JP2016221470A - 破砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の回転刃間に小径の円盤を設けて原料の食い込みを防止し、硬質で塊状の原料であっても所定の粒度に破砕できる破砕装置を提供する。【解決手段】 回転軸2の周りに回転刃3を固定し、回転刃3の両側に小径位置決リング4を装着して回転刃を位置決めし、回転刃と小径位置決リングからなる回転刃体5を回転軸2に沿って複数装着し、隣接する小径位置決リングの外周面間に円筒状スペーサ6を装着し、各円筒状スペーサ6に回転刃の回転軌跡より小径の食い込み防止用の円盤7を各々設け、かかる構成により回転刃構造体8を構成し、回転刃構造体8の回転軸2を回転自在に軸支する筐体9を設け、筐体9は上面及び下面が開口しており、回転軸2に平行な筐体の対向側面9bと回転刃構造体8との間に破砕空間Eを形成し、回転刃3の回転方向に対向する対向側面9bには粒度調整用の固定板20を設ける。【選択図】 図2

Description

本発明は、土木掘削工事等において発生する塊状の土丹、泥岩等を所定の粒度に破砕するための破砕装置に関するものである。
この種の破砕装置は、一軸式と二軸式があり、一軸式は、1本の回転軸の周りに設けられた回転刃と、該回転刃に近接した固定刃との間に原料を投入して、該原料を回転刃によって破砕するもの(特許文献1)、二軸式は、2本の回転軸の周りに回転刃を設け、これらの回転刃を互いに対向する方向に回転させ、両回転刃の中央に原料を投入することにより、両回転刃のせん断作用又は叩打作用によって原料を破砕するもの(特許文献2)が提案されている。
特開2013−91035号公報 特開2015−16424号公報
ところで、特許文献1の装置は、破砕物の粒度の調整が、回転刃と固定刃の間隙の極めて狭い範囲での調整しかできないため、その粒度調整の範囲は限定されたものであった。
また、地盤の掘削作業により発生する例えばシルト岩、粘土岩のような硬質で大きな塊状の泥岩、或いは、道路の舗装作業により発生する破壊されたアスファルトの大きな塊等の原料を、所定の粒度に破砕することが求められる。
このような場合、特許文献1のようなドラム状の回転体の破砕ビットと固定刃との狭い間隔では、上述のような塊状の原料を適切に破砕できないという課題がある。
また、特許文献2の二軸の回転刃では、二軸の回転刃同士が重なり合うことにより原料を破砕するものであり、タイヤや木材等の破砕には適しているが、上述のような硬質でかつ大きな塊状の岩石或いは大きな塊状のアスファルト片を破砕するには適していない、という課題がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、回転軸に装着される複数の回転刃の間に、小円盤を介在させることにより、原料の不要な食い込みを防止すると共に、硬質で大きな塊状の原料であっても、所定の粒度の破砕物を適切に生成することのできる破砕装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、多角形状の回転軸の周りに回転刃を装着固定すると共に、該回転刃の両側の上記回転軸に一対の小径位置決リングを各々装着して上記回転刃を位置決めし、上記回転刃と上記小径位置決リングからなる回転刃体を上記回転軸に沿って一定間隔を以って複数装着固定すると共に、上記隣接する上記小径位置決リングの外周面間に円筒状スペーサを各々装着し、これら円筒状スペーサを上記各小径位置決めリングに固定し、上記各円筒状スペーサの外周面中央部に、上記回転刃の回転軌跡より小径でかつ上記小径位置決めリングより大径の食い込み防止用の円盤を各々設け、かかる構成により回転刃構造体を構成し、単一の上記回転刃構造体の上記回転軸の両側を回転自在に軸支する筐体を設けると共に、上記回転軸の駆動手段を設け、上記筐体は、上面及び下面が開口していると共に、上記回転軸に平行な上記筐体の対向側面と上記回転刃構造体との間に破砕空間を形成し、上記回転刃の回転方向に対向する上記対向側面の筺体内側には粒度調整用の固定板が設けられているものである破砕装置により構成される。
上記対向側面は例えば筐体の前側板(9b)により構成することができる。このように構成すると、例えば回転軸に沿った左右方向に長い塊状の大きな原料であっても、軸方向に一定間隔を以って設けられた複数の回転刃によって円滑に破砕することが可能であり、破砕物を破砕空間の大きさに応じた粒度に整えることができるし、複数の食い込み防止用の円盤によって回転刃間への原料の食い込みを防止することができる。
