JP2016206453A - 電子写真感光体の製造方法および電子写真感光体の中間層用塗布液 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 架橋剤として、フェノール化合物、イソシアネート化合物およびアミン化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物、前記架橋剤と反応可能な基を有する化合物、および、有機溶剤を含有する電子写真感光体の中間層用塗布液を塗布して塗膜を形成する工程、ならびに、前記塗膜を加熱乾燥させて中間層を形成する工程を有する電子写真感光体の製造方法であって、前記中間層用塗布液は、さらに特定量の水を含有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
【選択図】 なし
Description
支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)が好ましく、例えば、アルミニウム、ニッケル、銅、金、鉄などの金属または合金製の支持体を用いることができる。ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ガラスなどの絶縁性支持体上にアルミニウム、銀、金などの金属の薄膜を形成した支持体、または酸化インジウム、酸化スズなどの導電性材料の薄膜を形成した支持体が挙げられる。
支持体と、後述の下引き層または感光層との間、あるいは、下引き層と感光層との間に、中間層が設けられる。
本発明に係る架橋剤として、フェノール化合物、イソシアネート化合物およびアミン化合物からなる群から選択される少なくとも一つの化合物が用いられる。
フェノール化合物は、フェノールやクレゾールなどのフェノール類とホルムアルデヒドを触媒下において合成を行って得られる。具体的には、住友化学(株)製のスミライザーGM(式(A1))、スミライザーGS(F)(式(A2))の商標で市販されている。またDIC(株)製のJ−325、5010、IF−3300などが挙げられる。
(A1)
(A2)
イソシアネート化合物としては、イソシアネート基又はブロックイソシアネート基を2〜6個有しているイソシアネート化合物であることが好ましい。
(7)
アミン化合物としては、例えば、N−メチロール基またはアルキルエーテル化されたN−メチロール基を複数個(2個以上)有しているアミン化合物が好ましい。アミン化合物としては、例えば、メラミン化合物、グアナミン化合物、尿素化合物が挙げられる。具体的には、下記式(C1)〜(C5)のいずれかで示される化合物、又は、下記式(C1)〜(C5)のいずれかで示される化合物のモノマー、または、このモノマー同士が結合したオリゴマーが好ましい。
R11〜R16の少なくとも1つ、R22〜R25の少なくとも1つ、R31〜R34の少なくとも1つ、R41〜R44の少なくとも1つ、及びR51〜R54の少なくとも1つは、−CH2−OR1で示される1価の基である。
重合性の観点から好ましい。R21は、アリール基、アルキル基置換のアリール基、シクロアルキル基、又はアルキル基置換のシクロアルキル基を示す。
スーパーベッカミン(R)TD−139−60、L−105−60、L127−60、L110−60、J−820−60、G−821−60(DIC社製)、
ユーバン2020(三井化学)、スミテックスレジンM−3(住友化学工業)、ニカラックMW−30、MW−390、MX−750LM(日本カーバイド社製)、などが挙げられる。
前記架橋剤と反応可能な基を有する化合物とは、ヒドロキシ基、チオール基、アミノ基、カルボキシ基、メトキシ基からなる群より選ばれる基を有する化合物のことである。具体的には、低分子量の化合物、または樹脂が挙げられ、成膜性を阻害しない範囲で使用することが好ましい。
(E−6)
本発明に係る中間層用塗布液は、水を含有する。中間層用塗布液に水を含有させる方法(以下、水分量の調整方法ともいう)としては、長期間開放系で放置する、高湿度下で−放置する、あるいは中間層用塗布液の作製時に水を直接添加する方法が挙げられる。
(i)中間層用塗布液は、架橋剤、架橋剤と反応可能な基を有する化合物、および、有機溶剤を混合して混合物を得る工程、および、該混合物に、水を直接添加する工程を経ることによって得られる。
(ii)中間層用塗布液は、架橋剤、架橋剤と反応可能な基を有する化合物、有機溶剤、および、水を混合する工程を経ることによって得られる。
本発明の中間層用塗布液に用いられる有機溶剤は、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤または芳香族炭化水素溶剤などが挙げられる。
下引き層は支持体上、あるいは中間層上に設けてもよい。
感光層は中間層上、または下引き層上に設けられる。
フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレンなどのビニル化合物の重合体および共重合体や、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、
ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、フェノール樹脂、アミン樹脂、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂が好ましく、これらの中でも、ポリアセタール樹脂がより好ましい。
