JP2016225776A - 重み付き加減算回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力電圧をオペアンプの動作範囲に収めつつ、回路の利得を容易に最大化する。【解決手段】重み付き加減算回路は、オペアンプA3と、重み付きで減算すべき第1の入力電圧V1,GNDとオペアンプA3の反転入力端子との間に設けられる重み付き減算用の抵抗R1,Rgと、重み付きで加算すべき第2の入力電圧V2,V3とオペアンプA3の非反転入力端子との間に設けられる重み付き加算用の抵抗R2,R3と、オペアンプA3の反転入力端子と出力端子との間に設けられるフィードバック抵抗Rfと、GNDとオペアンプA3の反転入力端子との間に設けられる抵抗Ronと、オフセット用の第3の入力電圧VofとオペアンプA3の非反転入力端子との間に設けられる抵抗Ropとから構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のアナログ電圧、あるいは複数の多値の入力電圧を加減算、増幅して出力する重み付き加減算回路に関するものである。
オペアンプを利用した加算回路は図7に示すとおりである。図7において、オペアンプA1の非反転入力端子は接地されており、反転入力端子には入力電圧Vi1〜Vinが各々抵抗R1〜Rnを介して接続されている。オペアンプA1の反転入力端子と出力端子がフィードバック抵抗Rfを介して接続されているので、オペアンプA1への入力電流を無視すると、オペアンプA1の出力電圧Voは式(1)のように表すことができる。即ち、Rf,R1〜Rnの抵抗値を適宜設定することにより、入力電圧Vi1〜Vinに重みを付けた加算を行うことができる。
Figure 2016225776
次に、オペアンプを利用した減算回路は図8に示すとおりである。図8において、オペアンプA2の反転入力端子には入力電圧Vi1が抵抗R1を介して接続され、非反転入力端子には入力電圧Vi2が抵抗R2を介して接続されている。また、非反転入力端子は抵抗R3を介して接地されている。オペアンプA2の反転入力端子と出力端子がフィードバック抵抗Rfを介して接続されているので、オペアンプA2への入力電流を無視すると、オペアンプA2の出力電圧Voは式(2)のように表すことができる。
Figure 2016225776
式(2)より、R1=R2、R3=Rfのとき、オペアンプA2の出力電圧Voは式(3)のようになることが知られている。
Figure 2016225776
図7に示した加算回路と図8に示した減算回路の組み合わせにより、例えば図9に示すように、多入力に重みを付けた加減算を行うことが可能である。図9において、オペアンプA3の反転入力端子には入力電圧V1が抵抗R1を介して接続されている。また、反転入力端子は抵抗Rgを介して接地されている。一方、オペアンプA3の非反転入力端子には入力電圧V2,V3が各々抵抗R2,R3を介して接続されている。
図10は図9の加減算回路を一般化した構成を示す回路図である。図10において、オペアンプA3の非反転入力端子にはn個の入力電圧Vp1〜Vpnが各々抵抗Rp1〜Rpnを介して接続され、反転入力端子にはm個の入力電圧Vn1〜Vnmが各々抵抗Rn1〜Rnmを介して接続されている。このとき、Daisy’s Theoremにより、各入力電圧に対する利得gainについて、gain=p×(Rf/Ri)とすると(Rfはフィードバック抵抗、Riは各入力電圧とオペアンプA3を接続する抵抗、pは定数)、Σgain=1、すなわち全ての入力電圧に対する利得gainの総和が1になることが知られている(非特許文献1)。定数pは、オペアンプA3の反転入力端子側の場合は−1、非反転入力端子側の場合は非反転入力端子に入力される入力電圧に対する利得gainの総和である。
したがって、特に式(4)が成立するとき、図10のオペアンプA3の出力電圧Voは入力電圧と抵抗を用いて式(5)のようにシンプルな形で表すことができる。
Figure 2016225776
Figure 2016225776
つまり、図9に示した加減算回路において、式(6)が成立するとすれば、オペアンプA3の出力電圧Voは式(7)のように表すことができる。
Figure 2016225776
Figure 2016225776
Dieter Knollman,"Designing with op amps: Single-formula technique keeps it simple",www.edn.com,インターネット(http://www.edn.com/design/analog/4341150/Designing-with-op-amps-Single-formula-technique-keeps-it-simple)
多入力のアナログ電圧に重みを付けた加減算を行い、ある物理量Lを指標する出力電圧Voを得る、例えばセンサとして加減算回路を使用することを考える。図11はある物理量Lに対して出力電圧Voが線形に変化するような重みを付けた加減算を行った例である。図11におけるminは物理量Lの最小値、maxは最大値である。このようなオペアンプを使った加減算が成立するのは、出力電圧Voが、オペアンプの出力可能範囲にある場合に限られる。
したがって、図12のC1に示すように、物理量Lの取り得る範囲(minからmaxの範囲)で、演算結果がオペアンプの動作範囲の上限を超えてしまう場合には、図12のC2に示すように、物理量Lに対する出力電圧Voの特性の傾きを減らす設計、つまり加減算回路におけるフィードバック抵抗Rfの値を下げることなどが行われる。
しかしながら、傾きを変えるだけでは、Vo=0となる点は変わることがない。したがって、図12のC1およびC2は何れもL=0aを通る直線となる。一方、図12のC3に示すような、L=0bを通る直線の場合、どれだけ傾きを変えても物理量Lの取り得る範囲で、演算結果をオペアンプの動作範囲に収めることはできない。さらに、物理量Lに対する出力電圧Voの特性の傾きを減らすということは、物理量Lに対する利得を減らすことと同義であり、例えばセンサとしての性能を低下させてしまうことにつながる。
