JPH0725942U - 使用済み容器の破砕装置 - Google Patents

使用済み容器の破砕装置

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JPH0725942U
JPH0725942U JP6148893U JP6148893U JPH0725942U JP H0725942 U JPH0725942 U JP H0725942U JP 6148893 U JP6148893 U JP 6148893U JP 6148893 U JP6148893 U JP 6148893U JP H0725942 U JPH0725942 U JP H0725942U
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JP
Japan
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blade
rotary
horizontal
container
crushing device
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Pending
Application number
JP6148893U
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English (en)
Inventor
博能 末田
恭一 矢萩
信行 片桐
秀久 三代
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可燃性材料を充填した容器類の使用済み容器
から残存した可燃性材料を安全に除去・分離するととも
に破砕処理できて、有効成分の再生利用を確実にできる
「使用済み容器の破砕装置」を提供することを目的とす
る。 【構成】 水平回転軸の軸方向に複数の回転刃を設け、
相互に対向して回転する複数の水平回転軸を備えた使用
済み容器の破砕装置であって、水平回転軸に設けた多角
軸部には隔片を挾持して回転刃が嵌装され、回転刃は変
曲した外刃と内刃とを順次円周方向に形成されるととも
に、上記対向している回転刃の水平間隙からなる通路に
は回転刃のせん断面に対向する平板状の固定刃を形成す
る格子材を配設したことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、可燃性材料を充填した容器類の使用済み容器を破砕するための使用 済み容器の破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属系廃棄物の再生利用にさいしては多種多様の上記廃棄物に破砕・選別など の操作を適用させて有効成分のみが再生利用されている。 上記廃棄物のうちで可燃性材料、例えばLPGなどを充填した容器類の使用済 み容器類をハンマークラッシャーなどの衝撃・せん断破砕機などを用いて破砕・ 選別する場合、上記破砕機内には上記容器内に残存した可燃性材料が漏出して破 砕機内雰囲気の混合気は可燃限界内の濃度を呈することとなり、しかも衝撃に伴 う上記容器の発熱などによる着火エネルギーが付与されて上記混合気が爆発し、 破砕機をはじめとする関連機器に著しい損傷を与えることがある。したがって、 上記廃棄物に使用済み容器類が混入されている場合、作業者により使用済み容器 類のみを選別し、上記容器類内に残存した可燃性材料を除去した後、引続いて上 記ハンマークラッシャなどを用いて破砕・選別して有効成分が再生利用される。
【0003】 そして、容器類に残存した可燃性材料の除去を行わせるために回転刃を設けた 2軸式廃棄物破砕機を用いることが知られている(特公平4−114750号公 報など)。 この形式の2軸式廃棄物破砕機は、2軸の水平回転軸の軸方向に夫々の上記回 転軸に複数の回転刃を取付け、固定刃とともにせん断力により破砕を行い廃棄物 の特性に応じて運転状態を可変に調節して比較的大粒度の砕製品が得られるよう にしている。 さらに、別の形式の2軸式廃棄物破砕機としてスリッタ形破砕機があることも 知られている(実公昭61−29482号公報)。 この形式のスリッタ形破砕機では2軸における回転刃の側面を互いに摺接噛合 せることで中央部にある材料を破砕するようにされており、回転刃の厚さに対応 して輪切り状の形態をもつ砕製品が得られるようにされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記特公平4−114750号公報開示の2軸式廃棄物破砕機は、主として特 性が不規則で大型の木質系廃棄物などを破砕するのに用いられるので、比較的小 型である使用済み容器を効率よく処理するためには水平回転軸間間隔や回転刃の 軸方向間隔を狹くする必要がある。 ところが、水平回転軸間間隔や回転刃の軸方向間隔を狹くすると、回転刃の取 付構造などが複雑であるために構造上の制約から限度がある。したがって使用済 み容器類を処理するさいに回転刃間の溝通路から未処理のまゝ通過してしまう虞 れがある。
