JP2016222104A - 車両用サブフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成で、必要な生産性を維持しながら、高いレイアウト自由度で被装着部品の保持部を構成することができると共に、サスペンションアームの支持強度や剛性を向上することができる車両用サブフレームを提供する。
【解決手段】一対のクロスメンバの一方は、車両の下方に向けて開放されると共に、その上壁が下方に陥設した上壁凹部101を有する下方部材100と、上壁凹部101を車両の上方から覆うように配設されて下方部材100に接続される上方部材110と、下方部材100及び上方部材110が協働して画成する内側空間部Rと、内側空間部Rを前後方向に貫通しながら、下方部材100及び上方部材110に挟持された態様で下方部材100及び上方部材110に接続され、被装着部品を保持する保持部材200と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用サブフレームに関し、特に、サスペンションアームやディファレンシャル装置(作動装置)等を支持して自動車等の車両に装着される車両用サブフレームに関するものである。
近年、自動車等の車両に装着されるサブフレームにおいては、車両の旋回性能や制動性能の向上により、特に旋回時や制動時に生じる各アームからの引張や圧縮等の大きな入力荷重を受け止めるようになっている。
そのため、かかるサブフレームに対しては、その生産性を維持しながら、その強度や剛性をより増大させることが求められている。
かかる状況下で、特許文献1は、車両のサブフレーム構造に関し、ばね受け部を上端側に形成した傾斜部の車体中央側への変形を抑えて、車輪の整列状態を適正に保持し、操縦安定性を確保し、耐久性低下を防止するために、車両の前後方向に延設された左右のサイドメンバに接合固定され、後輪からの路面反力をコイルスプリングを介して受ける左右のばね受け部と、両ばね受け部より車体中央側下方に向けて延出した左右の傾斜部と、両傾斜部の下端に形成され、ロアアームが連結される左右の屈曲部と、同両屈曲部から車体中央側に延設した直状中央部と、を有した車幅方向延出部材と、同部材の両傾斜部及び直状中央部に端縁が接合固定され、ディファレンシャル装置の後端が取り付けられる縦板部を有する補強板材とを備える構成を開示している。
特開2000−272535号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1においては、周辺部品のレイアウトによっては、補強板材の縦板部に対して、ディファレンシャル装置の後端を取り付けるだけの上下方向の長さが確保できない場合が考えられ、周辺部品のレイアウトから不要に影響を受けない態様で被装着部品の保持部を構成する観点からは改善の余地がある。
更に、本発明者の検討によれば、サスペンションアームや作動装置等の被装着部品の装着自由度を高めながら、強度や剛性のバランスを高いレベルで確保することができる新規な構成が強く求められた状況にある。
本発明は、以上の検討を経てなされたもので、簡便な構成で、必要な生産性を維持しながら、高いレイアウト自由度で被装着部品の保持部を構成することができると共に、サスペンションアームの支持強度や剛性を向上することができる車両用サブフレームを提供することを目的とする。
以上の目的を達成すべく、本発明の第1の局面における車両用サブフレームは、車両の幅方向で互いに対向しながら前記車両の前後方向に各々延在する一対のサイドメンバと、前記前後方向で互いに対向しながら前記幅方向に各々延在すると共に、前記一対のサイドメンバの間を各々連結する一対のクロスメンバと、を備え、前記一対のクロスメンバの一方は、前記車両の下方に向けて開放されると共に、その上壁が前記下方に陥設した上壁凹部を有する下方部材と、前記上壁凹部を前記車両の上方から覆うように配設されて前記下方部材に接続される上方部材と、前記下方部材及び前記上方部材が協働して画成する内側空間部と、前記内側空間部を前記前後方向に貫通しながら、前記下方部材及び前記上方部材に挟持された態様で前記下方部材及び前記上方部材に接続され、被装着部品を保持する保持部材と、を備える構成を有する。
また、本発明は、かかる第1の局面に加え、前記保持部材は、前記下方部材及び前記上方部材の中央部から前記幅方向に偏位して配設され、前記下方部材は、前記車両の上方に陥設されると共に、前記保持部材に対して前記幅方向で併設された下凹部を有することを第2の曲面とする。
また、本発明は、かかる第1又は第2のいずれかの局面に加え、前記一対のクロスメンバの前記一方は、前記前後方向の後側に配設された後側クロスメンバであり、前記後側クロスメンバは、第1の縦壁部及び前記第1の縦壁部に連なる第1の上壁部を有する第1部材と、前記前後方向で前記第1の縦壁部に対向した第2の縦壁部及び前記第2の縦壁部に連なると共に前記第1の上壁部に接続される第2の上壁部を有する第2部材と、を備え、前記第1部材の板厚は、前記第2部材の板厚以上に設定されることを第3の曲面とする。
また、本発明は、かかる第3の局面に加え、前記一対のクロスメンバの他方は、前記前後方向の前側に配設された前側クロスメンバであり、前記後側クロスメンバ及び前側クロスメンバ間を接続する補強部材が、更に設けられることを第4の曲面とする。
