JP5410305B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路に関し、詳細には定電流回路を有する電源回路に関する。
従来、定電流回路を有する電源回路としては、図3に示される回路が一般に知られている。図3に示される従来の電源回路は、オペアンプを介したフィードバック制御により一定の出力電圧Vを出力する定電圧回路(例えば特許文献1参照)と、この出力電圧Vが印加される抵抗R3をカレントミラー回路の一方のトランジスタM1のドレインに接続してなる定電流回路(例えば非特許文献1参照)とにより構成される。
特開2006−330869号 公報
「アナログ電子回路」 藤井信生、昭晃堂、昭和59年、p120
ところで上記従来の電源回路においては、定電圧回路が供給する電流Iは、主として抵抗R1〜R3の抵抗値によって決定される。すなわち、従来の電源回路をCMOS製造プロセスによりIC化した場合、電流Iは抵抗R1〜R3の抵抗値のばらつきの影響を直接的に受け、このため出力電流の精度を確保するためにはこれらの抵抗をトリミングする等の微調整が必要であった。また、IC化された電源回路内では、抵抗は比較敵的大きな面積を占めるため、結果として素子サイズが大きくなるという課題があった。
そこで、本発明の目的は、抵抗の数を少なくして素子サイズの小型化を容易にするとともに、一定電流を高精度にかつ安定して供給可能な電源回路を提供することにある。
(1)かかる目的を達成するために本発明の電源回路は、カレントミラーを構成する一対の第1及び第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタに直列に接続される抵抗と、前記抵抗の端子間電圧に基づいて前記第1のトランジスタに流れる電流を制御するレギュレータ回路と、を備え、前記第1のトランジスタは、MOSトランジスタであり、そのゲートとドレインとの間に前記抵抗の一部が接続される
本発明の電源回路によれば、従来のものよりも抵抗の数を少なくして素子サイズの小型化を容易にする。また、安定した高精度の電流制御を可能にする。
図1は、本発明の実施の形態による電源回路の回路図である。 図2(a)は実施の形態による電源回路の動作例の表図であり、図2(b)は従来の電源回路の動作例の表図である。 図3は従来技術による電源回路の回路図である。
[電源回路の構成]
図1は、本発明の実施の形態による電源回路1の回路図である。この電源回路1は、レギュレータ回路としての定電圧制御部2と、カレントミラー部3と、電流検出部4とを備えている。
図1によれば、定電圧制御部2は、オペアンプA1と、pMOSFETからなるトランジスタQ1とを備えている。オペアンプA1の非反転端子(+)には、図示しない基準電源または外部指令による参照電圧Vrefが入力され、反転端子(−)には、電流検出部4による検出電圧Vが入力される。オペアンプA1は、これら参照電圧Vrefと検出電圧Vとを比較し同一となるようにトランジスタQ1のドレイン電流I1Dを制御すべく、その出力がトランジスタQ1のゲートに接続されている。
トランジスタQ1のソースには外部電源Vsが接続される。トランジスタQ1のドレインには、カレントミラー部3を構成するpMOSFETからなるトランジスタQ2と、電流検出部4を構成する2つの抵抗R4,R5とが直列に接続されている。
すなわち、定電圧制御部2は、電流検出部4の端子間電圧に基づいてトランジスタQ2のドレイン電流I2Dを一定に補償制御するレギュレータ回路として構成されている。なお、後述するように本実施の形態では、トランジスタQ2は、非飽和領域にその動作点を設定することにより一種の固定抵抗とみなすことができる。この場合、トランジスタQ2と電流検出部4とによりトランジスタQ1のドレイン電位(=出力電圧VDD)を分圧した電位が検出電圧Vとしてフィードバックされるため、出力電圧VDDも常に一定に制御されることとなる。
カレントミラー部3は、それぞれ同一の電気的特性を有する2つのpMOSFETからなるトランジスタQ2,Q3を備えており、これらは互いにゲートソース電圧を共通とすることによりドレイン電流I2D,I3Dが同じ量のカレントミラー回路として構成されている。
トランジスタQ2,Q3の各ソースには、定電圧制御部2のトランジスタQ1のドレインが接続され、定電圧制御部2のトランジスタQ1を介して一定の出力電圧VDDが印加される。また、一方のトランジスタQ2のドレインは、電流検出部4及びオペアンプA1の反転端子(−)にそれぞれ分岐して接続されている。つまり、トランジスタQ2のドレイン電流I2Dは、電流検出部4により検出され検出電圧Vに変換されて、オペアンプA1にフィードバックされる。
他方、トランジスタQ3のドレインはオープンドレインとなっており、ここに負荷(不図示)が接続される。これにより、カレントミラー部3は、定電圧制御部2によって一定に制御されるトランジスタQ2のドレイン電流I2Dと同一量のドレイン電流I3DをトランジスタQ3を介して供給するように回路構成されている。
電流検出部4は、2つの抵抗R4,R5が直列に接続されて構成される。また、電流検出部4の一部である抵抗R4がトランジスタQ2のゲートとドレインとの間に介在して接続される。
[電源回路の動作]
オペアンプA1は、図示しない基準電源または外部からの指令による参照電圧Vrefと、トランジスタQ2のドレイン電流I2Dに対応する検出電圧Vとが一致するようにトランジスタQ1の電流I1Dをフィードバック制御する。これにより、定常状態では、トランジスタQ2のドレイン電流I2Dは、数式(1)で示される量に一定に制御される。
2D=Vref/(R4+R5) ・・・(1)
したがって、トランジスタQ2とともにカレントミラーを構成するトランジスタQ3から供給されるドレイン電流I3D(=I2D)も常に一定に制御される。
ここで、トランジスタQ2に着目し、そのゲートソース間電圧をV2GS、ドレインソース間電圧をV2DSとおいた場合、次の数式(2)の関係が成り立つ。
2GS=V2DS+I2D×R4 ・・・(2)
すなわち、トランジスタQ2のゲートとドレインの間には抵抗R4が介在するため、ドレインソース間電圧V2DSはゲートソース間電圧V2GSよりも小さくなる。このため、トランジスタQ2は非飽和領域(線形領域)で動作することとなり、ドレインソース間電圧V2DSはドレイン電流I2Dに比例する特性を有する。つまり、トランジスタQ2は、固定抵抗と同様に動作し、このためトランジスタQ1の出力電圧VDDは、ドレイン電流I2Dを用いて次の数式(3)で表すことができる。
DD=I2D×(R2on+R4+R5) ・・・(3)
ここで、R2onはトランジスタQ2のオン抵抗である。上記数式(3)に数式(1)を代入することにより次の数式(4)が得られる。
DD={1+R2on/(R4+R5)}×Vref ・・・(4)
この数式(4)により、電源回路1の出力電圧VDDは、トランジスタQ2のオン抵抗R2on、抵抗R4及びR5により決定され、参照電圧Vrefよりも大きくなる(増幅率>1)。
また、数式(4)によれば、本実施の形態のようにトランジスタQ2のオン抵抗R2onが一定、つまりトランジスタQ2の動作点が非飽和領域にある場合には、出力電圧VDDは常に一定に制御されることがわかる。
ちなみに、このオン抵抗R2onは、トランジスタQ2のゲートソース間電圧V2GSに対する電流増幅率をα(=I2D/V2GS)とした場合、上記数式(2)の関係から導かれる次の数式(5)により求めることができる。
2on=α/(1−α×R4) ・・・(5)
以上、数式(1)〜(5)に示されるパラメータを適宜選択することにより、電源回路1が制御する出力電圧VDD及びドレイン電流I3Dを任意の値に設定することができる。
[本実施の形態と従来技術との効果の比較]
図2(a)は、本実施の形態による電源回路(図1)の動作例を表で示す図であり、図2(b)は比較のため従来技術による電源回路(図3)の動作例を表で示す図である。図2(a)と(b)を比較すると、この例によるばらつき幅の条件では、本実施の形態による出力電圧VDDの誤差は±5.0%の範囲であるのに対し、従来技術による出力電圧V2は±8.3%である。したがって、出力電圧に関して本実施の形態の電源回路1によれば約40パーセントのばらつき低減効果が見込まれる。
また、本実施の形態の電源回路1によれば、同じばらつき条件でドレイン電流I3Dの誤差は±15%の範囲であるのに対し、従来技術による電流誤差は±30%である。したがって、出力電流に関して約50パーセントのばらつき低減効果が見込まれる。
また、本実施の形態の電源回路1によれば、従来の定電流回路に必要とされていた抵抗(例えば図3におけるR3)が不要であるため、素子サイズの小型化を容易にする。
以上、本発明に好適な実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々の変形が可能である。たとえば、トランジスタQ1〜Q3をnMOSFETとし、電流吸い込み型の定電流回路を備える電源回路としてもよい。また、定電圧制御部2をシャントレギュレータにより構成してもよい。
1…電源回路、2…定電圧制御部、3…カレントミラー部、4…電流検出部
A1…オペアンプ、M1…MOSトランジスタ、Q1,Q2,Q3…トランジスタ
…電流、I1D…ドレイン電流(Q1)、I2D…ドレイン電流(Q2)、I3D…ドレイン電流(Q3)
R1,R2,R3,R4…抵抗、R2on…オン抵抗
…参照電圧、V…出力電圧、V…検出電圧、Vref…参照電圧、Vs…外部電源、VDD…出力電圧、V2DS…ドレインソース間電圧(Q2)、V2GS…ゲートソース間電圧(Q2)

Claims (1)

  1. カレントミラーを構成する一対の第1及び第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタに直列に接続される抵抗と、
    前記抵抗の端子間電圧に基づいて前記第1のトランジスタに流れる電流を制御するレギュレータ回路と、を備え
    前記第1のトランジスタは、MOSトランジスタであり、そのゲートとドレインとの間に前記抵抗の一部が接続される電源回路。
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