JP2016501180A - ガラス板平坦化のための装置及びガラス板を平坦化する方法 - Google Patents

ガラス板平坦化のための装置及びガラス板を平坦化する方法 Download PDF

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Abstract

ガラス板罫書き機は、罫書き装置、平坦化工具を含む平坦化装置及び、罫書き装置と平坦化装置を機能的に連結する、罫書きバーリンク機構を備える。平坦化工具は、罫書き装置がガラス板を罫書く前に、ガラス板の罫書かれるべき領域またはその近くにおいてガラス板に接触することができる。ガラス板からガラス板のビードを分離する方法は平坦化工具によるガラス板の平坦化及び罫書き装置によるガラス板の罫書きを含む。

Description

関連出願の説明
本出願は2012年12月7日に出願された米国仮特許出願第61/734623号の優先権の恩典を主張する。本明細書は上記仮特許出願の明細書に内容に依存し、上記仮特許出願の明細書の内容はその全体が、以下に完全に述べられているかのように、参照として本明細書に含められる。
本明細書は全般にはガラス板を平坦化する方法及び装置に関し、さらに詳しくは罫書きヘッドアセンブリの近くで薄ガラス板を平坦化するための装置に関する。
連続ガラスリボンはフュージョンドロープロセスまたは他の同様のダウンドロープロセスのようなプロセスによって形成することができる。フュージョンドロープロセスは、他の方法で作成されたガラスリボンと比較すると、優れた平坦性及び平滑性を示す表面を有する連続ガラスリボンを産する。フュージョンドロープロセスで形成された連続ガラスリボンから切り分けられた個々のガラス板は、フラットパネルディスプレイ、タッチスクリーン、光起電力素子及びその他のエレクトロニクス用途を含む、様々なデバイスに用いることができる。
フュージョンドロープロセスで形成されているかまたは別の方法で形成されているかにかかわらず、連続ガラスリボンは、ガラス板ビードとガラス板の中央領域の間の温度勾配のような、ガラスが冷える間のガラスの温度勾配によって横方向に反るかまたは湾曲することが多い。ガラス板の歪はガラス板が、1mm以下のように、薄い場合、薄い中央領域はビード領域より急速に冷えることができるから、悪化し得る。ガラスリボンがドローされ、ガラス板がガラスリボンから切り分けられた後、ガラス板が罫書きされてビードが罫書き線に沿って分離される間、吸引装置を用いてガラス板を支持することによってガラス板からビードを切り取ることができる。吸引装置は、ガラス板の局所的変形による、「矢の的」のような、機械的応力場を形成し得る。この応力場は罫書き線の近くにあることができ、したがって、罫書き線を罫書きで形成されたメジアンクラック(縦ひび)から引き離し、よってガラス板破断を生じさせ得る。罫書き工具と湾曲ガラスの接触も、罫書き工具の上流に伝搬してガラス板に望ましくない応力及び反りを生じさせる、動揺をガラス板に導入する。ビード除去のためにガラス板を罫書く際の課題は、縦型ビード罫書き機引入口及び、吸引によるような、ガラス板が支持される位置のいずれにも同時に一様な縦溝を形成することである。平板では、罫書きホイールに安定な力を印加することでメジアンクラック深さを容易に制御することができる。しかし、変形しているガラスを罫書く場合、安定な力を用いて溝深さを制御することはできない。クランプは、ガラス板の長さ及びシートの運動に抗するに必要なクランプ前端の摩擦により、罫書き線の平坦化には限られた効果しか有していない。
したがって、ビード罫書き中にガラス板を安定化するための別の方法が必要とされている。
一実施形態にしたがえば、ガラス板罫書き機は、罫書き装置、平坦化工具を含む平坦化装置及び、罫書き装置と平坦化装置を機能的に連結する、罫書きバーリンク機構を備える。平坦化工具は、罫書き装置がガラス板を罫書く前に、罫書かれるべきガラス板の領域またはその近くにおいてガラス板に接触することができる。
別の実施形態において、ガラス板を罫書く方法が提供される。平坦化工具を含む平坦化装置及び罫書き装置をガラス板の一縁端またはその近くに配置することができる。次いで、平坦化工具がガラス板と可動態様で接触するように、平坦化工具をガラス板に向けて伸ばすことができる。平坦化装置をガラス板の長さに沿ってガラス板の反対側の縁端まで移動させることによってガラス板の一領域を平坦化することができ、罫書き装置をガラス板の長さに沿ってガラス板の反対側の縁端まで移動させることによってガラス板のその領域を罫書くことができる。移動の完了後、平坦化工具がもはやガラス板と接触していないように、平坦化工具を引き戻すことができる。次いで、平坦化装置及び罫書き装置をガラス板の一端またはその近くに再配置することができる。この方法の実施形態にしたがえば、平坦化装置は、ガラス板の一領域が罫書かれる前に、ガラス板のその領域を平坦化する。
さらなる特徴及び利点は以下の詳細な説明に述べられ、ある程度は、当業者にはその説明から容易に明らかであろうし、あるいは、以下の詳細な説明及び特許請求の範囲を含み、また添付図面も含む、本明細書に説明される実施形態を実施することで認められるであろう。
上述の全般的説明及び以下の詳細な説明のいずれもが、様々な実施形態を説明しており、特許請求される主題の本質及び特質を理解するための概要または枠組みの提供が目的とされていることは当然である。添付図面は様々な実施形態のさらに深い理解を提供するために含められ、本明細書に組み入れられて本明細書の一部をなす。図面は本明細書に説明される様々な実施形態を示し、記述とともに、特許請求される主題の原理及び動作の説明に役立つ。
図1は、実施形態にしたがう、ガラス製造装置の略図である。 図2は、実施形態にしたがう、ドロープロセスによって形成されたガラスリボンの略図である。 図3は、実施形態にしたがう、縦型ビード罫書き機の簡略な側面図である。 図4は、実施形態にしたがう、平坦化装置の略図である。 図5は、実施形態にしたがう、後続平坦化ホイールを含む平坦化装置の略図である。 図6Aは、実施形態にしたがう、平坦化ホイールの略図である。 図6Bは、実施形態にしたがう、平坦化ホイールの略図である。 図6Cは、実施形態にしたがう、平坦化ホイールの略図である。 図7は、実施形態にしたがう、ガラス板からガラス板のガラスビードを分離するための縦型ビード罫書き機を用いる、ガラス製造システムの略図である。
それらの例が添付図面に示されている実施形態を、ここで詳細に参照する。可能であれば必ず、同じ参照数字が全図面を通して同じかまたは同様の要素を指して用いられる。
図1は、キャビティ39内に溶融ガラス(図示せず)を受け取る、形成構造体37を用いる実施形態にしたがう、フュージョンプロセスを示す。形成構造体37は、形成構造体の2つの収斂側面からの溶融ガラスが合一して連続ガラスリボン15を形成する、ルート41を有することができる。ただし、他の形成手法が用いられ得ることは当然である。ルートを離れた後、リボンは初めにエッジローラ27を、次いでプルロール29を過ぎる。リボンが下方に移動している間にガラスは、図1に参照数字31で示される、ガラス転移温度領域(GTTR)を通過する。GTTRより高い温度において、ガラスは基本的に粘性流体のように振る舞う。GTTRより低い温度において、ガラスは基本的に弾性体のように振る舞う。ガラスが高温からGTTRを通って冷える間にガラスが粘性体から弾性体への急激な転移を示すことはない。代わりに、ガラスの粘度が徐々に高くなり、粘性応答及び弾性応答のいずれもが顕著な粘弾性領域を通り抜け、最終的に弾性体として振る舞う。
GTTRは処理されているガラスの特定の組成にともなって変わり得るが、代表的な値として、GTTRの上限は約850℃以下であり、GTTRの下限は約650℃以上である。実施形態において、GTTRの下限は約700℃以上になり得る。
図1に示されるように、エッジローラ27はGTTRより上方の位置において連続ガラスリボン15に接触することができ、プルロール19はGTTR内に配置することができる。プルロールは、望ましければ、GTTRより下方に配置することもできる。エッジローラの温度はガラスの温度より低いことがある。実施形態において、エッジローラは水冷するかまたは空冷することができる。この低温の結果、エッジローラはガラスの温度を局所的に下げることができる。この冷却はリボンの薄化を弱めることができる。プルロール29は一般に、プルロール29が接触するガラスより低温とすることもできるが、プルロール29はドローのかなり下方に配置することができるから、温度の差はエッジローラ27におけるより小さくなり得る。
図2は実施形態にしたがう連続ガラスリボン15を示す。図2に示されるように、リボンは、外縁19a,19b、中心線17及び、外縁19a,19bから中心線に向けて広がり得る、ビード領域21a,21bを有することができる。ビード領域の最厚部が線23a(線23b)に沿って存在することができ、中心線に沿うリボンの最終厚をtcenterとして、リボンの最終厚が初めて1.05・tcenterより大きくなる、ビード領域の内延を線25a(線25b)に沿って存在するようにとることができる。1.05・tcenterの厚さは品質厚さまたは近品質厚さと見なすことができる。その後、ガラスが冷えるにともない、厚さはガラスの熱膨張係数(CTE)に基づいて若干減少し得る。図2ではビード領域21a及び21bが対称であるように示されるが、実施形態においては、2つのビードに対して、それぞれは異なる幅を有することができ、それぞれの最厚部の位置は異なることができる。例えば、実施形態において、いずれの最厚部もビード領域の中心にある必要はない。