第2に、多角形状の回転軸の周りに回転刃を装着固定すると共に、該回転刃の両側の上記回転軸に一対の小径位置決リングを各々装着して上記回転刃を位置決めし、上記回転刃と上記小径位置決リングからなる回転刃体を上記回転軸に沿って一定間隔を以って複数装着固定すると共に、上記隣接する上記小径位置決リングの外周面間に円筒状スペーサを各々装着し、これら円筒状スペーサを上記各小径位置決めリングに固定し、上記各円筒状スペーサの外周面中央部に、上記回転刃の回転軌跡より小径でかつ上記小径位置決めリングより大径の食い込み防止用の円盤を各々設け、かかる構成により回転刃構造体を構成し、上記回転刃構造体を2体設け、上記各回転刃構造体を前後に隣接すると共に、前後の各回転刃間に一定の間隔を設けて上記各回転軸を同一高さに平行に配置し、上記各回転軸の各両側を回転自在に軸支する筐体を設け、上記筐体は、上面及び下面が開口しており、かつ上記両回転刃構造体を、上記前後に隣接する各回転刃及び上記各円盤が、各々回転軸に直交する同一平面上に各々位置するように配置したものである破砕装置により構成される。
上記一定の間隔は例えば間隔(T3)とすることができる。このように構成すると、例えば回転軸に沿った左右方向に長い塊状の大きな原料であっても、軸方向に一定間隔を以って設けられた複数の回転刃によって円滑に破砕することが可能であり、破砕物を上記間隔に応じた粒度に整えることができるし、複数の食い込み防止用の円盤によって回転刃間への原料の食い込みを防止することができる。
第3に、上記回転刃構造体の上記回転刃は、中央部に上記回転軸に嵌合する多角形切欠を有する周方向に分割した2枚の回転刃ピースで構成されており、これらを上記回転軸に嵌合装着したものであり、上記小径位置決リングは、中央部に上記回転軸に嵌合する多角形切欠を有する周方向に分割した2枚の半円形ピースで構成されており、これらを上記回転刃に嵌合装着したものである上記第1又は2記載の破砕装置により構成される。
このように構成すると、回転軸に対する回転刃及び小径位置決スペーサの取付を容易に行うことができるし、軸方向の回転刃間の間隔を変更することもでき、回転刃の軸方向の間隔を変更することによって破砕物の粒度の調整を行うことができる。
第4に、上記粒度調整用の固定板は、上記板面が上記回転刃構造体の上記回転刃に対向すると共に、上記筐体の上面側から下面側に向けて、上記回転刃構造体との間隔が狭くなる方向に傾斜して設けられているものである上記第1記載の破砕装置により構成される。
このように構成すると、上記回転刃と上記固定板との間の破砕空間において、原料を円滑に破砕することができる。
第5に、上記粒度調整用の固定板は、その板面と上記回転刃構造体の上記回転刃との間の間隔を調整可能に設けられているものである上記第1又は4記載の破砕装置により構成される。
このように構成すると、固定板の位置を調整することにより、破砕物の粒度を調節することができる。
本発明によれば、一軸式の破砕機として用いた場合、例えば回転軸に沿った左右方向に
長い塊状の大きな原料であっても、軸方向に一定間隔を以って設けられた複数の回転刃によって円滑に破砕することが可能であり、破砕物を破砕空間の大きさに応じた粒度に整えることができるし、複数の食い込み防止用の円盤によって回転刃間への原料の食い込みを防止することができる。
また、二軸式の破砕機として用いた場合、例えば回転軸に沿った左右方向に長い塊状の大きな原料であっても、前後に隣接する回転刃構造体の各軸方向に一定間隔を以って設けられた複数の回転刃によって円滑に破砕することが可能であり、破砕物を前後に隣接する回転刃の間隔に応じた粒度に整えることができるし、複数の食い込み防止用の円盤によって回転刃間への原料の食い込みを防止することができる。
また、回転軸に対する回転刃及び小径位置決スペーサの取付を容易に行うことができるし、軸方向の回転刃間の間隔を変更することもでき、回転刃の軸方向の間隔を変更することによって破砕物の粒度の調整を行うことができる。
また一軸式の破砕機の場合は、回転刃と固定板との間の破砕空間において、原料を円滑に破砕することができるし、固定板の位置を調整することにより、破砕物の粒度を調節することができる。
本発明に係る破砕装置の横断面図(図2のX1−X1線断面図)である。 同上装置の平面図である。 同上装置の側面図である。 同上装置の正面図である。 (a)は同上装置の回転刃の分解図、(b)は同上装置の回転刃の正面図である。 (a)は同上装置の小径位置決リングの分解図、(b)は同上装置の小径位置決めリングの正面図である。 (a)は同上装置の円筒状スペーサの分解図、(b)は同上装置の円筒状スペーサの正面図である。 同上装置の回転刃構造体の分解斜視図である。 同上装置の回転が構造体の側面分解図である。 同上装置の第2の実施形態の横断面図(図11のX2−X2線断面図)である。 同上装置の第2の実施形態の平面図である。 同上装置の第2の実施形態の側面図である。
