JP2001267854A - 光受信装置 - Google Patents

光受信装置

Info

Publication number
JP2001267854A
JP2001267854A JP2000072711A JP2000072711A JP2001267854A JP 2001267854 A JP2001267854 A JP 2001267854A JP 2000072711 A JP2000072711 A JP 2000072711A JP 2000072711 A JP2000072711 A JP 2000072711A JP 2001267854 A JP2001267854 A JP 2001267854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
threshold voltage
phase output
equalizing
optical signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000072711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4286423B2 (ja
Inventor
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000072711A priority Critical patent/JP4286423B2/ja
Publication of JP2001267854A publication Critical patent/JP2001267854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4286423B2 publication Critical patent/JP4286423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗8,9等を適正に設定して、最小受信感
度を得る最適な閾値電圧VTHが生成できれば、光信号
の識別精度を高めることができるが、等化増幅器3又は
電源7の特性が変化すると、その閾値電圧VTHが最小
受信感度を得る最適な閾値電圧ではなくなり、光信号の
識別精度が劣化する課題があった。 【解決手段】 等化増幅器13における正相出力と逆相
出力の中点電圧MLに対して、一定電圧VREGに比例
する電圧を加算して閾値電圧VTHを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光信号を受信し
て、その光信号のレベルを識別する光受信装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の光受信装置を示す構成図で
あり、図において、1は“1”又は“0”レベルからな
る光信号を受信すると、その光信号を電流信号に変換す
るアバランシェ・フォトダイオード(以下、APDとい
う)、2はAPD1のアノードに接続され、APD1が
出力する電流信号を電圧信号に変換する前置増幅器、3
は前置増幅器2が出力する電圧信号を等化増幅する等化
増幅器、4は等化増幅器3における正相出力と逆相出力
の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLと電源電圧V
ccから閾値電圧VTHを生成する閾値電圧生成回路、
5,6は抵抗値Rの抵抗、7は電源電圧Vccを出力す
る電源、8は抵抗値R1の抵抗、9は抵抗値R2の抵
抗、10は等化増幅器3における正相出力と閾値電圧生
成回路4により生成された閾値電圧VTHを比較して、
光信号のレベルを識別する識別再生部である。
【0003】次に動作について説明する。まず、APD
1が“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信し
て、その光信号を電流信号に変換すると、前置増幅器2
は、APD1が出力する電流信号を電圧信号に変換す
る。
【0004】等化増幅器3は、前置増幅器2が電流信号
を電圧信号に変換すると、その電圧信号における符号間
干渉を防止するように、前置増幅器2が出力する電圧信
号を等化増幅する。なお、光信号のレベルが“1”のと
き、ショットノイズなどにより、光信号に含まれるノイ
ズ成分が特に増加する。この例では、等化増幅器3が出
力する2つの電圧信号(正相出力、逆相出力)におい
て、正相出力のLレベルがHレベルに比べて、ノイズレ
ベルが大きくなるように等化増幅器3が設計されている
(図8を参照)。また、逆相出力のHレベルがLレベル
に比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化増幅器
3が設計されている。
【0005】閾値電圧生成回路4は、識別再生部10の
識別処理に用いる閾値電圧VTHを生成する。即ち、閾
値電圧生成回路4は、等化増幅器3における正相出力と
逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLと電
源電圧Vccと抵抗8,9の抵抗比から閾値電圧VTH
を生成する。 VTH=(R1/(R1+R2))・(ML+(R2/
R1)・Vcc)
【0006】なお、閾値電圧VTHは、中点電圧MLか
らノイズの小さいレベル側にオフセットが加えられた電
圧になるので、ノイズの影響が小さくなり、最小受信感
度の最小化に寄与する閾値電圧となる。
【0007】識別再生部10は、閾値電圧生成回路4が
閾値電圧VTHを生成すると、等化増幅器3における正
相出力と閾値電圧VTHを比較して、光信号のレベルを
識別する。即ち、APD1により受信された光信号のレ
