JP6273806B2 - 光信号対雑音比モニタのための校正係数を生成する装置および方法 - Google Patents

光信号対雑音比モニタのための校正係数を生成する装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、光信号の光信号対雑音比をモニタするために使用される校正係数を生成する装置および方法、並びに光信号対雑音比をモニタする方法に係わる。
光伝送システムにおいて、光伝送装置、光送受信器、光伝送路などの状態または故障を検出するために、光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal-to-Noise Ratio)をモニタする装置が実用化されている。また、次世代光ネットワークにおいては、光信号の波長および/または方路が動的に変更する構成が予想されるので、光信号の品質をモニタする要求はさらに高くなるものと考えられる。
OSNRモニタを実装する際には、主信号(例えば、データを伝送する光信号)が影響を受けないことが要求される。また、偏波多重が行われる場合、分散(波長分散、偏波モード分散など)が存在する場合、或いは、スペクトル狭窄が生じる場合においても、指定されたモニタ精度が要求される。さらに、簡易で安価な構成が要求される。
簡易な構成で実現されるOSNRモニタの一例として、以下の構成が提案されている。すなわち、光スプリッタは、光信号を第1および第2のパスに導く。光パワー測定部は、第1のパス上の光信号の信号強度を測定する。雑音測定部は、第2のパス上で選択的に通過された光信号のAC成分を処理し、その処理されたAC成分の雑音強度を測定する。そして、OSNR計算部は、測定された信号強度と測定された雑音強度とを比較することにより、光信号のOSNRを計算する。(例えば、特許文献1)
なお、特許文献2、3にも関連技術が記載されている。
米国特許6433864号 特開2004−287307号公報 特開2009−244163号公報
上述の構成(例えば、特許文献1に記載されている構成)においては、測定された信号強度および測定された雑音強度に基づいてOSNRを計算するための係数(以下、校正係数)を予め求めておく必要がある。この校正係数は、例えば、光信号に対して既知のASE(Amplified Spontaneous Emission)雑音を付加し、光スペクトルアナライザを用いてその光信号のOSNRを測定することにより算出することができる。ところが、実際に構築された光伝送システムにおいて、光信号にASE雑音を付加して光スペクトルアナライザを用いてOSNRを測定するためには、専用の設備が必要であり、また、手間およびコストが発生する。
本発明の1つの側面に係わる目的は、簡単な構成で光信号対雑音比モニタのための校正係数を生成する装置および方法を提供することである。
本発明の1つの態様の校正係数生成装置は、光信号から第1の電気信号を生成する受光器と、前記第1の電気信号に基づいて前記光信号のパワーを測定するパワー測定部と、前記パワー測定部により測定された光信号のパワー、指定された目標光信号対雑音比、および前記受光器の特性を表す情報に基づいて、前記目標光信号対雑音比に対応する雑音を算出する雑音算出部と、前記雑音算出部により算出された雑音を前記第1の電気信号に付加することにより第2の電気信号を生成する雑音生成部と、前記第2の電気信号に基づいて光信号対雑音比を測定するOSNR測定部と、前記OSNR測定部により測定された光信号対雑音比から前記目標光信号対雑音比を得るための校正係数を算出する校正係数算出部と、を有する。
上述の態様によれば、簡単な構成で光信号対雑音比モニタのための校正係数を生成できる。
OSNR測定方法の概要を説明する図である。 受光器の出力スペクトルを模式的に示す図である。 実施形態に係るOSNRモニタが使用される光伝送システムの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す図である。 校正係数を算出する方法の一例を説明する図である。 第1の実施形態の校正係数生成方法を示すフローチャートである。 第1の実施形態において校正係数を通知する方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態の校正係数生成方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態において校正係数を通知する方法を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す図である。 第4の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す図である。 第5の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す図である。 第6の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す図である。 第7の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す図である。 第7の実施形態の校正係数生成方法を示すフローチャートである。 第7の実施形態の変形例を示す図である。 OSNRモニタが実装される光伝送装置の一例を示す図である。
図1は、本発明の1つの実施形態に係るOSNR測定方法の概要を説明する図である。OSNRを測定する装置は、図1に示すように、受光器1、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass Filter)2、帯域通過フィルタ(BPF:Band Pass Filter)3、測定部4を有する。
受光器1は、フォトダイオードを含み、入力光信号を電気信号に変換する。すなわち、受光器1は、入力光信号を表す電気信号を生成する。図2は、受光器1の出力スペクトルを模式的に示す。この例では、受光器1への入力光は、信号および雑音を含んでいる。信号は、受光器1の出力スペクトルにおいて、DC成分として現れる。受光器1の出力スペクトルのAC成分は、雑音を表す。
LPF2は、図2に示すように、受光器1の出力信号から低周波数成分を抽出する。即ち、LPF2は、受光器1の出力信号の直流成分を含む所定の周波数成分を抽出する。以下、受光器1の出力信号からLPF2により抽出される周波数成分を第1の周波数成分と呼ぶことがある。LPF2のカットオフ周波数は、特に限定されるものではないが、例えば、数kHz〜数10kHz程度である。
BPF3は、図2に示すように、受光器1の出力信号から、直流成分を除く所定の周波数帯の成分を抽出する。即ち、BPF3は、受光器1の出力信号の交流成分の一部を抽出する。以下、受光器1の出力信号の交流成分からBPF3により抽出される周波数成分を第2の周波数成分と呼ぶことがある。BPF3の通過帯域の中心周波数は、特に限定されるものではないが、例えば、100kHz〜数100kHz程度である。
