JP2016197645A - 積層コンデンサ - Google Patents
積層コンデンサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016197645A JP2016197645A JP2015076428A JP2015076428A JP2016197645A JP 2016197645 A JP2016197645 A JP 2016197645A JP 2015076428 A JP2015076428 A JP 2015076428A JP 2015076428 A JP2015076428 A JP 2015076428A JP 2016197645 A JP2016197645 A JP 2016197645A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main surface
- layer
- layers
- dielectric
- internal electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 title claims abstract description 72
- 238000003475 lamination Methods 0.000 title abstract 3
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract description 13
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 62
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 description 20
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 16
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 7
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- KDLHZDBZIXYQEI-UHFFFAOYSA-N Palladium Chemical compound [Pd] KDLHZDBZIXYQEI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 4
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 4
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000007847 structural defect Effects 0.000 description 4
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 3
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 3
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 3
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910002113 barium titanate Inorganic materials 0.000 description 2
- JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N barium titanate Chemical compound [Ba+2].[Ba+2].[O-][Ti]([O-])([O-])[O-] JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 229910052763 palladium Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 2
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052788 barium Inorganic materials 0.000 description 1
- DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N barium atom Chemical compound [Ba] DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000000462 isostatic pressing Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000009993 protective function Effects 0.000 description 1
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 239000010944 silver (metal) Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】積層コンデンサは、第1の容量形成層と、第2の容量形成層と、中間層とを具備する。上記第1の容量形成層は、複数の第1の内部電極層と、複数の第1の誘電体層と、第1の主面及び第2の主面とを有する。上記第2の容量形成層は、複数の第2の内部電極層と、複数の第2の誘電体層と、第3の主面及び第4の主面とを有する。上記中間層は、上記第2の主面と上記第3の主面とに挟まれて配設される。上記複数の第1の誘電体層のうち、上記第1及び第2の主面に最も近い第1の誘電体層は、それぞれ、他の第1の誘電体層の厚みよりも厚く、上記複数の第2の誘電体層のうち、上記第3及び第4の主面に最も近い第2の誘電体層は、それぞれ、他の第2の誘電体層の厚みよりも厚い。
【選択図】図2
Description
上記第1の容量形成層は、厚み方向に積層された複数の第1の内部電極層と、上記複数の第1の内部電極層間に形成された複数の第1の誘電体層と、上記厚み方向に相互に対向する第1の主面及び第2の主面とを有する。
上記第2の容量形成層は、上記厚み方向に積層された複数の第2の内部電極層と、上記複数の第2の内部電極層間に形成された複数の第2の誘電体層と、上記厚み方向に対向する第3の主面及び第4の主面とを有し、上記第3の主面が上記第1の容量形成層の第2の主面と上記厚み方向に対向するように配設される。
上記中間層は、上記第2の主面と上記第3の主面とに挟まれて配設される。
また、上記複数の第1の誘電体層のうち、上記第1の主面に最も近い第1の誘電体層及び上記第2の主面に最も近い第1の誘電体層は、それぞれ、他の第1の誘電体層の厚みよりも厚く、
上記複数の第2の誘電体層のうち、上記第3の主面に最も近い第2の誘電体層及び上記第4の主面に最も近い第2の誘電体層は、それぞれ、他の第2の誘電体層の厚みよりも厚い。
上記複数の第2の誘電体層のうち、上記第3の主面に最も近い第2の誘電体層及び上記第4の主面に最も近い第2の誘電体層の厚みは、それぞれ、上記他の第2の誘電体層の厚みの2倍以上であってもよい。
図1は、本実施形態に係る積層コンデンサ100の斜視図である。
同図に示すように、積層コンデンサ100は、素体Eと、外部電極61と、外部電極62とを備える。積層コンデンサ100は、略直方体状の素体Eの対向する端面に、2つの外部電極61、62がそれぞれ形成された構成を有する。
これらの図に示すように、積層コンデンサ100の素体Eは、容量形成層(第1の容量形成層)10と、容量形成層(第2の容量形成層)20と、中間層30と、カバー層40,50とを有し、これらがZ軸方向に積層された積層体として構成される。
容量形成層10は、図4に示すように、Z軸方向に積層された複数の内部電極層(第1の内部電極層)11と、複数の内部電極層11間に形成された複数の誘電体層(第1の誘電体層)12とを有する。さらに容量形成層10は、複数の内部電極層11と複数の誘電体層12とが交互に積層された積層体の主面として、Z軸方向に相互に対向する第1の主面10a及び第2の主面10bを有する。
容量形成層10では、図2に示すように、外部電極61に接続された内部電極層11と、外部電極62に接続された内部電極層11とが交互に配設されている。これにより、外部電極61と外部電極62との間に所定の電圧を印加することで、相互に向き合う内部電極層11間にも電圧が印加され、容量形成層10に所定の容量が発生し得る。
図4に示すように、複数の誘電体層12のうち、第1の主面10aに最も近い誘電体層12を第1の主面側誘電体層12aと定義し、第2の主面10bに最も近い誘電体層12を第2の主面側誘電体層12bと定義する。また、複数の誘電体層12のうち、第1の主面側誘電体層12a及び第2の主面側誘電体層12b(主面側誘電体層12a,12b)以外の誘電体層12を、それぞれ内部誘電体層12cと定義する。
本実施形態において、主面側誘電体層12a,12bは、それぞれ、内部誘電体層12cよりも厚く、例えば主面側誘電体層12a,12bの厚みが内部誘電体層12cの厚みの2倍以上とすることができる。すなわち、第1の主面側誘電体層12aの厚みをD1、第2の主面側誘電体層12bの厚みをD2、内部誘電体層12cの厚みをD3とすると、D1とD2は、いずれもD3より大きい。またD1とD2は同一の厚みであってもよい。
容量形成層20では、図2に示すように、外部電極61に接続された内部電極層21と、外部電極62に接続された内部電極層21とが交互に配設されている。これにより、外部電極61と外部電極62との間に所定の電圧を印加することで、相互に向き合う内部電極層21間にも電圧が印加され、容量形成層20に所定の容量が発生し得る。
第3の主面20aが形成された内部電極層21は、第2の主面10bが形成された内部電極層11と同一の外部電極61に接続されている。これにより、中間層30を挟む内部電極層11,21を略同一の電位とすることができ、これらの内部電極層11,21が容量形成しない構成とすることができる。
図4に示すように、複数の誘電体層22のうち、第3の主面20aに最も近い誘電体層22を第3の主面側誘電体層22aと定義し、第4の主面20bに最も近い誘電体層22を第4の主面側誘電体層22bと定義する。また、複数の誘電体層22のうち、第3の主面側誘電体層22a及び第4の主面側誘電体層22b(主面側誘電体層22a,22b)以外の誘電体層22を、それぞれ内部誘電体層22cと定義する。
本実施形態において、主面側誘電体層22a,22bは、それぞれ、内部誘電体層22cよりも厚く、例えば主面側誘電体層22a,22bの厚みを内部誘電体層22cの厚みの2倍以上とすることができる。すなわち、第3の主面側誘電体層22aの厚みをD4、第4の主面側誘電体層22bの厚みをD5、内部誘電体層22cの厚みをD6とすると、D4とD5は、いずれもD6より大きい。またD4とD5は同一の厚みであってもよい。
図2〜図4に示すように、中間層30は、第2の主面10bと第3の主面20aとに挟まれて、2つの容量形成層10,20の間に配設される。
中間層30は、積層コンデンサ100の容量形成にほとんど寄与せず、電歪変形がほとんど発生しない構成を有する。本実施形態においては、中間層30を挟む内部電極層11,21間で容量を形成しないため、中間層30が容量の形成に寄与しない。これにより、本実施形態の中間層30は、容量形成層10,20における電歪変形に起因して発生する応力を緩和することができる。
本実施形態において、中間層30は、全体が誘電材料で形成され、例えば誘電体層12,22と同一の材料で形成されてもよい。
中間層30の厚みD7は、少なくとも内部誘電体層12c、22cの厚みD3,D6よりは大きい厚みであればよく、例えば主面側誘電体層12a,12b,22a,22bの厚みD1,D2,D4,D5のいずれの厚みよりも厚く構成される。このように、中間層30の厚みD7を、各誘電体層12,22の厚みD1〜D6、すなわち隣接する内部電極層11間及び隣接する内部電極層21間の距離よりも長く設定することで、中間層30の応力緩和機能を高めることができる。
図2〜図4に示すように、カバー層40は、容量形成層10の第1の主面10a上に形成され、カバー層50は、容量形成層20の第4の主面20b上に形成される。カバー層40,50は、第1の主面10a側の内部電極層11及び第4の主面20b側の内部電極層21をそれぞれ被覆し、これらの内部電極層11,21を外部から保護する機能を有する。
カバー層40,50は、いずれも誘電材料で形成され、例えば誘電体層12,22と同一の材料で構成されてもよい。
カバー層40,50の厚みは特に限定されないが、例えば主面側誘電体層12a,12b,22a,22bの厚みD1、D2,D4,D5のいずれの厚みよりも厚く構成され得る。これにより、カバー層40,50が十分な保護機能を発揮することができる。
図5は、比較例に係る積層コンデンサ200のX−Z平面における断面図である。
同図に示すように、積層コンデンサ200は、積層コンデンサ100と同様のカバー層40,50と、容量形成層70と、外部電極61,62とを備える。容量形成層70は、容量形成層10,20と同様に、複数の内部電極層71と複数の誘電体層72とが交互に積層された積層体として構成される。複数の誘電体層72は、いずれも略同一の厚みで形成されている。
積層コンデンサ200は、高電圧を印加され誘電体層72に電歪変形が生じた場合に、特に容量形成層70の中央部に大きな応力が付加され、クラックが発生し得る。
また、容量形成層70の最外層の内部電極層71は、一方の主面を介してのみ容量形成しているため、特に先端部に電界が集中しやすく、局所的な絶縁破壊が生じやすい。
これに加えて、積層コンデンサ100では、主面側誘電体層12a,12b,22a,22bが内部誘電体層12c,22cよりも厚い。
上記構成によれば、主面側誘電体層12a,12b,22a,22bによって形成されるコンデンサの静電容量を、内部誘電体層12c,22cによって形成されるコンデンサの静電容量よりも低減することができる。これによって、最外層の内部電極層11,21における電界の集中を防止し、局所的な絶縁破壊を防止することができる。
特に本実施形態では、カバー層40,50側の誘電体層12a,22bのみならず、中間層側の誘電体層12b,22aも、他の誘電体層12c,22cより厚い。
仮に中間層30を設け、中間層30側の誘電体層12b,22aを内部誘電体層12c,22cと同一の厚みとした場合、中間層30に最も近い内部電極層11,21にも電界が集中する。上記構成によれば、中間層30に最も近い内部電極層11,21においても電界の集中を防止することができるため、これらの内部電極層11,21における絶縁破壊を効果的に防止することができる。
積層コンデンサ100の製造方法について説明する。
図6はシート材110を示す図であり、図6AはY−Z平面における断面図、図6Bは斜視図である。
図6A,Bに示すシート材110は、未焼成の誘電体セラミック材料からなるグリーンシート111上に、内部電極層11,21となる電極材料112を形成したものである。電極材料112は、シート材110の一方の短辺から露出し、他方の短辺からは露出しない形状に形成され、例えばスクリーン印刷法により形成され得る。後述するように、シート材110は、主に容量形成層10,20における内部電極層11,21と、誘電体層12,22との積層構造を作製するために用いられる。
図7はシート材120を示す図であり、図7AはY−Z平面における断面図、図7Bは斜視図である。
図7A,Bに示すシート材120は、未焼成の誘電体セラミック材料からなるグリーンシート121からなり、電極材料は形成されていない。シート材120は、主に、カバー層40,50や中間層30等の、誘電材料で構成された層を作製するために用いられる。
グリーンシート121は、グリーンシート111の厚み以上の厚みを有しており、例えばグリーンシート111の厚みの1.5〜2倍程度の厚みを有していてもよい。これにより、カバー層40,50や中間層30におけるシート材120の層数を低減することができる。
図8はシート材110,120が積層された素体130の製造方法を説明するための、Y−Z平面における断面図である。これらの図を参照し、素体130の構成についてZ軸方向下方から上方へ向かって順次説明する。
具体的には、電極材料が形成されていないシート材120を複数積層する。シート材120の層数は特に限定されないが、例えば20層以上とすることができる。
具体的には、領域50Uのシート材120上に、電極材料112が形成されたシート材110を配置し、その上に電極材料が形成されていないシート材120を配置する。これらの重ねられたグリーンシート111,121は、第4の主面側誘電体層22bに対応する領域22Ubを構成する。
さらにその上に、複数のシート材110を、例えば数十層〜数百層積層する。これらのシート材110は、電極材料112の形成された辺が互い違いに配置されるように積層される。
所定の層数積層されたシート材110上に、電極材料が形成されていないシート材120を配置し、その上に電極材料112が形成されたシート材110を配置する。これらの重ねられたグリーンシート111,121は、第3の主面側誘電体層22aに対応する領域22Uaを構成する。
具体的には、領域20U上に、電極材料が形成されていないシート材120を複数積層する。シート材120の層数は特に限定されないが、例えば2層以上数十層以下とすることができる。
具体的には、領域30Uのシート材120上に、電極材料112が形成されたシート材110を配置し、その上に電極材料が形成されていないシート材120を配置する。これらの重ねられたグリーンシート111,121は、第2の主面側誘電体層12bに対応する領域12Ubを構成する。
さらにその上に、複数のシート材110を積層する。これらのシート材110は、電極材料112の形成された辺が互い違いに配置されるように積層される。積層されたシート材110の層数は、例えば数十層〜数百層とすることができる。
所定の層数積層されたシート材110上に、電極材料が形成されていないシート材120を配置し、その上に電極材料112が形成されたシート材110を配置する。これらの重ねられたグリーンシート111,121は、第1の主面側誘電体層12aに対応する領域12Uaを構成する。
具体的には、領域10Uのシート材110上に、電極材料が形成されていないシート材120を複数積層する。シート材120の層数は特に限定されないが、例えば20層以上とすることができる。
なお、以上では1つの素体130について説明したが、実際には、複数の素体130が配列された積層シートが形成され、素体130ごとに個片化されることで、素体130が作製される。
図9は、比較例に係る積層コンデンサ200の素体の製造方法を説明するY−Z平面における断面図である。
同図に示すように、積層コンデンサ200も、2種類のシート材110,120を所定の順番及び向きで積層することで製造されるが、その積層順が積層コンデンサ100の製造方法と異なる。
すなわち、上述の製造方法と同様に2種類のシート材110,120を準備した後、まずカバー層50に相当する領域50Uを上述の方法で積層する。
続いて、領域50U上に、容量形成層70に相当する領域70Uを積層する。領域70Uは、複数のシート材110を、電極材料112の形成された辺が互い違いに配置されるように、数十層〜数百層程度積層することで形成される。
続いて、領域70Uの上にカバー層40に相当する領域40Uを上述の方法で積層し、圧着した後、外部電極を形成し、焼成することで、積層コンデンサ200が作製される。
この製造方法では、シート材120はカバー層40,50の形成に用いられ、シート材110は容量形成層70の形成に用いられる。
図10は、変形例1に係る積層コンデンサ300のX−Z平面における断面図である。
なお、本変形例において、積層コンデンサ100と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
中間層80は、補強用の複数のダミー内部電極層81を有する。複数のダミー内部電極層81はZ軸方向に積層されており、これらのダミー内部電極層81間には複数の誘電体層82が形成されている。
各ダミー内部電極層81は、第1及び第2の外部電極61,62のいずれにも接続されておらず、容量の形成に寄与しない。
ダミー内部電極層81の材料は、内部電極層11,21と同等の熱収縮率を有する材料を採用することができ、典型的には内部電極層11,21と同様の金属材料が採用される。
ダミー内部電極層81の層数は特に限定されないが、例えば数層〜数十層とすることができる。
さらに、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
10…第1の容量形成層(容量形成層)
20…第2の容量形成層(容量形成層)
30,80,90…中間層
81,91…ダミー内部電極層
Claims (5)
- 厚み方向に積層された複数の第1の内部電極層と、前記複数の第1の内部電極層間に形成された複数の第1の誘電体層と、前記厚み方向に相互に対向する第1の主面及び第2の主面とを有する第1の容量形成層と
前記厚み方向に積層された複数の第2の内部電極層と、前記複数の第2の内部電極層間に形成された複数の第2の誘電体層と、前記厚み方向に対向する第3の主面及び第4の主面とを有し、前記第3の主面が前記第1の容量形成層の第2の主面と前記厚み方向に対向するように配設された第2の容量形成層と、
前記第2の主面と前記第3の主面とに挟まれて配設される中間層と、を具備し、
前記複数の第1の誘電体層のうち、前記第1の主面に最も近い第1の誘電体層及び前記第2の主面に最も近い第1の誘電体層は、それぞれ、他の第1の誘電体層の厚みよりも厚く、
前記複数の第2の誘電体層のうち、前記第3の主面に最も近い第2の誘電体層及び前記第4の主面に最も近い第2の誘電体層は、それぞれ、他の第2の誘電体層の厚みよりも厚い
積層コンデンサ。 - 請求項1に記載の積層コンデンサであって、
前記第1の主面に最も近い第1の誘電体層及び前記第2の主面に最も近い第1の誘電体層の厚みは、それぞれ、前記他の第1の誘電体層の厚みの2倍以上であり、
前記複数の第2の誘電体層のうち、前記第3の主面に最も近い第2の誘電体層及び前記第4の主面に最も近い第2の誘電体層の厚みは、それぞれ、前記他の第2の誘電体層の厚みの2倍以上である
積層コンデンサ。 - 請求項1又は2に記載の積層コンデンサであって、
前記中間層は、前記第1の主面に最も近い第1の誘電体層、前記第2の主面に最も近い第1の誘電体層、前記第3の主面に最も近い第2の誘電体層及び前記第4の主面に最も近い第2の誘電体層のいずれよりも厚い
積層コンデンサ。 - 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の積層コンデンサであって、
前記中間層は、補強用のダミー内部電極層を有する
積層コンデンサ。 - 請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の積層コンデンサであって、
前記中間層は、前記第1の容量形成層及び前記第2の容量形成層における電歪変形に起因して発生する応力を緩和する
積層コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015076428A JP6591771B2 (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | 積層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015076428A JP6591771B2 (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | 積層コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016197645A true JP2016197645A (ja) | 2016-11-24 |
JP6591771B2 JP6591771B2 (ja) | 2019-10-16 |
Family
ID=57358382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015076428A Active JP6591771B2 (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | 積層コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6591771B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102020118857A1 (de) | 2020-07-16 | 2022-01-20 | Tdk Electronics Ag | Vielschichtkondensator |
GB2598043B (en) * | 2020-07-20 | 2023-04-12 | Knowles uk ltd | Electrical component having layered structure with improved breakdown performance |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1012475A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-01-16 | Murata Mfg Co Ltd | 積層型セラミック電子部品 |
JP2007013132A (ja) * | 2005-06-03 | 2007-01-18 | Murata Mfg Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
JP2012222290A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
-
2015
- 2015-04-03 JP JP2015076428A patent/JP6591771B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1012475A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-01-16 | Murata Mfg Co Ltd | 積層型セラミック電子部品 |
JP2007013132A (ja) * | 2005-06-03 | 2007-01-18 | Murata Mfg Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
JP2012222290A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102020118857A1 (de) | 2020-07-16 | 2022-01-20 | Tdk Electronics Ag | Vielschichtkondensator |
CN114375481A (zh) * | 2020-07-16 | 2022-04-19 | Tdk电子股份有限公司 | 多层电容器 |
DE102020118857B4 (de) | 2020-07-16 | 2023-10-26 | Tdk Electronics Ag | Vielschichtkondensator |
US11929211B2 (en) | 2020-07-16 | 2024-03-12 | Tdk Electronics Ag | Multi-layer capacitor |
GB2598043B (en) * | 2020-07-20 | 2023-04-12 | Knowles uk ltd | Electrical component having layered structure with improved breakdown performance |
US11670453B2 (en) | 2020-07-20 | 2023-06-06 | Knowles UK Limited | Electrical component having layered structure with improved breakdown performance |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6591771B2 (ja) | 2019-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101452068B1 (ko) | 적층 세라믹 커패시터 및 적층 세라믹 커패시터가 실장된 회로 기판 | |
KR101452054B1 (ko) | 적층 세라믹 커패시터 및 그 실장 기판 | |
US9373446B2 (en) | Multilayer ceramic electronic part, board having the same mounted thereon, and manufacturing method thereof | |
KR101823246B1 (ko) | 적층 세라믹 전자 부품 및 그 실장 기판 | |
JP5332475B2 (ja) | 積層セラミック電子部品およびその製造方法 | |
TWI500056B (zh) | 多層陶瓷電容器及用於多層陶瓷電容器的安裝板件 | |
US8953300B2 (en) | Multilayer ceramic capacitor and method of manufacturing the same | |
KR101452057B1 (ko) | 적층 세라믹 커패시터 및 그 실장 기판 | |
JP2018110212A (ja) | キャパシタ部品 | |
KR20140080019A (ko) | 적층 세라믹 커패시터 및 적층 세라믹 커패시터의 실장 기판 | |
JP2020102608A (ja) | キャパシタ部品 | |
KR101812475B1 (ko) | 적층 세라믹 콘덴서 | |
JP6261855B2 (ja) | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 | |
JP2002184648A (ja) | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 | |
KR101462759B1 (ko) | 적층 세라믹 커패시터 및 그 실장 기판 | |
JP6591771B2 (ja) | 積層コンデンサ | |
JP2020027927A (ja) | 積層セラミックキャパシタ及びその製造方法 | |
JP2019117817A (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
JP2000340448A (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
JPH07122457A (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
JP2017098445A (ja) | セラミック電子部品及びセラミック電子部品の製造方法 | |
KR101565643B1 (ko) | 적층 세라믹 전자부품 및 그 실장 기판 | |
JP4651930B2 (ja) | 電子部品 | |
KR20190075678A (ko) | 적층형 전자 부품 | |
JP2000106322A (ja) | 積層セラミックコンデンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180830 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20180907 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20181005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190919 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6591771 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |