JP2016225675A - アンテナ装置の製造方法、及びアンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置の製造方法、及びアンテナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁性シートの実装が容易であり、設置箇所に密着させるように折り曲げ可能なアンテナ装置の製造方法、及びその製造方法により製造されたアンテナ装置を提供する。
【解決手段】電子機器に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置を製造するアンテナ装置1の製造方法であって、開口部12bを介して幅方向に対向する導線が互いに近接するように巻回して設けられ、長手方向に開口部12bを縦断する中心線Lを介して前記導線が一方向に周回する一方側部12a1と導線が他方向に周回する他方側部12a2に二分されるアンテナコイル12に対して、磁性シート20a1、20a2をアンテナコイル12の一方側部12a1と他方側部12a2の互いに異なる面上にそれぞれ配置する配置工程と、磁性シート20a1、20a2を配置したアンテナコイル12を積層方向に押圧する押圧工程とを有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器に組み込まれ、発信器等の外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置の製造方法、及びこの製造方法により製造されたアンテナ装置に関する。
携帯電話機等の電子機器において、近距離非接触通信の機能を搭載するため、RFID(Radio Frequency Identification)用のアンテナモジュールが用いられている。このアンテナモジュールは、リーダライタ等の発信器に搭載されたアンテナコイルと誘導結合を利用して通信を行っている。すなわち、このアンテナモジュールは、リーダライタからの磁界をアンテナコイルが受けることによって、それを電力に変換して通信処理部として機能するICを駆動させることができる。
アンテナモジュールは、確実に通信を行うため、リーダライタからのある値以上の磁束をアンテナコイルで受ける必要がある。そのために、従来例に係るアンテナモジュールでは、携帯電話機等の筐体にループコイルを設け、このコイルでリーダライタからの磁束を受けている。携帯電話機等の電子機器に組み込まれたアンテナモジュールは、機器内部の基板やバッテリパック等の金属がリーダライタからの磁界を受けることによって発生する渦電流のために、リーダライタからの磁束が跳ね返されてしまう。例えば、携帯電話機の筐体表面で考えると、リーダライタから来る磁界は、筐体表面の外周部分が強くなり、筐体表面の真ん中付近が弱くなる傾向にある。
通常のループコイルを用いるアンテナの場合では、ループコイルは、その開口部が上述した筐体表面の外周部分を通過する磁界をあまり受けられない携帯電話機の中央部分に位置している。このため、通常のループコイルを用いるアンテナでは、磁界を受ける効率が悪くなっている。
例えば特許文献1には、携帯電話端末の回路基板に面実装が可能で受信感度を高くする手段として、磁性体コアが、アンテナコイルの開口部に到来し回路基板の主面に沿って透過する磁束を屈曲させる屈曲部を少なくとも一端部に備え、この屈曲部により磁束を回路基板側に屈曲させて、回路基板の側面に回り込ませることを特徴とするアンテナ装置が記載されている。
また、特許文献2には、アンテナコイルと磁性体コアを有するアンテナ装置において、磁性体コアがバッテリーパックの主面から側面に沿って延伸されている形態が記載されている。
また、特許文献3には、通信相手のアンテナとの磁界結合を強め、通信性能を向上させる手段として、磁性体コアの磁束の出入りする端部が他の部分より広く形成されているアンテナが記載されている。
特許第4013987号公報 特許第5472153号公報 特許第4894945号公報
アンテナ装置を設置する電子機器の種類や、通信方向によっては、例えば、アンテナ装置をバッテリやLCDモジュールの端部に沿って折り曲げて設置した方が限られたスペースでコンパクトに設置することができ、効果的な場合がある。この場合、磁性シートをアンテナコイルの開口部に挿入して実装すると、アンテナコイルの厚みに磁性シートの厚みが加わるため、折り曲げた際にアンテナ装置にたわみが生じる、いわゆるR形状となってしまい、設置箇所に沿って例えば直角に折り曲げることが困難であった。
