JP2016205866A - 漏電検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性体コアの温度が変化する状況下であっても精度の高い漏電検出を行うことができ、かつ消磁効果を得ることができる漏電検出装置を提供する。【解決手段】漏電検出装置10は、リレー11と磁性体コア12と励磁コイル13と検出回路15と制御部16とを備える。制御部16は、接続状態で励磁コイル13に励磁電流が流れている間に所定の条件が成立すると、非接続状態となるようにリレー11を制御する。制御部16は、非接続状態で検出回路15が検出した電流の値を新たなオフセット値として保持する。制御部16は、漏電を検出すると、非接続状態となるようにリレーを制御し、非接続状態で所定時間、消磁を行うように励磁回路14を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に漏電検出装置、より詳細には被測定電線で発生する被測定電流を検出する漏電検出装置に関する発明である。
近年、電子機器には、一対の電線からなる被測定電線で発生する被測定電流を検出し、検出した被測定電流を基に漏電を検出するフラックスゲート型の漏電検出装置(以下、漏電検出装置)が用いられている。
従来の漏電検出装置は、高透磁性材料からなり、被測定電線が貫通する開口部を有する磁性体コアを備えている。この磁性体コアには励磁コイルが巻回されている。漏電検出装置は、所定の周期の交流矩形波の励磁電圧を励磁コイルに印加し、励磁電流を発生させる。漏電検出装置は、抵抗を用いて励磁コイルに流れる励磁電流を検出電圧に変換し、検出電圧と閾値との大小関係に基づくPWM信号を出力する。漏電検出装置は、PWM信号の積分値を出力電圧として出力する。漏電検出装置は、この出力電圧に基づいて被測定電線で発生する被測定電流を検出することで、漏電を検出している。
この漏電検出の精度を上げるために、例えば特許文献1で記載された装置では、漏電の検出動作開始前にオフセット値を算出し、漏電の検出動作が行われている間に検出された被測定電流をオフセット値で補正している。
また、通常、漏電検出装置では、励磁コアに磁気が残留してしまう(着磁)。この磁気が残ったままでは、漏電検出に誤差が生じてしまうので、この磁気を取り除く必要がある(消磁)。そこで、特許文献1では、励磁電圧の振幅を変化、つまり所定の周波数の振幅を変化させることで、消磁を行っている。
これにより、特許文献1では、オフセット値による補正を行うことで、漏電検出の精度を高め、かつ消磁効果を得ることができる。
特許4118259号公報
しかしながら、漏電検出装置で検出される被測定電流は、磁性体コアの温度に応じて変化することがある。そのため、特許文献1で記載された装置では、検出動作の時間が長くなると、検出される被測定電流は磁性体コアの温度の影響を受けているため、オフセット値による補正を行っても、漏電検出の精度が悪くなる可能性がある。
そこで、本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、磁性体コアの温度が変化する状況下であっても精度の高い漏電検出を行うことができ、かつ消磁効果を得ることができる漏電検出装置を提供することにある。
本発明の一態様である漏電検出装置は、電源と負荷との間の被測定電線の漏電を検出する漏電検出装置であって、前記被測定電線に介在し、スイッチの開閉により前記電源と前記負荷とが電気的に接続された状態である接続状態と、電気的に接続されていない状態である非接続状態とを切り替えるリレーと、前記被測定電線が挿通される開口部を有する磁性体コアと、前記磁性体コアに巻回された励磁コイルと、所定の周波数の励磁電圧を前記励磁コイルに印加して前記励磁コイルに流れる励磁電流を生成する励磁回路と、前記励磁電流を平均化した電流を検出する検出回路と、制御部とを備え、前記制御部は、前記接続状態で前記検出回路が検出する電流の値を補正するオフセット値を保持しており、前記接続状態で前記励磁コイルに前記励磁電流が流れている間に前記検出回路が検出した前記電流の値を前記オフセット値で減算して、減算後の値を基に漏電の有無を検出し、前記接続状態で前記励磁コイルに前記励磁電流が流れている間に所定の条件が成立すると、前記非接続状態となるように前記リレーを制御し、前記非接続状態で前記検出回路が検出した前記電流の値を新たなオフセット値として取得して保持する更新処理を行い、当該新たなオフセット値を保持した後の前記接続状態では前記検出回路が検出した前記電流の値を当該新たなオフセット値で減算し、前記制御部は、さらに、前記漏電を検出すると、前記非接続状態となるように前記リレーを制御し、前記非接続状態で所定時間、前記磁性体コアに対して消磁を行うように前記励磁回路を制御することを特徴とする。