また、本発明は、かかる第4の局面に加え、前記前側クロスメンバは、第3の縦壁部及び前記第3の縦壁部に連なる第3の上壁部、並びに前記第3の縦壁部に連なる第3の下壁部を有する第3部材と、前記前後方向で前記第3の縦壁部に対向した第4の縦壁部及び前記第4の縦壁部に連なると共に前記第3の上壁部に接続される第4の上壁、並びに前記第4の縦壁部に連なると共に前記第3の下壁部に接続される第4の下壁部を有する第4部材と、を備え、前記第3部材の板厚は、前記第4部材の板厚以上に設定されることを第5の曲面とする。
また、本発明は、かかる第5の局面に加え、前記補強部材は、前記第1部材及び前記第4部材を接続することを第6の曲面とする。
本発明の第1の局面における構成によれば、一対のクロスメンバの一方は、車両の下方に向けて開放されると共に、その上壁が下方に陥設した上壁凹部を有する下方部材と、上壁凹部を車両の上方から覆うように配設されて下方部材に接続される上方部材と、下方部材及び上方部材が協働して画成する内側空間部と、内側空間部を前後方向に貫通しながら、下方部材及び上方部材に挟持された態様で下方部材及び上方部材に接続され、被装着部品を保持する保持部材と、を備えることにより、サブフレームが占めるスペースを増加させることなく被装着部品を確実に装着することができる車両用サブフレームを実現することができ、簡便な構成で、必要な生産性を維持しながら、高いレイアウト自由度で被装着部品の保持部を構成することができると共に、サスペンションアームの支持強度や剛性を向上することができる車両用サブフレームを提供することができる。
また、本発明の第2の局面における構成によれば、保持部材は、下方部材及び上方部材の中央部から幅方向に偏位して配設され、下方部材は、車両の上方に陥設されると共に、保持部材に対して幅方向で併設された下凹部を有することにより、被装着部品が幅方向に偏移して配設される場合であっても、レイアウト自由度を損なわない態様でサブフレームの強度や剛性を向上しながら、幅方向での強度、剛性の差を低減することができる。
また、本発明の第3の局面における構成によれば、後側クロスメンバは、第1の縦壁部及び第1の縦壁部に連なる第1の上壁部を有する第1部材と、前後方向で第1の縦壁部に対向した第2の縦壁部及び第2の縦壁部に連なると共に第1の上壁部に接続される第2の上壁部を有する第2部材と、を備え、第1部材の板厚は、第2部材の板厚以上に設定されることにより、後側クロスメンバの不要な重量の増加を抑制しながら、被装着部品を装着することができると共に、サスペンションアームの支持強度や支持剛性を向上することができる。
また、本発明の第4の局面における構成によれば、後側クロスメンバ及び前側クロスメンバ間を接続する補強部材が、更に設けられることにより、被装着部品やサスペンションアームからの前後方向の入力荷重を確実に受け止めることができる。
また、本発明の第5の局面における構成によれば、前側クロスメンバは、第3の縦壁部及び第3の縦壁部に連なる第3の上壁部、並びに第3の縦壁部に連なる第3の下壁部を有する第3部材と、前後方向で第3の縦壁部に対向した第4の縦壁部及び第4の縦壁部に連なると共に第3の上壁部に接続される第4の上壁、並びに第4の縦壁部に連なると共に第3の下壁部に接続される第4の下壁部を有する第4部材と、を備え、第3部材の板厚は、第4部材の板厚以上に設定されることにより、前側クロスメンバの不要な重量の増加を抑制しながら、後側クロスメンバからの入力荷重を受け止めることができる。
また、本発明の第6の局面における構成によれば、補強部材は、第1部材及び第4部材を接続することにより、前側クロスメンバ及び後側クロスメンバの不要な重量増加を一層抑制しながら、必要な強度、剛性を維持することができる。
本発明の実施形態における車両用サブフレームの斜視図である。 本実施形態における車両用サブフレームの平面図である。 本実施形態における車両用サブフレームの底面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 本実施形態における車両用サブフレームにおいて、下方部材及び保持部材のみを示したリヤクロスメンバの部分分解図である。
以下、図1から図6を適宜参照して、本発明の実施形態における車両用サブフレームにつき詳細に説明する。なお、図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成す。また、x軸の正方向が車体の左方向であり、y軸の正方向が車体の前方向であり、かつ、z軸の正方向が車体の上方向である。また、x軸の方向を幅方向と呼ぶことがあり、y軸の方向を前後方向と呼ぶことがある。
図1は、本実施形態における車両用サブフレームの斜視図であり、図2は、本実施形態における車両用サブフレームの平面図であり、図3は、本実施形態における車両用サブフレームの底面図である。図4は、図2のA−A断面図であり、図5は、図2のB−B断面図である。また、図6は、本実施形態における車両用サブフレームにおいて、下方部材及び保持部材のみを示したリヤクロスメンバの部分分解図である。
図1から図6に示すように、本実施形態におけるサブフレーム1は、いずれも図示を省略する自動車等の車両のリヤサイドフレーム等の車体に装着されながら、サスペンションアーム及び差動装置を支持するものである。かかるサブフレーム1は、典型的には、y−z平面と平行な平面であって幅方向の中央を通る平面に対して、基本的には左右対称な形状を有する。
具体的には、サブフレーム1は、平面視で井桁形状を呈し、典型的にはアーク溶接等で各々が対応して溶接されて一体化された左サイドメンバ10、右サイドメンバ40、リヤクロスメンバ70、及びフロントクロスメンバ130を備える。左サイドメンバ10及び右サイドメンバ40は、典型的には鋼板等の平板部材をプレス成形して各々得られ、幅方向で離間しながら対向して前後方向に各々延在するものである。リヤクロスメンバ70及びフロントクロスメンバ130は、典型的には鋼板等の平板部材をプレス成形して各々得られ、前後方向で離間しながら対向して幅方向に各々延在するものである。なお、適用される車両の種類等に応じて、サブフレーム1の前後配置は逆転してもかまわない。
以下、左サイドメンバ10、右サイドメンバ40、リヤクロスメンバ70、及びフロントクロスメンバ130、並びにそれらに関連する構成につき、左サイドメンバ10から順により詳細に説明する。
<左サイドメンバの構成>
左サイドメンバ10は、典型的には、鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる縦断面略コ字状の左上方部材20及び左下方部材30を有して、平面視で右方に凸の湾曲形状を呈する。なお、左サイドメンバ10は、鋼管等のパイプ部材で構成されていてもよい。
左上方部材20は、上壁21を有し、上壁21の前端部にそれが略円弧状に切欠かれた切り欠き部22を有すると共に、上壁21の後部にそれを上下方向に貫通するように穿孔して形成された孔部23を有する。また、左上方部材20は、上壁21の幅方向の両端から垂下すると共に、上壁21の前後方向の全長にわたって延在する左右一対のフランジ24を各々有する。
左下方部材30は、底壁31を有し、底壁31の前端部にそれが略円弧状に切欠かれた切り欠き部32を有すると共に、底壁31の後部にそれを上下方向に貫通するように穿孔して形成された孔部33を有する。また、左下方部材30は、底壁31の幅方向の両端から起立すると共に、底壁31の前後方向の全長にわたって延在する左右一対のフランジ34を各々有する。
左上方部材20及び左下方部材30は、各々のフランジ24及び34が典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されることにより一体化され、閉断面形状を呈する左サイドメンバ10を構成する。なお、左上方部材20及び左下方部材30は、互いに板厚が異なっていてもよい。
上下方向で対向するように位置された切欠き部22及び32には、カラー部材200が、その上下方向の端部が上壁21及び底壁31から対応して突出した態様で配設されると共に、典型的にはアーク溶接等で固設される。また、上下方向で対向するように位置された孔部23及び33には、カラー部材200が、その上下方向の端部が上壁21及び底壁31から対応して突出した態様で嵌合されると共に、典型的にはアーク溶接等により溶接されて固設される。
<右サイドメンバの構成>
右サイドメンバ40は、典型的には、鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる横断面略コ字状の右上方部材50及び右下方部材60を有して、平面視で左方に凸の湾曲形状を呈する。なお、右サイドメンバ40は、鋼管等のパイプ部材で構成されていてもよい。
右上方部材50は、上壁51を有し、上壁51の前端部にそれが略円弧状に切欠かれた切り欠き部52を有すると共に、上壁51の後部にそれを上下方向に貫通するように穿孔して形成された孔部53を有する。また、右上方部材50は、上壁51の幅方向の両端から垂下すると共に、上壁51の前後方向の全長にわたって延在する左右一対のフランジ54を各々有する。
右下方部材60は、底壁61を有し、底壁61の前端部にそれが略円弧状に切欠かれた切り欠き部62を有すると共に、底壁61の後部にそれを上下方向に貫通するように穿孔して形成された孔部63を有する。また、右下方部材60は、底壁61の幅方向の両端から起立すると共に、底壁61の前後方向の全長にわたって延在する左右一対のフランジ64を各々有する。
右上方部材50及び右下方部材60は、各々のフランジ54及び64が典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されることにより一体化され、閉断面形状を呈する右サイドメンバ40を構成する。なお、右上方部材50及び右下方部材60の各々の板厚は、異なっていてもよい。
また、右サイドメンバ40を構成することにより、右上方部材50及び右下方部材60の各々に成形された切り欠き部52及び62、並びに孔部53及び63は、上下方向で対向するように位置された切り欠き部52及び62には、カラー部材200が、その上下方向の端部が上壁51及び底壁61から対応して突出した態様で配設されると共に、典型的にはアーク溶接等により固設される。また、上下方向で対向するように位置された孔部53及び63には、カラー部材200が、その上下方向の端部が上壁51及び底壁61から対応して突出した態様で嵌合されると共に、典型的にはアーク溶接等により溶接されて固設される。
<リヤクロスメンバの構成>
リヤクロスメンバ70は、典型的には、下方に開いたハット状の縦断面形状を呈し、鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる前側に位置する第1部材80及び第1部材80の後方でこれと対向すると共に第1部材80より薄板である第2部材90を備える下方部材100、下方に開いた縦断面形状を呈し、下方部材100の上方から覆うように配設されて下方部材100に接続される上方部材110を有する。併せて、リヤクロスメンバ70は、下方部材100及び上方部材110が協働して画成する内側空間部Rを前後方向に貫通しながら、下方部材100及び上方部材110に挟持された態様で下方部材100及び上方部材110に接続される保持部材200を有する。なお、上方部材110の板厚は、第1部材80の板厚及び第2部材90の板厚のいずれかと等しく設定してもよいし、これらから異なるように設定してもよい。