ベルが“1”であるのか、“0”であるのかを識別す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光受信装置は以
上のように構成されているので、抵抗8,9等を適正に
設定して、最小受信感度を得る最適な閾値電圧VTHが
生成できれば、光信号の識別精度を高めることができる
が、等化増幅器3又は電源7の特性が変化すると、その
閾値電圧VTHが最小受信感度を得る最適な閾値電圧で
はなくなり、光信号の識別精度が劣化する課題があっ
た。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、等化増幅器の特性が変化しても、
最小受信感度を得る最適な閾値電圧を生成することがで
きる光受信装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光受信装
置は、等化増幅手段における正相出力と逆相出力の中点
電圧に対して一定のオフセット電圧を加算して閾値電圧
を生成する閾値電圧生成手段と、等化増幅手段における
正相出力と閾値電圧生成手段により生成された閾値電圧
を比較して、光信号のレベルを識別する識別手段とを設
けたものである。
【0011】この発明に係る光受信装置は、等化増幅手
段における正相出力と逆相出力の中点電圧に対して一定
のオフセット電圧を加算して閾値電圧を生成する閾値電
圧生成手段と、等化増幅手段における逆相出力と閾値電
圧生成手段により生成された閾値電圧を比較して、光信
号のレベルを識別する識別手段とを設けたものである。
【0012】この発明に係る光受信装置は、一定電圧を
出力するレギュレータと、等化増幅手段における正相出
力と逆相出力の中点電圧を求め、その中点電圧に対して
レギュレータが出力する一定電圧に比例する電圧を加算
するアナログ演算回路とから閾値電圧生成手段を構成す
るようにしたものである。
【0013】この発明に係る光受信装置は、レギュレー
タが出力する一定電圧を周囲温度に応じて補償するよう
にしたものである。
【0014】この発明に係る光受信装置は、等化増幅手
段における正相出力と逆相出力の中点電圧から一定のオ
フセット電圧を減算して閾値電圧を生成する閾値電圧生
成手段と、等化増幅手段における逆相出力と閾値電圧生
成手段により生成された閾値電圧を比較して、光信号の
レベルを識別する識別手段とを設けたものである。
【0015】この発明に係る光受信装置は、等化増幅手
段における正相出力と逆相出力の中点電圧から一定のオ
フセット電圧を減算して閾値電圧を生成する閾値電圧生
成手段と、等化増幅手段における正相出力と閾値電圧生
成手段により生成された閾値電圧を比較して、光信号の
レベルを識別する識別手段とを設けたものである。
【0016】この発明に係る光受信装置は、一定電圧を
出力するレギュレータと、等化増幅手段における正相出
力と逆相出力の中点電圧を求め、その中点電圧からレギ
ュレータが出力する一定電圧に比例する電圧を減算する
アナログ演算回路とから閾値電圧生成手段を構成するよ
うにしたものである。
【0017】この発明に係る光受信装置は、レギュレー
タが出力する一定電圧を周囲温度に応じて補償するよう
にしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による光
受信装置を示す構成図であり、図において、11は
“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信すると、
その光信号を電流信号に変換するAPD(光電変換手
段)、12はAPD11のアノードに接続され、APD
11が出力する電流信号を電圧信号に変換する前置増幅
器、13は前置増幅器12が出力する電圧信号を等化増
幅して正相出力を識別再生部23に与える等化増幅器で
ある。なお、前置増幅器12及び等化増幅器13から等
化増幅手段が構成されている。
【0019】14は一定電圧VREGを出力するレギュ
レータ、15は等化増幅器13における正相出力と逆相
出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLに対して
一定のオフセット電圧(レギュレータ14が出力する一
定電圧VREGに比例する電圧)を加算して、閾値電圧
VTHを生成するアナログ演算回路である。なお、レギ
ュレータ14及びアナログ演算回路15から閾値電圧生
成手段が構成されている。
【0020】16,17は抵抗値Rの抵抗、18は抵抗
値R1の抵抗、19は抵抗値R2の抵抗、20は抵抗値
R1の抵抗、21は抵抗値R2の抵抗、22はオペアン
プ、23は等化増幅器13における正相出力とアナログ
演算回路15により生成された閾値電圧VTHを比較し
て、光信号のレベルを識別する識別再生部(識別手段)
である。
【0021】次に動作について説明する。まず、APD
11が“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信し
て、その光信号を電流信号に変換すると、前置増幅器1
2は、APD11が出力する電流信号を電圧信号に変換
する。
【0022】等化増幅器13は、前置増幅器12が電流
信号を電圧信号に変換すると、その電圧信号における符
号間干渉を防止するため、前置増幅器12が出力する電
圧信号を等化増幅する。なお、光信号のレベルが“1”
のとき、ショットノイズなどにより、光信号に含まれる
ノイズ成分が特に増加する。この例では、等化増幅器1
3が出力する2つの電圧信号(正相出力、逆相出力)に
おいて、正相出力のLレベルがHレベルに比べて、ノイ
ズレベルが大きくなるように等化増幅器13が設計され
ている(図2を参照)。また、逆相出力のHレベルがL
レベルに比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化
増幅器13が設計されている。
【0023】アナログ演算回路15は、等化増幅器13
の特性を考慮して、識別再生部23の識別処理に用いる
閾値電圧VTHを生成する。即ち、アナログ演算回路1
5は、レギュレータ14が一定電圧VREGを出力する
と(レギュレータ14は諸条件が変化しても常に一定の
電圧を出力する)、等化増幅器13における正相出力と
逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLと一
定電圧VREGと抵抗値R1,R2から閾値電圧VTH
を生成する。 VTH=ML+(R2/R1)・VREG
【0024】なお、閾値電圧VTHは、中点電圧MLか
らノイズの小さいレベル側にオフセットが加えられた電
圧になるので、ノイズの影響が小さくなり、最小受信感
度の最小化に寄与する閾値電圧となる。また、中点電圧
MLに対するオフセット電圧、即ち、(R2/R1)・
VREGは、一定値であって変動することはないので、
等化増幅器13の特性が変化して、中点電圧MLが変化
しても、中点電圧MLに対するオフセット電圧が変化す
ることはない。
【0025】識別再生部23は、アナログ演算回路15
が閾値電圧VTHを生成すると、等化増幅器13におけ
る正相出力と閾値電圧VTHを比較して、光信号のレベ
ルを識別する。即ち、APD11により受信された光信
号のレベルが“1”であるのか、“0”であるのかを識
別する。
【0026】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、等化増幅器13における正相出力と逆相出力
の中点電圧MLに対して、一定電圧VREGに比例する
電圧を加算して閾値電圧VTHを生成するように構成し
たので、等化増幅器13の特性が変化しても、最小受信
感度を得る最適な閾値電圧VTHを生成することができ
るようになり、その結果、光信号の識別精度を高めるこ
とができる効果を奏する。
【0027】なお、この実施の形態1では、等化増幅器
13の正相出力を識別再生部23が入力するものについ
て示したが、等化増幅器13の逆相出力を識別再生部2
3が入力するようにしてもよく、同様の効果を奏するこ
とができる。
【0028】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による光受信装置を示す構成図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。31は前置増幅器12が出力する電圧信
号を等化増幅して逆相出力を識別再生部23に与える等
化増幅器(等化増幅手段)、32は等化増幅器31にお
ける正相出力と逆相出力の中点電圧MLを求め、その中
点電圧MLから一定のオフセット電圧(レギュレータ1
4が出力する一定電圧VREGに比例する電圧)を減算
して閾値電圧VTHを生成するアナログ演算回路(閾値
電圧生成手段)である。
【0029】次に動作について説明する。まず、APD
11が“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信し
て、その光信号を電流信号に変換すると、前置増幅器1
2は、APD11が出力する電流信号を電圧信号に変換
する。
【0030】等化増幅器31は、前置増幅器12が電流
信号を電圧信号に変換すると、その電圧信号における符
号間干渉を防止するため、前置増幅器12が出力する電
圧信号を等化増幅する。なお、光信号のレベルが“1”
のとき、ショットノイズなどにより、光信号に含まれる
ノイズ成分が特に増加する。この例では、等化増幅器3
1が出力する2つの電圧信号(正相出力、逆相出力)に
おいて、逆相出力のHレベルがLレベルに比べて、ノイ
ズレベルが大きくなるように等化増幅器31が設計され
ている(図4を参照)。また、正相出力のLレベルがH
レベルに比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化
増幅器31が設計されている。
【0031】アナログ演算回路32は、等化増幅器31
の特性を考慮して、識別再生部23の識別処理に用いる
閾値電圧VTHを生成する。即ち、アナログ演算回路3
2は、レギュレータ14が一定電圧VREGを出力する
と(レギュレータ14は諸条件が変化しても常に一定の
電圧を出力する)、等化増幅器31における正相出力と
逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLと一
定電圧VREGと抵抗値R1,R2から閾値電圧VTH
を生成する。 VTH=ML−(R2/R1)・VREG
【0032】なお、閾値電圧VTHは、中点電圧MLか
らノイズの小さいレベル側にオフセットが加えられた電
圧になるので、ノイズの影響が小さくなり、最小受信感
度の最小化に寄与する閾値電圧となる。また、中点電圧
MLに対するオフセット電圧、即ち、(R2/R1)・
VREGは、一定値であって変動することはないので、
等化増幅器31の特性が変化して、中点電圧MLが変化
しても、中点電圧MLに対するオフセット電圧が変化す
ることはない。
【0033】識別再生部23は、アナログ演算回路32
が閾値電圧VTHを生成すると、等化増幅器31におけ
る逆相出力と閾値電圧VTHを比較して、光信号のレベ
ルを識別する。即ち、APD11により受信された光信
号のレベルが“1”であるのか、“0”であるのかを識
別する。
【0034】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、等化増幅器31における正相出力と逆相出力
