JP2016201517A - コイルとコンデンサを含む積層複合電子部品 - Google Patents

コイルとコンデンサを含む積層複合電子部品 Download PDF

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Abstract

【課題】コイルとコンデンサを含む積層複合電子部品においてコイルの特性を向上させる。
【解決手段】絶縁層を介して積層した複数の導体層を有する積層体内にコイルとコンデンサを含む回路を備えた積層複合電子部品であって、コイルを構成するコイル導体を第一導体層に備え、コンデンサを構成する一対のコンデンサ電極のうちの一方のコンデンサ電極を、積層体の積層方向から見たときにコイル導体と重なるように第二導体層に備え、コイル導体がコイルを構成すると同時に一対のコンデンサ電極のうちの他方のコンデンサ電極としてコンデンサを構成するようにした。前記一方のコンデンサ電極は、コイル導体の線幅以下の幅を有し且つコイル導体からはみ出すことなくコイル導体の線幅内に収まっていることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイルとコンデンサを含む積層複合電子部品に係り、特に、積層体の内部にコイルとコンデンサを含む回路を備えた複合電子部品に関する。
高密度実装の要請に応えるべく、複数の受動素子をひとつの積層体チップ内に備えて様々な機能を持たせた複合電子部品が今日提供されている。
例えば、積層フィルタは、絶縁層を介在させつつ複数の導体層を積層した積層体の内部にコイルとコンデンサによって構成したフィルタ回路を備えることにより信号処理やEMC対策のような機能を果たすことが出来るもので、携帯電話機やスマートフォン、パーソナルコンピュータなどの各種の電子機器に広く用いられている。
また、このような積層複合電子部品を開示するものとして下記特許文献がある。
特開2012‐29015号公報 特開2012‐29016号公報 特開2012‐60440号公報 特開2013‐219469号公報
ところで、近年の電子機器の小型薄型化・高機能化の進展に伴い、これらに使用される電子部品にも高性能でかつ小型低背であることが求められている。しかしながら、部品を小型低背化すると各回路素子の配置スペースを十分に確保することが難しく、高性能と小型低背を両立することは容易ではない。
例えば、積層ローパスフィルタを小型低背化するとコイルの径が小さくならざるを得ず、Q値やインダクタンス値が低下して高性能化が難しくなる。
また、図17〜図18は積層体の内部導体層にコイル導体L11〜L14からなる積層コイルLと、コンデンサ電極C11,C12からなるコンデンサCを配置した従来の部品構造を示すものであるが、これらの図に示すようにコイルLとコンデンサCを水平方向に並べて配置するとコイルLの径が小さくなるうえに、コイルLに隣接して配置したコンデンサCがコイルLの磁束Fを妨げることからコイルLの特性が劣化し、要求特性を十分に満たすことが出来ないことがある。
一方、このような特性向上と小型低背化の両立の要請は、電子機器の小型薄型化・多機能・高機能化が進むにつれ今後も益々強まると考えられる。
したがって、本発明の目的は、コイルとコンデンサを含む積層複合電子部品においてコイルの特性を良好にする新たな部品構造を得る点にある。
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係る積層複合電子部品は、絶縁層を介して積層した複数の導体層を有する積層体内に、互いに電気的に接続されたコイルとコンデンサを含む回路を備えた積層複合電子部品であって、前記複数の導体層のうちのひとつである第一導体層に、コイルを構成する導体の少なくとも一部であるコイル導体を備え、当該第一導体層とは異なる導体層である第二導体層に、コンデンサを構成する一対のコンデンサ電極のうちの一方のコンデンサ電極を、積層体の積層方向から見たときにコイル導体と重なるように備え、これによりコイル導体が、コイルを構成すると同時に、一対のコンデンサ電極のうちの他方のコンデンサ電極としてコンデンサを構成するようにした。
本発明の積層複合電子部品では、前に述べた従来構造(図17〜図18)のようにコイルとコンデンサを横に並べて配置するのではなく、コイル導体と重なるようにコイルの配置領域内にコンデンサ電極を配置するから(後述する図1〜図5参照)、コンデンサの配置に必要であった領域を省くことができ、その分、コイルの径を大きくして高いインダクタンス値を得ることが出来る。また、コイル導体の線幅を大きくすることも可能で、これにより高いQ値を得ることも出来る。さらに、チップの小型化(垂直方向から見たときのサイズの縮小)も可能となる。なお、本願では積層体の積層方向を「垂直方向」、各導体層や絶縁層に平行な方向を「水平方向」として説明を行う。
また、本発明ではコイルを構成するコイル導体が、コンデンサを構成する一対の電極(コンデンサ電極)のうちのひとつを兼ね、このコイル導体と垂直方向に対向するようにコンデンサ電極を備えるから、コンデンサ電極によってコイルの磁束が妨げられることを防ぐことが出来る。
なお、このため本発明では、前記一方のコンデンサ電極が、コイル導体の線幅以下(コイル導体の線幅と同一または当該線幅未満)の幅を有し、且つ、垂直方向から見たときにコイル導体からはみ出すことなくコイル導体の線幅内に収まっているように構成することが好ましい。
本発明の典型的な一態様では、コイルが2層以上の導体層に亘ってコイル導体を配置した積層コイルであり、これらのコイル導体の間にコンデンサ電極を挟むように配置する。
より具体的には、前記本発明に係る積層複合電子部品において、第一導体層および第二導体層と異なる導体層である第三導体層に、第一導体層に備えたコイル導体とは別のコイル導体を備え、当該別のコイル導体は、第一導体層に備えたコイル導体と層間接続導体により電気的に接続されて第一導体層に備えたコイル導体とともにコイルを構成し、第二導体層は、第一導体層と第三導体層との間に積層された導体層であり、第二導体層に備えた一方のコンデンサ電極は、第一導体層に備えられたコイル導体と、第三導体層に備えられたコイル導体との間に配置する。
また本発明の別の一態様では、上記態様と同様にコイルとして積層コイルを備えるが、コイル導体の間ではなく、コイルの上面(上層)側または下面(下層)側にコンデンサ電極を配置する。
具体的には、前記本発明に係る積層複合電子部品において、第一導体層および第二導体層と異なる導体層である第三導体層に、第一導体層に備えたコイル導体とは別のコイル導体を備え、当該別のコイル導体は、第一導体層に備えたコイル導体と層間接続導体により電気的に接続されて第一導体層に備えたコイル導体とともにコイルを構成し、第二導体層は、積層体の積層方向について、第一導体層を挟んで第三導体層とは反対側に積層された導体層であり、第二導体層に備えた一方のコンデンサ電極は、積層体の積層方向について、第一導体層に備えられたコイル導体を挟んで第三導体層に備えられたコイル導体とは反対側に配置する。
さらに本発明では、上記本発明または各態様のうちのいずれかの積層複合電子部品において、第二導体層に備えた一方のコンデンサ電極と、第一導体層に備えたコイル導体の他方のコンデンサ電極を構成する部分が、共に、L字状またはU字状(C字状)の平面形状(垂直方向から見た形状)を有することがある。
コイル導体は、導体層内において一般にL字状やU字状(C字状)のパターンを描くが、そのような形状のコイル導体に沿って延びるようにコンデンサ電極をL字状やU字状(C字状)の平面形状とすれば、コイル導体をコンデンサ電極としても有効に活用してコンデンサの広い電極面積を確保し十分な容量を得ることが可能となる。
また前述したような、積層体の積層方向から見たときにコイル導体と重なるように備えたコンデンサ電極と当該コイル導体とで構成したコンデンサをコイル一体型コンデンサと称する場合に、本発明では、積層体内に備える前記回路が2以上のコンデンサと1以上のコイルとを含み、当該2以上のコンデンサの総てをコイル一体型コンデンサとすることがある。
本発明に言う「コイルとコンデンサを含む回路」は、典型的にはフィルタ回路であるが、必ずしもフィルタ回路に限定されない。コイルとコンデンサを含む回路であれば他の回路であっても同様に本発明を適用することが出来るからである。
本発明によれば、コイルとコンデンサを含む積層複合電子部品においてコイルの特性を向上させることが出来る。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基づいて述べる以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。また、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る積層複合電子部品の要部の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示した構成例の分解斜視図である。 図3は、図1に示した構成例の回路図である。 図4は、前記第一実施形態に係る積層複合電子部品の要部の別の構成例を分解して示す斜視図である。 図5は、図4に示した別の構成例を示す回路図である。 図6は、コンデンサ電極の別の構成例を示す斜視図である。 図7は、コンデンサ電極のさらに別の構成例を示す斜視図である。 図8は、前記第一実施形態に係る積層複合電子部品の要部の変形例を示す斜視図である。 図9は、前記第一実施形態に係る積層複合電子部品の要部の別の変形例を示す斜視図である。 図10は、本発明の第二の実施形態に係る積層複合電子部品を示す回路図である。 図11は、前記第二実施形態に係る積層複合電子部品の積層体の各層を示す平面図である。 図12は、前記第二実施形態に係る積層複合電子部品の減衰特性を示す線図である。 図13は、前記図12に示した線図の一部を拡大して示す線図である。 図14は、本発明の第三の実施形態に係る積層複合電子部品の積層体の各層を示す平面図である。 図15Aは、本発明の第四の実施形態に係る積層複合電子部品の積層体の各層(第1導体層〜第6絶縁層)を示す平面図である。 図15Bは、本発明の第四の実施形態に係る積層複合電子部品の積層体の各層(第7導体層)を示す平面図である。 図16は、比較例に係る積層複合電子部品の積層体の各層を示す平面図である。 図17は、従来の積層複合電子部品の要部の構成例を示す斜視図である。 図18は、前記図17に示した構成例の分解斜視図である。
〔第1実施形態〕
まず、本発明の特徴的な構造を第一の実施形態として説明する。
図1から図3は本発明に係る積層複合電子部品における特徴的な部分を例示するものである。これらの図に示すように、前述した従来構造(図17〜図18)ではコイルLとコンデンサCを横に(水平方向に)並べて配置していたのに対して、本実施形態では積層コイルLを構成するコイル導体L11,L12の間にコンデンサ電極C11を挿入しコイル導体L11の線路に垂直に重ねるように配置することによりコイル導体L11,L12の線路間にコンデンサCを構成する。
具体的には、絶縁層(図示せず)を介して積層した第1導体層M1〜第5導体層M5の5層の導体層を含む積層体の、第1導体層M1、第3導体層M3、第4導体層M4および第5導体層M5にそれぞれ配置したループ状のコイル導体L11,L12,L13,L14をビアホールV(図1では図示せず図2において破線で示す/以下単に「ビア」と言う)で順に接続することにより螺旋状の積層コイルLを構成する。
一方、第1導体層M1と絶縁層を介して垂直方向に隣り合う第2導体層M2には、第1導体層M1に備えたコイル導体L11と垂直方向に対向するようにコンデンサ電極C11を備える。このコンデンサ電極C11は、第1導体層M1に備えたループ状のコイル導体L11の一部(当該コイル導体L11の一部の線路区間)と重なるように、L字状の平面形状と、コイル導体L11の線幅W2以下の幅W1を有する(W1≦W2)。このような構造とすれば、第2導体層M2に備えたコンデンサ電極C11と、第1導体層M1に備えたコイル導体L11とによってコンデンサCを構成することが出来る。第1導体層M1に備えたコイル導体L11は、コイル導体L11とコンデンサ電極C12を兼ねることとなる。また、コイル導体L11がコンデンサ電極C12を兼ねることによりコイルLとコンデンサCとが電気的に接続される。
なお、導体層の積層ずれ等の原因によってコンデンサ電極C11とコイル導体L11(C12)とが位置ずれしてコンデンサCの容量変動(誤差)が生じることを防ぐためには、コンデンサ電極C11の幅W1をコイル導体L11の線幅W2より小さくし(W1<W2)且つコンデンサ電極C11がコイル導体L11の線幅内に収まるようにすること、言い換えれば、垂直方向から見たときに幅方向についてコイル導体L11の両縁(幅方向の両端)の間にコンデンサ電極C11のすべて(全幅)が収まるようにすることが好ましい。
また、コイル一体型コンデンサC(コンデンサ電極C11とコイル導体L11(C12)との間)に介在される誘電体膜、すなわち、第1導体層M1と第2導体層M2との間に介在される絶縁層(図示せず)は、例えば、シリコンナイトライドやアルミナを主成分とした薄膜とすれば良い。
そして、図2に示すように、第1導体層M1のコイル導体L11の一端部(第3導体層M3のコイル導体L12と接続する端部とは反対側の端部)を端子T1に接続し、第2導体層M2のコンデンサ電極C11の一端部と、第5導体層M5のコイル導体L14の一端部(第4導体層M4のコイル導体L13と接続する端部とは反対側の端部)をそれぞれ端子T2に接続すれば、図3に示すLC並列回路を構成することが可能である。
また、図4に示すように、コンデンサ電極C11を最下層のコイル導体L14の下面側に配置して最下層のコイル導体L14との間にコイル一体型コンデンサCを構成し、第1導体層M1のコイル導体L11を端子T1に、コンデンサ電極C11を端子T2にそれぞれ接続すれば、端子T1と端子T2の間にコイルL(コイル導体L11〜L14)とコンデンサC(コンデンサ電極C12,C11)が直列に接続された図5に示すLC直列回路を構成することが出来る。
コンデンサ電極C11の平面形状は、コイル導体の形状パターンに合わせて、例えば図6に示すようなU字状(C字状)にすることも出来るし、例えば図7に示すような直線状の形状とすることも可能である。さらに、コンデンサ電極C11を配置する垂直方向の位置については、前述のようにコイル導体L11とコイル導体L12の間に配置するのではなく、図8に示すように最上層のコイル導体L11の上面側に配置して最上層のコイル導体L11との間にコンデンサCを構成することも出来る。また、前記図4や図9に示すように最下層のコイル導体L14の下面側に配置して最下層のコイル導体L14との間にコンデンサCを構成することも可能である。
なお、本実施形態では4層のコイル導体L11〜L14によりコイルLを構成したが、3層以下または5層以上のコイル導体によりコイルを構成しても良いし、1層の(1巻の)コイル導体からなるコイルとすることも出来る。また、本実施形態の構造および接続方法(図3,図5)を組み合わせればコイルとコンデンサを含む様々な回路を構成することが可能である。
〔第2実施形態〕
図10〜図13を参照して本発明の第二の実施形態に係る積層複合電子部品を説明する。
本発明の第二の実施形態に係る積層複合電子部品11は、絶縁層を介在させつつ積層した複数の導体層を備える積層体の内部に導体パターンによってLCフィルタ(ローパスフィルタ/以下「LPF」と言う)回路を構成したチップ状の積層LPFである。
すなわち当該回路は、図10に示すように、入力端子T1と出力端子T2との間に直列に接続した2つのLC並列回路(互いに並列に接続したコイルL1とコンデンサC2からなる第一のLC共振回路と、互いに並列に接続したコイルL2とコンデンサC4からなる第二のLC共振回路)と、入力端子T1と第一のLC並列回路との間に一端を、グランド端子Gに他端をそれぞれ接続したコンデンサC1と、2つのLC並列回路の間に一端を、グランド端子Gに他端をそれぞれ接続したコンデンサC3と、出力端子T2と第二のLC並列回路との間に一端を、グランド端子Gに他端をそれぞれ接続したコンデンサC5とからなる。
積層体は、図11に示すように長方形の平面形状を有し、順に積層した第1導体層M1、第1絶縁層I1、第2導体層M2、第2絶縁層I2、第3導体層M3、第3絶縁層I3、第4導体層M4、第4絶縁層I4、第5導体層M5、第5絶縁層I5および第6導体層M6を有する。なお、本実施形態に係るLPFは、図11に示した各層以外にも、例えばグランド電極を備えた導体層など図示しない他の導体層や絶縁層を備えていても良い。
積層体の四隅(垂直方向から見た場合の4つの角部)には、第1導体層M1から第6導体層M6までに亘って当該積層体を垂直に貫いて延びる柱状の導電体を備える。これらの導電体は、各導体層M1〜M6に現れる端子部T1,T2,Gと、各絶縁層I1〜I5を貫いて垂直方向に隣り合う端子部同士を接続するビアVとを含んで柱状端子を構成するもので、図11において各層の右上の角部から時計回りに隣り合う角部を第一から第四の角部とすると、これら4つの角部のうち第一の角部には柱状入力端子(入力端子部T1)を、第二の角部には柱状出力端子(出力端子部T2)を、第三の角部と第四の角部には柱状グランド端子(グランド端子部G)を、それぞれ備える。
なお、第1導体層M1のグランド端子部Gは、後に述べるコンデンサC3(コンデンサ電極C31)を構成するために、第三の角部のグランド端子部Gと第四の角部のグランド端子部Gが当該第1導体層の長辺(左辺)に沿ってひと続きに延びるように形成した。また、入力端子部T1と出力端子部T2との間には、コンデンサC1とコンデンサC5を構成するグランド側のコンデンサ電極C11,C51を備え、このコンデンサ電極C11,C51と前記第1導体層M1のグランド端子部Gを接続電極E1で接続した。さらに、コンデンサ電極C11,C51と第1絶縁層I1を介して対向するように第2導体層M2にコンデンサ電極C12とコンデンサ電極C52を備え、第1導体層M1のコンデンサ電極C11と第2導体層のコンデンサ電極C12によりコンデンサC1を、第1導体層M1のコンデンサ電極C51と第2導体層M2のコンデンサ電極C52によりコンデンサC5をそれぞれ構成した。
また、積層体を垂直方向から見て当該積層体を長手方向について2等分した場合の一方(図11の各層の上半分)の領域には、前記第一LC共振回路を構成する積層コイルL1を配置する。この積層コイルL1は、第1導体層M1、第3導体層M3、第4導体層M4および第5導体層M5にそれぞれ備えたループ状のコイル導体L11,L12,L13,L14を、第1絶縁層I1、第2導体層M2、第2絶縁層I2、第3絶縁層I3および第4絶縁層I4をそれぞれ貫くビアVによって順に接続することにより構成する。
また、上記2等分した場合の他方(図11の各層の下半分)の領域には、前記第二LC共振回路を構成する積層コイルL2を配置する。この積層コイルL2は、上記積層コイルL1と同様に、第1導体層M1、第3から第5導体層M3〜M5にそれぞれ備えたループ状のコイル導体L21,L22,L23,L24を、第1絶縁層I1、第2導体層M2、第2から第4絶縁層I2〜I4をそれぞれ貫くビアVによって順に接続することにより構成する。
なお、第一のLC共振回路を構成する積層コイルL1は、第1導体層M1の第一の角部に備えた入力端子部T1から第5導体層M5に向けて時計回りに回転するように螺旋状に下方へ引き回し、第5導体層M5において両コイルL1,L2の間に備えた接続電極E4によって第二のLC共振回路を構成する積層コイルL2に接続してある。また、第二のLC共振回路を構成する積層コイルL2は、当該第5導体層M5の接続電極E4から第1導体層M1に向けて反時計回りに回転するように螺旋状に上方へ引き回し、第1導体層M1において第二の角部に備えた出力端子部T2に接続してある。
また、前記第1導体層M1においてひと続きに形成したグランド端子部Gの中央部に対して第1絶縁層I1を介して対向するように第2導体層M2にコンデンサ電極C32を備える。このコンデンサ電極C32は、第1導体層のグランド端子部G(コンデンサ電極C31)と共にコンデンサC3を構成するものである。コンデンサ電極C32は、第2から第4の各絶縁層I2〜I4に備えたビアVおよび第3から第5の各導体層M3〜M5に備えた電極E2ならびに第5導体層M5に備えた接続電極E4を介して各積層コイルL1,L2に接続してある。なお、第3導体層M3および第4導体層M4には、各導体層M3,M5においてビアV同士を接続する接続電極E3を備えている。
第一LC共振回路を構成するコンデンサC2と、第二LC共振回路を構成するコンデンサC4は、前述したコイル一体型コンデンサとする。
具体的には、第1導体層M1のコイル導体L11の一部と重なるようにL字状に延びるコンデンサ電極C21を第2導体層M2に備える。このコンデンサ電極C21はコイル導体L11の線幅より小さい幅を有し、垂直方向から見てコイル導体L11の線幅内に収まるように配置されて、第1絶縁層I1を介してコイル導体L11と対向してコンデンサC2を構成する。なお、このコンデンサ電極C21は、電気的に接続するため、次に述べるコンデンサ電極C41とひと続きとなっている。また、コンデンサ電極C21に対向するコイル導体L11の部分を黒で塗りつぶして示した(以下、コイル一体型コンデンサについて同様)。当該部分がコイル導体L11として機能すると同時にコンデンサC2を構成するコンデンサ電極C22としても機能することとなる。また、当該コンデンサ電極C22部分によってコイルL1(コイル導体L11)とコンデンサC2とが電気的に接続される。
同様にコンデンサC4についても、第1導体層M1のコイル導体L21の一部と重なるようにL字状に延びるコンデンサ電極C41を第2導体層M2に備える。このコンデンサ電極C41はコイル導体L21の線幅より小さい幅を有し、垂直方向から見てコイル導体L21の線幅内に収まるように配置されて、第1絶縁層I1を介してコイル導体L21(黒塗りの部分C42)と対向してコンデンサC4を構成する。なお、既に述べたようにこのようにコンデンサ電極C21,C41の幅をコイル導体L11,L21の幅より小さく且つコイル導体L11,L21の線幅内に収まるように配置すれば、積層ずれ等によってコンデンサC2,C4に容量誤差が生じることを防ぐことが出来る。また、コンデンサC2,C4(コンデンサ電極C21,C41)がコイルL1,L2の磁束を妨げることもない。
本実施形態の比較対象として従来のようにコイルとコンデンサを水平方向に並べて配置する積層LPF(比較例)を構成した。図16はこれを示すものである。図16に示すようにこの比較例に係るLPFは、第一LC共振回路を構成するコンデンサC2および第二LC共振回路を構成するコンデンサC4を含め、総てのコンデンサC1〜C5をコイル一体型コンデンサではなく従来から知られている通常の(2枚のコンデンサ電極を対向させるように備えた)コンデンサとしたものである。これらのコンデンサC1〜C5は、垂直方向から見たときの積層体の長手方向の中央部に配置し、これらコンデンサC1〜C5の両側、すなわち垂直方向から見たときの積層体の長手方向の両端部に積層コイルL1(L11〜L14),L2(L21〜L24)をそれぞれ配置している。
図12〜図13は当該比較例と前記第二実施形態に係るLPFの周波数−減衰特性を示す線図であるが、これらの図から明らかなように本実施形態の構造によれば、比較例と比べて挿入損失が低下しフィルタ特性を向上させることが出来ることが分かる。またQ値は、比較例が14であるのに対し、本実施形態では20となりQ値を高めることが出来た。これらの特性向上は、本実施形態の構造によればコイルL1,L2の径を大きくすることができ、またコイル導体L11〜L14,L21〜L24の線幅を太くすることが出来たことに起因するものであると考えられる。
〔第3実施形態〕
図14を参照して本発明の第三の実施形態に係る積層LPFを説明する。
図14に示すようにこの実施形態のLPFは、前記第二実施形態と同様に、第一LC共振回路のコンデンサC2と第二LC共振回路のコンデンサC4をコイル一体型コンデンサとするが、これらに加えてコンデンサC1とコンデンサC5もコイル一体型コンデンサとしたものである。
具体的には、前記第二実施形態と同様に第1導体層M1に、第一LC共振回路のコイルL1を構成するコイル導体L11と、第二LC共振回路のコイルL2を構成するコイル導体L21とを配置しているが、第一LC共振回路のコイル導体L11と対向するように第2導体層M2にコンデンサC1のコンデンサ電極C11とコンデンサC2のコンデンサ電極C21を配置することにより、当該コイル導体L11の一部C12との間にコンデンサC1を構成するとともに、当該コイル導体L11の他の一部C22との間にコンデンサC2を構成する。
同様に、第二LC共振回路のコイル導体L21と対向するように第2導体層M2にコンデンサC4のコンデンサ電極C41とコンデンサC5のコンデンサ電極C51を配置して、当該コイル導体L21の一部C42との間にコンデンサC4を、当該コイル導体L21の他の一部C52との間にコンデンサC5をそれぞれ構成する。なお、本実施形態では、コンデンサC1,C5をコイル一体型コンデンサとするために前記第二実施形態とは異なり、第二の角部にグランド端子部Gを、第三の角部に出力端子部T2を配置している。
〔第4実施形態〕
図15A〜図15Bを参照して本発明の第四の実施形態に係る積層LPFを説明する。
図15A〜図15Bに示すようにこの実施形態のLPFは、LPF回路(図3)に含まれる総てのコンデンサC1〜C5をコイル一体型コンデンサとしたものである。
具体的には、前記第三実施形態と同様に、第1導体層M1に配置した第一LC共振回路のコイル導体L11(C12,C22)と、第2導体層M2に配置したコンデンサ電極C11,C21とによりコンデンサC1とコンデンサC2とを構成するとともに、第1導体層M1に配置した第二LC共振回路のコイル導体L21(C42,C52)と、第2導体層M2に配置したコンデンサ電極C41,C51とによりコンデンサC4とコンデンサC5とを構成する。
また、コンデンサC3をコイル一体型コンデンサとするために、第5導体層M5に配置した第一LC共振回路のコイルL1を構成するコイル導体L14に垂直方向から見て重なるように第6導体層M6にコンデンサ電極C31を備える。このコンデンサ電極C31は、第6導体層M6の第4の角部に配置したグランド端子部Gに接続されており、第5導体層M5に配置したコイル導体L14の一部C32と第5絶縁層I5を介して対向しコンデンサC3を構成する。
11 積層複合電子部品(ローパスフィルタ)
C,C1,C2,C3,C4,C5 コンデンサ
C11,C12,C21,C22,C31,C32,C41,C42,C51,C52 コンデンサ電極
E1,E2,E3,E4 接続電極
F コイルの磁束
G グランド端子(グランド端子部)
I1 第1絶縁層
I2 第2絶縁層
I3 第3絶縁層
I4 第4絶縁層
I5 第5絶縁層
I6 第6絶縁層
L,L1,L2 コイル
L11,L12,L13,L14 コイル導体
M1 第1導体層
M2 第2導体層
M3 第3導体層
M4 第4導体層
M5 第5導体層
M6 第6導体層
M7 第7導体層
T1 入力端子(入力端子部)
T2 出力端子(出力端子部)
V ビアホール
W1 コンデンサ電極の幅
W2 コイル導体の線幅

Claims (9)

  1. 絶縁層を介して積層した複数の導体層を有する積層体内に、互いに電気的に接続されたコイルとコンデンサを含む回路を備えた積層複合電子部品であって、
    前記複数の導体層のうちのひとつである第一導体層に、前記コイルを構成する導体の少なくとも一部であるコイル導体を備え、
    当該第一導体層とは異なる導体層である第二導体層に、前記コンデンサを構成する一対のコンデンサ電極のうちの一方のコンデンサ電極を、前記積層体の積層方向から見たときに前記コイル導体と重なるように備え、
    これにより前記コイル導体が、前記コイルを構成すると同時に、前記一対のコンデンサ電極のうちの他方のコンデンサ電極として前記コンデンサを構成する
    ことを特徴とする積層複合電子部品。
  2. 前記一方のコンデンサ電極は、前記コイル導体の線幅以下の幅を有し、且つ、前記積層体の積層方向から見たときに前記コイル導体からはみ出すことなく前記コイル導体の線幅内に収まっている
    請求項1に記載の積層複合電子部品。
  3. 前記第一導体層および前記第二導体層と異なる導体層である第三導体層に、前記第一導体層に備えたコイル導体とは別のコイル導体を備え、
    当該別のコイル導体は、前記第一導体層に備えたコイル導体と層間接続導体により電気的に接続されて前記第一導体層に備えたコイル導体とともに前記コイルを構成し、
    前記第二導体層は、前記第一導体層と前記第三導体層との間に積層された導体層であり、
    前記第二導体層に備えた一方のコンデンサ電極は、前記第一導体層に備えられたコイル導体と、前記第三導体層に備えられたコイル導体との間に配置されている
    請求項1または2に記載の積層複合電子部品。
  4. 前記第一導体層および前記第二導体層と異なる導体層である第三導体層に、前記第一導体層に備えたコイル導体とは別のコイル導体を備え、
    当該別のコイル導体は、前記第一導体層に備えたコイル導体と層間接続導体により電気的に接続されて前記第一導体層に備えたコイル導体とともに前記コイルを構成し、
    前記第二導体層は、前記積層体の積層方向について、前記第一導体層を挟んで前記第三導体層とは反対側に積層された導体層であり、
    前記第二導体層に備えた一方のコンデンサ電極は、前記積層体の積層方向について、前記第一導体層に備えられたコイル導体を挟んで前記第三導体層に備えられたコイル導体とは反対側に配置されている
    請求項1または2に記載の積層複合電子部品。
  5. 前記第二導体層に備えた一方のコンデンサ電極と、前記第一導体層に備えたコイル導体の前記他方のコンデンサ電極を構成する部分が、共に、L字状の平面形状を有する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の積層複合電子部品。
  6. 前記第二導体層に備えた一方のコンデンサ電極と、前記第一導体層に備えたコイル導体の前記他方のコンデンサ電極を構成する部分が、共に、U字状の平面形状を有する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の積層複合電子部品。
  7. 前記回路は、第一コンデンサと第二コンデンサを含む2以上のコンデンサを有し、
    前記第一導体層に備えたコイル導体は、ループ状の導体からなり、
    このループ状の導体は、
    前記第一コンデンサの他方のコンデンサ電極となる第一コンデンサ兼用領域と、
    前記第二コンデンサの他方のコンデンサ電極となる第二コンデンサ兼用領域と
    を有する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の積層複合電子部品。
  8. 前記積層体の積層方向から見たときにコイル導体と重なるように備えたコンデンサ電極と、当該コイル導体とで構成したコンデンサをコイル一体型コンデンサと称した場合に、
    前記回路は、2以上のコンデンサと、1以上のコイルとを含み、
    前記2以上のコンデンサの総てが、コイル一体型コンデンサである
    請求項1から7のいずれか一項に記載の積層複合電子部品。
  9. 前記回路は、フィルタ回路である
    請求項1から8のいずれか一項に記載の積層複合電子部品。
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