JP7035801B2 - 媒体処理装置及び媒体取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は媒体処理装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣のような紙葉状の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される現金自動預払機においては、使用者(金融機関の顧客等)との取引内容に応じて、例えば該使用者に紙幣や硬貨等の現金を入金させる入金取引や、使用者へ現金を出金する出金取引等の各種取引を行う。また現金自動預払機の種類として、ある取引において使用者から入金された紙幣を次回以降の取引において再利用して他の使用者へ出金する、いわゆるリサイクル型(又は環流型)と呼ばれるものがある。
このようなリサイクル型の現金自動預払機として、例えば紙幣の入出金に関する処理を行う紙幣入出金機を搭載したものがある(例えば、特許文献1参照)。この紙幣入出金機は、例えば使用者との間で紙幣の授受を行う接客部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽等を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部とを有している。また紙幣入出金機は、再利用可能な紙幣を金種ごとに分けて収納する紙幣収納庫と、再利用すべきでない紙幣を収納するリジェクト庫とを有している。
そのような現金自動預払機の接客部においては、収容器に投入された紙幣を搬送路に繰り出す分離繰出部と使用者に受け渡す紙幣を収容器に集積させる集積部との間を往復移動し紙幣を支持するプールガイドと、プールガイドに対向して配置されプールガイドよりも集積部側において分離繰出部と集積部との間を往復移動し紙幣を押圧するビルプレスとを有するものがある。プールガイド及びビルプレスは、入金時においては、入出金口から使用者が入金した紙幣を挟持して分離繰出部まで運ぶ。一方プールガイド及びビルプレスは、出金時においては、使用者へ出金すべき紙幣を挟持して入出金口まで運ぶ。
図10に従来の接客部112を、図11に従来のプールガイド144を示す。プールガイド144は、集積動作時において集積部48から収容器30の紙幣収容部31へ放出された紙幣に当接し紙幣の走行路として機能する紙幣当接面44S1が、リブ164の後端面に形成されている。
特開2013-174946号公報
このようなプールガイド144は、使用者が紙幣を投入する際に、リブ164の後端部が上方まで突出しているため、リブ164に紙幣BLが接触してしまい挿入し難いといった問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使用者の使い勝手を向上し得る媒体処理装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、媒体を収容する媒体収容部に向かう投入ガイド面が形成された投入ガイドと、媒体が媒体収容部に集積される際に媒体に当接する媒体当接面と、媒体当接面と投入ガイド面との間において、投入ガイド面に沿う延長線よりも上側へ突出しないように投入ガイド面側から媒体収容部に向かって形成されたガイド面とが形成されたステージとを設けるようにした。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける利用者応対部と、媒体を収容する媒体収容部に向かう投入ガイド面が形成された投入ガイドと、媒体が媒体収容部に集積される際に媒体に当接する媒体当接面と、媒体当接面と投入ガイド面との間において、投入ガイド面に沿う延長線よりも上側へ突出しないように投入ガイド面側から媒体収容部に向かって形成されたガイド面とが形成されたステージとを設けるようにした。
本発明は、ステージのガイド面が投入ガイド面の延長線よりも上側に位置しないようにすることができ、使用者が媒体を投入する際に、ガイド面に媒体が接触してしまうことを抑止できる。
本発明によれば、使用者の使い勝手を向上し得る媒体処理装置及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動預払機の外観構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 接客部の構成を示す左側面図である。 投入ポジションにおける接客部の構成を示す左側面図である。 繰出ポジションにおける接客部の構成を示す左側面図である。 集積ポジションにおける接客部の構成を示す左側面図である。 プールガイドの構成(1)を示す斜視図である。 プールガイドの構成(2)を示す背面図である。 プールガイドの構成(3)を示す左側面図である。 従来の接客部の構成を示す左側面図である。 従来のプールガイドの構成を示す斜視図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1-1.現金自動預払機の構成]
図1に外観を示すように現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関や各種商業施設等に設置され、使用者(すなわち金融機関や商業施設の顧客等)との間で、入金処理や出金処理等の現金に関する取引を行う。
筐体2は、その前側に使用者が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に応対部3が設けられている。応対部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、使用者との間で例えば現金やカード等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、使用者によって入金される紙幣が投入されると共に、使用者へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタ32(図3)を駆動することにより開放又は閉塞する。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルとなっている。テンキー7は、「0」~「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
以下では、現金自動預払機1のうち使用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、該前側に対峙した使用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2の内部には、現金自動預払機1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金処理や出金処理等の種々の処理を行う。また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
[1-2.紙幣入出金機の構成]
図2に示すように紙幣入出金機10は、内部に媒体としての紙幣に関する種々の処理を行う複数の部分が組み込まれている。この紙幣は、例えば紙や樹脂等の材料により、薄い長方形の紙葉状に形成されている。以下では紙幣入出金機10内において紙幣が搬送される方向を搬送方向とも呼び、搬送方向と紙幣の厚み方向とに直交する左右方向を搬送幅方向とも呼ぶ。
紙幣入出金機10には、紙幣制御部11、接客部12、上前搬送部13、鑑別部14、上後搬送部15、一時保留部16、リジェクト庫17、下搬送部18及び複数の紙幣収納庫19が設けられている。
紙幣制御部11は、主制御部9と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金取引や出金取引等に関する種々の処理を行い、紙幣入出金機10を統括制御する。また紙幣制御部11は、内部にRAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
接客部12は、紙幣入出金機10内における前側上部に位置している。この接客部12は、図3に示すように、使用者から入金された紙幣及び使用者へ出金すべき紙幣を収容する収容器30を内部に有しており、その上方をシャッタ32により開閉し得るようになっている。収容器30内には、複数の紙幣が紙面を前後方向に向けて集積された状態で、すなわち前後方向に沿って整列された状態で収容される。また収容器30の下方には、取込口34、取込搬送路36、放出搬送路38及び放出口40が設けられている。取込口34は収容器30における下端の前側に、放出口40は収容器30における下端の後側にそれぞれ配置されている。
上前搬送部13(図2)は、上側の接客部12、後側の鑑別部14及び下側の下搬送部18とそれぞれ接続される3本の搬送路を有しており、これらの接続部分に切替器が設けられている。この上前搬送部13は、紙幣制御部11の制御に基づき、接客部12及び鑑別部14を接続する搬送経路と、鑑別部14及び下搬送部18を接続する搬送経路とに搬送路を切り替える。
鑑別部14は、接客部12の下側且つ上前搬送部13の後側に位置している。鑑別部14は、その内部において、前後方向に沿った搬送路が形成され、この搬送路に沿って磁気センサ、イメージセンサ及び厚みセンサ等の複数のセンサが配置されている。この鑑別部14は、搬送路に沿って搬送される紙幣から各センサにより得られる種々の検知結果を鑑別結果として紙幣制御部11へ送出する。これに応じて紙幣制御部11は、この鑑別結果を基に紙幣の金種、真偽、正損(損傷しているか否か)等を判断すると共に搬送状態を認識し、得られた結果を基に該紙幣の搬送経路や搬送先を決定する。
上後搬送部15は、接客部12及び鑑別部14の後側に位置している。この上後搬送部15は、接客部12、鑑別部14、一時保留部16、リジェクト庫17及び下搬送部18とそれぞれ接続される複数本の搬送路が形成されており、各搬送路の接続箇所に切替器がそれぞれ設けられている。
この上後搬送部15は、紙幣制御部11の制御に基づき、鑑別部14及び接客部12を接続する搬送経路と、鑑別部14及び一時保留部16を接続する搬送経路と、鑑別部14及び下搬送部18を接続する搬送経路とに搬送路を切り替える。これに加えて上後搬送部15は、一時保留部16及び接客部12を接続する搬送経路と、下搬送部18及びリジェクト庫17を接続する搬送経路とに搬送路を切り替える。
一時保留部16は、いわゆるテープエスクロ方式を採用しており、円筒状に形成され回転するドラムや、このドラムの周側面に一端が固定されたテープ、このテープを他端側から巻き取るリール、及びテープを所定の走行路に沿って走行させるプーリ等を有している。この一時保留部16は、上後搬送部15から紙幣を受け取ると、ドラムを所定の巻取方向へ回転させ、この紙幣をテープと共に周側面に巻き付けて収納する。また一時保留部16は、ドラムを巻取方向と反対の巻戻方向へ回転させると、該ドラムの周側面からテープと共に紙幣を引き剥がし、これを繰り出して上後搬送部15に順次引き渡す。
リジェクト庫17は、内部に紙幣を収納する収納空間を有すると共に、この収納空間内へ紙幣を放出する放出機構を有している。このリジェクト庫17は、上後搬送部15から紙幣を受け取ると、この紙幣を放出機構により収納空間内へ放出し、集積した状態で収納する。因みにリジェクト庫17には、例えば損傷の程度が大きく出金すべきで無いと判断された紙幣(以下これをリジェクト紙幣と呼ぶ)が搬送され、収納される。
下搬送部18は、上前搬送部13、鑑別部14、上後搬送部15及びリジェクト庫17の下側に位置しており、上前搬送部13、上後搬送部15及び4個の紙幣収納庫19とそれぞれ接続された搬送路が形成されると共に、各搬送路の接続箇所に切替器がそれぞれ設けられている。この下搬送部18は、紙幣制御部11の制御に基づき、上前搬送部13及び各紙幣収納庫19を接続する搬送経路と、上後搬送部15及び各紙幣収納庫19を接続する搬送経路とに搬送路を切り替える。
紙幣収納庫19は、上下方向に長い直方体状に形成されており、その内部に紙幣を集積して収納する収納空間、該収納空間の上側に配置され紙幣の分離処理及び放出処理を行う分離放出部等が設けられている。また各紙幣収納庫19は、それぞれ収納すべき紙幣の金種が予め設定されている。紙幣収納庫19は、紙幣を収納する収納処理を行う場合、上側の下搬送部18から紙幣を受け取ると、この紙幣を収納庫搬送部により分離放出部へ搬送して収納空間内へ放出し、該収納空間内に集積した状態で収納する。また紙幣収納庫19は、紙幣を繰り出す繰出処理を行う場合、収納空間内に集積された紙幣を分離放出部により1枚ずつに分離し、これを収納庫搬送部により上方へ搬送して上側の下搬送部18に引き渡すことにより繰り出す。
[1-3.接客部の構成]
図3及び図4に示すように、接客部12は箱状の接客部筐体22を中心に構成されており、該接客部筐体22の内部に、収容器30、ビルプレス42、プールガイド44、分離繰出部46及び集積部48を有している。接客部筐体22は、収容器30の上方の前寄り、すなわち使用者が現金自動預払機1と対峙した際にプールガイド44よりも使用者側の上側に、側面視で略三角形状の投入ガイド24が形成されている。投入ガイド24は、前方から紙幣収容部31に向かうように、水平方向に対し後方へ向かうに連れて下方へ傾斜する平面である投入ガイド面24Sが形成されることにより、紙幣収容部31に投入される紙幣や、使用者の手をガイドしている。以下では、この投入ガイド面24Sに沿う延長線をガイド面延長線L1(図4)とも呼ぶ。また以下では、紙幣BLが投入される元の方向である上方向を、投入元方向とも呼ぶ。
収容器30は、紙幣BLを収容する空間を有し、内部にビルプレス42、プールガイド44、フロアガイド(図示せず)及びサイドガイド(図示せず)を有している。紙幣収容部31は、紙幣を立位の状態で収容する空間であり、ビルプレス42、プールガイド44、フロアガイド(図示せず)及びサイドガイド(図示せず)により囲まれて構成される。また紙幣収容部31は、シャッタ32が後方へ移動することにより入出金口5を介し外部へ開放される一方、該シャッタ32が前方へ移動することにより外部から閉鎖される。
分離繰出部46は、ピックアップローラ50、フィードローラ51及びゲートローラ52により構成されている。ピックアップローラ50は、収容器30の前側における底板の上方に設けられ、その外周面の一部にゴム等の摩擦係数の大きい高摩擦部材が取り付けられており、図3中反時計回り(繰出方向)へ回転することにより、底板上に立位の状態の紙幣を取込搬送路36側に送り出す。フィードローラ51は、ピックアップローラ50に対し紙幣の繰出方向の下流側である下側に設けられ、その外周面の一部にゴム等の摩擦係数の大きい高摩擦部材が取り付けられており、図3中反時計回り(繰出方向)へ回転することにより、ピックアップローラ50によって送り出された紙幣を取込口34を介して取込搬送路36へと繰り出す。ゲートローラ52は、フィードローラ51の後側に対向配置され、紙幣の繰出時には回転しないことにより収容器30から送り出されてきた紙幣を1枚ずつ分離する。
プールガイド44は、側面視台形状の部材であり、それぞれ後側における下側の3分の2程度の範囲に紙幣当接面44S1が、上側の3分の1程度の範囲にガイド面44S2が形成されている。このプールガイド44は、収容器30の前側において紙幣の繰出方向の直交方向(すなわち前後方向)に往復移動可能に構成されている。プールガイド44は紙幣当接面44S1の一部に図示しない孔部が穿設されており、紙幣を繰り出す際、該孔部からピックアップローラ50の外周が紙幣収容部31内に突出する位置まで移動する。
紙幣当接面44S1は、収容器30内に立位の状態で集積された紙幣BLの紙面とほぼ平行な平面であり、集積された紙幣BLの紙面に当接することにより、紙幣BLを立位の状態で保つ。また紙幣当接面44S1は、紙幣が放出搬送路38から紙幣収容部31に集積される集積動作時において、集積部48から紙幣収容部31へ放出された紙幣に当接することにより、紙幣をガイドし、紙幣の搬送路としても機能する。ガイド面44S2は、紙幣当接面44S1の上端部から前方へ向かうに連れて上方へ傾斜する平面であり、集積部48から紙幣収容部31へ放出された紙幣の放出経路の延長線よりも上側に形成され、紙幣収容部31に投入される紙幣や、使用者の手をガイドする。このガイド面44S2は、投入ガイド面24Sとほぼ平行に形成されており、投入ポジション(図4)においてガイド面延長線L1上に位置している。このガイド面44S2は、投入ガイド面24Sよりも紙幣収容部31側において、前方から紙幣収容部31に向かうように、水平方向に対し後方へ向かうに連れて下方へ傾斜する平面であるとも言える。
集積部48は、収容器30の後側における下方に設けられた集積ローラ54と、該集積ローラ54の後側に対向配置されたプレッシャローラ55とにより構成されている。集積部48は、集積ローラ54を図3中時計回り(集積方向)に、プレッシャローラ55を図3中反時計回り(集積方向)にそれぞれ回転させることにより、出金処理で使用者に払い出す紙幣や、入金処理における入金リジェクト紙幣が放出搬送路38によって接客部12へと搬送されてきた際に、該紙幣を放出口40を介して収容器30へ集積させる。集積ローラ54の回転軸である集積ローラ軸には、ゴム等の弾性部材で形成された舌片56が、左右方向に所定の間隔を空けて複数本設けられている。この舌片56は、集積ローラ54と共に図3中時計回りへ回転することにより、紙幣収容部31へ送り出された紙幣の下端部分を叩き、該紙幣をプールガイド44側に沿わせて移動させる。
ビルプレス42は、側面視台形状の部材であり、収容器30の後寄りにおいてプールガイド44に前後方向に対向して設けられており、紙幣の繰出方向の直交方向(すなわち前後方向)に往復移動可能に構成されている。このビルプレス42は、紙幣を収容器30から取込搬送路36へ繰り出す際にはプールガイド44と共にピックアップローラ50側へと移動し、ピックアップローラ50に紙幣を押圧する。またビルプレス42は、上下方向のほぼ中央部分から下端部分にかけて形成された平面状の支持面42S1と、該支持面42S1の上端から後方へ傾く平面状の傾斜面42S2とが形成されている。
このビルプレス42とプールガイド44とは、それぞれ互いに独立して前後に移動可能に構成されている。以下ではビルプレス42及びプールガイド44をまとめてステージ29とも呼ぶ。
[1-4.投入ポジション]
使用者との間で入金取引を行う場合の紙幣投入時において、接客部12は、図4に示すように、入出金口5の下方で、プールガイド44とビルプレス42とを、入出金口5の開口よりも狭く且つ使用者の手が入る程度の前後幅で紙幣収容部31を構成するように所定の間隔だけ離間させて配置させ、投入ポジションとする。続いて接客部12は、シャッタ32を開いて入出金口5を開放することにより、使用者に入出金口5から紙幣BLを投入させる。接客部12は、図示しないセンサが最後に紙幣BLを投入する使用者の手を検知してから所定時間経過後にシャッタ32を閉鎖させる。
[1-5.繰出ポジション]
紙幣BLが投入されると繰出動作時において接客部12は、プールガイド44及びビルプレス42により紙幣BLを立位の状態で挟持したまま、図5に示すようにビルプレス42及びプールガイド44をピックアップローラ50側へと移動させることにより繰出ポジションとする。この繰出ポジションにおいて、ピックアップローラ50がプールガイド44の孔部から紙幣収容部31内に突出し、立位の状態で収容されている紙幣BLに当接する。続いて接客部12は、ピックアップローラ50及びフィードローラ51を繰出方向へ回転させることにより、ピックアップローラ50に当接している紙幣をフィードローラ51とゲートローラ52との間に送り出し、フィードローラ51とゲートローラ52との間で紙幣を1枚ずつ分離させて取込搬送路36へ繰り出す。紙幣入出金機10は、紙幣BLを鑑別部14へ搬送して鑑別させ、鑑別結果に応じて紙幣を各紙幣収納庫19に収納し、入金処理を行う。
[1-6.集積ポジション]
リジェクト紙幣又は出金する紙幣を放出搬送路38を介して紙幣収容部31に集積する場合の集積動作時において、接客部12は、図6に示すように、プールガイド44及びビルプレス42を集積ローラ54側へと移動させると共に、ビルプレス42を図6中時計回りに回動させ、集積ポジションとする。このとき、投入ポジションよりもビルプレス42が図6中時計回りに回動することにより、支持面42S1がプールガイド44の紙幣当接面44S1に対して平行な状態から集積ローラ54側に傾いた状態となる。このためビルプレス42の支持面42S1の下端部が、放出口40よりも後方に位置した状態となる。
そして紙幣入出金機10は、集積ローラ54及びプレッシャローラ55を集積方向へ回転させると共に、一時保留部16又は紙幣収納庫19から紙幣を放出搬送路38によって紙幣収容部31へと搬送する。接客部12は、ビルプレス42の支持面42S1に沿うように紙幣BLを放出紙幣経路L2に沿って紙幣収容部31内に進入させ、舌片56によってプールガイド44側へと叩きプールガイド44の紙幣当接面44S1に沿って集積していく。
[1-7.プールガイドの構成]
図7、図8及び図9に示すようにプールガイド44は、搬送幅方向、すなわち左右方向の中央部を対称の中心として左右対称に形成されている。プールガイド44は、後端面における下側の半分程度の範囲に、紙幣当接面44S1の下側の一部分である、ほぼ上下左右方向に沿う平面の下側当接面61が形成されている。下側当接面61は、収容器30内に立位の状態で集積された紙幣の紙面とほぼ平行な平面であり、集積された紙幣の紙面に当接することにより、紙幣を立位の状態で保つ。以下では紙幣当接面44S1が沿う方向を当接面延在方向D1(図9)とも呼ぶ。当接面延在方向D1は、上下方向に対し上方が僅かに前方へ傾斜している。
プールガイド44の左右方向の中央部における上端部近傍の前端部には、紙幣当接面44S1(下側当接面61)と直交するようにほぼ前後左右方向に沿う平面である上側平面67が形成されている。以下では上側平面67が沿う方向を上側平面延在方向D2(図9)とも呼ぶ。上側平面延在方向D2は、当接面延在方向D1と直交しており、水平方向に対し後方が僅かに上方へ傾斜している。
プールガイド44の紙幣当接面44S1における左右方向の中央部の上端近傍からは、プールガイド44の前端へ向けて背面視で湾曲するような略半円形状に、紙幣当接面44S1及び上側平面67から下方へ凹むような、指先ガイド凹み62が形成されている。この指先ガイド凹み62は、後述する内側リブ64i同士の間に形成され、プールガイド44の左右方向のほぼ3分の1程度の左右方向の幅を有しており、底面が左側面視において前方へ向かうに連れて上方へ向かうような形状で、プールガイド44の肉が削られるように形成されている。この指先ガイド凹み62は、上端部の左右方向の内壁間の幅、すなわち削り幅である凹み削り幅Wc1が40[mm]~50[mm]程度に、内側リブ64iの後方上端部からの上下方向の深さ、すなわち指先ガイド凹み62において最も深さが深い箇所の深さである凹み深さDc1が10[mm]~20[mm]程度に、曲率半径である凹み曲率半径Rc1が10[mm]~20[mm]程度に形成されている。
指先ガイド凹み62の左右外側からは、突起部としての左右一対のリブ64が上側平面67よりも上方まで立設している。リブ64は、内側リブ64iと外側リブ64oとにより構成されている。
内側リブ64iは、左右方向の幅が薄い板状部材であり、プールガイド44の後端から前端までに亘ってほぼ前後方向に沿って形成されている。この内側リブ64iは、それぞれ後端面に内側リブ後端面64ibsが、上端面に内側リブ上端面64iusが形成されている。内側リブ後端面64ibsは、紙幣当接面44S1の上側半分程度の範囲の一部分を形成している。内側リブ上端面64iusは、ガイド面44S2の一部分を形成している。内側リブ上端面64iusは、紙幣当接面44S1の上端部から前方へ向かうに連れて上方へ傾斜する平面であり、放出紙幣経路L2(図6)よりも上側に形成され、紙幣収容部31に投入される紙幣や、使用者の手をガイドする。この内側リブ上端面64iusは、ガイド面延長線L1(図4)とほぼ平行に形成されており、投入ポジション(図4)においてガイド面延長線L1上に位置している。内側リブ64iは、上側平面67に対する内側リブ上端面64iusの傾斜角度であるリブ傾斜角度Ar1が、30度~60度程度に形成されている。換言すれば内側リブ64iは、紙幣当接面44S1(下側当接面61)に対する傾斜角度が、60度~30度程度に形成されている。またこの内側リブ64iの左右方向の間隔は、集積部48から紙幣収容部31へ放出された紙幣が斜行(スキュー)していても、該紙幣に確実に当接し斜行を補正できる程度の間隔となっている。具体的に内側リブ64iの左右方向の間隔は、紙幣入出金機10内部における搬送ローラの左右方向の間隔とほぼ同じ間隔となっている。
外側リブ64oは、上端部の左右方向の幅が内側リブ64iと同等程度に薄い部材であり、溝部66を挟んで内側リブ64iの左右外側においてプールガイド44の後端から前端までに亘って前後方向に沿って形成されている。この外側リブ64oは、後端面に外側リブ後端面64obsが、上端面の紙幣当接面44S1側(後側)の半分程度に、内側リブ64iと同様の高さであり平行な外側リブ上後端面64oubsが、上端面の紙幣当接面44S1から離隔する側(前側)の半分程度に、内側リブ64iよりも低い高さであり、且つ上側平面67と同様の高さであり平行な外側リブ上前端面64oufsが形成されている。外側リブ後端面64obsは、紙幣当接面44S1の上側3分の1程度の範囲の一部分を形成している。外側リブ上後端面64oubsは、ガイド面44S2の一部分を形成している。
このように紙幣当接面44S1は、下側当接面61、内側リブ後端面64ibs及び外側リブ後端面64obsにより構成されている。またガイド面44S2は、内側リブ上端面64ius及び外側リブ上後端面64oubsにより構成されている。
内側リブ64iと外側リブ64oとの間には、溝部66が形成されている。溝部66は、内側リブ64i及び外側リブ64oと左右方向の幅が同等程度であり、プールガイド44の後端から前端までに亘って内側リブ上端面64ius及び外側リブ上後端面64oubsから下方へ凹むように前後方向に沿って形成されている。
外側リブ64oの左右外側には、外側リブ64oの上端部からプールガイド44の左右端部へ向かって下側へ傾斜するような傾斜部68が形成されている。傾斜部68は、肉盛部70と傾斜削り部72とにより構成されている。
肉盛部70は、外側リブ64oの左右外側において、プールガイド44の前端から後端までに亘って前後方向に沿って形成されている。この肉盛部70は、従来のプールガイド144(図11)と比較して、外側リブ64oの左右外側の脇に肉が盛られたような形状となっている。また肉盛部70は、外側リブ64oの上端部から連続的に、左右外側に向かうに連れて下方へ傾斜するような平面である肉盛部面70Sが形成されている。この肉盛部70は、水平方向に対する肉盛部面70Sの傾斜角度である肉盛部傾斜角度Ac3が30度~60度程度に、外側リブ64oの上端部から肉盛部面70Sの左右外側端部までの上下方向の深さである肉盛部深さDc3が10[mm]以上に形成されている。
傾斜削り部72は、肉盛部70の左右外側からプールガイド44の左右端部までに亘って形成されている。この傾斜削り部72は、肉盛部70の下端部からプールガイド44の左右端部に向かうに連れて下方へ傾斜するような傾斜削り部面72Sが形成されている。この傾斜削り部72は、肉盛部70の左右外側端部からプールガイド44の左右端部までの削り幅である傾斜削り幅Wc2が50[mm]程度に、外側リブ64oの上端部から傾斜削り部面72Sの左右外側端部までの上下方向の深さである傾斜削り部深さDc2が10[mm]~20[mm]程度に形成されている。
ここで、外側リブ64oは、外側リブ上後端面64oubsの前方において、前方に向かうに連れて該外側リブ上後端面64oubsの延長線よりも下方へ傾斜する外側リブ上前端面64oufsが形成されている。このため傾斜部68は、外側リブ64oにおける後端部と、プールガイド44の左右端部における前端部とを結ぶ稜線部80を境目として、それぞれ後方に傾斜削り部面72Sが、前方に前方傾斜面74が形成されている。前方傾斜面74は、後方に向かうに連れて外側リブ64oの前端部よりも下方へ傾斜する平面になっている。
[1-8.効果等]
図10及び図11に示したように、従来の接客部112においては、ガイド面延長線L1よりも上側にリブ164が突出してしまっていたため、使用者が紙幣BLを投入する際にリブ164に紙幣BLが接触してしまい挿入し難いといった問題があった。また従来のプールガイド144は、リブ164の上面がほぼ水平方向に沿っているため、紙幣投入時においてリブ164の上面に紙幣BLが載ってしまうことがあった。
これに対し現金自動預払機1の紙幣入出金機10は、プールガイド44のガイド面44S2を投入ガイド24の投入ガイド面24Sとほぼ平行に形成すると共に、投入ポジションにおいてガイド面44S2をガイド面延長線L1上に位置させるようにした。このため紙幣入出金機10は、プールガイド44の投入ガイド面24Sがガイド面延長線L1よりも上側に位置しないようにすることができると共に、プールガイド44の投入ガイド面24Sと投入ガイド面24Sとを、互いに近接する箇所において急激に角度が変化しないように、滑らかにつなげることができる。これにより紙幣入出金機10は、紙幣が紙幣収容部31に投入される際にリブ64に紙幣が引っ掛かってしまうことを防ぐことができると共に、投入された紙幣がガイド面44S2の上を滑らかに滑り落ちるようにさせることができる。
このように紙幣入出金機10は、使用者が紙幣を投入する際に、プールガイド44における紙幣走行路を形成するリブ64に紙幣を当たり難くし、紙幣が引っ掛からずに滑らかに滑り落ちるようにでき、従来のプールガイド144(図11)と比較して紙幣を挿入し易くすることができる。
またプールガイド44は、紙幣当接面44S1とガイド面44S2との接触部を、放出紙幣経路L2よりも上側に配置させる、すなわち紙幣当接面44S1を放出紙幣経路L2よりも上方まで形成する、換言すればガイド面44S2における紙幣収容部31側の下端部を放出紙幣経路L2よりも上側に配置するようにした。このためプールガイド44は、集積部48から放出された紙幣を紙幣当接面44S1に衝突させ、紙幣を正常に集積させることができる。
また従来のプールガイド144(図11)は、リブ164が壁のように立設しているため、使用者がリブ164の左右外側に指を入れた際にリブ164に指が引っ掛かってしまったり、リブ164が尖っている形状であるため、使用者が紙幣を投入する際に、怪我をしそうで怖いというような視覚的な違和感を与えてしまったりするおそれがあった。
これに対し紙幣入出金機10は、プールガイド44の外側リブ64oの左右方向外側脇における後端から前端までの全範囲に亘って肉を盛るように肉盛部70を形成することにより、外側リブ64oを鋭く細く尖らせないようにして鈍く尖らせるようにした。このため紙幣入出金機10は、従来のプールガイド144(図11)と比較して、外側リブ64oが左右方向に細く尖らないようにでき、プールガイド44の上部が尖っていないようにできる。これにより紙幣入出金機10は、使用者が紙幣を投入する際に、従来のプールガイド144(図11)と比較して、使用者が外側リブ64oの左右方向の外側に指を入れるときに外側リブ64oが段差になってしまい指が当たることを防止できると共に、怪我をしそうで怖いというようなリブ64に視覚的な違和感を与えてしまうことを防ぐことができる。
また紙幣入出金機10は、プールガイド44の肉盛部70の左右方向外側からプールガイド44の左右端部に向かうに連れて下方へ滑らかに傾斜するような傾斜削り部72を形成するようにした。このため紙幣入出金機10は、肉盛部70の左右端部と同様の高さで左右端部までプールガイド44が形成されていた場合と比較して、投入する際に使用者が紙幣を見やすいようにできる。
さらに紙幣入出金機10は、プールガイド44の左右方向の真中の肉を削り、指先ガイド凹み62を形成するようにした。このため紙幣入出金機10は、紙幣を摘みながら紙幣収容部31へ使用者が紙幣を投入する際にプールガイド44の指先ガイド凹み62に使用者の指先を入れさせることにより、入金時において使用者が紙幣を投入しやすくできる。
以上の構成によれば現金自動預払機1の紙幣入出金機10は、紙葉状の媒体としての紙幣に関する取引を受け付ける応対部3と、紙幣を収容する媒体収容部としての紙幣収容部31に向かう投入ガイド面24Sが形成された投入ガイド24と、紙幣が紙幣収容部31に集積される際に紙幣に当接する媒体当接面としての紙幣当接面44S1と、紙幣当接面44S1と投入ガイド面24Sとの間において、投入ガイド面24Sに沿う延長線であるガイド面延長線L1よりも上側へ突出しないように投入ガイド面24S側から紙幣収容部31に向かって形成されたガイド面44S2とが形成されたプールガイド44とを設けるようにした。
これにより紙幣入出金機10は、プールガイド44のガイド面44S2がガイド面延長線L1よりも上側に位置しないようにすることができ、使用者が紙幣を投入する際に、ガイド面44S2の後端部に紙幣が接触してしまうことを抑止できる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、ガイド面44S2(内側リブ上端面64ius及び外側リブ上後端面64oubs)を投入ポジション(図4)においてガイド面延長線L1上に配置する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ガイド面44S2(内側リブ上端面64ius及び外側リブ上後端面64oubs)を投入ポジション(図4)においてガイド面延長線L1よりも下側に配置しても良い。その場合、使用者がリブ64により一層接触しないようにできる。
また上述した実施の形態においては、ガイド面44S2を投入ガイド面24Sとほぼ平行に形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ガイド面44S2を投入ガイド面24Sと平行に形成しなくても良い。要は投入ポジション(図4)においてガイド面44S2がガイド面延長線L1よりも投入元方向である上側まで突出しなければ良い。
さらに上述した実施の形態においては、指先ガイド凹み62を背面視で略半円形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、背面視で四角形状等、使用者の指先が入る窪みであれば、他の種々の形状でも良い。
さらに上述した実施の形態においては、肉盛部面70S及び傾斜削り部面72Sを平面形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、肉盛部面70S及び傾斜削り部面72Sは、例えば湾曲するような形状等、他の種々の形状であっても良い。要は、左右外側に向かうに連れて下方へ傾斜する面であれば良い。
さらに上述した実施の形態における凹み削り幅Wc1、凹み深さDc1、凹み曲率半径Rc1、リブ傾斜角度Ar1、左右傾斜面削り幅Wc2、左右傾斜面深さDc2、肉盛部傾斜角度Ac3及び肉盛部深さDc3は、同様の機能を発揮できれば、他の種々の数値であっても良い。
さらに上述した実施の形態においては、プールガイド44のガイド面44S2を、接客部筐体22における投入ガイド24の投入ガイド面24Sに沿うガイド面延長線L1に沿うようにする場合について述べた。本発明はこれに限らず、プールガイド44のガイド面44S2を、紙幣収容部31と使用者との間においてプールガイド44の上端部近傍に配置された種々の機構の面に沿う延長線に沿うようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ビルプレス42が前後方向に移動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ビルプレス42は移動せず固定されていても良い。
さらに上述した実施の形態においては、接客部12に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣収納庫19等、外部から紙幣が投入される他の種々の箇所に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、使用者との間で媒体としての紙幣に関する取引処理を行う現金自動預払機1の紙幣入出金機10に本発明を適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば各種金券や証券等、或いは入場券や乗車券のような種々の紙葉状の媒体を取り扱う種々の装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、利用者応対部としての応対部3と、投入ガイドとしての投入ガイド24と、ステージとしてのステージ29とによって媒体取引装置としての現金自動預払機1を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる利用者応対部と、投入ガイドと、ステージとによって媒体取引装置を構成しても良い。
本発明は、例えば使用者との間で紙幣に関する入金取引や出金取引を行う現金自動預払機に組み込まれる紙幣入出金機で利用できる。
1……現金自動預払機、2……筐体、3……応対部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10……紙幣入出金機、11……紙幣制御部、12、112……接客部、13……上前搬送部、14……鑑別部、15……上後搬送部、16……一時保留部、17……リジェクト庫、18……下搬送部、19……紙幣収納庫、22……接客部筐体、24……投入ガイド、24S……投入ガイド面、29……ステージ、30……収容器、31……紙幣収容部、32……シャッタ、34……取込口、36……取込搬送路、38……放出搬送路、40……放出口、42……ビルプレス、42S1……支持面、42S2……傾斜面、44、144……プールガイド、44S1……紙幣当接面、44S2……ガイド面、46……分離繰出部、48……集積部、50……ピックアップローラ、51……フィードローラ、52……ゲートローラ、54……集積ローラ、55……プレッシャローラ、56……舌片、61……下側当接面、62……指先ガイド凹み、64、164……リブ、64i……内側リブ、64ius……内側リブ上端面、64ibs……内側リブ後端面、64o……外側リブ、64oubs……外側リブ上後端面、64oufs……外側リブ上前端面、64obs……外側リブ後端面、66……溝部、67……上側平面、68……傾斜部、70……肉盛部、70S……肉盛部面、72……傾斜削り部、72S……傾斜削り部面、74……前方傾斜面、80……稜線部、L1……ガイド面延長線、L2……放出紙幣経路、D1……当接面延在方向、D2……上側平面延在方向、Wc1……凹み削り幅、Dc1……凹み深さ、Rc1……凹み曲率半径、Ar1……リブ傾斜角度、Wc2……傾斜削り部削り幅、Dc2……傾斜削り部深さ、Ac3……肉盛部傾斜角度、Dc3……肉盛部深さ。

Claims (16)

  1. 媒体を収容する媒体収容部に向かう投入ガイド面が形成された投入ガイドと、
    前記媒体が前記媒体収容部に集積される際に前記媒体に当接する媒体当接面と、前記媒体当接面と前記投入ガイド面との間において、前記投入ガイド面に沿う延長線よりも上側へ突出しないように前記投入ガイド面側から前記媒体収容部に向かって形成されたガイド面とが形成されたステージと
    を有する媒体処理装置。
  2. 前記ガイド面は、前記投入ガイド面に沿う延長線上にほぼ沿う
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記ガイド面は、前記投入ガイド面とほぼ平行に形成される
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  4. 前記ガイド面における前記媒体収容部側の端部は、集積部から前記媒体収容部へ放出された前記媒体の移動経路よりも上側に位置する
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  5. 前記ガイド面は、前記媒体が前記媒体収容部に投入される際に、前記ガイド面が前記投入ガイド面に沿う延長線よりも上側へ突出しない状態となる
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  6. 前記投入ガイド面は、水平方向に対し傾斜する
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  7. 前記ステージは、
    前記媒体収容部に投入された前記媒体を搬送路に繰り出す分離繰出部と使用者に受け渡す前記媒体を前記媒体収容部に集積させる集積部との間を往復移動し前記媒体を支持するプールガイドと、
    前記プールガイドに対向して配置され前記プールガイドよりも前記集積部側において前記分離繰出部と前記集積部との間を往復移動し、前記媒体を押圧するビルプレスと
    を含む請求項1に記載の媒体処理装置。
  8. 前記媒体当接面に対する前記ガイド面の傾斜角度は、30度~60度である
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  9. 前記媒体収容部は、上方から前記媒体が投入され、
    前記ステージは、上端部において前記ガイド面の少なくとも一部分を形成するよう上方に向かって立設した突起部を有する
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  10. 前記ステージは、前記突起部の左右外側において、前記突起部の上端から左右外側に向かって下方へ傾斜する肉盛部面が形成された肉盛部を有する
    請求項9に記載の媒体処理装置。
  11. 前記肉盛部は、水平方向に対する前記肉盛部面の傾斜角度が30度~60度であるか、又は左右方向の幅が10[mm]以上であるかの、少なくとも何れか一方を満たす
    請求項10に記載の媒体処理装置。
  12. 前記ステージは、前記突起部よりも左右方向外側において、左右外側に向かって下方へ傾斜する傾斜削り部面が形成された傾斜削り部を有する
    請求項9に記載の媒体処理装置。
  13. 前記傾斜削り部は、左右方向の幅がほぼ50[mm]であるか、又は深さが10[mm]~20[mm]であるかの、少なくとも何れか一方を満たす
    請求項12に記載の媒体処理装置。
  14. 前記突起部は、左右一対設けられ、
    前記ステージは、前記突起部同士の間に、前記媒体当接面から窪んだ指先ガイド凹みが形成されている
    請求項9に記載の媒体処理装置。
  15. 前記指先ガイド凹みは、左右方向の幅が40[mm]~50[mm]であるか、深さが10[mm]~20[mm]であるか、又は曲率半径が10[mm]~20[mm]であるかの、少なくとも何れか一方を満たす
    請求項14に記載の媒体処理装置。
  16. 紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける利用者応対部と、
    前記媒体を収容する媒体収容部に向かう投入ガイド面が形成された投入ガイドと、
    前記媒体が前記媒体収容部に集積される際に前記媒体に当接する媒体当接面と、前記媒体当接面と前記投入ガイド面との間において、前記投入ガイド面に沿う延長線よりも上側へ突出しないように前記投入ガイド面から前記媒体収容部に向かって形成されたガイド面とが形成されたステージと
    を有する媒体取引装置。
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