JP2016208482A - 光信号対雑音比モニタおよび光信号対雑音比を測定する方法 - Google Patents

光信号対雑音比モニタおよび光信号対雑音比を測定する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016208482A
JP2016208482A JP2015103832A JP2015103832A JP2016208482A JP 2016208482 A JP2016208482 A JP 2016208482A JP 2015103832 A JP2015103832 A JP 2015103832A JP 2015103832 A JP2015103832 A JP 2015103832A JP 2016208482 A JP2016208482 A JP 2016208482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical signal
polarization
osnr
noise ratio
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015103832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6507844B2 (ja
Inventor
祥一朗 小田
Shoichiro Oda
祥一朗 小田
泰彦 青木
Yasuhiko Aoki
泰彦 青木
大井 寛己
Hiromi Oi
寛己 大井
岡野 悟
Satoru Okano
悟 岡野
洋一 赤坂
Yoichi Akasaka
洋一 赤坂
ヤン・ジェン−ユアヌ
Jeng-Yuan Yang
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JP2016208482A publication Critical patent/JP2016208482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6507844B2 publication Critical patent/JP6507844B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/079Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using measurements of the data signal
    • H04B10/0795Performance monitoring; Measurement of transmission parameters
    • H04B10/07953Monitoring or measuring OSNR, BER or Q
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/06Polarisation multiplex systems

Abstract

【課題】簡易な構成の光信号対雑音比モニタにおいて偏波依存損失に起因する測定誤差を削減する。【解決手段】光信号対雑音比モニタは、偏波の状態が時間に対して変化する偏波多重光信号の光信号対雑音比を測定する測定部と、指定された測定期間内の複数の測定点において測定部により測定された複数の光信号対雑音比の中から複数の光信号対雑音比の平均よりも大きい光信号対雑音比を選択する選択部と、選択部により選択された光信号対雑音比を出力する出力部と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、光信号対雑音比をモニタする装置および方法に係わる。
光伝送システムにおいて、光伝送装置、光送受信器、光伝送路などの状態または故障を検出するために、光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal-to-Noise Ratio)をモニタする装置が実用化されている。また、次世代光ネットワークにおいては、光信号の波長および/または方路が動的に切り替えられる構成が予想されるので、光信号の品質をモニタする要求はさらに高くなるものと考えられる。
OSNRモニタを実装する際には、主信号(例えば、データを伝送する光信号)が影響を受けないことが要求される。また、偏波多重が行われる場合、或いは分散(波長分散、偏波モード分散など)が存在する場合においても、指定されたモニタ精度が要求される。さらに、簡易で安価な構成が要求される。
簡易な構成で実現されるOSNRモニタの一例として、以下の構成が提案されている。すなわち、光スプリッタは、光信号を第1および第2のパスに導く。光パワー測定部は、第1のパス上の光信号の信号強度を測定する。雑音測定部は、第2のパス上で選択的に通過された光信号のAC成分を処理し、その処理されたAC成分の雑音強度を測定する。そして、OSNR計算部は、測定された信号強度と測定された雑音強度とを比較することにより、光信号のOSNRを計算する。(例えば、特許文献1)
なお、特許文献2、3にも関連技術が記載されている。
米国特許6433864号 特表2003−526232号公報 特開2013−12834号公報
近年、光信号の容量を大きくする技術の1つとして、偏波多重が実用化されている。偏波多重は、互いに直交する1組の偏波を利用してデータを伝送することができる。
ところが、上述の簡易な構成(例えば、特許文献1に記載されている構成)では、光信号の偏波の状態によっては、OSNRを精度よく測定できないことがある。すなわち、上述の簡易な構成では、偏波依存損失(PDL:Polarization Dependent Loss)に起因してOSNRの測定精度が劣化することがある。
本発明の1つの側面に係わる目的は、簡易な構成の光信号対雑音比モニタにおいて、偏波依存損失に起因する測定誤差を削減することである。
本発明の1つの態様の光信号対雑音比モニタは、偏波の状態が時間に対して変化する偏波多重光信号の光信号対雑音比を測定する測定部と、指定された測定期間内の複数の測定点において前記測定部により測定された複数の光信号対雑音比の中から、前記複数の光信号対雑音比の平均よりも大きい光信号対雑音比を選択する選択部と、前記選択部により選択された光信号対雑音比を出力する出力部と、を有する。
上述の態様によれば、簡易な構成の光信号対雑音比モニタにおいて、偏波依存損失に起因する測定誤差を削減することができる。
OSNRモニタの構成の一例を示す図である。 受光器の出力スペクトルを模式的に示す図である。 PDLの偏波軸に対する光信号の偏波の入射角度を説明する図である。 光信号の偏波の入射角度に対するモニタ誤差を示す図である。 OSNR測定方法を実現する構成の一例を示す図である。 OSNR測定方法の概要を説明する図である。 光信号を生成して送信する送信回路の実施例を示す図である。 OSNR算出部の機能を示す図である。 偏波スクランブルの周期およびOSNRモニタの測定点について説明する図である。 OSNRモニタが使用されるネットワークの一例を示す図である。 OSNRモニタが使用されるネットワークの他の例を示す図である。 OSNR測定方法の一例を示すフローチャートである。 OSNR測定方法の他の例を示すフローチャートである。 OSNR測定方法のさらに他の例を示すフローチャートである。 OSNRモニタのバリエーションを示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係わる光信号対雑音比モニタ(以下、OSNRモニタ)の構成の一例を示す。実施形態のOSNRモニタ1は、図1に示すように、受光器2、光電力モニタ3、帯域通過フィルタ(BPF:Band Pass Filter)4、交流電力モニタ5、OSNR算出部6を備える。なお、OSNRモニタ1は、例えば、光信号を伝送するネットワークの各ノードに設けられる。この場合、OSNRモニタ1は、他のノードから送信される光信号のOSNRをモニタする。
