JP2016200017A - 内燃機関用過給システム - Google Patents

内燃機関用過給システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016200017A
JP2016200017A JP2015078557A JP2015078557A JP2016200017A JP 2016200017 A JP2016200017 A JP 2016200017A JP 2015078557 A JP2015078557 A JP 2015078557A JP 2015078557 A JP2015078557 A JP 2015078557A JP 2016200017 A JP2016200017 A JP 2016200017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supercharger
supercharging
internal combustion
combustion engine
intake passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015078557A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6384391B2 (ja
Inventor
角田 有史
Yuji Tsunoda
有史 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015078557A priority Critical patent/JP6384391B2/ja
Publication of JP2016200017A publication Critical patent/JP2016200017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6384391B2 publication Critical patent/JP6384391B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】加速要求があったときに、過給機のサージの発生を抑制しつつ、過給機による過給と電動過給機による過給とを同時に開始することによって加速要求を満足させる。
【解決手段】排気通路2に配置されたタービンホイールを備えたタービン4bと、吸気通路3に配置されたコンプレッサインペラを備えたコンプレッサ4aとを有し、タービンホイールとコンプレッサインペラとが回転軸4cを介して連結されている過給機4と、吸気通路3のうちのコンプレッサ4aが配置された部分に対して並列に配列された吸気通路3’と、吸気通路3’に配置された電動過給機5とを備えた内燃機関用過給システムにおいて、排気通路2のうちのタービン4bよりも上流側の位置と、吸気通路3’のうちの電動過給機5の下流側の位置とを連通するバイパス通路6を設け、バイパス通路6にバイパス弁7を配置した。加速要求時の過給圧が所定値以下のときにバイパス弁7が開弁される。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関用過給システムに係り、特に、排気通路に配置されたタービンと吸気通路に配置されたコンプレッサとを備えた過給機と、電動過給機とを有する内燃機関用過給システムに関する。
従来から、排気通路に配置されたタービンと吸気通路に配置されたコンプレッサとを備えた過給機と、電動過給機(電動コンプレッサ)とを有する内燃機関用過給システムが知られている。この種の内燃機関用過給システムの例としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、電動過給機のサージを効率的に回避し、電動過給機の能力を十分に引き出して過給機のアシストを実行する旨が記載されている。具体的には、特許文献1には、電動過給機のサージが発生するおそれがあるときに、電動過給機の回転数を下げるように電気モータを制御したり(第1の実施形態)、電動過給機を迂回するバイパス通路のバイパス弁の開度を増加させたりする(第2の実施形態)旨が記載されている。
特開2005−201092号公報
特許文献1に記載された内燃機関用過給システムでは、電動過給機によって過給機をアシストするために、過給機のコンプレッサが配置された吸気通路の上流側に、電動過給機が直列に配列されている。一方で、電動過給機によって過給機をアシストするために、過給機のコンプレッサが配置された吸気通路と並列に配列された他の吸気通路に電動過給機が配置される場合がある。
過給機のコンプレッサが配置された吸気通路と並列に配列された他の吸気通路に電動過給機が配置される場合には、加速要求があったときに、加速要求を満足させるべく過給機による過給と電動過給機による過給とが同時に開始されると、過給機にサージが生じてしまうおそれがある。
前記問題点に鑑み、本発明は、加速要求があったときに、過給機のサージの発生を抑制しつつ、過給機による過給と電動過給機による過給とを同時に開始することによって加速要求を満足させることができる内燃機関用過給システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、内燃機関と、
