JP2016220169A - チューナブルアンテナ - Google Patents

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光博 西園
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大輔 富樫
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Abstract

【課題】電子部品をアンテナ素子に設けてアンテナ素子長を可変としたチューナブルアンテナにおいて、電子部品の特性劣化や破壊を防止することが可能なチューナブルアンテナを提供する。
【解決手段】本発明に係るチューナブルアンテナ100は、一端T1に給電線が接続された給電点Oを有するアンテナ素子3と、アンテナ素子3の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段4と、を備え、アンテナ素子切り替え手段4は、アンテナ素子3上の、アンテナ素子3の一端T1から他端T2の方向に、(λm/4)×n(λmは前記アンテナ素子の任意の共振周波数に対応する各波長、nは正の奇数)以外の距離の位置に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、チューナブルアンテナに関するものである。
近年、特に携帯端末などにおいては、無線通信の高速化や大容量化に伴い、アンテナが対応すべき周波数帯が増加している。そこで、多くの周波数帯に対応したアンテナを実現するために、アンテナ素子と給電部との間に接続された整合回路内に、スイッチやチューナブルキャパシタ等の電子部品を設けることで、共振周波数を切り替えることのできるチューナブルアンテナが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、アンテナ素子にスイッチやチューナブルキャパシタ等の電子部品を設けることでアンテナ素子長自体を可変としたチューナブルアンテナも考案されている(例えば、特許文献2,3参照)。このようなチューナブルアンテナによれば、エレメント素子のリアクタンス成分を変化させることで、電子部品を整合回路内に配置するものに比べ、ダイナミックに共振周波数を切り替えることができる。
特開2010−21838号公報 特開2000−114860号公報 特開2001−136019号公報
ところで、アンテナ素子には、定在波が発生するため、電圧が最大となる箇所と最小となる箇所とが存在する。よって、電子部品をアンテナ素子に設けてアンテナ素子長を可変としたチューナブルアンテナでは、電子部品を電圧が高い位置に配置してしまうと電子部品に高電圧が印加される可能性がある。
上記のような課題に鑑みてなされた本発明の目的は、電子部品をアンテナ素子に設けてアンテナ素子長を可変としたチューナブルアンテナにおいて、電子部品への高電圧の印加を低減することが可能なチューナブルアンテナを提供することにある。
上述した課題を解決すべく、本発明に係るチューナブルアンテナは、
一端に給電線が接続された給電点を有するアンテナ素子と、
前記アンテナ素子の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段と、
を備え、
前記アンテナ素子切り替え手段は、前記アンテナ素子上の、前記アンテナ素子の前記一端から他端の方向に、
(λm/4)×n
(λmは前記アンテナ素子の任意の共振周波数に対応する各波長、nは正の奇数)
以外の距離の位置に接続される、
ことを特徴とする。
また、本発明に係るチューナブルアンテナにおいて、
前記アンテナ素子切り替え手段は、前記アンテナ素子上の、前記アンテナ素子の前記一端から他端の方向に、
λmin/4
(λminは前記アンテナ素子の全ての共振周波数に対応する各波長のうち最も小さい波長)
未満の距離の位置に接続されてもよい。
また、上述した課題を解決すべく、本発明に係るチューナブルアンテナは、
一端に給電線が接続された給電点を有するアンテナ素子と、
前記アンテナ素子の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段と、
前記アンテナ素子と前記アンテナ素子切り替え手段との間に接続され、前記アンテナ素子切り替え手段に印加される電圧の位相をずらす位相回転手段と、
を備えることを特徴とする。
また、上述した課題を解決すべく、本発明に係るチューナブルアンテナは、
一端に給電線が接続された給電点を有するアンテナ素子と、
前記アンテナ素子の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段と、
前記アンテナ素子と前記アンテナ素子切り替え手段との間に接続され、所定の周波数の信号を通過させる周波数選択手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るチューナブルアンテナにおいて、
前記周波数選択手段は、前記アンテナ素子切り替え手段に印加される電圧の位相をずらしてもよい。
さらに、上述した課題を解決すべく、本発明に係るチューナブルアンテナは、
一端に給電線が接続された給電点を有するアンテナ素子と、
前記アンテナ素子の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段と、
前記アンテナ素子と前記アンテナ素子切り替え手段との間に接続され、前記アンテナ素子切り替え手段の入力インピーダンスを低下させるインピーダンス調整手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るチューナブルアンテナによれば、電子部品をアンテナ素子に設けてアンテナ素子長を可変としたチューナブルアンテナにおいて、電子部品への高電圧の印加を低減することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るチューナブルアンテナの構成を示す概略図である。 定在波の波長に応じたアンテナ素子上の電圧分布を示す概念図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るチューナブルアンテナの構成を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係るチューナブルアンテナの構成を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係るチューナブルアンテナの位相回転手段の構成を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係るチューナブルアンテナの構成を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係るチューナブルアンテナの周波数選択手段の構成を示す概略図である。 本発明の第4実施形態に係るチューナブルアンテナの構成を示す概略図である。 本発明の第4実施形態に係るチューナブルアンテナのインピーダンス調整手段の構成を示す概略図である。
以下、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るチューナブルアンテナ100の構成を示す概略図である。図1に示すように、チューナブルアンテナ100は、アンテナ素子3と、アンテナ素子切り替え手段4とを備える。給電部1、整合回路2及びアンテナ素子3は、それぞれ給電線を介してこの順番で接続され、アンテナ素子切り替え手段4は、アンテナ素子3に接続されている。また、アンテナ素子3と給電線との接続点を、給電点Oということとする。チューナブルアンテナ100、給電部1及び整合回路2は、電子機器(図示省略)の一部を構成する。
給電部1は、所定の周波数の電波を生成するための信号を整合回路2に供給する。また、給電部1の給電方式は電流給電であり、給電点Oにおいて電流が最大で電圧が最小となるように構成されている。
整合回路2は、給電部1とアンテナ素子3との間でのエネルギー損失を低減するようにインピーダンスを調整する。また、整合回路2のインピーダンスを調整することで、アンテナ素子3を介して送受信される電波の周波数(共振周波数又は整合周波数)をある程度調整することができる。整合回路2は、例えば、プリント回路基板(PCB)やフレキシブルプリント基板(FPC)等のプリント基板上に実装され、アンテナ素子3と接続される。
アンテナ素子3は、その一端T1の近傍に給電線が接続された給電点Oを有する、例えばモノポールアンテナである。アンテナ素子3は、板金で構成されていてもよいし、ケースに印刷された素子でもよい。アンテナ素子3の一端T1から他端T2までの長さL1は、ある基本周波数f1に対応する基本波長λ1の4分の1の長さ(λ1/4)の正の奇数倍に等しい。
アンテナ素子切り替え手段4は、アンテナ素子3のリアクタンス成分を切り替えることで共振周波数を切り替えるための電子部品であり、スイッチ、チューナブルキャパシタ等の可変素子、又はこれらの組み合わせから構成される。アンテナ素子切り替え手段4は、アンテナ素子3の一端T1から、他端T2の方向に距離L2の位置に接続されている。なお、距離L2の詳細については後述する。共振周波数としては、例えば、Low Bandの中の、700MHz帯、800MHz帯、900MHz帯を切り替えることが想定されるが、2GHz帯のMid Bandや、2.5GHz帯のHigh Band等の切り替えも可能である。アンテナ素子切り替え手段4は、例えば、PCBやFPC等のプリント基板上に実装され、アンテナ素子3と接続される。
図2は、アンテナ素子3の長さL1の基本波長λ1との関係に応じたアンテナ素子3上の電圧分布を示す概念図である。具体的には、図2(a)はL1=λ1/4、図2(b)はL1=3λ1/4のときのアンテナ素子3上の電圧分布を示す。ここで、横軸はアンテナ素子3の一端T1(=0)から他端T2の方向への距離であり、縦軸は電圧Vである。図2に示すように、電圧分布は、L1=λ1/4のとき、給電点Oである一端T1(=0)で節、他端T2(=λ1/4)で腹となる定在波をとり、L1=3λ1/4のとき、給電点Oである一端T1(=0)及びλ1/2で節、λ1/4及び他端T2(=3λ1/4)で腹となる定在波をとる。このように、アンテナ素子3上の電圧は、一端T1から他端T2の方向への距離が(λ1/4)×n (nは正の奇数、以下同様。)のとき、腹となる定在波をとる。
アンテナ素子3上の電圧分布が定在波の腹となる箇所では、最大電圧となる。そこで、本実施形態では、アンテナ素子切り替え手段4が、アンテナ素子3上の電圧分布の腹となる箇所を避けて接続されている。すなわち、アンテナ素子切り替え手段4が接続される位置である、アンテナ素子3の一端T1から他端T2の方向の距離L2は、(λ1/4)×n以外の値である。また、アンテナ素子切り替え手段4により切り替えられる共振周波数をf2、f3とし、これらに対応する波長をλ2、λ3とすると、アンテナ素子3上の電圧は、一端T1から他端T2の方向への距離が(λ2/4)×n又は(λ3/4)×nのときにも、腹となる定在波をとりうる。従って、距離L2は、(λm/4)×n以外の値である(mは1,2又は3)。なお、アンテナ素子切り替え手段4により切り替えられる共振周波数の種類は、2種類に限られず、1種類でもよいし、3種類以上でもよい。
ここで、アンテナ素子3の全ての共振周波数に対応する各波長のうち最も小さい波長をλminとすると、距離L2は、λmin/4未満であることが好ましい。これにより、所望の全ての周波数に対して、アンテナ素子切り替え手段4を構成する電子部品の特性劣化や破壊をより確実に防止することができる。
機構的な制約等により、所望の位置にアンテナ素子切り替え手段4を接続することが困難な場合、図3に示すように、接地機構5を他端T2に接続してもよい。これにより、電圧の振幅を調整することができるので、距離L2を容易にλmin/4未満とすることができる。なお、接地機構5は、GNDに直接接続されていてもよいし、インダクタやキャパシタ、抵抗等を介してGNDに接続されてもよい。
また、波長λ1、λ2又はλ3のうち最も大きいものをλmaxとすると、L1=λmax/4となる場合、接地機構5を、アンテナ素子3の一端T1から他端T2の方向にλmax/8以下かつλmin/4未満となる位置に設けることが望ましい。
このように、本実施形態によれば、チューナブルアンテナ100は、アンテナ素子切り替え手段4を、アンテナ素子3上の、アンテナ素子3の一端T1から他端T2の方向に(λm/4)×n以外の距離(λmはアンテナ素子3の任意の共振周波数に対応する各波長、nは正の奇数)の位置に接続する。これにより、アンテナ素子切り替え手段4に高電圧が印加されることを防ぐことができ、アンテナ素子切り替え手段4を構成する電子部品の特性劣化や破壊を防止することができる。よって、小型で高性能なチューナブルアンテナ100を得ることができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るチューナブルアンテナ200の構成を示す概略図である。図4に示すように、チューナブルアンテナ200は、距離L2が制限されず、すなわちアンテナ素子切り替え手段4がアンテナ素子3に接続される位置が制限されず、位相回転手段6をアンテナ素子3とアンテナ素子切り替え手段4との間に更に備えること以外は、第1実施形態に係るチューナブルアンテナ100と同一の構成であるので説明を省略する。
位相回転手段6は、例えば、図5(a)に示すように、PCBやFPC等のプリント基板に印刷されたパターンから構成される。また、位相回転手段6は、整合回路によって形成されていてもよい。この整合回路は、整合回路2と同様の構成でよい。位相回転手段6によってずれる電圧の位相をωとすると、ωがπ/2×nであることが好ましい。それにより、アンテナ素子切り替え手段4が位相回転手段6を介してアンテナ素子3に接続される箇所が電圧分布の定在波の腹となる箇所であっても、位相回転手段6により電圧の位相が定在波の腹以外にずらされるため、アンテナ素子切り替え手段4に高電圧が印加されることを防ぐことができる。
また、図5(b)に示すように、位相回転手段6のパターンを更に細分化し、0Ωジャンパ7で接続する事により、パターン長の調整が容易になり、不要なスタブが形成されるのを防ぐことができる。さらに、0Ωジャンパ7の代わりに、インダクタやキャパシタを用いてもよい。
このように、本実施形態によれば、チューナブルアンテナ200は、位相回転手段6をアンテナ素子3とアンテナ素子切り替え手段4との間に備えることで、アンテナ素子3上の電圧分布が定在波の腹となる箇所にアンテナ素子切り替え手段4が接続されていても、その間に接続された位相回転手段6によって経路が追加されることで電圧の位相がずれる。そのため、アンテナ素子切り替え手段4に高電圧が印加されることを防ぐことができ、アンテナ素子切り替え手段4を構成する電子部品の特性劣化や破壊を防止することができる。よって、小型で高性能なチューナブルアンテナ200を得ることができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係るチューナブルアンテナ300の構成を示す概略図である。図6に示すように、チューナブルアンテナ300は、位相回転手段6の代わりに周波数選択手段8をアンテナ素子3とアンテナ素子切り替え手段4との間に更に備えること以外は、第2実施形態に係るチューナブルアンテナ200と同一の構成であるので説明を省略する。
周波数選択手段8は、所定の周波数帯の信号を通過させ、それ以外の周波数帯の信号は遮断する機能を有する。これにより、所望しない周波数帯でアンテナ素子切り替え手段4に高電圧が印加されることを防ぐことができる。周波数選択手段8は、例えば、図7(a)に示すように、インダクタとコンデンサから構成される直列共振を用いることができる。
また、周波数選択手段8は、図7(b)に示すような素子の組み合わせによるローパスフィルタでもよい。周波数選択手段8は、その他、並列共振回路やハイパスフィルタなど同様の効果を得られるものであれば、その構成は限定されない。なお、周波数選択手段8を用いても、例えばアンテナ素子切り替え手段4により切り替えられる周波数帯とは関係のない周波数帯においては、切り替えの影響を受けることがなく、特性を保つことができる。
また、周波数選択手段8を用いて、位相回転手段としての機能を発揮させることもできる。すなわち、周波数選択手段8を備えることで追加された経路によって電圧の位相をずらすことができる。これにより、アンテナ素子切り替え手段4に高電圧が印加されることを防ぐことができる。
このように、本実施形態によれば、チューナブルアンテナ300は、周波数選択手段8をアンテナ素子3とアンテナ素子切り替え手段4との間に備えることで、所望の周波数帯の信号を通過させ、それ以外の周波数帯の信号は遮断する。そのため、所望しない周波数帯において、アンテナ素子切り替え手段4に高電圧が印加されることを防ぐことができ、アンテナ素子切り替え手段4を構成する電子部品の特性劣化や破壊を防止することができる。よって、小型で高性能なチューナブルアンテナ300を得ることができる。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態に係るチューナブルアンテナ400の構成を示す概略図である。図8に示すように、チューナブルアンテナ400は、位相回転手段6の代わりにインピーダンス調整手段9をアンテナ素子3とアンテナ素子切り替え手段4との間に更に備えること以外は、第2実施形態に係るチューナブルアンテナ200と同一の構成であるので説明を省略する。
インピーダンス調整手段9は、アンテナ素子切り替え手段4の入力インピーダンスを調整するためのものであり、例えば、マッチング素子を図9(a)のように接続したもの(π型)や、図9(b)のように接続したもの(T型)が考えられる。また、その他、同様の効果を得られるのであれば、その構成には限定されない。
ところで、アンテナ素子切り替え手段4に印加される電圧Vは、インピーダンスR、電力Pを用いると、以下の関係式を満たす。
[式1] V2=2RP
式1から理解されるように、印加電圧はインピーダンスの1/2乗に比例する。従って、アンテナ素子3とアンテナ素子切り替え手段4との間に、インピーダンス調整手段9を接続し、アンテナ素子切り替え手段4の入力インピーダンスを低下させるように調整することで、アンテナ素子切り替え手段4に印加される電圧を低下させることができる。
このように、本実施形態によれば、チューナブルアンテナ400は、インピーダンス調整手段9をアンテナ素子3とアンテナ素子切り替え手段4との間に備えることで、アンテナ素子切り替え手段4の入力インピーダンスを低下させることができる。そのため、アンテナ素子切り替え手段4に高電圧が印加されることを防ぐことができ、アンテナ素子切り替え手段4を構成する電子部品の特性劣化や破壊を防止することができる。よって、小型で高性能なチューナブルアンテナ400を得ることができる。
また、各実施形態に係るチューナブルアンテナ400の構成は、互いに組み合わせて用いてもよい。例えば、第1実施形態におけるアンテナ素子切り替え手段4の接続位置の特定、第2実施形態における位相回転手段6、第3実施形態における周波数選択手段8、第4実施形態におけるインピーダンス調整手段9を、適宜組み合わせてもよい。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部などに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部などを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 給電部
2 整合回路
3 アンテナ素子
4 アンテナ素子切り替え手段
5 接地機構
6 位相回転手段
7 0Ωジャンパ
8 周波数選択手段
9 インピーダンス調整手段
100,200,300,400 チューナブルアンテナ
O 給電点
L1 アンテナ素子の長さ
L2 アンテナ素子切り替え手段の設置位置のアンテナ素子の一端からの距離
T1 アンテナ素子の一端
T2 アンテナ素子の他端

Claims (6)

  1. 一端に給電線が接続された給電点を有するアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段と、
    を備え、
    前記アンテナ素子切り替え手段は、前記アンテナ素子上の、前記アンテナ素子の前記一端から他端の方向に、
    (λm/4)×n
    (λmは前記アンテナ素子の任意の共振周波数に対応する各波長、nは正の奇数)
    以外の距離の位置に接続される、
    チューナブルアンテナ。
  2. 前記アンテナ素子切り替え手段は、前記アンテナ素子上の、前記アンテナ素子の前記一端から他端の方向に、
    λmin/4
    (λminは前記アンテナ素子の全ての共振周波数に対応する各波長のうち最も小さい波長)
    未満の距離の位置に接続される、
    請求項1に記載のチューナブルアンテナ。
  3. 一端に給電線が接続された給電点を有するアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段と、
    前記アンテナ素子と前記アンテナ素子切り替え手段との間に接続され、前記アンテナ素子切り替え手段に印加される電圧の位相をずらす位相回転手段と、
    を備えるチューナブルアンテナ。
  4. 一端に給電線が接続された給電点を有するアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段と、
    前記アンテナ素子と前記アンテナ素子切り替え手段との間に接続され、所定の周波数の信号を通過させる周波数選択手段と、
    を備えるチューナブルアンテナ。
  5. 前記周波数選択手段は、前記アンテナ素子切り替え手段に印加される電圧の位相をずらす、請求項4に記載のチューナブルアンテナ。
  6. 一端に給電線が接続された給電点を有するアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子の共振周波数を切り替えるアンテナ素子切り替え手段と、
    前記アンテナ素子と前記アンテナ素子切り替え手段との間に接続され、前記アンテナ素子切り替え手段の入力インピーダンスを低下させるインピーダンス調整手段と、
    を備えるチューナブルアンテナ。
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