JP2016216403A - 整髪剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】取扱い性、塗布性、アレンジ力の全てに優れた整髪剤組成物を提供することである。また、安定性に優れた整髪剤組成物を提供する。さらに、毛髪につやを付与する特性にも優れた整髪剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明の整髪剤組成物は、成分(A):水と、成分(B):ノニオン界面活性剤と、成分(C):カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーと、成分(D):(メタ)アクリル酸及び/又は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマーとを含み、上記成分(B)の含有量が5.0〜40.0質量%、上記成分(C)の含有量が0.1〜1.0質量%であり、上記成分(D)の含有量が0.1〜1.5質量%であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪を整える整髪剤に用いられる整髪剤組成物に関する。
毛髪を整えるために用いられる整髪剤組成物の発揮し得る整髪特性には様々なものがあり、例えば、毛髪同士をまとめる特性、毛髪の流れを作り髪型を作る特性、毛髪を固める特性、髪を立ち上げる特性、髪型を長時間保持する特性、毛髪につや(艶)を付与する特性、毛髪同士に滑りを良くしてさらさら感を付与する特性等が挙げられる。整髪剤は、目的とするヘアスタイルや、対象とする髪質などに応じて、上記の特性のうちの一つ又は複数を発揮するように設計されている。また、整髪剤組成物の性状や剤型としても、液状、ジェル状、グリース状などの種々のものがあり、それぞれ、異なる使用性、使用感や整髪特性を有している。
具体的な整髪剤組成物としては、例えば、毛髪セット成分として皮膜形成ポリマーを用い、カルボキシビニルポリマーなどのゲル化剤を配合したジェル状の整髪剤組成物が知られている(例えば、特許文献1、2など)。このようなジェル状の整髪剤組成物は、ある程度の粘度を有していることから、チューブ容器などから手にとって使用する際に垂れ落ちにくく、取扱い性に優れている。加えて、毛髪へ塗布する際ののびも良好であり、塗布性にも優れている。また、ジェル状の整髪剤組成物は、配合されている皮膜形成ポリマーの作用により、毛髪の表面に皮膜を形成するため、毛髪を固める特性や髪型を長時間保持する特性にも優れる。その反面、毛髪の流れを作り髪型を作る特性は低下するため、髪型をアレンジすることが困難となる。
また、グリース状の整髪剤組成物(所謂、ヘアグリースやウォーターグリース)は、水と比較的多量の親水性ノニオン界面活性剤を含み、ジェル状の整髪剤組成物よりも固く、流動性のない又は流動性の極めて小さい、ペースト状又は固形状の性状を有している。このため、ジャー容器などに充填して、容器から指で適量をとるなどして使用することができ取扱い性に優れている。また、ジェル状の整髪剤組成物と比べて、アレンジ力や毛髪につやを付与する効果に優れるという利点を有する反面、毛髪へ塗布する際ののびが劣るという欠点がある。
特開平3−48611号公報 特開平10−87448号公報
上述のとおり、ジェル状やグリース状の整髪剤組成物は、取扱い性に優れた性状を有しているものの、ジェル状の整髪剤組成物はアレンジ力の点で、グリース状の整髪剤組成物はのびの良さの点で、それぞれ不十分であり、取扱い性、塗布性、アレンジ力の全ての点で優れた整髪剤組成物は得られていないのが現状である。さらに、上記特許文献1、2などのカルボキシビニルポリマーを配合したジェル状整髪剤組成物に、ノニオン界面活性剤を比較的多量に配合する場合には、長時間保管すると、おり(澱)が生じやすくなり、組成物の経時安定性が低下することが分かった。
従って、本発明の目的は、取扱い性、塗布性、アレンジ力の全てに優れた整髪剤組成物を提供することである。また、安定性に優れた整髪剤組成物を提供することである。さらに、毛髪につやを付与する特性にも優れた整髪剤組成物を提供することである。
本発明の整髪剤組成物は、下記成分(A)と、下記成分(B)と、下記成分(C)と、下記成分(D)とを含み、上記成分(B)の含有量が5.0〜40.0質量%、上記成分(C)の含有量が0.1〜1.0質量%であり、上記成分(D)の含有量が0.1〜1.5質量%であることを特徴とする。
成分(A):水
成分(B):ノニオン界面活性剤
成分(C):カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー
成分(D):(メタ)アクリル酸及び/又は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマー
本発明の整髪剤組成物は、さらに、下記成分(E)を含むことが好ましい。
成分(E):皮膜形成ポリマー
上記成分(E)の含有量は0.1〜6.0質量%が好ましい。
本発明の整髪剤組成物は、さらに、下記成分(F)を含むことが好ましい。
成分(F):ジグリセリン、ポリグリセリン、及びジプロピレングリコールからなる群より選ばれた多価アルコール
上記成分(F)の含有量は5.0〜35.0質量%が好ましい。
上記成分(D)は、(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー、及び(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマーからなる群より選ばれたポリマーであることが好ましい。
上記成分(B)は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油であることが好ましい。
上記成分(B)は、下記成分(B1)と下記成分(B2)とを含み、上記成分(B)100質量%中の、上記成分(B1)の含有量と上記成分(B2)の含有量の合計量が95質量%以上であり、上記成分(B1)と上記成分(B2)の合計量に対する上記成分(B1)の質量割合[(B1)/{(B1)+(B2)}]が、0.5〜0.95であることが好ましい。
成分(B1):オキシエチレンの平均付加モル数20以上、50未満のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
成分(B2):オキシエチレンの平均付加モル数50以上、150以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
本発明の整髪剤組成物は、上記構成を有することにより、整髪剤組成物を手に取って用いる際に垂れ落ちがなく取扱い性に優れ、塗布時ののびが良好で塗布性にも優れ、さらに毛髪の流れを作り髪型を作る特性(所謂、「アレンジ力」)にも優れる。加えて、経時安定性、毛髪につやを付与する特性にも優れる。
