JP2015060236A - 記録媒体アクセス装置及びスキミング防止方法 - Google Patents

記録媒体アクセス装置及びスキミング防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 スキミングを防止する手段について、十分な信頼性を得られる必要がある。【解決手段】 記憶媒体が挿入される挿入部と、記憶媒体に対する情報読み取り及び情報書き込みの少なくともいずれかを実行するアクセス部と、を含み、その挿入部の記憶媒体が挿入される挿入経路の、その記憶媒体が挿入される方向の、軸である挿入軸に対して、そのアクセス部へその記録媒体が搬送される搬送経路の、その記憶媒体が搬送される方向の軸である搬送軸が、所定の方向への所定の角度で屈曲する。【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体をアクセスする装置に関し、特にスキミング防止の技術に関する。
スキミングを防止するための様々な関連技術が知られている。
例えば、特許文献1は、記録媒体処理装置の一例を開示する。特許文献1に記載の記録媒体処理装置は、記録媒体搬送路に突起を有する。その突起は、記録媒体がその記録媒体通路に挿入された際に、その記録媒体が衝突するような突起であり、その記録媒体通路におけるその移動媒体のスムーズな移動を妨害する。換言すると、その突起は、その記録媒体の挿入速度に、不自然な変化をもたらす。
上述の構成を有するその記録媒体処理装置は、その記録媒体の挿入が速度を変化させることより、スキミング装置が磁気情報を正確に読み取ることを妨害する。
しかしながら、その記録媒体処理装置は、その突起による抵抗の影響を受けない程度に、その記録媒体の挿入が行われた場合、スキミング装置による磁気情報の正確な読取を妨害できない可能性がある。一方、ある程度強い力によりその記録媒体の挿入が行われた場合でもスキミング装置による磁気情報の正確な読取を妨害するような突起を有する場合、「その記録媒体の挿入における操作性が低下する」という問題が発生する。
このような問題点を解決する技術が特許文献2及び3に記載されている。
特許文献2は、自動取引装置の一例を開示する。特許文献2に記載の自動取引装置は、カード挿入口からのカード挿抜を妨げる位置に、ストッパを有する。そのストッパは、カード挿入時において、そのカードに自動取引装置の内部方向へ押されて、自動取引装置の内部方向へ移動する。その後、そのカードの挿入が完了すると、そのストッパは、元の位置に戻る。次に、そのストッパは、カード抜去時において、そのカードに自動取引装置の外部方向へ押されて、自動取引装置の内部方向へ移動する。
上述の構成を有するその自動取引装置は、スキミング装置が取り付けられた場合、そのストッパの外部方向への移動を妨げられ、結果としてカードの抜去(返却)を妨げられる。
特許文献3は、記録媒体読取装置の一例を開示する。特許文献3に記載の記録媒体読取装置は、記録媒体が挿入される挿入口にその記録媒体を挟持する記録媒体挟持部を備える。その記録媒体挟持部は、その記録媒体がその記録媒体読取装置の内部へ挿入される際、その記録媒体とともにその記録媒体読取装置内部へ入り込む。
上述の構成を有するその記録媒体読取装置は、スキミング装置が取り付けられた場合、その記録媒体挟持部がその記録媒体読取装置内部へ入り込むことを妨げられ、結果としてカードの挿入を妨げられる。
特開2008−310625号公報 特開2009−181251号公報 特開2011−145961号公報
しかしながら、上述した特許文献2及び3に記載された技術においては、スキミングを防止する手段について、十分な信頼性が得られないという問題点がある。
その理由は、特許文献2に記載の自動取引装置も特許文献3に記載の記録媒体読取装置も、スキミングを防止するための構成に可動部分が存在し、故障率が高くなりがちだからである。
また、特許文献1に記載の記録媒体処理装置は、利用頻度や経年変化により、その突起が劣化する恐れがあるからである。尚、そのような劣化による「記録媒体の挿入速度に不自然な変化をもたらす」機能への影響は、予測が困難である。
本発明の目的は、上述した問題点を解決する記録媒体アクセス装置、自動取引装置、スキミング防止方法を提供することにある。
本発明の記録媒体アクセス装置は、
記憶媒体が挿入される挿入部と、
