JP4286423B2 - 光受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光信号を受信して、その光信号のレベルを識別する光受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の光受信装置を示す構成図であり、図において、1は“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信すると、その光信号を電流信号に変換するアバランシェ・フォトダイオード(以下、APDという)、2はAPD1のアノードに接続され、APD1が出力する電流信号を電圧信号に変換する前置増幅器、3は前置増幅器2が出力する電圧信号を等化増幅する等化増幅器、4は等化増幅器3における正相出力と逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLと電源電圧Vccから閾値電圧VTHを生成する閾値電圧生成回路、5,6は抵抗値Rの抵抗、7は電源電圧Vccを出力する電源、8は抵抗値R1の抵抗、9は抵抗値R2の抵抗、10は等化増幅器3における正相出力と閾値電圧生成回路4により生成された閾値電圧VTHを比較して、光信号のレベルを識別する識別再生部である。
【0003】
次に動作について説明する。
まず、APD1が“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信して、その光信号を電流信号に変換すると、前置増幅器2は、APD1が出力する電流信号を電圧信号に変換する。
【0004】
等化増幅器3は、前置増幅器2が電流信号を電圧信号に変換すると、その電圧信号における符号間干渉を防止するように、前置増幅器2が出力する電圧信号を等化増幅する。
なお、光信号のレベルが“1”のとき、ショットノイズなどにより、光信号に含まれるノイズ成分が特に増加する。この例では、等化増幅器3が出力する2つの電圧信号(正相出力、逆相出力)において、正相出力のLレベルがHレベルに比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化増幅器3が設計されている(図8を参照)。また、逆相出力のHレベルがLレベルに比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化増幅器3が設計されている。
【0005】
閾値電圧生成回路4は、識別再生部10の識別処理に用いる閾値電圧VTHを生成する。
即ち、閾値電圧生成回路4は、等化増幅器3における正相出力と逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLと電源電圧Vccと抵抗8,9の抵抗比から閾値電圧VTHを生成する。
VTH=(R1/(R1+R2))・(ML+(R2/R1)・Vcc)
【0006】
なお、閾値電圧VTHは、中点電圧MLからノイズの小さいレベル側にオフセットが加えられた電圧になるので、ノイズの影響が小さくなり、最小受信感度の最小化に寄与する閾値電圧となる。
【0007】
識別再生部10は、閾値電圧生成回路4が閾値電圧VTHを生成すると、等化増幅器3における正相出力と閾値電圧VTHを比較して、光信号のレベルを識別する。
即ち、APD1により受信された光信号のレベルが“1”であるのか、“0”であるのかを識別する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光受信装置は以上のように構成されているので、抵抗8,9等を適正に設定して、最小受信感度を得る最適な閾値電圧VTHが生成できれば、光信号の識別精度を高めることができるが、等化増幅器3又は電源7の特性が変化すると、その閾値電圧VTHが最小受信感度を得る最適な閾値電圧ではなくなり、光信号の識別精度が劣化する課題があった。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、等化増幅器の特性が変化しても、最小受信感度を得る最適な閾値電圧を生成することができる光受信装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る光受信装置は、LレベルがHレベルに比べてノイズレベルが大きい正相信号を出力するとともに、HレベルがLレベルに比べてノイズレベルが大きい逆相信号を出力するものであって、光電変換手段から出力された電気信号を等化増幅し、等化増幅後の電気信号である上記正相信号と上記逆相信号を出力する等化増幅手段と、諸条件が変化しても一定の電圧を出力するレギュレータと、そのレギュレータから出力される一定の電圧に比例する電圧を等化増幅手段から出力された正相信号と逆相信号の中点電圧に加算して閾値電圧を生成するアナログ演算回路と、等化増幅手段から出力された正相信号とアナログ演算回路により生成された閾値電圧を比較して、光信号のレベルを識別する識別手段とを設けたものである。
