JP2016204410A - ポリマー、ポリマーの製造方法、ポリマー反応物、および、ポリマー中間体 - Google Patents

ポリマー、ポリマーの製造方法、ポリマー反応物、および、ポリマー中間体 Download PDF

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【課題】エネルギーを付与することで末端が十分に減少するポリマー、上記ポリマーの製造方法、上記ポリマーの反応により得られるポリマー反応物、および、上記ポリマーの中間体であるポリマー中間体を提供する。【解決手段】主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトリルオキシド基を有するポリマー。【選択図】なし

Description

本発明は、ポリマー、ポリマーの製造方法、ポリマー反応物、および、ポリマー中間体に関する。
合成繊維、合成樹脂(プラスチック)、合成ゴムなどのポリマー材料において、その特性や物性は、ポリマー材料中のポリマーの運動性に影響されことが知られている。特にポリマーの末端は主鎖に比べて運動性が大きく、ポリマー材料の特性や物性に与える影響が大きいことが知られている。
このようななか、特許文献1には、硫黄化合物で末端が変性された硫黄変性クロロプレンゴムが開示され(請求項1)、末端が変性されることで発熱性(エネルギーロス)が低減される旨が記載されている(段落[0014])。
また、非特許文献1にも硫黄変性CR(クロロプレンゴム)のエネルギーロスが小さいことが記載され、その理由として、加硫時に末端が反応し、固定されて、ゴム中で末端の自由な運動が抑制されることが記載されている。
国際公開第2012/070347号
永谷直人、外1名、「動的特性と耐熱性の優れる新規クロロプレンゴム」、東ソー株式会社2014年度版研究・技術報告、第58巻
本発明は、硫黄変性CRと同様、エネルギーを付与することで末端が減少するポリマー、上記ポリマーの製造方法、上記ポリマーの反応により得られるポリマー反応物、および、上記ポリマーの中間体であるポリマー中間体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有するポリマーの末端にニトリルオキシド基を導入することで上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
(1) 主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトリルオキシド基を有するポリマー。
(2) 末端に後述する式(1)で表される基を有する、上記(1)に記載のポリマー。
(3) 重量平均分子量が、1,000〜20,000,000である、上記(1)または(2)に記載のポリマー。
(4) 主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトロ基を有するポリマーである、ポリマー中間体を脱水することで、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のポリマーを製造する、ポリマーの製造方法。
(5) 上記ポリマー中間体が、有機リチウム化合物から調製される開始剤を用いて少なくともジエン系モノマーを含むモノマーを重合し、さらに、ニトロ基を有するエチレン誘導体を用いて重合を停止することで得られるポリマーである、上記(4)に記載のポリマーの製造方法。
(6) 上記開始剤が、有機リチウム化合物および後述する式(D)で表される化合物から調製される開始剤である、上記(5)に記載のポリマーの製造方法。
(7) 上記ポリマー中間体が、有機リチウム化合物から調製される開始剤を用いて少なくともジエン系モノマーを含むモノマーを重合し、その後、メタクリル酸メチル、イソプレンおよび1,3−ブタジエンからなる群より選択されるモノマーを反応させ、さらに、ニトロ基を有するエチレン誘導体を用いて重合を停止することで得られるポリマーである、上記(4)〜(6)のいずれかに記載のポリマーの製造方法。
(8) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載のポリマーまたは上記(4)〜(7)のいずれかに記載のポリマーの製造方法により製造されるポリマーと、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有するポリマーとの反応により得られるポリマー反応物。
(9) 主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトロ基を有するポリマーであって、
有機リチウム化合物から調製される開始剤を用いて少なくともジエン系モノマーを含むモノマーを重合し、さらに、ニトロ基を有するエチレン誘導体を用いて重合を停止することで得られるポリマーである、ポリマー中間体。
以下に示すように、本発明によれば、エネルギーを付与することで末端が十分に減少するポリマー、上記ポリマーの製造方法、上記ポリマーの反応により得られるポリマー反応物、および、上記ポリマーの中間体であるポリマー中間体を提供することができる。
以下に、本発明のポリマー、上記ポリマーの製造方法、上記ポリマーの反応により得られるポリマー反応物、および、上記ポリマーの中間体であるポリマー中間体について説明する。
なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
[ポリマー]
本発明のポリマーは、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトリルオキシド基を有する。
本発明のポリマーはこのような構成をとるため、エネルギーを付与することで末端が十分に減少すると考えられる。その理由は詳細には明らかではないが、末端のニトリルオキシド基と主鎖中の炭素−炭素二重結合との反応性が極めて高いため、エネルギーを付与することで、両者が分子内または分子間で反応し、末端が十分に減少するためと推測される。
本発明のポリマーは、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合(C=C)を有し、かつ、末端にニトリルオキシド基を有するポリマーであれば特に制限されない。すなわち、本発明のポリマーは、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合(C=C)を有するポリマーであって、かつ、末端にニトリルオキシド基を有するものであれば特に制限されない。なお、少なくとも1つの末端にニトリルオキシド基を有すればよい。
〔主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有するポリマー〕
主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合(C=C)を有するポリマーは特に制限されないが、ジエン系ゴムであることが好ましい。
ジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、芳香族ビニル−共役ジエン共重合ゴム(例えば、SBR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(Br−IIR、Cl−IIR)、クロロプレンゴム(CR)などが挙げられる。なかでも、SBR、BR、IRが好ましい。
〔ニトリルオキシド基〕
上記ニトリルオキシド基は下記式(A)で表される基である。ここで、*は結合位置を表す。
〔好適な態様〕
本発明のポリマーは、末端に下記式(B)で表される基を有するのが好ましい。
式(B)中、Aは、ニトリルオキシド基を含む基を表す。Aは下記式(A1)で表される基であることが好ましい。
式(A1)中、Rは、水素原子、または、ヘテロ原子を有してもよい炭化水素基を表す。
上記ヘテロ原子を有してもよい炭化水素基のヘテロ原子としては、例えば、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、リン原子などが挙げられる。
上記ヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、またはこれらを組み合わせた基などが挙げられる。
上記脂肪族炭化水素基は、直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれであってもよい。上記脂肪族炭化水素基の具体例としては、直鎖状または分岐状のアルキル基(特に、炭素数1〜30)、直鎖状または分岐状のアルケニル基(特に、炭素数2〜30)、直鎖状または分岐状のアルキニル基(特に、炭素数2〜30)などが挙げられる。
上記芳香族炭化水素基としては、例えば、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基などの炭素数6〜18のアリール基が挙げられる。
複数あるRは同一であっても、異なってもよい。
式(A1)中、*は結合位置を表す。
式(B)中、Xは、メタクリル酸メチル、イソプレンおよび1,3−ブタジエンからなる群より選択されるモノマーに由来する2価の基を表す。ここで、モノマーに由来する2価の基とは、モノマーの付加反応により形成される2価の基を意図する。例えば、メタクリル酸メチルに由来する2価の基は、下記式(X1)で表される。ここで、*は結合位置を表す。
本発明のポリマーの分子量は特に制限されないが、重量平均分子量(Mw)で1,000〜20,000,000であることが好ましく、10,000〜5,000,000であることがより好ましく、100,000〜2,000,000であることがさらに好ましい。なお、本明細書において、数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)は、以下の条件のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定により得られる標準ポリスチレン換算値とする。
・溶媒:テトラヒドロフラン
・検出器:RI検出器
〔末端の減少〕
本発明のポリマーは、エネルギーを付与することで、末端のニトリルオキシド基と主鎖中の炭素−炭素二重結合とが分子内または分子間で反応し、末端が減少する。このとき、例えば、下記式(P)または(Q)で示されるように、主鎖中の炭素−炭素二重結合とニトリルオキシド基との間で環化付加反応が起こり、五員環を与える。
