JP2016525476A - タンカー建造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、タンカー、好ましくはパーセルタンカー建造方法に関する。発明によれば、この方法は、− ハッチ開口部を介してアクセス可能な少なくとも一つのホールドを中に配置した船体を設けること、− 複数のカーゴタンクを備えた少なくとも一つの自己充足型のタンクモジュールを設けること、及び、− タンカーを提供するためホールドにおいて自己充足型のタンクモジュールを配置すること、を備え、ここで、タンクモジュールと船体とが構造的に独立するように、かつタンカーの使用期間後、ホールドのハッチ開口部を介してタンクモジュールが除去可能であるように、タンクモジュールは、ホールドにおいて配列される。

Description

本発明は、油及び化学薬品のような液体の輸送用のタンカー、特にパーセルタンカーを建造する分野に関する。
タンカーは、ばら積みの流体輸送用に構成された貨物船である。これは、輸送用の液体が格納される複数のカーゴタンクを含む船体を有する。輸送用の液体は、艤装と呼ばれるパイプシステムを介してタンカーへ、続いてそのカーゴタンクへ載せられる。一旦、タンカーがその目的地に着くと、輸送された液体は、パイプシステムを介してカーゴタンクから、続いてタンカーから荷下ろしされる。
タンカーに加えて、ばら積みの乾貨物の輸送用に構成された貨物船がある。これらのいわゆる乾ばら積み貨物船は、カーゴタンクの代わりに複数のホールド(hold)を含む船体を有する。ホールドは、乾貨物を運ぶためのスペースである。ホールドへのアクセスは、船の主甲板におけるハッチ開口部によってホールドの上部でなされる。輸送用の乾貨物は、そのハッチ開口部を介してホールドへ積み込まれ、ホールドから荷下ろしされる。ホールドにおける積み込み及び荷下ろしは、例えば岸壁クレーンによる。乾ばら積み貨物船は、一般的に、乾貨物の輸送中、ハッチ開口部をカバーするためのハッチカバーを設けている。
ばら積みの流体及び乾貨物の輸送は、貨物がコンテナに格納され貨物と貨物を格納するコンテナとが同時に船の内/外に持ち上げられるコンテナ貨物輸送とは異なる。コンテナ貨物輸送用に構成された船は、コンテナ船と呼ばれる。乾ばら積み貨物船のように、コンテナ船は、複数のホールドを含む船体を有し、ここで、ホールドへのアクセスは、船の主甲板におけるハッチ開口部によりホールドの上部でなされる。コンテナ貨物輸送で使用されるコンテナのサイズ及び形状は、貨物を含むコンテナがコンテナ船のホールドの内及び外に持ち上げることができ、かつ道路及び鉄道により海岸で容易に扱われ輸送可能なようなものである。よって、複数のコンテナは、コンテナ船の各ホールドにて運ぶことができる。ホールドにおける互いのコンテナの容易な位置決めのため、及びホールドにおけるコンテナの固定のため、コンテナ船のホールドは、いわゆるセルガイドを設けている。
米国特許4,949,659号では、貨物船は、多数のホールドを含む船体を有することを記載している。ここでホールドは、そのような船がホールドにおいてコンテナと、ばら積みの乾貨物との両方を輸送可能にする交換可能システムを設けている。よってこのような貨物船は、乾ばら積み貨物船及びコンテナ船の両方として機能することができる。
米国特許第4949659号明細書
本発明は、タンカー、特にパーセルタンカーを建造する分野に関する。パーセルタンカーは、化学薬品のように複数の液体の、あるいは油のように異なるグレードの取り合わせを一度に輸送するために設計されたタンカーである。パーセルタンカーは、一隻の船において完全に分離した小容量において、複数の液体の取り合わせ、あるいは一つの液体における異なるグレードの取り合わせを輸送するための比較的多くの小型タンクを有する。パーセルタンカーは、タンカーの構造の一部を形成する一体型鋼製タンク(軟鋼、クラッド鋼、あるいはステンレス鋼のいずれか)で現在建造される。
発明の概要
本発明は、タンカー好ましくはパーセルタンカーの建造用の方法を提供する。発明による方法は、
− 主甲板を有し、主甲板におけるハッチ開口部を介してアクセス可能な少なくとも一つのホールドを配置した船体を設けること、
− 複数のカーゴタンクを備える自己充足型(self-contained)のタンクモジュールを設けること、
− タンカーを提供するために自己充足型のタンクモジュールをホールドに配列すること、
を備え、ここで、
− タンクモジュールと船体とが構造的に独立するように、かつタンカーの使用期間後、タンクモジュールがホールドのハッチ開口部を介して除去可能なように、タンクモジュールはホールドに配列される。
発明による方法において、タンクモジュールのサイズ及び形状は、一旦、ホールドに配列されると、ホールドに配列されたタンクモジュールの一部がホールドのサイズ及び形状に適合し、かつ、ホールドのハッチ開口部がタンクモジュールによって閉じられるようなものである。言い換えると、発明による方法では、一つのタンクモジュールは、ホールドに配置され、ここでタンクモジュールは、ホールドによって提供される貨物倉を満たす。
さらに、発明による方法において、タンクモジュールのカーゴタンクへ輸送される液体を積み込むための、及び輸送後にカーゴタンクから液体を荷下ろしするための導管を備えた艤装(outfitting)が主甲板に配置される。このような艤装は、船体からカーゴタンクを取り除くことなく、液体のばら積み貨物の積み込み及び荷下ろしを可能にする。よって、結果として生じるタンカーは、液体のばら積み貨物の積み込み及び荷下ろしをするために構成される。ここでタンクモジュール及びそのカーゴタンクは、液体のばら積み貨物の積み込み及び荷下ろしの間、船の決まった位置に留まる。タンカー建造の間、ホールドにタンクモジュールを配置するとき、及び、ホールドからタンクモジュールを取り除くとき、タンクモジュールのカーゴタンクは空であろう。コンテナ化輸送におけるコンテナとは異なり、本発明のタンクモジュールは、貨物が積み込まれながらホールドに配置すること及びホールドから除去することを可能にするサイズ及び形状を必要とせず、並びに、道路又は鉄道輸送用のサイズ及び形状を必要としない。したがって、コンテナ化輸送におけるコンテナとは異なり、本発明のタンクモジュールは、ホールドによって提供される貨物倉を満たすサイズ及び形状を有することができ、かつ、タンクモジュールがホールドの外へ及びハッチ開口部の上方へ延在するようなサイズ及び形状をさらに有することができる。タンクモジュールの典型的なサイズは、およそ、幅24m×長さ28m×高さ13mである。
