JP2016502678A - 光学装置、光学装置を組み込んだ結像系、および結像系によって実施される試料を結像する方法 - Google Patents

光学装置、光学装置を組み込んだ結像系、および結像系によって実施される試料を結像する方法 Download PDF

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Abstract

大きい開口数と小さい中心オブスキュレーションとを有する4ミラー対物レンズである光学装置を本書で説明する。4ミラー対物レンズは、2つのシュワルツシルト型対物レンズを互いに連続して設置する。これにより、大きい開口数、長い作動距離、および小さい中心オブスキュレーションが可能になる。各対物レンズは一次および二次のミラーを有する。試料を結像するための結像装置および方法も本書で説明される。

Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が引用されその全体が参照することにより本書に組み込まれる、2012年10月31日に出願された米国仮特許出願第61/720653号の優先権の利益を米国特許法第119条の下で主張するものである。
本発明は、光学装置、この光学装置を組み込んだ結像系、およびこの結像系によって実施される試料を結像する方法に関する。
図1A〜1B(従来技術)を参照すると、周知のシュワルツシルト対物レンズ100、およびシュワルツシルト対物レンズ100に関連する問題の、説明を助けるために使用される2つの図が示されている。図1A(従来技術)に示されているようにシュワルツシルト対物レンズ100は、1つの有限共役101、および中心にアパーチャ104が設けられている一次凹面ミラー102と二次凸面ミラー106とを有する軸上構造103を含む。シュワルツシルト対物レンズ100は、光源光108が一次凹面ミラー102内のアパーチャ104を通過すると、二次凸面ミラー106の中心部分112にぶつかった光源光108の一部分110が軸上構造103に起因して反射して戻り、一次凹面ミラー102のアパーチャ104を通って損失されるように構成されている。光源光108の一部分110の損失によって画像コントラスト(伝送効率)が低下する。この望ましくない影響は中心オブスキュレーション110´として知られている。
図1B(従来技術)に示されているのは、シュワルツシルト対物レンズ100の様々な変調伝達関数曲線116a(障害物なし)、116b(障害物25%)、116c(障害物50%)を示したグラフ114である(注:x軸は空間周波数を表し、y軸は変調を表す)。変調伝達関数は、空間周波数に応じた光伝送効率を測定したものである(二次凸面ミラー106が均一に照らされると仮定する)。より低い空間周波数は、より高いフィーチャサイズに対応する。例えば変調伝達関数曲線116cは、シュワルツシルト対物レンズ100の開口数(NA)118が増加すると、より大きいフィーチャサイズで画像コントラストがより低下することを示す形状を有している(注:NAは、シュワルツシルト対物レンズ100が光108を受け入れるまたは出射することができる角度の範囲を特徴付ける無次元数、NA=nsinθであり、ここでnは対物レンズ100が作動する周囲の媒体の屈折率であり、θは像点Pに対して対物レンズ100に入るまたは対物レンズ100から出ることが可能な光の最大円錐の半角である)。それにより、シュワルツシルト対物レンズ100における開口数(NA)118が大きくなればなるほど、中心オブスキュレーション110´を通じた画像コントラストの損失は大きくなる。典型的なシュワルツシルト対物レンズ100の開口数(NA)118はおよそ0.3(30%の中心オブスキュレーション110´)であるが、約0.65(50%の中心オブスキュレーション110´)まで上げることができる。
したがって、反射要素を含むが、大きい開口数(NA)を有すると同時に小さい中心オブスキュレーションを有するように構成された、光学装置が必要である。
前述の要求に対処する、光学装置、この光学装置を組み込んだ結像系、およびこの結像系によって実施される試料を結像する方法を、本願の独立クレームに記載した。光学装置、この光学装置を組み込んだ結像系、およびこの結像系によって実施される試料を結像する方法の、有利な実施形態を従属クレームに記載した。
一態様において本発明は、第1の対物レンズと第2の対物レンズとを備えた光学装置を提供する。第1の対物レンズは、中心にアパーチャが設けられている第1の一次凹面ミラーと、第1の二次凸面ミラーとを有する。第2の対物レンズは、中心にアパーチャが設けられている第2の一次凹面ミラーと、第2の二次凸面ミラーとを有する。第1の対物レンズおよび第2の対物レンズは、軸上に互いに連続して配置されている。第2の対物レンズは比較的大きい開口数を有し、かつ第1の対物レンズは比較的小さい開口数を有する。
別の態様において本発明は、試料を結像するための結像系を提供する。この結像系は観察検出系と光学装置とを備えている。光学装置は第1の対物レンズと第2の対物レンズとを有する。第1の対物レンズは、中心にアパーチャが設けられている第1の一次凹面ミラーと、第1の二次凸面ミラーとを有する。第2の対物レンズは、中心にアパーチャが設けられている第2の一次凹面ミラーと、第2の二次凸面ミラーとを有する。観察検出系は、第1の対物レンズから既定距離に配置されている。試料は、第2の対物レンズから既定距離に配置されている。試料からの光が、観察検出系で受けられる前に、比較的大きい開口数を有する第2の対物レンズを通過し、次いで比較的小さい開口数を有する第1の対物レンズを通過するように、第1の対物レンズおよび第2の対物レンズは軸上に互いに連続して配置されている。