前記内燃機関に接続された排気通路と、
前記内燃機関に接続された吸気通路と、
前記排気通路に配置されたタービンホイールを備えたタービンと、前記吸気通路に配置されたコンプレッサインペラを備えたコンプレッサとを有し、前記タービンホイールと前記コンプレッサインペラとが回転軸を介して連結されている第1過給機と、
前記吸気通路のうちの前記コンプレッサが配置された部分に対して並列に配列された他の吸気通路と、
電動機によって駆動される他のコンプレッサを有し、前記他の吸気通路に配置された第2過給機とを具備する内燃機関用過給システムにおいて、
前記排気通路のうちの前記タービンよりも上流側の位置と、前記他の吸気通路のうちの前記第2過給機よりも下流側の位置とを連通するバイパス通路を設け、
前記バイパス通路にバイパス弁を配置し、
前記バイパス弁を制御する制御装置を設け、
前記制御装置は、加速要求があったときに前記第1過給機による過給および前記第2過給機による過給を共に実行し、さらに過給圧が所定値以下のときに前記バイパス弁を開弁することを特徴とする内燃機関用過給システムが提供される。
すなわち、本発明の内燃機関用過給システムでは、タービンを有する第1過給機のコンプレッサが配置された吸気通路と、電動機によって駆動される他のコンプレッサを有する第2過給機が配置された他の吸気通路とが、並列に配列されている。また、排気通路のうちのタービンよりも上流側の位置と、他の吸気通路のうちの第2過給機よりも下流側の位置とが、バイパス通路によって連通されている。さらに、バイパス弁がバイパス通路に配置されている。
ところで、加速要求があったときに、加速要求を満足させるべく第1過給機による過給と第2過給機による過給とが同時に開始されると、第2過給機による過給圧上昇速度が第1過給機による過給圧上昇速度より高いため、吸気通路と他の吸気通路とが並列に配列された本発明の内燃機関用過給システムの構成では、吸気通路および他の吸気通路内の過給圧が高いにもかかわらず、第1過給機の回転軸を回転させるための空気流量が不足する現象が生じ、それに伴って、第1過給機にサージが生じてしまうおそれがある。
この点に鑑み、本発明の内燃機関用過給システムでは、加速要求により、第1過給機による過給および第2過給機による過給が共に実行され、さらに、過給圧が所定値以下のときに、バイパス弁が開弁される。
つまり、加速要求により、第1過給機による過給および第2過給機による過給が共に実行され、さらに、過給圧が所定値以下のときに、他のコンプレッサを有する第2過給機によって過給された空気が、バイパス通路を介して排気通路の第1過給機のタービンに供給され、それにより、第1過給機の回転軸の回転がアシストされる。
そのため、第1過給機の回転軸の回転不足に伴う第1過給機のサージの発生を抑制することができる。
すなわち、本発明の内燃機関用過給システムでは、加速要求があったときに、第1過給機のサージの発生を抑制しつつ、第1過給機による過給と第2過給機による過給とを同時に開始することによって加速要求を満足させることができる。
本発明によれば、加速要求があったときに、過給機のサージの発生を抑制しつつ、過給機による過給と電動過給機による過給とを同時に開始することによって加速要求を満足させることができる。
第1の実施形態の内燃機関用過給システムの主要部を示した概略構成図である。 過給機4の回転軸4cの回転のアシスト期間と過給圧との関係を説明するための図である。 過給機4の空気流量と過給圧の圧力比との関係を示したコンプレッサマップ等である。 第1の実施形態の内燃機関用過給システムにおけるバイパス弁7の開弁制御を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態の内燃機関用過給システムにおけるバイパス弁7の閉弁制御を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の内燃機関用過給システムの第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の内燃機関用過給システムの主要部を示した概略構成図である。図1に示す例では、4気筒の内燃機関1に用いられる内燃機関用過給システムに対して本発明が適用されているが、本発明は、内燃機関1の気筒数が図1に示す例とは異なる内燃機関用過給システムに対しても適用することができる。本発明の内燃機関用過給システムは例えばガソリンエンジンに対して適用されるが、本発明の内燃機関用過給システムを、例えばディーゼルエンジンのようなガソリンエンジン以外のエンジンに対して適用することもできる。
第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、図1に示すように、排気通路2の一部分を構成する排気マニホールド12を介して、内燃機関1が排気通路2に接続されている。さらに、吸気通路3の一部分を構成する吸気マニホールド11を介して、内燃機関1が吸気通路3に接続されている。吸気通路3のうちの吸気マニホールド11に隣接する位置に、スロットル弁10が配置されている。スロットル弁10は、例えば制御装置(ECU)(図示せず)によって制御される。図1に示す例では、スロットル弁10が、吸気通路3のうちの吸気マニホールド11に隣接する位置に配置されているが、他の例では、代わりに、スロットル弁10を吸気通路3の異なる位置に配置することもできる。
