JP2008066321A - レーザダイオード駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバーシュートの影響を抑えて駆動電流を精度よく制御できるレーザダイオード駆動回路を提供する。
【解決手段】レーザダイオード駆動回路1は、光量信号Smonのピークレベルを示すピークレベル信号Spを生成するピーク検出部6と、送信信号TXに含まれるビットパターンに基づいてピークレベル信号Spを補正する信号補正部10とを備える。信号補正部10の経路Pa(1)〜Pa(n)それぞれは、送信信号TXのパターンと各経路毎に異なる所定パターンとが一致した場合に或る時間幅の信号Sを出力する相関器11と、ローパスフィルタ12と、ローパスフィルタ12の後段に設けられ、各経路毎に設定された重みを乗じて補正信号Sを生成する補正信号生成部13とを含む。信号補正部10は、各経路からの補正信号Sをピークレベル信号Spから減算する減算部17を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザダイオード駆動回路に関するものである。
レーザダイオードから出力される信号光の強度および消光比を安定化するために、モニタ用フォトダイオードからの光電流に基づいて駆動電流量を制御するレーザダイオード駆動回路が知られている。例えば、特許文献1〜4に開示された回路は、モニタ用フォトダイオードからの光電流をI/V変換して電圧信号を生成したのち、ピークホールド回路によってピークレベルを検出し、該ピークレベルが所定値になるように駆動電流(変調電流)の振幅を制御している。
特開2000−269897号公報 特開2000−332344号公報 特開平6−164049号公報 特開平9−283848号公報
光電流に基づく電圧信号においては、ローレベルが続いた後にハイレベルに遷移する際に、オーバーシュート/アンダーシュートが生じることがある。このような現象が生じると、ピークホールド回路は、オーバーシュートによって上昇した電圧値をピークレベルとして保持してしまう。従って、ピークレベルを検出して駆動電流を制御する回路では、本来のピークレベルに基づいて駆動電流を精度よく制御することが難しい。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、オーバーシュートの影響を抑えて駆動電流を精度よく制御できるレーザダイオード駆動回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のレーザダイオード駆動回路は、送信信号に応じた駆動電流をレーザダイオードへ供給して信号光を生成させ、信号光を検出するフォトダイオードからの光量信号に基づいて駆動電流を制御するレーザダイオード駆動回路であって、光量信号のピークレベルを示すピークレベル信号を生成するピーク検出部と、送信信号に含まれるビットパターンに基づいてピークレベル信号を補正する信号補正部と、信号補正部の出力に基づいて駆動電流をレーザダイオードへ供給する駆動電流生成部とを備え、信号補正部が、送信信号を受けて複数の補正信号を生成する複数の経路を有し、複数の経路それぞれが、送信信号のビットパターンと各経路毎に異なる所定パターンとが一致した場合にパルスを出力する相関器と、相関器の後段に設けられたローパスフィルタと、ローパスフィルタからの出力信号に対し、各経路毎に設定された重みを乗じて各補正信号を生成する補正信号生成部とを含み、信号補正部が、各経路からの各補正信号をピークレベル信号から減算することによりピークレベル信号を補正する減算部を更に有することを特徴とする。
上記したレーザダイオード駆動回路において、信号補正部の各経路に送信信号が入力されると、各経路の相関器が、送信信号に含まれるビットパターンから、各経路毎に異なる所定パターンを検出する。なお、この所定パターンは、例えば“01”や“001”といった特定のビット列として各経路毎に予め定められている。そして、該所定パターンが検出される毎に、各相関器から或る時間幅のパルスが出力される。パルスは、相関器の後段に設けられたローパスフィルタによって時間的に平均化される。すなわち、所定パターンの検出頻度が高い経路ほど、ローパスフィルタからの出力信号レベルが大きくなるしくみになっている。ローパスフィルタからの出力信号には、各経路毎に設定された(すなわち、各所定パターンに応じて設定された)重みが補正信号生成部において乗ぜられる。そして、各経路の補正信号生成部からの出力信号(補正信号)が、ピークレベル信号からそれぞれ減算される。駆動電流生成部は、減算後のピークレベル信号に基づいて駆動電流を生成する。
前述の[発明が解決しようとする課題]欄で述べたオーバーシュートは、例えばハイレベルの直前にローレベルが長く続くほどハイレベル遷移時のオーバーシュートが高くなるというように、送信信号に含まれるビットパターンに依存する傾向がある。上記したレーザダイオード駆動回路においては、送信信号に含まれるビットパターンの出現頻度に、各ビットパターンに応じた重み付けがなされ、補正信号が生成されている。そして、各経路の補正信号がピークレベル信号から減算されることにより、ピークレベル信号の補正がなされる。従って、上記したレーザダイオード駆動回路によれば、ピークレベル信号に含まれるオーバーシュートの影響分を高い精度で除去できるので、オーバーシュートの影響を効果的に抑え、駆動電流を精度よく制御できる。
