JP2016194017A - ポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体 - Google Patents

ポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体 Download PDF

Info

Publication number
JP2016194017A
JP2016194017A JP2015075156A JP2015075156A JP2016194017A JP 2016194017 A JP2016194017 A JP 2016194017A JP 2015075156 A JP2015075156 A JP 2015075156A JP 2015075156 A JP2015075156 A JP 2015075156A JP 2016194017 A JP2016194017 A JP 2016194017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ptfe
polytetrafluoroethylene
aqueous dispersion
dispersion
fluorine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015075156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6534848B2 (ja
Inventor
寛史 阿部
Hiroshi Abe
寛史 阿部
鈴木 孝典
Takanori Suzuki
孝典 鈴木
友佳子 新村
Yukako Niimura
友佳子 新村
佐藤 厚志
Atsushi Sato
厚志 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP2015075156A priority Critical patent/JP6534848B2/ja
Priority to CN201680018064.1A priority patent/CN107429028B/zh
Priority to PCT/JP2016/060433 priority patent/WO2016159102A1/ja
Priority to KR1020177031809A priority patent/KR102557635B1/ko
Priority to TW105110581A priority patent/TWI713510B/zh
Priority to TW109121651A priority patent/TWI734540B/zh
Publication of JP2016194017A publication Critical patent/JP2016194017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6534848B2 publication Critical patent/JP6534848B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】微粒子径で低粘度、保存安定性に優れており、長期保存後でも再分散性に優れるポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体を提供する。また、各種の樹脂材料(レジスト材料等)やゴム、接着剤、潤滑剤やグリース、印刷インクや塗料などに添加した際にも均一に混合させることができるポリテトラフルオロエチレンの非水系系分散体を提供する。【解決手段】少なくとも、ポリテトラフルオロエチレンと、微粒子セラミックスと、含フッ素基と親油性基を含有するフッ素系添加剤と、を含むことを特徴とするポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。【選択図】なし

Description

本発明は、保存安定性に優れたポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体に関するものである。
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、耐熱性、電気絶縁性、低誘電特性、低摩擦特性、非粘着性、耐候性などに優れた材料であり、電子機器、摺動材、自動車、厨房用品などに利用されている。このような特性を有するポリテトラフルオロエチレンは、マイクロパウダーとして、各種の樹脂材料(レジスト材料)やゴム、接着剤、潤滑剤やグリース、印刷インクや塗料などに添加されて製品特性を向上させる目的に用いられている。
このようなポリテトラフルオロエチレンのマイクロパウダーは、通常、乳化重合法により、水、重合開始剤、含フッ素乳化剤、パラフィンワックスなどの安定剤の存在下で、テトラフルオロエチレン(TFE)モノマーを重合させてポリテトラフルオロエチレン微粒子を含有する水性分散体として得た後、濃縮、凝集、乾燥などを経て、製造されるものである(例えば、特許文献1参照)。
このポリテトラフルオロエチレンのマイクロパウダーを樹脂材料などに添加する方法としては、例えば、直接混ぜ込む方法の他に、水や油性溶剤中に分散してPTFE分散体として混合する方法などが知られている。一旦、水や油性溶剤中に分散してから添加することにより、均一に混合させることができる。
しかしながら、ポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーは、粒子同士の凝集力が強く、特に、油性溶剤中に微粒子径で低粘度、保存安定性に優れた形で分散することは難しいという課題があった。