上述した漏電検出装置によると、磁性体コアの温度が変化する状況下であっても精度の高い漏電検出を行うことができ、かつ消磁効果を得ることができる。
実施形態1の漏電検出装置の構成を説明する図である。 実施形態1の漏電検出装置の利用用途を説明する図である。 実施形態1の漏電検出装置の動作を説明する流れ図である。 図4Aは、第1の周波数を用いた場合の磁束密度Bと磁界Hとの特性を示すB−H曲線であり、図4Bは、第2の周波数を用いた場合のB−H曲線である。 実施形態2の漏電検出装置の構成を説明する図である。 実施形態3の漏電検出装置の構成を説明する図である。 図7Aは検出電圧の変化を表し、図7Bは第1の駆動回路100で出力される励磁電圧の変化を表し、図7Cは第2の駆動回路101で出力される励磁電圧の変化を表す図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態のフラックスゲート型の漏電検出装置(以下、漏電検出装置)10について説明する。図1は、本実施形態の漏電検出装置10の構成を説明する図であり、図2は、漏電検出装置10の利用用途を説明する図である。
漏電検出装置10は、一対の電線からなる被測定電線22で発生する被測定電流(不平衡な電流)を検出することで、被測定電線22の漏電を検出する装置である。ここで、被測定電流とは、一方の電線で流れる電流と他方の電線で流れる電流との差分電流である。漏電検出装置10は、図2に示すように、電動車両(負荷)21の蓄電池を充電する充電システムで用いられる。電動車両21として、例えば電気自動車やプラグインハイブリッド車などがある。具体的には、充電システムは、商用電源を供給する電源(商用系統)20と、電動車両21とが、変換装置30を介して接続される。そして、漏電検出装置10は、電源20と変換装置30との間に介在し、電源20と変換装置30とを接続する被測定電線22に対する漏電を検出する。なお、変換装置30は、交流電源を直流電源に変換、および直流電源を交流電源に変換する機能を備える。ここで、被測定電線22には、電源20から電動車両21の方向へと電流が流れる第1の被測定電線22a(図1参照)と、電動車両21から電源20の方向へと電流が流れる第2の被測定電線22b(図1参照)とを有している。被測定電線22で漏電が発生していない場合には第1の被測定電線22aに流れる電流の量と第2の被測定電線22bに流れる電流の量とは同一であるため被測定電流の値は0となる。しかしながら、漏電が発生している場合には、第1の被測定電線22aに流れる電流の量と第2の被測定電線22bに流れる電流の量とは異なるため被測定電流の値は0以外の値となる。漏電検出装置10は、被測定電流の値に応じて被測定電線22の漏電の有無を検出することができる。
これにより、漏電検出装置10は、電源20と変換装置30との間で流れる交流電流についての漏電を直接検出することができる。また、漏電検出装置10は、変換装置30に流れる高周波電流、および変換装置30と電動車両21との間で流れる直流電流についての漏電を間接的に検出することができる。
本実施形態の漏電検出装置10は、被測定電流の検出に用いるオフセット値を、第1の所定時間が経過する度に更新する機能を有している。漏電検出装置10は、オフセット値の更新を行うことで、精度の高い漏電検出を行うことができる。漏電検出装置10は、さらに、漏電の検出処理の際に後述する磁性体コア12に残留した磁気を消磁する機能も有している。漏電検出装置10は消磁を行うことで、漏電検出の精度を向上させ、かつ消磁効果を得ることができる。
先ず、本実施形態の漏電検出装置10の構成について説明する。漏電検出装置10は、図1に示すように、リレー11、磁性体コア12、励磁コイル13、励磁回路14、検出回路15および制御部16を備えている。なお、図1では、変換装置30を省略している。
リレー11は、後述する制御部16の制御により電源20と電動車両21とが電気的に接続された状態である接続状態と、電気的に接続されていない状態である非接続状態とを切り替えるスイッチである。以下、リレー11がON状態、つまりスイッチが閉状態である場合に接続状態となり、リレー11がOFF状態、つまりスイッチが開状態である場合に非接続状態となる。
磁性体コア12は、被測定電線22が挿通される開口部を有する環状の磁心であり、励磁コイル13は、磁性体コア12に巻回されたコイルである。
励磁回路14は、励磁電圧を励磁コイル13に印加する回路である。具体的には、励磁回路14は、所定の周波数で発振される励磁クロックを生成する。励磁回路14は、生成した励磁クロックを増幅し、所定の電圧振幅を有する方形波信号(励磁電圧)を生成し、方形波信号を励磁コイル13へ出力する。これにより、励磁電圧が励磁コイル13に印加されることとなる。本実施形態では、励磁回路14は、漏電の検出処理が行われている間は、第1の周波数で発振される第1の励磁クロックを生成し、漏電が検出されると、第2の所定時間、第1の周波数よりも低い第2の周波数で発振される第2の励磁クロックを生成する。なお、第1の周波数の振幅と第2の周波数の振幅は、同一である。
検出回路15は、励磁コイル13から出力される励磁電流を平均化した電流を検出する回路である。具体的には、励磁コイル13から出力される励磁電流を、検出電圧に変換する。検出回路15は、検出電圧を平均化する。検出電圧の平均値は、漏電電流の大きさに対し線形に変化する。これにより、検出回路15は、励磁電流を平均化した電流を検出することができる。
制御部16は、プログラムに従って動作するプロセッサを備えたデバイスを主なハードウェア要素として備える。プロセッサを備えるデバイスは、マイクロプロセッサのほか、マイコン(microcontroller)であってもよい。プロセッサで実行されるプログラムは、あらかじめROM(Read Only Memory)に書き込まれるほか、インターネットのような電気通信回線を通して提供されるか、コンピュータで読取可能な記録媒体により提供される。
制御部16は、リレー11の開閉の制御、およびオフセット値の取得、漏電の有無の検出、および励磁電圧の周波数の切り替えの制御を行う。具体的には、制御部16は、漏電検出装置10の起動時、および所定の条件が成立する度に、電源20と電動車両21とが電気的に非接続状態となるようにリレー11を制御する。制御部16は、開状態で得られる励磁電流の平均値をオフセット値として取得して保持する。制御部16は、オフセット値を保持すると、電源20と電動車両21とが電気的に接続状態となるようにリレー11を制御する。
制御部16は、電源20と電動車両21とが電気的に接続状態となっている場合に、検出回路15で平均化された信号を基に漏電の有無を検出する。制御部16は、漏電が生じていない、つまり被測定電線22に不平衡な電流が流れていない状態での励磁電流の平均値(基準値)を予め記憶している。漏電が生じている、つまり被測定電線22に不平衡な電流が流れていると、磁性体コア12の電界に変化が生じ、検出される検出電圧も変化する。制御部16は、検出回路15で検出された電流の値を、現時点で保持しているオフセット値で減算し、減算後の値と基準値との差分(変化量)に基づいて漏電を検出する。
ここで、所定の条件が成立するとは、漏電検出装置10が起動してから、またはオフセット値が更新されてから第1の所定時間が経過することである。第1の所定時間は、例えば1分である。なお、この数値は一例であって、この数値に限定する趣旨ではない。第1の所定時間は、数十秒〜数分の範囲内の時間であればよい。
また、制御部16は、漏電を検出すると、電源20と電動車両21とが電気的に非接続状態となるようにリレー11を制御する。制御部16は、次回の使用時に再起動する際、リレー11をOFFにしたままで励磁クロックの生成に用いる周波数を第1の周波数から第2の周波数に切り替えるよう励磁回路14を制御する。制御部16は、第2の所定時間が経過すると、励磁クロックの生成に用いる周波数を第2の周波数から第1の周波数に切り替えるよう励磁回路14を制御するとともに、電源20と電動車両21とが電気的に接続状態となるようにリレー11を制御する。ここで、第2の所定時間は、例えば、1分である。なお、この数値は一例であって、この数値に限定する趣旨ではない。
次に、漏電検出装置10の動作について、図3に示す流れ図を用いて説明する。
制御部16は、起動時にリレー11をOFFにする(ステップS5)。つまり、制御部16は、リレー11をOFFにすることで、電源20と電動車両21との間を非接続状態にする。制御部16は、漏電の検出動作開始前に、励磁クロックに用いる周波数を第1の周波数に設定するよう励磁回路14を制御する(ステップS10)。制御部16は、励磁回路14および検出回路15を起動する(ステップS15)。
制御部16は、電源20と電動車両21とが非接続である状態で検出回路15が検出した電流の値をオフセット値として取得し、保持する(ステップS20)。具体的には、励磁回路14は、電源20と電動車両21とが非接続である状態で励磁電圧を励磁コイル13に印加する。検出回路15は、励磁コイル13から出力される励磁電流を検出電圧に変換し、変換した検出電圧の平均値をオフセット値として取得して保持する。
