JP2016203121A - ガスクーラの洗浄排水処理方法と装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】最低限の設備構成、低コストで、石灰石の反応性を低下させることなく、ガスクーラの洗浄排水を脱硫装置において処理して脱硫装置の継続的な運転を可能にする方法を提供すること。
【解決手段】脱硫装置1の前段の排ガス流路に排ガス熱回収器2を配置した排煙脱硫システムであって、熱回収器2の洗浄排水は石灰石スラリタンク7内で大過剰の石灰石によって中和されて洗浄排水中の石炭灰から溶出するAl成分を固体化する。このとき、石灰石スラリ中にはフッ素成分は含まれておらず、熱回収器2の洗浄排水を石灰石スラリタンク7に供給しても石灰石のマスキングが発生することはない。また、熱回収器2の洗浄排水は石灰石スラリタンク7で中和されているため、脱硫装置1にタンク7内の石灰石スラリを供給した時も吸収液の局部的なpH低下は起こらず、脱硫吸収液中でのAl成分とフッ素成分の反応も抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】脱硫装置1の前段の排ガス流路に排ガス熱回収器2を配置した排煙脱硫システムであって、熱回収器2の洗浄排水は石灰石スラリタンク7内で大過剰の石灰石によって中和されて洗浄排水中の石炭灰から溶出するAl成分を固体化する。このとき、石灰石スラリ中にはフッ素成分は含まれておらず、熱回収器2の洗浄排水を石灰石スラリタンク7に供給しても石灰石のマスキングが発生することはない。また、熱回収器2の洗浄排水は石灰石スラリタンク7で中和されているため、脱硫装置1にタンク7内の石灰石スラリを供給した時も吸収液の局部的なpH低下は起こらず、脱硫吸収液中でのAl成分とフッ素成分の反応も抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、火力発電プラントより発生する排水の処理方法に関わり、特に高温、低pHとなるガスクーラの洗浄排水を脱硫吸収塔に流入させる場合において、脱硫剤として使用する石灰石の反応性を低下させることなくガスクーラの洗浄排水を処理する方法と装置に関するものである。
火力発電プラントの排ガス処理システムは脱硝装置、集塵装置、脱硫装置などから構成され、排ガス熱の有効利用や湿式脱硫装置での水消費量削減のため、ガスクーラが設置される。ガスクーラでは、伝熱管を介して冷却水と排ガス間の熱交換が行われる。
ボイラから排出される排ガス中には、燃料中の硫黄分の含有量に応じた硫黄酸化物が含まれている。硫黄酸化物の大半はSO2であるが、一部はボイラ内での酸化や脱硝装置の触媒上での酸化によってSO3となる。このSO3はガス状でガスクーラに導入されるが、ガスクーラ内での排ガス温度低下により凝縮して硫酸ミストとなり、その一部はガスクーラの伝熱管上に付着する。
ボイラから排出される排ガス流路に配置される除塵装置の前段の排ガス流路にガスクーラが設置される低低温EPシステムでは、ガスクーラに導入される排ガス中の煤塵が高濃度であり、ガスクーラ内の伝熱管に付着する灰量も多く、灰中のアルカリ成分によって伝熱管に付着したSO3ミストが中和される。
しかし、ボイラ燃料として重油を用いた場合や除塵装置の後段側の排ガス流路にガスクーラを設置する場合には、ガスクーラに導入される排ガス中の煤塵濃度は低く、ガスクーラ内の伝熱管に付着する灰量が少なくなり、灰中のアルカリ成分によるSO3の中和は期待できない。
ガスクーラの伝熱管に付着した灰や硫酸ミストは、スートブローや水スプレにより洗浄される。特に、前述したようにガスクーラでの排ガス中の煤塵濃度が低く、伝熱管に付着した硫酸ミストが灰中のアルカリで中和できない場合は、伝熱管への硫酸ミストの付着性が強いため、水スプレで伝熱管を洗浄し、洗浄排水は脱硫吸収塔に補給水として流入させることもある(特許文献1)。