更に、非水溶性の樹脂やレジスト材料などに添加する場合には、油性溶剤系のポリテトラフルオロエチレン分散体が求められるところ、ポリテトラフルオロエチレンの水系分散体に関する発明等は数多く知られているが(例えば、特許文献2及び3参照)、この水系分散体と比べて、油性溶剤系のポリテトラフルオロエチレン分散体に関する報告等はほとんどないのが現状である(例えば、特許文献4、5参照)。
この特許文献4に記載の技術は、PTFE粒子と、少なくとも1つのモノ又はポリオレフィン系不飽和油又は油混合物とからなり、該オレフィン系不飽和油の分子はPTFE(一次)粒子表面上で、ラジカル反応により共有結合/化学結合されており、かつその際にPTFE粒子表面と結合された油分子との間の永久的な電荷分離、及び油又は油混合物中でのPTFE粒子の微細分散が存在する長期安定な油−PTFE分散液であり、その製法は、持続性のペルフルオロ(ペルオキシ)ラジカルを有する変性されたPTFE(エマルション)ポリマーが、少なくとも1つのオレフィン系不飽和油と一緒に、混合され、かつ次に変性されたPTFE(エマルション)ポリマーが機械的応力にかけられる方法等により得られるものであり、製法が複雑であり、また、汎用のPTFE粒子を用いるものでなく、本発明とは、技術思想(構成及びその作用効果)が全く相違するものである。
また、上記特許文献5に記載の技術は、「PTFE等のフルオロポリマー、40〜250℃の沸点を有する有機溶剤などの非水媒体、及び、分散安定剤として、一般式:Rf1−(X)n−Y〔式中、Rf1は1〜12個の炭素原子を有する部分フッ素化アルキル基又は完全フッ素化アルキル基であり、nは0又は1であり、Xは−O−、−COO−又は−OCO−であり、Yは−(CH2)pH、−(CH2)pOH又は−(OR1)q(OR2)rOHであり、pは1〜12の整数であり、qは1〜12の整数であり、rは0〜12の整数であり、R1及びR2は2〜4個の炭素原子を有するアルキレン基である。但しR1とR2とはお互いに異なる。〕で表されるフッ素化合物から選択される少なくとも1種であることを特徴とするフルオロポリマー非水系分散液。」などが記載されている。
しかしながら、上記特許文献5には、「一次粒子径が1μm以下のポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダー」に関する記載や示唆等はないものである。この特許文献5の段落〔0041〕では、「粉末状のフルオロポリマーを分散させた場合には、5〜500μmの大きさで分散することによって、再凝集しにくい分散液をえることができる」旨の記載があり、実施例となる実験例1〜12のサポートでは「フルオロポリマーとして、ダイキン工業社製」の「ルブロンL−2(PTFE)」(技術資料では乾式レーザー法で平均粒径(50%)3.5μm)を用いている。また、「水性分散液を相転換させた場合には、0.05〜5μmの大きさ」と記載している。このように、特許文献5では、ポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーパウダーを用いた場合に1μm以下の粒子を用いることは、想定していないか、あるいは、暗にパウダーを分散した場合には難しいことを示している。
また、この特許文献5の段落〔0057〕には、「石英砂、カーボンブラック、ダイヤモンド、トルマリン、ゲルマニウム、アルミナ、窒化ケイ素、体質顔料などの添加剤を単に含むものであってもよい。」旨が記載されているが、これらの成分は任意成分であり、これらの成分がフルオロポリマー非水系分散液において、どのような作用効果等を発揮するかについての記載や示唆等は全くなく、しかも、文献5においては、実施例などでその効果等を実証しているものでない。
従って、上記特許文献5は、本発明の近接技術を開示するものであるが、当該特許文献5と本発明とは技術思想(構成及びその作用効果)が相違するものである。
特開2012−92323号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2006−169448号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2009−179802号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特表2011−509321号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2011−225710号公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来の課題及び現状等について、これを解消しようとするものであり、微粒子径、低粘度でフィルター通液性に優れ、保存安定性、長期保存後の再分散性に優れたポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来の課題等について、鋭意検討した結果、ポリテトラフルオロエチレンと、特定の官能基を含有するフッ素系添加剤と、微粒子セラミックスとを含むことにより、上記目的のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(5)に存する。
(1) 少なくとも、ポリテトラフルオロエチレンと、微粒子セラミックスと、含フッ素基と親油性基を含有するフッ素系添加剤と、を含むことを特徴とするポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
(2) 前記ポリテトラフルオロエチレンは、一次粒子径が1μm以下のポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーであることを特徴とする上記(1)に記載のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