実施形態において、連続ガラスリボン15の横断厚さプロファイルは一様ではなく、ガラスのビード領域は中心より厚くなり得る。実施形態において、ガラスのビード領域は中心部の2倍以上の厚さになり得る。これは、ビード領域に極大値を有する温度プロファイルの結果であり、リボン長のほとんどに対し、ビードは中心線に比較して高温になり得る。ビード領域における高温は、リボン及び最終ガラス製品のいずれにも、望ましくない応力及び望ましくない形状を生じさせ得る。そのような応力は、ビード除去中に用いられる罫書きプロセスに強い悪影響を与え得る歪みをリボン形状に生じさせ得る。以下に開示される装置及び方法はリボンから除去されるべきビード領域の罫書き時にビード領域の安定形状を提供する。
図3を次に参照すれば、平坦化装置310及び罫書き装置320を備える縦型ビード罫書き機(VBS)300が簡略な側面図で示される。平坦化装置310及び罫書き装置320を備えるVBS300は、本明細書に示され、説明される、ガラス板のビード領域を分離する方法の1つ以上の実施形態とともに用いることができる。図3に示される実施形態において、VBS300は平坦化装置310と罫書き装置320を連結する罫書きバーリンク機構330も備える。VBSは、ガラス搬送路を形成し、罫書き中にガラスを支持するために配置された突当345も備える。例えば、突当345と平坦化装置310の間及び突当345と罫書き装置320の間に形成されるガラス搬送路346にガラス板340が挿入され得るように、突当を配置することができる。ガラス板がガラス搬送路にあるときに、罫書き装置320及び平坦化装置310は、ガラス板を平坦化装置と突当の間に挟み付け、よって平坦化プロセス及び/または罫書きプロセス中にガラス板を平坦化及び支持するように、ガラス板に力を印加することができる。実施形態において、ガラス搬送路346は垂直方向に向けられる。しかし、別の実施形態において、VBS300が図3に示される機構とは異なる罫書きリンク機構を用いて構成され得るか、あるいは、平坦化装置310と罫書き装置320が独立の装置である場合のように、罫書きリンク機構無しでも構成され得ることは当然である。
図3をまだ参照すれば、平坦化装置310は一般に、支持フレーム311,平坦化ホイール312,アクチュエータ313及びスライド機構314を有する。平坦化ホイール312の回転軸は、図3に示されるように、水平方向に配することができる。しかし、他の構成の平坦化装置が可能であることは当然である。
支持フレーム311はいずれか適する硬質または半硬質の材料で形成することができる。実施形態において、支持フレーム311は、鉄鋼またはアルミニウムのような、金属で作製することができる。別の実施形態において、支持フレーム311はプラスチックまたはポリマーで作製することができる。支持フレーム311はアクチュエータ313及び/またはスライド機構314の少なくとも1つを支持するブラケットとすることができる。図3に表される実施形態に示されるように、支持フレーム311は、例えば、ボルトまたはリベットによって、罫書きバーリンク機構330に取り付けることができ、支持フレーム311の罫書き装置320をともなう垂直方向(すなわち、±y方向)での移動を可能にする。しかし、本開示の範囲を逸脱することなく、支持フレーム311及び罫書き装置320が別の機構によって垂直方向に同時に移動され得ることは当然である。
平坦化装置310は平坦化ホイール312を横方向(すなわち、±x方向)で移動させるアクチュエータ313を有することができる。図3に示される実施形態はアクチュエータ313を低摩擦空気圧シリンダとして示す。しかし、実施形態において、アクチュエータには、油圧シリンダ、空気シリンダ、モーター駆動リニアアクチュエータ、または平坦化ホイール312を横方向で移動させるために用いられる同様のリニアアクチュエータを含めることができる。
図4に示される実施形態において、シャフト430に機械的に結合されたピストン410を有することができる低摩擦空気圧シリンダとしてアクチュエータ313が示される。シャフト430は、低摩擦空気シリンダ313に供給される空気または圧搾気体の量を制御することにより、伸び出させるかまたは引き戻すことができる。一実施形態において、アクチュエータ313は、 Airport Corporationによって製造された、ストローク長が1インチ(25.4mm)で内腔径が16mmのAirpel低摩擦シリンダである。しかし、ガラス板を能動的に平坦化するため、別の同様な低摩擦シリンダも用い得ることは当然である。ブラケット420が低摩擦空気シリンダ313を罫書きバーリンク機構330に連結することができる。低摩擦空気シリンダ313の第1の端は支持フレーム311の基部に固定取り付けすることができる。低摩擦空気シリンダ313の第2の端(例えば、シャフト端)は、支持フレーム311に可動態様で取り付けられる、平坦化ホイール312に取り付けることができる。