JP2016211615A - ウォーム減速機およびステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】案内部材の保持孔への保持力の低下を抑制するウォーム減速機を提供する。
【解決手段】ウォーム減速機15において、ウォームシャフト18の第2端部18bを支持する第2軸受34と、案内部材50とが、ハウジング17の保持孔44に収容される。付勢部材60が、ウォームシャフト18の第2端部18bをウォームホイールに近づく方向(第2方向Y2)へ付勢する。案内部材50は、ハウジング17の保持孔44に弾性嵌合され、第2軸受34を介して第2端部18bの移動を案内する。案内部材50にスリット53が形成されている。保持孔44に弾性嵌合されたときの案内部材50の応力が緩和される。
【選択図】図4
【解決手段】ウォーム減速機15において、ウォームシャフト18の第2端部18bを支持する第2軸受34と、案内部材50とが、ハウジング17の保持孔44に収容される。付勢部材60が、ウォームシャフト18の第2端部18bをウォームホイールに近づく方向(第2方向Y2)へ付勢する。案内部材50は、ハウジング17の保持孔44に弾性嵌合され、第2軸受34を介して第2端部18bの移動を案内する。案内部材50にスリット53が形成されている。保持孔44に弾性嵌合されたときの案内部材50の応力が緩和される。
【選択図】図4
Description
本発明はウォーム減速機およびステアリング装置に関する。
電動モータの回転出力をステアリングシャフトに伝達する電動パワーステアリング装置のウォーム減速機では、電動モータに駆動連結されるウォームシャフトと、ステアリングシャフトに連結されるウォームホイールとが噛み合わされている。
前記ウォームシャフトと前記ウォームホイールとの間に発生するバックラッシを抑制するために、ウォームシャフトの端部を支持する軸受を付勢部材によってウォームホイール側に付勢する構造が種々提案されている(例えば特許文献1を参照)。
前記ウォームシャフトと前記ウォームホイールとの間に発生するバックラッシを抑制するために、ウォームシャフトの端部を支持する軸受を付勢部材によってウォームホイール側に付勢する構造が種々提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1では、ハウジングの嵌合孔に圧入嵌合されて前記軸受の周囲に配置された円筒形の案内部材によって、ウォームシャフトの端部の移動を案内する。案内部材は、合成樹脂等の材料により形成されている。
圧入嵌合により案内部材には、比較的高い応力が負荷されている。この状態で、案内部材を長期に使用すると、案内部材がクリープを生じて、塑性変形する。このため、案内部材の嵌合孔への保持力が低下することが懸念される。
そこで、本発明は、案内部材の保持孔への保持力の低下を抑制するウォーム減速機およびステアリング装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、案内部材の保持孔への保持力の低下を抑制するウォーム減速機およびステアリング装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、保持孔(44)が形成されたハウジング(17;17P;17R)と、電動モータ(14)に連結される第1端部(18a)および前記第1端部の反対側に位置する第2端部(18b)を含み、前記ハウジングに収容されたウォームシャフト(18)と、前記ウォームシャフトと噛み合うウォームホイール(19)と、前記ハウジングに保持され前記第1端部を回転可能に支持する第1軸受(33)と、前記第2端部を回転可能に支持する第2軸受(34)と、前記第2端部を直接または間接的に前記ウォームホイールに近づく方向に付勢する付勢部材(60;60Q)と、スリット(53;53S;53T)を有して前記ハウジングの前記保持孔に弾性嵌合され、前記第2端部の移動を直接または間接的に案内する案内部材(50;50P;50Q;50R;50S;50T)と、を備えたウォーム減速機(15;15P;15Q;15R)を提供する。
請求項2のように、前記案内部材は、互いの間に前記スリットを形成する一対の周方向端部(52)を有して前記保持孔に弾性嵌合されたC字形の嵌合部(51)を含んでいてもよい。
請求項3のように、前記案内部材は、樹脂により形成されていてもよい。
請求項4のように、前記案内部材と、前記ハウジングまたは前記ハウジングに保持された部材との一方に設けられた凸部(58)と他方に設けられた凹部(73)との係合により、前記保持孔の周方向への前記案内部材の回転が規制されていてもよい。
請求項3のように、前記案内部材は、樹脂により形成されていてもよい。
請求項4のように、前記案内部材と、前記ハウジングまたは前記ハウジングに保持された部材との一方に設けられた凸部(58)と他方に設けられた凹部(73)との係合により、前記保持孔の周方向への前記案内部材の回転が規制されていてもよい。
請求項5のように、前記案内部材は、前記第2端部の、前記ウォームホイールから離れる方向への移動量を規制するストッパ部(57)を含んでいてもよい。
請求項6のように、前記ハウジングまたは前記ハウジングによって保持された部材に設けられ、前記案内部材を前記ウォームシャフトの軸方向に位置決めする位置決め部(46)を備えていてもよい。
請求項6のように、前記ハウジングまたは前記ハウジングによって保持された部材に設けられ、前記案内部材を前記ウォームシャフトの軸方向に位置決めする位置決め部(46)を備えていてもよい。
請求項7のように、前記第2端部および前記第2軸受の少なくとも一方の軸方向外方に配置される受け座を形成し、前記第2軸受の外輪と一体に設けられた受け座形成部材を備え、前記付勢部材は、前記第2端部および前記第2軸受の少なくとも一方の軸方向に隣接し、且つ、前記ハウジングと前記受け座との間に配置されて、前記受け座形成部材および前記第2軸受を介して前記第2端部を前記ウォームホイールに近づく方向に付勢するよう構成されていてもよい。
請求項8の発明は、前記ウォーム減速機を介して電動モータの動力をステアリングシャフト(6)に伝達するステアリング装置(1)を提供する。
請求項1の発明では、案内部材にスリットが形成されているため、案内部材が保持孔に弾性嵌合されたときの案内部材の応力が緩和される。このため、長期に案内部材のクリープの発生が抑制されて、案内部材の保持孔への保持力の低下を抑制することができる。
請求項2の発明では、C字形の嵌合部は、弾性変形時の応力が低い。このため、案内部材のクリープの発生が一層抑制される。
請求項2の発明では、C字形の嵌合部は、弾性変形時の応力が低い。このため、案内部材のクリープの発生が一層抑制される。
請求項3の発明では、樹脂により形成された案内部材と他部材との接触による打音の発生が抑制される。