(3) 前記微粒子セラミックスが、B、Na、Mg、Al、Si、P、K、Ca、Tiのうちのいずれかの元素を含むことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
(4) 前記微粒子セラミックスが、Al、SiO、CaCO、ZrO、SiC、Si、ZnOのうちのいずれかの無機化合物からなることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
(5) 前記セラミックス粒子が、表面処理されていることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
本発明のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体は、微粒子径で低粘度、保存安定性に優れており、長期保存後でも再分散性に優れるものとなる。また、各種の樹脂材料やゴム、接着剤、潤滑剤やグリース、印刷インクや塗料などに添加した際にも均一に混合させることができるものとなる。
以下に、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体は、少なくとも、ポリテトラフルオロエチレンと、微粒子セラミックスと、含フッ素基と親油性基を含有するフッ素系添加剤と、を含むことを特徴とするものである。
本発明に用いるポリテトラフルオロエチレン(以下、「PTFE」という)としては、特に限定されないが、一次粒子径が1μm以下となるPTFEマイクロパウダーが好ましい。
このようなPTFEマイクロパウダーは、乳化重合法により得られるものであり、例えば、ふっ素樹脂ハンドブック(黒川孝臣編、日刊工業新聞社)に記載されている方法など、一般的に用いられる方法により得ることができる。そして、前記乳化重合により得られたPTFEは、凝集・乾燥して、一次粒子径が凝集した二次粒子として微粉末として回収されるものであるが、一般的に用いられている各種微粉末の製造方法を用いることができる。
PTFEの一次粒子径としては、レーザー回折・散乱法、動的光散乱法、画像イメージング法などによって測定される体積基準の平均粒子径(50%体積径、メジアン径)が1μm以下であることが非水系中で安定に分散する上で好ましく、望ましくは、0.5μm以下、さらに望ましくは、0.3μm以下とすることにより、さらに均一な分散体となる。
このPTFEの一次粒子径が1μm以下のものを用いると、非水系中で沈降が抑制され、安定して分散することとなり、好ましい。また、上記平均粒子径の下限値は、低ければ低い程良好であるが、製造性、コスト面等から、0.05μm以上が好ましい。
なお、本発明におけるPTFEの一次粒子径は、マイクロパウダーの重合段階においてレーザー回折・散乱法や動的光散乱法などによって得られた値を指し示すものであるが、乾燥して粉体状態にしたマイクロパウダーの場合には、一次粒子同士の凝集力が強く、容易に一次粒子径をレーザー回折・散乱法や動的光散乱法などによって測定することが難しいため、画像イメージング法によって得られた値を指し示すものであってもよい。測定装置としては、例えば、FPAR−1000(大塚電子株式会社製)による動的光散乱法や、マイクロトラック(日機装株式会社製)によるレーザー回折・散乱法や、マックビュー(株式会社マウンテック社製)による画像イメージング法などを挙げることができる。
本発明においては、非水系分散体全量に対して、PTFEが5〜70質量%含有されるものであることが好ましく、より好ましくは、10〜60質量%含有されることが望ましい。
このPTFEの含有量を5質量%以上とすることにより、油性溶剤などの非水系の量を良好にでき、極端な粘度の低下を抑制でき、PTFEの微粒子の沈降も抑制でき、樹脂などの材料と混合した際に油性溶剤などの非水系の量が最適化しやすくなり、例えば、溶剤の除去に時間を要することがなくなるなどのメリットがある。一方、70質量%以下とすることにより、PTFE同士の凝集を抑制でき、微粒子の状態を安定的に、流動性を有する状態で維持することができることとなる。
本発明に用いる微粒子セラミックスは、PTFEの非水系分散体の分散安定性を更に高度に維持するために含有するものである。
用いることができる微粒子セラミックスとしては、特に限定されないが、少なくとも、B、Na、Mg、Al、Si、P、K、Ca、Tiのうちのいずれか1種以上の元素を含むものが好ましく、これらの元素を含む酸化物系、水酸化物系、炭化物系、炭酸塩系、窒化物系、ハロゲン化物系、リン酸塩系から選ばれる少なくとも1種の微粒子セラミックスが挙げられる。
特に、好ましい微粒子セラミックスとしては、更なる非水系分散体の分散安定性、他の成分との相性、入手性、作業性などの点から、Al、SiO、CaCO、ZrO、SiC、Si、ZnOのうちから選ばれる少なくとも1種の無機化合物からなるものが望ましい。
これらの微粒子セラミックスは、一次粒子径が0.5μm以下となるものが好ましい。
この微粒子セラミックスの一次粒子径としては、レーザー回折・散乱法、動的光散乱法、画像イメージング法などによって測定される体積基準の平均粒子径(50%体積径、メジアン径)を0.5μm以下のものを用いることにより、非水系中で安定に分散し、PTFEの非水系分散体の分散安定性を更に高度に維持する上で好ましく、望ましくは、0.3μm以下、さらに望ましくは、0.1μm以下とすることにより、さらに非水系分散体の分散安定性に優れたものとなる。また、上記一次粒子径の下限値は、低ければ低い程良好であるが、製造性、コスト面等から、0.02μm以上が好ましい。