理想的には、図12のC2に示すように、ある物理量Lの取り得る範囲で、出力電圧Voがオペアンプの全動作範囲内で変化することが望ましい。しかし、図9、図10に示した従来構成では、物理量Lに対する出力電圧Voの特性の傾きを変えることしかできず、図12のC2のような特性を自由に得ることはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、出力電圧をオペアンプの動作範囲に収めつつ、回路の利得を容易に最大化することができる重み付き加減算回路を提供することを目的とする。
本発明の重み付き加減算回路は、オペアンプと、重み付きで減算すべき1または複数の第1の入力電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き減算用の第1の抵抗と、重み付きで加算すべき1または複数の第2の入力電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き加算用の第2の抵抗と、前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に設けられる第3の抵抗と、接地電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる第4の抵抗と、オフセット用の第3の入力電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる第5の抵抗とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の重み付き加減算回路は、オペアンプと、重み付きで減算すべき1または複数の第1の入力電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き減算用の第1の抵抗と、重み付きで加算すべき1または複数の第2の入力電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き加算用の第2の抵抗と、前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に設けられる第3の抵抗と、オフセット用の第3の入力電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる第4の抵抗と、接地電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる第5の抵抗とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の重み付き加減算回路は、オペアンプと、重み付きで減算すべき1または複数の第1の入力電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き減算用の第1の抵抗と、重み付きで加算すべき1または複数の第2の入力電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き加算用の第2の抵抗と、前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に設けられる第3の抵抗と、一端がオフセット用の第3の入力電圧に接続された第4の抵抗と、一端が接地電圧に接続された第5の抵抗と、一端が前記第3の入力電圧に接続された第6の抵抗と、一端が接地電圧に接続された第7の抵抗と、前記第4の抵抗の他端と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられた第1のスイッチと、前記第5の抵抗の他端と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられた第2のスイッチと、前記第6の抵抗の他端と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられた第3のスイッチと、前記第7の抵抗の他端と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられた第4のスイッチとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の重み付き加減算回路の1構成例は、さらに、前記第3の入力電圧を出力するレギュレータ回路を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の重み付き加減算回路の1構成例は、さらに、前記第3の入力電圧を出力するD/A変換回路を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の重み付き加減算回路の1構成例において、前記第4、第5の抵抗は、可変抵抗である。
また、本発明の重み付き加減算回路の1構成例において、前記第4乃至第7の抵抗は、可変抵抗である。
本発明によれば、接地電圧とオペアンプの反転入力端子との間に第4の抵抗を追加すると共に、オフセット用の第3の入力電圧とオペアンプの非反転入力端子との間に第5の抵抗を追加することにより、加減算回路の出力電圧に一定量のオフセット電圧を、元々の加減算回路のパラメータを変えることなく追加することができる。その結果、本発明では、出力電圧をオペアンプの動作範囲に収めつつ、加減算回路の利得を容易に最大化することができる。
また、本発明では、オフセット用の第3の入力電圧とオペアンプの反転入力端子との間に第4の抵抗を追加すると共に、接地電圧とオペアンプの非反転入力端子との間に第5の抵抗を追加することにより、出力電圧をオペアンプの動作範囲に収めつつ、加減算回路の利得を容易に最大化することができる。
また、本発明では、第4乃至第7の抵抗と、第1乃至第4のスイッチとを追加することにより、出力電圧に付加するオフセットを0にしたり、出力電圧にオフセットを加算したり、出力電圧からオフセットを減算したりすることができ、3とおりの動作の選択を実現することにより、例えば加減算回路の製造バラつきに合わせた調整が可能となる。
また、本発明では、第3の入力電圧を出力するレギュレータ回路を設けることにより、電源電圧変動によらず一定のオフセットを出力電圧に与えることができる。
また、本発明では、第3の入力電圧を出力するD/A変換回路を設けることにより、オフセット量を任意に変えることができる。
また、本発明では、追加する抵抗として可変抵抗を用いることにより、広い範囲でオフセット量を任意に変えることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る重み付き加減算回路の別の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図である。 従来の加算回路の構成を示す回路図である。 従来の減算回路の構成を示す回路図である。 従来の加減算回路の構成を示す回路図である。 図9の加減算回路を一般化した構成を示す回路図である。 重み付き加減算の例を説明する図である。 従来の問題点を説明する図である。
[発明の原理]
本発明では、多入力のアナログ電圧に重みを付けた加減算を行うと同時に、多入力のアナログ電圧の取り得る範囲に合わせた任意の一定電圧をその加減算に追加する。これにより、本発明では、演算結果の出力範囲を、オペアンプの動作範囲内に収めることができ、また動作範囲内で加減算回路の入出力特性の傾きを最大化することも可能となる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図である。重み付き加減算回路は、オペアンプA3と、重み付きで減算すべき1または複数の第1の入力電圧V1,GNDとオペアンプA3の反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き減算用の抵抗R1,Rgと、重み付きで加算すべき1または複数の第2の入力電圧V2,V3とオペアンプA3の非反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き加算用の抵抗R2,R3と、オペアンプA3の反転入力端子と出力端子との間に設けられるフィードバック抵抗Rfと、接地電圧(GND)とオペアンプA3の反転入力端子との間に設けられる抵抗Ronと、オフセット用の第3の入力電圧VofとオペアンプA3の非反転入力端子との間に設けられる抵抗Ropとから構成される。
つまり、本実施の形態の加減算回路は、図9に示した加減算回路に対して、オペアンプA3の反転入力端子とGNDとを接続する抵抗Ronを追加すると共に、非反転入力端子と入力電圧Vofとを接続する抵抗Ropを追加したものである。
ここで、物理量Lと、入力電圧V1〜V3との関係について説明する。例えば求めたい物理量Lが、ある測定点の電流量で、この測定点から電流が流れ出す1つの経路と、測定点に電流が流れ込む2つの経路とがあった場合、測定点から電流が流れ出す1つの経路に直列に挿入された抵抗の両端の電圧がV1、測定点に電流が流れ込む2つの経路にそれぞれ1つずつ直列に挿入された抵抗の両端の電圧がV2,V3であったとすると、求めたい物理量Lは、L=−αV1+βV2+γV3となる(α,β,γは係数)。本実施の形態の加減算回路は、このような物理量Lの演算に相当する加減算を行うものであり、加減算回路の出力電圧Voは、物理量Lを示す電圧に一定量のオフセットを与えたものとなる。
図9において式(6)に示した関係が成立するものとすると、Ron=Ropであるとき、式(8)が成立し、図1の加減算回路の出力電圧Voは式(9)のように表すことができる。
Figure 2016225776
Figure 2016225776
したがって、入力電圧Vofおよび抵抗Rop(=Ron)の値を任意に設定することで、図9に示した加減算回路と比較して、他の回路素子のパラメータを変えることなく、加減算回路の出力電圧Voに一定量のオフセットを付加することが可能となる。式(9)から明らかなように、オフセット量は(Rf/Rop)×Vofである。
また、図2に示すように、オペアンプA3の反転入力端子と入力電圧Vofとを抵抗Ronを介して接続し、非反転入力端子とGNDとを抵抗Ropを介して接続してもよい。この場合は、加減算回路の出力電圧Voは式(10)のように表すことができ、また式(11)のように表すことができる。このときのオフセット量は、−(Rf/Rop)×Vofである。
Figure 2016225776
Figure 2016225776
したがって、本実施の形態では、入力電圧Vofおよび抵抗Rop(=Ron)の値と、フィードバック抵抗Rfの値とを任意に設定することで、入力電圧V1〜V3の重み付き加減算の結果である物理量L(=Vo)の取り得る範囲で、出力電圧VoをオペアンプA3の動作範囲に収めつつ、加減算回路の入出力特性の傾き(加減算回路の利得)を最大化することが可能となる。
また、回路構成としては図1、図2と同じ形を取るが、式(6)が成立しない場合には、非特許文献1から導出される条件式(12)が成立するように抵抗RopおよびRonの値を設定することで、式(6)が成立する場合と同様に、加減算回路の出力電圧Voに一定量のオフセット(Rf/Rop)×Vofを付加することが可能である。
Figure 2016225776
また、以下の実施の形態においても、式(6)を一般化した式(13)が成立する場合について述べるが、式(13)が成立しない場合にも、抵抗RopおよびRonの値として適切な値を設定することで、同様の効果を得ることができる。
Figure 2016225776
式(13)において、Rpk(k=1〜n)はオペアンプA3の非反転入力端子に接続されている抵抗のうち抵抗Ropを除く抵抗の値、Rnj(j=1〜m)はオペアンプA3の反転入力端子に接続されている抵抗のうち抵抗RonおよびRfを除く抵抗の値である。
本実施の形態では、重み付きで減算すべき第1の入力電圧をV1,GNDとし、重み付き減算用の第1の抵抗をR1,Rgとしているが、(Rf/Rg)×GND=0となるため、式(9)、式(11)中に(Rf/Rg)×GNDが記述されていないことは言うまでもない。そして、本実施の形態および以下の実施の形態において、第1の入力電圧については、複数の異なる電圧ではなく、1種類の電圧としてもよい。この場合には、重み付き減算用の第1の抵抗も1つになることは言うまでもない。
同様に、本実施の形態では、重み付きで加算すべき第2の入力電圧をV2,V3とし、重み付き加算用の第2の抵抗をR2,R3としているが、本実施の形態および以下の実施の形態において、第2の入力電圧を複数の異なる電圧ではなく、1種類の電圧としてもよい。この場合には、重み付き加算用の第2の抵抗も1つになることは言うまでもない。また、本実施の形態および以下の実施の形態においては、上記のようにRop=Ronとなる場合もあれば、Rop≠Ronとなる場合もあることは言うまでもない。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は本発明の第2の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図であり、図1、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態は、第1の実施の形態の加減算回路において、入力電圧Vofをレギュレータ回路10から出力するようにしたものである。
第1の実施の形態で述べたように、加減算回路の出力電圧Voにオフセットとして与えられる電圧は入力電圧Vofに比例する。このため、電源電圧から抵抗分割などで入力電圧Vofを生成する場合、出力電圧Voに与えるオフセットが電源電圧変動の影響を大きく受けてしまう。
これに対して、本実施の形態では、図3に示したようにレギュレータ回路10の出力をそのまま入力電圧Vofとして与えるか、あるいはレギュレータ回路10の出力から抵抗分割などで入力電圧Vofを生成することにより、電源電圧変動によらず一定のオフセットを加減算回路の出力電圧Voに与えることが可能である。
本実施の形態においても、図2と同様に、オペアンプA3の反転入力端子に抵抗Ronを介してレギュレータ回路10からの入力電圧Vofを入力し、非反転入力端子とGNDとを抵抗Ropを介して接続してもよい。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図4は本発明の第3の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図であり、図1、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態は、第1の実施の形態の加減算回路において、入力電圧VofをD/A変換回路(DAC)11から出力するようにしたものである。
第1の実施の形態で述べたように、加減算回路の出力電圧Voにオフセットとして与えられる電圧は入力電圧Vofに比例する。本実施の形態では、入力電圧VofをDAC11を介して制御することで、オフセット量を任意に変えることができる。また、DAC11の基準電圧をGNDおよびレギュレータ回路12の出力とすることで、第2の実施の形態と同じく電源電圧変動の影響を減ずることができる。
本実施の形態においても、図2と同様に、オペアンプA3の反転入力端子に抵抗Ronを介してDAC11からの入力電圧Vofを入力し、非反転入力端子とGNDとを抵抗Ropを介して接続してもよい。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図5は本発明の第4の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図であり、図1、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態は、第1の実施の形態の加減算回路において、抵抗Ron,Ropを1対の可変抵抗としたものである。
第1の実施の形態で述べたように、加減算回路の出力電圧Voにオフセットとして与えられる電圧は抵抗Ron,Ropの値に反比例する。本実施の形態では、抵抗Ron,Ropを可変抵抗とすることにより、入力電圧Vofを制御する場合よりも、より広い範囲でオフセット量を任意に変えることができる。
本実施の形態においても、図2と同様に、オペアンプA3の反転入力端子に抵抗Ronを介して入力電圧Vofを入力し、非反転入力端子とGNDとを抵抗Ropを介して接続してもよい。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図6は本発明の第5の実施の形態に係る重み付き加減算回路の構成を示す回路図であり、図1、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態は、第1の実施の形態の図1、図2に示した加減算回路において、一端が入力電圧Vofに接続された抵抗Ronの他端とオペアンプA3の反転入力端子との間にスイッチSW1を追加し、一端がGNDに接続された抵抗Ronの他端とオペアンプA3の反転入力端子との間にスイッチSW2を追加し、一端が入力電圧Vofに接続された抵抗Ropの他端とオペアンプA3の非反転入力端子との間にスイッチSW3を追加し、一端がGNDに接続された抵抗Ropの他端とオペアンプA3の非反転入力端子との間にスイッチSW4を追加したものである。
本実施の形態では、スイッチSW1〜SW4のON/OFFの組み合わせにより、加減算回路の出力電圧Voに付加するオフセットを0にしたり、出力電圧Voにオフセットを加算したり、出力電圧Voからオフセットを減算したりすることができ、3とおりの動作の選択を実現することにより、例えば加減算回路の製造バラつきに合わせた調整が可能となる。
具体的には、スイッチSW1〜SW4を全てOFFにした場合には、出力電圧Voに付加するオフセットを0にすることができる。また、スイッチSW1,SW4をOFFにし、スイッチSW2,SW3をONにした場合には、図1の構成と同様に出力電圧Voに(Rf/Rop)×Vofのオフセットを加算することができる。また、スイッチSW2,SW3をOFFにし、スイッチSW1,SW4をONにした場合には、図2の構成と同様に出力電圧Voから(Rf/Rop)×Vofのオフセットを減算することができる。
なお、本実施の形態に第2の実施の形態を適用し、入力電圧Vofをレギュレータ回路10から出力するようにしてもよいし、本実施の形態に第3の実施の形態を適用し、入力電圧VofをDAC11から出力するようにしてもよいし、本実施の形態に第4の実施の形態を適用し、抵抗Ron,Ropを可変抵抗としてもよい。
本発明は、オペアンプを利用した加減算回路に適用することができる。
A3…オペアンプ、R1〜R3,Rg,Ron,Rop…抵抗、Rf…フィードバック抵抗、SW1〜SW4…スイッチ、10…レギュレータ回路、11…D/A変換回路。

Claims (7)

  1. オペアンプと、
    重み付きで減算すべき1または複数の第1の入力電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き減算用の第1の抵抗と、
    重み付きで加算すべき1または複数の第2の入力電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き加算用の第2の抵抗と、
    前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に設けられる第3の抵抗と、
    接地電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる第4の抵抗と、
    オフセット用の第3の入力電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる第5の抵抗とを備えることを特徴とする重み付き加減算回路。
  2. オペアンプと、
    重み付きで減算すべき1または複数の第1の入力電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き減算用の第1の抵抗と、
    重み付きで加算すべき1または複数の第2の入力電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き加算用の第2の抵抗と、
    前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に設けられる第3の抵抗と、
    オフセット用の第3の入力電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる第4の抵抗と、
    接地電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる第5の抵抗とを備えることを特徴とする重み付き加減算回路。
  3. オペアンプと、
    重み付きで減算すべき1または複数の第1の入力電圧と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き減算用の第1の抵抗と、
    重み付きで加算すべき1または複数の第2の入力電圧と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられる1または複数の重み付き加算用の第2の抵抗と、
    前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に設けられる第3の抵抗と、
    一端がオフセット用の第3の入力電圧に接続された第4の抵抗と、
    一端が接地電圧に接続された第5の抵抗と、
    一端が前記第3の入力電圧に接続された第6の抵抗と、
    一端が接地電圧に接続された第7の抵抗と、
    前記第4の抵抗の他端と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられた第1のスイッチと、
    前記第5の抵抗の他端と前記オペアンプの反転入力端子との間に設けられた第2のスイッチと、
    前記第6の抵抗の他端と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられた第3のスイッチと、
    前記第7の抵抗の他端と前記オペアンプの非反転入力端子との間に設けられた第4のスイッチとを備えることを特徴とする重み付き加減算回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の重み付き加減算回路において、
    さらに、前記第3の入力電圧を出力するレギュレータ回路を備えることを特徴とする重み付き加減算回路。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の重み付き加減算回路において、
    さらに、前記第3の入力電圧を出力するD/A変換回路を備えることを特徴とする重み付き加減算回路。
  6. 請求項1または2記載の重み付き加減算回路において、
    前記第4、第5の抵抗は、可変抵抗であることを特徴とする重み付き加減算回路。
  7. 請求項3記載の重み付き加減算回路において、
    前記第4乃至第7の抵抗は、可変抵抗であることを特徴とする重み付き加減算回路。
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