制御部16は、非接続状態でのオフセット値を保持すると、リレー11をONにする(ステップS25)。つまり、制御部16は、リレー11をONにすることで、電源20と電動車両21との間を接続状態にする。
制御部16は、漏電の検出処理を行う(ステップS30)。具体的には、励磁回路14は、電源20と電動車両21とが接続されている状態で励磁電圧を励磁コイル13に印加する。検出回路15は、励磁コイル13から出力される励磁電流を平均化した電流を検出する。制御部16は、検出回路15が検出した電流を、保持しているオフセット値で減算(補正)する。
制御部16は、漏電の有無を検出する(ステップS35)。
漏電を検出していない場合には(ステップS35における「No」)、制御部16は、所定の条件が成立したか否か、つまり第1の所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS40)。第1の所定時間が経過していないと判断する場合には(ステップS40における「No」)、制御部16は、再度漏電の検出処理を行う(ステップS30)。
第1の所定時間が経過したと判断する場合には(ステップS40における「Yes」)、制御部16は、リレー11をOFFにする(ステップS45)。
制御部16は、電源20と電動車両21とが非接続である状態で新たなオフセット値を取得し、保持する(ステップS50)。例えば、制御部16は、既に保持していたオフセット値を破棄し、新たなオフセット値を保持する。
制御部16は、新たなオフセット値を保持すると、リレー11をONにし(ステップS55)、検出処理を行う(ステップS30)。制御部16は新たなオフセット値を保持した後は、保持した新たなオフセット値を用いて、検出回路15で検出された電流の値を補正する。以降、第1の所定時間が経過する度に、オフセット値の更新が行われる。
漏電を検出した場合には(ステップS35における「Yes」)、制御部16は、リレー11をOFFにする(ステップS60)。つまり、制御部16は、リレー11をOFFにすることで、電源20と電動車両21との間を非接続状態にする。
ユーザが漏電に対する対処を行った後、ユーザ操作で再起動の指示が入力されると、制御部16は、再起動を行う(ステップS65)。制御部16は、リレー11をOFFにしたままで励磁クロックの生成に用いる周波数を第1の周波数から第2の周波数に切り替えるよう励磁回路14を制御する(ステップS70)。これにより、励磁回路14は、第2の周波数の励磁電圧を励磁コイル13に印加する。
制御部16は、周波数の切り替えから第2の所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS75)。
経過していないと判断する場合(ステップS75における「No」)、制御部16は、所定時間の経過待ちとなる。所定時間の経過待ちとなっている間に、励磁回路14は、第2の周波数の励磁電圧を励磁コイル13に印加することで、消磁を行っている。
経過したと判断する場合(ステップS75における「Yes」)、制御部16は、励磁クロックの生成に用いる周波数を第2の周波数から第1の周波数に切り替えるよう励磁回路14を制御する(ステップS80)。さらに、制御部16は、リレー11をONにする(ステップS85)。つまり、制御部16は、リレー11をONにすることで、電源20と電動車両21との間を接続状態にする。そして、制御部16は、ステップS30に戻り、漏電の検出処理を行う。
次に、本実施形態の漏電検出装置10による消磁効果について、図4A,図4Bを用いて説明する。図4Aは、第1の周波数を用いた場合の磁束密度Bと磁界Hとの特性を示す磁気ヒステリシス曲線(B−H曲線)であり、図4Bは、第2の周波数を用いた場合のB−H曲線である。
通常、消磁効果を得るためには、磁束密度を飽和状態とする必要がある。例えば、図4Aでは、磁束密度Bがb1で飽和状態となっており、磁界Hがh1になるとこの飽和状態に達する。また、図4Aのh4〜h3の幅は、励磁電圧の振幅、つまり周波数の振幅を表している。一般的には、この振幅を大きくして磁束密度を完全に飽和状態として、その後、振幅を小さくして消磁効果を得ている。
ところで、B−H特性は、励磁電圧の周波数に依存しており、周波数が高いほど、磁界Hの幅(図4Aの−h1〜h1の幅)は大きくなる。そこで、図4Bで示すように、第1の周波数よりも低い第2の周波数を用いることで、磁界Hの幅(図4Bの−h3〜h3までの幅)を、第1の周波数を用いた場合よりも小さくすることができる。そのため、振幅が同一であっても周波数を変化させることで、磁束密度を十分な飽和状態とすることができる。つまり、周波数の振幅を大きくした場合と同様の消磁効果が得られる。