測定部4は、光信号のパワーおよび光信号を表す電気信号のAC成分に基づいてOSNRを測定する。具体的には、測定部4は、LPF2の出力信号およびBPF3の出力信号に基づいて、入力光信号のOSNRを測定する。測定部4は、入力光信号のOSNRを測定するために、OSNR測定部5およびOSNR校正部6を有する。
OSNR測定部5は、受光器1の出力信号の直流成分を含む第1の周波数成分と、受光器1の出力信号の交流成分から抽出される第2の周波数成分との比を計算する。なお、第1の周波数成分および第2の周波数成分は、それぞれ、LPF2の出力信号およびBPF3の出力信号に基づいて得られる。
第1の周波数成分は、受光器1の出力信号の直流成分を含むので、入力光の信号成分の強度またはパワーに依存する。また、第2の周波数成分は、受光器1の出力信号の交流成分から抽出されるので、入力光の雑音成分の強度またはパワーに依存する。よって、OSNR測定部5により算出される第1の周波数成分と第2の周波数成分との比は、入力光の信号と雑音との比を表す。ここで、OSNRは、光信号レベルと光雑音レベルとの比を表す。このため、OSNR測定部5により算出される比は、OSNRとは異なっている。ただし、OSNR測定部5により算出される比は、実際のOSNRと一意に対応する。すなわち、OSNR測定部5により算出される比は、実際のOSNRを表す指標として使用することができる。したがって、この明細書では、OSNR測定部5により算出される比を「OSNR」と呼ぶことがある。
なお、1つの実施例では、OSNR測定部5は、実際のOSNRを表す指標として「第1の周波数成分と第2の周波数成分との比」を算出するが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、OSNR測定部5は、例えば、所定に計算式に第1の周波数成分および第2の周波数成分を与えることで得られる値を出力してもよい。
OSNR校正部6は、OSNR測定部5により測定されたOSNRから実際のOSNRを算出する。この明細書では、OSNR測定部5により測定されたOSNRを実際のOSNRに変換するための係数を「校正係数」を呼ぶ。すなわち、OSNR校正部6は、OSNR測定部5により測定されたOSNRを校正係数で校正することにより実際のOSNRを算出する。
校正係数は、例えば、光信号に対して予め決められたASE雑音を付加し、光スペクトルアナライザを用いてその光信号のOSNRを測定することにより算出可能である。しかしながら、この方法でOSNRを測定するためは、校正係数を生成するための専用の設備が必要であり、また、手間、コストが発生する。そこで、本発明の1つの実施形態に係わる校正係数生成装置および校正係数生成方法は、簡易な構成および方法で、上述の校正係数を生成する。
なお、図1に示す例では、受光器1の出力信号の直流成分を含む所定の周波数成分(すなわち、第1の周波数成分)は、LPF2により得られる。しかしながら、受光器1の出力信号の全周波数成分を第1の周波数成分として使用してもよい。この場合、OSNR測定部5は、受光器1の出力信号およびBPF3の出力信号に基づいて、OSNRを測定する。また、この場合、LPF2は不要である。ただし、受光器1の出力信号と比較して、LPF2の出力信号の方が雑音成分が少ない。このため、受光器1の出力信号およびBPF3の出力信号に基づいて測定されるOSNRよりも、LPF2の出力信号およびBPF3の出力信号に基づいて測定されるOSNRの方が精度がよい。
図3は、本発明の1つの実施形態に係るOSNRモニタが使用される光伝送システムの一例を示す。図3に示す例では、光伝送システム100の各ノードには、光伝送装置101(101−1〜101−4)が設けられている。
光伝送装置101は、光伝送路ファイバを介して、他の光伝送装置101に接続されている。すなわち、光伝送装置101は、他の光伝送装置101に光信号を送信することができ、他の光伝送装置101から光信号を受信することができる。なお、ノード間には、1または複数の光アンプが設けられていてもよい。また、光伝送システム100は、例えば、WDM信号を伝送する。この場合、光伝送装置101は、光分岐挿入装置(OADM:Optical Add-Drop Multiplexer)を含むように構成される。光分岐挿入装置は、WDM信号から所望の波長の光信号を分岐することができ、また、クライアント信号をWDM信号に挿入することができる。
ネットワーク管理システム102は、光伝送システム100の構成、状態、動作を管理する。例えば、ネットワーク管理システム102は、光伝送システム100に指定されたパスを設定することができる。
各光伝送装置101は、OSNRモニタ103を有する。OSNRモニタ103は、受信光信号のOSNRをモニタする。ここで、OSNRは、光信号のパワーまたは強度と、光雑音のパワーまたは強度との比を表す。ただし、OSNRモニタ103は、図1を参照しながら説明した方法でOSNRをモニタする。このため、OSNRモニタ103は、上述した校正係数を使用して、測定したOSNRから実際のOSNRを算出する。
1つの実施形態としては、ある光伝送装置101において光信号のOSNRを測定するときに、その光信号の送信元の光伝送装置101において生成された校正係数が使用される。例えば、光伝送装置101−2が光伝送装置101−1から受信する光信号のOSNRをモニタするときは、光伝送装置101−1がその光信号のための校正係数を生成してもよい。この場合、光伝送装置101−1により生成された校正係数が光伝送装置101−2に通知される。そして、光伝送装置101−2は、測定したOSNRを、通知された校正係数で校正して、実際のOSNRを検出する。
<第1の実施形態>
図4は、第1の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す。図4に示すように、OSNRモニタ10は、受光器1、LPF2、BPF3、測定部4、校正係数格納部13、雑音算出部14、雑音生成部15、加算器16を有する。なお、受光器1、LPF2、BPF3は、図1および図4において実質的に同じなので、説明を省略する。
図4に示す実施例では、OSNRモニタ10はLPF2を有するが、OSNRモニタ10はLPF2を有していなくてもよい。ただし、以下の説明では、OSNRモニタ10がLPF2を有するものとする。
測定部4は、パワー測定部11、OSNR測定部5、校正係数算出部12、OSNR校正部6を有する。ここで、OSNR測定部5およびOSNR校正部6は、図1および図4において実質的に同じである。なお、測定部4は、例えば、パワー測定部11、OSNR測定部5、校正係数算出部12、OSNR校正部6の機能を記述したプログラムを実行するプロセッサを含むプロセッサシステムにより実現される。この場合、プロセッサシステムは、メモリを含む。また、測定部4は、パワー測定部11、OSNR測定部5、校正係数算出部12、OSNR校正部6の機能を提供するハードウェアで実現してもよい。或いは、測定部4は、ソフトウェアおよびハードウェアの組合せで実現してもよい。
OSNRモニタ10は、入力光信号のOSNRを測定する機能に加えて、上述した校正係数を生成する機能も有している。校正係数を生成する機能は、例えば、受光器1、LPF2、BPF3、パワー測定部11、OSNR測定部5、校正係数算出部12、雑音算出部14、雑音生成部15、加算器16により実現される。すなわち、OSNRモニタ10は、校正係数生成装置として動作することができる。また、入力光信号のOSNRを測定する機能は、例えば、受光器1、LPF2、BPF3、OSNR測定部5、OSNR校正部6により実現される。
OSNRモニタ10が校正係数を生成するときは、OSNRモニタ10には、実質的にASE雑音を含んでいない光信号が入力される。実質的にASE雑音を含んでいない光信号は、例えば、データを伝送する光信号により実現される。一例として、OSNRモニタ10が光伝送装置内に設けられ、その光伝送装置が光信号を生成する光送信器を有するときは、その光送信器により生成される光信号がOSNRモニタ10に入力されてもよい。この場合、この光送信器により生成される光信号は、光アンプを経由することなくOSNRモニタ10に導かれることが好ましい。また、実質的にASE雑音を含んでいない光信号は、データを伝送するための光信号とは別に生成される専用の光信号により実現してもよい。なお、以下の説明では、校正係数を生成するために使用される「実質的にASE雑音を含んでいない光信号」を「テスト光信号」と呼ぶことがある。
テスト光信号は、波長フィルタ17によりフィルタリングされた後に受光器1に導かれる。波長フィルタ17は、入力光から信号の光周波数成分を抽出する。なお、波長フィルタ17は、OSNRモニタ10の一部であってもよいし、OSNRモニタ10の外に接続されていてもよい。
パワー測定部11は、LPF2の出力信号に基づいて入力光信号のパワーを測定する。ここで、LPF2の出力信号は、図2を参照しながら説明したように、入力光の信号成分を含んでいる。よって、以下の説明では、LPF2の出力信号に基づいて測定される入力光信号のパワーをPsigと呼ぶことがある。
雑音算出部14は、パワー測定部11により測定された光信号パワーPsig、指定された目標OSNR、および受光器1の特性を表す情報に基づいて、目標OSNRに対応する雑音量を算出する。目標OSNRは、例えば、図3に示す光伝送システム100において規定されている許容OSNR範囲内の任意または所望の値が使用される。以下、雑音算出部14が目標OSNRに対応する雑音量を算出する方法について説明する。
受光器1に光信号が入力されたとき、受光器1の出力信号の信号対雑音比(以下、電気SNRと呼ぶことがある。)は、下記(1)式で表される。
Figure 0006273806
2 sigは、受光器1の出力信号中の信号成分の強度を表す。σ2は、受光器1の出力信号中の雑音成分の強度を表す。Rは、受光器1の感度を表す。σ2 shotは、ショット雑音を表す。σ2 Tは、熱雑音を表す。σ2 sig-ASEは、信号−ASEビート雑音を表す。そして、σ2 ASE-ASEは、ASE−ASEビート雑音を表す。すなわち、雑音σ2は、ショット雑音、熱雑音、信号−ASEビート雑音、ASE−ASEビート雑音の和で表されるものとする。
ここで、ショット雑音および熱雑音は、実質的に、ASE雑音には依存しない。すなわち、入力光パワーが一定であるものとすると、ASE雑音を含む光信号が入力されたときのショット雑音および熱雑音と、ASE雑音を含まない光信号(即ち、テスト光信号)が入力されたときのショット雑音および熱雑音とは、ほぼ同じである。換言すれば、ASE雑音を含む光信号が入力されたときの雑音σ2と、ASE雑音を含まないテスト光信号が入力されたときの雑音σ2との差分は、信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音に起因する。
そこで、雑音算出部14は、目標OSNRに対応する信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音を算出する。信号−ASEビート雑音は、下記(2)式で表される。また、ASE−ASEビート雑音は、下記(3)式で表される。
Figure 0006273806
Rは、受光器1の感度を表す。Psigは、パワー測定部11により測定される光信号パワーを表す。SASEは、ASEスペクトルの電力密度を表す。なお、ASEスペクトルの電力密度は、OSNRが既知であるときは、実質的に、光信号パワーに応じて決まる。したがって、目標OSNRが与えられたときは、パワー測定部11により測定された光信号パワーに基づいて、ASEスペクトルの電力密度を算出することができる。Δfは、受光器1の周波数帯域を表す。Boptは、受光器1に入力されるASE雑音の光帯域幅を表す。例えば、図4に示す例では、Boptは、受光器1の入力側に設けられている波長フィルタ17の帯域幅に相当する。
このように、信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音を算出するためのパラメータは、既知であるか、測定部4によって測定される。したがって、雑音算出部14は、目標OSNRが与えられると、その目標OSNRに対応する信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音を算出することができる。そして、1つの実施例では、雑音生成部15は、信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音の和を出力する。
雑音生成部15は、雑音算出部14により算出された雑音を生成する。なお、数式で表された雑音に対応する電気雑音を生成する方法は公知である。例えば、所望のノイズを発生させるノイズ発生器は、市販されている。したがって、雑音生成部15は、公知の方法を利用して、雑音算出部14により算出された雑音を生成してもよい。
加算器16は、受光器1の出力信号(第1の電気信号)に、雑音生成部15により生成される雑音を付加する。これにより、雑音生成部15により生成される雑音が付加された電気信号(第2の電気信号)が得られる。
ここで、上述したように、テスト光信号はASE雑音を含んでいない。このため、OSNRモニタ10にテスト光信号が入力されたときは、受光器1の出力信号は、ショット雑音および熱雑音を含むが、実質的に信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音を含んでいない。したがって、受光器1の出力信号に信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音を付加することで得られる第2の電気信号の雑音は、(1)式の雑音σ2(ショット雑音、熱雑音、信号−ASEビート雑音、ASE−ASEビート雑音の和)に相当する。
また、信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音は、指定された目標OSNRに対して算出されている。したがって、第2の電気信号の雑音は、目標OSNRを有する光信号がOSNRモニ10に入力されたときに得られる電気信号に付加された雑音と等価である。或いは、第2の電気信号の電気SNRは、目標OSNRを有する光信号がOSNRモニ10に入力されたときに得られる電気SNRと等価である。このように、OSNRモニタ10は、目標OSNRを有する光信号がOSNRモニ10に入力されたときに得られる電気信号(ここでは、第2の電気信号)を生成することができる。
OSNR測定部5は、雑音生成部14により生成された雑音が付加された電気信号に基づいてOSNRを測定する。このとき、OSNR測定部5は、上述したように、LPF2の出力信号およびBPF3の出力信号に基づいてOSNRを測定する。一例としては、OSNR測定部5は、LPF2の出力信号の強度とBPF3の出力信号の強度との比を計算する。
校正係数算出部12は、OSNR測定部5により測定されたOSNRから上述した目標OSNRを得るための校正係数を算出する。換言すれば、校正係数算出部12は、OSNR測定部5により測定されたOSNRを目標OSNRに変換するための校正係数を算出する。以下、校正係数を算出する方法を説明する。
OSNRモニタ10には、上述したように、目標OSNRが与えられている。この実施例では、目標OSNRとしてOSNRtarget1が与えられているものとする。そして、雑音算出部14は、この目標OSNRに対応する雑音を生成し、OSNR測定部5は、その雑音が付加された電気信号に基づいてOSNRを測定する。この結果、目標OSNRに対して、OSNR測定部5によりOSNRmonitor1が算出されるものとする。ここで、OSNR測定部5により測定されるOSNRは、目標OSNRに比例すると考えられる。そうすると、下記の(4)式が得られる。
OSNRmonitor1=a×OSNRtarget1 ・・・(4)
この場合、入力光信号の実際のOSNRは、下記の(5)式で表される。
OSNR=b×OSNRmonitor ・・・(5)
bは、(4)式のaの逆数である。また、OSNRmonitorは、入力光信号に対してOSNR測定部5により測定されるOSNRを表す。
校正係数算出部12は、校正係数として「b」を出力する。そして、校正係数算出部12により算出された校正係数は、校正係数格納部13に格納される。校正係数格納部13は、例えば、測定部4からアクセス可能なメモリまたは測定部4の中に内蔵されるメモリにより実現される。なお、校正係数格納部13は、他の光伝送装置において生成された校正係数を格納することもできる。
図5は、校正係数を算出する他の方法を説明する図である。図5において、横軸は、目標OSNRを表す。縦軸は、測定されたOSNR(及び、目標OSNR)を表す。
この方法では、OSNRモニタ10に複数の異なる目標OSNR(T1、T2、T3)が与えられる。そして、雑音算出部14は、各目標OSNRに対してそれぞれ対応する雑音を生成する。また、OSNR測定部5は、各目標OSNRに対応する雑音が付加された電気信号に基づいてそれぞれOSNRを測定する。この結果、各目標OSNR(T1、T2、T3)に対して、OSNR測定部5によりそれぞれOSNR(M1、M2、M3)が測定されるものとする。
校正係数算出部12は、例えば最小二乗法により、目標OSNR(T1、T2、T3)を表す直線と、測定されたOSNR(M1、M2、M3)を表す直線とを一意に対応づける関係式を生成する。この場合、下記の(6)式が得られる。
OSNRmonitor=a×OSNRtarget+b ・・・(6)
そうすると、入力光信号の実際のOSNRは、下記の(7)式で表される。
OSNR=(OSNRmonitor−b)/a・・・(7)
OSNRmonitorは、入力光信号に対してOSNR測定部5により測定されるOSNRを表す。
この場合、校正係数算出部12は、校正係数として「a」および「b」を出力する。そして、校正係数算出部12により算出された校正係数は、校正係数格納部13に格納される。
このように、測定部4は、テスト光信号を利用して校正係数を生成する。そして、測定部4は、生成した校正係数を校正係数格納部13に格納する。
OSNR校正部6は、OSNR測定部5により測定されたOSNRを校正係数を用いて校正する。すなわち、OSNRモニタ10には、OSNRを測定すべき光信号(以下、被測定光信号)が入力される。受光器1は、被測定光信号を電気信号に変換する。LPF2およびBPF3は、それぞれ、受光器1から出力される電気信号をフィルタリングする。このとき、雑音算出部14および雑音生成部15は停止している。すなわち、受光器1の出力信号に対して雑音生成部15から雑音が付加されることはない。そして、OSNR測定部5は、LPF2およびBPF3の出力信号に基づいてOSNRを測定する。これにより、被測定光信号のOSNRが測定される。この後、OSNR校正部6は、OSNR測定部5に測定されたOSNRを校正係数を用いて校正することにより、被測定光信号の実際のOSNRを計算する。
図6は、第1の実施形態の校正係数生成方法を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理が実行されるときは、ASE雑音を含まない光信号(上述の実施例では、テスト光信号)がOSNRモニタ10に入力される。
S1において、パワー測定部11は、光信号のパワーを測定する。なお、受光器1は、入力光信号を電気信号に変換する。そして、パワー測定部11は、LPF2によりフィルタリングされた電気信号の強度に基づいて、光信号のパワーを測定する。ただし、パワー測定部11は、LPF2を使用することなく、受光器1の出力信号に基づいて光信号のパワーを測定してもよい。
S2において、雑音算出部14は、目標OSNR、光信号パワーを表す情報、雑音計算に必要なパラメータを取得する。目標OSNRは、例えば、ネットワーク管理者からOSNRモニタ10に与えられる。光信号パワーは、S1においてパワー測定部11により測定される。雑音計算に必要なパラメータは、(2)式および(3)式で雑音を計算するために必要な情報を含む。すなわち、このパラメータは、受光器1の特性を表す情報、入力光の帯域幅を表す情報を含む。
S3において、雑音算出部14は、目標OSNR、光信号パワーを表す情報、雑音計算に必要なパラメータに基づいて雑音量を算出する。このとき、雑音算出部14は、(2)式を使用して信号−ASEビート雑音を算出し、(3)式を使用してASE−ASEビート雑音を算出する。
S4において、雑音生成部15は、雑音算出部14により算出された雑音を生成する。そして、加算器16は、雑音生成部15により生成される雑音を、受光器1の出力信号に付加する。
S5において、OSNR測定部5は、雑音が付加された電気信号に基づいてOSNRを測定する。このとき、OSNR測定部5は、LPF2の出力信号およびBPF3の出力信号に基づいてOSNRを測定する。
S6において、校正係数算出部12は、測定したOSNRを目標OSNRに変換するための校正係数を生成する。例えば、(4)式および(5)式に基づいて校正係数が算出される。或いは、(6)式および(7)式に基づいて校正係数が算出される。そして、校正係数算出部12により算出された校正係数は、校正係数格納部13に格納される。
なお、OSNRモニタ10は、例えば、OSNRモニタ10内で生成した校正係数を使用して光信号のOSNRをモニタすることができる。ただし、OSNRモニタ10は、他の光伝送装置において生成された校正係数を使用して光信号のOSNRをモニタすることもできる。以下では、ある光伝送装置において生成した校正係数を他の光伝送装置へ通知する方法を説明する。
図7は、校正係数を通知する方法を示すフローチャートである。図7に示す例では、光信号のOSNRをモニタする光伝送装置(以下、モニタ装置)が、その光信号の送信元の光伝送装置に対して校正係数を要求する。
S11において、モニタ装置は、被測定光信号の校正係数をネットワーク管理装置102に要求する。なお、ネットワーク管理装置102は、光伝送システム100に設定されているすべての光パスを管理しているものとする。よって、ネットワーク管理装置102は、要求された校正係数に係わる光パスの送信元光伝送装置を特定することができる。
S12において、ネットワーク管理装置102は、特定した送信元光伝送装置へ、被測定光信号の校正係数を要求する。そうすると、この要求は、送信元光伝送装置内のOSNRモニタ10に与えられる。
要求を受け取ったOSNRモニタ10は、S1〜S6の処理を実行する。S1〜S6の処理は、図6を参照しながら説明した通りである。したがって、OSNRモニタ10は、要求された校正係数を生成する。
S13において、送信元光伝送装置は、S1〜S6において生成した校正係数をネットワーク管理装置102へ送信する。そして、ネットワーク管理装置102は、この校正係数をモニタ装置へ転送する。したがって、モニタ装置は、S14において、被測定光信号の校正係数をネットワーク管理装置102から受け取る。
なお、図7に示す実施例では、モニタ装置は、ネットワーク管理装置102に校正係数を要求しているが、本発明はこの手順に限定されるものではない。すなわち、モニタ装置は、例えば、ネットワーク管理装置102を介することなく送信元光伝送装置に校正係数を要求してもよい。この場合、送信元光伝送装置は、ネットワーク管理装置102を介することなくモニタ装置へ校正係数を送信してもよい。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、ショット雑音および熱雑音が一定であると仮定して、雑音生成部14は、信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音を算出する。しかし、ショット雑音は下式で表される。
σ2 shot=2q{R(Psig+PASE)}Δf=2qRPsigΔf+2qRPASEΔf
qは、電荷を表し、1.6×10-19である。Psigは、光信号のパワーを表す。PASEは、ASE雑音のパワーを表す。
ここで、光信号のパワーが一定であるものとすると、2qRPsigΔfも一定である。すなわち、2qRPsigΔfは、ASE雑音を含まない光信号がOSNRモニタ10に入力されたときに発生するショット雑音に相当する。一方、2qRPASEΔfは、ASE雑音に依存する。したがって、目標OSNRを有する光信号が入力されたときのショット雑音は、ASE雑音を含まない光信号に対応するショット雑音に2qRPASEΔfを付加することにより得られる。なお、以下の説明では、2qRPASEΔfを差分ショット雑音と呼ぶことがある。
そこで、第2の実施形態においては、雑音生成部14は、信号−ASEビート雑音、ASE−ASEビート雑音に加えて、差分ショット雑音も算出する。また、雑音生成部15および加算器16は、受光器1の出力信号に対して信号−ASEビート雑音、ASE−ASEビート雑音、および差分ショット雑音を付加する。
図8は、第2の実施形態の校正係数生成方法を示すフローチャートである。第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、ASE雑音を含まない光信号(上述の実施例では、テスト光信号)がOSNRモニタ10に入力される。
S1およびS4〜S6の処理は、第1の実施形態および第2の実施形態において同じである。すなわち、第2の実施形態の校正係数生成方法は、第1の実施形態のS2〜S3をS21〜S23に置き換えることにより実現される。
S21において、パワー測定部11は、ASE雑音のパワーを算出する。ASE雑音のパワーは、この実施例では、光信号のパワーおよび目標OSNRに基づいて算出されるものとする。なお、光信号のパワーは、S1において測定される値を使用できる。
S22において、雑音算出部14は、目標OSNR、光信号パワーを表す情報、ASE雑音パワーを表す情報、雑音計算に必要なパラメータを取得する。目標OSNRは、例えば、ネットワーク管理者からOSNRモニタ10に与えられる。光信号パワーは、S1においてパワー測定部11により測定される。ASE雑音パワーは、S2において算出される。雑音計算に必要なパラメータは、(2)式および(3)式で雑音を計算するために必要な情報を含む。すなわち、このパラメータは、受光器1の特性を表す情報、入力光の帯域幅を表す情報を含む。
S23において、雑音算出部14は、目標OSNR、光信号パワーを表す情報、ASE雑音パワーを表す情報、雑音計算に必要なパラメータに基づいて雑音量を算出する。このとき、雑音算出部14は、第1の実施形態と同様に、(2)式および(3)式を使用して信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音を算出する。さらに、雑音算出部14は、ASE雑音パワーPASEを使用して差分ショット雑音(2qRPASEΔf)を算出する。
この後、算出した雑音を使用してS4〜S6が実行される。即ち、受光器1の出力信号に雑音を付加する処理、雑音が負荷された信号に基づいてOSNRを測定する処理、測定されたOSNRから目標OSNRを得るための校正係数を生成する処理が実行される。
このように、第2の実施形態においては、ASE雑音に依存するショット雑音成分(すなわち、2qRPASEΔf)も考慮して、校正係数が生成される。したがって、第1の実施形態と比較して、第2の実施形態の方法の方が、精度のよい校正係数を生成することができる。ただし、一般に、光信号パワーPsigと比較して、ASE雑音パワーPASEは小さい。このため、ASE雑音に依存するショット雑音成分を考慮しない第1の実施形態においても、十分に好適な校正係数が得られる。
図9は、第2の実施形態において校正係数を通知する方法を示すフローチャートである。尚、S1、S21〜S23、S4〜S6は、図8を参照しながら説明した通りである。また、S11〜S14は、図7を参照しながら説明した通りである。よって、図9についての説明は省略する。
<第3の実施形態>
図10は、第3の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す。第3の実施形態においては、受光器1の出力信号は、A/Dコンバータ21によりデジタル信号に変換される。FFT(Fast Fourier Transformer)22は、A/Dコンバータ21から出力されるデジタル信号を周波数領域信号に変換する。即ち、FFT22は、入力光信号を表す周波数領域信号を生成する。なお、図10に示すOSNRモニタは、FFT22の代わりにDFT(Discrete Fourier Transformer)を使用してもよい。LPF2、BPF3、測定部4、雑音算出部14、雑音生成部15、加算器16の動作は、実質的に第1または第2の実施形態と同じである。
第3の実施形態では、FFT22、LPF2、BPF3、測定部4、雑音算出部14、雑音生成部15、加算器16の動作は、デジタル信号処理により実現される。即ち、LPF2、BPF3、測定部4、雑音算出部14、雑音生成部15、加算器16は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するプロセッサシステムにより実現される。この場合、A/Dコンバータ21は、プロセッサシステム内に設けられていてもよいし、プロセッサシステムに接続されていてもよい。
<第4の実施形態>
図11は、第4の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す。第4の実施形態のOSNRモニタは、WDM信号中の各光信号について校正係数を生成することができる。このため、OSNRモニタは、受光器1の入力側に波長可変フィルタ23を有する。
波長可変フィルタ23は、指定された波長の光を透過させることができる。よって、WDM信号に多重化されている複数の波長チャネルの中からある1つの波長チャネルを指定する波長選択指示が与えられると、波長可変フィルタ23は、その波長チャネルの光信号を抽出する。そして、受光器1は、波長可変フィルタ23により抽出された光信号を電気信号に変換する。この構成によれば、OSNRモニタは、WDM信号中の各光信号について校正係数を生成できる。ただし、校正係数を生成する処理においては、WDM信号中の光信号は、実質的にASE雑音を含んでいないものとする。
第3および第4の実施形態の構成を組み合わせてもよい。例えば、波長可変フィルタ23により抽出された光信号について、デジタル信号処理で校正係数を生成してもよい。
<第5の実施形態>
図12は、第5の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す。第5の実施形態においては、入力光信号は、例えば、不図示の光スプリッタにより分岐されて受光器1a、1bに導かれる。この場合、光スプリッタの分岐比は、1:1であることが好ましい。また、受光器1a、1bの特性は、互いに同じであることが好ましい。
受光器1aとLPF2との間には加算器16aが設けられ、受光器1bとBPF3との間には加算器16bが設けられる。加算器16aは、受光器1aの出力信号に、雑音生成部15により生成される雑音を付加する。同様に、加算器16bは、受光器1bの出力信号に、雑音生成部15により生成される雑音を付加する。なお、雑音生成部15は、加算器16a、16bに実質的に同じ雑音を与える。
第3および第5の実施形態の構成を組み合わせてもよい。例えば、受光器1a、1bの出力信号に基づいて、デジタル信号処理で校正係数を生成してもよい。また、第4および第5の実施形態の構成を組み合わせてもよい。例えば、WDM信号から抽出された光信号が受光器1a、1bに導かれるようにしてもよい。
<第6の実施形態>
図13は、第6の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す。第6の実施形態のOSNRモニタは、光伝送装置から送信されるWDM信号中の各光信号について校正係数を生成する。
図13において、複数の光送信器Txは、それぞれ光信号を生成して送信する。複数の光送信器Txにより生成される光信号の波長は、互いに異なっている。合波器31は、複数の光送信器Txにより生成される光信号を合波してWDM信号を生成する。このWDM信号は、ネットワークを介して他の光伝送装置へ送信される。
光スプリッタ32は、合波器32から出力されるWDM信号を分岐して波長可変フィルタ23へ導く。波長可変フィルタ23については、図11を参照しながら説明した通りである。また、校正係数を生成するための構成および方法は、例えば、第1または第2の実施形態と同じである。
図13に示す構成においては、光伝送装置から送信される光信号がOSNRモニタに導かれる。このため、OSNRモニタへの入力光信号のASE雑音は、無視できる程度に小さい。よって、この構成によれば、校正係数を生成するための専用の光信号を用意することなく、光伝送システムにおいて実際の伝送される光信号を利用して校正係数を生成することができる。
<第7の実施形態>
図14は、第7の実施形態に係るOSNRモニタの構成を示す。第7の実施形態のOSNRモニタは、図13に示す構成に加えて、光送信器制御部33を有する。
第7の実施形態では、光信号の種別ごとに校正係数が生成される。このため、測定部4は、校正係数を生成すべき光信号の種別を指定できる。この場合、測定部4は、光信号の変調方式(BPSK、QPSK、16QAM、...)を指定することができる。また、測定部4は、光信号のボーレート(baudrate)またはシンボルレートを指定することができる。さらに、測定部4は、偏波多重を行うか否かを指定してもよい。このとき、測定部4は、校正係数を生成すべき波長チャネルを指定してもよい。
光送信器制御部33は、測定部4から指定される光信号の種別に応じて、対応する光送信器Txを制御する。例えば、波長チャネルλ1が指定されたときは、光送信器制御部33は、波長チャネルλ1を生成する光送信器Txに、指定された変調方式/ボーレートの光信号を生成させる。このとき、波長可変フィルタ23は、WDM信号から波長チャネルλ1を抽出する。
このように、第7の実施形態によれば、光信号の種別ごとに校正係数を生成することができる。したがって、様々な種別の光信号が混在している光伝送システムにおいても、各光信号のOSNRを精度よく測定することができる。
図15は、第7の実施形態において校正係数を生成する方法を示すフローチャートである。第7の実施形態においては、複数の信号種別に対してそれぞれ対応する校正係数が生成される。
S31において、処理部4は、複数の信号種別の中から、校正係数を生成する信号種別を1つ選択する。信号種別は、例えば、変調方式およびボーレートの組合せにより識別される。そして、測定部4は、選択した信号種別に対応する送信器パラメータを光送信器制御部33に通知する。
S32において、光送信器制御部33は、通知された送信器パラメータに基づいて、対応する光送信器Txを制御する。例えば、変調方式/ボーレートに応じて、光送信器Tx内のマッパのマッピングパターンが設定される。なお、測定部4によって波長チャネルが指定されたときは、光送信器制御部33は、指定された波長チャネルに対応する光送信器Txを制御する。また、波長可変フィルタ23は、指定された波長チャネルに対応する光信号を抽出する。
S1〜S6の処理は、実質的に第1の実施形態と同じである。したがって、第7の実施形態においては、処理部4により指定された信号種別に対して校正係数が生成される。なお、第7の実施形態において、S1〜S6の代わりに、図8に示す第2の実施形態の手順で校正係数を生成してもよい。
S33において、処理部4は、指定した信号種別に対応づけて、生成した校正係数をメモリに保存する。なお、校正係数を保存するメモリは、図4に示す構成では、校正係数格納部13に相当する。
S34において、測定部4は、すべての送信パラメータ(即ち、すべての信号種別)について校正係数を取得したか否かを判定する。そして、校正係数を取得していない送信パラメータが残っているときは、測定部4の処理はS31に戻る。すなわち、すべての送信パラメータについて校正係数を取得するまで、測定部4は、S31〜S33の処理を繰り返し実行する。そして、すべての送信パラメータについて校正係数が取得されると、測定部4の処理は終了する。
図16は、第7の実施形態の変形例を示す。図16に示す構成では、光送信器Txにより生成される光信号が、波長可変フィルタ23に入力される。この光送信器Txは、図14を参照しながら説明したように、光送信器制御部33によって制御される。即ち、光送信器Txは、測定部4により指定される変調方式/ボーレートの光信号を生成する。
この構成は、例えば、OSNRモニタまたはOSNRモニタが実装された光伝送装置が光伝送システムに設置される前に校正係数を取得するときに有用である。この場合、光送信器Txは、光伝送装置に実装されていない専用の光送信器であってもよい。
<光伝送装置の構成>
図17は、OSNRモニタが実装される光伝送装置の一例を示す。図17に示す光伝送装置40は、WDM信号を伝送するWDMシステムにおいて使用される。また、光伝送装置40は、図3においては、光伝送装置101として使用される。
光伝送装置40は、図17に示すように、光アンプ41、43、光分岐挿入器(OADM:Optical Add-Drop Multiplexer)42、光信号受信部44、光信号送信部45、光スイッチ46、OSNRモニタ47、光スプリッタ48〜50を有する。なお、光伝送装置40は、他の回路要素を有していてもよい。
光アンプ41は、受信WDM信号を増幅する。OADM42は、受信WDM信号から指定された波長チャネルの光信号を選択して光信号受信部44に導く。また、OADM42は、光信号送信部45から送信される光信号をWDM信号に挿入することができる。光アンプ43は、OADM42から出力されるWDM信号を増幅する。
光信号受信部44は、受信WDM信号から選択された光信号を受信する。なお、光信号受信部44は、複数の光受信器を有していてもよい。また、光信号受信部44は、受信した光信号をクライアント信号に変換して対応するクライアントへ導くインタフェースを有していてもよい。光信号送信部45は、1または複数の光信号を生成してOADM42へ送信することができる。複数の光信号が生成される場合、それら複数の光信号の波長は互いに異なっている。なお、光信号送信部45は、例えば、クライアントデータを伝送する光信号を生成してOADM42へ送信してもよい。
光スプリッタ48は、光信号送信部45により生成される光信号を光スイッチ46へ導くことができる。光スプリッタ49は、受信WDM信号から選択された光信号を光スイッチ46へ導くことができる。光スプリッタ50は、OADM42から出力されるWDM信号を光スイッチ46へ導くことができる。そして、光スイッチ46は、OSNRモニタ47から受信する指示に従って、光スプリッタ48、49、50から導かれてくる光信号を選択する。
OSNRモニタ47は、図4〜図16に示す実施形態に係るOSNRモニタにより実現される。校正係数を生成するときは、OSNRモニタ47は、光スプリッタ48から導かれてくる光信号を選択する指示を光スイッチ46に与える。そうすると、光信号送信部45により生成される光信号がOSNRモニタ47に入力される。ここで、光信号送信部45からOSNRモニタ47へ至る光パスは十分に短いので、OSNRモニタ47の入力光信号のASE雑音は十分に小さい。よって、OSNRモニタ47は、この光信号を利用して校正係数を生成することができる。なお、光信号送信部45からOSNRモニタ47へ至る光パス上には、光アンプが設けられていないことが好ましい。
受信WDM信号中の光信号のOSNRをモニタするときは、OSNRモニタ47は、光スプリッタ49または50から導かれてくる光信号を選択する指示を光スイッチ46に与える。そうすると、受信WDM信号中の光信号がOSNRモニタ47に入力される。そして、OSNRモニタ47は、光信号のOSNRを測定し、更にそのOSNR測定値を校正係数で校正することにより、実際のOSNRを算出する。なお、OSNRモニタ47は、OSNRモニタ47が生成した校正係数を使用してもよいし、他の光伝送装置から取得した校正係数を使用してもよい。
1 受光器(PD)
2 低域通過フィルタ(LPF)
3 帯域通過フィルタ(BPF)
4 測定部
5 OSNR測定部
6 OSNR校正部
11 パワー測定部
12 校正係数算出部
14 雑音算出部
15 雑音生成部
23 波長可変フィルタ
33 光送信器制御部

Claims (12)

  1. 光信号から第1の電気信号を生成する受光器と、
    前記第1の電気信号に基づいて前記光信号のパワーを測定するパワー測定部と、
    前記パワー測定部により測定された光信号のパワー、指定された目標光信号対雑音比、および前記受光器の特性を表す情報に基づいて、前記目標光信号対雑音比に対応する雑音を算出する雑音算出部と、
    前記雑音算出部により算出された雑音を前記第1の電気信号に付加することにより第2の電気信号を生成する雑音生成部と、
    前記第2の電気信号の直流成分を含む第1の周波数成分および前記第2の電気信号の交流成分から抽出される第2の周波数成分に基づいて光信号対雑音比を測定するOSNR測定部と、
    前記OSNR測定部により測定された光信号対雑音比から前記目標光信号対雑音比を得るための校正係数を算出する校正係数算出部と、
    を有する校正係数生成装置。
  2. 前記光信号は、実質的にASE雑音を含んでいない
    ことを特徴とする請求項1に記載の校正係数生成装置。
  3. 前記パワー測定部は、低域通過フィルタによりフィルタリングされた前記第1の電気信号に基づいて、前記光信号のパワーを測定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の校正係数生成装置。
  4. 前記雑音算出部は、
    前記受光器の感度、前記パワー測定部により測定された光信号のパワー、前記目標光信号対雑音比に基づいて決まるASEスペクトル電力密度、および前記受光器の周波数帯域に基づいて、信号−ASEビート雑音を算出し、
    前記受光器の感度、前記ASEスペクトル電力密度、ASE雑音の光帯域、および前記受光器の周波数帯域に基づいて、ASE−ASEビート雑音を算出し、
    前記雑音生成部は、前記雑音算出部により算出された信号−ASEビート雑音およびASE−ASEビート雑音を前記第1の電気信号に付加することにより前記第2の電気信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の校正係数生成装置。
  5. 前記雑音算出部は、前記パワー測定部により測定された光信号のパワーおよび前記目標光信号対雑音比に基づいてショット雑音をさらに算出し、
    前記雑音生成部は、前記雑音算出部により算出された信号−ASEビート雑音、ASE−ASEビート雑音、およびショット雑音を前記第1の電気信号に付加することにより前記第2の電気信号を生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の校正係数生成装置。
  6. 前記受光器の入力側に、WDM信号から指定された波長チャネルの光信号を選択する波長選択フィルタをさらに有し、
    前記校正係数算出部は、前記波長選択フィルタにより選択された波長チャネルに対応する校正係数を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の校正係数生成装置。
  7. 前記校正係数算出部からの指示に応じて前記光信号の変調方式を制御する送信器制御部をさらに有し、
    前記校正係数算出部は、前記送信器制御部に対して指示した変調方式に対応する校正係数を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の校正係数生成装置。
  8. 前記校正係数算出部からの指示に応じて前記光信号のボーレートを制御する送信器制御部をさらに有し、
    前記校正係数算出部は、前記送信器制御部に対して指示したボーレートに対応する校正係数を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の校正係数生成装置。
  9. 前記OSNR測定部は、前記第2の電気信号の直流成分を含む第1の周波数成分と、前記第2の電気信号の交流成分から抽出される第2の周波数成分との比に基づいて、光信号対雑音比を測定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つの記載の校正係数生成装置。
  10. 受光器を用いて光信号から第1の電気信号を生成し、
    前記第1の電気信号に基づいて前記光信号のパワーを測定し、
    測定された光信号のパワー、指定された目標光信号対雑音比、および前記受光器の特性を表す情報に基づいて、前記目標光信号対雑音比に対応する雑音を算出し、
    算出された雑音を前記第1の電気信号に付加することにより第2の電気信号を生成し、
    前記第2の電気信号の直流成分を含む第1の周波数成分および前記第2の電気信号の交流成分から抽出される第2の周波数成分に基づいて光信号対雑音比を測定し、
    測定された光信号対雑音比から前記目標光信号対雑音比を得るための校正係数を生成する
    ことを特徴とする校正係数生成方法。
  11. 受光器を用いて入力光信号から第1の電気信号を生成し、
    前記第1の電気信号に基づいて前記入力光信号のパワーを測定し、
    測定された入力光信号のパワー、指定された目標光信号対雑音比、および前記受光器の特性を表す情報に基づいて、前記目標光信号対雑音比に対応する雑音を算出し、
    算出された雑音を前記第1の電気信号に付加することにより第2の電気信号を生成し、
    前記第2の電気信号に基づいて光信号対雑音比を測定し、
    前記第2の電気信号の直流成分を含む第1の周波数成分および前記第2の電気信号の交流成分から抽出される第2の周波数成分に基づいて測定された光信号対雑音比から前記目標光信号対雑音比を得るための校正係数を生成し、
    前記受光器または前記受光器と実質的に同じ特性を有する他の受光器を用いて被測定光信号から生成される第3の電気信号の直流成分を含む第3の周波数成分および前記第3の電気信号の交流成分から抽出される第4の周波数成分に基づいて光信号対雑音比を測定し、
    前記第3の電気信号に基づいて測定された光信号対雑音比を前記校正係数で校正することにより、前記被測定光信号について校正された光信号対雑音比を出力する
    ことを特徴とする光信号対雑音比モニタ方法。
  12. 第1の光伝送装置および第2の光伝送装置を有する光伝送システムであって、
    前記第1の光伝送装置および前記第2の光伝送装置は、それぞれ、OSNRモニタを有し、
    各OSNRモニタは、
    光信号から第1の電気信号を生成する受光器と、
    前記第1の電気信号に基づいて前記光信号のパワーを測定するパワー測定部と、
    前記パワー測定部により測定された光信号のパワー、指定された目標光信号対雑音比、および前記受光器の特性を表す情報に基づいて、前記目標光信号対雑音比に対応する雑音を算出する雑音算出部と、
    前記雑音算出部により算出された雑音を前記第1の電気信号に付加することにより第2の電気信号を生成する雑音生成部と、
    前記第2の電気信号の直流成分を含む第1の周波数成分および前記第2の電気信号の交流成分から抽出される第2の周波数成分に基づいて光信号対雑音比を測定するOSNR測定部と、
    前記OSNR測定部により測定された光信号対雑音比から前記目標光信号対雑音比を得るための校正係数を算出する校正係数算出部と、を有し、
    前記第1の光伝送装置は、前記第1の光伝送装置のOSNRモニタにより生成された校正係数を前記第2の光伝送装置へ通知し、
    前記第2の光伝送装置のOSNRモニタは、前記第1の光伝送装置から受信する光信号の光信号対雑音比を測定し、前記第1の光伝送装置から通知された前記校正係数を用いて前記測定した光信号対雑音比を校正する
    ことを特徴とする光伝送システム。
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