このとき、洗浄排水は100℃程度の伝熱管との接触により高温となり、伝熱管に付着している硫酸ミストによってpHが低下する。伝熱管の洗浄頻度は数分間の水スプレを1日に数回実施するため、大量の洗浄排水が間欠的だが、装置稼働中は常に発生することになる。
図5は従来の技術を用いた湿式脱硫装置でのガスクーラ洗浄排水の処理方法を示す図であり、湿式脱硫装置(脱硫吸収塔)1の前流側の排ガス流路に配置される熱回収器(ガスクーラ)2の洗浄排水を湿式脱硫装置1に供給している。湿式脱硫装置1には脱硫剤として石灰石スラリを供給している。石灰石スラリは、石灰石サイロ4からの石灰石を湿式ボールミル5で粉砕し、一旦、石灰石スラリタンク7に溜めた後、順次湿式脱硫装置1に供給される。なお、熱回収器2と湿式脱硫装置1出口の排ガス流路に設けた排ガス再熱器3の間で熱媒により熱交換が行われている。
ここで、湿式脱硫装置1の運転中に発生する問題の一つに石灰石の反応性が低下する現象がある。これは、脱硫吸収液中で、排ガスとの気液接触により吸収されたフッ素成分(F)と湿式脱硫装置1に流入する石炭灰から溶出したアルミニウム成分(Al)が反応し、不溶物の化合物が生成して石灰石表面をマスキングすることで発生すると考えられている。この石灰石の反応性低下現象は、例えば、湿式脱硫装置1の上流に設置される除塵装置の不調により、フライアッシュが大量に湿式脱硫装置1に流入した場合に認められることがある。
また、本発明で対象としているガスクーラ2の洗浄排水を脱硫吸収液に流入させる場合においては、該洗浄排水が低pHであるため、脱硫吸収塔1の下部に設けられた循環タンク内で局部的に脱硫吸収液のpHを低下させ、脱硫剤として供給されている石灰石によってpHが回復しながら循環タンク全体へ拡散していくこととなるが、このとき、ガスクーラ2の洗浄排水にはアルミニウム成分が溶解した状態で含まれていることに加えて、低pH洗浄排水の流入によって脱硫吸収液のpHが低下し、脱硫吸収液中のCaF2の溶解によって、アルミニウム成分とフッ素成分の反応が起こりやすくなり、石灰石の反応性低下が助長される。
このような石灰石の反応性低下が起こった場合、従来は排水処理で使用するNaOHやCa(OH)2のようなアルカリ剤12を溜めたアルカリ剤添加装置11を予備として設置し、湿式脱硫装置(脱硫吸収塔)1へアルカリ剤12を添加して強制的にpHを上げて溶出するアルミニウム成分を析出させることで石灰石の反応性低下を解消していた。
しかし、このような従来の方法では、除塵装置の不調などによる一時的な湿式脱硫装置1へのフライアッシュの大量流入に起因する石灰石の反応性低下に対しては効果が得られるものの、特許文献1に記載されているようにガスクーラ洗浄排水を湿式脱硫装置(脱硫吸収塔)1で受入れる場合の恒久的な対策とはならない。また、アルカリ剤添加装置11の設備費用が必要となるだけでなく、NaOHやCa(OH)2のコストも必要である。
ガスクーラ(排ガス熱回収器)2の洗浄排水を湿式脱硫装置(脱硫吸収塔)1に流入させる場合、洗浄排水中に含まれる石炭灰から溶出するアルミニウム成分とガス吸収によって除去されるフッ素成分が連続的に湿式脱硫装置(脱硫吸収塔)1に流入することになり、従来の方法では十分な恒久対策とはならない。
一旦、石灰石の反応性低下が起こると、脱硫吸収液のpHの制御が不能となり、湿式脱硫装置1の脱硫性能が低下するだけでなく、湿式脱硫装置(脱硫吸収塔)1の継続的な運転に支障をきたすことになる。
本発明の課題は、最低限の設備構成、低コストで、石灰石の反応性を低下させることなく、ガスクーラの洗浄排水を処理して湿式脱硫装置の継続的な運転を可能にするガスクーラの洗浄排水の処理方法と装置を提供することにある。
上記本発明の課題は、次のような手段により解決される。
請求項1記載の発明は、燃焼排ガスをガスクーラ(2)で冷却した後に前記排ガス中の硫黄酸化物を脱硫吸収塔(1)内で噴霧脱硫剤と気液接触させて除去する方法において、ガスクーラ(2)の洗浄を洗浄水で行い、得られたガスクーラ洗浄排水を燃焼排ガス中の硫黄酸化物を脱硫する前のスラリ状の石灰石又は微粉石灰石からなる脱硫剤により中和することを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理方法である。
請求項1記載の発明は、燃焼排ガスをガスクーラ(2)で冷却した後に前記排ガス中の硫黄酸化物を脱硫吸収塔(1)内で噴霧脱硫剤と気液接触させて除去する方法において、ガスクーラ(2)の洗浄を洗浄水で行い、得られたガスクーラ洗浄排水を燃焼排ガス中の硫黄酸化物を脱硫する前のスラリ状の石灰石又は微粉石灰石からなる脱硫剤により中和することを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理方法である。
請求項2記載の発明は、ガスクーラ(2)の洗浄排水と混合する前記脱硫剤の量は、混合後のガスクーラ洗浄排水のpHに基づき行うことを特徴とする請求項1記載のガスクーラの洗浄排水処理方法である。
請求項3記載の発明は、前記ガスクーラ(2)の洗浄排水と脱硫剤の混合物を連続的に脱硫吸収塔(1)へ供給することを特徴とする請求項1又は2記載のガスクーラの洗浄排水処理方法である。
請求項4記載の発明は、ガスクーラ(2)の洗浄排水を脱硫剤により中和した後に洗浄排水と脱硫剤の混合物に含まれる固体を分離して脱硫吸収塔(1)へ連続的に供給することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガスクーラの洗浄排水処理方法である。
請求項5記載の発明は、燃焼排ガスを冷却するガスクーラ(2)と、該ガスクーラ(2)で冷却された燃焼排ガスを脱硫するためのスラリ状の石灰石からなる脱硫剤を貯留する脱硫剤貯留タンク(7)と、石灰石を粉砕する石灰石粉砕ミル(5)と、脱硫剤貯留タンク(7)から第1脱硫剤供給経路(14)を経由して供給される前記脱硫剤を含む脱硫吸収液を噴霧して燃焼排ガスと気液接触させる脱硫吸収塔(1)を備え、さらに、ガスクーラ(2)を洗浄水で洗浄した洗浄排水を貯留する洗浄排水タンク(9)と、該洗浄排水タンク(9)に前記石灰石粉砕ミル(5)から又は脱硫剤貯留タンク(7)から脱硫剤をpHを調節しながら供給する第3脱硫剤供給経路(16)と、洗浄排水タンク(9)から脱硫吸収塔(1)にガスクーラ洗浄排水と脱硫剤の混合物を供給する第2脱硫剤供給経路(15)を備えたことを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理装置である(図2参照)。
請求項6記載の発明は、pHを調節後の洗浄排水タンク(9)から排出するスラッジを分離する固液分離器(図示せず)を洗浄排水タンク(9)内に、もしくは洗浄排水タンク(9)とは別途設けたことを特徴とする請求項5記載のガスクーラの洗浄排水処理装置である。
請求項7記載の発明は、燃焼排ガスを冷却するガスクーラ(2)と、該ガスクーラ(2)で冷却された燃焼排ガスを脱硫するためのスラリ状の石灰石又は微粉石灰石からなる脱硫剤を貯留する脱硫剤貯留タンク(7)と、該脱硫剤貯留タンク(7)から第1脱硫剤供給経路(14)を経由して供給される前記脱硫剤を含む脱硫吸収液を噴霧して燃焼排ガスと気液接触させる脱硫吸収塔(1)を備え、さらに、ガスクーラ(2)を洗浄水で洗浄した洗浄排水を脱硫剤貯留タンク(7)に供給する洗浄排水供給経路(8)を備えたことを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理装置である(図1、図3参照)。
請求項8記載の発明は、燃焼排ガスを冷却するガスクーラ(2)と、該ガスクーラ(2)で冷却された燃焼排ガスを脱硫するための微粉石灰石を貯留した微粉石灰石サイロ(4)と、該微粉石灰石サイロ(4)から第1脱硫剤供給経路(14)を経由して供給される微粉石灰石を脱硫剤として噴霧して燃焼排ガスと気液接触させる脱硫吸収塔(1)を備え、さらに、ガスクーラ(2)を洗浄水で洗浄した洗浄排水を貯留する洗浄排水タンク(9)と、該洗浄排水タンク(9)にpHを調節しながら微粉石灰石サイロ(4)から微粉石灰石を供給する第3脱硫剤供給経路(16)を設け、さらに洗浄排水タンク(9)から洗浄排水と微粉石灰石の混合物を脱硫吸収塔(1)に供給する第2脱硫剤供給経路(15)を備えたことを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理装置である(図4参照)。