ビオラントロン誘導体、イソビオラントロン誘導体、インジゴ誘導体、チオインジゴ誘導体、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニンなどのフタロシアニン顔料や、ビスベンズイミダゾール誘導体などが挙げられる。これらの中でも、アゾ顔料、
またはフタロシアニン顔料が好ましい。フタロシアニン顔料の中でも、オキシチタニウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニンが好ましい。
感光層上には、必要に応じて保護層を設けてもよい。保護層は、結着樹脂を溶剤に溶解させて得られた保護層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
中間層、電荷発生層、電荷輸送層などの電子写真感光体を構成する各層を形成する方法としては、得られた塗膜を乾燥および/または硬化させることによって形成する方法が好ましい。塗布液を塗布する方法としては、例えば、浸漬塗布法(浸漬コーティング法)、スプレーコーティング法、カーテンコーティング法、スピンコーティング法などが挙げられる。
本発明に係る化合物の重量平均分子量、塗布液の含水率の確認は、以下の方法によって行った。
東ソー(株)製のゲルパーミエーションクロマトグラフィー「HLC−8120」で測定し、ポリスチレン換算で計算した。具体的には以下の通りである。
水分気化式カールフィッシャー法に基づく質量基準の含水率を測定した。
図1に、本発明の電子写真感光体を備えたプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成の一例を示す。
このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。
電子写真装置本体のレールなどの案内手段10を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9としている。
H−1
H−2
H−3
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製した。作製されたスラリーを、直径0.8mmのガラスビーズを用いて、サンドミルにて25℃設定で5時間の分散を行い、塗布液1を得た。
アルキッド樹脂(商品名:ベッコゾール1307−60−EL、DIC(株)製)12部
アミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンG−821−60、DIC(株)製)8部
酸化チタン(商品名:CR−EL、石原産業(株)製)80部
メチルエチルケトン200部
シクロヘキサノン50部
作製された塗布液1の含水率は0.5質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は13.1であった。
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製した。作製されたスラリーを、直径0.8mmのガラスビーズを用いて、サンドミルにて25℃設定で5時間の分散を行い、塗布液2を得た。
アルキッド樹脂(商品名:ベッコゾール1307−60−EL、DIC(株)製)6部
アミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンG−821−60、DIC(株)製)4部
酸化チタン(商品名:CR−EL、石原産業(株)製)40部
下記化合物P−1 60部
メチルエチルケトン200部
シクロヘキサノン50部
作製された塗布液2の含水率は0.5質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は26.9であった。
P−1
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製し、このスラリーを塗布液3とした。
アルキッド樹脂(商品名:ベッコゾール1307−60−EL、DIC(株)製)48部
アミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンG−821−60、DIC(株)製)32部
メチルエチルケトン200部
シクロヘキサノン50部
作製された塗布液3の含水率は0.3質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は1.8であった。
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製した。このスラリーを、直径0.8mmのガラスビーズを用いて、サンドミルにて25℃設定で5時間の分散を行い、塗布液4を得た。
アルキッド樹脂(商品名:ベッコゾール1307−60−EL、DIC(株)製)12部
アミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンG−821−60、DIC(株)製)8部
酸化チタン(商品名:CR−EL、石原産業(株)製)80部
化合物P−1 3部
トリフルオロ酢酸6部
メチルエチルケトン200部
シクロヘキサノン50部
作製された塗布液4の含水率は0.5質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は13.4であった。
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製し、このスラリーを塗布液5とした。
アルキッド樹脂(商品名:ベッコゾール1307−60−EL、DIC(株)製)10部
アミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンG−821−60、DIC(株)製)80部
下記化合物P−2 40部
メチルエチルケトン200部
シクロヘキサノン50部
作製された塗布液5の含水率は0.3質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は0.8であった。
P−2
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製し、このスラリーを塗布液6とした。
アミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンG−821−60、DIC(株)製)30部
化合物P−2 20部
メチルエチルケトン200部
シクロヘキサノン50部
作製された塗布液6の含水率は0.2質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は1.2であった。
シランカップリング剤で表面を処理した酸化チタンを以下の方法によって作製した。
パラ−ビニルフェノール樹脂(商品名:丸善石油化学(株)製マルカリンカMH−2)72部
アミン樹脂(商品名:三井東圧化学(株)ユーバン20HS)48部
テトラヒドロフラン3200部
n−ブタノール800部
作製された塗布液7の含水率は0.5質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は21.9であった。
下記化合物を混合、撹拌し、溶解した後、アナターゼ型酸化チタン微粒子(商品名:富士チタン工業株式会社TAF−500T)100部を加え、撹拌し、スラリーを作製した。このスラリーを、直径0.4μmのジルコニアビーズを用いて、サンドミルにて25℃設定で5時間の分散を行い、塗布液8を得た。
共重合ナイロン樹脂(商品名:東レ(株)製CM8000)30部
アミン樹脂(商品名:三井化学(株)製ユーバン2021)30部
ジクロロメタン1000部
メタノール150部
n−ブタノール100部
作製された塗布液8の含水率は0.3質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は6.7であった。
シランカップリング剤で表面を処理した酸化亜鉛を以下の方法によって作製した。
ブロック化イソシアネート(商品名:住友バイエルンウレタン(株)製スミジュール3175)11.8部
ブチラール樹脂(商品名:積水化学(株)製エスレックBM−1)13.5部
アリザリン0.5部
メチルエチルケトン114.2部
得られた分散液bに、触媒としてジオクチルスズジラウレート0.02部と、シリコーン樹脂粒子(商品名:GE東芝シリコーン(株)製トスパール145)16.0部とを混合、撹拌し、塗布液9とした。
下記化合物を混合、撹拌し、溶解した後、さらに前記シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛粒子60部を加え、攪拌し、スラリーを作製した。このスラリーを、直径1mmのガラスビーズを用いて、サンドミルにて25℃設定で4時間の分散を行い、分散液を得た。
ブロック化イソシアネート(商品名:住友バイエルンウレタン(株)製スミジュール3175)11.8部
アリザリン7.2部
メチルエチルケトン114.2部
得られた分散液に、触媒としてジオクチルスズジラウレート0.02部と、シリコーン樹脂粒子(商品名:GE東芝シリコーン(株)製トスパール145)16.0部とを混合、撹拌し、塗布液10を得た。
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製した。
ブロック化イソシアネート(商品名:住友バイエルンウレタン(株)製スミジュール3175)11.8部
アリザリン7.0部
メチルエチルケトン114.2部
得られたスラリーに、触媒としてジオクチルスズジラウレート0.02部と、シリコーン樹脂粒子(商品名:GE東芝シリコーン(株)製トスパール145)16.0部とを混合、撹拌し、塗布液11を得た。
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製し、このスラリーを塗布液12とした。
フェノール樹脂(商品名:DIC(株)製J−325)50部
ブチラール樹脂(商品名:積水化学(株)製エスレックBM−1)100部
テトラヒドロフラン1200部
エタノール400部
作製された塗布液12の含水率は0.2質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は4.2であった。
下記化合物を混合、撹拌し、スラリーを作製し、このスラリーを塗布液13とした。
アルキッド樹脂(商品名:ベッコゾール1307−60−EL、DIC(株)製)12部
アミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンG−821−60、DIC(株)製)8部
メチルエチルケトン200部
シクロヘキサノン50部
作製された塗布液13の含水率は0.5質量%で、水(mol)/架橋剤(mol)は11.2であった。
上記の塗布液1〜13を、以下の表2に示す水分量の調整方法で、水を含有させ、中間層用塗布液を作製した。
作製した塗布液を25℃/60%(温度/湿度)の環境で、開放した状態で2ヵ月間または6ヵ月間保管した。この保管後の塗布液を中間層用塗布液として用いた。
