JP2000304496A - ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ - Google Patents

ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ

Info

Publication number
JP2000304496A
JP2000304496A JP11110622A JP11062299A JP2000304496A JP 2000304496 A JP2000304496 A JP 2000304496A JP 11110622 A JP11110622 A JP 11110622A JP 11062299 A JP11062299 A JP 11062299A JP 2000304496 A JP2000304496 A JP 2000304496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
heat transfer
transfer tube
boiler flue
flue gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11110622A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Endo
巧 遠藤
Masaaki Kimoto
雅章 木本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11110622A priority Critical patent/JP2000304496A/ja
Publication of JP2000304496A publication Critical patent/JP2000304496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショットクリーニング装置やスートブロワ等
を設けることなく、設備の運転中に伝熱管を効率よく洗
浄することができ、圧力損失の増加に伴う熱交換率の低
下を未然に防止し得るボイラ排煙処理設備のガスガスヒ
ータを提供する。 【解決手段】 ダクトケーシング12の内部を仕切壁1
4によって、燃焼排ガスの流通方向と直交する幅方向へ
複数の室15に分割し、前記仕切壁14で仕切られた各
室15の入口部と出口部にそれぞれダンパ16を開閉可
能に設けると共に、各室15の上部に、伝熱管13へ洗
浄水を噴射する洗浄装置を設け、一室ずつ順番に伝熱管
13の洗浄を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ排煙処理設
備のガスガスヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は一般的なボイラ排煙処理設備の一
例を表わすものであって、1は燃料を燃焼させ蒸気を発
生させるボイラ本体、2はボイラ本体1から排出される
燃焼排ガスから熱を回収するためのガスガスヒータの熱
回収器、3はガスガスヒータの熱回収器2で熱が回収さ
れた燃焼排ガス中に含まれる煤塵を捕集するための電気
集塵機、5は電気集塵機3で煤塵が捕集された燃焼排ガ
ス中に含まれる硫黄酸化物を除去するための脱硫装置、
6は脱硫装置5で硫黄酸化物が除去された燃焼排ガスを
熱回収器2で回収した熱によって再加熱するためのガス
ガスヒータの再加熱器、8はガスガスヒータの再加熱器
6で再加熱された燃焼排ガスを大気中へ放出するための
煙突であり、又、4はボイラ本体1から排出される燃焼
排ガスを誘引するために電気集塵機3と脱硫装置5との
間に設けられた誘引通風機、7はガスガスヒータの再加
熱器6で再加熱された燃焼排ガスを煙突8へ導いて大気
中へ放出させるための排風機である。
【0003】前記ガスガスヒータの熱回収器2と再加熱
器6は、内部に熱媒体が流れる連絡管9,10によって
連結してあり、該連絡管9の途中には、熱媒体を循環さ
せるためのポンプ11を設けてある。
【0004】又、前記ガスガスヒータの熱回収器2と再
加熱器6はそれぞれ、通常、伝熱面をコンパクトにする
ために、図4及び図5に示される如く、ダクトケーシン
グ12内部に多数のフィン付管からなる伝熱管13を配
設してなる構成を有し、該伝熱管13内部に前記熱媒体
を流通させるようになっている。
【0005】図3に示されるボイラ排煙処理設備におい
ては、ボイラ本体1で燃料の燃焼が行われて蒸気が発生
され、その際にボイラ本体1から排出される燃焼排ガス
は、誘引通風機4の作動により誘引され、ガスガスヒー
タの熱回収器2で熱が回収され、電気集塵機3で煤塵が
捕集され、脱硫装置5で硫黄酸化物が除去され、ガスガ
スヒータの再加熱器6において前記熱回収器2で回収し
た熱によって再加熱され、排風機7の作動により、煙突
8から大気中へ放出されるようになっている。
【0006】尚、前記脱硫装置5で硫黄酸化物が除去さ
れて排出される燃焼排ガスは、通常、およそ50[℃]
前後まで温度降下し水分飽和状態となっており、この脱
硫後の燃焼排ガスをそのまま煙突8から大気中へ放出す
ると、白煙が発生するため、前記熱回収器2と再加熱器
6とからなるガスガスヒータを用いて前記脱硫装置5か
ら排出される燃焼排ガスを再加熱するようになってい
る。
【0007】ところで、前記ガスガスヒータの熱回収器
2や再加熱器6の伝熱管13に、燃焼排ガス中に含まれ
るダスト等が付着堆積すると、前記ガスガスヒータの熱
回収器2や再加熱器6での圧力損失が増加し、熱交換率
が低下する虞れがあった。
【0008】このため、従来においては、前記ガスガス
ヒータの熱回収器2や再加熱器6に、図示していないシ
ョットクリーニング装置或いはスートブロワ等を設け、
ショットクリーニング装置から伝熱管13に対して鋼球
を落下させたり、或いはスートブロワから伝熱管13に
対して蒸気等を噴射したりすることにより、伝熱管13
に付着堆積したダスト等を除去し、伝熱管13のクリー
ニングを行うようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如きショットクリーニング装置は設備費が高くなる一
方、スートブロワはクリーニング性能が低いという欠点
を有していた。
【0010】又、前記ショットクリーニング装置或いは
スートブロワ等による伝熱管13のクリーニングが充分
でない場合には、伝熱管13を水洗する必要があるが、
設備の運転中に伝熱管13の水洗を行うと、洗浄水が下
流へ飛散し、下流側機器の腐食等を引き起こす虞があり
好ましくないため、伝熱管13の水洗を行う際には設備
の運転を停止せざるを得なかった。
【0011】本発明は、斯かる実情に鑑み、ショットク
リーニング装置やスートブロワ等を設けることなく、設
備の運転中に伝熱管を効率よく洗浄することができ、圧
力損失の増加に伴う熱交換率の低下を未然に防止し得る
ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータを提供しようとす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダクトケーシ
ング内部に多数の伝熱管を配設してなるボイラ排煙処理
設備のガスガスヒータにおいて、ダクトケーシングの内
部を仕切壁によって、燃焼排ガスの流通方向と直交する
幅方向へ複数の室に分割し、前記仕切壁で仕切られた各
室の入口部と出口部にそれぞれダンパを開閉可能に設け
ると共に、各室の上部に、伝熱管へ洗浄水を噴射する洗
浄装置を設け、ダクトケーシング下部に、洗浄水回収用
のホッパ部を形成したことを特徴とするボイラ排煙処理
設備のガスガスヒータにかかるものである。
【0013】前記ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ
においては、洗浄水の中にアルカリを注入することが有
効である。
【0014】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0015】必要に応じて、複数ある室のうち所望の一
つの室の入口部と出口部に設けられたダンパを閉じた状
態で、その室内に配設された伝熱管に対し、その上方に
配設された洗浄装置から洗浄水を噴射すると、伝熱管に
付着したダスト等は洗い流されて、洗浄水と一緒にホッ
パ部に流下し、回収される。
【0016】前記所望の一つの室内に配設された伝熱管
の洗浄が完了すると、洗浄水の供給が停止され、伝熱管
内を流れる熱媒体の熱により、室内の乾燥が行われる。
【0017】前記所望の一つの室内の乾燥が済むと、該
室の入口部と出口部に設けられたダンパが開かれると共
に、別の室のダンパが閉じられ、以下、前述と同様の操
作が順次繰り返し行われ、室内に配設された伝熱管の洗
浄が一室ずつ順番に行われる。
【0018】この結果、設備の運転中に伝熱管の水洗を
行っても、洗浄水が下流へ飛散することはなく、下流側
機器の腐食等が引き起こされる心配もなくなり、伝熱管
の水洗を行う際に設備の運転を停止する必要もなくな
る。
【0019】一方、伝熱管に付着したダスト中に含まれ
る硫黄分が水を含むことにより硫酸となり、伝熱管の腐
食が起こるような場合には、前記ボイラ排煙処理設備の
ガスガスヒータにおいて、洗浄水の中にアルカリを注入
すると、前記伝熱管の腐食が防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0021】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例であって、図中、図3〜図5と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしている。
【0022】本図示例では、ダクトケーシング12の内
部を仕切壁14によって、燃焼排ガスの流通方向と直交
する幅方向(図2参照)へ複数(図2の例では六個)の
室15に分割し、前記仕切壁14で仕切られた各室15
の入口部と出口部にそれぞれダンパ16を開閉可能に設
けると共に、各室15の上部に、伝熱管13へ洗浄水を
噴射する洗浄装置17を設け、ダクトケーシング12下
部に、洗浄水回収用のホッパ部18を形成してある。
【0023】前記洗浄装置17は、伝熱管13の上方所
要位置に複数のノズル19を配設し、該ノズル19に対
し、タンク20に貯留された洗浄水をポンプ21の作動
により洗浄水配管22から供給するようにしてある。
【0024】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0025】必要に応じて、複数ある室15のうち所望
の一つの室15の入口部と出口部に設けられたダンパ1
6を図2に示す如く閉じた状態で、その室15内に配設
された伝熱管13に対し、その上方に配設された洗浄装
置17のノズル19から洗浄水を噴射すると、伝熱管1
3に付着したダスト等は洗い流されて、洗浄水と一緒に
ホッパ部18に流下し、回収される。
【0026】前記所望の一つの室15内に配設された伝
熱管13の洗浄が完了すると、洗浄水の供給が停止さ
れ、伝熱管13内を流れる熱媒体の熱により、室15内
の乾燥が行われる。
【0027】前記所望の一つの室15内の乾燥が済む
と、該室15の入口部と出口部に設けられたダンパ16
が開かれると共に、別の室15のダンパ16が閉じら
れ、以下、前述と同様の操作が順次繰り返し行われ、室
15内に配設された伝熱管13の洗浄が一室ずつ順番に
行われる。
【0028】尚、前記洗浄水により伝熱管13が冷却さ
れ、伝熱効率が下がることが考えられるが、洗浄水に熱
媒体用のヒータ(図示せず)のドレン(85〜100
[℃])を使用すれば、伝熱効率の低下は最小限に抑え
られる。
【0029】又、伝熱管13に付着したダスト中に含ま
れる硫黄分が水を含むことにより硫酸となり、伝熱管1
3の腐食が起こるような場合には、前記洗浄装置17の
ノズル19から噴射される洗浄水の中に、予めタンク2
0において苛性ソーダ等のアルカリ23を注入し、前記
伝熱管13の腐食を防止するようにしてもよい。
【0030】この結果、設備の運転中に伝熱管13の水
洗を行っても、洗浄水が下流へ飛散することはなく、下
流側機器の腐食等が引き起こされる心配もなくなり、伝
熱管13の水洗を行う際に設備の運転を停止する必要も
なくなる。
【0031】こうして、ショットクリーニング装置やス
ートブロワ等を設けることなく、設備の運転中に伝熱管
13を効率よく洗浄することができ、圧力損失の増加に
伴う熱交換率の低下を未然に防止し得る。
【0032】尚、本発明のボイラ排煙処理設備のガスガ
スヒータは、上述の図示例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のボイラ排
煙処理設備のガスガスヒータによれば、ショットクリー
ニング装置やスートブロワ等を設けることなく、設備の
運転中に伝熱管を効率よく洗浄することができ、圧力損
失の増加に伴う熱交換率の低下を未然に防止し得るとい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の側断面図であ
る。
【図2】本発明を実施する形態の一例の平断面図であっ
て、図1のII−II断面相当図である。
【図3】一般的なボイラ排煙処理設備の一例の全体概要
構成図である。
【図4】従来のガスガスヒータの一例を表わす側断面図
である。
【図5】従来のガスガスヒータの一例を表わす平断面図
であって、図4のV−V断面相当図である。
【符号の説明】
2 ガスガスヒータの熱回収器 6 ガスガスヒータの再加熱器 12 ダクトケーシング 13 伝熱管 14 仕切壁 15 室 16 ダンパ 17 洗浄装置 18 ホッパ部 23 アルカリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトケーシング内部に多数の伝熱管を
    配設してなるボイラ排煙処理設備のガスガスヒータにお
    いて、 ダクトケーシングの内部を仕切壁によって、燃焼排ガス
    の流通方向と直交する幅方向へ複数の室に分割し、前記
    仕切壁で仕切られた各室の入口部と出口部にそれぞれダ
    ンパを開閉可能に設けると共に、各室の上部に、伝熱管
    へ洗浄水を噴射する洗浄装置を設け、ダクトケーシング
    下部に、洗浄水回収用のホッパ部を形成したことを特徴
    とするボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ。
  2. 【請求項2】 洗浄水の中にアルカリを注入するように
    した請求項1記載のボイラ排煙処理設備のガスガスヒー
    タ。
JP11110622A 1999-04-19 1999-04-19 ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ Pending JP2000304496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11110622A JP2000304496A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11110622A JP2000304496A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000304496A true JP2000304496A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14540466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11110622A Pending JP2000304496A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000304496A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016175163A1 (ja) * 2015-04-27 2016-11-03 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスクーラの洗浄排水処理方法と装置
CN107664361A (zh) * 2017-10-26 2018-02-06 山西老万生态炉业股份有限公司 一种家用燃煤锅炉蓄热式火焰分流器
JP2019056497A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 三浦工業株式会社 ボイラ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016175163A1 (ja) * 2015-04-27 2016-11-03 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスクーラの洗浄排水処理方法と装置
JP2016203121A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスクーラの洗浄排水処理方法と装置
JP2019056497A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 三浦工業株式会社 ボイラ装置
CN107664361A (zh) * 2017-10-26 2018-02-06 山西老万生态炉业股份有限公司 一种家用燃煤锅炉蓄热式火焰分流器
CN107664361B (zh) * 2017-10-26 2023-09-05 山西老万生态炉业股份有限公司 一种家用燃煤锅炉蓄热式火焰分流器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101036979B1 (ko) 배기가스 처리장치
CN109395882B (zh) 一种除尘换热消白设备及系统
CN108469036B (zh) 防腐防堵自清洁立式管式空气预热器
CN106440833A (zh) 一种烟气的湿法除尘脱硫脱硝系统及方法
TWI307393B (ja)
CN110925775A (zh) 一种垃圾焚烧烟气综合处理箱
JP2000304496A (ja) ボイラ排煙処理設備のガスガスヒータ
JPS6218879Y2 (ja)
JP3792290B2 (ja) 排煙処理方法及び装置
CN214809741U (zh) 多仓除尘器多仓scr及催化剂激活一体化装置
JPH0821618A (ja) 排ガス処理装置
JPS60156563A (ja) 排ガス処理装置
CN113230849A (zh) 多仓除尘器多仓scr及催化剂激活一体化装置及其使用方法
CN211232888U (zh) 一种垃圾焚烧烟气综合处理箱
JPH08327294A (ja) ガスガスヒ−タの洗浄装置
JP3411816B2 (ja) 電気集じん装置の洗浄方法
JP2000074359A (ja) ごみ焼却炉排ガスの処理方法および処理装置
JP2002250514A (ja) 排煙処理装置とその運転方法
JP3783417B2 (ja) 排煙処理設備におけるガスガスヒータの再加熱器
JP7483203B2 (ja) 空気予熱器の洗浄方法
CN213810691U (zh) 一种新型脱硫烟气mggh系统
CN221035794U (zh) 一种排烟装置
KR20140139642A (ko) 염색건조기의 폐열회수장치
CN217431371U (zh) 烟雾尾气处理系统
JP3852820B2 (ja) 排煙処理装置