JP2016209443A - 前傾姿勢サポート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができると共にフィット感を向上させることができる前傾姿勢サポート装置を得る。
【解決手段】前傾姿勢サポート装置10は、人体の腰軸に対応する第1軸及び人体の脚軸に対応する第2軸を各々備え、第2軸の各々の位置に第2プーリ30が設けられた左右一対のベース部12と、圧縮コイルスプリング18が格納される左右一対のスプリングホルダ部14と、を備えている。また、前傾姿勢サポート装置10は、第1軸回りに傾動され、人体の上体を支持する上体支持フレーム16と、第2プーリ30にガイドされ、上体支持フレーム16がベース部12に対して傾動されることで、圧縮コイルスプリング18を圧縮させて上体支持フレーム16に人体を引き起こす方向への付勢力を伝達する左右一対のワイヤと、ベース部12における第1軸と第2軸との間の部位を左右方向に繋ぐ腰部ベルト38と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、前傾姿勢サポート装置に関する。
下記特許文献1には、使用者の起き上がりを補助する装置が開示されている。この文献に記載された装置は、使用者の側方側に配置される部材2と、部材2に取付けられていると共に使用者の上体を支持する部材3と、使用者の大腿部に沿って配置されると共に内部に引張スプリング11が格納された部材4と、を備えている。そして、部材2及び部材3が部材4に対して傾動されて、引張スプリング11が引っ張られることによって、使用者の上体を引き起こす方向へのサポート力が生じるようになっている。
独国特許出願公開第102004008509(A1)号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載された構成では、大きな復元力(使用者の上体をサポートする力)を得ようとすると、引張スプリングの伸びを大きくする必要があり、引張スプリングを保持するホルダ(部材4)を長くする必要がある。
また、上記特許文献1に記載された構成では、引張スプリングを引張るワイヤ12の支点(ガイドローラ14)が腰軸(部材4に対する部材2及び部材3の傾動軸)より後側に位置している、すなわち、引張スプリングを引張るワイヤの支点(ガイドローラ)が人体の脚軸と離れた位置に位置している。そのため、使用者が前傾姿勢をとった際に、部材2及び部材3が使用者に対してずれて、当該装置のフィット感が悪化することが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、小型化を図ることができると共にフィット感を向上させることができる前傾姿勢サポート装置を得ることが目的である。
請求項1記載の前傾姿勢サポート装置は、人体の腰軸に対応する第1軸及び人体の脚軸に対応する第2軸を各々備え、前記第2軸の各々の位置にワイヤガイドが設けられた左右一対のベース部と、左側の前記ベース部における前記第1軸と前記第2軸との間の部位と右側の前記ベース部における前記第1軸と前記第2軸との間の部位とを繋ぎ、人体の腰部に装着される腰部ベルトと、人体の大腿部の側方側に配置され、かつ左右一対の前記ベース部における前記第2軸側にそれぞれ設けられ、圧縮コイルスプリングが格納される格納部を有する左右一対のスプリングホルダ部と、左右一対の前記ベース部に取付けられていると共に、人体が前傾することで左右一対の前記ベース部に対して前記第1軸回りに傾動され、人体の上体を支持する上体支持フレームと、前記圧縮コイルスプリングと前記上体支持フレームとの間に設けられていると共に前記ワイヤガイドにガイドされ、前記上体支持フレームが前記ベース部に対して傾動されることで、前記圧縮コイルスプリングを圧縮させて前記上体支持フレームに人体を引き起こす方向への付勢力を伝達する左右一対のワイヤと、を備えている。
請求項1記載の前傾姿勢サポート装置によれば、当該前傾姿勢サポート装置が人体(使用者)に装着された状態で、使用者の上体が前傾されると、上体支持フレームがベース部に対して第1軸回りに傾動される。また、上体支持フレームがベース部に対して傾動されると、ワイヤがスプリングホルダ部の格納部内に格納された圧縮コイルスプリングを圧縮変形させる。そして、当該圧縮コイルスプリングの付勢力がワイヤを介して上体支持フレームに伝達されることで、当該上体支持フレームに使用者の上体を引き起こす方向への付勢力が生じる。そして、この付勢力が上体支持フレームを介して使用者の上体に入力されることで、前傾姿勢をとっている使用者の上体がサポートされる。