実施形態において、平坦化ホイール機構は平坦化ホイール312を低摩擦空気シリンダ313に連結する支持構造体450を有することができる。支持構造体450はスライド機構314を有することができ、平坦化ホイール312を、罫書き装置320,突当345及びガラス搬送路346に対して、所望の位置に配するいずれかの構成をとることができる。図4に示されるように、スライド機構314は支持フレーム311に滑動可能な態様で取り付けることができ、平坦化ホイール312に連結することができる。実施形態において、スライド機構314は、アクチュエータ313が伸び出されるかまたは引き戻されるときに横方向(すなわち、図3の±x方向)に移動し、よって平坦化ホイール312を(図3に示される)ガラス搬送路に対する位置に移動させる。例えば、支持フレーム311は凸部を有することができ、スライド機構314は支持フレーム311の凸部を受け入れるように構成された凹部を有することができる。スライド機構が横方向に移動するときに、スライド機構は支持フレームの凸部によって支持され、及び/または案内されることができる。
図3を再び参照すれば、平坦化ホイール312は、アクチュエータ313のシャフト430を+x方向に伸ばすことによって突当345に向かう方向に(すなわち、図3に示される座標軸上の+x方向に)、移動させることができる。平坦化ホイール312は同様に、アクチュエータ313を−x方向に移動させることによって、−x方向に移動させることができる。
図3に示されるように、罫書き装置320は罫書きヘッド321を有することができる。罫書きホイールタレット322は罫書きヘッド321の末端に配置することができ、ガラス搬送路346に配置することができてガラス板340のビード領域に隣接する位置においてガラス板を罫書くことができる罫書きホイール323を有する。罫書きホイール323の回転軸は、図3に示されるように、水平方向に配される。罫書きホイールタレット322は複数の(図3には5つが示されている)罫書きホイールを、罫書きホイールタレット323がその周りで回転する旋回軸324とともに、有することができる。罫書きホイールタレット322は、旋回軸324の周りの罫書きホイールタレット322のあらかじめ定められた回転がガラス搬送路346での異なる罫書きホイール323の配置を可能にする。しかし、他の実施形態では、罫書き装置がただ1つの罫書きホイールを有する場合のように、罫書きホイールタレット322を有する必要はない。したがって、罫書き装置の別の構成が可能であり、考えられることは当然である。
図3に示される実施形態において、罫書き装置320は、罫書きホイールまたは罫書きポイントのような、機械的罫書き工具を有する。あるいは、罫書き装置320は、レーザ罫書き装置を備えてもよい。罫書き装置320は、罫書き装置320を±y方向に移動させるために動作することができる、アクチュエータ(図示せず)に結合することができる。罫書き装置は、罫書き装置320が±y方向に移動されている間の罫書き装置を±x方向での位置決めを容易にする、アクチュエータ(図示せず)に結合することもできる。罫書き装置320は、図3に示されるように、罫書き装置、特に罫書きホイール323が突当345に正面から対向してガラス搬送路346内に配置されるように、x方向で位置決めすることができる。したがって、罫書き装置320が、ガラス板340が突当345上に支持されている間にガラス板を罫書き、よって突当とは逆の側のガラス板の表面に罫書き線を入れるために用いられ得ることは当然である。
平坦化ホイールは、ガラス板340のシートの罫書きに先立ってガラス板340のシートの領域を平坦化するに適する、いかなる形状寸法も有することができる。実施形態において、平坦化ホイール312は円筒形とすることができ、約0.50インチ(12.7mm)から約1.50インチ(38.1mm)の直径を有することができる。いくつかの実施形態において、平坦化ホイール312の直径は約0.75インチ(19.05mm)から約1.25インチ(31.75mm)とすることができ、1.00インチ(25.4mm)にさえすることができる。平坦化ホイール312は約0.25インチ(6.35mm)から約1.00インチ(25.4mm)の幅を有することができる。別の実施形態において、平坦化ホイールは約0.33インチ(8.38mm)から約0.75インチ(19.05mm)の幅を有することができ、幅は0.50インチ(12.7mm)にさえすることができる。いくつかの実施形態において、平坦化ホイールは90のショアーA硬度を有することができる。しかし、別のショアーA硬度をもつ平坦化ホイールも用いられ得ることは当然である。一般に、ホイールの硬度はガラス板の厚さに基づいて変えることができる。
図6A〜6Cの実施形態に示されるように、平坦化ホイールは1つ以上のOリング610を有することができる。平坦化ホイール312に含まれるOリングの数に実際上制限はなく、実施形態において平坦化ホイールは、図6Aに示されるように1つのOリング610を、図6Bに示されるように2つのOリング610を、あるいは図6Cに示されるように3つのOリング610を、有することができる。Oリングが1つの平坦化ホイールは、Oリングを罫書き線の位置にかけて配置することで、ガラス板の罫書き線を平坦化することができる。Oリングが2つの平坦化ホイールは、2つのOリングの間に罫書き線を配置することで、罫書き線の両側の領域を平坦化することができる。Oリングが3つの平坦化ホイールは、3つのOリングの内の中間のOリングに罫書き線を配置することで罫書き線及び罫書き線の両側の領域を平坦化することができる。Oリングはいずれか適する形状寸法を有することができる。例えば、様々な実施形態においてOリングは円形または正方形とすることができる。円形Oリングはガラス板340との最小の接触、したがって最小の摩擦を提供することができる。正方形Oリングはガラス板340との最大の接触、したがって最大の摩擦を提供することができる。したがって、Oリングの形状寸法は平坦化ホイール312とガラス板340の間の所望の摩擦によって選択することができる。平坦化ホイールに関して上述したように、Oリングの硬度はOリングが接触するガラス板の厚さに基づいて選択することができる。
図3に示されるVBS300は、以下でさらに詳細に説明されるガラス板からガラス板のビードを分離する方法とともに用いるに適するVBSの一実施形態である。しかし、VBSの他の実施形態も用いられ得ることは当然である。例えば、図5に示されるような、2つの平坦化ホイールを有するVBSを用いることができる。
図5に示されるように、平坦化装置は後続平坦化ホイール510を有することができる。後続平坦化ホイールは罫書きホイール323及び平坦化ホイール312と一直線上に配置することができる。支持ビーム511が後続平坦化ホイール510と平坦化ホイール312を連結することができる。後続平坦化ホイール510と平坦化ホイール312の間隔は約10mm以上とすることができる。例えば、いくつかの実施形態において、後続平坦化ホイール510と平坦化ホイール312の間隔は約10mm以上で約100mm以下とすることができる。後続平坦化ホイール510と平坦化ホイール312の間隔は、作業されているガラス板の厚さに基づいて調節することができる。後続平坦化ホイール510はx方向及びy方向のいずれにも平坦化ホイール312と一致して移動することができる。後続平坦化ホイール510は平坦化装置310からみて罫書き装置320の後に配置される。したがって、後続平坦化ホイール510は、ガラス板340が罫書かれた後の、ガラス板の平坦性を維持する。後続平坦化ホイールの構成は、以下でさらに論じられるガラス板からビードを分離するための曲げモーメントの印加前に罫書き線に表面張力がかかることを防止するため、変更することができる。例えば、後続平坦化ホイールは、罫書きによって発現したメジアンクラックにかかる局所張力を生成するため、罫書き線の両側または一方の側に配置することができる。しかし、他のローラ構成の選択が可能であることは当然である。例えば、非常に薄いガラスの場合、制御されないクラック伝搬を抑えるかまたは止めるため、平坦化ホイール及び後続平坦化ホイールを用いて圧縮応力をガラス表面に形成することができる。いずれの場合にも、ガラス表面に与えられた張力または圧縮応力は平坦化ホイールによって、また、平坦化ホイールと後続平坦化ホールの間の裏打ち突当材料の形状寸法及び硬度との相互作用によっても、制御される。
ガラス板からガラスビードを分離する曲げモーメントはいずれか適する機構を用いて印加することができる。実施形態において、クランプバー(図示せず)をVBSの一部として装着することができる。図2に戻って参照すれば、ガラス板の薄い中央領域に接触させずに、ガラスビードのいずれかの点、例えば、19aと25aの間及び19bと25bの間でガラス板に接触するようにクランプバーを配置することができる。クランプバーはガラス板の全長に、またはそのいずれの部分にも、かかることができる。クランプバーがガラス板上に配置されると、ガラス板からガラスビードを分離する曲げモーメントを印加するためにクランプバーを動かすことができる。いくつかの実施形態において、例えば、0.3tガラス板のような、薄ガラス板にクランプバーを用いることができる。クランプバーは、ガラス板の表面が単一平面にあるように、上から下までガラス板の縁端全体をクランプする。反りが大きいガラス板にクランプバーが用いられる場合、非一様性(すなわち、反りまたは歪み)のポケットが非一様な領域に局所的罫書き問題を生じさせたままであることができ、これは破断を生じさせ得る。平坦化ローラの使用はこの問題を抑える。