以下、本発明に係る破砕装置について詳細に説明する。
図1乃至図4は、一軸式の破砕装置1の側面断面図を示すものである。
これらの図において、横断面が多角形状(本実施形態では横断面が六角形状)の回転軸2に板状の回転刃3(5枚)を装着固定すると共に、各回転刃3の軸方向の両側に上記回転軸2に装着固定された小径位置決リング4,4を各々設け、1枚の上記回転刃3と一対の上記小径位置決リング4,4からなる回転刃体5を、上記回転軸2に沿って回転刃3間の一定間隔t1を以って複数体(実施例では5体)装着固定する(図2参照)。尚、上記回転軸2の両端部には、各々小径位置決リング4,4のみが装着固定されている(図3参照)。ここで上記回転軸2に固定された上記回転刃3とその両側に固定された上記小径位置決リング4,4により構成されるものを「回転刃体5」という。
以下の説明において、図1において、紙面に向かって右側を「前方」(破砕空間Eが存在する側)、紙面に向かって左側を「後方」、前方から後方を向いた場合の左右を「左右方向」(回転軸2に沿う方向)という。
上記回転刃体5は、図2に示すように、隣接する回転刃3,3間の間隔が一定の間隔t1となるように、上記回転軸2に沿って複数枚固定される。図2の実施形態では、5体の回転刃体5が回転軸に間隔t1を以って嵌合固定されている。
そして、上記隣接する上記回転刃体5,5の隣接する上記小径位置決めリング4,4の外周面間に円筒状スペーサ6を各々被覆装着し、これら円筒状スペーサ6の両端部を上記各対応する小径位置決めリング4,4の外周面にボルトBで固定する(図8、図9参照)。尚、回転軸2の両端部の円筒状スペーサ6,6は、両端部に固定された小径位置決リング4と隣接する回転刃3の一方の側面に装着された小径位置決リング4との間に固定される。よって、円筒状スペーサ6は全部で6個固定されている。
上記各円筒状スペーサ6の外周面中央部には、上記回転刃3の外径(回転軌跡R)より小径で、かつ上記小径位置決めリング4の外径より大径の食い込み防止用の円盤7(全6枚)が各々固定されており、かかる構成により回転刃構造体8が構成されている。よって、図2に示すように、上記回転刃3の外径(回転軌跡R)と上記円盤6の外縁との間には、半径方向に間隔t2が形成されており、回転刃3の外縁付近に位置する原料が、上記回転軸2方向に上記間隔t2入り込んだとしても、上記円盤6の外縁に阻止され、それ以上、回転軸2側に進入し難い構造となっている。
上記単一軸の回転刃構造体8の上記回転軸2の両側を垂直な左右側板9a,9a’の透孔13,13にて支持する筐体9を設け、上記左右側板9a,9a’に水平支持台14,14を固設し、これら支持台14,14上の軸受15,15にて上記回転軸2の両端部を回転可能に支持する。
さらに、上記回転軸2の右端(一端)を一方の上記軸受15から突出させ、該回転軸2の端部にプーリ12を接続し、上記回転軸2の左端(他端)を他方の上記軸受15から突出させ、該回転軸2の端部にフライホイール16を接続する。
一方、上記プーリ12側の上記支持板14を後方に延長して延長支持台14’を形成し、当該延長支持台14’上に駆動モータM1を設置し、上記駆動モータM1のプーリ16’と上記プーリ12とをベルト17(図4参照)にて接続することで、上記回転刃構造体8は矢印A方向に回転駆動し得るように構成されている。
上記筐体9は、上記回転軸2の両端部を受ける左右側板9a,9a’と、左右側板9a,9a’の前後を閉鎖する前後側板9b,9b’とから構成された上下開放の構造を成しており、上記後側板9b’は垂直であるが、上記回転刃3の回転方向(矢印A方向)に対向する前側板9bは、上面側と上記回転刃3との間隔は大で、下面側と上記回転刃3との間隔は小となるように、上側が前方に向けて傾斜して設けられている。このような構成により、上記回転刃構造体8の前方における後述の粒度調整用の固定板20との間に、破砕空間Eが形成されている。
上記前側板9bの内面側には、上記前側板9bと略同様の面積の粒度調整用の固定板20が上記前側板9bと同一角度で固定されている。従って、上記粒度調整用固定板20も上面側と上記回転刃構造体8との間隔は大で、下面側と上記回転刃構造体8との間隔は小となるように上側が前方に向けて傾斜して設けられている。
このように、上記筐体9は開口面積の大きい上面開口部18と、開口面積の小さい下面開口部19が形成されており、上記上面開口部18は、上記回転刃構造体8の上方に位置する後側上面開口部18aと、上記回転刃構造体8と上記前側板9bと間(回転刃構造体8の前方側)の前側上面開口部18bとから構成されており、上記前側上面開口部18bの下側の上記回転刃構造体8と上記粒度調整用の固定板20との間(上記回転刃構造体8の前方側)に破砕空間Eが形成されている。