別の態様において本発明は、試料を結像する方法を提供する。この方法は、(a)観察検出系を提供するステップ、(b)中心にアパーチャが設けられている第1の一次凹面ミラーと、第1の二次凸面ミラーとを有する第1の対物レンズ、および、中心にアパーチャが設けられている第2の一次凹面ミラーと、第2の二次凸面ミラーとを有する第2の対物レンズ、を含む光学装置であって、第1の対物レンズおよび第2の対物レンズが軸上に互いに連続して配置されている、光学装置を提供するステップ、(c)観察検出系を、第1の対物レンズから既定距離の位置に位置付けるステップ、(d)試料を、第2の対物レンズから既定距離の位置に位置付けるステップ、および(e)最初に比較的大きい開口数を有する第2の対物レンズを通過し次いで比較的小さい開口数を有する第1の対物レンズを通過した、試料からの光を、観察検出系で受けるステップを含む。
本発明のさらなる態様は、一部は以下の詳細な説明、図面、およびいずれかの請求項に明記され、一部は詳細な説明から導かれるであろうし、あるいは本発明を実施することにより分かるであろう。前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、単なる例示および説明のためのものであり、開示される本発明を限定するものではないことを理解されたい。
以下の詳細な説明を添付の図面と共に参照すると、本発明のより完全な理解が得られるであろう。
周知のシュワルツシルト対物レンズ、およびシュワルツシルト対物レンズに関連する問題の、説明を助けるために使用される図 周知のシュワルツシルト対物レンズ、およびシュワルツシルト対物レンズに関連する問題の、説明を助けるために使用される図 本発明の実施形態に従って構成された光学装置のブロック図 本発明の実施形態による、許容できるNA0.7、作動距離25mm、直径2.7mmの物体視野、および中心オブスキュレーション20%を達成しながら、36倍の倍率を有するように構成された例示的な光学装置に関する図 本発明の実施形態による、許容できるNA0.7、作動距離25mm、直径2.7mmの物体視野、および中心オブスキュレーション20%を達成しながら、36倍の倍率を有するように構成された例示的な光学装置に関する図 本発明の実施形態による、許容できるNA0.7、作動距離25mm、直径2.7mmの物体視野、および中心オブスキュレーション20%を達成しながら、36倍の倍率を有するように構成された例示的な光学装置に関する図 本発明の実施形態による、許容できるNA0.7、作動距離25mm、直径2.7mmの物体視野、および中心オブスキュレーション20%を達成しながら、36倍の倍率を有するように構成された例示的な光学装置に関する図 本発明の実施形態による、許容できるNA0.6、作動距離25mm、直径2.7mmの物体視野、および中心オブスキュレーション20%を達成しながら、20倍の倍率を有するように構成された別の例示的な光学装置に関する図 本発明の実施形態による、許容できるNA0.6、作動距離25mm、直径2.7mmの物体視野、および中心オブスキュレーション20%を達成しながら、20倍の倍率を有するように構成された別の例示的な光学装置に関する図 本発明の実施形態による、図2に示した光学装置を組み込みかつ試料を結像するように構成された結像系の図 本発明の別の実施形態に従って構成された別の光学装置のブロック図 本発明の別の実施形態による、図6に示した光学装置を組み込みかつ試料を結像するように構成された結像系の図 本発明の実施形態による、図2および6に示した光学装置を使用して試料を結像する方法のステップを示したフローチャート
図2を参照すると、本発明の実施形態に従って構成された光学装置200のブロック図が示されている。光学装置200は、第1の対物レンズ202と第2の対物レンズ204とを含む。第1の対物レンズ202は、中心にアパーチャ208が設けられている第1の一次凹面ミラー206と、第1の二次凸面ミラー210とを有する。第2の対物レンズ204は、中心にアパーチャ214が設けられている第2の一次凹面ミラー212と、第2の二次凸面ミラー216とを有する。図示のように第1の対物レンズ202および第2の対物レンズ204は、第1の対物レンズ202が比較的長い共役220を有しかつ第2の対物レンズ204が比較的短い共役222を有するようなやり方で、軸218上に互いに連続して配置される。特に、第1の対物レンズ202は有限−有限共役型で使用され、かつ第2の対物レンズ204は有限−有限共役型で使用され、これらは顕微鏡セットアップに関連する(図6と比較)。この顕微鏡セットアップにおいて、第1の対物レンズ202は比較的小さい開口数226を有し、また第2の対物レンズ204は比較的大きい開口数228を有する(注:NA226および228は、対応する対物レンズ202および204が光236を受け入れるまたは出射することができる角度の範囲を特徴付ける無次元数、NA=nsinθであり、ここでnは対応する対物レンズ202および204が作動する周囲の媒体の屈折率であり、θは、像点Pに対して対応する対物レンズ202および204に入るまたはこれから出ることが可能な光236の最大円錐の半角である)。特に光学装置200は、試料230(例えば、サンプル230、ウエハ230など)に対して大きいNA228を有すると同時に小さい中心オブスキュレーション234を有するように構成された、反射要素206、210、212、および216を含む。結像される試料230は、短共役の焦点面232に配置される。以下、試料230からの光236がどのようにして光学装置200で集められ、その後光学装置200から出射されるかについて詳細に論じる。