タンクモジュールによってホールドのハッチ開口部を閉じることにより、ホールドにタンクモジュールを配置した後、タンクモジュールをカバーする及びハッチ開口部を閉じるための主甲板あるいはハッチカバーの必要はなく、タンクモジュールはハッチ開口部の上方へ延在することが可能である。さらに、ホールドにおける積み込み、荷下ろし、及びサービス(servicing)用の導管の必要は排除される。
自己充足型のタンクモジュールは船体から独立しているので、タンクモジュールの構造は、運行中、一体型のタンク及び船体構造と同じストレス及び疲労の影響を受けない。結果として、本発明の方法によって建造され設置されたタンクモジュールは、タンクモジュール内のタンクが船におけるストレス及び疲労によって引き起こされるクラッキングが生じ難いので、従来の一体型タンクよりも運行上より安全であるに違いない。さらに、一体型のタンク及び船体構造とは異なり、船体は、タンクモジュールのカーゴタンクの一もしくは複数の壁を形成しない。したがって、カーゴタンクにて運ばれる液体と環境との間に、追加の壁が設けられる。
タンクモジュールの構造が、運行中、一体型タンク及び船体構造と同じストレス及び疲労の影響を受けないという事実は、また、タンクモジュールがより長い寿命を有するであろうことを意味するだろう。タンクモジュールは、船体あるいはタンクモジュールを改造することなく船からを取り除くことができるので、タンクモジュールは、元の船体あるいはタンクモジュールの再建を要することなく取り外した後に再度使用することができる。このことは、一体型タンクを有する従来のタンカーでは、船の全体(船体及び一体型タンクの両方)を改造せずに可能ではないだろう。発明による方法は、使用期間後、タンカーの比較的容易な解体を可能にし、及び、別の船の解体後に、タンクモジュールの再使用を可能にする。
望ましいと考えれば、タンクモジュールはまた、発明による方法における異なる内部設計の別のタンクモジュールと交換することができ、これは、タンクが構造の一体型部分であるタンカーにおいて可能ではない。例えば、変化する市場の需要を満たすために、より多くのあるいはより少ない個別のタンクを有するタンクモジュールを設置することが望ましくなるかもしれない。分離数のどんな増加あるいは減少も一体型タンクを有するタンカーでは非常に困難であるが、タンクモジュールだけを変更する場合、比較的容易である。これはタンカーをはるかに適応性をよくする。発明による方法では、単一のタンクモジュールは少なくとも一つのカーゴタンクを有するが、好ましくは複数の個別のカーゴタンクを有する。
さらに、タンカーの船体の寿命は終わったが、タンクモジュールはまだその寿命の終わりに達していないとき、タンクモジュールはまた再使用することができる。これは、例えばタンカーの船体が損傷した場合だけでなく、船体あるいはタンカーの機械類における広範囲な作業を必要とするタンカー用の規制のあるいは環境の要求変化の場合にも適用されるだろう。タンクモジュールは、一体型タンクを有する従来のタンカーよりもはるかに少ない修繕コストで、損傷したあるいは不適合な船体から取り除かれ、そして変更された環境のあるいは安全上の規則を遵守した船体へ設置することができる。これはまた、例えば推進効率の低い船体を継続するよりもむしろ、新しいエンジン技術が商業的に好ましい結果をなし船体を変更する場合にも当てはまるだろう。
発明による方法では、タンクモジュールは、ホールドとタンクモジュールとの間で相対的な移動が可能なようにホールドにタンクモジュールを支持することにより、独立したタンクモジュールとしてタンカーに好ましくは設置される。タンクモジュールは、ホールドの側面に関してタンクモジュールの幾らかの移動を許容し、好ましくは支持キーを設けることにより過剰な移動を防止しながら支持面間に隙間を提供する、タンクモジュール支持部材によって好ましくは支持される。
さらに、ホールドのハッチ開口部にタンクモジュールを嵌め込むことは、タンクモジュールがハッチ開口部の上方へ延在することを可能にし、それにより、そうでない場合に主甲板が存在したところよりも上方へモジュールが延在するので、同じホールドスペースにおいてより多くの保管容積を提供する。よって、タンクモジュールが主甲板の一部を形成する。発明による方法では、ホールドのハッチ開口部は、タンクモジュールによって閉じられる。
ホールドの開口の周囲とその中に配置されたタンクモジュールとの間の相対的移動を可能にするために、タンクモジュールと、水の進入を防ぐがタンクモジュールとハッチ開口部の周囲との間の相対的移動を可能にするハッチ開口部の周囲との間に、好ましくは水密シールが設けられる。
さらに、発明による方法は、船体及びタンクモジュールの両方の標準化を可能にする。このような標準化は、一連のタンカーの建造において、船体及びモジュールに関して同じ基本設計の繰り返し使用を可能にする。このような単一の、船体設計及びタンクモジュール設計の繰り返し使用は、単一のタンカーの建造コストの削減を可能にする。
さらに、発明による方法において、予め建造された乾ばら積み貨物船の船体は、モジュールの特徴が組み込まれているため、タンクモジュール用の受取側ベッセルとして(比較的少ない改造で)有利に使用することができる。ホールドにおけるタンクモジュールの構造上の独立性のため、船体の構造もタンクモジュールの構造も、ホールドにおけるタンクモジュールの設置によって著しく影響を受ける必要はない。その結果、乾ばら積み貨物船及びタンクモジュールは、別々に建造することができる。
さらに、乾ばら積み貨物船が新たに建造される場合、その船は標準設計であってもよい。そのような船は、多くの異なるタンカーを組み立てる目的で繰り返し建造されるかもしれない。そのような船の繰り返しの建造は、コストを著しく低下させるだろう。