【0005】 また、上記容器類が回転刃によりかみ込まれたとしても、回転刃の配列状態は 軸方向に不同になされているので充分なかみ込みが行れることなく溝通路から通 過・排出されてしまい効率よく破砕できないことがある。 また、上記スリッタ形破砕機ではスリッタ部間隙は回転刃の厚さなどの制約に よって比較的狹くされているので、破砕時に容器類が回転刃間の間隙に喰い込み 、破砕を阻害させたり、また、容器類が回転刃の上部空間にたい積状態となって 供給されるのでスリッタ部において捕獲され難いまゝ処理されるので破砕能力は 効率的ではない。
【0006】 本考案は、上述のごとき問題点を解決するためになされたもので、その目的は 、水平回転軸の回転刃と固定刃との間にて小型の使用済み容器を確実なかみ込み 状態のもとで裂開し、上記容器内に残存した可燃性材料を除去し、有効成分を安 全に再生利用することができる使用済み容器の破砕装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案では、水平回転軸の軸方向に複数の回転 刃を設け、相互に対向して回転する複数の水平回転軸を備えた使用済み容器の破 砕装置であって、水平回転軸に設けた多角軸部には隔片を挾持して回転刃が嵌装 され、回転刃は変曲した外刃と内刃とを順次円周方向に形成されるとともに、上 記対向している回転刃の水平間隙からなる通路には回転刃のせん断面に対向する 平板状の固定刃を形成する格子材を配設したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
このようにすれば、水平回転軸を相互に対向して回転させることにより、使用 済み容器は回転刃の外刃および内刃の弯曲部により確実にかみ込まれて裂開・破 砕され、通路から砕製品となって排出されるとともに、上記使用済み容器内に残 存した可燃性材料が排出除去され、危険を発生することなく破砕され、後置する 衝撃・せん断式破砕機と併用すればさらに粒状化、高密度化された砕製品が得ら れ、引続いて選別がなされて有効成分のみを再生利用することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照にして本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す使用済み容器の破砕装置の平面図、図2は、 図1のII−IIにおける断面図である。
【0010】 図1,2において、10は破砕装置を示し、ケーシング24内には複数の回転 刃18が嵌装されている2軸からなる水平回転軸12,12′が軸受14,14 により夫々軸承されており、所要の中心距離lをもって配設されている。上記水 平回転軸12,12′の軸端の一端に設けられた図示しない駆動装置、例えば電 動機、油圧モータ、等により夫々回転され、通常、矢印“A”,“A”にて示す ごとく内側方向に対向して回転される。 水平回転軸12,12′の軸方向の中央部は多角軸部16、例えば4角軸部を 形成するとともには、両端部は丸軸とされて上記軸受14,14により軸承され る。 上記多角軸部16には隔片20を挟持して回転刃18が嵌装され、すなわち、 回転刃18と隔片20とが順次配列されており、回転刃18は隔片20を用いて 所望の間隙をもつようにされるとともに、水平回転軸12,12に嵌装されてい る回転刃18,18′は対向されており、詳しくは夫々の軸方向に厚さ程度をず らせて対向されている。
【0011】 回転刃18は半径方向に対して弯曲した外刃18aが外側に、内刃18bが内 側にされ、しかも、外刃18aと内刃18bとが順次円周方向に一体化して形成 されており、本実施例においては、外刃18aと内刃18bはそれぞれ3枚刃に 形成されている。回転刃18の中心部は多角状、例えば4角状の開口を設けてお り、前記多角軸部16に嵌装される。 回転刃18′は上記回転刃18と対称となるように弯曲した外刃18a′およ び内刃18b′が一体化して形成されているが、その他の構造は上記回転刃18 と同一である。
【0012】 水平回転軸12,12の対向している回転刃18,18′の水平間隙には複数 の溝状の通路26が形成され、上記通路26には回転刃18,18′のせん断面 に対向する平板状の固定刃を形成している格子材22が配設されており、格子材 22の頂面は上記水平回転軸12,12の軸心よりも下方となるようにされてい る。そして上記通路26の幅寸法は、使用済み容器の砕製品のみが通過可能であ る寸法をもって形成されている。
【0013】 駆動装置の駆動により水平回転軸12,12を相互に矢印A,Aのごとく対向 して回転させることにより、破砕装置10の上方より供給された使用済み容器は 回転刃18,18′の外刃18a,18a′および内刃18b,18b′の弯曲 部ならびに鋭い刃先により、さらに格子材22の頂面とにより確実にかみ込まれ て裂開・破砕され、通路26からは未破砕のまゝ排出されることなく寸法を縮少 された砕製品となって排出されるとともに、裂開・破砕に伴って危険を発生させ ることなく上記使用済み容器内に残存した可燃性材料が排出除去される。上記砕 製品は、さらに、図示しない衝撃・せん断破砕機を用いることも可能であり、危 険を発生させることなく粒状化とともに高密度化され、引続き、選別がなされて 有効成分、例えば金属類のみを再生利用させることができる。
【0014】 上述した実施例においては水平回転軸12,12′は矢印“A”,“A”方向 に対向して正転状態にて回転されていることが示されているが、正転および逆転 状態を周期的に交互に行わせることにより、上記容器が格子材22からなる通路 26に目詰りしてしまい、砕製品の排出を阻害させることを回避させている。さ らに、上記容器の正転状態における破砕操作にあたり、過負荷が発生した場合、 過負荷状態の検出にしたがって上記駆動装置を逆転運転に切換えることによる回 転刃18,18′の外側方向への回転により通路26を開放させて過負荷状態か ら正常負荷状態までに復帰させている。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、可燃性材料を充填した容器類の使用済 み容器から残存した可燃性材料を安全に除去・分離するとともに破砕処理できる ので、さらに後置する衝撃・せん断式破砕機と併用すれば、さらに粒状化と高密 度化もできるので、有効成分の再生利用を促進できる、等の多大な効果を奏する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す使用済み容器の破砕装
置の平面図。
【図2】図1のII−IIにおける断面図。
【符号の説明】
10 破砕装置 16 多角軸部 18,18′ 水平回転軸 18a,18a′ 外刃 18b,18b′ 内刃 20 隔片 22 格子材 26 通路
フロントページの続き (72)考案者 片桐 信行 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 (72)考案者 三代 秀久 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平回転軸の軸方向に複数の回転刃を設
    け、相互に対向して回転する複数の水平回転軸を備えた
    使用済み容器の破砕装置であって、水平回転軸に設けた
    多角軸部には隔片を挾持して回転刃が嵌装され、回転刃
    は変曲した外刃と内刃とを順次円周方向に形成されると
    ともに、上記対向している回転刃の水平間隙からなる通
    路には回転刃のせん断面に対向する平板状の固定刃を形
    成する格子材を配設したことを特徴とする使用済み容器
    の破砕装置。
JP6148893U 1993-10-20 1993-10-20 使用済み容器の破砕装置 Pending JPH0725942U (ja)

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JP6148893U JPH0725942U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 使用済み容器の破砕装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6148893U JPH0725942U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 使用済み容器の破砕装置

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JPH0725942U true JPH0725942U (ja) 1995-05-16

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ID=13172527

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JP6148893U Pending JPH0725942U (ja) 1993-10-20 1993-10-20 使用済み容器の破砕装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008543554A (ja) * 2005-06-22 2008-12-04 エム アンド イ インダストリーズ アー/エス 粉砕プラント
JP2015166072A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 鹿島建設株式会社 廃棄物の破砕装置
JP2016221470A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 株式会社冨士機 破砕装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04114750A (ja) * 1990-09-04 1992-04-15 Kawasaki Heavy Ind Ltd 廃棄物破砕装置並びに該装置に用いる回転刃

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