光学装置200は、第2の対物レンズ204から既定距離231(例えば、作動距離231)に位置付けられた試料230からの光236を、第2の一次凹面ミラー212が受けるように構成される。第2の一次凹面ミラー212は、第2の二次凸面ミラー216に向かって光236を収束させる。第2の二次凸面ミラー216は光236を反射して、光236が第2の一次凹面ミラー212に設けられているアパーチャ214を通過することができるように、第2の一次凹面ミラー212のアパーチャ214より手前で中間像238を生成する。次いで第1の一次凹面ミラー206が、第2の一次凹面ミラー212のアパーチャ214を通過した光236を集め、この光236を第1の二次凸面ミラー210に向かって収束させる。第1の二次凸面ミラー210は、光236を長共役平面240で収束させるよう、光236を反射して第1の一次凹面ミラー206のアパーチャ208に通す。
図示のように、第2の対物レンズ204からの光236は、試料230からの光236を集めた第2の対物レンズ204のNA228よりも小さいNA226を有する、第1の対物レンズ202に入る。この光学装置200の特定のセットアップは、中心オブスキュレーション234を効果的に最小にする。一例において、光学装置200は約10倍から20倍の範囲の倍率を有するように構成することができ、同時に第1の対物レンズ202は約0.2の範囲内の比較的小さい開口数226を有し、また第2の対物レンズ204は約0.6〜0.7の範囲の比較的大きい開口数228を有し、さらに中心オブスキュレーション234は35%未満である。例示的な光学装置200の、第2の対物レンズ204から試料230までの距離である作動距離231は、約20mmである。さらに、この光学装置200の特定のセットアップによれば、第1の対物レンズ202および第2の対物レンズ204における収差を異なる位置で補正することができる。より具体的には、光学系200は第1の対物レンズ202および第2の対物レンズ204において全反射表面を利用しているため、対物レンズ202および204の収差の補正および波面性能の向上のために、これらに所望のように球面や非球面の両方を使用することができる。再び10倍から20倍の倍率を有する例示的な光学装置200を参照すると、第1の一次凹面ミラー206および第2の一次凹面ミラー212は非球面を有し得、一方第1の二次凸面ミラー210および第2の二次凸面ミラー216は球面を有することが決定された。実際にこの例示的な光学系200は、表1〜3に示すような寸法の第1の対物レンズ202および第2の対物レンズ204を含み得る。
*第1の一次凹面ミラー206および第2の一次凹面ミラー212は、表2および3に示すように偶数次の非球面でもよい。
偶数次非球面式を以下に示す。
ここで、cは曲率(1/半径)、zは表面のサグ、rは半径方向高さ、kはコーニック定数、そしてαは係数である。
図3A〜3Dを参照すると、本発明の実施形態による、許容できるNA0.7、作動距離25mm、直径2.7mmの物体視野、および中心オブスキュレーション20%を達成しながら、36倍の倍率を有するように構成された例示的な光学装置200´が示されている。図3Aに示されているように、例示的な光学装置200´は第1の対物レンズ202と第2の対物レンズ204とを含む。第1の対物レンズ202は、中心に10mmのアパーチャ208が設けられているφ34mmの第1の一次凹面ミラー206と、φ14mmの第1の二次凸面ミラー210とを有する。第2の対物レンズ204は、中心に4mmのアパーチャ214が設けられているφ61mmの第2の一次凹面ミラー212と、φ12mmの第2の二次凸面ミラー216とを有する。図示のように第1の対物レンズ202および第2の対物レンズ204は、長共役平面240から第1の対物レンズ202までが156mmであり、また長共役平面240から短共役焦点面232までが256mmになるようなやり方で、軸218上に互いに連続して配置される。この例において、第1の対物レンズ202は有限−有限共役型を有し、かつ第2の対物レンズ204は有限−有限共役型を有し、これらは顕微鏡セットアップに関連する。加えて、第1の一次凹面ミラー206および第2の一次凹面ミラー212の両方は非球面である。図3Bには、第1の一次凹面ミラー206および第2の一次凹面ミラー212の非球面プロファイル304および306を夫々示すグラフ302が示されている。グラフ302において、x軸は半径方向高さ(mm)を表し、またy軸は最もフィットする球面(BFS)からのずれ(mm)を表す。