受光器2は、受信光信号を電気信号に変換する。すなわち、受光器2は、受信光信号を表す電気信号を生成する。ただし、受信光信号には雑音成分が付加されている。したがって、受光器2から出力される電気信号は、雑音成分を含んでいる。受光器2の出力スペクトルを図2に示す。ただし、図2は、出力スペクトルを模式的に表している。
光電力モニタ3は、受光器2により生成される電気信号に基づいて受信光信号の強度を検出する。すなわち、受信光信号の電力が検出される。BPF4は、図2に示すように、受光器2の出力信号から、直流成分を除く所定の周波数帯の成分を抽出する。すなわち、BPF4は、受光器2の出力信号の交流成分の一部を抽出する。BPF4の通過帯域の中心周波数は、例えば、100kHz〜1MHzである。また、BPF4の通過帯域幅は、例えば、数kHz〜数10kHzである。交流電力モニタ5は、BPF4により抽出された交流成分の強度を検出する。以下の記載では、受光器2により生成される電気信号に基づいてBPF4および交流電力モニタ5により検出される強度を「受信光信号の交流成分の強度」と呼ぶことがある。すなわち、BPF4および交流電力モニタ5は、受光器2により生成される電気信号に基づいて受信光信号の交流成分の強度を検出する。OSNR算出部6は、受信光信号の強度および受信光信号の交流成分の強度に基づいて、その光信号のOSNRを算出する。
ここで、雑音の強度Ntotalは、下式で表される。
total=Nbeat+Nshot+Nthermal+Ncircuit+Nsignal
=Nbeat+Nnonbeat
beatはOSNRに依存する雑音成分である。Nshotはショット雑音を表す。Nthermalは熱雑音を表す。Ncircuitは、回路雑音を現す。Nsignalは、受光器で雑音を検出する際に光信号自身により発生する雑音を表す。ここで、Nshot、Nthermal、Ncircuit、Nsignalは、OSNRには依存せず、それぞれ測定等により取得可能である。また、Ntotalは、交流電力モニタ5により検出される交流成分の強度に基づいて算出可能である。したがって、OSNR算出部6は、交流電力モニタ5により検出される交流成分の強度に基づいてNbeatを得ることができる。
beatとOSNRとの関係は、(1)および(2)式で表される。
Figure 2016208482
totalは、受信光信号の強度を表し、光電力モニタ3により検出される。Psigは、信号の強度を表す。なお、Psigは、たとえば、受光器2の出力信号の直流成分に基づいて算出可能である。Paseは、ASE光の強度を表す。B0は、光信号の帯域幅を表す。Rは、受光器2の分解能を表す。Aは、増幅器の特性に係わる定数を表す。すなわち、B0、R、Aは、それぞれ既知の定数である。したがって、OSNR算出部6は、光電力モニタ3により検出される光信号の強度に基づいてOSNRを算出することができる。なお、受信光信号の強度および受信光信号の交流成分の強度に基づいてOSNRを算出する方法は、例えば、米国特許6433864号に記載されている。
ところが、受信光信号が偏波多重光信号であるときは、上述の(1)および(2)式の演算を実行するだけでは、OSNRを精度よく測定できないことがある。具体的には、偏波依存損失(PDL:Polarization Dependent Loss)に起因してOSNRの測定精度が劣化することがある。
図3は、PDLの偏波軸に対する光信号の偏波の入射角度を説明する図である。図3において、PDLの偏波軸は、H軸およびV軸で表されている。H軸およびV軸は、互いに直交している。PDLは、H軸上の光損失(h[dB])およびV軸上の光損失(v[dB])で表される。「PLD=A[dB]」は、H軸上の損失とV軸上の損失との差分がA[dB]である状態を表す。なお、H軸およびV軸は、光信号を伝送するための光部品の特性および配置などにより決まる。
偏波多重光信号は、光信号Xおよび光信号Yを多重化することにより生成される。光信号Xは、X偏波を利用して伝搬され、光信号Yは、Y偏波を利用して伝搬される。なお、X偏波およびY偏波は、互いに直交している。以下の記載では、「入射角度=0度」は、図3(a)に示すように、光信号Xを伝搬するX偏波がH軸またはV軸の一方に一致し、光信号Yを伝搬するY偏波がH軸またはV軸の他方に一致する状態を表す。図3(a)に示す例では、光信号Xを伝搬するX偏波がH軸に一致し、光信号Yを伝搬するY偏波がV軸に一致している。この場合、光信号Xはh[dB]だけ減衰し、光信号Yはv[dB]だけ減衰する。
図3(b)は、「入射角度=45度」の一例を示す。この実施例では、光信号Xを伝搬するX偏波とH軸との間の角度が45度であり、光信号Yを伝搬するY偏波とV軸との間の角度が45度である。ここで、光信号の入射角度がゼロでないときは、PDLにより、各偏波において光信号Xの成分および光信号Yの成分が合成される。即ち、X偏波は、光信号Xの成分および光信号Yの成分を含み、また、Y偏波は、光信号Yの成分および光信号Xの成分を含む。この結果、X偏波とY偏波との間でビート信号成分が発生する。そして、このビート信号成分は、(1)および(2)式においては、OSNRに依存する雑音として現れる。したがって、光信号の入射角度に応じたビート信号成分が大きくなると、OSNRモニタ値は小さくなる。
図4は、光信号の偏波の入射角度に対するモニタ誤差を示す。モニタ誤差は、「OSNR真値−OSNRモニタ値」を表す。OSNR真値は、実際のOSNRを表す。OSNRモニタ値は、図1に示すOSNRモニタ1において上述の(1)および(2)式により算出される値である。なお、図4は、PDL=ゼロ、3dB、5dBに対して測定したときのモニタ誤差を示している。
PDLの偏波軸に対する光信号の偏波の入射角度がゼロであるときは、図4(a)に示すように、モニタ誤差は、ほぼゼロである。ところが、PDLの偏波軸に対する光信号の偏波の入射角度が45度であるときは、図4(b)に示すように、モニタ誤差は、無視できなくなる。特に、PDLが大きいときは、モニタ誤差も大きくなる。なお、偏波の入射角度がゼロから90度の範囲においては、偏波の入射角度が45度のときにモニタ誤差が最も大きくなりやすい。また、偏波の入射角度がゼロおよび90度のときに、モニタ誤差は最も小さくなりやすい。
このように、モニタ誤差は、PDLの偏波軸に対する光信号の偏波の入射角度に依存する。そこで、本発明の実施形態のOSNR測定方法においては、光信号の偏波を変化させながら、複数の測定点においてOSNRが測定される。そして、モニタ誤差が小さいと見込まれる測定点で測定されたOSNRがOSNR測定値として出力される。
図5は、本発明の実施形態に係わるOSNR測定方法を実現する構成の一例を示す。実施形態のOSNR測定方法においては、送信器11は、偏波多重光信号を生成する。偏波スクランブラ12は、送信器11により生成される光信号に対して偏波スクランブルを行う。たとえば、偏波スクランブラ12は、光信号の偏波を一定の速度で回転させる。そして、偏波スクランブルが行われた光信号が、伝送路13を介してOSNRモニタ1まで伝送される。