ばら積貨物船のような、乾ばら積み貨物の輸送用に建造された貨物船は、化学薬品のパーセルタンカーよりもより一般に建造される。その結果、そのような乾ばら積み貨物船は、はるかにより少ないコストのために建造することができる。
発明による方法の一層の利点は、タンカーの使用期間後にハッチ開口部を介してタンクモジュールを取り外すことができるということである。タンクモジュールの除去後、代わりのタンクモジュールがハッチ開口部を介してホールドに設置されてもよい。あるいはまた、又は追加的に、除去されたタンクモジュールは、別の貨物船のホールドに配置される。したがって、代わりのモジュールが設置可能であり、元のタンクモジュールが修理されている間、タンカーは遅滞なく使用を続けることができる。
化学薬品のパーセルタンカー市場では、現在、化学薬品パーセルタンカーは、特定市場における要求を満たすために一定数で構造上一体型のタンクを有する船体とともに特定の目的に役立つように設計されることから、発明による方法は有利である。
その結果、同じ設計の化学薬品パーセルタンカーは、幾つかの専用船造船業者によって少ないシリーズで一般に建造されている。発明による方法は、より少ない専用船造船業者によってより大きなシリーズで標準設計の貨物船を建造することを可能にし、及び、特定市場用の内部設計によるタンクモジュールを設置することを可能にする。
現在、構造上一体型タンクを有する化学薬品パーセルタンカーを、変化する市場需要を満たすように適合させることは、船体を大きく改造せずに可能ではない。そのような大きい改造の高コストを考慮して、既知の化学薬品パーセルタンカーの管理者(operators)は、一般的に、化学薬品パーセルタンカーの改造を行わず、結果としてタンカーの効果的な使用は低い。異なる内部設計のタンクモジュールのためのタンクモジュールの比較的容易な交換は、化学薬品パーセルタンカーが稼働する市場の変化におけるその寿命の間にタンカーのより有効な使用を可能にする。
酸のような、最も困難な貨物は、ステンレス鋼製の化学薬品パーセルタンカーのタンクのみにて運ぶことができる。ステンレス鋼は、船体が鋼で作製されるものと比較して腐食による影響が少ないので、化学薬品パーセルタンカーのステンレス鋼タンクは、船体がその寿命の終わりに達したとき、再使用に適している。上で説明したように、発明による方法は、タンクモジュールの再使用を促進する。これは、発明による方法を有利にする。
発明による方法の好ましい実施形態では、船体は、その中に複数のホールドを配列しており、一つのタンクモジュールが各ホールドに配置される。
各タンクモジュールは、異なる数のカーゴタンクを有することができる。船体の典型的な寸法は、長さ約180m、幅約32m、深さ約15mである。ホールド及びタンクモジュールの典型的な数は5である。
本発明は、さらに、タンカー、好ましくはパーセルタンカーを提供し、発明は、
− ハッチ開口部を介してアクセス可能な少なくとも一つのホールドを有する船体による貨物船と、
− 複数のカーゴタンクを備えた自己充足型のタンクモジュールと、を備え、
− タンクモジュールは、タンクモジュールと船体とが構造上独立するように、及び、タンカーの使用期間後にホールドのハッチ開口部を介してタンクモジュールが除去可能なように、ホールドに設置される。
好ましくは、船体はその中に複数のホールドを配列し、一つのタンクモジュールが各ホールドに配置される。単一のタンクモジュールは、少なくとも一つのカーゴタンクを有するが、好ましくは複数の個別のカーゴタンクを有する。
発明による方法に関して上述したように、発明によるこのタンカーは、その使用期間後、比較的容易な解体を可能にし、及び、解体後に船体あるいはタンクモジュールのいずれかの再使用を可能にする。
発明によれば、タンクモジュールは、ホールドのハッチ開口部を閉じる。発明による方法に関して上述したように、タンクモジュールによってホールドのハッチ開口部を閉じることは、主甲板の必要が除去され、タンクモジュールがハッチ開口部の上方に延在することを可能にし、また、ホールドにおける積み込み、荷下ろし、及びサービス用の導管は排除される。
ホールドのハッチ開口部の周囲とホールドに配置されるタンクモジュールとの間の相対的移動を可能にするために、タンクモジュールとハッチ開口部の周囲との間に耐水構造が好ましくは設けられ、タンクモジュールとハッチ開口部の周囲との間の相対的移動を可能にする。その有利な実施形態では、耐水構造は、タンクモジュールとハッチ開口部の周囲との間の隙間を密閉する可撓性シール部材を備える。
発明によれば、貨物船は、少なくとも一つのホールドのハッチ開口部が配置される主甲板、並びに、主甲板の上方に配置されタンクモジュールのカーゴタンクを積み込み、荷下ろし、及び/又はサービス(servicing)する艤装を備える。積み込み及び荷下ろすために、艤装は、タンクモジュールのカーゴタンクへ輸送される液体を積み込むための、及び輸送後にカーゴタンクから液体を荷下ろすための導管を備える。
液体の接続を提供する導管のような、少なくとも一つのタンクモジュールのカーゴタンクを積み込み、荷下ろしし、及び/又はサービスするための、主甲板の上方に配置される艤装を有することは、主甲板の下にそのような艤装を設ける必要を排除する。よって、主甲板上に配置された艤装を有することは、艤装への比較的容易なアクセスを提供する。少なくとも一つのタンクモジュールのカーゴタンクを積み込み、荷下ろしし、及び/又はサービスするための、主甲板の上方に配置された艤装を有することは、さらに、比較的小さな改造によってそのような艤装を有する、予め建造された又は改装された貨物船の提供を可能にし、かつ、その使用期間後、比較的容易に艤装の変更を可能にする。
その有利な実施形態では、艤装は、
− 主甲板に固定して装着された複数の剛性パイプラインと、
− タンクモジュールのカーゴタンクと剛性パイプラインとの間に液体接続を提供するための、タンクモジュールと剛性パイプラインとの間の複数の可撓性導管と、
を備える。
そのような艤装において、主甲板に固定して配列された剛性パイプラインは、主甲板の上方にパイプラインの安定した配列を提供し、一方、フレキシブルホース又はフレキシブルパイプのような可撓性導管は、主甲板上に固定して配列された剛性パイプラインとタンクモジュールとの間の相対的移動を可能にする。