図7を次に参照すれば、一例のガラス製造システム700の一実施形態が簡略に示されている。ガラス製造システムは図3に示されるようなVBS300を用いる。ガラス製造システム300は、溶融槽710,清澄化槽715,混合槽720,給送槽725,フュージョンドロー機(FDM)741,ガラス板分割装置761及びVBS300を備える。矢印712で示されるように、ガラスバッチ材料が溶融槽710に投入される。バッチ材料は溶融されて溶融ガラス726になる。清澄化槽715は、溶融槽710から溶融ガラス726を受け取り、内部で溶融ガラス726から気泡が除去される、高温処理領域を有する。清澄化槽715は流通態様で連結管722を介して混合槽720に結合される。混合槽720は、続いて、流通態様で連結管727を介して給送槽725に結合される。
給送槽725は下降管730を介してFDM741に溶融ガラス726を供給する。FDM741は、入口732,形成槽735及びプルロールアセンブリ740を有する。図7に示されるように、下降管730からの溶融ガラス726は形成槽735に続く入口732に流入する。形成槽735は溶融ガラス726を受け取る開口736を有し、溶融ガラス726はトラフ737に流入し、次いで溢流して2つの側面738a及び738bを流れ下ってからルート739において融合する。ルート739は2つの側面738a及び738bが合一し、連続ガラスリボン15を形成するためにプルロールアセンブリ740によって下方に引かれる前に、溶融ガラス726の2つの溢流壁が再び合する(例えば、再融合する)場所である。
連続ガラスリボン15がプルロールアセンブリ740を出てくるにつれて、溶融ガラスは固化する。連続ガラスリボン15の縁端部及び中央部における溶融ガラスの厚さの差により、連続ガラスリボンの中央部は連続ガラスリボンの縁端部より急速に冷えて固化し、連続ガラスリボン15の縁端部から中央部に温度勾配を生じさせる。溶融ガラスが冷えるにつれて温度勾配はガラス内に応力を発現させ、応力は続いてガラスを横方向に(すなわち、ガラスの一方の縁端から他方の縁端に向かう方法に)反らせるかまたは湾曲させる。したがって、連続ガラスリボン15が横方向に曲率半径を有することは当然である。
図7に簡略に示されるガラス製造装置700を次に参照すれば、プルロールアセンブリ740は(製造プロセスのこの時点では湾曲/反り形状を有する)ドローされた連続ガラスリボン15をガラス板分割装置761に給送する。連続ガラスリボン15は、ガラスリボンからガラス板を分割する、ガラス板分割装置761に給送される。ガラス板分割装置の構成は特に限定されない。ガラス板分割装置の一例が米国特許第8146385号明細書に開示されている。この特許明細書はその全体が本明細書に参照として含められる。
次いで、ガラス板からガラスビードを除去するため、キャリッジがガラス板をVBSに移送する。実施形態において、ガラス板からガラスビードを除去するため、図3に示されるようなVBSを用いることができる。VBSに入るガラスは、温度低下過程にあることができ、室温から約450℃の温度、さらには約100℃から400℃の温度を有することができる。いくつかの実施形態において、ガラス板はVBSに入るときに、約150℃から約350℃の温度、さらには200℃から300℃の温度を有することができる。次に、ガラス板340からガラス板のビードを分離するためにVBS300を用いる方法が図3を参照してさらに詳細に説明される。
ガラス板340は、例えば、プルロール(図示せず)または上部クランプコンベア(図示せず)のような、適切ないずれかの機構により、VBS300を通して引っ張ることができる。VBS300に入ると、ガラス板340の罫書き装置320及び平坦化装置310から離れる方向を向いている表面(すなわち、b−表面)を突当345によって支持することができる。図3に示されるように、平坦化ホイール312は初めにy方向でガラス板340の最上部またはその近くに配置することができる。平坦化ホイール312が初めはガラス板に接触しないように、低摩擦空気シリンダ312及び低摩擦スライド機構314を引き戻しておくことができる。罫書き装置320は、図3に示されるように、y方向でガラス板340の最上部の上方に配置することができる。ガラス板がVBS300内に配置された後、平坦化装置のシャフトが伸び出され、よってスライド機構314を+x方向に移動させる。例えば、アクチュエータ313が低摩擦空気シリンダ313である実施形態においては、低摩擦空気シリンダに空気圧を供給することによってシャフトが伸び出される。低摩擦空気シリンダはそのストロークのほぼ中間まで延び出させることができる。低摩擦空気シリンダの伸び出しは、平坦化ホイール312を可動態様でガラス板340と係合させる。平坦化ホイール312によってガラス板340に印加される圧力は、ガラスの組成及び厚さ、取り除かれるべき湾曲または歪みの大きさ、ホイールの形状寸法、ホイール硬度、ガラス板の剛性、及び所望の罫書き方式(すなわち、張力または圧縮)に依存して変わり得る。実施形態において、平坦化ホイールによって印加される圧力は、約10psi(6.89×10Pa)から約30psi(2.07×10Pa)、さらには約15psi(1.03×10Pa)から約25psi(1.72×10Pa)とすることができる。いくつかの実施形態において、平坦化ホイール312によってガラス板340に印加される圧力は約20psi(1.38×10Pa)である。
低摩擦空気シリンダ313が伸び出され、平坦化ホイールが可動態様でガラス板に係合した後、ガラス板340を罫書きホイール323で罫書く前に、VBSを−y方向に移動させ、よって平坦化ホイール312をガラス板340の一部に係合させることができる。上述したように、実施形態において、罫書き装置320と平坦化装置310は罫書きバーリンク機構330で連結することができる。したがって、罫書き装置320及び平坦化装置310は同じ速度及び一定の相対位置でガラス板に沿って移動する。ガラス板の平坦化は罫書きホイール323の接面の前におこり、罫書きホイール323がガラス板から離されるまで罫書き動作期間を通して動作状態にあり、よって罫書き動作期間を通してガラス板の平坦化領域を提供する。罫書きホイール323に先行する平坦化ホイール312のガラス板との接触を可能にすることで、ガラスビードまたはその近くのガラス板のいかなる湾曲も平坦にすることができ、よって罫書きホイールがガラス板内に一様な溝を維持することが可能になる。これには限定されないが、溝は、ガラス板の表面に形成される、その表面をある深さまで開ける窪みの線として定めることができる。実施形態において、溝線は、表面圧縮層の深さに等しいが、ガラス板の破砕を生じさせるであろう深さよりは浅い、溝深さまでガラス板の表面に延び込むことができる。実施形態において、溝はガラス板の一方の縁端からガラス板の他方の縁端まで垂直方向に延びることができる。
平坦化ホイール312及び罫書きホイール323がガラス板の全高にかけて移動した(すなわち、y方向においてガラス板の下端に到達した)後、低摩擦空気シリンダ313が引き戻され、よってスライド機構314及び平坦化ホイール312を、平坦化ホイール312がもはやガラス板340に接触していないように、−x方向に移動させる。同様に、罫書きホイール323を、もはやガラス板に接触していないように、引き戻すことができる。次いで罫書き装置320及び平坦化装置310を、ガラス板に接触させずに、ガラス板340の上端またはその近くの元の位置まで+y方向に移動させることができる。ガラス板は次いでVBSから取り出され、新しいガラス板がVBSに入ることができる。
VBS300は適するいずれかの機構によってy方向に移動させることができる。実施形態において、平坦化装置310及び罫書き装置320は、電気機械アクチュエータ、空気圧シリンダ、油圧シリンダまたは電気モーターによってy方向に移動させることができる、あるいは、VBS300は、ロボットアームのような、ロボット装置を用いて配置することができる。実施形態において、平坦化装置310及び罫書き装置320のy方向の移動並びに低摩擦空気シリンダの伸び出し及び引き戻しは、VBS及びガラス分離装置が共通のコントローラまたは互いに同期させた別々のコントローラによって制御される場合のように、連続ガラスリボンからの個々のガラス板の分離と同期させることができることは当然である。
ガラス板からガラス板のビードを分離する方法は、約1.00mmより薄いか、さらには約0.75mmよりも薄い、厚さを有するガラス板とともに用いることができる。いくつかの実施形態において、ガラス板の厚さは約0.50mmより薄く、さらには約0.30mmよりも薄く、することができる。実施形態に説明されるVBS300及び方法はいかなる厚さのガラス板にも用いることができるが、薄ガラス板へのVBS及び方法の使用により高い歩留(すなわち、低いガラス破砕発生率)を得ることができる。例えば、0.3tガラスのような薄ガラス板を用いた場合の一般的な歩留は約30%であろう。本明細書に説明されるVBS及び方法を用いた場合の歩留では、約80%以上、さらには90%までの、歩留が得られる。しかし、本明細書に説明される手法が1.00mmより大きい厚さを有するガラスシートとともに用いるにも適し得ることも当然である。
本明細書に説明される方法は、フュージョンドロープロセスまたは同様のダウンドロープロセスで作製されたガラス板のような、ガラス板からガラス板のビードを分離するために用いることができる。罫書き中のガラス板の応力、変形及びおこり得る破壊が、本明細書に説明されるように、ガラス板を罫書くに先立って平坦化ホイールをガラス板に係合させることにより実質的に軽減または排除され得ることは当然である。したがって、本明細書に説明される方法が、ガラス板破壊発生率の低減、よって、廃品の低減及びガラス製造システムの処理能力(スループット)の向上に利用され得ることは当然である。本明細書に説明される実施形態に、特許請求される主題の精神及び範囲を逸脱することなく、様々な改変及び変形がなされ得ることが当業者には明らかであろう。したがって、本明細書に説明される様々な実施形態の改変及び変形が添付される特許請求項またはその等価形態の範囲内に入れば、本明細書はそのような改変及び変形を包含するとされる。