図6は、実施形態のOSNR測定方法の概要を説明する図である。図6に示す実施例では、偏波スクランブラ12は、光信号の偏波を一定の速度で回転させる。ここで、OSNRモニタ値は、上述したように、光信号の偏波の入射角度に応じて変化する。よって、偏波スクランブルによって光信号の偏波が一定の速度で回転すると、OSNRモニタ値(瞬時モニタ値)は、図6(a)に示すように、一定の周期で変動する。なお、図6(a)に示す周期Tは、偏波スクランブルにより光信号の偏波がπ/2だけ回転するために要する時間に相当する。
モニタ誤差は、上述したように、OSNR真値とOSNRモニタ値との差分を表す。よって、偏波スクランブルによって光信号の偏波が一定の速度で回転すると、図6(b)に示すように、モニタ誤差も一定の周期Tで変動する。具体的には、OSNRモニタ値が大きいときはモニタ誤差が小さくなり、OSNRモニタ値が小さいときはモニタ誤差が大きくなる。
OSNRモニタ1は、OSNRモニタ値(すなわち、瞬時モニタ値)がピークまたは極大となるときに得られるOSNRモニタ値を出力する。このとき、OSNRモニタ1は、周期Tの中で複数の測定点においてそれぞれOSNRモニタ値を取得し、得られた複数のOSNRモニタ値の中の最大値を出力してもよい。この結果、モニタ誤差は、低減または最小化する。
なお、偏波スクランブルを行わずにOSNRを測定すると、算出されるOSNRモニタ値は、PDLの偏波軸に対する光信号の偏波の入射角度に依存する。このため、光信号の偏波の入射角度がPDLの偏波軸に一致するときは、図6(a)に示す瞬時モニタ値のピーク値または極大値が検出されるが、最悪のケースでは、その瞬時モニタ値の極小値が検出されることになる。即ち、光信号が伝送される系の構成および環境などによっては、モニタ誤差が大きくなってしまう。これに対して、実施形態のOSNR測定方法によれば、PDLに起因する雑音成分が小さくなるOSNRモニタ値が検出されるので、モニタ誤差が低減する。
図7は、光信号を生成して送信する送信回路の実施例を示す。以下では、図7(a)〜図7(c)を参照して3つの実施例を説明する。
図7(a)に示す送信回路は、複数の光送信器21、複数の偏波スクランブラ22、偏波スクランブル制御部23、波長合波器24を備える。光送信器21は、偏波多重光信号を生成する。なお、複数の光送信器21により生成される複数の光信号の波長は、互いに異なっている。偏波スクランブラ22は、偏波スクランブル制御部23から与えられる指示に応じて、対応する光送信器21により生成される光信号に対して偏波スクランブルを行う。なお、偏波スクランブラ22は、公知の技術により実現される。偏波スクランブル制御部23は、各偏波スクランブラ22に対して指示を与える。ここで、偏波スクランブル制御部23は、各偏波スクランブラ22に対して偏波スクランブルを行うか否かを指示することができる。また、偏波スクランブル制御部23は、各偏波スクランブラ22に対してスクランブルパターンを指示することができる。一例としては、偏波スクランブル制御部23は、光信号の偏波が一定の速度で回転するように、偏波スクランブラ22に対して指示を与える。そして、波長合波器24は、上述の複数の光信号を合波してWDM信号を生成する。
この構成によれば、波長チャネル毎に偏波スクランブルを行うか否かを制御できる。よって、ある波長チャネルのOSNRをモニタする際に、他の波長チャネルに対して偏波スクランブルを行わなくてもよい。
図7(b)に示す送信回路は、複数の光送信器21、波長合波器24、偏波スクランブラ25、偏波スクランブル制御部26を備える。図7(b)に示す送信回路においては、偏波スクランブラ25は、波長合波器24から出力されるWDM信号に対して偏波スクランブルを行う。偏波スクランブル制御部26は、偏波スクランブラ25に対して指示を与える。この構成によれば、波長チャネル毎に偏波スクランブラを設ける必要がないので、図7(a)に示す構成と比較すると、送信回路の小型化および/または低コスト化が実現される。
図7(a)および図7(b)に示す例では、光信号に対して偏波スクランブルが行われる。これに対して、図7(c)に示す例では、光送信器の中で偏波スクランブルが行われる。すなわち、光源27は、所定の波長の連続光を出力する。回転部28は、偏波スクランブル制御部29から与えられる指示に応じて、入力データ信号に対して回転変換を実行する。回転部28により実行される回転変換は、例えば、下式で実現される。
Figure 2016208482
なお、Ex_outおよびEy_outは、回転部28の出力信号を表す。ωは、図6に示す周期Tを指定する角速度を表す。
偏波スクランブル制御部29は、回転部28に対して指示を与える。光変調器30は、光源27から出力される連続光を回転部28の出力信号で変調することによって、偏波スクランブルが施された偏波多重光信号を生成する。なお、光変調器の駆動信号に回転変換を行うことで偏波スクランブルを実現する構成および方法は、例えば、特開2010−109705号公報に記載されている。
図8は、OSNR算出部6の機能を示す。OSNR算出部6は、図8に示すように、OSNR測定部31、格納部32、選択部33、平均化部34、出力部35を備える。ただし、OSNR算出部6は、平均化部34を備えていなくてもよい。なお、OSNR算出部6は、たとえば、プロセッサエレメントおよびメモリを含むプロセッサシステムにより実現される。この場合、OSNR算出部6の機能は、プロセッサシステムが与えられたプログラムを実行することにより提供される。ただし、OSNR算出部6の一部の機能は、ハードウェア回路で実現してもよい。
OSNR測定部31は、受信光信号の強度および受信光信号の交流成分の強度に基づいて、受信光信号のOSNRを計算する。受信光信号の強度は、図1に示す光電力モニタ3により検出される。受信光信号の交流成分の強度は、図1に示すBPF4および交流電力モニタ5により検出される。そして、OSNR測定部31は、例えば、上述した(1)および(2)式でOSNRを計算する。
ただし、OSNR測定部31は、指定された測定期間内の複数の測定点においてそれぞれOSNRを計算する。ここで、例えば、光信号の偏波が連続的に回転する偏波スクランブルが行われるときは、光信号の偏波がπ/2だけ回転する期間内に、瞬時OSNRモニタ値は少なくとも1つのピークを有する。よって、光信号の偏波が一定の速度で回転する偏波スクランブルが行われるときは、光信号の偏波がπ/2だけ回転するために要する時間以上の期間内の複数の測定点においてそれぞれOSNRを計算すれば、少なくとも1つのピークに対応するOSNRが検出される。したがって、この場合、測定期間は、光信号の偏波がπ/2以上変化する時間である。なお、モニタ時間を短縮するためには、測定期間は、光信号の偏波がπ/2だけ変化する時間とすることが好ましい。
測定期間内の測定点の数は、たとえば、モニタ精度およびモニタ時間に応じて決定される。測定期間内の測定点の数が少なすぎると、所望のモニタ精度が得られない。一方、測定期間内の測定点の数が多いときは、モニタ時間が長くなる。一例としては、所望のモニタ精度を確保するために、測定期間内の測定点の数は10以上である。また、モニタ時間を長くしないために、測定期間内の測定点の数は20以下である。図9に示す例では、測定期間Tにおいて、10個の測定点M1〜M10が設定されている。なお、測定期間内の複数の測定点は、一定の間隔で配置されることが好ましい。
格納部32は、OSNR測定部31により計算されるOSNRモニタ値を格納する。このとき、格納部32には、OSNR測定部31により計算される複数のOSNRモニタ値が順番に格納される。例えば、図9に示す例では、測定点M1〜M10において得られた10個のOSNRモニタ値が格納部32に順番に格納される。