なお、本発明における微粒子セラミックスの一次粒子径の測定において、セラミックス同士の凝集力が強く、容易に一次粒子径をレーザー回折・散乱法や動的光散乱法などによって測定することが難しい場合は、画像イメージング法によって得られた値を指し示すものであってもよい。測定装置としては、例えば、FPAR−1000(大塚電子株式会社製)による動的光散乱法や、マイクロトラック(日機装株式会社製)によるレーザー回折・散乱法や、マックビュー(株式会社マウンテック社製)による画像イメージング法などを挙げることができる。
これらの微粒子セラミックスの含有量は、非水系分散体全量に対して、0.01〜5質量%含有されるものであることが好ましく、より好ましくは、0.1〜3質量%含有されることが望ましい。
この含有量が0.01質量%未満では、微粒子セラミックスの含有効果を発揮することができず、PTFEの非水系分散体の分散安定性を更に高度に維持することができない。一方、5質量%超過では、セラミックス粒子の持つ特性が強く出るようになり、PTFEの非水系分散体の安定性を阻害したり、各種の樹脂材料やゴム、接着剤、潤滑剤やグリース、印刷インクや塗料などに添加した際に、かえって性能を落とすこともあるため好ましくない。
これらのセラミックス微粒子は、あらかじめPTFEの非水系分散体に用いる溶剤(分散媒)中に分散してから、PTFEの分散前、分散中、分散後に添加することも可能であるし、PTFEパウダーとともに、セラミックス微粒子を調合して、一緒に分散することもできるものである。
本発明におけるフッ素系添加剤は、少なくとも含フッ素基と親油性基を有するものであることが必要であり、少なくとも含フッ素基と親油性基を有するものであれば、特に限定されるものではなく、この他に親水性基が含有されているものであってもよい。
少なくとも含フッ素基と親油性基を有するフッ素系添加剤を用いることにより、分散媒となる非水系となる油性溶剤の表面張力を低下させ、PTFE表面に対する濡れ性を向上させてPTFEの分散性を向上させると共に、含フッ素基がPTFE表面に吸着し、親油性基が分散媒となる油性溶剤中に伸長し、この親油性基の立体障害によりPTFEの凝集を防止して分散安定性を更に向上させるものとなる。
含フッ素基としては、例えば、パーフルオロアルキル基、パーフルオロアルケニル基などが挙げられ、親油性基としては、例えば、アルキル基、フェニル基、シロキサン基などの1種又は2種以上が挙げられ、親水性基としては、例えば、エチレンオキサイドや、アミノ基、ケトン基、カルボキシル基、スルホン基などの1種又は2種以上が挙げられる。
具体的に用いることできるフッ素系添加剤としては、パーフルオロアルキル基含有のサーフロンS−611などのサーフロンシリーズ(AGCセイミケミカル社製)、メガファックF−555、メガファックF−558、メガファックF−563などのメガファックシリーズ(DIC社製)、ユニダインDS−403Nなどのユニダインシリーズ(ダイキン工業社製)、610FM、730FMなどのフタージェントシリーズ(ネオス社製)などを用いることができる。
これらのフッ素系添加剤は、用いるPTFEと油性溶剤などの非水系溶媒及び微粒子セラミックスの種類によって、適宜最適なものが選択されるものであるが、1種類、または2種類以上を組み合わせて用いることも可能である。
前記フッ素系添加剤の含有量は、PTFEの質量に対して、0.1〜50質量%含有されるものであるが、望ましくは、5〜40質量%、更に望ましくは5〜30質量%、特に望ましくは、15〜25質量%含有されることが好ましい。
この含有量がPTFEの質量に対して、0.1質量%未満では、PTFEのマイクロパウダー表面を充分に油性溶剤に濡らすことができず、一方、50質量%超過では分散体の泡立ちが強くなって分散の効率が低下し、分散体自体の取扱いやその後に樹脂材料などと混ぜ合わせる際にも不具合を生じることなどがあり、好ましくない。
本発明におけるPTFEの非水系分散体においては、本発明の効果を損なわない範囲で、上記のようなフッ素系添加剤と組み合わせて、他の界面活性剤を用いることも可能である。
例えば、ノニオン系、アニオン系、カチオン系などの界面活性剤やノニオン系、アニオン系、カチオン系などの高分子界面活性剤などを挙げることができるが、これらに限定されることなく、使用することができる。
本発明の上記非水系分散体に用いられる溶剤(分散媒)としては水以外のものであればいずれの使用も可能であるが、例えば、γ−ブチロラクトン、アセトン、メチルエチルケトン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、2−ヘプタノン、シクロヘプタノン、シクロヘキサノン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、メチル−n−ペンチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソペンチルケトン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールモノアセテート、ジプロピレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、シクロヘキシルアセテート、3−エトキシプロピオン酸エチル、ジオキサン、乳酸メチル、乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、アニソール、エチルベンジルエーテル、クレジルメチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、ベンゼン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、ペンチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