本発明の整髪剤組成物は、水;ノニオン界面活性剤;カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー;並びに、(メタ)アクリル酸及び/又は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマーを少なくとも含む。本明細書においては、上記「水」を「成分(A)」と称する場合がある。また、上記「ノニオン界面活性剤」を「成分(B)」と称する場合がある。また、上記「カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー」を「成分(C)」と称する場合がある。さらに、上記「(メタ)アクリル酸及び/又は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマー」を「成分(D)」と称する場合がある。
本発明の整髪剤組成物は、さらに、皮膜形成ポリマーを含むことが好ましい。また、本発明の整髪剤組成物は、さらに、ジグリセリン、ポリグリセリン、及びジプロピレングリコールからなる群より選ばれた多価アルコールを含むことが好ましい。本明細書においては、上記「皮膜形成ポリマー」を「成分(E)」と称する場合がある。また、上記「ジグリセリン、ポリグリセリン、及びジプロピレングリコールからなる群より選ばれた多価アルコール」を「成分(F)」と称する場合がある。
すなわち、本発明の整髪剤組成物は、成分(A)と成分(B)と成分(C)と成分(D)とを少なくとも含む。本発明の整髪剤組成物は、さらに、成分(E)及び/又は成分(F)を含むことが好ましい。さらに他の成分を含んでいてもよい。上記の成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)や他の成分は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
(成分(A):水)
上記成分(A)は、水である。成分(A)としては、精製水が好ましい。成分(A)は、本発明の整髪剤組成物を、ジェル状、グリース状などの水性の組成物として、油性感がなくさっぱりした感触とし、のびのよさを向上する効果を有する。本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(A)の含有量は、特に限定されないが、20.0〜90.0質量%が好ましく、より好ましくは30.0〜65.0質量%である。
(成分(B):ノニオン界面活性剤)
上記成分(B)は、ノニオン界面活性剤である。本発明においては、成分(B)は、整髪剤組成物を増粘させ固くする効果を発揮する。これにより、整髪剤組成物のアレンジ力を向上させる効果を発揮する。また、成分(B)を用いることにより、洗い落ちも良好となるため好ましい。成分(B)としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリンなどが挙げられる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
より具体的には、例えば、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノベヘン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノエルカ酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ジアラキン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル;モノカプリル酸ジグリセリル、モノカプリル酸デカグリセリル、モノカプリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ポリ(4〜10)グリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、セスキオレイン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、ジステアリン酸ポリ(6〜10)グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸ポリ(10)グリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル等のグリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物;モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル;モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物;ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシプロピレンイソセチルエーテル、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル、ポリオキシプロピレンオレイルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテルなどを例示することができる。
成分(B)としては、整髪力やつやを付与する効果に優れる等の観点から、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(特に、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)が好ましい。特に好ましくはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である。上記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の、オキシエチレンの平均付加モル数は、特に限定されないが、アレンジ力やつやの向上の観点から、20〜150が好ましく、より好ましくは20〜100である。
上記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の中でも、オキシエチレンの平均付加モル数が20以上50未満(より好ましくは、25〜45)のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油はつやを付与する効果により優れ、オキシエチレンの平均付加モル数が50〜150(より好ましくは、55〜100)のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油はアレンジ力を高める効果により優れる。なお、本明細書においては、上記「オキシエチレンの平均付加モル数が20以上50未満のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」を「成分(B1)」と称する場合があり、上記「オキシエチレンの平均付加モル数が50〜150のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」を「成分(B2)」と称する場合がある。
このため、成分(B)の好ましい具体的一形態としては、特に限定されないが、成分(B1)と成分(B2)を含むものが挙げられる。その場合、成分(B)100質量%中の、成分(B1)の含有量と成分(B2)の含有量の合計量は、95質量%以上(即ち、95〜100質量%)が好ましい。言い換えると、成分(B)に対する成分(B1)と成分(B2)の合計量の質量割合[{(B1)+(B2)}/(B)]が、0.95〜1.0であることが好ましい。また、成分(B)中における、成分(B1)と成分(B2)の合計量に対する成分(B1)の質量割合[(B1)/{(B1)+(B2)}]は、アレンジ力をより一層向上させる観点から、0.5〜0.95であることが好ましく、より好ましくは0.65〜0.95である。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(B)の含有量は、5.0〜40.0質量%(5.0質量%以上、40.0質量%以下)であり、好ましくは12.0〜30.0質量%、より好ましくは15.0〜25.0質量%である。上記含有量を5.0質量%以上とすることにより、整髪剤組成物のアレンジ力及びつやが向上する。特に15.0質量%以上とすることにより、グリース状の特徴的な性状となるため好ましい。また、40.0質量%以下とすることにより、整髪剤組成物の塗布時ののびが向上する。特に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量が上記範囲を満たすことが好ましい。上記成分(B)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(B)の含有量の合計量である。
(成分(C):カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー)
上記成分(C)は、カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーであり、即ち、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーのうちの、両方又はいずれか一方である。成分(C)は、主として、系を増粘させる効果を有する。このため、本発明の整髪剤組成物を増粘し、組成物を手に取って使用する場合などに垂れ落ちにくく取扱い性に優れる、ジェル状やグリース状などの性状・剤型とすることができるため好ましい。加えて、成分(C)を用いて増粘することにより、整髪剤組成物の塗布時ののびが良好となり、塗布性が向上するため好ましい。成分(C)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
上記カルボキシビニルポリマーとは主としてアクリル酸の重合体であり、上記アルキル変性カルボキシビニルポリマーとは主としてアクリル酸とメタクリル酸アルキル(例えば炭素数が10〜30(C10〜C30))の共重合体である。上記カルボキシビニルポリマーとしては、特に限定されないが、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.582〜583)で「CARBOMER(カルボマー)」と表記される化合物が挙げられる。上記アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしては、特に限定されないが、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.63〜64)で「ACRYLATES/C10−30 ALKYL ACRYLATE CROSSPOLYMER((アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー)」と表記される化合物が挙げられる。
上記カルボキシビニルポリマーの市販品としては、例えば、商品名「カーボポール934」、「カーボポール940」、「カーボポール941」、「カーボポール980」、「カーボポール981」、「カーボポール1342」、「カーボポール2984」、「カーボポールUltrez 10」、「カーボポールETD 2050」(日本ルーブリゾール株式会社);商品名「AQUPEC HV−501」、「AQUPEC HV−504」、「AQUPEC HV−505」、「ハイビスワコー104」、「ハイビスワコー105」(和光純薬工業株式会社)などが挙げられる。上記アルキル変性カルボキシビニルポリマーの市販品としては、例えば、商品名「PEMULEN TR−1」、「PEMULEN TR−2」、「カーボポールETD 2020」、「カーボポールULTREZ 20」、「カーボポールULTREZ 21」(日本ルーブリゾール株式会社)などが挙げられる。
成分(C)は、特に限定されないが、塩基性物質で中和されているか、又は塩基性物質で中和して用いられることが好ましい。上記塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが挙げられる。また、上記塩基性物質の添加量は、充分に中和された成分(C)となる量であるか、又は成分(C)を中和するのに充分な量であり、成分(C)及び上記塩基性物質の種類や成分(C)の使用量に応じて適宜配合すればよい。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(C)の含有量は、0.1〜1.0質量%であり、より好ましくは0.5〜0.8質量%である。上記含有量が0.1質量%以上であることにより、整髪剤組成物を十分に増粘し取扱い性が向上する。一方、上記含有量が1.0質量%以下であることにより、のびのよさが向上する。1.0質量%を超えると、過剰に増粘がすすみ、のびが低下する。上記成分(C)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(C)の含有量の合計量である。
(成分(D):(メタ)アクリル酸及び/又は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマー)
上記成分(D)は、(メタ)アクリル酸及び/又は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを、必須のモノマー成分として用いて得られるポリマーである。なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、「アクリル」及び/又は「メタクリル」を意味し、即ち、「アクリル」及び「メタクリル」のうちの両方又はいずれか一方を意味する。成分(D)は、整髪剤組成物の安定性を飛躍的に向上する効果を発揮する。また、成分(B)と併用することにより、増粘効果がより一層高まるため好ましい。さらに、つやとアレンジ力をより一層高める効果を発揮する。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
成分(D)のポリマーを得るために用いられるモノマー成分は、(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群より選ばれた少なくとも1のモノマー成分[モノマー成分(d1)]と、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル[モノマー成分(d2)]とを少なくとも含む。さらに、その他のモノマー成分を含んでいてもよい。すなわち、成分(D)は、モノマー成分(d1)に由来する構成単位とモノマー成分(d2)に由来する構成単位とを少なくとも含むポリマーである。モノマー成分(d1)、モノマー成分(d2)は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
成分(D)としては、特に限定されないが、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.72)で「ACRYLATES/STEARETH−20 METHACRYLATE COPOLYMER((アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー)」と表記される化合物;INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.73)で「ACRYLATES/STEARETH−20 METHACRYLATE CROSSPOLYMER((アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)クロスポリマー)」と表記される化合物;INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.62)で「ACRYLATES/BEHENETH−25 METHACRYLATE COPOLYMER((アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー)」と表記される化合物等が好ましい。
中でも、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマーが好ましい。(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマーの市販品としては、例えば、ダウケミカル社製の商品名「アキュリン22」が、(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマーの市販品としては、例えば、ダウケミカル社製の商品名「アキュリン28」が挙げられる。
成分(D)は、特に限定されないが、塩基性物質で中和されているか、又は塩基性物質で中和して用いられることが好ましい。上記塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが挙げられる。また、上記塩基性物質の添加量は、充分に中和された成分(D)となる量であるか、又は成分(D)を中和するのに充分な量であり、成分(D)及び上記塩基性物質の種類や成分(D)の使用量に応じて適宜配合すればよい。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(D)の含有量は、0.1〜1.5質量%であり、より好ましくは0.3〜0.6質量%である。上記含有量が0.1質量%以上であることにより、整髪剤組成物の安定性が向上する。さらに、アレンジ力やつやを付与する効果がより一層向上する。一方、含有量が1.5質量%以下であることにより、整髪剤組成物の塗布性が維持される。1.5質量%を超えると、整髪剤組成物を塗布する際ののびが悪くなり塗布性が低下する。上記成分(D)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(D)の含有量の合計量である。
(成分(E):皮膜形成ポリマー)
上記成分(E)は、皮膜形成ポリマーである。成分(E)は、例えば、溶媒に溶解して頭髪に塗布した後に、頭髪に皮膜を形成することができるポリマーである。本発明の整髪剤組成物中に成分(E)を配合することにより、髪を立ち上げる特性が向上するため好ましい。成分(E)としては、特に限定されないが、例えば、アニオン性皮膜形成ポリマー、カチオン性皮膜形成ポリマー、両性皮膜形成ポリマー、ノニオン性皮膜形成ポリマーなどが挙げられる。なお、本明細書において、成分(E)には、成分(C)又は成分(D)に相当するポリマーは含まないものとする。成分(E)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
上記アニオン性皮膜形成ポリマーとしては、例えば、アクリル樹脂アルカノールアミン、メチルビニルエーテル/マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/プロピオン酸ビニル共重合体、酢酸ビニル/マレイン酸モノブチルエステル/イソボルニルアクリレート共重合体、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/アルキルアクリルアミド共重合体、ポリビニルピロリドン/アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体、(スチレン/アクリル酸アルキル)共重合体、(スチレン/アクリル酸アミド)共重合体、ウレタン−アクリル系共重合体、ポリスチレンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。
上記カチオン性皮膜形成ポリマーとしては、例えば、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、塩化О−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、塩化メチルビニルイミダゾリウム・ビニルピロリドン共重合体、(ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド/ラウリルジメチルアミノプロピルメタクリルアミド)共重合体などが挙げられる。
上記両性皮膜形成ポリマーとしては、例えば、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体[(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー]、アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリル酸オクチルアミド共重合体、ジアルキルアミノエチルメタクリレート/メタクリル酸アルキルエステル共重合体のモノクロル酢酸両性化物、(イソブチレン/ジエチルアミノプロピルマレイミド/マレイン酸)共重合体などが挙げられる。
上記ノニオン性皮膜形成ポリマーとしては、例えば、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体[(ビニルピロリドン/VA)コポリマー]、ビニルピロリドン/メタクリルアミド/ビニルイミダゾール共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸エチル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルカプロラクタムなどが挙げられる。
上記の中でも、つやとアレンジ力がより一層向上する観点から、両性皮膜形成ポリマー、ノニオン性皮膜形成ポリマーが好ましい。中でも、ポリビニルピロリドン、(ビニルピロリドン/VA)コポリマー、(VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾール)コポリマー、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマーが好ましい。特に、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマーが好ましい。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(E)の含有量は、特に限定されないが、0.1〜6.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜5.0質量%である。上記含有量が0.1質量%以上であることにより、髪を立ち上げる特性が向上する。また、6.0質量%以下であることにより、アレンジ力が向上する。上記成分(E)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(E)の含有量の合計量である。
なお、本発明の整髪剤組成物は、成分(E)を必ずしも含まなくてもよい。例えば、整髪剤組成物の設計上、髪を立ち上げる特性を付与しない場合などには、成分(E)は含まなくてもよい。但し、成分(B)の含有量が比較的少量(例えば、15.0質量%未満)である場合には、成分(E)はアレンジ力を補う効果も発揮することから、成分(E)を含有することがより好ましい。
即ち、本発明の整髪剤組成物の好ましい一の態様としては、成分(B)の含有量が15.0〜40.0質量%(より好ましくは、15.0〜30.0質量%)であり、成分(E)を含み又は含まず、成分(E)の含有量が0〜6.0質量%である整髪剤組成物が挙げられる。また、本発明の整髪剤組成物の好ましい他の一の態様としては、成分(B)の含有量が5.0質量%以上15.0質量%未満(より好ましくは、7.0質量%以上、15.0質量%未満)であり、成分(E)の含有量が1.5〜6.0質量%(より好ましくは、2.0〜5.0質量%)である整髪剤組成物が挙げられる。なお、本発明は上記に限定されるものではない。
(成分(F):ジグリセリン、ポリグリセリン、及びジプロピレングリコールからなる群より選ばれた多価アルコール)
上記成分(F)は、ジグリセリン、ポリグリセリン、及びジプロピレングリコールからなる群より選ばれた多価アルコール(少なくとも1種の多価アルコール)である。上記ポリグリセリンの平均重合度は、3〜12が好ましく、より好ましくは5〜10である。成分(F)は、整髪後の頭髪につやを付与する効果をより一層向上させるため好ましい。成分(F)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(F)の含有量は、特に限定されないが、5.0〜35.0質量%が好ましく、より好ましくは15.0〜30.0質量%である。上記含有量が5.0質量%以上であることにより、つやを付与する効果がより一層向上する。また、35.0質量%以下であることにより、べたつきを抑制することができる。上記成分(F)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(F)の含有量の合計量である。
(他の成分)
本発明の整髪剤組成物は、特に限定されないが、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等の成分(B)以外の界面活性剤;エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数2〜4の低級アルコール;グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール等の成分(F)以外の多価アルコール;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール及びオレイルアルコール等の炭素数12〜18の高級アルコール;ソルビトール、マルチトール及びトレハロース等の糖アルコール;シリコーン油;金属イオン封鎖剤;酸化防止剤;植物抽出エキス;染料;顔料;pH調整剤;香料;防腐剤;溶剤等を含んでいてもよい。
本発明の整髪剤組成物は、パントテニルアルコール(パンテノール)を含んでいてもよい。上記パントテニルアルコールは、アレンジ力や毛髪につやを付与する効果をより一層高めることができるため好ましい。上記パントテニルアルコールは、D体、L体、ラセミ体のいずれであってもよい。中でも、入手の容易性からD体(即ち、D−パントテニルアルコール)が好ましい。上記パントテニルアルコールは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記パントテニルアルコールの市販品としては、例えば、BASFジャパン社製、商品名「D−Panthenol USP」;アルプス薬品工業社製、商品名「D−パントテニルアルコール」;DSNニュートリションジャパン社製、商品名「D−パントテニルアルコール」等が挙げられる。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、上記パントテニルアルコールの含有量は、特に限定されないが、塗布性を維持したまま、アレンジ力やつやを付与する効果をより一層高める観点から、0.5〜10.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜5.0質量%である。上記パントテニルアルコールの含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全てのパントテニルアルコールの含有量の合計量である。
(整髪剤組成物の他の詳細)
本発明の整髪剤組成物の性状としては、手に取って毛髪に塗布する場合に手からの垂れ落ちが生じにくく取扱い性に優れる観点から、ジェル状、グリース状が好ましい。即ち、本発明の整髪剤組成物は、ジェル状整髪剤組成物、グリース状整髪剤組成物(ヘアグリース、ウォーターグリース、水溶性ポマード等と称される)であることが好ましい。
本発明の整髪剤組成物の製造方法としては、特に限定されず、公知の整髪剤組成物の製造方法を用いることができる。本発明の整髪剤組成物の製造方法としては、例えば、各成分をディスパーミキサー、パドルミキサー等で攪拌し均一化する方法などが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物は、特に限定されないが、例えば、容器に充填された形態で用いることができる。上記容器としては、ボトル容器、ジャー容器、チューブ容器等が挙げられる。特に限定されないが、使用性の観点から、本発明の整髪剤組成物がジェル状である場合にはボトル容器、チューブ容器やジャー容器が好ましく、本発明の整髪剤組成物がグリース状である場合にはジャー容器が好ましい。
本発明の整髪剤組成物は、手に取って毛髪に塗布する場合に手からの垂れ落ちが生じにくく取扱い性に優れる観点から、粘度(25℃)が5000mPa・s以上であることが好ましい。上記「粘度(25℃)」は、例えば、ブルックフィールド型回転粘度計を用いて25℃で測定することができる。
また、本発明の整髪剤組成物の稠度(25℃)は、容器から指ですくい取る場合に容易にすくい取れ取扱い性に優れる観点から、40gf以下が好ましく、より好ましくは30gf以下である。上記「稠度(25℃)」は、例えば、17φ平型アダプターを備えた稠度計を用いて、25℃、スピード60mm/分、及びストローク20mmの条件で測定することができる。上記稠度計としては、株式会社サン科学製の「RHEO METER」などが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物は、水(成分(A))を含む水性の整髪剤組成物である。このため、油性の整髪剤組成物と比べて、油性感がなくさっぱりした使用感が得られる。本発明の整髪剤組成物は、このような水性の整髪剤組成物において、主たる整髪成分としてノニオン界面活性剤(成分(B))を用い、さらに、増粘剤として、カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー(成分(C))、並びに特定のアクリル系ポリマー(成分(D))を併用していることが特徴である。
成分(B)は、整髪剤組成物中に比較的多量に配合することにより、整髪剤組成物を固くして、整髪剤組成物の整髪力(特に、アレンジ力)を発揮させている。一般的なジェル状整髪剤組成物においても、香料などの可溶化のために5質量%未満程度の少量のノニオン界面活性剤を配合する場合はあるが、本発明では、成分(B)を主たる整髪成分として用いるため、5質量%以上(特に好ましくは、15質量%以上)の比較的多量の成分(B)を配合する。
また、成分(B)を主たる整髪成分とすることにより、皮膜形成ポリマー(セットポリマー)を主たる整髪成分とする一般的なジェル状整髪剤組成物と比べて、アレンジ力に優れる特徴を有する。アレンジ力は、毛髪の流れを作り髪型を作る特性、毛髪をくせ付けする特性であり、皮膜形成ポリマーを主たる整髪成分として毛髪を固めることを特徴とするジェル状整髪剤組成物とは異なり、ある程度固めずにくせ付けができる特性である。本発明の整髪剤組成物はこのような整髪特性を有するため、整髪する際には、本発明の整髪剤組成物を毛髪に塗布し、馴染ませた後、指などで所望の髪型になるように毛髪をくせ付けたり、毛髪の流れを作ったりする。本発明の整髪剤組成物は毛髪を強く固め過ぎない(整髪後の毛髪が可撓性を有する)ことから、一定時間経過後に再度髪型を手直しできる、再整髪性も有するため好ましい。
また、本発明の整髪剤組成物は、成分(B)を主たる整髪成分として配合しながら、増粘剤である、成分(C)及び成分(D)をさらに配合することを特徴とする。さらに、増粘剤として、成分(C)及び成分(D)を併用することを大きな特徴とする。成分(B)に加えて、成分(C)及び成分(D)の2種の増粘剤を用いることにより、成分(B)の配合量を40質量%以下に抑えつつ、アレンジ力、安定性(経時安定性)を飛躍的に向上させることを達成している。この効果は、特に限定されないが、以下によるものと推定される。
成分(C)は膨潤型の増粘剤であり、整髪剤組成物の粘度のベースアップの役割を担う。また、整髪剤組成物に弾性を付与し、手に取った際の垂れ落ちを抑制し取扱い性を向上させる。一方、成分(D)は会合型の増粘剤であり、成分(B)と併用することにより、成分(B)との相互作用によるものと推定されるが、増粘効果を飛躍的に向上させ、さらに成分(B)による澱の発生を抑制し、整髪剤組成物の安定性を向上させる。通常、成分(C)の存在下で成分(D)を比較的多量に用いる場合には安定性が低下する傾向にあるが、本発明においては成分(D)により安定性を維持することに成功している。また、整髪剤組成物に粘性、粘着性を付与することにより、アレンジ力をより一層向上させる。
本発明で規定する配合量の成分(C)を含まず、増粘剤として成分(D)のみを用いる場合には、整髪剤組成物の流動性が高く、垂れ落ちが生じやすくなり、取扱い性が不十分となる。また、本発明で規定する配合量の成分(D)を含まず、増粘剤として成分(C)のみを用いる場合には、粘性が不足しアレンジ力が不十分となり、さらに安定性も不十分となる。
また、成分(D)の配合により艶を付与する効果がより一層向上する。
ところで、身体に塗布する化粧料である整髪剤組成物にとっては、整髪性等の性能だけでなく、性状や触感などの官能特性も重要な特徴であり、使用者によって、好みの剤型が存在する。このため、ジェル状の剤型を有しながら、従来のジェル状整髪剤組成物では得られなかった、アレンジ力やつやを付与する特性を有する整髪剤組成物や、グリース状の剤型を有しながら、従来のグリース状整髪剤組成物で得られなかった、のびの良さを有する整髪剤組成物となりうる本発明の整髪剤組成物は有用性が高い。
以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
実施例及び比較例では、下記の成分を用いた。
(成分(A))
精製水
(成分(B))
POE(40)硬化ヒマシ油:青木油脂製、商品名「ブラウノンRCW−40」、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(PEG−40水添ヒマシ油)、オキシエチレンの平均付加モル数:40
POE(60)硬化ヒマシ油:青木油脂製、商品名「ブラウノンRCW−60」、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(PEG−60水添ヒマシ油)、オキシエチレンの平均付加モル数:60
POE(60)硬化ヒマシ油:青木油脂製、商品名「ブラウノンRCW−100」、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(PEG−100水添ヒマシ油)、オキシエチレンの平均付加モル数:100
(成分(C))
カルボキシビニルポリマー:和光純薬工業社製、商品名「ハイビスワコー104」、カルボマー
(成分(D))
(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー:ダウケミカル社製、商品名「アキュリンTM 22」、(アクリル酸アルキル/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー
(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー:ダウケミカル社製、商品名「アキュリンTM 28」、(アクリル酸アルキル/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー
(成分(E))
(ビニルピロリドン/VA)コポリマー:交洋ファインケミカル社製、商品名「MV−6427F」、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー:交洋ファインケミカル社製、商品名「カフィックス AM−3016」、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体
ポリビニルピロリドン:第一工業製薬社製、商品名「クリージャス K−90」
(成分(F))
ジグリセリン:阪本薬品工業社製、商品名「ジグリセリンS」
パンテノール:BASFジャパン社製、商品名「D−Panthenol USP」、パントテニルアルコール
(実施例1〜28及び比較例1〜6)
下記の表に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、整髪剤組成物を調製した。得られた整髪剤組成物の性状は表中に示す。なお、表中の配合量(整髪剤組成物100質量%中の配合量)は、純分の配合量(単位:質量%)で示した。
また、実施例2、5、6、7、8の整髪剤組成物の稠度(25℃)は、それぞれ、15gf、17gf、18gf、19gf、20gfであった。
実施例および比較例で得られた各整髪剤組成物について、下記の評価を行った。(1)〜(4)の評価結果は表中に示した。なお、評価は専門評価員3名が行った。
(1)のびなじみ
実施例および比較例で得られた各整髪剤組成物約0.5gを掌にとり、掌上でのばした後、ウィッグ(ビューラック社製、商品名「スタッフス カットウィッグ」)に塗布した。(塗布はウィッグの左右いずれかの半分に対して行った。)上記塗布時の整髪剤組成物ののびなじみを下記の基準で評価した。
<評価基準>
○(良好):整髪剤組成物が、掌上でスムーズにのび、ウィッグにもスムーズに塗布できた。
△(使用可能):整髪剤組成物が、掌上でのばす際に抵抗感があり、ウィッグに塗布できたが抵抗感があった。
×(不良):整髪剤組成物を掌上でのばすのに大きな抵抗感があり、ウィッグに十分に塗布することができなかった。
(2)つや
実施例および比較例で得られた各整髪剤組成物を、長さ10cmの毛束(重さ:約1.0g)に約0.4g塗布した。整髪剤組成物が塗布された毛束を60℃で1時間乾燥した。乾燥後に上記毛束のつや(光沢)を観察し、下記の基準で評価した。
<評価基準>
◎(優れる):光沢が非常に強い。
○(良好):光沢が強い。
△(使用可能):光沢がある。
×(不良):光沢があまりない。
(3)アレンジ力
上記「(2)つや」の評価後、整髪剤組成物が塗布され、乾燥された毛束を、手で曲げてくせ付けし、くせ付けの度合いを観察し、下記の基準で評価した。
<評価基準>
◎(優れる):非常に強くくせ付けすることができる。
○(良好):強くくせ付けすることができる。
△(使用可能):十分にくせ付けができる。
×(不良):くせ付けすることができない、又は、くせ付けができるが弱い。
(4)経時安定性
実施例および比較例で得られた各整髪剤組成物約100gを、ガラス容器(容量120ml、マヨネーズ瓶)に入れ、50℃の恒温槽中で30日間保管した。保管後に、各整髪剤組成物の状態を観察し、澱が生じないものを良好(○)、澱が生じたものを不良(×)と評価した。
(5)垂れ落ちの有無(取扱い性)
上記「(1)のびなじみ」の評価において、各整髪剤組成物を掌上でのばす際の垂れ落ちの有無を評価した。その結果、実施例の各整髪剤組成物は垂れ落ちにくく、取扱い性に優れていた。一方、比較例3の整髪剤組成物は垂れ落ちやすく、取扱い性に劣っていた。
(6)立ち上げ力
実施例2、3、6、22〜28について、髪を立ち上げる特性(立ち上げ力)の評価を行った。
上記「(1)のびなじみ」の評価後、整髪剤組成物を塗布したウィッグの毛髪を根元から垂直に立ち上げるように整髪し、毛髪が立ち上がるか否かを下記の基準で評価した。
<評価基準>
◎(優れる):ほぼ垂直に立ち上がった。
○(良好):◎(優れる)と×(不良)の中間程度の立ち上がりであった。
×(不良):毛髪がほとんど立ち上がらなかった。
その結果、実施例2、3、23、26、27は◎;実施例6、28は○;実施例22、24、25は×であった。
Figure 2016216403
Figure 2016216403
Figure 2016216403
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本発明の整髪剤組成物の処方例を以下に示す。
(処方例1:グリース状整髪剤組成物)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.О.):15.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.О.):3.0質量%
カルボマー:0.6質量%
(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー:0.5質量%
トリエタノールアミン:1.2質量%
ポリビニルピロリドン:5.0質量%
ジグリセリン:20.0質量%
パンテノール:5.0質量%
香料:0.1質量%
無水エタノール:5.0質量%
フェノキシエタノール :0.5質量%
無水亜硫酸ナトリウム:0.05質量%
精製水:残部
合計:100質量%
(処方例2:グリース状整髪剤組成物)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.О.):6.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.О.):2.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100E.О.):1.0質量%
カルボマー:0.7質量%
(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー:0.6質量%
トリエタノールアミン:1.5質量%
(ビニルピロリドン/VA)コポリマー:3.0質量%
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー:1.5質量%
ジグリセリン:15.0質量%
ポリグリセリン:10.0質量%
パンテノール:3.0質量%
香料:0.1質量%
無水エタノール:5.0質量%
フェノキシエタノール :0.5質量%
無水亜硫酸ナトリウム:0.05質量%
エデト酸二ナトリウム:0.02質量%
精製水:残部
合計:100質量%
(処方例3:グリース状整髪剤組成物)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.О.):20.0質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル:2.0質量%
カルボマー:0.5質量%
(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー:0.3質量%
トリエタノールアミン:1.5質量%
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー:1.5質量%
ジグリセリン:20.0質量%
パンテノール:3.0質量%
香料:0.1質量%
無水エタノール:5.0質量%
フェノキシエタノール :0.5質量%
無水亜硫酸ナトリウム:0.05質量%
エデト酸二ナトリウム:0.01質量%
精製水:残部
合計:100質量%
(処方例4:グリース状整髪剤組成物)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.О.):30.0質量%
カルボマー:0.3質量%
(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー:0.3質量%
トリエタノールアミン:1.0質量%
(ビニルピロリドン/VA)コポリマー:1.0質量%
ジグリセリン:10.0質量%
グリセリン:10.0質量%
パンテノール:3.0質量%
香料:0.1質量%
無水エタノール:5.0質量%
フェノキシエタノール :0.5質量%
無水亜硫酸ナトリウム:0.05質量%
エデト酸二ナトリウム:0.02質量%
精製水:残部
合計:100質量%
(処方例5:グリース状整髪剤組成物)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.О.):10.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.О.):3.0質量%
カルボマー:0.6質量%
(アクリル酸アルキル/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー:0.5質量%
トリエタノールアミン:1.0質量%
(ビニルピロリドン/VA)コポリマー:1.0質量%
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー:1.0質量%
ジグリセリン:15.0質量%
ジプロピレングリコール:5.0質量%
パンテノール:2.0質量%
香料:0.1質量%
無水エタノール:5.0質量%
フェノキシエタノール :0.5質量%
無水亜硫酸ナトリウム:0.01質量%
エデト酸二ナトリウム:0.01質量%
精製水:残部
合計:100質量%

Claims (8)

  1. 下記成分(A)と、下記成分(B)と、下記成分(C)と、下記成分(D)とを含み、
    前記成分(B)の含有量が5.0〜40.0質量%、前記成分(C)の含有量が0.1〜1.0質量%であり、前記成分(D)の含有量が0.1〜1.5質量%であることを特徴とする整髪剤組成物。
    成分(A):水
    成分(B):ノニオン界面活性剤
    成分(C):カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー
    成分(D):(メタ)アクリル酸及び/又は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルとを用いて得られるポリマー
  2. さらに、下記成分(E)を含む請求項1に記載の整髪剤組成物。
    成分(E):皮膜形成ポリマー
  3. 前記成分(E)の含有量が0.1〜6.0質量%である請求項2に記載の整髪剤組成物。
  4. さらに、下記成分(F)を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
    成分(F):ジグリセリン、ポリグリセリン、及びジプロピレングリコールからなる群より選ばれた多価アルコール
  5. 前記成分(F)の含有量が5.0〜35.0質量%である請求項4に記載の整髪剤組成物。
  6. 前記成分(D)が、(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー、及び(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマーからなる群より選ばれたポリマーである請求項1〜5のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
  7. 前記成分(B)が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である請求項1〜6のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
  8. 前記成分(B)は、下記成分(B1)と下記成分(B2)とを含み、
    前記成分(B)100質量%中の、前記成分(B1)の含有量と前記成分(B2)の含有量の合計量が95質量%以上であり、
    前記成分(B1)と前記成分(B2)の合計量に対する前記成分(B1)の質量割合[(B1)/{(B1)+(B2)}]が、0.5〜0.95である請求項1〜7のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
    成分(B1):オキシエチレンの平均付加モル数20以上、50未満のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
    成分(B2):オキシエチレンの平均付加モル数50以上、150以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
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