JP2016506922A - 細菌感染症を治療する化合物及びその方法 - Google Patents

細菌感染症を治療する化合物及びその方法 Download PDF

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Abstract

式(I)の化合物、その薬学的に許容できる塩、及び式(I)の化合物の細菌感染症治療要用を開示する。【選択図】なし

Description

関連出願
本出願は、米国特許法第119条(e)の下、2013年7月30日に提出した米国仮特許出願第61/859,910号及び2013年1月23日に提出した米国仮特許出願第61/755,537号に基づく優先権を主張する。該仮出願のそれぞれの内容は、参照によりその全体が本明細書に取り込まれる。
配列表
本出願は、ASCII形式で電子的に提出した配列表を含有する。該配列表は、参照によりその全体が本明細書に取り込まれる。2014年1月6日に作成した該ASCII複製物は200070−WO−PCT_SL.txtという名称であり、772バイトのサイズである。
抗菌耐性及び抗菌抵抗性は、多くの一般的な細菌感染症の治療にとって重篤な驚異となっている。実際に、米国感染症学会によると、肺気腫、HIV/AIDS、パーキンソン病及び殺人を合わせた数よりも多くの米国人が、メチシリン抵抗性黄色ブドウ球菌(MRSA)により毎年亡くなっている。フェシウム菌、黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌、アシネトバクター・バウマンニ、緑膿菌、結核菌及びエンテロバクター種等の一般的な感染性グラム陽性及び陰性病原菌における多剤抵抗性の上昇だけでなく、サルモネラ菌及びクロストリジウム・ディフィシルにおいて抵抗性の証拠が見られ、ならびに淋菌において抵抗性の証拠が増加して見られていル(Gerard D.Wright、“Antibiotics:A New Hope,”19(2012)3−10)。この抵抗性の増加に起因し、新しい抗菌薬の開発が重大な医学的要求となっている。
細菌感染症を治療する新しい治療法への要求が依然としてある。本発明は、細菌感染症を治療する新規化合物及びその使用方法を提供する。
一態様においては、本発明は式(I)の化合物またはその薬剤的に許容できる塩を提供する。
式中、
Xはフッ素または塩素であり;
は水素、フェニル、‐C≡N、テトラヒドロピラニル、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、ピリミジニル、ピリジニル、ピラジニル、シクロプロピル、‐C≡CH、‐CH=CH及びC‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上の‐OR10、ハロゲン、‐C≡N、‐N、‐SOCH、‐SCH、‐CH=CH、‐CH=NOR11及びフェニルで置換されており;
は水素、‐C≡N、ピリジニル、C‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上のハロゲン、‐OR20及び‐CH=NOR21で置換されており;
は水素またはC‐Cアルキルであり;
10はそれぞれ独立して水素、C‐Cアルキル及び‐(CHOCHから成る群より選択され;ならびに
11、R20及びR21はそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、本発明は式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩及び薬学的に許容できる賦形剤または希釈剤を含む医薬組成物を提供する。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を被験体に投与することを含む、必要とする被験体において細菌感染症を治療する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の細菌感染症治療用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、細菌感染症治療用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、細菌感染症治療用医薬組成物を提供する。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、必要とする被験体において細菌のDNAジャイレースを阻害する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、細菌のDNAジャイレース阻害用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、細菌のDNAジャイレース阻害用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、細菌のDNAジャイレース阻害用医薬組成物を提供する。
図1は、好中球減少性CD1マウスにおいて黄色ブドウ球菌USA100により誘発した大腿病変モデルにおける実施例5の有効性を示すグラフである。 図2は、好中球減少性マウスにおいて化膿性連鎖球菌ATCC12384により誘発した大腿病変モデルにおける実施例5の有効性を示すグラフである。
化合物
本発明は、少なくとも部分的には、式(I)の化合物及びその薬学的に許容できる塩を提供する。
式中、
Xはフッ素または塩素であり;
は水素、フェニル、‐C≡N、テトラヒドロピラニル、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、ピリミジニル、ピリジニル、ピラジニル、シクロプロピル、‐C≡CH、‐CH=CH及びC‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上の‐OR10、ハロゲン、‐C≡N、‐N、‐SOCH、‐SCH、‐CH=CH、‐CH=NOR11及びフェニルで置換されており;
は水素、‐C≡N、ピリジニル、C‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上のハロゲン、‐OR20及び‐CH=NOR21で置換されており;
は水素またはC‐Cアルキルであり;
10はそれぞれ独立して水素、C‐Cアルキル及び‐(CHOCHから成る群より選択され;ならびに
11、R20及びR21はそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、Rは水素、メチル、エチル、フェニル、‐CH‐フェニル、‐CHF、‐CHOCH、‐CHCH=CH、テトラヒドロピラニル(CHOH、‐(CHF、‐(CHOH、‐(CHF、‐CH=CH、‐C≡N、‐CH=NOCH3、‐CHSCH、‐CHSOCH、‐CH、‐CHOCHCH、‐CHO(CHOCH、シクロプロピル、ピリジニル、‐CH(CH)OCH、ピリミジニル、ピラジニル、‐C≡CH、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、‐CH(OH)CH、‐CH=NOHまたは‐CHOHである。
一態様においては、Rは水素、メチル、エチル、‐CHF、‐CHOCH、‐CHOH、‐CH=NOH、‐CH、ピリジニル、‐C≡Nまたは‐CH=NHOCHである。
一態様においては、Rは水素またはメチルである。
一態様においては、R10は水素、メチル、エチルまたは‐(CHOCHである。
一態様においては、R11は水素またはメチルである。
一態様においては、R20は水素、メチルまたはエチルである。
一態様においては、R21は水素またはメチルである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rはメチルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rはメチルである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rはエチルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rはフェニルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CH‐フェニルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは水素であり、R及びRはそれぞれメチルである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rはエチルである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHFであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHOCHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐CHFである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXは塩素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐CHOCHである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXは塩素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rはメチルである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれメチルであり、Rは水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHCH=CHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐CHOHである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rはテトラヒドロピラニルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐(CHOHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐(CHFであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXは塩素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐CHFである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXは塩素であり、Rは‐(CHOHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXは塩素であり、Rは‐(CHFであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐CHOCHである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CH=CHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐CH=NOHである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐C≡Nであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CH=NOCHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐CH=NHOCHである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐CHである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHSCHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHSOCHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHOCHCHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHO(CHOCHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHFであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rはシクロプロピルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rはピリジニルである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rはピリジニルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CH(CH)OCHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rはピリミジニルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rはピラジニルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐C≡CHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXは塩素であり、Rはメチルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、RはN‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリルであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CH(OH)CHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CH(OH)CHOHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CH=NOHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、R及びRはそれぞれ水素であり、Rは‐C≡Nである。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHOCHであり、Rはメチルであり、Rは水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHFであり、Rはメチルであり、Rは水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてXはフッ素であり、Rは‐CHOHであり、R及びRはそれぞれ水素である。
いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物は式(Ia)の構造を有するか、またはその薬学的に許容できる塩である。
式中、
1aは水素またはC‐Cアルキルであり、C‐Cアルキルは任意にハロゲンまたはOR11aで置換されており;
2aは水素またはC‐Cアルキルであり、C‐Cアルキルは任意にハロゲンまたはOR21aで置換されており;ならびに
11a及びR21aはそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、R1aは水素、‐(CHOH、‐(CHFまたはメチルである。
一態様においては、R2aは‐CHOCH、メチル、‐CHFまたは水素である。
一態様においては、R11aは水素またはメチルである。
一態様においては、R21aは水素またはメチルである。
一態様においては、式(Ia)の化合物においてR1aは水素であり、R2aは‐CHOCHである。
一態様においては、式(Ia)の化合物においてR1aは水素であり、R2aはメチルである。
一態様においては、式(Ia)の化合物においてR1aは水素であり、R2aは‐CHFである。
一態様においては、式(Ia)の化合物においてR1aは‐(CHOHであり、R2aは水素である。
一態様においては、式(Ia)の化合物においてR1aは‐(CHFであり、R2aは水素である。
一態様においては、式(Ia)の化合物においてR1aはメチルであり、R2aは水素である。
いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物は式(Ib)の構造を有する。
式中、
1bは水素、フェニル、‐C≡N、テトラヒドロピラニル、1,2,4‐トリアゾリル、ピリミジニル、ピリジニル、ピラジニル、シクロプロピル、‐C≡CH、‐CH=CH及びC‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上の‐OR10b、ハロゲン、‐C≡N、‐N、‐SOCH、‐SCH、‐CH=CH、‐CH=NOR11b及びフェニルで置換されており;
2bは水素、‐C≡N、C‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上のハロゲン、OR20b及びCH=NOR21bで置換されており;
3bは水素またはC‐Cアルキルであり;
10bはそれぞれ独立して水素、C‐Cアルキル及び-(CHOCHから成る群より選択され;ならびに
11b、R20b及びR21bはそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、R1bは水素、メチル、エチル、フェニル、‐CH‐フェニル、‐CHF、‐CHOCH、‐CHCH=CH、テトラヒドロピラニル(CHOH、‐(CHF、‐(CHOH、‐(CHF、‐CH=CH、‐C≡N、‐CH=NOCH3、‐CHSCH、‐CHSOCH、‐CH、‐CHOCHCH、‐CHO(CHOCH、シクロプロピル、ピリジニル、‐CH(CH)OCH、ピリミジニル、ピラジニル、‐C≡CH、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、‐CH(OH)CH、‐CH=NOHまたは‐CHOHである。
一態様においては、R2bは水素、メチル、エチル、‐CHF、‐CHOH、‐CH=NOH、‐CH、ピリジニル、‐C≡Nまたは‐CH=NHOCHである。
一態様においては、R3bは水素またはメチルである。
一態様においては、R10bは水素、メチル、エチルまたは‐(CHOCHである。
一態様においては、R11bは水素またはメチルである。
一態様においては、R20bは水素、メチルまたはエチルである。
一態様においては、R21bは水素またはメチルである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bはメチルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bはメチルである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bはエチルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bはフェニルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CH‐フェニルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは水素であり、R2b及びR3bはそれぞれメチルである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bはエチルである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHFであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHOCHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bは‐CHFである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR2bはそれぞれメチルであり、R3bは水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHCH=CHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bは‐CHOHである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bはテトラヒドロピラニルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐(CHOHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐(CHFであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bは‐CHOCHである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CH=CHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bは‐CH=NOHである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐C≡Nであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CH=NOCHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bは‐CH=NHOCHである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bは‐CHである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHSCHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHSOCHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHOCHCHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHO(CHOCHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHFであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bはシクロプロピルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(I)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R2bはピリジニルである。
一態様においては、式(I)の化合物においてR1bはピリジニルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CH(CH)OCHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bはピリミジニルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bはピラジニルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐C≡CHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bはN‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリルであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CH(OH)CHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CH(OH)CHOHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CH=NOHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1b及びR3bはそれぞれ水素であり、R3bは‐C≡Nである。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHOCHであり、R2bはメチルであり、R3bは水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHFであり、R2bはメチルであり、R3bは水素である。
一態様においては、式(Ib)の化合物においてR1bは‐CHOHであり、R2b及びR3bはそれぞれ水素である。
いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物は式(Ic)の構造を有するか、またはその薬学的に許容できる塩である。
式中、
1cはフェニル、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、テトラヒドロピラニル、ピリミジニル、ピリジニル、ピラジニルまたはC‐Cアルキルであり、C‐Cアルキルは任意に1つ以上のフェニル、ハロゲン、‐NまたはOR10cで置換されており;ならびに
10cはそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、R1cはメチル、エチル、フェニル、‐CH‐フェニル、‐CHF、‐CHOCH、テトラヒドロピラニル、‐CH、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、‐CH(CH)OCH、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリルまたは‐CHOHである。
一態様においては、R10cは水素またはメチルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cはメチルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cはエチルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cはフェニルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cは‐CH‐フェニルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cは‐CHFである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cは‐CHOCHである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cはテトラヒドロピラニルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cは‐CHである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cはピリジニルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cはピリミジニルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cはピラジニルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cは‐CH(CH)OCHである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cはN‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリルである。
一態様においては、式(Ic)の化合物においてR1cは‐CHOHである。
いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物は式(Id)の構造を有するか、またはその薬学的に許容できる塩である。
式中、
Xは塩素またはフッ素であり;
1dは水素、フェニル、‐C≡N、テトラヒドロピラニル、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、ピリミジニル、ピリジニル、ピラジニル、シクロプロピル、‐C≡CH、‐CH=CH及びC‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上の‐OR10d、ハロゲン、‐C≡N、‐N、‐SOCH、‐SCH、‐CH=CH、‐CH=NOR11d及びフェニルで置換されており;
10dはそれぞれ独立して水素、C‐Cアルキル及び-(CHOCHから成る群より選択され;ならびに
11dはそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、R1dはメチル、エチル、フェニル、‐CH‐フェニル、‐CHF、‐CHOCH、‐CHCH=CH、テトラヒドロピラニル(CHOH、‐(CHF、‐CH=CH、‐C≡N、‐CH=NOCH3、‐CHSCH、‐CHSOCH、‐CH、‐CHOCHCH、‐CHO(CHOCH、ピリジニル、‐CH(CH)OCH、ピリミジニル、ピラジニル、‐C≡CH、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、‐CH(OH)CH、‐CH(OH)CHOHまたは‐CH=NOHである。
一態様においては、R10dは水素、メチルまたはエチルである。
一態様においては、R10dは水素またはメチルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dはメチルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dはエチルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dはフェニルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CH‐フェニルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHFである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHOCHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHCH=CHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dはテトラヒドロピラニルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐(CHOHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐(CHFである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXは塩素であり、R1dは‐(CHOHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXは塩素であり、R1dは‐(CHFである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐(CHOHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CH=CHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐(CHOHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐C≡Nである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CH=NOCHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHSCHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHSOCHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHOCHCHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHO(CHOCHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CHFである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dはピリジニルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CH(CH)OCHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dはピリミジニルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dはピラジニルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐C≡CHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXは塩素であり、R1dはメチルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dはN‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリルである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CH(OH)CHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CH(OH)CHOHである。
一態様においては、式(Id)の化合物においてXはフッ素であり、R1dは‐CH=NOHである。
いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物は式(Ie)の構造を有するか、またはその薬学的に許容できる塩である。
式中、
Xは塩素またはフッ素であり;
2eはピリジニル、‐C≡NまたはC‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上のOR20e、ハロゲン、アジド及びCH=NOR21eで置換されており;ならびに
20e及びR21eはそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、R2eはメチル、エチル、‐CHOCH、‐CHOH、‐CHF、‐CH、ピリジニル、‐CH=NOHまたは‐CH=NOCHである。
一態様においては、R20eは水素またはメチルである。
一態様においては、R21eは水素またはメチルである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eはメチルである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eはエチルである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXは塩素であり、R2eは‐CHOCHである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXは塩素であり、R2eはメチルである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eは‐CHOCHである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eは‐CHOHである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eは‐CHFである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eは‐CHである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eはピリジニルである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eは‐CH=NOHである。
一態様においては、式(Ie)の化合物においてXはフッ素であり、R2eは‐CH=NOCHである。
いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物は式(If)の構造を有するか、またはその薬学的に許容できる塩である。
式中、
Xは塩素またはフッ素であり;
2fはピリジニルまたはC‐Cアルキルであり、C‐Cアルキルは任意に1つ以上のハロゲンまたはOR20fで置換されており;ならびに
20fはそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、R2fはメチル、エチル、‐CHF、‐CHOCHまたは‐CHOHである。
一態様においては、R20fは水素またはメチルである。
一態様においては、式(If)の化合物においてXはフッ素であり、R2fはメチルである。
一態様においては、式(If)の化合物においてXはフッ素であり、R2fはエチルである。
一態様においては、式(If)の化合物においてXはフッ素であり、R2fは‐CHFである。
一態様においては、式(If)の化合物においてXは塩素であり、R2fは‐CHOCHである。
一態様においては、式(If)の化合物においてXは塩素であり、R2fはメチルである。
一態様においては、式(If)の化合物においてXはフッ素であり、R2fは‐CHOHである。
一態様においては、式(If)の化合物においてXは塩素であり、R2fは‐CHFである。
一態様においては、式(If)の化合物においてXはフッ素であり、R2fは‐CHOCHである。
いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物は式(Ig)の構造を有するか、またはその薬学的に許容できる塩である。
式中、
1gは、任意に1つ以上のハロゲンまたはOR10gで置換されたC‐Cアルキルであり;
2gはC‐Cアルキルであり;及び
10gはそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである。
一態様においては、R1gはメチル、‐CHOCHまたは‐CHFである。
一態様においては、R2gはメチルである。
一態様においては、R10gは水素またはメチルである。
一態様においては、式(Ig)の化合物においてXはフッ素であり、R1g及びR2dはそれぞれメチルである。
一態様においては、式(Ig)の化合物においてXはフッ素であり、R1gは‐CHOCHであり、R2dはメチルである。
一態様においては、式(Ig)の化合物においてXはフッ素であり、R1gは‐CHFであり、R2dはメチルである。
一態様においては、本発明は、少なくとも部分的には、以下の化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩を提供する。
一態様においては、本発明は、本発明の実施例において記載される任意の方法により得ることができる生成物に関する。
「アルキル」という用語には、特定の数の炭素原子を有する直鎖及び分岐鎖の飽和炭化水素ラジカルが含まれる。例えば、「C−Cアルキル」には1〜3個の炭素原子を有するアルキル基が含まれ、例えばメチル、エチル、n‐プロピル及びイソプロピル基である。同様に、「C−Cアルキル」という用語には、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基が含まれ、例えばメチル、エチル、n‐プロピル、イソプロピル、n‐ブチル、イソブチル及びtert‐ブチル基である。
「ハロゲン」という用語には、塩素、フッ素、臭素及びヨウ素が含まれる。
「テトラヒドロピラニル」という用語には以下のものが含まれる。
「N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル」という用語には以下のものが含まれる。
「ピリジニル」という用語には以下のものが含まれる。
「ピリミジニル」という用語には以下のものが含まれる。
「ピラジニル」という用語には以下のものが含まれる。
「薬学的に許容できる塩」という用語には、本発明の化合物の生物学的効果及び生物学的特性を保持する酸付加塩または塩基塩が含まれ、それらは通常、生物学的にまたはその他の点で望ましくないものではない。多くの場合においては、本発明の化合物は、アミノ基及び/またはカルボキシル基、又はそれらと類似の基の存在により、酸塩及び/または塩基塩を形成することができる。
薬学的に許容できる酸付加塩は無機酸及び有機酸を用いて形成することができ、例えば、酢酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、臭化物塩/臭化水素酸塩、炭酸水素塩/炭酸塩、亜硫酸水素塩/硫酸塩、カンファースルホン酸塩、塩化物塩/塩酸塩、クロロテオフィリン酸塩、クエン酸塩、エタンジスルホン酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、馬尿酸塩、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物塩、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ナフトエ酸塩、ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、リン酸塩/リン酸水素塩/リン酸二水素塩、ポリガラクツロ酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、次サリチル酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩及びトリフルオロ酢酸塩である。塩を誘導することができる無機酸には、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸及びリン酸等が含まれる。塩を誘導することができる有機酸には、例えば酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸及びスルホサリチル酸等が含まれる。薬学的に許容できる塩基付加塩は、無機塩基及び有機塩基を用いて形成することができる。
塩を誘導することができる無機塩基には、例えばアンモニウム塩、及び周期表の第I〜XII列からの金属が含まれる。特定の実施形態においては、塩をナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銀、亜鉛及び銅から誘導する。特に好適な塩にはアンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩が含まれる。塩を誘導することができる有機塩基には、例えば第一級、第二級及び第三級アミン、天然置換アミンを含む置換アミン、環状アミンならびに塩基性イオン交換樹脂等が含まれる。特定の有機アミンには、イソプロピルアミン、ベンザチン、コリネート、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、リジン、メグルミン、ピペラジン及びトロメタミンが含まれる。
本発明の薬学的に許容できる塩は、従来の化学的方法により、塩基性または酸性部から合成することができる。一般的にこのような塩は、遊離酸形態のこれらの化合物を、化学量論量の適切な塩基(Na、Ca2+、Mg2+もしくはKの水酸化物、炭酸塩もしくは炭酸水素塩等)と反応させることにより調製するか、または遊離塩基形態のこれらの化合物を、化学量論量の適切な酸と反応させることによって調製することができる。このような反応を通常、水中もしくは有機溶媒中、またはこれら2つの混合物中で行う。一般的に、使用可能であれば、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノールまたはアセトニトリルのような非水性媒体を使用することが望ましい。さらなる好適な塩の一覧を、例えば「Remington’s Pharmaceutical Sciences」、第20版、Mack Publishing Company、Easton、Pa.、(1985年);ならびにStahl及びWermuth著「Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties, Selection, and Use」(Wiley−VCH、Weinheim、ドイツ、2002年)において見出すことができる。
本明細書において与えられる式はいずれも、式(I)の化合物の同位体標識体及び非標識体を表すことも意図される。同位体標識化合物は本明細書において与えられる式により示される構造を有するが、選択された原子質量または質量数を有する原子によって1個以上の原子が置換されている。式(I)の化合物中に取り込まれうる同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素及び塩素の同位体が挙げられ、例えばH、H、11C、13C、14C、15N、16F、31P、32P、35S、36Cl及び125I等である。本発明には、H、H、13C及び14C等の放射性同位体が化合物中に存在する、様々な同位体標識した式(I)の化合物が含まれる。一般的に、同位体標識した式(I)の化合物は、当業者に公知の従来技術により調製するか、または以前に使用した非標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用して、添付の実施例において記載の方法と類似の方法により調製することができる。
式(I)の化合物は異なる異性体を有してもよい。「光学異性体」または「立体異性体」という用語は、本発明の所定の化合物で存在してもよい様々な立体異性配置のいずれかを指す。キラル中心の炭素原子において置換基が結合してもよく、したがって本発明には化合物の鏡像異性体、ジアステレオマー及びラセミ体が含まれることがわかる。「鏡像異性体」という用語には、重ね合わせることができない互いの鏡像である立体異性体の対が含まれる。鏡像異性体の対の1:1混合物は、ラセミ混合物である。この用語は、適切な場合には、ラセミ混合物を示すために使用される。「ジアステレオマー」または「ジアステレオ異性体」という用語には、2個以上の不斉原子を有するが互いに鏡像ではない立体異性体が含まれる。Cahn‐Ingold‐Prelog R‐S方式に従って、絶対立体化学を特定する。化合物が純粋な鏡像異性体である場合、各キラル中心での立体化学をRまたはSのいずれかによって特定してもよい。絶対配置が未知の分割された化合物を、ナトリウムD線の波長で平面偏光を回転させる方向(右旋性または左旋性)により、(+)または(−)で示すことができる。本明細書において記載される特定の化合物は、1つ以上の不斉中心または不斉軸を含有し、したがって絶対立体化学により(R)‐または(S)‐と定義してもよい鏡像異性体、ジアステレオマーまたは他の立体異性体を生じてもよい。本発明は、ラセミ混合物、光学的に純粋な形態及び中間混合物を含むこのような可能な全ての異性体を含むことが意図される。キラルシントンもしくはキラル試薬を使用して光学活性(R)‐異性体及び(S)‐異性体を調製するか、またはキラルHPLC等の当業者に公知の従来技術を使用して光学活性(R)‐異性体及び(S)‐異性体を分割してもよい。
医薬組成物
いくつかの実施形態においては、本発明は式(I)の化合物及び薬学的に許容できる賦形剤または希釈剤を含む医薬組成物を提供する。
「薬学的に許容できる賦形剤または希釈剤」という用語には、正しい医学的判断の範囲内で、過剰な毒性、刺激作用、アレルギー反応または他の問題もしくは他の合併症を伴わず、妥当に利点/危険性比が釣り合った、ヒト及び動物の組織と接触した使用に好適な化合物、物質、組成物及び/または投与形態が含まれる。
本発明の組成物は、経口使用に好適な形態(例えば錠剤、薬用ドロップ、硬質もしくは軟質カプセル、水性もしくは油性懸濁液、エマルション、分散性粉末もしくは顆粒、シロップまたはエリキシル剤として)、外用に好適な形態(例えばクリーム、軟膏、ゲルまたは水性もしくは油性の溶液もしくは懸濁液として)、吸入による投与に好適な形態(例えば細かく分割した粉末または液体エアロゾルとして)、吹入れによる投与に好適な形態(例えば細かく分割した粉末としてとして)、非経口投与に好適な形態(例えば静脈内、皮下、筋肉内もしくは筋肉内投与用無菌水性溶液もしくは無菌油性溶液として、または直腸投与用座薬として)、または眼内投与に好適な形態であってもよい。
本発明の組成物を、当業者に公知の従来の医薬賦形剤を使用して、従来方法により得てもよい。したがって、経口使用を意図した組成物は、例えば1つ以上の着色剤、甘味料、香味料及び/または防腐剤を含有してもよい。
錠剤製剤に好適な薬学的に許容できる賦形剤には、例えばラクトース、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウムまたは炭酸カルシウム等の不活性希釈剤;コーンスターチまたはアルギン酸等の造粒剤及び崩壊剤;デンプン等の結合剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルク等の滑沢剤;p‐ヒドロキシ安息香酸エチルまたはp‐ヒドロキシ安息香酸プロピルなどの防腐剤;ならびにアスコルビン酸等の抗酸化剤が含まれる。錠剤製剤を被覆しなくてもよく、または当業者に公知の従来の被覆剤及び被覆方法を使用して被覆して、消化管内で活性成分の崩壊及びそれに続く吸収を遅らせるか、もしくは錠剤製剤の安定性及び/または外観を改善してもよい。
経口用組成物は、活性成分がカプセル内で例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウムもしくはカオリン等の不活性固体希釈剤と混合される硬質ゼラチンカプセルの形態であってもよく、または活性成分がカプセル内で例えば水、もしくはラッカセイ油、液体パラフィンもしくはオリーブ油等の油と混合される軟質ゼラチンカプセル剤としての形態であってもよい。
水性懸濁液は一般的に、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム及びアラビアゴム等の1つ以上の懸濁剤;レシチン、または脂肪酸とアルキレンオキシドの縮合生成物(例えばステアリン酸ポリオキシエチレン)、または長鎖脂肪アルコールとエチレンオキシドの縮合生成物(例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール)、または脂肪酸及びヘキシトールから誘導される部分エステルとエチレンオキシドの縮合生成物(例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール)、または長鎖脂肪アルコールとエチレンオキシドの縮合生成物(例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール)、または脂肪酸及びヘキシトールから誘導される部分エステルとエチレンオキシドの縮合生成物(例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール)、または脂肪酸及び無水ヘキシトール無水物から誘導される部分エステルとエチレンオキシドの縮合生成物(例えばモノオレイン酸ポリエチレンソルビタン)等の1つ以上の分散剤または湿潤剤と共に、微粉末形態またはナノ粒子もしくはミクロ粒子形態で活性成分を含有する。水性懸濁液は、p‐ヒドロキシ安息香酸エチルもしくはp‐ヒドロキシ安息香酸プロピル等の1つ以上の防腐剤;アスコルビン酸等の1つ以上の抗酸化剤;1つ以上の着色剤;1つ以上の香味料;及び/またはスクロース、サッカリンもしくはアスパルテーム等の1つ以上の甘味料も含有してよい。
ラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油もしくはヤシ油等の植物油中で、または液体パラフィン等の鉱物油中で活性成分を懸濁させることにより、油性懸濁液を製剤してもよい。油性懸濁液は、蜜蝋、硬質パラフィンまたはセチルアルコール等の増粘剤も含有してよい。上記の甘味料等の甘味料及び香味料を添加して、美味の経口製剤を提供してもよい。アスコルビン酸等の抗酸化剤を添加することにより、これらの組成物を保存加工してもよい。
水の添加による水性懸濁液の製剤に好適な分散性粉末及び顆粒は、一般的に分散剤または湿潤剤、懸濁剤及び1つ以上の防腐剤を含有する。好適な分散剤または湿潤剤及び懸濁剤の例としては、既に上記したものが挙げられる。甘味料、香味料及び着色剤等のさらなる賦形剤も存在してよい。
本発明の医薬組成物は、水中油型エマルションの形態であってもよい。油相は、オリーブ油もしくはラッカセイ油等の植物油、または例えば液体パラフィン等の鉱物油、またはこれらの混合物であってもよい。好適な乳化剤は、例えばアラビアゴムまたはトラガントゴム等の天然ゴム、ダイズ、レシチン等の天然リン脂質、脂肪酸及び無水ヘキシトールから誘導されるエステルまたは部分エステル(例えばモノオレイン酸ソルビタン)、ならびにエチレンオキシドと当該部分エステルの縮合生成物(例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン)であってもよい。エマルションは、甘味料、香味料及び防腐剤も含有してよい。
シロップ及びエリキシル剤を、グリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、アスパルテームまたはスクロース等の甘味料と共に製剤してもよく、粘滑薬、防腐剤、香味料及び/または着色剤も含有してよい。
医薬組成物は無菌注射用水性懸濁液または油性懸濁液の形態であってもよく、1つ以上の適切な上記分散剤または湿潤剤及び懸濁剤を使用して、公知方法に従って製剤してもよい。無菌注射用製剤は、無毒性の経口的に許容できる希釈剤または溶媒中の無菌注射用溶液または懸濁液であってもよく、例えば1,3‐ブタンジオール中の溶液である。
吸入による投与用の組成物は、細かく分割された固体を含有するエアロゾルまたは液滴のいずれかとして活性成分を投与するよう準備した、従来の加圧エアロゾルの形態であってもよい。揮発性フッ素化炭化水素または炭化水素等の従来のエアロゾル噴霧剤を使用してもよく、定量の活性成分を投与するようエアロゾル装置を好都合に準備する。
さらなる製剤の情報については、読者は、Comprehensive Medicinal Chemistry(Corwin Hansch;編集委員長)、Pergamon Press 1990年の第5巻、25.2章を参照のこと。
単一投与形態を作製するため1つ以上の賦形剤と混合する活性成分の量は、治療するホストや特定の投与経路に応じて必然的に変化するであろう。投与経路及び投与計画のさらなる情報については、読者は、Comprehensive Medicinal Chemistry(Corwin Hansch;編集委員長)、Pergamon Press 1990年の第5巻、25.3章を参照のこと。
いくつかの実施形態においては、被験体に投与する式(I)の化合物の総量は、400mg〜10g、400mg〜4g、400〜4000mg、400〜2000mg、500〜1900mg、600〜1800mg、700〜1700mgまたは800〜1600mgであってもよく、例えば800mg、825mg、875mg、900mg、925mg、950mg、975mg、1000mg、1025mg、1050mg、1075mg、1100mg、1125mg、1150mg、1175mg、1200mg、1225mg、1250mg、1275mg、1300mg、1325mg、1350mg、1375mg、1400mg、1425mg、1450mg、1475mg、1500mg、1525mg、1550mg、1575mgまたは1600mgである。いくつかの実施形態においては、被験体に投与する式(I)の化合物の総量は、400〜500mg、500〜600mg、600〜700mg、700〜800mg、800〜900mg、900〜1000mg、1000〜1100mg、1100〜1200mg、1200〜1300mg、1300〜1400mg、1400〜1500mg、1500〜1600mg、1600〜1700mg、1700〜1800mg、1800〜1900mgまたは1900〜2000mgであってもよい。
式(I)の化合物を、1日1回、2回、3回投与してもよく、または24時間周期で医学的に必要な回数投与してもよい。当業者は、被験体に基づき、個々の投与量を容易に決定することができるであろう。いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物を1つの投与形態で投与する。いくつかの実施形態においては、式(I)の化合物を複数の投与形態で投与する。
使用方法
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することと含む、必要とする被験体において細菌感染症を治療する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の細菌感染症治療用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、細菌感染症治療用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、細菌感染症治療用医薬組成物を提供する。
「細菌感染症」という用語には、1つ以上のグラム陰性、グラム陽性または非定型細菌種により引き起こされる感染症が含まれる。
いくつかの実施形態においては、細菌感染症は、黄色ブドウ球菌、化膿性連鎖球菌、肺炎球菌、ストレプトコッカス・アガラクチア、炭疽菌、セレウス菌及び枯草菌等のグラム陽性細菌により引き起こされる。
いくつかの実施形態においては、感染症は、インフルエンザ菌、アシネトバクター・バウマンニ、シトロバクター・フロインデイ、大腸菌、エンテロバクター・クロアカ、緑膿菌、肺炎桿菌及び淋菌等のグラム陰性細菌により引き起こされる。
いくつかの実施形態においては、感染症は、結核菌、マイコバクテリウム・アビウム・イントラセルラーレ、マイコバクテリウム・マリヌム、マイコバクテリウム・ウルセランス及びカンサシ菌等のマイコバクテリア科により引き起こされる。
いくつかの実施形態においては、感染症は、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジア及びレジオネラ・ニューモフィラ等の非定型細菌により引き起こされる。
いくつかの実施形態においては、細菌は、本明細書において記載される式(I)の化合物以外の1つ以上の抗菌薬に抵抗性である。「抵抗性」及び「抗菌薬抵抗性」という用語は、1つ以上の抗菌薬へ曝露に耐える細菌を指す。いくつかの実施形態においては、抗菌薬抵抗性細菌には、化膿性連鎖球菌、ストレプトコッカス・アガラクチア、肺炎球菌(ペニシリン抵抗性肺炎球菌を含む)、黄色ブドウ球菌(バンコマイシン抵抗性黄色ブドウ球菌(VRSA)を含む)、メチシリン抵抗性黄色ブドウ球菌(MRSA)(院内MRSA、市中MRSA及び凝固酵素陰性ブドウ球菌性を含む)ならびに淋菌(例えば染色体媒介性ペニシリン抵抗性淋菌(CMRNG)及びペニシリナーゼ媒介性抵抗性淋菌(PPNG)等のペニシリン抵抗性淋菌、例えばセフトリアキソン抵抗性淋菌及びセフィキシム抵抗性淋菌等のセファロスポリン抵抗性淋菌、例えばシプロフロキサシン抵抗性淋菌等のキノロン抵抗性淋菌(QRNG)、例えば染色体媒介性テトラサイクリン抵抗性淋菌及びプラスミド媒介性ペニシリン抵抗性淋菌等のテトラサイクリン抵抗性淋菌、コトリモキサゾール抵抗性淋菌、ならびに例えばカナマイシン抵抗性淋菌及びゲンタマイシン抵抗性淋菌等のアミノグリコシド抵抗性淋菌、スルホンアミド抵抗性淋菌、ならびに例えばアジスロマイシン抵抗性淋菌等のマクロライド抵抗性淋菌を含む)が含まれる。
いくつかの実施形態においては、淋菌は多剤抵抗性淋菌(MDRNG)である。「多剤抵抗性淋菌」という用語には、例えばテトラサイクリン、ペニシリン、セファロスポリン(例えばセフトリアゾンまたはセフィキシム)、キノロン(例えばノルフロキサシン、シプロフロキサシンまたはオフロキサシン)、コトリモキサゾール、スルホンアミド、アミノグリコシド(例えばカナマイシンまたはゲンタマイシン)及びマクロライド(例えばアジスロマイシン)等の、淋菌感染症に通常使用される2つ以上の抗菌薬に抵抗性である淋菌が含まれる。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、必要とする被験体においてグラム陽性細菌感染症を治療する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、グラム陽性細菌感染症治療用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、グラム陽性細菌感染症治療用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、グラム陽性細菌感染症治療用医薬組成物を提供する。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、必要とする被験体において皮膚及び皮膚組織合併感染症を治療する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、皮膚及び皮膚組織合併感染症治療用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、皮膚及び皮膚組織合併感染症治療用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、皮膚及び皮膚組織合併感染症治療用医薬組成物を提供する。
「皮膚及び皮膚組織合併感染症」という用語には、例えば感染した潰瘍、熱傷または大膿瘍を含む重大な外科的処置を必要としてもよい皮膚及び周りの軟部組織の感染症が含まれる。いくつかの実施形態においては、皮膚及び皮膚組織合併感染症は、化膿性連鎖球菌、ストレプトコッカス・アガラクチア、またはMRSA及び/もしくはVRSAを含む黄色ブドウ球菌により引き起こされる。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、必要とする被験体において肺炎を治療する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、肺炎治療用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、肺炎治療用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、肺炎治療用医薬組成物を提供する。
「肺炎」という用語には、細菌感染症により引き起こされる肺の炎症状態を指す。いくつかの実施形態においては、肺炎は肺炎球菌または黄色ブドウ球菌感染症により引き起こされる。いくつかの実施形態においては、肺炎は院内(nocosomial)肺炎(例えば院内(hospital−acquired)肺炎)、または市中肺炎である。いくつかの実施形態においては、肺炎はペニシリン抵抗性肺炎球菌により引き起こされる。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、必要とする被験体においてグラム陰性細菌感染症を治療する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、グラム陰性細菌感染症治療用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、グラム陰性細菌感染症治療用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、グラム陰性細菌感染症治療用医薬組成物を提供する。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、必要とする被験体において非定型細菌感染症を治療する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、非定型細菌感染症治療用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、非定型細菌感染症治療用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、非定型細菌感染症治療用医薬組成物を提供する。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、必要とする被験体において細菌のDNAジャイレースを阻害する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、細菌のDNAジャイレース阻害用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、細菌のDNAジャイレース阻害用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、細菌のDNAジャイレース阻害用医薬組成物を提供する。
「細菌のDNAジャイレース」という用語は、DNAに負の超らせんを導入する細菌のII型トポイソメラーゼを指す。
「有効量」という用語には、例えば細菌のDNAジャイレースもしくは細菌感染症に関する酵素もしくはタンパク質活性の減少もしくは阻害、細菌感染症の症候の寛解、または細菌感染症の進行を遅くすることもしくは遅延させること等の、被験体の生物学的反応または医学的反応を誘発するであろう式(I)の化合物の量が含まれる。いくつかの実施形態においては、「有効量」という用語には、被験体に投与した際、細菌感染症を少なくとも部分的に軽減、阻害及び/もしくは寛解するか、または細菌のDNAジャイレースを阻害するか、ならびに/または被験体において細菌の増殖、複製もしくは細菌の量を減少もしくは阻害するのに有効な量である、式(I)の化合物の量が含まれる。
一態様においては、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、必要とする被験体において淋菌感染症を治療する方法を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、淋菌感染症治療用の用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、淋菌感染症治療用薬剤の製造における用途を提供する。
一態様においては、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を含む、淋菌感染症治療用医薬組成物を提供する。
「被験体」という用語には、例えば霊長類、雌ウシ、ブタ、ヒツジ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット及びマウス等の温血哺乳動物が含まれる。いくつかの実施形態においては、被験体は霊長類であり、例えばヒトである。いくつかの実施形態においては、被験体はグラム陽性細菌感染症を患っている。いくつかの実施形態においては、被験体は治療を必要としていル(例えば、被験体は治療により生物学的または医学的に恩恵を被る)。いくつかの実施形態においては、被験体は、例えば糖尿病等の細菌感染症治療への反応を複雑化する重大な潜在的疾患状態を患っている。
「阻害する」、「阻害」または「阻害すること」という用語には、生物学的活性または生物学的過程のベースライン活性における減少が含まれる。
「治療する」、「治療すること」及び「治療」という用語には、被験体における細菌感染症もしくは細菌のDNAジャイレースに関する酵素もしくはタンパク質活性の減少もしくは阻害、被験体における1つ以上の細菌感染症の症候の寛解、または被験体における細菌感染症の進行を遅くすることもしくは遅延させることが含まれる。「治療する」、「治療すること」及び「治療」という用語には、被験体における細菌の増殖、複製の減少もしくは阻害、または細菌量の減少もしくは阻害も含まれる。
本発明の実施例
これより本発明を以下の実施例により説明するが、これらに限定されるものではない。

合成方法
特に明記しない限り:
(i)蒸発は回転式蒸発によって真空中で行われ、ワークアップ手順は濾過による残渣固体の除去の後に行った;
(ii)温度は℃として引用される;特に明記しない限り、または当業者が他の方法で不活性雰囲気下で作業しない限り、操作は典型的には18〜26℃である室温で、空気を排除することなしに行った;
(iii)カラムクロマトグラフィー(フラッシュ法による)は、化合物を精製するために使用され、特に明記しない限り(Art.9385)メルクキーゼルゲルシリカ上で行った。
(iv)一般に、反応の経過はTLC、HPLC、またはLC/MSによって追跡し、反応時間は例示のみのために与えらる;収率は、例示のためだけに与えられ、必ずしも達成可能な最大値ではない;
(v)本発明の最終生成物の構造は、一般に、NMRおよび質量スペクトル技術によって確認される。プロトン磁気共鳴スペクトル(HNMR)は、一般に、それぞれ300MHzの、または400メガヘルツの電界強度で動作するBruker DRX300分光計またはBruker DRX−400分光計を用いて測定した。NMRスペクトルが複雑である場合には、診断信号のみを報告する。化学シフトは、外部標準(δスケール)としてテトラメチルシランからのダウンフィールド百万分率で報告され、ピーク多重度は、このように示されている:s、シングレット;D、ダブレット;DD、ダブレットのダブレット;DT、トリプレットのダブレット;DM、マルチプレットのダブレット;T、トリプレット、m、マルチプレット;br、ブロード。化学シフトは、±0.1ppmでのエラーで報告される。高速原子衝撃(FAB)質量スペクトルデータは一般に、エレクトロスプレーして実行されるプラットフォーム分光計(Micromass社により供給される)を用いて得られ、必要に応じて、いずれかの正イオンデータまたは負イオンデータを集めるか、またはSEDEX75ELSDを備えるAgilent1100シリーズLC/MSを用い、及び必要に応じて、いずれかの正イオンデータまたは負イオンデータを集めた。最低質量の主要イオンは、同位体分裂が複数のマススペクトルピークをもたらす(例えば、塩素が存在する場合)分子について報告されている。逆相HPLCを、Agilent機器にYMCパックODS AQ(100x20 mmID、S−5μ粒子サイズ、12 nmの細孔サイズ)を用いて行った;及び
(vi)各中間体を、次の段階のために必要な標準に精製し、割り当てられた構造が正しかったことを確認するために十分に詳細に特徴づけた;純度は、HPLC(高圧液体クロマトグラフィー)、TLCまたはNMRによって評価し、同一性は、適宜、赤外分光法(IR)、質量分析(MS)またはNMR分光法によって決定した。
(vii)化合物は、(製品バージョン12.01の12.00をリリース)ACD/名称を用いて命名した。
中間体1
3−クロロ−6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−5−カルバルデヒド

無水アセトニトリル(50 ml)中の3−クロロ−6,7−ジフルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−5−カルバルデヒド (International Application Publication No. WO 2010/043893に記載の手順に従い調製、 5.0 g, 23.0 mmol)の氷冷溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(5.9 g, 45.9 mmol)、続いてcis−2,6−ジメチルモルホリン (2.6 g, 23.0 mmol)を加え、混合物を封管にて85℃で12時間熱した。溶液を室温に冷却し、揮発成分を真空下で除去した。残渣を酢酸エチルに溶解し、水、続いて塩水で洗浄し、次いで無水NaSOで乾燥した。真空下での溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムにより精製し、標題化合物を固体として得た。 収率: 6.0 g (84%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.0 (d, 6H), 2.9 (t, 2H), 3.1 (d, 2H), 3.8 (m, 2H), 7.7 (s, 1H), 10.2 (s, 1H). MS (ES) MH:C1414ClFNにつき313。
中間体2
3−クロロ−5−(ジメトキシメチル)−6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール

2,2’−ジメトキシプロパン(15 mL)中の中間体1 (3.0 g, 9.6 mmol)の溶液及びp−トルエンスルホン酸のピンチを60℃で3時間熱した。水(10 mL)を室温で反応混合物に加えた。酢酸エチルでの抽出(3回、10 mL)、合一した有機層の乾燥(NaSO)、及び真空下での溶媒の除去、続いて冷ジエチルエーテル(15 mL)による摩砕により、粗生成物を黄色い固体として得た。収率: 2.7 g (80 %). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.1 (d, 6H), 2.8 (t, 2H), 3.0 (d, 2H), 3.3 (s, 6H), 3.8 (m, 2H), 5.7 (s, 1H), 7.6 (s, 1H).
中間体3
3−{5−(ジメトキシメチル)−6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (1 mL)中の2−オキサゾリジノン(0.18 g, 2.1 mmol)の溶液をジメチルホルムアミド(1 mL)中のNaH(0.06 g, 2.5 mmol)の撹拌懸濁液に0℃でゆっくりと加えた。混合物を室温で30分間攪拌し、ジメチルホルムアミド(3mL)中の中間体2(0.25 g, 0.7 mmol)の溶液を同じ温度で加えた。該混合物を60℃で16時間熱し、氷冷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(2回、20mL)。有機層を無水NaSOで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を得た。収率: 37 mg (13%). MS (ES) MH:C1924FNにつき410.4。
中間体4
3−クロロ−6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−5−カルバルデヒド

無水アセトニトリル(50 mL)中の3−クロロ−6,7−ジフルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−5−カルバルデヒド (International Application Publication No. WO 2010/043893に記載の手順に従い調製、 10.0 g, 46.0 mmol)の氷冷溶液にジイソプロピルエチルアミン(11.9 g, 91.9 mmol)、次いで(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン (5.2 g, 46.0 mmol)を加え、混合物を封管にて85℃で12時間熱した。室温に冷却した後、揮発成分を真空下で除去した。残渣を酢酸エチル(50 mL)に溶解し、水で洗浄し(2回、15mL)、続いて塩水で洗浄し、次いで無水NaSOで乾燥した。真空下での溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムにより精製し、標題化合物を固体として得た。収率: 11.0 g (76%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.2 (d, 6H), 3.0 (m, 2H), 3.4 (m, 2H), 4.1 (m, 2H), 8.0 (s, 1H), 10.3 (s, 1H). ES MH:C1414ClFNにつき313.3。
中間体 5
3−クロロ−5−(ジメトキシメチル)−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール

中間体4 (14.42 g, 46.10 mmol)、2,2−ジメトキシプロパン(57.4 ml, 461.00 mmol)、及びp−トルエンスルホン酸 (0.088 g, 0.46 mmol)の混合物を室温で16時間攪拌した。反応を飽和NaHCO水溶液の添加でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥した。濾液を真空下で濃縮し、標題化合物 (15.35 g, 90 %)を得た。MS (ES) MH:C1620ClFNにつき359。
中間体 6
3−(5−(ジメトキシメチル)−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (1 mL)中のオキサゾリジン−2−オン (Sigma−Aldrichより購入, 728 mg, 8.36 mmol)をジメチルホルムアミド (1 mL)中のNaH (290 mg, 7.25 mmol, 鉱油中60%)の懸濁液に加え、混合物を10分間室温で攪拌した。ジメチルホルムアミド(2mL)中の中間体5(2.0 g, 5.57 mmol)をゆっくりと加えた。得られた混合物を冷却前に80℃で5時間熱し、に注ぎ 氷冷水性NHCl, 酢酸エチルで抽出した。有機層を水、塩水で洗浄し、乾燥した(NaSO)。周囲温度で濃縮した後、残渣をシリカゲルカラム (CHCl中20−50%酢酸エチル溶出)上で精製し、標題化合物 (800 mg, 35 %)を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−D6) δ: 1.2 (br s, 6 H) 2.7−2.9 (m, 2H) 3.06 − 3.35 (m, 8H) 3.9−4.25 (m, 4H) 4.45 − 4.7 (m, 2H) 5.7 (s, 1H) 8.35 (s, 1H). MS (ES) MH: C1924FNにつき410。
中間体 7
3−クロロ−6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール

トルエン(300mL)中の中間体1 (16.3 g, 52.2 mmol)、エチレングリコール(8.1 g, 130.6 mmol)及びp−トルエンスルホン酸ピリジニウム (1.31 g, 5.2 mmol)の溶液をディーン・スターク装置で16時間加熱還流した。溶媒を真空下で除去し、残渣をジエチルエーテル(75 mL)に溶解し、水(3回、25mL)及び水性塩水(25 mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥し、濾過した。真空下での溶媒の除去により標題化合物を得、熱ヘキサンによる摩砕によりさらに精製した. 収率: 18.0 g (80 %). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.1 (d, 6H), 2.8 (t, 2H), 3.0 (d, 2H), 3.3 (m, 4H), 3.8 (m, 2H), 5.7 (s, 1H), 7.6 (s, 1H)。
中間体 8
(4R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (10 mL)中のNaH (0.24 g, 9.9 mmol)の攪拌溶液に、ジメチルホルムアミド(10 mL)中の(4R)−4−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Nishiyama, T.; Matsui, Shigeki; Yamada, F. J. Het. Chem. (1986), 23(5), 1427−9)に記載の手順に従い合成 (1.0 g, 9.9 mmol))の溶液を0℃で10分間にわたりゆっくりと加えた。混合物を室温で30分間攪拌し、ジメチルホルムアミド(5mL)中の中間体7(1.1g,3.1 mmol)の溶液を同じ温度で加えた。該混合物を80℃で12時間熱し、氷冷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(2回、20mL)。有機層を無水NaSOで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラム クロマトグラフィーにより粗生成物を精製した。収率: 0.15 g (12%). MS (ES) MH:C2024FNにつき422.4。
中間体8の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体7及び示されたオキサゾリジノン出発物質から中間体9及び中間体10を調製した。
中間体 9
(5S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (5S)−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Rein, K.; Goicoechea−Pappas, M.; Anklekar, T. V.; Hart, G. C.; Smith, G. A.; Gawley, R. E. JACS (1989), 111(6), 2211−17に記載の手順に従い合成した)。 MS (ES) MH: C2024FNにつき422.4。
中間体10
(5R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (5R)−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Chouhan, G.; Alper, H. J. Org. Chem. (2009), 74(16), 6181−6189に記載の手順に従い合成した)。 MS (ES) MH: C2024FNにつき422.4。
中間体11
3−クロロ−6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール

トルエン中の中間体4 (11.0 g, 35.3 mmol)、エチレングリコール(5.7 g, 91.9 mmol)及びp−トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.92 g, 3.7 mmol)の溶液をディーン・スターク装置で16時間加熱還流した。溶媒を真空下で除去し、残渣をジエチルエーテル(75 mL)に溶解し、水(3回、25mL)、続いて塩水で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥し、濾過した。真空下での溶媒の除去により標題化合物を得、熱ヘキサンでの摩砕によりさらに精製した。収率: 9.0 g (72 %). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.2 (d, 6H), 2.9 (m, 2H), 3.2 (d, 2H), 4.05 (m, 4H), 4.15 (m, 2H), 6.2 (s, 1H), 7.7 (s, 1H). MS (ES) MH:C1618ClFNにつき357.3。
中間体12
(R)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−メチルオキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (10 mL)中の(R)−5−メチルオキサゾリジン−2−オン (1.134 g, 11.21 mmol, Chouhan, G.; Alper, H. J. Org. Chem. (2009), 74(16), 6181−6189に記載の手順に従い合成した)をジメチルホルムアミド (10 mL)中のNaH (0.448 g, 11.21 mmol, 鉱油中60%)の懸濁液に加えた。混合物を30分間室温で攪拌した。ジメチルホルムアミド (10 mL)中の中間体11 (4 g, 11.2 mmol)をゆっくりと加え、得られた混合物を80℃で2時間熱した。反応を冷却し、氷冷水性NHClに注ぎ、酢酸エチルで抽出した。. 有機層を水、塩水で洗浄し、乾燥した。周囲温度で濃縮した後の粗生成物をシリカゲルカラム (ヘキサン類中溶出40−50%酢酸エチル)上で精製し、標題化合物を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d)δ:1.2 (d, 6H), 1.5 (d, 3H), 2.8−3.3 (m, 4H), 3.7−4.3 (m, 8H), 4.9−5.1 (m, 1H), 6.2 (s, 1H), 8.4 (s, 1H). MS (ES) MH:C2024FNにつき422。
中間体13
2−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−1,3−ジオキソラン

エチレングリコール(348.7 g, 5.62 mol) をトルエン (4.5 L)中の2,3,4−トリフルオロベンズアルデヒド (300.0 g, 1.87 mol)及びp−トルエンスルホン酸1水和物 (35.6 g, 0.18 mol)の攪拌混合物に1部周囲温度で加えた。得られた混合物をディーン・スターク装置を使用し水の共沸除去で加熱還流した。水を随時(3 時間の間隔)除去した。24時間後、トルエンを除去し、残渣を酢酸エチル(1.5L)で希釈し、飽和水性NaHCO (2回、750 mL)、水(2回、500 mL)及び塩水溶液(500 mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を高真空 (0.1 mmのHg)中60−70℃で蒸留にさらし、出発物質及び不純物を除去した。75−85℃(0.1 mmのHg)で得た画分は標題化合物に一致する。収率: 300.0 g (78%). H NMR (400MHz, DMSO−d) δ: 3.9−4.1 (m, 4H), 6.0 (s, 1H), 7.3−7.4 (m, 2H).
中間体14
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロベンズアルデヒド

n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M溶液、300 mL, 0.75 mol)をテトラヒドロフラン(2.3 L)中の中間体13 (118.0 g, 0.57 mol)の溶液に−70℃で45分間かけて滴下し、混合物を1時間その温度で攪拌した。ジメチルホルムアミド (236 mL, 3.27 mol)を−70℃で攪拌しながら30分間わたり滴下し、0℃で飽和水性NHCl 溶液でクエンチする前に、同じ温度で1時間攪拌し続けた。混合物を酢酸エチルで抽出し(2回、500 mL)、有機層を水(2回、500 mL)、塩水(500mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。粗生成物を石油エーテル中の10%酢酸エチルの勾配を利用するシリカゲル(60−120 mesh)フラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 125.0 g (93%). H NMR (400MHz, DMSO−d) δ: 4.0−4.1 (m, 4H), 6.05 (s, 1H), 7.8 (m, 1H), 10.1 (s, 1H).
中間体15
1−[5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロフェニル]−N−ヒドロキシメタンイミン

ピリジン (95.3 g, 1.2 mol)及び塩酸ヒドロキシルアミン (62.8 g, 0.90 mol)を、エタノール(1500 mL)中の中間体14 (140.0 g, 0.60 mol)の攪拌溶液に0℃で順次加えた。混合物を室温で18時間攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル(2.0L)で希釈し、水(2回、500 mL)、塩水(2回、500 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除去し、粗生成物を得、ジエチルエーテル及びヘプタン(1:9)の混合物で洗浄することにより精製した。収率: 100.0 g (第1クロップ)。20 gの生成物も第1クロップから得られる母液の石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラム精製により得た。全収率: 120.0 g (80%). H NMR (400MHz, DMSO−d) δ: 3.95−4.1 (m, 4H), 6.0 (s, 1H), 7.6 (m, 1H), 8.2 (s, 1H), 11.8 (s, 1H).
中間体16
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N−ヒドロキシベンズイミドイルクロリド

ジメチルホルムアミド (360 mL)中の中間体15 (70.0 g, 0.28 mol)の攪拌溶液に、N−クロロスクシンイミド(49.0 g, 0.36 mol)を周囲温度で窒素雰囲気下で一部加えた。4時間攪拌した後、窒素を前に30分間反応混合物により泡立て、混合物を氷水(2L)に注いだ。得られた混合物を1時間攪拌し、固体を濾過し、水(2回、250 mL)で洗浄した。固体をトルエン(300mL)中で30分間攪拌し、濾過し、第1クロップとして53.0g得た。トルエン濾液を、濾過し、追加のヘプタン(50 mL)で洗浄した、追加の固体を沈殿するヘプタン(400mL)で処置し、第2クロップとして7g得た。全収率: 60.0 g (76%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 3.95−4.1 (m, 4H), 6.0 (s, 1H), 7.6 (m, 1H), 12.8 (s, 1H).
中間体17
(2R)−1−[[5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル]アミノ]プロパン−2−オール

ジメチルホルムアミド (30 mL)中の中間体16 (2.22 g, 7.88 mmol)の溶液に、(R)−1−アミノプロパン−2−オール(1.3 ml, 16.6 mmol)を周囲温度で加えた。
反応について、遅い発熱があった。10分間攪拌した後、LC−MSは、新規中間体物質 (MH = 321)を有する出発物質の消費を示した。もう30分攪拌した後、カリウムtert−ブトキシド (1.77 g, 15.8 mmol)を全て一度に加えた。遅い発熱は続いて起こった。1時間攪拌した後、LC−MSは、残りの一貫したいくつかの中間物質(MH=321)と共に標題化合物(MH=301)と一致する物質への変換を示した。追加のカリウムtert‐ブトキシド を加え (400 mg, 3.6 mmol)、混合物を室温で1時間攪拌した。LC−MSは、MH=321を有する材料への完全な変換を示した。混合物を水性NHClでクエンチし、溶媒を真空中で除去した。固体塊を破壊する間に固体残渣を水 (50 mL)に取り出し、混合物を周囲温度で一晩攪拌した。固体を濾過し、真空中で乾燥する前に水ですすぎ、標題化合物と一致する物質を得た。収率 2.24 g (95%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.1 (d, 3H) 3.2 (t, 2H) 3.8−4.0 (m, 1H) 4.0−4.1 (m, 4H) 4.8 (d, 1H) 6.1 (s, 1H) 7.3 (t, 1H) 8.0 (dd, 1H). ES MH: C1314につき301。
中間体18
(R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−メチルオキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン(10 mL)中の中間体17 (500 mg, 1.67 mmol)、ジ(1H−イミダゾール−1−イル)メタノン (405 mg, 2.50 mmol)、及びジメチルアミノピリジン(102 mg, 0.83 mmol)の混合物を一晩(21時間)加熱還流した。溶媒を除去し、油状残渣を得た。残渣 を1N HClに取り出し、混合物を90分間周囲温度で攪拌し、固体を得た。固体を濾過し、真空中で乾燥する前にへらでそれらを破壊し、水でよくすすいだ。物質は対応するアルデヒドへの加水分解に起因する約5%の不純物を有する標題化合物と一致する。収率 407 mg (75%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.5 (d, 3H) 3.8 (dd, 1H) 4.0−4.1 (m, 4H) 4.3 (t, 1H) 5.0 (m, 1H) 6.1 (s, 1H) 8.45 (d, 1H). ES MH:C1412につき327;
中間体19
(R)−6,7−ジフルオロ−3−(5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

HCl (水中1.0M) (10 mL, 10.00 mmol)中の中間体18 (404 mg, 1.24 mmol)の溶液及びテトラヒドロフラン (10 mL)を室温で3日間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出し、各抽出を塩水で洗浄した。有機層を合一し、MgSOで乾燥し、濾過し、蒸発させ、物質を標題化合物と一致する灰白色の固体として得た。収率 350 mg (100%). H NMR (300 MHz, CDCl) δ: 1.6 (d, 3H) 3.8 (dd, 1H) 4.3 (dd, 1H) 4.9 (m, 1H) 8.9 (dd, 1H) 10.2 (s, 1H). ES MH:C12につき283。
中間体20
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((R)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

ブチロニトリル(3 mL)中の中間体19 (92 mg, 0.33 mmol), (2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン (45.1 mg, 0.39 mmol)及びKCOの混合物及び水(0.5 mL)をマイクロ波反応容器で100℃で熱した。溶媒を除去し、残和を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した、各抽出を塩水で洗浄した。有機層を合一し、MgSOで乾燥し、濾過し、蒸発させ、物質を得、その物質をシリカゲル( CHCH中50%ヘキサン類に続き、100%CHCHへの勾配溶出)でクロマトグラフし、標題化合物と一致する黄色い固体を得た。収率 100 mg (81%). H NMR (300 MHz, CDCl) δ 1.2 (d, 6H) 1.5 (d, 3H) 2.9−3.0 (m, 2H) 3.4 (dt, 2H) 3.7 (dd, 1H) 4.1−4.3 (m, 3H) 4.8−5.0 (m, 1H) 8.7 (d, 1H) 10.3 (s, 1H). MS (ES) MH:C1820FNにつき378。
中間体21
(4S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

中間体 8の合成に記載の方法と同様の方法で、(4S)−4−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Nishiyama, T.; Matsui, Shigeki; Yamada, F. J. Het. Chem. (1986), 23(5), 1427−9に記載の手順に従い合成した)を使用し、中間体21 を中間体7から調製した。MS (ES) MH:C2024FNにつき422.4。
中間体22
(S)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−メチルオキサゾリジン−2−オン

中間体12の合成に記載の方法と同様の方法を使用し、中間体22 を中間体11及び(4S)−4−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Nishiyama, T.; Matsui, Shigeki; Yamada, F. J. Het. Chem. (1986), 23(5), 1427−9に記載の手順に従い合成した)から調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.2 (d, 6H), 1.35−1.5 (m, 3H), 2.8−3.3 (m, 4H), 3.9−4.3 (m, 7H), 4.6−4.8 (m, 2H), 6.0−6.3 (m, 1H), 6.2 (s, 1H), 8.2 (s, 1H). MS (ES) MH: C2024FNにつき422。
中間体8の合成に記載の方法と同様の方法を使用し、中間体23〜29を中間体7及び示されたオキサゾリジノン出発物質から調製した。
中間体23
(4S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (4S)−4−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Begis, G.; Cladingboel, D.E.; Jerome, L.; Motherwell, W.B.; Sheppard, T.D. Eur. J. Org. Chem. (2009), (10), 1532−1548に記載の手順に従い合成した)。 MS (ES) MH: C2126FNにつき436.4。
中間体24
(4R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (4R)−4−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン−(5R)−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Chouhan, G.; Alper, H. J. Org. Chem. (2009), 74(16), 6181−6189に記載の手順に従い合成した)。MS (ES) MH:C2126FNにつき436.4。
中間体25
(4R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−フェニル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (4R)−4−フェニル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Begis, G.; Cladingboel, D.E.; Jerome, L.; Motherwell, W.B.; Sheppard, T.D. Eur. J. Org. Chem. (2009), (10), 1532−1548に記載の手順に従い合成した)。 MS (ES) MH: C2526FNにつき484.5。
中間体26
(4S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−フェニル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (4S)−4−フェニル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (MacNevin, C.J.; Moore, R.L.; Liotta, D.C. J. Org. Chem. (2008), 73(4), 1264−1269に記載の手順に従い合成した)。MS (ES) MH: C2526FNにつき484.5。
中間体27
(4R)−4−ベンジル−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (4R)−4−ベンジル−1,3−オキサゾリジン−2−オン(Paz, J.; Perez−Balado, C.; Iglesias, B.; Munoz, L. J. Org. Chem. (2010), 75(9), 3037−3046に記載の手順に従い合成した)。MS (ES) MH: C2628FNにつき498.5。
中間体28
(4S)−4−ベンジル−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (4S)−4−ベンジル−1,3−オキサゾリジン−2−オン(Begis, G.; Cladingboel, D.E.; Jerome, L.; Motherwell, W.B.; Sheppard, T.D. Eur. J. Org. Chem. (2009), (10), 1532−1548に記載の手順に従い合成した). MS (ES) MH: C2628FNにつき498.5。
中間体29
3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5,5−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

出発物質: 5,5−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン(Jones, S.; Smanmoo, C. Tet. Lett. (2004), 45(8), 1585−1588に記載の手順に従い合成した)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.1 (d, 6H), 1.5 (s, 6H), 2.8 (t, 2H), 3.1 (d, 2H), 3.8 (m, 2H), 4.0 (m, 4H), 4.1 (m, 2H), 6.1 (s, 1H), 8.4 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNにつき436.4。
中間体30及び31の混合物
(5R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン及び(5S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

中間体12の合成に記載の方法と同様の方法を使用し、中間体30及び31を中間体11及び5−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン(European Patent Application Publication No. EP 244810に記載の手順に従い合成した)から調製した。Chiralpak IC (250 x 4.6) mm (ヘキサン:エタノール, 80:20, 1.0 ml/分)を使用したHPLCを用いジアステレオマーを分離した。
中間体30 ((5R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン) は第1溶出ジアステレオマーである。. R = 16.2 分; H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.0 (t, 3H), 0.95−1.0 (m, 6H), 1.8 (m, 2H), 2.9 (m, 2H), 3.2 (m, 2H), 3.8 (dd, 1H), 4.0 (m, 2H), 4.0−4.05 (m, 4H), 4.2 (t, 1H), 6.2 (s, 1H), 8.4 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNにつき436.4。
中間体31 ((5S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−エチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン)は第2溶出ジアステレオマー. R = 18.9 分; H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.0 (t, 3H), 0.95−1.0 (m, 6H), 1.8 (m, 2H), 2.9 (m, 2H), 3.2 (m, 2H), 3.8 (dd, 1H), 4.0 (m, 2H), 4.0−4.05 (m, 4H), 4.2 (t, 1H), 6.2 (s, 1H), 8.4 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNにつき436.4。
中間体32
(4R)−4−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド(15mL)中の(4R)−4−({[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン (Berkowitz, D.B.; Sloss, D.G. J. Org. Chem. (1995), 60(21), 7047−50に記載の手順に従い合成した)の溶液をジメチルホルムアミド(10mL)中のNaH (0.83 g, 34.6 mmol)の攪拌溶液に10分間にわたり0℃で加えた。混合物を室温で30分間攪拌し、ジメチルホルムアミド(25mL)中の中間体7(6.17 g, 17.3 mmol)の溶液を同じ温度で加えた。該混合物を60℃で2時間熱し、氷冷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(2回、20mL)有機層を無水NaSOで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。収率: 1.2 g (13%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: −0.2 (s, 3H), −0.1 (s, 3H), 0.75 (s, 9H), 1.1 (d, 6H), 2.8 (t, 2H), 3.1 (d, 2H), 3.7 (m, 3H), 4.0 (m, 2H), 4.0−4.1 (m, 2H), 4.1 (d, 1H), 4.4 (d, 1H), 4.7 (d, 2H), 6.1 (s, 1H), 8.3 (s, 1H)。 MS (ES) MH: C2638FNSiにつき552.6。
中間体33及び34の混合物
(4S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン及び(4R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン (50 mL)の中間体32 (1.5 g, 2.7 mmol)の攪拌溶液に、テトラヒドロフラン(1.4 g, 5.4 mmol)中のテトラブチルアンモニウムフルオライドの1M溶液を0℃で加え、混合物を室温で10分間攪拌した。水(3mL)を反応混合物に加え、有機層を分離し、無水NaSOで乾燥した。真空下での溶媒の蒸発により、キラルHPLC分析による鏡像異性体の68% + 27%混合物である固体を得た。収率: 1.1 g (92%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.1 (d, 6H), 2.8 (t, 2H), 3.1 (d, 2H), 3.5−3.6 (m, 1H), 3.7−3.8 (m, 2H), 3.9−4.0 (m, 3H), 4.05−4.1 (m, 2H), 4.5 (dd, 1H), 4.6−4.65 (m, 2H), 5.2 (t, 1H), 6.1 (s, 1H), 8.3 (s, 1H). MS (ES) MH: C2024FNにつき438.4。
中間体33及び34の混合物のR及びS鏡像異性体をChiralpak IC (250 x 4.6mm)カラム(ヘキサン:エタノール(80:20) 1.0mL/分);を使用したキラルHPLCにより分離し、中間体33を主要成分、中間体34を微量成分として2つの成分を得た。
中間体33 ((4S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン)は第1溶出鏡像異性体である。R = 10.86 分; 収率: 550 mg. MS (ES) MH: C2024FNにつき438.4。
中間体34 ((4R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン)は第2溶出鏡像異性体である。R = 14.99 分; 収率: 420 mg. MS (ES) MH: C2024FNにつき438.4。
中間体35
(4R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(フルオロメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン(25mL)中の中間体33(0.55 g, 1.25 mmol)の攪拌溶液にジエチルアミノ硫黄トリフルオリド (1.0 g, 6.3 mmol)を−78℃で加え、1時間室温に暖める前に混合物を1時間攪拌した。メタノール(1 mL)を加え、室温に冷却した後、揮発成分を真空下で除去した。残渣を酢酸エチル(15 mL)に溶解し、飽和NaHCO (5 mL)、水(10 mL)及び水性塩水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を真空下で除去し、標題化合物を固体として得た。収率: 0.44 g (80%). MS (ES) MH: C2023につき440.4。
中間体36
(4S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(フルオロメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

中間体35の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体34から中間体36を調製した。 MS (ES) MH: C2023につき440.4。
中間体37及び38の混合物
(4R)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(メトキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン及び(4S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(メトキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (5 mL)中のNaH (0.06 g, 2.5 mmol)の攪拌混合物に中間体33及び34(0.55 g, 1.3 mmol)の混合物及びヨウ化メチル(0.54 g, 3.8 mmol)を0℃で加え、得られた混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を飽和水性NHCl(5ml)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(3回、10mL)。合一した有機層を水で洗浄し、NaSOで乾燥した。真空下での溶媒の蒸発により粗標題化合物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するフラッシュカラムシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。収率: 0.4 g (70%)。H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.1 (d, 6H), 2.8 (t, 2H), 3.1 (d, 2H), 3.2 (s, 3H), 3.5 (dd, 1H), 3.7−3.75 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 3.9−34.0 (m, 2H), 4.0−4.1 (m, 2H), 4.4 (dd, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 6.1 (s, 1H), 8.3 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNにつき452.4。
中間体39
(4S)−4−(メトキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン (100 mL)中のtert−ブチル [(2R)−1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル]カルバメート (Sowinski, J.A.; Toogood, P.L. J. Org. Chem. (1996), 61(22), 7671−7676に記載の手順に従い合成した) (8.3 g, 40.4 mmol)の攪拌溶液に、テトラヒドロフラン (80.9 mL, 80.9 mmol)中の1Mカリウムt−ブトキシドの溶液を0℃で滴下し、混合物を室温で2時間攪拌した。水(20 ml)を反応混合物に加え、酢酸エチルで抽出した(3回、50mL)。合一した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥した。. 収率: 5.0 g (94%). H NMR (300 MHz, DMSO− d) δ: 3.3 (s, 3H), 3.3 (m, 2H), 3.9 (m, 1H), 4.0 (dd, 1H), 4.3 (t, 1H), 7.7 (d, 1H). [a] 25 = −5.876.
中間体40
(4S)−3−{6−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(メトキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

中間体32の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体39及び中間体7から中間体40を調製した。H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.1 (d, 6H), 2.8 (t, 2H), 3.1 (d, 2H), 3.2 (s, 3H), 3.5 (dd, 1H), 3.7−3.75 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 3.95−4.0 (m, 2H), 4.0−4.1 (m, 2H), 4.4 (dd, 1H), 4.45−4.7 (m, 2H), 6.1 (s, 1H), 8.3 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNにつき452.4。
中間体41
(S)−5−((tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)メチル)オキサゾリジン−2−オン

(S)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン (570 mg, 4.87 mmol, Danielmeier, K.; Steckhan, E. Tet. Asymmetry, 6(5), 1995, 1181に記載された通り)及びイミダゾール(331 mg, 4.87 mmol)をジメチルホルムアミド(5mL)に溶解し、0℃に冷却した。tert−ブチルジフェニルクロロシラン(1.34 g, 4.87 mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を室温に暖め、5時間攪拌した。混合物を0.5 N HCl (50 ml)に注ぎ、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。層を分離し、有機相を飽和重炭酸ナトリウム、水及び塩水で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去し、粗物質を得、シリカゲルカラム(ヘキサン類中50%酢酸エチル)で精製し、標題化合物 (1.28 g, 74.0 %)を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.0 (s, 9 H) 3.3−3.6 (m, 2 H) 3.6−3.9 (m, 2 H) 4.6−4.8 (m, 1 H) 7.3−7.8 (m, 11 H). MS (ES) (M+23): C2025NOSiのNa付加物につき278
中間体42
(S)−5−((tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)メチル)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体32の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体41及び中間体11から中間体42を調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d : 0.9 (s, 9 H) 1.2 (d, 6 H) 2.9 (dd, 2 H) 3.2−3.3 (m, 2 H) 3.8−4.1 (m, 9 H) 4.3 (t, 1 H) 4.95−5.1 (m, 1 H) 6.2 (s, 1 H) 7.3−7.7 (m, 10 H) 8.5 (s, 1 H). MS (ES)MH: C3642FNSiにつき 676。
中間体43
(S)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン

酢酸 (0.89 mL, 15.5 mmol)及びテトラヒドロフラン中の1M テトラブチルアンモニウムフルオライド (3.1 mL, 3.1 mmol)の溶液を15mLのテトラヒドロフランに溶解した中間体42 (2.1 g, 3.11 mmol)の溶液に順次加えた。混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、濃縮し、粗物質を得、シリカゲルカラム (50−70% 酢酸エチル 勾配 in ヘキサン類)で精製し、標題化合物 (1.33 g, 98% 収率)を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.2 (d, 6 H) 2.8−3.3 (m, 4 H) 3.5−3.8 (m, 2 H) 3.9−4.3 (m, 8 H) 4.7−5.05 (m, 1 H) 6.2 (s, 1 H) 8.4 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2024FNにつき438。
中間体44
(S)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(フルオロメチル)オキサゾリジン−2−オン

中間体35の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体43から中間体44を調製した。H NMR (300 MHz, CDCl) d: 1.3 (d, 6 H) 3.0 (dd, 2 H) 4.0−4.2 (m, 8 H) 4.3 (t, 1 H) 4.55−4.9 (m, 3 H) 5.0−5.25 (m, 1 H) 6.3 (s, 1 H) 8.5 (s, 1 H). MS (ES) MH:C2023につき440。
中間体45
3−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシ安息香酸

1,3−ジメチル イミダゾリジン−2−one (1L)中の3−クロロ−2,4−ジフルオロ安息香酸(200 g, 1.04 mol)の攪拌溶液に水酸化ナトリウム (208 g, 5.21 mol) を一部加え、混合物を2時間140℃で熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過により捕集した白い固体を沈殿する氷冷 2N HCl (350 mL)で中和した。濾過した固体をメチルt−ブチルエーテル(500mL)に溶解し、飽和塩水溶液(150 mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。真空下での溶媒の除去により標題化合物を灰白色の固体として得た。収率: 180 g (91%). H NMR (300 MHz, MeOH−d) δ: 6.8 (t, 1H), 7.90 (dd, 1H), 11.3 (s, 1H). MS (ES) MH-: CClFOにつき189。
中間体46
3−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシ安息香酸メチル

オギザリルクロライド (75.9 g, 0.60 mol)及びジメチルホルムアミド (1 mL)を乾燥ジクロロメタン (570 mL)中の中間体45 (57.0 g, 0.29 mol)の氷冷及び攪拌溶液に順次加え、混合物を室温で16時間攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、黄色い固体を得、メタノール(350 mL)に0℃で加え、得られた混合物を1時間同じ温度で攪拌した。反応混合物を濾過により捕集した固体を沈殿する2N HCl (1.0 L)の氷冷溶液にゆっくりと注いだ。該湿潤固体をジエチルエーテル(1.5 L)に溶解し、分離し、NaSOで乾燥した。真空下での溶媒の除去により標題化合物を白い固体として得た。収率: 58.0 g (95%)。H NMR (400MHz, DMSO−d) δ: 3.9 (s, 3H), 7.0 (t, 1H), 7.8 (dd, 1H), 11.3 (s, 1H).
中間体47
3−クロロ−4−フルオロ−N,2−ジヒドロキシベンズアミド

塩酸ヒドロキシルアミン (43.3 g, 0.62 mol)及びKOH ペレット(73.2 g, 1.30 mol) をメタノール(580 mL)中の中間体46 (58.0 g, 0.28 mol)の溶液に0℃で順次加え、混合物を16時間還流した。反応混合物を10℃に冷却し、白い固体を沈殿するように、1.5N HCl (3.0 L)の氷浴冷却溶液の追加により、溶液のpHを2に調整した。固体を濾過し、真空下でよく乾燥した。次いで固体を酢酸エチル(500 mL)に溶解し、1.5N 塩酸 (200 mL)、塩水 溶液 (200 mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒の除去により標題生成物を白い固体として得た。収率: 55.0 g (94%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 7.0 (t, 1H), 7.7 (dt, 1H), 9.6 (br s, 1H), 11.9 (s, 1H), 13.9 (s, 1H). MS (ES)MH: CClFNOにつき206。
中間体48
7−クロロ−6−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3(2H)−オン

乾燥テトラヒドロフラン(100 mL)中のカルボニルジイミダゾール(86.75 g, 0.54 mol)を乾燥テトラヒドロフラン(550 mL)中の中間体47 (55.0 g, 0.27 mol)の攪拌溶液に70℃で1時間以上滴下し、反応混合物をさらに1時間同じ温度で攪拌した。溶媒を真空下で除去し、得られた半固体を氷冷 2N 塩酸 (500 mL)で10分間激しく攪拌した。得られた白い固体を濾過し、酢酸エチル(500 mL)に溶解し、塩水溶液(150 mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒の除去により標題化合物を白い固体として得た。収率: 47.0 g (94%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 8.0 (t, 1H), 8.4 (dd, 1H), 13.5 (br s, 1H). MS (ES) MH: CClFNOにつき186。
中間体49
3,7−ジクロロ6−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール

中間体48(47.0 g, 0.25 mol)の氷冷混合物に、オキシ塩化リン(114.3 g, 0.75 mol)及びトリエチルアミン(25.36 g, 0.25 mol)を加え、混合物を封管にて140℃で6時間熱した。反応生成量を室温に冷却し、次いで氷冷水を激しく攪拌しながらゆっくりと加えた。得た固体を濾過し、飽和重炭酸ナトリウム溶液(200mL)及び氷冷水で洗浄した。次いで湿潤固体をジエチルエーテル(2.0L)に溶解し、NaSOで乾燥した。35℃での溶媒の除去により標題化合物を薄い茶色い固体として得た。収率: 32.0 g (62 %). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 7.6 (t, 1H), 7.9 (dd, 1H). MS (ES) MH: CClFNOにつき206.0。
中間体 50
3,7−ジクロロ6−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

ヘキサン類中のn−ブチルリチウム (194.17 mL, 0.31 mol)の1.6 M 溶液をテトラヒドロフラン (160 mL)中のテトラメチルピペリジン(48.26 g, 0.34 mol)の溶液に−10 °Cで滴下し、溶液を40分間攪拌した。反応混合物を−78°Cに冷却し、テトラヒドロフラン(160 mL)中の中間体49(32.0 g, 0.16 mol)をこれに加えた。−78℃で2時間攪拌した後、ジメチルホルムアミド(22.69 g, 0.31 mol)を加え、−78℃で攪拌を1時間続けた。反応を酢酸 (46.6 g, 0.78 mol)の添加によりクエンチし、室温に暖めた。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回、250mL)。合一した有機層を水及び塩水で洗浄した。次いで無水NaSOで乾燥した。真空下での溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の2% 酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラム (230−400 mesh)により精製した。収率: 27.5 g (76%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 8.4 (d, 1H), 10.2 (s, 1H). MS (ES) MH: CClFNOにつき233。
中間体 51
3,7−ジクロロ6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

ブチロニトリル(80 mL)中の中間体 50 (15 g, 64.10 mmol)、(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン (7.38 g, 64.10 mmol)、及びKCO (13.29 g, 96.15 mmol)の混合物及び水 (8 mL)を加熱還流した。溶媒を除去した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水及び塩水で洗浄した。合一した水層を酢酸エチルで抽出し、水及び塩水で洗浄した。合一した酢酸エチル抽出を乾燥し(NaSO)、濃縮し、標題化合物(21.2 g, 100%)と一致する薄い黄色い固体を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.2 (d, 6 H) 3.0 (dd, 2 H) 3.55 (dd, 2 H) 4.1 − 4.2 (m, 2 H) 8.1 (s, 1 H) 10.3 (s, 1 H). MS (ES) MH: C1414Clにつき329。
中間体 52
3,7−ジクロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール

200mLのトルエンに溶解した中間体51(21 g, 63.8 mmol)の溶液に、エタン−1,2−ジオール(15.8 g, 255 mmol)及び4−メチルベンゼンスルホン酸(0.55 g, 3.19 mmol)を加えた。混合物を水の共沸除去で4時間加熱還流した。反応を冷却し、エーテルで希釈し、水、水性NaHCO、及び水で洗浄した。乾燥(MgSO)及び溶媒の除去により残渣を得、シリカゲル(ヘキサン類中25%酢酸エチル)で精製し、標題化合物 (21.35 g, 90 %)を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.2 (br. s., 3 H) 1.3 (br. s., 3 H) 2.7 − 3.2 (m, 3 H) 3.5 − 3.75 (m, 1 H) 3.9 − 4.25 (m, 6 H) 6.2 (s, 1 H) 7.9 (s, 1 H). MS (ES) MH: C1618Clにつき373。
中間体42の合成に記載の方法と同様の方法を使用し、示された出発物質から次の3つの中間体を調製した。
.中間体 53
(S)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−クロロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(メトキシメチル)オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (S)−5−(メトキシメチル)オキサゾリジン−2−オン (Sanyo Co.,LTDより購入)及び中間体 52。H NMR (300 MHz, CDCl) δ: 1.0−1.3 (m, 3 H), 1.3−1.6 (m, 3 H), 2.8 (d, 1 H), 2.9 (s, 1 H), 3.0 (s, 1 H), 3.05 (d, 1 H), 3.2 (d, 1 H) 3.4−3.5 (m, 3 H), 3.7 (qd, 2 H), 3.8−4.0 (m, 1 H), 4.1−4.35 (m, 6H), 4.9 (ddd, 1 H), 6.35 (s, 1 H), 8.7 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2126ClNにつき468。
中間体 54
(R)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(メトキシメチル)オキサゾリジン−2−オン

出発物質: (R)−5−(メトキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(SanyoCo.,LTDより購入) 及び中間体52。H NMR (300 MHz, CDCl) δ: 1.2 (m, 3 H), 1.45 (m, 3 H) 2.8 (d, 1 H), 3.1 (d, 1 H), 3.2−3.4 (m, 2 H), 3.4−3.5 (m, 3 H), 3.7 (qd, 2 H), 3.85 (d, 2 H), 3.9−4.3 (m, 6H), 4.8− 5.0 (m, 1 H) 6.35 (s, 1 H) 8.7 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2126FNにつき468。
中間体 55
(R)−3−(7−クロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−メチルオキサゾリジン−2−オン

出発物質: (R)−5−メチルオキサゾリジン−2−オン (Chouhan, G.; Alper, H. J. Org. Chem. (2009), 74(16), 6181−6189に記載の手順に従い合成した)及び中間体 52。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d : 1.1 (s, 3 H) 1.3 (s, 3 H) 1.5 (d, 3 H) 2.7−3.2 (m, 3 H) 3.5−4.3 (m, 9 H) 4.9−5.2 (m, 1 H) 6.2 (s, 1 H) 8.6 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2024ClNにつき438。
中間体56及び57
(4S,5R)−3−[6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル]−4,5−ジメチル−オキサゾリジン−2−オン及び(4R,5S)−3−[6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル]−4,5−ジメチル−オキサゾリジン−2−オン

10 mLジメチルホルムアミド中のNaHの懸濁液を50 mLのジメチルホルムアミド中の4,5−ジメチルオキサゾリジン−2−オン (2.7 g, 18.8 mmol, Chouchan, Gagan; C. J.O.C., 2009, 74, pg 6181に記載の手順に従い合成した)の溶液に室温でゆっくりと加えた。10分間攪拌した後、中間体11(6.7 g, 18.8 mmol)を加え、混合物をマイクロ波中で100℃で1時間熱した。得られた混合物を冷却し、氷冷水性NHClに注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、塩水で洗浄し、乾燥した(NaSO)。周囲温度で濃縮した後、残渣をシリカゲルカラム (CHCl中0〜5%メタノールを溶出)で精製し、固体をジアステレオマーの混合物として得た。ジアステレオマーをChiralpak IC (250 x 4.6mm)カラム(ヘキサン:メタノール:エタノール(70:15:15) 1.0ml/分)を使用するキラルHPLCにより分離し、中間体56を第1溶出異性体、中間体57を第2溶出異性体として、2つの成分を得た。
中間体 56は第1溶出異性体である。収率: 840 mg (10%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.2 (d, 6 H), 1.3 (d, 3 H), 1.4 (d, 3 H), 2.9 (s, 2 H), 3.2 (d, 2 H), 3.9 − 4.2 (m, 6 H), 4.7 (s, 1 H), 5.1 (s, 1 H), 6.2 (s, 1 H), 8.3 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2126ClNにつき436。
中間体 57は第2溶出異性体である。収率: 920 mg (11%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.2 (d, 6 H), 1.3 (d, 3 H), 1.4 (d, 3 H), 2.9 (dd, 2 H), 3.2 (d, 2 H), 3.9 − 4.2 (m, 6 H), 4.5 - 4.9 (m, 1 H), 4.9 - 5.2 (m, 1 H), 6.2 (s, 1 H), 8.3 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2126ClNにつき436。
中間体 58
(S)−2−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)ペント−4−エン−1−オール

中間体58を中間体17の合成に記載の方法を用い中間体16及び(S)−2−アミノペント−4−エン−1−オールから調製した。H NMR (300 MHz, CDCl) δ: 1.6 (br. s, 1 H), 2.5 (t, 2 H), 3.7−4.0 (m, 3 H), 4.0−4.35 (m, 4 H), 4.5 (d, 1 H), 5.0−5.3 (m, 2 H), 5.7−6.0 (m, 1 H), 6.1 (s, 1 H), 7.5 (dd, 1 H). MS (ES) MH: C1516につき327。
中間体 59
(S)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−アリルオキサゾリジン−2−オン

中間体59を中間体18の合成に記載の方法を用い中間体 58から調製した。H NMR (300 MHz, CDCl) δ: 2.5−2.7 (m, 1 H), 2.7−2.9 (m, 1 H), 4.0−4.3 (m, 4 H), 4.4 (dd, 1 H), 4.6 (t, 1 H), 4.7−4.9 (m, 1 H), 5.1 − 5.3 (m, 2 H), 5.6 − 5.9 (m, 1 H), 6.1 (s, 1 H), 8.4 (dd, 1 H). MS (ES) MH: C1614につき353。
中間体 60
(S)−3−(4−アリル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体60を中間体19の合成に記載の方法を用い中間体59から調製した。MS (ES) MH: C1410につき309。
中間体 61
3−((S)−4−アリル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体61を中間体20の合成に記載の方法を用い中間体 60から調製した。H NMR (300 MHz, CDCl) δ: 1.2−1.4 (m, 6 H), 2.5−2.7 (m, 1 H), 2.7−2.9 (m, 1 H), 2.9−3.1 (m, 2 H), 3.4 (dt, 2 H), 3.9−4.3 (m, 2 H), 4.3−4.5 (m, 1 H), 4.5−4.8 (m, 2 H), 5.0−5.4 (m, 2 H), 5.5−5.9 (m, 1 H), 8.7 (s, 1 H), 10.4 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2022FNにつき404。
中間体 62
2−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エタノール

中間体62を中間体17の合成に記載の方法を用い中間体16及び4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキサゾリジン−2−オン(Pharmacore, Inc.より購入)から調製した。MS (ES) MH: C1720につき371。
中間体 63
3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体63を中間体18の合成に記載の方法を用い中間体62から調製した。H NMR (300 MHz, CDCl) δ: 0.7−1.0 (m, 2 H), 1.4−1.6 (m, 5 H), 2.6 (d, 1 H), 3.15−3.5 (m, 2 H), 3.9−4.2 (m, 6 H), 4.35−4.7 (m, 3 H), 5.1−5.5 (m, 2 H), 6.1 (s, 1 H), 8.4 (dd, 1 H). MS (ES) MH: C1818につき397。
中間体 64
6,7−ジフルオロ−3−(2−オキソ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体64を中間体19の合成に記載の方法を用い中間体63から調製した。MS (ES) MH: C1614につき353。
中間体 65
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((2−オキソ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体65を中間体20の合成に記載の方法を用い中間体64から調製した。MS (ES) MH: C2226FNにつき448。
中間体 66
(S)−4−(3−ヒドロキシプロピル)オキサゾリジン−2−オン

NaH (0.365 g, 9.12 mmol, 60% 分散) を一部10 mLのテトラヒドロフランに溶解した(S)−tert−ブチル 1,5−ジヒドロキシペンタン−2−イルカルバメート(1 g, 4.56 mmol)の氷浴冷却混合物に加えた。混合物を2.5時間60℃に暖めた。室温に冷却した後、溶液を10% HClで酸性にし、濃縮した。残渣をメタノールで希釈し、いかなる不溶性物質を濾過した。濾液を濃縮し、粗オキサゾリジノンを得、いかなるさらなる精製をせずに次の工程で使用した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.1−1.2 (m, 3 H) 3.4 (d, 2 H) 3.5 (q, 2 H) 3.8−4.0 (m, 1 H) 4.0−4.1 (m, 1 H) 4.2−4.4 (m, 1 H) 4.6−4.7 (m, 2 H) 7.7 (br. s, 1 H).
中間体 67
(S)−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロピル)オキサゾリジン−2−オン

中間体67を中間体41の合成と同様の方法を使用し中間体66から調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.0 (s, 9 H) 1.45−1.7 (m, 4 H) 3.6−3.8 (m, 3 H) 3.9 (dd, 1 H) 4.3 (t, 1 H) 7.4−7.5 (m, 6 H) 7.6−7.7 (m, 4 H) 7.7 (s, 1 H).
中間体 68
(S)−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロピル)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体42の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体68を中間体67及び中間体11から調製した。MS (ES) MH: C3846FNSiにつき704。
中間体 69
(S)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(3−ヒドロキシプロピル)オキサゾリジン−2−オン

中間体69を中間体43の合成に記載の方法を用い中間体68から調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.2 (d, 5 H) 1.3−1.5 (m, 2 H) 1.7−2.0 (m, 2 H) 2.9 (dd, 2 H) 3.2−3.4 (m. 4H) 3.95−4.1 (m, 6 H) 4.3−4.5 (m, 2 H) 4.6−4.8 (m, 2 H) 6.2 (s, 1 H) 8.25 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2228FNにつき466。
中間体 70
(S)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(3−フルオロプロピル)オキサゾリジン−2−オン

ビス(2−メトキシエチル)アミノ−硫黄トリフルオリド(0.149 ml,テトラヒドロフラン中50%, 0.40 mmol)の溶液を10 mLCHCl中の中間体 69 (125 mg, 0.27 mmol)の氷浴冷却溶液に加えた。溶液を18時間攪拌しながら室温に暖めた。水性NaHCOでクエンチした後、混合物をCHClで抽出した。溶媒を有機抽出物から除去し、残渣をシリカゲル(ヘキサン類中50%酢酸エチル)でクロマトグラフし、83mg(66%収率)の標題化合物を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.2 (d, 6 H) 1.5−2.1 (m, 4 H) 2.9 (dd, 2 H) 3.2−3.3 (m, 2 H) 3.9−4.1 (m, 6 H) 4.3−4.6 (m, 3 H) 4.6−4.8 (m, 2 H) 6.2 (s, 1 H) 8.25 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2227につき468。
中間体 71
N−(1,4−ジヒドロキシブタン−2−イル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロN'−ヒドロキシベンズアミジン

中間体16 (2.07 g, 7.34 mmol)及び(S)−2−アミノブタン−1,4−ジオール(1.3 g, 9.18 mmol)を、氷水浴で冷却しながら、50 mLのジメチルホルムアミド中で攪拌した。トリエチルアミン(7.68 mL, 55.09 mmol)を約10分間にわたりゆっくりと加え、反応を18時間攪拌しながら室温に暖めた。溶媒を除去し、残渣を4mLの水及び5mLの酢酸エチルに溶解した。濃溶液を酢酸エチルの溶出を伴うシリカゲルチューブ (10 mL 容量)で濾過した。溶離液を濃縮し、3.45 g (100% 収率)を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.4−1.7 (m, 2 H) 3.3 (t, 2 H) 3.3−3.5 (m, 3 H) 3.9−4.1 (m, 6 H) 4.3 (t, 1H) 4.6 (t, 1 H) 5.7 (d, 1 H) 5.9−6.1 (m, 1 H) 7.3 (td, 1 H) 9.9 (s, 1 H). MS (ES) MH: C1417につき351。
中間体 72
(S)−2−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)ブタン−1,4−ジオール

中間体 71 (3.2 g, 9.14 mmol)及びCsCO (5.95 g, 18.27 mmol)の混合物をジメチルホルムアミド (50 mL)に溶解し、一晩室温で攪拌した。溶液を固体塩から静かに移し、濾過した。固体を3回エーテルで洗浄し、濾過した。合一した濾液を濃縮し、残渣を水と酢酸エチルとの間に分配させた。酢酸エチルを分離し、水層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を飽和水性NaClで3回洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮し、油を得た。油を酢酸エチル中CHClから10% CHClの勾配を使用するシリカゲルカラムにより精製し、標題化合物を得た。収率 1.0 g, 33%. H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.6−1.9 (m, 2 H) 3.4−3.6 (m, 4 H) 3.7 (td, 1 H) 3.9−4.2 (m, 4 H) 4.4 (t, 1 H) 4.6−4.8 (m, 1 H) 5.7−5.8 (m, 1 H) 6.1 (s, 1 H) 7.05 (d, 1 H) 8.0 (dd, 1 H). MS (ES) MH: C1416につき331。
中間体 73
(S)−6,7−ジフルオロ−3−(4−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体 72 (220 mg, 0.67 mmol)及びカルボニルジイミダゾール(412 mg, 2.54 mmol) をジメチルホルムアミド (20 mL)に溶解した。ジメチルアミノピリジン(31 mg, 0.25 mmol) を加え、反応を2時間60℃で攪拌した。室温に冷却した後、5mLの水性1NHClを加え、反応混合物を4時間60℃に熱した。次いで、2 mLの6NHClを加え、反応混合物を2時間60℃で攪拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を3回酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮し、油を得た。残渣をヘキサン類から酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムにより精製し、100 mg (48% 収率)の標題化合物を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.9 (m, 1 H), 2.2 (m, 1 H) 3.5 (q, 2 H), 4.5−4.6 (m, 1 H), 4.6−4.7 (m, 2 H), 4.7−4.8 (m, 2 H), 8.7 (dd, 1 H), 10.2 (s, 1 H). MS (ES) MH: C1310につき313。
中間体 74
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((S)−4−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

5 mLのアセトニトリル中の中間体 73 (100 mg, 0.32 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン (225 μL, 1.29 mmol)及び(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン (44 μl, 0.35 mmol)の溶液を80℃で18時間熱した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を塩水で2回洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮し、油を得た。残渣をヘキサン類から酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムにより精製し、標題化合物 (60 mg, 0.147 mmol, 46.0 % 収率)を得た。H NMR (300 MHz, CDCl) d: 1.3−1.4 (m, 6 H), 1.9−2.1 (m, 1 H), 2.3−2.5 (m, 1 H), 3.0 (ddd, 2 H), 3.4 (dt, 2 H), 3.7−3.9 (m, 2 H), 4.2−4.3 (m, 2 H), 4.5−4.5 (m, 1 H), 4.7−4.9 (m, 2 H), 8.7 (d, 1 H), 10.4 (s, 1 H). MS (ES) MH: C1922FNにつき408。
中間体 75
(S)−5−((tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)メチル)−3−(7−クロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体75を中間体32の合成に記載の方法を用い中間体41及び52から調製した。MS (ES) MH: C3642ClNSiにつき693。
中間体 76
(S)−3−(7−クロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン

中間体76を中間体43の合成に記載の方法を用い中間体75から調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.1 (br. s, 3 H) 1.3 (br. s, 3 H) 2.7−2.9 (m, 1 H) 3.0−3.2 (m, 2 H) 3.6−3.8 (m, 3 H) 3.9−4.2 (m, 8 H) 4.8−5.0 (m, 1 H) 5.3 (t, 1 H) 6.2 (s, 1 H) 8.6 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2024ClNにつき454。
中間体 77
(S)−3−(7−クロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(フルオロメチル)オキサゾリジン−2−オン

中間体70の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体76から中間体77を調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.1 (br s, 3 H) 1.3 (br s, 3 H) 2.65−2.9 (m, 1 H) 2.9−3.2 (m, 2 H) 3.5−3.7 (m, 1 H) 3.8−4.2 (m, 7 H) 4.2−4.35 (m, 1 H) 4.6−4.9 (m, 2 H) 5.05−5.3 (m, 1 H) 6.2 (s, 1 H) 8.6 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2023ClFNにつき456。
中間体 78
(S)−4−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロピル)−3−(7−クロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体42の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体67及び中間体52から中間体78を調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 0.9 (s, 9 H) 1.1 (br. s., 3 H) 1.3 (br. s., 3 H) 1.4−1.65 (m, 2 H) 1.85−2.0 (m, 2 H) 2.7−3.1 (m, 3 H) 3.5−3.7 (m, 3 H) 3.95−4.2 (m, 6 H) 4.3−4.4 (m, 1 H) 4.6−4.8 (m, 2 H) 6.2 (s, 1 H) 7.3−7.5 (m, 6 H) 7.5−7.6 (m, 4 H) 8.4 (s, 1 H). MS (ES) MH: C3846lNSiにつき720。
中間体 79
(S)−3−(7−クロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(3−ヒドロキシプロピル)オキサゾリジン−2−オン

中間体79を中間体43の合成に記載の方法を用い中間体78から調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.1 (br. s, 3 H) 1.25−1.5 (m, 5 H) 1.7−2.0 (m, 2 H) 2.7−2.9 (m, 1 H) 3.0−3.2 (m, 2 H) 3.3−3.45 (m, 2 H) 3.5−3.7 (m, 1 H) 3.9−4.15 (m, 6 H) 4.3−4.5 (m, 2 H) 4.6−4.8 (m, 2 H) 6.2 (s, 1 H) 8.4 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2228ClNにつき482。
中間体 80
(S)−3−(7−クロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(3−フルオロプロピル)オキサゾリジン−2−オン

中間体80を中間体70の合成に記載の方法を用い中間体79から調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 1.1 (br. s, 3 H) 1.3 (br. s, 3 H) 1.5−2.0 (m, 4 H) 2.7−2.9 (m, 1 H) 3.0−3.1 (m, 2 H) 3.5−3.7 (m, 1 H) 3.9−4.15 (m, 6 H) 4.3−4.6 (m, 3 H) 4.65−4.8 (m, 2 H) 6.2 (s, 1 H) 8.4 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2227ClFNにつき484。
中間体81
(S)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(メトキシメチル)オキサゾリジン−2−オン

中間体12に記載の方法を使用し、中間体 81 を中間体11及び(S)−5−(メトキシメチル)オキサゾリジン−2−オン (Daisco Co., LTDより購入)から調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.2 (d, 6H), 2.9 (dd, 2H), 3.2−3.3 (m, 2H), 3.3 (s, 3H), 3.6−4.3 (m, 9H), 4.9−5.2 (m, 1H), 6.2 (s, 1H), 8.4 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNにつき452。
中間体 82
(R)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(メトキシメチル)オキサゾリジン−2−オン

中間体12の合成に記載の方法を使用し、中間体 82 を(R)−5−(メトキシメチル)オキサゾリジン−2−オン(Daisco Co., LTDより購入)及び中間体11から調製した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.2 (d, 6 H) 2.9 (dd, 4.8 Hz, 2 H) 3.1−3.3 (m, 2 H) 3.3 (s, 3 H) 3.6−4.3 (m, 9 H) 4.9 −5.1 (m, 1 H) 6.2 (s, 1 H) 8.4 (s, 1 H). MS (ES) MH:C2126FNにつき452。
中間体83
(5R)−5−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

水(60mL)中の3−アミノ−1,2−プロパンジオール(5.07 g, 55.7 mmol)の攪拌溶液に、重炭酸ナトリウム(20.70 g, 195.3 mmol)、続いてトリホスゲン (4.70 g, 15.8 mmol)を一部ずつ加え、混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物を1.5N 塩酸で注意深く中和し、水を真空下で除去し、残渣をエタノール(250 mL)に溶解し、セライトで濾過した。残渣をエタノール(250 mL)で洗浄し、濾液の溶媒を真空下で除去した。このようにして得られた固体を酢酸エチル中のメタノールの勾配を使用するシリカゲルカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 3.30 (51%)H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.18−3.30 (m, 1H), 3.45−3.56 (m, 3H), 4.47−4.55 (m, 1H), 4.05 (t, 1H), 7.39 (s, 1H)。
中間体84
(5R)−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジクロロメタン (50 mL)中の中間体 83 (5.0 g, 42.7 mmol)の攪拌溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム (1.07 g, 4.27 mmol)及び3,4−ジヒドロピラン (5.84 mL, 64.1 mmol) を加え、混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物を塩水溶液 (25 mL)でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した(3回、25 mL)。合一した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。得た粗生成物をヘキサン中の50%酢酸エチルを使用するシリカゲル フラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 5.0 g (58%) H NMR (300 MHz, DMSO−d): δ 1.45−1.49 (m, 4H), 1.57−1.73 (m, 2H), 3.12−3.28 (m, 1H), 3.45−3.55 (m, 3H), 3.67−3.75 (m, 2H), 4.62−4.63 (m, 1H), 4.70−4.72 (m, 1H), 7.50 (s, 1H). MS (ELSD) MH: C15FNOにつき202.2。
中間体85
(5R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (10 mL)中の水酸化ナトリウム (0.61 g, 25.5 mmol)の攪拌溶液に、ジメチルホルムアミド (20 mL)中の中間体 84 (2.57 g, 12.7 mmol)の溶液をゆっくりと0℃で10分間にわたり加えた。混合物を室温で30分間攪拌し、ジメチルホルムアミド(20mL)中の中間体11(4.55 g, 12.7 mmol)の溶液を同じ温度で加え、混合物を60℃で2時間熱した。反応を飽和塩化アンモニウム 溶液 (10 mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した (3回、50 mL)。合一した有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物をヘキサン中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 2.0 g (30%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.16 (d, 6H), 1.39−1.48 (m, 5H), 2.85−2.90 (m, 2H), 3.18−3.21 (m, 4H), 3.58−3.83 (m, 2H), 3.93−3.99 (m, 2H), 4.04−4.07 (m, 5H), 4.46−4.58 (m, 2H), 4.67−4.76 (m, 2H), 6.15 (s, 1H), 8.25 (d, 1H). MS (ES) MH: C2532FNにつき522.2。
中間体86
(5R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

トルエン(20 mL)中の中間体 85 (2.6 g, 4.99 mmol)の攪拌溶液に、エチレングリコール(2.0 mL) 、続いてp−トルエンスルホン酸ピリジニウム (0.23 g, 0.99 mmol)を加え、混合物を1.5時間110℃で熱した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液(10 mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(3回、25mL)。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物をヘキサン中の30%酢酸エチルを使用するフラッシュカラム シリカゲル クロマトグラフィーにより精製した。収率: 1.40 g (66%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.20 (d, 6H), 2.88−2.92 (m, 2H), 3.21−3.23 (m, 2H), 3.61−3.65 (m, 1H), 3.72−3.77 (m, 1H), 3.93−4.01 (m, 3H), 4.04−4.10 (m, 4H), 4.19 (t, 1H), 4.88−4.92 (m, 1H), 5.30 (t, 1H), 6.18 (s, 1H), 8.45 (s, 1H). MS (ES) MH: C2024FNにつき438.4。
中間体 87
(5R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−(フルオロメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン (3 mL)中の中間体 86 (0.10 g, 0.21 mmol)の攪拌溶液に、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド (0.17 g, 1.06 mmol) を−78℃で加え、混合物をもう1時間同じ温度で攪拌し、次いでそれを2時間室温で攪拌した。メタノール(1mL)を反応混合物に加え、揮発成分を真空下で除去した。残渣を酢酸エチル(15 mL)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム (5 mL)、水 (10 mL)、最後に塩水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。得た固体は十分に純粋であり、さらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.05 g (55%). MS (ES) MH: C2023につき440.4。
中間体 88
(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−エテニル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (10 mL)中の水酸化ナトリウム (0.71 g, 17.6 mmol)の攪拌懸濁液に、ジメチルホルムアミド (10 mL)中の(4S)−4−エテニル−1,3−オキサゾリジン−2−オン (文献手順 Chem. Eur. J. 2006, 12, 6607 - 6620に従い調製、 2.0 g, 17.6 mmol)の溶液をゆっくりと0℃で10分間にわたり加えた。混合物を室温で30分間攪拌し、ジメチルホルムアミド(10mL)中の中間体11(3.1 g, 8.84 mmol)の溶液を同じ温度で加えた。該混合物を80℃で12時間熱し、氷冷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、25 mL)。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 0.70 g (19%). MS (ES) MH: C2124FNにつき434.3。
中間体 89
(5R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−[(E)−(ヒドロキシイミノ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジクロロメタン (3 mL)中のジメチルスルホキシド (0.22 g, 2.74 mmol)の溶液に、オギザリルクロライド (0.18 g, 1.37 mmol) を−80℃で窒素雰囲気下で加え、混合物 を30分間その温度で攪拌した。これに、ジクロロメタン(3 mL)中の中間体 86 (0.4 g, 0.92 mmol)の溶液を同じ温度で滴下し、反応混合物をトリエチルアミン (0.46 g, 4.50 mmol)を同じ温度で加える前に3時間この温度で攪拌した。次いでこれを1.5時間攪拌し、0℃にし、これに水(5mL)を加え、反応混合物をジクロロメタン(5mL)で希釈した。有機層を抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を室温で真空下で除去した。無水エタノール(10mL)中の粗物質(0.36 g) を溶解し、塩酸ヒドロキシルアミン (0.9 g, 1.20 mmol)、続いて酢酸ナトリウム (0.08 g, 1.20 mmol)を加え、混合物を3時間還流した。揮発成分を除去し、残渣を水に注ぎ、濾過し、沈殿物を水(25 mL)で洗浄し、乾燥した。粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲル フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。化合物をE及びZ異性体(H NMRにより1:2比率)の未決定の混合物として得た。収率: 0.13 g (35%) HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.24 (br s, 6H), 2.89−2.93 (m, 2H), 3.21−3.24 (m, 2H), 3.95−4.00 (m, 2H), 4.02−4.11 (m, 4 H), 4.20 (t, 1H), 4.34 &4.44 (t, 1H), 5.43 & 5.82 (quin, 1H), 6.18 (s, 1H), 7.21 & 7.65 (d, 1H), 8.41−8.42 (m, 1H), 11.58 & 11.78 (s, 1H). MS (ES) MH: C2023FNにつき451.4。
中間体 90
(4R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルバルデヒド

テトラヒドロフラン(4 mL)及び水 (4 mL)中の中間体88(0.4 g, 0.92 mmol)の溶液に、N−メチルモルホリン−N−オキシド (0.22 g, 1.84 mmol)及びt−ブタノール(0.02 g, 0.05 mmol)中の2重量%の四酸化オスミウム溶液を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。この溶液に、ベンゼンヨウ化酢酸ナトリウム(0.75 g, 2.3 mmol) を加え、これを16時間攪拌した。反応生成量を酢酸エチルで抽出し(3回、20 mL)、合一した有機層を水(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。固体をさらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.40 g (crude). HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.24 (d, 6H), 2.89−2.96 (m, 2H), 3.31−3.50 (m, 2H), 4.02−4.17 (m, 8H), 4.56−4.74 (m, 1H), 6.32 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 9.90 (s, 1H). MS (ES) MH: C2022FNにつき451.4。
中間体 91
(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−[(E)−(ヒドロキシイミノ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ピリジン (5 mL)及びメタノール(5 mL)中の中間体 90 (0.4 g, 0.92 mmol)の溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン (0.08 g, 1.1 mmol)を加え、混合物を30分間95℃で熱した。室温に冷却した後、揮発成分を真空下で除去し、粗生成物を酢酸エチル(30mL)に溶解し、水(2回、15mL)及び塩水(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により標題化合物を40:60のE/Z 異性体の混合物として得、ヘキサン(25mL)で洗浄することによりさらに精製した。収率: 0.37 g (90%) HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.24 (d, 6H), 2.89−2.91 (m, 2H), 3.19−3.22 (m, 2H), 3.96−4.07 (m, 6H), 4.31 & 4.52 (dd, 1H), 4.75 & 4.87 (t, 1H), 5.25−5.29 & 5.51−5.61 (m, 1H), 6.16 & 6.17 (s, 1H), 7.12 & 7.53 (d, 1H), 8.27 & 8.37 (s, 1H), 11.24 & 11.55 (s, 1H). MS (ES) MH: C2023FNにつき451.4。
中間体 92
(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボニトリル

トリクロロアセトニトリル(10mL)中の中間体91 (0.18 g、0.4 mmol)の溶液を95℃で1時間熱した。揮発成分を蒸発させ、粗生成物を酢酸エチル及びヘキサンを使用し再結晶化させた。収率: 0.09 g (53%). HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.21 (d, 6H), 2.87−2.93 (m, 2H), 3.23 (d, 2H), 3.94−4.04 (m, 6H), 4.85 (d, 2H), 5.64 (dd, 1H), 6.17 (s, 1H), 8.32 (s, 1H). MS (ES) MH: C2023FNにつき436.4。
中間体 93
(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−[(E)−(メトキシイミノ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

中間体91の合成に記載の方法を用い、中間体 93 を中間体 90及びO−メチル塩酸ヒドロキシルアミンから調製した。HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.24 (d, 6H), 2.89−2.91 (m, 2H), 3.19−3.22 (m, 2H), 3.32 & 3.72 (s, 3H), 3.96−4.09 (m, 6H), 4.31 & 4.52 (dd, 1H), 4.75 & 4.87 (t, 1H), 5.25−5.29 & 5.51−5.61 (m, 1H), 6.17 (s, 1H), 7.25 & 7.66 (d, 1H), 8.27 & 8.36 (s, 1H). MS (ES) MH: C2125FNにつき465.4。
中間体 94
(5R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−5−[(E)−(メトキシイミノ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

中間体 86の合成に記載の方法を用い、中間体 94を中間体 85及びO−メチル塩酸ヒドロキシルアミンから調製した。化合物をE及びZ異性体(1:2.3)の未決定の混合物として得た。収率: 0.13 (30%). HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.24 (d, 6H), 2.86−2.91 (m, 2H), 3.19−3.25 (m, 2H), 3.76 & 3.83 (s, 3H), 3.91−3.99 (m, 2H), 4.00−4.07 (m, 4H), 4.14−4.19 (m, 1H), 4.32−4.44 (m, 1H), 5.25−5.39−5.46 & 5.75−5.76 (m, 1H), 6.16 (s, 1H), 7.31 & 7.75 (d, 1H), 8.40 (s, 1H). MS (ES) MH: C2125FNにつき465.3。
中間体 95
[(5R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル]メチル 4−メチルベンゼンスルホネート

ジクロロメタン(50 mL)中の中間体 86 (2.7 g, 6.10 mmol)の攪拌溶液に、4−ジメチルアミノピリジン (1.50 g, 12.3 mmol)、続いてp−トルエンスルホニルクロライド (1.76 g, 9.20 mmol)を0℃で加えた。1時間同じ温度で攪拌した後、得られた溶液を室温にし、さらに1時間攪拌した。反応混合物をクエン酸溶液(25mL)、水(25mL)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(25 mL)、再び水(2回、25mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去し、粗生成物を得、ヘキサン中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルフラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 3.2 g (88%) H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.20 (d, 6H), 2.39 (s, 3H), 2.88−2.92 (m, 2H), 3.19−3.22 (m, 2H), 3.78 (dd, 1H), 3.94−3.99 (m, 2H), 4.04−4.10 (m, 4H), 4.19 (t, 1H), 4.41 (d, 2H), 5.05−5.07 (m, 1H), 6.16 (s, 1H), 7.45 (d, 2H), 7.77 (d, 2H), 8.38 (s, 1H). MS (ES) MH:C2730FNSにつき592.4。
中間体96
(5R)−5−(アジドメチル)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン

封管中のジメチルホルムアミド (30 mL)中の中間体 95 (3.20 g, 5.40 mmol)の攪拌溶液に、アジ化ナトリウム(1.0 g, 16.20 mmol)を加え、混合物を3時間90℃で熱した。反応を室温にした後で水(15 mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(2回、15 mL)。合一した有機層を水(2回、10mL)及び塩水溶液(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去し、粗標題化合物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、無色の粘性液体として純粋な生成物を得た。収率: 2.1 g (51%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.24 (d, 6H), 2.90 (dd, 2H), 3.22 (d, 2H), 3.82 (d, 2H), 3.88 (dd, 1H), 3.95−4.00 (m, 2H), 4.02−4.10 (m, 4H), 4.25 (t, 1H), 5.08−5.11 (m, 1H), 6.18 (s, 1H), 8.44 (s, 1H). MS (ES) MH:C2023FNにつき463.4。
中間体97
メチル(4R)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボキシレート

テトラヒドロフラン(150 mL)中のD−セリンメチルエステル塩酸塩(25.0 g, 160.7 mmol)の懸濁液に、テトラヒドロフラン(100 mL)中のトリホスゲン (47.68 g, 160.7 mmol)の溶液を0℃で加え、混合物を2時間80℃で攪拌した。揮発成分を真空下で蒸発させ、残渣をクロロホルム中の5%メタノールを使用するフラッシュカラムシリカゲル クロマトグラフィーにかけた。収率: 17.5 g (75%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 3.69 (s, 3H), 4.32−4.33 (m, 1H), 4.32−4.33 (m, 2H), 8.22 (s, 1H).
中間体 98
(4S)−4−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

エタノール(100 mL)中の中間体 97 (15.0 g, 103.4 mmol) の攪拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム (1.96 g, 51.7 mmol)を一部ずつ0℃で加え、混合物を30分間室温で攪拌した。この混合物に、1.5 N 塩酸を加え、揮発成分を真空下で除去した。メタノール(50 mL)を残渣に加え、セライトで濾過し、溶媒を真空下で除去し、標題化合物を無色の油として得、精製することなくさらなるステップに使用した。キラルHPLCデータは混合物 of 91.3:8.7の鏡像異性体 [カラム: Chiralpak AD−H (250 x 4.6) mm 5 μm; 移動相: ヘキサン:エタノール(85:15)]の混合物を示した。 H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 3.34−3.35 (m, 2H), 3.70−3.72 (m, 1H), 4.04 (dd, 1H), 2.96 (t, 1H), 4.96 (t, 1H), 7.59 (s, 1H).
中間体99
[(4R)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−イル]メチル 4−メチルベンゼンスルホネート

ジクロロメタン (250 mL)中の中間体 98 (11.0 g, 94.0 mmol)の攪拌溶液に、4−ジメチルアミノピリジン (22.94 g, 188.0 mmol)及びp−トルエンスルホニルクロライド (26.88 g, 141.0 mmol)を0℃で加え、これを室温にする前に1時間攪拌し、反応を1時間攪拌した。反応混合物を1.5N 塩酸 (50 mL)、 水 (50 mL)、飽和重炭酸ナトリウム (50 mL)、最後に塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。次いで粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルフラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。H NMR (300 MHz, DMSO− d) δ: 2.49 (s, 3H), 3.91−3.95 (m, 2H), 3.99−4.02 (m, 2H), 4.30 (t, 1H), 7.49 (d, 2H), 7.80 (d, 2H), 7.88 (s, 1H). 収率: 12.0 g (47%).
中間体100
(R)−4−((メチルチオ)メチル)オキサゾリジン−2−オン

封管中のメタノール(30 mL)中の中間体 99 (4.00 g, 14.76 mmol)の攪拌溶液に、ナトリウムチオメトキシド (3.12 g, 44.28 mmol) を加え、混合物 を2時間室温で攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、残渣をジクロロメタン(50mL)に溶解し、有機層を水(2回、25mL)、塩水(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により標題化合物を得た。収率: 0.82 g (38%). H NMR (300 MHz, DMSO− d) δ: 2.08 (s, 3H), 2.59 (d, 2H), 3.93−4.03 (m, 2H), 4.37 (t, 1H), 7.78 (s, 1H).
中間体101
(R)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−((メチルチオ)メチル)オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (5 mL)中の水酸化ナトリウム (0.22 g, 5.5mmol)の撹拌懸濁液に、ジメチルホルムアミド (10 mL)中の中間体100 (0.82 g, and 5.5 mmol)の溶液をゆっくりと0℃で10分間にわたり加えた。混合物を室温で10分間攪拌した。ジメチルホルムアミド(10mL)中の中間体11(1.96 g, 5.50 mmol)の溶液を同じ温度で加えた。該混合物を80℃で2時間熱し、氷冷飽和塩化アンモニウム溶液(20mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、20mL)。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。収率: 0.70 g (27%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.22 (br s, 6H), 2.04 (s, 3H), 2.86−2.91 (m, 2H), 3.02−3.04 (m, 2H), 3.19−3.22 (m, 2H), 3.96−4.07 (m, 6H), 4.42 (dd, 1H), 4.73 (t, 1H), 4.84−4.86 (m, 1H), 6.16 (s, 1H), 8.28 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNSにつき468.2。
中間体102
(R)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−((メチルスルホニル)メチル)オキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン (5 mL)中の中間体101 (0.20 g, 0.42 mmol)の攪拌溶液に、 m−クロロ過安息香酸 (0.37 g, 2.14 mmol)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。水 (2 mL) を反応混合物に加え、 酢酸エチルで抽出した(3回、5mL)。合一した有機層を水(2回、5mL)、塩水(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により標題化合物を薄い黄色い固体として得た。収率: 0.20 g (94%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.22 (br s, 6H), 2.88−2.92 (m, 2H), 3.10 (s, 3H), 3.20−3.23 (m, 2H), 3.77−3.83 (m, 1H), 3.88−3.93 (m, 1H), 3.96−4.00 (m, 2H), 4.02−4.10 (m, 4H), 4.68 (dd, 1H), 4.81 (t, 1H), 5.10−5.14 (m, 1H), 6.17 (s, 1H), 8.27 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNSにつき500.3。
中間体103
N−(tert−ブトキシカルボニル)−O−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−L−セリンメチル

ジクロロメタン (100 mL)中のN−(tert−ブトキシカルボニル)−L−セリンメチル(報告された手順: Bioorg. Med. Chem. 2007, 15, 2860−2867に従い調製、 10.0 g, 64.27 mmol)の攪拌溶液に、p−トルエンスルホン酸 (0.24 g, 1.28 mmol)及び3,4−ジヒドロ−1H−ピラン(8.8 mL, 96.67 mmol) を加え、混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物飽和 重炭酸ナトリウム 溶液 (50 mL)をクエンチし、ジクロロメタンで抽出した(3回、50mL)。合一した有機層を水でで洗浄し(2回、50 mL)、塩水溶液(50mL)及び硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下で溶媒を除去し、さらに 高真空で過剰な3,4−ジヒドロ−1H−ピランを除去した。残渣を酢酸エチル(10mL)に溶解し、石油エーテル(100 mL)を加え、10分間攪拌した。得た固体を濾過し、石油エーテル(50mL)で洗浄した。収率: 12.0 g (78%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.33−1.34 (m, 1H), 1.39 (s, 9H), 1.41−1.68 (m, 6H), 3.41−3.45 (m, 1H), 3.55−3.59 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.81−3.84 (m, 1H), 4.23−4.28 (m, 1H), 4.58 (br s, 1H), 7.15 (d, 1H).
中間体104
tert−ブチル [(2R)−1−ヒドロキシ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)プロパン−2−イル]カルバメート

テトラヒドロフラン(250mL)及びメタノール(125 mL)中の中間体103 (41.0 g, 135.0 mmol)の攪拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(15.32 g, 405.0 mmol)を一部ずつ0℃で加え、混合物を室温で30分間攪拌した。真空中で揮発成分を除去し、残渣を酢酸エチル(250 mL)に取り出し、水(2回、50mL)及び塩水溶液(50mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を(石油エーテル中40%酢酸エチル)を使用するシリカゲルフラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 35.5 g (96%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.41 (s, 9H), 1.44−1.70 (m, 7H), 3.34−3.41 (m, 3H), 3.47−3.69 (m, 2H), 3.70−3.75 (m, 1H), 4.53−4.61 (m, 2H), 6.46 (d, 1H).
中間体105
(4S)−4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン(250 mL)中の中間体104 (35.5 g, 129.0 mmol)の攪拌溶液に、テトラヒドロフラン (258.0 mL, 258.0 mmol)中のカリウムt−ブトキシドの1M溶液を0℃で加え、混合物を室温で30分間攪拌した。反応混合物を0℃で水(50mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(3回、50mL)。合一した有機層を水 (50 mL), 塩水溶液(50 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。得た粗生成物をヘキサン中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。収率: 22.0 g (85%). H NMR (400 MHz, DMSO−d): δ 1.38−1.51 (m, 4H), 1.59−1.62 (m, 1H), 1.73−1.75 (m, 1H), 3.35−3.37 (m, 1H), 3.45−3.47 (m, 1H), 3.56−3.59 (m, 1H), 3.72−3.77 (m, 1H), 3.93 (h, 1H), 4.05−4.08 (m, 1H), 4.35 (t, 1H), 4.60 (t, 1H), 7.75 (t, 1H). MS (ELSD) MH: C15FNOにつき202.2。
中間体106
(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド(10 mL)中の水酸化ナトリウム (1.41 g, 35.3 mmol)の攪拌溶液に、ジメチルホルムアミド (50 mL)中の中間体105 (7.1 g, 35.3 mmol)の溶液をゆっくりと0℃で10分間にわたり加え、混合物を室温で30分間攪拌した。ジメチルホルムアミド(50mL)中の中間体11(12.59 g, 35.3 mmol)の溶液を同じ温度で加え、混合物を60℃で2時間熱した。反応を飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(3回、50 mL)。合一した有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物をクロロホルム中3%メタノールを使用するシリカゲルカラム クロマトグラフィーにより、精製した。収率: 4.3 g (23%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.18 (d, 6H), 1.30−1.58 (m, 5H), 2.85−2.90 (m, 2H), 3.18−3.21 (m, 4H), 3.58−3.83 (m, 2H), 3.93−3.99 (m, 2H), 4.04−4.07 (m, 5H), 4.46−4.58 (m, 2H), 4.67−4.76 (m, 2H), 6.15 (s, 1H), 8.25 (d, 1H). MS (ES) MH: C2532FNにつき522.2。
中間体107
(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

トルエン(30 mL)中の中間体106 (3.2 g, 6.21 mmol)攪拌溶液に、エチレングリコール(2.0 mL)、続いてp−トルエンスルホン酸ピリジニウム (0.59 g, 23.6 mmol)を加え、混合物を1.5時間110℃で熱した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液(10mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(3回、25mL)。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。このようにして得られた粗生成物をヘキサン中の30%の酢酸エチルの勾配を使用するフラッシュカラム シリカゲル クロマトグラフィーにより精製した。キラルHPLCデータは、これは97%分離 [カラム: Chiralpak IC (250 x 4.6 mm); 移動相: ヘキサン:エタノール(80:20)]であることを示した。収率: 1.63 g (60%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.09 (d, 6H), 2.83 (t, 2H), 3.08 (d, 2H), 3.53−3.57 (m, 1H), 3.73−3.76 (m, 2H), 3.91−3.99 (m, 3H), 4.06−4.09 (m, 2H), 4.48 (dd, 1H), 4.63−4.65 (m, 2H), 5.19 (t, 1H), 6.11 (s, 1H), 8.32 (s, 1H). MS (ES) MH: C2024FNにつき438.4。
中間体108
((R)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−2−オキソオキサゾリジン−4−イル)メチル 4−メチルベンゼンスルホネート

ジクロロメタン(100 mL)中の中間体107 (4.5 g, 10.29 mmol) の攪拌溶液に、N,N−ジメチルアミノピリジン (2.51 g, 20.59 mmol)及びp−トルエンスルホニルクロライド (2.94 g, 15.43 mmol) を加え、室温にする前に、溶液を1時間0℃で攪拌し、それをさらに1時間攪拌した。反応混合物を1.5 N 塩酸 (50 mL)、水(2回、50 mL)、及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(50 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により灰白色の 固体を得、ヘキサン中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲル フラッシュカラム クロマトグラフィーによりさらに精製した。収率: 5.0 g (82%). H NMR (300 MHz, DMSO− d) δ: 1.21 (d, 6H), 2.16 (s, 3H), 2.86−2.92 (m, 2H), 3.08 (d, 2H), 3.95−4.10 (m, 6H), 4.35 (d, 1H), 4.44−4.47 (m, 1H), 4.55 (d, 1H), 4.67 (t, 1H), 4.78−4.83 (m, 1H), 6.19 (s, 1H), 7.1 (d, 2H), 7.54 (d, 2H), 8.29 (s, 1H). MS (ES) MH: C2730FNSにつき592.6。
中間体109
(S)−4−(アジドメチル)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン

封管中のジメチルホルムアミド(15mL)中の中間体108(1.5 g, 2.53 mmol)の攪拌溶液に、アジ化ナトリウム (0.99 g, 15.22 mmol) を加え、混合物を2時間90℃で熱した。反応を室温にした後、水(15mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(2回、30mL)。合一した有機層を水(2回、10mL)及び塩水溶液(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去し、粗標題化合物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、混じりけのない生成物を無色の粘性液体として得た。 収率: 0.85 g (73%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.20 (br s, 6H), 2.91−2.93 (m, 2H), 3.21−3.23 (m, 2H), 3.70 (d, 2H), 3.98−4.15 (m, 7H), 4.71 (t, 1H), 4.80−4.82 (m, 1H), 6.18 (s, 1H), 8.29 (s, 1H). MS (ES) MH: C2023FNにつき463.4。
中間体110
N−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−O−エチル−L−セリンメチル

ジクロロメタン(30mL)中の(S)−1−ベンジル2−メチルアジリジン−1,2−ジカルボキシレート(文献手順: Org. Biomol. Chem., 2005, 3, 3357に従い調製、 2.7 g, 11.4 mmol)の攪拌溶液に、三フッ化ホウ素エーテラート (0.01 mL, 0.11 mmol)、続いて無水エタノール(1.05 g, 22.9 mmol)を0℃で加えた。溶液を飽和重炭酸溶液(2mL)でクエンチした後、反応混合物を1時間室温で攪拌し、ジクロロメタンで抽出し(3回、25mL)、有機層を水(25mL)、塩水溶液(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 2.0 g (63%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.08 (t, 3H), 3.38−3.46 (m, 2H), 3.57−3.63 (m, 2H), 3.70 (s, 3H), 4.26−4.31 (m, 1H), 5.04 (s, 2H), 7.30−7.39 (m, 5H), 7.73 (d, 1H).
中間体111
ベンジル [(2R)−1−エトキシ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル]カルバメート

テトラヒドロフラン及びメタノールの9:1混合物(20mL)中の中間体110(2.0g,7.10mmol)の攪拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.54g,14.21mmol)を一部0℃で加え、混合物を室温で2時間攪拌した。反応を水(5mL)でクエンチし、氷冷水(25mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、20mL)。有機層を水(20mL)、塩水溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。収率: 0.7 g (35%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.07 (t, 3H), 3.35−3.46 (m, 6H), 3.55−3.60 (m, 1H), 4.65 (t, 1H), 5.00 (s, 2H), 7.02 (d, 1H), 7.27−7.35 (m, 5H).
中間体112
(4S)−4−(エトキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン(50mL)中の中間体111(1.20 g, 4.49 mmol)の攪拌溶液に、テトラヒドロフラン (9.0 mL, 8.98 mmol)中のカリウムt−ブトキシドの1M 溶液を0℃で加え、混合物を30分間室温で攪拌した。反応混合物を0℃で水(25mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(3回、25mL)。合一した有機層を水(20mL)、塩水溶液(20 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲル フラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 0.31 g (48%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.09 (t, 3H), 3.45 (q, 2H), 3.86 (quin, 1H), 3.99 (dd, 1H), 4.31 (t, 1H), 7.72 (br s, 1H). 注意:2つのリングCHプロトンをDMSO−d水ピークと融合した。
中間体113
(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−(エトキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン

ジメチルホルムアミド (15 mL)中の水酸化ナトリウム (0.06 g, 2.19 mmol) の攪拌溶液に、ジメチルホルムアミド (15 mL)中の中間体112 (0.32 g, 2.19 mmol)の溶液をゆっくりと0℃で10分間にわたり加え、混合物を室温で1時間攪拌した。ジメチルホルムアミド(15mL)中の中間体11(0.60 g, 1.68 mmol)の溶液を同じ温度で加え、混合物を90℃で3時間熱した。反応を飽和塩化アンモニウム溶液 (10 mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(3回、10mL)。合一した有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を無色の固体として得た。収率: 0.20 g (25%). H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ: 1.00 (t, 3H), 1.12 (br s, 6H), 2.89−2.91 (m, 2H), 3.19−3.26 (m, 2H), 3.37−3.46 (m, 2H), 3.58−3.61 (m, 1H), 3.83−3.88 (m, 1H), 3.93−4.09 (m, 6H), 4.43 (dd, 1H), 4.67−4.70 (m, 2H), 6.16 (s, 1H), 8.27 (s, 1H). MS (ES) MH: C2228FNにつき466.5。
中間体114
N−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−O−(2−メトキシエチル)−L−セリンメチル

(S)−1−ベンジル 2−メチルアジリジン−1,2−ジカルボキシレート (2.0 g, 8.03 mmol)及び2−メトキシエタノール(4.2 mL, 53.15 mmol)を使用し、中間体110の調製に記載の手順に従い、中間体114を合成した。収率: 2.0 g (80%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.16 (s, 3H), 3.38−3.41 (m, 2H), 3.42−3.52 (m, 2H), 3.55−3.65 (m, 4H), 4.26−4.29 (m, 1H), 4.47−4.48 (m, 1H), 5.03 (s, 2H), 7.21−7.34 (m, 5H), 7.71 (d, 1H).
中間体115
ベンジル[(2R)−1−ヒドロキシ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン−2−イル]カルバメート

中間体114(2.0 g, 6.43 mmol)を使用し、中間体111の調製に記載の手順に従い、中間体115を合成した。 収率: 1.0 g (54%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.23 (s, 3H), 3.40−3.41 (m, 2H), 3.44−3.47 (m, 2H), 3.51−3.54 (m, 2H), 3.58−3.62 9m, 1H), 4.47 (d, 1H), 4.66 (t, 1H), 4.99 (s, 2H), 7.03 (d, 1H), 7.19−7.34 (m, 5H)。
中間体116
ベンジル [(2R)−1−ヒドロキシ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン−2−イル]カルバメート

粗生成物をさらに精製することなく次の工程に使用したことを除き、中間体115(1.0 g, 3.50 mmol)を使用し、中間体112の調製に記載の手順に従い、中間体116を合成した。収率: 0.32 g (粗).
中間体117
(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−4−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン

中間体116(0.32 g, 1.82 mmol)及び中間体11(0.50 g, 1.40 mmol)を使用し、中間体113の調製に記載の手順に従い、中間体117を合成した。生成物の混合物をメタノールを有するシリカゲルカラムから溶出した。UPLC分析は37%の生成物を含む画分を示し、その画分をさらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.15 g (37%生成物)。MS (ES) MH: C2330FNにつき496.5。
中間体118
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N’−ヒドロキシ−N−[(2S)−1−ヒドロキシブト−3−エン−2−イル]ベンゼンカルボキシイミドアミド

中間体71の合成に記載の方法と同様の方法を使用し、中間体118を中間体16(2.0 g, 7.1 mmol)及び(2S)−2−アミノブト−3−エン−1−オール(0.74 g, 8.54 mmol, 文献手順, Eur. J. Chem. 2006, 12, 6607 - 6620に従い調製した)から調製した。収率: 1.4 g (59%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.36−3.40 (m, 3H), 3.95−4.05 (m, 4H), 4.83−5.00 (m, 3H), 5.87−5.90 (m, 1H), 6.01 (s, 1H), 7.26 (t, 1H), 8.30 (s, 1H), 10.12 (s, 1H). MS (ES) MH: C1415につき333.3。
中間体119
(2S)−2−{[5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル]アミノ}ブト3−エン−1−オール

中間体72の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体118 (1.4 g, 4.2 mmol)から中間体119を調製した。収率: 0.75 g (57%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 3.56 (t, 2H), 4.01−4.14 (m, 5H), 4.92 (t, 1H), 5.17 (d, 1H), 5.29 (d, 1H), 5.90 (ddd, 1H), 6.09 (s, 1H), 7.34 (d, 1H), 8.07 (d, 1H). MS (ES) MH: C1414につき313.3。
中間体120
(4S)−3−[5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル]−4−エテニル−1,3−オキサゾリジン−2−オン

中間体73の合成に記載の方法と同様の方法を用い、中間体119 (0.75, 2.4 mmol)から中間体120を調製した。収率: 0.60 g (74%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 4.00−4.08 (m, 4H), 4.33 (dd, 1H), 4.79 (t, 1H), 5.17 (q, 1H), 5.32 (d, 1H), 5.40 (d, 1H), 5.93 (ddd, 1H), 6.10 (s, 1H), 8.23−8.25 (m, 1H). 収率: 0.60 g (74%). MS (ES) MH: C1512につき339.2。
中間体121
(R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(ジフルオロメチル)オキサゾリジン−2−オン

テトラヒドロフラン及び水の2:1混合物 (20 mL)中の中間体120 (0.50 g, 0.30 mmol)の攪拌溶液に、酸化オスミウム(IV) (0.2 mL, t−ブタノール中2.5%溶液) を加え.得られた混合物を室温で10分間攪拌した。これに、過ヨウ素酸ナトリウム (3.16 g, 14.75 mmol) を一部ずつ1時間にわたり加え、反応混合物を更に16時間攪拌した。反応混合物を氷水 (15 mL)に注ぎジクロロメタンで抽出し(3回、15ml)、水 (15 mL)、塩水で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空下で10℃で除去し、得られた残渣をジクロロメタン (15 mL)に溶解した。ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(1mL)を−10℃で加え、氷冷水(10mL)でクエンチする前に、得られた混合物を6時間室温で攪拌した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液(5mL)、水(5 mL)、塩水 (5 mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により標題化合物を得、さらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.25 g (47%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 3.99−4.08 (m, 4H), 4.69−4.79 (m, 2H), 5.08−5.15 (m, 1H), 6.10 (s, 1H), 6.59 (dt, 1H), 8.28 (dd, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −130.0 (d), 132.4 (d), −139.9 (d), −160.7 (d). MS (ES) MH:C1410につき363.3。
中間体122
(R)−3−(4−(ジフルオロメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

1,4−ジオキサン(10mL)中の中間体121 (0.25 g, 0.69 mmol)の攪拌溶液に6N塩酸(2.0mL) を0℃で加え、混合物を室温で8時間攪拌した。混合物を氷冷水(25 mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(2回、50mL)。NaSOで乾燥する前に、合一した有機層を水(15 mL)及び塩水溶液 (15 mL)で洗浄した。溶媒の除去により、標題生成物を得た。収率: 0.20 g (91%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 4.03−4.04 (m, 1H), 4.71−4.81 (m, 1H), 5.11−5.17 (m, 1H), 6.60 (t, 1H), 8.68 (d, 1H), 10.19 (s, 1H). MS (ES) MH:C12につき319.2。
中間体123
(3−((R)−4−(ジフルオロメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

アセトニトリル(5 mL)中の中間体122 (0.2 g, 0.63 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン (0.15 g, 1.2 mmol)及び(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン (80 mg, 0.67 mmol)の攪拌溶液を封管で80℃で16時間熱した。室温に冷却した後、揮発成分を真空下で除去した。粗生成物を酢酸エチル中のCHClの勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を薄い黄色い固体として得た。収率: 0.16 g (62%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.20 (d, 6H), 3.02−3.05 (m, 2H), 3.38−3.41 (m, 2H), 4.10−4.16 (m, 2H), 4.70−4.77 (m, 2H), 5.11−5.15 (m, 1H), 6.47 (dt, 1H), 8.54 (s, 1H), 10.31 (s, 1H). MS (ES) MH:C1818につき414.4。
中間体124
(S)−N−(1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロN’−ヒドロキシベンズイミドアミド

(S)−2−アミノ−2−シクロプロピルエタノール(1.38 g, 13.30 mmol)及び中間体16(2.50g,8.89mmol)を使用し、中間体118の調製に記載の手順に従い、中間体124を合成した。収率: 2.2 g (72%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: −0.79− −0.89 (m, 1H), −0.92−0.10 (m, 1H), 0.31 (d, 2H), 0.88−0.90 (m, 1H), 2.15−2.30 (m, 1H), 3.39 (t, 2H), 3.94−4.06 (m, 4H), 4.71 (t, 1H), 5.81 (d, 1H), 6.02 (s, 1H), 7.30 (t, 1H), 9.98 (s, 1H).
中間体125
(S)−2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−2−シクロプロピルエタノール

中間体124(2.20 g, 6.40 mmol)を使用し、中間体119の調製に記載の手順に従い、中間体125を合成した。 収率: 1.80 g (87%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.23−0.25 (m, 1H), 0.37−0.45 (m, 3H), 1.01−1.12 (m, 1H), 3.03−3.05 (m, 1H), 3.53−3.56 (m, 1H), 3.64−3.65 (m, 1H), 4.03−4.10 (m, 4H), 4.75 (t, 1H), 6.08 (s, 1H), 7.16 (d, 1H), 8.05 (dd, 1H). MS (ES) MH:C1516につき327.3。
中間体126
(S)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−シクロプロピルオキサゾリジン−2−オン

中間体125(1.20 g, 3.67 mmol)を使用し、中間体120の調製に記載の手順に従い、中間体126を合成した。 収率: 1.10 g (85%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.28−0.31 (m, 1H), 0.42−0.44 (m, 1H), 0.53−0.56 (m, 2H), 1.21−1.23 (m, 1H), 4.01−4.08 (m, 4H), 4.21−4.25 (m, 1H), 4.30−4.33 (m, 1H), 4.70 (t, 1H), 6.10 (s, 1H), 8.21 (dd, 1H). MS (ES) MH:C1614につき353.3。
中間体127
(S)−3−(4−シクロプロピル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体126 (1.10 g, 3.12 mmol)を使用し、中間体122の調製に記載の手順に従い、中間体127を合成した。収率: 0.91 g (95%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.30−0.34 (m, 1H), 0.44−0.49 (m, 1H), 0.56−0.62 (m, 2H), 1.21−1.25 (m, 1H), 4.24−4.28 (m, 1H), 4.32−4.36 (m, 1H), 4.72 (t, 1H), 8.64 (dd, 1H), 10.20 (s, 1H). MS (ES) MH:C1410につき309.3。
中間体128
3−((S)−4−シクロプロピル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体127を使用し、中間体123の調製に記載の手順に従い、中間体128を合成した。 収率: 1.0 g (86%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.30−0.34 (m, 1H), 0.44−0.49 (m, 1H), 0.57−0.60 (m, 2H), 1.20 (d, 6H), 2.99−3.03 (m, 2H), 3.31−3.39 (m, 2H), 4.10−4.15 (m, 2H), 4.19−4.33 (m, 2H), 4.69 (t, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 10.31 (s, 1H). MS (ES) MH:C2022FNにつき404.4。
中間体129
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロN’−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−2−(ピリジン−2−イル)エチル)ベンズイミドアミド

2−アミノ−1−(ピリジン−2−イル)エタノール(1.35 g, 6.40 mmol)及び中間体16 (1.50 g, 5.33 mmol)を使用し、中間体118の調製に記載の手順に従い、中間体129を合成した。収率: 1.70 g (83%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.02−3.09 (m, 1H), 3.19−3.39 (m, 1H), 3.96−4.05 (m, 4H), 4.55 (d, 1H), 5.72 (d, 1H), 6.02 (m, 2H), 7.10 (t, 1H), 7.22 (t, 1H), 7.41 (t, 1H), 7.74 (t, 1H), 8.37 (d, 1H), 9.96 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −134.3 (dd), −138.3 (dd), −159.91 (d). MS (ES) MH:C1716につき384.3。
中間体130
2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−1−(ピリジン−2−イル)エタノール

中間体129 (1.60 g, 4.17 mmol)を使用し、中間体119の調製に記載の手順に従い、中間体130を合成した。収率: 1.30 g (86%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 3.66 (dd, 1H), 4.00−4.09 (m, 4H), 4.92 (t, 1H), 5.75 (d, 1H), 6.08 (s, 1H), 7.28 (dd, 1H), 7.50 (t, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.80 (t, 1H), 8.04 (d, 1H), 8.52 (d, 1H). 注意:さらに1つのCHプロトンをDMSO−dピークと融合した。MS (ES) MH:C1715につき364.3。
中間体131
3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−5−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体130 (1.20 g, 3.30 mmol)を使用し、中間体120の調製に記載の手順に従い、中間体131を合成した。収率: 1.20 g (93%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.98−4.09 (m, 4H), 4.22−4.35 (m, 1H), 4.58 (t, 1H), 6.01 (dd, 1H), 6.10 (s, 1H), 7.46 (dd, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.91 (t, 1H), 8.47 (d, 1H), 8.65 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.4 (d), −161.10 (d). MS (ES) MH:C1813につき390.3。
中間体132
6,7−ジフルオロ−3−(2−オキソ−5−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体131 (1.20 g, 3.09 mmol)を使用し、中間体122の調製に記載の手順に従い、中間体132を合成した。 収率: 1.0 g (94%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 4.35 (dd, 1H), 4.60 (t, 1H), 6.04 (dd, 1H), 7.45−7.49 (m, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.93 (t, 1H), 8.65 (d, 1H), 8.86 (d, 1H), 10.20 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −143.1 (d), −160.4 (d). MS (ES) MH:C16につき346.3。
中間体133
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−(2−オキソ−5−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体132 (1.0 g, 2.89 mmol)を使用し、中間体123の調製に記載の手順に従い、中間体133を合成した。 収率: 1.0 g (78%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.21 (d, 6H), 3.00−3.04 (m, 2H), 3.37−3.40 (m, 2H), 4.12−4.15 (m, 2H), 4.33 (dd, 1H), 4.57 (t, 1H), 6.02 (dd, 1H), 7.46−7.48 (m, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.91 (t, 1H), 8.65 (d, 1H), 8.71 (s, 1H), 10.30 (s, 1H). MS (ES) MH:C2221FNにつき441.4。
中間体134
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロN’−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−1−(ピリジン−2−イル)エチル)ベンズイミドアミド

中間体16 (1.0 g, 3.55 mmol)を使用し、中間体118の調製に記載の手順に従い、中間体134を合成した。 収率: 1.05 g (78%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.59 (t, 2H), 3.93−4.08 (s, 5H), 4.94 (t, 1H), 5.96 (s, 1H), 6.41 (d, 1H), 7.09 (t, 1H), 7.20−7.25 (m, 2H), 7.72 (t, 1H), 8.43 (d, 1H), 10.20 (s, 1H). MS (ES) MH:C1716につき384.3。
中間体135
2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−2−(ピリジン−2−イル)エタノール

中間体134 (1.60 g, 2.60 mmol)を使用し、中間体119の調製に記載の手順に従い、中間体135を合成した。収率: 0.78 g (73%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 3.79−3.85 (m, 2H), 4.03−4.14 (m, 4H), 4.74 (q, 1H), 5.02 (t, 1H), 6.10 (s, 1H), 7.26 (dd, 1H), 7.41 (d, 1H), 7.72 (t, 1H), 7.74 (dd, 1H), 8.17 (d, 1H), 8.54 (d, 1H). MS (ES) MH:C1715につき364.3。
中間体136
3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体135 (1.0 g, 2.75 mmol)を使用し、中間体120の調製に記載の手順に従い、中間体136を合成した。 収率: 0.90 g (84%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.99−4.10 (m, 4H), 4.44 (dd, 1H), 4.97 (t, 1H), 5.75 (dd, 1H), 6.09 (s, 1H), 7.34 (dd, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.82 (t, 1H), 8.41 (d, 1H), 8.51 (d, 1H). MS (ES) MH:C1813につき390.3。
中間体137
6,7−ジフルオロ−3−(2−オキソ−4−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体136(0.90 g, 2.31 mmol)を使用し、中間体122の調製に記載の手順に従い、中間体137を合成した。 収率: 0.75 g (94%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 4.49 (dd, 1H), 5.01 (t, 1H), 5.79 (dd, 1H), 7.35−7.38 (m, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.85 (dt, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.83 (d, 1H), 10.20 (s, 1H). MS (ES) MH:C16につき346.3。
中間体138
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−(2−オキソ−4−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体137 (0.75 g, 2.17 mmol)を使用し、中間体123の調製に記載の手順に従い、中間体138を合成した。収率: 0.85 g (89%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.20 (d, 6H), 2.96−3.00 (m, 2H), 3.31−3.36 (m, 2H), 4.00−4.13 (m, 2H), 4.45 (dd, 1H), 4.98 (t, 1H), 5.75 (dd, 1H), 7.33 (t, 1H), 7.54 (d, 1H), 7.82 (t, 1H), 8.51 (d, 1H), 8.65 (d, 1H), 10.30 (s, 1H). MS (ES) MH:C2221FNにつき441.4。

中間体139
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロN’−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−1−(ピリジン−4−イル)エチル)ベンズイミドアミド

中間体16 (1.08 g, 3.84 mmol)を使用し、中間体118の調製に記載の手順に従い、中間体139を合成した。収率: 0.91 g (62%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.55−3.68 (m, 2H), 3.82−3.92 (m, 4H), 3.98−4.08 (m, 1H), 5.05 (t, 1H), 5.93 (s, 1H), 6.51 (d, 1H), 6.92−6.96 (m, 1H), 7.11 (d, 2H), 8.41 (d, 2H), 10.30 (s, 1H). MS (ES) MH:C1716につき384.3。
中間体140
2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−2−(ピリジン−4−イル)エタノール

中間体139 (0.90 g, 2.34 mmol)を使用し、中間体119の調製に記載の手順に従い、中間体140を合成した。収率: 0.60 g (71%)。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.73 (t, 2H), 4.00−4.12 (m, 4H), 4.66 (q, 1H), 5.12 (t, 1H), 6.08 (s, 1H), 7.39 (d, 2H), 7.89 (d, 1H), 8.11 (t, 1H), 8.49 (d, 2H). MS (ES) MH:C1715につき364.3。
中間体141
3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(ピリジン−4−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体140 (0.60 g, 1.65 mmol)を使用し、中間体120の調製に記載の手順に従い、中間体141を合成した。収率: 0.61 g (95%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 4.01−4.10 (m, 4H), 4.36 (dd, 1H), 5.02 (t, 1H), 5.75 (dd, 1H), 6.10 (s, 1H), 7.49 (dd, 2H), 8.38 (dd, 1H), 8.55 (dd, 2H). MS (ES) MH: C1813につき390.3。
中間体142
6,7−ジフルオロ−3−(2−オキソ−4−(ピリジン−4−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体141 (0.60 g, 1.54 mmol)を使用し、中間体122 TQ−100−14−Vの調製に記載の手順に従い、中間体142を合成した。収率: 0.47 g (88%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 4.40 (dd, 1H), 5.05 (t, 1H), 5.77 (dd, 1H), 7.51 (d, 2H), 8.57 (d, 2H), 8.78 (d, 1H), 10.22 (s, 1H). MS (ES) MH: C16につき346.3。
中間体143
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−(2−オキソ−4−(ピリジン−4−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体142(0.46 g, 1.33 mmol)を使用し、中間体123の調製に記載の手順に従い、中間体143を合成した。収率: 0.52 g (89%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.36 (d, 6H), 2.87−2.99 (m, 2H), 3.31−3.37 (m, 2H), 4.08−4.12 (m, 2H), 4.36 (t, 1H), 5.01 (t, 1H), 5.74 (t, 1H), 7.46 (d, 2H), 8.54 (d, 2H), 8.62 (d, 1H), 10.31 (s, 1H). MS (ES) MH: C2221FNにつき441.4。
中間体144
(2R,3R)−2−アミノ−3−メトキシブタン−1−オール

テトラヒドロフラン (150 mL)中の(2S,3R)−メチル 2−アミノ−3−メトキシブタノエート (10.0 g, 75.19 mmol)の攪拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム (10.28 g, 270.7 mmol )及びヨウ素(24.7 g, 97.77 mmol) を加え、混合物を16時間にわたり還流した。混合物を濾過し、揮発成分を真空下で除去し、粗生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 7.0 g (78%).
中間体145
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N’−ヒドロキシ−N−((2R,3R)−1−ヒドロキシ−3−メトキシブタン−2−イル)ベンズイミドアミド

ジメチルホルムアミド(25mL)中の中間体144(7.0 g, 58.82 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン(11.91 g, 117.64 mmol)を加え、混合物を室温で20分間攪拌した。この溶液に、中間体16(3.50 g, 12.43 mmol)を加え、混合物を室温でもう2時間攪拌した。混合物を氷冷水(50mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、50mL)。有機層を水(2回、25 mL)、塩水溶液(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲル フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。収率: 1.8 g (40%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.02 (d, 3H), 2.72−2.74 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 3.41−3.43 (m, 1H), 3.98−4.05 (m, 4H), 4.69 (t, 1H), 5.51 (d, 1H), 6.04 (s, 1H), 7.34 (t, 1H), 10.08 (s, 1H). 注意: NH and OH protons did not appear. 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −134.33 (m), −138.45 (m), −159.75 (m). MS (ES) MH:C1519 につき365.2。
中間体146
(2R,3R)−2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−3−メトキシブタン−1オール

ジメチルホルムアミド(20 mL)中の中間体145 (1.8 g g, 4.96 mmol)の攪拌溶液に、炭酸セシウム (3.55 g, 10.90 mmol) を加え、混合物を室温で16時間攪拌した。水(10 mL)を混合物に加え、酢酸エチルで抽出した(3回、25 mL)。有機層を水(2回、15 mL)、 塩水溶液(15 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中75%酢酸エチルを使用するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーによりさらに精製した。収率: 1.30 g (76%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.12 (d, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.51−3.52 (m, 1H), 3.59−3.66 (m, 3H), 4.01−4.10 (m, 4H), 4.74 (t, 1H), 6.07 (s, 1H), 7.12 (d, 1H), 8.16 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −143.58 (d), −162.18 (d). MS (ES) MH: 345.2 につき C1518
中間体147
(R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−((R)−1−メトキシエチル)オキサゾリジン−2−オン

アセトニトリル(20 mL)中の中間体146 (1.30 g, 3.78 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン(0.76 g, 7.56 mmol)を0℃で加え、混合物を15分間攪拌した。この溶液に、 ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(または)炭酸ジスクシンイミジル(1.06 g, 4.16 mmol)を0℃で加え、混合物を室温で16時間攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル(25mL)に溶解し、水(10 mL)、塩水溶液(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により薄い黄色い固体を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製した。収率: 0.40 g (29%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.03 (d, 3H), 3.32 (s, 3H), 3.96−4.08 (m, 4H), 4.49−4.53 (m, 1H), 4.63 (t, 1H), 4.78−4.83 (m, 1H), 6.08 (s, 1H), 8.27 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.41 (d), −161.03 (d). MS (ES) MH: C1616につき371.3。
中間体148
6,7−ジフルオロ−3−((R)−4−((R)−1−メトキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

1,4−ジオキサン (4 mL)中の中間体147 ( 0.40 g, 1.08 mmol)の攪拌溶液に、6N 塩酸 (2 mL)を0℃で加え、混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を氷冷水(25 mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、25 mL)。有機層を水(15mL)、塩水溶液(15 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により、標題生成物を得た。収率: 0.35 g (99%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.03 (d, 3H), 3.32 (s, 3H), 3.96−4.08 (m, 4H), 4.49−4.53 (m, 1H), 4.63 (t, 1H), 4.78−4.83 (m, 1H), 6.08 (s, 1H), 8.27 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.41 (d), −161.03 (d). MS (ES) MH: C1412につき327.2。
中間体149
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((R)−4−((R)−1−メトキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

アセトニトリル(4 mL)中の中間体148 (0.35 g, 1.07 mmol)の攪拌溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.21 g, 1.61 mmol)、続いて(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン (0.13 g, 1.07 mmol)を加え、混合物を封管にて80℃で16時間熱した。これを室温に冷却し、揮発成分を真空下で除去し、粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製し、薄い黄色い固体を標題化合物として得た。収率: 0.25 g (56%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.02 (d, 3H), 1.20 (d, 6H), 2.97−3.03 (m, 2H), 3.28 (s, 3H), 3.35−3.39 (m, 2H), 3.97−4.01 (m, 1H), 4.10−4.15 (m, 2H), 4.51−4.54 (m, 1H), 4.63 (t, 1H), 4.81−4.84 (m, 1H), 8.54 (s, 1H), 10.29 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −146.80 (s). MS (ES) MH: C2024FNにつき422.5。
中間体150
ベンジル((2R,3S)−1−ヒドロキシ−3−メトキシブタン−2−イル)カルバメート

テトラヒドロフラン及びメタノール の3:1混合物(12 mL)中の(2S,3S)−メチル 2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−メトキシブタノエート(文献手順: Bioorg. Med. Chem. Lett. 15 (2005) 1447-1449に従い調製、1.60 g, 5.68 mmol)の攪拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム (0.43 g, 11.38 mmol)を加え、混合物を2時間室温で攪拌した。揮発成分を除去し、残渣を酢酸エチル(25mL)に溶解し、塩水(10 mL)で洗浄した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 1.32 g (92%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.01 (d, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.36−3.42 (m, 3H), 3.57−3.60 (m, 1H), 4.57 (t, 1H), 5.02 (s, 2H), 6.98−7.01 (m, 1H), 7.31−7.37 (m, 5H). MS (ES) MH: C1319NOにつき254.4。
中間体151
(2R,3S)−2−アミノ−3−メトキシブタン−1−オール

酢酸エチル(50 mL)中の中間体150 (1.32 g, 5.20 mmol)の攪拌溶液に10%パラジウム炭(0.13 g, 10重量%)を加え、混合物を水素の20 mm圧力下で6時間室温で攪拌した。混合物を濾過し、揮発成分を真空下で除去し、粗生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.47 g (47%)
中間体152
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロN’−ヒドロキシ−N−((2R,3S)−1−ヒドロキシ−3−メトキシブタン−2−イル)ベンズイミドアミド

中間体151(0.47 g, 4.02 mmol)を使用し、中間体145の調製に記載の手順に従い、中間体152を合成した。収率: 0.50 g (35%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.00 (d, 3H), 3.02 (s, 3H), 3.27−3.32 (m, 2H), 3.41 (d, 2H), 3.96−4.06 (m, 4H), 4.68 (t, 1H), 5.67 (d, 1H), 6.03 (s, 1H), 7.33−7.34 (m, 1H), 10.03 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −134.26 (m), −138.79 (m), −160.03 (m). MS (ES) MH: C1519につき365.5。
中間体153
(2R,3S)−2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−3−メトキシブタン−1−オール

中間体152 (0.50 g, 1.37 mmol)を使用し、中間体146の調製に記載の手順に従い、中間体153を合成した。収率: 0.32 g (67%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.15 (d, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.52−3.60 (m, 4H), 3.98−4.10 (m, 4H), 4.70 (t, 1H), 6.06 (s, 1H), 7.09 (d, 1H), 8.09 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −143.51 (d), −162.06 (d). MS (ES) MH: C1518につき345.5。
中間体154
(R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−((S)−1−メトキシエチル)オキサゾリジン−2−オン

中間体153 (0.25 g, 0.72 mmol)を使用し、中間体147の調製に記載の手順に従い、中間体154を合成した。収率: 0.08 g (30%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.11 (d, 3H), 3.15 (s, 3H), 3.98−4.08 (m, 5H), 4.55−4.61 (m, 3H), 6.09 (s, 1H), 8.30 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.43 (d), −161.01 (d). MS (ES) MH: 371.4 につき C1616
中間体155
6,7−ジフルオロ−3−((R)−4−((S)−1−メトキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体154 (0.08 g, 0.22 mmol)を使用し、中間体148の調製に記載の手順に従い、中間体155を合成した。 粗生成物を精製することなく次の工程に使用した. 収率: 0.06 g (85%).
中間体156
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((R)−4−((S)−1−メトキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体155 (0.06 g, 0.18 mmol)を使用し、中間体149の調製に記載の手順に従い、中間体156を合成した。粗生成物を精製することなく次の工程に使用した. 収率: 0.04 g (52%). MS (ES) MH: C2024FNにつき422.5。
中間体157
2−((ジフェニルメチレン)アミノ)−2−(ピラジン−2−イル)酢酸エチル

N−メチル−2−ピロリドン (25 mL)中の2−((ジフェニルメチレン)アミノ)酢酸エチル(6.0 g, 22.47 mmol), 2−ブロモピラジン (7.1 g, 44.90 mmol), 炭酸カリウム (9.30 g, 67.40 mmol)及びヨウ化テトラブチルアンモニウム (8.10 g, 22.40 mmol)の混合物を封管にて110℃で16時間熱した。混合物を水 (100 mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、50mL)。有機層を塩水(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により粗生成物を得、クロロホルム中のメタノール中のメタノールの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製した。収率: 4.90 g (63%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.16 (t, 3H), 4.07 (q, 2H), 5.26 (s, 1H), 7.18 (dd, 2H), 7.38−7.61 (m, 8H), 8.56 (d, 1H), 8.57 (d, 1H), 8.60 (s, 1H). MS (ES) MH: C2119につき346.3。
中間体158
2−アミノ−2−(ピラジン−2−イル)酢酸エチル

ジオキサン (20 mL)中の中間体157 (4.9 g, 14.20 mmol) の攪拌溶液に、3N 塩酸 (20 mL)を加え、混合物を3時間室温で攪拌した。真空下で揮発成分を完全に除去し、その塩酸塩として得た生成物を精製することなく次の工程に使用した。収率: 2.4 g (92%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.13 (t, 3H), 4.19 (q, 2H), 5.66 (s, 1H), 8.73−8.77 (m, 2H), 8.95 (d, 1H), 9.19 (br s, 3H). MS (ES) MH: C11につき182.3。
中間体159
2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−(ピラジン−2−イル)酢酸エチル

ジクロロメタン (25 mL)中の中間体158 (2.4 g, 11.60 mmol)の攪拌溶液に、ジ−t−ブチルジカーボネート (2.88 g, 12.76 mmol)及びトリエチルアミン (5 mL) を加え、混合物を2時間還流した。真空下で揮発成分を完全に除去し、粗生成物を精製することなく次の工程に使用した。収率: 2.80 g (90%).
中間体160
tert−ブチル(2−ヒドロキシ−1−(ピラジン−2−イル)エチル)カルバメート

テトラヒドロフラン及びメタノールの1:1混合物(50 mL)中の中間体163 (2.80 g, 9.96 mmol) の攪拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム (0.37 g, 9.96 mmol) を加え、混合物 を16時間室温で攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル(25 mL)に溶解し、塩水 (10 mL)で洗浄した。溶媒の除去により粗生成物を得、精製することなく次の工程に使用した. 収率: 1.8 g (76%)
中間体161
2−アミノ−2−(ピラジン−2−イル)エタノール

ジエチルエーテル(20 mL)中の中間体160 (1.80 g, 7.50 mmol)の攪拌溶液に3N 塩酸を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。揮発成分を真空下で完全に除去し、生成物を精製することなく次の工程に使用した。収率: 1.1 g (83%). MS (ES) MH: COにつき140.2。
中間体162
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N’−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−1−(ピラジン−2−イル)エチル)ベンズイミドアミド

中間体161 (1.10 g, 6.32 mmol)及び中間体16 (1.78 g, 6.32 mmol)を使用し、中間体118の調製に記載の手順に従い、中間体162を合成した。収率: 0.96 g (40%). MS (ES) MH: C1615につき385.4。
中間体163
2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−2−(ピラジン−2−イル)エタノール

中間体162 (0.96 g, 2.50 mmol)を使用し、中間体119の調製に記載の手順に従い、中間体163を合成した。 収率: 0.52 g (55%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 3.87 (t, 2H), 4.00−4.09 (m, 4H), 4.80 (q, 1H), 5.09 (t, 1H), 6.08 (s, 1H), 7.96 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.61 (d, 1H), 8.68 (s, 1H). MS (ES) MH: C1614につき365.4。
中間体164
3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(ピラジン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体163 (0.25 g, 0.69 mmol)を使用し、中間体120の調製に記載の手順に従い、中間体164を合成した。収率: 0.16 g (59%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.98−4.09 (m, 4H), 4.54 (dd, 1H), 4.99 (t, 1H), 5.87 (dd, 1H), 6.09 (s, 1H), 8.39 (dd, 1H), 8.61−8.63 (m, 2H), 8.86 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.24 (d), −160.93 (d). MS (ES) MH: C1712につき391.4。
中間体165
6,7−ジフルオロ−3−(2−オキソ−4−(ピラジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体164 (0.16 g, 2.41 mmol)を使用し、中間体122の調製に記載の手順に従い、中間体165を合成した。収率: 0.12 g (86%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 4.56 (dd, 1H), 5.01 (t, 1H), 5.88 (dd, 1H), 8.61−8.64 (m, 2H), 8.80 (d, 1H), 8.88 (d, 1H), 10.18 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −142.93 (d), −160.18 (d). MS (ES) MH: C15につき347.4。
中間体166
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−(2−オキソ−4−(ピラジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体165(0.12 g, 0.35 mmol)を使用し、中間体123の調製に記載の手順に従い、中間体166を合成した。収率: 0.12 g (80%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.21 (d, 6H), 2.98−3.00 (m, 2H), 3.31−3.33 (m, 2H, merged in DMSO ピーク), 4.11−4.13 (m, 2H), 4.56 (dd, 1H), 5.01 (t, 1H), 5.88 (dd, 1H), 8.63−8.67 (m, 3H), 8.88 (s, 1H), 10.31 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −142.93 (d), −160.18 (d). MS (ES) MH: C2120FNにつき442.5。
中間体167
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N’−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−1−(ピリミジン−2−イル)エチル)ベンズイミドアミド

2−アミノ−2−(ピリミジン−2−イル)エタノール中間体161 (1.0 g, 5.7 mmol)及び中間体16 (1.60 g, 5.71 mmol)を使用し、中間体118の調製に記載の手順に従い、中間体167 を合成した。収率: 1.0 g (42%) . MS (ES) MH: C1615につき385.5。
中間体168
2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−2−(ピリミジン−2−イル)エタノール

中間体167 (1.0 g, 2.51 mmol)を使用し、中間体119の調製に記載の手順に従い、中間体168 を合成した。収率: 0.42 g (45%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 3.86−3.94 (m, 2H), 4.01−4.11 (m, 4H), 4.84−4.87 (m, 1H), 5.02 (t, 1H), 6.10 (s, 1H), 7.39 (t, 1H), 7.85 (d, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.76 (d, 2H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −143.35 (d), 161.90 (d). MS (ES) MH: C1614につき365.4。
中間体169
3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(ピリミジン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体168 (0.34 g, 0.93 mmol)を使用し、中間体120の調製に記載の手順に従い、中間体169を合成した。収率: 0.25 g (70%). MS (ES) MH: C1712につき391.4。
中間体170
6,7−ジフルオロ−3−(2−オキソ−4−(ピリミジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体169 (0.25 g, 2.41 mmol)を使用し、中間体122の調製に記載の手順に従い、中間体170を合成した。粗生成物を精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.14 g (64%). MS (ES) MH: C15につき347.4。
中間体171
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−(2−オキソ−4−(ピリミジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体170 (0.14 g, 0.26 mmol)を使用し、中間体123の調製に記載の手順に従い、中間体171を合成した。収率:0.12 g (63%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.22 (d, 6H), 2.98−3.02 (m, 2H), 3.36−3.39 (m, 2H), 4.11−4.14 (m, 2H), 4.54 (dd, 1H), 5.05 (t, 1H), 5.75 (s, 1H), 7.49−7.52 (m, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.81−8.83 (m, 2H), 10.31 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −146.69 (d). MS (ES) MH: C2120FNにつき442.5。
中間体172
(S)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N’−ヒドロキシ−N−(1−ヒドロキシブト−3−イン−2−イル)ベンズイミドアミド

(S)−2−アミノブト−3−イン−1−オール(Garner アルデヒド; Eur. J. Org. Chem. 2009, 3619-3627からの文献手順に従い調製、0.30 g, 2.44 mmol)及び中間体16 (0.65 g, 2.32 mmol)を使用し、中間体118の調製に記載の手順に従い、中間体172を合成した。収率: 0.53 g (65%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.16 (d, 1H), 3.50 (t, 2H), 3.60−3.70 (m, 1H), 3.98−4.05 (m, 4H), 5.12 (t, 1H), 6.04−6.10 (m, 2H), 7.34 (t, 1H), 10.23 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −133.64 (m), −138.05 (m), −159.54 (m). MS (ES) MH: C1413につき331.4。
中間体173
(S)−2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)ブト−3−イン−1−オール

中間体172 (0.51 g, 1.55 mmol)を使用し、中間体119の調製に記載の手順に従い、中間体173を合成した。 収率: 0.27 g (55%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.24 (d, 1H), 3.65 (t, 2H), 3.98−4.05 (m, 4H), 4.32−4.34 (m, 1H), 5.20 (t, 1H), 6.08 (s, 1H), 7.70 (d, 1H), 8.01 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −142.96 (d), −161.66 (d). MS (ES) MH: C1412につき311.4。
中間体174
(S)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−エチニルオキサゾリジン−2−オン

中間体173 (0.25 g, 0.81 mmol)を使用し、中間体120の調製に記載の手順に従い、中間体174を合成した。 収率: 0.25 g (92%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 3.69 (d, 1H), 3.99−4.08 (m, 4H), 4.56 (dd, 1H), 4.85 (t, 1H), 5.41−5.45 (m, 1H), 6.11 (s, 1H), 8.27 (dd, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.16 (d), −160.70 (d). MS (ES) MH: C1510につき337.4。
中間体175
(S)−3−(4−エチニル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体174 (0.25 g, 0.74 mmol)を使用し、中間体122の調製に記載の手順に従い、中間体175を合成した。 収率: 0.14 g (65%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 3.70 (d, 1H), 4.58 (dd, 1H), 4.86 (t, 1H), 5.41−5.46 (m, 1H), 8.67 (dd, 1H), 10.18 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −142.87 (d), −159.98 (d). MS (ES) MH: C13につき293.3。
中間体176
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−3−((S)−4−エチニル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体175 (0.14 g, 0.48 mmol)を使用し、中間体123の調製に記載の手順に従い、中間体176を合成した。 収率: 0.08 g (43%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.21 (d, 6H), 2.98−3.04 (m, 2H), 3.36−3.40 (m, 2H), 3.67 (d, 1H), 4.12−4.13 (m, 2H), 4.56 (dd, 1H), 4.81 (t, 1H), 5.39−5.43 (m, 1H), 8.51 (s, 1H), 10.30 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −146.52 (s). MS (ES) MH: C1918FNにつき388.5。
中間体177
(S)−3−(7−クロロ−6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−メチルオキサゾリジン−2−オン

(S)−4−メチルオキサゾリジン−2−オン (Nishiyama, T.; Matsui, Shigeki; Yamada, F. J. Het. Chem.(1986), 23(5), 1427−9に記載の手順に従い合成した)及び中間体 52を使用し、中間体42の調製に記載の手順に従い、中間体177を合成した。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) d : 1.1 (br. s., 3 H) 1.3 (br. s., 3 H) 1.4 (d, 3 H) 2.7 − 2.8 (m, 1 H) 2.95 − 3.2 (m, 2 H) 3.5 − 3.7 (m, 1 H) 3.9 − 4.1 (m, 7 H) 4.6 − 4.8 (m, 2 H) 6.2 (s, 1 H) 8.4 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2024ClNにつき438。
中間体178
S(S)−N−[(1S)−2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−(2−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル]−2−メチル−プロパン−2−スルフィンアミド

n−ブチルリチウム(185 ml, 462 mmol)をテトラヒドロフラン (1000 mL)中の1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール(8 g, 96.43 mmol)の溶液に窒素下で−78℃で滴下し、溶液を30分間この温度で攪拌した。1200mLテトラヒドロフラン中の[S(S)]−N−[2−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]エチリデン]−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド (107 g, 385 mmol) (Rech, J. C. et al. JACS (2007), 129(3), 490−491)の溶液を−78℃で滴下し、3時間攪拌した。混合物を飽和水性NHCl (200 mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した(1000mL、3回)。合一した有機層を飽和水性NaClで洗浄し、NaSOで乾燥した。固体を濾過し、濾液を濃縮し、シリカゲルカラム クロマトグラフィー (20/1から3/1の石油エーテル/酢酸エチルを有する勾配溶出)により精製した粗物質を得、標題化合物 (100 g, 72%)を黄色い油として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 0.00 (s, 3H), 0.04 (s, 3H), 0.85 (s, 3H), 1.3 (s, 9H), 4.0 (s, 3H), 4.2−4.6 (m, 2H), 4.7 (m, 1H), 7.9 (s, 1H).
中間体179
(2S)−2−アミノ−2−(2−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エタノール

tert−ブチルメチルエーテル(320 mL)中の2MのHClをMeOH (330 mL)中の中間体178 (70 g, 194 mmol)の溶液に0℃でゆっくりと加えた。混合物を一晩冷却浴で攪拌した。tert−ブチルメチルエーテル(200 mL)を加え、混合物を1時間攪拌した。混合物から固体を濾過し、標題化合物をビス−塩酸塩 (23g, 87%)の白い固体として得た。H NMR (400 MHz, DO) δ 3.75 (s, 3H), 3.8 (d, 2H) 4.7 (t, 1H), 7.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C10Oにつき143。
中間体180
(S)−2−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)エタノール

中間体179及び中間体16を使用し、中間体17の調製に記載の手順に従い、中間体180を合成した。MS (ES) MH: C1515につき368。
中間体181
(S)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体180を使用し、中間体18の調製に記載の手順に従い、中間体181を合成した。 H NMR (300 MHz, CDCl) δ 1.6 (br.s., 4 H), 4.0 - 4.1 (m, 2 H), 4.15 (s, 3 H), 4.8 - 5.0 (m, 1 H), 5.8 (dd, 1 H), 7.9 (s, 1 H), 8.4 (dd, 1 H). MS (ES) MH: C1613につき394。
中間体182
(S)−6,7−ジフルオロ−3−(4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体181を使用し、中間体19の調製に記載の手順に従い、中間体182を合成した。 MS (ES) MH: C14につき350。
中間体183
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((S)−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体182を使用し、中間体20の調製に記載の手順に従い、中間体183を合成した。 MS (ES) MH: C2021FNにつき445。
中間体184
S(R)−N−[(1R)−2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−(2−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル]−2−メチル−プロパン−2−スルフィンアミド

n−ブチルリチウム (38.57 mL, 96.43 mmol)をテトラヒドロフラン (250 ml)中の1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール(8 g, 96.43mmol)の溶液に−78℃で窒素下で滴下し、溶液を30分間この温度で攪拌した。20mLのテトラヒドロフラン中の[S(R)]−N−[2−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]エチリデン]−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド (22.3 g (80.36 mmol) (Seguin, C. et al. J. Org. Chem. (2009), 74(18), 6986−6992) の溶液を−78℃で滴下し、3時間攪拌した。混合物を飽和水性NHCl (40 ml)でクエンチした。上記の反応を2番目のバッチの中で再び行った。水性NHCl後の2つのバッチを合一し、酢酸エチルで抽出した(100mL、3回)。合一した有機層を飽和水性NaClで洗浄し、NaSOで乾燥した。固体を濾過し、濾液を濃縮し、シリカゲルカラム クロマトグラフィー (20/1から3/1の石油エーテル/酢酸エチルを有する勾配溶出)により精製した粗物質を得、標題化合物 (31.8 g, 55%)を黄色い油として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 0.00 (s, 3H), 0.04 (s, 3H), 0.85 (s, 3H), 1.3 (s, 9H), 4.0 (s, 3H), 4.2−4.6 (m, 2H), 4.7 (m, 1H), 7.9 (s, 1H)。
中間体185
(2R)−2−アミノ−2−(2−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エタノール

tert−ブチルメチルエーテル(210 mL)中の2MのHClをMeOH (210 mL)中の中間体184 (45 g, 135 mmol)の溶液に0℃でゆっくりと加えた。混合物を冷却浴で一晩攪拌した。tert−ブチルメチルエーテル(200 mL) を加え、混合物を1時間攪拌した。混合物から固体を濾過し、標題化合物をビス−塩酸塩(23g,87%)の白い固体として得た。H NMR (400 MHz, d4−MeOH) δ 3.9 (d, 2H) 4.0 (s, 3H), 4.8(t, 1H), 8.0 (s, 1H). MS (ES) MH: C10Oにつき143。
中間体186
(R)−2−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−2−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)エタノール

中間体185及び中間体16を使用し、中間体17の調製の手順に従い、中間体186を合成した。 MS (ES) MH: C1515につき368。
中間体187
(R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体186を使用し、中間体18の調製の手順に従い、中間体187を合成した。 H NMR (300 MHz, CDCl) δ 1.6 (br.s., 4 H), 4.0 - 4.1 (m, 2 H), 4.15 (s, 3 H), 4.75 - 5.0 (m, 1 H), 5.8 (dd, 1 H), 7.9 (s, 1 H), 8.4 (dd, 1 H). MS (ES) MH: C1613につき394。
中間体188
(R)−6,7−ジフルオロ−3−(4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体187を使用し、中間体19の調製の手順に従い、中間体188を合成した。 MS (ES) MH: C14につき350。
中間体189
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((R)−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体188を使用し、中間体20の調製の手順に従い、中間体189を合成した。MS (ES) MH: C2021FNにつき445。
中間体190
(2S,3S)−メチル 2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−ヒドロキシブタノエート

テトラヒドロフラン及び水の1:1混合物(50mL)中の(2S,3S)−メチル 2−アミノ−3−ヒドロキシブタノエート (2.5 g, 14.73 mmol)の攪拌溶液に、重炭酸ナトリウム(1.9 g, 22.10 mmol) を加え、混合物を0℃に冷却し、これにベンジルクロロギ酸エステル(2.76 g, 16.21 mmol)を30分間にわたり滴下した。混合物を次いで16時間室温で攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、有機層を分離し、塩水(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィー (230−400 mesh)により精製した。収率: 3.4 g (86%) H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.09 (d, 3H), 3.89 (s, 3H), 3.99 (t, 1H), 4.01−4.06 (m, 1H), 5.00 (d, 1H), 5.04 (s, 2H), 7.30−7.40 (m, 5H), 7.63 (d, 1H). MS (ES) MH: C1317NOにつき268.1。
中間体191
(2S,3S)−メチル 2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタノエート

ジクロロメタン(20 mL)中の中間体190 (2.0 g, 7.89 mmol)の攪拌溶液に、ピリジニウム p−トルエンスルホン酸 (0.79 g, 3.16 mmol)及び2,3−ジヒドロピラン (1.02 g, 11.85 mmol) を一度に加え、溶液を16時間室温で攪拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶液(50mL)を反応混合物に加え、有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した(2回、50 mL)。合一した有機層を水 (50 mL)及び塩水 溶液 (50 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するフラッシュカラムクロマトグラフィー (シリカゲル: 60−120 mesh)により精製した。収率: 2.4 g (87%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.10 & 1.15 (d, 3H), 1.41−1.58 (m, 6H), 3.36−3.43 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.69−3.73 (m, 1H), 3.99 (q, 1H), 4.15 & 4.27 (t, 1H), 4.57 & 4.72 (s, 1H), 5.03 (s, 2H), 7.28−7.34 (m, 5H), 7.71 & 7.79 (d, 1H).
中間体192
ベンジル((2R,3S)−1−ヒドロキシ−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタン−2−イル)カルバメート

テトラヒドロフラン及びメタノールの7:3混合物 (20 mL)中の中間体191 (2.4 g, 7.12 mmol)の攪拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム (0.32 g, 8.55 mmol) を5℃で一部ずつ加え、溶液を3時間室温で攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル(50 mL)に溶解し、水(25mL)で洗浄した。水層を酢酸エチルで抽出した(2回、25 mL)。合一した有機層を塩水溶液(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、さらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 1.6 g (70%)。
中間体193
(2R,3S)−2−アミノ−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタン−1−オール

酢酸エチル(20 mL)中の中間体192 (1.6 g, 4.95 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン (1 mL)及び10%パラジウム炭(0.16 g, 10重量%)を加え、混合物を水素の20 mm圧力下で6時間室温で攪拌した。混合物を濾過し、揮発成分を真空下で除去し、粗生成物を精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.93 g (99%).
中間体194
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N’−ヒドロキシ−N−((2R,3S)−1−ヒドロキシ−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタン−2−イル)ベンズイミドアミド

ジメチルホルムアミド (10 mL)中の中間体194 (0.95 g, 5.02 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン (0.76 g, 7.53 mmol) を加え、混合物を室温で20分間攪拌した。中間体16 (1.41 g, 5.02 mmol) を加え、混合物を室温でもう2時間攪拌した。混合物を氷冷水(50 mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、50 mL)。有機層を水(2回、25 mL)、塩水溶液(25 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲル フラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。この化合物をジアステレオマーの混合物として得た。収率: 1.0 g (46%) H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.01 & 1.09 (d, 3H), 1.16−1.56 (m, 6H), 2.77−2.79 & 2.88−2.90 (m, 1H), 3.38−3.78 (m, 5H), 3.99−4.05 (m, 4H), 4.43 & 4.56 (s, 1H), 4.66 & 4.74 (t, 1H), 5.69 & 5.80 (d, 1H), 6.03 (s, 1H), 7.36−7.38 (m, 1H), 10.00 & 10.09 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −133.89 (m), −138.56 (m), −159.90 (m). MS (ES) MH: C1925につき435.3。
中間体195
(2R,3S)−2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタン−1−オール

ジメチルホルムアミド (10 mL)中の中間体194 (1.0 g, 2.30 mmol)の攪拌溶液に、炭酸セシウム (1.13 g, 3.45 mmol)を加え、混合物を室温で16時間攪拌した。水 (10 mL) を混合物に加え、溶液を酢酸エチルで抽出した(3回、25 mL)。有機層を水(25mL)、塩水溶液(25 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の75%酢酸エチルを使用するシリカゲル フラッシュカラム クロマトグラフィーによりさらに精製した。この化合物をジアステレオマーの混合物として得た。収率: 0.60 g (63%). MS (ES) MH: C1924につき415.3。
中間体196
(4R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−((1S)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)エチル)オキサゾリジン−2−オン

アセトニトリル(10 mL)中の中間体195 (0.60 g, 1.45 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン (0.5 mL, 3.62 mmol) を0℃で加え、混合物を15分間攪拌した。これに、ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル) カルボネート (または) 炭酸ジスクシンイミジル(0.93 g, 3.62 mmol)を0℃で加え、混合物を室温で16時間攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル(10mL)に溶解し、水 (5 mL)、塩水溶液(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により薄い黄色い固体得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製した。この化合物をジアステレオマーの混合物として得た。収率: 0.23 g (36%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.10 & 1.19 (d, 3H), 1.22−1.72 (m, 6H), 2.85−2.92 & 3.01−3.12 (m, 1H), 3.65−3.67 (m, 1H), 4.00−4.05 (m, 4H), 4.32−4.35 (m, 1H), 4.57−4.65 (m, 4H), 6.09 (s, 1H), 8.26 & 8.36 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.34 & −140.59 (d), −160.87 & 161.19 (d)。
中間体197
6,7−ジフルオロ−3−((R)−4−((S)−1−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソキサゾール−5−カルバルデヒド

1,4−ジオキサン (3 mL)中の中間体196 (0.23 g, 0.68 mmol) の攪拌溶液に、6N塩酸(3 mL)を0℃で加え、混合物を1時間室温で攪拌した。混合物を氷冷水(25mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、25mL)。有機層を水(15 mL)、塩水溶液(15 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.15 g (92%). MS (ES) MH: C1310につき313.1。
中間体198
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((R)−4−((S)−1−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

アセトニトリル(2 mL)中の中間体197 (0.15 g, 0.48 mmol)の攪拌溶液に、ジイソプロピルエチルアミン (0.09 g, 0.72 mmol)、続いて(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン (0.06 g, 0.53 mmol)を加え、混合物を封管にて80℃で6時間熱した。溶液を室温に冷却し、揮発成分を真空下で除去し、粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するa Combi−Flash器具により精製し、標題化合物を薄い黄色い固体として得た。収率: 0.12 g (77%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.05 (d, 3H), 1.22 (d, 6H), 2.99−3.04 (m, 2H), 3.36−3.39 (m, 2H), 4.12−4.15 (m, 2H), 4.31−4.33 (m, 1H), 4.52−4.60 (m, 3H), 5.22 (d, 1H), 8.63 (s, 1H), 10.32 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −146.94 (d). MS (ES) MH: C1922FNにつき408.3。
中間体199
[(4R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−イル]メチル メタンスルホネート

ジクロロメタン(5mL)中の中間体107 (0.3 g, 0.68 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン (0.14 mL, 1.02 mmol)及びメタンスルホニルクロリド (0.12 g, 1.02 mmol)、続いてメタンスルホニルクロリド (1.63 g, 8.55 mmol)を0℃で加えた。得られた溶液を1時間室温で攪拌した。水(2mL)を反応混合物に加え、酢酸エチルで抽出した(2回、10 mL)。有機層を塩水 溶液 (5 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去し、粗生成物を得、ヘキサン中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。収率: 0.25 g (71%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.18 (d, 6H), 2.88−2.92 (m, 2H), 3.18 (s, 3H), 3.21−3.24 (m, 2H), 3.95−4.01 (m, 2H), 4.04−4.10 (m, 4H), 4.46−4.52 (m, 2H), 4.74−4.78 (m, 2H), 4.94−4.95 (m, 1H), 6.17 (s, 1H), 8.23 (s, 1H). MS (ES) MH: 516.4 につき C2126FNS.
中間体200
[(4S)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−7−フルオロ−5−ホルミル−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−イル]アセトニトリル

アセトニトリル(5 mL)中の中間体199 (0.28 g, 0.54 mmol)の攪拌溶液に、テトラヒドロフラン (0.2 mL, 0.65 mmol)中のテトラブチルアンモニウムフルオライドの1M溶液及び及びトリメチルシリルシアニド (0.08 mL, 0.65 mmol) を加え、混合物を室温で2日間攪拌した。水 (2 mL)を反応混合物に加え、酢酸エチルで抽出した (2回、10 mL)。有機層を塩水溶液(5 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で除去し、粗生成物を得、ヘキサン中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。収率: 0.11 g (50%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 1.20 (d, 6H), 2.98−3.04 (m, 2H), 3.14−3.20 (m, 2H), 3.32−3.40 (m, 2H), 4.08−4.12 (m, 2H), 4.47−4.51 (m, 1H), 4.81 (t, 1H), 4.90−4.92 (m, 1H), 8.56 (s, 1H), 10.30 (s, 1H). MS (ES) MH: C1919FNにつき403.4。
中間体201
(R)−4−((R)−1,2−ジヒドロキシエチル)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン

t−ブタノール及び水の混合物(10 mL; 1:1)中の中間体120(0.50 g, 1.15 mmol)の溶液に、AD−mix−β (5.0 g) を加え、混合物を室温で16時間攪拌した。固形の亜硫酸ナトリウム (5.0 g) をこの混合物に0℃で加え、1時間室温で攪拌した。混合物を酢酸エチルで抽出し(3回、15 mL)、合一した有機層を水(10mL)、塩水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により固体を得、さらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.50 g (93%)。HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.22 (br s, 6H), 2.88−2.92 (m, 2H), 3.20−3.22 (m, 2H), 3.32−3.36 (m, 1H), 3.43−3.44 (m, 1H), 3.96−4.01 (m, 2H), 4.03−4.10 (m, 4H), 4.16−4.18 (m, 1H), 4.56−4.62 (m, 2H), 4.75−4.76 (m, 1H), 4.86 (t, 1H), 5.36 (d, 1H), 6.18 (s, 1H), 8.33 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNにつき468.3。
中間体202
(R)−4−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)−3−(6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)オキサゾリジン−2−オン

中間体120(0.50 g, 1.15 mmol)及びAD−mix−α (5.0 g)を使用し、中間体201の調製に記載の手順に従い、中間体202を合成した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.23 (br s, 6H), 2.87−2.91 (m, 2H), 3.20−3.22 (m, 2H), 3.33−3.36 (m, 1H), 3.43−3.44 (m, 1H), 3.96−4.02 (m, 2H), 4.03−4.10 (m, 4H), 4.16−4.17 (m, 1H), 4.56−4.64 (m, 2H), 4.75−4.76 (m, 1H), 4.86 (t, 1H), 5.36 (d, 1H), 6.18 (s, 1H), 8.33 (s, 1H). MS (ES) MH: C2126FNにつき468.3。
中間体203
(5R)−3−{6−[(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−7−フルオロ−1,2−ベンゾオキサゾール−3−イル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボニトリル

トリクロロアセトニトリル(5mL)中の中間体 89 (0.38 g, 0.84 mmol)の溶液を2時間95℃で熱した。揮発成分を蒸発させ、粗生成物をヘキサン中の25〜30%の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルフラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 0.13 g (36%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.25 (br s, 6H), 2.88−2.92 (m, 2H), 3.22 (d, 2H), 3.96−4.01 (m, 2H), 4.04−4.10 (m, 4H), 4.34−4.37 (m, 1H), 4.48 (t, 1H), 5.93 (dd, 1H), 6.17 (s, 1H), 8.35 (s, 1H). MS (ES) MH: C2021FNにつき433.3。
中間体204
(2S,3R)−メチル 2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタノエート

ジクロロメタン (100 mL)中の(2S,3R)−メチル 2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−ヒドロキシブタノエート (5.0 g, 18.72 mmol)の攪拌溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム (0.47 g, 1.87 mmol)及び2,3−ジヒドロピラン (2.6 mL, 28.08 mmol) を一度に加え、溶液 を16時間室温で攪拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶液 (50 mL) を反応混合物に加え、有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した(2回、50 mL)。合一した有機層を水 (50 mL)及び塩水溶液 (50 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するフラッシュカラムクロマトグラフィー (シリカゲル: 60−120 mesh)により精製した。生成物をジアステレオマーの混合物として得た。収率: 5.9 g (90%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.10 & 1.15 (d, 3H), 1.38−1.72 (m, 6H), 3.39−3.41 (m, 1H), 3.60−3.64 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 4.17−4.25 (m, 2H), 4.57 & 4.67 (t, 1H), 5.05 & 5.06 (s, 2H), 7.31−7.37 (m, 5H), 7.26 & 7.58 (d, 1H).
中間体205
ベンジル((2R,3R)−1−ヒドロキシ−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタン−2−イル)カルバメート

テトラヒドロフラン及びメタノールの7:3混合物 (200 mL)中の中間体204 (5.90 g, 16.80 mmol)の攪拌溶液に、水素化ホウ素ナトリウム (1.60 g, 42.02 mmol) を5℃で一部ずつ加え、溶液を3時間室温で攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル(50 mL)に溶解し、水 (25 mL)で洗浄し、水層を酢酸エチルで抽出した(2回、25 mL)。合一した有機層を塩水溶液 (25 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、さらに精製することなく次の工程に使用した。. 収率: 4.9 g (90%). MS (ES) MH: C1725NOにつき324.3。
中間体206
(2R,3R)−2−アミノ−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタン−1−オール

酢酸エチル(50 mL)中の中間体205 (4.9 g, 15.17 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン (1 mL)及び10%パラジウム炭 (1.0 g, 10 重量%)を加え、混合物を水素の20 mm圧力下で6時間室温で攪拌した。混合物を濾過し、揮発成分を真空下で除去し、粗生成物を精製することなく次の工程に使用した。収率: 2.5 g (87%)
中間体207
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N’−ヒドロキシ−N−((2R,3R)−1−ヒドロキシ−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタン−2−イル)ベンズイミドアミド

ジメチルホルムアミド (20 mL)中の中間体206 (2.5 g, 13.22 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン (2.0 g, 19.84 mmol) を加え、混合物を室温で20分間攪拌した。これに、中間体16 (3.1 g, 11.24 mmol) を加え、混合物を室温でもう2時間攪拌した。混合物を氷冷水(50mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出し(3回、50 mL)、有機層を水(2回、25 mL)、塩水溶液(25 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲル フラッシュカラム クロマトグラフィーにより精製した。収率: 2.2 g (38%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.08 & 1.12 (d, 3H), 1.44−1.72 (m, 6H), 3.65−3.85 (m, 1H), 3.36−3.42 (m, 2H), 3.76−3.78 (m, 2H), 3.96−4.05 (m, 5H), 4.57−4.75 (m, 2H), 5.61 (d, 1H), 6.04 (s, 1H), 7.36−7.38 (m, 1H), 10.04 & 10.08 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −134.33 (m), −138.45 (m), −159.79 (m). MS (ES) MH: C1925につき435.3。
中間体208
(2R,3R)−2−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ブタン−1−オール

ジメチルホルムアミド(25 mL)中の中間体207 (2.2 g, 5.07 mmol)の攪拌溶液に、炭酸セシウム (3.65 g, 11.19 mmol)を加え、混合物を16時間室温で攪拌した。水 (10 mL) を混合物に加え、酢酸エチルで抽出し(3回、25 mL)、有機層を水 (25 mL)、塩水溶液(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去により粗生成物を得、石油エーテル中の75%酢酸エチルを使用するシリカゲルフラッシュカラム クロマトグラフィーによりさらに精製した。収率: 1.3 g (62%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 1.10 & 1.18 (d, 3H), 1.41−1.80 (m, 6H), 3.42−3.44 (m, 1H), 3.57−3.60 (m, 2H), 3.61−3.63 (m, 1H), 3.70−3.72 (m, 1H), 4.00−4.08 (m, 5H), 4.65−4.77 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 7.09 & 7.11 (d, 1H), 8.13 (t, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −143.47 (m), −162.10 (m). MS (ES) MH: C1924につき415.3。
中間体209
(4R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−((1R)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)エチル)オキサゾリジン−2−オン

アセトニトリル(10 mL)中の中間体208 (0.35 g, 0.84 mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン (0.17 g, 1.69 mmol)を0℃で加え、混合物を15分間攪拌した。これに、ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル) カルボネートまたは炭酸ジスクシンイミジル(0.23 g, 0.89 mmol)を0℃で加え、混合物を室温で16時間攪拌した。揮発成分を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル(10 mL)に溶解し、水 (5 mL)、塩水溶液(5 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下での溶媒の除去により薄い黄色い固体を得、石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製した。収率: 0.12 g (32%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.03 & 1.09 (d, 3H), 1.22−1.72 (m, 6H), 3.42−3.44 (m, 1H), 3.70−3.85 (m, 1H), 4.00−4.04 (m, 4H), 4.35 (t, 1H), 4.55 (t, 1H), 4.62−4.68 (m, 2H), 4.79 (t, 1H), 6.09 (s, 1H), 8.25 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.46 (d), −161.07 (m).
中間体210
6,7−ジフルオロ−3−((R)−4−((R)−1−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

1,4−ジオキサン (2 mL)中の中間体209 (0.12 g, 0.27 mmol)の攪拌溶液に、6N 塩酸 (2 mL)を0℃で加え、混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を氷冷水(25 mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3回、25mL)。有機層を水(15 mL), 塩水溶液 (15 mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、標題生成物を得た。収率: 0.07 g (82%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.99 (d, 3H), 4.27−4.28 (m, 1H), 4.57−4.66 (m, 3H), 5.28 (d, 1H), 8.70 (d, 1H), 10.18 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.41 (d), −161.03 (d). MS (ES) MH: C1310につき313.1。
中間体211
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((R)−4−((R)−1−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

アセトニトリル(2 mL)中の中間体210 (0.07 g, 0.22 mmol)の攪拌溶液に、ジイソプロピルエチルアミン (0.04 g, 0.34 mmol)、続いて(2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリン (0.03 g, 0.25 mmol)を加え、混合物を封管にて80℃で6時間熱した。溶液を室温に冷却し、揮発成分を真空下で除去し、粗生成物を石油エーテル中の酢酸エチルの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製し、標題化合物を薄い黄色い固体として得た。収率: 0.07 g (77%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.98 (d, 3H), 1.20 (d, 6H), 2.99−3.03 (m, 2H), 3.35−3.39 (m, 2H), 4.11−4.13 (m, 1H), 4.25−4.35 (m, 1H), 4.57−4.63 (m, 4H), 5.25 (d, 1H), 8.55 (s, 1H), 10.30 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −161.03 (d). MS (ES) MH: C1922FNにつき408.3。
中間体212
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N−((2R,3R)−1−フルオロ−3−ヒドロキシブタン−2−イル)−N’−ヒドロキシベンズイミドアミド

(2R,3S)−3−アミノ−4−フルオロブタン−2−オール(0.35 g, 2.48 mmol) (文献手順; Tet. Lett. 1985, 26, 4687 & WO2005/66119 A2, 2005, カラム 27−28に従い調製した)及び中間体16 (0.84 g, 2.98 mmol)を使用し、中間体207の調製の手順に従い、中間体212 を合成した。収率: 0.55 g (83%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.02 (d, 3H), 3.69 (br s, 2H), 3.97−4.00 (m, 4H), 4.17−4.44 (m, 3H), 5.76 (d, 1H), 6.03 (s, 1H), 7.29 (t, 1H), 10.18 (s, 1H). MS (ES) MH: C1416につき353.4。
中間体213
(2R,3R)−3−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−4−フルオロブタン−2−オール

中間体204 (0.39 g, 1.08 mmol)を使用し、中間体208の調製の手順に従い、中間体213を合成した。収率: 0.26 g (73%). MS (ES) MH: C1415につき333.4。
中間体214
(4R,5R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(フルオロメチル)−5−メチルオキサゾリジン−2−オン

中間体205(0.26 g, 0.78 mmol)を使用し、中間体209の調製の手順に従い、中間体214を合成した。収率: 0.07 g (25%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.52 (d, 3H), 4.00−4.05 (m, 4H), 4.49 (d, 1H), 4.73 (dd, 1H), 4.86−5.06 (m, 2H), 6.09 (s, 1H), 8.30 (d, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −140.27 (d), −161.04 (d), −236.04 (s). MS (ES) MH: C1513につき359.3。
中間体215
6,7−ジフルオロ−3−((4R,5R)−4−(フルオロメチル)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体206 (0.07 g, 0.20 mmol)を使用し、中間体210の調製の手順に従い、中間体215を合成した。 収率: 0.06 g (85%). MS (ES) MH: C13につき315.3。
中間体216
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((4R,5R)−4−(フルオロメチル)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体207 (0.06 g, 0.18 mmol)を使用し、中間体211の調製の手順に従い、中間体216を合成した。収率: 0.03 g (33%). H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.20 (d, 6H), 1.52 (d, 3H), 2.99−3.03 (m, 2H), 4.10−4.12 (m, 3H), 4.49 (d, 2H), 4.73 (dd, 1H), 4.87−4.94 (m, 1H), 5.05 (d, 1H), 8.55 (s, 1H), 10.30 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −146.81 (s), −236.15 (s)。
中間体217
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,3,4−トリフルオロ−N’−ヒドロキシ−N−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−メトキシブタン−2−イル)ベンズイミドアミド

(2R,3S)−3−アミノ−4−メトキシブタン−2−オール(0.73 g, 4.70 mmol)(文献手順; Tet. Lett. 1985, 26, 4687に従い調製した)(アミノアルコールを1:3の比のジアステレオマーの混合物として調製した) 及び中間体16 (1.45 g, 5.15 mmol)を使用し、中間体207の調製の手順に従い、中間体217を合成した。生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 1.25 g (73%). MS (ES) MH: C1519につき365.4。.
中間体218
(2R,3S)−3−((5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)アミノ)−4−メトキシブタン−2−オール

中間体217 (1.25 g, 3.43 mmol)を使用し、中間体208の調製に記載の手順に従い、中間体218を合成した。生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.60 g (51%). MS (ES) MH: C1518につき345.4。
中間体219
(4S,5R)−3−(5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)−4−(メトキシメチル)−5−メチルオキサゾリジン−2−オン

中間体218 (0.50 g, 1.45 mmol)を使用し、中間体209の調製に記載の手順に従い、中間体219を合成した。生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.33 g (61%). MS (ES) MH: C1616につき371.4。
中間体220
6,7−ジフルオロ−3−((4S,5R)−4−(メトキシメチル)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体219 (0.33 g, 0.89 mmol)を使用し、中間体210の調製に記載の手順に従い、中間体220を合成し、生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。収率: 0.28 g (96%). MS (ES) MH: C1412につき327.4。
中間体221
6−((2R,6R)−2,6−ジメチルモルホリノ)−7−フルオロ−3−((4S,5R)−4−(メトキシメチル)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−カルバルデヒド

中間体220 (0.38 g, 0.86 mmol)を使用し、中間体211の調製に記載の手順に従い、中間体221を合成した。 生成物をさらに精製することなく次の工程に使用した。.. 収率: 0.28 g (77%). MS (ES) MH: C2024FNにつき422.5。
実施例

実施例 1
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(3 ml)中の中間体17 (0.04 g, 0.1 mmol)及びバルビツル酸 (0.01 g, 0.1 mmol)の混合物を110℃で2時間熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をメタノール(1mL)に溶解した。水(3 mL)を沈殿固体に加え、その沈殿固体を濾過し、逆相HPLC(水中10 mM 酢酸アンモニウム, CHCN)により精製し、標題化合物を固体の形態でラセミ混合物の一部として得た。収率: 15 mg (35%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.7 (t, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (m, 3H), 4.6 (t, 2H), 7.75 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2120FNにつき474.4。
実施例1の代替合成
酢酸(8mL)と水(2mL)の混合物中の中間体 6 (800 mg, 1.95 mmol)及びピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン (250 mg, 1.95 mmol)を110℃で3.5時間熱した。溶媒を除去し、反応混合物を超臨界流体 クロマトグラフィー(40%イソプロパノール及び60% CO 移動相を有するChiralpak IA カラム)を使用して精製し、標題化合物 (571 mg, 61.7% 収率)を第1溶出性化合物として固体として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ 0.9 (d, 3 H) 1.1 (d, 3H) 2.8 −3.2 (m, 2H) 7.7 (s, 1H) 11.4 (s, 1H) 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2120FNにつき474。
(2R,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン (40 mg)もHPLC精製から溶出する第2成分として実施例1の代替合成の合成から単離した:

H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ 0.95 (d, 3H), 1.3 (d, 3H), 3.1 (d, 1H), 3.45−4.3 (m, 8H), 4.5−4.7 (m, 2H), 7.75 (s, 1H), 11.45 (br. s., 1H), 11.7 (br. s., 1H). MS (ES) MH: C2120FNにつき474。
実施例 2
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4R)−4−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(1 ml)中の中間体 8 (0.15 g, 0.36 mmol)及びバルビツル酸 (0.04 g, 0.3 mmol)の攪拌混合物を85℃で16時間熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をメタノール(2 ml)に溶解し、水 (5 ml) を加えた。沈殿した固体を濾過し、逆相 HPLC (水中10 mM 酢酸アンモニウム, CHCN)により精製し、2つの成分を溶出した。第2溶出成分は固体として単離し、標題化合物として同定した。収率: 35 mg (21%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.3 (d, 3H), 1.4 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6−3.65 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (q, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488.4: [a] 20 = −239 (c = 1; MeOH).
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4R)−4−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第1成分として実施例2の合成から単離した:

収率: 20 mg (12%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.3 (d, 3H), 1.4 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6 (m, 2H), 3.75 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (q, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.45 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488.4
[a] 20 = +73 (c = 1; MeOH).
実施例2の合成に記載の方法(注意される任意の変化を伴う)を使用し、バルビツル酸及び示された出発物質から実施例3から34を調整した。
実施例 3
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(5S)−5−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例3を中間体9から調製した。標題化合物をHPLC精製から第2溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.45 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.65−3.7 (m, 2H), 3.75 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (t, 1H), 4.95 (h, 1H), 7.7 (s, 1H), 11.4 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488.4[a] 20 = −130 (c = 1; MeOH).
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(5S)−5−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンも実施例3の合成からHPLC精製から溶出する第1成分として単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.45 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.10 (t, 1H), 3.65 (m, 2H), 3.7 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (t, 1H), 4.95 (h, 1H), 7.75 (s, 1H), 11.4 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: 488.4 につき C2222FN; [a] 20 = +101 (c = 1; MeOH).
実施例 4
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(5R)−5−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例4を中間体10から調製した。標題化合物 をHPLC精製から第1溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.45 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.65 (m, 2H), 3.7−3.8 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (t, 1H), 4.95 (h, 1H), 7.75 (s, 1H), 11.45 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488.4[a] 20 = −188 (c = 1; MeOH).
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(5R)−5−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第2成分として実施例4の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.45 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.65 (m, 2H), 3.7−3.8 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (t, 1H), 4.95 (h, 1H), 7.7 (s, 1H), 11.4 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488.4 [a] 20 = +179 (c = 1; MeOH)。
実施例4の代替合成
第1代替合成
酢酸(8 mL)及び水 (2 mL )の混合物中の中間体12 (1.67 g, 3.96 mmol)及びピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン (0.508 g, 3.96 mmol)を110℃で2時間熱した。溶媒を除去し反応混合物を超臨界流体 クロマトグラフィー(30% イソプロパノール及び70% CO 移動相を有するChiralpak IA カラム)により精製し、第1溶出成分として標題化合物(1.560 g, 81 %)として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.45 (d, 3H), 2.8−3.2 (m, 2H), 3.6−4.3 (m, 7H), 4.9 − 5.1 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 11.4 (s, 1 H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488。
(2R,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(5R)−5−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第2成分として実施例4 (第1代替合成)の合成から単離した:

H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.95 (d, 3H), 1.3 (d, 3H), 1.5 (d, 3H), 3.1 (d, 1H), 3.5−4.3 (m, 8H), 4.8−5.1 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 11.5 (br. s., 2H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488。
実施例 4 (第2代替合成)
3 mLのエタノール中の中間体20 (64 mg, 0.17 mmol)及びピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン(25 mg, 0.20 mmol) を120℃で2時間熱した。溶媒を除去し、超臨界流体 クロマトグラフィー (30% イソプロパノール及び70% CO 移動相を有するChiralpak IA カラム)により反応混合物を精製し、第1溶出成分として固体として標題化合物を得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.45 (d, 3H), 2.8−3.2 (m, 2H), 3.6−4.3 (m, 7H), 4.9 − 5.1 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 11.4 (s, 1 H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488。
実施例 5
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4S)−4−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例5を中間体21から調製した。標題化合物をとして2つの成分の第1溶出として逆相HPLC (水中10mM酢酸アンモニウム, CH3CN)により単離した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 1.4 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.5−3.6 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.0 (d, 1H), 4.2 (q, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488.4 [a] 20 = −92 (c = 1; MeOH).
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4S)−4−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製からの第2溶出成分として実施例5の合成から単離した。

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 1.4 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.8−4.0 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (q, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488.4[a] 20 = +224 (c = 1; MeOH).
実施例5の代替合成
酢酸(8 mL)及び水 (2 mL)中の中間体22 (1.14 g, 2.71 mmol)及びピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン (0.346 g, 2.71 mmol)の溶液を110℃で2時間熱した。溶媒を除去し、反応混合物を超臨界流体 クロマトグラフィー(30% メタノール及び70% CO 移動相を有するChiralpak IC カラム)により精製した。第1溶出性化合物をアセトニトリル(30 mL)に溶解し、水 (60 mL)で希釈することによりさらに精製し、標題化合物を固体として得た(0.910 g, 69.0 % 収率)。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: δ0.9 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 1.4 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6 − 3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (q, 1H), 4.6 − 4.75 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.4 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488。
(2R,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4S)−4−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第2成分として実施例5の代替合成の合成から単離した:

H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.0 (d, 3H), 1.3 (d, 3H), 1.4 (d, 3H), 3.1 (d, 1H), 3.5−4.3 (m, 7H), 4.5−4.8 (m, 2H), 7.6 (s, 1 H), 11.5 (br. s., 1 H), 11.7 (br. s., 1 H). MS (ES) MH: C2222FNにつき488。
実施例 6
(2R,4S,4aS)−8−[(4S)−4−エチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例6を中間体23から調製した。標題化合物 をHPLC精製から第1溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.8 (t, 3H), 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.75−1.9 (m, 2H), 2.90(d, 1H), 1.8 (t, 1H), 3.5 (m, 1H), 3.65−3.7 (m, 1H), 3.8−4.0 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 419 (d, 1H), 4.3−4.3 (m, 1H), 4.55 (m, 1H), 4.6−4.7 (m, 1H), 7.6 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき502.4[a] 20 = −24 (c = 1; MeOH).
(2S,4R,4aR)−8−[(4S)−4−エチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第2成分として実施例6の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.8 (t, 3H), 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.8 (m, 2H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.5−3.6 (m, 1H), 3.6−3.7 (m, 1H), 3.7 (m, 1H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.3−4.35 (m, 1H), 4.5−4.6 (m, 1H), 7.6 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき502.4 ; [a] 20 = +101 (c = 1; MeOH).
実施例7
(2R,4S,4aS)−8−[(4R)−4−エチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン)

実施例7を中間体24から調製した。標題化合物をHPLC精製から第2溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.8 (t, 3H), 0.9 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 1.8−1.85 (m, 2H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.65 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.3−4.4 (m, 1H), 4.5−4.6 (m, 1H), 4.6−4.7 (m, 1H), 7.6 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき502.4; [a] 20 = +101 (c = 1; MeOH).

(2S,4R,4aR)−8−[(4R)−4−エチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第1成分として実施例7の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.8 (t, 3H), 0.9 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 1.8−1.9 (m, 2H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.3−4.35 (m, 1H), 4.6 (m, 1H), 4.65−4.7 (m, 1H), 7.6 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき502.4; [a] 20 = +59 (c = 1; MeOH).
実施例 8
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4R)−2−オキソ−4−フェニル−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例8を中間体25から調製した。標題化合物をHPLC精製から第2溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.3 (q, 1H), 5.0 (t, 1H), 5.7 (q, 1H), 7.2−7.4 (m, 5H), 7.65 (s, 1H), 11.6 (br s, 2H). MS (ES) MH: C2724FNにつき550.5; [a] 20 = −125 (c = 0.1; MeOH)。
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4R)−2−オキソ−4−フェニル−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第1成分として実施例8の合成から単離した。

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.7−3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.3 (q, 1H), 5.0 (t, 1H), 5.7 (q, 1H), 7.3−7.4 (m, 5H), 7.65 (s, 1H), 11.5 (br s, 1H), 11.9 (br s, 1H). MS (ES) MH: C2724FNにつき550.5; [a] 20 = +249 (c = 0.1; MeOH)。
実施例 9
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4S)−2−オキソ−4−フェニル−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例9を中間体26から調製した。標題化合物をHPLC精製から第1溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.95 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6 (m, 2H), 3.65−3.7 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.35 (q, 1H), 5.0 (t, 1H), 5.7 (q, 1H), 7.3−7.65 (m, 5H), 7.65 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: 550.5 につき C2724FN; [a] 20 = −228 (c = 1; MeOH).
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4S)−2−オキソ−4−フェニル−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第2成分として実施例9の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.75 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.05 (d, 1H), 4.3 (q, 1H), 5.0 (t, 1H), 5.7 (q, 1H), 7.3−7.4 (m, 5H), 7.7 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2724FNにつき550.5; [a] 20 = +151 (c = 1; MeOH)。

実施例 10
(2R,4S,4aS)−8−[(4R)−4−ベンジル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例10を中間体27から調製した。標題化合物 をHPLC精製から第2溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1−3.2 (m, 3H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.3−4.4 (m, 1H), 4.5 (t, 1H), 4.8 (m, 1H), 7.2 (m, 2H), 7.2−7.3 (m, 3H), 7.6 (s, 1H), 11.65 (br s, 2H). MS (ES) MH: C2826FNにつき564.5; [a] 20 = −274 (c = 0.1; MeOH).
(2S,4R,4aR)−8−[(4R)−4−ベンジル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第1成分として実施例10の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.05−3.1 (m, 2H), 3.1−3.2 (m, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.95 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.4 (dd, 1H), 4.5 (t, 1H), 4.8 (m, 1H), 7.2 (m, 2H), 7.2−7.3 (m, 3H), 7.6 (s, 1H), 11.7 (br s, 2H). MS (ES) MH: C2826FNにつき562.4; [a] 20 = +224 (c = 0.1; MeOH).
実施例 11
(2R,4S,4aS)−8−[(4S)−4−ベンジル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例11を中間体28から調製した。標題化合物をHPLC精製から第1溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1−3.15 (m, 2H), 3.2 (m, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.4 (dd, 1H), 4.5 (t, 1H), 4.8 (m, 1H), 7.2 (m, 2H), 7.2−7.3 (m, 3H), 7.6 (s, 1H), 11.45 (br s, 1H), 11.85 (br s, 1H). MS (ES) MH: C2826FNにつき564.5; [a] 20 = −115 (c = 0.1; MeOH)。
(2S,4R,4aR)−8−[(4S)−4−ベンジル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第2成分として実施例11の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1−3.2 (m, 3H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.4 (dd, 1H), 4.55 (t, 1H), 4.8 (m, 1H), 7.2−7.3 (m, 5H), 7.6 (s, 1H), 11.6 (br s, 2H). MS (ES) MH: C2826FNにつき564.5; [a] 20 = +163 (c = 0.1; MeOH)。
実施例 12
(2R,4S,4aS)−8−(5,5−ジメチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例12を中間体29から調製した。標題化合物をラセミ混合物の一部として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.5 (s, 6H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.65−3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 1H), 3.9−3.95 (m, 3H), 4.1 (d, 1H), 7.8 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき502.4。
実施例 13
(2R,4S,4aS)−8−[(5S)−5−エチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例13を中間体31から調製した。反応については、100%酢酸を3時間90℃で熱することを伴い使用した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.0 (t, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.8 (q, 2H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.7−3.8 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (t, 1H), 4.8 (q, 1H), 7.8 (s, H), 11.5 (s, H), 11.8 (s, H).
実施例14
(2R,4S,4aS)−8−[(5R)−5−エチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例14を中間体30から調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.0 (t, 3H), 1.1 (d, 3H), 1.8 (q, 2H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.8 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.2 (t, 1H), 4.8 (q, 1H), 7.7 (s, 1H), 11.45 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき502.4; [a] 20 = −177 (c = 1; MeOH)。
実施例 15
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(4R)−4−(フルオロメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例15を中間体35から調製した。標題化合物 をHPLC精製から第1溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.9 (d, 1H), 3.65−3.7 (m, 1H), 3.75−3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.5 (dd, 1H), 4.6 (d, 1H), 4.7 (m, 1H), 4.9 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.0 (br s, 2H). MS (ES) MH: C2221につき506.5; [a] 20 = −74.4 (c = 1.12; MeOH), R = 14.08 分。
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−8−[(4R)−4−(フルオロメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第2成分として実施例15の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6 (d, 1H), 3.65−3.7 m, 1H), 3.75−3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.5 (dd, 1H), 4.59 (d, 1H), 4.70 (m, 1H), 4.9 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.0 (br s, 2H). MS (ES) MH: C2221につき506.5; [a] 20 = +210 (c = 1.08; MeOH); R = 14.78 分。
実施例 16
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(4S)−4−(フルオロメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例16を中間体36から調製した。標題化合物 をHPLC精製から第2溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6 (d, 1H), 3.65−3.7 (m, 1H), 3.75−3.8 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.5 (dd, 1H), 4.6 (d, 1H), 4.70 (m, 1H), 4.9 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2221につき506.5; [a] 20 = −38.6 (c = 1.08; MeOH), R = 21.50 分。
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−8−[(4S)−4−(フルオロメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第1成分として実施例16の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.6 (d, 1H), 3.65−3.7 (m, 1H), 3.75−38 (m, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.5 (dd, 1H), 4.6 (d, 1H), 4.70 (m, 1H), 4.9 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2221につき506.5; [a] 20 = +64.9 (c = 1.07; MeOH): R = 17.62 分.
実施例17及び18
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(4S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン 及び (2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(4R)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

出発物質は中間体37及び中間体38の混合物である。示された手順に従った出発原料の反応は、各ジアステレオマーの対応する鏡像異性体に加えて、上述の2つのジアステレオマーを生成した。2つのジアステレオマーをHPLCにより分離した。各ジアステレオマーを、その対応する鏡像異性体と共に得た。H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.2 (s, 3H), 3.5−3.55 (m, 1H), 3.65−3.7 (m, 2H), 3.8−3.9 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.45−4.5 (m, 1H), 4.6−4.65 (m, 2H), 7.7 (s, 1H), 11.5 (br s, 1H), 11.8 (br s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき518.4。
実施例 17及び18の混合物からのジアステレオマーを超臨界流体 クロマトグラフィー (20% メタノール and 80% CO 移動相を有するChiralpak IA カラム )を使用し、分離した。4つの成分を分離した。
実施例 17
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(4S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

標題化合物 をHPLC精製から第1溶出成分として得た。. HNMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (s, 3H), 1.1 (s, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.5 (d, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.7−3.9 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.4 (m, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.65 (s, 1H), 11.5 (br s, 2H). 旋光度: [α] 20 = −128; MS (ES) MH: C2324FNにつき518。
実施例 18
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(4R)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

標題化合物をHPLC精製から第4溶出成分として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (s, 3H), 1.1 (s, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.2 (s, 3H), 3.5−3.7 (m, 3H), 3.7−3.9 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.4 (m, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.1 (s, 1H), 11.5 (br s, 2H). 旋光度: [α] 20 = −189: MS (ES) MH: C2324FNにつき518。
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−8−[(4R)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第2成分として実施例17及び18の合成から単離した:

HNMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (s, 3H), 1.1 (s, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.5−3.7 (m, 3H), 3.7−3.9 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.4 (m, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.55 (br s, 2H). 旋光度: [α] 20 = +135; MS (ES) MH: C2324FNにつき518。
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−8−[(4S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンも実施例17及び18もHPLC精製の合成から溶出する第3成分として単離した:

HNMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (s, 3H), 1.1 (s, 3H), 2.1 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.2 (s, 3H), 3.5−3.7 (m, 3H), 3.7−3.9 (m, 2H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.4 (m, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.1 (s, 1H), 11.6 (br s, 2H). 旋光度: [α] 20 = +208; MS (ES) MH: C2324FNにつき。
実施例17の代替合成
酢酸 (10 mL)中の中間体40 (0.67 g, 1.5 mmol)及びバルビツル酸 (0.21 g, 1.6 mmol)の攪拌溶液を95℃で4時間熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をメタノール(2 mL)に溶解した。水(5 mL)を加え、固体を沈殿させ、その固体を捕集し、キラルHPLC [Chiralpak IC (250 X4.6)mm; ヘキサン:エタノール(80:20); 1.0ml/分] によりクロマトグラフし、第2溶出成分として標題化合物を分離した。H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.5 (d, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.85 (m, 1H), 3.85−3.9 (d, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.45−4.5 (m, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.65 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: 518.4 につき C2324FN; [a] 20 = −93.8 (c = 1.14; MeOH), R = 20.7 分.
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−8−[(4S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンもHPLC精製から溶出する第1成分として実施例17 (代替合成)の合成から単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.2 (s, 3H), 3.5 (d, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.85 (m, 1H), 3.85−3.9 (d, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.45−4.5 (m, 1H), 4.6−4.65 (m, 2H), 7.7 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき518.4; [a] 20 = +159.4 (c = 1.04; MeOH), R = 17.8 分.
実施例 19
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((S)−5−(フルオロメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例19を中間体44から調製した。標題化合物 を超臨界流体 クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム, 80% CO, 20% イソプロパノール)から主溶出成分として得、主溶出成分を単離した。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) d: 0.9 (d, 3 H) 1.1 (d, 3 H) 2.8 − 3.2 (m, 2 H) 3.6 - 4.0 (m, 5 H) 4.0 − 4.3 (m, 2 H) 4.6 − 5.2 (m, 3 H) 7.75 (s, 1 H) 11.4 (s, 1 H) 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: 506 につき C2221
実施例 20
(2R,4S,4aS)−11−クロロ−8−[(5S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例20を中間体53から調製した。 標題化合物を逆相HPLC (0.1% TFAを有する20〜50%アセトニトリル/水勾配)精製から主溶出成分として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H), 1.2 (d, 3 H), 2.8 − 3.2 (m, 2 H), 3.3 (d, 6H), 3.5 − 3.75 (m, 3 H), 3.75 − 4.1 (m, 3 H), 4.2 (t, 1 H), 4.5 (d, 1 H) 4.8 − 5.3 (m, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 11.4 (br. s, 1H), 11.8 (br s., 1H). MS (ES) MH: C2324ClNにつき534。

実施例 21
(2R,4S,4aS)−11−クロロ−8−[(5R)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

出発物質は中間体54であった。標題化合物を逆相 HPLC (0.1%TFAを有する20〜50%アセトニトリル/水勾配) 精製から主溶出成分として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H), 1.2 (d, 3 H), 2.9 − 3.2 (m, 2 H), 3.2 − 3.45 (m, 6H), 3.5 − 3.75 (m, 3H), 3.8 − 4.1 (m, 3 H), 4.15 (t, 1 H), 4.35 − 4.6 (m, 1 H), 4.85 − 5.1 (m, 1 H), 7.85 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2324ClNにつき534。
実施例 22
((2R,4S,4aS)−11−クロロ−2,4−ジメチル−8−((R)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例22を中間体55から調製した。標題化合物を超臨界流体クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム, 60% CO, 40% MeOH)から主溶出成分として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) d: 0.9 (d, 3 H) 1.2 (d, 3 H) 1.45 (d, 3 H) 2.9 − 3.1 (m, 2 H) 3.6 − 3.8 (m, 3 H) 3.9 − 4.05 (m, 2 H) 4.2 (dd, 1 H) 4.5 (d, 1 H) 7.85 (s, 1 H) 11.4 (s, 1 H) 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2222ClNにつき504。
実施例 23
(2R,4S,4aS)−8−((4S,5R)−4,5−ジメチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例23を中間体56から調製した。標題化合物を逆相HPLC (0.1%TFAを有する20〜50%アセトニトリル/水勾配) 精製から主溶出成分として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H) 1.15 (d, 3 H), 1.3 (d, 3 H), 1.4 (d, 3 H), 2.9 (d, 1 H), 3.1 (t, 1 H), 3.6 − 3.7 (m, 2 H), 3.7 − 3.8 (m, 1 H), 3.9 (d, 1 H), 4.1 (d, 1 H), 4.5 − 4.6 (m, 1 H), 4.8 − 5.1 (m, 1 H), 7.6 (s, 1 H), 11.4 (s, 1 H), 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2324FNにつき502; [α]D20 = −221(c = 0.1; MeOH)。
実施例24
(2R,4S,4aS)−8−((4R,5S)−4,5−ジメチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例24を中間体57から調製した。標題化合物を逆相HPLC (0.1%TFAを有する20〜50%アセトニトリル/水勾配) 精製から主溶出成分として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H), 1.15 (d, 3 H), 1.35 (d, 3 H), 1.33 (d, 3 H), 2.8 −3.0 (m, 1 H), 3.1 (t, 1 H), 3.5 − 3.7 (m, 2 H), 3.7 − 3.9 (m, 1 H), 3.9 (d,1 H), 4.1 (d, 1 H), 4.6 (m, 1 H), 5.0 (m, 1 H), 7.6 (s, 1 H), 11.5 (s, 1 H), 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2324FNにつき502; [α]D20 = −117(c = 0.1; MeOH).
実施例 25
(2R,4S,4aS)−8−((S)−4−アリル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例25を中間体61から調製した。標題化合物を逆相 HPLC (0.1%TFAを有する20〜50%アセトニトリル/水勾配) 精製から主溶出成分として得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ: 0.7 - 1.0 (m, 3 H), 1.1 (d, 3 H), 2.55 − 2.65 (m, 2 H), 2.7 (d, 1 H), 2.8 - 3.0 (m, 2 H), 3.1 (t, 1 H), 3.5 − 3.7 (m, 2 H), 3.7 − 3.9 (m, 1 H), 4.1 (d, 1 H), 4.6 − 4.7 (m, 2 H), 5.0 − 5.3 (m, 2 H), 5.7 −5.85 (m, 1 H), 7.6 (s, 1 H), 11.4 (s, 1 H), 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2424FNにつき514。
実施例 26
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((S)−5−(ヒドロキシメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例26を中間体43から調製した。標題化合物を超臨界流体クロマトグラフィー(Chiralpak IA カラム, 70% CO, 30% MeOH)から主溶出成分として得、主溶出成分を単離した。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H) 1.1 (d, 3 H) 2.9 (d, 1 H) 3.0 − 3.2 (m, 1 H) 3.5 − 3.8 (m, 5 H) 3.85 - 4.0 (m, 2 H) 4.0 − 4.2 (m, 2 H) 4.75 − 4.9 (m, 1 H) 5.2 (t, 1 H) 7.8 (s, 1 H) 11.4 (s, 1 H) 11.75 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2222FNにつき504。
実施例 27及び28
((2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4R−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル) −2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン及び(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−[(4S−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル) −2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

実施例27及び実施例28を中間体65から調製した。標題化合物を逆相 HPLC (0.1%TFAを有する20〜50%アセトニトリル/水勾配) 精製により分離した。標題化合物に対応する2つのジアステレオマーを単離したが、各オキサゾリジン環の形状は決定されなかった。
実施例27は第1溶出ジアステレオマーである。. H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H), 1.15 (d, 3 H), 1.2 − 1.5 (m, 4H), 2.9 (d, 1 H), 3.0 − 3.3 (m, 4 H), 3.6 − 3.7 (m, 4H), 3.7 - 4.0 (m, 3 H), 4.1 (d, 1 H), 4.4 − 4.7 (m, 2 H), 7.6 (s, 1 H), 11.5 (s, 1 H), 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2628FNにつき558。
実施例 28 は第2溶出ジアステレオマーである。. H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H) 1.15 (d, 3 H) 1.2 − 1.5 (m, 4 H) 2.2 − 2.4 (m, 1 H) 2.9 (d, 1 H) 3.0 − 3.3 (m, 3 H) 3.5 − 3.7 (m, 2 H) 3.7 - 4.0 (m, 4 H) 4.1 (d, 1 H) 4.4 − 4.7 (m, 3 H) 7.6 (s, 1 H) 11.45 (s, 1 H) 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2628FNにつき558。
実施例 29
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((S)−4−(3−ヒドロキシプロピル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例29を中間体69から調製した。標題化合物を超臨界流体クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム)から主溶出成分として得、主溶出成分を単離した。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) d: 0.9 (d, 3 H) 1.1 (d, 3 H) 1.3 − 1.5 (m, 2 H) 1.7 - 2.0 (m, 2 H) 2.9 (d, 1 H) 3.0 − 3.2 (m, 1 H) 3.3 − 3.45 (m, 2 H) 3.6 − 3.85 (m, 3 H) 3.9 − 4.15 (m, 2 H) 4.3 − 4.7 (m, 4 H) 7.6 (s, 1 H) 11.45 (s, 1 H) 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2426FNにつき532。
実施例 30
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((S)−4−(3−フルオロプロピル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

出発物質は中間体70であった。標題化合物を超臨界流体クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム)から主溶出成分として得、主溶出成分を単離した。. H NMR (300 MHz, DMSO−d6) d: 0.9 (d, 3 H) 1.15 (d, 3 H) 1.5 − 2.05 (m, 4 H) 2.9 (d, 1 H) 3.05 − 3.2 (m, 1 H) 3.6 − 4.2 (m, 5 H) 4.3 − 4.7 (m, 5 H) 7.6 (s, 1 H) 11.5 (s, 1 H) 11.7 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2425につき534。
実施例 31
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((S)−4−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例31を中間体74から調製した。標題化合物を超臨界流体 クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム)から主溶出成分として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) d: 0.9 (d, 3 H), 1.2 (d, 3 H), 1.8 − 1.9 (m, 1 H), 2.1 − 2.3 (m, 1 H), 3.0 (d, 1 H), 3.1 − 3.2 (m, 1 H), 3.5 − 3.6 (m, 2 H), 3.6 − 3.7 (m, 2 H), 3.8 − 3.9 (m, 1 H), 4.0 (d, 1 H), 4.1 (d, 1 H), 4.5 (q, 1 H), 4.6 − 4.8 (m, 3 H), 7.7 (s, 1 H), 11.5, (br. s, 2 H). MS (ES) MH: C2324FNにつき518.5。
実施例 32
(2R,4S,4aS)−11−クロロ−8−((S)−5−(フルオロメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例32を中間体77から調製した。標題化合物を超臨界流体 クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム, 70% CO, 30% EtOH)から主溶出成分として得、主溶出成分を単離した。. H NMR (300 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H) 1.3 (d, 3 H) 2.9 − 3.1 (m, 2 H) 3.6 − 3.7 (m, 2 H) 3.8 − 4.0 (m, 3 H) 4.25 (t, 1 H) 4.45 − 4.9 (m, 3 H) 5.0 − 5.2 (m, 1 H) 7.85 (s, 1 H) 11.5 (s, 1 H) 11.7 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2222ClFNにつき522。
実施例 33
(2R,4S,4aS)−11−クロロ−8−((S)−4−(3−ヒドロキシプロピル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例33を中間体79から調製した。標題化合物を超臨界流体 クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム, 70% CO, 30% MeOH)から主溶出成分として得、主溶出成分を単離した。. H NMR (300 MHz, DMSO−d6) d: 0.9 (d, 3 H) 1.15 (d, 3 H) 1.5 − 2.05 (m, 4 H) 2.9 (d, 1 H) 3.05 − 3.2 (m, 1 H) 3.6 − 4.2 (m, 5 H) 4.3 − 4.7 (m, 5 H) 7.6 (s, 1 H) 11.5 (s, 1 H) 11.7 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2425につき534。
実施例 34
(2R,4S,4aS)−11−クロロ−8−((S)−4−(3−フルオロプロピル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

実施例34を中間体80から調製した。標題化合物を超臨界流体クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム, 60% CO, 40% MeOH)から主溶出成分として得、主溶出成分を単離した。H NMR (300 MHz, DMSO−d6) δ: 0.9 (d, 3 H) 1.2 (d, 3 H) 1.5 − 2.0 (m, 4 H) 2.9 − 3.1 (m, 2 H) 3.5 − 3.7 (m, 2 H) 3.9 − 4.05 (m, 2 H) 4.3 − 4.75 (m, 6 H) 7.7 (s, 1 H) 11.4 (s., 1 H) 11.75 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2425ClFNにつき550。
実施例 35
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(5S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸 (8 mL)及び水 (2 mL)の混合物中の中間体 81 (445 mg, 0.99 mmol)及びピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン(126 mg, 0.99 mmol)を110℃で2時間熱した。溶媒を除去し、反応混合物を超臨界流体クロマトグラフィー (25%の85:15 アセトニトリルメタノール及び75% CO 移動相を有すル(S,S) Whelk−O1 カラム)を使用し精製し、(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((S)−5−(メトキシメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン (368 mg, 72.1 %)を第1溶出性化合物として固体として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 1.0 (d, 3H), 1.3 (d, 3H), 1.4 (d, 3H), 3.1 (d, 1H), 3.−4.3 (m, 7H), 4.5−4.8 (m, 2H), 7.6 (s, 1H), 11.5 (br. s., 1H), 11.7 (br. s., 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき518。
((2R,4R,4aR)−11−フルオロ−8−[(5S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン (27 mg)もHPLC精製から溶出する第2成分として実施例35の合成から単離した:

H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.3 (d, 3H), 3.1 (d, 1H), 3.3 (s, 3H), 3.5−4.3 (m, 10H), 4.8−5.1 (m, 1H), 7.8 (s, 1H), 11.4 (s, 1 H), 11.7 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき518。
実施例 36
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(5R)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸 (8 mL)及び水 (2 mL)中の中間体 82 (487 mg, 1.08 mmol)及びピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン (138 mg, 1.08 mmol)の混合物を110℃で2時間熱した。溶媒を除去し、反応混合物を超臨界流体クロマトグラフィー(40%イソプロパノール及び60% CO移動相を有するChiralpak IA カラム)を使用し精製し、標題化合物(408 mg, 73.1%)を第1溶出成分として固体として得た。H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9−3.2 (m, 2H), 3.3 (s, 3H), 3.6−4.2 (m, 9 H), 4.9−5.1 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 11.4 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき518。
実施例 37
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(5R)−5−(ヒドロキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(5 mL)中の中間体 87 (0.10 g, 0.22 mmol)の溶液に、バルビツル酸 (0.04 g, 0.3 mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2mL)を残渣に加え、濾過した。残渣を酢酸アンモニウム法を使用した分取HPLCにかけ、混じりけのない標題化合物を得た。収率: 0.03g (26%) H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.90 (d, 1H), 3.13 (t, 1H), 3.58−3.78 (m, 5H), 3.89−3.94 (m, 2H), 4.08−4.14 (m, 2H), 4.86−4.87 (m, 1H), 5.26 (t, 1H), 7.77 (s, 1H), 11.44 (s, 1H), 11.81 (s, 1H). MS (ES) MH: C2222FNにつき504.3。
実施例 38
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(5R)−5−(フルオロメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(2mL)中の中間体84(0.05 g, 0.11 mmol)の溶液に、バルビツル酸 (0.02 g, 0.11 mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2 mL) を残渣に加え、濾過した。酢酸アンモニウム及びアセトニトリル法を使用した分取HPLCによる精製後に標題化合物を得た。収率: 0.02 g (34%). H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.90 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.62−3.71 (m, 2H), 3.71−3.78 (m, 1H), 3.88−3.95 (m, 2H), 4.10 (d, 1H), 4.22 (t, 1H), 4.67−4.71 (m, 1H), 4.77−4.84 (m, 1H), 5.09−5.12 (m, 1H), 7.76 (s, 1H), 11.46 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). MS (ES) MH: C2221につき506.5。
実施例 39
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((S)−2−オキソ−4−ビニルオキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

酢酸(5 mL)中の中間体 88 (0.15 g, 0.34 mmol)の攪拌溶液に、バルビツル酸 (0.05g, 0.38 mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で除去し、得られた残渣をメタノール(0.5 mL)に溶解し、これに水(3 mL)を加え、濾過した。残渣を水で洗浄し、標題化合物を得た。収率: 0.05 g (30%). HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.90 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.94 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.64−3.68 (m, 2H), 3.76−3.80 (m, 1H), 3.94 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.28−4.31 (m, 1H), 4.76 (t, 1H), 5.11 (q, 1H), 5.30 (d, 1H), 5.36 (d, 1H), 5.90 (dd, 1H), 7.57 (m, 1H), 11.48 (s, 1H), 11.84 (s, 1H). MS (ES) MH: C2322FNにつき500.3。
実施例 40
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−{(5R)−5−[(ヒドロキシイミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(10mL)中の中間体89(0.15g,0.3mmol)の溶液に、バルビツル酸(0.05 g, 0.4 mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(4mL) を残渣に加え、濾過した。このようにして得られた固体をメタノール中のクロロホルムの勾配を使用したシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりさらに精製した。我々はこの化合物をE及びZ異性体の未決定の混合物(1:2が比率)として得た。収率: 0.06 g (34%). HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.93 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.65−3.80 (m, 3H), 3.94 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.30−4.32 & 4.47−4.51 (m, 1H), 4.76 & 4.88 (t, 1H), 5.24−5.30 & 5.48−5.55 (m, 1H), 7.10−7.14 & 7.51−7.75 (m, 2H), 11.28 & 11.48 (s, 1H), 11.45 (s, 1H), 11.85 (s, 1H). MS (ES) MH: 517.3 につき C2221FN
実施例 41
(4S)−3−[(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソ−1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−8−イル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボニトリル

酢酸(5 mL)中の中間体 92 (0.08 g, 0.17 mmol)の溶液に、バルビツル酸 (0.03 g, 0.2 mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2mL)を残渣に加え、濾過した。得た固体をクロロホルム及びメタノールの9:1混合物を使用した分取TLCによりさらに精製した。収率: 0.03 g (34%)HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.13 (t, 1H), 3.65−3.82 (m, 2H), 3.95 (d, 1H), 4.82−4.86 (m, 2H), 5.58−5.61 (m, 1H), 7.68 (s, 1H), 11.49 (s, 1H), 11.84 (s, 1H). MS (ES) MH: C2219FNにつき499.3。
実施例 42
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−{(4S)−4−[(メトキシイミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(5 mL)中の中間体 93 (0.07 g, 0.15 mmol)の溶液に、バルビツル酸 (0.03 g, 0.2 mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2mL)を残渣に加え、濾過した。得た固体をクロロホルム及びメタノールの9:1混合物を使用した分取TLCによりさらに精製した。我々はこの化合物をE及びZ異性体の未決定の混合物(約1:0.65が比率)として得た。収率: 0.03 g (30%). HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.93 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.65−3.80 (m, 3H), 3.74 & 3.85 (s, 3H), 3.94 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.30−4.32 & 4.47−4.51 (m, 1H), 4.76 & 4.88 (t, 1H), 5.24−5.30 & 5.48−5.55 (m, 1H), 7.27 & 7.68 (d, 1H), 7.63 & 7.74 (s, 1H), 11.45 (s, 1H), 11.82 (s, 1H). MS (ES) MH: C2323FNにつき531.2。
実施例 43
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−{(5R)−5−(メトキシイミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(5 mL)中の中間体94(0.13 g, 0.28 mmol)の溶液に、バルビツル酸(0.04 g, 0.28 mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2mL)を残渣に加え、濾過した。このようにして得られた固体をクロロホルム及びメタノールの9:1混合物を使用した分取TLCによりさらに精製した。我々はこの化合物をE及びZ異性体の未決定の混合物として得た (約3:1が比率)。収率: 0.03 g (20%)。HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.94 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.91 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.62−3.67 (m, 2H), 3.71−3.81 (m, 1H), 3.84−3.95 (m, 4H), 4.10−4.16 (m, 2H), 4.29−4.39 (m, 1H), 5.37−5.42 & 5.73−5.75 (m, 1H), 7.30 & 7.73 (d, 1H), 7.76 (s, 1H), 11.46 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). MS (ES) MH: C2323FNにつき531.2。
実施例 44
(2R,4S,4aS)−8−[(5R)−5−(アジドメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン


酢酸(3 mL)中の中間体96(0.12g,0.25 mmol)の溶液に、バルビツル酸(0.03 g,0.25mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2mL)を残渣に加え、濾過した。残渣をギ酸/アセトニトリル法を使用した分取HPLCにかけ、混じりけのない標題化合物を得た。収率: 0.03g (22%). HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.90 (d, 1H), 3.14 (t, 1H), 3.63−3.70 (m, 2H), 3.74−3.86 (m, 4H), 3.93 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.18 (t, 1H), 5.00−5.06 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 11.44 (s, 1H), 11.81 (s, 1H). MS (ES) MH: C2221FNにつき529.3。
実施例 45
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((R)−4−((メチルチオ)メチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

酢酸(10 mL)中の中間体101 (0.20 g, 0.43 mmol)の溶液に、バルビツル酸 (0.066 g, 0.51 mmol) を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2 mL)を残渣に加え、濾過した。このようにして得られた固体を酢酸アンモニウム/アセトニトリル法を使用する分取HPLCによりさらに精製した。 収率: 0.05 g (22%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.87 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.04 (s, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.01−3.07 (m, 2H), 3.10 (t, 1H), 3.62−3.68 (m, 2H), 3.75−3.79 (m, 1H), 3.92 (d, 1H), 4.09 (d, 1H), 4.37 (dd, 1H), 4.67−4.72 (m, 1H), 4.78−4.83 (m, 1H), 7.64 (s, 1H), 11.47 (s, 1H), 11.82 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNSにつき534.4。
実施例 46
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((R)−4−((メチルスルホニル)メチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

中間体102 (0.20 g, 0.40 mmol)を使用し、実施例45の調製に記載の手順に従い、実施例46を合成した。収率: 0.06 (26%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.09−3.14 (m, 4H), 3.63−3.69 (m, 2H), 3.77−3.82 (m, 2H), 3.91−3.95 (m, 2H), 4.09 (d, 1H), 4.64 (dd, 1H), 4.78 (t, 1H), 5.07−5.08 (m, 1H), 7.63 (s, 1H), 11.44 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNSにつき566.2; [a] 20 = −105.76 (c = 1.00; MeOH)。
実施例47及び実施例48
(2R,4S,4aS)−8−((R)−4−(アジドメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン及び(2R,4S,4aS)−8−((S)−4−(アジドメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

酢酸(10 mL)中の中間体109(0.25 g, 0.54 mmol)の溶液に、バルビツル酸(0.07g, 0.54 mmol)を加え、混合物を16時間90℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2mL)を残渣に加え、濾過した。このようにして得られた固体をクロロホルム中のメタノールの勾配を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりさらに精製した。収率: 0.25 g (86%)。
キラルHPLC分析 [chiralcel OD−H (250 x 4.6) mm, 5μm; 移動相 ’A’ ヘキサン; 移動相 ’B’: エタノール(50:50)]は1:1比率の2つの異性体の存在を示し、その異性体ををキラルHPLC [カラム: chiralcel OD−H; 移動相: ヘキサン : エタノール(50:50)]により分離した。
実施例 47 は第1溶出ジアステレオマーである。. H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.12 (t, 1H), 3.64−3.81 (m, 4H), 3.94 (d, 1H), 4.09−4.15 (m, 2H), 4.37−4.43 (m, 1H), 4.67 (t, 1H), 4.76−4.79 (m, 1H), 7.67 (s, 1H), 11.48 (s, 1H), 11.84 (s, 1H). R = 8.21 分: 収率: 0.04 g. MS (ES) MH: C2221FNにつき529.3。
実施例 48 は第2溶出ジアステレオマーである。. H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.63−3.79 (m, 4H), 3.94 (d, 1H), 4.09−4.16 (m, 2H), 4.39−4.41 (m, 1H), 4.67 (t, 1H), 4.74−4.76 (m, 1H), 7.64 (s, 1H), 11.48 (s, 1H), 11.84 (s, 1H). R = 11.40 分: 収率: 0.03 g. MS (ES) MH: C2221FNにつき529.3。
実施例 49
(2R,4S,4aS)−8−[(4S)−4−(エトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−11−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(4mL)中の中間体113(0.20g,0.43 mmol)の溶液に、バルビツル酸(0.06 g, 0.43 mmol)を加え、混合物を2時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、残渣を酢酸アンモニウム/アセトニトリル法を使用する逆相分取HPLCにより精製した。このようにして得られた灰白色の固体を水 (1 mL)で10分間攪拌し、濾過し、乾燥した。収率: 0.08 g (35%)。 H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ: 0.88 (d, 3H), 1.03 (t, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.91 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.40−3.44 (m, 2H), 3.56−3.68 (m, 3H), 3.74−3.80 (m, 1H), 3.85 (dd, 1H), 3.93 (d, 1H), 4.09 (d, 1H), 4.41 (dd, 1H), 4.62−4.70 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 11.45 (s, 1H), 11.81 (s, 1H). MS (ES) MH: C2426FNにつき532.4。
実施例50
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−{(4S)−4−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

中間体117 (0.15 g, 37%生成物を有する)を使用し、実施例 49の調製に記載の手順に従い、実施例50を合成した。精製を酢酸アンモニウム/メタノール法を使用する逆相分取HPLCにより行った。収率: 0.01 g。 H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.91 (d, 1H), 3.08−3.14 (m, 1H), 3.15 (s, 3H), 3.34−3.38 (m, 2H), 3.50−3.52 (m, 2H), 3.60−3.68 (m, 3H), 3.74−3.80 (m, 1H), 3.88−3.94 (m, 2H), 4.09 (d, 1H), 4.40−4.43 (m, 1H), 4.64−4.68 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 11.60 (br s, 2H). MS (ES) MH: C2228FNにつき562.4。
実施例 51
(2R,4S,4aS)−8−((R)−4−(ジフルオロメチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(5 mL)中の中間体123 (90 mg, 0.13 mmol)及び17 mg バルビツル酸 (17 mg, 0.13 mmol)の混合物を90℃で16時間熱した。揮発物質 を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。捕集した固体残渣の分析は2つのジアステレオマーの混合物の存在を示した。固体をメタノール(5mL)に懸濁し、マイクロ波反応装置で150℃で2時間熱した。水 (10 mL) を加え、固体を濾過により捕集し、真空中で乾燥した。このようにして得られた固体を水性酢酸アンモニウム/アセトニトリル勾配を使用する分取HPLCによりさらに精製した。収率: 70 mg (60%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.12 (t, 1H), 3.65−3.72 (m, 2H), 3.78−3.82 (m, 1H), 3.95 (d, 1H), 4.11 (d, 1H), 4.66 (dd, 1H), 4.73 (t, 1H), 5.04−5.10 (m, 1H), 6.59 (t, 1H), 7.64 (s, 1H), 11.65 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d6) δ: −130.45 (d), −133.57 (d), −158.12 (s). MS (ES) MH: C2220につき524.4。

実施例 52
(2R,4S,4aS)−8−((S)−4−シクロプロピル2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(2 mL)中の中間体128 (1.0 g, 2.48 mmol)及びバルビツル酸 (0.04 g, 0.29 mmol)の混合物を電子レンジにて130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質 を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。これをメタノール(2 mL)に懸濁し、水(5 mL) をそれに加え、濾過した。収率: 1.0 g (79%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.28−0.30 (m, 1H), 0.42−0.44 (m, 1H), 0.52−0.57 (m, 2H), 0.89 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.94 (d, 1H), 3.12 (t, 1H), 3.62−3.69 (m, 2H), 3.73−3.82 (m, 1H), 3.95 (d, 1H), 4.11 (d, 1H), 4.19−4.21 (m, 1H), 4.23−4.28 (m, 1H), 4.66 (t, 2H), 7.53 (s, 1H), 11.48 (s, 1H), 11.84 (s, 1H). MS (ES) MH: C2424FNにつき514.4。
実施例53及び54
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((R)−2−オキソ−5−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン 及び (2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((S)−2−オキソ−5−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(10 mL)中の中間体133 (1.0 g, 2.27 mmol), バルビツル酸 (0.32 g, 2.50 mmol)の混合物を電子レンジにて130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。残渣をクロロホルム中のメタノールの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製した。収率: 1.0 g (80%). キラルHPLC分析[カラム: Chiralpak IC (250 x 4.6) mm 移動相: ヘキサン : エタノール(25:75)]は45% + 6% + 5% + 42%の異性体の存在を示した。2つの主異性体をキラルHPLC [カラム: Chiralpak IC; 移動相: ヘキサン:エタノール(25:75)]により分離した。
実施例53 は第1溶出ジアステレオマーである。 R = 8.98 分: [a] 25 = −197.07 (c = 0.123; ジメチルホルムアミド). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.63−3.70 (m, 2H), 3.76−3.81 (m, 1H), 3.93 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.26 (dd, 1H), 4.54 (t, 1H), 5.95 (dd, 1H), 7.45 (ddd, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.91 (dt, 1H), 8.65 (d, 1H), 11.40 (s, 1H), 11.80 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.1 (s). 収率: 0.25 g. MS (ES) MH: C2623FNにつき551.4。
実施例54は第2溶出ジアステレオマーである。. R = 17.50 分: [a] 25 = −109.13 (c = 0.103; ジメチルホルムアミド). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.12 (t, 1H), 3.62−3.69 (m, 2H), 3.77−3.81 (m, 1H), 3.93 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.28 (dd, 1H), 4.52 (t, 1H), 5.95 (dd, 1H), 7.45 (ddd, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.91 (dt, 1H), 8.64 (d, 1H), 11.40 (s, 1H), 11.80 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.1 (s). 収率: 0.22 g. MS (ES) MH: C2623FNにつき551.4。
実施例55及び56
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((R)−2−オキソ−4−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン及び (2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((S)−2−オキソ−4−(ピリジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(10 mL)中の中間体138 (1.0 g, 2.27 mmol)、バルビツル酸 (0.32 g, 2.50 mmol)の混合物を電子レンジにて130℃で2時間熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。残渣をクロロホルム中のメタノールの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製した。収率: 0.95 g (90%). キラルHPLC分析[カラム: Chiralpak IC (250 x 4.6) mm 移動相: ヘキサン:エタノール(25:75)]は45% + 6% + 5% + 42%の異性体の存在を示した。2つの主異性体をキラルHPLC [カラム: Chiralpak IC; 移動相: ヘキサン : エタノール(25:75)]により分離した.
実施例 55 は第1溶出ジアステレオマーである。. R = 10.22 分: [a] 25 = −339.4 (c = 0.10; ジメチルホルムアミド). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.12 (d, 3H), 2.91 (d, 1H), 3.09 (t, 1H), 3.60−3.67 (m, 2H), 3.71−3.76 (m, 1H), 3.93 (d, 1H), 4.09 (d, 1H), 4.35−4.43 (m, 1H), 4.94 (t, 1H), 5.72 (dd, 1H), 7.33−7.37 (m, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.82 (dt, 1H), 8.54 (d, 1H), 11.48 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.3 (s). 収率: 0.20 g. MS (ES) MH: C2623FNにつき551.4。
実施例56は第2溶出ジアステレオマーである。. R = 6.67 分: [a] 25 = −109.13 (c = 0.112; ジメチルホルムアミド). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.12 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.08 (t, 1H), 3.64−3.67 (m, 2H), 3.69−3.71 (m, 1H), 3.92 (d, 1H), 4.07 (d, 1H), 4.39−4.42 (m, 1H), 4.94 (t, 1H), 5.70 (dd, 1H), 7.33−7.36 (m, 1H), 7.49 (d, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.82 (dt, 1H), 8.52 (d, 1H), 11.48 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.2 (s). 収率: 0.22 g. MS (ES) MH: C2623FNにつき551.4。
実施例 57 及び58
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((R)−2−オキソ−4−(ピリジン−4−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン及び(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((S)−2−オキソ−4−(ピリジン−4−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(5 mL)中の中間体143 (0.52 g, 1.18 mmol), バルビツル酸 (0.17 g, 1.3 mmol)の混合物を電子レンジにて130℃で2時間熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。残渣をクロロホルム中のメタノールの勾配を使用するCombi−Flash器具により精製した。収率: 0.63 g (97%). キラルHPLC分析[カラム: Chiralpak IC (250 x 4.6) mm 移動相: ヘキサン : エタノール(50:50)]は41% + 5% + 5% + 44%の異性体の存在を示した。2つの主異性体をキラルHPLC [カラム: Chiralpak IC; 移動相: 0.1% ジエチルアミンを有するヘキサン : エタノール(25:75)]により分離した:化合物の最終のH NMRは、試料がジエチルアミンの不純物を含むことを示唆する。
実施例 57 は第1溶出ジアステレオマーである。. t = 7.61 分: [a] 25 = −130.1 (c = 0.10; ジメチルホルムアミド). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.94 (d, 1H), 3.09 (t, 1H), 3.58−3.67 (m, 2H), 3.74−3.76 (m, 1H), 3.94 (d, 1H), 4.08 (d, 1H), 4.33 (dd, 1H), 4.98 (t, 1H), 5.69 (dd, 1H), 7.41 (dd, 2H), 7.71 (s, 1H), 8.57 (dd, 2H). 注意: NHプロトンに対応するピークは見られなかった。収率: 0.81 g. MS (ES) MH: C2623FNにつき551.4。
実施例 58は第2溶出ジアステレオマーである。t = 15.38 分: [a] 25 = −73.39 (c = 0.112; ジメチルホルムアミド). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.08 (t, 1H), 3.62−3.66 (m, 2H), 3.67−3.69 (m, 1H), 3.93 (d, 1H), 4.06 (d, 1H), 4.32 (dd, 1H), 4.99 (t, 1H), 5.70 (dd, 1H), 7.39 (d, 2H), 7.70 (s, 1H), 8.55 (dd, 2H). 注意: NHプロトンに対応するピークは見られなかった。収率: 0.11 g. MS (ES) MH: C2623FNにつき551.4。
実施例 59
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((R)−4−((R)−1−メトキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(9 mL)中の中間体149 (0.25 g, 0.59 mmol)、バルビツル酸 (0.08 g, 0.59 mmol)の混合物をマイクロ波反応装置で130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、残渣を水(2mL)中で10分間攪拌し、濾過した。. 収率: 0.26 g (81%). UPLCは9:1ジアステレオマーの混合物の存在を示し、主異性体を[ヘキサン:エタノール(70:30); t= 8.67 分]を使用するキラルHPLCにより分離し、特徴付けた。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.01 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.91 (d, 1H), 3.10 (t, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.63−3.69 (m, 2H), 3.76−3.78 (m, 1H), 3.93 (d, 1H), 3.96−3.99 (m, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.46−4.49 (m, 1H), 4.59 (t, 1H), 4.76−4.79 (m, 1H), 7.62 (s, 1H), 11.48 (s, 1H), 11.82 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.11 (s). MS (ES) MH: C2426FNにつき532.4。
実施例 60
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((R)−4−((S)−1−メトキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(1 mL)中の中間体156 (0.04 g, 0.1 mmol), バルビツル酸 (0.01 g, 0.1 mmol)の混合物をマイクロ波反応装置で130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(0.5 mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。収率: 0.05 g (98%). UPLCは61% + 5% + 18% + 3% ジアステレオマーの混合物の存在を示し、主異性体 (61%)をchiralpak IC カラム [ヘキサン:エタノール(70:30); t= 8.42 分]を使用するキラルHPLCにより分離し、特徴付けた。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.10 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.91 (d, 1H), 3.12 (t, 1H), 3.15 (s, 3H), 3.63−3.70 (m, 2H), 3.76−3.80 (m, 1H), 3.93−3.99 (m, 2H), 4.11 (d, 1H), 4.51−4.26 (m, 3H), 7.65 (s, 1H), 11.44 (s, 1H), 11.78 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.17 (s). MS (ES) MH: C2426FNにつき532.5。
実施例 61及び62
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((R)−2−オキソ−4−(ピラジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン及び (2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((S)−2−オキソ−4−(ピラジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(1.5 mL)中の中間体166 (0.12 g, 0.27 mmol), バルビツル酸 (0.04 g, 0.27 mmol)の混合物を電子レンジにて130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。収率: 0.13 g (87%). キラルHPLC分析[カラム: Chiralpak IA (250 x 4.6) mm 移動相: ヘキサン : エタノール(40:60)]は45% + 6% + 5% + 42%の異性体の存在を示した。2つの主異性体をキラルHPLC [カラム: Chiralpak IA; 移動相: ヘキサン : エタノール(40:60)]により分離した。
実施例 61 は第1溶出ジアステレオマーである。. t = 9.43 分: [a] 25 = −310.4 (c = 0.2; MeOH). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.87 (d, 3H), 1.11 (d, 3H), 2.90 (d, 1H), 3.09 (t, 1H), 3.62−3.69 (m, 2H), 3.73−3.77 (m, 1H), 3.91 (d, 1H), 4.05 (d, 1H), 4.48 (dd, 1H), 4.94 (t, 1H), 5.80 (dd, 1H), 7.71 (s, 1H), 8.61−8.62 (m, 2H), 8.81 (s, 1H), 11.46 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.25 (s). 収率: 0.04 g. MS (ES) MH: C2522FNにつき552.5。
実施例 62 は第2溶出ジアステレオマーである。. t = 18.04 分: [a] 25 = −176.0 (c = 0.2; MeOH). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.87 (d, 3H), 1.11 (d, 3H), 2.90 (d, 1H), 3.08 (t, 1H), 3.60−3.75 (m, 3H), 3.91 (d, 1H), 4.06 (d, 1H), 4.48 (dd, 1H), 4.95 (t, 1H), 5.81 (dd, 1H), 7.74 (s, 1H), 8.62 (s, 2H), 8.82 (s, 1H), 11.47 (br s, 1H), 11.81 (br s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.15 (s). 収率: 0.05 g. MS (ES) MH: C2522FNにつき552.5。
実施例 63及び64
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((R)−2−オキソ−4−(ピリミジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン 及び(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((S)−2−オキソ−4−(ピリミジン−2−イル)オキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(1.5 mL)中の中間体171 (0.12 g, 0.27 mmol), バルビツル酸 (0.04 g, 0.27 mmol)の混合物を電子レンジにて130℃で2時間にわたり熱した。 揮発物質を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。収率: 0.13 g (87%). キラルHPLC分析[カラム: Chiralpak IC (250 x 4.6) mm 移動相: ヘキサン : エタノール(70:30)]は45% + 6% + 5% + 42%の異性体の存在を示した。2つの主異性体 をキラルHPLC [カラム: Chiralpak IC; 移動相: ヘキサン : エタノール(70:30)]により分離した。
実施例 63 は第1溶出ジアステレオマーである。. t = 13.09 分: [a] 25 = −183.23 (c = 0.31; MeOH). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.10 (t, 1H), 3.63−3.77 (m, 3H), 3.94 (d, 1H), 4.08 (d, 1H), 4.47 (dd, 1H), 5.01 (t, 1H), 5.71 (dd, 1H), 7.50 (t, 1H), 7.82 (s, 1H), 8.84 (d, 2H), 11.51 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.30 (s). MS (ES) MH: C2522FNにつき552.5。
実施例 64 は第2溶出ジアステレオマーである。. t = 30.80 分: [a] 25 = −112.25 (c = 0.38; MeOH). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.94 (d, 1H), 3.10 (t, 1H), 3.64−3.79 (m, 3H), 3.94 (d, 1H), 4.07 (d, 1H), 4.31 (dd, 1H), 5.01 (t, 1H), 5.68 (dd, 1H), 7.49 (t, 1H), 7.75 (s, 1H), 8.82 (d, 2H), 11.46 (br s, 1H), 11.81 (br s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.15 (s). MS (ES) MH: C2522FNにつき552.5。
実施例 65
(2R,4S,4aS)−8−((S)−4−エチニル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(2 mL)中の中間体176 (0.08 g, 0.21 mmol), バルビツル酸 (0.03 g, 0.21 mmol)の混合物を電子レンジにて130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。これをメタノール(0.5 mL)に懸濁し、水(5mL)をそれに加え、濾過した。 収率: 0.09 g (92%). Phenomenex Gemini C18 (250 X 4.6) mm, 5μm [移動相 ’A’ : 水中10mM酢酸アンモニウム; 移動相 ’B’ : アセトニトリル; t = 9.72 分]における逆相HPLC分析は7% + 87% ジアステレオマーの混合物の存在を示し、主異性体を逆相HPLC [Phenomenex Gemini C18 (移動相 ’A’ : 水中10mM酢酸アンモニウム; 移動相 ’B’ : アセトニトリル)]により分離した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.62 (d, 1H), 3.64−3.68 (m, 2H), 3.77−3.79 (m, 1H), 3.94 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.51 (dd, 1H), 4.80 (t, 1H), 5.35−5.39 (m, 1H), 7.59 (s, 1H), 11.45 (s, 1H), 11.82 (s, 1H). MS (ES) MH: C2320FNにつき498.4。
実施例 66
(2R,4S,4aS)−11−クロロ−2,4−ジメチル−8−((S)−4−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

中間体177を使用し、実施例2の調製に記載の手順に従い、実施例 66を合成した。標題化合物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン類中50%酢酸エチル)により得、主溶出成分を単離し、超臨界流体 クロマトグラフィー (Chiralpak IA カラム)によりさらに精製し、主溶出成分を単離した。H NMR (300 MHz, DMSO−d) d: 0.9 (d, 3 H) 1.2 (d, 3 H) 1.4 (d, 3 H) 2.9 − 3.15 (m, 2 H) 3.5 − 3.7 (m, 2 H) 3.9 − 4.1 (m, 2 H) 4.1 − 4.25 (m, 1 H) 4.4 − 4.8 (m, 3 H) 7.7 (s, 1 H) 11.4 (s, 1 H) 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2222ClNにつき504。
実施例 67
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−[(4S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸 (10 mL)中の中間体40 (0.67 g, 1.5 mmol)及びバルビツル酸 (0.21 g, 1.6 mmol)の攪拌溶液を95℃で4時間熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をメタノール(2 mL)中に溶解した。水 (5 mL) を加え、固体を沈殿させ、その固体を捕集し、キラルHPLC [Chiralpak IC (250 X4.6)mm; ヘキサン:エタノール(80:20); 1.0ml/分]によりクロマトグラフし、第2溶出成分として標題化合物を分離した。H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.5 (d, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.85 (m, 1H), 3.85−3.9 (d, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.45−4.5 (m, 1H), 4.6−4.7 (m, 2H), 7.65 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき518.4; [a] 20 = −93.8 (c = 1.14; MeOH), R = 20.7 分.
(2S,4R,4aR)−11−フルオロ−8−[(4S)−4−(メトキシメチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル]−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン (キラルHPLC精製からの第1溶出成分)も実施例67の合成において単離した:

H NMR (400 MHz, DMSO− d) δ: 0.9 (d, 3H), 1.1 (d, 3H), 2.9 (d, 1H), 3.1 (t, 1H), 3.2 (s, 3H), 3.5 (d, 1H), 3.6−3.7 (m, 2H), 3.85 (m, 1H), 3.85−3.9 (d, 1H), 3.9 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 4.45−4.5 (m, 1H), 4.6−4.65 (m, 2H), 7.7 (s, 1H), 11.5 (s, 1H), 11.8 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき518.4; [a] 20 = +159.4 (c = 1.04; MeOH), R = 17.8 分.
実施例 68
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((S)−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

中間体183を使用し、実施例 2の調製に記載の手順に従い、実施例 68を合成した。標題化合物をChiralpak OJ (250 x 4.6mm) カラム (二酸化炭素 : エタノール(75:25); 1.0mL/分)を使用するSFC精製により得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 0.9 (d, 3 H), 1.1 (d, 3 H), 2.9 (d, 1H), 3.15 (m, 1H) 3.5 - 3.8 (m, 3 H), 3.8 - 4.2 (m, 5 H), 4.55 (dd, 1H), 4.8 - 5.1 (m, 1 H), 5.0 (dd, 1 H), 7.7 (s, 1 H), 7.9 (s, 1H) 11.4 (s, 1 H), 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2423FNにつき558。
実施例 69
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−8−((R)−4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

中間体189を使用し、実施例 2の調製に記載の手順に従い、実施例 69を合成した。標題化合物をChiralpak OJ (250 x 4.6mm) カラム (二酸化炭素 : エタノール(75:25); 1.0ml/分)を使用するSFC 精製により得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 0.9 (d, 3 H), 1.1 (d, 3 H), 2.9 (d, 1H), 3.15 (m, 1H) 3.5 - 3.8 (m, 3 H), 3.8 - 4.2 (m, 5 H), 4.55 (dd, 1H), 4.8 - 5.1 (m, 1 H), 6.0 (dd, 1 H), 7.7 (s, 1 H), 7.9 (s, 1H) 11.4 (s, 1 H), 11.8 (s, 1 H). MS (ES) MH: C2423FNにつき558。
実施例 70
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((R)−4−((S)−1−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(2 mL)中の中間体198 (0.12 g, 0.30 mmol)及びバルビツル酸 (0.04 g, 0.30 mmol)の混合物をマイクロ波反応装置で130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(0.5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。収率: 0.05 g (61%) H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.04 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.10 (t, 1H), 3.59−3.69 (m, 2H), 3.77−3.78 (m, 1H), 3.94 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.32 (quin, 1H), 4.45−4.49 (m, 1H), 4.53−4.55 (m, 2H), 5.29 (d, 1H), 7.73 (s, 1H), 11.83 (br s, 2H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.38 (s). MS (ES) MH: C2324FNにつき518.3。
実施例71
{(4S)−3−[(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソ−1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−8−イル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン −4−イル}アセトニトリル

イソプロピルアルコール(5 mL)中の中間体200 (0.1 g, 0.23 mmol)の攪拌溶液に、バルビツル酸(0.03 g, 0.25 mmol)を加え、混合物を16時間95℃で攪拌した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(5 mL)を残渣に加え、濾過した。収率: 0.10 g (77%). キラルHPLC分析 [カラム: chiralcel OD−H, 溶離液: ヘキサン:エタノール(50:50)] は、これは33:45:17:5の比率の4つの異性体の混合物であることを示した。. 33%の比率を有する異性体をキラルHPLC [カラム: chiralcel OD−H, 溶離液: ヘキサン:エタノール(50:50)]により分離し、実施例71として同定した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.12−3.19 (m, 2H), 3.39−3.40 (m, 1H), 3.65−3.70 (m, 2H), 3.74−3.78 (m, 1H), 3.94 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.44 (dd, 1H), 4.78 (t, 1H), 4.87−4.89 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 11.47 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). MS (ES) MH: C2321FNにつき513.2。
実施例 72
(2R,4S,4aS)−8−((R)−4−((R)−1,2−ジヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

エタノール(4 mL)中の中間体201(0.35 g, 0.75 mmol)の攪拌溶液に、バルビツル酸 (0.19 g, 14.9 mmol)及び2N 塩酸 (4 mL) を加え、混合物をマイクロ波反応装置で2時間120℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し, 水 (3 mL) を加え、固体を濾過し、標題化合物を得た。収率: 0.35 g (88%) 注意: キラルHPLC分析 [カラム: Chiralpak AD−H (250 x 4.6) mm; 移動相: ヘキサン:エタノール(70:30)]は反応混合物が89%分離であったことを示した。主異性体 (実施例 72) をキラルHPLC [カラム: Chiralpak AD−H;移動相: ヘキサン:エタノール(70:30)]により分離した。HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.10 (t, 1H), 3.34−3.40 (m, 2H), 3.62−3.68 (m, 2H), 3.75−3.79 (m, 1H), 3.92 (d, 1H), 4.09 (d, 1H), 4.18 (q, 1H), 4.48−4.53 (m, 1H), 4.56−4.59 (m, 1H), 4.69−4.73 (m, 1H), 4.84 (t, 1H), 5.40 (q, 1H), 7.72 (s, 1H), 11.44 (s, 1H), 11.82 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき534.2。
実施例 73
(2R,4S,4aS)−8−((R)−4−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

中間体202 (0.40 g, 0.85 mmol)を使用し、実施例 72の調製に記載の手順に従い、実施例 73を合成した。酢酸アンモニウム法により逆相HPLC 精製にかけた後、生成物を得た。収率: 0.25 g (54%)。注意: キラルHPLC分析 [カラム: Chiralpak AD−H (250 x 4.6) mm; 移動相: ヘキサン:エタノール(70:30)]は、反応は58%の分離において化合物の混合物を生成したことを示した。主要(実施例 73)及び微量異性体の両方をキラルHPLCにより分離した。
主異性体 (実施例 73) は第2溶出ジアステレオマーである: RT = 9.99 分. HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.10 (t, 1H), 3.32−3.44 (m, 2H), 3.64−3.68 (m, 2H), 3.76−3.80 (m, 1H), 3.93 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.19 (q, 1H), 4.49−4.53 (m, 1H), 4.56−4.60 (m, 1H), 4.70−4.73 (m, 1H), 4.84 (t, 1H), 5.40 (q, 1H), 7.72 (s, 1H), 11.43 (s, 1H), 11.81 (s, 1H). MS (ES) MH: C2324FNにつき534.2。
実施例74
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−{(4S)−4−[(ヒドロキシイミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン

酢酸(10 mL)中の中間体 91 (0.15 g, 0.3 mmol)の溶液に、バルビツル酸 (0.05 g, 0.4 mmol) を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質 を真空下で完全に除去し、水(4 mL)を残渣に加え、溶液を濾過した。このようにして得られた固体をメタノール中のクロロホルムの勾配を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりさらに精製した。化合物をE及びZ異性体 (約1:0.65が比率)の未決定の混合物として得た。収率: 0.06 g (34%). HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 2.93 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.65−3.80 (m, 3H), 3.94 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.30−4.32 & 4.47−4.51 (m, 1H), 4.76 & 4.88 (t, 1H), 5.24−5.30 & 5.48−5.55 (m, 1H), 7.10−7.14 & 7.51−7.75 (m, 2H), 11.28 & 11.48 (s, 1H), 11.45 (s, 1H), 11.85 (s, 1H). MS (ES) MH: C2221FNにつき517.3。
実施例 75及び76
(5R)−3−[(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソ−1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−8−イル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボニトリル及び(5S)−3−[(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソ−1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a][1,2]オキサゾロ[4,5−g]キノリン−5,5’−ピリミジン]−8−イル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボニトリル

酢酸(5 mL)中の中間体203(0.13 g, 0.3 mmol)の溶液に、バルビツル酸 (0.04 g, 0.3 mmol)を加え、混合物を3時間95℃で熱した。揮発物質を真空下で完全に除去し、水(2mL)を残渣に加え、溶液を濾過した。HPLC分析 [カラム Xbridge C18 (150 mm x 4.6 mm) 3.5μ, 移動相: 水中10mM酢酸アンモニウム及びメタノール]は、1:1異性体の混合物を生成した反応を示し、それを逆相 HPLC (Xbridge C18; 移動相: 水中10mM酢酸アンモニウム及びメタノール)により分離した。収率: 0.03 g (34%).
実施例 75 (極性の低い異性体): HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.88 (d, 1H), 3.10 (t, 1H), 3.58−3.68 (m, 2H), 3.76−3.82 (m, 1H), 3.94 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.31−4.35 (m, 1H), 4.45 (t, 1H), 5.88 (dd, 1H), 7.67 (s, 1H), 11.60 (br s, 2H). MS (ES) MH: C2219FNにつき499.3。
実施例 76 (極性の高い異性体): HNMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 2.90 (d, 1H), 3.11 (t, 1H), 3.64−3.70 (m, 2H), 3.74−3.80 (m, 1H), 3.93 (d, 1H), 4.09 (d, 1H), 4.30−4.34 (m, 1H), 4.47 (t, 1H), 5.89 (dd, 1H), 7.67 (s, 1H), 11.44 (s, 1H), 11.81 (s, 1H). MS (ES) MH: C2219FNにつき499.3。
実施例 77
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((R)−4−((R)−1−ヒドロキシエチル)−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(1 mL)中の中間体211 (0.07 g, 0.17 mmol)及びバルビツル酸 (0.02 g, 0.17 mmol)の混合物をマイクロ波反応装置で130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(0.5mL)中で残渣を10分間攪拌し、濾過した。. 収率: 0.08 g (90%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 0.98 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 2.92 (d, 1H), 3.12 (t, 1H), 3.64−3.69 (m, 2H), 3.75−3.78 (m, 1H), 3.93 (d, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.29 (br s, 1H), 4.52−4.60 (m, 3H), 5.27 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 11.49 (s, 1H), 11.83 (s, 1H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.15 (s). MS (ES) MH: C2324FNにつき518.4。
実施例 78
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((4R,5R)−4−(フルオロメチル)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(0.5 mL)中の中間体216 (0.03 g, 0.06 mmol)及びバルビツル酸 (0.008 g, 0.06 mmol)の混合物をマイクロ波反応装置で130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、残渣を水(1 mL)に10分間攪拌し、濾過した。これをメタノール(0.5 mL)に懸濁し、これに水 (1 mL)を加え、濾過した。収率: 0.03 g (81%). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 1.51 (d, 3H), 2.93 (d, 1H), 3.12 (t, 1H), 3.65−3.70 (m, 2H), 3.77−3.78 (m, 1H), 3.95 (d, 1H), 4.11 (d, 1H), 4.35−4.58 (m, 1H), 4.71 (dd, 1H), 4.86−4.89 (m, 1H), 4.99−5.01 (m, 1H), 7.63 (s, 1H), 11.46 (s, 1H), 11.82 (s, 1H). MS (ES) MH: C2323につき520.5。
実施例 79及び80
(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((4S,5R)−4−(メトキシメチル)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン及び(2R,4S,4aS)−11−フルオロ−8−((4R,5R)−4−(メトキシメチル)−5−メチル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2,4−ジメチル−2,4,4a,6−テトラヒドロ−1H,1’H−スピロ[イソキサゾロ[4,5−g][1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(3’H)−トリオン

2−プロパノール(5 mL)中の中間体221 (0.28 g, 0.67 mmol), バルビツル酸 (0.09 g, 0.67 mmol)の混合物を電子レンジにて130℃で2時間にわたり熱した。揮発物質を真空下で除去し、水(5mL)中で10分間残渣を攪拌し、濾過した。生成物をメタノール(0.5 mL)に懸濁し、水(5mL)をそれに加え、濾過した。収率: 0.34 g (96%). キラルHPLC [カラム : Chiralpak IA (250 x 4.6) mm, 移動相 : ヘキサン:エタノール(50:50)中0.1% ジエチルアミン] は17% + 51%のジアステレオマーの存在を示した。これらのピークを逆相 HPLC [Chiralpak IA; 移動相: ヘキサン :エタノール(50:50)中0.1% ジエチルアミン]により分離した。
実施例 79 (第1溶出ジアステレオマー): t = 6.53 分; [a] 25 = −121.46 (c = 0.22; MeOH). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.88 (d, 3H), 1.13 (d, 3H), 1.46 (d, 3H), 2.88 (d, 1H), 3.09 (t, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.56−3.59 (m, 2H), 3.67 (t, 1H), 3.74−3.77 (m, 1H), 3.85−3.88 (m, 1H), 3.93−3.95 (m, 1H), 4.09 (d, 1H), 4.55 (s, 1H), 5.02 (t, 1H), 7.66 (s, 1H), 11.40 (br s, 2H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.49 (s). MS (ES) MH: C2426FNにつき532.5。
実施例 80 (第2溶出ジアステレオマー): t = 8.22 分; [a] 25 = −129.17 (c = 0.30; MeOH). H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ: 0.89 (d, 3H), 1.14 (d, 3H), 1.45 (d, 3H), 2.90 (d, 1H), 3.12 (t, 1H), 3.22 (s, 3H), 3.55−3.62 (m, 2H), 3.66 (t, 1H), 3.77−3.78 (m, 1H), 3.82−3.86 (m, 1H), 3.92−3.94 (m, 1H), 4.10 (d, 1H), 4.23 (s, 1H), 4.76 (t, 1H), 7.61 (s, 1H), 11.18 (br s, 2H). 19F NMR (376.5 MHz, DMSO−d) δ: −158.21 (s). MS (ES) MH: C2426FNにつき532.5。
生物学的活性
式(I)の化合物は細菌のDNAジャイレースを阻害し、したがってその抗菌効果に興味がもたれる。これらの化合物はグラム陽性細菌、グラム陰性細菌及び非定型細菌に対して活性である。これらの特性を、例えば以下の分析を使用して評価してもよい。
感受性試験(MIC) 分析1
臨床検査標準協会(CLSI)ガイドラインに従って、微量液体希釈法により最小阻止濃度(MICs)を決定した。手短に言うと、微生物懸濁液を0.5マクファーランド標準液に調節し、3×10〜7×10コロニー形成単位(CFU)/mLの最終接種菌液を得た。無菌陽イオン調節Mueller−Hinton Broth(Beckton Dickinson)中で、大半の微生物について細菌接種菌液を調製した。2.5%ウマ溶血(Hema Resource & Supply Inc.)を加えた陽イオン調節Mueller−Hinton Broth中で、上記の通り連鎖球菌を調製した。2倍段階希釈の薬剤を含有する2μLのDMSOを含有するウェルに、100μLの接種菌液量を加えた(Tecan EVOロボットを使用)。播種した全微量希釈トレイを周囲空気中、35℃で18〜24時間インキュベートした。インキュベーション後、試験読取鏡を使用して、OD600nmで読み取って目視読取りにより確認した、目視可能な増殖を阻止した薬剤の最低濃度をMICとして記録した。研究室品質の対照菌株及び規定のMICスペクトルを有する市販の対照化合物を使用して、CLSIガイドラインに従って分析の遂行をモニターした。表1は、分析1で試験した実施例1〜77のMIC結果(μM)を示す。表2は、分析1で試験した実施例78〜80のMIC結果(μg/mL)を示す。
感受性試験(MIC) 分析2
臨床検査標準協会(CLSI)ガイドラインに従って、微量液体希釈法により最小阻止濃度(MICs)を決定した。手短に言うと、微生物懸濁液を0.5マクファーランド標準液に調節し、3×10〜7×10コロニー形成単位(CFU)/mLの最終接種菌液を得た。大腸菌、肺炎桿菌及び緑膿菌を含む無菌陽イオン調節Mueller−Hinton Broth(Beckton Dickinson)中で、通常、細菌接種菌液を調製した。0.5%酵母抽出物(Beckton Dickinson)と30mLの15μg/mL ウシヘマチン貯蔵液(Sigma)、及び3mLの15μg/mL β‐ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(Sigma)を含有する無菌陽イオン調節Mueller−Hinton Broth中で、インフルエンザ菌細菌接種菌液を調製した。CLSIガイドラインに従って、寒天希釈法を使用して、ナイセリアの菌株をMICについて試験した。微量液体希釈法には、2倍段階希釈の薬剤を含有する2μLのDMSOを含有するウェルに、100μLの接種菌液量を加えた(Tecan EVOロボットを使用)。播種した全微量希釈トレイを周囲空気中、35℃で18〜24時間インキュベートした。インキュベーション後、試験読取鏡を使用して、OD600nmで読み取って目視読取りにより確認した、目視可能な増殖を阻止した薬剤の最低濃度をMICとして記録した。研究室品質の対照菌株及び規定のMICスペクトルを有する市販の対照化合物を使用して、CLSIガイドラインに従って分析の遂行をモニターした。表3は、分析2で試験した実施例1〜77のMIC結果(μM)を示す。表4は、分析2で試験した実施例78〜80のMIC結果(μg/mL)を示す。
DNAジャイレース超らせん活性蛍光偏光分析
黒色の384ウェルポリスチレンアッセイプレートにおいて、35mM トリス‐HCl(pH7.5)、24mM KCl、4mM MgCl、2mM ジチオスレイトール、1.8mM スペルミジン、5%(v/v)グリセロール、200nM ウシ血清アルブミン、0.8% ジメチルスルホキシド及び0.3mM ATPから成る分析緩衝液中の5nM 大腸菌DNAジャイレースA/B四量体及び130マイクログラム/mLの三重鎖形成性配列TTCTTCTTCTTCTTCTTCTTCTTCTTC(配列番号1)含有形態緩和プラスミドの30マイクロリットル/ウェルを、室温で(通常30分間)、5〜10個の異なる濃度の試験化合物の存在下または非存在下でインキュベートした。pH3.5の150mM NaCl及び150mM 酢酸ナトリウムから成る3×三重鎖形成性緩衝液中の40nM オリゴデオキシヌクレオチドプローブを10マイクロリットル/ウェル添加することにより、超らせん反応を失活させた。オリゴデオキシヌクレオチドプローブは、5’−BODIPY−FL−標識TTCTTCTTC(配列番号2)であった。60分後、偏光子を備えた485nmの励起フィルター及び535nmの発光フィルターを使用して、Tecan Ultraプレート読取装置でBODIPY−FLの蛍光異方性を測定した。2つの対照反応を使用して、非線形回帰によりIC50を決定した。第1対照反応物は試験化合物を含有せず0.8% DMSOを含有し(100%活性)、第2対照反応物は5μM シプロフロキサシン及び0.8% DMSOを含有した(0%活性)。
上記のDNAジャイレース超らせん活性蛍光偏光分析に基づき生体外分析で試験した際、表5に示したとおり、実施例1〜77の大腸菌DNAジャイレース超らせんIC50分析阻害活性を決定した。
マウス大腿モデルにおける黄色ブドウ球菌に対する実施例5の生体内有効性
研究の目的はマウス大腿感染症モデルにおいて、黄色ブドウ球菌(S.aureus)に対する実施例5の有効性及び薬物動態学的/薬力学的(PK/PD)関係性を決定することであった。
使用した黄色ブドウ球菌株は、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関(ATCC33591)(MRSA)から得たメチシリン抵抗性分離株を含んだ。さらに、3つの黄色ブドウ球菌臨床分離株を使用した。(1)メチシリン感受性分離株(MSSA);(2)USA300遺伝子型の、新しいメチシリン抵抗性臨床分離株(USA300)及び(3)USA100遺伝子型の、新しいメチシリン抵抗性臨床分離株(USA1000)。
CLSIガイドラインに従って、微量液体希釈法を使用して各分離株に対するMICを測定した(Raynerら、Clinical pharmacodynamics of linezolid in seriously ill patients treated in a compassionate use program、Clin Pharmacokinet 2003年、42:1411−23)。各菌株に対し10個の別個の測定を実施し、全てのPK/PD計算で並数MICを使用した。
動物実験委員会(Institutional Animal Care and Use Committee(IACUC))認可プロトコル11−03−iに従って、全手順を行った。第−4日目に150mg/kg ip及び第−1日目に100mg/kg ip、でシクロホスファミドを使用して、マウスを好中球減少性にした(Andesら、In vivo pharmacodynamics of a new Oxazolidinone(Linezolid)、AAC 2002年、46(11):3484−9)。感染の2時間前に、50mg/kgのアミノベンゾトリアゾール(ABT)を経口でマウスに投与してチトクロムP450(CYP450)活性を阻害し;12時間後、マウスに第2回目の50mg/kg投与を行った。各黄色ブドウ球菌分離株を同様の様式で調製した。新しいオーバーナイトプレート(overnight plate)を使用して、25mLのトリプチックソイブロスト(TSB)培地を播種した。培地を200rpmで振とうしながら、37℃で一晩インキュベートした。一晩後の培地をTSB中で1:10に希釈し、OD600nmを決定し、その分離株に特異的な希釈計算機に入れた。一晩後の培地の計算量を適切な量の生理食塩水にピペットで入れ、5×105CFU/大腿の標的接種菌液レベルを得て、生存可能数を二重測定した。
次にマウスを対照グループまたは治療グループに割り当てた。感染2時間後、1グループの10匹のマウスを安楽死させて、治療開始における感染大腿での生存可能数を測定した。残りのグループのマウスに、(1)実施例5、(2)対照化合物(レボフロキサシンもしくはリネゾリド)、または(3)媒体を投与した。治療開始後24時間で、有効性を測定した。二酸化炭素での窒息及び頚部脱臼によりマウスを安楽死させ、感染大腿を取り出して精査した。大腿を秤量し、均質化するため1mLの生理食塩水を含有する管に移した。大腿組織を均質化し(Omni THホモジナイザー、Omni International、ワーレントン、バージニア州)、100μLのホモジネートを生理食塩中で段階希釈し、生存可能数決定のためトリプチックソイ寒天プレートに上に蒔いた。プレートを37℃で一晩インキュベートした。
最初に、各分離株に対し単一投与時間経過調査を行い、最適な投与計画を決定した。黄色ブドウ球菌MRSA分離株に対しては、1日1回(uid)投与が最適な投与計画であると決定し、他の全分離株に対しては、1日2回(bid、q12)投与計画が最適であると決定した。時間経過調査後、各分離株に対し2つの別個の投与反応調査を行い、結果を合わせて有効性に関連するAUC/MIC比を得た。所定のqdまたはbid q12で2.5〜160mg/kg/日をマウスに投与し、投与量はボーラス腹腔内投与による10mL/kgであり、治療期間は24時間であった。
黄色ブドウ球菌で感染させたサテライトマウスのグループを血漿中濃度決定に使用した。感染2時間後に投与を開始し、0.5、1、2、4、6、8、12及び24時間の時点で、二酸化炭素での窒息及び頸部脱臼後、顎下出血または心臓穿刺により全血試料を得た。エチレンジアミン四酢酸(EDTA)(Beckton Dickenson)を含有するミクロ容器管に全血を試料採取した。1時点あたり3匹のマウスを使用した。13200rpmで5分間遠心分離することにより血漿を分離し、生物分析まで−20℃で保管した。
タンパク質沈殿を使用して、実施例5を含有する生物試料を抽出した。試料の1容量に対し、内部標準(グリブリド)を含有するアセトニトリルを5容量加えた。次に混合物を混合し、プレートを3200rpmで5分間遠心分離した。200μL量の上澄み液を乾燥させ、移動相において再度溶液にし、混合物を液体クロマトグラフィー−質量分析法(LC−MS)に注入した。データを取得し、実施例5を定量化するため、Analyst v1.4.2で制御したSciex API 4000を使用した。LC−MS装置パラメータを以下の表6及び7に示す。
薬物動態学的データ解析:
1時点あたり3匹の各動物における化合物の平均血漿中濃度を計算することにより、各投与グループの血漿中プロファイルを得た。各投与グループについて、ゼロから無限大までの血漿中濃度時間曲線の下の面積(AUC);最大血漿中薬剤濃度(Cmax);最大濃度に達するまでの時間(tmax);及び血漿中半減期(t1/2)を、ノンコンパートメント(non−compartmental)解析(WinNonLin 5.2、Pharsight)により決定した。ノンコンパートメントモデル200を解析で使用した。
第2投与後の蓄積がないことを仮定して、単一投与後に得たAUC値を2倍することにより、bid投与計画のAUCを決定した。
薬力学的データ解析:試料希釈及び組織重量を調査するため、各動物の大腿から増殖した細菌のコロニー数を調節し、組織1グラムあたりのCFUを決定した(CFU/g)。各グループ内の動物間での標準誤差を計算することにより、各投与グループにおける変動性を決定した。
薬物動態学的/薬力学的解析:
前処置グループで得られた平均log CFU/gを、治療グループにおいて別個の各動物で得られたlog CFU/gから差し引いた。log CFU/gにおけるデルタを有効性グループにおける各動物について決定し、PK/PD解析において使用した。四分位間法を使用して統計学的異常値を決定し、解析から除外した。
各投与グループのAUCの薬物動態学的パラメータは、各黄色ブドウ球菌分離株に対する実施例5のMICに関連した。各投与グループについてMICに対するAUCの比を決定し、各動物のCFU/gに対してプロットした。マウスの非結合型分率22.1%を使用して、遊離血漿中濃度を計算した。この値は、1μM〜50μMの範囲の実施例5のマウスタンパク質非結合型分率の平均に由来した。
非線形回帰(WinNonlin 5.2、Pharsight)により、有効性とPK/PD指標全AUCの間の関係性を決定した。以下に示すS字形Emaxモデルを使用してデータをモデル化した。このモデルにおいて、Emaxは薬剤非存在下で観測される最大増殖であり;Eは最大死滅であり、EC50は50%の反応を生じさせる濃度であり、NはHill因子である。
混合した投与グループにおいて、及び別個の投与計画に対して、PK/PD解析を行った。モデル計算したパラメータにおける変動性、赤池基準及び重み付き残差解析を評価することにより、フィッティングの良好性を決定した。
モデル化により決定したPK/PDパラメータを使用して、静的反応に達するのに必要な曝露量、及び治療開始におけるコロニー数を対照とした、コロニー数における1 log減少を決定した。
実施例5に対して決定した4つの黄色ブドウ球菌分離株のMIC値を表8に示す。
ABT存在下における実施例5の腹腔内投与に伴う血漿中曝露量を、黄色ブドウ球菌MSSA、MRSA及びUSA300で感染した好中球減少性マウス大腿において決定した。合わせたデータを解析して、コンセンサス投与/曝露量関係性を構築した。最良の関係性はべき乗関係性、Y=(1,022.7)(X1.2019)で関係づけられ、Yはηg h/mLにおけるAUC無限大であり、Xはmg/kgでの測定した投与量である。
図1は、ABTで前処置した好中球減少性マウスの大腿における、黄色ブドウ球菌USA100に対する実施例5の投与反応を示す。各点は5匹の動物の平均を示す。エラーバーは標準誤差を示す。治療の開始時点において、細菌の量は5.93±0.09CFU/gであった。細菌は媒体グループにおいて3.3 log CFU/g増殖した。比較用に、別の実験においてリネゾリドを腹腔内投与した。
治療開始から、媒体対照グループにおいて、各黄色ブドウ球菌分離株は対数で2以上増殖し;MSSA、MRSA、USA100及びUSA300はそれぞれ1.96±0.08、3.2±0.12、2.66±0.16及び3.1±0.21CFU/g増殖した。試験した投与量はいずれも媒体対照グループに匹敵するレベルに再増殖しなかったため、黄色ブドウ球菌MRSAを1日1回(uid)投与した。12時間空けて等しい投与量を2回投与する投与計画(bid、q12)を用いて、他の3つの分離株を試験した。
単純な投与反応調査からPK/PDパラメータを計算した。AUC/MICパラメータは、活性と一番良く相関したパラメータであることを仮定した。これは、この駆動力が生体外両方で有効性と一番良く相関することが示されているからである。全投与反応調査について、投与溶液を解析して測定した投与量を評価し、コンセンサス曝露量関係性を使用して血漿中曝露量を見積もった。
好中球減少性マウスモデルにおける黄色ブドウ球菌MSSAのPK/PDパラメータを2つの投与反応調査から作成した。平衡及び1−log減少でのAUC値をそれぞれ28及び69μg.h/mLと決定した。
好中球減少性マウスモデルにおける黄色ブドウ球菌MRSAのPK/PDパラメータを2つの投与反応調査から作成した。平衡及び1−log減少でのAUC値をそれぞれ24及び55μg.h/mLと決定した。
好中球減少性マウスモデルにおける黄色ブドウ球菌USA300のPK/PDパラメータを2つの投与反応調査から作成した。平衡及び1−log減少でのAUC値をそれぞれ91及び150μg.h/mLと決定した。
好中球減少性マウスモデルにおける黄色ブドウ球菌USA100のPK/PDパラメータを2つの投与反応調査から作成した。平衡及び1−log減少でのAUC値をそれぞれ25及び47μg.h/mLと決定した。
計算した有効性に対する遊離AUC/MIC比
黄色ブドウ球菌動物モデルに対して計算した遊離血漿中AUC/MICの大きさを表9に示す。
要約
実施例5は投与範囲にわたり非線形薬物動態を示した。吸収は良好であり、最大濃度には投与後0.5時間で達した。投与量/曝露量関係性を、いくつかの有効性調査及び投与溶液の測定濃度からの血漿中PK曝露量に基づき構築した。モデルにおいて、別個の分離株及びマウス遊離血漿中レベルに対する並数MIC値と組み合わせてこのコンセンサス曝露量を使用して、静菌的有効性に関連する遊離AUC/MICの大きさ、及び1−log減少に対する遊離AUC/MICの大きさを決定した。
好中球減少性大腿モデルにおいて投与反応調査を行って、有効性に必要な、相対的な遊離AUC/MICの大きさを決定した。静菌的有効性に必要な遊離AUC/MIC比及び1−log減少に対する遊離AUC/MIC比は、初期細菌量を基準として、それぞれ43〜98及び83〜245の範囲であった。
マウス大腿モデルにおける化膿性連鎖球菌に対する実施例5の生体内有効性
研究の目的はマウス好中球減少性大腿感染症モデルにおいて、化膿性連鎖球菌(S.pyogenes)に対する実施例5の有効性及び薬物動態学的/薬力学的(PK/PD)関係性を決定することであった。この調査においては、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関から得た化膿性連鎖球菌ATCC12384を使用した。
CLSIガイドラインに従って、微量液体希釈法を使用して化膿性連鎖球菌ATCC12384に対するMICを測定した。各菌株に対し3個の別個の測定を実施し、全てのPK/PD計算で並数MICを使用した。全ての動物実験を、地方倫理委員会許可と共に英国内務省認可下で行った。内務省個人免許コースの1、2及び3部を完了し、現行の個人免許を所有する技術者により全実験を行った。
腹腔内注射により、感染4日前に150mg/kgで、及び感染1日前に100mg/kgでシクロホスファミド(Baxter、ノーフォーク、英国)を用いて免疫抑制することにより、全動物を一時的に好中球減少性にした(Andesら、下記)。免疫抑制の第2ラウンドの24時間後、〜5×10CFU/マウス大腿を使用して、一時的な吸入麻酔(3%イソフルラン)下、両側方大腿筋への筋肉内注射によりマウスを化膿性連鎖球菌ATCC12384で感染させた。この調査においては、大腿における疼痛が通常、歩行困難を引き起こし、影響を受けた肢が使用できなくなり、ブプレノルフィン0.06mg/kgをこの調査における全マウスに皮下投与した。ブプレノルフィンを感染時から開始して12時間の間隔で再投与し、進行中の疼痛の軽減を確実にした。
有効性試験においては、感染後2時間の前処置グループにおいて6匹のマウスを使用し;媒体対照及び医学的治療グループにおいて8匹のマウスを使用した。試験薬剤及び媒体で治療する感染前15分及び感染後12時間の動物に、50mg/kgの1‐アミノベンゾトリアゾールを経口経管栄養により投与した。感染後2時間及び14時間で、10mL/kgで腹腔内投与して、抗菌治療を行った。感染後2時間及び14時間で、SC投与により比較グループを100mg/kgのリネゾリドで治療した。対照グループを媒体(0.2M メグルミン/30% HPβCD)のみで治療した。
感染後24時間(またはマウスが所定の終点に達した場合はより早い時間)の有効性調査では、ペントバルビトン過剰投与を使用したヒトによる安楽死前に、全動物の臨床状態を評価した。両大腿を除去し、別個に秤量した。ビードビーターを使用して、氷冷した無菌リン酸緩衝生理食塩水中、別個の大腿組織試料を均質化した。次に大腿ホモジネートを血液寒天上で定量的に培養し、計数前に37℃で24時間インキュベートした。
上記のとおり化膿性連鎖球菌で感染させたサテライトマウスのグループを血漿中濃度測定に使用した。感染2時間後に投与を開始し、0.5、1、2、4、6、8、12及び24時間の時点で全血試料を得た。治療後の特定の時点でサテライトPK調査からのマウスを5%イソフルオランの吸入により安楽死させ、心臓穿刺によりマウスをただちに出血させた。ヘパリン処理した血液試料を13200rpmで5分間遠心分離することにより分離させた。分析のため依頼人に輸送する前に、血漿試料をマイナス80℃で保管した。
本調査のPK部分については、1単位投与あたり、1時点あたり3匹のマウスを使用した。最終作業順序の意図しない変化に起因し、80及び160mg/kgの初期投与グループに、アミノベンゾトリアゾールを用いた前処置なしで実施例5を投与した。これを実行した後、残りのマウスを投与グループに再分布し、グループサイズを1時点あたり2匹のマウスに減らした。
タンパク質沈殿を使用して、実施例5を含有する生物試料を抽出した。試料の1容量に対し、内部標準(グリブリド)を含有するアセトニトリルを5容量加えた。次に混合物を混合し、プレートを3200rpmで5分間遠心分離した。200μL量の上澄み液を乾燥させ、移動相において再度溶液にし、混合物を液体クロマトグラフィー−質量分析法(LC−MS)に注入した。データを取得し、実施例5を定量化するため、Analyst v1.4.2で制御したSciex API 4000を使用した。LC−MS装置パラメータを表6及び7に示す。
1時点あたり2〜3匹の各動物における化合物の平均血漿中濃度を計算することにより、各投与グループの血漿中プロファイルを得た。各投与グループについて、ゼロから無限大までの血漿中濃度時間曲線の下の面積(AUC);最大血漿中薬剤濃度(Cmax);最大濃度に達するまでの時間(tmax);及び血漿中半減期(t1/2)を、ノンコンパートメント(non−compartmental)解析(WinNonLin 5.2、Pharsight)により決定した。ノンコンパートメントモデル200を解析で使用した。
第2投与後の蓄積がないことを仮定して、単一投与後に得たAUC値を2倍することにより、bid投与計画のAUCを決定した。
試料希釈を調査するため、各動物の大腿から増殖した細菌のコロニー数を調節し、1大腿あたりのCFUを決定した(CFU/大腿)。各グループ内の動物間での標準誤差を計算することにより、各投与グループにおける変動性を決定した。
前処置グループで得られた平均log CFU/gを、治療グループにおいて別個の各動物で得られたlog CFU/gから差し引いた。log CFU/gにおけるデルタを有効性グループにおける各動物について決定し、PK/PD解析において使用した。四分位間法を使用して統計学的異常値を決定し、解析から除外した。
各投与グループのAUCの薬物動態学的パラメータは、化膿性連鎖球菌ATCC12384に対する実施例5のMICに関連した。各投与グループについてMICに対するAUCの比を決定し、各動物のCFU/大腿に対してプロットした。マウスの非結合型分率22.1%を使用して、遊離血漿中濃度を計算した。この値は、1μM〜50μMの範囲の実施例5のマウスタンパク質非結合型分率の平均に由来した。
非線形回帰(WinNonlin 5.2、Pharsight)により、有効性とPK/PD指標全AUCの間の関係性を決定した。以下に示すS字形Emaxモデルを使用してデータをモデル化した。このモデルにおいて、Emaxは薬剤非存在下で観測される最大増殖であり;Eは最大死滅であり、EC50は50%の反応を生じさせる濃度であり、NはHill因子である。
混合した投与グループにおいて、及び別個の投与計画に対して、PK/PD解析を行った。モデル計算したパラメータにおける変動性、赤池基準及び重み付き残差解析を評価することにより、フィッティングの良好性を決定した。
モデル化により決定したPK/PDパラメータを使用して、静的反応に達するのに必要な曝露量、及び治療開始におけるコロニー数を対照とした、コロニー数における1−log減少及び2−log減少を決定した。
実施例5に対して決定した化膿性連鎖球菌ATCC12384のMIC値は0.125μg/mLであった。
ABT存在下における実施例5の腹腔内投与に伴う血漿中曝露量を、化膿性連鎖球菌ATCC12384で感染した好中球減少性マウス大腿において決定した。各サテライトPKについて計算した薬物動態学的パラメータを表10に示す。このデータを、黄色ブドウ球菌好中球減少性大腿モデルにおける血漿中曝露量について構築したコンセンサス投与/曝露量関係性と比較した。このコンセンサス関係性をY=(1,022.7)(X1.2019)として規定し、Yはηg h/mLにおけるAUC無限大であり、Xはmg/kgでの測定した投与量である。

図2は、ABTで前処置した好中球減少性マウスの大腿における、化膿性連鎖球菌ATCC12384に対する実施例5の投与反応を示す。各点は16個の大腿の平均を示す。治療の開始時点において、細菌の量は6.38±0.03CFU/gであった。細菌は媒体グループにおいて2.6−log CFU/g増殖した。比較用に、別の実験においてアモキシシリンを腹腔内投与した。
投与反応調査からPK/PDパラメータを計算した。AUC/MICパラメータは、活性と一番良く相関したパラメータであることを仮定した。これは、この駆動力が、系列の以前の化合物両方で有効性と一番良く相関し、生体外有効性と強く関連することが示されているからである。投与溶液を解析して測定した投与量を評価し、コンセンサス曝露量関係性を使用して血漿中曝露量を見積もった。計算したAUC値をμg h/mLで示す。
好中球減少性マウスモデルにおける化膿性連鎖球菌ATCC12384のPK/PDパラメータを単一投与反応調査から作成した。平衡、1−log減少及び2−log減少でのAUC値をそれぞれ60、76及び95μg.h/mLと決定した。
化膿性連鎖球菌ATCC12384に対して計算した遊離血漿中AUC/MICの大きさを表11に示す。
要約
実施例5薬物動態は投与範囲にわたり、黄色ブドウ球菌好中球減少性大腿モデルにおいて示された曝露量と一致する曝露量を示した。モデルにおいて、化膿性連鎖球菌ATCC12384のMIC値及びマウス遊離血漿中レベルと組み合わせてこのコンセンサス曝露量を使用して、静菌的有効性に関連する遊離AUC/MICの大きさ、ならびに1−log減少及び2−log減少に対する遊離AUC/MICの大きさを決定した。
実施例5は、好中球減少性マウスにおいて、化膿性連鎖球菌ATCC12384に対し、投与量に依存する生体内有効性を示した。静菌的有効性に必要な遊離AUC/MIC比ならびに1−log減少及び2−log減少に必要な遊離AUC/MIC比は、初期細菌量を基準として、それぞれ106、135及び168であった。

実施例5の生体外抗菌活性
この研究の目的は、グラム陽性、グラム陰性、選好性及び嫌気性細菌分離株の集団に対する実施例5の生体外抗菌活性を決定することであった。行った試験には、最小阻害濃度(MIC)、最小殺菌濃度(MBCs)ならびに血清(マウス及びヒト)存在下におけるMICsが含まれた。これらの調査において使用した細菌分離株は、最近入手した地理的に多様な臨床分離株から主に成るが、CLSI品質対照参照菌株、内部スクリーニングパネル培養液、及び規定された抵抗性機構を有する分離株も含んだ。
CLSI微量液体希釈法または寒天希釈法(淋菌)のいずれかを使用して、MIC値を決定した。微量液体希釈感受性試験では、貯蔵化合物の母プレートを調製し、段階的に2倍希釈した薬剤の2μL分割量を96ウェルの娘プレートの1〜11カラムに配置するのに使用した。カラム12は薬剤を含有せず、増殖対照としての役割をした。100μLの接種菌液量(5×10ECFU/mL)を、Tecan Freedom EVOまたはPerkin−Elmer MiniTrak(商標)MultiPosition液体取扱ロボットのいずれかを使用して、96ウェルプレートの各ウェルに直接加えた。10分離株以上を含有する生物グループについて、MIC範囲、MIC50及びMIC90を決定した。MIC50及びMIC90を、組み合わせたセットの試験臨床分離株のそれぞれ50%及び90%の増殖を阻害する化合物濃度として規定した。1つ以上のCLSI品質対照参照生物及び対照化合物を使用して、感受性試験を確実なものとし、試験日または対照化合物間で変動がないことを確実にした。臨床検査標準協会ガイドライン(Methods for dilution antimicrobial susceptibility tests for bacteria that grow aerobically;approved standard、第9版、Wayne,PA.、32巻、2号;Methods for antimicrobial susceptibility testing of anaerobic bacteria;approved standard、第7版、Wayne,PA.、27巻、2号;及びMethods for determining bactericidal activity of antimicrobial agents;approved guideline、Wayne,PA.、19巻18号)に従って、各生物/薬剤組合せに対して得られるMIC及びMBC値を決定した。参照細菌株のQC範囲と、参照化合物の感受性限界点の判読はCLSI文書 Performance standards for antimicrobial susceptibility testing;twenty−first informational supplement、Wayne,PA.、31巻、1号、及びPerformance standards for antimicrobial susceptibility testing;twenty−second informational supplement、Wayne,PA.、32巻、3号において記載されている。微量液体希釈MIC試験を、寒天希釈を使用した嫌気性菌及び淋菌以外の全試験試料に対して行った。レジオネラ感染症の微量液体希釈MICは、レジオネラブロス中で行った。移動前に、レジオネラ・ニューモフィラの菌株を緩衝炭末酵母抽出物(BCYE)寒天プレート上で48時間初期増殖させた。
個々の分離株に対するMIC値を目視で読み取り、CUMPER(Cumulative Percentageの略称);企業内統計学ソフトウェアプログラムを使用して、MIC決定(MIC範囲、MIC50、MIC90)及び累積パーセント阻害プロット作成を行った。
個々のグラム陽性、グラム陰性及び嫌気性細菌分離株に対する実施例5の抗菌スペクトルを表12及び13に示す。全体として、実施例5はブドウ球菌、連鎖球菌、インフルエンザ菌、カタル球菌、クロストリジウム spp、フィネゴルディア・マグナ及びプレボテラ・メラニノゲニカ試験分離株に対して活性であった。特性評価されたジャイレース及びトポイソメラーゼ変異を有する黄色ブドウ球菌、肺炎球菌及び化膿性連鎖球菌株に対する実施例5及び比較物の抗菌活性も評価した。キノロン、ノボビオシン及びクーママイシンA1に抵抗性を生じることが公知であるgyrA、gyrB、ParCまたはParEのいずれかにおいて頻繁に変異する細菌臨床分離株に対し、実施例5の交差抵抗性は見られなかった。
実施例5及び比較物を、676個の最近入手したグラム陽性及び選好性グラム陰性細菌臨床分離株の集団に対するMIC90調査において評価した。黄色ブドウ球菌の100菌株に対し、実施例5(MIC90 0.25μg/mL)は試験した化合物で最も活性が高く、レボフロキサシン、リネゾリド及びバンコマイシンに抵抗性である分離株に対しこの活性を維持した。この高い度合いの抗菌活性は、表皮ブドウ球菌(MIC90 0.25μg/mL、n=37)、S.ヘモリチカス(MIC90 0.25μg/mL、n=21)、S.ルグドゥネンシス(MIC90 0.5μg/mL、n=11)及び腐性ブドウ球菌(MIC90 0.5μg/mL、n=16)を含む凝固酵素陰性ブドウ球菌の99菌株に対しても観測され、交差抵抗性も無かった。肺炎球菌、化膿性連鎖球菌及びS.アガラクチアそれぞれの100菌株に対し、実施例5は非常に活性であり、それぞれ0.125μg/mL及び0.25μg/mLのMIC50及びMIC90値であった。レボフロキサシン、エリスロマイシンまたはアモキシシリンに抵抗性である連鎖球菌のいずれに対しても実施例5の交差抵抗性は観測されなかった。
ブドウ球菌及び連鎖球菌と比較して、E.フェカリス(n=51)を有する腸球菌に対して観測された実施例5の活性は低く、一番低いMICs(MIC範囲0.125〜2μg/mL及びMIC902μg/mL)となり、フェシウム菌MICは約8倍高くなった(MIC90 16μg/mL)。枯草菌及びセレウス菌(炭疽菌の代替として)それぞれの11菌株に対し、実施例5の活性を測定した。両種に対するMIC90は0.5μg/mLであった。炭疽菌に対する実施例5のBSL3試験により、この活性を確かめた(MIC範囲0.125〜1μg/mL、及びMIC90 0.5μg/mL)。
実施例5の抗菌活性は、インフルエンザ菌(n=29)、レジオネラ・ニューモフィラ(n=11)及び淋菌の17菌株を含む、選好性グラム陰性生物も包含した。これらの生物グループに対するMIC範囲は、それぞれ0.125〜1μg/mL、0.008〜0.06μg/mL及び0.03〜0.25μg/mLであった。対応するMIC90は、それぞれ1μg/mL、0.06μg/mL及び0.125μg/mLであった。シプロフロキサシン抵抗性の淋菌株において、実施例5の交差抵抗性は観測されなかった。
実施例5のMIC値にける血清タンパク質結合有効性を、マウス及びヒト血清(0、10、25及び50%)の両方の濃度を変化させて評価した。9個の黄色ブドウ球菌試験菌株に対し、50%ヒト血清の存在下、実施例5で2倍〜8倍のMICの増加を観測し、50%マウス血清においてより大きなタンパク質結合有効性(8〜32倍のMIC増加)を観測した。
7個の黄色ブドウ球菌株及び1菌株の化膿性連鎖球菌に対する殺菌活性について、実施例5及び比較物を評価した。実施例5、レボフロキサシン及びバンコマイシンは全試験菌株に対して殺菌性であり、最小殺菌濃度(MBCs)はMICの2倍以内であった。実施例の殺菌活性を生体外時間‐死滅調査により確認した。
要約
実施例5は、フルオロキノロンに抵抗性であることが公知の分離株を含む、主要なグラム陽性細菌種(黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、スタフィロコッカス・ヘモリチカス、肺炎球菌、化膿性連鎖球菌及びストレプトコッカス・アガラクチア)、選好性グラム陰性細菌種(インフルエンザ菌、レジオネラ・ニューモフィラ、カタル球菌、淋菌)、ならびに嫌気性細菌種(クロストリジウム・ディフィシル)に対する生体外抗菌活性を有するDNAジャイレース/トポイソメラーゼ阻害剤である。マクロライド、β‐ラクタム、糖ペプチド及びオキサゾリジノンを含む他の薬剤クラスへの抵抗性を有する最近の細菌臨床分離株に対し、実施例5で交差抵抗性は観測されなかった。
連続継代での黄色ブドウ球菌及び化膿性連鎖球菌における抵抗性の出現
この調査の目標は、メチシリン感受性黄色ブドウ球菌、メチシリン抵抗性黄色ブドウ球菌及びメチシリン抵抗性化膿性連鎖球菌の代表的な分離株において、連続継代間の実施例5の抵抗性の出現を決定することであった。
新しく増殖させた黄色ブドウ球菌516及び2398ならびに化膿性連鎖球菌838を血液寒天プレート(Remel、Lenexa KS)から回収し、3mLの陽イオン調節Mueller−Hinton2 Broth(MHB2)(Sigma−Aldrich、セント・ルイス、ミズーリ州)中で懸濁させ、試料を継代ゼロとして冷凍した。これらの培養液を、無菌生理食塩水(Remel)中で0.5マクファーランドに希釈し、次に新しいブロス中で1:200に希釈し、接種菌液として使用した。実験を通して使用した培地及び接種菌液条件は、黄色ブドウ球菌についてはMHB2及び周囲空気中36℃、化膿性連鎖球菌838については2.5%ウマ溶血を添加したMHB2及び5%CO(Hema Resource Inc.、オーロラ、オレゴン州)中36℃であった。
2倍で増加する段階希釈濃度の実施例5をDMSO中で作製し、各濃度の40μLを24ウェル培養プレート(Costar、コーニング、ニューヨーク州)のウェルに分注した。プレートを密閉し、−80℃で冷凍し、毎日解凍した。総量で2mLの接種菌液を各ウェルに加え、プレートを20〜24時間行った。目視可能な細胞増殖が行われた最高濃度の試験化合物を含有するウェルからの細菌細胞を20%グリセロール中で冷凍し、−70℃で保管し、無菌生理食塩水(Remel)中0.5マクファーランドに逆希釈し、その後新しい培地へ希釈した。次に0.5×MICからの細胞を示すこの希釈培地を、増加段階濃度の試験化合物を含有する新しい24ウェル培養プレートに分注した。これを20日間繰り返した。
次に、化合物非存在下で、冷凍した試料を血液寒天プレート上で単一コロニー精製し、標準微量液体希釈分析を使用し、臨床検査標準協会の文書M07‐A8(Methods for dilution antimicroia susceptibility tests for bacteria that grow aerobically;approved standard、第8版、Wayne,PA.、29巻、2号、2009年)に従って行って、感受性を試験した。感受性の減少を示す、実施例5に対する高いMIC値を有する幾回かの継代からの分離株を、配列解析による検討用に選択した。標準ゲノムDNA調製キット(Promega、マディソン、ウィスコンシン州)を使用して、選択した分離株の全ゲノムDNAを調製した。High Fidelity PCR mix(Roche、ナットリー、ニュージャージー州)を使用して、DNAジャイレース(gyrA及びgyrB)ならびにトポイソメラーゼIV(parC及びparE)のサブユニット両方をコードする遺伝子を増幅した。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)生成物をQIAquick PCR Purificationキット(Qiagen、バレンシア、カリフォルニア州)を使用して精製し、黄色ブドウ球菌及び肺炎球菌に適切なプライマーを使用して、Applied Biosystems 3100 Genetic Analyzer(ABI、フォスター・シティー、カリフォルニア州)で配列決定した。変化が観測された場合、第2の独立したPCR生成物を増幅し、配列決定して、変動が本物でありPCR増幅中の取り込み誤差の結果ではないことを確かめた。
阻害濃度未満の実施例5を含有する液体培地中で、20回の継代にわたる黄色ブドウ球菌及び化膿性連鎖球菌の増殖を行って、抵抗性の発生を調査した。増加する選択圧の実施例5の存在下、20回の継代後、黄色ブドウ球菌及び化膿性連鎖球菌ARC838の変異体が単離され、開始培養液に対し32倍、16倍及び8倍感受性が減少したことを示した。この実施例5に対する感受性の喪失は、4倍よりも大きいリネゾリド、バンコマイシン及びレボフロキサシンに対する感受性のいずれの変化とも相関しなかった。
淋菌に対して試験した実施例5の生体外活性及び有効性
淋菌は世界的な性行為感染症の重大な原因である。歴史的にペニシリンは淋病の治療において有効であったが、プラスミド媒介ペニシリナーゼ産生淋菌(PPNG)株が世界中に広がり、PPNGの低蔓延で知られる特定の地理的領域、他のペニシリン抵抗性機構へのペニシリンの経験的使用を制限している。さらに、フルオロキノロン(シプロフロキサシン)、テトラサイクリン及びマクロライド(アジスロマイシン)を含む、淋菌感染症の経験的な治療に使用される代替的な抗菌クラスの薬剤のいくつかに対して抵抗性が生じている。CLSI参照寒天希釈法により、アジスロマイシン、シプロフロキサシン、ペニシリン及びテトラサイクリンに非感受性である分離株を含む100個の淋菌の集団を、実施例5及び比較薬剤に対して生体外で試験した。結果は、実施例5が、試験した全分離株に対して高活性であることを示し(MIC値≦0.25μg/ml)、試験した他の比較物クラスとの交差抵抗性が無いことがわかった。
JMI Laboratories(ノース・リバティー、アイオワ州、米国)製の総量100系統の臨床淋菌分離株及びATCC品質対照淋菌分離株を試験した。集団は以下の特性を有する菌株を含んだ。
方法
A.M07−A9[2012]において記載されるとおり、淋菌用参照CLSI寒天希釈法を使用して、淋菌のMICを決定した。
B.淋菌試験用寒天希釈プレート(1%の規定補助剤を有するGC寒天基準)を、JMI Laboratoriesにより作製した。
C.比較薬剤は、Sigma−Aldrichを通じてJMI Laboratoriesより、またはそれぞれの製造業者により提供された。
D.比較化合物の品質対照(QC)範囲及び判断基準は、CLSI M100−S23[2013]及びEUCAST[2013]において公開されているとおりであった。QC菌株は淋菌ATCC 49226であった。
実施例5は、試験した全リン菌株に対し活性であり、≦0.004〜0.25μg/mLのMIC範囲を示し、0.06/0.125μg/mLのMIC50/90を示した。総量で99.0%の分離株が≦0.125μg/mLのMIC値を示した。0.25μg/mLのMICを有する分離株が1つのみあった。
実施例5はペニシリン中間体及びペニシリン抵抗性菌株に対し同様な活性を示し、0.06μg/mLの並数MC値、ならびにそれぞれ0.06/0.06μg/mL及び0.06/0.12μg/mL[≦0.06μg/mLにおいて85.7%の分離株]の、MIC50/90値を有した。
シプロフロキサシン中間体及びシプロフロキサシン抵抗性菌株も、実施例5に対する0.06μg/mLの並数MC値を示し、MIC50/90値は0.06/0.12μg/mLであった。
実施例5はテトラサイクリン中間体及びテトラサイクリン抵抗性菌株に対し同様な活性を示し、0.06μg/mLでの並数MC値、ならびにそれぞれ0.06/0.06μg/mL及び0.06/0/0.12μg/mL[≦0.06μg/mLにおいて66.7%の分離株]のMIC50/90値であった。
アジスロマイシン感受性分離株及びアジスロマイシン中間体分離株の並数値は0.06μg/mLであり、それぞれ0.06/0.06μg/mL及び0.06/0/0.12μg/mL[≦0.06μg/mLにおいて66.7%の分離株]のMIC50/90値であった。
全ての100分離株に対するアジスロマイシンのMIC50/90値は0.25/0.5μg/mLであり;セフィキシムでは0.03/0.06μg/mLであり;セフトリアキソンでは0.015/0.06μg/mLであり;シプロフロキサシンでは0.25/>2μg/mLであり;ペニシリンでは2/>2μg/mLであり;テトラサイクリンでは1/2μg/mLである。
実施例5(MIC90、0.12μg/mL)はアジスロマイシン(MIC90、0.5μg/mL)の4倍活性が高く、セフィキシム及びセフトリアゾン(MIC90、0.06μg/mL)よりも2倍活性が低く、テトラサイクリン(MIC90、2μg/mL)よりも16倍活性が高く、シプロフロキサシン及びペニシリン(MIC90、2μg/mL)よりも>32倍活性が高い。
QC菌株(淋菌ATCC 49226)に対して試験した際、実施例5のMIC値は0.06、0.12及び0.12μg/mLであった。
要約
実施例5は淋菌分離株に対して活性が高く、99.0%の分離株が≦0.125μg/mLのMIC値を示した。実施例5はセフィキシム及びセフトリアキソンよりも2倍低い活性を示し、アジスロマイシン、シプロフロキサシン、ペニシリン及びテトラサイクリンよりも4倍〜>32倍高い活性であった。実施例5の並数MIC値は、比較薬剤に非感受性であるものを含む様々なサブセットの分離株と同じまま(0.06μg/mL)であった。感受性表現型(シプロフロキサシン感受性、テトラサイクリン感受性及びアジスロマイシン感受性)のMIC90値は0.06μg/mLであった。非感受性表現型では、MIC90値は0.06〜0.12μg/mLであり、比較薬剤を有する実施例5の活性レベルが高く、有意な交差抵抗性が無いことを示した。

Claims (14)

  1. 化合物が式(I):
    の構造を有する化合物またはその薬学的に許容できる塩であって、
    式中、
    Xはフッ素または塩素であり;
    は水素、フェニル、‐C≡N、テトラヒドロピラニル、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、ピリミジニル、ピリジニル、ピラジニル、シクロプロピル、‐C≡CH、‐CH=CH及びC‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上の‐OR10、ハロゲン、‐C≡N、‐N、‐SOCH、‐SCH、‐CH=CH、‐CH=NOR11及びフェニルで置換されており;
    は水素、‐C≡N、ピリジニル、C‐Cアルキルから成る群より選択され、C‐Cアルキルは任意に1つ以上のハロゲン、‐OR20及びCH=NOR21で置換されており;
    は水素またはC‐Cアルキルであり;
    10はそれぞれ独立して水素、C‐Cアルキル及び(CHOCHから成る群より選択され;ならびに
    11、R20及びR21はそれぞれ独立して水素またはC‐Cアルキルである
    前記化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  2. 10が水素、メチル、エチルまたは‐(CHOCHである請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  3. 11が水素またはメチルである請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  4. 20が水素、メチルまたはエチルである請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  5. 21が水素またはメチルである請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  6. が水素、メチル、エチル、フェニル、‐CH‐フェニル、‐CHF、‐CHOCH、‐CHCH=CH、テトラヒドロピラニル(CHOH、‐(CHF、‐(CHOH、‐(CHF、‐CH=CH、‐C≡N、‐CH=NOCH3、‐CHSCH、‐CHSOCH、‐CH、‐CHOCHCH、‐CHO(CHOCH、シクロプロピル、ピリジニル、‐CH(CH)OCH、ピリミジニル、ピラジニル、‐C≡CH、N‐メチル‐1,2,4‐トリアゾリル、‐CH(OH)CH、‐CH=NOH及びCHOHから成る群より選択される請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  7. が水素、メチル、エチル、‐CHF、‐CHOCH、‐CHOH、‐CH=NOH、‐CH、ピリジニル、‐C≡N及びCH=NHOCHから成る群より選択される請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  8. が水素またはメチルである請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  9. 前記化合物が、
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐(2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル)‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐[(4R)‐4‐メチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐[(5S)‐5‐メチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐[(5R)‐5‐メチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐[(4S)‐4‐メチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐[(4S)‐4‐エチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐[(4R)‐4‐エチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン);
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐[(4R)‐2‐オキソ‐4‐フェニル‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐[(4S)‐2‐オキソ‐4‐フェニル‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐[(4R)‐4‐ベンジル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐[(4S)‐4‐ベンジル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐(5,5‐ジメチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐[(5S)‐5‐エチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐[(5R)‐5‐エチル‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(4R)‐4‐(フルオロメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(4S)‐4‐(フルオロメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(4S)‐4‐(メトキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(4R)‐4‐(メトキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐((S)‐5‐(フルオロメチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐クロロ‐8‐[(5S)‐4‐(メトキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐クロロ‐8‐[(5R)‐4‐(メトキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    ((2R,4S,4aS)‐11‐クロロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐5‐メチル‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((4S,5R)‐4,5‐ジメチル‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((4R,5S)‐4,5‐ジメチル‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((S)‐4‐アリル‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐((S)‐5‐(ヒドロキシメチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    ((2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐[(4R‐(テトラヒドロ‐2H‐ピラン‐4‐イル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐[(4S‐(テトラヒドロ‐2H‐ピラン‐4‐イル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐((S)‐4‐(3‐ヒドロキシプロピル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐((S)‐4‐(3‐フルオロプロピル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐((S)‐4‐(2‐ヒドロキシエチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐クロロ‐8‐((S)‐5‐(フルオロメチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐クロロ‐8‐((S)‐4‐(3‐ヒドロキシプロピル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐クロロ‐8‐((S)‐4‐(3‐フルオロプロピル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(5S)‐4‐(メトキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(5R)‐4‐(メトキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(5R)‐5‐(ヒドロキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(5R)‐5‐(フルオロメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((S)‐2‐オキソ‐4‐ビニルオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐{(5R)‐5‐[(ヒドロキシイミノ)メチル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル}‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (4S)‐3‐[(2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2’,4’,6’‐トリオキソ‐1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’‐オクタヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐8‐イル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐4‐カルボニトリル;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐{(4S)‐4‐[(メトキシイミノ)メチル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル}‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐{(5R)‐5‐(メトキシイミノ)メチル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル}‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐[(5R)‐5‐(アジドメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐4‐((メチルチオ)メチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐4‐((メチルスルホニル)メチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((R)‐4‐(アジドメチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((S)‐4‐(アジドメチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐[(4S)‐4‐(エトキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐{(4S)‐4‐[(2‐メトキシエトキシ)メチル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル}‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((R)‐4‐(ジフルオロメチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((S)‐4‐シクロプロピル‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐2‐オキソ‐5‐(ピリジン‐2‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((S)‐2‐オキソ‐5‐(ピリジン‐2‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐2‐オキソ‐4‐(ピリジン‐2‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((S)‐2‐オキソ‐4‐(ピリジン‐2‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐2‐オキソ‐4‐(ピリジン‐4‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((S)‐2‐オキソ‐4‐(ピリジン‐4‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐((R)‐4‐((R)‐1‐メトキシエチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐((R)‐4‐((S)‐1‐メトキシエチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐2‐オキソ‐4‐(ピラジン‐2‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((S)‐2‐オキソ‐4‐(ピラジン‐2‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐2‐オキソ‐4‐(ピリミジン‐2‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((S)‐2‐オキソ‐4‐(ピリミジン‐2‐イル)オキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((S)‐4‐エチニル‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐クロロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((S)‐4‐メチル‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐[(4S)‐4‐(メトキシメチル)‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル]‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((S)‐4‐(1‐メチル‐1H‐1,2,4‐トリアゾール‐5‐イル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐8‐((R)‐4‐(1‐メチル‐1H‐1,2,4‐トリアゾール‐5‐イル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐((R)‐4‐((S)‐1‐ヒドロキシエチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    {(4S)‐3‐[(2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2’,4’,6’‐トリオキソ‐1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’‐オクタヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐8‐イル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐4‐イル}アセトニトリル;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((R)‐4‐((R)‐1,2‐ジヒドロキシエチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐8‐((R)‐4‐((S)‐1,2‐ジヒドロキシエチル)‐2‐オキソオキサゾリジン‐3‐イル)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2,4,4a,6‐テトラヒドロ‐1H,1’H‐スピロ[イソオキサゾロ[4,5‐g][1,4]オキサジノ[4,3‐a]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(3’H)‐トリオン;
    (2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐8‐{(4S)‐4‐[(ヒドロキシイミノ)メチル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐3‐イル}‐2,4‐ジメチル‐1,2,4,4a‐テトラヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐2’,4’,6’(1’H,3’H)‐トリオン;
    (5R)‐3‐[(2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2’,4’,6’‐トリオキソ‐1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’‐オクタヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐8‐イル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐5‐カルボニトリル;及び
    (5S)‐3‐[(2R,4S,4aS)‐11‐フルオロ‐2,4‐ジメチル‐2’,4’,6’‐トリオキソ‐1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’‐オクタヒドロ‐2’H,6H‐スピロ[1,4‐オキサジノ[4,3‐a][1,2]オキサゾロ[4,5‐g]キノリン‐5,5’‐ピリミジン]‐8‐イル]‐2‐オキソ‐1,3‐オキサゾリジン‐5‐カルボニトリル
    からなる群より選択される請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩、及び薬学的に許容できる賦形剤または希釈剤を含む医薬組成物。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、細菌感染症治療用用途または細菌のDNAジャイレース阻害用用途。
  12. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩の、細菌感染症治療用薬剤または細菌のDNAジャイレース阻害用薬剤の製造における用途。
  13. 請求項1〜9のいずれか1項において請求する式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の有効量を投与することを含む、必要とする被験体において細菌感染症を治療する方法。
  14. 請求項1〜9のいずれか1項において請求する式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩の有効量を投与することを含む、細菌のDNAジャイレースを阻害する方法。
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