[ポリマーの製造方法]
本発明のポリマーを製造する方法は特に制限されず、公知の方法を用いることができる。なかでも、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトロ基(−NO)を有するポリマーである、ポリマー中間体を脱水することで製造する方法が好ましい。ポリマー中間体を脱水することでニトロ基がニトリルオキシド基へと変化する。
ポリマー中間体を脱水する方法は特に制限されないが、例えば、ポリマー中間体に硫酸を加えて撹拌する方法などが挙げられる。
〔ポリマー中間体〕
ポリマー中間体は、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合(C=C)を有し、かつ、末端にニトロ基を有するポリマーであれば特に制限されない。すなわち、ポリマー中間体は、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合(C=C)を有するポリマーであって、かつ、末端にニトロ基を有するものであれば特に制限されない。なお、少なくとも1つの末端にニトロ基を有すればよい。
主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合(C=C)を有するポリマーの具体例および好適な態様は、上述した本発明のポリマーにおける主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合(C=C)を有するポリマーと同じである。
ポリマー中間体は、末端に下記式(b)で表される基を有するのが好ましい。
式(b)中、aは、ニトロ基を含む基を表す。aは下記式(a1)で表される基であることが好ましい。
式(a1)中のRの定義、具体例および好適な態様は、上述した式(A1)中のRと同じである。
式(b)中のXの定義、具体例および好適な態様は、上述した式(B)中のXと同じである。
ポリマー中間体の分子量は特に制限されないが、好適な態様は、上述した本発明のポリマーと同じである。
<好適な態様>
ポリマー中間体は、有機リチウム化合物から調製される開始剤を用いて少なくともジエン系モノマーを含むモノマーを重合し、さらに、ニトロ基を有するエチレン誘導体を用いて重合を停止することで得られるポリマーであることが好ましい。
なかでも、有機リチウム化合物から調製される開始剤を用いて少なくともジエン系モノマーを含むモノマーを重合し、その後、メタクリル酸メチル、イソプレンおよび1,3−ブタジエンからなる群より選択されるモノマーを反応させ、さらに、ニトロ基を有するエチレン誘導体を用いて重合を停止することで得られるポリマーであることがより好ましい。
有機リチウム化合物としては、例えば、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、n−プロピルリチウム、iso−プロピルリチウム、ベンジルリチウム等のモノ有機リチウム化合物;1,4−ジリチオブタン、1,5−ジリチオペンタン、1,6−ジリチオヘキサン、1,10−ジリチオデカン、1,1−ジリチオジフェニレン、ジリチオポリブタジエン、ジリチオポリイソプレン、1,4−ジリチオベンゼン、1,2−ジリチオ−1,2−ジフェニルエタン、1,4−ジリチオ−2−エチルシクロヘキサン、1,3,5−トリリチオベンゼン、1,3,5−トリリチオ−2,4,6−トリエチルベンゼン等の多官能性有機リチウム化合物が挙げられる。特に、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウムのモノ有機リチウム化合物が好ましい。
開始剤は、有機リチウム化合物および下記式(D)で表される化合物から調製される開始剤であることが好ましい。このような開始剤を使用することで多官能のポリマー中間体(末端にニトロ基を2個以上有するポリマー中間体)、および、上記ポリマー中間体から得られる多官能のポリマー(末端にニトリルオキシド基を2個以上有するポリマー)を得ることができる。
式(D)中、Rは、アルケニル基(特に炭素数2〜10のアルケニル基)またはイソプロピル基を表す。なかでも、ビニル基(−CH=CH)が好ましい。2つのRは同一であっても、異なってもよい。
上述のとおり、モノマーは少なくともジエン系モノマーを含む。
ジエン系モノマーとしては、例えば、イソプレン、ブタジエンなどが挙げられる。
モノマーはジエン系モノマー以外のモノマーを含んでいてもよい。そのようなモノマーとしては、例えば、芳香族ビニル(例えば、スチレン)、アクリロニトリルなどが挙げられる。
ニトロ基を有するエチレン誘導体としては特に制限されないが、例えば、下記式(N)で表される化合物が挙げられる。
式(N)中、Rは、水素原子、または、ヘテロ原子を有してもよい炭化水素基を表す。Rの具体例は、上述した式(A1)中のRと同じである。3つのRは同一であっても、異なってもよい。
[ポリマー反応物]
本発明のポリマー反応物は、上述した本発明のポリマーと、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有するポリマー(以下、ポリマーPとも言う)との反応により得られるものである。ここで、本発明のポリマーのニトリルオキシド基は、本発明のポリマーおよび/またはポリマーPの主鎖中の炭素−炭素二重結合と反応する。
ポリマーPの具体例および好適な態様は、上述した本発明のポリマーにおける主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合(C=C)を有するポリマーと同じである。
ポリマーPは本発明のポリマーであってもよい。この場合、本発明のポリマー反応物は、本発明のポリマー同士の反応により得られるものである。
[ポリマー中間体]
本発明のポリマー中間体は、上述した本発明のポリマーの中間体であり、上述したポリマー中間体と同じである。
以下、実施例により、本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1:ニトリルオキシド基末端変性SBR1>
(合成例1−1:ニトロ基末端変性SBR1(ポリマー中間体)の合成)
10Lのオートクレーブ中にシクロヘキサン(関東化学製:4.37kg)、テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA、Aldrich製:0.858g,0.00738mol)、スチレン(関東化学製:300g,2.88mol)および1,3−ブタジエン(高千穂化学製:727g,13.4mol)を加えて50℃に加熱した。その後、n−BuLiのヘキサン溶液(関東化学製:1.55mol/L,6mL)を、モノマーを導入したオートクレーブに投入し、50℃で3時間攪拌した。その後、メタクリル酸メチル(関東化学製:1.75g,17.5mmol)を加えて50℃で2時間攪拌した。さらに、1,1−ジフェニル−2−ニトロエチレン(2.10g,9.3mmol)のTHF溶液(10mL)を加えて50℃で10時間攪拌した後、メタノール(関東化学製:10mL)を投入し、重合を停止した。得られたポリマー溶液を取り出し、減圧下で濃縮した。その濃縮溶液をメタノール(6.5kg)に流し込み、メタノール不溶成分を分離した。その結果、一方の末端に下記式(b1)で表される基を有するSBR(935g,Mn=286,000,PDI(多分散度:Mw/Mn)=1.3)を91%の収率で得た。得られたSBRをニトロ基末端変性SBR1とする。
式(b1)中、Xは、メタクリル酸メチルに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトロ基末端変性SBR1のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.6−7.0(br),7.0−6.2(br),6.2−6.1(br),5.9−5.8(br),5.8−4.8(br),4.8−4.5(br),2.7−0.7(br).
ここで、(br)はピークがブロードであることを意味する。
なお、1,1−ジフェニル−2−ニトロエチレンは、以下のとおり合成した。
ニトロメタン(Aldrich製:6.31g,0.103mmol)にベンゾフェノンイミン(Aldrich製:4.49g,24.8mmol)を溶解し、還流条件下3時間攪拌した。冷却後、揮発成分を減圧留去した。その残渣を酢酸エチル(関東化学製:20mL)に溶解し、その溶液をフラッシュカラムに通した。フラッシュカラムを通した溶液から揮発成分を減圧留去し、固体成分を得た。その固体成分をアセトン(関東化学製:10mL)に溶解し、その溶液をヘキサンに滴下すると、結晶が析出した。ろ過にすることによって結晶を集め、再結晶で精製した。その結果、目的とする1,1−ジフェニル−2−ニトロエチレン(2.99g,13.3mmol)を54%の収率で得た。
1,1−ジフェニル−2−ニトロエチレンのH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.48−7.35(m,6H),7.30−7.20(5H).
(合成例1−2:ニトリルオキシド基末端変性SBR1の合成)
得られたニトロ基末端変性SBR1(933g,Mn=286,000,PDI=1.3)をTHF(関東化学製:1L)に溶解し、その溶液に硫酸(関東化学製:110g,1.12mol)を加えて0℃で5時間攪拌した。その溶液をメタノール(関東化学製:6.5kg)中に滴下し、メタノール不溶成分を分離した。得られたメタノール不溶成分をpHが7になるまで中和し、揮発成分を減圧留去した。その結果、一方の末端に下記式(B1)で表される基を有するSBR(905g,Mn=301,000,PDI=1.5)を97%の収率で得た。得られたSBRをニトリルオキシド基末端変性SBR1とする。
式(B1)中、Xは、メタクリル酸メチルに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトリルオキシド基末端変性SBR1のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.5−7.0(br),7.0−6.3(br),6.2−6.1(br),6.0−5.8(br),5.8−4.8(br),4.8−4.5(br),2.7−0.6(br).