第1部材80は、前上壁81、その前方端から垂下する前縦壁83、及びその下端から前方に突出する前フランジ82を有する。かかる前縦壁83には、いずれも図示を省略するが、その中央部における左端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成された左前貫通孔、及びその中央部における右端部を前後方向に穿孔して形成された右前貫通孔を有する。なお、これらには、図示を省略するサスペンションアームをガイドするガイド部材が配設されていることが好ましい。
また、かかる前縦壁83は、左前貫通孔及び右前貫通孔の間であって左前貫通孔側に、つまり幅方向の左側に偏位して、下方に切欠かれた前円弧状切り欠き部86を有する。これに対応して、前上壁81は、前円弧状切り欠き部86に後方向で連なって前上壁81を上下方向に貫通するように切り欠かれた切り欠き部を有する。前上壁81の幅方向の中央領域の高さ位置は、前上壁81の幅方向の両端領域の高さ位置より低く設定されており、つまり、前上壁81の幅方向の中央領域は、底背領域に設定され、かつ前上壁81の幅方向の両端領域は、高背領域に設定されて、前円弧状切り欠き部86は、底背領域に配置されている。第1部材80に不要な応力集中を発生させない観点からは、高背領域と底背領域との間では、前上壁81の高さ位置は滑らかに変化することが好ましい。なお、前フランジ82及び前縦壁83は、左前貫通孔及び右前貫通孔の間であって右前貫通孔側に、上方に窪んだ図示を省略する前凹部87を有して、部分的な嵩上げ形状を呈していてもよい。
第2部材90は、後上壁91、その後方端から垂下する後縦壁93、及びその下端から後方に突出する後フランジ92を有する。かかる後縦壁93には、その中央部における左端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成されると共に、前縦壁83における左前貫通孔に対してその後方で対向する左後貫通孔94、及びその中央部における右端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成されると共に、前縦壁83における右前貫通孔85に対してその後方で対向する右後貫通孔95を有する。なお、左後貫通孔94及び右後貫通孔95には、図示を省略するサスペンションアームをガイドするガイド部材220が配設されていることが好ましい。
また、かかる後縦壁93は、左後貫通孔94及び右後貫通孔95の間であって左後貫通孔94側に、つまり幅方向の左側に偏位して、下方に切り欠かれると共に、前縦壁83の前円弧状切り欠き部86に対してその後方に位置して対向する後円弧状切り欠き部96を有する。これに対応して、後上壁91は、後円弧状切り欠き部96に前方向で連なると共に、前上壁81の切り欠き部に連なって、後上壁91を上下方向に貫通するように切り欠かれた切り欠き部を有する。後上壁91の幅方向の中央領域の高さ位置は、後上壁91の幅方向の両端領域の高さ位置より低く設定されており、つまり、後上壁91の幅方向の中央領域は、底背領域に設定され、かつ後上壁91の幅方向の両端領域は、高背領域に設定されて、後円弧状切り欠き部96は、底背領域に配置されている。第2部材90に不要な応力集中を発生させない観点からは、高背領域と底背領域との間では、後上壁91の高さ位置は滑らかに変化することが好ましい。また、後フランジ92及び後縦壁93は、左後貫通孔94及び右後貫通孔95の間であって右後貫通孔95側に、上方に窪むと共に、前縦壁83の前凹部87に対してその後方で対向する後凹部97を有して、部分的な嵩上げ形状を呈していてもよい。
第1部材80及び第2部材90は、第1部材80の前上壁81の後端及び第2部材90の後上壁91の前端が典型的にはアーク溶接等により溶接されることにより一体化され、下方に開いたハット状の縦断面形状を呈する下方部材100が構成される。下方部材100は、前上壁81の底背領域及び後上壁91の底背領域に対応して、その上壁が下方に陥設した上壁凹部101を有する。
一方、上方部材110は、典型的には、鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる断面略コ字状を呈し、上壁111、上壁111の前方端から垂下する前壁112、及び上壁111の後方端から垂下する後壁112を有する。前壁112の下端は、第1部材80の前縦壁83に典型的にはアーク溶接等により溶接されて固設されると共に、後壁112の下端は、第2部材90の後縦壁93に典型的にはアーク溶接等により溶接されて固設される。
また、上方部材110は、下方部材100と協働して上壁凹部101に位置的に対応する内部空間部Rを画成する。併せて、第1部材80の前円弧状切り欠き部86及び第2部材90の後円弧状切り欠き部96に上方から侵入させられて上方部材110上に載置された円筒状の保持部材200は、内部空間部Rが画成される領域に位置的に対応して、上方部材80及び下方部材90で挟持された態様で典型的にはアーク溶接等によりこれらに溶接されて固設される。ここで、上方部材110が第1部材80及び第2部材90の固設された状態では、保持部材200の上半周の外面と上方部材110の上壁111の下面との間には、内部空間部Rが存在することになる。
また、下方部材100の幅方向の中央部においては、第1部材80の前フランジ82及び第2部材90の後フランジ92を接続する連結部材120が、典型的にはアーク溶接等により溶接されて固設されることが好ましい。かかる連結部材120は、リヤクロスメンバ70の強度・剛性を増強するためのもので、典型的には、鋼板等の平板部材をプレス成形して得られるものである。特に、リヤクロスメンバ70における保持部材200が固設された部分の強度・剛性をより増強する観点からは、連結部材120は、平面視で見た場合に保持部材200と上下方向で重複することが好ましい。
リヤクロスメンバ70は、平面視で見た場合に中央部71における前後方向の幅よりも前後方向の幅が大きい左端部72、並びに中央部71及び左端部72を滑らかに接続する接続部73を有することが、その重量の増加を抑制しながらその強度を効率的に増強する観点からは好ましい。更に、中央部71に詳細は後述するサスペンションアームの支持部を設定することが、かかる支持部を効率的に構成しながらリヤクロスメンバ70の強度・剛性を増強する観点からより好ましい。
また、左端部72において、第2部材90の後縦壁93の周縁部は、右に向かって凹むように切り欠かれて、そこが左サイドメンバ10に典型的にはアーク溶接等により溶接されることが、その部分の接合強度を増強する観点からは好ましい。また、更に、後縦壁93の左端部及び後フランジ92の左端部の各々の延長部が、左サイドメンバ10の下に回り込んで、各々の延長部が典型的にはアーク溶接等によりそれに溶接されることが、その部分の接合強度を増強する観点から好ましい。
同様に、リヤクロスメンバ70は、平面視で見た場合に中央部71における前後方向の幅よりも前後方向の幅が大きい右端部74、並びに中央部71及び右端部74を滑らかに接続する接続部75を有することが、その重量の増加を抑制しながらその強度を効率的に増強する観点からは好ましい。
また、右端部74において、第2部材90の後縦壁93の周縁部は、左に向かって凹むように切り欠かれて、そこが右サイドメンバ40に典型的にはアーク溶接等により溶接されることが、その部分の接合強度を増強する観点からは好ましい。また、更に、後縦壁93の右端部及び後フランジ92の右端部の各々の延長部が、右サイドメンバ40の下に回り込んで、各々の延長部が典型的にはアーク溶接等によりそれに溶接されることが、その部分の接合強度を増強する観点から好ましい。
<フロントクロスメンバの構成>
フロントクロスメンバ130は、典型的には、鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる前側に位置する第3部材140及び第3部材140の後方でこれと対向すると共に第3部材140より薄板である第4部材150を有する。
第3部材140は、前上壁141、前上壁141の前方端から垂下する前縦壁142、及び前縦壁142の下方端から後方に延在すると共に、前上壁141に上下方向で対向する前底壁143を備える。併せて、第3部材140は、前縦壁142の左端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成された図示を省略する左前端貫通孔、及び前縦壁142の右端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成された右前端貫通孔145を有する。
また、第3部材140は、前縦壁142における幅方向の中央部を上方に向かって凹の形状を呈する前凹部148を有する。
第4部材150は、後上壁151、後上壁151の後方端から垂下する後縦壁152、及び後縦壁152の下方端から前方に延在すると共に、後上壁151に上下方向で対向する後底壁153を備える。併せて、第4部材150は、後縦壁152の左端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成されると共に、前縦壁142における左前端貫通孔に対してその後方で対向する図示を省略した左後端貫通孔、及び後縦壁152の右端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成されると共に、前縦壁142における右前端貫通孔145に対してその後方で対向する右後端貫通孔155を有する。なお、左後端貫通孔及び右後端貫通孔155には、ナット部材230が各々配設されて固設される。
また、第4部材150は、後縦壁152における幅方向の中央部を上方に向かって凹の形状を呈すると共に、前縦壁142における前凹部148に対してその後方で対向する後凹部156を有する。
フロントクロスメンバ130の左端の周縁部は、右側に向かって凹むように、具体的には、第3部材140の前縦壁142及び第4部材150の後縦壁152は、左サイドメンバ10の外周面の形状に沿う形状に切り欠かれていることが好ましい。
このように切り欠かれた部分は、第3部材140の前縦壁142及び第4部材150の後縦壁152が各々左サイドメンバ10に当接した態様で、左サイドメンバ10に典型的にはアーク溶接等で溶接されることにより固設されることになる。
フロントクロスメンバ130の右端の周縁部は、左側に向かって凹むように切り欠かれ、具体的には、第3部材140の前縦壁142及び第4部材150の後縦壁152は、右サイドメンバ40の外周面の形状に沿う形状に切り欠かれていることが好ましい。
このように切り欠かれた部分は、第3部材140の前縦壁142及び第4部材150の後縦壁152が各々右サイドメンバ40に当接した態様で、右サイドメンバ40に典型的にはアーク溶接等で溶接されることにより固設されることになる。
<左補強部材及び右補強部材の構成>
リヤクロスメンバ70の左端部及びフロントクロスメンバ130の左端部、並びにリヤクロスメンバ70の右端部及びフロントクロスメンバ130の右端部には、それらを対応して連結するように、左補強部材160及び右補強部材170が、典型的にはアーク溶接等により溶接されて固設されることが好ましい。
左補強部材160は、典型的には鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる略平板状の部材であり、その前端部は、第4部材150の後縦壁152に固設されると共に、その後端部が第1部材80の前縦壁83に固設されることが、強度や剛性を増強する観点から好ましい。更に、左補強部材160の左端部が左サイドメンバ10に固設されることが、強度や剛性を一層増強する観点からより好ましい。
右補強部材170は、典型的には鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる略平板状の部材であり、その前端部は、第4部材150の後縦壁152に固設されると共に、その後端部が第1部材80の前縦壁83に固設されることが、強度や剛性を増強する観点から好ましい。更に、右補強部材170の右端部が右サイドメンバ40に固設されることが、強度や剛性を一層増強する観点からより好ましい。
<左支持部材及び右支持部材の構成>
フロントクロスメンバ130の左右の両端部の上部には、典型的には、それらに対応して積み重なるように、左支持部材180及び右支持部材190が、アーク溶接等により溶接されて固設されている。
左支持部材180は、典型的には鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる下方に開いた略ハット状の縦断面形状を呈し、その前壁181の左端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成された図示を省略する左前貫通孔、及びその後壁183の左端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成されると共に、前壁181の左前貫通孔に対して後方で対向する左後貫通孔184を有する。なお、左後貫通孔184にはナット部材230が固設される。
また、左支持部材180は、その前壁181の下端から前方に延在する前フランジ185、その後壁183の下端から後方に延在する後フランジ186を各々備え、前フランジ185及び後フランジ186は左サイドメンバ10に典型的にはアーク溶接等により溶接されて固設される。
右支持部材190は、典型的には鋼板等の平板部材をプレス成形して得られる下方に開いた略ハット状の縦断面形状を呈し、その前壁191の右端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成された右前貫通孔192、及びその後壁193の右端部を前後方向に貫通するように穿孔して形成されると共に、前壁191の右前貫通孔192に対して後方で対向する右後貫通孔194を有する。なお、右後貫通孔194にはナット部材230が固設される。
また、右支持部材190は、その前壁191の下端から前方に延在する前フランジ195、その後壁193の下端から後方に延在する後フランジ196を各々備え、前フランジ195及び後フランジ196は右サイドメンバ40に典型的にはアーク溶接等により溶接されて固設される。
以上の構成を有するサブフレーム1においては、車体に装着される部位として、第1取付部A1、第2取付部A2、第3取付部A3、及び第4取付部A4の4カ所の部位が設定されると共に、サスペンションアームを支持する部位として、第1支持部S1、第2支持部S2、第3支持部S3、第4支持部S4、第5支持部S5、及び第6支持部S6の6ヶ所が設定されている。
また、サブフレーム1においては、被装着部品、典型的には差動装置が装着される部位として、差動装置保持部D1が設定されている。
詳しくは、サブフレーム1を構成する各部品の内部が外部に開いた部分である第1開口部、第2開口部、第3開口部、第4開口部、第5開口部、及び第6開口部を備える。具体的には、第1開口部は、フロントクロスメンバ130の左前端貫通孔144及び左後端貫通孔154の間で、その内部が外部に開いた部分である。第2開口部は、フロントクロスメンバ130の右前端貫通孔145及び右後貫通孔155の間で、その内部が外部に開いた部分である。第3開口部は、リヤクロスメンバ70の左前貫通孔84及び左後貫通孔94の間で、その内部が外部に開いた部分である。第4開口部は、リヤクロスメンバ70の右前貫通孔85及び右後貫通孔95の間で、その内部が外部に開いた部分である。第5開口部は、左支持部材180の左前貫通孔182及び左後貫通孔184の間で、その内部が外部に開いた部分である。第6開口部は、右支持部材190の右前貫通孔192及び右後貫通孔194の間で、その内部が外部に開いた部分である。
ここで、第1開口部、第2開口部、第3開口部、第4開口部、第5開口部、及び第6開口部には、第1支持部S1、第2支持部S2、第3支持部S3、第4支持部S4、第5支持部S5、及び第6支持部S6が、各々対応して設定されていることになる。
詳しくは、第1支持部S1は、フロントクロスメンバ130の左前端貫通孔144及びナット部材230を固設した左後端貫通孔154の間に画成される第1開口部に対応して配置される。かかる第1支持部S1においては、フロントクロスメンバ130に設けられた左前端貫通孔144、左後端貫通孔154及びナット部材230を介して、いずれも図示を省略するサスペンションアームの右ピボットが締結ボルト等の締結部材で締結されて装着される。
