JP6518499B2 - 浴槽の給湯アダプタ - Google Patents

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この発明は、浴槽の底壁に貫通状態に取り付けられたアダプタ本体の吐出口から湯水が浴槽内に吐出されるようにした浴槽の給湯アダプタに関する。
従来、浴槽の給湯アダプタ(循環アダプタ)から浴槽内に湯水を供給する湯はりや足し湯と、浴槽内の湯水を給湯アダプタから吸引して室外の給湯器で加熱した後、その加熱した湯水を上記給湯アダプタを介して浴槽内に戻す追焚(循環処理)とを行う浴槽の給湯システムが周知である。
さらに近年になって特許文献1,2に示すように、給湯アダプタが浴槽の底壁に組み付けられるとともに、その給湯アダプタに排水栓が一体に組み込まれた排水栓一体型給湯アダプタが提案されている。
この給湯アダプタは、浴槽の底面に設けられた排水口に開閉自在な排水栓が設けられるとともに、排水口近傍に吐出口および吸引口が形成されている。そして例えば、追焚時には排水栓によって排水口が閉じられた状態で、吸引口から浴槽内の湯水が吸引されて給湯機に戻される一方、給湯機から吐出された高温の湯水が吐出口から浴槽内に供給される。さらに排水時には排水栓が開放されて排水口から浴槽内の湯水が排出されるようになっている。
特開2001−149248号公報 特開2002−263019号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に示す排水栓一体型給湯アダプタにおいては、吐出口および吸引口が浴槽底面において上方に向けて開口されているため、入浴中に足し湯や追焚を行った際に、入浴者の臀部や脚部によって吐出口や吸引口が閉塞される場合がある。そうすると、湯水の吸引や吐出がスムーズに行われず、足し湯や追焚が確実に行われず、入浴者にとって快適な入浴環境が得られないおそれがあるという課題があった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、入浴者によって吐出口または吸引口が閉塞されることがなく、湯水の吐出や吸引をスムーズに行うことができる浴槽の給湯アダプタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]浴槽の底壁に貫通状態に取り付けられたアダプタ本体を備え、前記アダプタ本体に設けられた吐出流路の一端の吐出口が浴槽内に開口されて、給湯機から供給された湯水が前記吐出流路に流入されて吐出口から浴槽内に吐出されるようにした給湯アダプタであって、
前記吐出流路の一端側が吐出流路用カバー部によって覆われてそのカバー部の外周側面に前記吐出口が形成されることにより、前記吐出口が上方へは開口されずに浴槽の底面に沿う方向に向けて開口されていることを特徴とする浴槽の給湯アダプタ。
[2]前記アダプタ本体に吸引流路が設けられるとともに、その吸引流路の一端の吸引口が浴槽内に開口されて、浴槽内の湯水が前記吸引口から前記吸引流路に吸引されて給湯機に戻るように構成され、
前記吸引流路の一端側が吸引流路用カバー部によって覆われてそのカバー部の外周側面に前記吸引口が形成されることにより、前記吸引口が上方へは開口されずに浴槽の底面に沿う方向に向けて開口されている前項1に記載の浴槽の給湯アダプタ。
[3]前記吐出口が一方側に向けて開口するとともに、前記吸引口が一方側とは反対の他方側に向けて開口している前項2に記載の給湯アダプタ。
[4]前記アダプタ本体に、浴槽内の湯水を排水する排水口が設けられるとともに、その排水口に開閉自在に排水栓が設けられ、
前記排水口を挟んで一方側に前記吐出口が設けられるとともに、他方側に前記吸引口が設けられ、
前記排水口の外周縁部における前記吐出流路用カバー部および前記吸引流路用カバー部間に、浴槽底面から前記排水口に通じる凹状の通水溝が形成されている前項3に記載の浴槽の給湯アダプタ。
[5]前記排水口の開口面が浴槽の底面に対し同じ高さにまたは低位に設定されている前項4に記載の浴槽の給湯アダプタ。