また、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、図1に示すように、排気通路2に配置されたタービンホイール(図示せず)を備えたタービン4bと、吸気通路3に配置されたコンプレッサインペラ(図示せず)を備えたコンプレッサ4aとを有する過給機4が設けられている。過給機4のタービンホイールとコンプレッサインペラとは、回転軸4cを介して連結されている。
さらに、吸気通路3のうちのコンプレッサ4aが配置された部分に対して並列に配列された吸気通路3’が設けられている。つまり、過給機4のコンプレッサ4aを迂回する吸気通路3’が、吸気通路3に並列に配列されている。その吸気通路3’には、電動機5aによって駆動されるコンプレッサを有する電動過給機5が配置されている。すなわち、過給機4のコンプレッサ4aと電動過給機5とが並列に配列されている。電動機5aは、例えば上述した制御装置によって制御される。
さらに、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、図1に示すように、吸気通路3’のうちの電動過給機5よりも下流側に、吸気通路3’内の空気流量を調整するためのバルブ8が配置されている。バルブ8は、例えば上述した制御装置によって制御される。図1に示す例では、バルブ8が吸気通路3’のうちの電動過給機5よりも下流側に配置されているが、他の例では、代わりに、バルブ8を吸気通路3’のうちの電動過給機5よりも上流側に配置することもできる。
また、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、図1に示すように、吸気通路3のうちのコンプレッサ4aの上流側に、エアクリーナーが配置されている。さらに、吸気通路3’のうちの電動過給機5の上流側の部分が、吸気通路3のうちのコンプレッサ4aとエアクリーナーとの間の位置に接続されている。
また、過給機4のコンプレッサ4aによって過給された空気および電動過給機5のコンプレッサによって過給された空気を冷却するインタークーラ9が、吸気通路3に配置されている。つまり、吸気通路3’のうちの電動過給機5およびバルブ8の下流側の部分が、吸気通路3のうちのコンプレッサ4aとインタークーラ9との間の位置に接続されている。
また、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、図1に示すように、排気通路2のうちのタービン4bの下流側に、排気浄化触媒が配置されている。また、排気通路2のうちのタービン4bが配置された部分に対して並列に配列されたウェイストゲート通路13が設けられている。つまり、過給機4のタービン4bを迂回するウェイストゲート通路13が、排気通路2に並列に配列されている。そのウェイストゲート通路13には、ウェイストゲート通路13内の空気流量を調整するためのウェイストゲート弁14が配置されている。すなわち、過給機4のタービン4bとウェイストゲート弁14とが並列に配列されている。ウェイストゲート弁14は、例えば上述した制御装置によって制御される。
図1に示す第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、加速要求があったときに、加速要求を満足させる(つまり、加速要求に対するレスポンスを向上させる)べく、過給機4による過給および電動過給機5による過給が共に実行される。詳細には、加速要求があったときに、加速要求を満足させるべく、例えば過給機4による過給と電動過給機5による過給とが同時に開始される。それにより、過給機4の過給の立ち上がり時のターボラグが、電動過給機5の過給によって解消される。
ところで、加速要求があったときに、加速要求を満足させるべく過給機4による過給と電動過給機5による過給とが同時に開始されると、電動過給機5による過給圧上昇速度が過給機4による過給圧上昇速度より高いため、吸気通路3と吸気通路3’とが並列に配列された第1の実施形態の内燃機関用過給システムの構成では、相互に連通している吸気通路3および吸気通路3’内の過給圧が高いにもかかわらず、過給機4の回転軸4cを回転させるための空気流量が不足する現象が生じ、それに伴って、過給機4にサージが生じてしまうおそれがある。
図3は過給機4にサージが生じるおそれがある理由などを説明するための図である。詳細には、図3(A)は過給機4の空気流量(横軸)と過給圧の圧力比(縦軸)との関係を示したコンプレッサマップである。図3(B)は電動過給機5の空気流量(横軸)と過給圧の圧力比(縦軸)との関係を示したコンプレッサマップである。
詳細には、図1に示す第1の実施形態の内燃機関用過給システムのように、過給機4と電動過給機5とが並列に配列されている場合には、過給機4のコンプレッサ4aよりも下流側の吸気通路3内の過給圧と、電動過給機5のコンプレッサよりも下流側の吸気通路3’内の過給圧とが等しくなる。
従って、図1に示す第1の実施形態の内燃機関用過給システムのように過給機4と電動過給機5とが並列に配列されている場合には、加速要求があり、空気流量が増加し始めてから時間t01が経過し、過給圧の圧力比がPbr(t01)(図3(A)および図3(B)参照)になると(つまり、加速初期の時点で)、図3(B)中に丸印(○)で示すように、電動過給機5はサージ領域(右上がりの直線よりも左上側の領域)に入らないが、図3(A)中にバツ印(×)で示すように、過給機4はサージ領域(右上がりの直線よりも左上側の領域)に入ってしまう。
つまり、過給機4がサージ領域に入らないようにしつつ、過給圧の圧力比Pbr(t01)を得るためには、過給機4のタービン4bに流入する空気流量をGa.p(t01)(図3(A)参照)からGa.p(t01)’(図3(A)参照)まで増加させる必要があると言える。
この点に鑑み、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、図1に示すように、排気通路2のうちの過給機4のタービン4bよりも上流側の位置と、吸気通路3’のうちの電動過給機5のコンプレッサよりも下流側の位置とが、バイパス通路6によって連通されている。また、バイパス弁7がバイパス通路6に配置されている。バイパス弁7は、例えば上述した制御装置によって制御される。
また、加速要求により、過給機4による過給および電動過給機5による過給が共に実行され、さらに、過給圧が所定値Pb1(図4参照)以下のときに、バイパス弁7が開弁される。
その結果、電動過給機5によって過給され、バイパス通路6を介して過給機4のタービン4bに供給された空気によって、過給機4のタービン4bに流入する総空気流量がGa.p(t01)’(図3(A)参照)まで増加し、それにより、過給機4の回転軸4cの回転速度が増加し、過給機4のサージを回避することができる。
図3(A)に示す空気流量Ga.p(t01)’は電動過給機5のコンプレッサの最大回転速度で決まる値である。
図4は第1の実施形態の内燃機関用過給システムにおけるバイパス弁7(図1参照)の開弁制御を説明するためのフローチャートである。図5は第1の実施形態の内燃機関用過給システムにおけるバイパス弁7の閉弁制御を説明するためのフローチャートである。
図4に示すように、第1の実施形態の内燃機関用過給システムのバイパス弁7(図1参照)の開弁制御が開始されると、ステップS101において、アクセルペダル開度の変化率が所定値ΔPDL01以上であるか否かが判定される。YESのときにはステップS102に進み、NOのときには図4に示すバイパス弁7の開弁制御を終了し、所定期間経過後にステップS101からの処理を再開する。
アクセルペダル開度は例えばアクセルペダル開度センサ(図示せず)によって検出され、アクセルペダル開度の変化率は例えば制御装置によって算出される。
ステップS102では、アクセルペダル開度が所定値PDL01以下であるか否かが判定される。YESのときには、加速要求があった(つまり、加速開始時である)と判断し、過給機4による過給および電動過給機5による過給が共に実行され、ステップS103に進む。一方、NOのときには図4に示すバイパス弁7の開弁制御を終了し、所定期間経過後にステップS101からの処理を再開する。
図4に示すように、ステップS103では、過給圧が所定値Pb1以下であるか否かが判定される。YESのときには、加速要求により、過給機4による過給および電動過給機5による過給が共に実行され、さらに、過給圧が所定値Pb1以下であると判断し、ステップS104に進む。一方、NOのときには図4に示すバイパス弁7の開弁制御を終了し、所定期間経過後にステップS101からの処理を再開する。過給圧は、例えば過給機4(図1参照)のコンプレッサ4a(図1参照)および電動過給機5(図1参照)のコンプレッサよりも下流側の吸気通路3に配置された過給圧センサ(図示せず)によって検出される。
上述したステップS101、S102、S103における判定は、例えば上述した制御装置によって実行される。
図4に示すように、ステップS104では、バイパス弁7(図1参照)が開弁される。その結果、電動過給機5(図1参照)のコンプレッサによって過給された空気が、バイパス通路6(図1参照)を介して排気通路2(図1参照)の過給機4(図1参照)のタービン4b(図1参照)に供給され、それにより、過給機4の回転軸4c(図1参照)の回転がアシストされる。そのため、過給機4の回転軸4cの回転不足に伴う過給機4のサージの発生を抑制することができる。
すなわち、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、加速要求があったときに、過給機4のサージの発生を抑制しつつ、過給機4による過給と電動過給機5による過給とを同時に開始することによって加速要求を満足させることができる。
また、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、加速要求があったときに、過給機4および電動過給機5の両方が作動され、電動過給機5を加速初期にも使用することができる。
一方、電動過給機5(図1参照)のコンプレッサによって過給された空気が、内燃機関1(図1参照)を介することなく、バイパス通路6(図1参照)を介して排気通路2(図1参照)の過給機4(図1参照)のタービン4b(図1参照)に供給されると、過給機4のタービン4bの下流側の排気浄化触媒(図1参照)での空燃比が変動してしまうおそれがある。この点に鑑み、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、ステップS105において、燃料噴射量が増量され、バイパス弁7(図1参照)の開弁後における排気浄化触媒での空燃比と、バイパス弁7の開弁前における排気浄化触媒での空燃比とが、等しくされる。次いで、図4に示すバイパス弁7の開弁制御を終了し、所定期間経過後にステップS101からの処理を再開する。
上述したステップS104、S105における制御は、例えば上述した制御装置によって実行される。
さらに、第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、図4に示すバイパス弁7(図1参照)の開弁制御と共に、図5に示すバイパス弁7の閉弁制御も所定時間間隔で実行される。
第1の実施形態の内燃機関用過給システムでは、図5に示すバイパス弁7の閉弁制御が開始されると、ステップS201において、バイパス弁7が開弁しているか否か、つまり、過給機4(図1参照)の回転軸4c(図1参照)の回転のアシストが実行されているか否かが判定される。YESのときにはステップS201に進み、NOのときには図5に示すバイパス弁7の閉弁制御を終了し、所定期間経過後にステップS201からの処理を再開する。
ステップS202では、過給圧が所定値Pb1より高くなったか否かが判定される。YESのときには、過給機4のサージが発生するおそれはなくなり、過給機4の回転軸4cの回転のアシストが必要なくなったと判断し、ステップS203に進む。一方、NOのときには図5に示すバイパス弁7の閉弁制御を終了し、所定期間経過後にステップS201からの処理を再開する。
上述したステップS201、S202における判定は、例えば上述した制御装置によって実行される。
図5に示すように、ステップS203では、バイパス弁7(図1参照)が閉弁される。その結果、電動過給機5(図1参照)のコンプレッサによって過給された空気がバイパス通路6(図1参照)を介して排気通路2(図1参照)の過給機4(図1参照)のタービン4b(図1参照)に供給されなくなり、過給機4の回転軸4c(図1参照)の回転のアシストが終了する。
つまり、並列に配列された過給機4と電動過給機5とによる通常の並列過給の状態に戻される。
次いで、ステップS204では、ステップS105(図4参照)における燃料噴射量の増量制御が停止される。次いで、図5に示すバイパス弁7の閉弁制御を終了し、所定期間経過後にステップS201からの処理を再開する。
上述したステップS203、S204における制御は、例えば上述した制御装置によって実行される。
図2は過給機4(図1参照)の回転軸4c(図1参照)の回転のアシスト期間と過給圧との関係を説明するための図である。図2に示す例では、加速要求があった加速初期の段階から、バイパス弁7(図1参照)を開弁し、電動過給機5(図1参照)のコンプレッサによって過給された空気を排気通路2(図1参照)の過給機4(図1参照)のタービン4b(図1参照)に供給し、過給機4の回転軸4c(図1参照)の回転をアシストする「アシスト期間」が開始する。このアシスト期間中である加速時には、過給機4および電動過給機5の両方が作動される。
図2中の時刻t01は、図3中の時刻t01に対応している。つまり、図2に示す例では、時刻t01において、バイパス弁7(図1参照)を開弁することによって、過給機4(図1参照)のタービン4b(図1参照)に流入する空気流量をGa.p(t01)(図3(A)参照)からGa.p(t01)’(図3(A)参照)まで増加させる制御が実行されている。
また、図2に示す例では、時刻t.pb1において、過給圧が所定値Pb1(図4参照)に到達する。つまり、図2に示す例では、過給圧が所定値Pb1に到達するまでの間、バイパス弁7(図1参照)を開弁し、燃料噴射量を増量する制御が実行される。次いで、過給圧が所定値Pb1を超える時刻t.pb1に、バイパス弁7が開弁状態から閉弁状態に切り替えられ、燃料噴射量を増量する制御が停止される。
所定値Pb1(図2、図4、図5参照)の値は、電動過給機5(図1参照)によるアシストが無くても、過給機4(図1参照)のタービン4b(図1参照)に流入する空気流量が十分に大きくなって、過給機4の回転軸4c(図1参照)の回転速度が十分に高くなり、過給機4にサージが生じるおそれがなくなる過給圧に基づいて設定される。
第2の実施形態では、上述した第1の実施形態および各例を適宜組み合わせることもできる。
1 内燃機関
2 排気通路
3、3’ 吸気通路
4 過給機
4a コンプレッサ
4b タービン
4c 回転軸
5 過給機
6 バイパス通路
7 バイパス弁
8 バルブ
9 インタークーラ
10 スロットル弁
11 吸気マニホールド
12 排気マニホールド
13 ウェイストゲート通路
14 ウェイストゲート弁

Claims (1)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関に接続された排気通路と、
    前記内燃機関に接続された吸気通路と、
    前記排気通路に配置されたタービンホイールを備えたタービンと、前記吸気通路に配置されたコンプレッサインペラを備えたコンプレッサとを有し、前記タービンホイールと前記コンプレッサインペラとが回転軸を介して連結されている第1過給機と、
    前記吸気通路のうちの前記コンプレッサが配置された部分に対して並列に配列された他の吸気通路と、
    電動機によって駆動される他のコンプレッサを有し、前記他の吸気通路に配置された第2過給機とを具備する内燃機関用過給システムにおいて、
    前記排気通路のうちの前記タービンよりも上流側の位置と、前記他の吸気通路のうちの前記第2過給機よりも下流側の位置とを連通するバイパス通路を設け、
    前記バイパス通路にバイパス弁を配置し、
    前記バイパス弁を制御する制御装置を設け、
    前記制御装置は、加速要求があったときに前記第1過給機による過給および前記第2過給機による過給を共に実行し、さらに過給圧が所定値以下のときに前記バイパス弁を開弁することを特徴とする内燃機関用過給システム。
JP2015078557A 2015-04-07 2015-04-07 内燃機関用過給システム Expired - Fee Related JP6384391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015078557A JP6384391B2 (ja) 2015-04-07 2015-04-07 内燃機関用過給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015078557A JP6384391B2 (ja) 2015-04-07 2015-04-07 内燃機関用過給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016200017A true JP2016200017A (ja) 2016-12-01
JP6384391B2 JP6384391B2 (ja) 2018-09-05

Family

ID=57422625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015078557A Expired - Fee Related JP6384391B2 (ja) 2015-04-07 2015-04-07 内燃機関用過給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6384391B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61261622A (ja) * 1985-05-15 1986-11-19 エムテ−ウ−・モ−トレン−ウント・ツルビネン−ウニオン・フリ−ドリツヒスハ−フエン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクタ−・ハフツング 過給式内燃機関
JP2000500544A (ja) * 1995-11-15 2000-01-18 ターボダイン システムズ インコーポレイテッド 4サイクル内燃エンジンのための過給エアシステム
JP2006097591A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Mitsubishi Motors Corp 過給機付き内燃機関
JP2007077854A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Hino Motors Ltd 過給システム
JP2008045524A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Mazda Motor Corp ディーゼルエンジンの過給装置
JP2009299522A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Ihi Corp 集塵フィルタの再生方法及びシステム
JP2014125898A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Toyota Motor Corp 駆動システム
JP2016050568A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 トヨタ自動車株式会社 内燃機関システム
JP2016104977A (ja) * 2014-11-20 2016-06-09 株式会社デンソー 内燃機関の排気循環装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61261622A (ja) * 1985-05-15 1986-11-19 エムテ−ウ−・モ−トレン−ウント・ツルビネン−ウニオン・フリ−ドリツヒスハ−フエン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクタ−・ハフツング 過給式内燃機関
JP2000500544A (ja) * 1995-11-15 2000-01-18 ターボダイン システムズ インコーポレイテッド 4サイクル内燃エンジンのための過給エアシステム
JP2006097591A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Mitsubishi Motors Corp 過給機付き内燃機関
JP2007077854A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Hino Motors Ltd 過給システム
JP2008045524A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Mazda Motor Corp ディーゼルエンジンの過給装置
JP2009299522A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Ihi Corp 集塵フィルタの再生方法及びシステム
JP2014125898A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Toyota Motor Corp 駆動システム
JP2016050568A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 トヨタ自動車株式会社 内燃機関システム
JP2016104977A (ja) * 2014-11-20 2016-06-09 株式会社デンソー 内燃機関の排気循環装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6384391B2 (ja) 2018-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6248993B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5170339B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2017002788A (ja) 内燃機関の制御装置
US20150135706A1 (en) Internal combustion engine and control method thereof
WO2007055094A1 (ja) 内燃機関の制御装置
US10385763B2 (en) Exhaust system of internal combustion engine
JP6132092B2 (ja) エンジンの制御装置
JP5531987B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2018159271A (ja) 内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置
JP2018155167A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008101552A (ja) 過給制御装置
JP2012154292A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP6384391B2 (ja) 内燃機関用過給システム
JP6520887B2 (ja) 排気装置の暖機システム
JP2019100215A (ja) ウェイストゲートバルブの制御装置
JP2014169648A (ja) 内燃機関の過給機制御装置
JP6201439B2 (ja) 内燃機関の制御装置および制御方法
JP2012225315A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007132298A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2014234808A (ja) 過給機付内燃機関の排気還流装置および排気還流方法
JP2007278066A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6750221B2 (ja) エンジンの制御装置
JP7173301B2 (ja) 内燃機関の制御方法および制御装置
JP7070368B2 (ja) 過給システム
JP2019173578A (ja) エンジン制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180723

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6384391

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees