JP2018195997A - 光信号対雑音比を測定する装置および方法 - Google Patents

光信号対雑音比を測定する装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周期的に固定パターンを含む光信号のOSNRを精度よく測定する装置および方法を提供する。【解決手段】光信号対雑音比測定装置は、所定の周期で固定パターンを含む光信号の光信号対雑音比を測定する。この光信号対雑音比測定装置は、所定の周期と同じまたはほぼ同じ長さの測定周期の中の複数の異なる時間領域においてそれぞれ光信号の光信号対雑音比を測定する測定部と、測定部により得られる複数の測定値から最も悪い測定値を除く1または複数の測定値を選択し、選択した1または複数の測定値に基づいて光信号の光信号対雑音比を決定する決定部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、光信号対雑音比(OSNR:optical signal-to-noise ratio)を測定する装置および方法に係わる。
光ネットワークの各ノードにおいてリアルタイムでOSNRをモニタすることが求められている。例えば、波長分割多重(WDM:wavelength division multiplexed)光信号を伝送する光ネットワークにおいては、各波長チャネルのOSNRがモニタされる。そして、OSNRのモニタ結果に応じて、波長チャネルごとに柔軟に光パスが制御される。
ただし、各ノードにおいてOSNRをモニタする場合、光ネットワークを構築するコストを抑制するためには、光スペクトラムアナライザのような高価な測定装置は好ましくない。これに加えて、チャネル間の周波数間隔が狭いWDM伝送システム(例えば、スーパーチャネル伝送システム)においては、光スペクトラムアナライザで雑音成分を測定することは困難である。
このため、高価な光学機器を用いることなく、また、チャネル間の周波数間隔が狭いWDM伝送システムにおいても、OSNRを測定できる構成および方法が求められている。一例として、電気信号処理によりOSNRを推定する方法が提案されている。この方法においては、受光器を用いて受信光信号が電気信号に変換され、この電気信号を用いて直流電力および交流電力が測定される。そして、測定された直流電力および交流電力に基づいてOSNRが推定される。なお、特許文献1〜2および非特許文献1に関連技術が記載されている。
特開2016−208482号公報 米国特許第6433864号
S. Oda et al. Optical performance monitoring for dynamic and flexible photonic networks, SPIE Photonics West 2015, 9388-13
多くの光ネットワークにおいて、データは、所定のフォーマットのフレームを利用して伝送される。フレームは、一般に、ペイロードおよびヘッダから構成される。ペイロードには、データが格納される。ヘッダには、データ信号の伝送を制御するための制御情報が格納される。また、ヘッダ内には、固定パターンが設定されることがある。この固定パターンは、予め決められたデータまたはビット列から構成され、フレーム同期を確立するために使用される。また、この固定パターンは、光ファイバリンクの分散を測定するために使用されることもある。
ところで、光信号の伝送容量を大きくする技術の1つとして偏波多重が実用化されている。偏波多重は、互いに直交する1組の偏波を利用して信号を伝送することができる。以下の記載では、互いに直交する1組の偏波を「X偏波」および「Y偏波」と呼ぶことがある。
偏波多重光伝送においては、図1に示すように、1組の偏波を利用して伝送されるフレームは互いに同期している。ここで、上述した固定パターンは、各フレーム内の予め指定された位置に設定される。即ち、X偏波の固定パターンおよびY偏波の固定パターンは同時に伝送される。このとき、X偏波およびY偏波で同一の固定パターンが伝送されると、偏波多重光信号の偏波は固定される。一方、ペイロード部のビットパターンはランダムなので、ペイロード部の偏波状態はランダムである。この結果、通常の偏波依存損失(PDL:polarization-dependent loss)を持つ光伝送路でこの光信号を伝送すると、固定パターン部の光パワーとペイロード部の光パワーが異なるので、OSNRモニタにおいて受光器により受信光信号が電気信号に変換されると、その電気信号において固定パターンに対応するスパイクノイズが発生する。また、固定パターン部の光パワーがペイロード部の光パワーと異なるような固定パターンを使用した場合であっても、同様にスパイクノイズが発生し得る。なお、スパイクノイズは、瞬時的に電力が大きく変動する状態に相当する。
図2(a)は、受信光信号を電気信号に変換する受光器の出力信号の一例を示す。この例では、光信号により伝送される各フレームは、図1に示すように、固定パターンを含んでいる。この場合、図2(a)に示すように、受光器の出力信号において、固定パターンに対応するスパイクノイズが発生する。ところが、スパイクノイズは、平均電力レベルに対して正側または負側のいずれか一方に発生する。図2(a)に示す例では、スパイクノイズは、負側のみに発生している。また、スパイクノイズの大きさはランダムなので、このスパイクノイズに起因して低い周波数のホワイトノイズが発生する。そして、正負非対称であり、かつランダムな強度を持つスパイクノイズは、ローパスフィルタでは除去できない。このため、受信光信号の直流電力および交流電力を正しく測定することは困難である。
たとえば、図2(b)において、スペクトルAは、固定パターンが挿入された光信号のスペクトルを表す。即ち、スペクトルAは、図2(a)に示す信号のスペクトルを表す。スペクトルBは、ペイロードのみが伝送されたときのスペクトルを表す。即ち、スペクトルBは、固定パターンが挿入されていない光信号のスペクトルを表す。ここで、交流電力は、所定の周波数領域(例えば、100kHz〜500kHz)でスペクトルを積分することで算出される。ところが、図2(b)に示すように、光信号に固定パターンが挿入されると、平均電力レベルが増加する。しかも、固定パターンに起因する平均電力レベルの増加量は、PDLに依存する。したがって、ペイロードが伝送されるときの交流電力は正しく測定されず、OSNRの推定値も大きな誤差を含むことになる。
本発明の1つの側面に係わる目的は、周期的に固定パターンを含む光信号のOSNRを精度よく測定する装置および方法を提供することである。
本発明の1つの態様の光信号対雑音比測定装置は、所定の周期で固定パターンを含む光信号の光信号対雑音比を測定する。この光信号対雑音比測定装置は、前記所定の周期と同じまたはほぼ同じ長さの測定周期の中の複数の異なる時間領域においてそれぞれ前記光信号の光信号対雑音比を測定する測定部と、前記測定部により得られる複数の測定値から最も悪い測定値を除く1または複数の測定値を選択し、選択した1または複数の測定値に基づいて前記光信号の光信号対雑音比を決定する決定部と、を備える。
上述の態様によれば、周期的に固定パターンを含む光信号のOSNRを精度よく測定できる。
固定パターンが設定されるフレームの一例を示す図である。 従来技術の課題を説明する図である。 光ネットワークの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わるOSNRモニタの一例を示す図である。 WDM光信号の一例を示す図である。 OSNR測定部の一例を示す図である。 PD出力信号および受信光信号のパワースペクトルの一例を示す図である。 実施形態に係る光ネットワークにおいて伝送されるフレームの構成の一例を示す図である。 測定周期および測定期間の一例を示す図である。 OSNRモニタの動作例を示す図である。 OSNR決定部の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係わるOSNRモニタの一例を示す図である。
図3は、本発明の実施形態に係わる光ネットワークの一例を示す。この実施例では、光ネットワークは、WDM光信号を伝送する。よって、光ネットワークの各ノードには、光分岐挿入装置(ROADM:reconfigurable optical add drop multiplexer)1が実装されている。ROADM1は、WDM光信号から所望の波長の光信号を分岐することができる。また、ROADM1は、WDM光信号の空チャネルに光信号を挿入することができる。
各ノードには、OSNRモニタ2が実装されている。そして、OSNRモニタ2は、光ファイバリンクを介して伝送されるWDM光信号の各波長チャネルのOSNRをモニタする。なお、OSNRモニタ2は、光信号対雑音比を測定する光信号対雑音比測定装置の一例である。
図4は、本発明の実施形態に係わるOSNRモニタ2の一例を示す。OSNRモニタ2は、図3に示すように、光ネットワークの各ノードに実装される。各ノードにおいて、ROADM1は、WDM光信号を処理する。また、ROADM1は、図4に示すように、WDM光信号を分岐する光カプラ11を備える。そして、WDM光信号は、光カプラ11により分岐されてOSNRモニタ2に導かれる。
WDM光信号中には、複数の波長チャネルが多重化されている。図5に示す例では、波長チャネルn−1、n、n+1、...が多重化されている。なお、WDM光信号のチャネル間隔は、各波長チャネルのスペクトルが隣接チャネルのスペクトルと重複する程度に狭くてもよい。また、ASE(amplified spontaneous emission)雑音は、波長に依存するため、各波長チャンネルで異なる強度を持つ。
OSNRモニタ2は、光帯域通過フィルタ(光BPF:optical bandpass filter)21、受光器(PD:photo detector)22、切替え指示生成部23、スイッチ24、OSNR測定部25(25a、25b)、OSNR決定部26を備える。ただし、OSNRモニタ2は、図4に示していない他の機能または回路要素を備えていてもよい。例えば、OSNRモニタ2は、OSNRモニタ2の測定処理を制御するコントローラを備える。
光BPF21は、不図示のコントローラから与えられるチャネル指示に応じて、モニタ対象波長チャネルの光パワーの一部を抽出する。すなわち、光BPF21の透過帯の中心波長は、チャネル指示に応じて制御される。図5に示す例では、光BPF21は、波長チャネルnの光パワーの一部を抽出する。このとき、光BPF21により抽出される光パワーは、信号成分および雑音成分を含む。なお、光BPF21の透過帯の幅は、例えば、WDM光信号中に多重化されている各光信号のビットレートおよび変調方式等に基づいて決定される。
受光器22は、光BPF21の出力光を電気信号に変換する。すなわち、受光器22から出力される電気信号は、モニタ対象波長チャネルの光パワーを表す。この光パワーは、図5に示すように、信号成分および雑音成分を含む。したがって、受光器22から出力される電気信号は、モニタ対象波長チャネルの信号成分および雑音成分を含む。なお、以下の記載では、受光器22の出力信号を「PD出力信号」と呼ぶことがある。また、受光器22の出力側にPD出力信号を平均化する平均化器が実装されていてもよい。この場合、平均化器は、例えば、アンチエイリアスフィルタとして使用される低域通過フィルタにより実現される。
切替え指示生成部23は、切替え指示を生成する。なお、切替え指示については、後で詳しく説明する。スイッチ24は、切替え指示生成部23により生成される切替え指示に応じて、PD出力信号(または、平均化されたPD出力信号)をOSNR測定部25aまたはOSNR測定部25bに導く。
OSNR測定部25(25a、25b)は、PD出力信号に基づいて、モニタ対象波長チャネルのOSNRを測定する。以下の記載では、OSNR測定部25aおよびOSNR測定部25bにより測定されるOSNR測定値を、それぞれOSNR_aおよびOSNR_bと呼ぶことがある。OSNR決定部26は、OSNR測定部25a、25bによる測定結果に基づいて、モニタ対象波長チャネルのOSNRを決定する。例えば、OSNR決定部26は、モニタ対象波長チャネルのOSNRとして、OSNR_aおよびOSNR_bのうちの良好な特性を表す測定値を出力する。
切替え指示生成部23、スイッチ24、OSNR測定部25(25a、25b)、OSNR決定部26は、例えば、デジタル信号処理回路により実現される。この場合、デジタル信号処理回路は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)で実現してもよい。また、切替え指示生成部23、スイッチ24、OSNR測定部25、OSNR決定部26は、プロセッサエレメントおよびメモリを含むプロセッサシステムで実現してもよい。或いは、切替え指示生成部23、スイッチ24、OSNR測定部25、OSNR決定部26は、ソフトウェアおよびハードウェアの組合せで実現してもよい。なお、OSNR測定部25がデジタル信号処理回路またはプロセッサシステムで実現される場合、受光器22により生成されるPD出力信号は、不図示のA/D変換器によりデジタル信号に変換される。
図6は、OSNR測定部25の一例を示す。図6に示すOSNR測定部25は、図4に示すOSNR測定部25a、25bに相当する。よって、OSNR測定部25には、PD出力信号が入力される。すなわち、受信光信号の電力を表す電気信号がOSNR測定部25に与えられる。また、図6では、図4に示すスイッチ24は省略されている。
OSNR測定部25は、図6に示すように、低域通過フィルタ(LPF)31、直流電力測定部32、帯域通過フィルタ(BPF)33、交流電力測定部34、OSNR計算部35を備える。そして、OSNR測定部25には、図7(a)に示すPD出力信号が入力される。PD出力信号は、受光器22により生成され、受信光信号の電力(又は、強度)を表す。
LPF31は、入力電気信号の直流成分を抽出する。すなわち、LPF31は、PD出力信号の直流成分を抽出する。したがって、LPF31のカットオフ周波数は、例えば、1kHz程度であってもよい。直流電力測定部32は、LPF31により抽出された直流成分の電力を測定する。ここで、直流成分の電力は、受信光信号の総光パワーの平均に相当する。すなわち、LPF31および直流電力測定部32により、図7(a)に示す平均光パワーPtotalが測定される。
BPF33は、入力電気信号から所定の周波数成分を抽出する。すなわち、BPF33は、PD出力信号から所定の周波数成分を抽出する。このとき、BPF33は、直流成分を除去する。すなわち、BPF33は、所定の交流成分を抽出する。一例としては、BPF33は、100kHz〜500kHzの周波数成分を抽出する。交流電力測定部34は、BPF33により抽出された交流成分の電力、すなわち雑音交流電力PBPFを測定する。
BPF33の通過帯の周波数は、上述の実施例に限定されるものではない。ただし、BPF33の通過帯の低周波数側のカットオフ周波数は、直流成分が除去されるように決定される。また、BPF33の通過帯の高周波数側のカットオフ周波数は、例えば、OSNRモニタ2の内部で発生する雑音成分(例えば、スイッチング電源のスイッチング雑音)が除去されるように決定される。
平均光パワーPtotalと雑音交流電力PBPFとOSNRとの間には、(1)式の関係が成立する。ここで、Psigは、信号光の光パワーを表し、PASEは、ASEの光パワーを表し、C1〜C6は、予め測定により決定される校正係数を表す。
よって、OSNR測定部25は、平均光パワーPtotalおよび雑音交流電力PBPFを測定することにより、受信光信号のOSNRを計算することができる。
BPF33および交流電力測定部34は、例えば、高速フーリエ変換(FFT:fast Fourier transform)を利用して雑音交流電力PBPFを計算してもよい。この場合、受光器22により生成されるPD出力信号は、A/D変換器によりデジタル信号に変換され、複数の異なるタイミングにおいてサンプリングされる。そして、サンプリングされた複数の値に対してFFT演算を実行することにより、受信光信号のパワースペクトルが生成される。図7(b)は、受信光信号のパワースペクトルの一例を示す。さらに、所定の周波数領域(例えば、100kHz〜500kHz)においてこのパワースペクトルを積分することにより、雑音交流電力PBPFが計算される。なお、パワースペクトルを積分する周波数領域は、BPF33の通過帯に相当する。
LPF31および直流電力測定部32も、FFTを利用して平均光パワーPtotalが測定してもよい。この場合、所定の周波数領域(例えば、ゼロ〜1kHz)において図7(b)に示すパワースペクトルを積分することにより、平均光パワーPtotalが計算される。
図8は、本発明の実施形態に係る光ネットワークにおいて伝送されるフレームの構成の一例を示す。この実施例では、フレームの長さは、1μ秒である。また、各フレーム内の所定の位置に固定パターンが設定される。よって、図6に示すフレームが連続して伝送されるとき、1μ秒間隔で固定パターンが伝送されることになる。固定パターンの長さは、例えば、10n秒程度である。なお、固定パターンは、予め決められたデータまたはビット列から構成され、フレーム同期を確立するために使用される。また、固定パターンは、光ファイバリンクの分散を測定するために使用されることもある。
この実施例では、光ネットワークにおいてWDM光信号が伝送される。そして、各波長チャネルを介して偏波多重光信号が伝送される。この場合、各偏波多重光信号の1組の偏波(X偏波およびY偏波)を利用して伝送されるフレームは、図1に示すように、互いに同期している。したがって、X偏波の固定パターンおよびY偏波の固定パターンは同時に伝送される。なお、X偏波の固定パターンおよびY偏波の固定パターンは、互いに同じビット列であってもよい。
図9は、測定周期および各測定周期内に設定される測定期間の一例を示す。なお、図9に示すPD出力信号は、OSNRモニタ2が図8に示す光信号を受信したときの受光器22の出力信号を表す。ここで、図8に示す光信号の各フレームには、固定パターンが挿入されている。そして、固定パターンとして、X偏波およびY偏波により互いに同じビット列が伝送されるときは、光信号の偏波は固定されている。よって、PDLを持つ光伝送路を介して伝送された後に、OSNRモニタ2において受光器22により受信光信号が電気信号に変換されると、ペイロード部と固定パターン部とで光パワーが異なるため、PD出力信号において固定パターンに対応するスパイクノイズが発生する。すなわち、PD出力信号の電力は、固定パターンに応じて瞬時的に大きく変動する。図9に示す例では、定期的に、PD出力信号の平均レベルに対して負側にスパイクノイズが発生している。
スパイクノイズが発生する周期TSは、フレーム周期と実質的に同じである。したがって、図8に示すフレームが伝送される場合、スパイクノイズが発生する周期TSも1μ秒である。すなわち、この場合、1μ秒間隔でスパイクノイズが発生する。ただし、スパイクノイズの大きさは、一定ではなく、実質的にランダムである。
切替え指示生成部23は、フレーム周期に対応する測定周期Tsetで切替え信号を生成する。この例では、測定周期Tsetは、フレーム周期と実質的に同じである。すなわち、測定周期Tsetは、スパイクノイズが発生する周期TSと実質的に同じである。
測定周期Tsetは、複数の時間領域に分割される。この例では、測定周期Tsetは、測定期間A、測定期間B、および2つのギャップ期間Gに分割される。一方のギャップ期間Gは、各測定周期内で測定期間Aと測定期間Bとの間に設けられる。他方のギャップ期間Gは、ある測定周期内の測定期間Bと次の測定周期内の測定期間Aとの間に設けられる。なお、測定期間Aおよび測定期間Bの長さは、互いに実質的に同じであることが好ましい。また、ギャップ期間Gの長さは、測定期間Aまたは測定期間Bと比較して十分に短い。
切替え指示生成部23は、測定期間A、測定期間B、ギャップ期間Gの切替えタイミングを指示する切替え指示を生成する。切替え指示は、測定期間A、測定期間B、ギャップ期間Gの開始タイミングを表すパルス信号であってもよい。
スイッチ24は、切替え指示に応じて、PD出力信号(即ち、受光器22の出力信号)を図4に示すOSNR測定部25aまたはOSNR測定部25bに導く。具体的には、測定期間Aにおいては、スイッチ24は、PD出力信号をOSNR測定部25aに導く。また、測定期間Bにおいては、スイッチ24は、PD出力信号をOSNR測定部25bに導く。なお、ギャップ期間Gにおいては、スイッチ24は、PD出力信号を廃棄する。したがって、ギャップ期間Gにおいては、OSNR測定部25a、25bはいずれもPD出力信号を受信しない。
尚、この実施例では、OSNRモニタ2は、1つの波長チャネルのOSNRを測定するために、Nセットのサンプリングを実行する。ここで、Nは、上述したFFT演算の入力値の個数を表し、特に限定されるものではないが、例えば4096である。したがって、図9においてA1およびB1は、最初の測定周期における測定期間Aおよび測定期間Bを表す。同様に、A2およびB2は、2回目の測定周期における測定期間Aおよび測定期間Bを表し、ANおよびBNは、最後の測定周期における測定期間Aおよび測定期間Bを表す。
測定周期Tsetの開始時刻は、受信フレームの開始時刻と同期している必要はない。すなわち、切替え指示生成部23は、フレーム同期を確立することなく切替え指示を生成することができる。図9に示す例では、スパイクノイズが測定期間Bにおいて含まれるように、測定周期Tsetが設定されている。ただし、上述したように、測定周期Tsetは、フレーム周期(すなわち、スパイクノイズが発生する周期TS)と実質的に同じである。したがって、図9に示すように、ある測定周期の測定期間Bにおいてスパイクノイズが含まれる場合、すべての測定周期において測定期間B内でスパイクノイズが含まれることになる。この場合、いずれの測定周期においても、測定期間A内でスパイクノイズが含まれることはない。
このようにして生成される切替え指示は、スイッチ24に与えられる。そうすると、スイッチ24は、その切替え指示に応じてPD出力信号をOSNR測定部25a、25bへ導く。
図10は、OSNRモニタ2の動作例を示す。この実施例では、受光器22により生成されるPD出力信号に対して図9に示すサンプリングが行われるものとする。すなわち、Nセットのサンプリングが実行される。
PAiは、i番目の測定周期の測定期間Aにおいて検出された電力の平均値を表す。例えば、信号PA1は、最初の測定周期の測定期間A(A1)において検出された電力の平均値を表し、信号PA2は、2番目の測定周期の測定期間A(A2)において検出された電力の平均値を表し、信号PANは、最後の測定周期の測定期間A(AN)において検出された電力の平均値を表す。「測定期間Aにおいて検出された電力の平均値」は、測定期間Aにおいて複数回のサンプリングを行うことで得られる複数の電力値の平均を計算することで得られる。同様に、PBjは、j番目の測定周期の測定期間Bにおいて検出された電力の平均値を表す。
具体的には、最初の測定周期では、測定期間A1における測定に基づいて生成される測定値PA1がOSNR測定部25aに与えられ、測定期間B1における測定に基づいて生成される測定値PB1がOSNR測定部25bに与えられる。続いて、2番目の測定周期では、測定期間A2における測定に基づいて生成される測定値PA2がOSNR測定部25aに与えられ、測定期間B2における測定に基づいて生成される測定値PB2がOSNR測定部25bに与えられる。以下同様に、各測定周期において生成される測定値PAおよび測定値PBがそれぞれOSNR測定部25aおよびOSNR測定部25bに与えられる。そして、最後の測定周期で、測定期間ANにおける測定に基づいて生成される測定値PANがOSNR測定部25aに与えられ、測定期間BNにおける測定に基づいて生成される測定値PBNがOSNR測定部25bに与えられる。
OSNR測定部25aにおいて、平均化器41は、PA1〜PANの平均を計算することにより、測定系列A(A1〜AN)における平均光パワーPtotal_aを計算する。なお、平均化器41は、図6に示すLPF31および直流電力測定部32に相当する。FFT演算器42は、PA1〜PANに対してFFT演算を実行することにより、測定系列Aにおける受信光信号のパワースペクトルを生成する。BPF43は、FFT演算器42により生成されるパワースペクトルから所定の周波数成分を抽出する。この実施例では、図7(b)に示すように、100kHz〜500kHzの交流成分が抽出される。積分器44は、BPF43により抽出される交流成分を積分することにより、測定系列Aにおける雑音交流電力PBPF_aを計算する。なお、FFT演算器42、BPF43、積分器44は、図6に示すBPF33および交流電力測定部34に相当する。OSNR計算部35は、平均光パワーPtotal_aおよび雑音交流電力PBPF_aに基づいて、測定系列AにおけるOSNR測定値を表すOSNR_aを計算する。このとき、OSNR計算部35は、上述した(1)式を利用してOSNRを計算する。
同様にOSNR測定部25bは、PB1〜PBNに基づいて、測定系列B(B1〜BN)における平均光パワーPtotal_bおよび雑音交流電力PBPF_bを計算する。そして、OSNR測定部25bは、Ptotal_bおよびPBPF_bに基づいて、測定系列BにおけるOSNR測定値を表すOSNR_bを計算する。
OSNR決定部26は、OSNR測定部25aおよび25bにより計算されるOSNR_aおよびOSNR_bに基づいて、モニタ対象波長チャネルのOSNRを決定する。ここで、スパイクノイズが発生する周期TSおよび測定周期TSETは、互いに実質的に同じである。このため、図9に示すように、最初の測定周期の測定期間B1においてスパイクノイズが含まれる場合、以降の各測定期間B2〜BNにおいてもスパイクノイズが含まれることになる。一方、各測定期間A1〜ANにおいてスパイクノイズが含まれることはない。したがって、各測定期間A1〜ANにおけるサンプリングに基づいて算出されるOSNR_aは、スパイクノイズの影響のないOSNRと考えられる。
但し、測定周期Tsetの開始時刻が受信フレームの開始時刻と同期していないケースでは、測定系列A1〜ANまたは測定系列B1〜BNのいずれにおいてスパイクノイズが含まれるのかは既知でない。ところが、例えば、測定系列B1〜BNにおいてスパイクノイズが含まれるときは、測定系列A1〜ANにおけるサンプリングに基づいて算出されるOSNR_aと比較して、測定系列B1〜BNにおけるサンプリングに基づいて算出されるOSNR_bが悪くなる(値が低くなる)はずである。この場合、OSNR決定部26は、OSNR_bがスパイクノイズの影響を受けていると判定する。よって、OSNR決定部26は、モニタ対象波長チャネルのOSNRとして、値が良い方(値が高い方)のOSNR(この例では、OSNR_a)を出力する。この結果、スパイクノイズの影響を受けていないOSNRが得られる。
なお、上述の実施例では、スパイクノイズ周期TSおよび測定周期TSETは、互いに実質的に同じである。ただし、測定周期TSETをスパイクノイズ周期TSに完全に一致させることができないケースもある。そして、スパイクノイズ周期TSと測定周期TSETとの間の差分がゼロでないときは、各測定周期内でスパイクノイズが含まれるタイミングがシフトしてゆくことになる。このため、N回のサンプリングが実行されるときに、ある測定周期では測定期間Aにおいてスパイクノイズが含まれ、他の測定周期では測定期間Bにおいてスパイクノイズが含まれるかも知れない。この場合、測定期間A、Bのいずれにおいてもスパイクノイズの影響が発生してしまう。
ギャップ期間Gは、この問題を解決するために設定される。ただし、ギャップ期間Gの長さは、下記の条件を満足するように決定される。なお、TSNは、固定パターンに起因して発生するスパイクノイズの時間幅を表す。Nは、FFTの次数を表す。ΔTは、スパイクノイズ周期TSと測定周期TSETとの間の差分を表す。
G>TSN+N×ΔT
たとえば、スパイクノイズの時間幅TSNが10n秒、FFTの次数Nが4096、スパイクノイズ周期と測定周期との間の差分ΔTが10p秒であるものとする。この場合、ギャップ期間Gの長さは、50.96n秒よりも長く設定することが求められる。そして、このようなギャップ期間Gを設定すれば、測定期間A、Bのいずれか一方では、スパイクノイズの影響が発生しない。すなわち、このようなギャップ期間Gを設定すれば、スパイクノイズの影響のないOSNRが得られる。
<測定期間のバリエーション>
図9に示す実施例では、各測定周期内に2個の測定期間(A、B)が設定される。この場合、2個のOSNR値(OSNR_a、OSNR_b)が算出され、そのうちの一方が選択される。ただし、本発明は、この方法に限定されるものではない。
例えば、図9〜図10に示す実施例において、ギャップ期間G内にスパイクノイズが発生するときは、2個のOSNR値(OSNR_a、OSNR_b)は、いずれもスパイクノイズの影響を受けない。この場合、OSNR_aおよびOSNR_bは、互いに実質的に同じなので、OSNR決定部26は、OSNR_aまたはOSNR_bのいずれを出力してもよい。
また、各測定周期内に3個以上の測定期間を設定してもよい。例えば、各測定周期内に5個の測定期間を設定すれば、5個のOSNR値が生成される。この場合、OSNR決定部26は、例えば、5個のOSNR値のうちから最も悪いOSNR値を除外し、残りのOSNR値のうちの任意の1つを出力する。あるいは、OSNR決定部26は、5個のOSNR値のうちから最も悪いOSNR値を除外し、残りのOSNR値の平均を出力してもよい。さらに、OSNR決定部26は、5個のOSNR値のうちから最も良好なOSNR値を出力してもよい。
尚、各測定周期内に2個の測定期間が設定されるケースでは、OSNRモニタ2は、2個のOSNR測定部25(25a、25b)を備え、2個のOSNR値(OSNR_a、OSNR_b)を算出する。これに対して、各測定周期内にK個の測定期間が設定されるケースでは、OSNRモニタ2は、K個のOSNR測定部25を備え、K個のOSNR値を算出する。
図11は、OSNR決定部26の処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、モニタ対象波長チャネルについて複数のOSNR値が生成されたときに実行される。複数のOSNR値は、図4または図10に示す例では、OSNR測定部25a、25bにより生成される。
S1において、OSNR決定部26は、複数の測定系列においてそれぞれ測定されるOSNR測定値を取得する。複数の測定系列は、図9に示す例では、測定期間A1〜ANおよびB1〜BNに相当する。複数のOSNR測定値は、図4または図10に示す例では、OSNR測定部25a、25bによりそれぞれ生成されるOSNR_a、OSNR_bに相当する。
S2において、OSNR決定部26は、複数のOSNR測定値の中から最も悪い(すなわち、最も低い)OSNR測定値を除外する。換言すれば、OSNR決定部26は、複数のOSNR測定値の中から最も悪いOSNR測定値を除く1または複数のOSNR測定値を選択する。例えば、図9〜図10に示す例において、各測定期間A1〜ANにおけるサンプリングに基づいて算出されるOSNR_aよりも、各測定期間B1〜BNにおけるサンプリングに基づいて算出されるOSNR_bの方が低いものとする。この場合、2個のOSNR測定値のうちからOSNR_bが除外され、OSNR_aが選択される。
なお、S1において3個以上のOSNR測定値を取得するときは、OSNR決定部26は、最も悪い1個のOSNR測定値を除外してよいし、最も悪いOSNR測定値から順番に2個以上のOSNR測定値を除外してもよい。この場合、1または複数のOSNR測定値が選択されることになる。
S3において、OSNR決定部26は、S2で選択した1または複数のOSNR測定値に基づいて、モニタ対象波長チャネルのOSNRを決定する。S2において1個のOSNR測定値のみを選択したときは、OSNR決定部26は、モニタ対象波長チャネルのOSNRとして、その選択したOSNR測定値を出力する。一方、S2において複数のOSNR測定値を選択したときは、OSNR決定部26は、下記のいずれかの方法でモニタ対象波長チャネルのOSNRを決定する。
(1)S2で選択した複数のOSNR測定値の中から任意の1個を選択して出力する
(2)S2で選択した複数のOSNR測定値の平均を計算して出力する
なお、図9に示す実施例では、各測定周期内で測定期間どうしの間にギャップ期間Gが設けられているが、本発明はこの方法に限定されるものではない。すなわち、各測定周期内に必ずしもギャップ期間Gを設けなくてもよい。例えば、測定周期Tsetをフレーム周期またはスパイクノイズが発生する周期TSに精度よく一致させることができる場合には、ギャップ期間Gを設けなくてもよい。
<他の実施形態>
図4に示す実施形態では、各測定系列(A、B)に対してそれぞれOSNR測定部25が実装される。これに対して、他の実施形態では、複数の測定系列に対して1個のOSNR測定部25が実装される。そして、OSNR測定部25は、時間分割多重で複数の測定系列に対する測定を実行する。
図12は、本発明の他の実施形態に係わるOSNRモニタの一例を示す。なお、光BPF21、受光器22、切替え指示生成部23、スイッチ24、OSNR決定部26は、図4に示す実施形態および図12に示す他の実施形態において実質的に同じである。
平均化器51は、受光器22の出力信号(すなわち、PD出力信号)を平均化する。平均化器51は、例えば、アンチエイリアスフィルタとして使用される低域通過フィルタにより実現される。
スイッチ24は、切替え指示生成部23により生成される切替え指示に応じて、平均化されたPD出力信号をメモリ52aまたは52bに導く。図9に示す実施例では、測定期間A1〜ANにおいてそれぞれ検出される電力値PA1〜PANがメモリ52aに格納され、測定期間B1〜BNにおいてそれぞれ検出される電力値BA1〜BANがメモリ52bに格納される。
メモリ52a、52bにそれぞれN個の電力値が格納されると、読出し回路53は、メモリ52a、52bから電力値を読み出す。具体的には、読出し回路53は、まず、メモリ52aから電力値PA1〜PANを読み出してOSNR測定部25に渡す。これにより、OSNR測定部25においてOSNR_aが生成される。つづいて、読出し回路53は、メモリ52bから電力値PB1〜PBNを読み出してOSNR測定部25に渡す。これにより、OSNR測定部25においてOSNR_bが生成される。そして、OSNR決定部26は、OSNR_aおよびOSNR_bに基づいて、モニタ対象波長チャネルのOSNRを決定する。
このように、図12に示す実施形態では、複数の測定系列に対して1個のOSNR測定部25が実装される。すなわち、1個のOSNR測定部25が複数の測定系列により共有され、OSNR測定部25は、時間分割多重で、複数の測定系列のOSNR測定値を生成する。したがって、OSNR測定部25がデジタル信号処理回路により実現されるケースでは、図4に示す構成と比較すると、OSNR測定部25を実装するための回路の面積を削減できる。
2 OSNRモニタ
21 光BPF
22 受光器(PD)
23 切替え指示生成部
24 スイッチ
25(25a、25b) OSNR測定部
26 OSNR決定部
31 LPF
32 直流電力測定部
33 BPF
34 交流電力測定部
35 OSNR計算部
41 平均化器
42 FFT演算器
43 BPF
44 積分器
52a、52b メモリ
53 読出し回路

Claims (7)

  1. 所定の周期で固定パターンを含む光信号の光信号対雑音比を測定する光信号対雑音比測定装置であって、
    前記所定の周期と同じまたはほぼ同じ長さの測定周期の中の複数の異なる時間領域においてそれぞれ前記光信号の光信号対雑音比を測定する測定部と、
    前記測定部により得られる複数の測定値から最も悪い測定値を除く1または複数の測定値を選択し、選択した1または複数の測定値に基づいて前記光信号の光信号対雑音比を決定する決定部と、
    を備える光信号対雑音比測定装置。
  2. 前記光信号を電気信号に変換する受光器をさらに備え、
    前記測定部は、前記複数の異なる時間領域それぞれにおいて、前記測定周期で前記電気信号を繰り返しサンプリングすることにより得られる複数の値に基づいて前記光信号の光信号対雑音比を測定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号対雑音比測定装置。
  3. 前記測定部は、前記測定周期内の2つの異なる時間領域においてそれぞれ前記光信号の光信号対雑音比を測定し、
    前記決定部は、前記光信号の光信号対雑音比として、前記測定部により得られる2個の測定値のうちで良好な特性を表す測定値を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号対雑音比測定装置。
  4. 前記測定周期は、第1の時間領域、前記第1の時間領域に隣接する第2の時間領域、前記第2の時間領域に隣接する第3の時間領域、および前記第3の時間領域に隣接する第4の時間領域から構成され、
    前記測定部は、前記第1の時間領域および前記第3の時間領域それぞれにおいて前記光信号の光信号対雑音比を測定し、
    前記決定部は、前記光信号の光信号対雑音比として、前記測定部により得られる2個の測定値のうちで良好な特性を表す測定値を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号対雑音比測定装置。
  5. 前記光信号を電気信号に変換する受光器をさらに備え、
    前記測定部は、前記第1の時間領域および前記第3の時間領域それぞれにおいて、前記測定周期で前記電気信号をN回繰り返しサンプリングすることにより得られるN個の値に基づいて前記光信号の光信号対雑音比を測定し、
    前記第2の時間領域および前記第4の時間領域の長さは、それぞれ、前記固定パターンに起因する雑音成分の時間幅に前記所定の周期と前記測定周期との間の差分のN倍を加算した時間よりも長い
    ことを特徴とする請求項4に記載の光信号対雑音比測定装置。
  6. 前記測定部は、時間分割多重で、前記複数の異なる時間領域における光信号対雑音比の測定を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号対雑音比測定装置。
  7. 所定の周期で固定パターンを含む光信号の光信号対雑音比を測定する光信号対雑音比測定方法であって、
    前記所定の周期と同じまたはほぼ同じ長さの測定周期の中の複数の異なる時間領域においてそれぞれ前記光信号の光信号対雑音比を測定して複数の測定値を生成し、
    前記複数の測定値から最も悪い測定値を除く1または複数の測定値を選択し、選択した1または複数の測定値に基づいて前記光信号の光信号対雑音比を決定する
    ことを特徴とする光信号対雑音比測定方法。
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