JP2016199087A - 自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート - Google Patents

自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート Download PDF

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Abstract

【課題】日焼けや害虫侵入を防止できる自転車用チャイルドシートカバーの付属品を提供する。【解決手段】前面部11に開閉自在の透明の窓部15を有し、自転車のチャイルドシートに被覆することができるチャイルドシートカバーに装着できる付属品である。この付属品は、多数の透孔が設けられたメッシュ生地から形成されたメッシュシート20から成る。このメッシュシート20は、前記窓部15を開放した状態の開口部分を被覆することができるように着脱自在に窓部15に装着することができる。これにより晴天時には日除けとなり或いは害虫又は塵埃侵入防止用となる。メッシュシート20の上端縁を延長して天部内張り部を連続的に設けることもできる。【選択図】図1

Description

本発明は、自転車のハンドル部中央の略U字形状に湾曲された部分に固定された前部チャイルドシート又は自転車の後部荷台部に固定された後部チャイルドシートのほぼ全体を被覆することができるチャイルドシートカバーに着脱自在に装着できる付属品に関するものである。
この付属品は、幼児がシートに腰掛けてカバーを使用している際に、晴天時の日除け、又は、カバーの窓部を開放した際の害虫や塵埃等侵入防止機能を有するものである。
まず、本願発明においては、上記した通り、前部チャイルドシート又は後部チャイルドシート(以下単に「シート」とも言う。)の略全体を被覆できるチャイルドシートカバー(以下単に「カバー」とも言う。)の付属品に関するものである。
そのシートとしては、現在良く知られているように、前部チャイルドシートにあっては、その座部が自転車のハンドル部中央の略U字形状に湾曲した部分に固定され、座部の前方には開閉自在で使用時に下方に開放される足乗せ部が設けられ、その背面部である背凭れ部には上下に摺動可能なヘッドレスト(ヘッドサポート)が設けられた形態を有するものである。
他方、後部チャイルドシートにあっては、その座部は自転車の後部荷台部に固定され、足乗せ部は自転車の後輪の両側に配設され、座部の背面部である背凭れ部にはやはり上下に摺動可能なヘッドレストが設けられた形態を有するものである。
勿論、このヘッドレストが上下に摺動しない固定式のタイプも存在する。
これらの前後のチャイルドシートには、その座部の底面部を除く略全体を被覆することができる各種形態のチャイルドシートカバーが市販されている。
下記特許文献1に記載の発明は、後部チャイルドシートカバーに関するものであり、カバー内部の温度上昇及び蒸し暑さを低減させることを目的としたものである。
その構成は、自転車の後部荷台に固定したチャイルドシートの全体を被覆できる底面開口のボックス形状を有し、前面部に透明部を設け、前面部と一方の側面部の境界線部にスライドファスナーを設け、両側面部の前面部側にはそれぞれ外気導入口を設け、背面部には排気口を設けている。更に、前面部の下方部分に横方向の全体にスライドファスナーの開閉による第2外気導入口を設けたものである。
下記特許文献2に記載の発明は、幼児が着席した使用状態であっても、幼児と共にその全体を被覆できる前部チャイルドシートカバーである。
その構成は、カバー本体部がシートの全体を被覆でき、上面開口部に開閉自在の閉鎖シート部材を設け、更に、前記本体部に開閉カバー部材を着脱自在に連結したものから成る。この開閉カバー部材は透明の前面部を有し、その前方側面部である連結部の内側の係着部を本体部の係止具受部に係着することにより相互に連結できる。これにより本体部の閉鎖シート部材を巻回して開放し、この閉鎖シート部材を集束部材によって括り留めた状態で幼児をチャイルドシートに着席させ、開閉カバー部材の背面部をチャイルドシートの伸張したヘッドレストの上縁部に引っ掛けるように被覆することができるものである。
この前部チャイルドシートカバーにおいては、上面開口部を閉鎖する閉鎖シート部材を無くして構成することもでき、その際は、開閉カバー部材を常時その前端部で本体部に連結しておけばよいものである。
