JP2009223627A - Rfidリーダライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 近距離から長距離まで安定した品質でRFIDタグと通信を行うことが可能であるRFIDリーダライタを得ること。
【解決手段】 送受信アンテナが受信したRFIDタグの応答波を受信信号として増幅する受信電力増幅部と、この受信電力増幅部により増幅された受信信号を同期検波する同期検波手段と、この同期検波手段により生成されたI信号とQ信号とに対して、それぞれ振幅制限を行い、ディジタルサンプリングするリミッタ手段と、このリミッタ手段により振幅制限され、ディジタルサンプリング後のI信号とQ信号とのうち、レベルが高い方の信号を選択し、選択された信号を復調するIQ選択部と、リミッタ手段により振幅制限され、ディジタルサンプリング後のI信号とQ信号とを復調するIQ復調部と、IQ選択部に復調された信号とIQ復調部に復調された信号とのいずれかを復調データとして選択する復調データ選択部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、RFID(Radio Frequency IDentification)システムにおいて、外部からの質問波に対して自身の情報などを乗せた応答波を返すRFIDタグに対し、近距離から長距離までRFIDタグとの無線通信を行なうRFIDリーダライタ(R/W)に関するものである。
従来、RFIDリーダライタには、質問波に対応するRFIDタグの応答波に対する周波数引き込み改善手法を開示したものや(例えば、特許文献1参照)、RFIDタグからの応答波の受信信号をI信号とI信号の位相からπ/2ずれた位相を有するQ信号と2つに分配して同期検波を行なうものがある(例えば、特許文献2参照)。また、同期検波を行なうRFIDリーダライタには、受信信号のレベルが小さくなっても、2つに分配した信号に自身の符号をそれぞれ掛けることにより、符号が正になるようにしてノイズの影響を低減しているものがある(例えば、特許文献3参照)。さらに、RFIDリーダライタには、質問波の電力を所定間隔で、2段階に順次切り替えてRFIDタグまでの距離が近距離又は長距離に関わらず、RFIDタグからの応答波の受信信号が飽和させないものがある(例えば、特許文献4参照)。
特開2006−86695号公報(第3図)
特開2000−269853号公報(第1図)
特開2007−235209号公報(第3図、第4図)
特開2007−188418号公報(第1図〜第3図)
しかし、近年、特にUHF帯のRFIDシステムにおいて、発振器を持たないRFIDタグ(パッシブタグ)との通信が利用されている。RFIDシステムとは微小な電波をRFIDリーダライタからRFIDタグに照射し、RFIDタグからの応答を持って情報を識別するものである。RFIDタグは、RFIDリーダライタの信号を反射して通信する場合もあるため、特許文献1に記載されたRFIDリーダライタでは、通信品質の改善には寄与しづらい。また、周波数推定等の処理を行なうため処理遅延が発生し、複数のRFIDリーダライタ、RFIDタグが混在する空間では通信時間に無駄が生じてしまう上に、より広い範囲のRFIDタグを1台のRFIDリーダライタで処理しようとした場合に周波数推定を行なうのに充分な分解能を有した情報を取り込むためには複雑且つ高価なシステムが必要となってしまう課題があった。
UHF帯RFIDシステムでは、より低い周波数帯域を使用するRFIDシステムに対して長距離での通信が可能であるという特徴がある。しかし、より低い周波数帯域を使用するRFIDシステムと同様近距離でも通信できる必要があり、そのためカバーすべき受信信号レベル範囲が大きくなってしまう。一般のAGC(Automatic Gain Control)を用いた方法では多くのビット数を有するADC(Ananlog to DIGITAL Converter)などが必要となり、コストへの影響が大きくなるという課題があった。
さらに、特許文献4に記載されたRFIDリーダライタでは、RFIDタグからの受信信号を飽和させないために、質問波の電力の強弱を切り替えているので、RFIDタグの読取範囲(距離)が制限されてしまうという課題がある。また、特許文献2及び3に記載されたRFIDリーダライタなどへ受信信号を飽和させる方式を適用した場合、リミッタを付加する関係からIQ片チャネルのみでの復調となり、位相関係によっては最大3dBの特性劣化が発生してしまい、RFIDリーダライタのシステム設計を難しくしてしまうとい課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、近距離から長距離まで安定した品質でRFIDタグと無線通信を行うことが可能である新規なRFIDリーダライタを提供することを目的とする。