、トルエン、キシレン、シメン、メシチレン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、メチルモノグリシジルエーテル、エチルモノグリシジルエーテル、ブチルモノグリシジルエーテル、フェニルモノグリシジルエーテル、メチルジグリシジルエーテル、エチルジグリシジルエーテル、ブチルジグリシジルエーテル、フェニルジグリシジルエーテル、メチルフェノールモノグリシジルエーテル、エチルフェノールモノグリシジルエーテル、ブチルフェノールモノグリシジルエーテル、ジメチルホルムアミド、ミネラルスピリット、2−ヒドロキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、4−ビニルピリジン、N−メチルピロリドン、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、メタクリレート、メチルメタクリレート、スチレン、パーフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロポリエーテル、各種シリコーンオイル、からなる溶剤の群から選ばれる1種類の溶剤、またはこれらの溶剤を2種以上含んでいるものである。
これらの溶剤(分散媒)の中で、好ましくは、分散体の用途等により変動するものであるが、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、シクロヘキサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、N−メチルピロリドン、γ−ブチロラクトン、イソプロパノールなどが挙げられる。
本発明においては、上記非水系の溶剤(分散媒)としては水以外のものであればいずれの溶剤の使用も可能であるが、他の溶剤と組み合わせて用いることや上記以外の他の溶剤を用いることもできるものであり、用いる用途(各種の樹脂材料やゴム、接着剤、潤滑剤やグリース、印刷インクや塗料)などにより好適なものが選択される。
なお、用いる溶剤(分散媒)の極性によっては水との相溶性が高いものが考えられるが、水分量が多いとPTFEの非水系中への分散性を阻害し、粘度上昇や粒子同士の凝集を引き起こすことがある。本発明においては、用いる油性溶剤などの溶剤(分散媒)は、カールフィッシャー法による水分量が、20000ppm以下〔0≦水分量≦20000ppm〕となるものが好ましい。本発明(後述する実施例を含む)において、カールフィッシャー法による水分量の測定は、JIS K 0068:2001に準拠するものであり、MCU−610(京都電子工業社製)により測定することができる。この溶剤(分散媒)中の水分量を20000ppm以下にすることで、更に、微粒子径で低粘度、保存安定性に優れたPTFEの非水系の分散体とすることができる。なお、上記水分量以下の調整としては、一般的に用いられている油性溶剤の脱水方法を用いることが可能であるが、例えば、モレキュラーシーブスなどを用いることができる。
本発明の上記非水系分散体に用いる溶剤(分散媒)の含有量は、上記PTFE、フッ素系添加剤の残部となるものである。
本発明の上記非水系分散体には、さらに、シリコーン系消泡剤やフルオロシリコーン系消泡剤を含有させることができる。特に、PTFEを70質量%であったり、フッ素系添加剤をPTFEの質量に対して50質量%と、高濃度で使用する場合には、分散体の泡立ちが分散体の製造工程、安定性、樹脂材料などとの混合の際に問題を引き起こすことにつながる場合がある。
用いることができる消泡剤としては、シリコーン系やフルオロシリコーン系のエマルジョン型、自己乳化型、オイル型、オイルコンパウンド型、溶液型、粉末型、固形型などがあるが、用いる溶剤(分散媒)との組合せで、適宜最適なものが選択されることになる。特に、非水系の溶剤(分散媒)として用いる溶剤とPTFEとの界面よりも、溶剤と空気との界面に存在させるために、例えば、親水性や水溶性のシリコーン系消泡剤を用いることが好ましいが、これらに限定されることなく、用いることができるものである。消泡剤の含有量は、PTFEの含有量(濃度)等により変動するものであるが、分散体全量に対して、好ましくは、有効成分として1質量%以下である。
本発明の上記非水系分散体は、上記PTFEと、微粒子セラミックスと、含フッ素基と親油性基を含有するフッ素系添加剤と、を少なくとも含み、例えば、超音波分散機、3本ロール、湿式ボールミル、ビーズミル、湿式ジェットミルなどの分散機を用いて分散することにより、分散状態においてPTFEの動的光散乱法による平均粒子径(二次粒子)が、1μm以下の微粒子径であり、かつ、低粘度でフィルター通液性に優れ、保存安定性、長期保存後の再分散性に優れた安定な分散体を得ることができるものとなる。
さらに、本発明において、PTFE非水系分散体は、カールフィッシャー法による水分量が、20000ppm以下〔0≦水分量≦20000ppm〕であることが好ましい。溶剤(分散媒)に含まれる水分量のほかに、PTFEのマイクロパウダーやフッ素系添加剤などの材料自体に含まれる水分や、PTFEを溶剤(分散媒)中に分散する製造工程においても水分の混入が考えられるが、最終的にPTFEの非水系の分散体水分量を20000ppm以下にすることで、より保存安定性に優れた、PTFE非水系分散体を得ることができる。なお、上記水分量以下の調整としては、一般的に用いられている油性溶剤の脱水方法を用いることが可能であるが、例えば、モレキュラーシーブスなどを用いることができる。また、PTFEは、加熱や減圧などによる脱水を行うことで充分に水分量を下げた状態で使用することができる。さらに、PTFE非水系分散体を作製した後に、モレキュラーシーブスや膜分離法などを用いて水分除去することも可能であるが、上記した方法以外であっても、非水系分散体の水分量を下げることができるものであれば、特に限定されることなく用いることができる。
このように構成される本発明のPTFEの非水系分散体は、少なくとも、PTFEと、微粒子セラミックスと、含フッ素基と親油性基を含有するフッ素系添加剤と、を含むことにより、微粒子径で低粘度、フィルター通液性に優れ、保存安定性、長期保存後の再分散性に優れるものであるが、そのメカニズムは以下のように推測される。
すなわち、少なくとも含フッ素基と親油性基を有するフッ素系添加剤を用いることにより、分散媒となる非水系の溶剤の表面張力を低下させ、PTFE表面に対する濡れ性を向上させてPTFEの分散性を向上させると共に、含フッ素基がPTFE表面に吸着し、親油性基が分散媒となる溶剤中に伸長し、この親油性基の立体障害によりPTFEの凝集を防止して分散安定性を更に向上させる。更に、微粒子セラミックスの含有により、PTFE粒子同士の接触を阻害し、また流動性を高めることから、フィルター通液性、保存安定性に優れ、長期保存後でも再分散性に優れたものになるものと推測される。
したがって、本発明のPTFEの非水系分散体は、各種の樹脂材料やゴム、接着剤、潤滑剤やグリース、印刷インクや塗料などに添加した際にも均一に混合させることができるものとなる。例えば、本発明のPTFEの非水系分散体は、カラーフィルターやブラックマトリクスなどのフォトレジスト、スクリーン印刷レジストなどのレジスト材料に添加することにより、また、電子機器の基板や封止材料として広く用いられているエポキシ樹脂材料中に添加することにより、更なる低誘電率化、低誘電正接化を図ることができるので、レジスト材料添加用、エポキシ樹脂材料添加用に好適に用いることができる。
以下に、本発明について、更に実施例、比較例を参照して詳しく説明する。なお、本発明は下記実施例等に限定されるものではない。
〔実施例1〜5及び比較例1〜2〕
下記表1に示す配合処方(各種PTFEマイクロパウダー、微粒子セラミックスとして炭酸カルシウム微粒子、酸化ケイ素微粒子、フッ素系添加剤として含フッ素基・親油性基含有オリゴマー、非水系の分散媒としてメチルエチルケトン、ジメチルホルムアミドなど)によりPTFEの非水系分散体を作製した。作製にあたっては、非水系溶媒中にフッ素系添加剤を充分に攪拌溶解した後、PTFEと微粒子セラミックス(比較例においてはPTFEのみ)を添加して、さらに攪拌混合を行った。
上記のようにして得られたPTFEの混合液を、横型のビーズミルを用いて、0.3mm径のジルコニアビーズにて分散を行い、実施例1〜5及び比較例1〜2の各PTFEの非水系分散体を得た。なお、実施例1〜5及び比較例1〜2の各非水系分散体のカールフィッシャー法による水分量を測定したところ、20000ppm以下であることを確認した。
〔分散体の評価〕
得られたPTFEの非水系分散体の評価としては、分散後の平均粒子径と粘度の測定、具体的には、各分散体におけるPTFEの平均粒子径(nm)をFPAR−1000(大塚電子社製)で測定し、また、各粘度(mPa・s、25℃)をE型粘度計により測定した。また、得られたPTFEの非水系分散体を蓋付きガラス容器に収容した後、1ヶ月室温(25℃)にて保管後の沈降物と再分散性について下記評価方法により評価を行った。
これらの結果を下記表1に示す
〔沈降物の評価方法〕
保管後のPTFEの非水系分散体の沈降物の有無などを目視により官能評価〔沈降物なし(「なし」と略する)、沈降物が少しあり(「少」と略する)、沈降物が多くあり(「多」と略する)〕した。
〔再分散性の評価方法〕
得られた各PTFEの非水系分散体を、蓋付きガラス容器(30ml、以下同様)に入れ、25℃、1ヶ月保存後の再分散性を下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:容易に再分散する。
○:再分散する。
△:再分散にやや撹拌を要する。
×:再分散させるのに充分な攪拌を要する。
さらに、分散体の評価として、フィルターの通液性の評価を行った。
評価方法としては、実施例1〜3と比較例1については、φ25mmのメンブレンフィルター(孔径5μm)に、100kPaの圧力をかけて1分間加圧した場合のPTFEの非水系分散体の通液重量を測定した。また、実施例4及び5と比較例2については、φ13mmのメンブレンフィルター(孔径5μm)に、100kPaの圧力をかけて1分間加圧した場合のPTFEの非水系分散体の通液重量を測定した。
これらの結果を下記表2に示す。
Figure 2016194017
Figure 2016194017
上記表1から明らかなように、本発明範囲の実施例1〜5は、いずれの分散体も平均粒子径が約300nm以下であり、微分散できていることが確認された。
各実施例及び比較例を個別的にみると、実施例1〜3は、比較例1よりも粘度が高くなっているものの、安定性の高い分散体となった。また、実施例2及び3はフッ素系添加剤の量を減量したにも拘らず、安定性やフィルター通液性が良い分散体となった。さらにまた、実施例4及び5は比較例2とほぼ同粘度であり、安定性も高い分散体であった。
次に、上記表2から明らかなように、実施例1〜3のフィルター通液重量は、比較例1に比べて多く、流動性が良くなってフィルターの目詰まりがしにくくなっていることが確認された。また、実施例4及び5も比較例2に比べてフィルター通液重量が多くなっており、流動性が良くなってフィルターの目詰まりがしにくくなっていることが確認された。
これらを綜合的に勘案すると、本発明のPTFEの非水系分散体は、微粒子径で低粘度、保存安定性に優れており、長期保存後でも再分散性に優れ、流動性が良くなってフィルターの目詰まりもなく、しかも、各種の樹脂材料やゴム、接着剤、潤滑剤やグリース、印刷インクや塗料などに添加した際にも均一に混合させることができることが判った。
本発明におけるPTFEの非水系分散体は、各種の樹脂材料(レジスト材料等)やゴム、接着剤、潤滑剤やグリース、印刷インクや塗料などに均一に添加されて製品特性を向上させる目的に用いることが可能であり、電子機器、摺動材、自動車、厨房用品などに利用することができる。

Claims (5)

  1. 少なくとも、ポリテトラフルオロエチレンと、微粒子セラミックスと、含フッ素基と親油性基を含有するフッ素系添加剤と、を含むことを特徴とするポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
  2. 前記ポリテトラフルオロエチレンは、一次粒子径が1μm以下のポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーであることを特徴とする請求項1に記載のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
  3. 前記微粒子セラミックスが、B、Na、Mg、Al、Si、P、K、Ca、Tiのうちのいずれかの元素を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
  4. 前記微粒子セラミックスが、Al、SiO、CaCO、ZrO、SiC、Si、ZnOのうちのいずれかの無機化合物からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
  5. 前記セラミックス粒子が、表面処理されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体。
JP2015075156A 2015-04-01 2015-04-01 ポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体 Active JP6534848B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015075156A JP6534848B2 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 ポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体
CN201680018064.1A CN107429028B (zh) 2015-04-01 2016-03-30 含氟系树脂的非水系分散体、包含其的产品和它们的制造方法
PCT/JP2016/060433 WO2016159102A1 (ja) 2015-04-01 2016-03-30 フッ素系樹脂含有非水系分散体、フッ素系樹脂含有ポリイミド前駆体溶液組成物、それを用いたポリイミド、ポリイミドフィルム、回路基板用接着剤組成物、およびそれらの製造方法
KR1020177031809A KR102557635B1 (ko) 2015-04-01 2016-03-30 불소계 수지 함유 비수계 분산체, 불소계 수지 함유 폴리이미드 전구체 용액 조성물, 이를 이용한 폴리이미드, 폴리이미드 필름, 회로기판용 접착제 조성물 및 그 제조 방법
TW105110581A TWI713510B (zh) 2015-04-01 2016-04-01 含有氟系樹脂之非水系分散體、含有氟系樹脂之聚醯亞胺前驅物溶液組成物、使用其之聚醯亞胺、聚醯亞胺薄膜、電路基板用接著劑組成物、以及彼等之製造方法
TW109121651A TWI734540B (zh) 2015-04-01 2016-04-01 含有氟系樹脂之非水系分散體、含有氟系樹脂之聚醯亞胺前驅物溶液組成物、使用其之聚醯亞胺、聚醯亞胺薄膜、電路基板用接著劑組成物、以及彼等之製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015075156A JP6534848B2 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 ポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016194017A true JP2016194017A (ja) 2016-11-17
JP6534848B2 JP6534848B2 (ja) 2019-06-26

Family

ID=57323493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015075156A Active JP6534848B2 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 ポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6534848B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110526696A (zh) * 2019-10-15 2019-12-03 常州增材制造研究院有限公司 数字光聚合陶瓷材料及制备方法
CN111100459A (zh) * 2019-11-15 2020-05-05 无锡顺意锐新材料研究有限公司 一种含有氟树脂的改性聚酰亚胺薄膜的制备方法
CN112892286A (zh) * 2020-11-30 2021-06-04 德清县宝华氟塑料工贸有限公司 一种聚四氟乙烯生产用减震搅拌装置
CN112980112A (zh) * 2019-12-12 2021-06-18 合肥恒益泽生物技术有限公司 一种改性橡胶颗粒的制备方法
KR20220101640A (ko) 2019-11-11 2022-07-19 에이지씨 가부시키가이샤 비수계 분산액, 적층체의 제조 방법 및 성형물