請求項9記載の発明は、pHを調節後の洗浄排水タンク(9)から排出するスラッジを分離する固液分離器(図示せず)を洗浄排水タンク(9)内に、もしくは洗浄排水タンク(9)とは別途設けたことを特徴とする請求項8記載のガスクーラの洗浄排水処理装置である。
(作用)
排煙脱硫装置(脱硫吸収塔)(1)において脱硫剤として使用する石灰石でガスクーラ(2)の洗浄排水を処理することで、従来石灰石の反応性が低下した際に脱硫吸収液に添加していた比較的高価なNaOHやCa(OH)2のようなアルカリ剤添加装置の設置が不要となる。
排煙脱硫装置(脱硫吸収塔)(1)において脱硫剤として使用する石灰石でガスクーラ(2)の洗浄排水を処理することで、従来石灰石の反応性が低下した際に脱硫吸収液に添加していた比較的高価なNaOHやCa(OH)2のようなアルカリ剤添加装置の設置が不要となる。
石灰石で洗浄排水のpHを上げることにより、ガスクーラ洗浄排水中に含まれる石炭灰から溶出するアルミニウム成分は固体として固定化され、また、ガスクーラ洗浄排水を脱硫吸収塔に供給したときに局部的な吸収液pHの低下も起こらず、脱硫吸収液中に含まれるCaF2の溶解も起こりにくいため、ガスクーラ(2)の洗浄排水中のアルミニウム成分と脱硫吸収液中のフッ素成分は反応することがなく、石灰石マスキングを予防することができる。
このように脱硫剤として使用する石灰石を用いてガスクーラ(2)の洗浄排水を連続的に処理することで、アルミニウム成分とフッ素成分による石灰石の反応性低下を恒常的に予防することが可能となる。
このように脱硫剤として使用する石灰石を用いてガスクーラ(2)の洗浄排水を連続的に処理することで、アルミニウム成分とフッ素成分による石灰石の反応性低下を恒常的に予防することが可能となる。
請求項1、5、7及び8記載の発明によれば、石灰石でガスクーラ(2)の洗浄排水を処理することで石灰石により洗浄排水のpHを上げてガスクーラ洗浄排水中の石炭灰から溶出するアルミニウム成分(Al)が固体として固定され、ガスクーラ洗浄排水を石灰石とともに脱硫吸収塔(1)に供給しても局部的な吸収液のpH低下が起こらず、脱硫吸収液中に含まれるCaF2の溶解も起こりにくいためアルミニウムとフッ素の反応も起こらず、石灰石マスキングを予防できる。
また、従来石灰石の反応性が低下した際に脱硫吸収液に添加していた比較的高価なNaOHやCa(OH)2のようなアルカリ剤添加装置の設置が不要となる。
また、従来石灰石の反応性が低下した際に脱硫吸収液に添加していた比較的高価なNaOHやCa(OH)2のようなアルカリ剤添加装置の設置が不要となる。
請求項2、5及び8記載の発明によれば、燃焼排ガスの脱硫処理に使用する大量にある脱硫剤の一部をpHを調整しながらガスクーラ(2)の洗浄排水の中和に用いることで、脱硫剤の無駄使いを避けながら、ガスクーラ(2)の洗浄排水も燃焼排ガスの脱硫に利用することができる。
請求項3、5、7及び8記載の発明によれば、ガスクーラ(2)の洗浄排水を脱硫剤で中和し、洗浄排水と脱硫剤の混合物を連続的に脱硫吸収塔(1)に供給することでアルミニウムとフッ素による石灰石の反応性低下を恒常的に予防できる。
請求項4、6及び9記載の発明によれば、ガスクーラ(2)から洗浄排水が持ち込む煤塵や、洗浄排水の脱硫剤での中和により発生するスラッジまたは石炭灰から溶出するアルミニウム成分を固体として固定化させて固液分離することで脱硫吸収液中に流入する煤塵などの不純物量が低減でき、脱硫吸収塔での副生石膏の純度を向上させることができる。
本発明の一実施例を図面と共に説明する。従来技術と共通する構成、作用については前述の通りである。
図1は本発明を適用したガスクーラ洗浄排水処理システムの一実施例を示す図である。このガスクーラ洗浄排水処理システムでは、湿式脱硫装置1の前段の排ガス流路に排ガス熱回収器2を設置している。この排ガス熱回収器2で回収した排ガス熱は、湿式脱硫装置1の後段に設置した排ガス再加熱器3で排ガスの再加熱に利用されている。
図1は本発明を適用したガスクーラ洗浄排水処理システムの一実施例を示す図である。このガスクーラ洗浄排水処理システムでは、湿式脱硫装置1の前段の排ガス流路に排ガス熱回収器2を設置している。この排ガス熱回収器2で回収した排ガス熱は、湿式脱硫装置1の後段に設置した排ガス再加熱器3で排ガスの再加熱に利用されている。
この排ガス処理システムでは、ガスクーラと同様に排ガス熱を回収する装置として、湿式脱硫装置1の前段の排ガス流路に排ガス熱回収器2を設置している。また、石灰石は、石灰石サイロ4に貯留されており、石灰石サイロ4から湿式ボールミル5に送られ、工業用水6と混合して粉砕され、石灰石スラリタンク(脱硫剤貯留タンク)7へ供給される。石灰石スラリタンク7内の石灰石スラリは湿式脱硫装置1に供給され、排ガスの脱硫に使用される。
排ガス熱回収器2の洗浄排水は石灰石スラリタンク7に供給され、石灰石スラリタンク7内の大過剰の石灰石によって中和されることになる。石灰石スラリの中和によって、洗浄排水中の石炭灰から溶出したアルミニウム成分は固体化する。このとき、石灰石スラリ中にはフッ素成分は含まれておらず、洗浄排水を石灰石スラリタンク7に供給しても石灰石のマスキングが発生することはない。また、洗浄排水は石灰石スラリタンク7で中和されているため、第1脱硫剤供給経路14から湿式脱硫装置1に供給した時も脱硫吸収液の局部的なpH低下は起こらず、脱硫吸収液中でのアルミニウム成分とフッ素成分の反応も抑制することができる。
本発明の他の実施例について図2を用いて説明する。
図2に示す実施例の排ガス処理システムでは、湿式脱硫装置1の前段の排ガス流路に排ガス熱回収器2を設置し、この排ガス熱回収器2で回収した排ガス熱は、湿式脱硫装置1の後段に設置した排ガス再加熱器3で排ガスの再加熱に利用される。また、石灰石サイロ4に貯留されている石灰石は、石灰石サイロ4から湿式ボールミル5に送られ、工業用水6と混合され、粉砕され、石灰石スラリタンク(脱硫剤貯留タンク)7へ供給される。石灰石スラリタンク7内の石灰石スラリは第1脱硫剤供給経路14から湿式脱硫装置1に供給され、排ガスの脱硫に使用される。
図2に示す実施例の排ガス処理システムでは、湿式脱硫装置1の前段の排ガス流路に排ガス熱回収器2を設置し、この排ガス熱回収器2で回収した排ガス熱は、湿式脱硫装置1の後段に設置した排ガス再加熱器3で排ガスの再加熱に利用される。また、石灰石サイロ4に貯留されている石灰石は、石灰石サイロ4から湿式ボールミル5に送られ、工業用水6と混合され、粉砕され、石灰石スラリタンク(脱硫剤貯留タンク)7へ供給される。石灰石スラリタンク7内の石灰石スラリは第1脱硫剤供給経路14から湿式脱硫装置1に供給され、排ガスの脱硫に使用される。
また、排ガス熱回収器2の洗浄排水を一旦受ける洗浄排水タンク9を設け、該タンク9に湿式ボールミル5からの微粉石灰石又は石灰石スラリタンク7からの石灰石スラリを第3脱硫剤供給経路16から供給し、洗浄排水タンク9内で中和させている。
洗浄排水タンク9への石灰石スラリの供給は、pHをpH計10で監視しながら実施し、第2脱硫剤供給経路15から湿式脱硫装置1への洗浄排水の供給によって脱硫吸収液pHの低下が起こらないようにしている。
図2に示す排ガス処理システムでは、排ガス熱回収器2から洗浄排水が持ち込む煤塵や、洗浄排水タンク9での石灰石スラリによるpH調整の際に発生するスラッジを分離せず脱硫吸収塔1に供給しているが、洗浄排水タンク9内に、もしくは洗浄排水タンク9とは別途、固液分離手段(図示せず)を設けて固液を分離し、液だけを湿式脱硫装置1へ脱硫吸収液として供給してもよい。この場合、脱硫吸収液中に流入する煤塵などの不純物量が低減でき、脱硫吸収塔1での副生石膏の純度を従来技術と比較して向上させることができる。