特許文献1や特許文献2では、アンテナ装置の磁性コアが屈曲部を有することについては記載されているが、アンテナコイルと磁性シートを含めたアンテナ装置を折り曲げることやその具体的な手段については記載されていない。
また、アンテナ装置の通信性能を向上させるために、磁性シートの大きさ(広さ)を大きくする場合がある。しかしながら、磁性シートを大きくすると、磁性シートをアンテナコイルの開口部に挿入する場合に実装が困難であった。
特許文献3には、磁束の出入りする端部が他の部分より広く形成されている磁性体コアをコイル導体の貫通口に挿入することが記載されているが、どのような形状であっても磁性体コアを簡易にコイル導体に実装できる手段については記載されていない。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、磁性シートの実装が容易であり、設置箇所に密着させるように折り曲げ可能なアンテナ装置の製造方法、及びその製造方法により製造されたアンテナ装置を提供する。
本発明の一態様は、電子機器に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置を製造するアンテナ装置の製造方法であって、開口部を介して幅方向に対向する導線が互いに近接するように巻回して設けられ、長手方向に開口部を縦断する中心線を介して前記導線が一方向に周回する一方側部と導線が他方向に周回する他方側部に二分されるアンテナコイルに対して、磁性シートをアンテナコイルの一方側部と他方側部の互いに異なる面上にそれぞれ配置する配置工程と、磁性シートを配置したアンテナコイルを積層方向に押圧する押圧工程とを有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、磁性シートをそれぞれ別に配置し押圧することで、磁性シートをアンテナコイルの開口部に挿入することなく容易に実装することができる。また、それぞれの磁性シートの境界部分で可撓性を有するようにすることで、アンテナ装置を設置個所に密着させるように折り曲げることが可能になる。
このとき、本発明の一態様では、一方側部と他方側部に配置する磁性シートは、それぞれの一端が中心線に接するように配置してもよい。
それぞれの磁性シートを開口部の中心線に接するように配置し、押圧することで、中心線で折り曲げることが可能な可撓性を有するアンテナ装置を得ることができる。
また、このとき、本発明の一態様では、一方側部と他方側部に配置する磁性シートは、一方の磁性シートの一端が他方の磁性シートの一端と重畳するように配置してもよい。
この場合は、下側に積層された磁性シートの一端を支点として折り曲げることが可能であり、さらに、各磁性シートの間に隙間が生じないため、磁界が漏れ出ることがない。
また、このとき、本発明の一態様では、一方側部と他方側部に配置する磁性シートは、一方の磁性シートの一端が他方の磁性シートの一端と、磁性シートの厚さ以下の間隔を空けて配置してもよい。
それぞれの磁性シートを、厚さ以下の間隔を空けて配置することにより、より折り曲げやすいアンテナ装置の構成とすることができ、また磁界の漏れもほとんど生じない構成とすることができる。
また、本発明の一態様では、一方側部の磁性シートと他方側部の磁性シートとの間に、更に開口部に配置された磁性シートを有するようにしてもよい。
このように、磁性シートを例えば3枚配置した場合、磁性シートの境界が2箇所に生じるため、設置箇所の端部に沿って2箇所で折り曲げ、U字型にすることができる。
また、本発明の一態様では、それぞれの磁性シートの少なくとも何れかについて、磁性シートの長手方向の幅が開口部の長手方向の幅よりも広くてもよい。
磁性シートの幅を広くすることで、アンテナ装置の通信性能を向上させることができる。また、本発明の一態様では、それぞれの磁性シートを押圧によりアンテナコイルに実装するため、磁性シートをアンテナコイルに挿入する場合のような大きさの制限がない。
また、本発明の他の態様では、上述のアンテナ装置の製造方法により製造されるアンテナ装置であって、開口部を介して幅方向に対向する導線が互いに近接するように巻回して設けられ、長手方向に前記開口部を縦断する中心線を介して導線が一方向に周回する一方側部と導線が他方向に周回する他方側部に二分されるアンテナコイルと、アンテナコイルの一方側部と他方側部の互いに異なる面上にそれぞれ設けられた磁性シートとを備え、磁性シート間の境界領域が可撓性を有し折り曲げ可能な構成となっている。
本発明の他の態様によれば、アンテナコイルの一方側部と他方側部の互いに異なる面上にそれぞれの磁性シートが実装されるため、それぞれの磁性シートの境界領域において折り曲げ可能な可撓性を有し、設置箇所に密着させるように例えば垂直に折り曲げることが可能になる。
本発明によれば、磁性シートをそれぞれ別に配置し押圧することで、磁性シートをアンテナコイルの開口部に挿入することなく容易に実装することができる。また、それぞれの磁性シートの境界部分で可撓性を有するようにすることで、アンテナ装置を設置個所に密着させるように折り曲げることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。 (A)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法の配置工程における磁性シートの配置を示す断面図であり、(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法の押圧工程後に得られるアンテナ装置の断面図である。 (A)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法の配置工程における磁性シートの配置を示す断面図であり、(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法の押圧工程後に得られるアンテナ装置の断面図である。 (A)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法の配置工程における磁性シートの配置を示す断面図であり、(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法の押圧工程後に得られるアンテナ装置の断面図である。 (A)は、図2に示すアンテナ装置の製造方法によって得られたアンテナ装置を略直角に折り曲げた状態を示す断面図であり、(B)は、図3に示すアンテナ装置の製造方法によって得られたアンテナ装置を略直角に折り曲げた状態を示す断面図であり、(C)は、図4に示すアンテナ装置の製造方法によって得られたアンテナ装置を略直角に折り曲げた状態を示す断面図である。 (A)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置に、3枚の磁性シートを実装した場合を説明する斜視図であり、(B)は、(A)のアンテナ装置を折り曲げた状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置において、一方の磁性シートの長手方向の幅がアンテナコイルの開口部の長手方向の幅よりも広い場合を表した斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置が適用される無線通信システムの概略構成を示す斜視図である。 (A)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置を備える電子機器の一例を示す斜視図であり、(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の配置を説明するための断面図である。 (A)は、実施例に係るアンテナ装置を折り曲げた場合の斜視図であり、(B)は、実施例に係るアンテナ装置を折り曲げた場合の断面図である。 (A)は、比較例に係るアンテナ装置を折り曲げた場合の斜視図であり、(B)は、比較例に係るアンテナ装置を折り曲げた場合の断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について下記順序にて詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.アンテナ装置の製造方法
1−1.配置工程
1−2.押圧工程
2.アンテナ装置
<1.アンテナ装置の製造方法>
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法は、電子機器30(図8参照)に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置を製造するアンテナ装置1の製造方法であって、開口部12bを介して幅方向に対向する導線が互いに近接するように巻回して設けられ、長手方向に開口部12bを縦断する中心線Lを介して前記導線が一方向に周回する一方側部12a1と導線が他方向に周回する他方側部12a2に二分されるアンテナコイル12に対して、磁性シート20a1、20a2をアンテナコイル12の一方側部12a1と他方側部12a2の互いに異なる面上にそれぞれ配置する配置工程と、磁性シート20a1、20a2を配置したアンテナコイル12を積層方向に押圧する押圧工程とを有することを特徴とする。
ここで、アンテナ装置1は、図1に示すように、アンテナコイル12と磁性シート20a1、20a2を有する。アンテナコイル12は、その長手方向に開口部12bを縦断する中心線Lを介して導線12aが一方向に周回する一方側部12a1と導線12aが他方向に周回する他方側部12a2に二分されている。そして、一方側部12a1が磁性シート20a1と重畳し、他方側部12a2が一方側部12a1とは反対の面で磁性シート20a2と重畳している。
上述した通り従来は、磁性シートをアンテナコイルの開口部に挿入して実装していた。この場合、アンテナコイルの厚みに磁性シートの厚みが加わるため、折り曲げた際にアンテナ装置にたわみが生じる、いわゆるR形状となってしまい、設置箇所に沿ってアンテナ装置を例えば直角に折り曲げることが困難であった。
これに対し、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法では、磁性シート20a1、20a2をそれぞれ別に配置し押圧することで、磁性シート20a1、20a2の境界部分で可撓性を有する構成とすることができ、アンテナ装置1を設置個所に密着させるように、例えば直角に折り曲げることが可能になる。また、磁性シート20a1、20a2をアンテナコイル12の開口部12bに挿入することなく容易に実装することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法における各工程についてさらに図面を使いながら詳細に説明する。図2乃至図4は、本発明のそれぞれの実施形態に係るアンテナ装置の製造方法を説明した図であり、(A)は配置工程における磁性シートの配置方法を説明するための断面図であり、(B)は押圧工程後に得られるアンテナ装置を表す断面図である。また、図5は、図2乃至図4に示すアンテナ装置の製造方法によって得られたアンテナ装置を折り曲げた状態を示す断面図である。
(1−1.配置工程)
配置工程では、磁性シート20a1、20a2をアンテナコイル12の一方側部12a1と他方側部12a2の互いに異なる面上にそれぞれ配置する。
このときの各磁性シート20a1、20a2の配置位置の一実施形態として、図2(A)に示すように、一方側部12a1と他方側部12a2に配置するそれぞれの磁性シート20a1、20a2は、その一端がアンテナコイル12の中心線Lに接するように配置することができる。
このように、それぞれの磁性シート20a1、20a2をアンテナコイル12の開口部12bの中心線Lに接するように配置し、後述する押圧工程を経て製造されたアンテナ装置1は、中心線で容易に折り曲げることが可能な可撓性を有する。また、このようなアンテナ装置1を設置箇所に沿って折り曲げた場合、図5(A)に示すようにそれぞれの磁性シート20a1、20a2間に隙間が生じることがないため、磁界が漏れ出すことがなく良好なアンテナ通信特性を確保することができる。
また、各磁性シート120a1、120a2の配置位置の他の一実施形態として、図3(A)に示すように、アンテナコイル112の一方側部112a1と他方側部112a2に配置するそれぞれの磁性シート120a1、120a2は、一端が他の磁性シートの一端と重畳するように配置することもできる。
この場合は、図5(B)に示すように、磁性シート120a2の端部120cを支点としてアンテナ装置101を折り曲げることが可能な可撓性を有する。また、それぞれの磁性シート120a1、120a2間に隙間が生じることがなく、同様に磁界が漏れ出すことがないため良好なアンテナ通信特性を確保することができる。
あるいは、各磁性シート220a1、220a2の配置位置の他の一実施形態として、図4(A)に示すように、アンテナコイル212の一方側部212a1と他方側部212a2に配置するそれぞれの磁性シート220a1、220a2は、一端が他の磁性シートの一端と、磁性シートの厚さd以下の間隔wを空けて配置することができる。すなわち、図4(A)において、w≦dを満たすように配置される。
この場合は、図5(C)に示すように、磁性シート220a2の端部220cを支点としてアンテナ装置201を折り曲げることにより、それぞれの磁性シート220a1、220a2間に隙間が生じることがなく、また、同様に磁界が漏れ出すことがないため良好なアンテナ通信特性を確保することができる。w>dとなると、折り曲げたときに磁性シート220a1、220a2の間に隙間が生じてしまうため好ましくない。
なお、配置する磁性シートは、一方側部と他方側部の2枚には限られない。すなわち、図6(A)に示すように、一方側部312a1の磁性シート320a1と他方側部312a2の磁性シート320a2との間に、更に開口部312bに配置された磁性シート320a3を有するように配置してもよい。
このように、例えば磁性シート320a1、320a2、320a3を3枚配置した場合、磁性シートの境界が図6(A)中のL1、L2の2箇所に生じるため、図6(B)に示すように、設置箇所の端部に沿って磁性シートの端部320c1、320c2の2箇所で折り曲げることで、U字型に設置にすることができる。なお、折り曲げた際のアンテナ装置301の口部の幅tが、設置箇所の厚さと略同じになるように、磁性シート320a3の幅を調整しておくことが好ましい。
また、磁性シートの形状について、図7に示すように、それぞれの磁性シート420a1、420a2の少なくとも何れかについて、磁性シートの長手方向の幅が開口部412bの長手方向の幅よりも広くてもよい。図7では、他方側部412a2の磁性シート420a2の長手方向の幅が開口部412bの長手方向の幅よりも広くなっているが、一方側部412a1の磁性シート420a1の長手方向の幅が広い態様でもよいし、一方側部412a1と他方側部412a2の両方の磁性シート420a1、420a2の長手方向の幅が広い態様でもよい。
このように、磁性シート420a1、420a2の長手方向の幅を広くすることで、通信時に外部機器から送られる磁束をアンテナコイル412の中心側に向けて誘導する機能を増幅させ、アンテナ装置401の通信性能をより向上させることができる。また、本発明の一態様では、それぞれの磁性シート420a1、420a2を押圧によりアンテナコイル412に実装するため、磁性シートをアンテナコイルに挿入する場合のような大きさの制限がなく、実装が容易になる。
なお、図7では、略矩形状の磁性シートとしているが、この形状に限定されず、例えば、磁性シートの一端から他端に向けて幅広となるような形状でもよい。このように、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法では、磁性シートを配置して押圧することにより、磁性シートをアンテナコイルに実装するため、磁性シートをアンテナコイルの開口部に挿入して実装する場合に比べて、磁性シートの形状に関する制限がなく、様々な形状の磁性シートを実装することができる。
(1−2.押圧工程)
続いて、押圧工程では、磁性シートを配置したアンテナコイルを積層方向に押圧する。ここで、積層方向に押圧するとは、図2(A)、図3(A)、図4(A)の矢印Aの方向に押圧することである。
これにより、余分な空気を除いて、図2(B)、図3(B)、図4(B)に示すように、磁性シートをアンテナコイルに実装することができ、アンテナ装置のコンパクト化を実現することができる。
押圧する手段としては、特に限定はされないが、例えば、真空プレス装置を用いて真空環境下にて熱圧着を行うことが好ましい。熱圧着は、例えば、加熱温度100℃程度で加圧圧力0.5MPaにて、1分間程度プレスすることにより行われる。また、押圧を行う際には、緩衝用フィルム等を上下にはさんで押圧することが好ましい。
<2.アンテナ装置>
次に、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法によって製造されたアンテナ装置について、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置が適用される電子機器の構成と共に、図面を使用しながら説明する。図8は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置が適用される無線通信システムの概略構成を示す斜視図であり、図9(A)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置を備える電子機器の一例を示す斜視図であり、図9(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の配置を説明するための断面図である。
本実施形態に係るアンテナ装置1は、電子機器30に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信する装置であって、例えば、図8に示すようなRFID用の無線通信システム100に組み込まれて使用される。
無線通信システム100は、図8に示すように、電子機器30に備わるアンテナ装置1と、アンテナ装置1に対するアクセスを行う外部機器となるリーダライタ40とを含む。ここで、アンテナ装置1の少なくとも一部とリーダライタ40とは、図8において互いに対向するように配置されているものとする。なお、図8は無線通信システムの構成について模式的に示したものであり、アンテナ装置1は後述するように、例えば金属板3に沿って折り曲げられて使用される。
リーダライタ40は、互いに対向するアンテナ装置1に対して、磁界を発信する発信器として機能し、具体的には、アンテナ装置1に向けて磁界を発信するアンテナ41と、アンテナ41を介して誘導結合されたアンテナ装置1と通信を行う制御基板42とを備える。
すなわち、リーダライタ40は、アンテナ41と電気的に接続された制御基板42が配設されている。この制御基板42には、一又は複数の集積回路チップ等の電子部品からなる制御回路43が実装されている。この制御回路43は、アンテナ装置1から受信されたデータに基づいて、各種の処理を実行する。
例えば、制御回路43は、アンテナ装置1に対してデータを送信する場合、データを符号化し、符号化したデータに基づいて、所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を変調し、変調した変調信号を増幅し、増幅した変調信号でアンテナ41を駆動する。また、制御回路43は、アンテナ装置1からデータを読み出す場合、アンテナ41で受信されたデータの変調信号を増幅し、増幅したデータの変調信号を復調し、復調したデータを復号する。
なお、制御回路43では、一般的なリーダライタで用いられる符号化方式及び変調方式が用いられ、例えば、マンチェスタ符号化方式やASK(Amplitude Shift Keying)変調方式が用いられている。また、以下では、非接触通信システムにおけるアンテナ装置等について説明をするが、Qi(チー)等の非接触充電システムについても同様に適用することができる。
アンテナ装置1は、例えば、テレビ、ウェアラブル端末、携帯電話機等の電子機器30の筐体32の内部に組み込まれる。アンテナ装置1は、例えば、誘導結合されたリーダライタ40との間で通信可能となるアンテナコイル12が実装されたアンテナ基板11(図9(A)参照)を有するアンテナモジュール2と、アンテナコイル12に流れる電流により駆動し、リーダライタ40との間で通信を行う通信処理部13と、金属板3とを備える。
アンテナモジュール2は、電子機器30の筐体32(図9(A)参照)の内部に設けられ、誘導結合されたリーダライタ40との間で通信を行う。アンテナモジュール2は、例えば、図8に示すように、アンテナ基板11と、通信処理部13と、端子部14とを備える。
アンテナ基板11は、可撓性を有し、アンテナ基板11には、例えばフレキシブルフラットケーブルなどの可撓性の導線12aがパターンニング処理などをすることによって形成されるアンテナコイル12と、アンテナコイル12と通信処理部13とを電気的に接続する端子部14とが実装されている。従って、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置1は、磁性シート20a1、20a2をそれぞれ可撓性を有するアンテナコイル12の一方側部12a1と他方側部12a2に実装することで、磁性シート20a1、20a2間の境界領域において可撓性を有し、折り曲げ可能な構成となる。
アンテナコイル12は、リーダライタ40から発信される磁界を受けると、リーダライタ40と誘導結合によって磁気的に結合され、変調された電磁波を受信して、端子部14を介して受信信号を通信処理部13に供給する機能を有する。アンテナコイル12は、図9(A)に示すように略短冊形状をなし、外形に沿ってアンテナコイル12の1本の導線12aが周回されており、その中心側が開口部12bとなっている。すなわち、アンテナコイル12は、その開口部12bを介して対向する導線12aが互いに近接するように巻回して設けられる。また、アンテナコイル12は、少なくとも一部が通信時にリーダライタ40と対向するように配置される。
通信処理部13は、アンテナコイル12に流れる電流により駆動し、リーダライタ40との間で通信を行う。具体的に、通信処理部13は、受信された変調信号を復調し、復調したデータを復号して、復号したデータを、当該通信処理部13が有する内部メモリに書き込む。また、通信処理部13は、リーダライタ40に送信するデータを内部メモリから読み出し、読み出したデータを符号化し、符号化したデータに基づいて搬送波を変調し、誘導結合によって磁気的に結合されたアンテナコイル12を介して変調された電波をリーダライタ40に送信する。なお、通信処理部13は、アンテナコイル12に流れる電力ではなく、電子機器内に組み込まれたバッテリパックや外部電源などの電力供給手段から供給された電力によって駆動してもよい。
金属板3は、電子機器30の筐体32内に設けられ、外部機器となるリーダライタ40に対向する第1の導電体となる。金属板3は、例えば、携帯電話やスマートフォン、ウェアラブル端末、テレビ、タブレットPC等の電子機器の筐体内に設けられ、アンテナモジュール2の通信時にリーダライタ40に対向する第1の導電体を構成するものである。当該第1の導電体として、例えば、スマートフォンの筐体の内面に貼付されたメタルカバーや、スマートフォン内に収納されたバッテリパックの金属筐体、あるいは、タブレットPCの液晶モジュールの裏面に設けられた金属板等が相当する。
バッテリパック等の金属板3は、電気を比較的よく流すので、外部から交流磁界が加わると渦電流が発生し、磁界を跳ね返してしまう。このような外部から交流磁界が加わるときの磁界分布を調べると、リーダライタ40と対向した金属板3の端部3aの磁界が強いという特性を有する。このため、本実施形態では、アンテナモジュール2のアンテナコイル12を電子機器30の筐体32内部に設けられたバッテリパック等の金属板3の外縁側に設けている。このように、アンテナコイル12を金属板3の外縁側に設けることによって、携帯電話機等の電子機器30に組み込んだ際に当該電子機器30の小型化を図りつつ、リーダライタ40との間で良好な通信特性が実現される。
本実施形態では、アンテナコイル12は、例えば、図9(A)に示すように、電子機器30の筐体32内部に設けられたバッテリパック等の金属板3と、筐体32の内周壁32aとの間に、金属板3に沿って折り曲げられた状態で配置される。なお、アンテナコイル12は、上記のように金属板3と筐体32の内周壁32aとの間だけでなく、例えば、集積回路基板などの筐体内部に配置された導電体と筐体の内周壁との隙間に設けるようにしてもよい。
また、磁性シート20a1、20a2は、酸化鉄や酸化クロム、コバルト、フェライト等の磁性体から形成され、アンテナモジュール2の通信特性を高めるために、当該アンテナモジュール2の通信時にリーダライタ40から送られる磁束をアンテナコイル12の中心側に向けて誘導する機能を有する。
以上のように、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、アンテナ装置の製造方法により製造されるアンテナ装置1であって、開口部12bを介して幅方向に対向する導線が互いに近接するように巻回して設けられ、長手方向に開口部12bを縦断する中心線Lを介して前記導線が一方向に周回する一方側部12a1と導線が他方向に周回する他方側部12a2に二分されるアンテナコイル12と、アンテナコイル12の一方側部12a1と他方側部12a2の互いに異なる面上にそれぞれ設けられた磁性シート20a1、20a2とを備え、磁性シート20a1、20a2間の境界領域が可撓性を有し折り曲げ可能な構成となっている。
なお、ここで、境界領域とは、磁性シートの端部が中心線Lに接する場合には中心線Lであり、一方の磁性シートの一端が他方の磁性シートの一端と重畳する場合には他方の磁性シートの端部120cであり、一方の磁性シートの一端が他方の磁性シートの一端と磁性シートの厚さ以下の間隔を空けて配置される場合には、磁性シート間の隙間の領域である。
このように、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置では、アンテナコイルの一方側部と他方側部の互いに異なる面上にそれぞれの磁性シートが実装されるため、それぞれの磁性シートの境界領域において折り曲げ可能な可撓性を有し、設置箇所に密着させるように例えば垂直に折り曲げることが可能になる。
次に、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の製造方法の実施例について説明する。なお、本発明は、本実施例に限定されるものではない。
(実施例)
実施例では、NFCアンテナとして、40mm×12mmで導線が4ターンのアンテナコイルの一方側部の上面と他方側部の下面にシート幅6mmの磁性シートをそれぞれの端部がアンテナコイルの中心線に接するようにそれぞれ配置し、加熱温度100℃で加圧圧力0.5MPaにて、1分間プレスしてアンテナ装置を得た。
実施例の製造方法で製造したアンテナ装置は、アンテナコイルの中心線において可撓性を有するものであり、図10(A)に示すように略直角に折り曲げることができ、その際にそれぞれの磁性シートの間には隙間は生じなかった。したがって、図10(B)に示すように、アンテナ装置を金属板3等の設置個所に密着させるように折り曲げることが可能であった。
(比較例)
比較例では、NFCアンテナとして、40mm×12mmで導線が4ターンのアンテナコイルの開口部にシート幅12mmの磁性シートを挿入して、アンテナ装置を得た。
比較例の製造方法で製造したアンテナ装置は、アンテナコイルの中心線において折り曲げた場合、図11(A)に示すように開口部に挿入された磁性シートにR形状のたわみが生じ、略直角に折り曲げることができなかった。したがって、図11(B)に示すように、アンテナ装置を金属板3等の設置個所に密着させるように折り曲げることはできなかった。
1、101、201、301、401 アンテナ装置、2 アンテナモジュール、3 金属板、3a (金属板の)端部、11 アンテナ基板、12、112、212、312、412 アンテナコイル、12a 導線、12a1、112a1、212a1、312a1、412a1 一方側部、12a2、112a2、212a2、312a2、412a2 他方側部、12b、312b、412b 開口部、13 通信処理部、14 端子部、20a1、120a1、220a1、320a1、420a1 (一方側部の)磁性シート、20a2、120a2、220a2、320a2、420a2 (他方側部の)磁性シート、320a3 (開口部に配置された)磁性シート、20c、120c、220c、320c1、320c2 (磁性シートの)端部、30 電子機器、32 筐体、32a (筐体の)内周壁、40 リーダライタ(外部機器)、41 アンテナ、42 制御基板、43 制御回路、100 無線通信システム、L 中心線、A 矢印

Claims (7)

  1. 電子機器に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置を製造するアンテナ装置の製造方法であって、
    開口部を介して幅方向に対向する導線が互いに近接するように巻回して設けられ、長手方向に前記開口部を縦断する中心線を介して前記導線が一方向に周回する一方側部と前記導線が他方向に周回する他方側部に二分されるアンテナコイルに対して、磁性シートを前記アンテナコイルの前記一方側部と前記他方側部の互いに異なる面上にそれぞれ配置する配置工程と、
    前記磁性シートを配置した前記アンテナコイルを積層方向に押圧する押圧工程と、
    を有することを特徴とするアンテナ装置の製造方法。
  2. 前記一方側部と前記他方側部に配置する前記磁性シートは、それぞれの一端が前記中心線に接するように配置される請求項1に記載のアンテナ装置の製造方法。
  3. 前記一方側部と前記他方側部に配置する前記磁性シートは、一方の前記磁性シートの一端が他方の前記磁性シートの一端と重畳するように配置される請求項1に記載のアンテナ装置の製造方法。
  4. 前記一方側部と前記他方側部に配置する前記磁性シートは、一方の前記磁性シートの一端が他方の前記磁性シートの一端と、前記磁性シートの厚さ以下の間隔を空けて配置される請求項1に記載のアンテナ装置の製造方法。
  5. 前記一方側部の前記磁性シートと前記他方側部の前記磁性シートとの間に、更に前記開口部に配置された磁性シートを有する請求項1に記載のアンテナ装置の製造方法。
  6. それぞれの前記磁性シートの少なくとも何れかについて、前記磁性シートの長手方向の幅が前記開口部の長手方向の幅よりも広い請求項1乃至5の何れか1項に記載のアンテナ装置の製造方法。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のアンテナ装置の製造方法により製造されるアンテナ装置であって、
    開口部を介して幅方向に対向する導線が互いに近接するように巻回して設けられ、長手方向に前記開口部を縦断する中心線を介して前記導線が一方向に周回する一方側部と前記導線が他方向に周回する他方側部に二分されるアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルの前記一方側部と前記他方側部の互いに異なる面上にそれぞれ設けられた磁性シートとを備え、
    前記磁性シート間の境界領域が可撓性を有し折り曲げ可能な構成となっているアンテナ装置。
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