JP2016225816A - 交信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】RFタグと交信装置との交信に要する時間を増大させることなく、交信可能な範囲を可能な限り拡大する技術が要望されている。【解決手段】交信装置は、アンテナが電気的に接続されるターミナルと、ターミナルと電気的に接続され、予め定められたコマンド信号が重畳された第1の無線信号を生成してアンテナから送信する送信部と、ターミナルと電気的に接続され、RFタグが第1の無線信号を受けて生成する第2の無線信号をアンテナから受信して増幅する増幅部と、増幅部による増幅後の信号の強度を検知する検知部と、検知部に入力される増幅後の信号の強度を予め定められた上限を超えないように抑制する抑制部とを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、RF(Radio Frequency)タグと非接触で交信する交信装置に関する。
従来から、非接触でデータを遣り取りする近距離無線通信技術が各種の分野で利用されている。典型的には、RFID(Radio Frequency IDentification)と称される近距離無線通信技術が普及している。一例として、RFIDシステムは、FA(Factory Automation)分野、例えば、製造工程での品質管理に使用される。より具体的には、識別情報などのデータを格納したRFタグが管理対象の物品またはその物品を支持もしくは収容する物体(パレット、コンテナなど)に取付けられる。さらに、RFタグが取付けられた物品または物体が移動する経路に近接して、当該RFタグとの間でデータを遣り取りする交信装置(以下、「リーダライタ」とも称す。)が配置される。
リーダライタのアンテナは、設備または装置に合わせて、交信対象のRFタグから遠い位置に設置される場合、および、交信対象のRFタグから近い位置に設置される場合が存在する。
リーダライタとRFタグとの間で安定した交信を行なうためには、リーダライタの設置余裕度(交信可能なRFタグまでの距離(交信可能エリアの範囲)の大きさ)は可能な限り大きい方が好ましい。すなわち、RFタグからデータを受信可能な最大距離と、RFタグからデータを受信可能な最小距離との差がなるべく大きくなるように、アンテナを設置することが好ましい。アンテナとRFタグとの距離が遠くなるほど、RFタグから受信した信号の電圧(以下、「受信電圧」とも称す。)は小さくなり、アンテナとRFタグとの距離が近くなるほど、RFタグからの受信電圧は大きくなる。RFタグからの受信信号を復調する回路の電圧ダイナミックレンジが狭いと、受信電圧が低すぎる、あるいは、受信電圧が高すぎるといった、いずれかの制約を受ける。このような課題に対して、以下のような解決手段が提案されている。
例えば、特開2001−177435号公報(特許文献1)は、受信アンプの増幅率が固定なので、正確にデータを読み取れないという問題点に対して、弱電界・強電解を判別して切り換え、良好な受信感度でIDデータを正確に受信でき、且つ使い勝手を向上できる非接触IDタグシステムを開示する。
また、特開2013−062605号公報(特許文献2)は、不感帯領域を少なく抑えることができる負荷変調通信制御装置を開示する。より具体的には、受信エラー監視部は、I相信号又はQ相信号が存在するもののビット判定が失敗したことを確認すると、負荷変調信号を受信できているが、受信強度が強すぎると判断する。このとき、レジスタ設定部は、レジスタを書き換えることにより、可変式の受信アンプの利得を下げて、受信の信号判定における負荷変調信号の振幅を低くする。そして、通信再実行部は、受信アンプ利得が低い状態において通信を再実行し、負荷変調通信を成立させる。
特開2001−177435号公報 特開2013−062605号公報
上述の特許文献1および2に開示される先行技術では、交信可能距離を最大化できるように受信ゲインを調整しておき、当該受信ゲインでの受信に失敗すると、受信ゲインを下げて、再度交信することで、リーダライタの設置余裕度を確保する。このような先行技術の方式を採用した場合には、受信ゲインを変更して再度交信を行なう、すなわちリトライ処理が必要になるので、交信に要する時間が長くなるという課題がある。
以上のような背景から、RFタグと交信装置との交信に要する時間を増大させることなく、交信可能な範囲を可能な限り拡大する技術が要望されている。
本発明のある局面に従う交信装置は、アンテナが電気的に接続されるターミナルと、ターミナルと電気的に接続され、予め定められたコマンド信号が重畳された第1の無線信号を生成してアンテナから送信する送信部と、ターミナルと電気的に接続され、RFタグが第1の無線信号を受けて生成する第2の無線信号をアンテナから受信して増幅する増幅部と、増幅部による増幅後の信号の強度を検知する検知部と、検知部に入力される増幅後の信号の強度を予め定められた上限を超えないように抑制する抑制部とを含む。
好ましくは、抑制部は、増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限する。
さらに好ましくは、抑制部は、接続方向を互いに異ならせた一対のダイオードを含む。
さらに好ましくは、抑制部は、交流成分を抽出する前に信号を増幅する第1のバッファを含む。
さらに好ましくは、抑制部は、振幅の上下限を制限後に、直流成分を加えて検知部へ出力する。
さらに好ましくは、抑制部は、検知部への出力段に設けられた第2のバッファを含む。
好ましくは、抑制部は、信号抑制による生じる損失を補償する回路を含む。
本実施の形態によれば、交信に要する時間を増大させることなく、交信可能な範囲を拡大できる。
