JP2016500695A - グリセロールからアクロレインを調製する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、グリセロールからアクロレインを調製する方法に関し、それによれば、グリセロールの脱水がMWOA触媒の存在下において行われる。MWOは、少なくとも1つの金属Mおよびタングステンの複合酸化物および/または単独酸化物の混合物を表し、Mはジルコニウム、ケイ素、チタン、アルミニウム、およびイットリウムから選択される。Aは1つまたは複数のルイス塩基を表し、前記ルイス塩基の1つは、式B(R1)p(R2)q(R3)rを有する。Bは、C、S、P、O、N、B、およびハロゲンから選択される元素である。R1、R2、およびR3は、互いに独立して、H、C1〜C6アルキル基、O、OH、またはORを表し、RはC1〜C6アルキル基を表す。p、q、およびrの合計は0〜4である。

Description

本発明は、グリセロールの脱水によってアクロレインを製造するための触媒的方法、およびかかる方法の利用に関する。
「グリセロール」または「グリセリン」によって、天然起源の精製済みもしくは未精製のグリセロール(植物油および/もしくは動物性脂肪の加水分解から生ずる)または合成起源のグリセロール(石油に由来し、多かれ少なかれ純化済みもしくは精製済み、または未精製である)が意図される。精製されたグリセロールは98%以上の純度を有し、蒸留後に得られる。精製されていないまたは部分的にしか精製されていないグリセロールは溶液としてあり得、トリグリセリドのエステル交換から例えば生ずるときには、メタノールおよび/または水の溶液としてあり得る。以下の明細書においては、バイオマス由来のグリセロールの転換が主に参照されており、これは好ましい一変形である。しかし、当然ながら本発明はそれに限定されるものではなく、その関心はそれらの起源および純度にかかわらず、あらゆるグリセロールに及ぶ。
次の反応に従って、触媒的脱水によって、グリセロールをアクロレインに転換するための公知の方法が存在している。
HO−CH−CH(OH)−CH−OH → CH=CH−CHO+2H
グリセロール(グリセリンとも呼ばれる)は、熱的な転換によるアクロレインの供給源として長年知られて来た。グリセロールは、自然界において広く、エステル(トリグリセリド)の形態で、特に全ての動物性または植物性油脂中に見いだされる産物である。これは、グリセロールをして、十分な量で入手可能であり、したがって工業的に利用可能な出発試薬にしている。実際に、280℃よりも高い温度にされたときには、グリセロールは分解してアクロレインを生ずるということが公知である。この選択性に乏しい反応は、完全な酸化生成物であるCO、COに加えて、アセトアルデヒド、ヒドロキシアセトンを含む様々な副生成物の生成を伴う。したがって、グリセロールからアクロレインへの転換の反応を制御することは、この資源の無用な浪費を防ぐとともに、複雑なアクロレインの精製のプロセスによるエネルギー的に高くつく爾後の分離から解放されるために、極めて重要である。さらに、それらの不純物(本質的に芳香族誘導体)は、多くの場合に、触媒の表面におけるコークスの生成源であり、これは時間とともに触媒を汚染する。多くの場合に、触媒を再生して十分な触媒活性を回復することが必要となる。
国際公開第2010/076510号によれば、グリセロールからアクロレインへの脱水は、触媒の存在下において行われ、この触媒は、酸化ケイ素とジルコニウムおよびタングステンの複合酸化物とから、または酸化チタンとジルコニウムおよびタングステンの複合酸化物とからなり得る。国際公開第2011/157959号によれば、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、および酸化タングステンからなる触媒が、この転換を行うものとして公知である。それらの条件は、グリセロールの転換率、アクロレイン選択性、およびそれらの特性の経時的な安定性を増大させることを可能にする。しかしながら、それらの性能は速やかには得られず、場合によってはようやく20時間の反応後に得られる。特に、再生可能材料の合理的活用の種々の政策の増し続ける圧力を前にして、さらにもっと効率的な触媒の必要性が感じられている。
国際公開第2010/076510号 国際公開第2011/157959号
本発明は、グリセロールからアクロレインへの脱水反応において、公知の触媒に関して遭遇される問題を取り除くことを目的とする。