図3に示す実施例は、石灰石をドライフィードする場合において、本発明を適用した排ガス処理システムの一実施例を示す図である。
プラントによっては、脱硫剤として使用する石灰石を微粉体で受入れるため、図1などに示す湿式ミル5などの石灰石粉砕設備を設置していない場合もある。この場合、湿式脱硫装置1への石灰石の供給はスラリではなく、微粉石灰石の状態で行う手段(ドライフィード)を採用することがある。
プラントによっては、脱硫剤として使用する石灰石を微粉体で受入れるため、図1などに示す湿式ミル5などの石灰石粉砕設備を設置していない場合もある。この場合、湿式脱硫装置1への石灰石の供給はスラリではなく、微粉石灰石の状態で行う手段(ドライフィード)を採用することがある。
図3において、石灰石サイロ4から湿式脱硫装置1に供給する微粉石灰石と工業用水6を受ける微粉石灰石スラリタンク(脱硫剤貯留タンク)7を設け、該微粉石灰石スラリタンク7で排ガス熱回収器2の洗浄排水を洗浄排水供給経路8から受ける。
石灰石サイロ4から湿式脱硫装置1に供給する微粉石灰石と工業用水6を微粉石灰石スラリタンク7に供給することで洗浄排水供給経路8内で中和しながらスラリ化し、湿式脱硫装置1に供給している。洗浄排水は微粉石灰石スラリタンク7において大過剰に供給される微粉石灰石によって中和されるため、洗浄排水中の石炭灰からの溶出アルミニウム成分(Al)は固体化する。また、湿式脱硫装置1に供給しても脱硫吸収液の局部的なpH低下は起こらず、脱硫吸収液中でのアルミニウム成分(Al)とフッ素成分(F)の反応を抑制することができるため、石灰石のマスキングが発生することはない。
図4は石灰石をドライフィードする場合において、本発明を適用した排ガス処理システムの一実施例を示す図である。
図4において、排ガス熱回収器2の洗浄排水を一旦受ける洗浄排水タンク9に微粉石灰石を石灰石サイロ4から供給し、洗浄排水タンク9内で洗浄排水を中和させている。微粉石灰石の供給はpH計10で監視しながら実施し、洗浄排水タンク9から湿式脱硫装置1への洗浄排水の供給によって脱硫吸収液pHの低下が起こらないようにしている。
図4において、排ガス熱回収器2の洗浄排水を一旦受ける洗浄排水タンク9に微粉石灰石を石灰石サイロ4から供給し、洗浄排水タンク9内で洗浄排水を中和させている。微粉石灰石の供給はpH計10で監視しながら実施し、洗浄排水タンク9から湿式脱硫装置1への洗浄排水の供給によって脱硫吸収液pHの低下が起こらないようにしている。
図4では、排ガス熱回収器2から洗浄排水が持ち込む煤塵や、洗浄排水タンク9での微粉石灰石によるpH調整の際に発生するスラッジを分離せず、湿式脱硫装置(脱硫吸収塔)1に供給しているが、洗浄排水タンク9内に、もしくは洗浄排水タンク9とは別途、固液分離手段(図示せず)を設けて固液を分離し、液だけを湿式脱硫装置1に供給してもよい。この場合、脱硫吸収液中に流入する煤塵などの不純物量が低減でき、脱硫吸収塔での副生石膏の純度を向上させることができる。
1 湿式脱硫装置
2 排ガス熱回収器
3 排ガス再加熱器
4 石灰石サイロ
5 湿式ボールミル
6 工業用水
7 石灰石スラリタンク
8 洗浄排水供給経路
9 洗浄排水タンク
10 pH計
11 アルカリ剤添加装置
12 アルカリ剤
14 第1脱硫剤供給経路
15 第2脱硫剤供給経路
16 第3脱硫剤供給経路
2 排ガス熱回収器
3 排ガス再加熱器
4 石灰石サイロ
5 湿式ボールミル
6 工業用水
7 石灰石スラリタンク
8 洗浄排水供給経路
9 洗浄排水タンク
10 pH計
11 アルカリ剤添加装置
12 アルカリ剤
14 第1脱硫剤供給経路
15 第2脱硫剤供給経路
16 第3脱硫剤供給経路
Claims (9)
- 燃焼排ガスをガスクーラ(2)で冷却した後に前記排ガス中の硫黄酸化物を脱硫吸収塔(1)内で噴霧脱硫剤と気液接触させて除去する方法において、ガスクーラ(2)の洗浄を洗浄水で行い、得られたガスクーラ洗浄排水を燃焼排ガス中の硫黄酸化物を脱硫する前のスラリ状の石灰石又は微粉石灰石からなる脱硫剤により中和することを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理方法。
- ガスクーラ(2)の洗浄排水と混合する前記脱硫剤の量は、混合後のガスクーラ洗浄排水のpHに基づき行うことを特徴とする請求項1記載のガスクーラの洗浄排水処理方法。
- 前記ガスクーラ(2)の洗浄排水と脱硫剤の混合物を連続的に脱硫吸収塔(1)へ供給することを特徴とする請求項1又は2記載のガスクーラの洗浄排水処理方法。
- ガスクーラ(2)の洗浄排水を脱硫剤により中和した後に洗浄排水と脱硫剤の混合物に含まれる固体を分離して脱硫吸収塔(1)へ連続的に供給することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガスクーラの洗浄排水処理方法。
- 燃焼排ガスを冷却するガスクーラ(2)と、該ガスクーラ(2)で冷却された燃焼排ガスを脱硫するためのスラリ状の石灰石からなる脱硫剤を貯留する脱硫剤貯留タンク(7)と、石灰石を粉砕する石灰石粉砕ミル(5)と、脱硫剤貯留タンク(7)から第1脱硫剤供給経路(14)を経由して供給される前記脱硫剤を含む脱硫吸収液を噴霧して燃焼排ガスと気液接触させる脱硫吸収塔(1)を備え、さらに、ガスクーラ(2)を洗浄水で洗浄した洗浄排水を貯留する洗浄排水タンク(9)と、該洗浄排水タンク(9)に前記石灰石粉砕ミル(5)から又は脱硫剤貯留タンク(7)から脱硫剤をpHを調節しながら供給する第3脱硫剤供給経路(16)と、洗浄排水タンク(9)から脱硫吸収塔(1)にガスクーラ洗浄排水と脱硫剤の混合物を供給する第2脱硫剤供給経路(15)を備えたことを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理装置。
- pHを調節後の洗浄排水タンク(9)から排出するスラッジを分離する固液分離器を洗浄排水タンク(9)内に、もしくは洗浄排水タンク(9)とは別途設けたことを特徴とする請求項5記載のガスクーラの洗浄排水処理装置。
- 燃焼排ガスを冷却するガスクーラ(2)と、該ガスクーラ(2)で冷却された燃焼排ガスを脱硫するためのスラリ状の石灰石又は微粉石灰石からなる脱硫剤を貯留する脱硫剤貯留タンク(7)と、該脱硫剤貯留タンク(7)から第1脱硫剤供給経路(14)を経由して供給される前記脱硫剤を含む脱硫吸収液を噴霧して燃焼排ガスと気液接触させる脱硫吸収塔(1)を備え、さらに、ガスクーラ(2)を洗浄水で洗浄した洗浄排水を脱硫剤貯留タンク(7)に供給する洗浄排水供給経路(8)を備えたことを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理装置。
- 燃焼排ガスを冷却するガスクーラ(2)と、該ガスクーラ(2)で冷却された燃焼排ガスを脱硫するための微粉石灰石を貯留した微粉石灰石サイロ(4)と、該微粉石灰石サイロ(4)から第1脱硫剤供給経路(14)を経由して供給される微粉石灰石を脱硫剤として噴霧して燃焼排ガスと気液接触させる脱硫吸収塔(1)を備え、さらに、ガスクーラ(2)を洗浄水で洗浄した洗浄排水を貯留する洗浄排水タンク(9)と、該洗浄排水タンク(9)にpHを調節しながら微粉石灰石サイロ(4)から微粉石灰石を供給する第3脱硫剤供給経路(16)を設け、さらに洗浄排水タンク(9)から洗浄排水と微粉石灰石の混合物を脱硫吸収塔(1)に供給する第2脱硫剤供給経路(15)を備えたことを特徴とするガスクーラの洗浄排水処理装置。
- pHを調節後の洗浄排水タンク(9)から排出するスラッジを分離する固液分離器を洗浄排水タンク(9)内に、もしくは洗浄排水タンク(9)とは別途設けたことを特徴とする請求項8記載のガスクーラの洗浄排水処理装置。
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