請求項1の発明に係るRFIDリーダライタは、RFIDタグへ質問波を送信し、この送信波を受信した前記RFIDタグが返信した応答波を受信するRFIDリーダライタにおいて、前記RFIDタグへ質問波を送信し、前記RFIDタグが返信する応答波を受信する送受信アンテナ部と、この送受信アンテナ部へ質問波となる高周波信号を供給する送信処理部と、前記送受信アンテナが受信した応答波を受信信号として増幅する受信電力増幅部と、この受信電力増幅部により増幅された受信信号をI信号とこのI信号の位相をπ/2シフトしたQ信号とに分ける同期検波手段と、この同期検波手段により生成されたI信号とQ信号とに対して、それぞれ振幅制限を行い、ディジタルサンプリングするリミッタ手段と、このリミッタ手段により振幅制限され、ディジタルサンプリング後のI信号とQ信号とのうち、受信信号レベルが高い方の信号を選択し、選択された信号を復調するIQ選択部と、前記リミッタ手段により振幅制限され、ディジタルサンプリング後のI信号とQ信号とを復調するIQ復調部と、前記IQ選択部に復調された信号と前記IQ復調部に復調された信号とのいずれかを復調データとして選択する復調データ選択部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明に係るRFIDリーダライタは、前記復調データ選択部が、前記RFIDタグが返信する応答波の電力が所定値以上のときは前記IQ選択部に復調された信号と前記復調部に復調された信号を復調データとして選択し、所定値未満のときは前記復調部に復調された信号を復調データとして選択する請求項1に記載のものである。
請求項3の発明に係るRFIDリーダライタは、前記復調データ選択部が、前記RFIDタグと前記送受信アンテナとの距離が所定間隔以上のときは前記IQ選択部に復調された信号と前記復調部に復調された信号を復調データとして選択し、所定間隔未満のときは前記復調部に復調された信号を復調データとして選択する請求項1に記載のものである。
請求項4の発明に係るRFIDリーダライタは、前記リミッタ手段が、A/D変換部と、前記同期検波手段により生成されたI信号とQ信号とに対し、前記A/D変換部の定格内の振幅制限を行なうリミッタ部とを備えた請求項1〜3のいずれかに記載のものである。
以上のように、請求項1〜4に係る発明によれば、復調データを選択することが可能であるので、RFIDタグとの距離に関わらず安定した無線通信を行なえ、近距離通信時においても、遠距離通信時においても一台のRFIDリーダライタを用いることで処理可能となる。また、このとき、近距離においては複雑な処理を行なうことなく復号結果を出力可能であるためタグ通信における遅延が少なくなり、回線利用効率も上がるRFIDタグリーダライタを得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図1〜3を用いて説明する。図1は実施の形態1に係るRFIDリーダライタを用いたRFIDシステムの構成図、図2は実施の形態1に係るRFIDリーダライタにおける復調信号概略図、図2(a)はRFIDタグがRFIDリーダライタの近くに存在するときの復調信号概略図、図2(b)はRFIDタグがRFIDリーダライタの遠くに存在するときの復調信号概略図、図3は実施の形態1に係るRFIDリーダライタの基本処理フローチャートであり、図1〜3において、1はRFIDタグ(近距離タグ)、2はRFIDタグ(近距離タグ)1よりもRFIDリーダライタから離れた位置に存在するRFIDタグ(遠距離タグ)、3はRFIDタグ1やRFIDタグ2へ質問波を送信し、RFIDタグ1やRFIDタグ2が返信する応答波を受信する送受信アンテナ部、4は送受信アンテナ部3へ質問波となる高周波信号(送信信号)を供給する送信処理部、5は送受信アンテナ部3が受信したRFIDタグ1やRFIDタグ2の応答波を受信処理する受信処理部、6は送信処理部からの高周波信号を送受信アンテナ3に送り、送受信アンテナ3が受信した応答波の信号を受信処理部5に送るサーキュレータ、7は送信処理部4と受信処理部5と制御することによりRFIDタグ1やRFIDタグ2との無線通信を実現するリーダライタ制御部、8はリーダライタ制御部7に制御され、受信処理部5が選択した復調データを復号し、応答波からRFIDタグのタグ情報を得えるタグ情報復号部である。