請求項4の発明では、案内部材とハウジング等との凹凸係合により案内部材の回転が規制される。このため、案内部材の回転方向のガタつきに起因する案内部材の摩耗発生が抑制される。
請求項4の発明では、案内部材とハウジング等との凹凸係合により案内部材の回転が規制される。このため、案内部材の回転方向のガタつきに起因する案内部材の摩耗発生が抑制される。
請求項5の発明では、案内部材のストッパ部によって、ウォームホイールから離れる方向への、第2端部の移動量が規制される。このため、付勢部材の劣化が抑制される。
請求項6の発明では、ハウジング等の位置決め部によって、案内部材が、ウォームシャフトの軸方向に位置決めされる。このため、案内部材の軸方向のガタつきに起因する案内部材の摩耗発生が抑制される。
請求項6の発明では、ハウジング等の位置決め部によって、案内部材が、ウォームシャフトの軸方向に位置決めされる。このため、案内部材の軸方向のガタつきに起因する案内部材の摩耗発生が抑制される。
請求項7の発明では、付勢部材が、ウォームシャフトの第2端部および第2軸受の少なくとも一方の軸方向に隣接し、かつ、第2軸受の外輪に設けられた部材に形成された受け座をウォームホイール側へ付勢する。このため、ロストルクを抑制しつつ、車両等への搭載性を向上させることができる。
請求項8の発明では、案内部材の保持力の低下を抑制して、耐久性に優れたステアリング装置を実現することができる。
請求項8の発明では、案内部材の保持力の低下を抑制して、耐久性に優れたステアリング装置を実現することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1を用いて、本発明の第1実施形態のウォーム減速機を含む電動パワーステアリング装置の概要について説明する。図1は、本発明の第1実施形態のウォーム減速機を含む電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
(第1実施形態)
図1を用いて、本発明の第1実施形態のウォーム減速機を含む電動パワーステアリング装置の概要について説明する。図1は、本発明の第1実施形態のウォーム減速機を含む電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
電動パワーステアリング装置1は、操舵機構4および転蛇機構Aを備え、運転者のステアリングホイール2(操舵部材)の操作に基づき、転舵輪3を転舵させる。操舵機構4は、運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構5を備えている。
操舵機構4は、入力シャフト7a、出力シャフト7b、インターミディエイトシャフト9、および、ピニオンシャフト11を有している。入力シャフト7aは、ステアリングホイール2(操舵部材)に連結されている。出力シャフト7bは、トーションバー7cを介して、入力シャフト7aに連結されている。インターミディエイトシャフト9は、自在継手8を介して、ピニオン11aを有するピニオンシャフト11に連結されている。
操舵機構4は、入力シャフト7a、出力シャフト7b、インターミディエイトシャフト9、および、ピニオンシャフト11を有している。入力シャフト7aは、ステアリングホイール2(操舵部材)に連結されている。出力シャフト7bは、トーションバー7cを介して、入力シャフト7aに連結されている。インターミディエイトシャフト9は、自在継手8を介して、ピニオン11aを有するピニオンシャフト11に連結されている。
転蛇機構Aは、ラックシャフト12およびタイロッド13を有している。ラックシャフト12は、ピニオン11aに噛み合ったラック12aを有している。タイロッド13は、一端がラックシャフト12に連結されて、他端が転蛇輪3に連結されている。
運転者のステアリングホイール2の操作に応じて、ステアリングホイール2が回転すると、入力シャフト7a、出力シャフト7bおよびインターミディエイトシャフト9を介して、ピニオンシャフト11が回転する。ピニオンシャフト11の回転は、転舵機構Aにより、ラックシャフト12の軸方向の往復運動に変換される。ラックシャフト12の軸方向の往復運動により、転舵輪3の転舵角が変化する。
運転者のステアリングホイール2の操作に応じて、ステアリングホイール2が回転すると、入力シャフト7a、出力シャフト7bおよびインターミディエイトシャフト9を介して、ピニオンシャフト11が回転する。ピニオンシャフト11の回転は、転舵機構Aにより、ラックシャフト12の軸方向の往復運動に変換される。ラックシャフト12の軸方向の往復運動により、転舵輪3の転舵角が変化する。
アシスト機構5は、トルクセンサ21、ECU(Electronic Control Unit) 16、電動モータ14、および、ウォーム減速機15を有している。
トルクセンサ21は、入力シャフト7aと出力シャフト7bとの間の捩れ量を検出する。ECU16は、トルクセンサ21により検出された捩れ量から得られる操舵トルクおよび図示しない車速センサにより検出された車速に基づいて、アシストトルクを決定する。電動モータ14は、ECU16により駆動制御される。ウォーム減速機15は、電動モータ14の回転力を出力シャフト7bに伝達する。その結果、アシストトルクが出力シャフト7bに付与されて、運転者のステアリング操作が補助される。
トルクセンサ21は、入力シャフト7aと出力シャフト7bとの間の捩れ量を検出する。ECU16は、トルクセンサ21により検出された捩れ量から得られる操舵トルクおよび図示しない車速センサにより検出された車速に基づいて、アシストトルクを決定する。電動モータ14は、ECU16により駆動制御される。ウォーム減速機15は、電動モータ14の回転力を出力シャフト7bに伝達する。その結果、アシストトルクが出力シャフト7bに付与されて、運転者のステアリング操作が補助される。
図2を用いて、本発明の第1実施形態のウォーム減速機について説明する。図2は、本発明の第1実施形態のウォーム減速機の要部の断面図である。
ウォーム減速機15は、図2に示すように、ハウジング17、ウォームシャフト18、第1軸受33、第2軸受34、ウォームホイール19、および、付勢部を有している。ウォームシャフト18、第1軸受33、第2軸受34、ウォームホイール19および付勢部は、ハウジング17内に収容されている。
ウォーム減速機15は、図2に示すように、ハウジング17、ウォームシャフト18、第1軸受33、第2軸受34、ウォームホイール19、および、付勢部を有している。ウォームシャフト18、第1軸受33、第2軸受34、ウォームホイール19および付勢部は、ハウジング17内に収容されている。
