JP2016207079A - 媒体情報読取装置及び媒体取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュリティ性を向上させる媒体情報読取装置及び媒体取引装置を提供する。【解決手段】現金自動取引装置は、紙幣に関する取引を受け付ける顧客応対部と、ストライプ延設方向DSに沿って磁気ストライプMSが設けられたカードCDを、媒体挿脱方向としてのカード挿脱方向DCioに沿って挿脱するカード入出口4と、カード挿脱方向DCioとは異なる方向にストライプ延設方向DSが向くよう搬送されたカードCDにおける磁気ストライプMSから、媒体情報としてのカード情報を読み取るカードリーダ38を設ける。【選択図】図4
Description
本発明は媒体情報読取装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣のような紙葉状の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automated Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金する。現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別すると共に紙幣の記番号を識別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある。
このような現金自動取引装置においては、不正に取り付けられたスキミングデバイスにより、カードが挿脱される際に該カードの磁気ストライプからカード情報を不正に取得する行為であるスキミングを防止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
現金自動取引装置においては、カード挿脱時のスキミングをより一層防止し、セキュリティをより向上させることが望まれている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、セキュリティを向上させ得る媒体情報読取装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体情報読取装置においては、ストライプ延設方向に沿って磁気ストライプが設けられた媒体を、媒体挿脱方向に沿って挿脱する媒体口と、媒体挿脱方向とは異なる方向にストライプ延設方向が向くよう搬送された媒体における磁気ストライプから、媒体情報を読み取る媒体情報読取部とを設けるようにした。
また本発明の媒体取引装置においては、媒体に関する取引を受け付ける顧客応対部と、ストライプ延設方向に沿って磁気ストライプが設けられたカードを、カード挿脱方向に沿って挿脱するカード入出口と、カード挿脱方向とは異なる方向にストライプ延設方向が向くよう搬送されたカードにおける磁気ストライプから、カード情報を読み取るカードリーダとを設けるようにした。
本発明では、媒体の挿脱時にストライプ延設方向に沿って大きく媒体を移動させないようにすることができる。
本発明によれば、媒体の挿脱時にストライプ延設方向に沿って大きく媒体を移動させないようにすることができる。かくして本発明は、セキュリティを向上させ得る媒体情報読取装置及び媒体取引装置を実現できる。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に、所定の厚みを有するフロントパネル30が設けられている。
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に、所定の厚みを有するフロントパネル30が設けられている。
フロントパネル30には顧客応対部3が設けられている。顧客応対部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカードリーダ38が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。
カードCDは、図3に示すように略長方形の薄板状に形成されており、金融機関の顧客である利用者に対して発行され、入金、出金、振込及び残高照会等の金融取引が行われる際に用いられる。またカードCDには、利用者の氏名、口座番号、暗証番号、顧客ID等の情報を格納する磁気ストライプMSが設けられている。磁気ストライプMSは、カードCDの裏面における短手方向の一端側寄りに、該カードCDの長手方向の一端から他端までに亘って所定幅で、長手方向であるストライプ延設方向DSに沿って形成されている。カードCDの表面の短手方向の磁気ストライプMS側であり、該カードCDがカード入出口4に挿入される際の長手方向における進行方向側の端部には、該カードCDが挿入される際に移動されるべき方向である挿入指示方向Diを示す進行方向マークMKが記載されている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統轄制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。
以下では、現金自動取引装置1のうち利用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、該前側に対峙した利用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、箱状の入出金機筐体11を中心に構成されており、紙幣制御部12が各部(入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22)を統轄制御する。
紙幣入出金機10は、図2に示すように、箱状の入出金機筐体11を中心に構成されており、紙幣制御部12が各部(入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22)を統轄制御する。
紙幣制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部14(図1)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。記憶部14は、鑑別部18が紙幣を鑑別した鑑別結果及び紙幣の記番号の識別結果等を取引情報と合わせて記憶する。
紙幣入出金機10の内部には、上側に入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18及び入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20等が設けられている。
入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。また入出金部16は、搬送部24へ繰り出す紙幣と、入金リジェクト紙幣として入出金部16へ戻された紙幣とを分別して保持する。
搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、該鑑別部18の後側と一時保留部20及び入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と入出金部16、紙幣収納庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22とを接続している。搬送部24の分岐点には、セレクタ(図示せず)が設けられており、紙幣制御部12の制御に基づき回動することにより、紙幣の搬送先を切り替える。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を紙幣制御部12へ通知する。また鑑別部18は、撮像した紙幣の画像データから、紙幣毎に付与されその紙幣の一面に予め印刷された英数字等で構成された紙幣識別情報である記番号を読み取り識別する。このとき鑑別部18は、識別した字を識別結果として紙幣制御部12へ通知する。これに応じて紙幣制御部12は、取得した鑑別結果及び識別結果に基づいて紙幣の搬送先を決定する。