本発明の実施の形態に係るリーダライタのハードウェア構成を示す模式図である。 RFIDシステムの特徴を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るリーダライタにおける交信安定度を向上させるための処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るリーダライタの電圧抑制回路の回路構成例1を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るリーダライタの電圧抑制回路の回路構成例2を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るリーダライタの電圧抑制回路の回路構成例3を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るリーダライタの電圧抑制回路の回路構成例4を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るリーダライタの電圧抑制回路の回路構成例5を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るリーダライタにおける交信安定度の検証結果の一例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
以下では、近距離無線通信を行なう交信装置を含むシステムの典型例として、RFIDシステムについて説明する。一般的なRFIDシステムにおいて、交信装置は、その機能に着目して「リーダライタ」と称されることが多いので、以下の説明においても、交信装置を「リーダライタ」と称する。但し、交信装置において、RFタグからデータを読み出す機能(リーダ機能)、および、RFタグへデータを書き込む機能(ライタ機能)の両方が備わっていることは必須ではなく、一方の機能のみが備わっているものであってもよい。
RFタグは、IC(Integrated Circuit)タグやRFIDタグと称されることもあるが、説明の便宜上、以下では「RFタグ」という用語を用いる。
近距離無線通信の典型例として、RFIDについて説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、将来的にRFIDの技術をベースとして改良された新たな方式などであっても、本発明の技術的範囲に包含され得る。
<A.リーダライタの構成>
まず、本実施の形態に係るリーダライタ1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るリーダライタ1のハードウェア構成を示す模式図である。
図1を参照して、リーダライタ1は、主たるコンポーネントとして、プロセッサ10と、A/D(Analog to Digital)変換回路22を含むRFモジュール20と、送信ドライバ回路30と、受信アンプ40と、電圧抑制回路50と、ゲイン切替回路60とを含む。
RFモジュール20および送信ドライバ回路30がRFタグに放射する電磁波を生成し、受信アンプ40、電圧抑制回路50およびRFモジュール20のA/D変換回路22がRFタグにより応答された電磁波を受信して復号する。
図1には、リーダライタ1のコンポーネントとして、ターミナル32にアンテナ70が電気的に接続されている構成を示すが、アンテナ70については、リーダライタ1とは別体のコンポーネントとしてもよい。この場合には、リーダライタ1のターミナル32から、アンテナ70が設置されるべき位置まで導線が設けられる。また、アンテナ70の数および形状については、対象の設備または装置での設置環境または条件などに応じて、適宜設計されてもよい。
アンテナ70が電気的に接続されるターミナル32と接地電位(GND)との間には、共振コンデンサ42が電気的に接続される。共振コンデンサ42は、送信ドライバ回路30の出力インピーダンスとアンテナ70とを整合させる。目的とする送信特性(送信電力および周波数特性など)に応じて、共振コンデンサ42の容量は適宜設計される。
プロセッサ10は、リーダライタ1での各種処理を制御する演算処理部である。典型的には、プロセッサ10は、図示しないプログラムを実行することで、リーダライタ1において必要な処理を実現する。なお、プロセッサ10の全部または一部の機能をASIC(Application Specific Integrated Circuit)といったハードウェアを用いて実現してもよい。プロセッサ10は、図示しない通信インターフェイスを有しており、上位機器との間でデータを遣り取りできるようにしてもよい。
RFモジュール20は、リーダライタ1とRFタグとの間で遣り取りされる電磁波(RF信号)を処理する。具体的には、RFモジュール20は、プロセッサ10からの内部コマンドを受けて、図示しない発振回路からの基準波に、当該内部コマンドに対応する所定ビット数のコマンド信号を重畳して搬送波の元となる高周波パルス(以下、「キャリア信号」とも称す。)を生成する。
送信ドライバ回路30は、RFモジュール20で生成されたキャリア信号を増幅し、その増幅後の信号を、ターミナル32に介してアンテナ70へ供給する。すなわち、送信ドライバ回路30は、ターミナル32と電気的に接続され、予め定められたコマンド信号が重畳された電磁波(第1の無線信号)を生成してアンテナ70から送信する。すると、アンテナ70から電磁波が送出される。
RFタグへ放射される電磁波の周波数は、到達可能距離などに応じて、適宜設定される。例えば、ISO/IEC(International Organization for Standardization/International Electrotechnical Commission)規格で定められた周波数に従えば、134.2kHz、530kHz、13.56MHz、920MHz帯などの電磁波を用いることができる。
アンテナ70から送出された電磁波が図示しないRFタグに入射すると、RFタグでは、受信した電磁波により誘導起電力が生じ、その誘導起電力によって内部の制御回路が活性化する。RFタグ内部の制御回路は、キャリア信号に重畳されたコマンド信号をデコードし、そのデコードによって取得されたコマンドに従って処理を実行し、その処理結果を含む応答信号を生成し、最終的にリーダライタ1へ応答する。
RFタグからの応答信号は、アンテナ70で受信されて、受信アンプ40へ入力される。受信アンプ40は、予め定められた受信ゲインで応答信号を増幅して、増幅後の応答信号を電圧抑制回路50へ与える。すなわち、受信アンプ40は、ターミナル32と電気的に接続され、コマンド信号が重畳された電磁波(第1の無線信号)を受けてRFタグが生成する応答信号(第2の無線信号)をアンテナ70から受信して増幅する。
RFモジュール20のA/D変換回路22は、受信アンプ40による増幅後の信号の強度(典型的には、信号電圧)を検知する。すなわち、A/D変換回路22は、電圧抑制回路50からの応答信号(アナログ信号)を量子化して、デジタル信号を生成する。RFモジュール20は、生成されたデジタル信号をデコードして、RFタグからの受信結果を生成し、生成した受信結果をプロセッサ10へ出力する。
電圧抑制回路50は、A/D変換回路22に入力される受信アンプ40による増幅後の信号の強度を予め定められた上限を超えないように抑制する。電圧抑制回路50の詳細については、後述する。電圧抑制回路50で信号強度が抑制された後の応答信号は、RFモジュール20へ与えられる。
ゲイン切替回路60は、プロセッサ10からの内部コマンドを受けて、受信アンプ40での増幅度合いを規定する受信ゲインを変更する。典型的には、受信アンプ40は、2段階のゲイン切替(近距離モードおよび遠距離モード)が可能になっている。
このような各コンポーネントの動作によって、RFタグと非接触で交信することができる。
<B.交信安定度の向上>
次に、本実施の形態に係るリーダライタ1における交信安定度を向上させる技術の概要について説明する。
図2は、RFIDシステムの特徴を説明するための図である。図2(A)には、一般的な無線機システムの構成を示し、図2(B)には、RFIDシステムの構成を示す。
図2(A)を参照して、無線機同士で通信する場合には、各無線機が無線信号を生成する機能を有している。ある無線機が別の無線機に対して何らかの信号を送信し、当該別の無線機から応答信号を受信するような遣り取りを考えると、当該別の無線機において、応答信号の信号強度を適宜調整することができる。このようなアクティブな無線信号の遣り取りができるので、無線機間の距離に応じた信号強度の調整を比較的容易に行なうことができる。
これに対して、図2(B)に示すようなRFIDシステムは、リーダライタとRFタグとの間はパッシブな交信となり、RFタグからの応答信号の信号強度をRFタグにて制御することができない。すなわち、RFタグからの応答信号の信号強度は、リーダライタから送信される問合せ信号の信号強度、および、リーダライタとRFタグとの間の距離、に応じて予め決まってしまう。
リーダライタから遠い位置にあるRFタグと交信するために、リーダライタからの問合せ信号の信号強度を大きくすると、RFタグが近くにある場合に、RFタグからリーダライタへの応答信号の信号強度が大きくなり過ぎ、受信処理および復号処理を適切に実行できない。一方、リーダライタの問合せ信号の信号強度を大きくしなければ、リーダライタが交信可能なRFタグまでの距離(交信可能エリアの範囲)は狭くなる。本実施の形態に係るリーダライタは、このようなトレードオフの関係の下、可能な限り交信可能エリアを拡大することを目的とする。
図3は、本発明の実施の形態に係るリーダライタ1における交信安定度を向上させるための処理を説明するための図である。図3(A)には、受信アンプ40(図1)の受信ゲインを低い側に設定した場合(近距離モード)における、リーダライタ1とRFタグとの間の距離と、受信アンプ40から出力される受信信号の電圧(受信電圧)との特性102を示し、図3(B)には、受信アンプ40(図1)の受信ゲインを高く設定した場合(遠距離モード)における、リーダライタ1とRFタグとの間の距離と、受信アンプ40から出力される受信信号の電圧(受信電圧)との特性104を示す。
受信アンプ40から出力される増幅後の受信信号は、RFモジュール20のA/D変換回路22へ入力される。A/D変換回路22が飽和することなくデジタル信号を出力できる受信電圧の範囲を復調可能ダイナミックレンジとして示す。
図3(A)に示すように、受信ゲインが低い側に設定されている場合には、受信信号の増幅量が相対的に小さいので、リーダライタ1からRFタグまでの距離がある程度を超えて遠くなると、RFタグからの応答信号の信号強度が復調可能ダイナミックレンジを下回る(図3(A)の「交信NG」の範囲)。その結果、A/D変換回路22において適切な復調(A/D変換)を行なうことができない。
一方、図3(B)に示すように、受信ゲインが高い側に設定されている場合には、受信信号の増幅量が相対的に大きいので、リーダライタ1からRFタグまでの距離がある程度を超えて近くなると、RFタグからの応答信号の信号強度が復調可能ダイナミックレンジを上回る(図3(B)の「交信NG」の範囲)。この場合にも、A/D変換回路22において適切な復調(A/D変換)を行なうことができない。
図3(C)には、本実施の形態に係るリーダライタ1において、受信アンプ40から出力された受信信号が電圧抑制回路50(図1)へ入力されて出力される結果を示す図である。この場合において、基本的には、受信ゲインは高い側に設定されており、RFタグからの応答信号は、リーダライタ1とRFタグとの間の距離に応じて、図3(B)の特性104と同様の特性106を生じる。このとき、電圧抑制回路50は、RFタグからの応答信号の信号強度が復調可能ダイナミックレンジを上回る範囲108(図3(B)において「交信NG」に相当する範囲)の受信電圧を抑制する。言い換えれば、電圧抑制回路50は、復調可能ダイナミックレンジを超えないように、RFタグからの応答信号の信号強度を抑制する。このような電圧抑制を実施することで、RFタグからの応答信号を適切に受信できる範囲(交信可能エリア)を拡大することができる。
なお、電圧抑制回路50においてある程度の損失が発生するので、受信アンプ40から出力される特性106に対して、ある程度の電圧が低下した特性110が電圧抑制回路50から出力されることになる。この結果、リーダライタ1とRFタグとの距離が遠い場合には、復調可能ダイナミックレンジを下回る範囲112が生じ得る。このような場合には、電圧低下を補償するロス補正を行なってもよい。但し、ロス補正機能は、必須の構成ではなく、適宜採用される機能である。
<C.交信装置の回路構成>
以下、電圧抑制機能を実現するための電圧抑制回路50のいくつかの構成例について説明する。併せて、電圧抑制機能に加えてロス補正機能を実現するための構成例についても説明する。
(c1:回路構成例1)
図4は、本発明の実施の形態に係るリーダライタ1の電圧抑制回路の回路構成例1を示す模式図である。図4(A)を参照して、回路構成例1である電圧抑制回路50Aは、入力バッファ51Aと、AC(Alternating Current)カップリング52Aと、電圧抑制部53Aと、バイアス部54Aと、出力バッファ55Aとを含む。
電圧抑制回路50Aは、受信アンプ40による増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限する。電圧抑制回路50Aでは、受信アンプ40から出力される受信信号は、出力バッファ55Aの前段にて直流成分が印加されるとともに、出力バッファ55Aで非反転増幅される。
入力バッファ51Aは、受信アンプ40から出力される受信信号を増幅する。入力バッファ51Aは、交流成分を抽出する前に信号を増幅する。より具体的には、入力バッファ51Aは、電源電圧Vdと接地電位GNDとの間に直列接続された、トランジスタ501および抵抗502を含む。トランジスタ501のコレクタは電源電圧Vdと電気的に接続され、エミッタは接地電位GNDと電気的に接続される。トランジスタ501のコレクタとエミッタ間には、受信アンプ40からトランジスタ501のベースへ入力される受信信号に応じた電流が流れる。ノード503には、トランジスタ501のコレクタ−エミッタ間を流れる電流と抵抗502の抵抗値とに応じた電圧信号が生じる。この電圧信号がACカップリング52Aへ入力される。
ACカップリング52Aは、入力バッファ51Aで増幅後の受信信号から直流成分を取り除く。すなわち、ACカップリング52Aは、受信アンプ40から入力された増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出する。ACカップリング52Aは、直列接続されたコンデンサ504および抵抗505を含み、ハイパスフィルタとして機能する。すなわち、線路508には、主として交流成分のみを含む電圧信号が生じる。
電圧抑制部53Aは、ACカップリング52Aから出力される、主として交流成分のみを含む電圧信号に対して、予め定められた上限を超える部分を抑制する。より具体的には、電圧抑制部53Aは、線路508と接地電位GNDとの間に接続方向を互いに異ならせた一対のダイオード506,507を含む。線路508に生じる電圧信号の正側の大きさがダイオード506の順方向電圧の絶対値を超えると、ダイオード506は導通状態になり、線路508の正側の電圧値をダイオード506の順方向電圧の大きさに抑制する。また、線路508に生じる電圧信号の負側の大きさがダイオード507の順方向電圧の絶対値を超えると、ダイオード507は導通状態になり、線路508の負側の電圧値をダイオード507の順方向電圧の大きさに抑制する。すなわち、電圧抑制部53Aは、正方向および負方向のクリップ回路である。なお、ダイオード506,507としては、例えば、逆回復特性に優れたショットキーバリアダイオードなどを用いてもよい。
線路508は、コンデンサ509を介して、バイアス部54Aと電気的に接続される。コンデンサ509により、線路508に生じる電圧信号の直流成分が取り除かれる。
バイアス部54Aは、電圧抑制部53Aから出力される電圧信号に対して、オフセットとしての直流成分を印加する。すなわち、受信アンプ40による増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限後に、バイアス部54Aが直流成分を加えて、RFモジュール20のA/D変換回路22へ出力する。より具体的には、バイアス部54Aは、電源電圧Vdと接地電位GNDとの間に直列接続された抵抗510および抵抗511を含む。バイアス部54Aへ入力される電圧信号に対して、抵抗510と抵抗510との間の抵抗値の比率に応じた直流成分が印加される。
出力バッファ55Aは、RFモジュール20のA/D変換回路22への出力段に設けられた単電源アンプであり、ACカップリング52A、電圧抑制部53A、および、バイアス部54Aの回路動作が、A/D変換回路22のインピーダンスに影響されないようにする。より具体的には、出力バッファ55Aは、オペアンプ512を含む。オペアンプ512の出力は、そのまま入力の負側に帰還(ネガティブフィードバック)されており、これによって、オペアンプ512の入力の正側に与えられた電圧信号が非反転増幅されることになる。
最終的に、出力バッファ55A(オペアンプ512)の出力がA/D変換回路22へ入力される。
以上のような回路動作によって、図3に示すような、RFタグからの応答信号の信号強度が復調可能ダイナミックレンジ以内に収まるように、電圧の大きさが抑制される。A/D変換回路22へ入力される受信電圧の抑制特性は、電圧抑制部53Aのダイオード506,507での順方向電圧の大きさに依存する。そのため、A/D変換回路22のダイナミックレンジ、受信アンプ40の受信ゲイン、送信ドライバ回路30の送信ゲインなどに応じて、適切な順方向電圧の特性を有するダイオード506,507が選択される。
次に、図4(B)には、ロス補正機能を追加した電圧抑制回路50A#の回路構成を示す。図4(B)を参照して、電圧抑制回路50A#は、図4(A)に示す電圧抑制回路50Aの出力段に、ロス補正部56Aを設けたものである。ロス補正部56A以外の回路構成については、電圧抑制回路50と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
ロス補正部56Aは、電圧抑制回路50Aの出力段に設けられた、信号抑制による生じる損失を補償する回路であり、出力バッファ55Aから出力される電圧信号を増幅する。より具体的には、ロス補正部56Aはトランジスタ501を含む。トランジスタ501のコレクタは、抵抗515を介して電源電圧Vdと電気的に接続され、エミッタは、互いに並列接続された抵抗516およびコンデンサ517,518を介して、接地電位GNDと電気的に接続される。トランジスタ514のコレクタとエミッタ間には、オペアンプ512からトランジスタ514のベースへ入力される電圧信号に応じた電流が流れる。ノード520には、トランジスタ501のコレクタ−エミッタ間を流れる電流と抵抗515の抵抗値とに応じた電圧信号が生じる。この電圧信号がA/D変換回路22へ入力される。抵抗515の抵抗値は、トランジスタ501のコレクタ−エミッタ間を流れることが許容される最大の電流値に応じて決定され、抵抗516の抵抗値は、トランジスタ501の増幅動作を安定化できるように決定される。コンデンサ517,518の容量(合成容量)は、トランジスタ501のコレクタ−エミッタ間を流れる電流に含まれるすべての交流成分について、十分にインピーダンスが低くなるように決定される。なお、図4(B)には、必要な容量を確保するために、2つのコンデンサを並列接続している例を示すが、単一のコンデンサまたはより多くのコンデンサを用いてもよい。
このようなロス補正部56Aを出力段に設けることで、電圧を抑制する機能を実装することで生じる損失(S/N比の低下)を補償して、リーダライタ1から遠い位置にRFタグが配置された場合であっても、リーダライタ1とRFタグとの間で安定した交信を行なうことができる。
(c2:回路構成例2)
図5は、本発明の実施の形態に係るリーダライタ1の電圧抑制回路の回路構成例2を示す模式図である。図5(A)を参照して、回路構成例2である電圧抑制回路50Bは、入力バッファ51Aと、ACカップリング52Aと、電圧抑制部53Bと、バイアス部54Bと、出力バッファ55Bとを含む。
電圧抑制回路50Bは、受信アンプ40による増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限する。電圧抑制回路50Bでは、受信アンプ40から出力される受信信号は、出力バッファ55Bの前段にて直流成分が印加されるとともに、出力バッファ55Bで反転増幅される。
入力バッファ51AおよびACカップリング52Aは、図4に示す入力バッファ51AおよびACカップリング52Aとそれぞれ同一の回路構成を有しているので、詳細な説明は繰返さない。
電圧抑制部53Bは、ACカップリング52Aから出力される、主として交流成分のみを含む電圧信号に対して、予め定められた上限を超える部分を抑制する。より具体的には、電圧抑制部53Bは、オペアンプ521を含む。オペアンプ521の出力とオペアンプ521の入力の負側との間には、抵抗522および一対のダイオード524,525が互いに並列接続されている。ダイオード524とダイオード525とは、接続方向を互いに異ならせてある。
オペアンプ521の入力の正側に接地電位(GND)を与えた場合には、オペアンプ521は、入力の負側に与えられた電圧信号を、前段にある抵抗505の抵抗値に対する抵抗522の抵抗値の比に応じた増幅率で反転増幅して出力する。ここで、オペアンプ521の入力の負側に帰還される電流が大きくなり過ぎて、抵抗522の両端に生じる電圧がダイオード524またはダイオード525の順方向電圧を超えると、当該順方向電圧を超えたダイオードが導通状態になる。ダイオード524,525のいずれかが導通状態になると、オペアンプ521の出力とオペアンプ521の入力の負側との間の抵抗値(インピーダンス)は大幅に減少し、これは、オペアンプ521での増幅率が大幅に減少することになる。
すなわち、オペアンプ521の入力の正側に与えられる電圧信号が大きくなり過ぎると、ダイオード524,525のいずれかが導通状態になり、オペアンプ521でのそれ以上の増幅が抑制される。その結果として、オペアンプ521の出力の電圧値が抑制されることになる。
出力バッファ55Bは、RFモジュール20のA/D変換回路22への出力段に設けられた単電源アンプであり、ACカップリング52Aおよび電圧抑制部53Bの回路動作が、A/D変換回路22のインピーダンスに影響されないようにする。より具体的には、出力バッファ55Bは、オペアンプ528および抵抗523,529を含む。オペアンプ528の入力の正側に接地電位(GND)を与えた場合には、オペアンプ528は、入力の負側に与えられた電圧信号を、前段にある抵抗523の抵抗値に対する抵抗529の抵抗値の比に応じた増幅率で反転増幅して出力する。
