JP2016205766A - 浴槽の給湯システム - Google Patents

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伸成 小林
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Abstract

【課題】排水栓が開放している状態で湯はりを行ったとしても浴槽内に湯水を支障なく貯めることができる浴槽の給湯システムを提供する。
【解決手段】本発明は、給湯機9から湯水を浴槽B内に供給する往き側流路と、浴槽Bの排水口21に開閉自在に取り付けられた排水栓5と、排水栓5を開閉駆動する開閉駆動手段と、開閉指令を入力するための排水栓操作部71とを備え、排水栓操作部71からの開閉指令に応答して排水栓5が開閉するようにした浴槽の給湯システムを対象とする。本給湯システムは、往き側流路内の湯水の流れを検出するフロースイッチ6と、排水栓5が開放状態および閉塞状態かを検出する開閉状態検出手段と、フロースイッチ6、開閉状態検出手段からの情報に基づき、開閉駆動手段の駆動を制御して排水栓5が開放された状態で往き側流路内を湯水が流通した際に排水栓5を閉塞する制御手段4とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、電動開閉式の排水栓を備えた浴槽において給湯機から湯水が供給されるようにした浴槽の給湯システムに関する。
従来、特許文献1,2に示すように浴槽内に湯水を供給する給湯アダプタが浴槽の底壁に組み付けられるとともに、その給湯アダプタに排水栓が一体に組み込まれた排水栓一体型給湯アダプタが提案されている。この給湯アダプタにおいて湯はり時等には室外の給湯機から供給される湯水が給湯アダプタの吐出口を介して浴槽内に供給されて貯留されるようになってい
る。さらに入浴後に湯水を排出する際には、排水栓を排水口から外して排水口を開放して排水するようにしている。
一方、排水栓一体型給湯アダプタにかかわらず、浴槽内に設けられた排水栓として、ワンタッチ操作で開閉できる電動開閉式の排水栓が周知である。例えばポップアップ式の電動排水栓は、操作ボタン等の操作スイッチが浴槽縁等に設けられており、排水栓が閉塞された状態で、操作スイッチを押すと排水栓が少し持ち上げられて排水口が開放される一方、排水栓が開放された状態で、操作スイッチを押すと排水栓が下方に引き込まれて排水口が閉塞されるようになっている。
特開2001−149248号公報 特開2002−263019号公報
しかしながら、上記のような浴槽の給湯システムにおいては、勘違い等によって排水栓を開放したままの状態で湯はりを行うことがあった。例えば排水栓が開放状態であるのにもかかわらず閉塞状態であると勘違いしたり、操作スイッチの操作が不十分であったにもかかわら弁閉塞操作を確実に行うことができた勘違いすることにより、開放状態のままで湯水の供給を開始してしまうことがある。そうすると言うまでもなく、浴槽内に湯水を貯めることができず湯はり不良(湯はりエラー)となってしまう課題があった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、排水栓を開放させた状態で謝って湯はりを開始したとしても、浴槽内に湯水を確実に貯めることができる浴槽の給湯システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]給湯機から吐出された湯水を浴槽内に供給する往き側流路と、浴槽内の湯水を排水する排水口に開閉自在に取り付けられた排水栓と、前記排水栓を開閉駆動する開閉駆動手段と、開閉指令を入力するための排水栓操作部とを備え、前記排水栓操作部からの開閉指令に応答して前記開閉駆動手段が駆動して前記排水栓が開閉するように構成された浴槽の給湯システムであって、
前記往き側流路内を湯水が流通していることを検出するフロースイッチと、
前記排水栓が開放状態および閉塞状態のいずれの状態かを検出する開閉状態検出手段と、
前記フロースイッチおよび前記開閉状態検出手段からの情報に基づき、前記開閉駆動手段の駆動を制御して、前記排水栓が開放された状態で前記往き側流路内を湯水が流通した際に前記排水栓を閉塞する制御手段とを備えることを特徴とする浴槽の給湯システム。