つまり、この開閉カバー部材が開口部となり、この開口部を開放して幼児を乗降させることができる。
上記従来の前後何れのチャイルドシートカバーにおいても、その透明の前面部には窓部が設けられていないが、現在市販されているものは、この前面透明部分に上方に捲り上げることができる窓部が形成されているものが存在する。
より詳しくは、チャイルドシートカバーの前面部において、その上辺が前面部に連続し、その両側辺と下辺の3辺が前面部と分離して窓部が形成され、この窓部の3辺はスライドファスナーによって開閉される構成を有して、スライドファスナーを開放して上方に捲り上げるようにして窓部を開放することができるのである。
このように窓部を前面部に設けたのは、チャイルドシートカバーをシートに装着した状態で、雨が上った際に、カバーを外す手間を無くし、カバー内部に外気を導入させ、内部の温度上昇を低減させるためである。
通常、このようなチャイルドシートカバーは、降雨時に使用するためのものとして開発されたのであるが、一旦これをシートに装着してしまうと、これを取り外す手間が掛り、カバーを装着したままで使用するということが常態と成って来たからである。
従って、降雨時以外でもそのまま快適に使用できるようにするために、カバー前面部に大きな窓部が形成されたものが一般的になったのである。
本発明においては、この種の窓部が形成されたチャイルドシートカバーに適用することができる付属品の提供を目的とするものである。
特開2014−28617号公報 特開2014−37236号公報
上記した通り、カバーをシートに装着したまま使用することが常態となっており、その際に窓部が設けられた前面部及び天部は透明素材から形成している関係上、これらの部分から日光が侵入し、日焼けの問題が生じる。
また、窓部は、気温が高い時には通常開放したままとするために、例えば、当該窓から虫や塵埃等が侵入するという問題も生じる。
本願発明においては、このような場合に、日焼け防止及び害虫や塵埃等の浸入を防止できるチャイルドシートカバーの付属品を提案することがその第一の課題となる。
そして、この問題を解決するために本願発明においては、多数の透孔が設けられているメッシュシートを採用するのであるが、このメッシュシートの構成及びその装着方法を提案することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、前面部に開閉自在の透明の窓部を有し、自転車のチャイルドシートに被覆することができるチャイルドシートカバーに装着できる付属品であって、多数の透孔が設けられたメッシュ生地から形成されたメッシュシートから成り、このメッシュシートは、前記窓部を開放した状態の開口部分を被覆することができるように着脱自在に装着することができ、これにより前記メッシュシートが晴天時には日除けとなり或いは害虫又は塵埃侵入防止用となることを特徴とする自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシートである。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記メッシュシートの外周部に係着部を設け、この係着部と相互に係着する係着部をカバーの対応位置に設けることにより、前記メッシュシートが着脱自在にカバーに装着できることを特徴とする自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシートである。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、前記内張りメッシュシートの上方縁部を更に延長してチャイルドシートカバーの天部内側にも配設できる天部内張り部を設け、当該天部内張り部の周縁部の適宜位置に係着部を設けてカバー天部裏面の対応位置に設けた係着部と相互に係着できるようにし、これにより、当該メッシュシートがカバーの窓部及び天部の日除け部材となることを特徴とする自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシートである。
本発明の第4のものは、上記第3の発明において、前記メッシュシートの天部内張り部の裏面側に透明の合成樹脂シートを更に接合したことを特徴とする自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシートである。