の中点電圧MLから一定電圧VREGに比例する電圧を
減算して閾値電圧VTHを生成するように構成したの
で、等化増幅器31の特性が変化しても、最小受信感度
を得る最適な閾値電圧VTHを生成することができるよ
うになり、その結果、光信号の識別精度を高めることが
できる効果を奏する。
【0035】なお、この実施の形態2では、等化増幅器
31の逆相出力を識別再生部23が入力するものについ
て示したが、等化増幅器31の正相出力を識別再生部2
3が入力するようにしてもよく、同様の効果を奏するこ
とができる。
【0036】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による光受信装置を示す構成図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。41はレギュレータ14が出力する一定
電圧VREGを周囲温度に応じて補償し、補償後の電圧
VTMPを出力する温度制御部である。
【0037】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、レギュレータ14が出力する一定電圧VRE
Gに比例する電圧を中点電圧MLに加算して閾値電圧V
THを生成するものについて示したが、サーミスタなど
の温度制御部41が一定電圧VREGを周囲温度に応じ
て補償し、補償後の電圧VTMPに比例する電圧を中点
電圧MLに加算して閾値電圧VTHを生成するようにし
てもよい。
【0038】 VTH=ML+(R2/R1)・VTMP VTMP=α・VREG ただし、αは比例定数である。
【0039】これにより、周囲温度の変化に対応する閾
値電圧VTHが得られるため、さらに光信号の識別精度
を高めることができる効果を奏する。
【0040】実施の形態4.上記実施の形態2では、レ
ギュレータ14が出力する一定電圧VREGに比例する
電圧を中点電圧MLから減算して閾値電圧VTHを生成
するものについて示したが、図6に示すように、サーミ
スタなどの温度制御部41が一定電圧VREGを周囲温
度に応じて補償し、補償後の電圧VTMPに比例する電
圧を中点電圧MLから減算して閾値電圧VTHを生成す
るようにしてもよい。
【0041】 VTH=ML−(R2/R1)・VTMP VTMP=α・VREG ただし、αは比例定数である。
【0042】これにより、周囲温度の変化に対応する閾
値電圧VTHが得られるため、さらに光信号の識別精度
を高めることができる効果を奏する。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、等化
増幅手段における正相出力と逆相出力の中点電圧に対し
て一定のオフセット電圧を加算して閾値電圧を生成する
閾値電圧生成手段と、等化増幅手段における正相出力と
閾値電圧生成手段により生成された閾値電圧を比較し
て、光信号のレベルを識別する識別手段とを設けるよう
に構成したので、等化増幅手段の特性が変化しても、最
小受信感度を得る最適な閾値電圧を生成することができ
るようになり、その結果、光信号の識別精度を高めるこ
とができる効果がある。
【0044】この発明によれば、等化増幅手段における
正相出力と逆相出力の中点電圧に対して一定のオフセッ
ト電圧を加算して閾値電圧を生成する閾値電圧生成手段
と、等化増幅手段における逆相出力と閾値電圧生成手段
により生成された閾値電圧を比較して、光信号のレベル
を識別する識別手段とを設けるように構成したので、等
化増幅手段の特性が変化しても、最小受信感度を得る最
適な閾値電圧を生成することができるようになり、その
結果、光信号の識別精度を高めることができる効果があ
る。
【0045】この発明によれば、一定電圧を出力するレ
ギュレータと、等化増幅手段における正相出力と逆相出
力の中点電圧を求め、その中点電圧に対してレギュレー
タが出力する一定電圧に比例する電圧を加算するアナロ
グ演算回路とから閾値電圧生成手段を構成したので、回
路構成を複雑化することなく、最小受信感度を得る最適
な閾値電圧を生成することができる効果がある。
【0046】この発明によれば、レギュレータが出力す
る一定電圧を周囲温度に応じて補償するように構成した
ので、周囲温度の変化に対応する閾値電圧が得られる結
果、さらに光信号の識別精度を高めることができる効果
がある。
【0047】この発明によれば、等化増幅手段における
正相出力と逆相出力の中点電圧から一定のオフセット電
圧を減算して閾値電圧を生成する閾値電圧生成手段と、
等化増幅手段における逆相出力と閾値電圧生成手段によ
り生成された閾値電圧を比較して、光信号のレベルを識
別する識別手段とを設けるように構成したので、等化増
幅手段の特性が変化しても、最小受信感度を得る最適な
閾値電圧を生成することができるようになり、その結
果、光信号の識別精度を高めることができる効果があ
る。
【0048】この発明によれば、等化増幅手段における
正相出力と逆相出力の中点電圧から一定のオフセット電
圧を減算して閾値電圧を生成する閾値電圧生成手段と、
等化増幅手段における正相出力と閾値電圧生成手段によ
り生成された閾値電圧を比較して、光信号のレベルを識
別する識別手段とを設けるように構成したので、等化増
幅手段の特性が変化しても、最小受信感度を得る最適な
閾値電圧を生成することができるようになり、その結
果、光信号の識別精度を高めることができる効果があ
る。
【0049】この発明によれば、一定電圧を出力するレ
ギュレータと、等化増幅手段における正相出力と逆相出
力の中点電圧を求め、その中点電圧からレギュレータが
出力する一定電圧に比例する電圧を減算するアナログ演
算回路とから閾値電圧生成手段を構成したので、回路構
成を複雑化することなく、最小受信感度を得る最適な閾
値電圧を生成することができる効果がある。
【0050】この発明によれば、レギュレータが出力す
る一定電圧を周囲温度に応じて補償するように構成した
ので、周囲温度の変化に対応する閾値電圧が得られる結
果、さらに光信号の識別精度を高めることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による光受信装置を
示す構成図である。
【図2】 各種信号間の対応関係を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による光受信装置を
示す構成図である。
【図4】 各種信号間の対応関係を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による光受信装置を
示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による光受信装置を
示す構成図である。
【図7】 従来の光受信装置を示す構成図である。
【図8】 各種信号間の対応関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11 APD(光電変換手段)、12 前置増幅器(等
化増幅手段)、13等化増幅器(等化増幅手段)、14
レギュレータ(閾値電圧生成手段)、15アナログ演
算回路(閾値電圧生成手段)、16〜21 抵抗、22
オペアンプ、23 識別再生部(識別手段)、31
等化増幅器(等化増幅手段)、32アナログ演算回路
(閾値電圧生成手段)、41 温度制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を受信すると、その光信号を電気
    信号に変換する光電変換手段と、上記光電変換手段が出
    力する電気信号を等化増幅する等化増幅手段と、上記等
    化増幅手段における正相出力と逆相出力の中点電圧に対
    して一定のオフセット電圧を加算して閾値電圧を生成す
    る閾値電圧生成手段と、上記等化増幅手段における正相
    出力と上記閾値電圧生成手段により生成された閾値電圧
    を比較して、上記光信号のレベルを識別する識別手段と
    を備えた光受信装置。
  2. 【請求項2】 光信号を受信すると、その光信号を電気
    信号に変換する光電変換手段と、上記光電変換手段が出
    力する電気信号を等化増幅する等化増幅手段と、上記等
    化増幅手段における正相出力と逆相出力の中点電圧に対
    して一定のオフセット電圧を加算して閾値電圧を生成す
    る閾値電圧生成手段と、上記等化増幅手段における逆相
    出力と上記閾値電圧生成手段により生成された閾値電圧
    を比較して、上記光信号のレベルを識別する識別手段と
    を備えた光受信装置。
  3. 【請求項3】 一定電圧を出力するレギュレータと、等
    化増幅手段における正相出力と逆相出力の中点電圧を求
    め、その中点電圧に対して上記レギュレータが出力する
    一定電圧に比例する電圧を加算するアナログ演算回路と
    から閾値電圧生成手段を構成することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の光受信装置。
  4. 【請求項4】 アナログ演算回路は、レギュレータが出
    力する一定電圧を周囲温度に応じて補償することを特徴
    とする請求項3記載の光受信装置。
  5. 【請求項5】 光信号を受信すると、その光信号を電気
    信号に変換する光電変換手段と、上記光電変換手段が出
    力する電気信号を等化増幅する等化増幅手段と、上記等
    化増幅手段における正相出力と逆相出力の中点電圧から
    一定のオフセット電圧を減算して閾値電圧を生成する閾
    値電圧生成手段と、上記等化増幅手段における逆相出力
    と上記閾値電圧生成手段により生成された閾値電圧を比
    較して、上記光信号のレベルを識別する識別手段とを備
    えた光受信装置。
  6. 【請求項6】 光信号を受信すると、その光信号を電気
    信号に変換する光電変換手段と、上記光電変換手段が出
    力する電気信号を等化増幅する等化増幅手段と、上記等
    化増幅手段における正相出力と逆相出力の中点電圧から
    一定のオフセット電圧を減算して閾値電圧を生成する閾
    値電圧生成手段と、上記等化増幅手段における正相出力
    と上記閾値電圧生成手段により生成された閾値電圧を比
    較して、上記光信号のレベルを識別する識別手段とを備
    えた光受信装置。
  7. 【請求項7】 一定電圧を出力するレギュレータと、等
    化増幅手段における正相出力と逆相出力の中点電圧を求
    め、その中点電圧から上記レギュレータが出力する一定
    電圧に比例する電圧を減算するアナログ演算回路とから
    閾値電圧生成手段を構成することを特徴とする請求項5
    または請求項6記載の光受信装置。
  8. 【請求項8】 アナログ演算回路は、レギュレータが出
    力する一定電圧を周囲温度に応じて補償することを特徴
    とする請求項7記載の光受信装置。
JP2000072711A 2000-03-15 2000-03-15 光受信装置 Expired - Fee Related JP4286423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072711A JP4286423B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 光受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072711A JP4286423B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 光受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001267854A true JP2001267854A (ja) 2001-09-28
JP4286423B2 JP4286423B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=18591074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000072711A Expired - Fee Related JP4286423B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 光受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4286423B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005328384A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光送受信器
JP2016225776A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 日本電信電話株式会社 重み付き加減算回路
JP2016225777A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 日本電信電話株式会社 振幅検出回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005328384A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光送受信器
JP4556481B2 (ja) * 2004-05-14 2010-10-06 住友電気工業株式会社 光送受信器
JP2016225776A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 日本電信電話株式会社 重み付き加減算回路
JP2016225777A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 日本電信電話株式会社 振幅検出回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP4286423B2 (ja) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102454811B1 (ko) 옵셋 제거 기능이 개선된 엔벨로프-추적 전류 바이어스 회로 및 파워 증폭 장치
US6803825B2 (en) Pseudo-differential transimpedance amplifier
JP3039439B2 (ja) 識別レベル制御回路
US10931381B2 (en) Optical receivers with DC cancellation bias circuit and embedded offset cancellation
JPH08237047A (ja) 差動振幅検出回路および方法
JPH10200342A (ja) バイアス電圧供給回路
JP2020005124A (ja) トランスインピーダンスアンプ
JPH0821906B2 (ja) 光受信回路
US6952005B2 (en) Optical receiver circuit
US5498993A (en) Pulse light-receiving circuit with means to minimize power source noise
JP2655130B2 (ja) ディジタル受信回路
US6255898B1 (en) Noise eliminating circuit
JP2001267854A (ja) 光受信装置
JP4103157B2 (ja) 振幅検出回路および等化回路
JP3404984B2 (ja) 光出力モニタ回路
JP3270221B2 (ja) 光信号受信回路
JP2008066321A (ja) レーザダイオード駆動回路
JP4859353B2 (ja) 増幅回路、及び試験装置
WO2004068702A1 (ja) 前置増幅回路及びそれを用いた光受信器
JP4791435B2 (ja) 直流成分キャンセル回路
JPH04263521A (ja) 中継器
JP3753670B2 (ja) バースト信号増幅装置及びこれを用いたバースト光信号受信装置
JP2008135974A (ja) 光受信回路
JP2006503470A (ja) ダイナミックスライスレベル検出器
JP2021022901A (ja) トランスインピーダンス増幅回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061016

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061031

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20061124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090325

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees