JP3430140B2 - 逆fアンテナおよびそれを用いた無線装置 - Google Patents

逆fアンテナおよびそれを用いた無線装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、逆Fアンテナ及び
この逆Fアンテナを用いた無線装置に関し、特に複数の
周波数帯の使用や広帯域の使用が可能な逆Fアンテナ、
およびデジタル携帯電話機等、受信周波数切替の必要な
無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、逆Fアンテナは、小型に形成でき
るため、携帯電話機の受信用アンテナとして広く用いら
れている。以下、図を用いて一般的な逆Fアンテナにつ
いて説明する。
【0003】逆Fアンテナ110は図16に示すよう
に、長方形の導体平板で構成された放射素子100と、
放射素子100の板面に対向して接地導電板である回路
基板106を有し、放射素子100の板面周囲の短辺に
は接地端子103が設けられている。接地端子103は
放射素子100の板面周囲から回路基板106の方に折
り曲げられており、折り曲げられた接地端子103の先
端部は回路基板106の面に平行になるように更に折り
曲げられ、先端部が回路基板106に半田付け等で固定
接続されている。
【0004】このような逆Fアンテナ110は、放射素
子100に受信電波を受けその信号を携帯電話機等の携
帯無線機の受信回路に供給する受信アンテナとして使用
される。
【0005】携帯無線機は、通常ある決められた帯域を
使用して通話を行っているが、近年の携帯電話機の爆発
的な普及に伴い、通話容量が不足してきたため、離れた
複数の帯域、または広い帯域を使用して通信を行うよう
な場合が生じている。ところが逆Fアンテナは比較的使
用帯域が狭く、上述したように内蔵可能な逆Fアンテナ
を携帯無線機に使用した場合、携帯無線機の使用周波数
が狭くなるという問題がある。
【0006】そこで、本願発明者による特開平10−6
5437号公報(発明の名称:逆Fアンテナおよび無線
装置)には、図16および図17に示すように周波数切
替端子104を設け、スイッチ105によって周波数切
替端子104をグランドに接続、もしくは開放すること
によりアンテナの共振周波数を切り替え、図18に示す
ように離れた2つの帯域をカバーして、複数の帯域や広
い帯域を使用して通信する技術が開示されている。
【0007】また、特開昭62−188504号公報
(発明の名称:パッチアンテナ)には、2つの放射素子
を接続したり、あるいは重なり具合を調整し、広い帯域
にわたって所望のアンテナ利得を得るようにする技術が
開示されている。このように、放射素子を複数個設ける
ことにより、複数の帯域をカバーすることができる。
【0008】一方、近年通話の需要が更に増大し、割り
当てられた周波数が不足するという問題が発生し、従来
割り当てられていた周波数に加え更に新たな周波数帯域
を割り当てて、使用周波数帯域を拡大させ、通話の混雑
を緩和することが考えられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−65437号公報に記載の逆Fアンテナは、周波
数切替端子、すなわち接地端子と給電端子との間隔を変
更することにより、切り替える共振周波数を調整するた
め、新たな使用周波数帯を設けようとすると、放射素子
に別個新たな接地端子を設けなければならない。
【0010】特に、使用されている周波数帯域が例えば
820MHz帯と880MHz帯にあり、そこに新たに
例えば830MHz付近の周波数帯が割り当てられた場
合等、新たに使用可能となる周波数帯域が、従来割り当
てられていた周波数の中間で一方の周波数帯に近似した
周波数の場合には、従来の接地端子間に別の接地端子を
接近して設ける必要があり、このように切り替える2つ
の帯域の間隔が狭いと、周波数切替端子と接地端子を接
近して形成しなければならない。ところが、接地端子を
製作する上において物理的にある程度の端子間距離が必
要になるため、端子間距離の変更によって細かい周波数
切替をすることが難しかった。また携帯電話機は小型軽
量化が近年特に図られ、接地端子を新たに設けるため逆
Fアンテナの辺の長さを長くすることは装置全体を大型
化にすることから、接地端子どうしの間隔を十分に確保
できないという問題があった。
【0011】また新たに接地端子を逆Fアンテナに形成
した場合には、逆Fアンテナが取り付けられる基板に接
地端子を接続させる新たなランドを設けなければならず
手間がかかり、しかも基板上には回路導線が密に配され
ていることから、基板に新たなランドを形成することは
困難であった。
【0012】また特開昭62−188504号公報記載
の発明のように放射素子を複数個設けて新たな周波数に
対応させようとした場合には、アンテナの体積を有効利
用することができないという問題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため次のように逆Fアンテナを構成した。
【0014】
【0015】
【0016】すなわち、放射素子と、前記放射素子の板
面に対向して配設された接地導体と、前記放射素子の所
定位置に設けられ、該放射素子を前記接地導体に接続す
る接地端子と、前記放射素子との間で高周波数信号を受
給する給電素子とを備える無線装置の逆Fアンテナにお
いて、前記接地端子は前記放射素子の所定箇所に2本備
え、前記給電端子側に配置された第1の接地端子に、前
記接地導体に直接接続させる場合と、共振周波数決定の
ためのインピーダンスを介して前記接地導体に接続させ
る場合とを切替える第1のスイッチ回路を設け、他方の
第2の接地端子には、開放と前記接地導体に接続させる
場合とを切替える第2のスイッチ回路を設け、前記第1
のスイッチ回路と前記第2のスイッチ回路の切替動作に
応じてそれぞれ異なる3つの帯域が設定され、それら帯
域のうち前記第1及び第2のスイッチ回路における消費
電力が最も小さい状態における帯域を、前記無線装置に
おける待受け状態の周波数帯域としたことを特徴とする
逆Fアンテナを構成した。これにより、2つの周波数帯
に加え、これら2つの周波数帯の間にいずれか一方の周
波数に近似した周波数にも切り替えることができる。
た、待受け状態における消費電力量を最小にし、携帯電
話機などの無線装置の通話可能時間を長くすることがで
きる。
【0017】前記第1のスイッチ回路と前記第2のスイ
ッチ回路の切替動作に応じてそれぞれ異なる帯域1、帯
域2、帯域3が設定され、前記帯域1の設定時には前記
第1のスイッチ回路と前記第2のスイッチ回路が動作せ
ず、前記帯域2と前記帯域3の設定時には前記第1のス
イッチ回路または前記第2のスイッチ回路が動作し、前
記無線装置の待受け時には、前記帯域1が選択され、前
記無線装置の通話時には、前記帯域2、前記帯域3が選
択される。
【0018】前記インピーダンスはリアクタンスである
こととした。
【0019】前記インピーダンスはインダクタンスであ
ることした。
【0020】前記放射素子と接地導体間に所定の誘電率
を有する誘電体を介在させて逆Fアンテナを構成した。
【0021】前記第1のスイッチ回路と前記第2のスイ
ッチ回路は、前記接地端子と接地導体の間にダイオード
を設け、駆動回路により前記ダイオードを開閉させるこ
ととした。
【0022】前記第1のスイッチ回路と前記第2のスイ
ッチ回路は、GaAsスイッチを用いて直接開閉駆動さ
せることとした。
【0023】
【0024】前記第1のスイッチ回路と前記第2のスイ
ッチ回路にダイオードを用いた場合に、前記第1の接地
端子をインピーダンスを介して接地したときに設定され
る周波数を、無線装置における待受け状態の周波数帯域
とした。これによりダイオードに流れる電流を減少さ
せ、消費電力を少なくすることができる。
【0025】給電端子と接地端子との間を連結させた連
結部の前記放射素子の接続位置からの長さを、前記逆F
アンテナの入力インピーダンスが所望の値に設定される
ように調整した。これにより、インダクタンス等を介し
て接地したときに生ずるインピーダンスのずれを解消す
ることができ、効率等を向上させることができる。
【0026】連結部の前記放射素子の接続位置からの長
さを任意の値に変更可能とした。これにより、インピー
ダンスのずれを任意に修正することができる。
【0027】使用周波数帯域を選択する周波数選択手段
を有し、該周波数選択手段が選択した周波数に応じて前
記スイッチ回路が動作することを特徴とする請求項1〜
9項のいずれか1項に記載の前記逆Fアンテナを受信ア
ンテナとして備えたことを特徴とする無線装置を構成し
た。
【0028】前記無線装置には、メインアンテナと、前
記逆Fアンテナを備え、該逆Fアンテナをダイバシチア
ンテナの一方のアンテナとして用いることとした。
【0029】前記接地端子は、前記放射素子から延びる
金属片からなり、前記接地端子の先端部を前記接地導体
と平行に折曲し、該接地端子の先端部を前記接地導体上
に固定した。
【0030】
【発明の実施形態】以下、本発明にかかる逆Fアンテナ
の一実施形態を図を用いて説明する。逆Fアンテナ1
は、図1に示すように、放射素子2と、放射素子2の板
面に対向して配設された接地導体板(グランド)3と、
給電端子4と、周波数切替端子(接地端子)5、6等か
ら構成されている。
【0031】給電端子4と、周波数切替端子(接地端
子)5、6は、放射素子2から延びる金属片で、給電端
子4は、受信回路12を介して制御回路13に接続して
いる。
【0032】周波数切替端子5には、スイッチ7が接続
してあり、スイッチ7の切り替えにより周波数切替端子
5は、回路基板のグランド3もしくは、インダクタンス
8のどちらかに選択して接続される。
【0033】また周波数切替端子6には、スイッチ9が
接続してあり、スイッチ9の切り替えにより周波数切替
端子6は、回路基板のグランド3に接続されるか、もし
くは開放される。
【0034】スイッチ7、およびスイッチ9は、制御回
路12により制御されるスイッチ駆動回路10、11に
より制御され、これにより作動するようになっている。
なお、受信回路12は、高周波増幅器、周波数変換器、
復調器等より構成され、逆Fアンテナ1で受信した受信
波を復調する。
【0035】次に、本発明の実施例の動作について図
2、図3等を参照して詳細に説明する。尚、図2および
図3は、アンテナ部1の給電端子4からみた、リターン
ロスを示す図である。
【0036】まず、受信周波数が帯域2の時は、制御回
路13より受信周波数のチャンネルデータが受信回路1
2に伝わり、帯域2の受信回路として動作する。この
時、制御回路13からチャンネルデータと同期した、あ
る決められた帯域切替信号A(例えばHIGHレベル)
がスイッチ駆動回路10に送られ、スイッチ駆動回路1
0により、スイッチ7が回路基板のグランド3に接続さ
れる。また、同時に帯域切替信号B(例えばLOWレベ
ル)がスイッチ駆動回路11に伝わり、スイッチ駆動回
路11によりスイッチ9が開放される。スイッチ7およ
び9の切り替え状態を図11に示す。
【0037】このときの逆Fアンテナ1の状態は、周波
数切替端子5がグランド端子として機能し、グランド端
子と給電端子からなる通常の逆Fアンテナとして動作し
て、帯域2の受信波を受信するようになる。このため、
逆Fアンテナ1で受信された帯域2の受信波は、給電端
子4を通り、受信回路12に送られ復調される。
【0038】次に、受信周波数が帯域1の時は、制御回
路13からのチャンネルデータが受信回路12に伝わ
り、帯域1の受信回路として動作する。この時、制御回
路13からチャンネルデータと同期した、帯域2とは逆
の帯域切替信号A(例えばLOWレベル)が、スイッチ
駆動回路10に伝わり、スイッチ駆動回路10により、
スイッチ7がインダクタンス8側に切り替えられ、周波
数切替端子5がインダクタンス8に接続される。また、
同時に帯域切替信号B(例えばLOWレベル)が、スイ
ッチ駆動回路11に伝わり、スイッチ駆動回路11によ
り、スイッチ9が開放される。かかる状態を図12に示
す。
【0039】すると逆Fアンテナ1は、帯域1のアンテ
ナとして動作する。このため、逆Fアンテナ1で受信さ
れた帯域1の受信波は、給電端子4を通り、受信回路1
2で復調される。また、このときの逆Fアンテナの状態
は、前記の帯域2のアンテナとして動作しているときと
同様に、周波数切替端子5がインダクタンス8を介して
グランドに接続されたグランド端子として動作し、グラ
ンド端子と給電端子からなる逆Fアンテナとして動作す
る。しかし、周波数切替端子5がインダクタンス8を介
してグランドに接続されているため、アンテナの共振周
波数が低くなり、帯域1の逆Fアンテナとして動作す
る。
【0040】ここで、周波数切替端子5をインダクタン
ス8を介してグランドに接続したときの逆Fアンテナの
共振周波数の変化について図5を用いて説明する。図5
のグラフは縦軸に周波数、横軸にインダクタンス値を表
わし、周波数切替端子5のインダクタンス値が増加する
ことにより、アンテナの共振周波数が下がることがわか
る。
【0041】一方、インダクタンス値を増加することに
より、アンテナの入力インピーダンスが変化し、特性イ
ンピーダンス(50Ω)より大きくなる。逆Fアンテナ
は、給電端子とグランド端子の距離を変えることによ
り、入力インピーダンスを変えることができることが知
られている。このため、給電端子4と周波数切替端子5
の距離を変える必要があるが、図6に示すように、端子
間の距離Lcを変化させることと、端子間を連結させる
幅Lc’を変化させることは等価であるため、ここで
は、端子間の連結幅を変化させ、整合をとった。図5の
右側縦軸および横軸でプロットされる実線は、その連結
幅Lc’とインダクタンス値との関係を示す。インダク
タンス値を増やすことにより、逆Fアンテナのインピー
ダンス(図5の破線)にずれが生じた場合には、端子間
の連結幅Lc’を変化させることにより、インピーダン
スマッチングを取ることができる。
【0042】尚、インダクタンス8に代えてリアクタン
スを用いてもよい。この場合、共振周波数は、インダク
タンスの場合と逆方向に移行する。
【0043】次に、受信周波数が帯域3の時は、制御回
路13からのチャンネルデータが受信回路12に伝わ
り、帯域3の受信回路として動作する。この時、制御回
路13からチャンネルデータと同期した、帯域切替信号
A(例えばLOWレベル)が、スイッチ駆動回路10に
伝わり、スイッチ駆動回路10により、スイッチ7がイ
ンダクタンス8側に切り替えられる。また、同時に帯域
1、2とは逆の帯域切替信号B(例えばHIGHレベ
ル)が、スイッチ駆動回路11に伝わり、スイッチ駆動
回路11により、スイッチ9がグランドに接続される。
(図13参照) このため、逆Fアンテナ1は、帯域3のアンテナとして
動作する。このため、逆Fアンテナ1で受信された帯域
3の受信波は、給電端子4を通り、受信回路12で復調
される。また、このときの逆Fアンテナ1の状態は、前
記の帯域1のアンテナとして動作しているときと同様
に、周波数切替端子5がインダクタンス8を介して接地
導体板3に接続されたグランド端子として動作し、グラ
ンド端子と給電端子4からなる逆Fアンテナとして動作
する。さらに、周波数切替端子6もグランド板3に接続
されるため、ショート端子の幅が大きくなったことと等
価になる。一般的に逆Fアンテナは、グランドとのショ
ート幅を大きくすることにより、共振周波数が高くなる
ことが知られているため、この逆Fアンテナの共振周波
数は、帯域2より高くなり、帯域3のアンテナとして動
作する。
【0044】次に、逆Fアンテナ1の調整方法を説明す
る。まずは、帯域2のアンテナのとして放射素子の板面
周囲の長さL=(2La+2Lb)が、L≒λ/2、
(λは受信周波数の自由空間伝搬波長)を満足するよう
に選ぶ。次に、帯域1の共振周波数調整には、共振周波
数の必要変化量から図5より、周波数切替端子5に接続
するインダクタンス値を求め、接続する。さらに、帯域
3の調整には周波数切替端子5と周波数切替端子6との
距離を変えることにより調整することができる。
【0045】このとき、横軸に周波数、縦軸にリターン
ロスをとると本発明の逆Fアンテナ1のリターンロス特
性は、図2のようになり、3つの帯域をカバーすること
ができるようになる。なお、帯域1、2、3を重ねるこ
とにより、図3のように、広帯域な逆Fアンテナとして
動作させることも可能となる。
【0046】図4は、上記逆Fアンテナ1のスイッチ部
分の具体的な回路図を示している。ここでは、逆Fアン
テナ1のスイッチ部にダイオードを用いている。この図
においてキャパシタC1、C2は、受信周波数帯域にお
いてそれらのインピーダンスが十分低くなるように、チ
ョークコイルL2、L3はそれらのインピーダンスが十
分高くなるように選ばれる。
【0047】上記例の動作について説明すると、まず制
御回路13より出力された帯域切替信号Aが、HIGH
レベルの時、SW1がONしダイオードD1に電流が流
れ、ダイオードD1がONする。このときキャパシタC
1は、受信周波数で十分低いインピーダンスを示すよう
に選ばれているため、周波数切替端子3は、高周波的に
グランド3に接続され、周波数切替端子5がグランド端
子として動作する。同時に帯域切替信号Bには、制御回
路よりLOWレベルが出力され、SW2がOFFし、ダ
イオードD2に電流が流れないため、ダイオードD2は
高いインピーダンスを呈し、周波数切替端子6は、開放
される。このため、この逆Fアンテナ1は、給電端子、
接地端子を有する通常の逆Fアンテナとして動作し、帯
域2のアンテナとして動作する。なお、L2、L3は、
受信周波数帯域で十分高いインピーダンスを示している
ので、電源供給側の回路のインピーダンスの影響は、ほ
とんど無視できる。
【0048】次に、帯域切替信号AがLOWレベルの
時、SW1がOFFし、電流が流れないため、ダイオー
ドD1は高いインピーダンスを呈し、周波数切替端子5
は、インダクタンスL1を介し、グランドに接続され
る。また、帯域切替信号Bにも、制御回路よりLOWレ
ベルが出力され、SW2がOFFし、ダイオードに電流
が流れないため、ダイオードD2は、高いインピーダン
スを呈し、周波数切替端子6は開放される。このため、
接地端子にインダクタンスL1が接続された逆Fアンテ
ナとして動作するため、帯域2より共振周波数が低い、
帯域1のアンテナとして動作する。
【0049】さらに、帯域切替信号AがLOWレベルの
時、SW1がOFFし、ダイオードD1は高いインピー
ダンスを呈し、周波数切替端子5は、インダクタンスL
1を介してグランド3に接続される。また、帯域切替信
号Bには、制御回路よりHIGHレベルが出力され、S
W2がONし、ダイオードD2に電流が流れ、ダイオー
ドD2がONする。このときキャパシタC2は受信周波
数で十分低いインピーダンスを示すように選ばれている
ため、周波数切替端子6は、高周波的にグランド3に接
続され、周波数切替端子6が接地端子として動作する。
このため、周波数切替端子5は、インダクタンスを介し
た接地端子、周波数切替端子6も接地端子として動作す
るため、等価的に接地端子の幅が広くなる。このため、
この逆Fアンテナの共振周波数は、帯域2より高くな
り、帯域3のアンテナとして動作する。
【0050】なお、ダイオードD1、D2は、流れる電
流が大きいほどON時のインピーダンスが低くなる特性
を有している。このため、抵抗R1、R2の値は、ダイ
オードのON時のインピーダンスが、所望の値になるよ
うな電流が流れるように決定される。また、本実施形態
の場合、待ち受け時には、周波数が低い帯域1で受信
し、通話状態になったときのみ帯域1、2、3の特性の
周波数を使用する通信システムで用いられる携帯無線機
では、通話時に帯域2、3を選択したときのみ周波数切
替回路に電流が流れるため、帯域1での待ち受け時には
消費電流が削減できるという大きな効果を有する。
【0051】なお、キャパシタC1、C2、インダクタ
ンスL2、L3それぞれの値は、使用する周波数帯によ
って適切なものに選定されるが、800MHz程度の周
波数帯の電波通信では、これらのキャパシタC1、C2
は、100ピコファラド程度、また、チョークコイルL
2、L3は、100ナノヘンリー程度にすることが望ま
しい。
【0052】上記の実施形態では、周波数切替スイッチ
にダイオードを用いているために、スイッチ駆動回路が
必要であったが、制御回路により直接制御できるような
素子、例えばGaAsスイッチなどを用いた場合には、
スイッチ駆動回路を省略することができる。
【0053】図8は、本発明の他の実施例である。この
逆Fアンテナ1は両面銅張誘電体基板に構成したもので
ある。つまり、両面に銅を張ったテフロン基板(もしく
はガラエポ基板等)の誘電体基板15をエッチングして
両板面の各々に放射素子2と接地板3とを構成してい
る。放射素子1は、長方形の板面であり、板面の大きさ
は長辺La1、短辺Lb1である。放射素子2の板面周
囲の短辺の一つから給電端子4、距離Lc1をおいて、
周波数切替端子5、さらに距離Ld1をおいて周波数切
替端子6を有し、それぞれ受信回路12、スイッチ7、
9に接続されている。
【0054】このアンテナは、放射素子2とグランド基
板3間に誘電体基板15を挟んでいるので、放射素子2
の板面の大きさを誘電体基板15の比誘電率の分だけ小
さくすることができる。誘電体基板15の比誘電率をε
rとすると、周波数切替端子5が接地板に接続され、周
波数切替端子6が接地板3に接続されていない状態での
アンテナ部1のアンテナ共振周波数fyは、Ly=(2
La1+2Lb1)が(≒λ/2(εr)1/2)を満
足する周波数となる。従って、アンテナ部1は放射素子
2の板面の大きさで図1のアンテナ1より(εr)1/
2だけ小さくできる効果がある。また、スペーサなしで
アンテナ放射特性を安定化させる効果もある。
【0055】図9、図10は、逆Fアンテナのその他の
実施形態である。図9の逆Fアンテナ1は、アンテナの
小型化を図るために放射素子2に切り込み2aを入れ高
周波電流の電流経路長を長くし、逆Fアンテナ1の共振
周波数を低くしたものである。また、図10は、開放部
に容量を装荷し共振周波数を低くしたものである。これ
らのようなアンテナに対しても、周波数切替端子5、6
のインピーダンスを切り替えることにより、逆Fアンテ
ナ1の共振周波数を切り替えることができる。
【0056】尚、上記実施形態では、スイッチ7、9を
設け3つの周波数帯を選択するように構成したが、本発
明はこれに限るものではなく、図14に示すように周波
数切替端子5にスイッチ7のみを設け、周波数切替端子
5をインダクタンス8を介して接地させたり、あるいは
直接接地導体板3に接地させるようにしてもよい。この
場合には、接近した周波数帯同士の2つの周波数帯に切
り替えることができる。
【0057】更に図15に示すように、周波数切替端子
5に接続させたスイッチ7を3方向に切り替えるように
してもよい。切り替え方向のそれぞれは、直接グランド
に接地する場合と、インダクタンス8を介した場合と、
リアクタンス30を介した場合である。この場合には、
スイッチ9の切り替えを加えて周波数帯を4つに切り替
えることが可能となる。
【0058】
【発明の効果】本発明にかかる逆Fアンテナの第一の効
果は、細かな周波数切替をすることができることであ
る。
【0059】その理由は、切替端子に接続するインダク
タンス値等により、切り替える共振周波数を調整するた
め、細かい共振周波数の切替えをすることができるから
である。
【0060】第二の効果は、広帯域な逆Fアンテナとし
て動作させることができることである。
【0061】その理由は、受信周波数により逆Fアンテ
ナの共振周波数を切り替えることができるため、離れた
3つの帯域や、本来逆Fアンテナの持つ帯域よりも広い
帯域をカバーすることができるためである。
【0062】第三の効果は、アンテナの体積を有効利用
することができることである。
【0063】その理由は、共振周波数を切り替えるた
め、逆Fアンテナを広帯域にするために、放射素子を2
つ並べたり、重ねたりする必要がなく、それぞれの周波
数でアンテナの体積を有効利用することができるためで
ある。第四の効果は、待受け状態における消費電力量を
最小にし、携帯電話機などの無線装置の通話可能時間を
長くすることができることである。 その理由は、第1の
スイッチ回路と第2のスイッチ回路の切替動作に応じて
それぞれ異なる3つの帯域が設定され、それら帯域のう
ち第1及び第2のスイッチ回路における消費電力が最も
小さい状態における帯域を、無線装置における待受け状
態の周波数帯域としたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる逆Fアンテナを示す図である。
【図2】周波数帯を示す図である。
【図3】周波数帯を示す図である。
【図4】図1に示す逆Fアンテナの回路構成図である。
【図5】インダクタンス値と共振周波数の関係を示す図
である。
【図6】接地端子等を示す図である。
【図7】接地端子等を示す図である。
【図8】本発明にかかる逆Fアンテナの他の実施形態を
示す図である。
【図9】本発明にかかる逆Fアンテナの他の実施形態を
示す図である。
【図10】本発明にかかる逆Fアンテナの他の実施形態
を示す図である。
【図11】スイッチの開閉状態を示す図である。
【図12】スイッチの開閉状態を示す図である。
【図13】スイッチの開閉状態を示す図である。
【図14】本発明にかかる逆Fアンテナの他の実施形態
を示す図である。
【図15】本発明にかかる逆Fアンテナの他の実施形態
を示す図である。
【図16】従来の逆Fアンテナを示す図である。
【図17】従来の逆Fアンテナを示す図である。
【図18】従来の逆Fアンテナを示す図である。
【符号の説明】
1 逆Fアンテナ 2 放射素子 3 接地導体板 4 給電端子 5、6 周波数切替端子 7、9 スイッチ 9 インダクタンス 10、11スイッチ駆動回路 12 受信回路 13 制御回路 14 スペーサ 15 誘電体基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/08 H01Q 1/24 H01Q 1/36 H01Q 5/01 H01Q 9/40

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射素子と、前記放射素子の板面に対向
    して配設された接地導体と、 前記放射素子の所定位置に設けられ、該放射素子を前記
    接地導体に接続する接地端子と、 前記放射素子との間で高周波数信号を受給する給電素子
    とを備える無線装置の逆Fアンテナにおいて、前記接地端子は前記放射素子の所定箇所に2本備え、前
    記給電端子側に配置された第1の接地端子に、前記接地
    導体に直接接続させる場合と、共振周波数決定のための
    インピーダンスを介して前記接地導体に接続させる場合
    とを切替える第1のスイッチ回路を設け、他方の第2の
    接地端子には、開放と前記接地導体に接続させる場合と
    を切替える第2のスイッチ回路を設け、 前記第1のスイッチ回路と前記第2のスイッチ回路の切
    替動作に応じてそれぞれ異なる3つの帯域が設定され、
    それら帯域のうち前記第1及び第2のスイッチ回路にお
    ける消費電力が最も小さい状態における帯域を、前記無
    線装置における待受け状態の周波数帯域とした ことを特
    徴とする逆Fアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチ回路と前記第2のス
    イッチ回路の切替動作に応じてそれぞれ異なる帯域1、
    帯域2、帯域3が設定され、前記帯域1の設定時には前
    記第1のスイッチ回路と前記第2のスイッチ回路が動作
    せず、前記帯域2と前記帯域3の設定時には前記第1の
    スイッチ回路または前記第2のスイッチ回路が動作し、
    前記無線装置の待受け時には、前記帯域1が選択され、
    前記無線装置の通話時には、前記帯域2、前記帯域3が
    選択されることを特徴とした請求項1に記載の逆Fアン
    テナ。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンスはインダクタンスま
    たはリアクタンスである請求項1または2に記載の逆F
    アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記放射素子と接地導体間に所定の誘電
    率を有する誘電体を介在させたことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の逆Fアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記第1のスイッチ回路と前記第2のス
    イッチ回路は、前記 接地端子と接地導体の間にダイオー
    ドを設け、駆動回路により前記ダイオードを開閉させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    逆Fアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記第1のスイッチ回路と前記第2のス
    イッチ回路は、GaAsスイッチを用いて直接開閉駆動
    させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    記載の逆Fアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記第1の接地端子を前記インピーダン
    スを介して接地したときに設定される周波数を、前記逆
    Fアンテナを備えた前記無線装置における待受け状態の
    周波数帯域としたことを特徴とした請求項5に記載の逆
    Fアンテナ。
  8. 【請求項8】 給電端子と接地端子との間を連結させた
    連結部の前記放射素子の接続位置からの長さを、前記逆
    Fアンテナの入力インピーダンスが所望の値に設定され
    るように調整したことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の逆Fアンテナ。
  9. 【請求項9】 連結部の前記放射素子の接続位置からの
    長さを任意の値に変更可能としたことを特徴とする請求
    項8に記載の逆Fアンテナ。
  10. 【請求項10】 使用周波数帯域を選択する周波数選択
    手段を有し、該周波数選択手段が選択した周波数に応じ
    て前記スイッチ回路が動作することを特徴とする請求項
    1〜9項のいずれか1項に記載の前記逆Fアンテナを受
    信アンテナとして備えたことを特徴とする無線装置
  11. 【請求項11】 前記無線装置には、メインアンテナ
    と、前記逆Fアンテナを備え、該逆Fアンテナをダイバ
    シチアンテナの一方のアンテナとして用いたことを特徴
    とする請求項10に記載の無線装置
  12. 【請求項12】 前記接地端子は、前記放射素子から延
    びる金属片からなり、前記接地端子の先端部を前記接地
    導体と平行に折曲し、該接地端子の先端部を前記接地導
    体上に固定したことを特徴とする請求項10または11
    に記載の無線装置
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