ここで、本発明では、圧縮コイルスプリングが圧縮変形されることで、上体支持フレームに使用者の上体を引き起こす方向への付勢力が生じるように構成されている。そのため、スプリングが引張変形されることで、上体支持フレームに使用者の上体を引き起こす方向への付勢力が生じるように構成した場合に比して、スプリング(圧縮コイルスプリング)及び当該スプリングが配置される格納部が大型化することを抑制することができる。これにより、本発明では、前傾姿勢サポート装置の小型化を図ることができる。
また、本発明では、左側のベース部における第1軸と第2軸との間の部位と右側のベース部における第1軸と第2軸との間の部位とを繋ぐ腰部ベルトが使用者の腰部に装着される構成とされている。このように、人体の骨格を考慮した位置に腰部ベルトを設けることにより、前傾姿勢サポート装置を装着した使用者が前傾や歩行する際のフィット感を良好にすることができる。
請求項2記載の前傾姿勢サポート装置は、請求項1記載の前傾姿勢サポート装置において、左右一対の前記スプリングホルダ部が、前記ベース部に人体の左右方向に傾動可能に取付けられている。
請求項2記載の前傾姿勢サポート装置によれば、当該前傾姿勢サポート装置の使用者が脚を開くと、スプリングホルダ部が使用者の大腿部に追従してベース部に対して左右方向に傾動される。これにより、脚を開いた状態での前傾姿勢のサポート性を向上させることができる。
請求項3記載の前傾姿勢サポート装置は、請求項1又は請求項2記載の前傾姿勢サポート装置において、前記上体支持フレームには、人体の上体に装着される上体支持ベルトが取付けられており、前記上体支持ベルトの長さが調節されることで、人体の上体の前傾角度が調節される。
請求項3記載の前傾姿勢サポート装置によれば、上体支持ベルトの長さが短めに調節されることで、人体の上体の前傾角度が小さくなり、上体支持ベルトの長さが長めに調節されることで、人体の上体の前傾角度が大きくなる。
請求項1記載の前傾姿勢サポート装置は、小型化を図ることができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の前傾姿勢サポート装置は、脚を開いた状態での前傾姿勢のサポート性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の前傾姿勢サポート装置は、上体支持フレームのベース部に対する傾動角度を大きく設定しなくても、使用者の上体を所望の前傾角度で支持することができる、という優れた効果を有する。
前傾姿勢サポート装置を斜め前方側から見た斜視図である。 前傾姿勢サポート装置を示す正面図である。 前傾姿勢サポート装置を示す側面図である。 前傾姿勢サポート装置においてスプリングガイド部、圧縮コイルスプリング、第1ワイヤガイド及び第2ワイヤガイド等が設けられた部分を拡大して示す拡大斜視図である。 前傾姿勢サポート装置においてスプリングガイド部、圧縮コイルスプリング、第1ワイヤガイド及び第2ワイヤガイド等が設けられた部分を拡大して示す拡大側面図である。 前傾姿勢サポート装置が使用された状態を説明するための説明図である。
図1〜図6を用いて本発明の実施形態に係る前傾姿勢サポート装置について説明する。なお、前傾姿勢サポート装置を装着している状態でかつ直立した状態の使用者から見た前後方向前方側を矢印FRで示し、右側及び左側をそれぞれ矢印RH及び矢印LHで示し、上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、単に前後、左右、上下の方向を示す場合は、前傾姿勢サポート装置を装着している状態でかつ直立した状態の使用者から見た前後、左右、上下を示すものとする。
図1〜図3に示されるように、本実施形態の前傾姿勢サポート装置10は、人体の腰部の側方側に配置される左右一対のベース部12と、人体の大腿部の側方側に配置される左右一対のスプリングホルダ部14と、人体の上体を支持する上体支持フレーム16と、人体の前傾姿勢をサポートする荷重を発生させる圧縮コイルスプリング18と、圧縮コイルスプリング18の付勢力を上体支持フレームに伝達する左右一対のワイヤ20と、を備えている。
図1及び図4に示されるように、ベース部12は、板状に形成された外側プレート22及び内側プレート24と、を含んで構成されている。外側プレート22と内側プレート24とは、側面視で(右側又は左側から見て)ほぼ同一の形状に形成されている。また、外側プレート22と内側プレート24とは、複数の接続ピン26を介して接続されている。これにより、外側プレート22及び内側プレート24とは、左右方向に所定の間隔を空けてかつ互いに平行に配置されている。
また、外側プレート22と内側プレート24との間には、第1プーリ28及びワイヤガイドとしての第2プーリ30が回転可能に設けられている。図4に示されるように、第1プーリ28は、外側プレート22及び内側プレート24の上部に左右方向を回転軸方向として取付けられており、この第1プーリ28は、円環状に形成されていると共に後述するワイヤ20の一部が巻き付けられる巻付部28Aと、巻付部28Aの径方向外側に向けて延びると共にワイヤ20の一端部20Aが係止されるワイヤ係止部28Bと、を備えている。また、第1プーリ28は、巻付部28Aの径方向外側に向けて延びると共に後述する上体支持フレーム16が固定される上体支持フレーム固定部28Cを備えている。また、第1プーリ28の回転軸は、人体の腰軸に対応する第1軸C1とされている。詳述すると、この第1軸C1は、背骨の最も下の部分である仙骨と仙骨の周囲の寛骨との継ぎ目の部分である仙腸関節に対応している。
第2プーリ30は、外側プレート22及び内側プレート24の下部に左右方向を回転軸方向として取付けられており、この第2プーリ30は、円環状に形成されていると共に後述するワイヤ20の長手方向の中間部をガイドするガイド部30Aを備えている。また、第2プーリ30の回転軸は、人体の脚軸に対応する第2軸C2とされている。この第2軸C2は、人体の股関節に対応しており、また第2軸C2は、側面視で第1軸C1の下方側かつ前方側に配置されている。なお、第2プーリ30の下方側には、一対のガイドローラ32が設けられており、この一対のガイドローラ32の間には、後述するスプリングホルダ部14から引出されたワイヤ20が配置されている。
また、ベース部12の下端部には、後述するスプリングホルダ部14が傾動ブロック44を介して支持されるスプリングホルダ支持部34が固定されている。また、スプリングホルダ支持部34には、ガイドローラ36が取付けられている。そして、スプリングホルダ部14がスプリングホルダ支持部34(ベース部12)に対して傾動された際に、ワイヤ20の一部がガイドローラ36に当接して湾曲されるようになっている。
図1及び図2に示されるように、ベース部12(内側プレート24)における第1軸C1と第2軸C2との間の部位には、左側のベース部12と右側のベース部12とを左右方向に繋ぐと共に、使用者の腰部に装着される腰部ベルト38が挿通される腰部ベルト挿通部40が固定されている。
スプリングホルダ部14は、矩形筒状に形成されている。このスプリングホルダ部14の内部における上方側の部位には、ワイヤ20が挿通されるワイヤ挿通孔42Aが形成された矩形板状のスプリング当接片42が固定されている。また、スプリングホルダ部14の内部においてスプリング当接片42が固定された部位よりも下方側は、圧縮コイルスプリング18が配置される格納部14Aとされている。さらに、スプリングホルダ部14の上端部には、スプリングホルダ支持部34にピンを介して傾動可能に支持される傾動ブロック44が固定されている。この傾動ブロック44の傾動軸(回転軸)の方向は前後方向とされている。これにより、スプリングホルダ部14がベース部12に対して使用者の側方側(右側又は左側)に傾動することが可能となっている。また、スプリングホルダ部14の下端部には、腿パット46が取付けられている。この腿パット46は、使用者の大腿部の前面に沿う湾曲形状とされている。また、腿パット46は、前後方向に傾動可能(左右方向を軸方向として回動可能)とされている。これにより、腿パット46を人体の脚の動きに追従させることが可能となり、その結果、腿パット46と使用者の大腿部の前面との接触状態を所望の接触状態にすることができる。
図1〜図3に示されるように、上体支持フレーム16は、正面視で(使用者の正面側から見て)下方側が開放された略U字状に形成されたフレーム本体部48と、フレーム本体部48の下方側の部位を左右方向に繋ぐサブフレーム部50と、を備えている。フレーム本体部48は、人体の肩に対応する部位に沿って左右方向に延びる第1延在部48Aと、第1延在部48Aの右側及び左側の端部からそれぞれ下方側に向けて延びる第2延在部48Bと、を備えている。また、図2に示されるように、第2延在部48Bは、下方側に向かうにつれて使用者の側方側に向けて傾斜されている。これにより、第1延在部48Aと第2延在部48Bの境目の屈曲部48Cが使用者の側方側に突出することが抑制されている。また、フレーム本体部48は、第2延在部48Bの下端部から下方側に向けて延びる第3延在部48Dを備えており、図3に示されるように、この第3延在部48Dは、下方側に向かうにつれて前方に傾斜されている。さらに、第3延在部48Dには、サブフレーム部50が接合されており、また第3延在部48Dの前端部(下端部)は、前述の第1プーリ28の上体支持フレーム固定部28Cに固定されている。これにより、上体支持フレーム16が、ベース部12に取付けられると共に、この上体支持フレーム16が、第1軸C1回りに傾動されるようになっている。
図1に示されるように、上体支持フレーム16のフレーム本体部48には、使用者の上体に装着される上体支持ベルト52がブラケット54,56を介して取付けられている。上体支持ベルト52は、使用者の右肩を支持する右側支持ベルト52Rと、使用者の左肩を支持する左側支持ベルト52Lと、を含んで構成されており、右側支持ベルト52R及び左側支持ベルト52Lの長さはそれぞれ調整可能とされている。
図4及び図5に示されるように、圧縮コイルスプリング18は、スプリングホルダ部14の格納部14A内に格納されており、この圧縮コイルスプリング18は、使用者が直立した状態では自然長となるように、又は、自然長よりもやや圧縮された状態となるように線径及び自然長が設定されている。また、圧縮コイルスプリング18の下端部には、スプリングベース58が係合されている。そして、後述するワイヤ20によってスプリングベース58が上方側へ移動されることで、圧縮コイルスプリング18が当該スプリングベース58とスプリング当接片42との間で圧縮されるようになっている。
図5に示されるように、ワイヤ20は、圧縮コイルスプリング18と上体支持フレーム16との間に設けられている。このワイヤ20の一端部20Aは、前述のスプリングベース58に係止されており、ワイヤ20の他端部20Bは、第1プーリ28のワイヤ係止部28Bに係止されている。また、ワイヤ20の一端部20Aと他端部20Bとの間の部位の下方側は、圧縮コイルスプリング18の径方向内側の空間内に配置されており、ワイヤ20の一端部20Aと他端部20Bとの間の部位の上方側は、第2プーリ30のガイド部30Aに沿って後方側に湾曲されている。そして、ワイヤ20において第2プーリ30のガイド部30Aに沿って後方側に湾曲された部位よりも上方側の部位は、第1プーリ28の巻付部28Aの後方側の部分に沿って配置されている。また、本実施形態では、ワイヤ20において圧縮コイルスプリング18の径方向内側の空間内に配置されている部分の延長上に、第2プーリ30のガイド部30Aの径方向外側の端部が位置するようになっている。これにより、スプリングホルダ部14がベース部12に対して傾動される前の状態では、ワイヤ20の一端部20Aと第2プーリ30との間の部位が屈曲又は湾曲されないようになっている。そして、使用者が前傾姿勢をとる際に、上体支持フレーム16がベース部12に対して傾動されると、ワイヤ20の一部が第1プーリ28の巻付部28Aに巻き取られる。これにより、スプリングベース58が上方側へ移動されて、圧縮コイルスプリング18がスプリングベース58とスプリング当接片42との間で圧縮される。そして、圧縮された圧縮コイルスプリング18の付勢力がワイヤ20及び第1プーリ28を介して上体支持フレーム16に伝達されることで、当該上体支持フレーム16に使用者の上体を引き起こす方向への付勢力が生じるようになっている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図6に示されるように、本実施形態の前傾姿勢サポート装置10は、腰部ベルト38が使用者Pの腰部に装着されると共に上体支持ベルト52が使用者の上体に装着されて、さらに腿パット46が使用者Pの大腿部に沿って配置されることで、使用者Pに装着される。
ここで、前傾姿勢サポート装置10が使用者Pに装着された状態で、使用者Pの上体が前傾されると、上体支持フレーム16がベース部12に対して第1軸C1回りに傾動される。また、上体支持フレーム16がベース部12に対して傾動されると、ワイヤ20の一部が第1プーリ28の巻付部28Aに巻き取られて(図5参照)、圧縮コイルスプリング18が圧縮される。そして、圧縮された圧縮コイルスプリング18の付勢力がワイヤ20及び第1プーリ28を介して上体支持フレーム16に伝達されることで、当該上体支持フレーム16に使用者の上体を引き起こす方向への付勢力が生じる。そして、この付勢力が上体支持フレーム16を介して使用者Pの上体に入力されることで、前傾姿勢をとっている使用者Pの上体がサポートされる。
また、上体支持フレーム16がベース部12に対して所定の角度だけ傾動されると(上体支持フレーム16が符号Kで示された位置まで傾動されると)、圧縮コイルスプリング18が全圧縮された状態となる。そして、使用者Pの上体が上体支持フレーム16に上体支持ベルト52を介して吊るされた状態とされると、前傾姿勢サポート装置10には矢印A1方向への回転モーメントM1が生じる。また、矢印A1方向への回転モーメントM1が前傾姿勢サポート装置10に生じると、腿パット46が使用者Pの大腿部を押圧する。換言すると、使用者Pの大腿部から前傾姿勢サポート装置10に矢印A1方向への回転モーメントM1を打ち消す方向(矢印A2方向)への回転モーメントM2が入力される。これにより、使用者Pの背部及び腰部に負担を掛けることなく、当該使用者Pの前傾姿勢をサポートすることができる。
また、本実施形態では、上体支持フレーム16を符号Kで示された位置を超えて傾動させることができないようになっている。しかしながら、本実施形態では、上体支持ベルト52の長さを調節することにより、使用者の上体の前傾角度を調節することができる(一例として、符号L1から符号L2で示された前傾角度に調節することができる)。すなわち。本実施形態の前傾姿勢サポート装置10によれば、上体支持フレーム16のベース部12に対する傾動角度を大きく設定しなくても、使用者Pの上体を所望の前傾角度で支持することができる。
ここで、本実施形態では、圧縮コイルスプリング18が圧縮変形されることで、上体支持フレーム16に使用者Pの上体を引き起こす方向への付勢力が生じるように構成されている。そのため、スプリングが引張変形されることで、上体支持フレーム16に使用者の上体を引き起こす方向への付勢力が生じるように構成した場合に比して、スプリング(圧縮コイルスプリング18)及び当該スプリングが配置される格納部14A(スプリングホルダ部14)が大型化することを抑制することができる。これにより、本実施形態では、前傾姿勢サポート装置10の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、左側のベース部12における第1軸C1と第2軸C2間の部位と右側のベース部12における第1軸C1と第2軸C2との間の部位とを繋ぐ腰部ベルト38が使用者Pの腰部に装着される構成とすることにより、前傾姿勢サポート装置10を装着した使用者Pが前傾や歩行する際のフィット感を良好にすることができる。
さらに、本実施形態では、前傾姿勢サポート装置10の使用者Pが脚を開くと、図5に示されるように、スプリングホルダ部14が使用者Pの大腿部に追従してベース部12に対して左右方向に傾動される。これにより、脚を開いた状態での前傾姿勢のサポート性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、上体支持ベルト52の長さを調節することにより、使用者の上体の前傾角度を調節することができるように構成した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上体支持フレーム16のベース部12に対する傾動角度を大きく設定することにより、使用者の上体を所望の前傾角度で支持されるように構成してもよい。
また、本実施形態では、スプリングホルダ部14が使用者Pの大腿部に追従してベース部12に対して左右方向に傾動されるように構成した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。スプリングホルダ部14を使用者Pの大腿部に追従してベース部12に対して左右方向に傾動させるか否かについては、前傾姿勢サポート装置10が使用される作業環境等を考慮して適宜設定すればよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 上体支持フレーム
12 ベース部
14 スプリングホルダ部
14A 格納部
16 上体支持フレーム
18 圧縮コイルスプリング
20 ワイヤ
30 第2プーリ(ワイヤガイド)
38 腰部ベルト
52 上体支持ベルト
C1 第1軸
C2 第2軸

Claims (3)

  1. 人体の腰軸に対応する第1軸及び人体の脚軸に対応する第2軸を各々備え、前記第2軸の各々の位置にワイヤガイドが設けられた左右一対のベース部と、
    左側の前記ベース部における前記第1軸と前記第2軸との間の部位と右側の前記ベース部における前記第1軸と前記第2軸との間の部位とを繋ぎ、人体の腰部に装着される腰部ベルトと、
    人体の大腿部の側方側に配置され、かつ左右一対の前記ベース部における前記第2軸側にそれぞれ設けられ、圧縮コイルスプリングが格納される格納部を有する左右一対のスプリングホルダ部と、
    左右一対の前記ベース部に取付けられていると共に、人体が前傾することで左右一対の前記ベース部に対して前記第1軸回りに傾動され、人体の上体を支持する上体支持フレームと、
    前記圧縮コイルスプリングと前記上体支持フレームとの間に設けられていると共に前記ワイヤガイドにガイドされ、前記上体支持フレームが前記ベース部に対して傾動されることで、前記圧縮コイルスプリングを圧縮させて前記上体支持フレームに人体を引き起こす方向への付勢力を伝達する左右一対のワイヤと、
    を備えた前傾姿勢サポート装置。
  2. 左右一対の前記スプリングホルダ部が、前記ベース部に人体の左右方向に傾動可能に取付けられている請求項1記載の前傾姿勢サポート装置。
  3. 前記上体支持フレームには、人体の上体に装着される上体支持ベルトが取付けられており、
    前記上体支持ベルトの長さが調節されることで、人体の上体の前傾角度が調節される請求項1又は請求項2記載の前傾姿勢サポート装置。
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