作製した塗布液を蓋がプラスチック製のガラス瓶に入れ、45℃/90%(温度/湿度)の環境で、2ヵ月間または6ヵ月間保管した。この保管後の塗布液を中間層用塗布液として用いた。なお、プラスチック製の蓋を用いているため、密閉されていても、大気中の水分が塗布液に混入される。
作製した塗布液に、表2に記載の特定量の水を直接添加したものを、中間層用塗布液として用いた。
中間層は、中間層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、加熱乾燥させることによって作製した。浸漬塗布および加熱乾燥の具体的な条件は以下の通りである。
実施例3、28および52、ならびに、比較例1および2で得られた中間層上に、以下に示す電荷発生層、電荷輸送層を設け、電子写真感光体1〜5を作製した。
CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°および28.3°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)10部、
ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)5部、および、
シクロヘキサノン260部
を直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、1.5時間分散処理し、混合物を得た。
下記式(J−1)で示される構造を有する電荷輸送物質9部、
下記式(J−2)で示される構造を有する電荷輸送物質1部、樹脂として下記式(J−3)で示される繰り返し構造を有するポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)10部、および、
下記式(J−4)で示される繰り返し構造を有するポリカーボネート樹脂(重量平均分子量40,000)0.002部
を、ジメトキシメタン35部およびオルトキシレン45部混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。
(J−1)
(J−2)
(J−3)
(J−4)
この電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、これを1時間120℃で乾燥させることによって、膜厚が12μmの電荷輸送層を形成した。
作製された電子写真感光体1〜5を、ヒューレットパッカード(株)製のレーザービームプリンター(商品名:CP4525dn)に装着して、温度25℃、湿度60%RHの環境下において反射濃度にして0.3以下のハーフトーン画像を出力し、画像ムラの評価を行った。前記反射濃度は、東京電色製の白色光度計(商品名:TC−6DS)にアンバーのフィルターを装着して測定した。評価結果を表3に示す。なお、画像ムラのランクは以下の通りである。
1:目視では画像ムラは確認できなかった。
2:画像上端のみに、うっすらと画像ムラが確認された。
3:画像全面にわたってうっすらと画像ムラが確認された。
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
Claims (5)
- 電子写真感光体の中間層用塗布液の塗膜を加熱乾燥させて中間層を形成する工程を有する電子写真感光体の製造方法であって、
前記中間層用塗布液は、
架橋剤として、フェノール化合物、イソシアネート化合物およびアミン化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物、
前記架橋剤と反応可能な基を有する化合物、
有機溶剤、および
水を含有し、
前記中間層用塗布液中における、前記水と前記架橋剤とのモル比(水(mol)/架橋剤(mol))が1.4以上60以下であり、
前記中間層用塗布液の、水分気化式カールフィッシャー法で測定したときの含水率が、0.7質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする電子写真感光体の製造方法。 - 前記有機溶剤の少なくとも1種はSP値が9.8以上14.0以下である請求項1に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記反応可能な基を有する化合物が、ポリアセタール樹脂またはポリエステル樹脂である請求項1または2に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記水は中間層用塗布液の作製時に直接添加する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 架橋剤として、フェノール化合物、イソシアネート化合物およびアミン化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物、
前記化合物と反応可能な基を有する化合物、
有機溶剤、および
水を含有する電子写真感光体の中間層用塗布液であって、
前記中間層用塗布液中における、前記水と前記架橋剤とのモル比(水(mol)/架橋剤(mol))が1.4以上60以下であり、
前記中間層用塗布液の、水分気化式カールフィッシャー法で測定したときの含水率が、0.7質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする電子写真感光体の中間層用塗布液。
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