ウォームシャフト18は、軸方向に離隔する第1端部18aおよび第2端部18bと、第1端部18aおよび第2端部18b間の中間部の歯部18cとを有している。ウォームシャフト18は、ハウジング17の収容部17aに収容されている。ウォームシャフト18は、電動モータ14の出力軸14aと同軸上に配置されている。ウォームシャフト18の第1端部18aは、電動モータ14の出力軸14aの端部と軸方向Xに対向している。ウォームシャフト18の第1端部18aと電動モータ14の出力軸14aの端部とは、動力伝達継手20を介して、トルク伝達可能に連結されている。
動力伝達継手20は、第1回転要素23、第2回転要素24および中間要素25を有している。第1回転要素23は、ウォームシャフト18の第1端部18aに一体回転可能に固定されている。第2回転要素24は、電動モータ14の出力軸14aの端部に一体回転可能に固定されている。
第1回転要素23は、第2回転要素24に向けて軸方向Yに突出する複数の係合突起29を有している。複数の係合突起29は、回転方向Z(周方向に相当)に互いに回転方向Zに間隔を空けて配置されている。第2回転要素24は、第1回転要素23に向けて軸方向Xに突出する複数の係合突起30を有している。複数の係合突起30は、回転方向Z(周方向に相当)に互いに回転方向Zに間隔を空けて配置されている。第1回転要素23の係合突起29と第2回転要素24の係合突起30とは、互いに回転方向Zに間隔を空けて交互に配置されている。
第1回転要素23は、第2回転要素24に向けて軸方向Yに突出する複数の係合突起29を有している。複数の係合突起29は、回転方向Z(周方向に相当)に互いに回転方向Zに間隔を空けて配置されている。第2回転要素24は、第1回転要素23に向けて軸方向Xに突出する複数の係合突起30を有している。複数の係合突起30は、回転方向Z(周方向に相当)に互いに回転方向Zに間隔を空けて配置されている。第1回転要素23の係合突起29と第2回転要素24の係合突起30とは、互いに回転方向Zに間隔を空けて交互に配置されている。
中間要素25は、径方向外方に放射状に延びる複数の係合突起32を備えている。複数の係合突起32のそれぞれは、回転方向Zにおける第1回転要素23の係合突起29と第2回転要素24の係合突起30との間に配置されている。そのため、電動モータ14の出力軸14aのトルクは、第2回転要素24、中間要素25および第1回転要素23を介して、ウォームシャフト18に伝達される。加えて、中間要素25は、弾性部材により構成されている。そのため、第1回転要素23は、第2回転要素24に対して、揺動可能に構成されている。すなわち、ウォームシャフト18は、電動モータ14の出力軸14aに揺動可能に連結されている。
ウォームホイール19は、芯金部19aおよび歯部19bを有している。芯金部19aは、例えば金属材料からなり、環状に形成されている。
芯金部19aは、出力シャフト7bの外周に嵌合されて、出力シャフト7bと一体回転する。歯部19bは、例えば樹脂材料からなり、環状に形成されている。なお、本発明は、電動モータ14のトルクをピニオンシャフト11の上流の出力シャフト7bに付与する、本実施形態のコラムアシストタイプに限られない。例えば、電動モータ14のトルクをピニオンシャフト11に付与するピニオンアシストタイプであっても良く、この場合には、ウォームホイール19は、ピニオンシャフト11に固定される。
芯金部19aは、出力シャフト7bの外周に嵌合されて、出力シャフト7bと一体回転する。歯部19bは、例えば樹脂材料からなり、環状に形成されている。なお、本発明は、電動モータ14のトルクをピニオンシャフト11の上流の出力シャフト7bに付与する、本実施形態のコラムアシストタイプに限られない。例えば、電動モータ14のトルクをピニオンシャフト11に付与するピニオンアシストタイプであっても良く、この場合には、ウォームホイール19は、ピニオンシャフト11に固定される。
歯部19bは、芯金部19aの外周に嵌合されて、芯金部19aと一体回転する。歯部19bの外周面には、ウォームシャフト18の歯部18cの歯と噛み合う歯19cが形成されている。
第1軸受33は、例えばころがり軸受により構成されている。第1軸受33は、内輪35、外輪37および複数の転動体を有している。内輪35は、ウォームシャフト18の第1端部18aの外周に嵌合されて、ウォームシャフト18と一体回転する。外輪37は、ハウジング17に設けられた軸受孔36に嵌合されている。外輪37は、軸受孔36の端部の位置決め段部38と軸受孔36に螺合された止定部材39との間で軸方向に挟持されている。第1軸受33は、内部隙間を有している。
第1軸受33は、例えばころがり軸受により構成されている。第1軸受33は、内輪35、外輪37および複数の転動体を有している。内輪35は、ウォームシャフト18の第1端部18aの外周に嵌合されて、ウォームシャフト18と一体回転する。外輪37は、ハウジング17に設けられた軸受孔36に嵌合されている。外輪37は、軸受孔36の端部の位置決め段部38と軸受孔36に螺合された止定部材39との間で軸方向に挟持されている。第1軸受33は、内部隙間を有している。
本実施形態では、動力伝達継手20の中間要素25が弾性部材により構成され、かつ、複数の転動体と内輪35および外輪37との間には、僅かな隙間が設定されている。そのため、ウォームシャフト18は、第1軸受33の中心Bを支点として、ハウジング17に対して揺動可能に支持されている。
第2軸受34は、例えばころがり軸受により構成されている。第2軸受34は、内輪40、外輪43および複数の転動体を有している。第2軸受34は、ハウジング17の保持孔44に収容されている。内輪40は、ウォームシャフト18の第2端部18bに嵌合されて、ウォームシャフト18と一体回転する。内輪40の一方の端面は、ウォームシャフト18の第2端部18bに形成された位置決め段部42に当接している。
第2軸受34は、例えばころがり軸受により構成されている。第2軸受34は、内輪40、外輪43および複数の転動体を有している。第2軸受34は、ハウジング17の保持孔44に収容されている。内輪40は、ウォームシャフト18の第2端部18bに嵌合されて、ウォームシャフト18と一体回転する。内輪40の一方の端面は、ウォームシャフト18の第2端部18bに形成された位置決め段部42に当接している。
図2ないし図4を用いて、本発明の第1実施形態のウォーム減速機の付勢部を詳細に説明する。図3は、第1実施形態のウォーム減速機の要部の分解斜視図である。図4は、図2のIV−IV断面図である。
図2に示すように、第1実施形態の付勢部は、案内部材50と、付勢部材60とを備えている。案内部材50は、第2軸受34の周囲に配置されている。案内部材50は、第2軸受34を介してウォームシャフト18の第2端部18bの移動を案内する。
図2に示すように、第1実施形態の付勢部は、案内部材50と、付勢部材60とを備えている。案内部材50は、第2軸受34の周囲に配置されている。案内部材50は、第2軸受34を介してウォームシャフト18の第2端部18bの移動を案内する。
付勢部材60は、例えば圧縮コイルばね等のばね部材により形成されている。付勢部材60は、ウォームシャフト18がウォームホイール19に近づくように、第1軸受33の中心Bを支点として、ハウジング17に対して、第2軸受34を介してウォームシャフト18の第2端部18bをウォームホイール19側に付勢する。
ハウジング17には、収容部17aに連通する軸方向Xの貫通孔からなる保持孔44が形成されている。案内部材50および第2軸受34は、保持孔44に収容されている。
ハウジング17には、収容部17aに連通する軸方向Xの貫通孔からなる保持孔44が形成されている。案内部材50および第2軸受34は、保持孔44に収容されている。
図3に示すように、案内部材50および第2軸受34は、保持孔44の開口を通してハウジング17内に組み込まれる。図2に示すように、保持孔44の開口は、蓋部材70によって閉塞されている。蓋部材70は、保持孔44に圧入固定されている。
図2および図3に示すように、蓋部材70は、本体71と、フランジ72とを含む。本体71は、例えば円柱状に形成され、保持孔44に圧入されている。フランジ72は、本体71の一端から径方向外方へ突出している。フランジ72が、保持孔44の開口縁部を覆う。
図2および図3に示すように、蓋部材70は、本体71と、フランジ72とを含む。本体71は、例えば円柱状に形成され、保持孔44に圧入されている。フランジ72は、本体71の一端から径方向外方へ突出している。フランジ72が、保持孔44の開口縁部を覆う。
第2軸受34の周囲に配置された案内部材50は、ハウジング17の保持孔44に弾性嵌合されている。案内部材50は、例えばポリアミド等の樹脂材料により形成されている。
具体的には、図3および図4に示すように、案内部材50は、保持孔44に嵌合されたC字形の嵌合部51を含む。嵌合部51は、外面51aと内面51bとを有している。嵌合部51は、第1端面51cと、第1端面51cの反対側(ウォームシャフト18の軸方向外方X2)に位置する第2端面51dとを有している。
具体的には、図3および図4に示すように、案内部材50は、保持孔44に嵌合されたC字形の嵌合部51を含む。嵌合部51は、外面51aと内面51bとを有している。嵌合部51は、第1端面51cと、第1端面51cの反対側(ウォームシャフト18の軸方向外方X2)に位置する第2端面51dとを有している。
C字形の嵌合部51は、一対の周方向端部52,52を含む。一対の周方向端部52,52の間に、スリット53が形成されている。
C字形の嵌合部51は、スリット53の幅W(一対の周方向端部52間の間隔)を狭めることにより、弾性的に縮径可能である。自由状態の嵌合部51の外径は、保持孔44の内径よりも大きくされている。このため、嵌合部51は、弾性的に縮径された状態で、保持孔44に嵌合されている。
C字形の嵌合部51は、スリット53の幅W(一対の周方向端部52間の間隔)を狭めることにより、弾性的に縮径可能である。自由状態の嵌合部51の外径は、保持孔44の内径よりも大きくされている。このため、嵌合部51は、弾性的に縮径された状態で、保持孔44に嵌合されている。
嵌合部51は、弾性反発力による拡径方向の押圧力を保持孔44の内周に与える。嵌合部51は、保持孔44の内周から前記押圧力の反力を受けている。嵌合部51は、自身の押圧力に対する反力によって自身を保持孔44に保持する保持力を得ている。前記保持力は、嵌合部51の外面51aと保持孔44の内周との接触荷重に相当する。
スリット53の幅Wを変化させることにより、案内部材50の嵌合部51が保持孔44に弾性嵌合するときの応力が緩和される。また、スリット53の幅Wを変化させることにより、温度変化による案内部材50の膨張や収縮等の変化が吸収される。
スリット53の幅Wを変化させることにより、案内部材50の嵌合部51が保持孔44に弾性嵌合するときの応力が緩和される。また、スリット53の幅Wを変化させることにより、温度変化による案内部材50の膨張や収縮等の変化が吸収される。
嵌合部51の内面51bが、第2軸受34を案内する案内空間としての案内孔54を形成している。案内孔54は、ウォームシャフト18の第2端部18bが第1方向Y1および第2方向Y2に移動できるように、第2軸受34を保持すべく、偏倚孔に形成されている。案内孔54は、スリット53を介して第2方向Y2側へ開放されている。
図2に示すように、第1方向Y1は、ウォームシャフト18とウォームホイール19との芯間距離D1(ウォームシャフト18の中心軸C1とウォームホイール19の中心軸C2との距離に相当)が増加する方向である。第2方向Y2は、ウォームシャフト18とウォームホイール19との芯間距離D1が減少する方向である。第2方向Y2が、付勢部材60の付勢方向に相当する。第1方向Y1が、付勢部材60の付勢方向の反対方向に相当する。
図2に示すように、第1方向Y1は、ウォームシャフト18とウォームホイール19との芯間距離D1(ウォームシャフト18の中心軸C1とウォームホイール19の中心軸C2との距離に相当)が増加する方向である。第2方向Y2は、ウォームシャフト18とウォームホイール19との芯間距離D1が減少する方向である。第2方向Y2が、付勢部材60の付勢方向に相当する。第1方向Y1が、付勢部材60の付勢方向の反対方向に相当する。
図3および図4に示すように、嵌合部51は、第1方向Y1側に配置された第1方向側端部51eを有している。第1方向側端部51eは、スリット53に対して嵌合部51の径方向に対向している。第1方向側端部51eには、外面51aおよび内面51bを貫通する挿通孔55が形成されている。挿通孔55には、付勢部材60の一部が挿通されて保持されている。
案内部材50は、一対の案内部56を含む。一対の案内部56は、嵌合部51の内面51b(案内孔54の内周に相当)に設けられている。一対の案内部56は、第1方向Y1および第2方向Y2と平行に延びる一対の平坦面により形成されている。
一対の案内部56は、第2軸受34の外輪43の外周に接触することにより、第1〜第3機能を有している。第1機能は、第2軸受34の第1方向Y1および第2方向Y2への移動を案内する機能である。第2機能は、第2軸受34の外輪43の回転を規制する機能である。第3機能は、第2軸受34の第1方向Y1および第2方向Y2に直交する方向への移動を規制する機能である。
一対の案内部56は、第2軸受34の外輪43の外周に接触することにより、第1〜第3機能を有している。第1機能は、第2軸受34の第1方向Y1および第2方向Y2への移動を案内する機能である。第2機能は、第2軸受34の外輪43の回転を規制する機能である。第3機能は、第2軸受34の第1方向Y1および第2方向Y2に直交する方向への移動を規制する機能である。
案内部材50の内面(嵌合部51の内面51b)においてウォームホイール19に近い部分(周方向端部52を含む部分)と第2軸受34の外輪43との間には、隙間S1が形成されている。隙間S1により、例えばウォームホイール19の歯部19bが磨耗した場合であっても、ウォームシャフト18は、常にウォームホイール19に向けて付勢される。
図4に示すように、案内部材50は、ウォームシャフト18の第2端部18bの、ウォームホイール19から離れる方向(第1方向Y1)への移動量を規制するストッパ部57を含む。ストッパ部57は、嵌合部51の第1方向側端部51eにおける内面51bに設けられている。通常時は、ストッパ部57と第2軸受34の外輪43との間には、第1方向Y1に関して隙間S2が設けられている。悪路走行時等に、ストッパ部57と外輪43との当接により、ウォームシャフト18の第2端部18bの第1方向Y1への過度な移動が規制される。
図2および図4に示すように、ハウジング17の保持孔44の内周には、第1方向Y1に窪む保持凹部45が形成されている。ハウジング17の保持凹部45と案内部材50の挿通孔55とが連通するように、保持孔44に対する案内部材50の周方向位置が位置決めされている。案内部材50の周方向の位置決めには、蓋部材70が寄与している。
すなわち、図2に示すように、案内部材50は、ハウジング17に圧入固定された蓋部材70に対して、凹凸係合している。図2および図3に示すように、案内部材50に設けられた凸部58が、蓋部材70に設けられた凹部73に係合している。凸部58と凹部73の係合により、案内部材50が保持孔44の周方向に位置決めされて、保持孔44の周方向への案内部材50の回転が規制されている。
すなわち、図2に示すように、案内部材50は、ハウジング17に圧入固定された蓋部材70に対して、凹凸係合している。図2および図3に示すように、案内部材50に設けられた凸部58が、蓋部材70に設けられた凹部73に係合している。凸部58と凹部73の係合により、案内部材50が保持孔44の周方向に位置決めされて、保持孔44の周方向への案内部材50の回転が規制されている。
案内部材50は、嵌合部51の内面51bから径方向内方へ延びる延設部59を有している。凸部58は、延設部59から蓋部材70側へ突出している。一方、蓋部材70の凹部73は、本体71においてフランジ72とは反対側の端面71aに設けられている。
図2および図4に示すように、付勢部材60は、ハウジング17の保持凹部45および案内部材50の挿通孔55に挿通されて保持されている。付勢部材60は、保持凹部45と第2軸受34の外輪43との間に、圧縮された状態で介在しており、第2軸受34を第2方向Y2に付勢している。保持凹部45の底が、付勢部材60の一端(第1方向Y1側の端部)を受ける受け座として機能する。保持凹部45の内壁面が、付勢部材60の一端のためのガイドとして機能する。
図2および図4に示すように、付勢部材60は、ハウジング17の保持凹部45および案内部材50の挿通孔55に挿通されて保持されている。付勢部材60は、保持凹部45と第2軸受34の外輪43との間に、圧縮された状態で介在しており、第2軸受34を第2方向Y2に付勢している。保持凹部45の底が、付勢部材60の一端(第1方向Y1側の端部)を受ける受け座として機能する。保持凹部45の内壁面が、付勢部材60の一端のためのガイドとして機能する。
図2に示すように、ハウジング17は、案内部材50をウォームシャフト18の軸方向Xに位置決めする位置決め部46を含む。位置決め部46は、保持孔44の内周に形成された例えば段部である。位置決め部46は、案内部材50の嵌合部51の第1端面51cと当接することにより、案内部材50を軸方向Xに位置決めする。
第1実施形態では、ウォームシャフト18の第2端部18bの移動を案内する案内部材50が、ハウジング17の保持孔44に弾性嵌合されている。案内部材50にスリット53が形成されているため、案内部材50が保持孔44に弾性嵌合されたときの案内部材50の応力が緩和される。このため、長期に、案内部材50のクリープの発生が抑制されて、案内部材50の保持孔44への保持力の低下が抑制される。
第1実施形態では、ウォームシャフト18の第2端部18bの移動を案内する案内部材50が、ハウジング17の保持孔44に弾性嵌合されている。案内部材50にスリット53が形成されているため、案内部材50が保持孔44に弾性嵌合されたときの案内部材50の応力が緩和される。このため、長期に、案内部材50のクリープの発生が抑制されて、案内部材50の保持孔44への保持力の低下が抑制される。
また、案内部材50が、自身の弾性反発力を用いて保持孔44への保持力を得ている。このため、別部材を用いて案内部材50を保持孔44に保持させる場合と比較して、部品点数の削減を通じて構造を簡素化することができる。
また、案内部材50が、保持孔44に弾性嵌合されるC字形の嵌合部51を有している。C字形の嵌合部51は、弾性変形時の応力が低い。このため、案内部材50のクリープの発生が一層抑制される。また、C字形の嵌合部51は、応力を高くせずとも弾性変形代を大きく確保することができる。このため、樹脂で形成された案内部材50の嵌合部51が温度変化によって収縮した場合であっても、保持孔44への保持力を確保することができる。
また、案内部材50が、保持孔44に弾性嵌合されるC字形の嵌合部51を有している。C字形の嵌合部51は、弾性変形時の応力が低い。このため、案内部材50のクリープの発生が一層抑制される。また、C字形の嵌合部51は、応力を高くせずとも弾性変形代を大きく確保することができる。このため、樹脂で形成された案内部材50の嵌合部51が温度変化によって収縮した場合であっても、保持孔44への保持力を確保することができる。
また、万一、高い温度条件下での長期の使用により、案内部材50に若干のクリープが発生したとしても、弾性変形代を大きくできるC字形の嵌合部51であれば、保持孔44への保持力の低下を抑制することができる。
また、案内部材50が、樹脂により形成されている。このため、案内部材50と他部材(例えば第2軸受34の外輪43等の金属部材)との接触による打音が抑制される。
また、案内部材50が、樹脂により形成されている。このため、案内部材50と他部材(例えば第2軸受34の外輪43等の金属部材)との接触による打音が抑制される。
また、ハウジング17に保持された蓋部材70の凹部73と案内部材50の凸部58との係合により、保持孔44の周方向への、案内部材50の回転が規制されている。このため、案内部材50の回転方向のガタつきに起因する案内部材50の摩耗発生が抑制される。特に、嵌合部51の外面51aの摩耗発生が抑制されることにより、案内部材50の保持孔44への保持力の低下を抑制することができる。
また、案内部材50のストッパ部57によって、ウォームホイール19から離れる方向(第1方向Y1)への、ウォームシャフト18の第2端部18bの移動量が規制される。具体的には、悪路走行時の振動等によりウォームシャフト18がウォームホイール19から跳ね上げられた場合に、ストッパ部57が、第2軸受34の外輪43と当接することにより、ウォームシャフト18の第2端部18bの第1方向Y1への過度な移動を規制する。これにより、付勢部材60の劣化やウォームホイール19の劣化が抑制される。
