JPH08327294A - ガスガスヒ−タの洗浄装置 - Google Patents
ガスガスヒ−タの洗浄装置Info
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- JPH08327294A JPH08327294A JP13153595A JP13153595A JPH08327294A JP H08327294 A JPH08327294 A JP H08327294A JP 13153595 A JP13153595 A JP 13153595A JP 13153595 A JP13153595 A JP 13153595A JP H08327294 A JPH08327294 A JP H08327294A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28G—CLEANING OF INTERNAL OR EXTERNAL SURFACES OF HEAT-EXCHANGE OR HEAT-TRANSFER CONDUITS, e.g. WATER TUBES OR BOILERS
- F28G9/00—Cleaning by flushing or washing, e.g. with chemical solvents
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置稼動中の熱回収用伝熱チュ−ブの温度を
下げることなく、熱交換効率を低下させずに、熱回収用
伝熱チュ−ブをクリ−ニングできるガスガスヒ−タ洗浄
装置を提供する。 【構成】 排ガスダクト2内に、排ガスと熱交換する熱
回収用伝熱チュ−ブ3を配置したガスガスヒ−タにおい
て、上記排ガスダクト2内に平行に複数系の上記熱回収
用伝熱チュ−ブ3を配置し、その上部に複数本の洗浄水
を吹き出すスプレ−ヘッダ4管を、上記熱回収用伝熱チ
ュ−ブ3の向きと同一方向に平行に配置し、上記熱回収
用伝熱チュ−ブ3のそれぞれの出入口部分に熱媒体循環
制御バルブ5を接続すると共に、上記それぞれのスプレ
−ヘッダ管4に洗浄水制御バルブ6を接続して構成さ
れ、排ガスと熱媒体との熱交換率を良好に維持しなが
ら、熱回収用伝熱チュ−ブ3をクリ−ニングできる。
下げることなく、熱交換効率を低下させずに、熱回収用
伝熱チュ−ブをクリ−ニングできるガスガスヒ−タ洗浄
装置を提供する。 【構成】 排ガスダクト2内に、排ガスと熱交換する熱
回収用伝熱チュ−ブ3を配置したガスガスヒ−タにおい
て、上記排ガスダクト2内に平行に複数系の上記熱回収
用伝熱チュ−ブ3を配置し、その上部に複数本の洗浄水
を吹き出すスプレ−ヘッダ4管を、上記熱回収用伝熱チ
ュ−ブ3の向きと同一方向に平行に配置し、上記熱回収
用伝熱チュ−ブ3のそれぞれの出入口部分に熱媒体循環
制御バルブ5を接続すると共に、上記それぞれのスプレ
−ヘッダ管4に洗浄水制御バルブ6を接続して構成さ
れ、排ガスと熱媒体との熱交換率を良好に維持しなが
ら、熱回収用伝熱チュ−ブ3をクリ−ニングできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排ガスの熱交換を行うガ
スガスヒ−タに係り、排ガスの熱交換を行うガスガスヒ
−タの洗浄装置に関するものである。
スガスヒ−タに係り、排ガスの熱交換を行うガスガスヒ
−タの洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】排ガスの熱交換を行うガスガスヒ−タの
伝熱チュ−ブは、熱伝導性に優れていることは勿論の
上、排ガスに含まれる様々な酸化・硫化物雰囲気に晒さ
れるため、耐腐食性も要求されている。
伝熱チュ−ブは、熱伝導性に優れていることは勿論の
上、排ガスに含まれる様々な酸化・硫化物雰囲気に晒さ