選択部33は、格納部32に格納されている複数のOSNRモニタ値から、与えられた条件に従ってOSNRモニタ値を選択する。このとき、選択部33には、測定期間の長さを表す制御情報、および測定期間内の測定点の数を表す制御情報が与えられる。なお、測定期間の長さを表す制御情報は、偏波スクランブルの繰返し周波数を表す情報であってもよい。そして、選択部33は、測定期間内に得られている複数のOSNRモニタ値の中から、最大のOSNRモニタ値を選択する。図9に示す例では、選択部33は、測定点M1〜M10において得られている10個のOSNRモニタ値の中から最大のOSNRモニタ値を選択する。
選択部33は、必ずしも最大のOSNRモニタ値を選択しなくてもよい。例えば、選択部33は、測定期間内の複数のOSNRモニタ値の中から2番目に大きいOSNRモニタ値を選択してもよい。また、選択部33は、測定期間内の複数のOSNRモニタ値の中から2個以上のOSNRモニタ値を選択してもよい。この場合、選択部33は、選択した複数のOSNRモニタ値の平均を出力してもよい。ただし、選択部33は、測定期間内の複数のOSNRモニタ値の中から、それら複数のOSNRモニタ値の平均よりも大きいOSNRモニタ値を選択することが好ましい。
OSNR算出部6が平均化部34を備えていないときは、出力部35は、選択部33により選択されたOSNRモニタ値をOSNRとして出力する。一方、OSNR算出部6が平均化部34を備えているときは、出力部35は、平均化部34による計算結果をOSNRとして出力する。
OSNR算出部6が平均化部34を備えているときは、選択部33は、測定期間ごとにそれぞれOSNRモニタ値を選択する。このとき、選択部33は、例えば、測定期間ごとにそれぞれ最大OSNRモニタ値を選択する。そして、平均化部34は、選択部33により選択された複数のOSNRモニタ値の平均を計算する。そして、出力部35は、平均化部34により計算された値をOSNRとして出力する。
このように、実施形態のOSNR測定方法においては、光信号に対して偏波スクランブルが行われ、OSNRモニタは、瞬時OSNRモニタ値がピークになったときの値をOSNRとして出力する。ここで、瞬時OSNRモニタ値がピークになったときは、PDLに起因する雑音成分が最小となっていると考えられる。したがって、実施形態のOSNR測定方法によれば、PDLの影響が抑制されたOSNRが得られる。すなわち、実施形態のOSNR測定方法によれば、PDLに起因するモニタ誤差が低減される。
また、瞬時OSNRモニタ値がピークになったときは、PDLの偏波軸に対する光信号の偏波の入射角度がゼロまたはほぼゼロであると考えられる。すなわち、選択部33により選択されたOSNRモニタ値は、PDLの偏波軸に対する光信号の偏波の入射角度がゼロまたはほぼゼロであるときの瞬時OSNRモニタ値に相当する。したがって、実施形態のOSNR測定方法により得られるOSNRは、図4(a)に示すように、PDLに起因する誤差は小さい。
OSNRモニタ1の動作は、偏波スクランブルパターンに応じて決定してもよい。以下の記載では、光信号の偏波が一定の速度で回転する偏波スクランブルが行われるものとする。また、光信号の偏波がπ/2だけ回転するために要する時間を「偏波スクランブル周期T」と呼ぶことにする。
この実施例では、OSNRの測定期間は、偏波スクランブル周期Tである。ここで、測定期間内にOSNRを測定する回数を「n」と呼ぶことにする。そうすると、OSNR測定を実行するOSNRモニタ周波数Bは、下式で表される。
B=n/T
なお、瞬時OSNRモニタ値のピークを精度よく効率的に検出するためには、測定期間内にOSNRを測定する回数nは、10〜20であることが好ましい。
BPF4および交流電力モニタ5は、例えば、FFT回路を含んで実現される。この場合、1回のOSNR測定のための時間(1/B)に対して、FFT時間は、十分に小さいことが好ましい。
1/B<<N/f
Nは、FFTポイント数を表す。fは、FFTのサンプリング周波数を表す。
下記に一例を示す。
偏波スクランブル周期T:100m秒
OSNRモニタ周波数B:100回/秒(n=10)
FFTサンプリング周波数f:1MHz
FFTサンプリングポイント:1024
上述の実施例では、偏波スクランブルは、光信号の偏波を一定の速度で回転させるが、本発明はこの方法に限定されるものではない。例えば、光信号の偏波を離散的に変化させるようにしてもよい。この場合、複数の異なる偏波状態に対してそれぞれOSNRが測定される。ここで、異なる偏波状態の数を「C」と呼ぶことにする。そうすると、偏波スクランブルは、例えば、光信号の偏波の入射角度をπ/2Cずつ離散的に変化させることで実現される。なお、Cは、例えば、10〜20である。
1つの偏波状態に対してOSNRを測定するために要する時間は、上述したN/fに相当する。よって、FFTサンプリング周波数f=1MHz、FFTサンプリングポイント=1024、C=10であるときは、OSNRモニタ時間は、10.24m秒である。
図10は、OSNRモニタが使用されるネットワークシステムの一例を示す。OSNRモニタ1は、図10に示すように、ネットワークシステム内の各ノードに設けられる。例えば、OSNRモニタ1aは、他のノードから受信したWDM信号のOSNRをモニタする。また、OSNRモニタ1bは、ノードを通過する光信号および追加された光信号を含むWDM信号のOSNRをモニタする。
ネットワーク制御装置40は、ネットワークシステムの状態および動作を制御する。例えば、ネットワーク制御装置40は、所望のノードに対してOSNRの測定を指示することができる。
OSNRを測定するときは、ネットワーク制御装置40は、送信ノードおよび測定ノードを指定する。そして、ネットワーク制御装置40は、送信ノードに対して偏波スクランブル指示を与え、測定ノードに対して測定指示を与える。
偏波スクランブル指示を受信した送信ノードは、送信光信号に対して偏波スクランブルを行う。また、送信ノードは、偏波スクランブルの周期(または、偏波スクランブルの繰返し周波数)を表す制御情報をネットワーク制御装置40に通知する。そうすると、ネットワーク制御装置40は、この制御情報を測定ノードに通知する。一方、測定指示を受信した測定ノードは、OSNRモニタを起動する。このとき、測定ノードは、ネットワーク制御装置40から通知される制御情報に基づいて、偏波スクランブルの周期を特定する。すなわち、測定ノードのOSNRモニタ1は、偏波スクランブルの周期に基づいて測定期間を決定し、その測定期間内に測定される複数のOSNRモニタ値からOSNRを算出する。このように、図10に示す例では、OSNRを測定するために必要な制御情報は、ネットワーク制御装置40を介して送信ノードと測定ノードとの間で共有される。
図11は、OSNRモニタが使用されるネットワークシステムの他の例を示す。OSNRを測定する方法は、図10および図11において実質的に同じである。ただし、図11に示す例では、OSNRを測定するために必要な制御情報は、ネットワーク制御装置40を介することなく、送信ノードと測定ノードとの間で共有される。
なお、図10〜図11に示す例では、送信ノードから測定ノードへ制御情報が通知されるが、本発明はこの方法に限定されるものではない。例えば、ネットワーク制御装置40が偏波スクランブルの周期を決定してもよい。この場合、ネットワーク制御装置40は、偏波スクランブルの周期を送信ノードおよび測定ノードに通知する。