また、ハウジング17の保持孔44に設けられた位置決め部46によって、案内部材50が、ウォームシャフト18の軸方向Xに位置決めされる。このため、案内部材50の軸方向Xのガタつきに起因する案内部材50の摩耗発生が抑制される。特に、嵌合部51の外面51aの摩耗発生が抑制されることにより、案内部材50の保持孔44への保持力の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態のウォーム減速機の要部の断面図である。図5の第2実施形態のウォーム減速機15Pが、図2の第1実施形態のウォーム減速機15と主に異なるのは下記である。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態のウォーム減速機の要部の断面図である。図5の第2実施形態のウォーム減速機15Pが、図2の第1実施形態のウォーム減速機15と主に異なるのは下記である。
すなわち、ハウジング17Pが、保持孔44の一端を閉塞する端壁47を有している。このため、案内部材50および第2軸受34は、電動モータ14側から収容部17aを通して保持孔44内へ組み込まれる。
端壁47の内面47aには、凹部48が形成されている。端壁47の凹部48と案内部材50の凸部58との係合により、保持孔44の周方向への案内部材50の回転が規制されている。
端壁47の内面47aには、凹部48が形成されている。端壁47の凹部48と案内部材50の凸部58との係合により、保持孔44の周方向への案内部材50の回転が規制されている。
第2実施形態の構成要素において、第1実施形態の構成要素と同じ構成要素には、第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。第2実施形態においても、第1実施形態と同じ効果を奏することができる。また、蓋部材を廃止して部品点数を削減することができる。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態のウォーム減速機15Qの要部の断面図である。図7はウォーム減速機15Qの付勢部の分解斜視図である。図8は、図6のVIII−VIII断面図である。図9はウォーム減速機15QのサブアセンブリSAの概略正面図である。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態のウォーム減速機15Qの要部の断面図である。図7はウォーム減速機15Qの付勢部の分解斜視図である。図8は、図6のVIII−VIII断面図である。図9はウォーム減速機15QのサブアセンブリSAの概略正面図である。
図6、図7および図8の第3実施形態のウォーム減速機15Qが、図2、図3および図4の第1実施形態のウォーム減速機15と主に異なるのは、下記である。
図6に示すように、ウォーム減速機15Qは、第2軸受34の周囲に配置された軸受ホルダ80を備えている。ウォームシャフト18の第2端部18bと軸受ホルダ80と案内部材50Qとが、第1方向Y1および第2方向Y2へ一体移動する。
図6に示すように、ウォーム減速機15Qは、第2軸受34の周囲に配置された軸受ホルダ80を備えている。ウォームシャフト18の第2端部18bと軸受ホルダ80と案内部材50Qとが、第1方向Y1および第2方向Y2へ一体移動する。
図7および図8に示すように、軸受ホルダ80は、環状の本体部81と、受け座形成部材としての受け座形成部82とを含む。第2軸受34の外輪43が、軸受ホルダ80の本体部81の内周81bに圧入嵌合されている。本体部81の外周81aには、一対の被案内部83が設けられている。一対の被案内部83は、第1方向Y1および第2方向Y2に平行な平坦面に形成されている。
案内部材50Qの一対の案内部56は、軸受ホルダ80の一対の被案内部83と係合することにより、第1〜第3機能を果たす。第1機能は、軸受ホルダ80を介して第2軸受34の第1方向Y1および第2方向Y2への移動を案内する機能である。第2機能は、軸受ホルダ80を介して第2軸受34の外輪43の回転を規制する機能である。第3機能は、第2軸受34の第1方向Y1および第2方向Y2に直交する方向への移動を規制する機能である。
受け座形成部82は、付勢部材60Qの第1端部61を受ける受け座82aを形成している。受け座82aは、ウォームシャフト18の第2端部18bおよび第2軸受34の少なくとも一方の軸方向外方X2に配置されている。受け座形成部82を含む軸受ホルダ80は、第2軸受34の外輪43に組み付けられることにより、外輪43と一体に設けられる。
受け座82aには、例えば凸部からなるばねガイド等のガイド84が設けられている。凸部からなるガイド84は、付勢部材60Qの第1端部61に挿入される。ガイド84として、付勢部材60Qの第1端部61を収容する凹部が、受け座82aに設けられてもよい(図示せず)。
第3実施形態の案内部材50Qにおいては、第1実施形態の案内部材50において設けられた挿通孔55が廃止されている。図8に示すように、案内部材50Qは、C字形の嵌合部51の内面51bに、付勢部材60Qの第2端部62を受ける受け座51fを設けている。また、受け座51fには、例えば凸部からなるばねガイド等のガイド51gが設けられている。凸部からなるガイド51gは、付勢部材60Qの第2端部62に挿入される。ガイド51gとして、付勢部材60Qの第2端部62を収容する凹部が、受け座51fに設けられてもよい(図示せず)。
第3実施形態の案内部材50Qにおいては、第1実施形態の案内部材50において設けられた挿通孔55が廃止されている。図8に示すように、案内部材50Qは、C字形の嵌合部51の内面51bに、付勢部材60Qの第2端部62を受ける受け座51fを設けている。また、受け座51fには、例えば凸部からなるばねガイド等のガイド51gが設けられている。凸部からなるガイド51gは、付勢部材60Qの第2端部62に挿入される。ガイド51gとして、付勢部材60Qの第2端部62を収容する凹部が、受け座51fに設けられてもよい(図示せず)。
付勢部材60Qは、ウォームシャフト18の第2端部18bおよび第2軸受34の少なくとも一方の軸方向Xに隣接している。付勢部材60Qは、ハウジング17と受け座82aとの間に配置される。具体的には、ハウジング17の保持孔44に保持された案内部材50Qと受け座82aとの間に配置される。
付勢部材60Qは、ウォームシャフト18がウォームホイール19に近づくようにハウジング17(ハウジング17に保持された案内部材50Q)に対して、受け座形成部82および第2軸受34を介して、ウォームシャフト18の第2端部18bを付勢する。
付勢部材60Qは、ウォームシャフト18がウォームホイール19に近づくようにハウジング17(ハウジング17に保持された案内部材50Q)に対して、受け座形成部82および第2軸受34を介して、ウォームシャフト18の第2端部18bを付勢する。
案内部材50Qの内面(嵌合部51の内面51b)においてウォームホイール19に近い部分(周方向端部52を含む部分)と軸受ホルダ80の外面(本体部81の外周81a)との間には、隙間S3が形成されている。隙間S3により、例えばウォームホイール19の歯部19bが磨耗した場合であっても、ウォームシャフト18は、常にウォームホイール19に向けて付勢される。
軸受ホルダ80の外面(本体部81の外周81a)においてウォームホイール19から離れた部分と該部分に対向する案内部材50Qのストッパ部57との間には、隙間S4が形成されている。悪路走行時の振動等によりウォームシャフト18がウォームホイール19から跳ね上げられた場合に、ストッパ部57が、軸受ホルダ80の第1方向Y1への過度な移動を規制する。これにより、付勢部材60Qの劣化やウォームホイール19の劣化が抑制される。本実施形態では、案内部材50Pおよび軸受ホルダ80は、樹脂材料により構成されている。そのため、案内部材50の嵌合部51の内面51bと軸受ホルダ80との接触時の異音が抑制される。
図9に示すように、案内部材50Q、付勢部材60Q、軸受ホルダ80および第2軸受34が互いに組み付けられて、案内部材50Q、付勢部材60Q、軸受ホルダ80および第2軸受34を含むサブアセンブリSAが構成されている。ウォーム減速機15Qの組立時において、案内部材50Q、付勢部材60Q、軸受ホルダ80および第2軸受34は、サブアセンブリSAの状態で、ハウジング17の保持孔44の開口を通して保持孔44内に組み入れられる。そのため、ウォーム減速機15Qの組立性がよい。
サブアセンブリSAの組み込み時において、隙間S4に隙間量を規制するスペーサ治具(図示せず)を挿入した状態で、付勢部材60Qを撓ませながら、第2軸受34をウォームシャフト18の第2端部18bに対して芯合わせするようにしてもよい。組み込み後に前記スペーサ治具は、保持孔44の開口から取り外される。
なお、サブアセンブリSAは、第2軸受34を除いて、案内部材50Q、付勢部材60Qおよび軸受ホルダ80を含むように構成されていてもよい。
なお、サブアセンブリSAは、第2軸受34を除いて、案内部材50Q、付勢部材60Qおよび軸受ホルダ80を含むように構成されていてもよい。
第3実施形態では、第1実施形態と同じ効果を奏することができる。さらに、付勢部材60Qは、ウォームシャフト18の第2端部18bおよび第2軸受34の軸方向外方X2に配置されている。そのため、ウォーム減速機15がウォームシャフト18の径方向外方に大型化しにくく、車両等への搭載性が高い。
さらに、ウォームシャフト18の第2端部18bおよび第2軸受34の軸方向外方X2は、ウォームシャフト18の第2端部18bの径方向外方に比べて、付勢部材60Qを配置するスペースを確保しやすい。そのため、付勢部材60Qの種類、ばね長およびばね定数などの選択の自由度が大きい。
さらに、ウォームシャフト18の第2端部18bおよび第2軸受34の軸方向外方X2は、ウォームシャフト18の第2端部18bの径方向外方に比べて、付勢部材60Qを配置するスペースを確保しやすい。そのため、付勢部材60Qの種類、ばね長およびばね定数などの選択の自由度が大きい。
また、本実施形態では、付勢部材60Qは、受け座82a(軸受ホルダ80)および第2軸受34を介してウォームシャフト18の第2端部18bを付勢しており、ウォームシャフト18の第2端部18bを直接的に付勢していない。そのため、ロストルクが抑制される。
(第4実施形態)
図10は、本発明の第4実施形態のウォーム減速機の要部の断面図である。図10の第4実施形態のウォーム減速機15Rが、図6の第3実施形態のウォーム減速機15Rと主に異なるのは下記である。
(第4実施形態)
図10は、本発明の第4実施形態のウォーム減速機の要部の断面図である。図10の第4実施形態のウォーム減速機15Rが、図6の第3実施形態のウォーム減速機15Rと主に異なるのは下記である。
すなわち、ハウジング17Rが、保持孔44の一端を閉塞する端壁47を有している。このため、案内部材50Q、軸受ホルダ80および第2軸受34は、電動モータ14側から収容部17aを通して保持孔44内へ組み込まれる。
端壁47の内面47aには、凹部48が形成されている。端壁47の凹部48と案内部材50Qの凸部58との係合により、保持孔44の周方向への案内部材50Qの回転が規制されている。
端壁47の内面47aには、凹部48が形成されている。端壁47の凹部48と案内部材50Qの凸部58との係合により、保持孔44の周方向への案内部材50Qの回転が規制されている。
第4実施形態の構成要素において、第4実施形態の構成要素と同じ構成要素には、第3実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。第4実施形態においても、第3実施形態と同じ効果を奏することができる。また、蓋部材の廃止により部品点数を削減することができる。
(第5実施形態)
図11は本発明の第5実施形態に係る案内部材60Sの概略正面図である。第6実施形態の案内部材60Sが、図3の第1実施形態の案内部材50と異なるのは、下記である。すなわち、案内部材60Sの嵌合部51Sが、周方向にエンドレスの環状体に形成されている。また、案内部材60Sの応力を緩和するために、軸方向Xに延びる複数のスリット53Sが、嵌合部51Sの周方向に離隔して設けられている。
(第5実施形態)
図11は本発明の第5実施形態に係る案内部材60Sの概略正面図である。第6実施形態の案内部材60Sが、図3の第1実施形態の案内部材50と異なるのは、下記である。すなわち、案内部材60Sの嵌合部51Sが、周方向にエンドレスの環状体に形成されている。また、案内部材60Sの応力を緩和するために、軸方向Xに延びる複数のスリット53Sが、嵌合部51Sの周方向に離隔して設けられている。
複数のスリット53Sは、嵌合部51Sの第1端面51cおよび第2端面51dから互い違いに軸方向Xの逆向きに延びるように配列されている。嵌合部51Sにおいて、複数のスリット53Sが配列された部分は、ジグザグ状に連続している。
図11の第5実施形態の構成要素において、図3の第1実施形態の構成要素と同じ構成要素には、図3の第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。
図11の第5実施形態の構成要素において、図3の第1実施形態の構成要素と同じ構成要素には、図3の第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。
第5実施形態では、第1実施形態と同じく、案内部材50Sにスリット53Sが形成されているため、案内部材50Sが保持孔44に弾性嵌合されたときの案内部材50Sの応力が、緩和される。このため、長期に案内部材50Sのクリープの発生が抑制されて、案内部材50Sの保持孔44への保持力の低下を抑制することができる。
図示していないが、第5実施形態の案内部材50Sの構成を第1実施形態〜第4実施形態に適用してもよい。
(第6実施形態)
図12は本発明の第6実施形態に係る案内部材50Tの概略正面図である。第6実施形態の案内部材50Tが、図3の第1実施形態の案内部材50と異なるのは、下記である。すなわち、案内部材50Tの嵌合部51Tが、周方向にエンドレスの環状体に形成されている。また、案内部材50Tの応力を緩和するために、嵌合部51Tに、周方向に延びる複数のスリット53Tが形成されている。複数のスリット53Tは、嵌合部51Tの周方向に並べて配置されている。各スリット53Tは、環状体である嵌合部51Tを軸方向(図12において紙面と直交する方向)に貫通している。
図示していないが、第5実施形態の案内部材50Sの構成を第1実施形態〜第4実施形態に適用してもよい。
(第6実施形態)
図12は本発明の第6実施形態に係る案内部材50Tの概略正面図である。第6実施形態の案内部材50Tが、図3の第1実施形態の案内部材50と異なるのは、下記である。すなわち、案内部材50Tの嵌合部51Tが、周方向にエンドレスの環状体に形成されている。また、案内部材50Tの応力を緩和するために、嵌合部51Tに、周方向に延びる複数のスリット53Tが形成されている。複数のスリット53Tは、嵌合部51Tの周方向に並べて配置されている。各スリット53Tは、環状体である嵌合部51Tを軸方向(図12において紙面と直交する方向)に貫通している。
図12の第6実施形態の構成要素において、図3の第1実施形態の構成要素と同じ構成要素には、図3の第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。
第6実施形態では、第1実施形態と同じく、案内部材50Tにスリット53Tが形成されているため、案内部材50Tが保持孔44に弾性嵌合されたときの案内部材50Tの応力が、緩和される。このため、長期に案内部材50Tのクリープの発生が抑制されて、案内部材50Tの保持孔44への保持力の低下を抑制することができる。
第6実施形態では、第1実施形態と同じく、案内部材50Tにスリット53Tが形成されているため、案内部材50Tが保持孔44に弾性嵌合されたときの案内部材50Tの応力が、緩和される。このため、長期に案内部材50Tのクリープの発生が抑制されて、案内部材50Tの保持孔44への保持力の低下を抑制することができる。
図示していないが、第6実施形態の案内部材50Tの構成を第1実施形態〜第4実施形態に適用してもよい。
本発明は各前記実施形態に限定されるものではなく、電動パワーステアリング装置1が、電動モータ14の動力をピニオンシャフト11に付与する電動パワーステアリング装置であってもよい。
本発明は各前記実施形態に限定されるものではなく、電動パワーステアリング装置1が、電動モータ14の動力をピニオンシャフト11に付与する電動パワーステアリング装置であってもよい。
1…電動パワーステアリング装置、3…転舵輪、4…操舵機構、5…アシスト機構、6…ステアリングシャフト、7…コラムシャフト、11…ピニオンシャフト、14…電動モータ、15;15P;15Q;15R…ウォーム減速機、17;17P;17R…ハウジング、18…ウォームシャフト、18a…第1端部、18b…第2端部、19…ウォームホイール、22…動力伝達継手、33…第1軸受、34…第2軸受、40…内輪、43…外輪、44…保持孔、46…位置決め部、47…端壁、48…凹部、50;50P;50Q;50S;50T…案内部材、51;51S;51T…嵌合部、51a…外面、51b…内面、51c…第1端面、51e…第1方向側端部、51f…受け座、51g…ガイド、52…周方向端部、53;53S;53T…スリット、55…挿通孔、56…案内部、57…ストッパ部、58…凸部、60;60Q…付勢部材、70…蓋部材、71…本体、71a…端面、72…フランジ、73…凹部、80…軸受ホルダ、81…本体、82…受け部形成部(受け座形成部材)、82a…受け部、83…被案内部、84…ガイド、A…転舵機構、B…中心、C1,C2…中心軸、S1〜S4…隙間、SA…サブアセンブリ、X…軸方向、X2…軸方向外方、Y1…第1方向(芯間距離が増大する方向。付勢方向の反対方向)、Y2…第2方向(芯間距離が減少する方向。付勢方向)
Claims (8)
- 保持孔が形成されたハウジングと、
電動モータに連結される第1端部および前記第1端部の反対側に位置する第2端部を含み、前記ハウジングに収容されたウォームシャフトと、
前記ウォームシャフトと噛み合うウォームホイールと、
前記ハウジングに保持され前記第1端部を回転可能に支持する第1軸受と、
前記第2端部を回転可能に支持する第2軸受と、
前記第2端部を直接または間接的に前記ウォームホイールに近づく方向に付勢する付勢部材と、
スリットを有して前記ハウジングの前記保持孔に弾性嵌合され、前記第2端部の移動を直接または間接的に案内する案内部材と、を備えたウォーム減速機。 - 請求項1において、前記案内部材は、互いの間に前記スリットを形成する一対の周方向端部を有して前記保持孔に弾性嵌合されたC字形の嵌合部を含むウォーム減速機。
- 請求項1または2において、前記案内部材は、樹脂により形成されているウォーム減速機。
- 請求項1〜3の何れか一項において、前記案内部材と、前記ハウジングまたは前記ハウジングに保持された部材との一方に設けられた凸部と他方に設けられた凹部との係合により、前記保持孔の周方向への前記案内部材の回転が規制されているウォーム減速機。
- 請求項1〜4の何れか一項において、前記案内部材は、前記第2端部の、前記ウォームホイールから離れる方向への移動量を規制するストッパ部を含むウォーム減速機。
- 請求項1〜5の何れか一項において、前記ハウジングまたは前記ハウジングによって保持された部材に設けられ、前記案内部材を前記ウォームシャフトの軸方向に位置決めする位置決め部を備えるウォーム減速機。
- 請求項1〜6の何れか一項において、前記第2端部および前記第2軸受の少なくとも一方の軸方向外方に配置される受け座を形成し、前記第2軸受の外輪と一体に設けられた受け座形成部材を備え、
前記付勢部材は、前記第2端部および前記第2軸受の少なくとも一方の軸方向に隣接し、且つ、前記ハウジングと前記受け座との間に配置されて、前記受け座形成部材および前記第2軸受を介して前記第2端部を前記ウォームホイールに近づく方向に付勢するよう構成されているウォーム減速機。 - 請求項1〜7の何れか一項に記載のウォーム減速機を介して電動モータの動力をステアリングシャフトに伝達するステアリング装置。
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