JP2016195271A - 半導体装置 - Google Patents

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史仁 増岡
Fumihito Masuoka
史仁 増岡
中村 勝光
Katsumitsu Nakamura
勝光 中村
昭人 西井
Akito Nishii
昭人 西井
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Abstract

【課題】高発振耐量を実現することができる半導体装置を得る。【解決手段】n型ドリフト層1の上面にp型ベース層2が設けられている。p型ベース層2上に部分的にn型エミッタ層8が設けられている。n型エミッタ層8及びp型ベース層2を貫通するようにトレンチゲート10が設けられている。n型ドリフト層1の下面にp型コレクタ層12が設けられている。n型ドリフト層1とp型コレクタ層12の間にn型バッファ層4が設けられている。n型バッファ層4のピーク濃度は、n型ドリフト層1より高く、p型コレクタ層12より低く、n型バッファ層4のキャリア濃度は、n型ドリフト層1側からp型コレクタ層12側に向かって深さの指数関数で増加し、n型ドリフト層1とn型バッファ層4の接続部分におけるn型バッファ層4のキャリア濃度の傾斜が20〜2000cm−4である。【選択図】図6

Description

本発明は、高耐圧パワーモジュール(≧600V)に用いられるダイオードなどの半導体装置に関する。
1950年代の半導体黎明期以降、Siベースのp−i−nダイオードにおける高周波発振現象(例えば非特許文献1参照)と破壊現象(例えば非特許文献2参照)について様々な研究がなされてきた。近年になって、高速動作化が進むパワーデバイスにおいて周辺回路の誤動作とデバイス自身のサージ破壊を招くこれらの現象が再び注目されてきた(例えば非特許文献3参照)。
高速リカバリーダイオードにおいて、これらの現象が高Vcc、高配線インダクタンス(Ls)、低動作温度、及び低電流密度(JA)等のハードリカバリー条件下で顕著になることが分かっている(例えば非特許文献5,11参照)。高速リカバリーダイオードでは、厚いn型ドリフト層又は厚いn型バッファ層の採用とライフタイム制御技術の適用等(例えば非特許文献5〜7参照)、いわゆる”ソフトリカバリー化”によって、上記の課題が解決されてきた。しかし、これらの手法には、EMI(Electromagnetic Compatibility)ノイズ、破壊耐量及びトータルロスのトレードオフ関係があり、高いレベルで両立させることが難しかった。
一方、RFCダイオード(例えば非特許文献10〜14参照)をはじめとする裏面にp型層を形成するダイオード(例えば非特許文献4,8,9参照)によって、ダイオードの主要特性は著しく向上された。しかし、さらなる開発課題として、リーク電流を下げることによる動作温度範囲の高温側への拡張、高電流密度領域のVF(ダイオードのオン時の電圧降下)を下げることによる最大遮断電流密度の向上、及びバッファ構造を強化することによるアバランシェ耐量の向上が残されていた。
また、n型ドリフト層とn型カソード層の間に両者の中間の不純物濃度を持つn型バッファ層を設けたダイオードが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1にはn型バッファ層の濃度勾配の具体的な数値は記載されていないが、特許文献1の図3から濃度勾配は8×10cm−4と見積もることができる。また、特許文献2のn型バッファ層は非特許文献10に記載の構成であり、その濃度勾配は1×10cm−4である。
特開2007−158320号公報 特開2010−283132号公報
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従来の半導体装置では、n型ドリフト層とn型バッファ層の接続部分におけるキャリア濃度の傾斜が8×10cm−4又は1×10cm−4と急峻であるため、接続部分の電界強度の高まりによってスナップオフが生じる。さらに、スナップオフをトリガーとして高周波発振が生じるという問題があった。