れるため、耐腐食性も要求されている。
【0003】今までは、この伝熱チュ−ブにはフィンチ
ュ−ブ(金属製:SUS等)を用い、ダスト等の汚れを
落とすクリ−ニング方法には、ショットクリ−ニングま
たは蒸気等によるス−トブロ−を用いていた。
ュ−ブ(金属製:SUS等)を用い、ダスト等の汚れを
落とすクリ−ニング方法には、ショットクリ−ニングま
たは蒸気等によるス−トブロ−を用いていた。
【0004】しかしながらフィンチュ−ブは、入り口ば
い塵濃度が低くなると、酸(SO3 )による腐食が大き
くなり、耐腐食性にあまり優れてはいない。
い塵濃度が低くなると、酸(SO3 )による腐食が大き
くなり、耐腐食性にあまり優れてはいない。
【0005】フィンチュ−ブの代わりに、材質を耐腐食
性に優れた不浸透性黒鉛にすることによって伝熱チュ−
ブは、耐腐食性を改善できるばかりか、一般工業用SU
S(JIS規格)よりも良好な熱伝導性を有するため
に、熱交換効率をも向上することができる。
性に優れた不浸透性黒鉛にすることによって伝熱チュ−
ブは、耐腐食性を改善できるばかりか、一般工業用SU
S(JIS規格)よりも良好な熱伝導性を有するため
に、熱交換効率をも向上することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしクリ−ニング方
法において、ショットクリ−ニングを行うと、不浸透性
黒鉛チュ−ブは、一般工業用SUSよりも強度が劣るた
め、チュ−ブの割れを引き起こし、またス−トブロ−で
は、下部のチュ−ブまで効果が行き渡らないという欠点
がある。
法において、ショットクリ−ニングを行うと、不浸透性
黒鉛チュ−ブは、一般工業用SUSよりも強度が劣るた
め、チュ−ブの割れを引き起こし、またス−トブロ−で
は、下部のチュ−ブまで効果が行き渡らないという欠点
がある。
【0007】そこで、クリ−ニング方法を水洗にしてみ
ると、クリ−ニング効果は充分であり、チュ−ブの割れ
も起こらない。しかし水洗する場合、装置稼動中の熱回
収用伝熱チュ−ブの温度も同時に下げてしまい、熱交換
効率を悪くすることになる。そこで、本発明の目的は、
上記課題を解決し、装置稼動中の熱回収用伝熱チュ−ブ
の温度を下げることなく、熱回収用伝熱チュ−ブをクリ
−ニングできるガスガスヒ−タ洗浄装置を提供すること
にある。
ると、クリ−ニング効果は充分であり、チュ−ブの割れ
も起こらない。しかし水洗する場合、装置稼動中の熱回
収用伝熱チュ−ブの温度も同時に下げてしまい、熱交換
効率を悪くすることになる。そこで、本発明の目的は、
上記課題を解決し、装置稼動中の熱回収用伝熱チュ−ブ
の温度を下げることなく、熱回収用伝熱チュ−ブをクリ
−ニングできるガスガスヒ−タ洗浄装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、排ガスダクト内に、排ガスと熱交
換する伝熱チュ−ブを配置したガスガスヒ−タにおい
て、上記排ガスダクト内に平行に複数系の上記伝熱チュ
−ブを配置し、その上部に複数本の洗浄水を吹き出すス
プレ−ヘッダ管を、上記伝熱チュ−ブの向きと同一方向
に平行に配置し、上記伝熱チュ−ブのそれぞれの出入り
口部分に熱媒体循環制御バルブ接続すると共に、上記そ
れぞれのスプレ−ヘッダ管に洗浄水制御バルブを接続し
たことを特徴とするガスガスヒ−タの洗浄装置である。
に請求項1の発明は、排ガスダクト内に、排ガスと熱交
換する伝熱チュ−ブを配置したガスガスヒ−タにおい
て、上記排ガスダクト内に平行に複数系の上記伝熱チュ
−ブを配置し、その上部に複数本の洗浄水を吹き出すス
プレ−ヘッダ管を、上記伝熱チュ−ブの向きと同一方向
に平行に配置し、上記伝熱チュ−ブのそれぞれの出入り
口部分に熱媒体循環制御バルブ接続すると共に、上記そ
れぞれのスプレ−ヘッダ管に洗浄水制御バルブを接続し
