JP2016510537A - 物理層送信特性の調節 - Google Patents

物理層送信特性の調節 Download PDF

Info

Publication number
JP2016510537A
JP2016510537A JP2015552776A JP2015552776A JP2016510537A JP 2016510537 A JP2016510537 A JP 2016510537A JP 2015552776 A JP2015552776 A JP 2015552776A JP 2015552776 A JP2015552776 A JP 2015552776A JP 2016510537 A JP2016510537 A JP 2016510537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tone map
physical layer
derated
data
layer transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2015552776A
Other languages
English (en)
Inventor
タヒール、エハブ
クロウペトスキー、ニコライ
チャペル、ジョン・フラセー
ラングライス、ブライアン・ジェームス
カリミ、ジョウビン
ロゼ、リチャード・デイビッド
カム、ソン・ビーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2016510537A publication Critical patent/JP2016510537A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

送信デバイスが、通信チャネルを介して送信するデータの量に基づいて、物理層送信特性を決定し得る。物理層送信特性は、元のトーンマップよりも低い物理層送信スループット能力を有するディレートされたトーンマップを備え得る。受信デバイスが、著しいオーバーヘッドが追加されることなく、ディレートされたトーンマップを導出することができるように、ディレートされたトーンマップに関する指示は、第1のメッセージ、物理層フレーミングプロトコルの一部、(フレーム制御シンボルなどの)物理層制御送信、または他の送信に含まれ得る。

Description

関連出願
[0001]本出願は、2013年1月10日に出願された米国出願第13/738,594号の優先権の利益を主張する。
[0002]本発明の主題の実施形態は、一般に、ネットワーク送信の分野に関し、より詳細には、物理層送信特性の調節に関する。
[0003]通信技術は、チャネル推定および通信チャネル上の送信の適合の向上を可能にするように発達している。たとえば、電力線通信など、多くの技術において、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の媒体は、マルチキャリア送信をサポートし得る。他の媒体および技術もまた、通信チャネル上で複数の周波数が用いられるマルチキャリア送信を用い得る。
[0004]通信チャネルを介して送るためのデータの量に基づいて、物理層送信特性をディレートすること(derating)を含む様々な実施形態が開示されている。小さいデータの量を送信する場合には、ディレートされたトーンマップ(derated tone map)を用いることの結果として、データパディング(data padding)がより小さくなり、受信の信頼性が高まり得る。
[0005]ある実施形態では、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるための少なくとも第1のトーンマップが、第1のデバイスにおいて受信される。第1のトーンマップは、1組の周波数(a set of frequencies)のそれぞれに対する送信特性を含み得る。第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップが、第1のデバイスで決定される。ディレートされたトーンマップは、第1のデバイスから第2のデバイスに通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて、決定され得る。このデータの量が、ディレートされたトーンマップを用いて、第2のデバイスに送信される。
[0006]いくつかの実施形態では、方法が、第1のデバイスにおいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、第1のトーンマップは1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、ディレートされたトーンマップは、通信チャネル上を送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、ディレートされたトーンマップを用いて、データを送信することと、を備える。
[0007]いくつかの実施形態では、第1のトーンマップは、第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される。
[0008]いくつかの実施形態では、ディレートされたトーンマップを前記決定することはさらに、第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニット(protocol minimum transmission unit)とに基づく。
[0009]いくつかの実施形態では、この方法はさらに、ディレートされたトーンマップを決定する前に、第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連するデータの量を決定することと、データの量が第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、データの量が最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、第1のトーンマップと異なるディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、を備える。
[0010]いくつかの実施形態では、前記決定することは、第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、データの量とプロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、ディレーティング係数を決定するために、第1の計算された物理層送信レートを第2の計算された物理層送信レートと比較することと、を備える。
[0011]いくつかの実施形態では、ディレートされたトーンマップは、第1のトーンマップに含まれる少なくとも1つの周波数に対して、より小さい変調方式を用いる。
[0012]いくつかの実施形態では、この方法はさらに、第1のトーンマップからディレートされたトーンマップを生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を、第2のデバイスに通信することを備える。
[0013]いくつかの実施形態では、信号は、物理層送信ユニットのフレーム制御部分において通信される。
[0014]いくつかの実施形態では、第1のトーンマップでは、1組の周波数のそれぞれに対する前記送信特性は、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバル(guard interval)の中の1つまたは複数を含み、ディレートされたトーンマップは、1組の周波数における少なくとも1つの周波数に対して、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する。
[0015]いくつかの実施形態では、ディレートされたトーンマップは、第1のトーンマップにおける送信特性に適用されるディレーティング係数として、1組の周波数におけるすべての周波数に対して、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する。
[0016]いくつかの実施形態では、第1のデバイスが、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いられる、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、ディレートされたトーンマップは、通信チャネル上で第1のデバイスから第2のデバイスへ送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、を行うように構成された物理層コントローラと、ディレートされたトーンマップを用いて、前記データを送信するように構成されたネットワークインターフェースと、を備える。
[0017]いくつかの実施形態では、第1のトーンマップは、第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される。
[0018]いくつかの実施形態では、前記物理層コントローラは、ディレートされたトーンマップを、第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて決定するように構成されている。
[0019]いくつかの実施形態では、前記物理層コントローラはさらに、第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連するデータの量を決定することと、データの量が第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、データの量が最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、第1のトーンマップと異なるディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、を行うように構成されている
[0020]いくつかの実施形態では、前記物理層コントローラはさらに、第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、データの量とプロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、ディレーティング係数を決定するために、第1の計算された物理層送信レートを第2の計算された物理層送信レートと比較することと、を行うように構成されている。
[0021]いくつかの実施形態では、ディレートされたトーンマップは、第1のトーンマップに含まれる少なくとも1つの周波数に対して、より小さい変調方式を用いる。
[0022]いくつかの実施形態では、前記物理層コントローラはさらに、第1のトーンマップからディレートされたトーンマップを生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を通信するように構成されている。
[0023]いくつかの実施形態では、信号は、物理層送信ユニットのフレーム制御部分において通信される。
[0024]いくつかの実施形態では、第1のトーンマップでは、1組の周波数のそれぞれに対する前記送信特性は、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を含み、ディレートされたトーンマップは、1組の周波数における少なくとも1つの周波数に対して、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する。
[0025]いくつかの実施形態では、ディレートされたトーンマップは、第1のトーンマップにおける送信特性に適用されるディレーティング係数として、1組の周波数におけるすべての周波数に対して、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する。
[0026]いくつかの実施形態では、方法が、第1のデバイスにおいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを決定することと、第1のトーンマップは、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップに関する指示を受信することと、ディレートされたトーンマップを用いて、第2のデバイスから、データを受信することと、を備える。
[0027]いくつかの実施形態では、指示は、物理層送信ユニットのフレーム制御シンボルに含まれている。
[0028]いくつかの実施形態では、指示はディレーティング係数であり、この方法は、第1のデバイスにおいて、ディレーティング係数と第1のトーンマップとに基づいてディレートされたトーンマップを決定することをさらに備える。
[0029]いくつかの実施形態では、コンピュータプログラムコードを記憶するコンピュータ可読媒体、コンピュータプログラムコードは、ハイブリッドデバイスのプロセッサによって実行されると、ハイブリッドデバイスに、第1のデバイスにおいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、第1のトーンマップは、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、ディレートされたトーンマップは、通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、ディレートされたトーンマップを用いて、データを送信することと、を行わせる命令を備える。
[0030]いくつかの実施形態では、第1のトーンマップは、第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される。
[0031]いくつかの実施形態では、ディレートされたトーンマップはさらに、第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づく。
[0032]いくつかの実施形態では、コンピュータプログラムコードはさらに、ハイブリッドデバイスのプロセッサによって実行されると、ハイブリッドデバイスに、ディレートされたトーンマップを決定する前に、第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連するデータの量を決定することと、データの量が第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、データの量が最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、を行わせる命令を備える。
[0033]いくつかの実施形態では、コンピュータプログラムコードはさらに、ハイブリッドデバイスのプロセッサによって実行されると、ハイブリッドデバイスに、第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、データの量とプロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、ディレーティング係数を決定するために、第1の計算された物理層送信レートを第2の計算された物理層送信レートと比較することと、を行わせる命令を備える。
[0034]いくつかの実施形態では、通信システムが、受信デバイスと送信デバイスとの間の通信チャネルに結合される受信デバイスと、受信デバイスは、通信チャネル上で用いるために、第1の組の物理層送信特性を、チャネル推定プロセスに基づいて決定することと、第1の組の物理層送信特性を、送信デバイスに送ることと、を行うように構成される、通信チャネルに結合される送信デバイスと、送信デバイスは、少なくとも、1組の物理層送信特性を受信することと、第1の組の物理層送信特性とは異なる第2の組の物理層送信特性を決定することと、第2の組の物理層送信特性は、送信デバイスから受信デバイスに通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、第2の組の物理層送信特性を用いて、前記データを送信することと、を行うように構成される、を備える。
[0035]いくつかの実施形態では、送信デバイスはさらに、第1の組の物理層送信特性から第2の組の物理層送信特性を生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を、受信デバイスに通信するように構成されており、受信デバイスはさらに、ディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を受信することと、第1の組の物理層送信特性とディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムとに基づいて、第2の組の物理層送信特性を導出することと、を行うように構成されている。
[0036]いくつかの実施形態では、通信チャネルは、電力線通信チャネルを含み、第1の組の物理層送信特性は、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む第1のトーンマップを備える。
[0037]添付の図面を参照することによって、本実施形態は、よりよく理解され得るのであり、多数の目的、特徴、および利点が当業者に明らかになり得る。
[0038]データに基づいて物理層送信特性を調節するためのプロセスを図解している例示的なシステム図。 [0039]物理層送信特性と関連付けられている2つのトーンマップの概念図。 [0040]2つの異なるトーンマップの仮想的な比較を図解している表。 [0041]本開示の少なくとも1つの実施形態による2つのデバイスの間の例示的な通信を図解しているメッセージ流れ図。 [0042]送信機において物理層送信特性を調節するための例示的な動作を図解している流れ図。 [0043]受信機において物理層送信特性が調節されているデータを受信する例示的な動作を図解している流れ図。 [0044]物理層送信特性を調節するための通信ユニットを含む電子デバイスのある実施形態の例示的なブロック図。
[0045]以下に続く記載は、本発明の主題の技術を具体化(embody)する例示的なシステム、方法、技術、命令シーケンスおよびコンピュータプログラム製品を含む。しかし、説明される実施形態はこれらの特定の詳細がなくとも実現され得る、と理解される。他の場合には、広く知られている命令インスタンス(instruction instance)、プロトコル、構造および技術は、記載を不明瞭にしないために、詳細には示されていない。
[0046]本開示に従い、送信デバイスは、通信チャネルを介して送信するデータの量に基づいて、物理層送信特性を決定し得る。典型的には、トーンマップは、チャネル品質に基づいており、物理層スループットを最大化している。たとえば、チャネル品質推定プロセスは、ある通信チャネルに対して可能である最大送信レートを決定するのに用いられ得る。しかし、トーンマップと関連する送信レートは、特に少量のデータを含む送信の場合には、非効率的なことがあり得る。物理層送信特性を決定するための伝統的な機構は、チャネル推定プロセスと受信デバイスにおけるレート設定とに依存し得る。
[0047]いくつかの実施形態では、送信デバイスは、ディレートされたトーンマップを、それ自体が送ることを予想するデータの量に基づいて決定することができる。ディレートされたトーンマップは、当初に提供されたトーンマップに基づくか、または、送信デバイスによって生成された新たなトーンマップであり得る。ディレートされたトーンマップを参照する指示は、第1のメッセージ、物理層フレーミングプロトコルの一部、(フレーム制御シンボルなどの)物理層制御送信、または他の送信に含まれ得る。そのような送信を受信するまたはそのようなプロトコルを用いる受信機は、(送信デバイスから受信した指示に基づいて)ディレートされたトーンマップを導出し、データを受信するためにディレートされたトーンマップを用い得る。いくつかの実施形態では、ディレートされたトーンマップは、提供されたトーンマップの最小送信ユニットよりも小さい送信データを送信デバイスが有するときに、用いられ得る。いくつかの実施形態では、ディレートされたトーンマップは、送信デバイスと受信とによって予め定義され得るが、それによって、ディレートされたトーンマップの使用は、送られるデータの量に基づいて、送信デバイスによって選択可能である。他の実施形態では、ディレートされたトーンマップは、送信機と受信機とによって、類似のディレーティング係数の計算を用いて、動的に定義され得る。