[2]前記制御手段は、前記フロースイッチからの情報を基に前記往き側流路内の湯水の流通を検出している間、前記排水栓操作部からの開閉指令の受付を禁止するように構成されている前項1に記載の浴槽の給湯システム。
[3]前記往き側流路は、浴槽に取り付けられた給湯アダプタの吐出流路と、給湯機から吐出された湯水を前記給湯アダプタの吐出流路に供給する往き管とによって構成され、
前記フロースイッチは前記往き管に設けられている前項1または2に記載の浴槽の給湯システム。
[4]前記給湯アダプタは浴槽の底壁に貫通状態に取り付けられ、かつ前記排水栓が一体に組み込まれた排水栓一体型給湯アダプタによって構成されている前項3に記載の浴槽の給湯システム。
[5]給湯機から吐出された湯水を浴槽内に供給する往き側流路と、浴槽内の湯水を吸引して前記給湯機に戻す戻り側流路と、浴槽内の湯水を排水する排水口に開閉自在に取り付けられた排水栓と、前記排水栓を開閉駆動する開閉駆動手段と、開閉指令を入力するための排水栓操作部とを備え、前記排水栓操作部からの開閉指令に応答して前記開閉駆動手段が駆動して前記排水栓が開閉するように構成された浴槽の給湯システムであって、
前記戻り側流路内を湯水が流通していることを検出するフロースイッチと、
前記排水栓が開放状態および閉塞状態のいずれの状態かを検出する開閉状態検出手段と、
前記フロースイッチおよび前記開閉状態検出手段からの情報に基づき、前記開閉駆動手段の駆動を制御して、前記排水栓が開放された状態で前記往き側流路内を湯水が流通した際に前記排水栓を閉塞する制御手段とを備えることを特徴とする浴槽の給湯システム。
発明[1]の浴槽の給湯システムによれば、排水栓を開放した状態で湯はりを行った場合、排水栓が自動的に閉塞するため、排水栓開放状態であっても湯はりを支障なく行うことができ、浴槽内に湯水を確実に貯めることができる。
発明[2]の浴槽の給湯システムによれば、フロースイッチにより往き側流路内の湯水の流れが検出されている間、排水栓操作部からの開閉指令の受付を禁止するようにしているため、湯はり中に謝って使用者が開閉指令操作を行ったとしても不用意に排水栓が開放するような不具合を確実に防止することができる。
発明[3]によれば、外部配管としての往き管にフロースイッチを設けるようにしているため、フロースイッチを簡単に取り付けることができる。
発明[4]によれば、浴槽底壁に給湯アダプタが取り付けられる浴槽の給湯システムにおいても上記と同様の効果を得ることができる。
発明[5]によれば、排水栓を開放した状態で、給湯機から湯水を往き側流路および戻り側流路で浴槽内に供給するダブル搬送方式によって湯はりを行った場合、上記と同様に排水栓が自動的に閉塞するため、排水栓開放状態であっても湯はりを支障なく行うことができ、浴槽内に湯水を確実に貯めることができる。
図1はこの発明の実施形態である浴槽の給湯システムを示す断面図である。 図2は実施形態の給湯システムにおける制御系を説明するためのブロック図である。 図3は実施形態の給湯システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図4は実施形態の給湯システムにおいて閉時のスイッチ操作による動作を説明するためのフローチャートである。 図5は実施形態の給湯システムにおいて開時のスイッチ操作による動作を説明するためのフローチャートである。 図6は実施形態の給湯システムにおいて閉時のフロー検出による動作を説明するためのフローチャートである。 図7は実施形態の給湯システムにおいて開時のフロー検出による動作を説明するためのフローチャートである。
図1はこの発明の実施形態である浴槽の給湯システムを示す断面図である。同図に示すようにこの給湯システムにおいては浴槽Bにおける底壁に貫通状態に排水栓一体型給湯アダプタPが組み付けられている。なお以下の説明においては、発明の理解を容易にするため、図1の紙面に向かって右側を「前側」、左側を「後側」として説明する。
図1に示すように給湯アダプタPは排水管2を備えている。排水管2の上端開口(一端開口)は排水口21として構成されている。
アダプタPにおける排水管2の前後両側には、吐出流路3aおよび吸引流路3bが形成されている。吐出流路3aはその上端側が浴槽内において浴槽底面に沿うように前側に屈曲し、その先端に吐出口31aが形成されている。さらに吸引流路3bはその上端側が浴槽内において浴槽底面に沿うように後側に屈曲し、その先端に吸引口31bが形成されている。
アダプタPの排水口21に開閉自在に取り付けられる排水栓5は、電動式(自動式)のポップアップ式排水栓によって構成されている。この排水栓5は上下に昇降自在に取り付けられており、上昇した状態では排水口21から離間して排水口21を開放するとともに、降下した状態では排水口21に密着して排水口21を閉塞するようになっている。
一方図1および図2に示すように浴槽縁には排水栓5を開閉操作するための開閉機構部7が設けられている。開閉機構部7における浴槽縁の上面側には、軽い接触圧で応答するタッチボタン型の開閉スイッチ72が設けられるとともに、排水栓操作部71における開閉スイッチ72の近傍には閉表示LED72aおよび開表示LED72b(図2参照)が設けられている。また開閉機構部7における浴槽縁の下側には開閉駆動手段としてのモーター75が組み込まれている。
図1に示すように排水栓5を昇降させるためのワイヤー51の一端は排水栓5の下面中央に連結されるとともに、そのワイヤー51をスライド自在に収容するチューブ52が排水管2内を通って排水管2の下部から排水管周壁を貫通してアダプタPの外部に引き出される。さらにアダプタPの外部に引き出されたチューブ52の他端側が開閉機構部7に連結されて、チューブ52内のワイヤー51の他端がモーター75に接続されている。そしてモーター75が回転駆動してワイヤー51がスライドすることによって、排水栓5が昇降して排水口21が開閉するようになっている。
また図2に示すように給湯アダプタPは、排水栓5が閉塞位置(降下位置)にあるか否かを検出する閉塞位置検出手段55aと、排水栓5が開放位置(上昇位置)にあるか否かを検出する開放位置検出手段55bとを備えている。本実施形態においては、閉塞位置検出手段55aおよび開放位置検出手段55bによって開閉状態検出手段が構成されている。
また本実施形態においては排水栓5の開閉動作を制御する制御手段4が設けられており、この制御手段4は給湯アダプタPの閉塞位置検出手段55aからの情報に基づいて、排水栓5が閉塞位置にあるか否かを把握できるとともに、開放位置検出手段55bからの情報に基づいて、排水栓が5が開放位置にあるか否かを把握できるようになっている。後に詳述するが、制御手段4の制御によって、開閉スイッチ72が押された際に、排水栓5が閉塞状態にあるときには開放され、排水栓5が開放状態にあるときに閉塞されるようになっている。また制御手段4の制御によって排水栓5が閉塞位置にある場合には閉表示LED72aが点灯し、閉塞位置にない場合には閉表示LED72aが消灯するようになっている。さらに排水栓が開放位置にある場合には開表示LED72bが点灯し、開放位置にない場合には開表示LED72bが消灯するようになっている。
なお本実施形態においてこの制御手段4は例えばマイクロコンピュータによって構成されており、単独で設けても良いが、給湯機9の駆動を制御する制御装置と兼用させるのが一般的である。
アダプタPの吐出流路3aは往き管91aを介して給湯機9の吐出口9aに連通接続されるとともに、アダプタPの吸引流路3bは戻り管91bを介して給湯機9の吸引口9bに連通接続されている。
そして給湯機9の吐出口9aから吐出された湯水は往き管91aを通ってアダプタPの往き側接続管部32aに導入され、さらに吐出流路3aを通って吐出口31aから浴槽B内に吐出されるようになっている。またアダプタPの吸引口31bから吸い込まれた浴槽B内の湯水は吸引流路3bおよび戻り管9bを通って給湯機9内に吸引されるようになっている。
図1に示すように往き管91aの途中には、往き管91a内を湯水が流れているか否かを検出するためのフロースイッチ6が設けられている。図2に示すように制御手段4は、後に説明するようにフロースイッチ6からの情報に基づいて、つまり往き管91a内に湯水が流れているか否かの情報を基づいて、必要に応じて排水栓5を開閉するように構成されている。なお本実施形態においては、往き管91a内の湯水の流れが検出されるとフロースイッチ6がONとなり、検出されなくなるとOFFとなる。
本実施形態の給湯システムに用いられる給湯機9は全自動式のものであり、浴室やキッチンの壁面に設けられた操作パネル(図示省略)からの指令に応答して、給湯機9が作動して以下に示す湯はりや追焚等が行われるようになっている。
湯はりを行う場合には、給湯機9の吐出口9aおよび吸引口9bから湯水Wが吐出され、その湯水Wが側往き管91aおよび戻り管91b、給湯アダプタPの吐出流路3aおよび吸引口3bを通って吐出口31aから浴槽B内に供給される。こうして所定量の湯水が浴槽B内に供給されると湯はりが完了する。
追焚を行う場合には、給湯機9の吐出口9aから湯水Wが吐出されるとともに、吸引口9bが負圧に設定される。これにより浴槽B内の湯水Wが戻り管91bを介して給湯機9内に吸引されるとともに、その吸引された湯水Wが給湯機9によって加熱された後、給湯機9の吐出口9aから吐出される。給湯機9から吐出された湯水Wは、往き管91aを通ってアダプタPの吐出口31aから浴槽B内に供給される。こうして湯水Wを循環させて浴槽B内の湯水Wの温度が所定の温度まで上昇すると、追焚が完了する。
図3は本実施形態の給湯システムの動作を説明するためのフローチャートである。同図に示すように給湯システムにおいては、ステップS1で入浴者等の使用者により開閉スイッチ72が押操作されたか否かが判断されて、操作されていない場合には(ステップS1でNO)、ステップS2においてフロースイッチ6によって湯水の流れが検出されたか否かが判断される。なお本実施形態ではフロースイッチ6のON状態が例えば1秒以上続いた際に湯水が流れたものと判断するようになっている。湯水の流れが検出されない場合には(ステップS2でNO)、ステップS1に戻る。
こうして開閉スイッチ72が操作されるか、またはフロースイッチ6による湯水の流れが検出されるまで待機する。
そしてこの待機中に開閉スイッチ72が押操作されると(ステップS1でYES)、ステップS3において閉塞位置検出手段55aおよび開放位置検出手段55bからの情報を基に排水栓5が閉塞状態(閉塞位置)にあるか開放状態(開放位置)にあるかが判断される。閉塞位置にある場合(ステップS3で「閉」)、後に詳述する閉時のスイッチ操作による動作が行われて(ステップS5)、排水栓5が開放されてステップS1に戻る。
開閉スイッチ72が押操作された際に(ステップS1でYES)、排水栓5が開状態にある場合(ステップS3で「開」)、後に詳述する開時のスイッチ操作による動作が行われて(ステップS6)、排水栓5が閉塞されてステップS1に戻る。
一方ステップS1,S2の待機中において例えば湯はり等が開始されて、フロースイッチ6による湯水の流れが検出されると(ステップS2でYES)、ステップS4において閉塞位置検出手段55aおよび開放位置検出手段55bからの情報を基に排水栓5が閉塞状態(閉塞位置)にあるか開放状態(開放位置)にあるかが判断される。閉塞位置にある場合(ステップS4で「閉」)、後に詳述する閉時のフロー検出による動作が行われて(ステップS7)、ステップS1に戻る。
フロースイッチ6により湯水の流れが検出された際に(ステップS2でYES)、排水栓5が開状態にある場合(ステップS4で「開」)、後に詳述する開時のフロー検出による動作が行われて(ステップS8)、ステップS1に戻る。
図4は実施形態の給湯システムにおいて閉時のスイッチ操作による動作を説明するためのフローチャートである。同図に示すようにこの動作は排水栓5が閉塞された状態で開閉スイッチ72が押操作された際の動作(図3のステップ6)であり、初期状態では排水栓5が閉塞されて閉表示LED72aが点灯し、開表示LED72bが消灯している。