たことを特徴とするガスガスヒ−タの洗浄装置である。
【0009】請求項2の発明は、上記伝熱チュ−ブが、
不浸透性黒鉛チュ−ブからなる請求項1記載のガスガス
ヒ−タの洗浄装置である。
不浸透性黒鉛チュ−ブからなる請求項1記載のガスガス
ヒ−タの洗浄装置である。
【0010】請求項3の発明は、上記ガスガスヒ−タ
は、上記排ガスダクトに、脱硫前の排ガスを導入し、上
記伝熱チュ−ブは、その排ガスの熱を回収する熱回収用
ガスガスヒ−タからなる請求項1記載のガスガスヒ−タ
の洗浄装置である。
は、上記排ガスダクトに、脱硫前の排ガスを導入し、上
記伝熱チュ−ブは、その排ガスの熱を回収する熱回収用
ガスガスヒ−タからなる請求項1記載のガスガスヒ−タ
の洗浄装置である。
【0011】請求項4の発明は、上記スプレ−ヘッダ管
は、洗浄水を噴射する複数のスプレ−ノズルを有する請
求項1記載のガスガスヒ−タの洗浄装置である。
は、洗浄水を噴射する複数のスプレ−ノズルを有する請
求項1記載のガスガスヒ−タの洗浄装置である。
【0012】請求項5の発明は、上記熱媒体循環制御バ
ルブと上記洗浄水制御バルブは洗浄制御装置に接続さ
れ、上記洗浄制御装置は、任意の洗浄水制御バルブを開
として、対応する上記伝熱チュ−ブの熱媒体循環制御バ
ルブを閉とする請求項1記載のガスガスヒ−タの洗浄装
置である。
ルブと上記洗浄水制御バルブは洗浄制御装置に接続さ
れ、上記洗浄制御装置は、任意の洗浄水制御バルブを開
として、対応する上記伝熱チュ−ブの熱媒体循環制御バ
ルブを閉とする請求項1記載のガスガスヒ−タの洗浄装
置である。
【0013】請求項6の発明は、上記熱回収用ガスガス
ヒ−タの下流には、吸収塔が接続され、熱回収用ガスガ
スヒ−タでの洗浄後の洗浄水が上記吸収塔に供給される
請求項3記載のガスガスヒ−タの洗浄装置である。
ヒ−タの下流には、吸収塔が接続され、熱回収用ガスガ
スヒ−タでの洗浄後の洗浄水が上記吸収塔に供給される
請求項3記載のガスガスヒ−タの洗浄装置である。
【0014】
【作用】上記の構成によれば、各スプレ−ヘッダ管と伝
熱チュ−ブそれぞれにバルブを接続したので、任意のス
プレ−ヘッダ管に洗浄水を流すことができると共に、任
意の伝熱チュ−ブに熱媒体を流すことができるので、バ
ルブの開閉制御によって、洗浄水が吹き出しているエリ
アのスプレ−ヘッダ管の周辺における熱回収用伝熱チュ
−ブの熱媒体の循環を停止させて、洗浄による熱媒体の
温度の低下を防止させることができる。したがって、排
ガスと熱媒体との熱交換率を良好に維持しながら、伝熱
チュ−ブをクリ−ニングできるガスガスヒ−タ洗浄装置
を提供することができる。
熱チュ−ブそれぞれにバルブを接続したので、任意のス
プレ−ヘッダ管に洗浄水を流すことができると共に、任
意の伝熱チュ−ブに熱媒体を流すことができるので、バ
ルブの開閉制御によって、洗浄水が吹き出しているエリ
アのスプレ−ヘッダ管の周辺における熱回収用伝熱チュ
−ブの熱媒体の循環を停止させて、洗浄による熱媒体の
温度の低下を防止させることができる。したがって、排
ガスと熱媒体との熱交換率を良好に維持しながら、伝熱
チュ−ブをクリ−ニングできるガスガスヒ−タ洗浄装置
を提供することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0016】図1,2,3は、本発明に係るガスガスヒ
−タの、一実施例を示す装置図であり、図1は本発明の
要部を示し、図2は図1のA−A線矢視図を示し、図3
は、本発明のガスガスヒ−タが用いられる排煙処理装置
の全体図を示す。
−タの、一実施例を示す装置図であり、図1は本発明の
要部を示し、図2は図1のA−A線矢視図を示し、図3
は、本発明のガスガスヒ−タが用いられる排煙処理装置
の全体図を示す。
【0017】先ず、図3で、排煙処理装置の全体構成を