一時保留部20は、入金時に顧客が入出金部16へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された入金可能紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する。一方、入金不可と鑑別された入金リジェクト紙幣は入出金部16へ排出される。また一時保留部20は、出金時において鑑別部18で出金不可能と鑑別された出金不可紙幣を、出金可能な紙幣が出金されるまで一時的に保留し、その後該出金不可紙幣をリジェクト庫28へ排出する。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別の紙幣収納庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣、偽造券と判別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28と、取引時に顧客が入出金部16から取り忘れた紙幣を回収して格納する取忘れ庫22とが設けられている。紙幣収納庫26は、収納繰出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給する。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果及び識別結果等をもとに主制御部9及び紙幣制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理等を行う。
[1−3.カード情報読取部の構成]
図4に示すように、現金自動取引装置1の顧客応対部3には、顧客に挿入されたカードCDを搬送し該カードCDの磁気ストライプMSに格納されたカード情報の読取、上書及び消去等を行うカード情報読取部32が設けられている。
図4に示すように、現金自動取引装置1の顧客応対部3には、顧客に挿入されたカードCDを搬送し該カードCDの磁気ストライプMSに格納されたカード情報の読取、上書及び消去等を行うカード情報読取部32が設けられている。
カード情報読取部32は、フロントパネル30においてカード入出口4を有している。このカード入出口4は、短手方向を前後方向に沿わせた状態で前後方向であるカード挿脱方向DCioの一方向であるカード挿入方向DCiに沿ってカードCDを挿入すると共に、短手方向を前後方向に沿わせた状態でカード挿脱方向DCioの他方向であるカード排出方向DCoに沿ってカードCDを排出する。すなわちカード入出口4は、短手方向を前後方向に沿わせた状態で、カード挿脱方向DCioに沿ってカードCDを挿入及び排出する。以下では、カードCDの短手方向が前後方向に沿う状態を横向きとも呼び、短手方向が左右方向に沿う状態を縦向きとも呼ぶ。
またカード入出口4には、フロントパネル30の正面からカード挿入方向DCiへ向かって所定深さに切り欠かれた切欠部34が設けられていることにより、利用者によりカードCDが挿抜され易くなっている。
切欠部34の後方、すなわちカード挿入方向DCi側には、カード保持部36が設けられている。カード保持部36は、カードCDの外形よりも僅かに大きい内部空間であるカード保持空間36Sを有する薄型箱形状であり、切欠部34と接続される前面と、カードリーダ38と接続される左面とが開口している。これによりカード保持部36は、横向きのカードCDをカード保持空間36Sに収納すると共に、カードリーダ38のカードリーダ挿脱部39への該カードCDの移動をガイドする。
このようにカード情報読取部32は、カード保持部36のカード保持空間36Sを、カードCDが挿入される程度に可能な限り上下方向に薄く形成するようにした。これによりカード情報読取部32は、スキミングデバイスをカード保持空間36S内部に取り付けられにくくすることができる。
またカード情報読取部32は、磁気ストライプMSが奥側、すなわち現金自動取引装置1の内部側に位置する状態でカード保持部36にカードCDを挿入させるようにした。これによりカード情報読取部32は、カード保持空間36S内部にカードCDの磁気ストライプMSを隠してカード入出口4に露出しないようにし、カード保持空間36S内部におけるカードCDの磁気ストライプMSに対応する位置に、スキミングデバイスをより一層取り付けられにくくすることができる。
カード保持部36の左側、すなわちカードリーダ挿入方向DCri側には、カードリーダ38が設けられている。カードリーダ38は、箱型のカードリーダ筐体44を有している。カードリーダ筐体44は、該カードリーダ38にカードCDを挿脱するカードリーダ挿脱部39が、カード入出口4が開口する前方向に対し横向き、すなわち右向きに実装されている。カードリーダ筐体44内部には、磁気ストライプMSからカード情報を読み出す磁気ヘッド40が、カードCDの磁気ストライプMSと対向するように固定されている。このカードリーダ38は、カード保持部36に横向きに保持されカードリーダ挿脱部39から挿入されたカードCDを左右方向であるカードリーダ挿脱方向DCrioの一方向であるカードリーダ挿入方向DCriに沿って引き込み、該カードCDの磁気ストライプMSからカード情報を読み取ると共に、カードリーダ挿脱方向DCrioの他方向であるカードリーダ排出方向DCroに沿ってカードリーダ挿脱部39からカードCDをカード保持部36に繰り出す。
すなわちカードリーダ38は、ストライプ延設方向DSをカード挿入方向DCiに対し直交するカードリーダ挿入方向DCriに沿わせた状態で、該カードCDを搬送し、磁気ストライプMSに磁気ヘッド40の上側を通過させることにより、カードCDのカード情報を読み取る。
かかる構成において現金自動取引装置1は、カード挿入待ち状態になった際、磁気ストライプMSがカードCDの下面側の後端側に位置する状態でカードCDを横向きにカード保持部36に入れて左側にスライドさせるよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。利用者は、カード入出口4を介しカード保持部36の後壁面に突き当たるまでカードCDをカード挿入方向DCiに沿って挿入した後、カードリーダ挿入方向DCriにスライドさせる。
カードリーダ38は、ストライプ延設方向DSがカードリーダ挿入方向DCriに沿った状態でカードリーダ挿脱部39から挿入されたカードCDを図示しないカード搬送機構によりカードリーダ挿入方向DCriに沿って引き込み、カード情報を読み取る。続いてカードリーダ38は、ストライプ延設方向DSがカードリーダ排出方向DCroに沿った状態で図示しないカード搬送機構によりカードリーダ排出方向DCroに沿ってカードCDをカードリーダ挿脱部39からカード保持部36に繰り出す。
カードCD全体がカード保持部36に繰り出されカード取出待ち状態になった際、現金自動取引装置1は、カード保持部36からカードCDを取り出すよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。利用者は、カードCDの前端を摘み、カード保持部36からカードCDをカード排出方向DCoに沿ってカード入出口4を介し移動させ、該カードCDを取り出す。
[1−4.効果等]
以上の構成においてカード情報読取部32は、カード挿入方向DCiに対しストライプ延設方向DSを直交させた横向きの状態でカード挿入方向DCiに沿わせてカード入出口4を介してカードCDをカード保持部36まで利用者に挿入させた後に、カードリーダ挿入方向DCriにストライプ延設方向DSを沿わせてカードリーダ38にカードCDを取り込み、カード情報を読み取るようにした。このため仮にカード入出口4の外側にスキミングデバイスを取り付けられたとしても、カードCDは、ストライプ延設方向DSと直交する方向で該スキミングデバイスを通過することとなる。これによりカード情報読取部32は、ストライプ延設方向DSに沿ってカードCDがスキミングデバイスを通過してしまうことを防ぐことができ、該カードCDからカード情報を不正に取得されないようにできる。
以上の構成においてカード情報読取部32は、カード挿入方向DCiに対しストライプ延設方向DSを直交させた横向きの状態でカード挿入方向DCiに沿わせてカード入出口4を介してカードCDをカード保持部36まで利用者に挿入させた後に、カードリーダ挿入方向DCriにストライプ延設方向DSを沿わせてカードリーダ38にカードCDを取り込み、カード情報を読み取るようにした。このため仮にカード入出口4の外側にスキミングデバイスを取り付けられたとしても、カードCDは、ストライプ延設方向DSと直交する方向で該スキミングデバイスを通過することとなる。これによりカード情報読取部32は、ストライプ延設方向DSに沿ってカードCDがスキミングデバイスを通過してしまうことを防ぐことができ、該カードCDからカード情報を不正に取得されないようにできる。
また現金自動取引装置1は、従来から一般的に用いられているカードリーダを平面視で反時計回りに90度回転させるように向きを変更して配置させるだけでカードリーダ38を構成できるため、従来のカードリーダを流用でき、新たなカードリーダを設計する必要がない。
以上の構成によれば、現金自動取引装置1は、媒体としての紙幣に関する取引を受け付ける顧客応対部3と、ストライプ延設方向DSに沿って磁気ストライプMSが設けられたカードCDを、媒体挿脱方向としてのカード挿脱方向DCioに沿って挿脱するカード入出口4と、カード挿脱方向DCioとは異なる方向にストライプ延設方向DSが向くよう搬送されたカードCDにおける磁気ストライプMSから、媒体情報としてのカード情報を読み取るカードリーダ38を設けるようにした。これにより現金自動取引装置1は、カードCDの挿脱時に、ストライプ延設方向DSに沿って大きくカードCDを移動させないようにすることができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、カード情報読取部132がカード情報読取部32と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、カード情報読取部132がカード情報読取部32と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−2.カード情報読取部の構成]
図5に示すように、カード情報読取部132は、フロントパネル30においてカード入出口104を有している。このカード入出口104は、カードCDの短手方向の長さよりも僅かに長い幅だけ左右方向に沿って開口し、縦向きで前後方向であるカード挿脱方向DCioの一方向であるカード挿入方向DCiに沿って利用者に挿入されたカードCDを、平面視で反時計回りに回転させつつ挿入して搬送すると共に、平面視で反時計回りに回転された状態でカード挿脱方向DCioの他方向であるカード排出方向DCoに沿ってカードCDを排出する。すなわちカード入出口104は、長手方向を前後方向に対し例えば30度の回転角度だけ傾斜させた状態で、カード挿脱方向DCioに沿ってカードCDを挿入及び排出する。以下では、カードCDの長手方向が前後方向から左右に傾いている状態を回転状態とも呼ぶ。
図5に示すように、カード情報読取部132は、フロントパネル30においてカード入出口104を有している。このカード入出口104は、カードCDの短手方向の長さよりも僅かに長い幅だけ左右方向に沿って開口し、縦向きで前後方向であるカード挿脱方向DCioの一方向であるカード挿入方向DCiに沿って利用者に挿入されたカードCDを、平面視で反時計回りに回転させつつ挿入して搬送すると共に、平面視で反時計回りに回転された状態でカード挿脱方向DCioの他方向であるカード排出方向DCoに沿ってカードCDを排出する。すなわちカード入出口104は、長手方向を前後方向に対し例えば30度の回転角度だけ傾斜させた状態で、カード挿脱方向DCioに沿ってカードCDを挿入及び排出する。以下では、カードCDの長手方向が前後方向から左右に傾いている状態を回転状態とも呼ぶ。
カード入出口104の後側、すなわちカード挿入方向DCi側には、カードリーダ138が設けられている。このカードリーダ138は、前後方向に長い箱型のカードリーダ筐体144を有している。
カードリーダ筐体144の内部には、搬送ベルト46L及び46Rが設けられている。搬送ベルト46L及び46Rは、前端近傍及び後端近傍にそれぞれ配置された複数のローラ48L及び48Rそれぞれの周囲に掛け回され前後方向に沿って延設されたゴムの無端ベルトであり、カードCDのカード挿脱方向DCioに直交する搬送幅方向(左右方向)にカードCDの短手方向の長さよりも短い間隔を開けて左右に並び2組設けられている。以下では搬送ベルト46L及び46Rをまとめて搬送ベルト46とも呼び、ローラ48L及び48Rをまとめてローラ48とも呼ぶ。この搬送ベルト46は、主制御部9の制御に基づきローラ48が回転することにより、上側の搬送ベルト46の下面と、下側の搬送ベルト46の上面とを搬送方向に沿って走行させる。これによりカード情報読取部132は、上側の搬送ベルト46と下側の搬送ベルト46とでカードCDを挟持しつつカード挿脱方向DCioに沿って搬送する。
カードリーダ筐体144の右側内壁面と左側内壁面とには、それぞれ直角三角柱形状の回転矯正部材50Rと回転矯正部材50Lとが設けられている。この回転矯正部材50Rは、後方に向かうに連れて左側に傾斜する平面である回転矯正面50SRが左側面に設けられている。回転矯正部材50Lは、後方に向かうに連れて右側に傾斜する平面である回転矯正面50SLが右側面に設けられている。以下では回転矯正面50SR及び50SLをまとめて回転矯正面50Sとも呼ぶ。このように回転矯正部材50は、後方に向かうに連れて回転矯正部材50Lの右端部と回転矯正部材50Rの左端部との間隔が徐々に狭くなる回転矯正面50Sが形成されている。また回転矯正部材50は、回転矯正面50SLの後端部と回転矯正面50SRの後端部とがカードCDの短手方向の長さよりも僅かに広い間隔を開けて配置されている。
カードリーダ筐体144内部には、磁気ストライプMSからカード情報を読み出す磁気ヘッド140が、カードCDの磁気ストライプMSと対向するように固定されている。カードリーダ138は、回転状態のカードCDをカード挿入方向DCiに沿って搬送し該カードCDの磁気ストライプMSからカード情報を読み取ると共に、カード排出方向DCoに沿ってカード入出口104から排出する。またカード情報読取部132は、カード入出口104をカードCDが通過したか否かを検出するカード検出センサ(図示せず)が設けられており、カードCDの検出結果を主制御部9へ送出する。
かかる構成において現金自動取引装置101は、カード挿入待ち状態になった際、磁気ストライプMSがカードCDの下面側に位置する状態で進行方向マークMKの向きを後側に向けてカードCDを縦向きにカード入出口104に入れるよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。利用者は、カードCDをカード挿入方向DCiに沿って縦向きにカード入出口104に挿入する。
カードリーダ138は、搬送ベルト46の前端でカードCDの後端を把持すると、ローラ48Rの回転数をローラ48Lよりも大きくすることにより、搬送ベルト46Rを搬送ベルト46Lよりも速く回転させる。これによりカードリーダ138は、平面視で反時計回りにカードCDを回転させつつカード挿入方向DCiに沿ってカード入出口104を通過させて該カードCDを引き込む。続いてカードリーダ138は、カードCDの全体がカード入出口104よりも後方に位置すると、ローラ48Rとローラ48Lとを同じ回転数で回転させることにより、搬送ベルト46Rと搬送ベルト46Lとを同じ速さで回転させ、該カードCDを回転矯正部材50まで搬送する。ここでカードCDが回転矯正部材50の回転矯正面50Sに当接しつつ後方へ移動すると、該カードCDは平面視で時計回りに回転することにより、縦向きへと向きが矯正されつつ搬送される。続いてカードリーダ138は、縦向きとなったカードCDをカードリーダ挿入方向DCriに沿って搬送し、磁気ヘッド140によりカード情報を読み取る。
続いてカードリーダ138は、ローラ48L及び48Rを逆方向に回転させることにより、搬送ベルト46Rと搬送ベルト46Lとを同じ速さで逆方向に回転させ、該カードCDを回転矯正部材50の前側まで搬送する。続いてカードリーダ138は、ローラ48Lの回転数をローラ48Rよりも大きくすることにより、搬送ベルト46Lを搬送ベルト46Rよりも速く回転させる。これによりカードリーダ138は、平面視で反時計回りにカードCDを回転させつつカード排出方向DCoに沿ってカード入出口104を通過させて該カードCDを排出する。
カードCDのほぼ全体がカード入出口104から排出されカード取出待ち状態になった際、現金自動取引装置101は、カード入出口104から回転状態のカードCDを取り出すよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。利用者は、回転状態のカードCDの前端を摘み、該カードCDをカード排出方向DCoに沿ってカード入出口104を介し移動させ、該カードCDを取り出す。
[2−3.効果等]
以上の構成においてカード情報読取部132は、カードCDを回転させることによりストライプ延設方向DSをカード挿入方向DCiに対し傾けた状態で、該カードCDにカード入出口104を通過させるようにした。このため仮にカード入出口104の外側にスキミングデバイスを取り付けられたとしても、カードCDは、ストライプ延設方向DSに傾斜する方向で該スキミングデバイスを通過することとなる。これによりカード情報読取部132は、ストライプ延設方向DSに沿ってカードCDがスキミングデバイスを通過してしまうことを防ぐことができ、該カードCDからカード情報を不正に取得されないようにできる。
以上の構成においてカード情報読取部132は、カードCDを回転させることによりストライプ延設方向DSをカード挿入方向DCiに対し傾けた状態で、該カードCDにカード入出口104を通過させるようにした。このため仮にカード入出口104の外側にスキミングデバイスを取り付けられたとしても、カードCDは、ストライプ延設方向DSに傾斜する方向で該スキミングデバイスを通過することとなる。これによりカード情報読取部132は、ストライプ延設方向DSに沿ってカードCDがスキミングデバイスを通過してしまうことを防ぐことができ、該カードCDからカード情報を不正に取得されないようにできる。
またカード情報読取部132は、カード挿入待ち状態において、カードCDを縦向きにカード入出口104に利用者に入れさせるようにした。これによりカード情報読取部132は、回転状態にしてカードCDをカード入出口104に利用者に入れさせる場合と比べて、一般的な現金自動取引装置と同様の操作感とすることができ、違和感なく利用者にカードCDを入れさせることができる。
その他第2の実施の形態によるカード情報読取部132は、第1の実施の形態によるカード情報読取部32とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、第3の実施の形態による現金自動取引装置201は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、カード情報読取部232がカード情報読取部32と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[3−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、第3の実施の形態による現金自動取引装置201は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、カード情報読取部232がカード情報読取部32と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[3−2.カード情報読取部の構成]
図6に示すように、カード情報読取部232は、フロントパネル30においてカード入出口204を有している。このカード入出口204は、前後方向であるカード挿脱方向DCioの一方向であるカード挿入方向DCiに沿って縦向きで利用者に挿入されたカードCDを、平面視で反時計回りに回動させつつ挿入して搬送すると共に、平面視で時計回りに回転させつつ搬送して排出し、カード挿脱方向DCioの他方向であるカード排出方向DCoに沿ってカードCDを取り出させる。すなわちカード入出口204は、長手方向をカード挿脱方向DCioに対し傾けた状態で、カードCDを挿入及び排出する。
図6に示すように、カード情報読取部232は、フロントパネル30においてカード入出口204を有している。このカード入出口204は、前後方向であるカード挿脱方向DCioの一方向であるカード挿入方向DCiに沿って縦向きで利用者に挿入されたカードCDを、平面視で反時計回りに回動させつつ挿入して搬送すると共に、平面視で時計回りに回転させつつ搬送して排出し、カード挿脱方向DCioの他方向であるカード排出方向DCoに沿ってカードCDを取り出させる。すなわちカード入出口204は、長手方向をカード挿脱方向DCioに対し傾けた状態で、カードCDを挿入及び排出する。
カード入出口204の後側、すなわちカード挿入方向DCi側には、カードリーダ238が設けられている。このカードリーダ238は、箱型のカードリーダ筐体244を有している。
カードリーダ筐体244内におけるカード入出口204のカード挿入方向DCi側には、媒体保持部としてのカードホルダ52が設けられている。カードホルダ52は、カードCDの短手方向の長さよりも僅かに長い幅だけ前面が左右方向に沿って開口する平面視コ字形状であり、内部にカードCDを保持する空間が形成され、カードCDの後端における該カードCDの長手方向の長さのほぼ4分の1を把持する。またカードホルダ52は、主制御部9に制御されるホルダ回動駆動モータ(図示せず)により、左後端に位置するホルダ支点52fを支点として、前方が開口し利用者との間でカードCDを受け渡す状態であるカード受渡状態(図6)と、右方が開口し磁気ヘッド240によりカード情報を読み取らせる状態であるカード読取状態(図8及び図9)とに90度回動する。
またカード情報読取部232は、カード受渡状態におけるカードホルダ52にカードCDが挿入されたか否かを検出するカード検出センサ54が設けられており、カードCDの検出結果を主制御部9へ送出する。
カードリーダ筐体244におけるカードホルダ52の右側にはカードリーダ筐体244の内部と外部とを挿通する開口であり、回動するカードCDを通過させる、カード入出口204の一部であるホルダ通過開口部56が設けられている。カードリーダ筐体244には、細長い棒状でありホルダ通過開口部56を開閉するシャッタ58が設けられている。シャッタ58は、右端に位置するシャッタ支点58fを支点として、主制御部9に制御されるシャッタ回動駆動モータ(図示せず)により、左右方向に沿って延設しホルダ通過開口部56を閉鎖する状態である開口部閉鎖状態(図6)と、前後方向に沿って延設しホルダ通過開口部56を開放する状態である開口部開放状態(図7、図8及び図9)とに90度回動する。
またカードリーダ筐体244内部には、磁気ストライプMSからカード情報を読み出す磁気ヘッド240が設けられている。磁気ヘッド240は、カードCDの磁気ストライプMSと対向し、主制御部9に制御されるヘッド駆動モータ(図示せず)により左右方向に移動する。
かかる構成において現金自動取引装置201は、カード挿入待ち状態になった際、磁気ストライプMSがカードCDの下面側に位置する状態で進行方向マークMKの向きを後側に向けてカードCDを縦向きにカード入出口204に入れるよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。この状態において図6に示すようにカードホルダ52はカード受渡状態に、シャッタ58は開口部閉鎖状態になっている。利用者は、カード入出口204を介しカードホルダ52の後壁面に突き当たるまでカードCDをカード挿入方向DCiに沿って縦向きに挿入する。
カードリーダ238は、カードホルダ52でカードCDの後端を把持し、該カードCDは、前側の大部分がフロントパネル30よりも前側に突出した状態となる。カードリーダ238は、カード検出センサ54によりカードCDを検出すると、図7に示すようにシャッタ58を平面視で時計回りに90度回動させ開口部開放状態とすることにより、シャッタ58をカードCDの回動軌跡から退避させ、ホルダ通過開口部56をカードCDが通過可能な状態にする。
続いてカードリーダ238は、図8に示すようにカードCDにホルダ通過開口部56を通過させつつカードホルダ52を平面視で反時計回りに90度回動させカード読取状態とする。このようにカードリーダ238は、平面視で反時計回りにカードCDを回動させつつカード入出口204を通過させる。これによりカードリーダ238は、カードCDをカードリーダ筐体244の内部へ取り込むと共に、該カードCDを横向きにし、ストライプ延設方向DSを磁気ヘッド240の移動方向に沿う状態にする。続いてカードリーダ238は、図9に示すように、横向きとなったカードCDに対し磁気ヘッド240を右方に向かって移動させることによりカード情報を読み取る。
続いてカードリーダ238は、カードホルダ52を平面視で時計回りに90度回転させた後にシャッタ58を平面視で反時計回りに90度回転させ、平面視で時計回りにカードCDを回動させつつカード入出口204を通過させて該カードCDを排出する。
カードCDのほぼ全体がカード入出口204から排出されカード取出待ち状態になった際、現金自動取引装置201は、カード入出口204からカードCDを取り出すよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。利用者は、カードCDの前端を摘み、該カードCDをカード排出方向DCoに沿ってカード入出口204を介し移動させ、該カードCDを取り出す。
[3−3.効果等]
以上の構成においてカード情報読取部232は、カードCDを回動させることによりストライプ延設方向DSをカード挿入方向DCiに対し傾けた状態で、該カードCDにカード入出口204を通過させるようにした。このため仮にカード入出口204の外側にスキミングデバイスを取り付けられたとしても、カードCDは、ストライプ延設方向DSに傾斜する方向で該スキミングデバイスを通過することとなる。このためカード情報読取部232は、ストライプ延設方向DSに沿ってカードCDがスキミングデバイスを通過してしまうことを防ぐことができ、該カードCDからカード情報を不正に取得されないようにできる。
以上の構成においてカード情報読取部232は、カードCDを回動させることによりストライプ延設方向DSをカード挿入方向DCiに対し傾けた状態で、該カードCDにカード入出口204を通過させるようにした。このため仮にカード入出口204の外側にスキミングデバイスを取り付けられたとしても、カードCDは、ストライプ延設方向DSに傾斜する方向で該スキミングデバイスを通過することとなる。このためカード情報読取部232は、ストライプ延設方向DSに沿ってカードCDがスキミングデバイスを通過してしまうことを防ぐことができ、該カードCDからカード情報を不正に取得されないようにできる。
またカード情報読取部232は、カードホルダ52がカード受渡状態のとき、シャッタ58を開口部閉鎖状態にするようにした。これによりカード情報読取部232は、カードCDにホルダ通過開口部56を通過させる際だけ該ホルダ通過開口部56を開放することとなり、該ホルダ通過開口部56にスキミングデバイスを取り付けられたり、該ホルダ通過開口部56からカードリーダ筐体244内部にアクセスされたりすることを抑止でき、セキュリティを保つことができる。
またカード情報読取部232は、カードCDの長手方向の長さのほぼ4分の1程度の浅い範囲をカードホルダ52で把持するようにした。このため仮にカード入出口204の外側にスキミングデバイスを取り付けられたとしても、利用者がカードホルダ52にカードCDをカード挿脱方向DCioに沿って挿脱する際に、カードCDは、磁気ストライプMSの4分の1程度のみが該スキミングデバイスを通過することとなる。これによりカード情報読取部232は、カードホルダ52によりカードCDを保持しつつ、ストライプ延設方向DSに沿って磁気ストライプMSの前端から後端までカードCDがスキミングデバイスを通過してしまうことを防ぐことができる。
その他第3の実施の形態によるカード情報読取部232は、第1の実施の形態によるカード情報読取部32とほぼ同様の作用効果を奏する。
[4.第4の実施の形態]
[4−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、第4の実施の形態による現金自動取引装置301は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、カード情報読取部332がカード情報読取部32と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[4−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、第4の実施の形態による現金自動取引装置301は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、カード情報読取部332がカード情報読取部32と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[4−2.カード情報読取部の構成]
図4と対応する図10に示すように、カード情報読取部332は、全体としてカード情報読取部32を平面視で時計回りに90度回転させたような構成となっている。
図4と対応する図10に示すように、カード情報読取部332は、全体としてカード情報読取部32を平面視で時計回りに90度回転させたような構成となっている。
カード情報読取部32は、現金自動取引装置301の左側面である筐体左側面302Lにおいてカード入出口304を有している。このカード入出口304は、左右方向であるカード挿脱方向DCioの一方向であるカード挿入方向DCiに沿って縦向きでカードCDを挿入すると共に、カード挿脱方向DCioの他方向であるカード排出方向DCoに沿って縦向きでカードCDを排出する。すなわちカード入出口304は、カード挿脱方向DCioに沿ってカードCDを縦向きで挿入及び排出する。
またカード入出口304には、筐体左側面302Lからカード挿入方向DCiへ向かって所定深さに切り欠かれた切欠部334が設けられていることにより、利用者によりカードCDが挿抜し易くなっている。
切欠部334の右方、すなわちカード挿入方向DCi側には、カード保持部336が設けられている。カード保持部336は、カードCDの外形よりも僅かに大きい内部空間であるカード保持空間336Sを有する薄型箱形状であり、切欠部334と接続される左面と、カードリーダ38と接続される後面とが開口している。これによりカード保持部336は、縦向きのカードCDをカード保持空間336Sに収納すると共に、カードリーダ338のカードリーダ挿脱部339への該カードCDの移動をガイドする。
このようにカード情報読取部332は、カード保持部336のカード保持空間336Sを、カードCDが挿入される程度に可能な限り上下方向に薄く形成するようにした。これによりカード情報読取部332は、スキミングデバイスをカード保持空間336S内部に取り付けられにくくすることができる。
またカード情報読取部332は、磁気ストライプMSが右側、すなわち現金自動取引装置301の内部側に位置する状態でカード保持部336にカードCDを挿入させるようにした。これによりカード情報読取部332は、カード保持空間336S内部にカードCDの磁気ストライプMSを隠してカード入出口304に露出しないようにし、カード保持空間336S内部におけるカードCDの磁気ストライプMSに対応する位置に、スキミングデバイスをより一層取り付けられにくくすることができる。
カード保持部336の後側、すなわちカードリーダ挿入方向DCri側には、カードリーダ338が設けられている。カードリーダ338は、箱型のカードリーダ筐体344を有している。カードリーダ338は、カードリーダ38(図4)が平面視で90度回転して配置されている。カードリーダ338は、該カードリーダ338にカードCDを挿脱するカードリーダ挿脱部339が、カード入出口304が開口する左方向に対し横向き、すなわち前向きに実装されている。カードリーダ筐体344内部には、磁気ストライプMSからカード情報を読み出す磁気ヘッド340が、カードCDの磁気ストライプMSと対向するように固定されている。このカードリーダ338は、カード保持部336に縦向きに保持されカードリーダ挿脱部339から挿入されたカードCDを前後方向であるカードリーダ挿脱方向DCrioの一方向であるカードリーダ挿入方向DCriに沿って引き込み該カードCDの磁気ストライプMSからカード情報を読み取ると共に、カードリーダ挿脱方向DCrioの他方向であるカードリーダ排出方向DCroに沿ってカードリーダ挿脱部339からカードCDをカード保持部336に繰り出す。
すなわちカードリーダ338は、ストライプ延設方向DSをカード挿入方向DCiに対し直交するカードリーダ挿入方向DCriに沿わせた状態で、該カードCDを搬送し、磁気ストライプMSに磁気ヘッド340の上側を通過させることにより、カードCDのカード情報を読み取る。
かかる構成において現金自動取引装置301は、カード挿入待ち状態になった際、磁気ストライプMSがカードCDの下面側の右端側に位置する状態でカードCDを縦向きにカード保持部336に入れて後側にスライドさせるよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。利用者は、カード入出口304を介しカード保持部336の右壁面に突き当たるまでカードCDをカード挿入方向DCiに沿って挿入した後、カードリーダ挿入方向DCriにスライドさせる。
カードリーダ338は、ストライプ延設方向DSがカードリーダ挿入方向DCriに沿った状態でカードリーダ挿脱部339から挿入されたカードCDを図示しないカード搬送機構によりカードリーダ挿入方向DCriに沿って引き込み、カード情報を読み取る。続いてカードリーダ338は、ストライプ延設方向DSがカードリーダ排出方向DCroに沿った状態で図示しないカード搬送機構によりカードリーダ排出方向DCroに沿ってカードCDをカードリーダ挿脱部339からカード保持部336に繰り出す。
カードCD全体がカード保持部336に繰り出されカード取出待ち状態になった際、現金自動取引装置301は、カード保持部336からカードCDを取り出すよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。利用者は、カードCDの左端を摘み、カード保持部336からカードCDをカード排出方向DCoに沿ってカード入出口304を介し移動させ、該カードCDを取り出す。
以上の構成において現金自動取引装置301は、カード挿入方向DCiに対しストライプ延設方向DSを直交させた縦向きの状態でカード挿入方向DCiに沿わせてカード入出口304を介してカードCDをカード保持部336まで利用者に挿入させた後に、カードリーダ挿入方向DCriにストライプ延設方向DSを沿わせてカードリーダ338にカードCDを取り込み、カード情報を読み取るようにした。このため仮にカード入出口304の外側にスキミングデバイスを取り付けられたとしても、カードCDは、ストライプ延設方向DSと直交する方向で該スキミングデバイスを通過することとなる。このため現金自動取引装置301は、ストライプ延設方向DSに沿ってカードCDがスキミングデバイスを通過してしまうことを防ぐことができ、該カードCDからカード情報を不正に取得されないようにできる。
また現金自動取引装置301は、従来から一般的に用いられているカードリーダを配置させるだけでカードリーダ338を構成できるため、従来のカードリーダを流用でき、新たなカードリーダを設計する必要がない。
その他第4の実施の形態によるカード情報読取部332は、第1の実施の形態によるカード情報読取部32とほぼ同様の作用効果を奏する。
[5.第5の実施の形態]
[5−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、第5の実施の形態による現金自動取引装置401は、第3の実施の形態による現金自動取引装置201と比べて、カード情報読取部432がカード情報読取部232と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[5−1.現金自動取引装置の構成]
図1及び図2に示すように、第5の実施の形態による現金自動取引装置401は、第3の実施の形態による現金自動取引装置201と比べて、カード情報読取部432がカード情報読取部232と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[5−2.カード情報読取部の構成]
図6と対応する図11に示すように、カード情報読取部432のカードホルダ52は、主制御部9に制御されるホルダ前後駆動モータ(図示せず)により、前方が開口し利用者との間でカードCDを受け渡す状態であるカード受渡状態(図11中破線で示す)と、前方が開口し現金自動取引装置401内部にカードCDを引き込んだ状態であるカード引込状態(図11中実線で示す)とに前後方向(カード挿脱方向DCio)に直線的に往復移動する。
図6と対応する図11に示すように、カード情報読取部432のカードホルダ52は、主制御部9に制御されるホルダ前後駆動モータ(図示せず)により、前方が開口し利用者との間でカードCDを受け渡す状態であるカード受渡状態(図11中破線で示す)と、前方が開口し現金自動取引装置401内部にカードCDを引き込んだ状態であるカード引込状態(図11中実線で示す)とに前後方向(カード挿脱方向DCio)に直線的に往復移動する。
かかる構成において現金自動取引装置401は、カード挿入待ち状態になった際、磁気ストライプMSがカードCDの下面側に位置する状態で進行方向マークMKの向きを後側に向けてカードCDを縦向きにカード入出口204に入れるよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。この状態においてカードホルダ52はカード受渡状態に、シャッタ58は開口部閉鎖状態になっている。利用者は、カード入出口204を介しカードホルダ52の後壁面に突き当たるまでカードCDをカード挿入方向DCiに沿って縦向きに挿入する。
カードリーダ438は、カードホルダ52でカードCDの後端を把持し、該カードCDは、前側の大部分がフロントパネル30よりも前側に突出した状態となる。カードリーダ438は、カード検出センサ54によりカードCDを検出すると、カードホルダ52を後方であるカード引込方向DCdに沿って移動させることにより、カードCDを後方へ引き込みカード引込状態とする。その後カードリーダ438は、カードリーダ238と同様にシャッタ58及びカードホルダ52を回動させ磁気ヘッド240でカード情報を読み取った後、該シャッタ58及び該カードホルダ52を回動させカード引込状態とする。
続いてカードリーダ438は、カードホルダ52を前方であるカード排出方向DCoに沿って移動させることにより、カードCDを排出する。現金自動取引装置401は、カード入出口204からカードCDを取り出すよう利用者に促す案内を操作表示部6に表示する。利用者は、カードCDの前端を摘み、該カードCDをカード排出方向DCoに沿ってカード入出口204を介し移動させ、該カードCDを取り出す。
ここで、一般的な現金自動取引装置は、カード入出口にカードCDが挿入されると、所定のカード搬送機構により該カードCDを現金自動取引装置内に引き込む動作を行うため、該カードCDがカード入出口に差し込まれた後に後方にカードCDが搬送されないと、利用者は不安に思いさらにカードCDを押し込もうとする場合がある。
これに対しカード情報読取部432は、カードCDがカードホルダ52に差し込まれると、該カードCDと共にカードホルダ52をカード引込方向DCdに移動させるようにした。これによりカード情報読取部432は、一般的な現金自動取引装置と同様の操作感とすることができ、カード挿入時に利用者に違和感を与えないようにし、操作性を向上させることができる。
その他第5の実施の形態によるカード情報読取部432は、第3の実施の形態によるカード情報読取部232とほぼ同様の作用効果を奏する。
[6.他の実施の形態]
なお上述した第2の実施の形態においては、ストライプ延設方向DSをカード挿脱方向DCioに沿った状態から平面視で反時計回りに30度程度回転させた状態でカードCDにカード入出口104を通過させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、図12に示すカード情報読取部532のように、ストライプ延設方向DSをカード挿脱方向DCioに沿った状態から平面視で時計回りに30度程度回転させた状態でカードCDにカード入出口104を通過させるようにしても良い。
なお上述した第2の実施の形態においては、ストライプ延設方向DSをカード挿脱方向DCioに沿った状態から平面視で反時計回りに30度程度回転させた状態でカードCDにカード入出口104を通過させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、図12に示すカード情報読取部532のように、ストライプ延設方向DSをカード挿脱方向DCioに沿った状態から平面視で時計回りに30度程度回転させた状態でカードCDにカード入出口104を通過させるようにしても良い。
また上述した第2の実施の形態において、主制御部9の制御に基づきカードCDの回転角度を取引毎に変えることにより、磁気ストライプMSの位置の特定をさらに困難にし、カード情報をより一層読み取らせにくくしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、ローラ48Rの回転数をローラ48Lよりも大きくすることにより、搬送ベルト46Rを搬送ベルト46Lよりも速く回転させ、カードCDを回転させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、左右方向に沿って延設された搬送ベルトや、回転テーブル等、種々の機構によりカードCDを回転させても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、回転状態のカードCDを、回転矯正部材50で縦向きに直した後、固定された磁気ヘッド140でカードCDのカード情報を読み取る場合について述べた。本発明はこれに限らず、移動可能な磁気ヘッドを回転状態のカードCDにおけるストライプ延設方向DSに沿って移動させることによりカードCDのカード情報を読み取っても良い。その場合、回転矯正部材50を省略できる。
さらに上述した第2の実施の形態においては、回転状態のカードCDをカード入出口4から排出する場合について述べた。本発明はこれに限らず、カードCDが回転矯正部材50よりも前方に位置するとローラ48Lの回転数を徐々にローラ48Rに近づけることにより、傾きを矯正しつつ排出し、利用者がカードCDを摘む状態においては該カードCDを縦向きとしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、縦向きのカードCDを利用者にカード入出口104に挿入させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、回転状態のカードCDを利用者にカード入出口104に挿入させても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、回転矯正部材50により回転状態から縦向きに矯正したカードCDをカード挿脱方向DCioに搬送してカード情報を読み取る場合について述べた。本発明はこれに限らず、回転矯正部材50を省略すると共に、カードリーダ筐体におけるカード挿入方向DCi側をカード挿脱方向DCioに対するストライプ延設方向DSの傾斜角度と同様に屈曲させ、カードCD全体がカード入出口4よりも後方に位置した後に回転状態のカードCDをストライプ延設方向DSに沿って搬送してカード情報を読み取るようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、固定された磁気ヘッド40の上側をカードCDに搬送させることにより磁気ストライプMSからカードCDのカード情報を読み取る場合について述べた。本発明はこれに限らず、移動可能な磁気ヘッドをストライプ延設方向DSに沿って移動させることによりカードCDのカード情報を読み取っても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、カードリーダ挿入方向DCriにストライプ延設方向DSを沿わせてカードリーダ38にカードCDを取り込むことにより磁気ヘッド40に磁気ストライプMSを走査させ、カード情報を読み取る場合について述べた。本発明はこれに限らず、利用者に対しストライプ延設方向DSに沿わせてカードリーダ38にカードCDを挿入してから取り出させることにより磁気ヘッド40に磁気ストライプMSを走査させ、カード情報を読み取るようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、カード挿脱方向DCioに対しカードリーダ挿脱方向DCrioを直交させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、カード挿脱方向DCioに対しカードリーダ挿脱方向DCrioが直交しなくても良く、任意の角度を有していれば良い。
さらに上述した第3の実施の形態においては、磁気ヘッド240を移動させることによりカード情報を読み取る場合について述べた。本発明はこれに限らず、固定された磁気ヘッドに対しカードCDを移動させることによりカード情報を読み取るようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、カードCDの長手方向の一端から他端までに亘って長手方向であるストライプ延設方向DSに沿って磁気ストライプMSが形成されたカードCDのカード情報を読み取るカード情報読取部32に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、カードCDの短手方向の一端から他端までに亘って短手方向であるストライプ延設方向DSに沿って磁気ストライプMSが形成されたカードCDのカード情報を読み取るカード情報読取部に本発明を適用しても良い。第2乃至第5の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第4の実施の形態においては、現金自動取引装置301の左側面である筐体左側面302Lから右方に向かってカードCDを挿入し後方へ移動させるカード情報読取部332に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、現金自動取引装置301の右側面である筐体右側面から左方に向かってカードCDを挿入し後方へ移動させるカード情報読取部に本発明を適用しても良い。但しその場合、従来のカードリーダを流用し難いため、新たなカードリーダを設計する必要がある。
さらに上述した第1の実施の形態においては、磁気ストライプMSが配設されたカードCDのカード情報を読み取るカード情報読取部32に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、光学的等、種々の方法で情報を読み取るカード情報読取部に本発明を適用しても良い。第2乃至第5の実施の形態においても同様である。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の形態においては、顧客との間で媒体としての紙幣に関する取引処理を行う現金自動取引装置1に本発明を適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば各種金券や証券等、或いは入場券や乗車券のような種々の紙葉状の媒体を取り扱う種々の装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、媒体口としてのカード入出口4と、媒体情報読取部としてカードリーダ38とによって、媒体情報読取装置としてのカード情報読取部32を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる媒体口と、媒体情報読取部とによって、媒体情報読取装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、顧客応対部としての顧客応対部3と、媒体口としてのカード入出口4と、媒体情報読取部としてカードリーダ38とによって、媒体取引装置としての現金自動取引装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる顧客応対部と、媒体口と、媒体情報読取部とによって、媒体取引装置を構成するようにしても良い。
本発明は、顧客との間で紙幣の入出金に関する取引処理を行う現金自動取引装置等でも利用できる。
1、101、201、301、401……現金自動取引装置、2……筐体、3……顧客応対部、302L……筐体左側面、4、104、204、304……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10……紙幣入出金機、11……入出金機筐体、12……紙幣制御部、14……記憶部、16……入出金部、18……鑑別部、20……一時保留部、22……取忘れ庫、24……搬送部、26……紙幣収納庫、28……リジェクト庫、30……フロントパネル、32、132、232、332、432、532……カード情報読取部、34、334……切欠部、36、336……カード保持部、36S、336S……カード保持空間、38、138、238、338、438……カードリーダ、39、339……カードリーダ挿脱部、40、140、240、340……磁気ヘッド、44、144、244、344……カードリーダ筐体、46……搬送ベルト、48……ローラ、50……回転矯正部材、50S……回転矯正面、52……カードホルダ、52f……ホルダ支点、54……カード検出センサ、56……ホルダ通過開口部、58……シャッタ、58f……シャッタ支点、CD……カード、MS……磁気ストライプ、MK……進行方向マーク、Di……挿入指示方向、DCio……カード挿脱方向、DCi……カード挿入方向、DCo……カード排出方向、DS……ストライプ延設方向、DCrio……カードリーダ挿脱方向、DCri……カードリーダ挿入方向、DCro……カードリーダ排出方向、DCd……カード引込方向。
Claims (12)
- ストライプ延設方向に沿って磁気ストライプが設けられた媒体を、媒体挿脱方向に沿って挿脱する媒体口と、
前記媒体挿脱方向とは異なる方向に前記ストライプ延設方向が向くよう搬送された前記媒体における前記磁気ストライプから、媒体情報を読み取る媒体情報読取部と
を有する媒体情報読取装置。 - 前記媒体口は、前記ストライプ延設方向とは異なる前記媒体挿脱方向に沿って前記媒体を挿入及び排出する
請求項1に記載の媒体情報読取装置。 - 前記媒体口は、前記媒体情報読取装置の前面に形成され、前記磁気ストライプが前記媒体の後側に位置する状態の前記媒体を、前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に直交する方向で挿脱する
請求項2に記載の媒体情報読取装置。 - 前記媒体情報読取部は、前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に直交する状態で前記ストライプ延設方向に沿って搬送された前記媒体における前記磁気ストライプから、前記媒体情報を読み取る
請求項3に記載の媒体情報読取装置。 - 前記媒体口は、前記媒体情報読取装置の前面に形成され、前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に対し傾斜した前記媒体を挿脱する
請求項2に記載の媒体情報読取装置。 - 前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に対し傾斜した前記媒体を、前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に沿う状態に回転させる回転矯正部をさらに有し、
前記媒体情報読取部は、前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に沿う状態で前記ストライプ延設方向に沿って搬送された前記媒体における前記磁気ストライプから、前記媒体情報を読み取る
請求項5に記載の媒体情報読取装置。 - 前記媒体口は、前記媒体挿脱方向に対する前記ストライプ延設方向の傾斜角度を取引毎に変えて前記媒体を挿脱する
請求項5に記載の媒体情報読取装置。 - 前記媒体口は、前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に対し傾斜した前記媒体を、前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に沿うよう回転させつつ排出する
請求項5に記載の媒体情報読取装置。 - 利用者に前記媒体挿脱方向に沿って挿入された前記媒体の端部を保持し回動する媒体保持部をさらに有し、
前記媒体口は、前記媒体情報読取装置の前面に形成され、前記ストライプ延設方向が前記媒体挿脱方向に沿う状態に対し回動された前記媒体を挿脱する
請求項2に記載の媒体情報読取装置。 - 前記媒体保持部は、利用者に前記媒体挿脱方向に沿って挿入された前記媒体を、後方へ沿って直線的に引き込む
請求項9に記載の媒体情報読取装置。 - 前記媒体口における前記媒体の回動軌跡に対応する箇所を開閉するシャッタをさらに有する
請求項9に記載の媒体情報読取装置。 - 媒体に関する取引を受け付ける顧客応対部と、
ストライプ延設方向に沿って磁気ストライプが設けられたカードを、カード挿脱方向に沿って挿脱するカード入出口と、
前記カード挿脱方向とは異なる方向に前記ストライプ延設方向が向くよう搬送された前記カードにおける前記磁気ストライプから、カード情報を読み取るカードリーダと
を有する媒体取引装置。
Priority Applications (1)
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JP2015090592A JP2016207079A (ja) | 2015-04-27 | 2015-04-27 | 媒体情報読取装置及び媒体取引装置 |
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- 2015-04-27 JP JP2015090592A patent/JP2016207079A/ja active Pending
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