【0013】
この発明に係る光受信装置は、レギュレータから出力される一定の電圧VREGを周囲温度に応じて補償する温度制御部を実装し、その温度制御部による補償後の電圧VTMPに比例する電圧(R2/R1)・VTMPを、等化増幅手段から出力された正相信号と逆相信号の中点電圧MLに加算して閾値電圧VTHを生成するようにしたものである。
【0014】
この発明に係る光受信装置は、HレベルがLレベルに比べてノイズレベルが大きい逆相信号を出力するとともに、LレベルがHレベルに比べてノイズレベルが大きい正相信号を出力するものであって、光電変換手段から出力された電気信号を等化増幅し、等化増幅後の電気信号である上記逆相信号と上記正相信号を出力する等化増幅手段と、諸条件が変化しても一定の電圧を出力するレギュレータと、等化増幅手段から出力された逆相信号と正相信号の中点電圧からレギュレータより出力される一定の電圧に比例する電圧を減算して閾値電圧を生成するアナログ演算回路と、等化増幅手段から出力された逆相信号とアナログ演算回路により生成された閾値電圧を比較して、光信号のレベルを識別する識別手段とを設けたものである。
【0017】
この発明に係る光受信装置は、レギュレータから出力される一定の電圧VREGを周囲温度に応じて補償する温度制御部を実装し、等化増幅手段から出力された逆相信号と正相信号の中点電圧MLから、その温度制御部による補償後の電圧VTMPに比例する電圧(R2/R1)・VTMPを減算して閾値電圧VTHを生成するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による光受信装置を示す構成図であり、図において、11は“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信すると、その光信号を電流信号に変換するAPD(光電変換手段)、12はAPD11のアノードに接続され、APD11が出力する電流信号を電圧信号に変換する前置増幅器、13は前置増幅器12が出力する電圧信号を等化増幅して正相出力を識別再生部23に与える等化増幅器である。なお、前置増幅器12及び等化増幅器13から等化増幅手段が構成されている。
【0019】
14は一定電圧VREGを出力するレギュレータ、15は等化増幅器13における正相出力と逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLに対して一定のオフセット電圧(レギュレータ14が出力する一定電圧VREGに比例する電圧)を加算して、閾値電圧VTHを生成するアナログ演算回路である。なお、レギュレータ14及びアナログ演算回路15から閾値電圧生成手段が構成されている。
【0020】
16,17は抵抗値Rの抵抗、18は抵抗値R1の抵抗、19は抵抗値R2の抵抗、20は抵抗値R1の抵抗、21は抵抗値R2の抵抗、22はオペアンプ、23は等化増幅器13における正相出力とアナログ演算回路15により生成された閾値電圧VTHを比較して、光信号のレベルを識別する識別再生部(識別手段)である。
【0021】
次に動作について説明する。
まず、APD11が“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信して、その光信号を電流信号に変換すると、前置増幅器12は、APD11が出力する電流信号を電圧信号に変換する。
【0022】
等化増幅器13は、前置増幅器12が電流信号を電圧信号に変換すると、その電圧信号における符号間干渉を防止するため、前置増幅器12が出力する電圧信号を等化増幅する。
なお、光信号のレベルが“1”のとき、ショットノイズなどにより、光信号に含まれるノイズ成分が特に増加する。この例では、等化増幅器13が出力する2つの電圧信号(正相出力(正相信号)、逆相出力(逆相信号))において、正相出力のLレベルがHレベルに比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化増幅器13が設計されている(図2を参照)。また、逆相出力のHレベルがLレベルに比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化増幅器13が設計されている。
【0023】
アナログ演算回路15は、等化増幅器13の特性を考慮して、識別再生部23の識別処理に用いる閾値電圧VTHを生成する。