本発明の目的は、上記の欠点を改善しながらも尚もって堅牢且つ再生可能であり、アクロレインを、グリセロール、特にバイオマス由来のグリセロールから直接的に製造することを可能にする、触媒の実現からなる。
したがって、この変形は、石油系資源のプロピレンに依存しない、アクロレインを別の再生可能な原料から合成するための、競争力ある方法を提供することを可能にする。
この可能性は、メチオニンまたはそのアナログ、例えばそのヒドロキシアナログ(HMTBA)を、バイオマスから直接的に合成するために、特に有利である。
したがって、本発明はさらに、3−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド(MTPA)、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブチロニトリル(HMTBN)、メチオニンおよびそのアナログ、例えば2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸(HMTBA)および2−オキソ−4−メチルチオブタン酸、ならびにそれらの酸の金属キレート(Zn、Ca、Cr、Cuなど)およびエステル(例えばHMTBAのイソプロピルエステル)の、アクロレインからの合成への、この反応の応用に関する。
メチオニン、HMTBA、それらのエステルおよびキレート、ならびにそれらのアナログは、動物の栄養補給に用いられている。それらの工業合成のプロセスにおいて、アクロレインは、通常は、プロピレンおよび/またはプロパンの酸化によって得られる。水の存在下における空気によるプロピレンからアクロレインへの酸化は、部分的であり、生ずる粗生成物は、アクロレインを主成分とするが、未反応のプロピレンおよびプロパン、水、ならびに酸化反応の副生成物、特に酸、アルデヒド、およびアルコールも含有する。
そこで、本発明は、グリセロールからアクロレインを調製する方法に関する。この方法においては、グリセロールの脱水が触媒MWOAの存在下において行われ、MWOは、少なくとも1つの金属Mおよびタングステンの複合酸化物および/または単独酸化物の混合物を表す。Mはジルコニウム、ケイ素、チタン、アルミナ、およびイットリウムから選択され、Aは1つまたは複数のルイス塩基を表す。前記ルイス塩基の1つは式B(R1)p(R2)q(R3)rを有し、BはC、S、P、O、N、およびハロゲン(Halogenures(最初の「e」にはアクサンテギュが付される))から選択される元素である。R1、R2、およびR3は、互いに独立して、H、C1〜C6アルキル基、O、OH、またはORを表す。RはC1〜C6アルキル基を表し、p、q、およびrの合計は0〜4である。本発明の一変形においては、Mは、ジルコニウム、ケイ素、チタン、アルミナ、およびイットリウムから選択される少なくとも2つの金属を表す。Mは、それらの金属の少なくとも3つまたは4つ、またはさらにはそれらの5つの金属の全てをも表し得る。
実施例から明らかになるように、上記酸化物混合物へのそのまたはそれらのルイス塩基の添加は、立ち上がりの時間をかなり減らすと同時に、長時間に渡って高いグリセロールの転換率、アクロレイン選択性、および収率を維持することを可能にする。
1つまたは複数のルイス塩基を表すA、添字p、q、およびrの値(その合計は0〜4であり、したがって0、1、2、3、または4に等しくあり得る)は、元素Bの種類に応じて選択される。
適当なルイス塩基は、リン酸アニオン、炭酸イオン、カルボン酸イオン、硫酸イオン、ホウ酸イオン、アルコラート、アルコール、およびハロゲン、ならびにそれらの混合物から選択される。好ましい塩基は、リン酸イオンHPO (x−3)(xは0〜2である)、HPO、ホウ酸イオン、およびハロゲンF、Cl、Br、I、ならびにそれらの混合物から選択されるものである。
有利には、表面のモル比A/Mは0.005〜0.5であり、さらに好ましくは0.015〜0.09である。Aはルイス塩基の総量にあたる。
触媒の酸化物の表面は、ルイス塩基がドープされる。ルイス塩基は、触媒の合成の任意の時点において添加されてもよく、特に合成の最中に、または触媒が形成された後直ちに、添加されてもよい。もしも複数のルイス塩基が添加される場合には、それらは、触媒の合成の最中の別々のステップにおいてそれぞれ組み入れられてもよいし、組み入れられなくてもよい。1つの補完として、そのように調製された触媒の触媒性能を維持するために、それらの同じドープ剤は、場合によっては、反応器の運転中の試薬の供給によって添加され得る。
触媒中に存在する酸化物に関しては、それらは、モル比W/(Wとは異なる元素Mの合計)によって決まる。この比は好ましくは0.005〜0.4、さらにより好ましくは0.01〜0.1である。
本発明の反応は、気相中または液相中、好ましくは気相中において実施され得る。反応が気相中において行われるときには、種々のプロセスの方法、すなわち固定床プロセス、流動床プロセス、または循環流動床プロセスが、試薬を供給するために用いられ得る。上記の反応器に加えられる種々の試薬の供給は、別個になされても、既にプレミックスの形態でなされてもよい。大気圧の範囲の圧力において、好ましくは実質的により高圧において実施する。最初の2つのプロセス、固定床プロセスまたは流動床プロセスにおいては、触媒の再生は、触媒反応から切り離されてあり得る。これは、例えば、従来の再生方法、例えば空気中におけるまたは分子酸素を含有する気体混合物による燃焼によって、ex−situでなされ得る。本発明の方法によれば、再生はin−situでなされ得る。なぜなら、再生が行われる温度および圧力が、方法の反応条件に近いからである。
液相中における方法に関しては、反応は、固体触媒を用いる液相中の反応のための従来の反応器によって行われ得る。しかし、グリセロール(290℃)およびアクロレイン(53℃)の沸点間のかなりの差を鑑みて、触媒蒸留型の反応器によっても行われ得る。当然ながら、生成したアクロレインの連続的な蒸留を可能にし、それによってアクロレインの分解という逐次反応を制限する、比較的低温の液相による方法も考えられる。
気相中における反応の実験条件は、好ましくは、250〜400℃の温度、1〜10バールの圧力からなる。液相中においては、反応は、150〜350℃の温度で、3〜70バールに及び得る圧力において行われる。
本発明の方法の別の利点は、最初のグリセロールの形態にある。これは純粋な形態であっても、部分的に精製済みであっても、または溶液、特に水溶液であってもよい。有利には、グリセロールの水溶液が用いられる。水溶液中において、グリセロールの濃度は、反応器中において好ましくは少なくとも1%であり、より好ましくは10〜50重量%であり、好ましくは15〜30重量%である。グリセロール濃度は高すぎてはならない。これは、アクロレインの収率にとって負担となる副反応、例えばグリセロールエーテルの生成、または生じたアクロレインと転換されなかったグリセロールとの間のアセタール化反応を防ぐためである。さらに、グリセロール溶液は薄まり過ぎてはならない。これは、グリセロールの蒸発によってもたらされる許容できないエネルギーコストが原因である。全ての場合に、グリセロール溶液の濃度の調整は、考慮された反応によって生ずる水を部分的または完全にリサイクルすることによって容易に行われる。合成全体のエネルギー最適化は、反応から出る熱を回収して、反応器に供給されるグリセロールの流れを気化する傾向がある。
本発明の別の目的は、3−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド(MTPA)、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブチロニトリル(HMTBN)、メチオニン、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸(HMTBA)、その金属キレート(Zn、Ca、Cr、Cuなど)およびそのエステル、特にイソプロピルエステル、ならびに2−オキソ−4−メチルチオブタン酸(KMB)、その金属キレート(Zn、Ca、Cr、Cuなど)およびそのエステル、をアクロレインから製造する方法である。この方法は、本発明のグリセロールからアクロレインへの脱水のステップを含む。プロピレンの制御された酸化によってアクロレインを製造するための従来の方法と比較して、上記方法に従って製造されるアクロレインは、それらの量およびそれらの種類の点で従来の方法とは異なる不純物を含有し得る。アクリル酸の合成であろうとメチオニンもしくはそのヒドロキシアナログの合成であろうと、考慮されている用途に応じて、当業者に公知の技術に従ってアクロレインを精製することが考慮され得る。
したがって、アクロレインが本発明に従って直接に得られたら直ちに、または精製後に、アクロレインはメチルメルカプタン(MeSH)と反応させられて、3−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド(すなわちMTPA)を生ずる。次のステップにおいては、MTPAはシアン化水素酸と接触させられて、2−ヒドロキシ−4−(メチルチオ)ブチロニトリル(HMTBN)を生ずる。HMTBNの合成後には、種々の反応ステップが、メチオニン、そのヒドロキシアナログ(HMTBA)、その金属キレート(Zn、Ca、Cr、Cuなど)およびそのエステル、またはそのオキソアナログ(KMB)、その金属キレート(Zn、Ca、Cr、Cuなど)、およびそのエステルをもたらす。全てのそれらのステップは、アクロレインの合成に始まって、当業者に周知である。
本発明の別の目的は、グリセロールをアクロレインに転換するための、上記の触媒の使用である。
本発明の特徴および利点は以下の実施例から明らかとなる。実施例は、本発明の触媒、それらを得る方法、およびグリセロールからアクロレインへの転換の反応におけるそれらの性能を、従来技術の触媒と比較して説明する。
従来技術の触媒A、C、D、およびFが、それぞれ実施例1、3、4、および7において検討される。本発明の触媒B、E、およびGが、それぞれ実施例2、5、および8において検討される。性能の比較(一方は触媒A、C、およびDの間、他方は触媒BおよびDの間)が、実施例6に示されている。触媒Fおよび触媒Gの間の比較は実施例9に示されている。
触媒A〜Gのそれぞれは、次のパラメータを特徴とする。
−その比表面積(m/gで表され、BET法によって測定される)。
−そのタングステンおよび金属Mの含量(モル比W/(Wとは異なる元素Mの合計)によって表され、ICP−OES(誘導結合プラズマ発光分光法)によって測定される)。
触媒B、E、およびGは、表面の原子の比A/M(XPS(X線光電子分光法)によって測定される)によってさらに特性が評価される。Aはルイス塩基の総量にあたる。
グリセロールの脱水反応は、各触媒を用いて、大気圧または実質的により高圧において、ストレート型の固定床反応器によって行われる。反応器は、触媒を反応温度に維持することを可能にするオーブン中に置かれる。反応温度は300℃である。反応器には、グリセロールの20重量%の水溶液が供給される。グリセロールの水溶液は、窒素流の存在下においてCEM(制御蒸発混合器)エバポレータ(Bronkhorst(登録商標))によって気化される。グリセロール/水/窒素の相対的なモル比率は、2.3/46.3/51.4である。GHSV(ガス空間速度)は次のように定義される。
GHSV=(総モル流量×温度×R)/(触媒体積×Patm)
式中、Patm=101325Pa、温度=25℃、総モル流量=グリセロールのモル流量+水のモル流量+不活性ガスのモル流量。
(実施例1)触媒Aの調製および特性評価(従来技術)
触媒Aは、シリカがドープされたタングステン酸ジルコニア型、すなわち酸化ジルコニウム、酸化タングステン、および酸化ケイ素の混合物からなる触媒である。
この固体の調製は、次の3つのステップを含む。
第1のステップは、オキシ硝酸ジルコニウムZrO(NO.xHO(アルドリッチ社、>99%)の溶液とアンモニア溶液(28%、pH=8.8)との共沈殿による、水和された水酸化ジルコニウムの合成である。
第2のステップは、オルトケイ酸テトラエチルTEOS、Si(OC(アルドリッチ社、99.999%)の溶液の添加によって、ケイ酸種によって、水和された水酸化ジルコニウムを安定化することである。水和された水酸化ジルコニウムが、pHを12に調整されたアンモニア溶液を含むテフロン(登録商標)フラスコ中に入れられる(モル比Si/Zr=0.01)。混合物は24時間撹拌され、次に濾過されて、脱イオン水によって洗浄される。
最後のステップは、過酸化水素(35%、50℃)中に溶解されたタングステン酸HWO(アルドリッチ社、99%)による交換である。タングステン酸溶液の濃度は0.1Mである。タングステン酸溶液は次に常温まで冷却され、シリカをドープした水酸化ジルコニウムがゆっくり添加される。得られた固体は濾過され、次に、750℃において空気中で焼成される。
その比表面積は約55m/gである。この触媒のモル組成W/Mは3.5/96.5である。
(実施例2)触媒Bの調製および特性評価(本発明)
シリカおよびリンがドープされたタングステン酸ジルコニア型の触媒、すなわち、酸化ジルコニウム、酸化タングステン、および酸化ケイ素の混合物とリン酸系のルイス塩基とからなる触媒が、本発明に従って調製される。触媒Aのものと同じ手順によって合成されるが、固体の焼成後に、リンが、0.2MのHPO(アルドリッチ社、>99%)の溶液から、過剰な浸漬によって添加される(モル比P/Zr=0.04)。混合物は24時間撹拌され、次に濾過され、脱イオン水によって洗浄され、乾燥される。
その比表面積は約55m/gである。そのモル組成W/Mは触媒Aのものと同一である。
表面の原子の比A/Mは0.09である(Aはリン酸系のルイス塩基を表す)。
(実施例3)触媒Cの調製および特性評価(従来技術)
触媒Cはタングステン酸ジルコニア、すなわち酸化ジルコニウムおよび酸化タングステンの混合物であり、第一希元素社によって合成されたものである(製品番号:Z−1104)。
この触媒の比表面積は77m/gであり、そのモル組成W/Mは3.3/96.7である。
(実施例4)触媒Dの調製および特性評価(従来技術)
触媒Dは、シリカがドープされたタングステン酸ジルコニア型である。すなわち、酸化ジルコニウム、酸化タングステン、および酸化ケイ素の混合物からなる。この固体の調製は、タングステン含量以外は、触媒Aのものと同じステップを含む。
その比表面積は63m/gである。そのモル組成W/Mは4.1/95.9である。
(実施例5)触媒Eの調製および特性評価(本発明)
シリカおよびリンがドープされたタングステン酸ジルコニア型の触媒、すなわち酸化ジルコニウム、酸化タングステン、および酸化ケイ素の混合物とリン酸系のルイス塩基とからなる触媒が、本発明に従って調製される。触媒Dのものと同じ手順によって合成される。ただし焼成後には、リンが、0.2MのHPO(アルドリッチ社、>99%)の溶液から、過剰な浸漬によって添加される(P/Zr=0.04)。混合物は24時間撹拌され、次に濾過され、脱イオン水によって洗浄されて、乾燥される。
その比表面積は63m/gである。そのモル組成W/Mは触媒Dのものと同一である。
表面の原子の比A/Mは0.09である(Aはリン酸系のルイス塩基を表す)。
(実施例6)グリセロールからアクロレインへの触媒的脱水における、触媒A、B、C、D、およびEの評価
表1は、触媒A、B、C、D、およびEによって種々の反応時間で得られる性能を示している。触媒A、B、D、およびEは、触媒Cの1930時間−1とは異なって、2900時間−1というGHSV(ガス空間速度)を用いて評価された。
Figure 2016500695
触媒A、B、D、およびEは、5時間でグリセロールの完全な(または殆ど完全な)転換を可能にする。また、より大きいGHSVの使用にもかかわらず、触媒Cよりもかなり安定である。触媒BおよびE(本発明による)は、24時間でより良好なアクロレイン選択性を得ることを可能にする。さらに、それらは速やかに(5時間で)選択的になり、48〜54時間までそのままであった。
(実施例7)触媒Fの調製および特性評価(従来技術)
触媒Fは、シリカがドープされたタングステン酸ジルコニア型、すなわち酸化ジルコニウム、酸化タングステン、および酸化ケイ素の混合物からなる触媒である。この固体の調製は、焼成温度以外は、触媒Aのものと同じステップを含む。実際に、タングステンの添加、濾過、および乾燥後に得られる固体は、750℃の代わりに650℃において空気中で焼成される。
その比表面積は153m/gである。そのモル組成W/Mは11.8/88.2である。
(実施例8)触媒Gの調製および特性評価(本発明)
シリカ、リン、およびフッ素がドープされたタングステン酸ジルコニア型の触媒、すなわち酸化ジルコニウム、酸化タングステン、および酸化ケイ素の混合物と2つのルイス塩基(一方はリン酸系、他方はフッ素系)とからなる触媒が、本発明に従って調製される。触媒Fのものと同じ手順によって調製される。この触媒の唯一の違いは、pHが11.9に調整されたアンモニア溶液を含むテフロン(登録商標)フラスコ中において処理されるという点である。混合物は、TEOSの添加無しに24時間撹拌され、次に濾過されて、脱イオン水によって洗浄される。用いられる器具およびこの処理は、リン酸イオンおよびフッ素イオンによる固体のドープに重要である。
その比表面積は91m/gである。そのモル組成W/Mは4.5/95.5である。
表面の原子の比P/Mは0.02である。表面の原子の比F/Mは0.004であり、これは0.06という表面の原子の比A/Mを与える。MはZrおよびSiを表す。
(実施例9)グリセロールからアクロレインへの触媒的脱水:触媒FおよびGの評価
表2は、種々の反応時間において触媒FおよびGによって得られた性能を示している。
Figure 2016500695
触媒FおよびGは、同様の安定性を得ることを可能にする。対照的に、リン酸イオンおよびフッ素イオンがドープされた触媒G(本発明による)は、わずか4時間の試験の後でも、より良好な選択性(最大79%)を得ることを可能にする。

Claims (15)

  1. アクロレインをグリセロールから調製する方法であって、
    前記グリセロールの脱水が、触媒MWOAの存在下において行われ、
    MWOは、少なくとも1つの金属Mおよびタングステンの複合酸化物および/または単独酸化物の混合物を表し、Mはジルコニウム、ケイ素、チタン、アルミニウム、およびイットリウムから選択され、Aは1つまたは複数のルイス塩基を表し、
    前記ルイス塩基の1つは式B(R1)p(R2)q(R3)rを有し、BはC、S、P、O、N、およびハロゲンから選択される元素であり、R1、R2、およびR3は、互いに独立して、H、C1〜C6アルキル基、O、OH、またはORを表し、RはC1〜C6アルキル基を表し、p、q、およびrの合計は0〜4である、
    ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    Mが、ジルコニウム、ケイ素、チタン、アルミニウム、およびイットリウムから選択される少なくとも2つまたは3つの金属を表すことを特徴とする、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    Aが、リン酸イオンHPO (x−3)(xは0〜2である)、HPO、ホウ酸イオン、F、Cl、Br、I、NH、CN、硫酸イオン、炭酸イオン、カルボン酸イオン、アルコール、アルコラートイオン、およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法であって、
    表面のモル比A/Mが0.005〜0.5であることを特徴とする、方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、
    前記表面のモル比が0.015〜0.09であることを特徴とする、方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法であって、
    モル比W/Wと異なる元素Mの合計が0.005〜0.4であることを特徴とする、方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、
    前記モル比が0.01〜0.1であることを特徴とする、方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記グリセロールが水溶液であり、その水溶液の濃度が少なくとも1重量%であることを特徴とする、方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    前記水溶液のグリセロール濃度が10〜50重量%であることを特徴とする、方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記触媒が再生されることを特徴とする、方法。
  11. 3−(メチルチオ)−プロピオンアルデヒドMTPA、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブチロニトリルHMTBN、メチオニン、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸HMTBAと、そのエステルおよび金属キレート、または、2−オキソ−4−メチルチオブタン酸KMBと、そのエステルおよび金属キレート、を製造する方法であって、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法を実施することを特徴とする、方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記脱水反応が気相中において行われることを特徴とする、方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、
    前記脱水反応が、固定床反応器、流動床反応器、または循環流動床反応器によって行われることを特徴とする、方法。
  14. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記脱水反応が液相中において行われることを特徴とする、方法。
  15. 請求項1〜7および場合により10のいずれか1項に記載の触媒の使用であって、
    前記グリセロールをアクロレインに転換するための使用。
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