電圧抑制部53Bおよび出力バッファ55Bにおいて、それぞれ反転増幅されるので、出力バッファ55B(オペアンプ528)からは、受信アンプ40から出力される受信信号と同相の信号が出力される。
バイアス部54Bは、ACカップリング52Aにて取り除かれた直流成分(オフセット)を付加する。すなわち、受信アンプ40による増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限後に、バイアス部54Bが直流成分を加えて、RFモジュール20のA/D変換回路22へ出力する。より具体的には、バイアス部54Bは、電源電圧Vdと接地電位GNDとの間に直列接続された抵抗526および抵抗527を含む。バイアス部54Bは、抵抗526と抵抗527との間の抵抗値の比率に応じた直流電圧を生成し、オペアンプ521,528の入力の正側にそれぞれ入力する。オペアンプ521,528では、バイアス部54Bからの直流成分を入力される電圧信号に対するオフセットとして加算した上で、反転増幅をそれぞれ行なう。このようなオフセットの加算および反転増幅によって、所定のバイアス電圧を含む電圧信号がA/D変換回路22へ出力される。
以上のような回路動作によって、図3に示すような、RFタグからの応答信号の信号強度が復調可能ダイナミックレンジ以内に収まるように、電圧の大きさを抑制する。A/D変換回路22へ入力される受信電圧の抑制特性は、電圧抑制部53Bのオペアンプ521に接続されるダイオード524,525での順方向電圧の大きさに依存する。そのため、A/D変換回路22のダイナミックレンジ、受信アンプ40の受信ゲイン、送信ドライバ回路30の送信ゲインなどに応じて、適切な順方向電圧の特性を有するダイオード524,525が選択される。
図5(B)には、ロス補正機能を追加した電圧抑制回路50B#の回路構成を示す。図5(B)を参照して、電圧抑制回路50B#は、図5(A)に示す電圧抑制回路50Bの出力段に、ロス補正部56Aを設けたものである。ロス補正部56Aの回路構成および回路動作については、図4(B)を参照して詳述したので、詳細な説明は繰返さない。
このようなロス補正部56Aを出力段に設けることで、電圧を抑制する機能を実装することで生じる損失(S/N比の低下)を補償して、リーダライタ1から遠い位置にRFタグが配置された場合であっても、リーダライタ1とRFタグとの間で安定した交信を行なうことができる。
(c3:回路構成例3)
図6は、本発明の実施の形態に係るリーダライタ1の電圧抑制回路の回路構成例3を示す模式図である。図6(A)を参照して、回路構成例3である電圧抑制回路50Cは、入力バッファ51Aと、ACカップリング52Aと、電圧抑制部53Aと、バイアス部54Aと、出力バッファ55Cとを含む。
電圧抑制回路50Cは、受信アンプ40による増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限する。電圧抑制回路50Cでは、受信アンプ40から出力される受信信号は、出力バッファ55Cで非反転増幅されるとともに、出力バッファ55Cの後段にて直流成分が印加される。
入力バッファ51A、ACカップリング52A、電圧抑制部53A、およびバイアス部54Aは、図4に示す入力バッファ51A、ACカップリング52A、電圧抑制部53A、およびバイアス部54Aとそれぞれ同一の回路構成を有しているので、詳細な説明は繰返さない。
出力バッファ55Cは、RFモジュール20のA/D変換回路22への出力段に設けられた両電源アンプであり、ACカップリング52Aおよび電圧抑制部53Aの回路動作が、A/D変換回路22のインピーダンスに影響されないようにする。より具体的には、出力バッファ55Aは、正側の電源電圧Vdおよび負側の電源電圧−Vdの両方が供給されるオペアンプ542を含む。オペアンプ542の出力は、そのまま入力の負側に帰還(ネガティブフィードバック)されており、これによって、オペアンプ542の入力の正側に与えられた電圧信号が非反転増幅されることになる。
最終的に、オペアンプ542の出力がコンデンサ543を介して、バイアス部54Aへ入力される。コンデンサ543により、オペアンプ542の出力信号に含まれる直流成分が取り除かれる。
以上のような回路動作によって、図3に示すような、RFタグからの応答信号の信号強度が復調可能ダイナミックレンジ以内に収まるように、電圧の大きさが抑制される。A/D変換回路22へ入力される受信電圧の抑制特性は、電圧抑制部53Aのダイオード506,507での順方向電圧の大きさに依存する。そのため、A/D変換回路22のダイナミックレンジ、受信アンプ40の受信ゲイン、送信ドライバ回路30の送信ゲインなどに応じて、適切な順方向電圧の特性を有するダイオード506,507が選択される。
また、図6(A)に示す電圧抑制回路50Cでは、オペアンプ542が正側および負側の電源電圧で駆動されるので、増幅率をより大きくすることができる。これによって、電圧抑制回路50Cに生じる損失を低減できる。
図6(B)には、ロス補正機能を追加した電圧抑制回路50C#の回路構成を示す。図6(B)を参照して、電圧抑制回路50C#は、図6(A)に示す電圧抑制回路50Cの出力段に、ロス補正部56Aを設けたものである。ロス補正部56Aの回路構成および回路動作については、図4(B)を参照して詳述したので、詳細な説明は繰返さない。
このようなロス補正部56Aを出力段に設けることで、電圧を抑制する機能を実装することで生じる損失(S/N比の低下)を補償して、リーダライタ1から遠い位置にRFタグが配置された場合であっても、リーダライタ1とRFタグとの間で安定した交信を行なうことができる。
(c4:回路構成例4)
図7は、本発明の実施の形態に係るリーダライタ1の電圧抑制回路の回路構成例4を示す模式図である。図7(A)を参照して、回路構成例4である電圧抑制回路50Dは、ACカップリング52Aと、電圧抑制部53Bと、バイアス部54Aと、出力バッファ55Dとを含む。
電圧抑制回路50Dは、受信アンプ40による増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限する。電圧抑制回路50Dでは、受信アンプ40から出力される受信信号は、出力バッファ55Dの前段にて直流成分が印加されるとともに、出力バッファ55Dで非反転増幅される。なお、電圧抑制回路50Dでは、受信アンプ40から出力される受信信号を増幅するための入力バッファが省略されている。
ACカップリング52A、電圧抑制部53A、およびバイアス部54Aは、図4に示すACカップリング52A、電圧抑制部53A、およびバイアス部54Aとそれぞれ同一の回路構成を有しているので、詳細な説明は繰返さない。
出力バッファ55Dは、エミッタ接地されたトランジスタを用いた増幅器であり、RFモジュール20のA/D変換回路22への出力段に設けられる。出力バッファ55Dは、ACカップリング52A、電圧抑制部53A、および、バイアス部54Aの回路動作が、A/D変換回路22のインピーダンスに影響されないようにする。より具体的には、出力バッファ55Dは、電源電圧Vdと接地電位GNDとの間に直列接続された、トランジスタ531および抵抗532を含む。トランジスタ501のコレクタは電源電圧Vdと電気的に接続され、エミッタは接地電位GNDと電気的に接続される。トランジスタ531のコレクタとエミッタ間には、受信アンプ40からトランジスタ531のベースへ入力される受信信号に応じた電流が流れる。ノード533には、トランジスタ531のコレクタ−エミッタ間を流れる電流と抵抗532の抵抗値とに応じた電圧信号が生じる。この電圧信号がA/D変換回路22へ出力される。
以上のような回路動作によって、図3に示すような、RFタグからの応答信号の信号強度が復調可能ダイナミックレンジ以内に収まるように、電圧の大きさが抑制される。A/D変換回路22へ入力される受信電圧の抑制特性は、電圧抑制部53Aのダイオード506,507での順方向電圧の大きさに依存する。そのため、A/D変換回路22のダイナミックレンジ、受信アンプ40の受信ゲイン、送信ドライバ回路30の送信ゲインなどに応じて、適切な順方向電圧の特性を有するダイオード506,507が選択される。
また、図7(A)に示す電圧抑制回路50Dを採用することで、より回路構成を簡素化することができ、これによって、製造コストを低減することができる。
図7(B)には、ロス補正機能を追加した電圧抑制回路50D#の回路構成を示す。図7(B)を参照して、電圧抑制回路50D#は、図7(A)に示す電圧抑制回路50Dの出力段に、ロス補正部56Aを設けたものである。ロス補正部56Aの回路構成および回路動作については、図4(B)を参照して詳述したので、詳細な説明は繰返さない。
このようなロス補正部56Aを出力段に設けることで、電圧を抑制する機能を実装することで生じる損失(S/N比の低下)を補償して、リーダライタ1から遠い位置にRFタグが配置された場合であっても、リーダライタ1とRFタグとの間で安定した交信を行なうことができる。
(c5:回路構成例5)
図8は、本発明の実施の形態に係るリーダライタ1の電圧抑制回路の回路構成例5を示す模式図である。図8(A)を参照して、回路構成例5である電圧抑制回路50Eは、ACカップリング52Aと、電圧抑制部53Bと、バイアス部54Aと、出力バッファ55Dとを含む。
電圧抑制回路50Eは、受信アンプ40による増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限する。電圧抑制回路50Eでは、受信アンプ40から出力される受信信号は、出力バッファ55Dの前段にて直流成分が印加されるとともに、出力バッファ55Dで非反転増幅される。なお、電圧抑制回路50Eでは、受信アンプ40から出力される受信信号を増幅するための入力バッファが省略されている。
図8(A)に示す電圧抑制回路50Eは、図7(A)に示す電圧抑制回路50Dに比較して、バイアス部54Aと出力バッファ55Dとの接続関係が反対になっている。すなわち、図8(A)に示す電圧抑制回路50Eにおいては、電圧抑制部53Aの後段に、出力バッファ55Dが配置され、その後段にバイアス部54Aが配置されている。それ以外の回路構成および回路動作については、図7(A)を参照して詳述したので、詳細な説明は繰返さない。
以上のような回路動作によって、図3に示すような、RFタグからの応答信号の信号強度が復調可能ダイナミックレンジ以内に収まるように、電圧の大きさが抑制される。A/D変換回路22へ入力される受信電圧の抑制特性は、電圧抑制部53Aのダイオード506,507での順方向電圧の大きさに依存する。そのため、A/D変換回路22のダイナミックレンジ、受信アンプ40の受信ゲイン、送信ドライバ回路30の送信ゲインなどに応じて、適切な順方向電圧の特性を有するダイオード506,507が選択される。
また、図8(A)に示す電圧抑制回路50Eを採用することで、より回路構成を簡素化することができ、これによって、製造コストを低減することができる。
図8(B)には、ロス補正機能を追加した電圧抑制回路50E#の回路構成を示す。図8(B)を参照して、電圧抑制回路50E#は、図8(A)に示す電圧抑制回路50Eの出力段に、ロス補正部56Aを設けたものである。ロス補正部56Aの回路構成および回路動作については、図4(B)を参照して詳述したので、詳細な説明は繰返さない。
このようなロス補正部56Aを出力段に設けることで、電圧を抑制する機能を実装することで生じる損失(S/N比の低下)を補償して、リーダライタ1から遠い位置にRFタグが配置された場合であっても、リーダライタ1とRFタグとの間で安定した交信を行なうことができる。