[6]浴槽の底壁に貫通状態に取り付けられたアダプタ本体を備え、前記アダプタ本体に設けられた吐出流路の一端の吐出口が浴槽内に開口されて、給湯機から供給された湯水が前記吐出流路に流入されて吐出口から浴槽内に吐出される一方、前記アダプタ本体に設けられた吸引流路の一端の吸引口が浴槽内に開口されて、浴槽内の湯水が前記吸引口から前記吸引流路に吸引されて給湯機に戻るようにした給湯アダプタであって、
前記吸引流路の一端側が吸引流路用カバー部によって覆われてそのカバー部の外周側面に前記吸引口が形成されることにより、前記吸引口が上方へは開口されずに浴槽の底面に沿う方向に向けて開口されていることを特徴とする浴槽の給湯アダプタ。
発明[1]の浴槽の給湯アダプタによれば、吐出流路の一端側(浴槽内側)が吐出流路用カバー部によって覆われてそのカバー部の外周側面に吐出口が形成されることにより、吐出口が上側には開口されずに浴槽底面に沿う水平方向に向けて開口されているため、入浴者の殿部や脚部によって吐出口が閉塞されるようなことはなく、吐出口からの湯水の吐出をスムーズに行うことができる。
発明[2]の浴槽の給湯アダプタによれば、上記吐出口と同様、吸引口も浴槽底面に沿う水平方向に向けて開口されているため、入浴者の殿部や脚部によって吸引口が閉塞されるようなことはなく、吸引口への湯水の吸引をスムーズに行うことができる。
発明[3]の浴槽の給湯アダプタによれば、吐出口および吸引口が互いに反対方向に向けて開口しているため、吐出口から吐出された湯水が浴槽内を大きく循環して吸引口に吸引されるようになり、いわゆるショートカットの発生を防止でき、効率良く追焚等を行うことができる。
発明[4]の浴槽の給湯アダプタによれば、吐出流路用カバー部および吸引流路用カバー部間に浴槽壁面から排水口に通じる通水溝を形成しているため、浴槽内の湯水が少なくとも、その湯水を通水溝を介してスムーズに排水口に導くことができ、排出性を向上させることができる。
発明[5]の浴槽の給湯アダプタによれば、排水口の開口面を浴槽底面に対し同等または低位に設定しているため、湯水を浴槽底面から排水口により一層スムーズに導くことができ、排水性をより一層向上させることができる。
発明[6]の浴槽の給湯アダプタによれば、上記と同様に入浴者の殿部や脚部によって吸引口が閉塞されるようなことはなく、吸引口からの湯水の吸引をスムーズに行うことができる。
図1はこの発明の実施形態である排水栓一体型給湯アダプタが適用された浴槽の給湯システムを示す断面図である。 図2Aは実施形態の給湯システムにおける給湯アダプタ周辺を一方向から見た断面図である。 図2Bは実施形態の給湯システムにおける給湯アダプタ周辺を他方向から見た分解断面図である。 図3Aは実施形態の給湯アダプタを一方向から見た斜視図である。 図3Bは実施形態の給湯アダプタを他方向から見た斜視図である。 図4は実施形態の給湯アダプタを示す平面図である。
図1はこの発明の実施形態である排水栓一体型給湯アダプタPが適用された浴槽の給湯システムを示す断面図、図2A〜図4は給湯アダプタPを示す図である。これらの図に示すようにこの給湯システムにおいては浴槽Bにおける底壁に貫通状態に排水栓一体型給湯アダプタPが組み付けられている。なお以下の説明においては、発明の理解を容易にするため、図1の紙面に向かって右側を「前側」、左側を「後側」として説明する。
図1〜図4に示すように給湯アダプタPは、アダプタ本体1と、排水栓5とを備えている。アダプタ本体1は排水管2を備えている。排水管2の上端(一端)には外側(水平方向)に突出するドーナッツ状のフランジ11が一体に形成されている。本実施形態において、排水管2の一端開口(上端開口)、換言するとフランジ11の中央孔が排水口21として構成されている。排水管2の他端側(下端側)の開口(他端開口)22は側方に向けて開口している。
フランジ11の下面には、排水管2の外周を覆うようにして外周壁12がフランジ11に一体に形成されている。外周壁12の外周面には雄ねじが刻設されている。