そして、上記下面開口部19において、上記回転刃構造体8に対応する下側には後側下面開口部19aが形成され、上記破砕空間Eの下側は、前側下面開口部19bが形成されている。即ち、上記破砕空間Eは上記回転刃構造体8の前方に位置しており、前側上面開口部18bの面積よりも上記前側下面開口部19bの面積が小さくなるように構成されている。
次に、上記回転刃構造体8の具体的構造について図5乃至図9により説明する。
上記回転刃3はその外周に回転方向(矢印A方向)に向かうように、外周の4か所にビット取付部22a,22b,22c,22dが設けられており、上記ビット取付部22a,22b,22c,22dに各々ビット23a,23b,23c,23dが、その尖った先端部23a’〜23d’を回転方向(矢印A方向)に向けて固定されている。尚、上記ビット取付部とビットについて、それらの位置を特定しない場合は、ビット取付部22、ビット23、先端部23’のように「a乃至d」の文字を省略して表記する。
そして、上記回転刃3は、中央部に上記回転軸2に嵌合する多角形状切欠(台形状凹部)21,21を有し、周方向に、上記ビット23a,23b側と上記ビット23c,23d側に2等分割した2枚の回転刃ピース3a,3bにより構成されており、これらを上記回転軸2に嵌合装着することにより構成される。
上記回転刃ピース3a,3bは、上記多角形状切欠21,21の両側に連続して直線状の分割部25,25を有しており、該分割部25,25の両側の直線状の外側面27,27に複数の雌ネジ孔26が設けられている。そして、上記回転刃3は、図5(b)に示すように、上記回転刃ピース3a,3bの上記切欠21,21を上記回転軸2に上下から嵌合すると共に、上記分割部25,25を接合し、その状態で、上下の回転刃ピース3a,3bの上記外側面27,27に接続片28,28を宛がい、両接続片28、28の外側からボルトB(左右4本ずつの計8本)を上記雌ネジ孔26,26にねじ込むことにより、図5(b)に示すように上記回転軸2に軸方向に直角に嵌合装着される。尚、この回転刃3の回転軌跡Rは(図1参照)、最大径部である上記ビット取付部22の後方側の突出部3’(4か所)の回転軌跡により構成されるものである。
上記回転刃3を構成する板状体の厚みt3(図2参照)は比較的薄いものであり(厚みt3は上記回転刃3間の間隔t1の約1/4)(図2参照)、上記ビット23もその厚みt3の板状体に固定されている。従って、回転軸2の方向には、間隔t1を以って先端の鋭いビット23が並列している状態となり、軸方向に長い方形状の塊の岩石等の原料を破砕するのに適した構成となっている。尚、上記回転刃3を上記回転軸2に嵌合する際、隣接する各ビット23の位置を合わせても良いし、隣接するビット23の位置が順次周方向にずれるように各回転刃3を取り付けても良い。
上記小径位置決リング4は(図6参照)、中央部に上記回転軸2に嵌合する多角形切欠(台形状凹部)29,29を有する周方向に2等分割した2枚の半円形ピース4a,4bで構成されており、これらを上記回転軸2に嵌合装着したものである。
上記小径位置決リング4は、上記多角形状切欠(台形状凹部)29,29の両側に連続して直線状の分割部30,30を有しており、該分割部30,30に直交する方向に上記両ピース4a,4bを貫通する雌ネジ孔31,31が螺設されている。そして、上記小径位置決リング4は、上記半円形ピース4a,4bの上記切欠29,29を上記回転軸2に上下方向から嵌合すると共に、上記分割部30,30を接合し、その状態で、上下の半円形ピース4a,4bの上記雌ネジ孔31,31にボルトBをねじ込むことにより、図6(b)に示すように上記回転軸2に軸方向に嵌合装着される。尚、35,35は上記円筒状スペーサ6の固定用の雌ネジ孔である。
この小径位置決リング4,4は、図2に示すように、上記回転軸2に嵌合装着された上記回転刃3の左右の板面に、2個固定されるものであって、上記小径位置決リング4の側面が上記回転刃3の左右の側面に各々接触する状態で上記回転軸2に嵌合装着される(図2参照)。よって、上記回転刃3は両側の小径位置決めリング4,4によって回転軸2上に位置決めされ固定される。
さらに、上記隣接する回転刃体5,5の上記隣接する上記小径位置決リング4,4の外周間に、円筒状スペーサ6が装着固定されている。この円筒状スペーサ6は、図7、図8に示すように、中央部の円筒部6’と、当該円筒部6’の軸方向の中央部に半径方向に、噛み込防止用の円盤7が接続固定されている。
