JP5267948B2 - 粘着性被破砕物用破砕機 - Google Patents
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Description
この衝撃式破砕機10は、ケーシング1内に水平方向に配置された回転軸2に、軸方向に沿って複数のロータ3が並列して設けられている。各ロータ3は、回転軸2の軸周りに一方向a又は他方向bに回転する。
このスクレーパ8は、ケーシング1の内壁とハンマ4との間に介在する破砕粉を掻きだす機能を発揮する。
そこで、アスファルト粉の固着による起動困難を防止するために、ロータの回転軸方向両側にスクレーパ8を設けて、それらの付着したアスファルト粉を掻き落とすようにしたものである(例えば、特許文献3参照)。
この傾向は、前述のライナ5やシュート7に振動を与える手段や、シュート7の角度を可変とする手段を備えても、完全には排除できていない。
このとき、当たり面は下方に向かうにつれて徐々に前記ロータ側に近づくように傾斜しているので、被破砕物の落下方向とハンマが振り下ろされる方向とが下方に向かうにつれて徐々に接近していく位置関係となるので、誘導部材側には不要な押し付け力が生じにくい。このため、被破砕物がロータ及びハンマとケーシング内壁との間に固着することを防ぐことができる。
このアクチュエータとしては、油圧の作用でロッドの進退動作を行う油圧アクチュエータ、空気圧の作用でロッドの進退動作を行う空気圧アクチュエータ、電動モータの駆動力でロッドの進退動作を行う電動アクチュエータ等を採用することができる。
このとき、角度調整手段としてアクチュエータを用いる場合、そのアクチュエータは、ケーシングと誘導部材の下部との間を結ぶように取り付ける。誘導部材の上部がピン支持であるから、角度調整手段としてアクチュエータは誘導部材の下部に接続すればよく、アクチュエータの設置数量を抑えることができる。
揺動ピン4aは、短冊状のディスク3bに設けられた孔部3aと、ハンマ4に設けられた孔部4bに挿通され、例えば、短冊状のディスク3bに対して軸周り不能、ハンマ4に対しては軸周り可能な状態とすることで、ハンマ4の揺動を可能としている。
外縁4eは、一方の母線との稜線部4dから他方の母線との稜線部4dに至り、その両側の稜線部4dに近いところにそれぞれ切欠き4cを設けて、その衝撃力を高めている。
また、その切欠き4cは、一方の稜線部4d側と他方の稜線部4d側とで、揺動ピン4aの軸方向に対する向きが逆方向となるように形成されているので、さらに衝撃力が高められている。
このようにすれば、複数のアクチュエータ22のロッド22aの伸縮を別々に制御することにより、当たり面23の水平方向の位置や傾斜角度αが調整できるから、その調整可能範囲が拡がる。
被破砕物が、当たり面23に対して過度に押し付けられないから、その被破砕物が、ロータ3及びハンマ4とケーシング1内壁との間に固着することを防ぐことができる。
この引きちぎるような破砕の作用において、図2に示すように、被破砕物の落下方向(図中の矢印C)、すなわち当たり面23の面方向と、ハンマが振り下ろされる方向(図中の矢印D)とが下方に向かうにつれて徐々に接近していく位置関係であることが有効に機能している。
2 回転軸
3 ロータ
4 ハンマ
5 ライナ
6 投入口
7 シュート
8 スクレーパ
9 排出部
10,11,20 衝撃式破砕機
21 誘導部材(破砕板)
22 アクチュエータ
22a ロッド
23 当たり面
23a 下端
23b 上端
23c,23d ブラケット
A 角度調整手段
Claims (4)
- ケーシング(1)内に、横方向に配設された回転軸(2)の軸周りにロータ(3)が回転自在であり、そのロータ(3)の外周に沿って複数のハンマ(4)が設けられ、前記ケーシング(1)の上部に投入口(6)が設けられ、その投入口(6)から投入された粘着性の被破砕物を、前記ロータ(3)及び前記ハンマ(4)の回転により破砕する衝撃式破砕機において、
前記投入口(6)の下方に、前記ロータ(3)側へ対面するフラットな当たり面(23)を備えた誘導部材(21)を設け、前記当たり面(23)は、下方に向かうにつれて徐々に前記ロータ(3)側に近づくように傾斜しており、前記当たり面(23)は、その下端(23a)で、前記ロータ(3)の回転に伴う前記ハンマ(4)の外縁の軌跡(R2)に最も近づくようになっており、前記誘導部材(21)は、前記当たり面(23)の傾斜角度(α)を可変とするための角度調整手段(A)を備えることを特徴とする粘着性被破砕物用衝撃式破砕機。 - 前記角度調整手段(A)は、前記ケーシング(1)と前記誘導部材(21)との間を結ぶアクチュエータ(22)であることを特徴とする請求項1に記載の粘着性被破砕物用衝撃式破砕機。
- 前記誘導部材(21)の上部は、横方向の支持ピン(21a)で前記ケーシング(1)に揺動自在に支持されており、その誘導部材(21)の前記支持ピン(21a)周りの揺動により、前記傾斜角度(α)が可変であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着性被破砕物用衝撃式破砕機。
- 前記傾斜角度(α)を、55度以上90度未満としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の粘着性被破砕物用衝撃式破砕機。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009140086A JP5267948B2 (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | 粘着性被破砕物用破砕機 |
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Family Applications (1)
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