また、レーザダイオード駆動回路は、温度センサを更に備え、複数の経路のうち少なくとも一つの経路における補正信号生成部が、ローパスフィルタからの出力信号に対し、温度センサからの出力信号を更に乗じて補正信号を生成することを特徴としてもよい。光量信号に含まれるオーバーシュートの大きさは、フォトダイオードやレーザダイオード駆動回路の周囲温度にも依存する場合がある。このレーザダイオード駆動回路によれば、このような場合であってもオーバーシュートの影響を効果的に抑え、駆動電流を精度よく制御できる。
また、レーザダイオード駆動回路は、フォトダイオードからの光電流の平均的な大きさを示す信号を生成する光電流量検出部を更に備え、複数の経路のうち少なくとも一つの経路における補正信号生成部が、ローパスフィルタからの出力信号に対し、光電流量検出部からの出力信号を更に乗じて補正信号を生成することを特徴としてもよい。光量信号に含まれるオーバーシュートの大きさは、フォトダイオードからの光電流の大きさに依存する傾向がある。このレーザダイオード駆動回路によれば、オーバーシュートの影響をより効果的に抑えることができる。
また、レーザダイオード駆動回路は、駆動電流の平均的な大きさを示す信号を生成する駆動電流量検出部を更に備え、複数の経路のうち少なくとも一つの経路における補正信号生成部が、ローパスフィルタからの出力信号に対し、駆動電流量検出部からの出力信号を更に乗じて補正信号を生成することを特徴としてもよい。上記したオーバーシュートに加え、レーザダイオードへの駆動電流からの回り込みノイズが光量信号に更に重畳されるような場合がある。この回り込みノイズの大きさは、駆動電流の大きさに依存する。従って、このレーザダイオード駆動回路によれば、駆動電流からの回り込みノイズの影響を効果的に抑え、駆動電流を更に精度よく制御できる。
また、レーザダイオード駆動回路は、ピーク検出部の後段に設けられた第2のローパスフィルタを更に備えることを特徴としてもよい。これによって、より安定したピークレベル信号を生成できる。
本発明のレーザダイオード駆動回路によれば、オーバーシュートの影響を抑えて駆動電流を精度よく制御できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るレーザダイオード駆動回路の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明によるレーザダイオード駆動回路の一実施形態として、レーザダイオード駆動回路1の構成を示すブロック図である。同図に示すレーザダイオード駆動回路(以下、LD駆動回路とする)1は、光モジュール2とともに光送信器を構成する。光モジュール2は、信号光Pを生成するレーザダイオード(以下LDとする)21と、LD21からの信号光Pを検出するフォトダイオード(以下PDとする)22とを有する。LD21は、外部からの送信信号TXに応じた変調電流Imodと定常的なバイアス電流Ibiasとを含む駆動電流IdをLD駆動回路1から受け、駆動電流Idに応じたレーザ光である信号光Pを生成する。
LD21の出力特性は、温度により大きく変動する。すなわち、LD21の素子温度が高くなると、レーザ発振の閾値電流値が大きくなり、そのスロープ効率も小さくなるため、所定の光出力を得るためにはより大きな駆動電流が必要となる。従って、温度に依らず信号光強度及び消光比を一定に保つためには、バイアス電流Ibias及び変調電流Imodを温度に応じて制御する必要がある。そこで、LD駆動回路1は、送信信号TXに応じた駆動電流IdをLD21へ供給し、その時の光出力をPD22で検知し、PD22の出力Imonに基づいて、駆動電流Id(すなわち、バイアス電流Ibias及び変調電流Imodを制御することで、LD21の有する温度特性を補償する必要がある。
本実施形態のLD駆動回路1は、駆動電流生成部3、電流電圧変換部4、光電流量検出部5、ピーク検出部6、ローパスフィルタ7、誤差増幅器8及び9、並びに信号補正部10を備える。
駆動電流生成部3は、送信信号TXに応じて変調された駆動電流IdをLD21へ供給する。駆動電流生成部3は、バイアス電流源31及び変調電流源32を有する。バイアス電流源31は、バイアス電流Ibiasを生成する。バイアス電流源31は、誤差増幅器8から受けたバイアス制御信号Sbに応じたバイアス電流Ibiasを生成する。
変調電流源32は、送信信号TXに応じた変調電流Imodを生成する。変調電流源32は、誤差増幅器9から受けた振幅制御信号Smに応じた変調電流Imodを生成する。
なお、本実施形態においてはLD21のカソードと接地41との間にバイアス電流源31が接続されているが、このバイアス電流源31は、LD21のアノードと電源43との間に接続されてもよい。