[0048]本開示では、電力線通信技術に基づいて、例が提供される。本明細書における技術は、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上の多重搬送送信を用いる他の技術に適用し得ることが理解されるべきである。本開示における例はトーンマップと電力線通信とに言及しているが、本開示の範囲はそのように限定されるべきではない。むしろ、本開示の使用は、様々な通信技術における様々な物理層送信特性の調節に関して用いられ得る。「チャネル推定」、「チャネル適合情報」、「トーンマップ」およびその他の用語は、電力線通信技術の分野の当業者には一般的な用語であるが、他の通信技術においても似た意味を有する類似の用語を有し得る。
[0049]図1は、データに基づいて物理層送信特性を調節するためのプロセスを図解している例示的なシステム図である。図1では、第1のデバイス110が、ネットワークインターフェース104を用いて、ネットワーク115に、通信可能に結合されている。図1の例示的なシステム100では、ネットワーク115は電力線通信(PLC)に基づいており、物理層は電力線通信媒体を含む。また、第2のデバイス120も、ネットワーク115に結合されている。第1のデバイス110は、第2のデバイス120への送信のために、待ち行列を作っている(queued)データ106を有する。第1のデバイスはまた、物理層コントローラ108を有する。いくつかの実装例では、物理層コントローラ108は、ネットワークインターフェースの中に含まれるか、または、一体型の装置としてネットワークインターフェースと一体化されることがあり得る、ということに留意されるべきである。物理層コントローラ108は、物理層送信特性を含めて、ネットワークインターフェース104の構成を提供する。物理層送信特性は、変調、搬送波の利用、前方誤り制御、ガードインターバルスペーシング、周波数または時間分割多重化およびその他の設定を含み得る。第1のデバイス110と第2のデバイス120との間のネットワーク115を介した通信チャネルなどの通信チャネルは、様々な構成可能な物理層送信特性を有し得る。通信チャネルは、同じ通信チャネル上の複数の搬送波(すなわち周波数)の組合せを可能にする直交周波数分割多重化または他の技術の利用を含み得る。
[0050]A段(130で参照されている)では、チャネル推定プロセスが実行される。典型的には、チャネル推定プロセスは、通信チャネル上の各搬送波(すなわち周波数)と関連する品質を決定するのに用いられる。典型的なチャネル推定プロセスでは、送信デバイスが、受信デバイスによって検出され測定されることが可能な信号を送る。受信デバイスは、各搬送波に対する通信特性を決定するために、受信された信号の品質特性を解析する。チャネル推定プロセスが完了すると、受信デバイスは、(「チャネル適合情報」とも称されることがあり得る)トーンマップを、送信機に送り返すことができる。トーンマップは、通信チャネルにおいて用いられる1つまたは複数の搬送波に対する(たとえば、変調、コーディングレート、誤り訂正、その他などの)送信特性を含む。典型的には、トーンマップは、通信チャネルによる可能な限り最大のスループットを提供するように割り当てられる。
[0051]いずれか2つのリンクの間の電力線通信チャネルは、異なる振幅および位相応答を有する。したがって、各搬送波に対して送信特性を適合させると、結果的に、より高いデータレートが生じ得る。通信チャネル上で用いるためにいくつかの搬送波が選択解除され(deselected)(たとえば、マスクされ)得るが、他方で、他の搬送波が、各搬送波と関連する品質に応じて、より高いまたはより低い変調およびデータレートを用いることがあり得る。損なわれている(impaired)周波数をオフにすることによって、ビットエラーレートは、隣接する周波数上で低下され得る。残りの周波数では、各搬送波に対する変調、コーディングレート、および誤り訂正に関する選択が、結果的に、高く最適化されたリンクスループットを、生じさせることがあり得る。チャネル品質は、各搬送波に対して、規則的な間隔で推定され、トーンマップは、用いられる変調および誤り訂正コーディングのタイプに加えて、データを送信するためにどの搬送波が用いられるかを定義するのに用いられる。したがって、トーンマップは、典型的には、各搬送波に対して送信特性を定義するチャネル適合情報を含む。トーンマップは、受信デバイスから送信デバイスへ通信される。いくつかの変形例では、受信デバイスが、通信チャネルの時間領域における異なる時点で用いられる複数のトーンマップを生成し得る。たとえば、第1のトーンマップが電力サイクルの下向き部分のために割り当てられて、第2のトーンマップが電力サイクルのピーク部分の間に用いられることがあり得る。異なる複数のトーンマップが、電力サイクルの各周期の間にどの物理層送信特性を用いるべきかを送信デバイスに命令するために、受信デバイスによって提供されることがあり得る。
[0052]B段(132で参照されている)では、第1のデバイス110が、ネットワーク115を介して第2のデバイス120に送信されるための準備ができたデータ106を有し得る。このデータは、第1のデバイス110の上位層(upper layers)から、または、別のネットワークインターフェース(図示せず)から来ることがあり得るが、ここにおいて、第1のデバイスは、他のネットワークインターフェースからのデータをネットワークインターフェース104にブリッジするように構成されている。いくつかの実装例では、データは、第1のデバイス110の送信バッファ(図示せず)に一時的に記憶され得る。
[0053]C段(134で参照されている)では、物理層コントローラ108が、第2のデバイス120によって提供されたトーンマップとは異なる、ディレートされたトーンマップを決定し得る。ディレートされたトーンマップは、受信側の第2のデバイス120によって提供されたトーンマップよりも低速のデータ送信レートを用い得る。図2〜図3に示されているように、たとえより低速なデータ送信レートが用いられる場合であっても、第1のデバイス110からのバッファされているデータは、等しい時間間隔以内に、第2のデバイス120に到達し得る。しかし、ディレートされたトーンマップは、異なる物理層送信特性と関連するより高い信頼性のために、より望ましいことがあり得る。
[0054]D1段(136で参照されている)では、ネットワークインターフェース104が、第2のデバイス120によって提供されたトーンマップではなくてディレートされたトーンマップを用いるように、物理層コントローラ108によって構成され得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイス110と第2のデバイス120との間でディレートされたトーンマップを調整するための機構が、送信機によって生成されたトーンマップを第2のデバイス120に通信する第1のデバイス110を含むことがあり得る。いくつかの例示的なシステムでは、完全なトーンマップを通信することが、比較的大きな量のオーバーヘッド帯域幅を追加し得る。したがって、いくつかの実装例では、送信機によって生成された完全なトーンマップを通信するのではなく、送信機によって生成されたトーンマップに関する指示を、第2のデバイス120がその指示から送信機によって生成されたトーンマップを導出することを可能にするように、第2のデバイス120に通信され得る。たとえば、この指示は、ディレーティング係数、予め定義されたディレーティングアルゴリズム、予め定義されたディレートされたトーンマップへのインデックス、または送信デバイスによって決定された同じディレートされたトーンマップを導出するのに受信デバイスが用い得る他の指示と関連し得る。第2のデバイス120は、指示を受信し、ディレートされたトーンマップに従って送信を受信し、復調し、復号するように、受信ネットワークインターフェース(図示せず)を構成する。D2段(136で参照されている)では、第1のデバイス110が、ディレートされたトーンマップを用いてデータを送信する。
[0055]図2は、物理層送信特性と関連する2つのトーンマップの概念的な図解である。典型的には、トーンマップは、物理層送信において寛容し得るエラー量を結果的に生じる可能な限り最高の送信特性を選択することによって、データスループットを最大化するように、選択される。しかし、物理層スループット能力は、送信されるデータの量に基づいて、必要とされる上位層のスループットを超えることがあり得る。伝統的なシステムでは、物理層スループットを用意するためには、送信デバイスが、(たとえば、パケットデータユニット、フレーム、またはブロックなどの)物理層最小送信ユニットを満たすために、パディングまたはダミーデータを追加することが必要になり得る。その結果として、送信媒体の多くが、浪費されたり、未使用のままであったりし得る。
[0056]この概念的な図解では、第1の例212は、(チャネル利用を最大化するために、受信デバイスによって提供されたトーンマップなどの)第1のトーンマップを利用している。第1の通信チャネル212では、物理層スループットの一部だけが実際のデータ214を含み得るのであって、物理層スループットの別の部分はパディングまたはダミーデータ216を含み得る。図2では、これらは隣接する排他的な線として概念的に示されているが、実際の実装例では、パディングが、通信チャネルの全体で、実際のデータと混合されることがあり得る、ということが理解されるべきである。伝統的なシステムでは、受信デバイスは、パディングデータを廃棄する前に、通信全体を受信し、復調して、復号し得る。図2では、第1のトーンマップが、物理層送信特性に対して、ディレートされたトーンマップよりも、より「積極的な」物理層スループット能力を用いることがあり得る。積極的な物理層スループットは、より高次の変調、より少ない誤り訂正、または、第1の通信チャネル212上でのデータの送信を最大化するために意図されている他の設定を要求し得る。
[0057]第2の例222は、ディレートされたトーンマップを用いて構成されている。ディレートされたトーンマップは、(より小さい物理層最小送信ユニットを含む)より低い物理層スループットを有し得る。言い換えれば、ディレートされたトーンマップは、第1の例212の第1のトーンマップよりも積極性が低い。しかし、通信は、ディレートされたトーンマップにおける第1の例212よりも、信頼性が高くなり得る。さらに、ディレートされたトーンマップは、第1のトーンマップが運ぶのと同量の上位層データ224を依然として運びながら、より低いエラーレートを有し得る。
[0058]ディレートされたトーンマップは第1のトーンマップにおいて提供されるのと同数の搬送波と同じ周波数とを用い得る、ということが理解されるべきである。変調およびコーディング方式、ガードスペーシング(guard spacing)、巡回プレフィクシング(cyclic prefixing)、エラーコーディング、データ複製など、他の物理層送信特性も、修正され得る。
[0059]図3は、2つの異なるトーンマップの仮想的な比較を図解している表300である。第1の例示的なトーンマップと関連する特性および計算が、第1のカラム330に示されている。第2の例示的なトーンマップと関連する特性および計算が、第2のカラム340に示されている。単純な比較を図解するために、いくつかの基本的特性が首尾一貫するように維持されている。実際、第1の例示的なトーンマップと第2の例示的なトーンマップとが異なる唯一の物理層送信特性は、変調方式である。よって、通信チャネルの首尾一貫した特性として、通信チャネルにおける2690個の利用可能な搬送波の利用、共通の16/21前方誤り訂正(FEC)方式、および、(この例における46.52μsなどの)所定のシンボル持続時間を含む。たとえば、電力線通信ネットワークは、46.52μsというシンボル持続時間と関連し得る。シンボル持続時間(46.52μs)は、直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル(たとえば、75MHz=40.96μsにおける3072個のFFTポイント)とガードインターバル(5.56μsのガードインターバル)とに基づき得る。両方の例示的なトーンマップにおいて、16ビットのデータと5ビットの誤り訂正とが送られ、結果的に、送信のためのデータの16/21という比率が生じる、前方誤り訂正技術が用いられている。
[0060]第1の例示的なトーンマップでは、トーンマップは、(各搬送波上で1シンボル当たり10ビットのデータを運ぶ)QAM−1024変調方式を用いる。第1の例示的なトーンマップでは、ベースとなるトーンマップの物理送信レートは440.5683mbps(2690個の搬送波x1シンボル当たり10ビットx16/21FEC/46.52μs(2690 carriers x 10 bits per symbol x 16/21 FEC / 46.52μs))であり得る。最小送信をバイト単位で決定するためには、レート(440.5683mbps)にシンボルの持続時間(46.52μs)を乗算して、(1バイト当たり8ビットである)8で除算すると、結果的に、提供されたトーンマップの最小送信ユニットで送信され得る2561.905バイトが得られる。別のアプローチは、単一のシンボル周期を考察することである。第1の例示的なトーンマップの単一のシンボル周期においては、20495ビットすなわち2561バイト(1バイト当たり8ビット)が、(1シンボル当たり10ビット x 2690個の搬送波 x 16/21 FECに基づいて)送信され得る。送信デバイスが520バイトの送るためのデータを有しているシナリオでは、第1の例示的なトーンマップを用いる場合には、送信機は、最小送信ユニットのために必要とされる2561バイトを与えるために、2041バイトのパディングデータを追加することになる。
[0061]第2の例示的なトーンマップでは、トーンマップは、(各搬送波上で1シンボル当たり4ビットを運ぶ)QAM−16変調方式を用いる。この例では、すべての他の物理層送信特性は、先の例と同一のままである。2690個の搬送波x1シンボル当たり4ビットx16/21FEC/46.52μs(2690 carriers x 4 bits per symbol x 16/21 FEC / 46.52μs)を用いると、結果として生じるディレートされたトーンマップは、176.2273mbpsの物理層スループット能力を有する。第2の例示的なトーンマップの単一のシンボル周期においては、8198ビットすなわち1024バイト(1バイト当たり8ビット)が、(1シンボル当たり4ビット x 2690個の搬送波 x 16/21 FECに基づいて)送信され得る。第1の例示的なトーンマップを用いる場合には、送信機は、最小送信ユニットのために必要とされる1024バイトを与えるために、504バイトのパディングデータを、520バイトの実データに追加することになる。
[0062]例示的なトーンマップでは、同じ周波数とシンボル周期とが用いられる、ということが明らかなはずである。したがって、第2の例示的なトーンマップの176mbpsという物理層スループット能力と比較すると、第1の例示的なトーンマップは440mbps超である、より大きな物理層スループット能力を有していたが、両トーンマップは、同じ時間周期において520バイトという同じ実データを送っていた。送信の信頼性を向上させるためには、同じ時間量において同じデータの量を運ぶように、第1の例示的なトーンマップが第2の例示的なトーンマップまでディレートされ得る。第2のトーンマップの方が第1のトーンマップよりも信頼性が高いことは明らかなはずであるが、その理由は、QAM−1024を用いるときよりもQAM−16を用いるときの方が、変調シンボルの復号エラーが生じる確率が低いからである。変調エラーの蓋然性(likelihood)が低下するのは、QAM−1024におけるよりもQAM−16における場合の方が、コンステレーションポイント(constellation points)の間の間隔がより広いからである。
[0063]図3の例では、変調方式だけが、修正された。しかし、他の物理層送信特性もまた、ディレートされ得る。たとえば、(上の例で示されたのと)同量のデータを運ぶことが可能なトーンマップを依然として結果的に生じ得る、より低いコードレートを用いる場合があり得る。別のアプローチとしては、元のトーンマップと(利用可能な時間の量において送信されるデータの量から決定される)新たな所望の物理送信レートとに基づいて、新たな完全なトーンマップを決定することであり得る。新たな完全なトーンマップは、(受信機によって最大値として生成されたトーンマップを保つ)通信チャネルにおける様々な搬送波に対して、異なる送信特性を有し得る。
[0064]電力線通信では、トーンマップを変更することは、受信機から送信機に、チャネル適合情報の交換を現時点で要求する。しかし、トーンマップは、著しい量の送信特性を含み得る。たとえば、1200個の搬送波を搬送することが可能な通信チャネルを考察してみよう。この通信チャネルのためにトーンマップを送信すると、大量のチャネルオーバーヘッドを消費し得る。したがって、送信デバイスが各送信のためにトーンマップをネゴシエートすることは、実際的ではあり得ない。しかし、いくつかの実装例によると、送信デバイスは、送信のために利用可能な上位層のデータの量と最小送信ユニットとに基づいて、トーンマップを調節(ディレート)し得る。受信デバイスが、チャネル適合情報を完全に交換することなく、ディレートされたトーンマップを導出し得るように、送信機デバイスからの指示が、物理層送信と連携して送られ得る。