また、従来のダイオードのVFとリカバリー損失ERECのトレードオフ特性は、重金属拡散や電子又はイオンの照射を用いライフタイム制御手法により調整されていた。しかし、電子又はイオン照射時の被照射体との照射角度や温度等により、VF、ERECのばらつきが大きい。また、チップ通電動作時の自己発熱により格子欠陥が変化して電気的特性が変動する。さらに、格子欠陥起因のリーク電流が大きいことにより高温動作時に熱暴走が発生する。このため、ライフタイム制御手法に頼らないVF−ERECトレードオフ特性の制御手法の確立が望まれてきた。
様々な用途にパワーデバイスが用いられるようになり、IGBT、ダイオード等にもアバランシェ耐量が要求されてきている。しかし、寄生のバイポーラトランジスタ構造を有する半導体装置では、そのような構造が無い半導体装置に比べてアバランシェ耐量が減少する。また、VF−EREC特性の改善を狙ってn型ドリフト層の厚みを薄くするとアバランシェ耐量が著しく低下する。また、寄生のバイポーラトランジスタ構造を有する半導体装置では、そのような構造が無い半導体装置に比べて最大可制御電流密度が低下する。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は高発振耐量を実現することができる半導体装置を得るものである。
本発明に係る半導体装置は、n型ドリフト層と、前記n型ドリフト層の上面に設けられたp型ベース層と、前記p型ベース層上に部分的に設けられたn型エミッタ層と、前記n型エミッタ層及び前記p型ベース層を貫通するように設けられたトレンチゲートと、前記n型ドリフト層の下面に設けられたp型コレクタ層と、前記n型ドリフト層と前記p型コレクタ層の間に設けられたn型バッファ層とを備え、前記n型バッファ層のピーク濃度は、前記n型ドリフト層より高く、前記p型コレクタ層より低く、前記n型バッファ層のキャリア濃度は、前記n型ドリフト層側から前記p型コレクタ層側に向かって深さの指数関数で増加し、前記n型ドリフト層と前記n型バッファ層の接続部分における前記n型バッファ層の前記キャリア濃度の傾斜が20〜2000cm−4であることを特徴とする。
本発明により、高発振耐量を実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す下面図である。 図1及び図2のI−IIに沿った断面図である。 深さに対するキャリア濃度を示す図である。 キャリア濃度の傾斜∇nbufferに対するV、EREC、Vsnap−off、JA(break)を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す断面図である。 比較例に係る半導体装置を示す断面図である。 シミュレーションに用いたn型バッファ層のピーク濃度と拡散深さを示す図である。 比較例と実施の形態3における耐圧波形のバッファ層の厚み依存性のシミュレーション結果を示す図である。 比較例と実施の形態3におけるsnappy recovery波形のVcc依存性のシミュレーション結果を示す図である。 比較例と実施の形態3におけるsnappy recovery波形のVcc依存性のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す裏面図である。 図13のI−IIに沿った断面図である。 図13のIII−IVに沿った断面図である。 本発明の実施の形態4に係る半導体装置の変形例1を示す下面図である。 本発明の実施の形態4に係る半導体装置の変形例2を示す下面図である。 本発明の実施の形態5に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態7に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態8に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態9に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態10に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態11に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態12に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態13に係る半導体装置を示す断面図である。