ここで、上記天部内張り部の裏面側というのは、天部内張り部がカバーの天部と接合する側と反対側の内側を意味する。
本発明の第5のものは、上記第3又は第4の発明において、前記メッシュシートの天部内張り部が、当該メッシュシートと別体に形成されていることを特徴とする自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシートである。
本発明の第6のものは、上記第5の発明において、前記メッシュシートの天部内張り部が、不使用時には、カバーの背面部側に接合した状態に維持できることを特徴とする自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシートである。
本発明の第7のものは、上記第3又は第4の発明において、前記カバーの窓部の上縁部に挿通部を設け、前記メッシュシートの天部内張り部を当該挿通部に挿通させて装着できるようにしたことを特徴とする自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシートである。
本発明の第1のものにおいては、自転車のチャイルドシートを被覆することのできるチャイルドシートカバーに装着できる付属品であって、多数の透孔が設けられたメッシュ生地から形成されたメッシュシートから成り、窓部を開放した状態で、この解放された窓部の開口部分を被覆することができるように着脱自在に装着できるものである。
これにより、透明の窓部の内側に本発明に係るメッシュシートが付加・装着されて、内部への日光の浸入を防止することができ、日除けの効果を発揮する。
他方、窓部を開放した際には、外部からの害虫や塵埃等の侵入を防止することができることとなるのである。
勿論、曇天時や降雨時には、この内張りシート部材は着脱自在なので取り外しておくことができる。
本発明の第2のものにおいては、前記メッシュシートの外周部に係着部を設け、この係着部と相互に係着する係着部をカバーの対応位置に設けることにより、前記メッシュシートが着脱自在にカバーに装着できることを限定したものである。
このメッシュシートは、各種形態のチャイルドシートカバーに装着でき、窓部の内側に防水シート部材が設けられたものにあっては、前面部の窓部周縁部と前記防水シート部材との間に挟み込んで装着することもできるが、この第2の発明においては、上記した通り、メッシュシートの周縁部に設けた係着部と、カバー側の対応位置に設けた係着部との相互の係着により着脱自在に係着できるようにしたものである。
係着部としては面ファスナーや留めホック等を例示することが出来る。
本発明の第3のものにおいては、天部が透明素材から成るカバーも存在するために、この天部の日除けを目的として創案されたもので、内張りメッシュシートの上方縁部を更に延長してカバーの天部内側にも配設できる天部内張り部を設けたものである。
これにより、本発明に係るメッシュシートがカバーの窓部ばかりでなく、天部の日除け用のものとなるのである。
本発明の第4のものは、上記第3の発明において、メッシュシートの天部内張り部の裏面側に透明の合成樹脂シートを更に接合したものであり、これによりカバー内部に着席した幼児の頭頂部にメッシュシートが直接接触することを防止したものである。
即ち、メッシュシートが頭頂部に接触すれば、頭髪に引っ掛かるという問題が生じるが、本発明では透明の合成樹脂シートを内面側に接合しているためにこの問題を回避できる。
透明合成樹脂シートを使用したのは、内部を見通すことができるように考慮したものである。
本発明の第5のものにおいては、本発明に係る内張りメッシュシートをツーピースとしたものであり、窓部内張り部と天部内張り部とに分離したものである。
これは取り扱い易さを考慮したものであり、このように天部内張り部を別体とすることにより次の第6の発明のように、この天部内張り部をカバーの背面側に不使用時接合して保持させることができるからである。
本発明の第6のものにおいては、上記した通り、本発明に係るメッシュシートの天部内張り部を、不使用時に、カバーの背面部側に接合した状態に維持できるようにしたものである。
これにより、不使用時、この天部内張り部をどこか別の所に収納しておく必要が無くなることとなり、また紛失も防止することができる。
本発明の第7のものにおいては、上記第3又は第4の発明において、カバーの窓部の上縁部に挿通部を設け、前記メッシュシートの天部内張り部を当該挿通部に挿通させて装着できるようにしたものであり、これにより窓部の上縁部には係着部を設けずともこの挿通部を挿通させることによりカバーへの装着が簡単に行われることとなるのである。
自転車用後部チャイルドシートカバーの概略を図示した説明図であって、このカバーの窓部に本発明に係る内張りメッシュシートが取り付けられるものである。 上記後部チャイルドシートカバーの窓部に取り付けられる本発明に係る内張りメッシュシートの正面図である。 自転車用前部チャイルドシートカバーの概略を図示した説明図であって、このカバーの窓部に本発明に係る内張りメッシュシートが取り付けられるものである。 上記前部チャイルドシートカバーの窓部に取り付けられる本発明に係る内張りメッシュシートの正面図である。 上記前部チャイルドシートカバーを後方から見た説明図である。
以下添付の図面と共に、本発明の実施形態について説明する。
図1は、自転車用後部チャイルドシートカバーの概略を図示した説明図であって、このカバーの窓部に本発明に係る内張りメッシュシートが取り付けられるものである。
この後部チャイルドシートカバーの本体部10は、底面が開口した上下に細長いボックス形状を有し、後部チャイルドシートのほぼ全体を被覆することができる。
この本体部10は、前面部11と、その両側の側面部12、12と、天部13と、背面部22とから成る。
前面部11には、上辺が接続し、その両側辺と底辺が分離した透明な窓部15が設けられている。
この図1では、この窓部15は、その周縁部に設けられたスライドファスナー15fを全開して、天部13の上に捲り上げられている状態を示している。
前面部11の窓部15の両側も透明の素材から形成され、前面部11の下方部分11sも透明素材から形成されている。
上記の通り、窓部15の両側辺及び下辺の縁部にはスライドファスナー15fが設けられ、開閉自在で、前面部11に接続した上辺で上方に捲り上げることができる。
この窓部は、上辺と左右の一方の側辺と下辺を前面部11から分離させて、左右の何れか一方の横方向に開閉できるような形態のものであってもよい。
また、このスライドファスナー15fには、2つのスライダーが設けられ、それぞれのスライダーによって開閉し易く形成されている。
このスライダーを2つ設けることにより、適宜位置にて両スライダーを離隔した状態にすることにより、その部分が開口し、外気をカバー内部に導入させることができる。
窓部15の適宜位置に引き手又は摘み部が設けられている。
両側の側面部12も、その上方部分を透明な素材から形成した透明部12tを設け、内部に腰掛けた幼児の視界が広がるように形成されている。
このカバーの本体部10は、前面部11と図中右側の側面部12との境界線部(側縁部)が分離して、その上下方向の境界線部にスライドファスナーを設けて開閉自在と成し、この境界線部がカバーの開口部23となる。この開口部23を開放して、チャイルドシートに取り付けることができ、また幼児の乗降の際に利用できる。
カバー本体部10の透明部分は、PVC製であり、その他の非透明部分は、ポリエステル生地製である。
図2は、上記後部チャイルドシートカバーの窓部に取り付けられる本発明に係る内張りメッシュシート20の正面図である。
この図に示した内張りメッシュシート20が図1に示したカバーの窓部15の内側部分に装着される。
図1において、仮想線である二点鎖線で示した箇所に上記内張りメッシュシート20が装着されるのである。
より詳しくは、図1において、3側辺に設けられたスライドファスナー15fから雨水等が侵入しないように、このカバーには、このスライドファスナー15fの内側に防水シート部材15rが設けられている。
即ち、このスライドファスナー15fの部分が二重構造となっており、雨水の浸入を防止することができる。
尚、この防水シート部材15rの下方両端部には排水孔15w、15wが設けられている。
図2から解る通り、本発明に係る内張りメッシュシート20は、正面視略矩形形状の多数の透孔を有するメッシュ生地から形成され、その上端縁部の横幅が少し狭く形成されて幅狭部分24を形成し、このメッシュシート20をカバーの窓部15に装着する際に、この幅狭部分24がカバーの天部13の裏面に入り込み、その天部の裏面に設けた係着部(面ファスナー)と相互に係着する面ファスナー24f、24fが設けられている。
このメッシュシート20の材質としては、ポリエステル製又はナイロン製のものを例示することができる。
他方、メッシュシート20の下端部分には、係着部としての留めホック25、25が2箇所に設けられており、これらの留めホック25は、カバーの前面部11の対応位置に設けた留めホック(係着部)25、25と相互に係着される。
このような構成により、図2に図示したメッシュシート20は、図1に示したカバーの窓部15と防水シート部材15rの間に挿入されて、そのメッシュシート20の周縁部に設けた係着部(面ファスナー24fや留めホック25)とカバーの天部13裏面に設けた面ファスナーやカバーの前面部11の対応位置に設けられた留めホック25と相互に係着して、取り付けられることとなるのである。
尚、ここで図2の仮想線で表示したように、内張りメッシュシート20の上端縁部を上方に更に延長して、天部内張り部26を設け、この天部内張り部26をカバーの天部13の裏面に配設することができるように構成することも出来る。
そして、この天部内張り部26の裏面側(内側面)には、透明の合成樹脂製シートを更に接合しておくことが極めて好ましい。
というのも、この天部13の内側には、内部に着席する幼児の頭頂部が位置し、上記透明の合成樹脂製シートが配設されていないと、メッシュシート20の天部内張り部26のメッシュ生地が頭髪に絡み付いてしまうという問題が発生するからである。
透明樹脂シートを接合するのは、内部を見通すことも出来るからである。
また、上記の天部内張り部26は、下方の窓部内張り部20wと別体に形成することもでき、つまり、ツーピースに形成して、これらのそれぞれの部分をカバーの窓部15の内側に、そして、天部13の内側にそれぞれ個別に装着することも出来ることとなる。
そして、上記のように天部内張り部26を別体に形成した際には、この天部内張り部26のみを、不使用時に、カバーの背面部22の側に接合して保持して置くことができ、カバーと一体的に保持させて置くこともできることとなる。
図3は、自転車用前部チャイルドシートカバーの概略を図示した説明図であって、このカバーの窓部に本発明に係る内張りメッシュシートが取り付けられるものである。
このカバーの本体部30は、底面が開口した袋状の形態を有し、この図3では、チャイルドシートの前方下端部の足乗せ部Fが下方に開放された状態で、幼児が着席して使用できる状態である。
この足乗せ部を被覆する前面部11の部分は透明素材から形成されている。
この前部チャイルドシートカバーの本体部30は、シートの底面を除くほぼ全体を被覆することができ、前面部11及び天部13と両側面部12、12と背面部32とからなり、前面部11と天部13とが連続的に形成され、前面部11の中間部位から天部13前端にかけて窓部15が形成されている。
また、この前部チャイルドシートカバーでは、前記後部チャイルドシートカバーと異なり、側面部12、12と背面部32の上縁部で、前面部11及び天部13とが上下に分離しており、当該前面部11の上方部分と天部13とが開閉部31を形成し、この開閉部31を開放して開口部が形成され、内部に幼児を入れてシートに腰掛けさせることができる。
開閉部31の上面は、前面部11の上方部分と天部13とが連続して形成され、この開閉部31には、その両側の側面部31s、31sとその後方の背面部31bを有している。
即ち、この開閉部31の下端周縁部がカバー本体部30の両側面部12、12と背面部32の上縁部と相互に係合し、閉鎖することができるのである。
換言すると、この開閉部31の下端周縁部とカバー本体部30の上端周縁部との係合閉鎖は、スライドファスナーによって行うことができる。
このスライドファスナーの部分には、雨水等が侵入しないように、雨水侵入防止部材をスライドファスナーの外側又は内側に設けているものも存在する。
前記開閉部31の上面部には窓部15が形成され、天部13の上側に巻き上げて開放することができる点は、上記後部チャイルドシートカバーと同じである。
本体部30の底面開口部の周縁部には、伸縮自在の弾性紐部材を挿通して、その底面開口部の周縁部が収縮するような構成を採用している。
図4は、上記前部チャイルドシートカバーの窓部に取り付けられる本発明に係る内張りメッシュシートの正面図である。
この図に示した内張りメッシュシート20は前図3に示したカバーの窓部15の部分及び天部13の内側に装着される。
図3において、仮想線の二点鎖線で示した箇所に上記内張りメッシュシート20及び26が装着されるのである。
より詳しくは、図3において、3側辺に設けられたスライドファスナー15fから雨水等が侵入しないように、このカバーには、このスライドファスナー15fの内側に防水シート部材15rを設けている。
即ち、このスライドファスナー15fの部分が二重構造となっており、雨水の浸入を防止することができる。
尚、この防水シート部材15rの下方両端部には排水孔15w、15wが設けられている。
図4から解る通り、本発明に係る内張りメッシュシート20は、正面視略矩形形状の多数の透孔を有するメッシュ生地から成り、その上端縁部分に2つの係着部としての面ファスナー24f、24fが設けられ、その下端縁部分にも2つの係着部としての留めホック25、25が設けられている。
他方、メッシュシート20の上方に図示したメッシュ生地からなるメッシュシートはカバーの天部の内側に配設される天部内張り部26を示している。
即ち、メッシュシート20がカバーの窓部15の下側に位置する防水シート部材15rと前面部11の間に配設され、上記天部内張り部26がカバーの天部13の内側に配設される。
このように図4に図示した天部内張り部26は、図3に示したカバーの天部13の裏面対応位置に設けた係着部(留めホック及び面ファスナー)と相互に係着されて取り付けられ、他方、メッシュシート20は、カバーの窓部15と防水シート部材15rの間に挿入されて、そのメッシュシート20の周縁部(上縁部と下縁部)に設けた係着部(面ファスナー24fや留めホック25)とカバーの防水シート部材15rに設けた係着部と相互に係着して窓部15の部分に取り付けられることとなるのである。
尚、図3においては、メッシュシート20と天部内張り部26とは別体に形成しているが、これらを連続的に形成することもできる。
そして、この天部内張り部26の内側面(カバー内部側に面する側面)には、透明の合成樹脂製シートを接合しておくことが極めて好ましい。
というのも、この天部13の内側には、内部に着席する幼児の頭頂部が位置し、上記透明の合成樹脂製シートが配設されていないと、メッシュシート20の天部内張り部26のメッシュ生地が頭髪に絡み付いてしまうという問題が発生するからである。この構成は、前記後部チャイルドシートカバー用のものと同様である。
透明樹脂シートを使用したのは、内部を見通すことが出来るからである。
但し、図4に図示した如く、2ピースに形成することにより、天部内張り部26を、その不使用時に、カバーの背面部側に接合したままの状態とすることが出来る。
この状態を次図が示している。
図5は、上記前部チャイルドシートカバーを後方から見た説明図である。
この状態で、図4に示した内張りメッシュシート20は使用していない状態である。
つまり、窓部15に装着する内張りメッシュシート20は取り外した状態であり、天部内張り部26もカバーの天部13の内側には配置されておらず、開閉部31の背面部31bの側に接合され、その状態が維持された状態である。
天部内張り部26は、図4に示した通り、一方の側辺の角部が曲線状に大きく面取りされた略矩形形状を有し、その周縁部には係着部として留めホック27、27、及び2対の面ファスナー28、28、29、29が設けられている。
上記留めホック27、27は、カバーの天部13の後方縁部に設けた帯状片13hに設けた留めホック27b、27b(図5)と相互に係着され、面ファスナー28、28は、カバーの天部13の裏面対応位置に設けた面ファスナーと相互に係着されて天部13の内側に配設固定される(使用時)。
他方、不使用時には、この天部内張り部26は、上記留めホック27、27と前記帯状片13hに設けた留めホック27b、27bとの係着をそのままに維持して、この帯状片13hの部分を回動中心として天部13側から開閉部31の背面部31bの側に接合させ、適宜この背面部31bに設けた係着部と係着してこの背面部31bの側に接合させ、その状態を維持させることができるのである。
これにより、本発明に係る内張りメッシュシートの天部内張り部26は、不使用時にカバー側に接合させたままとすることができるのである。
このように、本発明に係る内張りメッシュシートは、天部内張り部26を別体に形成することにより、この天部内張り部26を不使用時カバーの側に接合させたままとすることができるのである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明においては以下の通りその形態を種々変更して実施することができる。
まず、本発明に係る内張りメッシュシートは、基本的に前部又は後部チャイルドシートカバーの何れのカバーにも装着することができる。
このメッシュシートは、カバーの天部の裏面にも配設することが出来るように、その上端部を上方に延長したものとすることが出来るし、この天部内張り部を別体として形成することもできる。
また、本発明に係るメッシュシートは、その周縁部に設けた係着部を、カバーの対応位置に設けた係着部と相互に係着させて、カバーに着脱自在に装着することができる。
他方、カバーの窓部の構造により、既に上記した通り、前面部と防水シート部材との間に挟み込んで、係着具なしで装着することも可能である。
係着部としては、面ファスナーや留めホックを上記実施形態では使用していたが、その他相互に係着できるものであれば、どのようなものを使用してもよい。
メッシュシートに設けられた多数の透孔のサイズは、大小適宜サイズのものを使用することができる。
またメッシュシートの外形形状も、カバーの窓部や天部の形状に適合するように適宜設計変更することができる。
以上、本発明は、各種タイプのチャイルドシートカバーの窓部と天部に適用できる内張りメッシュシートを提供し、チャイルドシートカバーの窓部及び天部からの侵入する日光を遮る日除けとして、また窓部を開放した際には、当該窓部から侵入する害虫や塵埃等の侵入防止用の目的に使用できる極めて便利なものとなるのである。
10、30 本体部
11 前面部
12 側面部
13 天部
13h 帯状片
15 窓部
15f スライドファスナー
20 メッシュシート
20w 窓部内張り部(メッシュシート)
22、32 背面部
24 幅狭部分
24f、28、29 面ファスナー
25、27、27b 留めホック
26 天部内張り部(メッシュシート)
31 開閉部
31s 側面部
31b 背面部
F 足乗せ部

Claims (7)

  1. 前面部に開閉自在の透明の窓部を有し、自転車のチャイルドシートに被覆することができるチャイルドシートカバーに装着できる付属品であって、
    多数の透孔が設けられたメッシュ生地から形成されたメッシュシートから成り、
    このメッシュシートは、前記窓部を開放した状態の開口部分を被覆することができるように着脱自在に装着することができ、
    これにより前記メッシュシートが晴天時には日除けとなり或いは害虫又は塵埃侵入防止用となることを特徴とする自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート。
  2. 前記メッシュシートの外周部に係着部を設け、この係着部と相互に係着する係着部をカバーの対応位置に設けることにより、前記メッシュシートが着脱自在にカバーに装着できることを特徴とする請求項1に記載の自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート。
  3. 前記内張りメッシュシートの上方縁部を更に延長してチャイルドシートカバーの天部内側にも配設できる天部内張り部を設け、当該天部内張り部の周縁部の適宜位置に係着部を設けてカバー天部裏面の対応位置に設けた係着部と相互に係着できるようにし、
    これにより、当該メッシュシートがカバーの窓部及び天部の日除け部材となることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート。
  4. 前記メッシュシートの天部内張り部の裏面側に透明の合成樹脂シートを更に接合したことを特徴とする請求項3に記載の自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート。
  5. 前記メッシュシートの天部内張り部が、当該メッシュシートと別体に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート。
  6. 前記メッシュシートの天部内張り部が、不使用時には、カバーの背面部側に接合した状態に維持できることを特徴とする請求項5に記載の自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート。
  7. 前記カバーの窓部の上縁部に挿通部を設け、前記メッシュシートの天部内張り部を当該挿通部に挿通させて装着できるようにしたことを特徴とする請求項3又は4に記載の自転車用チャイルドシートカバーの内張りメッシュシート。
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