例示的な光学装置200´の画質は、図3Cおよび3Dのグラフによって分かる。図3Cに示されているのは、例示的な光学装置200´の設計に基づいて瞳310に亘る光路差を3つのフィールドポイント312a、312b、および312cに対して示した、3つのグラフ308a、308b、および308cである(瞳310および3つのフィールドポイント312a、312b、および312cについては図3A参照)。3つのグラフ308a、308b、および308cの軸からの対象高さは夫々、0mm、0.945mm、および1.35mmである。加えて、3つのグラフ308a、308b、および308cの最大メモリは波数±0.125であり、0.190、0.633、および0.830nmが夫々「1」、「2」、および「3」としてプロットに示されている。グラフ308a、308b、および308cにおいて、x軸は瞳の小部分(PyまたはPx)によって表され、またy軸はW(波数)によって表される。図3Dに示されているのは、例示的な光学装置200´の視野に亘る3つの異なる波長314a(多色)、314b(0.190nm)、314c(0.633nm)、および314d(0.830nm)での二乗平均平方根(RMS)波面誤差を表示したグラフ312である。グラフ312において、x軸は視野(mm)を表し、y軸はRMS波面誤差(波数)を表す。
図4A〜4Bを参照すると、本発明の実施形態による、許容できるNA0.6、作動距離25mm、直径2.7mmの物体視野、および中心オブスキュレーション20%を達成しながら、15倍の倍率を有するように構成された別の例示的な光学装置200”が示されている。図4Aに示されているように、例示的な光学装置200”は第1の対物レンズ202と第2の対物レンズ204とを含む。第1の対物レンズ202は、中心に10mmのアパーチャ208が設けられているφ60.6mmの第1の一次凹面ミラー206と、φ13mmの第1の二次凸面ミラー210とを有する。第2の対物レンズ204は、中心に4mmのアパーチャ214が設けられているφ64mmの第2の一次凹面ミラー212と、φ11mmの第2の二次凸面ミラー216とを有する。図示のように第1の対物レンズ202および第2の対物レンズ204は、長共役平面240から第1の対物レンズ202までが178mmであり、また長共役平面240から短共役焦点面232までが336.7mmになるようなやり方で、軸218上に互いに連続して配置される。この例では、第1の対物レンズ202は有限−有限共役型を有し、第2の対物レンズ204は有限−有限共役型を有し、これらは顕微鏡のセットアップに関連する。加えて、第1の一次凹面ミラー206および第2の一次凹面ミラー212の両方は非球面である。例示的な光学装置200”の画質は、図4Bのグラフによって分かる。図4Bに示されているのは、例示的な光学装置200”の設計に基づいて瞳404に亘る光路差を3つのフィールドポイント406a、406b、および406cに対して示した、3つのグラフ402a、402b、および402cである(瞳404および3つのフィールドポイント406a、406b、および406cについては図4A参照)。3つのグラフ402a、402b、および402cの軸からの対象高さは夫々、0mm、0.945mm、および1.35mmである。加えて、3つのグラフ402a、402b、および402cの最大メモリは波数±0.125であり、0.190、0.633、および0.830nmが夫々「1」、「2」、および「3」としてプロットに示されている。グラフ402a、402b、および402cにおいて、x軸はPyまたはPx(XまたはYでの瞳の小部分)によって表され、またy軸はW(波数)によって表される。
図5を参照すると、本発明の実施形態による、前述の光学装置200を組み込みかつ試料230を結像するように構成された結像系500の図が示されている。結像系500は、観察検出系502(カメラ502など)と、随意的な光源504と、随意的なビームスプリッタ506と、光学装置200とを含み、これらを集合的に使用して試料230を結像する。この例において、観察検出系502は光学装置200の長共役焦点面240に位置付けられ、また試料230は光学装置200の短共役焦点面232に位置付けられる。光源504が光236をビームスプリッタ506に向けるとビームスプリッタ506が光236を光学装置200へと逸らし、光学装置200は光236を試料230に向け、次いで試料230から出射された光236は光学装置200によって集められた後に、ビームスプリッタ506を通して観察検出系502へと向けられる。あるいは、光源504およびビームスプリッタ506を用いるのではなく、(例えば)バックライト、暗視野照明、自己照明などの別のやり方で試料230を照らしてもよい。
この例において結像系500は、光源504が光236をビームスプリッタ506へと出射し、ビームスプリッタ506が光236を第1の一次凹面ミラー206のアパーチャ208に通して第1の二次凸面ミラー210へと方向変換するように構成される。第1の二次凸面ミラー210は、光236を第1の一次凹面ミラー206に向かって反射する。第1の一次凹面ミラー206は、光236を第2の一次凹面ミラー212のアパーチャ214に通して第2の二次凸面ミラー216へと反射する。第2の二次凸面ミラー216は、光236を第2の一次凹面ミラー212に向かって反射する。第2の一次凹面ミラー212は光236を反射して、第2の対物レンズ204から既定距離231(例えば、作動距離231)に設置された試料230を照らす。その後、第2の一次凹面ミラー212が光236を試料230から受けて、光236を第2の二次凸面ミラー216に向かって収束させる。第2の二次凸面ミラー216は光236を反射して、光236が第2の一次凹面ミラー212に設けられているアパーチャ214を通過することができるように、第2の一次凹面ミラー212のアパーチャ214より手前で中間像238を生成する。次いで第1の一次凹面ミラー206が、第2の一次凹面ミラー212のアパーチャ214を通過した光236を集め、この光236を第1の二次凸面ミラー210に向かって収束させる。第1の二次凸面ミラー210は光236を反射して第1の一次凹面ミラー206のアパーチャ208に通し、この光236がビームスプリッタ506を通過して長共役平面240上で収束され、この光236を観察検出系502が受ける。
図から分かるように結像系500は、短共役焦点面232に対してかなり大きなNA228を可能にしながら中心オブスキュレーション234を最小にするやり方で互いに連続して配置された、2つのシュワルツシルト型対物レンズ202および204を有する光学装置200を組み込む。第2の対物レンズ204からの作動距離231が長いと、試料230を観察しながら対物レンズ202および204の下で他の機構を使用することができる。試料230(例えば、サンプル、ウエハなど)は典型的には、短共役焦点面232に設置される。観察検出系502は典型的には、長共役焦点面240に設置される。対物レンズ202および204夫々は、有限−有限共役型で使用される。試料230からの光236は第2の対物レンズ204の一次凹面ミラー212によって集められる。一次凹面ミラー212は次いで、光236を第2の対物レンズ204の二次凸面ミラー216に向かって戻し収束させる。二次凸面ミラー216はその後、一次凹面ミラー212の近くで試料230の中間像238を生成する。このため、凹面ミラー212のアパーチャ214を小さくすることができる。光236は第2の対物レンズ204の一次凹面ミラー212のアパーチャ214を通って、第1の対物レンズ202の一次凹面ミラー206へと進む。第1の対物レンズ202の一次凹面ミラー206はその後、光236を第1の対物レンズ202の二次凸面ミラー210に向かって収束させる。次いで二次凸面ミラー210は光236を反射して、観察検出系502の検出面で収束させる。この全反射型の光学装置200独特の構成により、第2の対物レンズ204からの光236は、中心オブスキュレーション234を最小にしながら、試料230から集められた光236のNA228よりも小さいNA226で第1の対物レンズ202に入ることができる。さらに、この全反射型の光学装置200独特の構成によって、収差を、ミラー206、210、212、および216の異なる位置で補正することができる。特に、ミラー206、210、212、および216の反射表面は、収差を補正するために、また波面性能を向上させるために、球面、非球面、またはこれら両方を組み合わせたものとすることができる。
図6を参照すると、本発明の別の実施形態に従って構成された光学装置600のブロック図が示されている。光学装置600は、第1の対物レンズ602と第2の対物レンズ604とを含む。第1の対物レンズ602は、中心にアパーチャ608が設けられている第1の一次凹面ミラー606と、第1の二次凸面ミラー610とを有する。第2の対物レンズ604は、中心にアパーチャ614が設けられている第2の一次凹面ミラー612と、第2の二次凸面ミラー616とを有する。図示のように第1の対物レンズ602および第2の対物レンズ604は、第1の対物レンズ602が無限共役620を有しかつ第2の対物レンズ604が比較的短い共役622を有するようなやり方で、軸618上に互いに連続して配置される。特に、第1の対物レンズ602は無限−有限共役型で使用され、かつ第2の対物レンズ604は有限−有限共役型で使用され、これらは顕微鏡セットアップに関連する(図2と比較)。この顕微鏡セットアップにおいて、第1の対物レンズ602は比較的小さい開口数626を有し、また第2の対物レンズ604は比較的大きい開口数628を有する(注:NA626および628は、対応する対物レンズ602および604が光636を受け入れるまたは出射することができる角度の範囲を特徴付ける無次元数、NA=nsinθであり、ここでnは対応する対物レンズ602および604が作動する周囲の媒体の屈折率であり、θは、像点Pに対して対応する対物レンズ602および604に入るまたはこれから出ることが可能な光636の最大円錐の半角である)。特に光学装置600は、試料630(例えば、サンプル630、ウエハ630など)に対して大きいNA628を有すると同時に小さい中心オブスキュレーション634を有するように構成された、反射要素606、610、612、および616を含む。結像される試料630は、短共役の焦点面632に配置される。以下、試料630からの光636がどのようにして光学装置600で集められ、その後光学装置600から出射されるかについて詳細に論じる。
光学装置600は、第2の対物レンズ604から既定距離631(例えば、作動距離631)に位置付けられた試料630からの光636を、第2の一次凹面ミラー612が受けるように構成される。第2の一次凹面ミラー612は、第2の二次凸面ミラー616に向かって光636を収束させる。第2の二次凸面ミラー616は光636を反射して、光636が第2の一次凹面ミラー612に設けられているアパーチャ614を通過することができるように、第2の一次凹面ミラー612のアパーチャ614より手前で中間像638を生成する。次いで第1の一次凹面ミラー606が、第2の一次凹面ミラー612のアパーチャ614を通過した光636を集め、この光636を第1の二次凸面ミラー610に向かって収束させる。第1の二次凸面ミラー610は、光636を長共役平面640に向ける(収束させない)よう、光636を反射して第1の一次凹面ミラー606のアパーチャ608に通す。図示のように、第2の対物レンズ604からの光636は、試料630からの光636を集める第2の対物レンズ604のNA628よりも小さいNA626を有する、第1の対物レンズ602に入る。その結果、この光学装置600の特定のセットアップは、中心オブスキュレーション634を効果的に最小にする。さらに、この光学装置600の特定のセットアップによれば、第1の対物レンズ602および第2の対物レンズ604における収差を異なる位置で補正することができる。より具体的には、光学系600は第1の対物レンズ602および第2の対物レンズ604において全反射表面を利用しているため、対物レンズ602および604の収差の補正および波面性能の向上のために、これらに所望のように球面や非球面の両方を使用することができる。
図7を参照すると、本発明の実施形態による、前述の光学装置600を組み込みかつ試料630を結像するように構成された結像系700の図が示されている。結像系700は、観察検出系702(カメラ702など)と、随意的な光源704と、随意的なビームスプリッタ706と、チューブレンズ708(またはレンズ708のセット)と、光学装置600とを含み、これらを集合的に使用して試料630を結像する。この例において、観察検出系702はチューブレンズ708の焦点面710に位置付けられ、また試料630は光学装置600の短共役焦点面632に位置付けられる。光源704が光636をビームスプリッタ706に向けるとビームスプリッタ706が光636を光学装置600へと逸らし、光学装置600は光636を試料630に向け、次いで試料630から出射された光636は光学装置600によって集められた後に、ビームスプリッタ706を通して観察検出系702へと向けられる。あるいは、光源704およびビームスプリッタ706を用いるのではなく、(例えば)バックライト、暗視野照明、自己照明などの別のやり方で試料630を照らしてもよい。
この例において結像系700は、光源704が光636をビームスプリッタ706へと出射し、ビームスプリッタ706が光636を第1の一次凹面ミラー606のアパーチャ608に通して第1の二次凸面ミラー610へと方向変換するように構成される。第1の二次凸面ミラー610は、光636を第1の一次凹面ミラー606に向かって反射する。第1の一次凹面ミラー606は、光636を第2の一次凹面ミラー612のアパーチャ614に通して第2の二次凸面ミラー616へと反射する。第2の二次凸面ミラー616は、光636を第2の一次凹面ミラー612に向かって反射する。第2の一次凹面ミラー612は光636を反射して、第2の対物レンズ604から既定距離631(例えば、作動距離631)に設置された試料630を照らす。その後、第2の一次凹面ミラー612が光636を試料630から受けて、光636を第2の二次凸面ミラー616に向かって収束させる。第2の二次凸面ミラー616は光636を反射して、光636が第2の一次凹面ミラー612に設けられているアパーチャ614を通過することができるように、第2の一次凹面ミラー612のアパーチャ614より手前で中間像638を生成する。次いで第1の一次凹面ミラー606が、第2の一次凹面ミラー612のアパーチャ614を通過した光636を集め、この光636を第1の二次凸面ミラー610に向かって収束させる。第1の二次凸面ミラー610は光636を反射して第1の一次凹面ミラー606のアパーチャ608に通し、この光636がチューブレンズ708およびビームスプリッタ706を通過してチューブレンズの焦点面710で収束され、この光636を観察検出系702が受ける。
図から分かるように結像系700は、短共役焦点面632に対してかなり大きなNA628を可能にしながら中心オブスキュレーション634を最小にするやり方で互いに連続して配置された、2つのシュワルツシルト型対物レンズ602および604を有する光学装置600を組み込む。第2の対物レンズ604からの作動距離631が長いと、試料630を観察しながら対物レンズ602および604の下で他の機構を使用することができる。試料630(例えば、サンプル、ウエハなど)は典型的には、短共役焦点面632に設置される。観察検出系702は典型的には、チューブレンズの焦点面710に設置される。第1の対物レンズ602は無限−有限共役型を有し、また第2の対物レンズ604は有限−有限共役型を有する。試料630からの光636は第2の対物レンズ604の一次凹面ミラー612によって集められる。一次凹面ミラー612は次いで、光636を第2の対物レンズ604の二次凸面ミラー616に向かって戻し収束させる。二次凸面ミラー616はその後、一次凹面ミラー612の近くで試料630の中間像638を生成する。このため、一次凹面ミラー612のアパーチャ614を小さくすることができる。光636は第2の対物レンズ604の一次凹面ミラー612のアパーチャ614を通って、第1の対物レンズ602の一次凹面ミラー606へと進む。第1の対物レンズ602の一次凹面ミラー606はその後、光636を第1の対物レンズ602の二次凸面ミラー610に向かって収束させる。次いで二次凸面ミラー610は、観察検出系702の検出面で光636を収束させるチューブレンズ708へと光636を反射する。この全反射型の光学装置600独特の構成により、第2の対物レンズ604からの光636は、中心オブスキュレーション634を最小にしながら、試料630から集められた光636のNA628よりも小さいNA626で第1の対物レンズ602に入ることができる。さらに、この全反射型の光学装置600独特の構成によって、収差を、ミラー606、610、612、および616の異なる位置で補正することができる。特に、ミラー606、610、612、および616の反射表面は、収差を補正するために、また波面性能を向上させるために、球面、非球面、またはこれら両方を組み合わせたものとすることができる。
図8を参照すると、本発明の実施形態による試料230および630を結像する方法800のステップを示したフローチャートが示されている。方法800は、(a)観察検出系502および702を提供するステップ(ステップ802)、(b)中心にアパーチャ208および608が設けられている第1の一次凹面ミラー206および606と、第1の二次凸面ミラー210および610とを有する第1の対物レンズ202および602、および、中心にアパーチャ214および614が設けられている第2の一次凹面ミラー212および612と、第2の二次凸面ミラー216および616とを有する第2の対物レンズ204および604、を含む光学装置200および600であって、第1の対物レンズ202および602と第2の対物レンズ204および604とが互いに連続して配置されている光学装置200および600を提供するステップ(ステップ804)、(c)観察検出系502および702を、第1の対物レンズ202および602から既定距離の位置(例えば、光学装置200の長共役焦点面240、チューブレンズ708の焦点面710)に位置付けるステップ(ステップ806)、(d)試料230および630を、第2の対物レンズ204および604から既定距離の位置(例えば、短共役焦点面232および632)に位置付けるステップ(ステップ808)、および(e)最初に比較的大きい開口数228および628を有する第2の対物レンズ204および604を通過し次いで比較的小さい開口数226および626を有する第1の対物レンズ202および602を通過した、試料230および630からの光236および636を、観察検出系502および702で受けるステップ(ステップ810)を含む。
本発明の多数の実施形態を、添付の図面に示し、かつ前述の詳細な説明の中で説明したが、本発明は開示された実施形態に限定されるものではなく、以下の請求項によって明記および画成されるような本発明から逸脱することなく、多くの再構成、改変および置換えが可能であることを理解されたい。本書において「本発明」または「発明」と言及した場合は、例示的な実施形態に関するものであり、必ずしも添付の請求項に包含されるあらゆる実施形態に関するものではないことも留意されたい。
200、600 光学装置
202、602 第1の対物レンズ
204、604 第2の対物レンズ
206、606 第1の一次凹面ミラー
208、214、608、614 アパーチャ
210、610 第1の二次凸面ミラー
212、612 第2の一次凹面ミラー
216、616 第2の二次凸面ミラー
226、228、626、628 開口数
230、630 試料
231、631 作動距離
234、634 中心オブスキュレーション
236、636 光
238、638 中間像
500、700 結像系
502、702 観察検出系

Claims (10)

  1. 光学装置(200、600)において、
    第1の対物レンズ(202、602)であって、
    中心にアパーチャ(208、608)が設けられている第1の一次凹面ミラー(206、606)と、
    第1の二次凸面ミラー(210、610)と、
    を有する、第1の対物レンズ(202、602)、および、
    第2の対物レンズ(204、604)であって、
    中心にアパーチャ(214、614)が設けられている第2の一次凹面ミラー(212、612)と、
    第2の二次凸面ミラー(216、616)と、
    を有する、第2の対物レンズ(204、604)、
    を備え、前記第1の対物レンズおよび前記第2の対物レンズが互いに連続して配置されており、前記第2の対物レンズが比較的大きい開口数(228、628)を有し、かつ前記第1の対物レンズが比較的小さい開口数(226、626)を有することを特徴とする光学装置。
  2. 前記第2の一次凹面ミラーが光(236、636)を受けかつ該光を前記第2の二次凸面ミラーに向かって収束させ、前記第2の二次凸面ミラーが、該光を反射して、該光が前記第2の一次凹面ミラーに設けられている前記アパーチャを通過するよう、前記第2の一次凹面ミラーの前記アパーチャより手前で中間像(238、638)を生成し、前記第1の一次凹面ミラーが、前記第2の一次凹面ミラーの前記アパーチャを通過した前記光を集めかつ該光を前記第1の二次凸面ミラーに向かって収束させ、さらに前記第1の二次凸面ミラーが前記光を反射して前記第1の一次凹面ミラーの前記アパーチャに通すように、前記第1の対物レンズおよび前記第2の対物レンズが互いに位置付けられていることを特徴とする請求項1記載の光学装置。
  3. 前記第1の対物レンズ(202)が有限−有限共役型で使用され、かつ前記第2の対物レンズ(204)が有限−有限共役型で使用されることを特徴とする請求項1記載の光学装置。
  4. 前記第1の対物レンズ(602)が無限−有限共役型で使用され、かつ前記第2の対物レンズ(604)が有限−有限共役型で使用されることを特徴とする請求項1記載の光学装置。
  5. 前記光学装置が、10倍〜20倍の範囲内の倍率、約20mmの範囲内の作動距離(231、631)、35%未満の範囲の中心オブスキュレーション(234、634)、を有し、前記第1の対物レンズが約0.2の範囲内の比較的小さい開口数を有し、かつ前記第2の対物レンズが約0.6〜0.7の範囲の比較的大きい開口数を有することを特徴とする請求項1記載の光学装置。
  6. 試料(230、630)を結像するための結像系(500、700)において、該結像系が、
    観察検出系(502、702)と、
    光学装置(200、600)と、
    を備え、該光学装置が、
    第1の対物レンズ(202、602)であって、
    中心にアパーチャ(208、608)が設けられている第1の一次凹面ミラー(206、606)と、
    第1の二次凸面ミラー(210、610)と、
    を有する、第1の対物レンズ(202、602)、および、
    第2の対物レンズ(204、604)であって、
    中心にアパーチャ(214、614)が設けられている第2の一次凹面ミラー(212、612)と、
    第2の二次凸面ミラー(216、616)と、
    を有する、第2の対物レンズ(204、604)、
    を含み、前記第1の対物レンズおよび前記第2の対物レンズが互いに連続して配置されており、
    前記観察検出系が前記第1の対物レンズから既定距離に配置され、かつ前記試料が前記第2の対物レンズから既定距離に配置され、さらに前記試料からの光(236、636)が、前記観察検出系で受けられる前に、比較的大きい開口数(228、628)を有する前記第2の対物レンズを通過し、次いで比較的小さい開口数(226、626)を有する前記第1の対物レンズを通過することを特徴とする結像系。
  7. 前記第2の一次凹面ミラーが前記試料から前記光を受けかつ該光を前記第2の二次凸面ミラーに向かって収束させ、前記第2の二次凸面ミラーが、該光を反射して、該光が前記第2の一次凹面ミラーに設けられている前記アパーチャを通過するよう、前記第2の一次凹面ミラーの前記アパーチャより手前で前記試料の中間像を生成し、前記第1の一次凹面ミラーが、前記第2の一次凹面ミラーの前記アパーチャを通過した前記光を集めかつ該光を前記第1の二次凸面ミラーに向かって収束させ、さらに前記第1の二次凸面ミラーが前記光を反射して前記観察検出系へと前記第1の一次凹面ミラーの前記アパーチャに通すよう、前記光学装置が構成されていることを特徴とする請求項6記載の結像系。
  8. 前記第1の対物レンズ(202)が有限−有限共役型で使用され、かつ前記第2の対物レンズ(204)が有限−有限共役型で使用されることを特徴とする請求項6記載の結像系。
  9. 前記第1の対物レンズ(602)が無限−有限共役型で使用され、かつ前記第2の対物レンズ(604)が有限−有限共役型で使用され、さらに1以上のレンズ(708)が前記第1の対物レンズと前記観察検出系との間に設けられることを特徴とする請求項6記載の結像系。
  10. 試料(230、630)を結像する方法(800)において、
    観察検出系(502、702)を提供するステップ(802)、
    中心にアパーチャ(208、608)が設けられている第1の一次凹面ミラー(206、606)と、
    第1の二次凸面ミラー(210、610)と、
    を有する、第1の対物レンズ(202、602)、および、
    中心にアパーチャ(214、614)が設けられている第2の一次凹面ミラー(212、612)と、
    第2の二次凸面ミラー(216、616)と、
    を有する、第2の対物レンズ(204、604)、
    を含む光学装置(200、600)であって、前記第1の対物レンズおよび前記第2の対物レンズが互いに連続して配置されている前記光学装置を提供するステップ(804)、
    前記観察検出系を、前記第1の対物レンズから既定距離に位置付けるステップ(806)、
    前記試料を、前記第2の対物レンズから既定距離に位置付けるステップ(808)、および、
    最初に比較的大きい開口数を有する前記第2の対物レンズを通過し、次いで比較的小さい開口数を有する前記第1の対物レンズを通過した、前記試料からの光を、前記観察検出系で受けるステップ(810)、
    を含むことを特徴とする方法。
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