KR20220120546A (ko) 2019-12-25 2022-08-30 에이지씨 가부시키가이샤 분산액
KR20230132449A (ko) 2021-01-13 2023-09-15 에이지씨 가부시키가이샤 액상 조성물의 제조 방법 및 조성물
KR20240024777A (ko) 2021-06-18 2024-02-26 에이지씨 가부시키가이샤 점탄성체의 제조 방법 및 점탄성체

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102171A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真感光体及びそれを用いた電子写真画像形成装置、電子写真画像形成方法、プロセスカートリッジ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102171A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真感光体及びそれを用いた電子写真画像形成装置、電子写真画像形成方法、プロセスカートリッジ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110526696A (zh) * 2019-10-15 2019-12-03 常州增材制造研究院有限公司 数字光聚合陶瓷材料及制备方法
KR20220101640A (ko) 2019-11-11 2022-07-19 에이지씨 가부시키가이샤 비수계 분산액, 적층체의 제조 방법 및 성형물
CN111100459A (zh) * 2019-11-15 2020-05-05 无锡顺意锐新材料研究有限公司 一种含有氟树脂的改性聚酰亚胺薄膜的制备方法
CN112980112A (zh) * 2019-12-12 2021-06-18 合肥恒益泽生物技术有限公司 一种改性橡胶颗粒的制备方法
CN112980112B (zh) * 2019-12-12 2023-07-11 深圳市捷朗硕电子工业有限公司 一种改性橡胶颗粒的制备方法
KR20220120546A (ko) 2019-12-25 2022-08-30 에이지씨 가부시키가이샤 분산액
CN112892286A (zh) * 2020-11-30 2021-06-04 德清县宝华氟塑料工贸有限公司 一种聚四氟乙烯生产用减震搅拌装置
KR20230132449A (ko) 2021-01-13 2023-09-15 에이지씨 가부시키가이샤 액상 조성물의 제조 방법 및 조성물
KR20240024777A (ko) 2021-06-18 2024-02-26 에이지씨 가부시키가이샤 점탄성체의 제조 방법 및 점탄성체

Also Published As

Publication number Publication date
JP6534848B2 (ja) 2019-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6534848B2 (ja) ポリテトラフルオロエチレンの非水系分散体
JP5841648B2 (ja) ポリテトラフルオロエチレンの油性溶剤系分散体
KR102387084B1 (ko) 폴리테트라플루오로에틸렌의 유성 용제계 분산체
JP6165307B2 (ja) フッ素系樹脂の非水系分散体
WO2015152240A1 (ja) ポリテトラフルオロエチレンの油性溶剤系分散体
JP6430203B2 (ja) エポキシ樹脂材料添加用のポリテトラフルオロエチレンの油性溶剤系分散体
JP6033939B1 (ja) ポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの非水系分散体
JP2021120223A (ja) インクジェット記録方法
JP2014083466A (ja) 消泡剤
JP2006524269A (ja) インクジェットインク用途のための低バルク密度、低表面誘電率のラテックスポリマー
JP6430202B2 (ja) レジスト材料添加用のポリテトラフルオロエチレンの油性溶剤系分散体
CN112142994A (zh) 聚四氟乙烯的非水系分散体
JP4096031B2 (ja) 界面活性剤
JP5164352B2 (ja) インクジェット記録用水系インク
KR102491306B1 (ko) 폴리테트라플루오로에틸렌 유성 용제계 분산체 및 폴리테트라플루오로에틸렌 함유 에폭시 수지 조성물 및 그 경화물
JP6801474B2 (ja) 撥水撥油膜
JP6207538B2 (ja) ポリテトラフルオロエチレンの油性溶剤系分散体
JP2008120948A (ja) インクジェット記録用水系インク
JP2022098371A (ja) ポリテトラフルオロエチレンの油性溶剤系分散体
KR102507697B1 (ko) 차량 유리 유막 제거용 페이스트 조성물
JP6368878B1 (ja) 塗料組成物調製用水性シリコーン樹脂エマルションの製造方法
CN113683791A (zh) 氟系树脂颗粒非水系分散体
US6872694B2 (en) Rheology control agent
JP2006002027A (ja) ダイラタンシー性流体組成物
JP2007119690A (ja) 塗工用ポリマーエマルジョン組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6534848

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250