図12は、OSNR測定方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、OSNR測定を開始するための指示がネットワーク制御装置40から送信ノードおよび測定ノードに与えられたときに実行される。
S1において、送信ノードは、偏波スクランブルを開始する。例えば、送信ノードから送信される光信号の偏波は、一定の速度で回転する。
S2において、測定ノードのOSNRモニタ1は、複数の測定点においてそれぞれOSNRを測定する。このとき、OSNR測定部31は、所定の時間間隔でOSNRを繰り返し測定して複数のOSNRモニタ値を生成する。なお、偏波スクランブルにより光信号の偏波が一定の速度で回転するときは、OSNR測定の時間間隔は、例えば、偏波の回転速度に基づいて決定される。一例としては、光信号の偏波がπ/2だけ変化する期間に10〜20回の測定が行われる。そして、OSNR測定部31によって生成されるOSNRモニタ値は、順番に、格納部32に格納される。
S3において、選択部33は、指定された測定期間内に得られた複数のOSNRモニタ値の中から、最大のOSNRモニタ値を選択する。偏波スクランブルにより光信号の偏波が一定の速度で回転するときは、測定期間は、例えば、光信号の偏波がπ/2だけ変化する期間に相当する。そして、選択部33により選択されたOSNRモニタ値は、OSNRの測定結果として出力される。
なお、OSNRモニタ1が図8に示す平均化部34を備えるときは、平均化処理が実行される。すなわち、平均化部34は、S4において、複数の測定区間においてそれぞれ選択部33により選択されるOSNRモニタ値の平均を計算する。この場合、OSNRモニタ値の平均が、OSNRの測定結果として出力される。
図13は、OSNR測定方法の他の例を示すフローチャートである。図13に示す測定方法においては、偏波スクランブルにより光信号の偏波が一定の速度で回転するものとする。
S11において、ネットワーク制御装置40は、OSNR測定を要求するメッセージを測定ノードに送信する。このメッセージは、測定ノードだけでなく、送信ノードにも与えてもよい。S12において、測定ノードは、送信ノードに対して偏波スクランブルの実行を要求する。S13において、送信ノードは、偏波スクランブルを開始する。そして、S14において、送信ノードは、偏波スクランブルの周期または繰返し周波数を測定ノードに通知する。なお、S12およびS14の通信は、図10に示す構成ではネットワーク制御装置40を介して行われ、図11に示す構成ではネットワーク制御装置40を介さずに行われる。
S15〜S16の処理は、実質的に、図12に示すS2〜S3と同じである。即ち、測定ノードのOSNRモニタ1は、複数のOSNRモニタ値の中から最大値を選択する。そして、測定ノードは、S17において、S16で得られたOSNRの測定結果をネットワーク制御装置40に通知する。
図14は、OSNR測定方法のさらに他の例を示すフローチャートである。図14に示す測定方法においては、偏波スクランブルにより光信号の偏波は離散的に変化する。
S11〜S12の処理は、図13および図14において実質的に同じである。即ち、ネットワーク制御装置40からの要求に応じて、OSNRの測定が開始される。
S21において、送信ノードは、光信号の偏波の状態を変更する。このとき送信ノードは、例えば、前回の測定時の状態に対してΔφだけ光信号の偏波を回転させる。なお、S21の処理が最初に実行されるときは、送信ノードは、光信号の偏波を初期状態に設定する。
S22において、送信ノードは、測定ノードに対してOSNRの測定を指示する。そうすると、測定ノードのOSNRモニタ1は、S23において、OSNRを測定して1つのOSNRモニタ値を生成する。すなわち、OSNRモニタ1は、S21で制御された偏波に対して、OSNRモニタ値を生成する。
S24において、OSNR算出部6は、OSNRの測定回数が予め指定された試行回数Cに達したか判定する。試行回数Cは、例えば、10〜20程度である。そして、測定回数が試行回数Cよりも少ないときは、フローチャートの処理はS21に戻る。このとき、測定ノードは、送信ノードに対して次の偏波状態を要求してもよい。そして、S21〜S24の処理は、OSNRの測定回数が試行回数Cに達するまで繰り返し実行される。すなわち、OSNRがC回測定される。このとき、光信号の偏波は、偏波スクランブルによりΔφずつ変化する。Δφは、例えば、π/2Cである。
OSNRの測定回数が試行回数Cに達すると、フローチャートの処理はS16に進む。S16〜S17の処理は、図13および図14において実質的に同じである。すなわち、複数のOSNRモニタ値から最大値が選択され、選択されたOSNRモニタ値がネットワーク制御装置40に通知される。
<他の実施形態>
図15は、本発明の実施形態に係わるOSNRモニタのバリエーションを示す。なお、光電力モニタ3、BPF4、交流電力モニタ5、OSNR算出部6は、図1および図15において実質的に同じなので、説明を省略する。
図15(a)に示す構成では、受光器2により生成される電気信号は、A/Dコンバータ51によりデジタル信号に変換される。このデジタル信号は、受信光信号を表す。DFT回路52は、A/Dコンバータ51から出力されるデジタル信号に対してDFT(離散フーリエ変換)を実行する。この結果、受信光信号を表す周波数領域信号が生成される。なお、DFT回路52は、FFT回路で実現してもよい。そして、受信光信号を表す周波数領域信号は、光電力モニタ3およびBPF4に導かれる。
この構成では、DFT回路52、光電力モニタ3、BPF4、交流電力モニタ5、OSNR算出部6は、デジタル演算を実行するプロセッサシステムにより実現される。すなわち、光電力モニタ3は、受信光信号を表す周波数領域信号を利用して受信光信号の強度を計算する。BPF4は、受信光信号を表す周波数領域信号から指定された周波数成分の信号を抽出する。交流電力モニタ5は、BPF4により抽出された信号を利用して受信光信号の交流成分の強度を計算する。そして、OSNR算出部6は、受信光信号の強度および受信光信号の交流成分の強度に基づいてOSNRを計算する。
図15(b)に示す構成においては、WDM信号の各波長チャネルのOSNRを測定することができる。すなわち、波長可変フィルタ53は、受信WDM信号から指定された波長チャネルを選択する。そして、受光器2、光電力モニタ3、BPF4、交流電力モニタ5、OSNR算出部6は、選択された波長チャネルのOSNRを測定する。
図15(c)に示す構成においては、受信光信号は、分岐されて受光器2a、2bに導かれる。受光器2a、2bは、それぞれ受信光信号を電気信号に変換する。光電力モニタ3は、受光器2aから出力される電気信号に基づいて受信光信号の電力を検出する。BPF4および交流電力モニタ5は、受光器2bから出力される電気信号に基づいて受信光信号の交流成分の強度を検出する。そして、OSNR算出部6は、受信光信号の強度および受信光信号の交流成分の強度に基づいてOSNRを計算する。
なお、図15(a)〜図15(c)に示す構成は、矛盾のない範囲で任意に組み合わせてもよい。例えば、図15(a)または図15(c)に示す構成の入力側に波長可変フィルタ53を設けるようにしてもよい。また、図15(c)に示す構成において、受光器2aと光電力モニタ3との間にA/DコンバータおよびDFT回路を設け、受光器2bとBPF4との間にA/DコンバータおよびDFT回路を設けてもよい。
以上記載した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
偏波の状態が時間に対して変化する偏波多重光信号の光信号対雑音比を測定する測定部と、
