JP2016531844A - モノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物 - Google Patents
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Abstract
本発明はモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物及びこれを含む赤血球減少症の予防、治療又は改善用薬学的組成物、健康機能食品組成物に関する。本発明のモノアセチルジアシルグリセロール化合物は赤血球系細胞の分化又は増殖促進効果が優秀なので、現在使用される貧血治療剤の副作用を克服し、毒性がないながら治療効果が優秀な化合物として赤血球減少症の予防、治療及び改善用組成物に有用に用いられる。
Description
本発明はモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物及びこれを含む赤血球減少症の予防、治療又は改善用薬学的組成物及び健康機能食品組成物に関する。
貧血は赤血球減少症中の一つとして、ヘモグロビン数の減少、血液内ヘモグロビンの量的減少、ヘモグロビン分子の酸素結合能力の低下による組織細胞への酸素供給が減少する生理的反応で定義される。貧血は400種類以上があって、鉄欠乏、葉酸などの栄養素欠乏、溶血性、炎症性疾患、骨髄機能低下などの多様な原因によって発病されるのにその比が非常に高く特に女性にあっては出産などと関連して男性に比べてより多く発現されることが報告されている。高い比で観察される貧血は色々な病理的現象を伴うのでこれを治療するために原因別に多様な治療が試図されてきた。
鉄成分の供給、栄養素供給を通じた貧血の治療方法は食事療法などを通じて相対的に容易に接近できる。一方、造血幹細胞の増殖と分化が原因である場合、成長因子、サイトカイン、デキサメタゾン(dexamethasone)、男性ホルモン系列(androgens)、エストロゲン系列(estrogen)などを利用した貧血治療製剤を開発して治療しようと試図されてきた。例えばアラネスプ(Aranesp)、プロクリット(Procrit)、同化ステロイドの一つであるナンドロロン(nandrolone)などが使用されている。しかし他の疾病徴候群で見える副作用が明らかになっている。例えば造血刺激剤が主成分であるアラネスプ(Aranesp)、プロクリット(Procrit)のような貧血剤は脳卒中の危険を高めることが知られている。他方で赤血球分化過程を体外で施行し供給しようとする努力が最近試図されている。CD34+造血母細胞を純粋分離してこれを体外培養し増幅して以後エリスロポエチン(erythropoietin)を利用して赤血球へ分化を誘導することである。しかしこの過程は多くのサイトカインを必要とするので、経済的側面で多くの問題点がある。
一方、EC−18はモノアセチルジグリセリド(monoaetyldiglyceride)の一種であって、鹿茸から分離された。EC−18はcecal−ligation−punctureを利用した敗血症動物モデルで動物の生存率を大きく増加させて、GLP(Good Laboratory Practice)毒性試験でも毒性がないことが示された。しかしこのようなEC−18を含むモノアセチルジアシルグリセロール化合物が貧血のような赤血球減少症にあってどのような効果を現すかについてはまだ開示されたことがない。
≪技術的課題≫
本発明者らは副作用が無く新規な、貧血を含めた赤血球減少症の予防又は治療剤を開発しようと研究努力を重ねた結果、モノアセチルジアシルグリセロール化合物が赤血球系細胞の分化又は増殖を促進することで、赤血球減少症の予防又は治療に有用に使用できることを確認し本発明を完成した。本発明の一つの目的は、赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物を提供することである。本発明の他の目的は、赤血球減少症(oligocythemia)の予防、治療又は改善用薬学的組成物及び健康機能食品組成物を提供することである。本発明のまた他の目的は赤血球減少症の予防又は治療方法を提供することである。
本発明者らは副作用が無く新規な、貧血を含めた赤血球減少症の予防又は治療剤を開発しようと研究努力を重ねた結果、モノアセチルジアシルグリセロール化合物が赤血球系細胞の分化又は増殖を促進することで、赤血球減少症の予防又は治療に有用に使用できることを確認し本発明を完成した。本発明の一つの目的は、赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物を提供することである。本発明の他の目的は、赤血球減少症(oligocythemia)の予防、治療又は改善用薬学的組成物及び健康機能食品組成物を提供することである。本発明のまた他の目的は赤血球減少症の予防又は治療方法を提供することである。
≪課題解決手段≫
前記目的を達成するための一つの様態として、本発明は、下記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物を提供する。
[化学式1]
上記の式において、R1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基である。
また、本発明は、上記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球減少症(oligocythemia)の予防、治療又は改善用薬学的組成物及び健康機能食品組成物を提供する。また、本発明は、上記薬学的組成物を非人間又は人間個体に投与する段階を含む、赤血球減少症の予防又は治療方法を提供する。
前記目的を達成するための一つの様態として、本発明は、下記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物を提供する。
[化学式1]
上記の式において、R1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基である。
また、本発明は、上記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球減少症(oligocythemia)の予防、治療又は改善用薬学的組成物及び健康機能食品組成物を提供する。また、本発明は、上記薬学的組成物を非人間又は人間個体に投与する段階を含む、赤血球減少症の予防又は治療方法を提供する。
本発明の赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物は前記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を含む。本発明で用語、“モノアセチルジアシルグリセロール化合物”は一つのアセチル基と二つのアシル基を持つグリセロールの誘導体を意味し、モノアセチルジアシルグリセロール(MADG)とも言う。前記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物でR1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基であることもあり、好ましくはパルミトイル(palmitoyl)、オレオイル(oleoyl)、リノレオイル(linoleoyl)、リノレノイル(linolenoyl)、ステアロイル(stearoyl)、ミリストイル(myristoyl)又はアラキドノイル(arachidonoyl)などであることができるが、これらに限定されない。さらに好ましくは、前記R1及びR2の組み合わせ(R1/R2)はオレオイル/パルミトイル、パルミトイル/オレオイル、パルミトイル/リノレオイル、パルミトイル/リノレノイル、パルミトイル/アラキドノイル、パルミトイル/ステアロイル、パルミトイル/パルミトイル、オレオイル/ステアロイル、リノレオイル/パルミトイル、リノレオイル/ステアロイル、ステアロイル/リノレオイル、ステアロイル/オレオイル、ミリストイル/リノレオイル又はミリストイル/オレオイルなどであることができるが、これらに限定されない。また、前記化学式1の化合物の立体異性質体も全て発明の範疇内に含まれる。前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物は光学活性において、(R)−形、(S)−形又はラセミ体であることができる。
前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物は好ましくは、下記化学式2で表される化合物であることができる。
[化学式2]
上記化学式2で表される化合物は1−パルミトイル(palmitoyl)−2−リノレオイル(linoleoyl)−3−アセチルグリセロール(acetylglycerol)で、EC−18又はPLAGとも命名されることもある。前記化合物のR1とR2は、それぞれパルミトイルとリノレオイルに該当する。
[化学式2]
上記化学式2で表される化合物は1−パルミトイル(palmitoyl)−2−リノレオイル(linoleoyl)−3−アセチルグリセロール(acetylglycerol)で、EC−18又はPLAGとも命名されることもある。前記化合物のR1とR2は、それぞれパルミトイルとリノレオイルに該当する。
前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物は鹿茸から抽出/分離されたり、公知の有機合成法で製造されることができる。具体的に、鹿茸をヘキサンで抽出し、その抽出残余を再びクロロホルムにより抽出した後、収得された抽出液を減圧蒸留して鹿茸のクロロホルム抽出物を収得することができる。前記抽出において使用される抽出溶媒であるヘキサン及びクロロホルムの量はそれぞれ使用された鹿茸が浸る程度の量であれば十分で、一般的には鹿茸1kgに対してヘキサン及びクロロホルムをそれぞれ4〜5リットル程度の割合で使用できるが、抽出溶媒の種類と使用量は、これに限定されない。このような方法で収得した鹿茸のクロロホルム抽出物を次いで一連のシリカゲルコラムクロマトグラフィー及びTLC方法によりさらに分画化し精製して、本発明に使用されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物が得られる。前記クロマトグラフィー精製段階の溶離液としてはクロロホルム/メタノール、ヘキサン/酢酸エチル、ヘキサン/酢酸エチル/酢酸などが用いられるが、これに限定されない。一方、本発明に使用されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を化学的に合成する方法は、例えば、大韓民国特許登録番号10−0789323号に開示されてある。具体的に、(a)1−R1−グリセロールの3番位置に保護基を付けて1−R1−3−保護基−グリセロールを製造する過程;(b)1−R1−3−保護基−グリセロールの2番位置にR2基を導入して1−R1−2−R2−3−保護基−グリセロールを製造する過程及び;(c)1−R1−2−R2−3−保護基−グリセロールの脱保護反応及びアセチル化反応を同時に遂行する過程を含むことができ、必要に応じて精製して、目的とするモノアセチルジアシルグリセロール化合物を合成することができ、他の方法としてはホスファチジルコリンを加酢酸分解(acetolysis)して得られるのができるが、これに限定されない。
本発明で用語、“赤血球系細胞”は赤血球前駆細胞(erythroid progenitor cell)からの成熟過程にある細胞を総称することで、赤血球前駆細胞から赤血球への分化過程にある全ての細胞を意味する。より好ましくは赤血球前駆細胞又は赤血球細胞であることができるが、これに限定されない。本明細書で用語、“赤血球前駆細胞”は成熟過程が完了された赤血球を除いた赤血球形成過程に含まれる全ての細胞を意味する。骨髄中ではいろいろな血球系に分化が可能な造血幹細胞が存在し、前記造血幹細胞の一部は赤血球系への分化方向が決定された赤血球前駆細胞に分化される。赤血球前駆細胞として同定される最も原始的なのはBFU−E(細胞集落形成単位−赤血球、burst forming unit− erythroid)で、少し分化が進行されたCFU−E(コロニー形成単位−赤血球、colony forming unit−erythroid)である。CFU−E以後は、前記赤血球前駆細胞は前赤芽細胞(proerythroblast)、好塩基性赤芽細胞(basophilic erythroblast)、多染性赤芽細胞(polychromatophilic erythroblast)又は正染性赤芽細胞(orthochromatic erythroblast)などに分裂しながら分化され、以後多染性赤血球(polychromatic erythrocyte)は脱核によって赤血球に成熟される。BFU−E、CFU−Eの段階になれば、赤血球系への分化の方向が完全に決定されているし、赤血球以外の血球系に分化される場合はない。これによって、BFU−E、CFU−E数が増加すれば、赤血球造血が促進される。
赤血球造血は、主に造血因子であるエリスロポエチン(Erythropoetin;EPO)によって恒常性が維持されている。エリスロポエチンは主に腎臓で生産され血液内を循環し、骨髄中のCFU−Eに作用し増殖、分化を刺激することで、赤血球造血を促進させる。EPOが正常水準に生産されないで乏しければ、CFU−Eが減少して赤血球造血が低下され、赤血球減少症又は貧血になることがある。本発明で用語、“赤血球細胞”は血液細胞中で数的に最も大きな比重を占める細胞で、赤い色の平たい円盤形をしていて血管を通じて我々の体の組織へ酸素を供給し二酸化炭素を除去する役割をして、これを赤血球とも言う。赤血球は酸素運搬のために特化された細胞で我々の体を構成する大概の他の細胞とは別に核を含めないながら酸素運搬のためのヘモグロビンを含めている。正常成人男子の血液1mLには40億乃至60億個ぐらいの赤血球が入っている。赤血球は骨髄で赤血球前駆細胞が分化して作られて1秒に240万個の新しい赤血球がつくられる。赤血球は普通100〜120日間全身を循環しながら機能を遂行し寿命が尽きた赤血球は脾臓(脾臓)、肝、骨髄を含めた細網内皮系(細網内皮系)の器官で大食細胞によって破壊される。
本発明で用語、“分化”は細胞が分裂又は増殖して成長する間、互いに構造や機能が特殊化する現象を意味し、すなわち生物の細胞、組織などがそれぞれに与えられた仕事を遂行するために形態や機能が変わっていくことを言う。本発明のモノアセチルジアシルグリセロール化合物は骨髄由来の造血幹細胞から赤血球系細胞への分化を促進できる。本発明で用語、“増殖”は細胞が分裂され同質のものが増える現象を意味し、一般的に細胞で構成されている生物で同一な形態の細胞を再生産してその数を増殖させる場合を言う。本発明のモノアセチルジアシルグリセロール化合物は赤血球系細胞の増殖を促進できる。
本発明の実施例では、赤血球系細胞の標識因子に使用されるTER−119抗体とFACSを利用して確認した結果、EC−18を投与したマウスの骨髄で分離した骨髄細胞には赤血球系細胞が41.7%で、EC−18を投与しなかったマウスでの31.2%に比べて増加されることを確認した(実験例1及び図1)。また骨髄由来の他の細胞の量はそのまま維持され、赤血球系細胞だけを選択的に分化又は増殖促進するのを確認した(実験例2、図2及び図3)。
本発明のもう一つの様態は、下記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球減少症(oligocythemia)の予防又は治療用薬学的組成物を提供することである。
[化学式1]
上記式でR1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基である。
[化学式1]
上記式でR1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基である。
本発明によって前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物が赤血球系細胞の分化又は増殖を促進する活性を持つことが確認されたことで、前記化合物が赤血球減少症の予防又は治療に効果的に使用できることが確認された。したがって、本発明の赤血球減少症の予防又は治療用薬学的組成物は前記学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を含む。
本発明で、用語“赤血球減少症(oligocythemia)”は赤血球の数が正常人より少ないか欠乏されている疾患を総称する。具体的に、赤血球減少症は汎血球減少症(pancytopenia)、ファンコニ症候群(fanconi’s syndrome)、果粒球減少症(granulocytopenia)、骨髄異形成症(myelodysplasia)又は貧血(anemia)を含むことができるが、これに限定されない。赤血球減少の原因は大層多様で、具体的な例として腎不全などによるエリスロポエチン(erythropoietin)の生成低下、再生不良性貧血(aplastic anemia)のような骨髄での赤血球生成障害、白血病や骨髄での癌、骨髄の老化による骨髄幹細胞の活性低下、又は化学又は放射線抗癌治療の副作用による骨髄細胞の活性低下などを挙げられるが、これに限定されない。この中“貧血”は血液が人体組織の代謝に必要な酸素を充分に供給できなくて組織の低酸素症を招来する場合を意味する。組織へ酸素を供給することは血液内の赤血球が担当しているので、赤血球内の血色素(ヘモグロビン)を基準にして貧血を診断する。好ましくは前記貧血は再生不良性貧血、溶血性貧血又は鉄欠乏性貧血であることができるが、これに制限されるのではない。
本発明の活性成分であるモノアセチルジアシルグリセロール化合物は骨髄由来の造血幹細胞から赤血球系細胞への分化を促進するので、多様な原因による赤血球減少症の予防、治療用途に使用されることができる。本発明で、用語“予防”は本発明の組成物の投与で赤血球減少症の発病を抑制又は遅延させるあらゆる行為を意味し、“治療”は本発明の組成物によって赤血球減少症による症状が好転されたり有益となるあらゆる行為を意味する。
本発明の薬学的組成物は、薬学的組成物の製造に通常的に使用する適切な担体、賦形剤又は希釈剤をさらに含むことができる。前記薬学的組成物に含まれるモノアセチルジアシルグリセロール化合物の含量は特に限定されないが、組成物総重量に対して0.0001乃至100.0重量%、好ましくは0.001乃至50.0重量%、さらに好ましくは0.01乃至20重量%を含むことができる。
前記薬学的組成物は錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、懸濁剤、内用液剤、油剤、シロップ剤、滅菌された水溶液、非水性溶剤、懸濁剤、乳剤、凍結乾燥剤及び坐剤からなる群から選択されるいずれか一つの剤形を有することができ、経口又は非経口の様々な剤形であることができる。製剤化する場合には、普通使用する充填剤、増量剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、界面活性剤などの希釈剤又は賦形剤を使用して調剤される。経口投与のための固形製剤には錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤などが含まれ、このような固形製剤は、一つ以上の化合物に少なくとも一つ以上の賦形剤、例えば、澱粉、炭酸カルシウム、スクロース(sucrose)又はラクトース(lactose)、ゼラチンなどを混合して調製される。また、単純な賦形剤以外にステアリン酸マグネシウム、タルクなどのような潤滑剤も用いることができる。経口投与のための液状製剤としては懸濁剤、内用液剤、油剤、シロップ剤などが該当するが、よく使用される単純希釈剤である水、リキッドパラフィン以外に様々な賦形剤、例えば湿潤剤、甘味剤、芳香剤、保存剤などを含むことができる。非経口投与のための製剤には、滅菌された水溶液、非水性溶剤、懸濁剤、乳剤、凍結乾燥製剤、坐剤が含まれる。非水性溶剤、懸濁溶剤にはプロピレングリコール(propylene glycol)、ポリエチレングリコール、オリーブオイルのような植物性油、オレイン酸エチルのような注射可能なエステルなどが用いることができる。坐剤の基剤にはウィテプソル(witepsol)、マクロゴール、ツイン(tween)61、カカオ脂、ラウリン脂、グリセロゼラチンなどが用いることができる。
本発明の組成物は薬学的に有効な量で投与することができる。本発明において、用語“薬学的に有効な量”とは、医学的治療に適用可能な合理的な受恵/危険の比率で疾患を治療するのに十分な量を意味し、有効用量のレベルは個体の種類及び重症度、年齢、性別、疾病の種類、薬物の活性、薬物に対する敏感度、投与時間、投与経路及び排出比率、治療期間、同時に使用される薬物を含む要素及びその他医学分野によく知られている要素によって決定できる。本発明の組成物は個別治療剤として投与したり他の治療剤と併用して投与が可能であり従来の治療剤と順次的又は同時に投与が可能である。そして、単一又は多重投与することができる。上記要素いずれもを考慮して副作用なしに最小限の量で最大効果が得られる量を投与するのが重要であり、当業者によって容易に決定可能である。本発明の組成物の望ましい投与量は、患者の状態及び体重、病気の程度、薬物形態、投与経路及び期間により異なり、適した総一日使用量は、正しい医学的判断の範囲内で担当医によって決定されるが、一般的に0.001乃至1000mg/kgの量、好ましくは0.05乃至200mg/kg、さらに好ましくは0.1乃至100mg/kgの量を一日1回乃至複数回に分けて投与することができる。前記組成物は赤血球減少症の予防又は治療を目的とする個体であれば特別に限定されず、どのような個体でも適用可能である。例えば、猿、犬、猫、ウサギ、モルモット、ラット、マウス、牛、羊、豚、ヤギなどのような非人間動物だけではなく、人間などどんな個体にも適用でき、投与の方式は当業系の通常的な方法であれば制限無く含む。例えば、経口、直腸又は静脈、筋肉、皮下、子宮内頚膜又は脳血管内注射によって投与できる。
本発明のまた一つの様態として、本発明は下記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球減少症の予防又は改善用健康機能食品組成物を提供する。
[化学式1]
上記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物においてR1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基であることができるが、これに限定されない。
[化学式1]
上記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物においてR1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基であることができるが、これに限定されない。
本発明のモノアセチルジアシルグリセロール化合物が赤血球系細胞の分化又は増殖を促進させるので、赤血球減少症の予防又は改善を目的に健康機能食品組成物に含まれることができる。前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物及び赤血球減少症に対しては前記で説明したとおりである。本発明で、用語“改善”は前記組成物を利用して赤血球減少症の疑いのある及び発病している個体の症状が好転されたり有益となるあらゆる行為を言う。本発明の組成物を健康機能食品に含めて使用する場合、前記組成物をそのまま添加したり他の健康機能食品又は健康機能食品成分と共に使用することができ、通常的な方法によって適切に使用することができる。有効成分の混合量は使用目的により適するように決定されることができる。一般的に、食品又は飲料の製造時に、本発明の組成物は原料100重量部に対し好ましくは15重量部以下、より好ましくは10重量部以下の量で添加できる。しかし、健康調節及び衛生を目的とする長期間の摂取の場合には摂取量は前記範囲以下であることができ、安定性の面で問題がないため有効成分は前記範囲以上の量でも使用することができる。
本発明の組成物を含まれる健康機能食品の種類には特別な制限はなく、具体的な例としては肉類、ソーセージ、パン、チョコレート、キャンディ類、スナック類、菓子類、ピザ、ラーメン、その他の麺類、ガム類、アイスクリーム類を含む酪農製品、各種スープ、飲料、茶、ドリンク剤、アルコール飲料及びビタミン複合剤などがあり、通常的な意味での健康機能食品を全て含むことができ、動物用飼料として利用される食品を含むことができる。また、本発明の健康機能食品組成物が飲料の形態で使用される場合は通常の飲料と同じく色々の甘味剤、香味剤又は天然炭水化物などを追加成分として含有することができる。上記天然炭水化物はブドウ糖、果糖のようなモノサッカライド、マルトース、シュークロスなどのようなジサッカライド、デキストリン、サイクロデキストリンなどのようなポリサッカライド、及びキシリトール、ソルビトール、エリトリトールなどの糖アルコールであることができる。前記天然炭水化物の比はこれに制限されないが、本発明の組成物100mL当好ましくは約0.01乃至0.04g、より好ましくは0.02乃至0.03gであることができる。前記甘味剤はタウマチン、ステビア抽出物のような天然甘味剤及びサッカリン、アスファルタムなどのような合成甘味剤であることができる。前記以外に本発明の健康機能食品組成物は種々の栄養剤、ビタミン、電解質、風味剤、着色剤、ペクト酸及びその塩、アルギン酸及びその塩、有機酸、保護性コロイド増粘剤、pH調節剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に使用される炭酸化剤などを含有することができる。その他、天然果物ジュース、果物ジュース飲料及び野菜飲料の製造のための果肉を含有することができる
本発明のまた一つの様態として、本発明は前記薬学的組成物を赤血球減少症の疑いのある個体に投与する段階を含む、赤血球減少症の予防又は治療方法を提供する。本発明で前記赤血球減少症の疑いのある個体は赤血球減少症が発病したり発病する可能性がある人間を含めた全ての動物を意味し、本発明の化合物を含む薬学的組成物を赤血球減少症の疑いのある個体に投与することで、個体を効率的に治療することができる。赤血球減少症に対しては前記で説明した通りである。本発明で、用語“投与”はいかなる適切な方法で赤血球減少症の疑いのある個体に本発明の薬学的組成物を導入するのを意味し、投与経路は目的組織に到達できる限り経口又は非経口の多様な経路を通じて投与されることができる。
本発明の治療方法は前記化学式1のモノアセチルジアシルグリセロール化合物を含む薬学的組成物を薬学的有効量で投与することを含むことができる。適した総1日投与量は正しい医学的判断の範囲内で担当医によって決定されることができ、一般的に0.001乃至1000mg/kgの量、好ましくは0.05乃至200mg/kg、より好ましくは0.1乃至100mg/kgの量を一日1回乃至複数回に分けて投与することができる。しかし本発明の目的上、特定患者に対する具体的な治療的有効量は達成しようとする反応の種類と程度、場合によって他の製剤が使用されるかどうかを始め、具体的組成物、患者の年齢、体重、一般健康状態、性別及び食事、投与時間、投与経路及び組成物の比率、治療期間、具体的組成物と共に使用されたり同時に使用される他の薬物、医薬分野においてよく知られた多様な因子と類似因子によって異なるように適用するのが望ましい。
≪発明の効果≫
本発明のモノアセチルジアシルグリセロール化合物は赤血球系細胞の分化又は増殖促進効果が優れているので、現在使用される貧血治療剤の副作用を克服し、毒性がないながら治療効果が優秀な化合物として赤血球減少症の予防、治療及び改善用組成物として有用に用いられる。
本発明のモノアセチルジアシルグリセロール化合物は赤血球系細胞の分化又は増殖促進効果が優れているので、現在使用される貧血治療剤の副作用を克服し、毒性がないながら治療効果が優秀な化合物として赤血球減少症の予防、治療及び改善用組成物として有用に用いられる。
以下、本発明を下記例でより具体的に説明する。下記例は本発明の理解を助けるためのものであるだけで、これらによって本発明が限定されるのではない。
実験例1:マウス骨髄細胞の培養
マウスC57BLの骨髄で回収した骨髄細胞を10%ウシ胎仔血清(Fetal Calf Serum、FCS、HyClone、Logan、UT)、2mM L−グルタメート、100μg/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシン(Life Technologies)を含むRPMI1640(Life Technologies、Karlsruhe、Germany)培地で培養及び維持した。前記骨髄細胞の培養は37℃、5%CO2の湿化された条件で遂行された。
マウスC57BLの骨髄で回収した骨髄細胞を10%ウシ胎仔血清(Fetal Calf Serum、FCS、HyClone、Logan、UT)、2mM L−グルタメート、100μg/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシン(Life Technologies)を含むRPMI1640(Life Technologies、Karlsruhe、Germany)培地で培養及び維持した。前記骨髄細胞の培養は37℃、5%CO2の湿化された条件で遂行された。
実験例2:EC−18を投与したマウスからの骨髄細胞回収
マウスC57BLの骨髄細胞回収は下記方法で施行した。25〜30gの9週齢のマウスC57BL総8匹中3匹は対照群(C1〜C3)で使用して、5匹のマウス(E1〜E5)にEC−18を50mg/kgで7日間経口投与した。EC−18を投与したマウスと対照群に使用したマウスをそれぞれ頸骨脱臼させた後70%アルコールで消毒した。脛(tibia)と大腿骨(femur)の組織を切り取って皮膚を除去した後筋肉を取り外した。膝が折れる反対方向に折って脛骨を分離した後、70%アルコールで洗浄しPBSに漬けておいた。大腿骨と脛骨間の軟骨を除去して大腿骨の筋肉を除去した。骨盤で大腿骨を脱臼させて70%アルコールで洗浄した後PBSに漬けておいた。骨髄細胞を大腿骨(femur)から分離するために、1mL注射器へ培養液を張った後骨盤方の端部分を切って膝方の軟骨に針を突刺して、細胞培養液に押されて骨髄細胞が抜け出すようにした。骨髄細胞が入っている細胞培養液をチューブに移して遠心分離した後、上清は捨てて骨髄細胞を回収した後、RPMI1640培地に集めてフローサイトメトリのために準備した。
マウスC57BLの骨髄細胞回収は下記方法で施行した。25〜30gの9週齢のマウスC57BL総8匹中3匹は対照群(C1〜C3)で使用して、5匹のマウス(E1〜E5)にEC−18を50mg/kgで7日間経口投与した。EC−18を投与したマウスと対照群に使用したマウスをそれぞれ頸骨脱臼させた後70%アルコールで消毒した。脛(tibia)と大腿骨(femur)の組織を切り取って皮膚を除去した後筋肉を取り外した。膝が折れる反対方向に折って脛骨を分離した後、70%アルコールで洗浄しPBSに漬けておいた。大腿骨と脛骨間の軟骨を除去して大腿骨の筋肉を除去した。骨盤で大腿骨を脱臼させて70%アルコールで洗浄した後PBSに漬けておいた。骨髄細胞を大腿骨(femur)から分離するために、1mL注射器へ培養液を張った後骨盤方の端部分を切って膝方の軟骨に針を突刺して、細胞培養液に押されて骨髄細胞が抜け出すようにした。骨髄細胞が入っている細胞培養液をチューブに移して遠心分離した後、上清は捨てて骨髄細胞を回収した後、RPMI1640培地に集めてフローサイトメトリのために準備した。
実験例3:EC−18投与後、FACscanを通じた赤血球細胞の分析
EC−18を投与したマウスC57BLの骨髄細胞で、赤血球系細胞の分化及び増殖程度を赤血球系細胞の標識因子として使用されるTER−119抗体(BD Biosciences−Pharmingen、San Jose、CA、USA)とFACSを利用して確認した。具体的なFACS方法は下記の通りである。FACS分析のために、実験例2の方法で分離した骨髄細胞へ抗−TER119−FITC抗体に1時間培養して染色し、FACscanフローサイトメーター(Becton Dickinson、San Jose、CA)を使用して分析した。その結果、EC−18を投与したマウスから分離した骨髄細胞では赤血球系細胞(RBC)が41.7%で、EC−18を投与していないマウスでの31.2%により増加されることを確認した(図1及び2)。
EC−18を投与したマウスC57BLの骨髄細胞で、赤血球系細胞の分化及び増殖程度を赤血球系細胞の標識因子として使用されるTER−119抗体(BD Biosciences−Pharmingen、San Jose、CA、USA)とFACSを利用して確認した。具体的なFACS方法は下記の通りである。FACS分析のために、実験例2の方法で分離した骨髄細胞へ抗−TER119−FITC抗体に1時間培養して染色し、FACscanフローサイトメーター(Becton Dickinson、San Jose、CA)を使用して分析した。その結果、EC−18を投与したマウスから分離した骨髄細胞では赤血球系細胞(RBC)が41.7%で、EC−18を投与していないマウスでの31.2%により増加されることを確認した(図1及び2)。
実験例4:FACscanを利用した骨髄細胞分析
EC−18を投与したマウスC57BLから分離した骨髄細胞(EC1〜EC5又はEC18)に対して、赤血球系細胞はTER−119抗体を反応させて、B細胞系はCD19抗体、T細胞系はCD4及びCD8抗体、DC細胞系はCD11c抗体、大食細胞(Macrophage)細胞系はCD11b/F4抗体、好中球(Neutrophil)細胞系はCD11b/ly抗体、NK細胞系はCD122抗体を反応させて、EC−18を投与していないマウスの骨髄細胞(C1〜C3又はcon)と比較した。この時骨髄細胞とTER−119、CD19、CD4、CD8、CD11c、CD11b/F4、CD11b/ly、CD122抗体(BD Biosciences−Pharmingen、San Jose、CA、USA)を1時間培養し、FACscanフローサイトメーター(Becton Dickinson、San Jose、CA)を使用して分析した。その結果、EC−18を投与したマウスから分離した骨髄細胞において、赤血球を除外した他の細胞の変化はほぼ無いことを確認した(図3及び4)。
EC−18を投与したマウスC57BLから分離した骨髄細胞(EC1〜EC5又はEC18)に対して、赤血球系細胞はTER−119抗体を反応させて、B細胞系はCD19抗体、T細胞系はCD4及びCD8抗体、DC細胞系はCD11c抗体、大食細胞(Macrophage)細胞系はCD11b/F4抗体、好中球(Neutrophil)細胞系はCD11b/ly抗体、NK細胞系はCD122抗体を反応させて、EC−18を投与していないマウスの骨髄細胞(C1〜C3又はcon)と比較した。この時骨髄細胞とTER−119、CD19、CD4、CD8、CD11c、CD11b/F4、CD11b/ly、CD122抗体(BD Biosciences−Pharmingen、San Jose、CA、USA)を1時間培養し、FACscanフローサイトメーター(Becton Dickinson、San Jose、CA)を使用して分析した。その結果、EC−18を投与したマウスから分離した骨髄細胞において、赤血球を除外した他の細胞の変化はほぼ無いことを確認した(図3及び4)。
実験例5:血液細胞内の赤血球濃度分析
マウス血液の赤血球数値変化を観察するために、重さ25gであるマウスの腹腔にフェニルヒドラジン(Phenylhydrazine、PHZ)を100μg/匹で注射して、溶血性貧血(anemia)が誘導されたマウスを準備した。貧血が誘導されたマウスにEC−18を5mg/kgを経口投与して、3日及び13日経過後、マウスの血液を採血した。また、比較のために、フェニルヒドラジン(PHZ)を処理していない正常群(normal)及びEC−18の代わりにオリーブオイル(olive oil)を処理した対照群を準備して、3日及び13日経過後、正常群及び対照群マウスの血液を採血した。マウスから採血した血液をEDTA bottle 0.5mL(Minicollect tube、Greiner bio−one、Austria)に入れた後、フローサイトメーター(flow cytometry)であるAuto Hematology AnalyzerBC−5300(Mindray、Shenzhen、China)を使用して赤血球濃度(μL当個数、単位:106)を測定しており、その結果を図5及び6に表した。図5は正常群(normal)、対照群(フェニルヒドラジン及びオリーブオイル処理)及び実験群(フェニルヒドラジン及びEC−18処理)マウスで、フェニルヒドラジン処理後、3日経過した時点の赤血球(RBC)濃度を見せるグラフで、図6は同一な正常群、対照群及び実験群マウスで、フェニルヒドラジン処理後、13日経過した時点の赤血球濃度を見せるグラフである。図5に表した通り、フェニルヒドラジン処理後3日目顕著な赤血球減少が現れるが、EC−18を投与した個体では赤血球減少を緩和させる効能があることを知ることができる。図6はフェニルヒドラジン処理後13日目赤血球数値が正常に回復されるが、EC−18を投与した個体で正常数値より赤血球数値が少し増加することを知ることができる。
マウス血液の赤血球数値変化を観察するために、重さ25gであるマウスの腹腔にフェニルヒドラジン(Phenylhydrazine、PHZ)を100μg/匹で注射して、溶血性貧血(anemia)が誘導されたマウスを準備した。貧血が誘導されたマウスにEC−18を5mg/kgを経口投与して、3日及び13日経過後、マウスの血液を採血した。また、比較のために、フェニルヒドラジン(PHZ)を処理していない正常群(normal)及びEC−18の代わりにオリーブオイル(olive oil)を処理した対照群を準備して、3日及び13日経過後、正常群及び対照群マウスの血液を採血した。マウスから採血した血液をEDTA bottle 0.5mL(Minicollect tube、Greiner bio−one、Austria)に入れた後、フローサイトメーター(flow cytometry)であるAuto Hematology AnalyzerBC−5300(Mindray、Shenzhen、China)を使用して赤血球濃度(μL当個数、単位:106)を測定しており、その結果を図5及び6に表した。図5は正常群(normal)、対照群(フェニルヒドラジン及びオリーブオイル処理)及び実験群(フェニルヒドラジン及びEC−18処理)マウスで、フェニルヒドラジン処理後、3日経過した時点の赤血球(RBC)濃度を見せるグラフで、図6は同一な正常群、対照群及び実験群マウスで、フェニルヒドラジン処理後、13日経過した時点の赤血球濃度を見せるグラフである。図5に表した通り、フェニルヒドラジン処理後3日目顕著な赤血球減少が現れるが、EC−18を投与した個体では赤血球減少を緩和させる効能があることを知ることができる。図6はフェニルヒドラジン処理後13日目赤血球数値が正常に回復されるが、EC−18を投与した個体で正常数値より赤血球数値が少し増加することを知ることができる。
以上の説明より、本発明が属する技術分野の当業者は本発明がその技術的思想や必須的特徴を変更しなくて他の具体的な形態で実施されるのができることを理解できるはずである。これに関連して、以上で記述した例は全ての面で例示的なことで、限定的なことでは無いこととして理解するべきである。本発明の範囲は上記詳細な説明よりは後述する特許請求範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれることとして解釈するべきである。
本発明はモノアセチルジアシルグリセロール化合物は、赤血球減少症の予防、治療及び改善用組成物として有用に使用できる。
Claims (16)
- 下記の化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球系細胞分化又は増殖促進用組成物。
[化学式1]
(上記の式でR1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基である。) - 前記R1及びR2はそれぞれパルミトイル、オレオイル、リノレオイル、リノレノイル、ステアロイル、ミリストイル、およびアラキドノイルで構成される群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- 前記R1及びR2の組み合わせ(R1/R2)は、オレオイル/パルミトイル、パルミトイル/オレオイル、パルミトイル/リノレオイル、パルミトイル/リノレノイル、パルミトイル/アラキドノイル、パルミトイル/ステアロイル、パルミトイル/パルミトイル、オレオイル/ステアロイル、リノレオイル/パルミトイル、リノレオイル/ステアロイル、ステアロイル/リノレオイル、ステアロイル/オレオイル、ミリストイル/リノレオイル、ミリストイル/オレオイルで構成される群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- 前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物は下記の化学式2で表される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
[化学式2]
- 前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物は鹿茸から分離したものであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- 前記赤血球系細胞は赤血球前駆細胞又は赤血球細胞であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- 前記組成物は前記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール類化合物を0.001乃至100重量%含有することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- 下記化学式1に表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球減少症の予防又は治療用薬学的組成物。
[化学式1]
(上記の式でR1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基である。) - 下記化学式1で表されるモノアセチルジアシルグリセロール化合物を有効成分として含有する、赤血球減少症の予防又は改善用健康機能食品組成物。
[化学式1]
(上記の式でR1及びR2はそれぞれ炭素数14乃至20の脂肪酸基である。) - 前記R1及びR2はそれぞれパルミトイル、オレオイル、リノレオイル、リノレノイル、ステアロイル、ミリストイル)、アラキドノイルで構成される群から選択されることを特徴とする請求項8又は9に記載の組成物。
- 前記R1及びR2の組み合わせ(R1/R2)はオレオイル/パルミトイル、パルミトイル/オレオイル、パルミトイル/リノレオイル、パルミトイル/リノレノイル、パルミトイル/アラキドノイル、パルミトイル/ステアロイル、パルミトイル/パルミトイル、オレオイル/ステアロイル、リノレオイル/パルミトイル、リノレオイル/ステアロイル、ステアロイル/リノレオイル、ステアロイル/オレオイル、ミリストイル/リノレオイル、ミリストイル/オレオイルで構成される群から選択されることを特徴とする、請求項8又は9に記載の組成物。
- 前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物は下記化学式2で表される化合物であることを特徴とする請求項8又は9に記載の組成物。
[化学式2]
- 前記モノアセチルジアシルグリセロール化合物は鹿茸から分離したことを特徴とする請求項8又は9に記載の組成物。
- 前記赤血球減少症は汎血球減少症、ファンコニ症候群、果粒球減少症、骨髄異形成症、再生不良性貧血、溶血性貧血又は鉄欠乏性貧血であることを特徴とする請求項8又は9に記載の組成物。
- 請求項8の組成物を非ヒト個体に投与する段階を含むことを特徴とする、赤血球減少症の予防又は治療方法。
- 前記赤血球減少症は汎血球減少症、ファンコニ症候群、果粒球減少症、骨髄異形成症、再生不良性貧血、溶血性貧血又は鉄欠乏性貧血であることを特徴とする、請求項15に記載の赤血球減少症の予防又は治療方法。
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