15 連続ガラスリボン
300 縦型ビード罫書き機(VBS)
310 平坦化装置
311 支持フレーム
312 平坦化ホイール
313 アクチュエータ
314 スライド機構
320 罫書き装置
321 罫書きヘッド
322 罫書きホイールタレット
323 罫書きホイール
324 旋回軸
330 罫書きバーリンク機構
340 ガラス板
345 突当
346 ガラス搬送路
410 ピストン
420 ブラケット
430 シャフト
450 支持構造体
510 後続平坦化ホイール
511 支持ビーム
610 Oリング
700 ガラス製造システム
710 溶融槽
715 清澄化槽
720 混合槽
722,727 連結管
725 給送槽
726 溶融ガラス
730 下降管
732 入口
735 形成槽
736 開口
737 トラフ
738a,738b 形成槽側面
739 ルート
740 プルロールアセンブリ
741 フュージョンドロー機(FDM)
761 ガラス板分割装置

Claims (10)

  1. ガラス板罫書き機において、
    ガラス板を罫書くための罫書き装置、
    平坦化工具を含む平坦化装置、
    前記罫書き装置と前記平坦化装置を連結する罫書きバーリンク機構、及び
    支持突当、
    を備え、
    前記支持突当が、前記罫書き装置及び前記平坦化装置に対向し、前記ガラス罫書き機を通るガラス搬送路によって前記罫書き装置及び前記平坦化装置から隔てられて、配置される、
    ことを特徴とするガラス板罫書き機。
  2. 前記平坦化工具と前記罫書き装置が垂直方向で一直線上に配置されることを特徴とする請求項1に記載のガラス板罫書き機。
  3. 前記平坦化工具と前記罫書き装置の間隔が約10mm以上であることを特徴とする請求項1に記載のガラス板罫書き機。
  4. 前記平坦化装置が前記平坦化工具に可動態様で結合されたアクチュエータを有し、
    前記アクチュエータが引き戻し位置にあるときは、前記平坦化工具が前記ガラス搬送路になく、
    前記アクチュエータが伸び出し位置にあるときは、前記平坦化工具が前記ガラス搬送路にある、
    ことを特徴とする請求項1に記載のガラス板罫書き機。
  5. 前記アクチュエータが低摩擦空気シリンダであることを特徴とする請求項4に記載のガラス板罫書き機。
  6. ガラス板からビードを除去する方法において、
    前記ガラス板が罫書き装置に配置される場合、前記ガラスシートを、前記ガラス板の一方の縁端またはその近くにおいて、平坦化工具を含む平坦化装置及び前記罫書き装置に配置する工程、
    前記平坦化工具が前記ガラス板と可動態様で接触していて、前記ガラス板が前記平坦化工具と支持突当の間に挟み付けられるように、前記平坦化工具を前記ガラス板に向けて伸び出させる工程、
    前記平坦化装置を前記ガラス板の長さに沿って前記ガラス板の反対側の縁端まで移動させることで前記ガラス板の一部分を平坦化する工程、および
    前記罫書き装置を前記ガラス板の長さに沿って前記ガラス板の前記反対側の縁端まで移動させることで前記ガラス板の前記部分を罫書く工程、
    を有してなり、
    前記ガラス板の前記部分が罫書かれる前に、前記平坦化工具が前記ガラス板の前記部分を平坦化する、
    ことを特徴とする方法。
  7. 前記平坦化工具がもはや前記ガラス板と接触していないように、前記平坦化工具を引き戻す工程、及び
    前記平坦化装置及び前記罫書き装置を前記ガラス板の前記一方の縁端またはその近くに再配置する工程、
    をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記平坦化工具を前記ガラス板の表面に向けて移動させる低摩擦空気シリンダを作動させることで前記平坦化装置が伸び出されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記伸び出させる工程、前記平坦化する工程、前記罫書く工程、前記引き戻す工程及び前記再配置する工程が、タイミングシーケンスロジックによって制御されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 前記平坦化工具が伸び出されているときに、前記平坦化工具によって前記ガラス板に約10psi(6.89×10Pa)から約30psi(2.07×10Pa)の圧力が印加されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
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