本発明の実施の形態に係る半導体装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す上面図及び下面図である。図3は、図1及び図2のI−IIに沿った断面図である。n型ドリフト層1の上面にp型アノード層2が設けられている。n型ドリフト層1の下面にn型カソード層3が設けられている。
型ドリフト層1とn型カソード層3の間にn型バッファ層4が設けられている。n型バッファ層4の不純物のピーク濃度は、n型ドリフト層1より高く、n型カソード層3より低い。p型アノード層2にアノード電極5がオーミック接触し、n型カソード層3にカソード電極6がオーミック接触している。
図4は、深さに対するキャリア濃度を示す図である。n型バッファ層4の深さをDbuffer、n型ドリフト層とn型バッファ層の接続部分におけるキャリア濃度の傾斜を濃度勾配∇nbuffer[cm−4]、n型バッファ層4中の実効ドーズ量をφeff[cm−2]、n型ドリフト層1のキャリア濃度をn[cm−3]とする。これらの関係は以下の数式で表される。
Figure 2016195271
図5は、キャリア濃度の傾斜∇nbufferに対するV、EREC、Vsnap−off、JA(break)を示す図である。Vはオン状態での電圧降下、ERECはリカバリー損失、Vsnap−offはリカバリー時のオーバーシュート電圧、JA(break)は最大可制御電流密度である。このデータに基づいて、V、EREC、Vsnap−offを低くし、JA(break)を高くするために、濃度勾配∇nbufferを20〜2000cm−4にする。なお、従来技術では濃度勾配が10cm−4程度であり、本実施の形態に比べて急峻であった。
本実施の形態のようにn型ドリフト層1とn型バッファ層4の接続部分のキャリア濃度が緩くブロードに分布した深いバッファ構造をCPL(Controlling Plasma Layer)バッファ構造と呼ぶ。このCPLバッファ構造によりリカバリー時における同境界部分での電界強度の高まりを抑制することができる。この結果、カソード側の電界強度の高まりによって生じるスナップオフと、それをトリガーとして発生する高周波発振を防ぐことができるため、高発振耐量を実現することができる。
また、n型バッファ層4の実効ドーズ量φeffを、n型ドリフト層1の実効ドーズ量よりも高い1×1012〜5×1012cm−2に設定する。これにより、n型バッファ層4の総ドーズ量がn型ドリフト層1の総ドーズ量と同程度になるため、n型ドリフト層1とn型バッファ層4の双方で耐圧を保持できる。従って、n型バッファ層4が無い場合に比べて同等耐圧を保持するのに必要なn型ドリフト層1の厚みを薄くでき、トータルロスを低減することができる。
なお、n型ドリフト層1のキャリア濃度nは、耐圧クラスに依存して決定される。一例として、600〜6500Vクラスの場合、キャリア濃度nは1×1012〜1×1015cm−3である。n型カソード層3の表面濃度は1×1019〜5×1020cm、拡散深さは0.5〜2μmである。n型バッファ層4の厚みDbufferは上記の数式のとおりn、∇nbuffer、φeffの関数である。
また、n型バッファ層4のピーク濃度とn型ドリフト層1のピーク濃度の比は1×10−4〜1×10−1である。n型バッファ層4とn型ドリフト層1の深さの比は0.1〜10である。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態1はダイオードであったが、本実施の形態はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。
p型アノード層2はp型ベース層であり、そのピーク濃度は1.0×1016〜1.0×1018cm−3である。p型アノード層2上のウエハ表面部に部分的にp型拡散層7とn型エミッタ層8が形成されている。n型エミッタ層8のピーク濃度は1.0×1018〜1.0×1021cm−3、深さは0.2〜1.0μmである。
p型アノード層2とn型ドリフト層1の間にn型層9が形成されている。n型層9は、ピーク濃度が1.0×1015〜1.0×1017cm−3であり、深さがp型アノード層2より0.5〜1.0μm深い。
型エミッタ層8、p型アノード層2及びn型層9を貫通するようにトレンチゲート10が設けられている。トレンチゲート10上には層間絶縁膜11が設けられている。アノード電極5はエミッタ電極であり、p型拡散層7に接続されている。n型カソード層3の代わりにp型コレクタ層12が設けられている。カソード電極6はコレクタ電極であり、p型コレクタ層12にオーミック接触する。
n型バッファ層4のピーク濃度は、n型ドリフト層1より高く、p型コレクタ層12より低い。そして、実施の形態1と同様に、n型ドリフト層1とn型バッファ層4の接続部分におけるキャリア濃度の傾斜を20〜2000cm−4にする。そして、n型バッファ層4の実効ドーズ量φeffを、n型ドリフト層1の実効ドーズ量よりも高い1×1012〜5×1012cm−2に設定する。これにより、IGBTの場合であっても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態1の単層のn型カソード層3の代わりに、n型カソード層3とp型カソード層13が横に並んで交互に配置されている。カソード電極6はn型カソード層3とp型カソード層13にオーミック接触する。従って、p型カソード層13はカソード電極6を通じてn型カソード層3と短絡している。n型カソード層3のピーク濃度はp型カソード層13よりも高い。
型ドリフト層1の深さtn、n型カソード層3の幅Wn、p型カソード層13の幅Wpの間に以下の関係が成り立つ。
2・tn≧(Wn+Wp)≧tn/10
本実施の形態の効果を比較例と比較して説明する。具体的には、耐圧1700Vに設計した本実施の形態と比較例のダイオードにおけるVrrm、スナップオフ耐量とリカバリー耐量に対するn型バッファ層4のピーク濃度と拡散深さの依存性について説明する。図8は、比較例に係る半導体装置を示す断面図である。比較例にはn型バッファ層4が無く、n型カソード層3が単層である。
ここで、非特許文献14の図4のピーク電圧Vsnap−offに対するリカバリー条件の許容度合いをスナップオフ耐量と呼ぶ。スナップオフ耐量が高いほど、高印加電圧、低電流、低温、高速電流遮断等、いわゆるハードリカバリー条件下での動作が許容できる。また、非特許文献14の図7に表される印加電圧Vccと最大遮断電流密度JA(break)からなる安全動作領域をリカバリー耐量と呼ぶ。リカバリー耐量が高いほど、高印加電圧、大電流密度条件でのリカバリー動作が許容できる。
図9は、シミュレーションに用いたn型バッファ層のピーク濃度と拡散深さを示す図である。この図のようにドーズ量を3.75×1012cm−2に固定し、三角形近似で設定したピーク濃度と拡散深さを設定してガウス分布に近いn型バッファ層4を模擬した。また、n型バッファ層4の厚みに関わらず、n型ドリフト層1の厚みは一定とした。
図10は、比較例と実施の形態3における耐圧波形のバッファ層の厚み依存性のシミュレーション結果を示す図である。何れのダイオードも耐圧1700Vに設計している。図11,12は、比較例と実施の形態3におけるsnappy recovery波形のVcc依存性のシミュレーション結果を示す図である。n型バッファ層4のピーク濃度は5×1016cm−3、n型バッファ層4の厚みは図11では1.5μm、図12では50μmである。
比較例では、主接合部での電界強度の高まりによるインパクトイオン化で発生した電子がn型ドリフト層1中の高電界によってカソード側に走行する。これにより、電子の濃度がバッファ層中のキャリア濃度を上回ることで、ポアソン方程式の関係からn型バッファ層4中の電界の傾きが逆になり、主接合に加えてカソード側でも電界強度が高まる。従って、比較例では、n型バッファ層4が厚いほど、JR=10A/cm程度から負性微分抵抗NDRの特性がより顕著に現れる。JR=100〜1000A/cm辺りでは、主接合とカソード側の両方でインパクトイオン化が発生し、主接合側とカソード側の双方からn型ドリフト層1中に電子と正孔が供給され、2次降伏に至る。
一方、本実施の形態では、耐圧波形にNDR特性が現れず、n型バッファ層4が薄い場合には耐圧波形のJR=1A/cmあたりで2次降伏が現れる。この小電流領域での2次降伏は、ダイオードのリカバリーSOAにおける最大遮断電流密度の低下やアバランシェ耐量の低下を招くことから、2次降伏の発生ポイントを大電流化することが求められる。その一方で、NDR特性を示すようなダイオード構造は、リカバリー時にカソード側の電界が持ち上がることで電圧サージとスナップオフが発生し、それをトリガーとして高周波発振が発生しやすい(図11,12を参照)。このため、ダイオードの耐圧波形は、NDR特性や2次降伏によるS字カーブを示さず、直線的なラインに近づける必要がある。図10から読み取るとn型バッファ層4は厚いほうが良いことになる。
しかし、n型ドリフト層1の厚みを一定として単にn型バッファ層4を厚くすると、オン状態における抵抗成分が大きくなり、VFの増加(悪化)を招く。そこで、本実施の形態ではn型ドリフト層1とn型バッファ層4の接続部分におけるキャリア濃度の傾斜を20〜2000cm−4とする。このように接続部分における濃度変化を緩くすることで、耐圧波形の2次降伏及びNDRを防ぎ、VFの増加を抑えながら、リカバリー時における接続部分での電界強度の高まりを抑制することができる。この結果、カソード側の電界強度の高まりによって生じるスナップオフと、それをトリガーとして発生する高周波発振を防ぐことができるため、高発振耐量を実現することができる。
また、(Wn+Wp)で表される幅をRFCセルピッチと呼ぶ。RFCセルピッチを細かくすると、VFは増加し、ERECは減少する。即ち、VF−ERECトレードオフカーブが高速側にシフトする。従って、インバータへ組み込むフリーホイールダイオードに本実施の形態を適用する場合に、用途に合わせてRFCセルピッチを調整することでVF−ERECトレードオフ特性を調整することができる。ただし、RFCセルピッチを細かく設定し過ぎると、スナップオフ耐量が低下し、逆に粗く設定し過ぎるとリカバリー耐量が低下する。
また、(Wp/(Wn+Wp))で表される割合をRFCセルショート率と呼ぶ。RFCセルショート率を小さくすると、VFは増加し、ERECは減少する。即ち、VF−ERECトレードオフカーブが高速側にシフトする。従って、インバータへ組み込むフリーホイールダイオードに本実施の形態を適用する場合に、用途に合わせてRFCセルショート率を調整することでVF−ERECトレードオフ特性を調整することができる。ただし、RFCセルショート率を小さく設定し過ぎると、スナップオフ耐量が低下し、クロスポイントが増加し、逆に大きく設定し過ぎるとリカバリー耐量が低下する。
このように、本実施の形態では、RFCセルピッチ又はRFCセルショート率を調整することで、ライフタイム制御手法に頼らずにVF−ERECトレードオフ特性を制御することができる。
また、p型カソード層13のドーズ量を少なくすると、スナップオフ耐量は低下するが、ERECとリーク電流を抑制することができる。P型カソード層13のドーズ量を増やすとその逆の結果が得られる。これに対して本実施の形態ではスナップオフ耐量とリカバリー耐量が確保でき、p型カソード層13のドーズ量の設定許容範囲を拡大することができる。
単純なp−n接合ではVFの温度依存性は基本的に正であり、温度が上がると電流が流れやすくなる。パワーチップを並列に接続した大容量のパワーモジュールにおいてチップの温度分布に偏りが生じると、発熱量が大きいチップにさらに電流が流れて発熱するという正の帰還が発生し、モジュールの破壊を引き起こす可能性がある。そこで、室温のVFカーブと高温のVFカーブが交差する電流値(クロスポイント)は低いほうが望ましい。本実施の形態では、アノードとカソードの実効的なドーズ量を下げ、双方からのキャリア注入効率を下げることができるため、低い電流値でのクロスポイントを実現することができる。
また、カソード電極6がn型カソード層3にオーム接触し、p型カソード層13にショットキー接触するようにしてもよい。カソード電極6とp型カソード層13の間のショットキー障壁差が大きいことで、寄生のpnpトランジスタに対して抵抗成分が付加されたのと同様の状態になり、寄生のpnpトランジスタ動作によるデバイス縦方向の電流を抑制することができる。この結果、高リカバリーSOAと高アバランシェ耐量を実現することができる。
実施の形態4.
図13は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す裏面図である。図14は図13のI−IIに沿った断面図である。実施の形態3の単層のn型バッファ層4の代わりに、n型バッファ層4とn型バッファ層14が横に並んで交互に配置されている。n型バッファ層4はn型ドリフト層1とn型カソード層3の間に設けられ、n型バッファ層14はn型ドリフト層1とp型カソード層13の間に設けられている。n型バッファ層4,14のピーク濃度は、n型ドリフト層1より高く、n型カソード層3より低い。n型バッファ層4のピーク濃度はn型バッファ層14よりも高い。その他の構成は実施の形態3と同様である。
図15は図13のIII−IVに沿った断面図である。p型アノード層2が設けられた領域が活性領域であり、それより外側の領域が終端領域である。終端領域のアノード側には一般的なp型ガードリング層15が設けられ、終端領域の最外周部にn型チャネルストッパ層16が設けられている。p型ガードリング層15のピーク濃度はp型アノード層2より高く、n型チャネルストッパ層16のピーク濃度はn型ドリフト層1より高い。
終端領域のカソード構造は、p型アノード層2の最外周部から活性領域側に距離WGR:10〜500um離れた位置から始まる。終端領域のカソード構造はn型層17とp型層18の二層構造である。
本実施の形態では、n型カソード層3上のn型バッファ層4のドーズ量を高くすることで、オン状態でのカソード側からの電子の注入効率が高まる。また、L負荷回路での誘導起電力を印加して装置をアバランシェ状態に至らせた際に空乏層がp型カソード層13まで到達し難くなり、耐圧波形のNDR(2次降伏)が抑制される。この結果、低VFと高アバランシェ耐量を実現することができる。アバランシェ状態の許容度合いをアバランシェ耐量と呼ぶ。
また、n型カソード層3とp型カソード層13はストライプパターンである。これにより、想定するn型カソード層3とp型カソード層13の比を反映させたパターンを簡単に設計することができる。
図16は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置の変形例1を示す下面図である。このように終端領域のカソードがn型であっても上記と同様の効果を得ることができる。
図17は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置の変形例2を示す下面図である。n型カソード層3がドットパターンである。これにより、コーナー部にも配慮したパターン設計が可能となり、均一なデバイス動作を実現することができる。この結果、高リカバリーSOAを実現することができる。なお、p型カソード層13がドットパターンでも同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
図18は、本発明の実施の形態5に係る半導体装置を示す断面図である。n型バッファ層4の深さがn型バッファ層14よりも深い。その他の構成は実施の形態4と同じである。この場合でも実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
実施の形態6.
図19は、本発明の実施の形態6に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態4の単層のp型アノード層2の代わりに、p型アノード層2とp型アノード層19が横に並んで交互に配置されている。アノード電極5はp型アノード層2,19にオーミック接触する。従って、p型アノード層19はアノード電極5を通じてp型アノード層2と短絡している。p型アノード層19のピーク濃度はp型アノード層2よりも低い。p型アノード層2とp型アノード層19のピーク濃度比が0.5〜500である。
低濃度のp型アノード層19を設けたことでオン状態におけるアノード側の注入効率が抑制されるため、オン状態のアノード側のキャリア濃度が低下し、発振のトリガーであるカソード側の電界強度の持ち上がりを抑制することができる。また、オン状態にn型ドリフト層1内のキャリアが少ないため、リカバリー時に終端領域と活性領域の境界部にキャリアが集中して破壊に至る現象を抑制することができる。この結果、高リカバリーSOA、高発振耐量、低VF、低クロスポイント、高サージ電流耐量を実現することができる。
実施の形態7.
図20は、本発明の実施の形態7に係る半導体装置を示す断面図である。p型アノード層19がp型アノード層2の上面の一部のみに設けられている。p型アノード層2の深さに対するp型アノード層19の深さの比が0.1〜0.9である。この場合でも実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
実施の形態8.
図21は、本発明の実施の形態8に係る半導体装置を示す断面図である。終端領域のn型ドリフト層1の下面に単層のn型層17のみが設けられている。カソード電極6がn型層17に接触して電気的に接続されている。n型層17は1×1015〜1×1016cm−3のピーク濃度を持つ。これにより、n型バッファ層14はカソード電極6に対して接触抵抗が大きくなる。従って、オン状態において終端領域のカソード側からの電子の注入を抑え、リカバリーSOAを高めることができる。
実施の形態9.
図22は、本発明の実施の形態9に係る半導体装置を示す断面図である。n型バッファ層4が単層であり、かつ終端領域のカソード構造もn型層17の単層である。これにより実施の形態8よりも更に構成を簡略化できる。
実施の形態10.
図23は、本発明の実施の形態10に係る半導体装置を示す断面図である。終端領域の最外周部にn型チャネルストッパバッファ層20が設けられている。n型チャネルストッパバッファ層20中にn型チャネルストッパ層21及びp型チャネルストッパ層22が設けられている。n型チャネルストッパバッファ層20のピーク濃度はn型ドリフト層1より高い。n型チャネルストッパ層21のピーク濃度はn型チャネルストッパバッファ層20及びp型チャネルストッパ層22より高い。これにより、高リカバリーSOAを実現することができる。
実施の形態11.
図24は、本発明の実施の形態11に係る半導体装置を示す断面図である。一般的なp型ガードリング層15の代わりにLNFLR(Linearly-Narrowed Field Limiting Ring)構造23が設けられている。LNFLR構造23は、活性領域から終端領域に向かって周期的に並列する複数のp型層である。この複数のp型層は終端領域に向かって線形な濃度勾配を持つ。
活性領域のp型アノード層2とLNFLR構造23の間にRESURF(Reduced Surface Field)構造24が設けられている。RESURF構造24は、活性領域端に形成した深いp層と、LNFLR構造23の拡散層と同じ拡散深さのp層を有する。RESURF構造24のドーズ量は2×1012/m、幅は5〜100umである。RESURF構造24を設けることでリカバリー時の電界ピークを緩和することができる。
実施の形態12.
図25は、本発明の実施の形態12に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態11のRESURF構造24の代わりに、本実施の形態ではVLD(Variation of Lateral Doping)構造25が設けられている。VLD構造25は活性領域端に形成した深いp層と、この深いp層とLNFLR拡散層の深さを接続するように勾配を持たせたp層とを有する。
実施の形態13.
図26は、本発明の実施の形態13に係る半導体装置を示す断面図である。活性領域にIGBTが設けられ、終端領域にLNFLR構造23が設けられている。この場合でも実施の形態11と同様の効果を得ることができる。
なお、本願の半導体装置は、珪素によって形成されたものに限らず、珪素に比べてバンドギャップが大きいワイドバンドギャップ半導体によって形成されたものでもよい。ワイドバンドギャップ半導体は、例えば、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、又はダイヤモンドである。このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成された半導体装置は、耐電圧性や許容電流密度が高いため、小型化できる。この小型化された装置を用いることで、この装置を組み込んだ半導体モジュールも小型化できる。また、素子の耐熱性が高いため、ヒートシンクの放熱フィンを小型化でき、水冷部を空冷化できるので、半導体モジュールを更に小型化できる。また、素子の電力損失が低く高効率であるため、半導体モジュールを高効率化できる。
また、上記の実施の形態では1200V又は1700Vクラスの低・中耐圧クラスを例にとって説明した。しかし、耐圧クラスに関係なく上記の効果を得ることができる。
1 n型ドリフト層、2,19 p型アノード層、3 n型カソード層、4,14 n型バッファ層、6 カソード電極、12 p型コレクタ層、13 p型カソード層、17 n型層、20 n型チャネルストッパバッファ層、21 n型チャネルストッパ層、22 p型チャネルストッパ層、23 LNFLR構造、24 RESURF構造、25 VLD構造

Claims (3)

  1. n型ドリフト層と、
    前記n型ドリフト層の上面に設けられたp型ベース層と、
    前記p型ベース層上に部分的に設けられたn型エミッタ層と、
    前記n型エミッタ層及び前記p型ベース層を貫通するように設けられたトレンチゲートと、
    前記n型ドリフト層の下面に設けられたp型コレクタ層と、
    前記n型ドリフト層と前記p型コレクタ層の間に設けられたn型バッファ層とを備え、
    前記n型バッファ層のピーク濃度は、前記n型ドリフト層より高く、前記p型コレクタ層より低く、
    前記n型バッファ層のキャリア濃度は、前記n型ドリフト層側から前記p型コレクタ層側に向かって深さの指数関数で増加し、
    前記n型ドリフト層と前記n型バッファ層の接続部分における前記n型バッファ層の前記キャリア濃度の傾斜が20〜2000cm−4であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記n型バッファ層の実効ドーズ量は1×1012〜5×1012cm−2であり、前記n型ドリフト層よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 終端領域に設けられたLNFLR(Linearly-Narrowed Field Limiting Ring)構造と、
    前記p型ベース層の外端部に設けられたRESURF(Reduced Surface Field)構造とを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
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