剛性パイプラインは、ハッチ開口部のそばに配列することができる。これは、ホールドにタンクモジュールを配置する前、例えば貨物船の建造中に、主甲板に剛性パイプラインを配列することを可能にし、ホールドからタンクモジュールを取り除くときに剛性配管を適所に残すことを可能にする。あるいはまた、剛性パイプラインは、ホールドに配置されるタンクモジュールの上方に配列される。これは、ホールドにタンクモジュールを配置した後に剛性パイプラインを配列すること、及び、ホールドからタンクモジュールを取り除く前に剛性配管を除去することを要求するが、ハッチ開口部のそばで利用可能なスペースと比較すると、剛性パイプライン用により多くのスペースが利用可能であるという利点を有する。
有利な実施形態では、剛性パイプは、少なくとも一つのホールドのそばに配置され、ホールドマニホルドは、少なくとも一つのホールドのハッチ開口部に隣接する主甲板に配置される。ホールドマニホルドは、ホールドマニホルドを可撓性導管に接続する複数のマニホルドコネクターを備える。ここで、それぞれのホールドマニホルドコネクターは、剛性パイプラインの一つと液体連通にある。
そのような艤装は、タンクモジュールがホールドに配置される前に主甲板に配置されることができ、ホールドにタンクモジュールを配置した後、ホールドマニホルドを介して船・積み込み/荷下ろしマニホルドへのタンクモジュールにおけるタンクの容易な接続を可能にする。
ホールドマニホルドに隣接してタンクモジュールマニホルドを有することは、ホールドにタンクモジュールを配置した後、ホールド・積み込み/荷下ろしマニホルドのマニホルドコネクターを、比較的短い可撓性導管によってタンクモジュール・積み込み/荷下ろしマニホルドのマニホルドコネクターに簡単に接続することにより、タンクモジュールを剛性配管に接続することを可能にする。タンクモジュールマニホルドは、タンクモジュールの建造中にタンクモジュールに配置することができる。
そのような艤装は、積み込み、及び主甲板の中央位置からタンクモジュールのカーゴタンクの荷下ろしを可能にする。好ましくは、タンクモジュールの各カーゴタンクは、専用の剛性パイプラインを介して船・積み込み/荷下ろしマニホルドに接続される。これは、異なる液体を完全に別々にすることを可能にする。あるいはまた、積み込み/荷下ろし用の剛性パイプラインの数は、個別のカーゴタンクの数よりも少ない。この場合、剛性パイプラインは、複数のタンクを積み込み/荷下ろしするために使用される。これは、主甲板により少ない剛性パイプが配置されることを要求する。一つのタンクを積み込み/荷下ろした後に、剛性パイプラインが、積み込まれ/荷下ろしされたタンクから切り離され、積み込まれるべき/荷下ろしされるべきタンクに接続される。剛性ラインが、積み込む/荷下ろすタンク間で共有される場合、ホールドマニホルド、及び任意的に、ホールドマニホルドに隣接してタンクモジュールマニホルドを含む上述したような実施形態は、可撓性導管の容易な接続及び非接続を可能にするので、特に有利である。
発明によるタンカーのさらに有利な実施形態において、剛性パイプラインの少なくとも一つは、少なくとも一つのホールドから遠いサービス設備に接続される。そのような艤装は、中央サービス設備からタンクモジュールのカーゴタンクをサービス(servicing)することを可能にする。そのような中央サービス設備は、例えば、圧搾空気、窒素、水、及び加熱/冷却流体のようなサービス液体を提供する。
主甲板に艤装を有する、発明によるタンカーのさらに有利な実施形態では、艤装は、サービス用に、
− 主甲板に配置される少なくとも一つの甲板室モジュールと、
− 甲板室モジュールとタンクモジュールとの間に液体接続を提供する少なくとも一つの導管と、
を備える。
発明によるタンカーのさらに有利な実施形態では、タンクモジュールは、外部骨組みを備える、好ましくは縦及び横方向のウェブ(webs)を備えた自己充足型(self-contained)構造を有する。外部骨組みは、タンクモジュールの内部の補強エレメントをより少なくすることを可能にする。外部骨組みの結果として、タンクモジュールの壁と、タンクモジュールが配置されるホールドの壁との間にスペースが存在する。このスペースは、絶縁材の適用に使用可能である。
発明によれば、タンクモジュールと船体とは構造上独立しているので、タンクモジュールの構造設計において、より多くの自由度がある。
発明によるタンカーのさらに有利な実施形態では、タンクモジュールは、内部空間を囲む壁を備え、好ましくは、内部空間は、好ましくは内部壁によって複数のタンクに分割される。
その有利な実施形態において、タンクモジュールの壁は、頑丈なステンレス鋼あるいはそれほど高価でないクラッドステンレス鋼で作製可能である。
本発明は、ここに上述したような発明によるタンカーを提供するための貨物船を提供し、これは、ハッチ開口部を介してホールドがアクセス可能な、そこに配置された少なくとも一つのホールドを有する船体を含み、ここでホールドは、タンカーを提供するために、タンクモジュールと船体とが構造上独立するように、及び、パーセルタンカーの使用期間後に、ホールドのハッチ開口部を介してタンクモジュールが除去可能なように、ハッチ開口部を介してホールドに自己充足型のタンクモジュールを配置することに適している。発明による方法に関してここで上述したように、貨物船は、改装された乾ばら積み貨物船が有利である。
あるいはまた貨物船は、タンカーを提供する目的のために建造される。
本発明は、さらに、発明によるタンカーを提供するために自己充足型のタンクモジュールを提供し、これは、タンカーを提供するために、タンクモジュールと船体とが構造上独立するように、及び、タンカーの使用期間後に、ホールドのハッチ開口部を介してタンクモジュールが除去可能なように、ホールドにアクセス可能なハッチ開口部を介して貨物船の船体におけるホールドに配置されるのに適している。
発明によるタンカーの実施形態を示す斜視図である。 図1のタンカーを含むタンカーシステムの実施形態を示す斜視図である。 発明によるタンカー建造方法の実施形態における連続的なステップを示す斜視図である。 発明によるタンカー建造方法の実施形態における連続的なステップを示す斜視図である。 発明によるタンカー建造方法の実施形態における連続的なステップを示す斜視図である。 発明によるタンカー建造方法の実施形態における連続的なステップを示す斜視図である。 発明によるタンカー建造方法の実施形態における連続的なステップを示す斜視図である。 発明によるタンカー建造方法の実施形態における連続的なステップを示す斜視図である。 発明によるタンカーにおけるタンクモジュールとハッチ開口部との間の境界部の実施形態を詳細に示す斜視図である。 発明によるタンカーにおけるタンクモジュールとハッチ開口部との間の境界部の実施形態を詳細に示す斜視図である。 発明によるタンカーの実施形態における断面図である。 発明によるタンカーの甲板艤装の実施形態を概略的に示す図である。 発明によるタンカーの甲板艤装のさらなる実施形態を概略的に示す図である。
本発明は、添付の概略的な図を参照して以下の記述においてさらに明瞭にされる。図では、発明による非限定的な方法及びタンカーの実施形態が示されている。
図1及び図2は、タンカー、特にパーセルタンカー1を示す。パーセルタンカーは、配列された複数のホールド7、示した実施形態では5つのホールドを有し、各ホールドはハッチ開口部9を介してアクセス可能である船体5を含む貨物船3を備える。パーセルタンカー1は、さらに、ホールド7に配置される、複数の独立したタンクモジュール11、示した実施形態では5つの独立したタンクモジュール、を備える。各ホールドに配置されるそれぞれのタンクモジュール11は、タンクモジュール11が配置されるホールド7のハッチ開口部9を閉じる。
図2では、ハッチ開口部9aの除去あるいは改造を行うことなく、及びタンクモジュール11aを解体することなく、矢印Aの方向にホールド7aの外へタンクモジュール11aを持ち上げることによって、独立したタンクモジュール11aがホールド7aから取り除かれることを示している。独立したタンクモジュール11a、11b、11c、11d、11eのそれぞれは、そのハッチ開口部9を介してホールド7の一つに取り外し可能に配置される。
独立したタンクモジュール11は、タンクモジュール11の外部壁17に配置された縦方向の外部ウェブ13及び横方向の外部ウェブ15と共に示されている。この外部のウェビング(webbing)は、独立したタンクモジュール11の自己支持構造の一部である。壁17は、複数のタンクが形成される内部空間を囲む。一つのタンクは、一つのタンクモジュールにおいて、あるいは、内部壁によって分離された複数のタンクにおいて形成されることができる。
取り外された後、独立したタンクモジュール11aは、別のパーセルタンカーを形成するために別の貨物船のホールドに配置することができる。交換用の独立したタンクモジュールllfは、貨物船3の空のホールド7aに配置することができる。交換用の独立したタンクモジュールllfは、異なる内部設計であることができ、及び、例えばより多くのあるいはより少ない個別のカーゴタンクを含んでいる。
図3〜図6は、図1及び図2に示されるようなパーセルタンカー1を組み立てるのに適した貨物船3へ、標準設計の予め建造されたばら積貨物船19の改装を図示している。
図3では、船体5、及び船体の後端に配置された上部構造21を備えたばら積貨物船19が示されている。船体には、5つのホールド7が配置されている。ホールド7の各々は、ホールドに通じる、特に主甲板25におけるハッチ開口部23、つまり船体における開口、を介してアクセス可能である。ハッチ開口部23は、図3では、ホールドカバー27によってカバーされている。
図4では、ばら積貨物船19を改装するためにホールドカバー27が除去されたものが示される。図4ではさらに、ハッチコーミング29及び主甲板25の一部分25aが取り除かれることを示している。ハッチコーミングは、ホールドカバー用の支持体を形成しハッチ開口部の端を増強する、各ハッチ開口部の周囲を巡り配置された隆起したフレームである。
図5では、ホールドカバー27、ハッチコーミング29、及び主甲板25の一部分25aを除去した結果が示され、並びに、主甲板25における開口のサイズが増し主甲板25はもはやホールド7の側壁31を越えて内側へ延在していないことを示している。
図6では、新しいハッチコーミング33が、増加したサイズの開口の周囲を巡り、その後、配置されることを示している。新しいハッチコーミング33は、ホールド7の側壁31と同一面であり、その結果、増加したサイズの創造されたハッチ開口部9を介して、ホールド7における利用可能な空間に接近して嵌合するタンクモジュール11をホールド7に配置することができる。
図7では、改装に起因した貨物船3が示されている。貨物船3及び複数の独立したタンクモジュール11から、図1に示されるようなパーセルタンカー1は、各ホールド7に独立したタンクモジュール11を配置することによって組み立てることができる。図7では、ホールドにアクセスを与えるハッチ開口部19aを介して矢印Bの方向にてホールド7aへ独立したタンクモジュール11aを降ろすことにより、独立したタンクモジュール11aがホールド7aの一つに配置されることを示す。独立したタンクモジュール11aは、ハッチ開口部19aの除去あるいは改造のないハッチ開口部19aを介してホールド7aへ降ろされる。独立したタンクモジュール11aをホールド7aに配置した後、ハッチ開口部19aの除去あるいは改造、及びタンクモジュール11aの解体を行うことなく、それはホールドの外へ再び持ち上げることができる。
図8及び図9では、独立したタンクモジュール11が配置されるホールドのハッチ開口部を独立したタンクモジュール11が閉じることを示す。ハッチ開口部を密閉するために、フレキシブルなシール材34がハッチコーミング29とタンクモジュールのフランジ35との間に配置される。示されるように、タンクモジュール11は、ハッチ開口部の上方に延在する。タンクモジュール11は、船体5と独立したタンクモジュール11との間で相対的移動が許可されるような方法にてホールドに支持されるので、シール34は柔軟である必要がある。