アダプタ本体1のフランジ11における排水口21を挟んだ前後両側には、フランジ11の上方を覆うようにカバー部15a,15bが形成されている。両カバー部15a,15bのうち、前側が吐出流路用カバー部15aとして構成されるとともに、後側が吸引流路用カバー部15bとして構成されている。各カバー部15a,15bは平面視で略円弧状に形成されており、各カバー部15a,15bの外周縁部は、フランジ11の外周縁部に沿うように配置されている。さらに吐出流路用カバー部3aおよび吸引流路用カバー部3bの各外周側面には、周方向に連続して延びる吐出口31aおよび吸引口31bがそれぞれ形成されている。ここで本実施形態においては、吐出口31aは浴槽Bの底面に沿う方向(水平方向)であって、前方側(一方側)に向けて開口するとともに、吸引口31bは浴槽Bの底面に沿う方向(水平方向)であって、後方側(他方側)に向けて開口している。つまり吐出口31aおよび吸引口31bは互いに反対方向に向けて開口している。
また排水管2および外周壁12間における前側には、上端側(一端側)がフランジ11を貫通して吐出流路用カバー部15aの内部を通って上記吐出口31aに至る吐出流路3aが形成されている。この吐出流路3aの下端側(他端側)は、往き側接続管部32aにおいて下方に向けて開口している。さらに往き側接続管部32aにはL字状の往き側継手管33aが連結されている。
また排水管2および外周壁12間における後側には、上記吐出流路3aに対し独立して形成され、かつ上端側(一端側)がフランジ11を貫通して吸引流路用カバー部15bの内部を通って上記吸引口31bに至る吸引流路3bが形成されている。この吸引流路3bの下端側(他端側)は、戻り側接続管部32bにおいて下方に向けて開口している。さらに戻り側接続管部32bにはL字状の戻り側継手管33bが連結されている。
またアダプタ本体1のフランジ11上における吐出流路用カバー部15aおよび吸引流路用カバー部15b間には、アダプタ本体1の排水口21とアダプタ本体1の外側(浴槽底面)とを連通する凹溝状の通水溝16が形成されている。
以上の構成のアダプタ本体1はその外周壁12が浴槽底壁に形成された取付孔Hに挿入されることにより、フランジ11が浴槽底面における取付孔Hの周縁部に設置された状態で、浴槽下面側から円環状の雌ねじ部材19がアダプタ本体1の外周壁12における雄ねじに締結される。こうして雌ねじ部材19とアダプタ本体1のフランジ11とによって浴槽底壁における取付孔Hの周縁部が挟圧保持されて、アダプタ本体1が浴槽底壁に貫通状態に組み付けられている。
なおアダプタ11のフランジ11と浴槽底壁との間には水密用のパッキン191が介在されるとともに、雌ねじ部材19と浴槽底壁との間にも水密用のパッキン192が介在されている。
また本実施形態においては、浴槽底壁における取付孔Hの周縁部が凹陥形成されており、排水口21の開口面(フランジ11の上面に相当)が浴槽底面に対しほぼ同じ高さ位置に設定されている。さらにアダプタ本体1における通水溝16の底面も浴槽底面に対しほぼ同じ高さ位置に設定されている。
アダプタ本体1の排水口21に開閉自在に取り付けられる排水栓5は、ポップアップ式排水栓によって構成されている。すなわち排水栓5の下面中央にはワイヤー51の一端が連結されるとともに、そのワイヤー51をスライド自在に収容するチューブ52が排水管2内を通って排水管2の下部から排水管周壁を貫通してアダプタ本体1の外部に引き出される。さらにそのチューブ52内におけるワイヤー51の他端側が例えば浴槽縁等に設けられた排水栓操作部(図示省略)に連結されている。ポップアップ式排水栓は手動式と自動式(電動式)とがあり、手動式の場合、排水栓操作部は押込/引出自在なノブ等を備え、そのノブを例えば押し込むことによって、ワイヤー51を介して排水栓5が突き上げられて、図2Aおよび図2Bの想像線に示すように排水口21が開放される一方、ノブを例えば引き上げることによって、ワイヤー51を介して排水栓5が下側に引き込まれて、図2Aおよび図2Bの実線に示すように排水栓5によって排水口21が水密状態に閉塞されるようになっている。また自動式(電動式)の場合、排水栓操作部は押しボタン等を備えており、排水栓5が閉じられた状態で上記押ボタンを押操作すると、ワイヤー51が押し込まれて排水栓5が突き上げられて排水口21が開放される一方、その開き状態から押ボタンを操作すると、ワイヤー51が引き込まれて排水栓5が下側に引き込まれて排水口21が閉塞されるようになっている。
アダプタPにおけるアダプタ本体1の往き側接続管部32a(往き側管継手33a)は往き管91aを介して給湯機9の吐出口9aに連通接続されるとともに、アダプタ本体1の戻り側接続管部32b(戻り側管継手33b)は戻り管91bを介して給湯機9の吸引口9bに連通接続されている。
そして給湯機9の吐出口9aから吐出された湯水は往き管91aを通ってアダプタPの往き側接続管部32aに導入され、さらに吐出流路3aを通って吐出口31aから浴槽B内に吐出されるようになっている。またアダプタPの吸引口31bから吸い込まれた浴槽B内の湯水は吸引流路3bを通って戻り側接続管部32bから戻り管9bに導入され、戻り管9bを通って給湯機9内に吸引されるようになっている。
以上の構成の給湯システムにおいて湯はりを行う場合には、ダブル搬送方式が採用される。すなわち排水栓5が閉じられた状態で、給湯機9の吐出口9aおよび吸引口9bから湯水が吐出され、その湯水が往き管91aおよび戻り管91bを通って、給湯アダプタPの吐出流路3aおよび吸引流路3bを通って吐出口31aおよび吸引口31bから浴槽B内に供給される。なお湯はりをシングル搬送で行う場合には、給湯機9の吐出口9aから吐出された湯水が、往き管91aおよび給湯アダプタPの吐出流路3aを通って吐出口31aから浴槽B内に供給される。
浴槽B内に所定量の湯水が貯留された状態で追焚を行う場合には、給湯機9の吸引口9bが負圧に設定されることにより、浴槽B内の湯水がアダプタPの吸引口31bから吸い込まれて、吸引流路3bおよび戻り管91bを介して給湯機9に戻される。こうして戻された湯水が給湯機9によって加熱されその加熱された湯水が吐出口9aから吐出されて、往き管91aを介してアダプタPの吐出流路3aに導入されて吐出口31aから浴槽B内に吐出される。このように浴槽Bと給湯機9間で湯水が循環されて追焚が行われる。なお足し湯(差し湯)や足し水(差し水)の場合には、浴槽B内の湯水が給湯機9に戻されることなく、給湯機9から湯水が往き管91aおよび吐出流路3aを介して吐出口31aから浴槽B内に供給されることとなる。
一方既述したように浴槽縁の排水栓操作部の操作によって排水栓5を開放すれば、浴槽B内に貯留された湯水が排水口21を介して排出されるようになっている。
以上の給湯システムにおける排水栓一体型給湯アダプタPによれば、吐出流路3aおよび吸引流路3bの各一端側(各浴槽内側)が吐出流路用カバー部15aおよび吸引流路用カバー部15bによって覆われてその各カバー部15a,15bの外周側面に吐出口31aおよび吸引口31bが形成されているため、吐出口31aおよび吸引口31bが上向きに開口されずに浴槽底面に沿う水平方向に向けて開口される。このため入浴者の殿部や脚部によって吐出口3aおよび吸引口31bが閉塞されるようなことはない。従って吐出口31aからの湯水の吐出や、吸引口31bへの湯水の吸引をスムーズに行うことができるため、入浴中に追焚、足し湯、足し水を確実に行うことができ、快適な入浴環境を得ることができる。
さらに本実施形態の給湯システムによれば、アダプタPの吐出口31aが浴槽底面に沿って前方に向けて開口されるとともに、吸引口31bが浴槽壁面に沿って後方に向けて開口されているため、追焚時においてアダプタPの吐出口31aから前方へ吐出された湯水は、浴槽前壁でUターンして浴槽側壁に沿って後方へ流動していき、さらに浴槽後壁でUターンして前方へ流動して吸引口31bから吸い込まれるようになる。このように追焚時には浴槽内全域を大きく循環するような湯水の流れが発生するため、アダプタPの吐出口31aから吐出された湯水が直接吸引口31bから吸い込まれる、いわゆるショートカットの発生を防止でき、効率良く追焚を行うことができるとともに、浴槽内のお湯の温度制御も正確に行うことができる。
また本実施形態のアダプタPによれば、外周部上面側における2つのカバー部15a,15b間に浴槽壁面から排水口21に通じる通水溝16を形成しているため、浴槽B内の湯水は排水口21から排出する際に残り湯が少なくなったとしても、その湯水は通水溝16を通ってスムーズに排水口21に導かれて排出される。このように水はけも良く少量の湯水が排出されずに残留してしまう等の不具合を確実に防止することができる。
特に本実施形態いおいては、排水口21の開口面および通水溝16の底面を浴槽底面に対し同じ高さ位置に設定しているため、良好な水はけをより確実に得ることができ、排水性を一層向上させることができる。
なお上記実施形態においては、アダプタ本体に排水栓が一体に組み込まれた排水栓一体型給湯アダプタを例に挙げて説明したがそれだけに限られず、本発明においては、排水口や排水栓を一体に備えていない給湯アダプタにも適用することができる。
また上記実施形態においては、吐出口および吸引口を共に浴槽底面に沿う水平方向に向けて開口するようにしているがそれだけに限られず、本発明においては、吐出口および排水口の少なくともいずれか一方の開口部が浴槽底面に沿う方向に開口するようにすれば良い。
さらに上記実施形態においては、浴槽および給湯機間に湯水を循環させる循環型の給湯アダプタを例に挙げて説明したがそれだけに限られず、本発明においては、給湯機から浴槽内に湯水を供給するだけの給湯アダプタにも適用することができる。
また上記実施形態においては、給湯アダプタPの往き側接続管部32a(往き側管継手33a)および戻り側接続管部32b(戻り側管継手33b)に対し、給湯機9からの往き管91aおよび戻り管91bの接続箇所が定められている、いわゆる有極性タイプの給湯アダプタPに本発明を適用する場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明は、給湯アダプタの2つの接続管部に対して、給湯機からの往き管および戻り管のどちらを接続しても使用可能な、いわゆる無極性タイプの給湯アダプタに適用することもできる。
また上記実施形態においては、排水口21の開口面および通水溝16の底面を浴槽底面に対し同じ高さ位置に設定しているが、それだけに限られず、本発明においては、排水口21の開口面および/または通水溝16の底面を浴槽底面よりも低い位置に設定するようにしても良い。
この発明の浴槽の給湯アダプタは、例えば一般住宅等の浴槽に好適に適用することができる。
1:アダプタ本体
15a:吐出流路用カバー部
15b:吸引流路用カバー部
16:通水溝
2:排水管
21:排水口
3a:吐出流路
31a:吐出口
3b:吸引流路
31b:吸引口
5:排水栓
9:給湯機
B:浴槽
P:排水栓一体型給湯アダプタ

Claims (1)

  1. 浴槽の底壁に貫通状態に取り付けられたアダプタ本体を備え、前記アダプタ本体に設けられた吐出流路の一端の吐出口が浴槽内に開口されて、給湯機から供給された湯水が前記吐出流路に流入されて吐出口から浴槽内に吐出されるようにした給湯アダプタであって、
    前記吐出流路の一端側が吐出流路用カバー部によって覆われてそのカバー部の外周側面に前記吐出口が形成されることにより、前記吐出口が上方へは開口されずに浴槽の底面に沿う方向に向けて開口され
    前記アダプタ本体に吸引流路が設けられるとともに、その吸引流路の一端の吸引口が浴槽内に開口されて、浴槽内の湯水が前記吸引口から前記吸引流路に吸引されて給湯機に戻るように構成され、
    前記吸引流路の一端側が吸引流路用カバー部によって覆われてそのカバー部の外周側面に前記吸引口が形成されることにより、前記吸引口が上方へは開口されずに浴槽の底面に沿う方向に向けて開口され、
    前記吐出口が一方側に向けて開口するとともに、前記吸引口が一方側とは反対の他方側に向けて開口し、
    前記アダプタ本体に、浴槽内の湯水を排水する排水口が設けられるとともに、その排水口に開閉自在に排水栓が設けられ、
    前記排水口を挟んで一方側に前記吐出口が設けられるとともに、他方側に前記吸引口が設けられ、
    前記排水口の外周縁部における前記吐出流路用カバー部および前記吸引流路用カバー部間に、浴槽底面から前記排水口に通じる凹状の通水溝が形成され、
    前記排水口の開口面が浴槽の底面に対し同じ高さにまたは低位に設定され、
    前記通水溝の底面が浴槽の底面に対し同じ高さまたは低位に設定されていることを特徴とする浴槽の給湯アダプタ。
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