第2支持部S2は、フロントクロスメンバ130の右前端貫通孔145及びナット部材230を固設した右後端貫通孔155の間に画成される第2開口部に対応して配置される。かかる第2支持部S2においては、フロントクロスメンバ130に設けられた右前端貫通孔145、右後端貫通孔155及びナット部材230を介して、いずれも図示を省略するサスペンションアームの左ピボットが締結ボルト等の締結部材で締結されて装着される。
第3支持部S3は、リヤクロスメンバ70のガイド部材220を固設した左前貫通孔84、及びガイド部材220を固設した左後貫通孔94に対応して配置されている。かかる第3支持部S3においては、左前貫通孔84、左後貫通孔94、及びそれらに固設されたガイド部材220を介して、いずれも図示を省略するサスペンションアームの右ピボットが締結ボルト等の締結部材で締結されて装着される。第3支持部S3の上方に上壁凹部101が前後方向に延在することにより、サスペンションアームからの前後方向の入力荷重による前縦壁83及び後縦壁94の撓みを抑制してサスペンションアームの支持強度や支持剛性を向上することができる。
第4支持部S4は、リヤクロスメンバ70のガイド部材220を固設した右前貫通孔85、及びガイド部材220を固設した右後貫通孔95に対応して配置されている。かかる第4支持部S4においては、右前貫通孔85、右後貫通孔95、及びそれらに固設されたガイド部材220を介して、いずれも図示を省略するサスペンションアームの左ピボットが締結ボルト等の締結部材で締結されて装着される。第4支持部S4の上方に上壁凹部101が前後方向に延在することにより、サスペンションアームからの前後方向の入力荷重による前縦壁83及び後縦壁94の撓みを抑制して、サスペンションアームの支持強度や支持剛性を向上することができる。
第5支持部S5は、左支持部材180の左前貫通孔182及びナット部材230を固設した左後貫通孔184に対応して配置されている。かかる第5支持部S5においては、左前貫通孔182、左後貫通孔184及びナット部材230を介して、いずれも図示を省略するサスペンションアームの右ピボットが締結ボルト等の締結部材で締結されて装着される。
第6支持部S6は、右支持部材190の右前貫通孔192及びナット部材230を固設した右後貫通孔194に対応して配置されている。かかる第6支持部S6においては、右前貫通孔192、右後貫通孔194及びナット部材230を介して、いずれも図示を省略するサスペンションアームの左ピボットが締結ボルト等の締結部材で締結されて装着される。
以上のサブフレーム1における左右のピボットは、図示を省略する左右のピボットに対応してその幅方向の内側に対向して位置するサスペンションピボットであり、図示を省略する左右の後輪の前後方向及び幅方向の位置を対応して規定すると共に、サブフレーム1に対して主として幅方向に相対的に大きな外力を印加する。また、以上の左右のピボットの典型的な構成としては、その締結部材が挿通されるカラー部材にゴム部が接着された構成を有し、前後方向のバネ定数が小さく幅方向のバネ定数が大きいインシュレータブッシュ部材が挙げられる。なお、以上の左右のピボットの所定の左右の一対には、図示を省略するサスペンションスプリングのバネ反力が印加されるものであってもよい。
また、以上のサブフレーム1においては、第1取付部A1、第2取付部A2、第3取付部A3、第4取付部A4も対応して設定されている。
詳しくは、第1取付部A1は、左サイドメンバ10の前方端に固設されたカラー部材210に対応して配置されている。かかる第1取付部A1においては、図示を省略するゴムブッシュがカラー部材210に圧入され、いずれも図示を省略する締結ボルト等の締結部材で左リヤサイドフレームに締結されて車体側に装着される。
第2取付部A2は、左サイドメンバ10の後方端に固設されたカラー部材210に対応して配置されている。かかる第2取付部A2においては、図示を省略するゴムブッシュがカラー部材210に圧入され、いずれも図示を省略する締結ボルト等の締結部材で左リヤサイドフレームに締結されて車体側に装着される。
第3取付部A3は、右サイドメンバ40の前方端に固設されたカラー部材210に対応して配置されている。かかる第3取付部A3においては、図示を省略するゴムブッシュがカラー部材210に圧入され、いずれも図示を省略する締結ボルト等の締結部材で右リヤサイドフレームに締結されて車体側に装着される。
第4取付部A4は、右サイドメンバ40の後方端に固設されたカラー部材210に対応して配置されている。かかる第4取付部A4においては、図示を省略するゴムブッシュがカラー部材210に圧入され、いずれも図示を省略する締結ボルト等の締結部材で右リヤサイドフレームに締結されて車体側に装着される。
また、更に、以上のサブフレーム1においては、差動装置保持部D1も対応して設定され、差動装置保持部D1は、リヤクロスメンバ70の保持部材200に対応して配置されている。
詳しくは、差動装置保持部D1は、保持部材200がいずれも図示を省略する差動装置に装着されたゴムブッシュ等をその中に収容して保持する。保持部材200が下方部材100及び上方部材100で挟持された態様で固設されることにより、リヤクロスメンバ70における保持部材200の接合部の強度や剛性を向上して、差動装置を確実に保持することができる差動装置保持部D1を実現することができる。
なお、以上の各種保持部材200、カラー部材210、ガイド部材220、ナット部材230は、典型的には鋼材等の金属製である。
また、以上の本実施形態においては、サスペンションアームは、同機能を有するものであれば、本実施形態以外のものであってもよい。
また、以上の本実施形態においては、サブフレーム1は、所謂フローティング形式ではなく、所謂リジッド形式で車体に装着されていてもよい。
なお、本発明は、部材の種類、形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、簡便な構成で、必要な生産性を維持しながら、高いレイアウト自由度で被装着部品の保持部を構成することができると共に、サスペンションアームの支持強度や剛性を向上することができる車両用サブフレームを提供することができるものであるため、その汎用普遍的な性格から広範に車両等の移動体のサブフレームの分野に適用され得るものと期待される。
1…サブフレーム
10…左サイドメンバ
20…左上方部材
21…上壁
22…切り欠き部
23…孔部
24…フランジ
30…左下方部材
31…底壁
32…切り欠き部
33…孔部
34…フランジ
40…右サイドメンバ
50…右上方部材
51…上壁
52…切り欠き部
53…孔部
54…フランジ
60…右下方部材
61…底壁
62…切り欠き部
63…孔部
64…フランジ
70…リヤクロスメンバ
71…中央部
72…左端部
73…接続部
74…右端部
75…接続部
80…第1部材
81…前上壁
82…前フランジ
83…前縦壁
86…前円弧切り欠き部
87…前凹部
90…第2部材
91…後上壁
92…後フランジ
93…後縦壁
94…左後貫通孔
95…右後貫通孔
96…後円弧切り欠き部
97…後凹部
100…下方部材
101…上壁凹部
110…上方部材
111…上壁
112…前壁
113…後壁
120…連結部材
130…フロントクロスメンバ
140…第3部材
141…前上壁
142…前縦壁
143…前底壁
145…右前端貫通孔
148…前凹部
150…第4部材
151…後上壁
152…後縦壁
153…後底壁
155…右後端貫通孔
156…後凹部
160…左補強部材
170…右補強部材
180…左支持部材
181…前壁
183…後壁
184…左後貫通孔
185…前フランジ
186…後フランジ
190…右支持部材
191…前壁
192…右前貫通孔
193…後壁
194…右後貫通孔
195…前フランジ
196…後フランジ
200…保持部材
210…カラー部材
220…ガイド部材
230…ナット部材
A1…第1取付部
A2…第2取付部
A3…第3取付部
A4…第4取付部
D1…差動装置保持部
S1…第1支持部
S2…第2支持部
S3…第3支持部
S4…第4支持部
S5…第5支持部
S6…第6支持部
R…内部空間部

Claims (6)

  1. 車両の幅方向で互いに対向しながら前記車両の前後方向に各々延在する一対のサイドメンバと、
    前記前後方向で互いに対向しながら前記幅方向に各々延在すると共に、前記一対のサイドメンバの間を各々連結する一対のクロスメンバと、
    を備え、
    前記一対のクロスメンバの一方は、前記車両の下方に向けて開放されると共に、その上壁が前記下方に陥設した上壁凹部を有する下方部材と、前記上壁凹部を前記車両の上方から覆うように配設されて前記下方部材に接続される上方部材と、前記下方部材及び前記上方部材が協働して画成する内側空間部と、前記内側空間部を前記前後方向に貫通しながら、前記下方部材及び前記上方部材に挟持された態様で前記下方部材及び前記上方部材に接続され、被装着部品を保持する保持部材と、を備える車両用サブフレーム。
  2. 前記保持部材は、前記下方部材及び前記上方部材の中央部から前記幅方向に偏位して配設され、
    前記下方部材は、前記車両の上方に陥設されると共に、前記保持部材に対して前記幅方向で併設された下凹部を有する請求項1に記載の車両用サブフレーム。
  3. 前記一対のクロスメンバの前記一方は、前記前後方向の後側に配設された後側クロスメンバであり、
    前記後側クロスメンバは、第1の縦壁部及び前記第1の縦壁部に連なる第1の上壁部を有する第1部材と、前記前後方向で前記第1の縦壁部に対向した第2の縦壁部及び前記第2の縦壁部に連なると共に前記第1の上壁部に接続される第2の上壁部を有する第2部材と、を備え、
    前記第1部材の板厚は、前記第2部材の板厚以上に設定される請求項1又は2に記載の車両用サブフレーム。
  4. 前記一対のクロスメンバの他方は、前記前後方向の前側に配設された前側クロスメンバであり、
    前記後側クロスメンバ及び前側クロスメンバ間を接続する補強部材が、更に設けられる請求項3に記載の車両用サブフレーム。
  5. 前記前側クロスメンバは、第3の縦壁部及び前記第3の縦壁部に連なる第3の上壁部、並びに前記第3の縦壁部に連なる第3の下壁部を有する第3部材と、前記前後方向で前記第3の縦壁部に対向した第4の縦壁部及び前記第4の縦壁部に連なると共に前記第3の上壁部に接続される第4の上壁、並びに前記第4の縦壁部に連なると共に前記第3の下壁部に接続される第4の下壁部を有する第4部材と、を備え、
    前記第3部材の板厚は、前記第4部材の板厚以上に設定される請求項4に記載の車両用サブフレーム。
  6. 前記補強部材は、前記第1部材及び前記第4部材を接続する請求項5に記載の車両用サブフレーム。
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