<実施例2:多官能ニトリルオキシド基末端変性SBR2>
(合成例2−1:多官能ニトロ基末端変性SBR2(ポリマー中間体)の合成)
10Lのオートクレーブ中にシクロヘキサン(関東化学製:4.37kg)、テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA、Aldrich製:0.858g,0.00738mol)、スチレン(関東化学製:300g,2.88mol)および1,3−ブタジエン(高千穂化学製:727g,13.4mol)に加えて50℃に加熱した。一方、重合に用いる開始剤は次のように合成した。シクロヘキサン(13mL)、ジビニルベンゼン(和光純薬製:0.731g,0.00561mol)、2,2−ジ(2−テトラヒドロフリル)プロパン(TCI製:0.689g,0.00374mol)およびn−BuLiのヘキサン溶液(関東化学製:1.55mol/L,12mL)を室温で加え、1時間攪拌した。その開始剤溶液(15mL)を、モノマーを導入したオートクレーブに投入し、50℃で3時間攪拌した。その後、メタクリル酸メチル(関東化学製:1.67g,16.7mmol)を加えて50℃で2時間攪拌した。さらに、1,1−ジフェニル−2−ニトロエチレン(2.04g,9.1mmol)のTHF(関東化学製:10mL)溶液を加えて50℃で10時間攪拌した後、メタノール(関東化学製:10mL)を投入し、重合を停止した。得られたポリマー溶液を取り出し、減圧下で濃縮した。その濃縮溶液をメタノール(6.5kg)に流し込み、メタノール不溶成分を分離した。その結果、末端に上述した式(b1)で表される基を有するSBR(945g,Mn=245,000,PDI=1.2)を92%の収率で得た。得られたSBRを多官能ニトロ基末端変性SBR2とする。
多官能ニトロ基末端変性SBR2のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.5−7.0 (br), 7.0−6.3 (br), 6.2−6.1 (br), 5.9−5.8 (br), 5.8−4.8 (br), 4.8−4.5 (br), 2.7−0.7 (br).
(合成例2−2:多官能ニトリルオキシド基末端変性SBR2の合成)
得られた多官能ニトロ基末端変性SBR2(940g,Mn=245,000,PDI=1.2)をTHF(関東化学製:1L)に溶解し、その溶液に硫酸(関東化学製:113g,1.15mol)を加えて0℃で5時間攪拌した。その溶液をメタノール(関東化学製:6.5kg)中に滴下し、メタノール不溶成分を分離した。得られたメタノール不溶成分をpHが7になるまで中和し、揮発成分を減圧留去した。その結果、末端に上述した式(B1)で表される基を有するSBR(855g,Mn=216,000,PDI=1.9)を91%の収率で得た。得られたSBRを多官能ニトリルオキシド基末端変性SBR2とする。
多官能ニトリルオキシド基末端変性SBR2のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.6−7.0(br),7.0−6.2(br),6.2−6.0(br),5.9−5.8(br),5.8−4.8(br),4.8−4.4(br),2.7−0.6(br).
<実施例3:ニトリルオキシド基末端変性BR3>
(合成例3−1:ニトロ基末端変性BR3(ポリマー中間体)の合成)
シクロヘキサン(関東化学製:7mL)に2,2−ジ(2−テトラヒドロフリル)プロパン(TCI製:0.325g,1.76mmol)およびn−BuLiのヘキサン溶液(関東化学製:1.55mol/L,2mL)を加えて攪拌した。その開始剤溶液に1,3−ブタジエンのヘキサン溶液(Aldrich製:15wt.%,35.1g)を加え、室温で3時間攪拌した。2,2−ジフェニル−1−ニトロエチレン(1.11g,4.9mmol)のTHF(関東化学製:7mL)溶液を加えて、室温で4時間攪拌した。最後に、メタノール(関東化学製:5mL)を加えて重合を停止した。得られたポリマー溶液を取り出し、減圧下で濃縮した。その濃縮溶液をメタノール(関東化学製:400mL)に流し込み、メタノール不溶成分を分離した。その結果、一方の末端に下記式(b2)で表される基を有するBR(4.69g,Mn=3,540,PDI=1.1)を89%の収率で得た。得られたBRをニトロ基末端変性BR3とする。
式(b2)中、Xは、1,3−ブタジエンに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトロ基末端変性BR3のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.2−7.1(br),5.9−5.7(br),5.7−5.2(br),5.0−4.8(br),4.8−4.5(br),2.4−1.8(br),1.8−1.5(br),1.5−1.0(br).
(合成例3−2:ニトリルオキシド基末端変性BR3の合成)
得られたニトロ基末端変性BR3(5:4.41g,Mn=3,540,PDI=1.1)をTHF(関東化学製:30mL)に溶解し、その溶液に硫酸(関東化学製:5.14g,52.4mmol)を加えて0℃で5時間攪拌した。その溶液をメタノール(関東化学製:400mL)中に滴下し、メタノール不溶成分を分離した。得られたメタノール不溶成分をpHが7になるまで中和し、揮発成分を減圧留去した。その結果、一方の末端に下記式(B2)で表される基を有するBR(3.79g,Mn=3,850,PDI=1.2)を86%の収率で得た。得られたBRをニトリルオキシド基末端変性BR3とする。
式(B2)中、Xは、1,3−ブタジエンに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトリルオキシド基末端変性BR3のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.2−7.1(br),5.9−5.8(br),5.8−5.2(br),5.0−4.8(br),2.2−1.8(br),1.5−1.4(br),1.4−1.0(br).
<実施例4:ニトリルオキシド基末端変性IR4>
(合成例4−1:ニトロ基末端変性IR4(ポリマー中間体)の合成)
シクロヘキサン(関東化学製:7mL)に2,2−ジ(2−テトラヒドロフリル)プロパン(TCI製:0.370g,2.01mmol)およびn−BuLiのヘキサン溶液(関東化学製:1.55mol/L,2mL)を加えて攪拌した。その開始剤溶液にイソプレン(関東化学製:5.08g,74.6mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。2,2−ジフェニル−1−ニトロエチレン(1.86g,8.3mmol)のTHF(関東化学製:7mL)溶液を加えて、室温で4時間攪拌した。最後に、メタノール(関東化学製:5mL)を加えて重合を停止した。得られたポリマー溶液を取り出し、減圧下で濃縮した。その濃縮溶液をメタノール(400mL)に流し込み、メタノール不溶成分を分離した。その結果、一方の末端に下記式(b3)で表される基を有するIR(4.83g,Mn=4,240,PDI=1.1)を95%の収率で得た。得られたIRをニトロ基末端変性IR4とする。
式(b3)中、Xは、イソプレンに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトロ基末端変性IR4のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.2−7.1(br),5.9−5.6(br),5.8−5.2(br),5.2−4.9(br),4.9−4.5(br),2.4−1.8(br),1.8−1.5(br),1.5−1.0(br),1.0−0.8(br).
(合成例4−2:ニトリルオキシド基末端変性IR4の合成)
得られたニトロ基末端変性IR4(4.61g,Mn=4,240,PDI=1.1)をTHF(関東化学製:30mL)に溶解し、その溶液に硫酸(関東化学製:5.09g,51.9mmol)を加えて0℃で5時間攪拌した。その溶液をメタノール(関東化学製:400mL)中に滴下し、メタノール不溶成分を分離した。得られたメタノール不溶成分をpHが7になるまで中和し、揮発成分を減圧留去した。その結果、一方の末端に下記式(B3)で表される基を有するIR(4.06g,Mn=5,040,PDI=1.2)を88%の収率で得た。得られたIRをニトリルオキシド基末端変性IR4とする。
式(B3)中、Xは、イソプレンに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトリルオキシド基末端変性IR4のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.3−7.1(br),6.0−5.8(br),5.8−5.2(br),5.2−4.9(br),4.9−4.4(br),2.5−1.8(br),1.8−1.5(br),1.5−1.0(br),1.0−0.6(br).
<実施例5:ニトリルオキシド基末端変性BR5>
(合成例5−1:ニトロ基末端変性BR5(ポリマー中間体)の合成)
シクロヘキサン(関東化学製:7mL)に2,2−ジ(2−テトラヒドロフリル)プロパン(TCI製:0.365g,1.98mmol)およびn−BuLiのヘキサン溶液(関東化学製:1.60mol/L,2mL)を加えて攪拌した。その開始剤溶液に1,3−ブタジエンのヘキサン溶液(Aldrich製:15wt.%,31.1g)を加え、室温で3時間攪拌した。trans−β−ニトロスチレン(Aldrich製:1.02g,6.8mmol)のTHF(関東化学製:7mL)溶液を加えて、室温で4時間攪拌した。最後に、メタノール(関東化学製:5mL)を加えて重合を停止した。得られたポリマー溶液を取り出し、減圧下で濃縮した。その濃縮溶液をメタノール(400mL)に流し込み、メタノール不溶成分を分離した。その結果、一方の末端に下記式(b4)で表される基を有するBR(4.19g,Mn=3,370,PDI=1.2)を90%の収率で得た。得られたBRをニトロ基末端変性BR5とする。
式(b4)中、Xは、1,3−ブタジエンに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトロ基末端変性BR5のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.3−7.1(br),6.0−5.7(br),5.7−5.2(br),5.0−4.8(br),4.8−4.5(br),2.4−1.8(br),1.8−1.5(br),1.5−1.0(br).
(合成例5−2:ニトリルオキシド基末端変性BR5の合成)
得られたニトロ基末端変性BR5(3.86g,Mn=3,370,PDI=1.2)をTHF(関東化学製:30mL)に溶解し、その溶液に硫酸(関東化学製:4.88g,49.8mmol)を加えて0℃で5時間攪拌した。その溶液をメタノール(関東化学製:400mL)中に滴下し、メタノール不溶成分を分離した。得られたメタノール不溶成分をpHが7になるまで中和し、揮発成分を減圧留去した。その結果、一方の末端に下記式(B4)で表される基を有するBR(3.52g,Mn=3,260,PDI=1.2)を91%の収率で得た。得られたBRをニトリルオキシド基末端変性BR5とする。
式(B4)中、Xは、1,3−ブタジエンに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトリルオキシド基末端変性BR10のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.3−7.0(br),6.0−5.7(br),5.7−5.1(br),5.1−4.8(br),4.8−4.4(br),2.5−1.8(br),1.8−1.5(br),1.5−0.8(br).
<実施例6:ニトリルオキシド基末端変性IR6>
(合成例6−1:ニトロ基末端変性IR6(ポリマー中間体)の合成)
シクロヘキサン(関東化学製:7mL)に2,2−ジ(2−テトラヒドロフリル)プロパン(TCI製:0.302g,1.64mmol)およびn−BuLiのヘキサン溶液(関東化学製:1.60mol/L,2mL)を加えて攪拌した。その開始剤溶液にイソプレン(関東化学製:6.07g,89.1mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。trans−β−ニトロスチレン(Aldrich製:1.03g,6.89mmol)のTHF(関東化学製:7mL)溶液を加えて、室温で4時間攪拌した。最後に、メタノール(関東化学製:5mL)を加えて重合を停止した。得られたポリマー溶液を取り出し、減圧下で濃縮した。その濃縮溶液をメタノール(関東化学製:400 mL)に流し込み、メタノール不溶成分を分離した。その結果、一方の末端に下記式(b5)で表される基を有するIR(5.65g,Mn=3,580,PDI=1.2)を93%の収率で得た。得られたIRをニトロ基末端変性IR6とする。
式(b5)中、Xは、イソプレンに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
ニトロ基末端変性IR6のH−NMR(CDCl,20℃):δ=7.2−7.1(br),5.9−5.7(br),5.8−5.2(br),5.2−4.9(br),4.9−4.5(br),2.3−1.8(br),1.8−1.5(br),1.5−1.0(br),1.0−0.8(br).
(合成例6−2:ニトリルオキシド基末端変性IR6の合成)
得られたニトロ基末端変性IR6(5.11g,Mn=3,580,PDI=1.2)をTHF(関東化学製:30mL)に溶解し、その溶液に硫酸(関東化学製:5.34g,54.4mmol)を加えて0℃で5時間攪拌した。その溶液をメタノール(関東化学製:400mL)中に滴下し、メタノール不溶成分を分離した。得られたメタノール不溶成分をpHが7になるまで中和し、揮発成分を減圧留去した。その結果、一方の末端に下記式(B5)で表される基を有するIR(12:4.39g,Mn=3,480,PDI=1.2)を86%の収率で得た。得られたIRをニトリルオキシド基末端変性IR6とする。
式(B5)中、Xは、イソプレンに由来する2価の基を表す。*は、結合位置を表す。
<評価>
実施例1〜6のニトリルオキシド基末端変性ポリマーを、それぞれ140℃で加熱しながら混合して、末端のニトリルオキシド基と主鎖中の炭素−炭素二重結合とを反応させた。
加熱後のポリマーについてそれぞれNMRを測定したところ、ニトリルオキシド基に由来するピークが消失し、その代わりに、五員環に由来するピークが観測された。このことは、ほとんどのニトリルオキシド末端が主鎖中の炭素−炭素二重結合と反応したことを意味する。
上記評価から分かるように、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトリルオキシド基を有するポリマーである実施例1〜6は、いずれもエネルギーを付与することで末端が十分に減少した。

Claims (9)

  1. 主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトリルオキシド基を有するポリマー。
  2. 末端に下記式(1)で表される基を有する、請求項1に記載のポリマー。

    式(1)中、Aは、ニトリルオキシド基を含む基を表す。Xは、メタクリル酸メチル、イソプレンおよび1,3−ブタジエンからなる群より選択されるモノマーに由来する2価の基を表す。
  3. 重量平均分子量が、1,000〜20,000,000である、請求項1または2に記載のポリマー。
  4. 主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトロ基を有するポリマーである、ポリマー中間体を脱水することで、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリマーを製造する、ポリマーの製造方法。
  5. 前記ポリマー中間体が、有機リチウム化合物から調製される開始剤を用いて少なくともジエン系モノマーを含むモノマーを重合し、さらに、ニトロ基を有するエチレン誘導体を用いて重合を停止することで得られるポリマーである、請求項4に記載のポリマーの製造方法。
  6. 前記開始剤が、有機リチウム化合物および下記式(D)で表される化合物から調製される開始剤である、請求項5に記載のポリマーの製造方法。

    式(D)中、Rは、アルケニル基またはイソプロピル基を表す。2つのRは同一であっても、異なってもよい。
  7. 前記ポリマー中間体が、有機リチウム化合物から調製される開始剤を用いて少なくともジエン系モノマーを含むモノマーを重合し、その後、メタクリル酸メチル、イソプレンおよび1,3−ブタジエンからなる群より選択されるモノマーを反応させ、さらに、ニトロ基を有するエチレン誘導体を用いて重合を停止することで得られるポリマーである、請求項4〜6のいずれか1項に記載のポリマーの製造方法。
  8. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリマーまたは請求項4〜7のいずれかの1項に記載のポリマーの製造方法により製造されるポリマーと、主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有するポリマーとの反応により得られるポリマー反応物。
  9. 主鎖中に1つ以上の炭素−炭素二重結合を有し、かつ、末端にニトロ基を有するポリマーであって、
    有機リチウム化合物から調製される開始剤を用いて少なくともジエン系モノマーを含むモノマーを重合し、さらに、ニトロ基を有するエチレン誘導体を用いて重合を停止することで得られるポリマーである、ポリマー中間体。
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