電流電圧変換部4は、PD22からの光電流Imonを電圧信号である光量信号Smonに変換する。電流電圧変換部4は、いわゆるトランスインピーダンスアンプか、またはハイインピーダンスアンプとすることができる。電流電圧変換部4は、PD22のアノードに接続しPD22から光電流Imonを受けこれを変換し、光量信号Smonとしてピーク検出部6に出力する。
ピーク検出部6は、電流電圧変換部4の後段に設けられ、光量信号Smonのピークレベルを示すピークレベル信号Spを生成する。すなわち、ピーク検出部6の出力(ピークレベル信号Sp)は、光量信号Smonが立ち上がるときにはこれに高速に追随するが、立ち下がるときには遅い時定数で応答する。ピーク検出部6は、ローパスフィルタ7へこのピークレベル信号Spを出力する。
ここで、図2は、ピーク検出部6の具体的な構成例を示す回路図である。ピーク検出部6は、入力された光量信号Smonの直流成分を除去するためのコンデンサ61と、光量信号Smonの逆相信号Sf及び同相信号Sfを生成する差動回路62と、逆相信号Sf及び同相信号Sfのアナログ和を演算する加算部63とを有する。
加算部63は、トランジスタ63a及び63bを含む2つのエミッタホロワ回路によって構成され、この2つのトランジスタ(63a、63b)のエミッタが互いに短絡されている。具体的には、トランジスタ63a,63bのコレクタは電源64に、エミッタは互いに接続され且つピーク検出部6の出力となる。また、各エミッタは、抵抗素子63cを介して接地されている。トランジスタ63aは逆相信号Sfを受け、トランジスタ63bは同相信号Sfを受ける。この構成により、ピーク検出部6の出力には、逆相信号Sf及び同相信号Sfのうち電圧値が高い側の信号が選択的に現れる。
なお、ピーク検出部6の出力(ピークレベル信号Sp)が光量信号Smonに応じて揺らぐような場合には、図2に示すように、加算部63のトランジスタ(63a、63b)のエミッタをコンデンサCにより接地してもよい。これによって、より安定したピークレベル信号Spを生成できる。また、ピーク検出部6は、図2に示した構成以外にも、例えばエミッタホロワトランジスタのエミッタをコンデンサで接地するのみの構成など様々な回路を適用できるが、図2に示した構成によれば、ローレベルが長く続く信号に対してもピークレベルを正確に保持できる利点がある。
再び図1を参照する。ローパスフィルタ7は、本実施形態における第2のローパスフィルタである。ローパスフィルタ7は、ピーク検出部6の後段に設けられ、ピークレベル信号Spを平均化し、平均化されたピークレベル信号Spを減算部17へ出力する。なお、前述のピーク検出部6にはローパスフィルタを内蔵しているものもあり、そのローパスフィルタの時定数が十分遅ければ、その内蔵ローパスフィルタを用いることができる。また、内蔵ローパスフィルタの時定数が不十分であれば、その時定数よりも長い時定数を有するローパスフィルタ7をピーク検出部6の後段に付加するとよい。
光電流量検出部5は、光電流Imonの平均的な大きさを示す信号Siを生成する。光電流量検出部5は、例えば、PD22のカソードと電源43との間に接続された抵抗素子と、PD22のカソードと接地41との間に接続されたコンデンサとを有し、抵抗素子の両端電圧を検出することにより、信号Siを誤差増幅器8および信号補正部10に出力する。
誤差増幅器8の非反転入力端には、光電流Imonの目標値に相当する目標信号Sbが入力される。そして、誤差増幅器8は、光電流量検出部5からの出力信号Siと目標信号Sbとの差をバイアス制御信号Sbとしてバイアス電流源31へ出力する。従って、バイアス電流源31においては、光電流Imonが目標信号Sbに応じた値に近づくように、バイアス電流Ibiasが調整される。なお、目標信号Sbとしては、温度変化等によらずLD21の発光量が一定となるような適切な信号が入力される。
信号補正部10は、送信信号TXに含まれるビットパターンに基づいて、ピークレベル信号Spを補正する。信号補正部10は、n本(n≧2)の経路Pa(1)〜Pa(n)を有する。経路Pa(1)〜Pa(n)は、送信信号TXを受けて補正信号Sを各々生成する。
経路Pa(1)〜Pa(n)のそれぞれは、相関器11、ローパスフィルタ12、及び補正信号生成部13を含んでいる。相関器11は、送信信号TXを入力し、送信信号TXのビットパターンと、各経路Pa(1)〜Pa(n)毎に異なる所定パターンとが一致した場合に、或る時間幅の信号Sを出力する。なお、この所定パターンは、例えば“01”や“001”といった特定のビット列として各経路毎に予め定められている。このような相関器11としては、一般的な相関器のほか、整合フィルタ(マッチトフィルタ)を適用してもよい。
ここで、図3は、相関器11の機能を説明するための図である。図3(a)は、一例として、相関器11に設定された所定パターンが“01”である場合(すなわち、ローレベルの次にハイレベルとなる場合)における、送信信号TXのビットパターンに対する信号Sのタイミングを示している。また、図3(b)は、他の例として、相関器11の所定パターンが“001”である場合(すなわち、2つのローレベルが連続した直後にハイレベルとなる場合)における、送信信号TXのビットパターンに対する信号Sのタイミングを示している。図3(a)では、送信信号TXに所定パターン“01”が含まれる毎に、或る時間幅のパルスが送信信号TXのローレベルからハイレベルへの遷移に同期して生成されている。また、図3(b)では、送信信号TXに所定パターン“001”が含まれる毎に、或る時間幅のパルスが送信信号TXのローレベルからハイレベルへの遷移に同期して生成されている。このように、各相関器11は、送信信号TXに含まれるビットパターンから、各経路Pa(1)〜Pa(n)毎に異なる所定パターンを検出する。そして、各相関器11は、所定パターンが検出される毎にパルスを出力する。
ローパスフィルタ12は、各相関器11の後段に設けられ、各相関器11から出力された信号Sを平均化する。すなわち、ローパスフィルタ12は、例えば図3に示したような信号Sを時間的に平均化することにより、信号S中のパルスの出現頻度に応じた値を有する頻度相当信号Sを生成する。この頻度相当信号Sの値は、送信信号TXにおける、各経路Pa(1)〜Pa(n)それぞれに設定された所定パターンの発生頻度を表すこととなる。そして、所定パターンの発生頻度が高い経路ほど、頻度相当信号Sの値が大きくなる。
なお、ローパスフィルタ12の時定数は、ピーク検出部6の立ち下がり応答時定数とローパスフィルタ7の時定数とを合成した時定数と略同じ値に設定されることが好ましい。
補正信号生成部13は、ローパスフィルタ12から頻度相当信号Sを受け、頻度相当信号Sに対して各経路Pa(1)〜Pa(n)毎に設定された(すなわち、各所定パターンに応じて設定された)重みを乗じることによって補正信号Sを生成する。本実施形態の補正信号生成部13は、各経路Pa(1)〜Pa(n)毎に設定された所定の重みを頻度相当信号Sに乗ずる重み付け部14と、光電流Imonの平均値に対応する信号Si(またはその相当信号でもよい)を頻度相当信号Sに乗ずる乗算部15とを含んで構成されている。
重み付け部14においては、各経路Pa(1)〜Pa(n)毎に設定される所定の重みが調整可能であることが好ましい。重み付け部14や乗算部15の具体的な回路構成としては、例えばアナログ乗算器でもよく、或いは利得可変増幅器でもよい。
信号補正部10は、上記構成に加え、更に(n−1)個の加算部16と、減算部17とを有する。加算部16は、各経路Pa(1)〜Pa(n)の補正信号生成部13の後段に設けられており、各経路Pa(1)〜Pa(n)によって生成された補正信号Sの総和を演算し、この総和を示す信号Ssumを生成する。信号Ssumは、加算部16の後段に設けられた減算部17へ送られる。
減算部17は、各経路Pa(1)〜Pa(n)からの補正信号Sの総和Ssumをピークレベル信号Spから減算してピークレベル信号Spを補正する。すなわち、ローパスフィルタ7から出力されたピークレベル信号Spと、加算部16から出力された信号Ssumとを入力し、ピークレベル信号Spから信号Ssumを減算して補正後のピークレベル信号Spを生成する。
誤差増幅器9の反転入力端には、この補正後のピークレベル信号Spが入力される。また、誤差増幅器9の非反転入力端には、ピークレベル信号Spの目標値に相当する目標ピーク信号Spが入力される。そして、誤差増幅器9は、補正後のピークレベル信号Spと目標ピーク信号Spとの差を振幅制御信号Smとして変調電流源32へ出力する。従って、変調電流源32においては、ピークレベル信号Spが目標ピーク信号Spに近づくように、変調電流Imodが調整される。こうして、駆動電流生成部3は、ピークレベル信号Spに基づく駆動電流Idを生成する。なお、目標ピーク信号Spとしては、温度変化等によらずLD21の消光比が一定となるように適切な値が入力される。
ここで、信号補正部10の重み付け部14における重み決定方法の一例について説明する。なお、以下の説明は、LD21の緩和振動によるオーバーシュートが顕著に発生する場合を例に説明する。
LD21の緩和振動によるオーバーシュートは、ローレベルからハイレベルへの遷移時に発生する。いま、仮に、ローレベルが2ビット連続した後にハイレベルへ遷移するパターンでのオーバーシュートが、1ビットだけのローレベルの後にハイレベルへ遷移するパターンでのオーバーシュートよりも大きいとする。この例では、信号補正部10が2つの経路Pa(1),Pa(2)を有し、経路Pa(1)における相関器11の所定パターンが“01”であり、経路Pa(2)における相関器11の所定パターンが“001”であるとする。
今、説明のため、“01”というパターンが発生する頻度をXとし、“001”というパターンが発生する頻度をXとする。なお、パターン“001”にはパターン“01”が含まれているので、1ビットだけのローレベルの後にハイレベルへ遷移するパターンの発生頻度は(X−X)となる。
オーバーシュートによるピークレベル信号Sp(またはSp)への影響分は、一次近似を行うと、以下の式(1)のように表すことができる。なお、式(1)において、Vpはピークレベル信号Sp(またはSp)であり、Vpは真のピーク値であり、A,Bは係数である。
Figure 2008066321
係数A,Bは、例えば次のようにして求めることができる。まず、LD駆動回路1のフィードバックを切る。すなわち、バイアス制御信号Sbのバイアス電流源31への提供、及び振幅制御信号Smの変調電流源32への提供を停止する。次に、一定の周囲温度のもとで、100ビット連続“1”(すなわちハイレベル)と、100ビット連続“0”(すなわちローレベル)とを交互に繰り返す送信信号TXを入力する。そして、バイアス電流Ibias及び変調電流Imodが望ましい大きさとなるように外部から調整したうえで、ピークレベル信号Sp(Vp)を計測する。このときの値をVp(100)とする。この場合、X=X=200なので、上記した式(1)より、次式(2)が成り立つ。
Figure 2008066321
続いて、送信信号TXを、2ビット連続“1”と、2ビット連続“0”とを交互に繰り返すパターン“11001100…”に変更し、ピークレベル信号Sp(Vp)を計測する。このときの値をVp(0011)とする。この場合、X=X=4なので、上記した式(1)より、次式(3)が成り立つ。
Figure 2008066321

上式(2)及び(3)から未知のVpを消去することにより、Bを求めることができる。
続いて、送信信号TXのビットパターンを、1ビットのみ“1”と、1ビットのみ“0”とを交互に繰り返すパターン“1010…”に変更し、ピークレベル信号Sp(Vp)を計測する。このときの値をVp(0101)とする。この場合、X=2、X=0なので、上記した式(1)より、次式(4)が成り立つ。
Figure 2008066321

既に求めたBと式(2)(または式(3))からVpを求め、式(4)からAを求めることができる。
なお、上記説明においては、計算の簡略化のため、ピークレベル信号Spと変調電流Imodとが比例するものと仮定している。
以上のようにして求めたA,Bを、重み付け部14の重みとして設定する。すなわち、式(1)は次の式(5)のように表すことができるので、
Figure 2008066321

パターン“01”が発生する頻度Xの係数Aを経路Pa(1)における重みとし、パターン“001”が発生する頻度Xの係数(A−B)を経路Pa(2)における重みとする。これにより、ピークレベル信号Sp(またはSp)に含まれるオーバーシュートによる影響を、補正信号Sの和(信号Ssum)として精度よく推定することができる。
本実施形態のLD駆動回路1の効果について説明する。図4は、光量信号Smonに生じるオーバーシュートの典型例を示すグラフである。図4に示す波形では、ローレベルが1ビットのみ生じた後のオーバーシュートpk1よりも、ローレベルが複数ビット連続した後のオーバーシュートpk2の方が大きくなっている。このように、光量信号Smonに生じるオーバーシュートは、送信信号TXのビットパターンに依存する。本実施形態のLD駆動回路1においては、送信信号TXに含まれる特定のパターンの出現頻度に、各パターンでのオーバーシュートの度合いを考慮した重み付けがなされ、補正信号Sが生成されている。そして、各経路Pa(1)〜Pa(n)の補正信号Sがピークレベル信号Spから減算されることにより、ピークレベル信号Spの補正がなされる。従って、本実施形態のLD駆動回路1によれば、ピークレベル信号Spに含まれるオーバーシュートの影響分を高い精度で除去できるので、駆動電流Idを精度よく制御できる。
また、本実施形態のように、補正信号生成部13は、ローパスフィルタ12からの出力信号(頻度相当信号S)に対し、光電流量検出部5からの出力信号Si(またはその相当信号)を更に乗じて補正信号Sを生成することが好ましい。光量信号Smonに生じるオーバーシュートの大きさは、PD22の光電流Imonの大きさに依存する。つまり、光電流Imonの電流値が大きいほど、光量信号Smonも大きくなり、光量信号Smonに生じるオーバーシュートも大きくなる。本実施形態のLD駆動回路1によれば、光電流Imonの平均値Siを頻度相当信号Sに乗じて補正信号Sを生成することにより、オーバーシュートの影響をより効果的に抑えることができる。なお、本実施形態では、全ての経路Pa(1)〜Pa(n)の頻度相当信号Sに対して信号Siを乗じているが、複数の経路Pa(1)〜Pa(n)のうち少なくとも一つの経路において頻度相当信号Sに信号Siを乗じることにより、このような効果を得ることができる。
(第1の変形例)
続いて、上記実施形態の第1変形例について説明する。図5は、本変形例に係る補正信号生成部18を示す回路図である。図5を参照すると、各経路Pa(1)〜Pa(n)に設けられた補正信号生成部18は、デュアルゲートFET19をそれぞれ含んでいる。デュアルゲートFET19の一方のゲートには、当該経路のローパスフィルタ12から頻度相当信号Sが入力される。また、他方のゲートには、光電流Imonの平均値Siが入力される。各経路Pa(1)〜Pa(n)のデュアルゲートFET19のドレイン及びソースのうち一方は互いに短絡されており、抵抗素子46を介して電源45に接続され、他方は接地されている。
各経路Pa(1)〜Pa(n)のデュアルゲートFET19のドレイン−ソース間には、頻度相当信号S及び信号Siの積に応じた電流I〜Iが流れる。本変形例においては、この電流I〜Iが、補正信号Sに相当する。そして、電流I〜Iの合成電流が抵抗素子46を流れるので、抵抗素子46における電圧降下は補正信号Sの総和(すなわち信号Ssum)に相当する。抵抗素子46の両端電圧(例えばデュアルゲートFET19のドレイン(またはソース)と抵抗素子46との接続点における電位)が、減算部17(図1参照)へ提供される。
補正信号生成部は、本変形例や上記実施形態のようなアナログ演算器による構成のほかにも、例えばデジタルプロセッサを用いることもできる。その場合、補正信号生成部とその前段のローパスフィルタとの間にA/Dコンバータを設け、補正信号生成部とその後段の減算部17との間(或いは、減算部17もデジタル化した場合には減算部17と誤差増幅器9との間)にD/Aコンバータを設ける。一般に光送信器に搭載できるデジタルプロセッサは高速演算可能なものは少ない。しかしながら、通信路とほぼ同じ速度で動作しなければならない相関器と異なり補正信号生成部は低速回路でよいので、低速のデジタルプロセッサでも十分、補正信号生成部を構成できる。
(第2の変形例)
図6は、第2変形例の構成を示す回路図である。なお、図6において、図1に示した実施形態と重複する部分については図示を省略している。本変形例のLD駆動回路1aは、上記実施形態の信号補正部10に代えて信号補正部10aを、光電流量検出部5に代えて温度センサ47を備える。
信号補正部10aは、n本(n≧2)の経路Pa(1)〜Pa(n)を有する。経路Pa(1)〜Pa(n)のそれぞれは、相関器11、ローパスフィルタ12、及び補正信号生成部13aを含んで構成されている。これらのうち、相関器11及びローパスフィルタ12の構成については、上記実施形態と同様なので詳細な説明を省略する。本変形例の補正信号生成部13aは、上記実施形態と同様に、各経路Pa(1)〜Pa(n)毎に設定された所定の重みを頻度相当信号Sに乗ずる重み付け部14を有する。また、補正信号生成部13aは、上記実施形態とは異なり、周囲温度を示す温度センサ47からの信号Sthを頻度相当信号Sに乗ずる乗算部15aを有する。信号Sthが乗ぜられた補正信号Sは、加算部16によって互いに加算され、減算部17においてピークレベル信号Spから減算される。
本変形例のように、補正信号生成部は、ローパスフィルタ12からの出力信号(頻度相当信号S)に対し、温度センサ47の出力(信号Sth)を乗じて補正信号Sを生成してもよい。光量信号Smonに含まれるオーバーシュートは、PD22やLD駆動回路1aの周囲温度にも依存する場合がある。本変形例のLD駆動回路1aでは、このような場合であってもオーバーシュートの影響を抑え、駆動電流Idを精度よく制御できる。なお、本変形例では、全ての経路Pa(1)〜Pa(n)の頻度相当信号Sに対して信号Sthを乗じているが、複数の経路Pa(1)〜Pa(n)のうち少なくとも一つの経路において頻度相当信号Sに信号Sthを乗じることにより、このような効果を得ることができる。
(第3の変形例)
図7は、第3変形例を示す回路図である。なお、図7においても、図1と構成が重複する部分を省略している。本変形例のLD駆動回路1bは、上記実施形態の信号補正部10に代えて信号補正部10bを、光電流量検出部5に代えて駆動電流量検出部48を備える。
駆動電流量検出部48は、LD21を流れる駆動電流Idを示す信号Sdを生成する。駆動電流量検出部48は、LD21と電源42との間に挿入されており、例えば、LD21のアノードと電源42との間に接続された抵抗素子、及びLD21のアノードと接地との間に接続されたコンデンサによるフィルタ回路とすることができる。駆動電流量検出部48は、この抵抗素子の両端電圧を検出することにより、信号Sdを生成する。駆動電流量検出部48の出力Sdは信号補正部10bへ提供される。
信号補正部10bは、n本(n≧2)の経路Pa(1)〜Pa(n)を有する。経路Pa(1)〜Pa(n)のそれぞれは、相関器11、ローパスフィルタ12、及び補正信号生成部13bを含んでいる。これらのうち、相関器11及びローパスフィルタ12は、上記実施形態と同様である。本変形例の補正信号生成部13bは、上記実施形態と同様に、各経路Pa(1)〜Pa(n)毎に設定された所定の重みを頻度相当信号Sに乗ずる重み付け部14を有する。また、補正信号生成部13bは、上記実施形態とは異なり、駆動電流量検出部48の出力Sdを頻度相当信号Sに乗ずる乗算部15bを有する。信号Sdが乗ぜられた補正信号Sは、加算部16によって加算され、減算部17においてピークレベル信号Spから減算される。
光量信号Smonには、オーバーシュートのみでなく、駆動電流Idからの回り込みノイズが重畳される場合がある。この回り込みノイズの大きさは、駆動電流Idの大きさに依存する。本変形例のLD駆動回路1bによれば、駆動電流Idに応じて補正信号Sを調整できるので、駆動電流Idを精度よく制御できる。なお、本変形例では、全ての経路Pa(1)〜Pa(n)の頻度相当信号Sに対して駆動電流量検出部48からの出力信号Sdを乗じているが、複数の経路Pa(1)〜Pa(n)のうち少なくとも一つの経路において頻度相当信号Sに信号Sdを乗じることにより、このような効果を得ることができる。
(第4の変形例)
図8は、第4変形例を示す回路図である。なお、図8においても、図1と重複する部分は省略している。本変形例のLD駆動回路1cは、信号補正部10cを備える。
信号補正部10cは、n本(n≧2)の経路Pa(1)〜Pa(n)を有する。経路Pa(1)〜Pa(n)のそれぞれは、相関器11、ローパスフィルタ12、及び補正信号生成部13cを含んで構成されている。相関器11及びローパスフィルタ12は、上記実施形態と同様である。上記実施形態の補正信号生成部13と相違する点は、乗算部の有無である。すなわち、本変形例の補正信号生成部13cは、重み付け部14によって構成され、光電流量や周囲温度、或いは駆動電流量に基づく信号を頻度相当信号Sに乗じるための乗算部を含まない。そして、各経路Pa(1)〜Pa(n)において頻度相当信号Sに所定の重みを乗じて生成された補正信号Sは、加算部16によって互いに加算され、減算部17においてピークレベル信号Spから減算される。
本変形例のように、補正信号生成部は、前段のローパスフィルタからの出力信号に対し、所定の重みを乗じるのみで補正信号Sを生成してもよい。駆動電流Idが目標値付近で制御されるような場合、光電流Imonや駆動電流Idはほぼ一定であることが多い。このような場合には、補正信号生成部においてローパスフィルタからの出力信号に乗ぜられる重みが固定値であっても、ピークレベル信号Spに対して十分な補正を行うことができる。
(第5の変形例)
図9は、第5変形例を示す回路図である。なお、図9においても、図1と重複する部分を省略している。本変形例のLD駆動回路1dは、信号補正部10に代えて信号補正部10dを、光電流量検出部5に加えて第1変形例の温度センサ47(図6参照)及び第2変形例の駆動電流量検出部48(図7参照)を更に備える。
信号補正部10dは、4本の経路Pa(1)〜Pa(4)を有する。経路Pa(1)〜Pa(4)のそれぞれは、相関器11及びローパスフィルタ12を含んで構成されている。なお、相関器11及びローパスフィルタ12の構成については、上記実施形態と同様である。
本変形例では、経路Pa(1)〜Pa(4)の補正信号生成部の構成がそれぞれ異なる。すなわち、経路Pa(1)は補正信号生成部13を含み、経路Pa(2)は補正信号生成部13aを含み、経路Pa(3)は補正信号生成部13bを含み、経路Pa(4)は補正信号生成部13cを含む。経路Pa(1)の補正信号生成部13は、所定の重みを頻度相当信号Sに乗ずる重み付け部14と、光電流Imonに対応する信号Siを頻度相当信号Sに乗ずる乗算部15とを含む。経路Pa(2)の補正信号生成部13aは、重み付け部14と、周囲温度を示す温度センサ47からの信号Sthを頻度相当信号Sに乗ずる乗算部15aとを含む。経路Pa(3)の補正信号生成部13bは、重み付け部14と、駆動電流Idに対応する信号Sdを頻度相当信号Sに乗ずる乗算部15bとを含む。経路Pa(4)の補正信号生成部13cは、重み付け部14によって構成され、光電流量や周囲温度、或いは駆動電流量に基づく信号を頻度相当信号Sに乗じるための乗算部を含まない。そして、各経路Pa(1)〜Pa(4)における補正信号生成部13,13a〜13cにより生成された補正信号S〜Sは、加算部16によって互いに加算され、減算部17においてピークレベル信号Spから減算される。
本変形例のように、補正信号生成部の構成は、各経路によって互いに異なってもよい。光量信号Smonに生じるオーバーシュートやノイズは、光電流Imonに顕著に依存するもの、駆動電流Idに顕著に依存するもの、周囲温度に依存するもの、或いはこれらに殆ど依存しないもの等、様々である。従って、送信信号TXのパターンに応じて信号補正部の各経路における補正信号生成部の構成を選択することにより、駆動電流を精度よく制御できる。
(第6の変形例)
図10は、第6変形例として、AC結合型の駆動電流生成部30の構成を示す回路図である。LD駆動回路1は、図1に示した駆動電流生成部3に代えて、この駆動電流生成部30を備えても良い。
駆動電流生成部30は、送信信号TXに応じて変調された駆動電流IdをLD21へ供給する。本変形例の駆動電流生成部30は、バイアス電流源31及び変調信号生成部33を有し、バイアス電流源31の構成については、上記実施形態と同様である。
変調信号生成部33は、駆動電流Idのうち、送信信号TXに応じた変調信号Vmodを生成する。具体的には、変調信号生成部33は、送信信号TXを外部から、振幅制御信号Smを誤差増幅器9(図1参照)から入力し、変調信号Vmodを容量素子34を介してLD21に出力する。この構成により、変調信号生成部33の出力からは、送信信号TXに応じた変調電流Imodが流れる。変調信号生成部33は、振幅制御信号Smに応じて、変調信号Vmod(すなわち、駆動電流Id)を調節する。
本発明によるレーザダイオード駆動回路は、上記した実施形態及び各変形例に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態及び各変形例においては、信号補正部の補正信号生成部が、前段のローパスフィルタからの出力信号に対し、平均光電流量を示す信号や周囲温度を示す温度信号、或いは平均駆動電流量を示す信号を乗じているが、補正信号生成部は、ローパスフィルタからの出力信号に対してこれら以外の様々な信号を乗じることができる。
