JP2008177931A - アンテナ構造の不要波放射抑制方法およびアンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンテナとして機能する給電放射電極4と、インダクタンス成分と容量成分のうちの一方又は両方を給電放射電極4に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換える周波数切り換え用回路5とを有するアンテナ構造1において、周波数切り換え用回路5のスイッチ素子に起因し無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ不要波が給電放射電極4の高次共振モードの共振動作により再放射される事態を抑制するために、給電放射電極4の高次共振周波数を、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数に調整する。
【選択図】図1
Description
無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能する給電放射電極と、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路と、
を有するアンテナ構造の上記スイッチ素子に起因した不要波放射を抑制するための方法であって、
給電放射電極は、当該給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である高次共振周波数とを有しており、
この給電放射電極は高調波制御手段を備えており、高次共振周波数が無線通信システムの予め定められた送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように上記高調波制御手段を調整して、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波が給電放射電極の高次共振モードの共振動作により放射される事態を抑制することを特徴としている。
無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能する給電放射電極と、
給電放射電極と間隔を介して配置され給電放射電極との電磁結合により給電放射電極との複共振状態を作り出す無給電放射電極と、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を無給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて無給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路と、
を有するアンテナ構造の上記スイッチ素子に起因した不要波放射を抑制するための方法であって、
無給電放射電極は、当該無給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である無給電側の基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である無給電側の高次共振周波数とを有しており、
この無給電放射電極は高調波制御手段を備えており、無給電側の高次共振周波数が無線通信システムの予め定められた送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように上記高調波制御手段を調整して、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波が無給電放射電極の高次共振モードの共振動作により放射される事態を抑制することを特徴としている。
無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能する給電放射電極と、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路と、
を有するアンテナ構造であって、
給電放射電極は、当該給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である高次共振周波数とを有しており、
給電放射電極における高次共振周波数は、無線通信システムの予め定められた送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように調整されており、この高次共振周波数のずれ量の調整は、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波の最大放射量が、予め定めた許容限界値以下に抑制されるように調整されていることを特徴としている。
無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能する給電放射電極と、
給電放射電極と間隔を介して配置され給電放射電極との電磁結合により給電放射電極との複共振状態を作り出す無給電放射電極と、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を無給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて無給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路と、
を有するアンテナ構造であって、
無給電放射電極は、当該無給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である無給電側の基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である無給電側の高次共振周波数とを有しており、
無給電側の高次共振周波数は、無線通信システムの予め定められた送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように調整されており、この無給電側の高次共振周波数のずれ量の調整は、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波の最大放射量が、予め定めた許容限界値以下に抑制されるように調整されていることを特徴としている。
2 回路基板
3 基体
4 給電放射電極
5,22 周波数切り換え用回路
7,21 スリット
20 無給電放射電極
Claims (16)
- 無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能する給電放射電極と、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路と、
を有するアンテナ構造の上記スイッチ素子に起因した不要波放射を抑制するための方法であって、
給電放射電極は、当該給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である高次共振周波数とを有しており、
この給電放射電極は高調波制御手段を備えており、高次共振周波数が無線通信システムの予め定められた送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように上記高調波制御手段を調整して、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波が給電放射電極の高次共振モードの共振動作により放射される事態を抑制することを特徴とするアンテナ構造の不要波放射抑制方法。 - 給電放射電極には、当該電極の一端部から他端部に向かう伸長形成部位を有するスリットが形成されており、そのスリットを介して隣接配置されている給電放射電極部分の一方側の上記一端部は無線通信用回路に電気的に接続される給電端と成し、他方側の給電放射電極部分の上記一端部は開放端と成しており、給電放射電極は、給電端からスリットを迂回して開放端に向かうループ形状と成しており、
高調波制御手段は上記スリットにより構成されており、給電放射電極の高次共振周波数が無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数からずれてスイッチ素子に起因した不要波放射を抑制できる周波数になるべく上記スリットの切り込み長さ又はスリット幅を調整することを特徴とする請求項1記載のアンテナ構造の不要波放射抑制方法。 - 給電放射電極は誘電体から成る基体に設けられている構成と成し、給電放射電極の一部が高次共振周波数調整用部位として予め定められており、高調波制御手段は、その高次共振周波数調整用部位と成す給電放射電極部分が設けられている基体部分により構成されており、給電放射電極の高次共振周波数が無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数からずれてスイッチ素子に起因した不要波放射を抑制できる周波数になるべく上記高次共振周波数調整用部位が設けられている基体部分の誘電率を調整することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ構造の不要波放射抑制方法。
- 無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能する給電放射電極と、
給電放射電極と間隔を介して配置され給電放射電極との電磁結合により給電放射電極との複共振状態を作り出す無給電放射電極と、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を無給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて無給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路と、
を有するアンテナ構造の上記スイッチ素子に起因した不要波放射を抑制するための方法であって、
無給電放射電極は、当該無給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である無給電側の基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である無給電側の高次共振周波数とを有しており、
この無給電放射電極は高調波制御手段を備えており、無給電側の高次共振周波数が無線通信システムの予め定められた送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように上記高調波制御手段を調整して、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波が無給電放射電極の高次共振モードの共振動作により放射される事態を抑制することを特徴とするアンテナ構造の不要波放射抑制方法。 - 無給電放射電極には、当該電極の一端部から他端部に向かう伸長形成部位を有するスリットが形成されており、そのスリットを介して隣接配置されている無給電放射電極部分の一方側の上記一端部はグランドに電気的に接続されるグランド接地端と成し、他方側の無給電放射電極部分の上記一端部は開放端と成しており、無給電放射電極は、グランド接地端からスリットを迂回して開放端に向かうループ形状と成しており、
高調波制御手段は上記スリットにより構成されており、無給電側の高次共振周波数が無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数からずれてスイッチ素子に起因した不要波放射を抑制できる周波数になるべく上記スリットの切り込み長さ又はスリット幅を調整することを特徴とする請求項4記載のアンテナ構造の不要波放射抑制方法。 - 無給電放射電極は誘電体から成る基体に設けられている構成と成し、この無給電放射電極の一部が高次共振周波数調整用部位として予め定められており、高調波制御手段はその高次共振周波数調整用部位と成す無給電放射電極部分が設けられている基体部分により構成されており、無給電側の高次共振周波数が無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数からずれてスイッチ素子に起因した不要波放射を抑制できる周波数になるべく上記高次共振周波数調整用部位が設けられている基体部分の誘電率を調整することを特徴とする請求項4又は請求項5記載のアンテナ構造の不要波放射抑制方法。
- 無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能して予め定められた異なる二つの周波数帯のうちの高い方の周波数帯での無線通信を行う高側の給電放射電極と、低い方の周波数帯での無線通信を行う低側の給電放射電極とを少なくとも有し、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路が、少なくとも上記低側の給電放射電極に接続されている構成を備えているアンテナ構造の上記スイッチ素子に起因した不要波放射を抑制するための方法であって、
上記各給電放射電極は、それぞれ、給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である高次共振周波数とを有しており、
少なくとも低側の給電放射電極は高調波制御手段を備えており、低側の給電放射電極の高次共振周波数が、上記低い方の周波数帯における送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように、かつ、低側の給電放射電極の高次共振モードの共振動作と高側の給電放射電極の基本共振モードの共振動作との干渉を防止する周波数となるように上記高調波制御手段を調整して、上記低い方の周波数帯における送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波が低側の給電放射電極の高次共振モードの共振動作により放射される事態を抑制すると共に、低側の給電放射電極の高次共振モードの共振動作と高側の給電放射電極の基本共振モードの共振動作との干渉が回避されていることを特徴とするアンテナ構造の不要波放射抑制方法。 - 無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能して予め定められた異なる二つの周波数帯のうちの高い方の周波数帯での無線通信を行う高側の給電放射電極と、低い方の周波数帯での無線通信を行う低側の給電放射電極とを少なくとも有すると共に、低側の給電放射電極と間隔を介して配置され低側の給電放射電極との電磁結合により低側の給電放射電極との複共振状態を作り出す低側の無給電放射電極を有し、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を低側の無給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて低側の無給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路が設けられている構成を備えているアンテナ構造の上記スイッチ素子に起因した不要波放射を抑制するための方法であって、
上記無給電放射電極は、当該無給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である無給電側の基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である無給電側の高次共振周波数とを有しており、
上記低側の無給電放射電極は高調波制御手段を備えており、低側の無給電放射電極の高次共振周波数が、上記低い方の周波数帯における送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように、かつ、低側の無給電放射電極の高次共振モードの共振動作と高側の給電放射電極の基本共振モードの共振動作との干渉を防止する周波数となるように上記高調波制御手段を調整して、上記低い方の周波数帯における送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波が低側の無給電放射電極の高次共振モードの共振動作により放射される事態を抑制すると共に、低側の無給電放射電極の高次共振モードの共振動作と高側の給電放射電極の基本共振モードの共振動作との干渉が回避されていることを特徴とするアンテナ構造の不要波放射抑制方法。 - 無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能する給電放射電極と、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路と、
を有するアンテナ構造であって、
給電放射電極は、当該給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である高次共振周波数とを有しており、
給電放射電極における高次共振周波数は、無線通信システムの予め定められた送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように調整されており、この高次共振周波数のずれ量の調整は、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波の最大放射量が、予め定めた許容限界値以下に抑制されるように調整されていることを特徴とするアンテナ構造。 - 給電放射電極には、当該電極の一端部から他端部に向かう伸長形成部位を有するスリットが形成されており、そのスリットを介して隣接配置されている給電放射電極部分の一方側の上記一端部は無線通信用回路に電気的に接続される給電端と成し、他方側の給電放射電極部分の上記一端部は開放端と成しており、給電放射電極は、給電端からスリットを迂回して開放端に向かうループ形状と成しており、
給電放射電極における高次共振周波数は、上記スリットの切り込み長さ又はスリット幅の調整により、スイッチ素子に起因した不要波の最大放射量が予め定めた許容限界値以下に抑制される周波数に調整されていることを特徴とする請求項9記載のアンテナ構造。 - 給電放射電極は誘電体から成る基体に設けられている構成と成しており、
給電放射電極における高次共振周波数は、予め高次共振周波数調整用部位として定められた給電放射電極部分が設けられている基体部分の誘電率の調整によって、スイッチ素子に起因した不要波の最大放射量が予め定めた許容限界値以下に抑制される周波数に調整されていることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のアンテナ構造。 - 無線通信用回路に電気的に接続しLC共振動作によりアンテナとして機能する給電放射電極と、
給電放射電極と間隔を介して配置され給電放射電極との電磁結合により給電放射電極との複共振状態を作り出す無給電放射電極と、
インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を持つ回路部と、スイッチ素子とを有して上記インダクタンス成分と容量成分とのうちの一方又は両方を無給電放射電極に付与する状態と付与しない状態とをスイッチ素子のオン・オフ動作によって切り換えて無給電放射電極のLC共振の共振周波数を切り換える周波数切り換え用回路と、
を有するアンテナ構造であって、
無給電放射電極は、当該無給電放射電極が持つ複数の共振モードのうちの最も周波数の低い基本共振モードの共振周波数である無給電側の基本共振周波数と、基本共振モードよりも周波数の高い高次共振モードの共振周波数である無給電側の高次共振周波数とを有しており、
無給電側の高次共振周波数は、無線通信システムの予め定められた送信帯周波数の整数倍の周波数からずれた周波数となるように調整されており、この無給電側の高次共振周波数のずれ量の調整は、無線通信システムの送信帯周波数の整数倍の周波数を持つ上記スイッチ素子に起因した不要波の最大放射量が、予め定めた許容限界値以下に抑制されるように調整されていることを特徴とするアンテナ構造。 - 無給電放射電極には、当該電極の一端部から他端部に向かう伸長形成部位を有するスリットが形成されており、そのスリットを介して隣接配置されている無給電放射電極部分の一方側の上記一端部はグランドに電気的に接続されるグランド接地端と成し、他方側の無給電放射電極部分の上記一端部は開放端と成しており、無給電放射電極は、グランド接地端からスリットを迂回して開放端に向かうループ形状と成しており、
無給電側の高次共振周波数は、上記スリットの切り込み長さ又はスリット幅の調整により、スイッチ素子に起因した不要波の最大放射量が予め定めた許容限界値以下に抑制される周波数に調整されていることを特徴とする請求項12記載のアンテナ構造。 - 無給電放射電極は誘電体から成る基体に設けられている構成と成しており、
無給電側の高次共振周波数は、予め高次共振周波数調整用部位として定められた無給電放射電極部分が設けられている基体部分の誘電率の調整によって、スイッチ素子に起因した不要波の最大放射量が予め定めた許容限界値以下に抑制される周波数に調整されていることを特徴とする請求項12又は請求項13記載のアンテナ構造。 - 許容限界値は−30dBmであることを特徴とする請求項9乃至請求項14の何れか一つに記載のアンテナ構造。
- 請求項9乃至請求項15の何れか一つに記載のアンテナ構造が設けられていることを特徴としている無線通信装置。
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