JP2016199751A - 蛍光粒子及び蛍光粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本発明において、数値範囲を表す「a〜b」等の表記は、a以上、b以下と同義であり、a及びbをその範囲内に含むものとする。
また、凝集誘起発光性分子は濃度消光せず、本発明でも、高蛍光強度の蛍光粒子を得ることができる。従って、このような蛍光粒子を用いることで、高感度の検出や診断を行うことができ、また、このような蛍光粒子は、標識用粒子などとして、次世代高感度検出・診断装置等に好適に利用できると考えられる。
本発明の蛍光粒子は、凝集誘起発光性分子を内包する膨潤性ポリマー粒子からなることを特徴とする。
しかしながら、本発明によれば、前述のように、凝集誘起発光性分子を液体中で凝集させるのではなく、所定の粒子に取り込ませることにより発光させるため、安定的に発光させうる状態を保つことができ、また、粒子に取り込ませる量を増減することに伴い、発光強度を増減させることができるため、発光強度の制御も容易に行うことができる。
前記膨潤性ポリマー粒子としては、ポリマー粒子を溶媒に浸漬させた際に、該粒子が溶媒を吸収して体積が膨張する粒子のことをいい、ポリマー粒子を溶媒に浸漬させた際に、該粒子が溶媒を吸収して体積が浸漬前に比べ、50〜800%程度膨張する粒子であることが好ましい。
前記従来公知の方法としては、特に制限されないが、前記化合物(A)を用いた、分散重合法、懸濁重合法、乳化重合法等が挙げられ、乳化重合法が好ましい。
体積平均粒子径が前記範囲にあることで、得られる蛍光粒子を様々な用途に適用でき、特に標識用粒子として好適に用いることができ、また、得られる蛍光粒子を用いて、対象物質の検出や診断を容易に、高感度で行うことができる。
前記体積平均粒子径は、具体的には、レーザー回折散乱光粒度分布測定装置、LS13320型にて測定することができる。
前記凝集誘起発光性分子(以下、説明の便宜上、「凝集誘起発光性分子」を「蛍光色素」ともいう。)としては、凝集することで蛍光を発する性質を有する化合物であれば特に制限されないが、中でも、非水溶性の化合物が好ましい。非水溶性であるとは、25℃における水100gに対する蛍光色素の溶解量が3g以下であることをいい、前記蛍光色素としては、前記溶解量が、好ましくは2g以下、より好ましくは1g以下の化合物が挙げられる。前記蛍光色素として、このような非水溶性の化合物を用いることで、ポリマー粒子に対する着色性に優れ、得られる蛍光粒子を水中に分散させても蛍光色素の脱落が少なく、安定した蛍光強度を長期に亘って示す蛍光粒子を得ることができる。
前記テトラフェニルエチレン及びその誘導体とは、テトラフェニルエチレン骨格を有する化合物のことをいい、前記テトラフェニルエチレン又はその誘導体としては、下記式(1)で表される化合物が挙げられる。下記式(1)で表される化合物は、テトラフェニルエチレン骨格を有していれば特に制限されず、所望の用途に応じて、R1〜R4に様々な基を導入することができる。
これらの中でも、テトラフェニルエチレンが好ましい。
前記式(1)中、a〜dはそれぞれ独立して、1〜5の整数である。なお、aが2以上の場合、複数のR1は同一であっても異なっていてもよく、複数のR1が互いに結合して環を形成していてもよい。b〜dが2以上の場合や本発明の他の式においても、1つの式中にある符号Zが2つ以上存在する場合には、それらは同一であっても異なっていてもよい。さらに、R1とR2、R2とR4、R3とR4、R3とR1がそれぞれ結合して環を形成していてもよい。
前記シロール環含有化合物としては、シロール環を有する凝集誘起発光性の化合物であれば特に制限されないが、下記式(2)で表される化合物がより好ましい。なお、下記式(2)中の同じ符号で表される基は、それぞれ同一でも異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。
前記式(2)におけるaは独立に、1〜5の整数であり、好ましくは1又は2である。
該芳香環としては、ベンゼン環、ナフタレン環、ピロール環、イミダゾール環、イミダゾリン環、ピラゾール環、ピリジン環、ピラジン環、フラン環、チオフェン環、オキサゾール環、チアゾール環等が挙げられる。
前記RBは、少なくとも1つのベンゼン環を含むことが好ましく、フェニル基であることがより好ましい。
該炭素数1〜20の炭化水素基としては、炭素数1〜12の炭化水素基が好ましい。
前記RCは、炭素数1〜12の炭化水素基が好ましく、フェニル基又は炭素数1〜12のアルキル基であることがより好ましい。
前記ローダミン系化合物としては、下記式(3)で表される骨格を有する凝集誘起発光性の化合物であれば特に制限されないが、アミノベンゾピロキサンテン系色素が好ましく、下記式(3')で表される化合物がより好ましい。
下記式(3')で表される化合物は、特定の骨格を有していれば特に制限されず、所望の用途に応じて、RaやRbに様々な基を導入することができる。
なお、下記式(3')中の同じ符号で表される基は、それぞれ同一でも異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。
前記Rc及びRdは、水素原子が好ましい。
前記Reは好ましくはカルボキシル基である。
mは、1〜4の整数であり、好ましくは1である。
該複素環としては、例えば、ピロリジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピペリジン、ピリジン、ピペラジン、ピリダジン、ピリミジンおよびピラジンが挙げられる。これらの中では、ピペリジンが好ましい。
なお、該複素環は、置換基Rjを有していてもよい。該Rjは独立に、炭素数1〜12の炭化水素基又は該炭化水素基の一部が窒素原子、酸素原子又は硫黄原子で置換された基である。
該複素環としては、例えば、γ−ブチロラクトン、β−ラクタム、γ−ラクタムが挙られる。これらの中では、γ−ブチロラクトンが好ましい。
なお、該複素環は、置換基を有していてもよい。該置換基としては、例えば、炭素数1〜12の炭化水素基、該炭化水素基の一部が窒素原子、酸素原子又は硫黄原子で置換された基、ヒドロキシル基、アミノ基、ピリジニル基、フリル基、チエニル基が挙げられる。
前記ReとRfとは互いに結合して、γ−ブチロラクトンを形成していることが好ましい。このような化合物としては、具体的には、下記式(3−3)で表される化合物が挙げられる。
さらに、前記式(3')で表される化合物は、液体中等において、下記式(3B)のような構造も取り得るため、前記式(3')で表される化合物は、下記式(3B)で表される化合物も含む。
本発明の蛍光粒子の体積平均粒子径は、0.01〜50μmの範囲内であることが好ましく、0.02〜40μmであることがより好ましく、0.04〜20μmであることがさらに好ましい。
体積平均粒子径が前記範囲にあることで、蛍光粒子を様々な用途に適用でき、特に標識用粒子として好適に用いることができ、また、蛍光粒子を用いて、対象物質の検出や診断を容易に、高感度で行うことができる。
前記体積平均粒子径は、具体的には、レーザー回折散乱光粒度分布測定装置、LS13320型にて測定することができる。
分散度が前記範囲にあることで、蛍光強度のバラつきがなく、高い再現性を確保できる。
前記分散度は、具体的には、レーザー回折散乱光粒度分布測定装置、LS13320型にて測定することができる。
平均比重は、以下のようにして測定される。
比重計を用いて測定された各種の比重の溶液を用意しておき、この溶液に乾燥させた蛍光粒子群の粉末を浮かべ、該粉末の沈降状況を観察し、該粉末が完全に沈まずに溶液中に浮遊している場合において用いた溶液の比重を、本発明でいう平均比重とする。
本発明の蛍光粒子は、前述のように、安定的に発光させうる状態を保つことができ、発光強度の制御も容易に行うことができるため、蛍光を利用する様々な分野(色素レーザー、バイオイメージング、有機EL用発光色素、太陽電池用光波長変換材など幅広い分野)に応用することができる。特に、本発明によれば、高発光強度の蛍光粒子を得ることができるため、被検出物質の存在を発光により判別するための、免疫測定用試薬などの標識用粒子として使用した際に、目視判定性や蛍光検出器による検出性が格段に向上する。
この応用の一例として、蛍光粒子の表面に抗原(又は抗体)を結合することにより、抗原−抗体反応を利用した酵素免疫測定法、蛍光免疫測定法、ラテックス凝集法、イムノクロマトグラフ法等の生物学的反応を利用した種々の方法が挙げられる。
蛍光粒子の製造方法としては、一般的には、(手法1)化学結合により粒子表面に蛍光色素を固定化する方法、(手法2)蛍光色素の存在下でポリマー粒子を造粒し、粒子化する過程で蛍光色素を該粒子に取り込ませる方法、(手法3)ポリマー粒子を蛍光色素を含む液体中で膨潤させ、少なくとも該蛍光色素を粒子中に取り込む工程を含む浸潤法などが挙げられるが、本発明では、(手法3)により蛍光粒子を製造することが好ましい。
一方で、前記(手法3)によれば、得られる蛍光粒子中の蛍光色素量を所望量に容易に制御することができ、所望の発光強度を有する蛍光粒子を容易に製造することができる。
界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤が挙げられ、中でも粒子分散安定性を高めることから高分子系界面活性剤が好ましく、Kolliphor P407(シグマアルドリッチ製)がより好ましい。界面活性剤の濃度は、前記水系媒体中に0.1〜1質量%の範囲内で含まれることが好ましい。
前記溶媒を除去する方法としては、遠心分離処理又は透析処理が挙げられる。さらに、界面活性剤による洗浄工程を設けておくことが好ましい。このように処理された蛍光粒子は、水溶液中で蛍光色素が浸出し難いため好ましい。
ポリスチレン(PS)粒子分散液[固形分5.2質量%、ポリスチレン粒子の体積平均粒子径0.12μm、分散媒:水]96μLに、水100μL、非イオン性界面活性剤「Kolliphor P407」(シグマアルドリッチ製)の2%水溶液50μL、凝集誘起発光物質である「Tetraphenylethylene(以下「TPE」ともいう)」(東京化成工業(株)製)の0.01mmol/L THF溶液100μLを加え、ポリスチレン粒子とTPEとの混合液を調製した。この混合液を25℃で2分撹拌することで、TPEを含むポリスチレン粒子を作成した。
TPE(東京化成工業(株)製)のTHF溶液濃度を1mmol/L、添加量を10μLとし、さらに、ポリスチレン粒子とTPEとの混合液にTHFを90μL添加した以外は、実施例1と同様の方法により、TPEを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだTPEが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
凝集誘起発光物質として「1,1,2,3,4,5−Hexaphenylsilacyclopenta−2,4−diene(以下「HPS」ともいう)」(東京化成工業(株)製)を用いた以外は、実施例2と同様の方法により、HPSを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだHPSが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
<凝集誘起発光性ローダミンの合成>
無水フタル酸(1equiv.)及び無水塩化アルミニウム(1.1equiv.)の塩化メチレン溶液に、3−ジエチルアミノアニソール(1equiv.)をゆっくり滴下し、窒素雰囲気下、0℃で4時間撹拌した。反応溶液を6mol/Lの塩酸水溶液に注ぎ、10分撹拌した後、塩化メチレンで有機層を抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧留去し、粗生成物を得た。さらに精製のため、メタノール/水混合溶媒でこの粗生成物の再結晶を行い、2−[4−(Diethylamino)−2−Methoxybenzoyl]benzoic acid(以下「化合物A」ともいう)の黄色結晶を得た。
凝集誘起発光物質としてBPXを用いた以外は、実施例2と同様の方法により、BPXを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだBPXが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
TPE(東京化成工業(株)製)のTHF溶液濃度を1mmol/Lとした以外は、実施例1と同様の方法により、TPEを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだTPEが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
ポリスチレン粒子分散液の代わりにポリメチルメタクリレート(PMMA)粒子分散液[固形分15.1質量%、ポリメチルメタクリレート粒子の体積平均粒子径0.12μm、分散媒:水]33μLを用い、水66μL、TPE(東京化成工業(株)製)のTHF溶液濃度を1mmol/Lとした以外は、実施例1と同様の方法により、TPEを含有したポリメチルメタクリレート粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだTPEが全てポリメチルメタクリレート粒子に取り込まれていることを確認した。
凝集誘起発光物質としてHPS(東京化成工業(株)製)を用いた以外は、実施例5と同様の方法により、HPSを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだHPSが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
凝集誘起発光物質としてBPXを用いた以外は、実施例5と同様の方法により、BPXを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだBPXが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
TPE(東京化成工業(株)製)のTHF溶液濃度を10mmol/Lとした以外は、実施例1と同様の方法により、TPEを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだTPEが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
ポリスチレン粒子分散液[固形分5.2質量%、ポリスチレン粒子の体積平均粒子径0.12μm、分散媒:水]を19μL、TPE(東京化成工業(株)製)のTHF溶液濃度を10mmol/Lとした以外は、実施例1と同様の方法により、TPEを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだTPEが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
凝集誘起発光物質としてHPS(東京化成工業(株)製)を用いた以外は、実施例10と同様の方法により、HPSを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだHPSが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
凝集誘起発光物質としてBPXを用いた以外は、実施例10と同様の方法により、BPXを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだBPXが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
冷却管、温度調節器及び攪拌装置を備えた1Lの4つ口フラスコに、水100質量部と、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1質量部と、スチレン20質量部を入れ、毎分200回転で攪拌しながら、過硫酸カリウム1質量部を水50質量部に溶解したものを加えた。温度が75℃になってから2時間反応を行ったのち、スチレン80質量部と、TPE(東京化成工業(株)製)30質量部と、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.6質量部と、水200質量部からなる単量体エマルジョンを5時間掛けて滴下し、引き続き4時間重合を続け、TPEを含有したスチレン重合体粒子の水分散液[固形分25.4%、粒子の体積平均粒子径0.15μm]を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行ったところ、粒子外に取り込まれていないTPEが存在することが分かった。
実施例1において、TPEの溶液の代わりに、蛍光物質であるNile Red(東京化成工業(株)製)の0.01mmol/L THF溶液100μLを用いた以外は、実施例1と同様にして、Nile Redを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。
実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだNile Redが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
実施例2において、TPEの溶液の代わりに、Nile Red(東京化成工業(株)製)の1mmol/L THF溶液を10μL用いた以外は、実施例2と同様の方法により、Nile Redを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだNile Redが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
Nile Red(東京化成工業(株)製)のTHF溶液濃度を1mmol/Lとした以外は、比較例1と同様の方法により、Nile Redを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだNile Redが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
Nile Red(東京化成工業(株)製)のTHF溶液濃度を10mmol/Lとした以外は、比較例1と同様の方法により、Nile Redを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行い、得られた粒子には、仕込んだNile Redが全てポリスチレン粒子に取り込まれていることを確認した。
実施例10において、TPEの溶液の代わりに、Nile Red(東京化成工業(株)製)のTHF溶液濃度を10mmol/Lを用いた以外は、実施例10と同様の方法により、Nile Redを含有したポリスチレン粒子を含む分散液を得た。実施例1と同様、SEMにて得られた粒子の観察を行った結果、得られた粒子の外部に凝集物を確認でき、得られた粒子では、仕込んだNile Redの一部がポリスチレン粒子の外に存在することが判明した。
前記実施例および比較例で作製した凝集誘起発光物質または蛍光物質含有粒子分散液に、紫外線照射装置(アトー(株)製、TP−15MP)を用いて紫外線を照射し、目視で発光強度の確認を行った。結果を表2に示す。表2中の評価基準は以下のとおりである。
◎:非常に強い
○:強い
△:やや強い
×:弱い
Claims (8)
- 凝集誘起発光性分子を内包する膨潤性ポリマー粒子からなることを特徴とする
蛍光粒子。 - 前記凝集誘起発光性分子が、テトラフェニルエチレン、その誘導体、シロール環含有化合物又はローダミン系化合物である、請求項1に記載の蛍光粒子。
- 前記膨潤性ポリマー粒子が、重合性不飽和芳香族化合物、重合性不飽和カルボン酸化合物、重合性不飽和スルホン酸化合物もしくはその塩、重合性カルボン酸エステル化合物、不飽和カルボン酸アミド化合物、重合性不飽和ニトリル化合物、ハロゲン化ビニル化合物、及び、共役ジエン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を用いて得られる粒子である、請求項1又は2に記載の蛍光粒子。
- 蛍光粒子1gあたり、前記凝集誘起発光性分子を0.1μmol/gを超える量で含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蛍光粒子。
- 体積平均粒子径が0.01〜50μmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蛍光粒子。
- 標識用である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蛍光粒子。
- 膨潤性ポリマー粒子を凝集誘起発光性分子を含む液体中で膨潤させ、少なくとも該凝集誘起発光性分子を膨潤性ポリマー粒子中に取り込む工程を含む方法で製造された、請求項1〜6のいずれか1項に記載の蛍光粒子。
- 膨潤性ポリマー粒子を、凝集誘起発光性分子を含む液体中で膨潤させ、少なくとも前記凝集誘起発光性分子を膨潤性ポリマー粒子中に取り込む工程を含む、蛍光粒子の製造方法。
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