図1は、本発明によるレーザダイオード駆動回路の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図2は、ピーク検出部の具体的な構成例を示す回路図である。 図3は、相関器の機能を説明するためのグラフである。図3(a)は、相関器に設定された所定パターンが“01”である場合における、送信信号のビットパターンに対するパルスの出力タイミングを示している。図3(b)は、相関器の所定パターンが“001”である場合における、送信信号のビットパターンに対するパルスの出力タイミングを示している。 図4は、光量信号に生じるオーバーシュートの典型例を示すグラフである。 図5は、第1変形例に係る補正信号生成部の構成を示す回路図である。 図6は、第2変形例の構成を示す回路図である。 図7は、第3変形例の構成を示す回路図である。 図8は、第4変形例の構成を示す回路図である。 図9は、第5変形例の構成を示す回路図である。 図10は、第6変形例として、AC結合型の駆動電流生成部の構成を示す回路図である。
符号の説明
1,1a〜1d…LD駆動回路、2…光モジュール、3…駆動電流生成部、4…電流電圧変換部、5…光電流量検出部、6…ピーク検出部、7,12…ローパスフィルタ、8,9…誤差増幅器、10,10a〜10d…信号補正部、11…相関器、13,13a〜13c,18…補正信号生成部、14…重み付け部、15,15a,15b…乗算部、16…加算部、17…減算部、21…LD、22…PD、31…バイアス電流源、32…変調電流源、47…温度センサ、48…駆動電流量検出部、Ibias…バイアス電流、Id…駆動電流、Imod…変調電流、Imon…光電流、Pa(1)〜Pa(n)…経路、S〜S…補正信号、Sb…バイアス制御信号、Sm…振幅制御信号、Smon…光量信号、Sp〜Sp…ピークレベル信号、TX…送信信号。

Claims (5)

  1. 送信信号に応じた駆動電流をレーザダイオードへ供給して信号光を生成させ、前記信号光を検出するフォトダイオードからの光量信号に基づいて前記駆動電流を制御するレーザダイオード駆動回路であって、
    前記光量信号のピークレベルを示すピークレベル信号を生成するピーク検出部と、
    前記送信信号に含まれるビットパターンに基づいて前記ピークレベル信号を補正する信号補正部と、
    前記信号補正部の出力に基づいて前記駆動電流を前記レーザダイオードへ供給する駆動電流生成部と
    を備え、
    前記信号補正部が、前記送信信号を受けて複数の補正信号を生成する複数の経路を有し、
    前記複数の経路それぞれが、
    前記送信信号の前記ビットパターンと各経路毎に異なる所定パターンとが一致した場合にパルスを出力する相関器と、
    前記相関器の後段に設けられたローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタからの出力信号に対し、前記各経路毎に設定された重みを乗じて前記各補正信号を生成する補正信号生成部と
    を含み、
    前記信号補正部が、各経路からの前記各補正信号を前記ピークレベル信号から減算することにより前記ピークレベル信号を補正する減算部を更に有することを特徴とする、レーザダイオード駆動回路。
  2. 温度センサを更に備え、
    前記複数の経路のうち少なくとも一つの前記経路における前記補正信号生成部が、前記ローパスフィルタからの出力信号に対し、前記温度センサからの出力信号を更に乗じて前記補正信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載のレーザダイオード駆動回路。
  3. 前記フォトダイオードからの光電流の平均的な大きさを示す信号を生成する光電流量検出部を更に備え、
    前記複数の経路のうち少なくとも一つの前記経路における前記補正信号生成部が、前記ローパスフィルタからの出力信号に対し、前記光電流量検出部からの出力信号を更に乗じて前記補正信号を生成することを特徴とする、請求項1または2に記載のレーザダイオード駆動回路。
  4. 前記駆動電流の平均的な大きさを示す信号を生成する駆動電流量検出部を更に備え、
    前記複数の経路のうち少なくとも一つの前記経路における前記補正信号生成部が、前記ローパスフィルタからの出力信号に対し、前記駆動電流量検出部からの出力信号を更に乗じて前記補正信号を生成することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザダイオード駆動回路。
  5. 前記ピーク検出部の後段に設けられた第2のローパスフィルタを更に備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレーザダイオード駆動回路。
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