説明する。
説明する。
【0018】熱回収用ガスガスヒ−タ1の下部は、煙道
14を介して吸収塔11の下部とつながっており、その
吸収塔11の上部は煙道15を介して再加熱用ガスガス
ヒ−タ12の上部とつながっている。排ガスは、図中に
矢印G1 〜G6 で示すように熱回収用ガスガスヒ−タ
1,煙道14,吸収塔11,煙道15,再加熱用ガスガ
スヒ−タ12の順に導かれる。
14を介して吸収塔11の下部とつながっており、その
吸収塔11の上部は煙道15を介して再加熱用ガスガス
ヒ−タ12の上部とつながっている。排ガスは、図中に
矢印G1 〜G6 で示すように熱回収用ガスガスヒ−タ
1,煙道14,吸収塔11,煙道15,再加熱用ガスガ
スヒ−タ12の順に導かれる。
【0019】熱媒体循環パイプ9は、熱媒体循環ポンプ
10を備え、熱回収用ガスガスヒ−タ1の熱回収用伝熱
チュ−ブ3は、熱媒体循環パイプ9を介して、再加熱用
ガスガスヒ−タ12の再加熱用伝熱チュ−ブ13と接続
される。
10を備え、熱回収用ガスガスヒ−タ1の熱回収用伝熱
チュ−ブ3は、熱媒体循環パイプ9を介して、再加熱用
ガスガスヒ−タ12の再加熱用伝熱チュ−ブ13と接続
される。
【0020】次に、図3における熱回収用ガスガスヒ−
タ1の詳細を図1,図2により説明する。
タ1の詳細を図1,図2により説明する。
【0021】図1,図2に示すように、熱回収用ガスガ
スヒ−タ1は、排ガスを導入する排ガスダクト2と、排
ガスダクト2内に平行に複数系(図示例では10本)配
置されると共に上下方向に蛇行され、熱媒体が流れる不
浸透性黒鉛製の熱回収用伝熱チュ−ブ3と、熱回収用伝
熱チュ−ブ3の上部に、複数系(図示例では3本)平行
に配置された、洗浄水を下向きに吹き出すスプレ−ヘッ
ダ管4とから構成される。
スヒ−タ1は、排ガスを導入する排ガスダクト2と、排
ガスダクト2内に平行に複数系(図示例では10本)配
置されると共に上下方向に蛇行され、熱媒体が流れる不
浸透性黒鉛製の熱回収用伝熱チュ−ブ3と、熱回収用伝
熱チュ−ブ3の上部に、複数系(図示例では3本)平行
に配置された、洗浄水を下向きに吹き出すスプレ−ヘッ
ダ管4とから構成される。
【0022】熱回収用伝熱チュ−ブ3は、図2に示すよ
うに、そのそれぞれの出入口部分が、排ガスダクト2の
外側に延出され、熱媒体の循環を制御するための熱媒体
循環制御バルブ5を介して、排ガスダクト2の外側に設
けた出入口ヘッダ管8a,8bに集束される。ヘッダ管
8a,8bは、図3で説明した再加熱用伝熱チュ−ブ1
3と熱媒体循環パイプ9でつながっている。
うに、そのそれぞれの出入口部分が、排ガスダクト2の
外側に延出され、熱媒体の循環を制御するための熱媒体
循環制御バルブ5を介して、排ガスダクト2の外側に設
けた出入口ヘッダ管8a,8bに集束される。ヘッダ管
8a,8bは、図3で説明した再加熱用伝熱チュ−ブ1
3と熱媒体循環パイプ9でつながっている。
【0023】スプレ−ヘッダ管4は、その下部に、洗浄
水の吹き出し口であるスプレ−ノズル7を備え、スプレ
−ヘッダ管4の根元部分には、洗浄水の吹き出しを制御
するための洗浄水制御バルブ6が接続される。
水の吹き出し口であるスプレ−ノズル7を備え、スプレ
−ヘッダ管4の根元部分には、洗浄水の吹き出しを制御
するための洗浄水制御バルブ6が接続される。
【0024】熱媒体循環制御バルブ5と洗浄水制御バル
ブ6とは、洗浄制御装置16に接続され、洗浄制御装置
16により、それぞれの熱媒体循環制御バルブ5と洗浄
水制御バルブ6が、個々に開閉制御され、任意の洗浄水
制御バルブ6を開とし、対応する熱回収用伝熱チュ−ブ
3の熱媒体循環制御バルブ5を閉とするように制御す
る。
ブ6とは、洗浄制御装置16に接続され、洗浄制御装置
16により、それぞれの熱媒体循環制御バルブ5と洗浄
水制御バルブ6が、個々に開閉制御され、任意の洗浄水
制御バルブ6を開とし、対応する熱回収用伝熱チュ−ブ
3の熱媒体循環制御バルブ5を閉とするように制御す
る。
【0025】以上のように構成された装置例に基づい
て、作用を説明する。
て、作用を説明する。
【0026】先ず排ガスは、電気集塵器で除塵されて、
図1中に矢印Giで示すように、熱回収用ガスガスヒ−
タ1に導かれ、排ガスダクト2上部より導入される。こ
の排ガスは、排ガスダクト2内の不浸透性黒鉛製の熱回
収用伝熱チュ−ブ3の間を通過する際に、熱回収用伝熱
チュ−ブ3の中を循環する熱媒体と熱交換を行い、図1
中に矢印Goで示すように、排ガスダクト2下部より抜
け出て、煙道14を介して吸収塔11へと導かれる。
図1中に矢印Giで示すように、熱回収用ガスガスヒ−
タ1に導かれ、排ガスダクト2上部より導入される。こ
の排ガスは、排ガスダクト2内の不浸透性黒鉛製の熱回
収用伝熱チュ−ブ3の間を通過する際に、熱回収用伝熱
チュ−ブ3の中を循環する熱媒体と熱交換を行い、図1
中に矢印Goで示すように、排ガスダクト2下部より抜
け出て、煙道14を介して吸収塔11へと導かれる。
【0027】熱交換された熱媒体は、上方のヘッダ管8
aに集められ、熱媒体循環パイプ9aを介して、図1中
に矢印Jで示すように、再加熱用ガスガスヒ−タ12へ
と循環する。再加熱用ガスガスヒ−タ12で排ガスと熱
交換をし冷却された熱媒体は、図1中に矢印Kで示すよ
うに、熱媒体循環パイプ9bを介して、熱回収用ガスガ
スヒ−タ1へと循環し、下方のヘッダ管8bに集めら
れ、また排ガスの熱回収に供される。
aに集められ、熱媒体循環パイプ9aを介して、図1中
に矢印Jで示すように、再加熱用ガスガスヒ−タ12へ
と循環する。再加熱用ガスガスヒ−タ12で排ガスと熱
交換をし冷却された熱媒体は、図1中に矢印Kで示すよ
うに、熱媒体循環パイプ9bを介して、熱回収用ガスガ
スヒ−タ1へと循環し、下方のヘッダ管8bに集めら
れ、また排ガスの熱回収に供される。
【0028】次に、熱回収用ガスガスヒ−タ1の洗浄を
説明する。
説明する。
【0029】熱回収用伝熱チュ−ブ3には、排ガス中の
灰塵が堆積する。この熱回収用伝熱チュ−ブ3に堆積し
た灰塵の除去は、スプレ−ヘッダ管4のスプレ−ノズル
7を介して洗浄水を吹き出すことで行われる。
灰塵が堆積する。この熱回収用伝熱チュ−ブ3に堆積し
た灰塵の除去は、スプレ−ヘッダ管4のスプレ−ノズル
7を介して洗浄水を吹き出すことで行われる。
【0030】スプレ−ヘッダ管4からの洗浄水の吹き出
しは、任意の1個の洗浄水制御バルブ6を開とし、他を
閉として、任意の一本のスプレ−ヘッダ管4から洗浄水
を吹き出し、順次、吹き出すスプレ−ヘッダ管4を替え
て行う。
しは、任意の1個の洗浄水制御バルブ6を開とし、他を
閉として、任意の一本のスプレ−ヘッダ管4から洗浄水
を吹き出し、順次、吹き出すスプレ−ヘッダ管4を替え
て行う。
【0031】この際、熱媒体が循環中の熱回収用伝熱チ
ュ−ブ3に洗浄水がかかると、熱回収を行う熱媒体の温
度を下げることになるので、洗浄制御装置16は、スプ
レ−ヘッダ管4から吹き出す洗浄水が当たる位置の熱回
収用伝熱チュ−ブ3に、熱媒体が流れないように熱媒体
循環制御バルブ5を開閉制御する。
ュ−ブ3に洗浄水がかかると、熱回収を行う熱媒体の温
度を下げることになるので、洗浄制御装置16は、スプ
レ−ヘッダ管4から吹き出す洗浄水が当たる位置の熱回
収用伝熱チュ−ブ3に、熱媒体が流れないように熱媒体
循環制御バルブ5を開閉制御する。
【0032】洗浄制御装置16の具体的制御手順は、例
えば、図2に示すように、スプレ−ヘッダ管4に対応し
て熱回収用伝熱チュ−ブ3をp,q,rの三つのエリア
に分割し、pのエリアを洗浄する時は、pのエリアの熱
媒体循環制御バルブ5pを閉めて、pのエリアの洗浄水
制御バルブ6pを開く。他のq,rのエリアの熱媒体循
環制御バルブ5q,5rは開き、q,rのエリアの洗浄
水制御バルブ6q,6rは閉めて、q,rのエリアの熱
回収用伝熱チュ−ブ3内の熱媒体の循環は停止させず、
洗浄水の吹き出しは停止させる。
えば、図2に示すように、スプレ−ヘッダ管4に対応し
て熱回収用伝熱チュ−ブ3をp,q,rの三つのエリア
に分割し、pのエリアを洗浄する時は、pのエリアの熱
媒体循環制御バルブ5pを閉めて、pのエリアの洗浄水
制御バルブ6pを開く。他のq,rのエリアの熱媒体循
環制御バルブ5q,5rは開き、q,rのエリアの洗浄
水制御バルブ6q,6rは閉めて、q,rのエリアの熱
回収用伝熱チュ−ブ3内の熱媒体の循環は停止させず、
洗浄水の吹き出しは停止させる。
【0033】そうすることによって、熱媒体を循環させ
ているエリアの熱回収用伝熱チュ−ブ3には、洗浄水が
かかることはなく、熱交換により回収した熱を損なわず
に、洗浄している部分にだけ洗浄水をかけることにな
り、熱交換効率を低下させずに、熱回収用伝熱チュ−ブ
3をクリ−ニングすることができる。
ているエリアの熱回収用伝熱チュ−ブ3には、洗浄水が
かかることはなく、熱交換により回収した熱を損なわず
に、洗浄している部分にだけ洗浄水をかけることにな
り、熱交換効率を低下させずに、熱回収用伝熱チュ−ブ
3をクリ−ニングすることができる。
【0034】熱回収用伝熱チュ−ブ3を洗浄した後の洗
浄水は、図1中に矢印Lで示すように、排ガスダクト2
の底部から排出され、吸収塔11に供給させて脱硫補給
水とされる。
浄水は、図1中に矢印Lで示すように、排ガスダクト2
の底部から排出され、吸収塔11に供給させて脱硫補給
水とされる。
【0035】尚、上述の実施例においては、熱回収用伝
熱チュ−ブ3は十本、スプレ−ヘッダ管4は三本、スプ
レ−ノズル7は四本配置したが、その本数は適宜に増減
してもよいことは勿論である。
熱チュ−ブ3は十本、スプレ−ヘッダ管4は三本、スプ
レ−ノズル7は四本配置したが、その本数は適宜に増減
してもよいことは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るガスガ
スヒ−タ洗浄装置は、次のような優れた効果を発揮す
る。
スヒ−タ洗浄装置は、次のような優れた効果を発揮す
る。
【0037】(1) 洗浄方法を水洗にすることによ
り、不浸透性黒鉛チュ−ブの割れを引き起こさずに、熱
回収用伝熱チュ−ブをクリ−ニングすることができる。
り、不浸透性黒鉛チュ−ブの割れを引き起こさずに、熱
回収用伝熱チュ−ブをクリ−ニングすることができる。
【0038】(2) 熱媒体循環制御バルブ、洗浄水循
環制御バルブを設けることにより、熱交換効率を低下さ
せずに、熱回収用伝熱チュ−ブのクリ−ニングができ
る。
環制御バルブを設けることにより、熱交換効率を低下さ
せずに、熱回収用伝熱チュ−ブのクリ−ニングができ
る。
【0039】(3) 洗浄水は吸収塔の補給水にするの
で、コストを削減することができる。
で、コストを削減することができる。
【図1】本発明における熱回収用ガスガスヒ−タの正面
図である。
図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】本発明における排煙処理装置の全体構成図であ
る。
る。
1 熱回収用ガスガスヒ−タ 2 排ガスダクト 3 熱回収用伝熱チュ−ブ 4 スプレ−ヘッダ管 5 熱媒体循環制御バルブ 6 洗浄水制御バルブ 7 スプレ−ノズル 11 吸収塔 16 洗浄制御装置
Claims (6)
- 【請求項1】 排ガスダクト内に、排ガスと熱交換する
伝熱チュ−ブを配置したガスガスヒ−タにおいて、上記
排ガスダクト内に平行に複数系の上記伝熱チュ−ブを配
置し、その上部に複数本の洗浄水を吹き出すスプレ−ヘ
ッダ管を、上記伝熱チュ−ブの向きと同一方向に平行に
配置し、上記伝熱チュ−ブのそれぞれの出入口部分に熱
媒体循環制御バルブを接続すると共に、上記それぞれの
スプレ−ヘッダ管に洗浄水制御バルブを接続したことを
特徴とするガスガスヒ−タの洗浄装置。 - 【請求項2】 上記伝熱チュ−ブが、不浸透性黒鉛チュ
−ブからなる請求項1記載のガスガスヒ−タの洗浄装
置。 - 【請求項3】 上記ガスガスヒ−タは、上記排ガスダク
トに、脱硫前の排ガスを導入し、上記伝熱チュ−ブは、
その排ガスの熱を回収する熱回収用ガスガスヒ−タから
なる請求項1記載のガスガスヒ−タの洗浄装置。 - 【請求項4】 上記スプレ−ヘッダ管は、洗浄水を噴射
する複数のスプレ−ノズルを有する請求項1記載のガス
ガスヒ−タの洗浄装置。 - 【請求項5】 上記熱媒体循環制御バルブと上記洗浄水
制御バルブは、洗浄制御装置に接続され、上記洗浄制御
装置は、任意の洗浄水制御バルブを開として、対応する
上記伝熱チュ−ブの熱媒体循環制御バルブを閉とする請
求項1記載のガスガスヒ−タの洗浄装置。 - 【請求項6】 上記熱回収用ガスガスヒ−タの下流に
は、吸収塔が接続され、熱回収用ガスガスヒ−タでの洗
浄後の洗浄水が上記吸収塔に供給される請求項3記載の
ガスガスヒ−タの洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13153595A JPH08327294A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ガスガスヒ−タの洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13153595A JPH08327294A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ガスガスヒ−タの洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08327294A true JPH08327294A (ja) | 1996-12-13 |
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ID=15060351
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JP (1) | JPH08327294A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103411475A (zh) * | 2013-08-27 | 2013-11-27 | 北京新世翼节能环保科技股份有限公司 | 全伸缩式自动冲洗装置 |
CN104390512A (zh) * | 2014-09-28 | 2015-03-04 | 青岛大学 | 一种强化除垢型换热装置 |
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KR200486194Y1 (ko) * | 2016-12-29 | 2018-04-12 | 한국남동발전 주식회사 | 발전소 탈황설비의 가스가스히터에서 비누설형 열교환기 튜브의 개별차단시스템 |
CN108571914A (zh) * | 2017-03-14 | 2018-09-25 | 南京酷朗电子有限公司 | 具有清洁功能的翅片换热器系统和方法 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP13153595A patent/JPH08327294A/ja active Pending
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