この状態からステップS501に示すように、開閉スイッチ72から入力される指令を受け付けない状態(開閉スイッチ再操作キャンセル状態)となる。例えば使用者が開閉スイッチ72を押操作してもその操作には応答せずに操作できない状態となる。続いてステップS502において、モーター75が駆動して排水栓5が開放する方向(上方向)に移動していく。次にステップS503において閉塞位置検出手段55aからの情報を基に排水栓5が閉塞位置にあるか否かが検出され、閉塞位置にある間は待機する(ステップS503でNO)。そして排水栓5が閉塞位置から離れると(ステップS503でYES)、閉表示LED72aが消灯する(ステップS504)。
続いて開放位置検出手段55bからの情報を基に排水栓5が開放位置に到達したか否かが検出され、到達していない場合(ステップS505でNO)、モーター75の駆動が継続して行われ排水栓5の開放方向への移動が継続して行われる(ステップS506)。そして排水栓5が開放位置に到達して排水口21が確実に開放された場合(ステップS505でYES)、ステップS507,S508に示すようにモーター75の駆動が停止して開表示LED72bが点灯する。
その後、開閉スイッチ72の再操作キャンセル状態が解除されて開閉スイッチ72からの指令を受け付けることができる状態となり(ステップS509)、その状態で待機する(ステップS510)。これにより閉時のスイッチ操作による動作(図3のステップS5)が終了する。
図5は実施形態の給湯システムにおいて開時のスイッチ操作による動作を説明するためのフローチャートである。同図に示すようにこの動作は排水栓5が開放された状態で開閉スイッチ72が押操作された際の動作(図3のステップ6)であり、初期状態では排水栓5が開放されて開表示LED72bが点灯し、閉表示LED72aが消灯している。
この状態からステップS601に示すように、開閉スイッチ72から入力される指令を受け付けない状態(開閉スイッチ再操作キャンセル状態)となる。続いてステップS602において、モーター75が駆動して排水栓5が閉塞する方向(下方向)に移動していく。次にステップS603において開放位置検出手段55bからの情報を基に排水栓5が開放位置にあるか否かが検出され、開放位置にある間は待機する(ステップS603でNO)。そして排水栓5が開放位置から離れると(ステップS603でYES)、開表示LED72bが消灯する(ステップS604)。
続いて閉塞位置検出手段55aからの情報を基に排水栓5が閉塞位置に到達したか否かが検出され、到達していない場合(ステップS605でNO)、モーター75の駆動が継続して行われ排水栓5の閉塞方向への移動が継続して行われる(ステップS606)。そして排水栓5が閉塞位置に到達して排水口21が確実に閉塞された場合(ステップS605でYES)、ステップS607,S608に示すようにモーター75の駆動が停止して閉表示LED72aが点灯する。
その後、開閉スイッチ72の再操作キャンセル状態が解除されて開閉スイッチ72からの指令を受け付けることができる状態となり(ステップS609)、その状態で待機する(ステップS610)。これにより開時のスイッチ操作による動作(図3のステップS6)が終了する。
図6は実施形態の給湯システムにおいて閉時のフロー検出による動作を説明するためのフローチャートである。同図に示すようにこの動作は排水栓5が閉塞された状態でフロースイッチ6による往き管91a内における湯水の流れを検出した際の動作(図3のステップ7)であり、例えば排水栓5が閉塞された状態で湯はり等が行われて、往き管91a内に湯水が供給される場合等である。なお初期状態では排水栓5が閉塞されて閉表示LED72aが点灯し、開表示LED72bが消灯している。
この状態からステップS701に示すように、開閉スイッチ72から入力される指令を受け付けない状態(開閉スイッチ操作キャンセル状態)となる。さらにステップS702に示すように閉表示LED72aの点灯が継続して行われる。
続いてフロースイッチ6により湯水の流れを検出している間は待機する(ステップS703でYES)。
そして湯はりの完了等によって、往き管91a内の湯水が流れなくなると(ステップS703でNO)、開閉スイッチ72の操作キャンセル状態が解除されて開閉スイッチ72からの指令を受け付けることができる状態となり(ステップS704)、その状態で待機する(ステップS705)。これにより閉時のフロー検出による動作(図3のステップS7)が終了する。