<D.検証結果>
本願発明者らは、上述のような電圧抑制回路を含むリーダライタの交信安定度の向上効果を検証した。その検証結果の一例を以下に示す。
図9は、本発明の実施の形態に係るリーダライタ1における交信安定度の検証結果の一例を示す図である。図9には、(A):電圧抑制回路50を含まない構成(受信アンプ40の出力がRFモジュール20へ直接入力されている構成)、(B):図4(A)に示す電圧抑制回路50Aを含む構成、(C):図4(B)に示す電圧抑制回路50A#を含む構成、の3種類について、リーダライタ1とRFタグとの間の距離を順次変化させて、交信の可否を調査した結果を示す。
図9(A)の結果と図9(B)の結果とを比較するとわかるように、RFタグがリーダライタ1に近接して配置されている場合であっても、受信信号の電圧(受信電圧)が抑制されることで、復調可能ダイナミックレンジ内に収めることができる。これによって、交信可能エリアの遠距離側の範囲をほぼ維持しつつ、近距離側の範囲を拡大できていることがわかる。
さらに、図9(C)に示すように、ロス補正機能を有する電圧抑制回路を採用することで、交信可能エリアの遠距離側の範囲を、電圧抑制回路が存在しない回路構成とほぼ同様の範囲まで維持できる。
このように、本実施の形態に係る電圧抑制回路を採用することで交信可能エリアを拡大させることができ、それによって、交信安定度を向上できることが検証された。
<E.その他の実施の形態>
図4〜図8には、回路コンポーネントを用いた回路図を例示したが、この回路を実装する形態としては、任意の構成を採用することができる。例えば、その全部または一部をIC化してもよいし、基板上に形成された導線パターンにより実装してもよい。また、電圧抑制回路を説明するために、受信アンプと電圧抑制回路とを分けて記載したが、受信アンプの回路内に電圧抑制回路を実装してもよい。
ゲイン切替回路60により受信アンプ40(図1)の受信ゲインがいずれに設定されても、上述の電圧抑制回路50は機能する。但し、受信ゲインが変化することによって、受信アンプ40から出力される受信電圧のレンジが変化するので、このレンジ変化に応じて、抑制特性(制限される振幅の上下限の値)を切替えてもよい。
<F.利点>
以上のとおり、本実施の形態のリーダライタ1においては、RFモジュール20のA/D変換回路22(検知部)に入力される、受信アンプ40での増幅後の信号の強度を予め定められた上限を超えないように抑制することで、リーダライタ1とRFタグとの距離が近くても、受信電圧を復調可能ダイナミックレンジ内に収めることができる。これにより、リーダライタの設置余裕度(交信可能なRFタグまでの距離(交信可能エリアの範囲)の大きさ)を大きくすることができ、交信安定度を向上できる。
また、本実施の形態によれば、リーダライタ1とRFタグとの距離に応じて、受信ゲインを切替える必要がないので、交信に要する時間を増大させることなく、交信可能な範囲を拡大できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 リーダライタ、10 プロセッサ、20 モジュール、22 A/D変換回路、30 送信ドライバ回路、32 ターミナル、40 受信アンプ、42 共振コンデンサ、50,50A〜50E,50A#〜50E# 電圧抑制回路、51A 入力バッファ、52A ACカップリング、53A,53B 電圧抑制部、54A,54B バイアス部、55A,55B,55C,55D 出力バッファ、56A ロス補正部、60 ゲイン切替回路、70 アンテナ、501,514,531 トランジスタ、502,505,510,511,515,516,522,523,526,527,529,532 抵抗、503,520,533 ノード、504,509,517,518,543 コンデンサ、506,507,524,525 ダイオード、508 線路、512,521,528,542 オペアンプ。

Claims (7)

  1. アンテナが電気的に接続されるターミナルと、
    前記ターミナルと電気的に接続され、予め定められたコマンド信号が重畳された第1の無線信号を生成して前記アンテナから送信する送信部と、
    前記ターミナルと電気的に接続され、RFタグが前記第1の無線信号を受けて生成する第2の無線信号を前記アンテナから受信して増幅する増幅部と、
    前記増幅部による増幅後の信号の強度を検知する検知部と、
    前記検知部に入力される増幅後の信号の強度を予め定められた上限を超えないように抑制する抑制部とを備える、交信装置。
  2. 前記抑制部は、前記増幅後の信号に含まれる交流成分を抽出して振幅の上下限を制限する、請求項1に記載の交信装置。
  3. 前記抑制部は、接続方向を互いに異ならせた一対のダイオードを含む、請求項2に記載の交信装置。
  4. 前記抑制部は、交流成分を抽出する前に信号を増幅する第1のバッファを含む、請求項2または3に記載の交信装置。
  5. 前記抑制部は、振幅の上下限を制限後に、直流成分を加えて前記検知部へ出力する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の交信装置。
  6. 前記抑制部は、前記検知部への出力段に設けられた第2のバッファを含む、請求項2〜5のいずれか1項に記載の交信装置。
  7. 前記抑制部は、信号抑制による生じる損失を補償する回路を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の交信装置。
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