前記記憶媒体に対する情報読み取り及び情報書き込みの少なくともいずれかを実行するアクセス部と、を含み、
前記挿入部の前記記憶媒体が挿入される挿入経路の、前記記憶媒体が挿入される方向の、軸である挿入軸に対して、前記アクセス部へ前記記録媒体が搬送される搬送経路の、前記記憶媒体が搬送される方向の軸である搬送軸が、所定の方向への所定の角度で屈曲する。
本発明のスキミング防止方法は、
記憶媒体が挿入される挿入部と、
前記記憶媒体に対する情報読み取り及び情報書き込みの少なくともいずれかを実行するアクセス部と、を含み、
前記挿入部の前記記憶媒体が挿入される挿入経路の、前記記憶媒体が挿入される方向の、軸である挿入軸に対して、前記アクセス部へ前記記録媒体が搬送される搬送経路の、前記記憶媒体が搬送される方向の軸である搬送軸が、所定の方向への所定の角度で屈曲する記録媒体アクセス装置が、
前記記録媒体が前記挿入軸の方向から挿入されたことを検出し、
前記検出した結果に基づいて、前記挿入部から前記アクセス部への前記記録媒体の搬送を可能にする
スキミング防止方法。
本発明は、所要の信頼性を有するスキミング防止手段を得ることが可能になるという効果がある。
図1は、第1の実施形態に係る記録媒体アクセス装置の断面図である。 図2は、第1の実施形態における挿入部の正面図である。 図3は、第1の実施形態におけるアクセス部の正面図である。 図4は、第1の実施形態における、記録媒体アクセス装置へ記録媒体の挿入が開始された時点のイメージを示す図である。 図5は、第1の実施形態における、記録媒体の挿入が継続された時点のイメージを示す図である。 図6は、第1の実施形態における、記録媒体の挿入方向が変化した時点のイメージを示す図である。 図7は、第1の実施形態における、記録媒体アクセス装置内で記録媒体が搬送されるイメージを示す図である。 図8は、第1の実施形態における、スキミング装置を取り付けられた記録媒体アクセス装置へ記録媒体が挿入されるイメージを示す図である。 図9は、スキミング装置を取り付けられた関連技術の記録媒体アクセス装置へ記録媒体が挿入されるイメージを示す図である。 図10は、第2の実施形態に係る記録媒体アクセス装置の断面図である。 図11は、第2の実施形態における挿入部の正面図である。 図12は、第2の実施形態におけるアクセス部の正面図である。 図13は、第2の実施形態における、記録媒体アクセス装置へ記録媒体の挿入が開始された時点のイメージを示す図である。 図14は、第2の実施形態における、記録媒体の挿入が継続された時点のイメージを示す図である。 図15は、第2の実施形態における、記録媒体の挿入方向が変化した時点のイメージを示す図である。 図16は、第2の実施形態における、記録媒体アクセス装置内で記録媒体が搬送されるイメージを示す図である。 図17は、第2の実施形態における、スキミング装置を取り付けられた記録媒体アクセス装置へ記録媒体が挿入されるイメージを示す図である。 図18は、第2の実施形態の記録媒体アクセス装置において、変形スキミング装置を取り付けられ、記録媒体が挿入されるイメージを示す図である。 図19は、第3の実施形態に係る記録媒体アクセス装置の断面図である。 図20は、第3の実施形態における、記録媒体アクセス装置へ記録媒体の挿入が開始された時点のイメージを示す図である。 図21は、第3の実施形態における、記録媒体の挿入が継続された時点のイメージを示す図である。 図22は、第3の実施形態における、記録媒体アクセス装置内で記録媒体が搬送されるイメージを示す図である。 図23は、第3の実施形態における、変形スキミング装置を取り付けられた記録媒体アクセス装置へ記録媒体が挿入されるイメージを示す図である。 図24は、第4の実施形態における、記録媒体アクセス装置へ記録媒体の挿入が開始された時点のイメージを示す図である。 図25は、第4の実施形態における、記録媒体アクセス装置内で記録媒体が搬送されるイメージを示す図である。 図26は、第1乃至4の実施形態に係る記録媒体アクセス装置を含む自動取引装置の外観図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、各図面及び明細書記載の各実施形態において、同様の構成要素には同様の符号を付与し、適宜説明を省略する。