なお、本実施形態では、漏電検出装置10は、周波数を第1の周波数から第2の周波数へと切り替えて消磁効果を得たが、これに限定されない。漏電検出装置10は、周波数を切り替えるとともに、第2の周波数の振幅を変化させてもよい。具体的には、制御部16は、磁束密度を十分に飽和させるために、第2の周波数の振幅が一旦大きくなるよう励磁回路14を制御し、その後、所定時間内で時間が経過するにつれてその振幅が小さくなるよう励磁回路14を制御する。これにより、漏電検出装置10は、磁束密度をより十分な飽和状態とすることができるので、さらなる消磁効果が期待できる。
または、漏電検出装置10は、周波数の切り替えは行わないで、第1の周波数の振幅のみを変化させてもよい。具体的には、制御部16は、磁束密度を十分に飽和させるために、第1の周波数の振幅が一旦大きくなるよう励磁回路14を制御し、その後、所定時間内で時間が経過するにつれてその振幅が小さくなるよう励磁回路14を制御する。この場合も、周波数の切り替えと同様に、消磁効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態の漏電検出装置10は、電源20と電動車両21(負荷)との間の被測定電線22の漏電を検出する。漏電検出装置10は、リレー11と、磁性体コア12と、励磁コイル13と、励磁回路14と、検出回路15と、制御部16とを備える。リレー11は、被測定電線22に介在し、スイッチの開閉により電源20と電動車両21とが電気的に接続された状態である接続状態と、電気的に接続されていない状態である非接続状態とを切り替える。磁性体コア12は、被測定電線22が挿通される開口部を有する。励磁コイル13は、磁性体コア12に巻回されている。励磁回路14は、所定の周波数の励磁電圧を励磁コイル13に印加して励磁コイル13に流れる励磁電流を生成する。検出回路15は、励磁電流を平均化した電流を検出する。制御部16は、接続状態で検出回路15が検出する電流の値を補正するオフセット値を保持している。制御部16は、接続状態で励磁コイル13に励磁電流が流れている間に検出回路15が検出した電流の値をオフセット値で減算して、減算後の値を基に漏電の有無を検出する。制御部16は、接続状態で励磁コイル13に励磁電流が流れている間に所定の条件が成立すると、非接続状態となるようにリレー11を制御し、非接続状態で検出回路15が検出した電流の値を新たなオフセット値として取得して保持する更新処理を行う。制御部16は、新たなオフセット値を保持した後の接続状態では検出回路15が検出した電流の値を新たなオフセット値で減算する。制御部16は、さらに、漏電を検出すると、非接続状態となるようにリレー11を制御し、非接続状態で所定時間、磁性体コア12に対して消磁を行うように励磁回路14を制御する。
この構成によると、漏電検出装置10は、接続状態で励磁コイル13に励磁電流が流れている間に所定の条件が成立する度に、新たなオフセット値を取得して保持し、その後の接続状態で検出回路15が検出した電流を新たなオフセット値で補正することができる。つまり、漏電検出装置10は、所定の条件が成立する度に新たなオフセット値を取得して保持することで、磁性体コアの温度が変化する状況下であっても精度の高い漏電検出を行うことができる。さらに、漏電検出装置10の制御部16は、漏電を検出すると、消磁を行うよう励磁回路を制御するので、消磁効果を得ることができる。つまり、漏電検出装置10は、磁性体コアの温度が変化する状況下であっても精度の高い漏電検出を行うことができ、かつ消磁効果を得ることができる。
ここで、制御部16は、オフセット値が更新されてから当該オフセット値を保持するための保持時間(第1の所定時間)が経過すると、所定の条件が成立したと判断することが好ましい。
この構成によると、漏電検出装置10は、所定時間が経過する度に新たなオフセット値を取得して保持するので、磁性体コアの温度が変化する状況下であっても精度の高い漏電検出を行うことができる。
ここで、制御部16は、漏電を検出すると、非接続状態で所定時間、所定の周波数としての第1の周波数よりも低い周波数である第2の周波数の励磁電圧を励磁コイル13に印加させるように励磁回路14を制御することが好ましい。
この構成によると、漏電検出装置10は、消磁効果を得るために周波数を切り替えているので、励磁電圧の振幅は変化していない。そのため、漏電検出装置10は、漏電検出の誤差が大きくなるのを抑え、かつ消磁効果を得ることができる。
ここで、制御部16は、さらに、所定時間内で時間が経過するにつれて、第2の周波数の励磁電圧の振幅が小さくなるよう励磁回路14を制御することが好ましい。
この構成によると、漏電検出装置10は、さらなる消磁効果が期待できる。
(実施形態2)
本実施形態における漏電検出装置10について、実施形態1とは異なる点を中心に説明する。本実施形態では、所定の条件が、実施形態1とは異なる。本実施形態では、所定の条件が成立するとは、磁性体コア12の温度変化が所定値以上となることである。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の漏電検出装置10は、図5に示すように、さらに温度センサ17を備える。
温度センサ17は、磁性体コア12の温度を計測するセンサであり、例えばサーミスタである。温度センサ17は、例えばサーミスタの温度計測部位を磁性体コア12の表面に接触させて温度を計測する。なお、温度の計測方法は、これに限定されない。温度センサ17は、磁性体コア12の周辺に熱源となる発熱部品が配置されていなければ、磁性体コア12から数ミリメートル〜数センチメートル程度だけ引き離して磁性体コア12の周辺温度を計測し、計測結果を磁性体コア12の温度としてもよい。
制御部16は、温度センサ17の計測結果を定期的に取得し、取得した計測結果を保持する。具体的には、制御部16は、温度センサ17であるサーミスタの抵抗値から変換された温度を計測結果として取得する。制御部16は、ある時点で取得した計測結果(第1計測結果)と、前回取得し、保持している計測結果(第2計測結果)との差分が所定値以上である場合には、電源20と電動車両21とが電気的に非接続状態となるように、リレー11を制御する。制御部16は、計測結果の差分が所定値以上となる度にリレー11を開状態にすると、開状態で得られる励磁電流の平均値をオフセット値として保持する。なお、制御部16は、定期的に温度センサ17の計測結果を取得する間隔は、例えば1分である。なお、この数値は一例であって、この数値に限定する趣旨ではない。制御部16が定期的に温度センサ17の計測結果を取得する間隔は、数十秒〜数分の範囲内の時間であればよい。
次に、本実施形態の漏電検出装置10の動作について、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の漏電検出装置10では、図3に示すステップS40での判定条件が異なる。本実施形態の漏電検出装置10の制御部16は、ステップS40で、温度変化が所定値以上であるか否かを判断する。具体的には、制御部16は、定期的に温度センサ17の計測結果(温度)を取得する度に、前回取得して保持している計測結果(温度)との差分を算出し、算出した差分が所定値以上であるか否かを判断する。
温度変化が所定値以上であると判断する場合には、制御部16は、ステップS45以降の動作を行う。温度変化が所定値以上でないと判断する場合には、制御部16は、ステップS30で再度漏電の検出処理を行う。
なお、本実施形態では、温度センサ17としてサーミスタを用いたが、これに限定されない。温度センサ17は、磁性体コア12の温度を計測するセンサであれば、その種別および計測方法は問わない。
以上説明したように、本実施形態の漏電検出装置10は、磁性体コア12の温度を計測するための温度センサ17をさらに備える。制御部16は、温度センサ17の計測結果を定期的に取得しており、一の時点で取得した第1計測結果と、当該一の時点より1つ前の時点で取得した第2計測結果との差分が所定値以上である場合に、所定の条件が成立したと判断することが好ましい。
この構成によると、漏電検出装置10は、磁性体コア12の温度変化が所定値以上となる度に新たなオフセット値を取得して保持するので、磁性体コア12の温度が変化する状況下であっても精度の高い漏電検出を行うことができる。
ここで、温度センサ17は、サーミスタである。制御部16は、サーミスタが示す抵抗値から変換された温度を計測結果として定期的に取得することが好ましい。
この構成によると、漏電検出装置10は、サーミスタを用いて磁性体コア12の温度を取得することができる。
(実施形態3)
本実施形態における漏電検出装置10について、実施形態1とは異なる点を中心に説明する。本実施形態では、励磁回路14および検出回路15の構成を具体化している。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の検出回路15は、図6に示すように、抵抗Rsと平均化回路110とを含んでいる。抵抗Rsは、励磁コイル13と直列に接続されており、励磁コイル13から出力される励磁電流を、検出電圧に変換する。平均化回路110は、抵抗Rsで変換された検出電圧を平均化する。制御部16は、平均化回路110で得られた平均値(励磁電流の平均値)に基づいて被測定電線22で発生する被測定電流を検出する。
本実施形態の励磁回路14は、図6に示すように、第1の駆動回路100と第2の駆動回路101とスイッチ102とを含んでいる。第1の駆動回路100は、励磁コイル13と抵抗Rsとの直列回路の時定数に依存して自励発振することで、第1の周波数の励磁電圧を出力する回路である。具体的には、検出電圧の絶対値が所定値以上となると励磁電圧の出力の極性を反転させることで自励発振する。第2の駆動回路101は、第2の周波数の励磁電圧を出力する回路である。スイッチ102は、制御部16の制御により、励磁コイル13の接続先として、第1の駆動回路100と第2の駆動回路101とを切り替える。
制御部16は、漏電の検出動作を行う際には、第1の駆動回路100と励磁コイル13とが電気的に接続するようスイッチ102を制御する。これにより、第1の駆動回路100は、第1の周波数の励磁電圧を励磁コイル13に印加することができる。制御部16は、漏電が発生していることを検出すると、第2の駆動回路101と励磁コイル13とが電気的に接続するようスイッチ102を制御する。制御部16は、次回の使用時に再起動する際には励磁コイル13の接続先を第2の駆動回路101となるようスイッチ102を制御する。そして、制御部16は、第2の所定時間が経過すると、第1の駆動回路100と励磁コイル13とが電気的に接続するようスイッチ102を制御する。なお、第2の駆動回路101と励磁コイル13とが電気的に接続されている間は、実施形態1と同様に、リレー11がOFF、つまり電源20と電動車両21との間は非接続状態になっている。
本実施形態の漏電検出装置10の動作は、図3に示す流れ図で実現できるため、ここでの説明は省略する。
次に、検出電圧、第1の駆動回路100で出力される励磁電圧、および第2の駆動回路101で出力される励磁電圧について説明する。図7Aは検出電圧の変化を、図7Bは第1の駆動回路100で出力される励磁電圧の変化を、図7Cは第2の駆動回路101で出力される励磁電圧の変化を、それぞれ表している。
検出電圧の値が、時点t1で所定値“a”以上となると、第1の駆動回路100は、極性を反転させて、電圧値が“Va”である励磁電圧の出力から電圧値が“−Va”である励磁電圧の出力へと変更する(図7A,図7B参照)。これにより、第1の駆動回路100は、第1の周波数(1/(2×t1))の励磁電圧を、励磁コイル13に印加することができる。
また、第2の駆動回路101が出力する励磁電圧は、上述したように第1の周波数よりも低い第2の周波数である。第2の周波数は、例えば、図7Cで示すように、“1/(4×t1)”である。
なお、本実施形態では、第1の駆動回路100は、自励発振する回路であるとしたが、これに限定されない。第1の駆動回路100は、第1の周波数の励磁電圧を出力する回路であればよい。
以上説明したように、本実施形態の漏電検出装置10の励磁回路14は、第1の駆動回路100と第2の駆動回路101とを備える。第1の駆動回路100は、第1の周波数の励磁電圧を励磁コイル13に印加する。第2の駆動回路101は、第2の周波数の励磁電圧を励磁コイル13に印加する。制御部16は、接続状態である場合には第1の駆動回路100を動作させ、漏電を検出すると動作対象を第1の駆動回路100から第2の駆動回路101に切り替え、非接続状態で所定時間、第2の駆動回路101を動作させるとすることが好ましい。
この構成によると、漏電検出装置10は、励磁コイル13との接続先を切り替えるのみで、消磁効果をえることができる。
ここで、検出回路15は、励磁コイル13と直列に接続され、励磁電流を検出電圧に変換する抵抗Rsを含む。第1の駆動回路100は、検出電圧の絶対値が所定値以上となると励磁電圧の出力の極性を反転する自励発振により、第1の周波数の励磁電圧を励磁コイル13に印加することが好ましい。
この構成によると、漏電検出装置10は、自励発振方式を用いた場合であっても、励磁電圧の周波数を切り替えることで消磁効果を得ることができる。
(変形例)
以上、実施形態1から実施形態3に基づいて本発明について説明したが、本発明は上述した実施形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態において、磁性体コア12の形状を環状としたが、これに限定されない。磁性体コア12の形状は、閉磁路が形成される形状であればよい。
(2)上記各実施形態において、制御部16は、漏電を検出した場合、被測定電線22で漏電が発生していることを通知することが好ましい。
これにより、ユーザは、被測定電線22で漏電が発生していることを知ることができ、その後の対処、例えば被測定電線22の交換等を早急に行うことができる。
(3)上記実施形態および変形例を組み合わせてもよい。
10 漏電検出装置
11 リレー
12 磁性体コア
13 励磁コイル
14 励磁回路
15 検出回路
16 制御部
17 温度センサ
22 被測定電線
100 第1の駆動回路
101 第2の駆動回路
Rs 抵抗

Claims (8)

  1. 電源と負荷との間の被測定電線の漏電を検出する漏電検出装置であって、
    前記被測定電線に介在し、スイッチの開閉により前記電源と前記負荷とが電気的に接続された状態である接続状態と、電気的に接続されていない状態である非接続状態とを切り替えるリレーと、
    前記被測定電線が挿通される開口部を有する磁性体コアと、
    前記磁性体コアに巻回された励磁コイルと、
    所定の周波数の励磁電圧を前記励磁コイルに印加して前記励磁コイルに流れる励磁電流を生成する励磁回路と、
    前記励磁電流を平均化した電流を検出する検出回路と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、前記接続状態で前記検出回路が検出する電流の値を補正するオフセット値を保持しており、前記接続状態で前記励磁コイルに前記励磁電流が流れている間に前記検出回路が検出した前記電流の値を前記オフセット値で減算して、減算後の値を基に漏電の有無を検出し、前記接続状態で前記励磁コイルに前記励磁電流が流れている間に所定の条件が成立すると、前記非接続状態となるように前記リレーを制御し、前記非接続状態で前記検出回路が検出した前記電流の値を新たなオフセット値として取得して保持する更新処理を行い、当該新たなオフセット値を保持した後の前記接続状態では前記検出回路が検出した前記電流の値を当該新たなオフセット値で減算し、
    前記制御部は、さらに、前記漏電を検出すると、前記非接続状態となるように前記リレーを制御し、前記非接続状態で所定時間、前記磁性体コアに対して消磁を行うように前記励磁回路を制御する
    ことを特徴とする漏電検出装置。
  2. 前記制御部は、前記オフセット値が更新されてから当該オフセット値を保持するための保持時間が経過すると、前記所定の条件が成立したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の漏電検出装置。
  3. 前記磁性体コアの温度を計測するための温度センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記温度センサの計測結果を定期的に取得しており、一の時点で取得した第1計測結果と、当該一の時点より1つ前の時点で取得した第2計測結果との差分が所定値以上である場合に、前記所定の条件が成立したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の漏電検出装置。
  4. 前記温度センサは、サーミスタであり、
    前記制御部は、前記サーミスタが示す抵抗値から変換された温度を前記計測結果として定期的に取得する
    ことを特徴とする請求項3に記載の漏電検出装置。
  5. 前記制御部は、前記漏電を検出すると、前記非接続状態で前記所定時間、前記所定の周波数としての第1の周波数よりも低い周波数である第2の周波数の励磁電圧を前記励磁コイルに印加させるように前記励磁回路を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の漏電検出装置。
  6. 前記励磁回路は、
    前記第1の周波数の励磁電圧を前記励磁コイルに印加する第1の駆動回路と、前記第2の周波数の励磁電圧を前記励磁コイルに印加する第2の駆動回路とを備え、
    前記制御部は、
    前記接続状態である場合には前記第1の駆動回路を動作させ、前記漏電を検出すると動作対象を前記第1の駆動回路から前記第2の駆動回路に切り替え、前記非接続状態で前記所定時間、前記第2の駆動回路を動作させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の漏電検出装置。
  7. 前記検出回路は、前記励磁コイルと直列に接続され、前記励磁電流を検出電圧に変換する抵抗を含み、
    前記第1の駆動回路は、前記検出電圧の絶対値が所定値以上となると前記励磁電圧の出力の極性を反転する自励発振により、前記第1の周波数の前記励磁電圧を前記励磁コイルに印加する
    ことを特徴とする請求項6に記載の漏電検出装置。
  8. 前記制御部は、さらに、
    前記所定時間内で時間が経過するにつれて、前記第2の周波数の前記励磁電圧の振幅が小さくなるよう前記励磁回路を制御する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の漏電検出装置。
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