指定された測定期間内の複数の測定点において前記測定部により測定された複数の光信号対雑音比の中から、前記複数の光信号対雑音比の平均よりも大きい光信号対雑音比を選択する選択部と、
前記選択部により選択された光信号対雑音比を出力する出力部と、
を有する光信号対雑音比モニタ。
(付記2)
前記選択部は、前記複数の光信号対雑音比の中で最大の光信号対雑音比を選択する
ことを特徴とする付記1に記載の光信号対雑音比モニタ。
(付記3)
前記偏波多重光信号の偏波が一定の速度で回転するとき、前記測定期間は、前記偏波多重光信号の偏波がπ/2以上変化する時間である
ことを特徴とする付記1に記載の光信号対雑音比モニタ。
(付記4)
前記測定部は、前記測定期間内の10以上の測定点においてそれぞれ前記偏波多重光信号の光信号対雑音比を測定する
ことを特徴とする付記1に記載の光信号対雑音比モニタ。
(付記5)
前記測定部は、前記測定期間内の20以下の測定点においてそれぞれ前記偏波多重光信号の光信号対雑音比を測定する
ことを特徴とする付記4に記載の光信号対雑音比モニタ。
(付記6)
前記選択部により複数の測定期間からそれぞれ選択された複数の光信号対雑音比の平均を計算する平均化部をさらに備え、
前記出力部は、前記平均化部により計算された平均を出力する
ことを特徴とする付記1に記載の光信号対雑音比モニタ。
(付記7)
前記測定部は、
前記偏波多重光信号を電気信号に変換する受光器と、
前記電気信号に基づいて前記偏波多重光信号の強度を検出する第1の検出器と、
前記電気信号に基づいて前記偏波多重光信号の交流成分の強度を検出する第2の検出器と、
前記偏波多重光信号の強度および前記偏波多重光信号の交流成分の強度に基づいて前記偏波多重光信号の光信号対雑音比を算出する算出部と、を備える
ことを特徴とする付記1に記載の光信号対雑音比モニタ。
(付記8)
偏波多重光信号に対して偏波スクランブルを与え、
指定された測定期間内の複数の測定点において前記偏波多重光信号の光信号対雑音比を測定し、
前記測定により得られた複数の光信号対雑音比の中から、前記複数の光信号対雑音比の平均よりも大きい光信号対雑音比を選択して出力する、
ことを特徴とする光信号対雑音比測定方法。
(付記9)
前記複数の光信号対雑音比の中で最大の光信号対雑音比を選択する
ことを特徴とする付記8に記載の光信号対雑音比測定方法。
(付記10)
前記偏波多重光信号に対して一定の速度で回転する偏波スクランブルを与える
ことを特徴とする付記8に記載の光信号対雑音比測定方法。
(付記11)
前記測定期間は、前記偏波多重光信号の偏波がπ/2以上変化する時間である
ことを特徴とする付記10に記載の光信号対雑音比測定方法。
(付記12)
前記偏波多重光信号に対して離散的に変化する偏波スクランブルを与える
ことを特徴とする付記8に記載の光信号対雑音比測定方法。
(付記13)
複数の測定期間からそれぞれ選択された複数の光信号対雑音比の平均を計算して出力する
ことを特徴とする付記8に記載の光信号対雑音比測定方法。
1 OSNRモニタ
2 受光器
3 光電力モニタ
4 BPF
5 交流電力モニタ
6 OSNR算出部
12、22、25 偏波スクランブラ
28 回転部
31 OSNR測定部
32 格納部
33 選択部
34 平均化部
35 出力部
40 ネットワーク制御装置
52 DFT(FFT)回路
53 波長可変フィルタ

Claims (6)

  1. 偏波の状態が時間に対して変化する偏波多重光信号の光信号対雑音比を測定する測定部と、
    指定された測定期間内の複数の測定点において前記測定部により測定された複数の光信号対雑音比の中から、前記複数の光信号対雑音比の平均よりも大きい光信号対雑音比を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された光信号対雑音比を出力する出力部と、
    を有する光信号対雑音比モニタ。
  2. 前記選択部は、前記複数の光信号対雑音比の中で最大の光信号対雑音比を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号対雑音比モニタ。
  3. 前記偏波多重光信号の偏波が一定の速度で回転するとき、前記測定期間は、前記偏波多重光信号の偏波がπ/2以上変化する時間である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号対雑音比モニタ。
  4. 前記選択部により複数の測定期間からそれぞれ選択された複数の光信号対雑音比の平均を計算する平均化部をさらに備え、
    前記出力部は、前記平均化部により計算された平均を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号対雑音比モニタ。
  5. 前記測定部は、
    前記偏波多重光信号を電気信号に変換する受光器と、
    前記電気信号に基づいて前記偏波多重光信号の強度を検出する第1の検出器と、
    前記電気信号に基づいて前記偏波多重光信号の交流成分の強度を検出する第2の検出器と、
    前記偏波多重光信号の強度および前記偏波多重光信号の交流成分の強度に基づいて前記偏波多重光信号の光信号対雑音比を算出する算出部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号対雑音比モニタ。
  6. 偏波多重光信号に対して偏波スクランブルを与え、
    指定された測定期間内の複数の測定点において前記偏波多重光信号の光信号対雑音比を測定し、
    前記測定により得られた複数の光信号対雑音比の中から、前記複数の光信号対雑音比の平均よりも大きい光信号対雑音比を選択して出力する、
    ことを特徴とする光信号対雑音比測定方法。
JP2015103832A 2015-04-17 2015-05-21 光信号対雑音比モニタおよび光信号対雑音比を測定する方法 Expired - Fee Related JP6507844B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/689,648 2015-04-17
US14/689,648 US10020878B2 (en) 2015-04-17 2015-04-17 Optical signal-to-noise ratio monitor and method for measuring optical signal to-noise ratio

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016208482A true JP2016208482A (ja) 2016-12-08
JP6507844B2 JP6507844B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=57129037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015103832A Expired - Fee Related JP6507844B2 (ja) 2015-04-17 2015-05-21 光信号対雑音比モニタおよび光信号対雑音比を測定する方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10020878B2 (ja)
JP (1) JP6507844B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018195997A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 富士通株式会社 光信号対雑音比を測定する装置および方法
JP2020031400A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 日本電信電話株式会社 Osnrスペクトル推定装置、osnrスペクトル推定方法およびプログラム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106559133B (zh) * 2015-09-28 2020-02-14 华为技术有限公司 光信号检测的方法及其网络设备
CN106533551B (zh) * 2016-09-09 2018-09-04 华中科技大学 一种基于光谱分辨率校正提高光信噪比测量精度的方法
US10812183B2 (en) * 2019-02-15 2020-10-20 Viavi Solutions Inc. Mitigating polarization dependent loss (PDL) by transforming frequency components to a ball
US20240089007A1 (en) * 2022-09-12 2024-03-14 Fujitsu Limited Mitigation of anomaly loss in an optical transmission system

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6433864B1 (en) * 1999-07-30 2002-08-13 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Apparatus for monitoring optical signal-to-noise ratio of optical signals in WDM optical transmission system
JP2005218047A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Kddi Corp 光伝送システム
US7239807B2 (en) * 2002-02-07 2007-07-03 Nortel Networks Limited Variable clamp equalization method and apparatus
JP2011155579A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Hitachi Ltd 光送受信システム及び光受信機
WO2013128944A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 日本電気株式会社 受信器、伝送システム、偏波多重光信号の受信方法、受信器の制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2014096663A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Fujitsu Ltd 光伝送システム、光送信器、光受信器及び光伝送方法
JP2014168223A (ja) * 2013-01-30 2014-09-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システム、及び信号処理方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19918630A1 (de) 1999-04-23 2000-11-16 Palme Dieter Anordnungen zur Überwachung der Performance von D-WDM Mehrwellenlängensystemen
US6952529B1 (en) * 2001-09-28 2005-10-04 Ciena Corporation System and method for monitoring OSNR in an optical network
WO2004056018A1 (en) * 2002-12-16 2004-07-01 Teralink Communications, Inc. Osnr monitoring method and apparatus using tunable optical bandpass filter and polarization nulling method
GB0706821D0 (en) * 2007-04-10 2007-05-16 Renishaw Plc Rotation detection kit
JP5278159B2 (ja) * 2009-05-20 2013-09-04 富士通株式会社 偏波コントローラおよび偏波モード分散補償器
WO2010139355A1 (en) * 2009-06-01 2010-12-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Monitoring optical parameters of a modulated optical signal
WO2010150241A1 (en) * 2009-06-23 2010-12-29 Eci Telecom Ltd. Optical signal to noise ratio monitoring technique and system
JP2011188213A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Fujitsu Ltd 光信号送信装置、光増幅装置、光減衰装置及び光信号送信方法
JP5281119B2 (ja) * 2011-05-24 2013-09-04 富士通テレコムネットワークス株式会社 光パケット交換システム
JP5887729B2 (ja) 2011-06-28 2016-03-16 富士通株式会社 光伝送システム、光送信装置および光受信装置
JP5342613B2 (ja) * 2011-08-09 2013-11-13 富士通テレコムネットワークス株式会社 光パケット交換システム
JP5870728B2 (ja) * 2012-02-10 2016-03-01 富士通株式会社 光パス確立方法及び光ノード装置
US20130245985A1 (en) * 2012-03-14 2013-09-19 Kla-Tencor Corporation Calibration Of An Optical Metrology System For Critical Dimension Application Matching
RU2590889C2 (ru) * 2012-03-23 2016-07-10 Хуавэй Текнолоджиз Ко., Лтд. Способ и устройство для обнаружения отношения оптического сигнала к шуму, узловое устройство и сетевая система
CN104079347B (zh) * 2013-03-26 2018-05-01 武汉光迅科技股份有限公司 一种光信噪比测量方法