この円筒状スペーサ6は、上記一定の間隔t1の間において、一方の回転刃3の小径位置決リング4の外周と、隣接する他方の回転刃3の小径位置決めリング4の外周との間に装着される。
この円筒状スペーサ6は、上記円筒部6’を円筒の軸方向に上下に2等分割すると共に、上記食い込み防止用の円盤7を周方向に2等分割することにより、半分に分割された円筒部6a’, 6b’及び2等分割された食い込み防止用の円盤7a,7bを有する半円筒ピース6a”,6b”で構成されており、これらを隣接する上記小円形位置決リング4,4の外周に、その上側から嵌合装着する。
上記半円筒ピース6a”,6b”は、軸方向に沿う分割部32,32、上記食い込み防止円盤7は半径方向の分割部33,33を有しており、上記円筒部6a’,6b’の外周における上記食い込み防止用の円盤7を挟む両側には、ボルト挿入用の貫通孔34が貫通形成されている。
そして、上記半円筒ピース6a”, 6b”を上記間隔t1内の小径位置決リング4,4間に上下方向から嵌合装着し、上記分割部32,32、33,33を接触又は近接した状態において、上記貫通孔34から上記小径位置決リング4,4の各外周面に形成された上記雌ネジ孔35にボルトBを半径方向にねじ込むことで、当該円筒状スペーサ6を上記間隔t1における上記隣接する小径位置決リング4,4間の外周面上に嵌合装着する。
これにより、図2に示すように、1本の回転軸2に5枚の回転刃3が装着されると共に、各隣接する回転刃3間の中間位置には、6枚の食い込み防止用の円盤7が位置する構成の回転刃構造体8を構成することができる。尚、回転軸2の両端部は、左右端部の小径位置決リング4とそれに隣接する回転刃体5の小径位置決リング4との間に装着される。
上記すべての回転刃3のビット23の向きは同一であり、その先端23’が回転方向A側に位置する向きに固定されている。
上記粒度調整用の固定板20は(図1、図2参照)、上記前側板9bの内側において、筐体9の左右側板9a,9a’の上縁に沿って各々設けられた左右上枠36,36’の前端部に左右方向に設けられ、両端部を上記左右上枠36,36’の取付孔39a,39a’にボルトBにて固定された上部支持杆37と、上記左右側板9a,9a’の下縁に沿って各々設けられた左右下枠38,38’の前端部に左右方向に設けられ、両端部を上記左右下枠38,38’の取付孔40a,40a’にボルトBにて固定された下部支持杆41との間に固定されている。従って、上記前側開口部18bから上記破砕空間Eに投入された原料は、矢印A向に回転する上記回転刃3のビット23a〜23d及び突出部3’と上記粒度調整用の固定板20との間の空間(破砕空間E)で原料の破砕が行われる。
この場合、上記固定板20と上記回転刃3の回転軌跡Rとの最少の間隔T1が破砕物の粒度の基準となり、当該間隔T1を基準として、当該間隔T1より小の原料は当該破砕空間Eを通過して下方に落下する。一方、上記間隔T1より大の原料は上記ビット23により破砕されると共に、上記突起部3’が当接することで、上記間隔T1を通過可能な大きさまで破砕された後、下方に落下していく。
上記左右上枠36,36’と上記左右下枠38,38’には、上記取付孔39a,39a’、取付孔40a,40a’の他、上記各枠に沿って、一定間隔を以って複数の取付孔39b,39b’、39c,39c’・・・(上側)及び取付孔40b,40b’、40c,40c’・・・(下側)が貫設されている。
従って、上記粒度調整用の固定板20を、図1の実線位置から後方に平行移動し、その上部支持枠37を上記取付孔39b,39b’の位置でボルトBにて固定し、上記下部支持枠41を上記取付孔40b,40b’の位置でボルトBにて固定することにより、図1の二点鎖線位置に移動することができる。このように粒度調整用の固定板20をその傾斜角度を保持したまま、上記回転刃3に近い位置(後方側)に移動することにより、当該粒度調整用の固定板20と上記回転刃3との距離を小さくして、原料の破砕粒度をより小さくすることができる。
上記粒度調整用の固定板20を図1の二点鎖線の位置にずらした場合、上記固定板20と上記回転刃3の回転軌跡Rとの最少の間隔T2が破砕物の粒度の基準となり、当該間隔T2を基準として、当該間隔T2より小の原料は当該破砕空間Eを通過して下方に落下する。一方、上記間隔T2より大の原料は上記ビット23により破砕されると共に、上記突出部3’が当接することで、上記間隔T2を通過可能な大きさまで破砕された後、下方に落下していく。
勿論、上記粒度調整用の固定板20の位置は、上記取付孔をより小さな間隔で多数設けることにより、前後方向の調整の間隔を短くすることもでき、例えば図4に示すように、粒度調整用固定板20の位置を段階的に調整可能とすることができる。
本発明は上述のように構成されるものであるから、次にその動作について説明する。
尚、粒度調整固定板20は図1の実線位置にあるものとする。
上記駆動モータM1を駆動すると、上記回転刃構造体8は、矢印A方向に回転する。この状態において、破砕装置1の筐体9の前側上面開口部18bの上部から破砕空間Eに原料(例えば塊状の泥岩等)を投入する。
すると、矢印A方向に回転する回転刃3の回転軌跡Rと上記粒度調整用の固定板20との間隔T1より小の大きさの原料は、そのまま通過して前側下面開口部19bから下方に落下する。
また、上記間隔T1より大の原料は、上記回転刃3のビット23と上記粒度調整用の固定板20との間において、上記固定板20と上記回転刃構造体8との間(間隔T1)に一旦留まるため、原料の一端が上記固定板20の表面に当接した状態で、上記矢印A方向に回転してくるビット23の先端23’によって砕かれて行き、上記間隔T1を通過し得る大きさに砕かれた後、上記前側下面開口部19bを通って下方に落下していく。
このとき、各回転刃3自体が薄い板状(厚さt3<t1<t2)であって、隣接する回転刃3,3間は、比較的広い間隔t1(>t3)が設けられているので、前後方向の長さが上記T1より大であって、左右方向の長さが上記複数の上記回転刃3に亘る長さ(例えば間隔t1の2倍から4倍の長さ)の大きな塊であっても、上記矢印A方向に回転する回転刃3のビット23によって砕かれて、左右方向に複数の小塊に分割されると共に、回転刃3の突起3’が原料に当接することにり、さらに細かく砕かれ、上記間隔T1を通過し得る小片に破砕されて行き、破砕た破砕原料(小片)は、前側下面開口部19bを通って下方に落下していく。
また、上記砕かれた破砕原料或いは当初より上記間隔T1より小さな原料は、上記各回転刃3,3の間から内部方向(回転軸2の方向)に入り込もうとするが、上記各回転刃3,3間には食い込み防止用の円盤7が設けられているので、仮にこのような小さな原料が回転軸2方向に入り込んでも、回転する上記円盤7の外周縁によって、それ以上の(間隔t2以上の)内部(回転軸2方向)への原料の食い込みが阻止される。よって、上記回転刃3,3間に原料が入り込むことを防止することができ、結果として、回転刃3,3間への原料の食い込みを防止して、円滑な破砕を行うことができる。
このように、破砕物の粒度は、上記粒度調整用の固定板20の位置に基づいて、上記間隔T1以上の大きさの原料を、上記粒度調整用の固定板20の位置に対応する粒度以下(例えば破砕原料の粒度(直径)がT1以下となるよう)に揃えることができる。
破砕物の粒度をより小さくしたい場合は、上記粒度調整用の固定板20を図1の二点鎖線位置に平行移動し、当該位置にて固定すれば良い。
この場合は、上記原料は矢印A方向に回転する回転刃3の回転軌跡Rと上記粒度調整用の固定板20との最少間隔T2より小の大きさの原料は、そのまま通過して前側下面開口部19bから下方に落下する。
また、上記間隔T2より大きい原料は、上記回転刃3のビット23と上記固定板20との間において、上記固定板20の表面に原料の一端が当接した状態で、上記矢印A方向に回転するビット23の先端23’によって砕かれて行き、また上記突起3’が当接することによりさらに破砕され、上記間隔T2を通過し得る大きさの小片となって、上記前側下面開口部19bを通って下方に落下していく。
この場合も同様に、各回転刃3自体が薄い板状(厚さt3<t1<t2)であって、隣接する回転刃3,3間は、比較的広い間隔t1(>t3)が設けられているので、前後方向の長さが上記間隔T2より大であって、左右方向の長さが上記複数の上記回転刃3に亘る長さの大きな塊であっても、上記矢印A方向に回転する回転刃3のビット23によって砕かれると共に、回転刃3の突起3’が原料に当接することによりさらに細かく砕かれ、破砕された破砕原料は、下面開口部19bを通って下方に落下して行く。
また、同様に、回転する上記円盤7の外周縁によって、それ以上の(間隔t2以上の)内部(回転軸2方向)への原料の食い込みが阻止される。よって、上記回転刃3,3間に原料が入り込むことを防止して、円滑な破砕を行うことができる。
このように、破砕物の粒度は、上記粒度調整用の固定板20の位置に基づいて、上記間隔T2以上の大きさの原料を、上記固定板20の位置に対応する粒度以下(例えば破砕原料の粒度(直径)がT2以下となるよう)に揃えることができる。
図10乃至図12に、本発明に係る破砕装置を二軸構成とした第2の実施形態を示す。かかる第2の実施形態において、回転刃構造体8の構成は、上記第1の実施形態と同一であるので、上記第1の実施形態と同一符号を付して、その構成の説明は便宜上省略する。尚、図10は図11のX2−X2線断面図、図12は図11の側面図である。
以下の説明において、図11において、紙面に向かって下側を「前方」、紙面に向かった上側を「後方」、前方から後方を向いた場合の左右方向を「左右」(回転軸2に沿う方向)と定義する。
本実施形態では、図10、図11に示すように、二体の上記回転刃構造体8,8を、各回転軸2,2を前後方向に平行に、両回転刃3,3の回転軌跡R,Rの間隔がT3となるように筐体44に配置したものである。
上記筐体44は、上面側に長方形の上面開口部46、下面側に長方形の下面開口部47が開口形成された長方形状の枠状の筐体であり、左右側台44a,44a’に設けた透孔48,48、49,49を介して各回転刃構造体8,8の回転軸2,2の各両端を外部に突出し、上記左右側板44a,44a’に各々設けた水平支持板50,50、51,51に設けた軸受52,52、53,53により上記各回転軸2,2の両端部を回転可能に軸支している。
そして、上記回転軸2,2の各一端を図2と同様に各々独立した駆動モータ(図示せず)にて回転駆動することで、2つの回転刃構造体8,8の各回転刃3,3を互いに対向する方向(図10の矢印C,C’方向)に回転し得るように構成している。
そして、前後方向に隣接する上記両回転刃構造体8,8の各回転刃3,3の配置は、図11に示すように、各前後に隣接する回転刃3,3は、上記間隔T3を隔て、上記回転軸2,2に直交する同一平面上に位置するように構成される。従って、前後に隣接する上記食い込み防止用の円盤7,7も、互いの間隔T4を隔てて、上記回転軸2,2に直交する同一平面上に位置する構成となっている。
上記構成により、上記回転刃構造体8,8間には、軸方向に隣接する回転刃3,3間の上記間隔t1と、前後方向に隣接する食い込み防止用の円盤7,7間の間隔T4によって両回転刃構造体8,8の間(中間部)に破砕空間Fが形成され、かかる破砕空間Fが左右方向に複数、連続的に構成された構造となっている。
このような構成において、上記各回転刃3,3を矢印C,C’方向に回転させた状態において、上記両回転刃構造体8,8の中間の上記破砕空間F,Fの上方位置から、上記上面開口部46を介して泥岩等の塊状の原料を投入すると、上記各破砕空間Fより小の原料は上記破砕空間Fを通過して下面開口部47から下方に落下して排出される。
また、上記破砕空間Fより大の原料は対向方向に回転する回転刃3,3によって破砕されと共に、対向方向に回転する各回転刃3,3の突出部3’,3’が当接することにより破砕され、上記破砕空間Fを通過し得る粒度に砕かれて,下面開口部47から排出される。
このとき、前後に隣接する各回転刃3,3自体が薄い板状(厚さt3<t1<t2)であって、軸方向に隣接する回転刃3,3間は、比較的広い間隔t1(>t3)が設けられているので、前後方向の長さが上記間隔T3より大であって、左右方向の長さが上記複数の上記回転刃3に亘る長さ(例えば間隔t1の2倍から4倍の長さ)の大きな塊であっても、上記矢印C,C’方向に対向回転する回転刃3,3のビット23,23によって砕かれて左右方向に複数の小片に分割されると共に、同じく対向回転する回転刃3,3の突出部3’,3’が原料に当接することにより、さらに細かく砕かれ、上記間隔T3を通過し得る大きさに破砕され、破砕原料は、下面開口部47を通って下方に落下して行く。
また、上記砕かれた破砕原料或いは当初より小さな原料は、前後に隣接する各回転刃3,3の間から各回転刃3,3の内部方向(各回転軸2,2の方向)に入り込もうとするが、上記各回転刃3,3間には食い込み防止用の円盤7が設けられているので、仮にこのような小さな原料が回転軸2,2方向に入り込んでも、対向回転する上記円盤7,7の外周縁によって、それ以上の(間隔t2以上の)内部(回転軸2,2方向)への原料の食い込みが阻止される。よって、各回転刃構造体8,8の軸方向の上記回転刃3,3間に原料が入り込むことを防止して、円滑な破砕を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、一軸式の破砕装置として用いた場合、例えば回転軸2に沿った左右方向に長い塊状の大きな原料であっても、軸方向に一定間隔を以って設けられた複数の回転刃3によって円滑に破砕することが可能であり、破砕物を破砕空間Eの大きさに応じた粒度に整えることができるし、複数の食い込み防止用の円盤7によって回転刃3間への原料の食い込みを防止することができる。
また、二軸式の破砕装置として用いた場合、例えば回転軸2に沿った左右方向に長い塊状の大きな原料であっても、前後に隣接する回転刃構造体8,8の各軸方向に一定間隔を以って設けられた複数の回転刃3によって円滑に破砕することが可能であり、破砕物を前後に隣接する回転刃3の間隔T3に応じた粒度に整えることができるし、複数の食い込み防止用の円盤7によって回転刃間への原料の食い込みを防止することができる。
また、回転軸2に対する回転刃3及び小径位置決スペーサ4の取付を容易に行うことができるし、回転刃体5の取付位置を変更することで、軸方向の回転刃3間の間隔t1を変更することもでき、回転刃3の軸方向の間隔t1を変更することによって破砕物の粒度の調整を行うことができる。
また一軸式の破砕装置の場合は、回転刃3と固定板20との間の破砕空間Eにおいて、原料を円滑に破砕することができるし、固定板20の位置を調整することにより、破砕物の粒度を調節することができる。尚、図3中、符号10は筐体9の軸受である。
本発明の破砕装置は、長尺の大きな塊状の泥岩等を適切に所定の粒度に破砕することができ、各種の土木現場等において広く使用することができる。。
1 破砕装置
2 回転軸
3 回転刃
3a,3b 回転刃ピース
4 小径位置決リング
4a,4b 半円形ピース
5 回転刃体
6 円筒状スペーサ
7 円盤
8 回転刃構造体
9 筐体
18 上面開口部
19 下面開口部
20 固定板
21,29 多角形切欠
44 筐体
46 上面開口部
47 下面開口部
A 回転方向
C,C’ 回転方向
E 破砕空間
F 破砕空間
T3 間隔

Claims (5)

  1. 多角形状の回転軸の周りに回転刃を装着固定すると共に、該回転刃の両側の上記回転軸に一対の小径位置決リングを各々装着して上記回転刃を位置決めし、
    上記回転刃と上記小径位置決リングからなる回転刃体を上記回転軸に沿って一定間隔を以って複数装着固定すると共に、
    上記隣接する上記小径位置決リングの外周面間に円筒状スペーサを各々装着し、これら円筒状スペーサを上記各小径位置決めリングに固定し、
    上記各円筒状スペーサの外周面中央部に、上記回転刃の回転軌跡より小径でかつ上記小径位置決めリングより大径の食い込み防止用の円盤を各々設け、かかる構成により回転刃構造体を構成し、
    単一の上記回転刃構造体の上記回転軸の両側を回転自在に軸支する筐体を設けると共に、上記回転軸の駆動手段を設け、
    上記筐体は、上面及び下面が開口していると共に、上記回転軸に平行な上記筐体の対向側面と上記回転刃構造体との間に破砕空間を形成し、
    上記回転刃の回転方向に対向する上記対向側面の筺体内側には粒度調整用の固定板が設けられているものである破砕装置。
  2. 多角形状の回転軸の周りに回転刃を装着固定すると共に、該回転刃の両側の上記回転軸に一対の小径位置決リングを各々装着して上記回転刃を位置決めし、
    上記回転刃と上記小径位置決リングからなる回転刃体を上記回転軸に沿って一定間隔を以って複数装着固定すると共に、
    上記隣接する上記小径位置決リングの外周面間に円筒状スペーサを各々装着し、これら円筒状スペーサを上記各小径位置決めリングに固定し、
    上記各円筒状スペーサの外周面中央部に、上記回転刃の回転軌跡より小径でかつ上記小径位置決めリングより大径の食い込み防止用の円盤を各々設け、かかる構成により回転刃構造体を構成し、
    上記回転刃構造体を2体設け、上記各回転刃構造体を前後に隣接すると共に、前後の各回転刃間に一定の間隔を設けて上記各回転軸を同一高さに平行に配置し、上記各回転軸の各両側を回転自在に軸支する筐体を設け、
    上記筐体は、上面及び下面が開口しており、
    かつ上記両回転刃構造体を、上記前後に隣接する各回転刃及び上記各円盤が、各々回転軸に直交する同一平面上に各々位置するように配置したものである破砕装置。
  3. 上記回転刃構造体の上記回転刃は、中央部に上記回転軸に嵌合する多角形切欠を有する周方向に分割した2枚の回転刃ピースで構成されており、これらを上記回転軸に嵌合装着したものであり、
    上記小径位置決リングは、中央部に上記回転軸に嵌合する多角形切欠を有する周方向に分割した2枚の半円形ピースで構成されており、これらを上記回転刃に嵌合装着したものである請求項1又は2記載の破砕装置。
  4. 上記粒度調整用の固定板は、上記板面が上記回転刃構造体の上記回転刃に対向すると共に、上記筐体の上面側から下面側に向けて、上記回転刃構造体との間隔が狭くなる方向に傾斜して設けられているものである請求項1記載の破砕装置。
  5. 上記粒度調整用の固定板は、その板面と上記回転刃構造体の上記回転刃との間の間隔を調整可能に設けられているものである請求項1又は4記載の破砕装置。
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