[0065]図4は、本開示のある実施形態を図解しているメッセージ流れ図である。第1のデバイス410は、通信チャネル(図示せず)上で、第2のデバイス420と通信するように構成され得る。412において開始して、チャネル推定プロセスが実行され得る。これは、トレーニングシーケンス、マーカ(markers)、または他の測定送信を送信する第1のデバイス410と、チャネル品質を決定するために、受信されたトレーニングシーケンス、マーカ、または測定送信を用いる受信デバイス420とを含み得る。第2のデバイス420は、以後の通信において用いるために、受信機によって生成されたトーンマップを、第1のデバイス410に返還することがあり得る。418では、第1のデバイスが、受信機によって生成されたトーンマップを用いるように、ネットワークインターフェースを構成し得る。422および424では、1つまたは複数の他の構成メッセージが、第1のデバイス410と第2のデバイス420との間で交換され得る。たとえば、構成メッセージは、他の予め定義されたトーンマップ、スケジューリング情報、ネットワークトポロジ情報などを含み得る。
[0066]428では、第1のデバイス410が、第2のデバイス420へ送信するデータをそれが有している、ということを決定する。430では、第1のデバイス410が、ある実施形態では少なくとも部分的には送信するデータの量に基づいて、ディレートされたトーンマップを決定する。(たとえば、物理層送信特性の値が増加している場合、または、受信機によって生成されたトーンマップの下向きの(down-step)様々な特性に適用可能なディレーティング係数を決定する場合などのように)ディレートされたトーンマップは、さらに、または、そうでない場合には、受信機によって生成されたトーンマップに部分的に基づき得る。
[0067]432では、第1のデバイス410は、ディレートされたトーンマップが用いられることを示すために、指示を、第2のデバイス420に通信し得る。たとえば、第1のデバイス410は、第1のトーンマップからディレートされたトーンマップを生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を通信し得る。ある実施形態では、この信号は、物理層送信ユニットのフレーム制御部分において、通信され得る。
[0068]442では、第1のデバイス410は、このデータを、第2のデバイス420に通信し得る。ディレートされたトーンマップは、第1のデバイス410から第2のデバイス420への追加的な通信のために再利用され得る、ということが理解されるべきである。たとえば、ディレートされたトーンマップは、第1のデバイス410から第2のデバイス420に周期的に送られる複数の小データメッセージのために、用いられ得る。複数のアプリケーションが、音声または映像パケット、TCPフィードバック、または不連続的な周期的送信など、周期的または非周期的な小メッセージを用い得る。
[0069]図5は、物理層送信特性を調節するための第1のデバイスにおける例示的な動作を図解する流れ図500である。これらの例示的な動作は、物理層コントローラ、1つもしくは複数の通信ユニットプロセッサ、またはハイブリッドデバイスの1つもしくは複数のプロセッサなど、デバイスの1つまたは複数のコンポーネントによって実行され得る。510では、第1のデバイスが、チャネル推定プロセスに参加し得る。520では、第1のデバイスが、第2のデバイスから、トーンマップを受け取る。いずれかの時点で、第1のデバイスは、第2のデバイスに送信されるためのデータ(たとえば、音声アプリケーションまたはデータアプリケーションパケットを含み得るパケットストリーム)を取得する。このデータは、第1のデバイスのより上位の層から取得され得る、または、第1のデバイスを介して送られつつあるパケットストリームと関連付けられ得る、ということが理解されるべきである。
[0070]530では、第1のデバイスが、送るべきデータの量を決定するために、送信バッファを解析する。540では、第1のデバイスが、送るべきデータの量に少なくとも部分的に基づいて、ディレートされたトーンマップを決定する。たとえば、ディレートされたトーンマップは、図1〜図4に記載されている例示的な動作を用いて、決定され得る。
[0071]550では、第1のデバイスが、ディレートされたトーンマップに関する指示(indication)を送り得る。たとえば、第1のデバイスは、フレーム制御シンボル(FCS)において、ディレーティングアルゴリズムを表すコードをシグナリングし得る。FCSにおける小さいコードポイント(small code point)を用いることによって、送信デバイスは、ディレートされたトーンマップが既存のプロトコルに著しいオーバーヘッドを追加することなく用いられる、ということを示し得る。いくつかの実施形態では、送信デバイスは、単に、適用されたディレーティングの量および/または用いられるディレーティングアルゴリズムを示し得る。いくつかの実施形態では、ディレーティングインデックス(derating index)が、先に交換されたディレートされたトーンマップを参照する(reference)ために、または、第1のデバイスと第2のデバイスの両方に知られている所定のディレートされたトーンマップを参照するために、用いられ得る。
[0072]570では、第1のデバイスが、ディレートされたトーンマップを用いて、データを送る。いくつかの実装では、送信バッファに追加的なデータが存在する場合には、第1のデバイスが、ブロック530〜570における動作を反復し得る。
[0073]図6は、調節された物理層送信特性を有する送信を受け取るための第2のデバイスにおける例示的な動作を図解する流れ図600である。610では、第2のデバイスが、チャネル推定プロセスに参加して、チャネル推定プロセスに基づき第1のトーンマップを決定し得る。650では、第2のデバイスが、ディレートされたトーンマップに関する指示を受け取り得る。
[0074]660では、第2のデバイスが、指示と先の第1のトーンマップとに基づいて、ディレートされたトーンマップを導出し得る。たとえば、指示は、ディレートされたトーンマップを導出するのに第2のデバイスが用いることができるディレーティング係数(derating factor)を含み得る。あるいは、第2のデバイスがディレートされたトーンマップを導出し得るように、コードポイント、インデックス、ディレーティングアルゴリズムに関する指示または他の情報が、指示に含まれ得る。670では、第2のデバイスが、ディレートされたトーンマップを用いて、データを受け取る。
[0075]第1のデバイスと第2のデバイスとが同じディレーティングアルゴリズムを用いるようにさせることにより、第1のデバイスは、完全なまたは部分的なトーンマップを通信することなく、ディレートされたトーンマップを示し得る。たとえば、第1のデバイスから第2のデバイスへの信号が、提供されたトーンマップを調節するために適用されるレーティングファクタ(rating factor)またはアルゴリズムを示すことがあり得る。この信号は、ある例では、物理層送信ユニットヘッダの一部として、またはオーバーヘッド信号として含まれることがあり得る。各送信のために新たな完全なトーンマップを送る代わりに、第1のデバイスは、どのようにトーンマップが調節されたのかを示す数ビットを(たとえば、物理層送信ユニットのフレーム制御シンボルに)含むことがあり得る。これらのビットは、ディレーティング係数、変調の減少、誤り訂正技術、またはコーディングレートを表し得る。第2のデバイスは、このパケットの固有のトーンマップを計算するために、現在のトーンマップと一緒にこの情報を使用するであろう。ディレーティングアルゴリズムはハードウェアまたはソフトウェアとして実装され得ることが理解されるべきである。
[0076]図1〜図6と本明細書に記載されている動作とは、実施形態を理解する際に役立つことが意図されている例であって、実施形態を限定または特許請求の範囲の範囲を限定するように用いられるべきではない、ということが理解されるべきである。実施形態は、追加的な動作、より数の少ない動作、順序の異なる動作、並列的な動作、およびいくつかが異なる動作を、実行し得る。
[0077]当業者によって理解されるように、本発明の主題の諸態様は、システム、方法、またはコンピュータプログラム製品として実施され得る。したがって、本発明の主題の諸態様は、全体的にハードウェアとしての実施形態、ソフトウェアとしての実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、その他を含む)、またはソフトウェア態様とハードウェア態様とを組み合わせる実施形態という形式を取り得るが、本明細書では、これらすべてが、一般的に、「回路」、「モジュール」または「システム」と称され得る。さらに、本発明の主題の諸態様は、その上にコンピュータ可読なプログラムコードが実現されている1つまたは複数のコンピュータ可読媒体として実現されているコンピュータプログラム製品という形式を取り得る。
[0078]1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組合せも、用いられ得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読な信号媒体またはコンピュータ可読な記憶媒体であり得る。コンピュータ可読な記憶媒体は、たとえば、しかしこれらに限定されることはないが、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線、もしくは半導体システム、装置、もしくはデバイス、または以上の任意の適切な組合せであり得る。コンピュータ可読記憶媒体のより特定の例(非網羅的なリスト)は、以下のものを含み得る。すなわち、1つまたは複数の有線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能でプログラマブルなリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク型のリードオンリメモリ(CD−ROM)、光ストレージデバイス、磁気ストレージデバイス、または以上の任意の適切な組合せ、である。この文書の文脈では、コンピュータ可読な記憶媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによって、または、命令実行システム、装置、もしくはデバイスと関連して用いられるプログラムを含むまたは記憶することができる任意の有形の媒体であり得る。
[0079]コンピュータ可読信号媒体は、たとえばベースバンドまたは搬送波の一部として、それにおいてコンピュータ可読プログラムコードが実現されており伝播されるデータ信号を含み得る。そのような伝播される信号は、これらに限定されることはないが、電磁気的、光学的、またはそれらのいずれかの適切な組合せを含む様々な形態の中のいずれかを含み得る。コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによって、または、命令実行システム、装置、もしくはデバイスと関連して用いられるプログラムを通信、伝播、または転送することができてコンピュータ可読記憶媒体ではない、いずれかの可読媒体であり得る。
[0080]コンピュータ可読媒体上に実現されているプログラムコードは、これらに限定されることはないがワイヤレス、有線、光ファイバケーブル、RF、その他またはこれらのいずれかの適切な組合せを含むいずれかの適切な媒体を用いて、送信され得る。
[0081]本発明の主題の諸態様のための動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語のいずれかの組合せとして書かれ得る。このプログラミング言語は、Java(登録商標)、Smalltalk、C++または同様のものなどのオブジェクト指向プログラミング言語と、「C」プログラミング言語または類似のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語とを含む。プログラムコードは、全体がユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上であり部分的にリモートコンピュータ上で、または全体的にリモートコンピュータもしくはサーバ上で、実行し得る。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)もしくはワイドエリアネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータと接続されていることがあり得るし、または、(たとえば、インターネットサービスプロバイダを用い、インターネットを通じて)外部のコンピュータへの接続がなされることもあり得る。
[0082]本発明の主題の諸態様は、本発明の主題の実施形態に従って、流れ図による図解および/または方法、装置(システム)ならびにコンピュータプログラム製品のブロック図を参照して、説明されている。流れ図による図解および/またはブロック図の各ブロックと、流れ図による図解および/またはブロック図におけるブロックの組合せとが、コンピュータプログラム命令によって実装可能であることは、理解されるであろう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはマシンを生成する他のプログラマブルなデータ処理装置のプロセッサに提供され得るが、それにより、コンピュータまたは他のプログラマブルなデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令が、流れ図および/またはブロック図における1つもしくは複数のブロックにおいて特定される機能/作用を実装するための手段を生成する。
[0083]これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ、他のプログラマブルなデータ処理装置、または他のデバイスに特定の方法で機能するように命令することができるコンピュータ可読媒体に記憶され得るが、それにより、コンピュータ可読媒体に記憶された命令が、流れ図および/またはブロック図における1つもしくは複数のブロックにおいて特定される機能/作用を実装する命令を含む製品を生成する。
[0084]コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ、他のプログラマブルなデータ処理装置、または他のデバイス上に、そのコンピュータ、他のプログラマブルなデータ処理装置、または他のデバイスの上で一連の動作ステップを実行させ、コンピュータ実装されたプロセスを生成させるために、ロードされ得るが、それにより、コンピュータまたは他のプログラマブルな装置の上で実行される命令が、流れ図および/またはブロック図における1つもしくは複数のブロックにおいて特定される機能/作用を実装するためのプロセスを提供する。
[0085]図7は、物理層送信特性を調節するための通信ユニットを含む電子デバイス700のある実施形態の例示的なブロック図である。いくつかの実装例では、電子デバイス700は、(ハイブリッド通信ネットワークを形成する)複数の通信ネットワークに渡って通信を交換するように構成されたハイブリッド通信ユニットを備えているラップトップコンピュータ、ネットブック、携帯電話、電力線通信デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、または他の電子システムの中の1つであり得る。電子デバイス700は、プロセッサユニット702を含み得る(複数のプロセッサ、複数のコア、複数のノードを含む、および/または、マルチスレディング(multi-threading)を実装する、その他の可能性がある)。電子デバイス700は、メモリユニット706を含み得る。メモリユニット706は、システムメモリ(たとえば、キャッシュ、SRAM、DRAM、ゼロキャパシタRAM、ツイントランジスタRAM、eDRAM、EDO RAM、DDR RAM、EEPROM(登録商標)、NRAM、RRAM(登録商標)、SONOS、PRAM、その他の中の1つまたは複数)、または、マシン可読な媒体の既に上述された可能な実現例の中のいずれかの1つまたは複数であり得る。電子デバイス700はまた、バス710(たとえば、PCI、ISA、PCI−Express、HyperTransport(登録商標)、InfiniBand(登録商標)、NuBus、AHB、AXI、その他)と、ネットワークインターフェース704とを含み得る。ネットワークインターフェース704は、ワイヤレスネットワークインターフェース(たとえば、WLANインターフェース、Bluetooth(登録商標)インターフェース、WiMAX(登録商標)インターフェース、ZigBee(登録商標)インターフェース、ワイヤレスUSBインターフェース、その他)と、ワイアードネットワークインターフェース(イーサネット(登録商標)インターフェース、電力線通信インターフェース、その他)との少なくとも一方を含む。いくつかの実装例では、電子デバイス700は、複数のネットワークインターフェースをサポートすることがあり、それらのインターフェースの各々は電子デバイス700を異なる通信ネットワークに結合するように構成されている。
[0086]電子デバイス700はまた、通信ユニット708を含む。通信ユニット708は、データ解析器712と物理層コントローラ714とを備えている。図1〜図6に記載されているように、物理層コントローラ714は、ディレートされたトーンマップを決定する機能を実装して、そのディレートされたトーンマップの調節された物理層送信特性を用いてネットワークインターフェース704を構成し得る。いくつかの実施形態では通信ユニット708が専用プロセッサを有する場合もあり得る、ということが理解されるべきである(たとえば、チップ上のシステム、または、複数のチップを有する1つもしくは複数のボード(board)を備えており、その通信がメインプロセッサ702に加えて1つもしくは複数の専用プロセッサまたは処理ユニットを有する通信ユニットなど)。これらの機能のいずれか1つが、部分的に(または全体的に)、ハードウェアとして、および/または、プロセッサユニット702上に、実装され得る。たとえば、その機能は、特定用途向け集積回路を用いて、プロセッサユニット702において実装されたロジックとして、周辺デバイスまたはカード上のコプロセッサとして、およびその他の方法で、実装され得る。さらに、実現は、より少数のコンポーネントを、または、図7には図解されていない追加的なコンポーネント(たとえば、ビデオカード、オーディオカード、追加的なネットワークインターフェース、周辺デバイス、およびその他)を含み得る。プロセッサユニット702、メモリユニット706、およびネットワークインターフェース706が、バス710に結合されている。バス710に結合されているように図解されているが、メモリユニット706は、プロセッサユニット702に結合されることもあり得る。
[0087]実施形態は、様々な実装例および利用例を参照して説明されているが、これらの実施形態は例証のためのものであり、本発明の主題の範囲はそれらに限定されない、ということが理解されるであろう。一般的に、本明細書に記載されているように調節されたトーンマップを決定することは、任意の1つまたは複数のハードウェアシステムとの互換性を有する設備を用いて実装され得る。多くの改変、修正、追加、および改善が可能である。たとえば、本明細書に記載されている実施形態はディレートされたトーンマップに言及しているが、代替的な実施形態では、受信デバイスによって提供される保存的なトーンマップに基づいて送信デバイスにおいて生成されるアップレートされた(uprated)トーンマップを用いることがあり得る。アップレートされたトーンマップは、提供される保存的なトーンマップの最小送信ユニットと関連付けされているよりも大きなデータの量に基づいて、生成され得る。ディレーティング係数およびディレーティングアルゴリズムと同様に、代替的な実施形態では、アップレーティング係数とアップレーティングアルゴリズムとを用い得る。
[0088]本明細書において一例として記載されているコンポーネント、動作、または構造のためには、複数の例が提供され得る。最後であるが、様々なコンポーネント、動作、およびデータ記憶の間の境界は、どちらかといえば任意であり、特定の例証のための構成の文脈において、特定の動作が例証されている。機能の他の配分が想起されると、それは、本発明の主題の範囲に属し得る。一般的に、例示的な構成において別個のコンポーネントとして与えられている構造と機能とが、組み合わされた構造またはコンポーネントとして実装されることもあり得る。同様に、単一のコンポーネントとして与えられている構造と機能とが、別個のコンポーネントとして実装されることもあり得る。これらのおよび他の改変、修正、追加、および改善は、本発明の主題の範囲に属し得る。
[0088]本明細書において一例として記載されているコンポーネント、動作、または構造のためには、複数の例が提供され得る。最後であるが、様々なコンポーネント、動作、およびデータ記憶の間の境界は、どちらかといえば任意であり、特定の例証のための構成の文脈において、特定の動作が例証されている。機能の他の配分が想起されると、それは、本発明の主題の範囲に属し得る。一般的に、例示的な構成において別個のコンポーネントとして与えられている構造と機能とが、組み合わされた構造またはコンポーネントとして実装されることもあり得る。同様に、単一のコンポーネントとして与えられている構造と機能とが、別個のコンポーネントとして実装されることもあり得る。これらのおよび他の改変、修正、追加、および改善は、本発明の主題の範囲に属し得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]第1のデバイスにおいて、前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、前記第1のトーンマップは、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、
前記第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、前記ディレートされたトーンマップは、前記通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、
前記ディレートされたトーンマップを用いて、前記データを送信することと、
を備える方法。
[C2]前記第1のトーンマップは、前記第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される、[C1]に記載の方法。
[C3]前記ディレートされたトーンマップを前記決定することはさらに、前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づく、[C1]に記載の方法。
[C4]前記ディレートされたトーンマップを決定する前に、
前記第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連する前記データの量を決定することと、
前記データの量が前記第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、
前記データの量が前記最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、前記第1のトーンマップと異なるディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C5]前記決定することは、
前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、
前記データの量と前記プロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、
ディレーティング係数を決定するために、前記第1の計算された物理層送信レートを前記第2の計算された物理層送信レートと比較することと、
を備える、[C1]に記載の方法。
[C6]前記ディレートされたトーンマップは、前記第1のトーンマップに含まれる少なくとも1つの周波数に対して、より小さい変調方式を用いる、[C1]に記載の方法。
[C7]前記第1のトーンマップから前記ディレートされたトーンマップを生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を、前記第2のデバイスに通信することをさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C8]前記信号は、物理層送信ユニットのフレーム制御部分において通信される、[C7]に記載の方法。
[C9]前記第1のトーンマップでは、前記1組の周波数のそれぞれに対する前記送信特性は、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を含み、
前記ディレートされたトーンマップは、前記1組の周波数における少なくとも1つの周波数に対して、前記変調方式、前記前方誤り訂正方式、前記コーディングレート、または前記ガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する、[C1]に記載の方法。
[C10]前記ディレートされたトーンマップは、前記第1のトーンマップにおける前記送信特性に適用されるディレーティング係数として、前記1組の周波数におけるすべての周波数に対して、前記変調方式、前記前方誤り訂正方式、前記コーディングレート、または前記ガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する、[C9]に記載の方法。
[C11]第1のデバイスであって、
前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いられる、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、
第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、前記ディレートされたトーンマップは、前記通信チャネル上で前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへ送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、
を行うように構成された物理層コントローラと、
前記ディレートされたトーンマップを用いて、前記データを送信するように構成されたネットワークインターフェースと、
を備える第1のデバイス。
[C12]前記第1のトーンマップは、前記第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される、[C11]に記載の第1のデバイス。
[C13]前記物理層コントローラは、前記ディレートされたトーンマップを、前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて決定するように構成されている、[C11]に記載の第1のデバイス。
[C14]前記物理層コントローラはさらに、
前記第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連する前記データの量を決定することと、
前記データの量が前記第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、
前記データの量が前記最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、前記第1のトーンマップと異なるディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、
を行うように構成されている、[C11]に記載の第1のデバイス。
[C15]前記物理層コントローラはさらに、
前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、
前記データの量と前記プロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、
ディレーティング係数を決定するために、前記第1の計算された物理層送信レートを前記第2の計算された物理層送信レートと比較することと、
を行うように構成されている、[C11]に記載の第1のデバイス。
[C16]前記ディレートされたトーンマップは、前記第1のトーンマップに含まれる少なくとも1つの周波数に対して、より小さい変調方式を用いる、[C11]に記載の第1のデバイス。
[C17]前記物理層コントローラはさらに、
前記第1のトーンマップから前記ディレートされたトーンマップを生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を通信するように構成されている、[C11]に記載の第1のデバイス。
[C18]前記信号は、物理層送信ユニットのフレーム制御部分において通信される、[C17]に記載の第1のデバイス。
[C19]前記第1のトーンマップでは、前記1組の周波数のそれぞれに対する前記送信特性は、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を含み、
前記ディレートされたトーンマップは、前記1組の周波数における少なくとも1つの周波数に対して、前記変調方式、前記前方誤り訂正方式、前記コーディングレート、または前記ガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する、[C11]に記載の第1のデバイス。
[C20]前記ディレートされたトーンマップは、前記第1のトーンマップにおける前記送信特性に適用されるディレーティング係数として、前記1組の周波数におけるすべての周波数に対して、前記変調方式、前記前方誤り訂正方式、前記コーディングレート、または前記ガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する、[C19]に記載の第1のデバイス。
[C21]第1のデバイスにおいて、前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを決定することと、前記第1のトーンマップが、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、
前記第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップに関する指示を受信することと、
前記ディレートされたトーンマップを用いて、前記第2のデバイスから、データを受信することと、
を備える方法。
[C22]前記指示は、物理層送信ユニットのフレーム制御シンボルに含まれている、[C21]に記載の方法。
[C23]前記指示はディレーティング係数であり、前記方法は、
前記第1のデバイスにおいて、前記ディレーティング係数と前記第1のトーンマップとに基づいて前記ディレートされたトーンマップを決定することをさらに備える、[C21]に記載の方法。
[C24]コンピュータプログラムコードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータプログラムコードは、ハイブリッドデバイスのプロセッサによって実行されると、前記ハイブリッドデバイスに、
第1のデバイスにおいて、前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、前記第1のトーンマップは、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、
前記第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、前記ディレートされたトーンマップは、前記通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、
前記ディレートされたトーンマップを用いて、前記データを送信することと、
を行わせる命令を備える、コンピュータ可読媒体。
[C25]前記第1のトーンマップは、前記第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される、[C24]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C26]前記ディレートされたトーンマップはさらに、前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づく、[C24]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C27]前記コンピュータプログラムコードはさらに、前記ハイブリッドデバイスの前記プロセッサによって実行されると、前記ハイブリッドデバイスに、前記ディレートされたトーンマップを決定する前に、
前記第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連する前記データの量を決定することと、
前記データの量が前記第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、
前記データの量が前記最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、前記第1のトーンマップとは異なる前記ディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、
を行わせる命令を備える、[C24]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C28]前記コンピュータプログラムコードはさらに、前記ハイブリッドデバイスの前記プロセッサによって実行されると、前記ハイブリッドデバイスに、
前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、
前記データの量と前記プロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、
ディレーティング係数を決定するために、前記第1の計算された物理層送信レートを前記第2の計算された物理層送信レートと比較することと、
を行わせる命令を備える、[C24]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C29]受信デバイスと送信デバイスとの間の通信チャネルに結合される前記受信デバイスと、前記受信デバイスは、
前記通信チャネル上で用いるために、第1の組の物理層送信特性を、チャネル推定プロセスに基づいて決定することと、
前記第1の組の物理層送信特性を、前記送信デバイスに送ることと、
を行うように構成される、
前記通信チャネルに結合される前記送信デバイスと、前記送信デバイスは、
少なくとも、前記1組の物理層送信特性を受信することと、
第1の組の物理層送信特性とは異なる第2の組の物理層送信特性を決定することと、前記第2の組の物理層送信特性は、前記送信デバイスから前記受信デバイスに前記通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づく、
前記第2の組の物理層送信特性を用いて、前記データを送信することと、
を行うように構成される、
を備える通信システム。
[C30]前記送信デバイスはさらに、前記第1の組の物理層送信特性から前記第2の組の物理層送信特性を生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を、前記受信デバイスに通信するように構成されており、
前記受信デバイスはさらに、
前記ディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す前記信号を受信することと、
前記第1の組の物理層送信特性と前記ディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムとに基づいて、前記第2の組の物理層送信特性を導出することと、
を行うように構成されている、[C29]に記載の通信システム。
[C31]前記通信チャネルは、電力線通信チャネルを含み、前記第1の組の物理層送信特性は、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む第1のトーンマップを備える、[C29]に記載の通信システム。

Claims (31)

  1. 第1のデバイスにおいて、前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、前記第1のトーンマップは、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、
    前記第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、前記ディレートされたトーンマップは、前記通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、
    前記ディレートされたトーンマップを用いて、前記データを送信することと、
    を備える方法。
  2. 前記第1のトーンマップは、前記第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ディレートされたトーンマップを前記決定することはさらに、前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づく、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ディレートされたトーンマップを決定する前に、
    前記第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連する前記データの量を決定することと、
    前記データの量が前記第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、
    前記データの量が前記最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、前記第1のトーンマップと異なるディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記決定することは、
    前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、
    前記データの量と前記プロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、
    ディレーティング係数を決定するために、前記第1の計算された物理層送信レートを前記第2の計算された物理層送信レートと比較することと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ディレートされたトーンマップは、前記第1のトーンマップに含まれる少なくとも1つの周波数に対して、より小さい変調方式を用いる、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のトーンマップから前記ディレートされたトーンマップを生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を、前記第2のデバイスに通信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記信号は、物理層送信ユニットのフレーム制御部分において通信される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1のトーンマップでは、前記1組の周波数のそれぞれに対する前記送信特性は、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を含み、
    前記ディレートされたトーンマップは、前記1組の周波数における少なくとも1つの周波数に対して、前記変調方式、前記前方誤り訂正方式、前記コーディングレート、または前記ガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記ディレートされたトーンマップは、前記第1のトーンマップにおける前記送信特性に適用されるディレーティング係数として、前記1組の周波数におけるすべての周波数に対して、前記変調方式、前記前方誤り訂正方式、前記コーディングレート、または前記ガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する、請求項9に記載の方法。
  11. 第1のデバイスであって、
    前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いられる、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、
    第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、前記ディレートされたトーンマップは、前記通信チャネル上で前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへ送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、
    を行うように構成された物理層コントローラと、
    前記ディレートされたトーンマップを用いて、前記データを送信するように構成されたネットワークインターフェースと、
    を備える第1のデバイス。
  12. 前記第1のトーンマップは、前記第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される、請求項11に記載の第1のデバイス。
  13. 前記物理層コントローラは、前記ディレートされたトーンマップを、前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて決定するように構成されている、請求項11に記載の第1のデバイス。
  14. 前記物理層コントローラはさらに、
    前記第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連する前記データの量を決定することと、
    前記データの量が前記第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、
    前記データの量が前記最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、前記第1のトーンマップと異なるディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、
    を行うように構成されている、請求項11に記載の第1のデバイス。
  15. 前記物理層コントローラはさらに、
    前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、
    前記データの量と前記プロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、
    ディレーティング係数を決定するために、前記第1の計算された物理層送信レートを前記第2の計算された物理層送信レートと比較することと、
    を行うように構成されている、請求項11に記載の第1のデバイス。
  16. 前記ディレートされたトーンマップは、前記第1のトーンマップに含まれる少なくとも1つの周波数に対して、より小さい変調方式を用いる、請求項11に記載の第1のデバイス。
  17. 前記物理層コントローラはさらに、
    前記第1のトーンマップから前記ディレートされたトーンマップを生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を通信するように構成されている、請求項11に記載の第1のデバイス。
  18. 前記信号は、物理層送信ユニットのフレーム制御部分において通信される、請求項17に記載の第1のデバイス。
  19. 前記第1のトーンマップでは、前記1組の周波数のそれぞれに対する前記送信特性は、変調方式、前方誤り訂正方式、コーディングレート、またはガードインターバルの中の1つまたは複数を含み、
    前記ディレートされたトーンマップは、前記1組の周波数における少なくとも1つの周波数に対して、前記変調方式、前記前方誤り訂正方式、前記コーディングレート、または前記ガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する、請求項11に記載の第1のデバイス。
  20. 前記ディレートされたトーンマップは、前記第1のトーンマップにおける前記送信特性に適用されるディレーティング係数として、前記1組の周波数におけるすべての周波数に対して、前記変調方式、前記前方誤り訂正方式、前記コーディングレート、または前記ガードインターバルの中の1つまたは複数を調節する、請求項19に記載の第1のデバイス。
  21. 第1のデバイスにおいて、前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを決定することと、前記第1のトーンマップが、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、
    前記第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップに関する指示を受信することと、
    前記ディレートされたトーンマップを用いて、前記第2のデバイスから、データを受信することと、
    を備える方法。
  22. 前記指示は、物理層送信ユニットのフレーム制御シンボルに含まれている、請求項21に記載の方法。
  23. 前記指示はディレーティング係数であり、前記方法は、
    前記第1のデバイスにおいて、前記ディレーティング係数と前記第1のトーンマップとに基づいて前記ディレートされたトーンマップを決定することをさらに備える、請求項21に記載の方法。
  24. コンピュータプログラムコードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータプログラムコードは、ハイブリッドデバイスのプロセッサによって実行されると、前記ハイブリッドデバイスに、
    第1のデバイスにおいて、前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信チャネル上で用いるために、少なくとも第1のトーンマップを受信することと、前記第1のトーンマップは、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む、
    前記第1のデバイスにおいて、第1のトーンマップとは異なるディレートされたトーンマップを決定することと、前記ディレートされたトーンマップは、前記通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づいて決定される、
    前記ディレートされたトーンマップを用いて、前記データを送信することと、
    を行わせる命令を備える、コンピュータ可読媒体。
  25. 前記第1のトーンマップは、前記第2のデバイスから、チャネル推定プロセスに基づいて受信される、請求項24に記載のコンピュータ可読媒体。
  26. 前記ディレートされたトーンマップはさらに、前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づく、請求項24に記載のコンピュータ可読媒体。
  27. 前記コンピュータプログラムコードはさらに、前記ハイブリッドデバイスの前記プロセッサによって実行されると、前記ハイブリッドデバイスに、前記ディレートされたトーンマップを決定する前に、
    前記第1のデバイスにおいて、予定されている送信と関連する前記データの量を決定することと、
    前記データの量が前記第1のトーンマップと関連する最小送信ユニット未満であると決定することと、
    前記データの量が前記最小送信ユニット未満であるという決定に応答して、前記第1のトーンマップとは異なる前記ディレートされたトーンマップを生成することを決定することと、
    を行わせる命令を備える、請求項24に記載のコンピュータ可読媒体。
  28. 前記コンピュータプログラムコードはさらに、前記ハイブリッドデバイスの前記プロセッサによって実行されると、前記ハイブリッドデバイスに、
    前記第1のトーンマップとプロトコル最小送信ユニットとに基づいて、第1の物理層送信レートを計算することと、
    前記データの量と前記プロトコル最小送信ユニットとに関連する第2の物理層送信レートを計算することと、
    ディレーティング係数を決定するために、前記第1の計算された物理層送信レートを前記第2の計算された物理層送信レートと比較することと、
    を行わせる命令を備える、請求項24に記載のコンピュータ可読媒体。
  29. 受信デバイスと送信デバイスとの間の通信チャネルに結合される前記受信デバイスと、前記受信デバイスは、
    前記通信チャネル上で用いるために、第1の組の物理層送信特性を、チャネル推定プロセスに基づいて決定することと、
    前記第1の組の物理層送信特性を、前記送信デバイスに送ることと、
    を行うように構成される、
    前記通信チャネルに結合される前記送信デバイスと、前記送信デバイスは、
    少なくとも、前記1組の物理層送信特性を受信することと、
    第1の組の物理層送信特性とは異なる第2の組の物理層送信特性を決定することと、前記第2の組の物理層送信特性は、前記送信デバイスから前記受信デバイスに前記通信チャネル上で送信するデータの量に少なくとも部分的に基づく、
    前記第2の組の物理層送信特性を用いて、前記データを送信することと、
    を行うように構成される、
    を備える通信システム。
  30. 前記送信デバイスはさらに、前記第1の組の物理層送信特性から前記第2の組の物理層送信特性を生成するのに用いられるディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す信号を、前記受信デバイスに通信するように構成されており、
    前記受信デバイスはさらに、
    前記ディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムを示す前記信号を受信することと、
    前記第1の組の物理層送信特性と前記ディレーティング係数またはディレーティングアルゴリズムとに基づいて、前記第2の組の物理層送信特性を導出することと、
    を行うように構成されている、請求項29に記載の通信システム。
  31. 前記通信チャネルは、電力線通信チャネルを含み、前記第1の組の物理層送信特性は、1組の周波数のそれぞれに対する送信特性を含む第1のトーンマップを備える、請求項29に記載の通信システム。
JP2015552776A 2013-01-10 2014-01-09 物理層送信特性の調節 Withdrawn JP2016510537A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/738,594 US9071390B2 (en) 2013-01-10 2013-01-10 Adjusting physical layer transmission properties
US13/738,594 2013-01-10
PCT/US2014/010900 WO2014110275A1 (en) 2013-01-10 2014-01-09 Adjusting physical layer transmission properties

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016193817A Division JP2017050874A (ja) 2013-01-10 2016-09-30 物理層送信特性の調節

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016510537A true JP2016510537A (ja) 2016-04-07

Family

ID=50069295

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015552776A Withdrawn JP2016510537A (ja) 2013-01-10 2014-01-09 物理層送信特性の調節
JP2016193817A Pending JP2017050874A (ja) 2013-01-10 2016-09-30 物理層送信特性の調節

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016193817A Pending JP2017050874A (ja) 2013-01-10 2016-09-30 物理層送信特性の調節

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9071390B2 (ja)
EP (1) EP2944045A1 (ja)
JP (2) JP2016510537A (ja)
KR (1) KR101570660B1 (ja)
CN (1) CN104904153B (ja)
WO (1) WO2014110275A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9166853B2 (en) 2013-01-10 2015-10-20 Qualcomm Incorporated Rate adaptation for data communication
US9071390B2 (en) 2013-01-10 2015-06-30 Qualcomm Incorporated Adjusting physical layer transmission properties
US9008159B2 (en) 2013-01-10 2015-04-14 Qualcomm Incorporated Rate adaptation for data communication
RU2733905C2 (ru) * 2016-04-18 2020-10-08 Рхомбус Сыстемс Гроуп, Инц. Система для связи с беспилотными летательными аппаратами с использованием двух диапазонов частот
US10231254B2 (en) * 2016-08-05 2019-03-12 Nokia Technologies Oy 5G cloud RAN method for symbol by symbol bit streaming
US10080215B2 (en) * 2016-08-05 2018-09-18 Nokia Technologies Oy Transportation of user plane data across a split fronthaul interface
US10743296B2 (en) * 2016-10-25 2020-08-11 Qualcomm Incorporated For an uplink control channel

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000224665A (ja) * 1999-01-28 2000-08-11 Lucent Technol Inc 送信器においてのコ―ディング/変調方式から1つを選択するための方法と装置
JP2008011107A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Kyocera Corp 無線通信装置及び無線通信方法
JP2009504017A (ja) * 2005-07-27 2009-01-29 コネクサント システムズ, インコーポレイテッド 電力線ネットワークにおける帯域幅管理
JP2009504025A (ja) * 2005-07-27 2009-01-29 インテロン・コーポレーション ネットワークにおける無競合時間割当の管理
JP2010219660A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Kyocera Corp 無線通信装置および無線通信制御方法

Family Cites Families (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000244441A (ja) 1998-12-22 2000-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ofdm送受信装置
JP3844905B2 (ja) 1999-04-12 2006-11-15 三菱電機株式会社 データ配信システム、送信制御機器および受信制御機器
JP2001217896A (ja) 2000-01-31 2001-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 無線データ通信システム
EP1267536A1 (en) 2001-06-13 2002-12-18 Conexant Systems, Inc. Multicarrier receiver with detection of the transmission mode and length of the guard interval
KR100429534B1 (ko) 2001-10-29 2004-05-03 삼성전자주식회사 이동통신시스템의 핸드오프시 역방향 전력제어채널의전송제어를 위한 방법 및 장치
KR101019763B1 (ko) 2003-07-25 2011-03-04 파나소닉 주식회사 전송 품질 평가를 가진 다중 반송파 송/수신용 장치 및방법
JP4291674B2 (ja) * 2003-11-11 2009-07-08 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ Ofdm送信機及びofdm受信機
US7746800B2 (en) 2003-11-21 2010-06-29 Nokia Corporation Flexible rate split method for MIMO transmission
JP4583054B2 (ja) 2004-03-05 2010-11-17 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動局および基地局
US7668199B2 (en) 2004-06-17 2010-02-23 Texas Instruments Incorporated Methods and systems for communicating using transmitted symbols associated with multiple time durations
CN1860696A (zh) * 2004-08-24 2006-11-08 松下电器产业株式会社 电力线通信系统
WO2006064541A1 (ja) 2004-12-14 2006-06-22 Fujitsu Limited 無線通信装置および通信方法
KR100983411B1 (ko) 2005-01-06 2010-09-20 후지쯔 가부시끼가이샤 무선 통신 시스템
US7437140B2 (en) 2005-01-21 2008-10-14 Sony Corporation Power line network bridge
US8154995B2 (en) 2005-01-26 2012-04-10 At&T Intellectual Property I, L.P. System and method of managing digital data transmission
EP1727324A1 (de) 2005-05-25 2006-11-29 Siemens Aktiengesellschaft Funk-Übertragung mit variabler Länge des Guard Intervals
US8737420B2 (en) 2005-07-27 2014-05-27 Sigma Designs Israel S.D.I. Ltd. Bandwidth management in a powerline network
JP4451400B2 (ja) 2006-01-18 2010-04-14 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信装置及び送信方法
CN101030955B (zh) * 2006-02-28 2013-04-24 世意法(北京)半导体研发有限责任公司 同步多用户信号的方法、时间和频率同步方法和同步设备
US7664955B2 (en) 2006-03-07 2010-02-16 Atheros Communications, Inc. Establishing shared information in a network
KR100979598B1 (ko) 2006-06-26 2010-09-01 교세라 가부시키가이샤 Ofdm 통신 장치 및 가드 인터벌 길이 결정 방법
WO2008069547A1 (en) 2006-12-04 2008-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for transmitting/receiving feedback information in a mobile communication system using array antennas
EP1940068B1 (en) 2006-12-27 2011-10-05 ABB Technology AG Initialization of and modem for an OFDM data transmission
JP2008177693A (ja) 2007-01-16 2008-07-31 Futaba Corp Ofdm方式通信システム及びofdm方式受信装置
WO2008141165A1 (en) * 2007-05-10 2008-11-20 Intellon Corporation Managing distributed access to a shared medium
US20080298382A1 (en) * 2007-05-31 2008-12-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method, apparatus and system for progressive refinementof channel estimation to increase network data throughput and reliability
US8429406B2 (en) * 2007-06-04 2013-04-23 Qualcomm Atheros, Inc. Authorizing customer premise equipment into a network
WO2009011126A1 (ja) 2007-07-18 2009-01-22 Panasonic Corporation 受信装置、送信装置及び適応伝送レート制御方法
JP5196539B2 (ja) 2007-09-19 2013-05-15 パナソニック株式会社 通信端末及び通信方法
TW200934154A (en) * 2007-12-28 2009-08-01 Panasonic Corp Communication device and communication system
JP2009253548A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Sharp Corp 送信装置、受信装置、通信システム、送信方法および受信方法
JP5178311B2 (ja) 2008-05-12 2013-04-10 キヤノン株式会社 送信装置、送信装置の制御方法、及びプログラム
JP5344541B2 (ja) 2008-06-03 2013-11-20 キヤノン株式会社 データ送信装置、送信方法及びプログラム
GB0816054D0 (en) 2008-09-03 2008-10-08 Cambridge Silicon Radio Ltd Coexistance of data streams
CN102342058B (zh) * 2009-01-16 2016-02-10 松下电器产业株式会社 通信设备、通信方法和集成电路
US8611288B1 (en) 2009-03-05 2013-12-17 Marvell International Ltd Systems and methods for link adaptation in wireless communication systems
US8068514B2 (en) 2009-05-22 2011-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Efficient bandwidth utilization when streaming data over multiple network interfaces
US8320233B2 (en) 2009-06-12 2012-11-27 Maxim Integrated Products, Inc. Transmitter and method for applying multi-tone OFDM based communications within a lower frequency range
KR101053854B1 (ko) 2009-07-28 2011-08-04 한국과학기술원 직교주파수 분할 다중화 심볼의 보호 구간을 이용한 전송 모드 및 보호 구간 길이 추정 방법
US8767536B2 (en) * 2009-11-06 2014-07-01 Intel Corporation Multi-radio communication between wireless devices
US9077377B2 (en) * 2010-02-10 2015-07-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Transmission device and reception device for communication in an environment with strong external noise, and transmission method and reception method for the same
US8665908B1 (en) 2010-05-11 2014-03-04 Marvell International Ltd. Signaling guard interval capability in a communication system
US9596057B2 (en) 2011-02-24 2017-03-14 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Method and apparatus for physical layer link adaptation based on traffic properties
US8605806B2 (en) 2011-03-31 2013-12-10 Saankhya Labs Pvt. Ltd. Schemes for detecting guard intervals in OFDM system
US8958461B2 (en) 2011-08-29 2015-02-17 Qualcomm Incorporated System and method for improving channel efficiency in a wireless linkl
KR20130064522A (ko) 2011-12-08 2013-06-18 삼성전자주식회사 적응형 변조 및 코딩 스킴 선택 방법 및 장치
US8862185B2 (en) 2012-02-03 2014-10-14 Futurewei Technologies, Inc. System and method for selecting operating parameters in a communications system
US9374191B2 (en) 2012-05-17 2016-06-21 Apple Inc. Outer loop link adaptation for device resumption
US9008159B2 (en) 2013-01-10 2015-04-14 Qualcomm Incorporated Rate adaptation for data communication
US9071390B2 (en) 2013-01-10 2015-06-30 Qualcomm Incorporated Adjusting physical layer transmission properties
US20140195637A1 (en) 2013-01-10 2014-07-10 Qualcomm Incorporated Adapted physical-layer transmission properties based on packet stream
US9166853B2 (en) 2013-01-10 2015-10-20 Qualcomm Incorporated Rate adaptation for data communication

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000224665A (ja) * 1999-01-28 2000-08-11 Lucent Technol Inc 送信器においてのコ―ディング/変調方式から1つを選択するための方法と装置
JP2009504017A (ja) * 2005-07-27 2009-01-29 コネクサント システムズ, インコーポレイテッド 電力線ネットワークにおける帯域幅管理
JP2009504025A (ja) * 2005-07-27 2009-01-29 インテロン・コーポレーション ネットワークにおける無競合時間割当の管理
JP2008011107A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Kyocera Corp 無線通信装置及び無線通信方法
JP2010219660A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Kyocera Corp 無線通信装置および無線通信制御方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6015050425; Yongil Kwon,et al.: 'Application driven, AMC-based cross-layeroptimization for video service over LTE' EURASIP Journal on Wireless Communications and Networking 2011 , 20110707 *

Also Published As

Publication number Publication date
KR101570660B1 (ko) 2015-11-23
WO2014110275A1 (en) 2014-07-17
EP2944045A1 (en) 2015-11-18
CN104904153B (zh) 2018-08-14
JP2017050874A (ja) 2017-03-09
KR20150095946A (ko) 2015-08-21
US9071390B2 (en) 2015-06-30
US20140192851A1 (en) 2014-07-10
CN104904153A (zh) 2015-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017050874A (ja) 物理層送信特性の調節
KR101700375B1 (ko) 통신 시스템들에서의 응답 프레임 간 간격 최적화
US20180270747A1 (en) System and Method for Dynamically Configurable Air Interfaces
WO2022028043A1 (zh) 一种配置方法、装置、通信节点及存储介质
US9166853B2 (en) Rate adaptation for data communication
KR20170049548A (ko) 준직교 다중 액세스를 위한 시스템 및 방법
TW201309067A (zh) 配置用於降低功率之一訊框的方法及傳送端、處理降低功率的方法及通訊系統
US20140195637A1 (en) Adapted physical-layer transmission properties based on packet stream
WO2016029442A1 (zh) 一种数据传输方法和设备
WO2013135148A1 (zh) 调度信息的传输方法、设备及通信系统
US9008159B2 (en) Rate adaptation for data communication
WO2014127259A2 (en) Proportional scheduling in communications systems
TW201032622A (en) Communications decision methods and apparatus
WO2017054571A1 (zh) 一种数据传输方法、设备和系统
JP6158444B2 (ja) ネットワークにおける1対多通信のためのチャネルローディング
US9438382B2 (en) Variable response interframe space in communication systems
CN112578692B (zh) 工业总线通信方法、装置、计算机设备及存储介质
CN116827487B (zh) 码率控制方法、装置及存储介质
CN103026768B (zh) 正交频分复用系统中的资源分配方法及基站
CN109088697A (zh) 一种控制信息的发送方法、装置和系统
WO2024016523A1 (zh) 一种通信方法及设备
WO2022077792A1 (zh) 一种通信方法和装置
WO2020220769A1 (zh) 一种通信方法及通信装置
Ma et al. QoE‐and energy‐efficient resource optimization in OFDMA networks with bidirectional relaying
WO2017004779A1 (zh) 一种传输数据帧的方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160314

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160930

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161011

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20161104

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170626