実施の形態1に係るRFIDリーダライタは、送受信アンテナ3,送信処理部4,受信処理部5,サーキュレータ6,リーダライタ制御部7,タグ情報復号部8を中心に構成される。ここで、RFIDリーダライタは、送受信アンテナ3以外の構成要素を筐体内で実現し、その筐体から同軸線路などにより、筐体と送受信アンテナ3と接続する構造でもよいし、筐体と送受信アンテナ3とが一体になった構造でもよい。なお、受信処理部5用のローカル信号は、送受信処理部4用のローカル信号と共用する場合が多く、ローカル信号発振部11は、送信処理部4側に設けてもよいし、送信処理部4及び受信処理部5から独立して設けてもよい。次に、実施の形態1に係るRFIDリーダライタを構成する受信処理部5の細部構成を説明する。
9はサーキュレータから送られてきた応答波を受信信号として増幅する受信電力増幅部、10は受信電力増幅部9からの受信信号とローカル信号と混合するミキサ部、11は発振器やPLL(Phase Locked Loop)回路などから構成され、ローカル信号を発振するローカル信号発振(Local Oscillator)部、12はローカル信号発振部11が発振したローカル信号の位相をπ/2シフトさせるπ/2位相シフト器、13は受信電力増幅部9からの受信信号とπ/2位相シフト器12により位相がπ/2シフトしたローカル信号と混合するミキサ部、14はミキサ部10から出力されたI信号から不要波を除去するフィルタ部、15はミキサ部13から出力されたQ信号から不要波を除去するフィルタ部、16はI信号に対して、振幅制限を行なうリミッタ部、17はQ信号に対して、振幅制限を行なうリミッタ部、18はリミッタ部16により振幅を制限されたI信号をディジタルサンプリングするADC部、19はリミッタ部17により振幅を制限されたQ信号をディジタルサンプリングするADC部、20はADC部18,19の出力のうち、レベルが高い方の信号を選択し、選択された信号を復調するIQ選択部、21はADC部18,19の出力を位相推定や絶対値検波などにより復調するIQ復調部、22はIQ選択部20に復調された信号とIQ復調部に復調された信号とのいずれかを復調データとして選択する復調データ選択部、23はフィルタ部14とフィルタ部17との出力の電力を比較する受信電力比較部、24は受信電力増幅部9の出力から受信電力をモニタリングする受信電力モニタ部である。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。
次に動作について説明する。図1において、受信電力増幅部9にはASK(Amplitude Shift Keying)信号の直流成分が、容量素子など(図示せず)によりカットされた後の送受アンテナ部3が受信した受信信号がが入力される。受信電力増幅部9ではIQ復調部21において復調可能なレベルに受信信号レベルを増幅し、ローカル信号発振部11から出力されるローカル信号を用いて同期検波を行なう(同期検波手段)。ミキサ部10,13からはそれぞれ位相が互いに直交するベースバンド信号であるI信号とQ信号が出力される。ここで、受信電力増幅部9での増幅率は近距離の信号(近距離タグ1からの応答波の受信信号)、受信信号レベルが高い信号は後段のADC部18,19入力時飽和するようなレベルまで増幅し、遠距離の信号(遠距離タグ2からの応答波の受信信号)つまり受信信号レベルが低い信号はADC部18,19入力で飽和せずリニアな特性をもつレベルまで増幅する。このとき、それぞれの場合でレベルを調整するのではなく、上記2つの条件を共に満足する増幅率に設定する。
一般的に通信装置において受信信号に対する通信品質は受信信号と雑音成分の比で決定するが、装置自体が持つ雑音成分が全体の雑音成分に対して支配的となり、且つ、この雑音成分は装置固有に決まるため、通信品質は受信信号の信号レベルによるところが支配的となる。上記で述べた近距離の信号とは信号対雑音比が良く、簡易な方法で復調を行なっても充分な品質が得られる部分であり、逆に遠距離の信号とは信号対雑音比が悪い領域であり、より複雑な手法を用いて復調を行なわねば充分な通信品質が得られない領域となる。同期検波後、つまり、フィルタ部14,15の出力後のI信号とQ信号は、それぞれリミッタ部16,17にてADC部18,19の定格内のレベルに制限された上でADC部18,19にてディジタルサンプリングされる(リミッタ手段)。リミッタ部にてIQ選択部20ではリミッタ部16,17にてリミットされるようなレベルの受信信号に対して受信電力比較部23にて選択されたI信号又はQ信号のいずれかの信号の符号を選択する。つまり硬判定をおこなう。同期検波後の信号は位相がπ/2(90度)シフトした2つの信号となるが、ここではレベルの高い方の信号を選択している。
図2は、同期検波後のふたつの信号をそれぞれ軸にもつ平面状に示したものであり、I信号とQ信号との信号の振幅と位相との関係を指している。なお、前述のように、同期検波前の受信電力増幅部9への入力信号は直流成分が取り除かれた後の信号である。ここで、実施の形態1に係るRFIDリーダライタが、IQ選択部20で処理を行なうべき信号は近距離に配置された近距離タグ1との通信である場合は、IQ選択部20ではリミットされた状態になっている。つまり、図2(a)において円の外側にある正方形上を移動する形となる。このとき、IQ選択部20では、いずれか一方の検波信号を選択肢、その符号を見るだけで復調を行なうことが可能である。実施の形態1に係るRFIDリーダライタが、IQ選択部20で処理を行なうべき信号は遠距離に配置された遠距離タグ2との通信である場合は、図2において、外周の円はあるタグとの通信においてその検波出力結果がとりうる領域を示しており、図2(b)のように円上に位置することになる。
また、IQ復調部21ではリミッタ部16,17では制限されず、ADC部18,19出力で線形性が保たれたIQ信号に対し、絶対値検波等の復調を行なう。IQ復調部21で処理するリミッタ部16,17で制限されなかった信号、IQ選択部で処理するリミッタ部で制限された信号はいずれも同じ信号を表しており、タグとの距離によってそのいずれに該当することになるかは変化する。復調データ選択部22では、受信電力モニタ部24から入力される受信電力を元に、その受信電力の源である応答波が近距離タグ1由来のものなのか、遠距離タグ2由来のものなのか、を判定し、復調データとしてIQ選択部20の出力、IQ復調部21からいずれかを選択してタグ情報復号部8へ出力する。タグ情報復号部8は、応答波に乗っているタグ情報を復号する。復号されたタグ情報は、リーダライタ制御部を経由でPCなどの情報処理端末(図示せず)に送られる。なお、この情報処理端末を含めてリーダライタ制御部7とする構成でもよい。
前述のとおり一般的に受信信号レベルが高い場合は高C/N状態となり、位相関係に関わらず良好な特性が得られるためIQ選択部20出力のデータを使用する。逆に、受信信号レベルが低い場合は低C/N状態となり、位相関係による復調特性の劣化が現れるためIQ復調部21の出力データを使用する。上記にて2方式(IQ選択部20による復調方式,IQ復調部21による復調方式)のいずれかを選択することにより、近距離から遠距離まで均一且つ良好な通信品質を実現する。なお、選択と表現しているが、実際は、平行して両方の復調方式による復調を行い、どちらの復調信号を復調データとして採用するかは、復調データ選択部22が決定している。
図3は、復調データ選択部22、IQ選択部20、受信電力比較部23、受信電力モニタ部23の関係を示したものである。入力信号(受信信号)に対してその受信電力検出を行ないつつ、同期検波、フィルタ処理後の信号に対してそれぞれ受信電力の高い信号を選択するために信号比較を行なう。その後、リミッタ処理を行なった後、ADCにてアナログデジタル変換を行なう。アナログデジタル変換を行なった後、復調処理としてADC入力のフルビットあるいはその必要分解能に対応してビット数を使用した軟判定での復調をIQ復調として行ないつつ、同時に信号比較にて選択されたIQ信号の符号ビットも復調信号として出力する。最終的に、IQ信号の符号ビットあるいは軟判定での復調結果の符合を受信電力モニタの結果に基づいて選択する。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2について図4、図5を用いて説明する。図4は実施の形態2に係るRFIDリーダライタを用いたRFIDシステムの構成図、図5は実施の形態2に係るRFIDリーダライタを用いたRFIDシステムの構成図であり、図4及び図5において、25は送受信アンテナ部3(RFIDリーダライタ)の近くのLine1上を移動するRFIDタグ(近距離タグ)、26は送受信アンテナ部3(RFIDリーダライタ)の遠くのLine2上を移動するRFIDタグ(遠距離タグ)、27はLine1及びLine2上を移動するRFIDタグ25やRFIDタグ26を検知する検知部、28はリミッタ部16により振幅を制限されたI信号と所定の閾値とを比較するコンパレータ部、29はリミッタ部17により振幅を制限されたQ信号と所定の閾値とを比較するコンパレータ部、30はコンパレータ部28,29の出力のうち、所定の閾値以上の信号を選択し、選択された信号を復調するIQ選択部である。