即ち、アナログ演算回路15は、レギュレータ14が一定電圧VREGを出力すると(レギュレータ14は諸条件が変化しても常に一定の電圧を出力する)、等化増幅器13における正相出力と逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLと一定電圧VREGと抵抗値R1,R2から閾値電圧VTHを生成する。
VTH=ML+(R2/R1)・VREG
【0024】
なお、閾値電圧VTHは、中点電圧MLからノイズの小さいレベル側にオフセットが加えられた電圧になるので、ノイズの影響が小さくなり、最小受信感度の最小化に寄与する閾値電圧となる。
また、中点電圧MLに対するオフセット電圧、即ち、(R2/R1)・VREGは、一定値であって変動することはないので、等化増幅器13の特性が変化して、中点電圧MLが変化しても、中点電圧MLに対するオフセット電圧が変化することはない。
【0025】
識別再生部23は、アナログ演算回路15が閾値電圧VTHを生成すると、等化増幅器13における正相出力と閾値電圧VTHを比較して、光信号のレベルを識別する。
即ち、APD11により受信された光信号のレベルが“1”であるのか、“0”であるのかを識別する。
【0026】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、等化増幅器13における正相出力と逆相出力の中点電圧MLに対して、一定電圧VREGに比例する電圧を加算して閾値電圧VTHを生成するように構成したので、等化増幅器13の特性が変化しても、最小受信感度を得る最適な閾値電圧VTHを生成することができるようになり、その結果、光信号の識別精度を高めることができる効果を奏する。
【0028】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による光受信装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
31は前置増幅器12が出力する電圧信号を等化増幅して逆相出力を識別再生部23に与える等化増幅器(等化増幅手段)、32は等化増幅器31における正相出力と逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLから一定のオフセット電圧(レギュレータ14が出力する一定電圧VREGに比例する電圧)を減算して閾値電圧VTHを生成するアナログ演算回路(閾値電圧生成手段)である。
【0029】
次に動作について説明する。
まず、APD11が“1”又は“0”レベルからなる光信号を受信して、その光信号を電流信号に変換すると、前置増幅器12は、APD11が出力する電流信号を電圧信号に変換する。
【0030】
等化増幅器31は、前置増幅器12が電流信号を電圧信号に変換すると、その電圧信号における符号間干渉を防止するため、前置増幅器12が出力する電圧信号を等化増幅する。
なお、光信号のレベルが“1”のとき、ショットノイズなどにより、光信号に含まれるノイズ成分が特に増加する。この例では、等化増幅器31が出力する2つの電圧信号(正相出力(正相信号)、逆相出力(逆相信号))において、逆相出力のHレベルがLレベルに比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化増幅器31が設計されている(図4を参照)。また、正相出力のLレベルがHレベルに比べて、ノイズレベルが大きくなるように等化増幅器31が設計されている。
【0031】
アナログ演算回路32は、等化増幅器31の特性を考慮して、識別再生部23の識別処理に用いる閾値電圧VTHを生成する。
即ち、アナログ演算回路32は、レギュレータ14が一定電圧VREGを出力すると(レギュレータ14は諸条件が変化しても常に一定の電圧を出力する)、等化増幅器31における正相出力と逆相出力の中点電圧MLを求め、その中点電圧MLと一定電圧VREGと抵抗値R1,R2から閾値電圧VTHを生成する。
VTH=ML−(R2/R1)・VREG
【0032】
なお、閾値電圧VTHは、中点電圧MLからノイズの小さいレベル側にオフセットが加えられた電圧になるので、ノイズの影響が小さくなり、最小受信感度の最小化に寄与する閾値電圧となる。
また、中点電圧MLに対するオフセット電圧、即ち、(R2/R1)・VREGは、一定値であって変動することはないので、等化増幅器31の特性が変化して、中点電圧MLが変化しても、中点電圧MLに対するオフセット電圧が変化することはない。
【0033】
識別再生部23は、アナログ演算回路32が閾値電圧VTHを生成すると、等化増幅器31における逆相出力と閾値電圧VTHを比較して、光信号のレベルを識別する。
即ち、APD11により受信された光信号のレベルが“1”であるのか、“0”であるのかを識別する。
【0034】
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、等化増幅器31における正相出力と逆相出力の中点電圧MLから一定電圧VREGに比例する電圧を減算して閾値電圧VTHを生成するように構成したので、等化増幅器31の特性が変化しても、最小受信感度を得る最適な閾値電圧VTHを生成することができるようになり、その結果、光信号の識別精度を高めることができる効果を奏する。
【0036】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3による光受信装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
41はレギュレータ14が出力する一定電圧VREGを周囲温度に応じて補償し、補償後の電圧VTMPを出力する温度制御部である。
【0037】
次に動作について説明する。
上記実施の形態1では、レギュレータ14が出力する一定電圧VREGに比例する電圧を中点電圧MLに加算して閾値電圧VTHを生成するものについて示したが、サーミスタなどの温度制御部41が一定電圧VREGを周囲温度に応じて補償し、補償後の電圧VTMPに比例する電圧を中点電圧MLに加算して閾値電圧VTHを生成するようにしてもよい。
【0038】
VTH=ML+(R2/R1)・VTMP
VTMP=α・VREG
ただし、αは比例定数である。
【0039】
これにより、周囲温度の変化に対応する閾値電圧VTHが得られるため、さらに光信号の識別精度を高めることができる効果を奏する。
【0040】
実施の形態4.
上記実施の形態2では、レギュレータ14が出力する一定電圧VREGに比例する電圧を中点電圧MLから減算して閾値電圧VTHを生成するものについて示したが、図6に示すように、サーミスタなどの温度制御部41が一定電圧VREGを周囲温度に応じて補償し、補償後の電圧VTMPに比例する電圧を中点電圧MLから減算して閾値電圧VTHを生成するようにしてもよい。
【0041】
VTH=ML−(R2/R1)・VTMP
VTMP=α・VREG
ただし、αは比例定数である。
【0042】
これにより、周囲温度の変化に対応する閾値電圧VTHが得られるため、さらに光信号の識別精度を高めることができる効果を奏する。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、LレベルがHレベルに比べてノイズレベルが大きい正相信号を出力するとともに、HレベルがLレベルに比べてノイズレベルが大きい逆相信号を出力するものであって、光電変換手段から出力された電気信号を等化増幅し、等化増幅後の電気信号である上記正相信号と上記逆相信号を出力する等化増幅手段と、諸条件が変化しても一定の電圧を出力するレギュレータと、そのレギュレータから出力される一定の電圧に比例する電圧を等化増幅手段から出力された正相信号と逆相信号の中点電圧に加算して閾値電圧を生成するアナログ演算回路とを設け、識別手段が等化増幅手段から出力された正相信号とアナログ演算回路により生成された閾値電圧を比較して、光信号のレベルを識別するように構成したので、等化増幅手段の特性が変化しても、最小受信感度を得る最適な閾値電圧を生成することができるようになり、その結果、光信号の識別精度を高めることができる効果がある。
【0046】
この発明によれば、レギュレータから出力される一定の電圧VREGを周囲温度に応じて補償する温度制御部を実装し、その温度制御部による補償後の電圧VTMPに比例する電圧(R2/R1)・VTMPを、等化増幅手段から出力された正相信号と逆相信号の中点電圧MLに加算して閾値電圧VTHを生成するように構成したので、周囲温度の変化に対応する閾値電圧が得られる結果、さらに光信号の識別精度を高めることができる効果がある。
【0047】
この発明によれば、HレベルがLレベルに比べてノイズレベルが大きい逆相信号を出力するとともに、LレベルがHレベルに比べてノイズレベルが大きい正相信号を出力するものであって、光電変換手段から出力された電気信号を等化増幅し、等化増幅後の電気信号である上記逆相信号と上記正相信号を出力する等化増幅手段と、諸条件が変化しても一定の電圧を出力するレギュレータと、等化増幅手段から出力された逆相信号と正相信号の中点電圧からレギュレータより出力される一定の電圧に比例する電圧を減算して閾値電圧を生成するアナログ演算回路とを設け、識別手段が等化増幅手段から出力された逆相信号とアナログ演算回路により生成された閾値電圧を比較して、光信号のレベルを識別するように構成したので、等化増幅手段の特性が変化しても、最小受信感度を得る最適な閾値電圧を生成することができるようになり、その結果、光信号の識別精度を高めることができる効果がある。
【0050】
この発明によれば、レギュレータから出力される一定の電圧VREGを周囲温度に応じて補償する温度制御部を実装し、等化増幅手段から出力された逆相信号と正相信号の中点電圧MLから、その温度制御部による補償後の電圧VTMPに比例する電圧(R2/R1)・VTMPを減算して閾値電圧VTHを生成するように構成したので、周囲温度の変化に対応する閾値電圧が得られる結果、さらに光信号の識別精度を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による光受信装置を示す構成図である。
【図2】 各種信号間の対応関係を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による光受信装置を示す構成図である。
【図4】 各種信号間の対応関係を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による光受信装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による光受信装置を示す構成図である。
【図7】 従来の光受信装置を示す構成図である。
【図8】 各種信号間の対応関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11 APD(光電変換手段)、12 前置増幅器(等化増幅手段)、13 等化増幅器(等化増幅手段)、14 レギュレータ(閾値電圧生成手段)、15アナログ演算回路(閾値電圧生成手段)、16〜21 抵抗、22 オペアンプ、23 識別再生部(識別手段)、31 等化増幅器(等化増幅手段)、32アナログ演算回路(閾値電圧生成手段)、41 温度制御部。

Claims (4)

  1. 光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、LレベルがHレベルに比べてノイズレベルが大きい正相信号を出力するとともに、HレベルがLレベルに比べてノイズレベルが大きい逆相信号を出力するものであって、上記光電変換手段から出力された電気信号を等化増幅し、等化増幅後の電気信号である上記正相信号と上記逆相信号を出力する等化増幅手段と、諸条件が変化しても一定の電圧を出力するレギュレータと、上記レギュレータから出力される一定の電圧に比例する電圧を上記等化増幅手段から出力された正相信号と逆相信号の中点電圧に加算して閾値電圧を生成するアナログ演算回路と、上記等化増幅手段から出力された正相信号と上記アナログ演算回路により生成された閾値電圧を比較して、上記光信号のレベルを識別する識別手段とを備えた光受信装置。
  2. アナログ演算回路は、レギュレータから出力される一定の電圧VREGを周囲温度に応じて補償する温度制御部を実装し、上記温度制御部による補償後の電圧VTMPに比例する電圧(R2/R1)・VTMPを、等化増幅手段から出力された正相信号と逆相信号の中点電圧MLに加算して閾値電圧VTHを生成することを特徴とする請求項1記載の光受信装置。
  3. 光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、HレベルがLレベルに比べてノイズレベルが大きい逆相信号を出力するとともに、LレベルがHレベルに比べてノイズレベルが大きい正相信号を出力するものであって、上記光電変換手段から出力された電気信号を等化増幅し、等化増幅後の電気信号である上記逆相信号と上記正相信号を出力する等化増幅手段と、諸条件が変化しても一定の電圧を出力するレギュレータと、上記等化増幅手段から出力された逆相信号と正相信号の中点電圧から上記レギュレータより出力される一定の電圧に比例する電圧を減算して閾値電圧を生成するアナログ演算回路と、上記等化増幅手段から出力された逆相信号と上記アナログ演算回路により生成された閾値電圧を比較して、上記光信号のレベルを識別する識別手段とを備えた光受信装置。
  4. アナログ演算回路は、レギュレータから出力される一定の電圧VREGを周囲温度に応じて補償する温度制御部を実装し、等化増幅手段から出力された逆相信号と正相信号の中点電圧MLから、上記温度制御部による補償後の電圧VTMPに比例する電圧(R2/R1)・VTMPを減算して閾値電圧VTHを生成することを特徴とする請求項3記載の光受信装置。
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