図7は実施形態の給湯システムにおいて開時のフロー検出による動作を説明するためのフローチャートである。同図に示すようにこの動作は排水栓5が開放された状態でフロースイッチ6による往き管91a内における湯水の流れを検出した際の動作(図3のステップ8)であり、例えば排水栓5が開放された状態で湯はり等が行われて、往き管91a内に湯水が供給される場合等である。なお初期状態では排水栓5が開放されて開表示LED72bが点灯し、閉表示LED72a消灯している。
この状態からステップS801に示すように、開閉スイッチ72から入力される指令を受け付けない状態(開閉スイッチ操作キャンセル状態)となる。
次にモーター75が駆動して排水栓5が閉塞する方向(下方向)に移動していく(ステップS802)。次にステップS803において開放位置検出手段55bからの情報を基に排水栓5が開放位置にあるか否かが検出されて、開放位置にある間は待機する(ステップS803でNO)。次に排水栓5が開放位置から離れると(ステップS803でYES)、開表示LED72bが消灯する(ステップS804)。
続いて閉塞位置検出手段55aからの情報を基に排水栓5が閉塞位置に到達したか否かが検出され、到達していない場合(ステップS805でNO)、モーター75の駆動が継続して行われ排水栓5の閉塞方向への移動が継続して行われる(ステップS806)。そして排水栓5が閉塞位置に到達して排水口21が確実に閉塞された場合(ステップS805でYES)、ステップS807,S808に示すようにモーター75の駆動が停止して閉表示LED72aが点灯する。
さらに往き管91a内に湯水が流れている間は待機する(ステップS809でYES)。そして湯はりの完了等によって、往き管91a内の湯水の流れが検出されなくなると(ステップS809でNO)、開閉スイッチ72の操作キャンセル状態が解除されて開閉スイッチ72からの指令を受け付けることができる状態となり(ステップS810)、その状態で待機する(ステップS811)。これによる開時のフロー検出による動作(図3のステップ8)が終了する。
以上のように本実施形態の給湯システムによれば、排水栓5を開放した状態で謝って湯はりを行ったとしても、排水栓5が自動的に閉塞してその閉塞状態が湯はりが完了するまで維持される。このため排水栓5を開放した状態で湯はりを開始したとしても浴槽B内に所定量の湯水を確実に貯めることができる。
また本実施形態の給湯システムにおいては、フロースイッチ6により往き管91a内の湯水の流れが検出されている間、開閉スイッチ72から指令を受け付けるのを禁止するようにしているため、湯はり中に謝って開閉スイッチ72を押操作しても不用意に排水栓5が開放するのを確実に防止することができる。このため湯はりを行ったにもかかわらず、浴槽B内に湯水が貯められていない等の湯はり不良(湯はりエラー)の発生を確実に防止することができる。
なお上記実施形態においては、フロースイッチ6を往き管91aに設ける場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明において、往き管91a、給湯アダプタPの吐出流路3aによって構成される往き側流路上であれば、どの位置にフロースイッチを設けるようにしても良い。例えばフロースイッチを給湯アダプタPの吐出流路3a内に設けるようにしても良い。もっとも本発明においては、フロースイッチを給湯アダプタの内部に組み込むと、給湯アダプタの構造が複雑になってフロースイッチの取付が困難になるおそれがあるため、フロースイッチを往き管等の外部配管に設けるのが好ましい。
また上記実施形態において湯はり時等の湯水Wの供給をダブル搬送方式で行うようにしているが、それだけに限られず、本発明においては湯はり時等の湯水の供給を往き管だけで行うようにしたシングル搬送式も採用することができる。
また上記実施形態においては、アダプタPとして排水栓が一体に組み込まれた排水栓一体型給湯アダプタを用いる場合を例に挙げて説明したがそれだけに限られず、本発明においては、排水口や排水栓を一体に備えていない給湯アダプタを用いるようにしても良い。
さらに上記実施形態においては、浴槽および給湯機間に湯水を循環させる循環型の給湯システムを例に挙げて説明したがそれだけに限られず、本発明においては、給湯機から浴槽内に湯水を供給するだけの給湯システムにも適用することができる。
ところで本発明においては、上記実施形態のように浴槽と給湯機との間に往き管および戻り管が設置された循環式の給湯システムを採用する場合には、戻り管91bと給湯アダプタPの吸引流路3bとで構成される戻り側流路にフロースイッチを設置することもできる。すなわち循環式の給湯システムにおいて湯はりをダブル搬送方式で行う場合、湯はり時にフロースイッチによって戻り側流路における湯水の流れを検出することができる。従って排水栓が開放された状態で湯はりを行った場合、フロースイッチからの情報を基に、上記と同様に排水栓を自動的に閉塞することができ、湯はりエラーを防止することができる。また追焚時においても戻り側流路における湯水の流れを検出することができる。従って追焚を行う際にその直前に、入浴者が勘違い等によってスイッチ操作により排水栓を開いてしまったような場合、フロースイッチからの情報を基に、上記と同様に排水栓を閉塞することができ、追焚エラーを防止することができる。
この発明の浴槽の給湯システムは、例えば一般住宅等の浴槽に適用することができる。
2:排水管
21:排水口
4:制御手段
5:排水栓
55a:閉塞位置検出手段(開閉状態検出手段)
55b:開放位置検出手段(開閉状態検出手段)
6:フロースイッチ
71:排水栓操作部
75:モーター(開閉駆動手段)
91a:往き管
B:浴槽
P:排水栓一体型給湯アダプタ

Claims (5)

  1. 給湯機から吐出された湯水を浴槽内に供給する往き側流路と、浴槽内の湯水を排水する排水口に開閉自在に取り付けられた排水栓と、前記排水栓を開閉駆動する開閉駆動手段と、開閉指令を入力するための排水栓操作部とを備え、前記排水栓操作部からの開閉指令に応答して前記開閉駆動手段が駆動して前記排水栓が開閉するように構成された浴槽の給湯システムであって、
    前記往き側流路内を湯水が流通していることを検出するフロースイッチと、
    前記排水栓が開放状態および閉塞状態のいずれの状態かを検出する開閉状態検出手段と、
    前記フロースイッチおよび前記開閉状態検出手段からの情報に基づき、前記開閉駆動手段の駆動を制御して、前記排水栓が開放された状態で前記往き側流路内を湯水が流通した際に前記排水栓を閉塞する制御手段とを備えることを特徴とする浴槽の給湯システム。
  2. 前記制御手段は、前記フロースイッチからの情報を基に前記往き側流路内の湯水の流通を検出している間、前記排水栓操作部からの開閉指令の受付を禁止するように構成されている請求項1に記載の浴槽の給湯システム。
  3. 前記往き側流路は、浴槽に取り付けられた給湯アダプタの吐出流路と、給湯機から吐出された湯水を前記給湯アダプタの吐出流路に供給する往き管とによって構成され、
    前記フロースイッチは前記往き管に設けられている請求項1または2に記載の浴槽の給湯システム。
  4. 前記給湯アダプタは浴槽の底壁に貫通状態に取り付けられ、かつ前記排水栓が一体に組み込まれた排水栓一体型給湯アダプタによって構成されている請求項3に記載の浴槽の給湯システム。
  5. 給湯機から吐出された湯水を浴槽内に供給する往き側流路と、浴槽内の湯水を吸引して前記給湯機に戻す戻り側流路と、浴槽内の湯水を排水する排水口に開閉自在に取り付けられた排水栓と、前記排水栓を開閉駆動する開閉駆動手段と、開閉指令を入力するための排水栓操作部とを備え、前記排水栓操作部からの開閉指令に応答して前記開閉駆動手段が駆動して前記排水栓が開閉するように構成された浴槽の給湯システムであって、
    前記戻り側流路内を湯水が流通していることを検出するフロースイッチと、
    前記排水栓が開放状態および閉塞状態のいずれの状態かを検出する開閉状態検出手段と、
    前記フロースイッチおよび前記開閉状態検出手段からの情報に基づき、前記開閉駆動手段の駆動を制御して、前記排水栓が開放された状態で前記往き側流路内を湯水が流通した際に前記排水栓を閉塞する制御手段とを備えることを特徴とする浴槽の給湯システム。
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