なお、検知部は、送受信アンテナ3と同様に、RFIDリーダライタの筐体からケーブルなどにより、筐体と接続する構造でもよいし、筐体と一体になった構造でもよい。図4に記載のLine1及びLine2は、工場や配送センターなどのラインを想定しており、Line1とLine2とは、平行に並んだラインである。このライン上をRFIDタグが添付された製品や物品が順次流れていく。製品や物品は、図4上では省略している。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。
実施の形態1に係るRFIDリーダライタでは、受信電力比較部23を設けて、その比較結果により、IQ選択部20が復調する方の信号(チャネル)を選択していた。また、受信電力モニタ部24を設けて、応答波の受信信号レベルが高い信号と低い信号とを(信号の高低の境界は、構築するRFIDシステムやRFIDリーダライタ・RFIDタグのハードウェア構成に応じた値を所定の値として決定すればよい。)、復調データ選択部22の復調データ選択の基準としていた。一方、実施の形態2に係るRFIDリーダライタは、受信電力比較部23及び受信電力モニタ部24の片方、又は両方を代替の構成要素に置き換えたものである。それ以外の構成要素や基本動作は、実施の形態1に係るRFIDリーダライタと同様である。実施の形態2において、図4は、受信電力比較部23に代わり、検知部27が設けられたRFIDリーダライタである。図5は、受信電力モニタ部24に代わり、コンパレータ部28、29が設けられたRFIDリーダライタである。なお、受信電力比較部23及び受信電力モニタ部24の両方を廃した構造は、図4及び図5に記載のRFIDリーダライタを組み合わせた構成となるので図示と後述の図4及び図5に関するような詳細説明及び動作説明は省略する。
実施の形態1に係るRFIDリーダライタは、RFIDタグ1やRFIDタグ2からの応答波の受信電力により復調データを選択していたが、応答波の受信電力は、RFIDタグとRFIDリーダライタ(送受信アンテナ3)との距離に寄るものであるから、図4に示すLine1及びLine2上を流れていくRFIDタグ25(RFIDタグ26)と送受信アンテナ3との距離は、ある時間・ある角度においては、Line1及びLine2と送受信アンテナ3との位置関係(所定間隔)が不変である限りは一定である(タグが存在するライン上の位置によっては、送受信アンテナ3との距離が多少変化する。)。この場合は、復調データ選択部22の復調データを受信電力のモニタリングにより選択する必要はなく、前述のある時間・ある角度におけるRFIDタグ25(RFIDタグ26)とRFIDリーダライタ(送受信アンテナ3)との距離が、実施の形態1におけるRFID1(RFIDタグ2)とRFIDリーダライタ(送受信アンテナ3)との距離と同じ関係にあれば、この同じ関係を満たす距離(位置)にRFIDタグ25(RFIDタグ26)が存在することを検知する検知手段があればよい。この検知手段を実施の形態2では、検知部27により実現している。検知部27は、前述の検知手段を満たすものであれば、カメラなどの撮像素子や赤外線センサなどのセンサでよい。
このようなカメラ又はセンサである検知部27がRFIDタグ25(RFIDタグ26)を検知することにより、Line1上を流れてくるRFIDタグなのか、Line2上を流れてくるRFIDタグなのかを検知して、その検知結果がリーダライタ制御部7を経由し、又は直接、復調データ選択部22へ送られて、復調データ選択部22は、Line1上をRFIDタグが流れてくると、情報があれば、そのRFIDタグを近距離タグ25と判断して、IQ選択部20の復調データを選択する。また、Line2上をRFIDタグが流れてくると、情報があれば、そのRFIDタグを遠距離タグ26と判断して、IQ復調部21の復調データを選択する。なお、予め、RFIDタグがLine1及びLine2上を流れてくるタイミングが分かる場合は検知部27を設けなくとも、前述のタイミングに合わせて、復調データ選択部22が選択する復調データの元を切り替えればよい。つまり、Line1にRFIDタグが流れてくるタイミングでは、そのRFIDタグを近距離タグ25と判断して、IQ選択部20の復調データを選択する。Line2にRFIDタグが流れてくるタイミングでは、そのRFIDタグを遠距離タグ26と判断して、IQ復調部21の復調データを選択すればよい。
実施の形態1に係るRFIDリーダライタは、受信電力比較部23の比較結果によりIQ選択部20が、I信号を復調するのかQ信号を復調するのかを選択していたが、IQ選択部30への入力をコンパレータ出力とすることでより硬判定での処理を簡略化してもよい。この場合、図5に示すように、コンパレータ部28、29を受信電力比較部23の代わりに設けた構成となる。もちろん、図4に示すRFIDリーダライタ装置の受信電力比較部23を図5に示すコンパレータ部28、29に置き換えてもよい。
以上の実施の形態1及び2では、RFIDタグが2つの場合を使って説明をしてきたが、実際は、RFIDタグの数に関わらず、実施の形態1及び2に記載の発明は実施することが可能である。近距離タグ1,25又は遠距離タグ2,26と判断される受信信号(応答波)の電力値(所定値)やリーダライタ−タグ間の距離(所定間隔)は、RFIDリーライタのスペックやタグ自身のスペックにより、変動することはいうまでもない。
この発明の実施の形態1に係るRFIDリーダライタを用いたRFIDシステムの構成図である。 この発明の実施の形態1に係るRFIDリーダライタにおける復調信号概略図である。 この発明の実施の形態1に係るRFIDリーダライタの基本処理フローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るRFIDリーダライタを用いたRFIDシステムの構成図である。 この発明の実施の形態2に係るRFIDリーダライタを用いたRFIDシステムの構成図である。
符号の説明
1…RFIDタグ(近距離タグ)、2…RFIDタグ(遠距離タグ)、
3…送受信アンテナ部、4…送信処理部、5…受信処理部、6…サーキュレータ、
7…リーダライタ制御部、8…タグ情報復号部、9…受信電力増幅部、10…ミキサ部、
11…ローカル信号発振部、12…π/2位相シフト器、13…ミキサ部、
14…フィルタ部、15…フィルタ部、16…リミッタ部、17…リミッタ部、
18…ADC部、19…ADC部、20…IQ選択部、21…IQ復調部、
22…復調データ選択部、23…受信電力比較部、24…受信電力モニタ部、
25…RFIDタグ(近距離タグ)、26…RFIDタグ(遠距離タグ)、
27…検知部、28…コンパレータ部、29…コンパレータ部、30…IQ選択部。

Claims (4)

  1. RFIDタグへ質問波を送信し、この送信波を受信した前記RFIDタグが返信した応答波を受信するRFIDリーダライタにおいて、前記RFIDタグへ質問波を送信し、前記RFIDタグが返信する応答波を受信する送受信アンテナ部と、この送受信アンテナ部へ質問波となる高周波信号を供給する送信処理部と、前記送受信アンテナが受信した応答波を受信信号として増幅する受信電力増幅部と、この受信電力増幅部により増幅された受信信号をI信号とこのI信号の位相をπ/2シフトしたQ信号とに分ける同期検波手段と、この同期検波手段により生成されたI信号とQ信号とに対して、それぞれ振幅制限を行い、ディジタルサンプリングするリミッタ手段と、このリミッタ手段により振幅制限され、ディジタルサンプリング後のI信号とQ信号とのうち、レベルが高い方の信号を選択し、選択された信号を復調するIQ選択部と、前記リミッタ手段により振幅制限され、ディジタルサンプリング後のI信号とQ信号とを復調するIQ復調部と、前記IQ選択部に復調された信号と前記IQ復調部に復調された信号とのいずれかを復調データとして選択する復調データ選択部とを備えたことを特徴とするRFIDリーダライタ。
  2. 前記復調データ選択部は、前記RFIDタグが返信する応答波の電力が所定値以上のときは前記IQ選択部に復調された信号と前記復調部に復調された信号を復調データとして選択し、所定値未満のときは前記復調部に復調された信号を復調データとして選択する請求項1に記載のRFIDリーダライタ。
  3. 前記復調データ選択部は、前記RFIDタグと前記送受信アンテナとの距離が所定間隔以上のときは前記IQ選択部に復調された信号と前記復調部に復調された信号を復調データとして選択し、所定間隔未満のときは前記復調部に復調された信号を復調データとして選択する請求項1に記載のRFIDリーダライタ。
  4. 前記リミッタ手段は、A/D変換部と、前記同期検波手段により生成されたI信号とQ信号とに対し、前記A/D変換部の定格内の振幅制限を行なうリミッタ部とを備えた請求項1〜3のいずれかに記載のRFIDリーダライタ。
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