発明の具体的な実施形態に係るポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート(以下、「PCT」という)樹脂組成物に関してより詳細に説明する。
従来、LED反射板として使用されるセラミックまたは耐熱プラスチックは、射出成形および封止材の熱硬化のような反射板の製造工程条件、そして実際のLED駆動条件下で色変化によって光学反射性が減少する問題がある。
そこで、本発明者らは、PCT樹脂内に残留するゲルマニウム原子(Ge)の含有量が、PCT樹脂の重量を基準として30〜1,000ppmであるPCT樹脂40〜95重量%に、白色顔料1〜50重量%および充填剤1〜50重量%を混合すると、反射性、耐熱性および耐黄変性に優れ、反射板用途への使用に適し、特にLEDリフレクター素材への使用に適した樹脂組成物を得ることができるという点を、実験を通して確認し、発明を完成した。
PCT樹脂は、本発明の属する技術分野で公知のところにより、ジカルボン酸およびジオール化合物のエステル化反応で得るか、あるいはジカルボン酸エステル化合物およびジオール化合物のエステル交換反応で得ることができる。
前記PCT樹脂には、30〜1,000ppm、30〜800ppm、30〜600ppm、30〜500ppm、30〜400ppm、または50〜350ppmのゲルマニウム原子が残留できる。仮に、樹脂内に残留するゲルマニウム原子の含有量が前記範囲未満であれば、PCT樹脂の重合反応速度が遅れ、その結果得られる重合物が黄変しやすくなり得る。反面、仮に、樹脂内に残留するゲルマニウム原子の含有量が前記範囲を超えると、樹脂の熱分解速度が上昇し、その結果、目的とする水準の重合度を有する樹脂が得られないか、あるいは樹脂内に残留する触媒成分によってヘイズ値が高くなって、樹脂の透明度に悪影響を及ぼすことがある。
具体的には、微量のゲルマニウム原子が残留するPCT樹脂は、エステル化反応あるいはエステル交換反応の触媒としてゲルマニウム化合物を用いて得ることができる。前記ゲルマニウム化合物の具体的な種類は特に限定されず、一例として、ゲルマニウムジオキシドなどが挙げられる。
一方、前記PCT樹脂には、微量のチタン原子(Ti)が残留できる。具体的には、前記PCT樹脂には、20ppm以下、あるいは0.1〜20ppm、あるいは5〜15ppmのチタン原子が残留できる。前記PCT樹脂は、前記範囲にチタン原子を含んで副反応の恐れなく重合でき、押出または射出成形工程で分子量が減少するなどの問題を防止することができ、優れた耐黄変性を有することができる。
前記のように微量のゲルマニウムおよびチタン原子が残留するPCT樹脂は、エステル化反応あるいはエステル交換反応の触媒としてゲルマニウム化合物とチタン化合物を用いて得ることができる。前記触媒として使用可能なチタン化合物の具体的な種類は特に限定されず、一例として、チタンオキシド、テトラ−n−プロピルチタネート、テトラ−イソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネート、テトラ−イソブチルチタネート、およびブチル−イソプロピルチタネートなどが挙げられる。
前記PCT樹脂は、上述した触媒の存在下でジカルボン酸およびジオール化合物のエステル化反応で得るか、あるいはジカルボン酸エステル化合物およびジオール化合物のエステル交換反応で得ることができる。
前記ジカルボン酸は、テレフタル酸(TPA)、イソフタル酸(isophthalic acid;IPA)、ナフタレン2,6−ジカルボン酸(2,6−naphthalenedicarboxylic acid;2,6−NDA)、またはこれらの混合物を含むことができる。一例として、ジカルボン酸全体中の90重量部以上は、テレフタル酸であってもよい。そして、ジカルボン酸は、ジカルボン酸全体中の10重量部以下でテレフタル酸以外の他のジカルボン酸を含むことができる。特に、ジカルボン酸全体がテレフタル酸の場合、優れた耐候性および耐黄変性を有する樹脂組成物を提供することができる。
前記ジカルボン酸エステル化合物は、ジメチルテレフタル酸、ジメチルイソフタル酸(dimethylisophthalate;DMI)、ジメチルナフタレン2,6−ジカルボン酸(dimethyl2,6−naphthalenedicarboxylate;2,6−NDC)、またはこれらの混合物を含むことができる。一例として、ジカルボン酸エステル化合物全体中の90重量部以上は、ジメチルテレフタル酸であってもよい。そして、ジカルボン酸エステル化合物は、ジカルボン酸エステル化合物全体中の10重量部以下で他のジカルボン酸エステル化合物を含むことができる。特に、ジカルボン酸エステル化合物全体がジメチルテレフタル酸の場合、優れた耐候性および耐黄変性を有する樹脂組成物を提供することができる。
前記ジオール化合物は、シクロヘキサンジメタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、およびネオペンチルグリコールからなる群より選択された1種以上を含むことができる。一例として、ジオール化合物全体中の90重量部以上は、シクロヘキサンジメタノールであってもよい。そして、ジオール化合物は、ジオール化合物全体中の10重量部以下でシクロヘキサンジメタノール以外の他のジオール化合物を含むことができる。特に、ジオール化合物の場合にも、ジオール化合物全体がシクロヘキサンジメタノールの場合、より優れた耐候性および耐黄変性を有する樹脂組成物を提供することができる。
一方、前記エステル化反応またはエステル交換反応初期にリン系安定剤をさらに投入してPCT樹脂を製造することができる。その結果、高温でエステル化反応またはエステル交換反応中に生じ得る副反応を効率的に抑制することができる。
上記で使用可能なリン系安定剤としては、リン酸(phosphoric acid)または亜リン酸(phosphorous acid)などのリン酸と、トリエチルホスフェート(triethyl phosphate)、トリメチルホスフェート(trimethyl phosphate)、トリフェニルホスフェート(triphenyl phosphate)、またはトリエチルホスホノアセテート(triethyl phosphonoacetate)などのリン酸エステル系化合物を使用することができる。
前記PCT樹脂は、上述した化合物以外にも、本発明の属する技術分野で通常使用するその他の添加剤をさらに用いて重合できる。また、前記PCT樹脂は、このような成分を用いて、本発明の属する技術分野で通常採用される方法によって重合できる。非制限的な例として、前記PCT樹脂は、上述した触媒の存在下でジカルボン酸およびジオール化合物のエステル化反応、あるいはジカルボン酸エステル化合物およびジオール化合物のエステル交換反応をさせる段階;および前記反応で得られた反応生成物を重縮合させる段階により製造できる。また、前記PCT樹脂は、必要に応じて、前記重縮合反応生成物を成形してペレットを形成する段階;および/または重縮合反応生成物またはペレットを結晶化して固相重合する段階を追加的に採用して製造できる。
このようなPCT樹脂は、樹脂組成物全体の重量に対して40〜95重量%、40〜90重量%、または40〜85重量%使用できる。この範囲内でPCT樹脂を白色顔料および充填剤と混合して、反射性、耐熱性および耐黄変性特性に優れた樹脂組成物を製造することができる。
前記白色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン(lithopone、BaSO・ZnS)、鉛白(white lead、2PbCO・Pb(OH))、炭酸カルシウム、およびボロンナイトライド(boron nitride)からなる群より選択された1種以上を使用することができる。特に、酸化チタン(TiO)を用いて、反射率および隠蔽性などの光学特性が向上した樹脂組成物を提供することができる。このような効果を極大化するために、酸化チタンとしてはルチル型酸化チタンを使用することができる。
このような白色顔料の粒径は特に限定されるものではないが、例えば、0.05〜2.0μmの粒径を有するものを使用することができる。
また、前記白色顔料としては、無機表面処理または有機表面処理されたものを使用することができる。具体的には、無機表面処理された白色顔料は、例えば、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、ジルコニア(ZrO)、ケイ酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムアルミニウム、酸化亜鉛、雲母、またはこれらの混合物である無機表面処理剤で処理された顔料であってもよい。そして、有機表面処理された白色顔料は、例えば、ポリジメチルシロキサン、トリメチルプロパン(TMP)、ペンタエリスリトール、またはこれらの混合物である有機表面処理剤で処理された顔料であってもよい。前記無機または有機表面処理剤は、白色顔料100重量部に対して約0.3〜10重量部使用され、表面処理された顔料を提供することができる。一例として、本発明で目的とする反射性、耐熱性および耐黄変性などの効果を得るために、白色顔料として、酸化チタン100重量部に対して約5重量部未満のアルミナで表面処理された酸化チタンを使用することができる。また、アルミナで表面処理された酸化チタンは、無機表面処理剤または有機表面処理剤でさらに改質されて使用できる。
このような白色顔料は、樹脂組成物全体の重量に対して1〜50重量%、5〜40重量%、または12〜35重量%使用できる。仮に、白色顔料の含有量が前記範囲未満であれば、反射性および耐黄変性特性が低下することがあり、前記範囲を超えると、衝撃強度が低下することがある。
前記充填剤としては、本発明の属する技術分野で通常使用する有機充填剤または無機充填剤を全て使用することができる。このような充填剤は、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、タルク、ウォラストナイト(wollastonite)、チタン酸カルシウムウィスカー(calcium titanate whisker)、ホウ酸アルミニウムウィスカー(aluminum boric acid whisker)、酸化亜鉛ウィスカー(zinc oxide whisker)、およびカルシウムウィスカー(calcium whisker)からなる群より選択された1種以上であってもよい。
一例として、表面平滑性に優れた成形品を提供するために、充填剤としては、針状充填剤を使用することができる。特に、表面平滑性に優れ、白色の成形品を提供するために、前記充填剤としては、ガラス繊維、ウォラストナイト(wollastonite)、チタン酸カルシウムウィスカー(calcium titanate whisker)、ホウ酸アルミニウムウィスカー(aluminum boric acid whisker)、またはこれらの混合物を使用することができる。なかでも、ガラス繊維を用いて、組成物の成形性を向上させ、成形品の引張強度、曲げ強度、曲げ弾性率などの機械的特性と熱変形温度などの耐熱性を向上させることができる。
前記充填剤としてガラス繊維を使用する場合、平均長さが0.1〜20mmまたは0.3〜10mmのガラス繊維を使用することができる。また、縦横比(aspect ratio、[L(繊維の平均長さ)/D(繊維の平均外径)])が10〜2000または30〜1000のガラス繊維を用いて、機械的強度に優れた樹脂組成物を提供することができる。
このような充填剤は、樹脂組成物全体の重量に対して1〜50重量%、1〜40重量%、または1〜27重量%使用できる。この範囲で充填剤を用いて、優れた機械的強度および耐熱性を有する樹脂組成物を提供することができる。
一つの例示において、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂40〜85重量%、白色顔料12〜35重量%、および充填剤1〜27重量%を使用する場合、より向上した反射性、耐候性および耐黄変性を有する樹脂組成物を提供することができる。
前記樹脂組成物は、上述したPCT樹脂、白色顔料、および充填剤以外にも、本発明の属する技術分野で通常採用するその他の添加剤を追加的に含むことができる。非制限的な例として、前記樹脂組成物は、1次酸化安定剤、2次酸化安定剤、熱安定剤、紫外線安定剤、加水分解安定剤、核剤、粘度増強剤、離型剤、滑剤、蛍光増白剤、物性補強剤、主鎖延長剤(chain extender)、顔料、および染料からなる群より選択された1種以上である添加剤をさらに含むことができる。
上述のように、本発明の一実施形態に係る樹脂組成物は、優れた耐熱性および耐湿性を有し、このような物性が要求される成形品の材料として使用できる。特に、前記樹脂組成物は、適切な含有量の白色顔料を含み、反射性に優れ、高温多湿の環境に放置されても反射率の低下が少なく、黄変現象もほとんど現れない特徴がある。したがって、前記樹脂組成物は、高温の環境に持続的に露出するLEDリフレクターの材料への使用に適する。
一方、本発明の他の実施形態によれば、前記樹脂組成物から形成された成形品が提供される。前記樹脂組成物を成形して成形品を製造する方法は、本発明の技術分野で広く知られているので、詳細な説明は省略する。
前記成形品は、微量のゲルマニウム原子を含むPCT樹脂、白色顔料、および充填剤を含み、高い反射率を示すことができる。具体的には、前記成形品は、製造後、全反射モード(Specular Component Inclusionモード)で測定した450nmの波長の光に対する初期反射率が90%以上、93%以上、または94%以上であってもよい。前記初期反射率は、樹脂組成物から形成された成形品を用いて測定した値であってもよい。反射率の測定方法に関連する具体的な事項は実施例を参考にすればよい。
また、前記成形品は、優れた耐熱性を有し、高温の環境に放置されても優れた反射率を維持することができる。具体的には、前記成形品は、170℃の温度で120時間放置した後、全反射モード(SCIモード)で測定した450nmの波長の光に対する反射率が86.5%以上、90%以上、または91%以上と非常に高い値を有することができる。特に、前記成形品は、下記式1を満足するほどの高い反射率の維持率を示すことができる。
[式1]
93%≦Y=R/R*100
上記式1において、Yは、反射率の維持率であり、Rは、前記成形品を用いて全反射モード(SCIモード)で測定した450nmの波長の光に対する反射率であり、Rは、前記成形品を170℃の温度で120時間放置した後、全反射モード(SCIモード)で測定した450nmの波長の光に対する反射率である。前記反射率は、上述した初期反射率の測定方法と同様に測定された値であってもよい。
また、前記成形品は、優れた耐候性を有し、高温多湿の環境でも高い反射率を維持することができる。具体的には、前記成形品を85℃の温度および85%の相対湿度下で500時間放置した後、全反射モード(SCIモード)で測定した450nmの波長の光に対する反射率が90%以上または93%以上であってもよい。
上述のように、前記成形品は、高い反射性を有し、優れた耐熱性および耐候性を有し、苛酷な条件下でも高い反射性を維持することができる。したがって、前記成形品は、室内照明、室外照明、自動車照明、表示機器、ヘッドライトなどの発光装置のリフレクターとして使用され、高寿命の製品を提供できることが期待される。
特に、前記成形品は、非常に優れた耐黄変性特性を有する。具体的には、前記成形品を170℃で120時間放置した後測定したcolor−b値は、0〜4、あるいは0〜3、あるいは0〜2.7程度であってもよい。また、前記条件で成形品を放置した後測定したcolor−L値が87以上であってもよい。したがって、前記成形品は、高温の環境でも高い耐熱性、耐候性および耐黄変性を要求するLEDリフレクター用途に非常に好適に使用できる。
以下、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。ただし、これらの実施例は単に本発明を例示するためのものであり、本発明の範囲はこれらの実施例によって制限されない。
(実施例および比較例)
下記表1と表2の組成を有する樹脂組成物を製造した。そして、240℃〜330℃に加熱された二軸押出機を用いて、前記樹脂組成物を溶融および混練させてペレットを製造した。
Figure 2016536405
Figure 2016536405
前記表1と表2のPCT(ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂)は下記のように製造し、白色顔料としてはResino社の17008 Gradeの二酸化チタンを使用し、充填剤としてはKCC社のCS321 Gradeのガラス繊維を使用した。
PCT−A:触媒としてチタン化合物とゲルマニウム化合物を用いて、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)とテレフタル酸(TPA)とを重合したPCTであり、PCTの重量を基準として重合されたPCTに残留するチタン原子(Ti)の含有量が10ppm、ゲルマニウム原子(Ge)の含有量が75ppmのPCTである。
PCT−B:チタン化合物とゲルマニウム化合物を含有量を異ならせて使用したことを除き、PCT−Aと同様に製造されたPCTであり、PCTの重量を基準として重合されたPCTに残留するチタン原子(Ti)の含有量が10ppm、ゲルマニウム原子(Ge)の含有量が150ppmのPCTである。
PCT−C:触媒としてゲルマニウム化合物を使用したことを除き、PCT−Aと同様に製造されたPCTであり、PCTの重量を基準として重合されたPCTに残留するゲルマニウム原子(Ge)の含有量が300ppmのPCTである。
PCT−D:触媒としてチタン化合物を使用したことを除き、PCT−Aと同様に製造されたPCTであり、PCTの重量を基準として重合されたPCTに残留するチタン原子(Ti)の含有量が15ppmのPCTである。
PCT−E:触媒としてチタン化合物を使用したことを除き、PCT−Aと同様に製造されたPCTであり、PCTの重量を基準として重合されたPCTに残留するチタン原子(Ti)の含有量が48ppmのPCTである。
PCT−F:触媒としてアンチモン化合物を使用したことを除き、PCT−Aと同様に製造されたPCTであり、PCTの重量を基準として重合されたPCTに残留するアンチモン原子(Sb)の含有量が300ppmのPCTである。
PCT−G:ジオール化合物としてシクロヘキサンジメタノール90重量部とエチレングリコール10重量部を使用したことを除き、PCT−Bと同様に製造されたPCTである。
PCT−H:ジカルボン酸としてテレフタル酸90重量部とイソフタル酸10重量部を使用したことを除き、PCT−Bと同様に製造されたPCTである。
(試験例)
前記実施例および比較例で得られたそれぞれのペレットを280〜300℃で平板形態に射出成形した。このように得られた試片の機械的物性および反射率を下記のような方法で測定し、その結果を表3および表4に示した。
(1)初期反射率:UV−vis−NIR spectrometer(Konica Minolta社のSpectrophotometer「CM−3600d」)を用いて、前記試片に370nm〜740nmの波長の光を入射させて、450nmの波長における反射率を測定した。前記反射率は、正反射(specular reflection)を含む拡散反射(diffuse reflection)を測定する全反射モード(SCI(Specular Component Inclusion)モード)で測定された。
(2)耐熱性:前記試片を170℃の温度で120時間放置した後、UV−vis−NIR spectrometer(Konica Minolta社のSpectrophotometer「CM−3600d」)を用いて、前記試片に370nm〜740nmの波長の光を入射させて、450nmの波長における反射率を測定した。前記反射率は、正反射(specular reflection)を含む拡散反射(diffuse reflection)を測定する全反射モード(SCIモード)で測定された。
(3)反射率の維持率:下記式2により反射率の維持率(Y)を求めた。
[式2]
Y=R/R*100
前記Rは、(1)の初期反射率の測定方法で得られた反射率であり、前記Rは、(2)の耐熱性の測定方法で得られた高温放置後測定された反射率である。
(4)耐候性:前記試片を85℃の温度および85%の相対湿度下で500時間放置した後(Konica Minolta社のSpectrophotometer「CM−3600d」)を用いて、前記試片に370nm〜740nmの波長の光を入射させて、450nmの波長における反射率を測定した。前記反射率は、正反射(specular reflection)を含む拡散反射(diffuse reflection)を測定する全反射モード(SCIモード)で測定された。
(5)耐黄変性:前記試片を170℃の温度で120時間放置した後、色差計を用いて測定したcolor−b(Hunter Lab基準)により耐黄変性程度の試験を行った。color−b値が高いほど、黄変(yellowness)現象が多く起きたことを意味する。
Figure 2016536405
Figure 2016536405
前記表3および表4を参照すれば、本発明の一実施形態に係る樹脂組成物は、反射性、耐熱性、反射率の維持率、耐候性および耐黄変性に優れ、特にLEDリフレクター素材への使用に適することを確認することができた。

Claims (15)

  1. ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂40〜95重量%;
    白色顔料1〜50重量%;および
    充填剤1〜50重量%を含み、
    前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂内に残留するゲルマニウム原子(Ge)の含有量が、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂の重量を基準として30〜1,000ppmである
    ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物。
  2. 前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂は、ゲルマニウム化合物の存在下で重合されたものである請求項1に記載のポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物。
  3. 前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂は、ゲルマニウム化合物とチタン化合物の存在下で重合されたものである請求項1に記載のポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物。
  4. 前記白色顔料は、12〜35重量%含まれる請求項1に記載の樹脂組成物。
  5. 前記白色顔料は、酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン(lithopone、BaSO・ZnS)、鉛白(white lead、2PbCO・Pb(OH))、炭酸カルシウム、およびボロンナイトライド(boron nitride)からなる群より選択された1種以上である請求項1に記載のポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物。
  6. 前記充填剤は、1〜27重量%含まれる請求項1に記載の樹脂組成物。
  7. 前記充填剤は、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、タルク、ウォラストナイト(wollastonite)、チタン酸カルシウムウィスカー(calcium titanate whisker)、ホウ酸アルミニウムウィスカー(aluminum boric acid whisker)、酸化亜鉛ウィスカー(zinc oxide whisker)、およびカルシウムウィスカー(calcium whisker)からなる群より選択された1種以上である請求項1に記載のポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物。
  8. ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂は、ジカルボン酸およびジオール化合物のエステル化反応で得るか、あるいはジカルボン酸エステル化合物およびジオール化合物のエステル交換反応で得るものであり、
    前記ジカルボン酸全体がテレフタル酸であるか、あるいは前記ジカルボン酸エステル化合物全体がジメチルテレフタル酸である請求項1に記載の樹脂組成物。
  9. ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂は、ジカルボン酸およびジオール化合物のエステル化反応で得るか、あるいはジカルボン酸エステル化合物およびジオール化合物のエステル交換反応で得るものであり、
    前記ジオール化合物全体がシクロヘキサンジメタノールである請求項1に記載の樹脂組成物。
  10. ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂40〜95重量%;
    白色顔料1〜50重量%;および
    充填剤1〜50重量%を含み、
    前記ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂内に残留するゲルマニウム原子(Ge)の含有量が、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂の重量を基準として30〜1,000ppmであるポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート樹脂組成物から形成された成形品。
  11. LEDリフレクターとして使用される請求項10に記載の成形品。
  12. 170℃で120時間放置した後測定したcolor−b値が0〜4である請求項10に記載の成形品。
  13. 全反射モードで測定した450nmの波長の光に対する反射率が90%以上である請求項10に記載の成形品。
  14. 下記式1を満足する請求項10に記載の成形品:
    [式1]
    93%≦Y=R/R*100
    上記式1において、Yは、反射率の維持率であり、
    は、前記成形品を用いて全反射モードで測定した450nmの波長の光に対する反射率であり、
    は、前記成形品を170℃の温度で120時間放置した後、全反射モードで測定した450nmの波長の光に対する反射率である。
  15. 前記成形品を85℃の温度および85%の相対湿度下で500時間放置した後、全反射モードで測定した450nmの波長の光に対する反射率が90%以上である請求項10に記載の成形品。
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