<<<第1の実施形態>>>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る記録媒体アクセス装置100の断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る記録媒体アクセス装置100は、挿入部110とアクセス部120とを含む。
===挿入部110===
図2は、第1の実施形態における挿入部110の正面図である。
記録媒体アクセス装置100は、例えば操作者によって、挿入部110の開口部分115から記録媒体(不図示)を挿入される。
図1及び図2に示すように、挿入部110において記録媒体が挿入される経路を挿入経路111と呼ぶ。挿入経路111における記録媒体の挿入方向に対応する軸を挿入軸112と呼ぶ。挿入軸112は、開口部分115の開口面に対して略直行する。換言すると、開口部分115は、記録媒体の挿入方向に対して略垂直に、開口する。
===アクセス部120===
図3は、第1の実施形態におけるアクセス部120の正面図である。
アクセス部120は、その挿入された記憶媒体に対する情報読み取り及び情報書き込みの少なくともいずれかを実行する。
図1及び図3に示すように、アクセス部120において記録媒体が搬送される経路を搬送経路121と呼ぶ。搬送経路121における記録媒体の搬送方向に対応する軸を搬送軸122と呼ぶ。搬送軸122は、挿入軸112に対して所定の方向へ所定の角度で屈曲する。
例えば、図1に示す記録媒体アクセス装置100の場合、搬送軸122は、挿入軸112に対して下方向に10度程度屈曲する。尚、その所定の方向及びその所定の角度は、挿入軸112に沿ったままでは記録媒体を最後まで挿入することができない範囲の方向及び角度であり、かつ、その記憶媒体を傾けることにより最後まで挿入することができる範囲の方向及び角度である。従って、図1に示す例にかかわらず、その所定の方向及びその所定の角度は、対象とする記録媒体の形状や剛性(柔軟性)に適する、上述の範囲内の任意の方向及び角度であってよい。
次に、記録媒体アクセス装置100の作用について説明する。
図4は、記録媒体アクセス装置100に対して、記録媒体130の挿入が開始された時点のイメージを示す図である。図4に示すように、記録媒体130は、例えば操作者によって、挿入軸112に沿って挿入部110に挿入される。
ここで、記録媒体130は、例えば、磁気カードである。また、記録媒体130は、IC(Integrated Circuit)カードやバーコード印刷カード、他の任意の情報記録カードであってよい。
図5は、記録媒体130の挿入が継続された時点のイメージを示す図である。図5に示すように、記録媒体130は、挿入軸112に沿って、アクセス部120に衝突する位置まで挿入される。
図6は、記録媒体130の挿入方向が、変化した時点のイメージを示す図である。図6に示すように、記録媒体130の挿入方向は、挿入軸112に沿う方向から搬送軸122に沿う方向へ変更される。
図7は、記録媒体アクセス装置100内で記録媒体130が搬送軸122に沿って、搬送されるイメージを示す図である。図7に示すように、挿入方向を挿入軸112に沿う方向から搬送軸122に沿う方向へ変更された記録媒体130は、搬送軸122に沿って、アクセス部120の内部へ搬送される。
次に、スキミング装置が取り付けられた場合について説明する。
ここで、スキミング装置は、記録媒体130に記録されたデータを不正に読み取るために、記録媒体アクセス装置100に取り付けられる装置を示す。
例えば、磁気カードに対応するスキミング装置は、磁気データを読み取る磁気ヘッダ、磁気データを格納するメモリ、または、磁気データを無線で送信する送信機を備えている。尚、スキミング装置は、磁気カードに対応するものに限らず、ICカード、バーコード印刷カード及び他の任意の情報記録カードに対応するものも、本実施形態の対象である。
図8は、スキミング装置140を取り付けられた記録媒体アクセス装置100に記録媒体130を挿入するイメージを示す図である。
図8に示すように、スキミング装置140は、記録媒体アクセス装置100の外面に、スキミング装置140の開口部分が開口部分115と略一致するように、記録媒体アクセス装置100に、取り付けられる。換言すると、スキミング装置140は、記録媒体130がスキミング装置140を通り抜けて開口部分115に挿入されるように、取り付けられる。スキミング装置140は、記録媒体130がスキミング装置140を通り抜けていく際に、記録媒体130からデータを読み出す。
図8に示すように、挿入軸112に沿って挿入された記録媒体130は、スキミング装置140が障害物となって、その挿入方向を搬送軸122に沿う方向まで変更されない。このためアクセス部120に衝突し、途中までしか挿入されない。
従って、記録媒体130は、スキミング装置140を通り抜けることはなく、記録媒体130に記録されたデータは、スキミング装置140には読み取られない。
図9は、スキミング装置140を取り付けられた関連技術の記録媒体アクセス装置に記録媒体130を挿入するイメージを示す図である。
図9に示すように、関連技術の記録媒体アクセス装置においては、挿入軸912と搬送軸922とが一直線である為、記録媒体130の挿入方向は途中で変更される必要はない。このため、スキミング装置140が取り付けられていても、スキミング装置140は障害物にはならない。
従って、記録媒体130はスキミング装置140を通り抜け、その際にスキミング装置140にデータを読み取られてしまう。
上述した本実施形態における第1の効果は、所要の信頼性を有するスキミング防止手段を得ることが可能になる点である。
その理由は、挿入部110の挿入軸112に対して、アクセス部120の搬送軸122が、所定の方向への所定の角度で屈曲するようにしたからである。
上述した本実施形態における第2の効果は、スキミング装置140が取り付けられていることを容易に検出することが可能になる点である。
その理由は、第1の効果と同様である。
<<<第2の実施形態>>>
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る記録媒体アクセス装置の断面図である。
図10に示すように、本実施形態における記録媒体アクセス装置200は、挿入部210及びアクセス部220を含む。
===挿入部210===
図11は、第2の実施形態における挿入部210の正面図である。
挿入部210は、図1に示す第1の実施形態の挿入部110と比べて、傾斜部216を更に有する。
また、挿入部210は、挿入される記録媒体130の向きを、挿入経路111において搬送経路121の方向に一致する程度に傾斜可能なように、外側に向かって開いた形状を有する。その開いた形状を成す部分が傾斜部216である。ここで、記録媒体130は、支点213を回転軸として傾斜する。支点213は、傾斜部216おける最狭部であり、その最狭部が挿入軸112と搬送軸122との交点近辺であることが望ましい。換言すると、記録媒体130は、挿入部210において、挿入部210の最狭部を支点213として、搬送軸122に沿うように傾斜部216方向に傾斜可能である。
===アクセス部120===
図12は、第2の実施形態におけるアクセス部220の正面図である。
アクセス部220は、図1に示す第1の実施形態のアクセス部120と比べて、ガイド部227を更に有する点が異なる。
ガイド部227は、搬送軸122に近接するアクセス部220の一部であって、挿入軸112の方向で挿入された記録媒体130の向きを、搬送軸122の方向に変化させる。
次に、記録媒体アクセス装置200の作用について説明する。
図13は、記録媒体アクセス装置200に対して、記録媒体130の挿入が開始された時点のイメージを示す図である。図13に示すように、記録媒体130は、例えば操作者によって、挿入軸112に沿って挿入部210に挿入される。
図14は、記録媒体130の挿入が継続された時点のイメージを示す図である。図14に示すように、記録媒体130は、挿入軸112に沿って、アクセス部220に衝突する位置まで挿入される。
図15は、記録媒体130の挿入方向が、変化した時点のイメージを示す図である。図15に示すように、記録媒体130の挿入方向は、支点213を略中心にして傾斜部216に従って、挿入軸112に沿う方向から搬送軸122に沿う方向へ傾けられる。更に、記録媒体130の挿入方向は、ガイド部227に従って、搬送軸122に沿う方向へ変化する。
図16は、記録媒体アクセス装置200内で記録媒体130が搬送軸122に沿って、搬送されるイメージを示す図である。図16に示すように、挿入方向を挿入軸112に沿う方向から搬送軸122に沿う方向へ変更された記録媒体130は、搬送軸122に沿って、アクセス部220の内部へ搬送される。
次に、スキミング装置140が取り付けられた場合について説明する。
図17は、スキミング装置140を取り付けられた記録媒体アクセス装置200に記録媒体130を挿入するイメージを示す図である。
図17に示すように、スキミング装置140は、記録媒体アクセス装置200の外面に、スキミング装置140の開口部分が開口部分115と略一致するように、記録媒体アクセス装置100に、取り付けられる。スキミング装置140は、記録媒体130がスキミング装置140を通り抜けていく際に、記録媒体130からデータを読み出す。
図17に示すように、挿入軸112に沿って挿入された記録媒体130は、スキミング装置140が障害物となって、その挿入方向を搬送軸122に沿う方向まで変更されない。このためアクセス部220に衝突し、途中までしか挿入されない。
従って、記録媒体130は、スキミング装置140を通り抜けることはなく、記録媒体130に記録されたデータは、スキミング装置140には読み取られない。
上述した本実施形態における第1の効果は、第1の実施形態の効果に加えて、記録媒体130を挿入する操作を容易にすることが可能になる点である。
その理由は、挿入部210が傾斜部216を含み、アクセス部220がガイド部227を含むようにしたからである。
<<<第3の実施形態>>>
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
第3の実施形態は、第1の実施形態の記録媒体アクセス装置100及び第2の実施形態の記録媒体アクセス装置200ではスキミングを防止できないようなスキミング装置に対処する実施形態である。
まず、記録媒体アクセス装置100及び記録媒体アクセス装置200ではスキミングを防止できない場合について説明する。
図18は、変形スキミング装置141を取り付けられた記録媒体アクセス装置200(記録媒体アクセス装置200自体は不図示)に、記録媒体130が挿入されるイメージを示す図である。
図18に示すように、変形スキミング装置141は、記録媒体130が最初から搬送軸122に沿って挿入されるような形状を有し、かつそのような挿入がなされるように取り付けられている。従って、記録媒体130は、変形スキミング装置141を通り抜けて記録媒体アクセス装置200に挿入され、その際に変形スキミング装置141にデータを読み取られてしまう。
本実施形態の記録媒体アクセス装置は、記録媒体130が挿入軸112の方向から挿入されたことを検出するセンサー部と、そのセンサー部の検出した結果に基づいて、挿入部210からアクセス部220への記録媒体130の搬送を可能にする搬送部と、を更に含む。
図19は、第3の実施形態に係る記録媒体アクセス装置300の断面図である。
図19に示すように、本実施形態における記録媒体アクセス装置300は、第2の実施形態の記録媒体アクセス装置200と比べて、カード検出部350、スイッチ351及びローラ352を更に含む。
カード検出部350とスイッチ351とは、合わせてセンサー部とも呼ばれる。スイッチ351は、挿入軸112に沿って挿入された記録媒体130によって押される。カード検出部350は、スイッチ351が押されたことにより記録媒体130が挿入されたことを検出する。尚、センサー部は、スイッチに限らず、光学センサーであってもよい。
ローラ352は、搬送部とも呼ばれる。ローラ352は、カード検出部350からその検出したことの結果を通知されると、記録媒体130を内部に引き込むように回転を開始する。即ち、挿入部210からアクセス部220へ記録媒体130の搬送を可能とする。尚、ローラ352が回転していない場合は、ローラ352との摩擦抵抗により、記録媒体130を挿入することが困難である。尚、搬送部は、記録媒体130を引き込むようなローラ352に限らず、その検出したことの結果を通知された場合に開く、シャッターであってもよい。
次に、記録媒体アクセス装置300の作用について説明する。
図20は、記録媒体アクセス装置300に対して、記録媒体130の挿入が開始された時点のイメージを示す図である。図20に示すように、記録媒体130は、例えば操作者によって、挿入軸112に沿って挿入部210に挿入される。
図21は、記録媒体130の挿入が継続された時点のイメージを示す図である。図21に示すように、記録媒体130は、挿入軸112に沿って、アクセス部220に衝突する位置まで挿入される。同時に、スイッチ351は記録媒体130に押され、カード検出部350は記録媒体130が挿入軸112に沿って挿入されたことを検出する。次に、カード検出部350は、その検出したことをローラ352に通知する。その通知を受信したローラ352は、回転を開始する。
図22は、記録媒体アクセス装置300内で記録媒体130が搬送軸122に沿って、搬送されるイメージを示す図である。
図22に示すように、記録媒体130は、ローラ352の回転により、挿入軸112に沿う方向から搬送軸122に沿う方向へと傾けられ、搬送経路121へ引き込まれて搬送される。
次に、変形スキミング装置141が取り付けられた場合について説明する。
図23は、変形スキミング装置141を取り付けられた記録媒体アクセス装置300に記録媒体130を挿入するイメージを示す図である。
図23に示すように、変形スキミング装置141は、記録媒体130が最初から搬送軸122に沿って挿入されるような形状を有する。そして、変形スキミング装置141は、記録媒体130が最初から搬送軸122に沿って挿入されるように、記録媒体アクセス装置300の外面に取り付けられている。
図23に示すように、最初から搬送軸122に沿って挿入された記録媒体130は、スイッチ351を押すことなく、ローラ352に衝突する。しかし、スイッチ351が押されていないためにローラ352は回転しておらず、それ以上奥へ記録媒体130を挿入することは困難である。
従って、記録媒体130は、変形スキミング装置141を通り抜けることはなく、記録媒体130に記録されたデータは、変形スキミング装置141には読み取られない。
上述した本実施形態における効果は、第2の実施形態の効果に加えて、記録媒体アクセス装置200に適応した変形スキミング装置141に対しても、所要の信頼性を有するスキミング防止手段を得ることが可能になる点である。
その理由は、センサー部(カード検出部350及びスイッチ351)が挿入軸112の方向からの記録媒体130の挿入を検出し、搬送部(ローラ352)がその検出した結果に基づいて記録媒体130の搬送を可能とするようにしたからである。
<<<第4の実施形態>>>
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
第4の実施形態は、挿入軸112に対して搬送軸122が、向かって左方向へ15度程度屈曲する場合の実施形態である。
図24は、本実施形態の記録媒体アクセス装置(不図示)の挿入部410に対して、記録媒体130の挿入が開始された時点のイメージを示す図である。図24に示すように、記録媒体130は、例えば操作者によって、挿入軸112に沿って挿入部410に挿入される。
図25は、本実施形態の記録媒体アクセス装置内で記録媒体130が搬送軸122に沿って、搬送されるイメージを示す図である。
図25に示すように、記録媒体130は、挿入軸112に沿う方向から搬送軸122に沿う方向へと傾けられ、搬送経路121へ挿入される。
本実施形態の記録媒体アクセス装置においても、上述の第1乃至3の実施形態と同様の構成を含み、同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の記録媒体アクセス装置は、上述の第1乃至3の実施形態の記録媒体アクセス装置に比べて、高さのサイズを小さくすることが可能である。
以上説明した、第1乃至4の記録媒体アクセス装置は、他の装置に組み込まれてもよい。図26は、第1乃至4の実施形態に係る記録媒体アクセス装置を含む自動取引装置500の外観図である。図26に示す挿入部510は、第1乃至4の実施形態における挿入部110、挿入部210及び挿入部410に対応する。換言すると、自動取引装置500は、記録媒体アクセス装置とも呼ばれる。
以上の各実施形態で説明した各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。例えば、各構成要素は、複数の構成要素が1個のモジュールとして実現されてよい。また、各構成要素は、1つの構成要素が複数のモジュールで実現されてもよい。また、各構成要素は、ある構成要素が他の構成要素の一部であるような構成であってよい。また、各構成要素は、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複するような構成であってもよい。
以上説明した各実施形態における各構成要素及び各構成要素を実現するモジュール(例えば、アクセス部、センサー部や搬送部)は、必要に応じ、可能であれば、ハードウェア的に実現されてよい。また、各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、コンピュータ及びプログラムで実現されてよい。また、各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、ハードウェア的なモジュールとコンピュータ及びプログラムとの混在により実現されてもよい。
そのプログラムは、例えば、磁気ディスクや半導体メモリなど、不揮発性のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られる。この読み取られたプログラムは、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施形態における構成要素として機能させる。
また、以上説明した各実施形態では、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
以上、各実施形態及び実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえるさまざまな変更をすることができる。
100 記録媒体アクセス装置
110 挿入部
111 挿入経路
112 挿入軸
120 アクセス部
121 搬送経路
122 搬送軸
130 記録媒体
140 スキミング装置
141 変形スキミング装置
200 記録媒体アクセス装置
210 挿入部
213 支点
216 傾斜部
220 アクセス部
227 ガイド部
300 記録媒体アクセス装置
350 カード検出部
351 スイッチ
352 ローラ
410 挿入部
500 自動取引装置
510 挿入部

Claims (6)

  1. 記憶媒体が挿入される挿入部と、
    前記記憶媒体に対する情報読み取り及び情報書き込みの少なくともいずれかを実行するアクセス部と、を含み、
    前記挿入部の前記記憶媒体が挿入される挿入経路の、前記記憶媒体が挿入される方向の、軸である挿入軸に対して、前記アクセス部へ前記記録媒体が搬送される搬送経路の、前記記憶媒体が搬送される方向の軸である搬送軸が、所定の方向への所定の角度で屈曲する
    記録媒体アクセス装置。
  2. 前記挿入部は、前記挿入軸と前記搬送軸との交点近辺を支点として、前記挿入される記録媒体の向きを前記搬送軸の方向と一致する程度に傾斜可能なように、前記交点近辺から外側に向かって開いた形状を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体アクセス装置。
  3. 前記挿入軸の方向で挿入された前記記録媒体の向きを前記搬送軸方向に変化させる、前記挿入部に近接するガイド部を更に含む
    ことを特徴とする請求項1または2記載の記録媒体アクセス装置。
  4. 前記記録媒体が前記挿入軸の方向から挿入されたことを検出するセンサー部と、
    前記センサー部の検出した結果に基づいて、前記挿入部から前記アクセス部への前記記録媒体の搬送を可能にする搬送部と、を更に含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録媒体アクセス装置。
  5. 前記記録媒体は、磁気カードである
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録媒体アクセス装置。
  6. 記憶媒体が挿入される挿入部と、
    前記記憶媒体に対する情報読み取り及び情報書き込みの少なくともいずれかを実行するアクセス部と、を含み、
    前記挿入部の前記記憶媒体が挿入される挿入経路の、前記記憶媒体が挿入される方向の、軸である挿入軸に対して、前記アクセス部へ前記記録媒体が搬送される搬送経路の、前記記憶媒体が搬送される方向の軸である搬送軸が、所定の方向への所定の角度で屈曲する記録媒体アクセス装置が、
    前記記録媒体が前記挿入軸の方向から挿入されたことを検出し、
    前記検出した結果に基づいて、前記挿入部から前記アクセス部への前記記録媒体の搬送を可能にする
    スキミング防止方法。
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