図10では、貨物船3の船体5の断面図が概略的に示されている。特に、ホールドにタンクモジュールを支持するために、タンクモジュール支持部材37、39、41が、ホールド7の側壁31及び底壁43とホールド7に配置されたタンクモジュール11との間に配置されることを図10では図示している。ホールド7の底壁43に配置された2つのタイプのタンク支持部材が示されている。第1タイプのタンク支持部材37は、垂直方向にタンクモジュール11を支持する。水平面において船体5とタンクモジュール11との間の相対的移動を可能にするために、支持パッド45が支持部材37とタンクモジュール11の外部ウェブ15との間に設けられる。底壁43に配置されたタンクモジュール支持部材39は、船体5の長手方向での水平面において船体5とタンクモジュール11との間の相対的移動を可能にするが、水平面における横方向Cの相対的移動を抑制する。タンクモジュール11の横方向ウェブ15に配置された長手方向ビーム47は、第2タイプの支持部材の2つの支持面39a、39bの間で延在する。水平面での横方向Cにおける船体5とタンクモジュール11との間の相対的移動は、ホールド7の側壁31とタンクモジュール11の外部ウェブ15との間に配置されたタンクモジュール支持部材41によってさらに抑制される。タンクモジュール支持部材41の支持面39a、39bと長手方向ビーム47との間に、並びに、タンクモジュール支持部材41の支持面41aと外部ウェブ15との間に、小さい隙間が存在することを可能にすることによって、水平面での横方向Cにおいて船体とタンクモジュール11との間の幾らかの相対的移動が、過剰な移動は抑制されながら、許可される。タンクモジュール支持部材41に類似するタンクモジュール支持部材がホールド7の図10に示されていない側壁に配置される。再度、そのようなタンクモジュール支持部材の支持面間に小さい間隙の存在を可能にすることにより、水平面において船体5の長手方向における船体とタンクモジュール11との間の幾らかの相対的移動が許容され、一方、過剰な移動は抑制される。
ホールドの壁31,43とタンクモジュール11の外部壁17との間の利用可能な空間49は、検査及び/又は絶縁の適用を可能にする。
図11では、タンクモジュール11の積み込み、荷下ろし、及びサービス用の、パーセルタンカー1の艤装が概略的に示されている。艤装は、主甲板25の上方に配置される。
積み込み及び荷下ろし用の艤装は、各ホールド7aに関して、それぞれのホールドのハッチ開口部に隣接する主甲板25に配置されたホールド・積み込み/荷下ろしマニホルド51を含む。ホールド・積み込み/荷下ろしマニホルド51は、複数のマニホルドコネクターを含む。
船・積み込み/荷下ろしマニホルド53は、ホールド・積み込み/荷下ろしマニホルド51から遠く離れて主甲板25に配置される。船・積み込み/荷下ろしマニホルドは、船・積み込み/荷下ろしマニホルド53と海岸における積み込み/荷下ろし設備との間で液体の接続を提供し、船・積み込み/荷下ろしマニホルドに導管を接続するための、複数のマニホルドコネクターを備える。
複数の積み込み/荷下ろし剛性パイプライン55がホールドのそばの主甲板25に固定して配置され、これらは、ホールド・積み込み/荷下ろしマニホルド51のマニホルドコネクターと、船・積み込み/荷下ろしマニホルド53のマニホルドコネクターとの間の液体の接続を提供する。
各タンクモジュール11は、タンクモジュール11が配置されるホールドのホールド・積み込み/荷下ろしマニホルド51に隣接して位置するタンクモジュール・積み込み/荷下ろしマニホルド57を備える。タンクモジュール・積み込み/荷下ろしマニホルド57は、複数のマニホルドコネクターを備える。このコネクターは、導管59によってタンクモジュール11のタンクに液体接続される。示されたそれぞれのタンクモジュール11は、4つのタンク61、63、65、67を含んでいる。
フレキシブルホースのような可撓性導管71は、船・積み込み/荷下ろしマニホルド53とそれぞれのタンクモジュール11のタンク61、63、65、67との間で液体接続を提供するために、ホールド・積み込み/荷下ろしマニホルド51とタンクモジュール・積み込み/荷下ろしマニホルド57とのマニホルドコネクター間で接続される。
図11には、左側のタンクモジュール11aが4つのタンク61、63、65、67を含むことを示す。4つの積み込み/荷下ろしパイプライン55a、55b、55c、55dが、ホールド・積み込み/荷下ろしマニホルド51と船・積み込み/荷下ろしマニホルド53との間に配置され、タンクモジュールの各タンクは、専用パイプラインによって船・積み込み/荷下ろしマニホルドに接続される。
右側のタンクモジュール11bもまた、4つのタンク61、63、65、67を含んでいる。しかしながら、2つの積み込み/荷下ろしパイプライン55e、55fだけがホールド・積み込み/荷下ろしマニホルド51と船・積み込み/荷下ろしマニホルド53との間に配列され、その結果、2つのタンクだけが一度に船・積み込み/荷下ろしマニホルド53に接続することができる。タンクへの積み込み/荷下ろしの後に、図11に示される可撓性導管71a、71bのうちの一つは、積み込み/荷下ろしされたタンクを非接続にするために、タンクモジュール・積み込み/荷下ろしマニホルド57のマニホルドコネクターから分離される。続いて、別のタンクを船・積み込み/荷下ろしマニホルド53に液体接続するために、可撓性導管71a、71bがタンクモジュール・積み込み/荷下ろしマニホルド57の別のマニホルドコネクターに接続される。両方のタンクの積み込み/荷下ろしに関して、一つだけの共有された積み込み/荷下ろしパイプラインが使用される。
パーセルタンカー1の艤装は、各タンクモジュール11に関して専用の積み込み/荷下ろしパイプラインが設けられるようなものであることができる。あるいはまた、パーセルタンカー1の艤装は、各タンクモジュール11に関して共有の積み込み/荷下ろしパイプラインが設けられるようなものであることができる。
図11に示すように、艤装は、サービス(servicing)のために、各ホールド7のハッチ開口部に隣接して主甲板25に配置された、ホールド・サービスマニホルド73を備える。このホールド・サービスマニホルド73は、複数のマニホルドコネクターを備える。複数のサービスパイプライン75a、75bがホールドのそばの甲板に固定して配置され、これらは、ホールド・サービスマニホルド73のマニホルドコネクターと、例えば、圧搾空気、N、水、等のようなサービス液体を提供する船内サービス設備77のマニホルドコネクターとの間に液体接続を提供する。
各タンクモジュール11は、タンクモジュール11が配置されるホールドのホールド・サービスマニホルド73に隣接して位置するタンクモジュールサービスステーション79を備える。このタンクモジュールサービスステーション79は、複数のマニホルドコネクターを備える。
可撓性導管81は、サービス設備77とタンクモジュール11との間の液体接続を提供するために、ホールド・サービスマニホルド73のマニホルドコネクターと、タンクモジュールサービスステーション79のマニホルドコネクターとの間に接続される。
図11に示すように、サービス用の艤装は、主甲板25に取り外し可能に配置される甲板室モジュール83をさらに備える。この甲板室モジュールは、例えば、第2加熱システム、窒素ボトルラック、冷却システム、タンクモジュール除湿器、及び他の機器を収容することができる。
図11では、甲板室モジュール83は、2つのホールド7の間に配置されている。可撓性導管85は、2つのタンクモジュール11a、11bのタンクモジュールサービスステーション79に甲板室モジュール83を接続する。
可撓性導管71、81は、主甲板25に固定して配置された剛性パイプライン55、75と、船体及びよって主甲板25に関する動きを可能にされたタンクモジュール11a、11bとの間の相対的移動を可能にする。ホールドからタンクモジュール11を取り除くために、可撓性導管71、81は、タンクモジュール11が配置されているホールドの外へタンクモジュール11が持ち上げ可能な後、マニホルドのうちの一つから簡単に分離される。
図12では、パーセルタンカー1用の別の艤装が示されている。この代わりの艤装では、剛性の積み込み/荷下ろしパイプライン55がタンクモジュール11の上方に配置され、タンクモジュール11が配置されるホールド間に配置された支持体において主甲板25に固定して配置される。各タンクモジュール11に関して、各タンク61、63、65、67は、専用の積み込み/荷下ろしパイプライン55を介して船・積み込み/荷下ろしマニホルドに接続される。各タンク61、63、65、67は、可撓性導管87によって専用の積み込み/荷下ろしパイプライン55に接続される。
記述及び図は、単に発明の原理を説明するものである。よって、当業者は、ここには明示的に記述されず示されていないが、発明の原理を具現化する、発明の精神と範囲内に含まれている種々の準備を案出することができるだろうことは認識されるであろう。
さらに、ここで述べた全ての例は、技術促進のため発明者によって貢献された発明の原理及び概念の読者における理解を支援するために特別に教育的目的のためだけに主に意図されたものであり、そのように具体的に述べられた例及び条件に限定されるものではないように解釈されるべきものである。さらに、ここにおいて発明の具体例とともに発明の原理、態様、及び実施形態を述べた全ての記述は、その等価物を包含するように意図される。

Claims (25)

  1. タンカー、好ましくはパーセルタンカーの建造方法であって、
    − 主甲板を有する船体で、該船体に配置され、主甲板におけるハッチ開口部を介してアクセス可能である少なくとも一つのホールドを有する船体を設けること、
    − 複数のカーゴタンクを備えた自己充足型のタンクモジュールを設けること、
    − タンカーを提供するために自己充足型のタンクモジュールをホールドに配置すること、
    を備え、ここで、
    − タンクモジュールは、タンクモジュールと船体とが構造上独立し、タンカーの使用期間後にホールドのハッチ開口部を介してタンクモジュールが除去可能であるようにホールドに配置され、
    − タンクモジュールのサイズ及び形状は、一旦、ホールドに配置されると、ホールドに配置されたタンクモジュールの一部がホールドのサイズ及び形状に適合するようなサイズ及び形状であり、
    − ホールドのハッチ開口部は、タンクモジュールによって閉じられ、
    当該方法は、さらに、
    − タンクモジュールのカーゴタンクへ輸送される液体を積み込むための、及び輸送後にカーゴタンクから液体を荷下ろしするための導管を備えた艤装を、主甲板の上方に配置することを備えた、
    建造方法。
  2. タンクモジュールと船体とが構造上独立するようにタンクモジュールをホールドに配置することは、ホールドとタンクモジュールとの間で相対的移動が許可されるようにタンクモジュールをホールドに支持することを備える、請求項1に記載の建造方法。
  3. 上記船体は、ハッチ開口部を介してアクセス可能である少なくとも一つのホールドを有し配置した、予め建造された乾ばら積み貨物船の船体であり、ここで上記タンクモジュールは、ハッチ開口部を介してホールドに配置される、請求項1又は2に記載の建造方法。
  4. ハッチ開口部を介してアクセス可能である少なくとも一つのホールドを有し配置した船体を設けることは、
    − ばら積貨物船のような乾貨物のばら積み輸送用に建造された貨物船を、タンカーを提供するため、ハッチ開口部を介してアクセス可能であり、及び、ハッチ開口部を介してホールドに自己充足型のタンクモジュールを配置するのに適する少なくとも一つのホールドを含むように改装することを備える、請求項1又は2に記載の建造方法。
  5. 改装される貨物船は、ハッチ開口部を介してアクセス可能である少なくとも一つのホールドを有し配置した船体を含み、貨物船を改装することは、改装される貨物船のホールドのハッチ開口部を、拡張したハッチ開口部の周囲がホールドの側壁と実質的に同一面であるように拡張することを備える、請求項4に記載の建造方法。
  6. タンカーの使用期間後に、ハッチ開口部を介してタンクモジュールを除去することをさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の建造方法。
  7. タンクモジュールを除去した後、ハッチ開口部を介して代わりのタンクモジュールをホールドに配置することをさらに備える、請求項6に記載の建造方法。
  8. − 船体は、複数のホールドを配置し、
    − 一つのタンクモジュールが各ホールドに配置される、
    請求項1から7のいずれかに記載の建造方法。
  9. タンカー、好ましくはパーセルタンカーであって、
    − 主甲板を有する船体で、該船体に配置され、主甲板におけるハッチ開口部を介してアクセス可能である少なくとも一つのホールドを有する船体と、
    − 複数のカーゴタンクを備えた自己充足型のタンクモジュールと、
    − タンカーを提供するために自己充足型のタンクモジュールをホールドに配置すること、を備え、
    − タンクモジュールは、タンクモジュールと船体とが構造上独立し、タンカーの使用期間後にホールドのハッチ開口部を介してタンクモジュールが除去可能であるようにホールドに配置され、
    − タンクモジュールのサイズ及び形状は、一旦、ホールドに配置されると、ホールドに配置されたタンクモジュールの一部がホールドのサイズ及び形状に適合するようなサイズ及び形状であり、
    − ホールドのハッチ開口部は、タンクモジュールによって閉じられ、
    当該タンカーは、さらに、
    主甲板の上方に配置された艤装であって、タンクモジュールのカーゴタンクへ輸送される液体を積み込むための、及び輸送後にカーゴタンクから液体を荷下ろしするための導管を備えた艤装を備えた、
    タンカー。
  10. ホールドとタンクモジュールとの間に、ホールドにタンクモジュールを支持するためのタンクモジュール支持部材が配置され、このタンクモジュール支持部材は、ホールドとタンクモジュールとの間の相対的移動を可能にするのに適している、
    請求項9に記載のタンカー。
  11. ハッチ開口部の周囲は、ホールドの側壁と実質的に同一面である、請求項9又は10に記載のタンカー。
  12. タンクモジュールとハッチ開口部の周囲との間に、タンクモジュールとハッチ開口部の周囲との間の相対的移動を可能にする耐水構造が設けられ、好ましくは耐水構造は、タンクモジュールの上部デッキとハッチ開口部の周囲との間の隙間を密閉するフレキシブルなシール材を備える、請求項9から11のいずれかに記載のタンカー。
  13. 艤装は、
    − 主甲板に固定して装着され、少なくとも一つのホールドのそばに、あるいは少なくとも一つのホールドに配置されたタンクモジュールの上方に配置された複数の剛性パイプラインと、
    − タンクモジュールと剛性パイプラインとの間で液体接続を提供する、タンクモジュールと剛性パイプラインとの間の複数の可撓性導管と、
    を備える、請求項9から12のいずれかに記載のタンカー。
  14. ホールドマニホルドが少なくとも一つのホールドのハッチ開口部に隣接して主甲板に配置され、このホールドマニホルドは、可撓性導管をホールドマニホルドに接続する複数のマニホルドコネクターを備え、各マニホルドコネクターは、剛性パイプラインのうちの一つと液体連通にある、請求項13に記載のタンカー。
  15. ホールドに配置されるタンクモジュールは、ホールドマニホルドに隣接して位置するタンクモジュールマニホルドを備え、このタンクモジュールマニホルドは、可撓性導管をホールドマニホルドに接続する複数のマニホルドコネクターを備える、請求項14に記載のタンカー。
  16. 剛性パイプラインの少なくとも一つは、少なくとも一つのホールドから遠い、主甲板に配置された船・積み込み/荷下ろしマニホルドに液体接続される、請求項13から15のいずれかに記載のタンカー。
  17. 剛性パイプラインの少なくとも一つは、少なくとも一つのホールドから遠いサービス設備に接続される、請求項13から16のいずれかに記載のタンカー。
  18. 艤装は、サービス用に、
    主甲板に配置され好ましくは除去可能な少なくとも一つの甲板室モジュールと、
    甲板室モジュールとタンクモジュールとの間で液体接続を提供する少なくとも一つの導管と、を備えた、請求項9から17のいずれかに記載のタンカー。
  19. タンクモジュールは、好ましくは縦及び横方向のウェブを備えた外部骨組みを備えた自己充足型構造を有する、請求項9から18のいずれかに記載のタンカー。
  20. タンクモジュールは、内部空間を囲む壁を備え、好ましくは内部空間は、好ましくは内部壁によって複数のタンクに分割される、請求項9から19のいずれかに記載のタンカー。
  21. タンクモジュールの壁は、ステンレス鋼から作製される、請求項20に記載のタンカー。
  22. 船体は、複数のホールドを有して配置し、
    一つのタンクモジュールは、各ホールドに配置される、請求項9から21のいずれかに記載のタンカー。
  23. 請求項9から22のいずれかに記載のタンカーを提供する貨物船であって、主甲板と、主甲板におけるハッチ開口部を介してアクセス可能である少なくとも一つのホールドとを有する船体を含み、ここで、
    − ホールドは、パーセルタンカーを提供するため、タンクモジュールと船体とが構造上独立し、タンカーの使用期間後にホールドのハッチ開口部を介してタンクモジュールが除去されるように、ハッチ開口部を介して自己充足型のタンクモジュールをホールドに配置することに適しており、
    − 主甲板の上方に配置された艤装は、タンクモジュールのカーゴタンクへ輸送される液体を積み込み、輸送後にカーゴタンクから液体を荷下ろしする導管を備える、
    貨物船。
  24. ばら積みの貨物船に改装された、請求項23に記載の貨物船。
  25. 請求項9から24のいずれかに記載のタンカーを提供するための自己充足型のタンクモジュールであって、
    複数のカーゴタンクを備え、タンカーを提供するため、タンクモジュールと船体とが構造上独立するように、及びタンカーの使用期間後にホールドのハッチ開口部を介してタンクモジュールが除去されるように、ホールドにアクセス可能であるハッチ開口部を介して貨物船の船体におけるホールドに配置されるのに適している、
    タンクモジュール。
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