US9673899B2 (en) * 2013-10-22 2017-06-06 Exfo Inc. In-band OSNR measurement on polarization-multiplexed signals
JP6273806B2 (ja) * 2013-12-03 2018-02-07 富士通株式会社 光信号対雑音比モニタのための校正係数を生成する装置および方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6433864B1 (en) * 1999-07-30 2002-08-13 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Apparatus for monitoring optical signal-to-noise ratio of optical signals in WDM optical transmission system
US7239807B2 (en) * 2002-02-07 2007-07-03 Nortel Networks Limited Variable clamp equalization method and apparatus
JP2005218047A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Kddi Corp 光伝送システム
JP2011155579A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Hitachi Ltd 光送受信システム及び光受信機
WO2013128944A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 日本電気株式会社 受信器、伝送システム、偏波多重光信号の受信方法、受信器の制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2014096663A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Fujitsu Ltd 光伝送システム、光送信器、光受信器及び光伝送方法
JP2014168223A (ja) * 2013-01-30 2014-09-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システム、及び信号処理方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018195997A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 富士通株式会社 光信号対雑音比を測定する装置および方法
US10389437B2 (en) 2017-05-18 2019-08-20 Fujitsu Limited Device and method for measuring optical signal-to-noise ratio
JP2020031400A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 日本電信電話株式会社 Osnrスペクトル推定装置、osnrスペクトル推定方法およびプログラム
WO2020040011A1 (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 日本電信電話株式会社 Osnrスペクトル推定装置、osnrスペクトル推定方法およびプログラム
JP7155756B2 (ja) 2018-08-24 2022-10-19 日本電信電話株式会社 Osnrスペクトル推定装置、osnrスペクトル推定方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20160308611A1 (en) 2016-10-20
JP6507844B2 (ja) 2019-05-08
US10020878B2 (en) 2018-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6507844B2 (ja) 光信号対雑音比モニタおよび光信号対雑音比を測定する方法
JP6273806B2 (ja) 光信号対雑音比モニタのための校正係数を生成する装置および方法
CN111279631B (zh) 利用导频音监测光网络设备的性能
JP4097758B2 (ja) 光信号の伝送方法、光伝送システム、および光伝送システムの監視装置
JP5906870B2 (ja) 光パワーモニタ
EP0849893A2 (en) Monitoring of nonlinear effects in an optical transmission system
JP6597445B2 (ja) 透過特性をモニタする装置および方法
JP6870423B2 (ja) 信号品質測定装置及び信号品質測定方法
JP4008454B2 (ja) 偏光スクランブルへテロダイン(Polarization−ScrambledHetelodyning)を用いて使用中の光チャネルの周波数分解された偏光状態を測定する方法及び装置
US8014668B2 (en) Method and system for distributed measurement and compensation of chromatic dispersion in an optical network
US10389437B2 (en) Device and method for measuring optical signal-to-noise ratio
US20180006722A1 (en) In-band optical-link monitoring for a wdm network
JP6311443B2 (ja) 測定装置、測定方法および伝送システム
JP2002323383A (ja) 強度ノイズを低減するための機能を有するヘテロダイン光スペクトル分析器
CN105830365A (zh) 一种光信噪比的监测方法及装置
CN112118498B (zh) 一种光模块的波长修正方法及光网络系统
JP6497439B2 (ja) 通信装置、通信方法、及び、通信システム
JP2020134161A (ja) 光伝送装置、光受信装置及び推定方法
JP2007093405A (ja) 光パルス試験器
US11621775B2 (en) Mitigating polarization dependent loss (PDL) by transforming frequency components to a ball
US9917639B2 (en) Optical signal quality monitoring apparatus, optical signal quality monitoring method and optical repeater
JP2018133720A (ja) 光伝送装置および波長ずれ検出方法
JP2005502221A (ja) 光ファイバ・リンクによって伝送された信号においてpmdパラメータを検出し補償するための方法及び装置、並びにこれらを用いた通信システム
WO2022201450A1 (ja) 波長多重装置および波長多重方法
JP5504419B2 (ja) 光分散計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6507844

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees