JP2016193562A - マスタセット装置 - Google Patents

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幸雄 樋口
Yukio Higuchi
幸雄 樋口
博敬 宮本
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博敬 宮本
啓一 松川
Keiichi Matsukawa
啓一 松川
正和 斉藤
Masakazu Saito
正和 斉藤
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Abstract

【課題】ロール状に巻回したマスタの先端部位をマスタの搬送経路にセットする。【解決手段】ロール状に巻回したマスタMの先端部位Maを引き出して、この先端部位MaをマスタMの搬送経路H中にセットする際、マスタセット手段は、マスタMの搬送経路Hに沿って設置されており、マスタMを所定方向へ搬送ガイドする第1ガイド板26と、第1ガイド板26と間隔を隔てて対向して設置されており、マスタMを所定方向へ搬送ガイドする第2ガイド板27と、第2ガイド板27の湾曲部27b中に形成された複数の切欠部27cを臨む位置にそれぞれ設置されており、第2ガイド板27の湾曲部27bの直前まで引き出したマスタMの先端部位Maがカールしている際に、カールしたマスタMの先端部位Maを湾曲部27bに沿わせて第1ガイド板26に向って押圧しながら複数の切欠部27c内に進入する複数のマスタセットガイド部材21と、を備えたマスタセット装置20である。【選択図】図8

Description

本発明は、マスタを製版する製版装置に係り、原紙収容部にロール状に巻回して収容されたマスタの先端部位をこのマスタの搬送経路に沿って引き出して、マスタの先端部位を搬送経路中にセットするためのマスタセット手段を備えたマスタセット装置に関する。
一般的に、ロール状に巻回した孔版印刷用原紙(孔版原紙)や、ロール状に巻回したスクリーン印刷用原紙(感熱紗)などのマスタを感熱穿孔して1版分の長さに切断して製版する製版装置は、孔版印刷装置やスクリーン印刷装置に適用されている。
この種の製版装置内でマスタを製版するにあたって、本出願人は先にマスタ(孔版原紙)の初期セット作業を簡単に行うことができる孔版印刷装置を提案している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の孔版印刷装置では、ここでの図示を省略するが、製版部内に設けた原紙収容部にマスタ(孔版原紙)がロール状に巻回して収容されており、この原紙収容部と孔版印刷部のドラム(版胴)近傍の位置までマスタを搬送する搬送経路が形成されている。
また、製版部内では、原紙収容部に収容されたマスタの先端部位よりも下流の搬送経路の一方(下方)側にプラテンローラが回転可能に設けられ、且つ、マスタの搬送経路の他方(上方)側に書き込みヘッドを取り付けた圧板が搬送経路に対して開閉自在に設けられている。
また、プラテンローラ及び書き込みヘッドよりも下流にマスタの下面をガイドする下ガイド板と、回転支持部を中心にして上下方向に回転可能に設けられ且つ下方に回転したときに下ガイド板と対向してマスタの上面をガイドする上ガイド板とが設けられている。
更に、下ガイド板及び上ガイド板よりも下流に一対のロードロールと原紙カッタとが設けられている。
上記のように構成した製版部において、原紙収容部とドラム近傍との間に形成したマスタの搬送経路中にマスタの先端部位を初期セッする場合に、ユーザは圧板を開いて書き込みヘッドをプラテンローラから離間させると共に、上ガイド板を下ガイド板から離間するように回転支持部を中心にして上方に向って回転させている。
そして、原紙収容部に収容されたマスタの先端部位を下ガイド板の位置まで引き出した後に、上ガイド板を下方に向って回転させて、マスタの先端部位を下ガイド板と上ガイド板との間に初期セットしている。
この後、ユーザが圧板を閉じてから書き込みヘッドをマスタを挟んでプラテンローラに圧接させて、マスタをプラテンローラと書き込みヘッドとで挟持搬送しながら書き込みヘッド内に設けた複数の発熱素子によりマスタ上に画像情報を感熱穿孔している。
更に、この後、感熱穿孔したマスタを原紙カッタにより所定の長さに切断して1版分のマスタを製版し、製版済みの1版分のマスタを孔版印刷部内のドラムに巻き付けて、このドラム内に供給したインクをマスタの穿孔画像部分を通過させて用紙上に画像を孔版印刷している。
尚、マスタがスクリーン印刷用原紙(感熱紗)である場合には、このマスタを紗枠に張設して、スキージによりマスタ上に滴下したインクで用紙やTシャツなどに画像をスクリーン印刷している。
特開2004−230710号公報
ところで、特許文献1に記載の孔版印刷装置では、ロール状に巻回したマスタ(孔版原紙)をこのマスタの搬送経路中に設けた下ガイド板と上ガイド板との間に初期セットする場合に、上ガイド板を下ガイド板の上方に一時的に退避させている。
この理由を説明すると、マスタの搬送経路中に下ガイド板と上ガイド板とを互いに対向させてそれぞれ固定設置した場合には、原紙収容部に収容されたマスタの先端部位を人手で引き出して、このマスタの先端部位を人手により下ガイド板と上ガイド板と間に挿入して初期セットする。
このときに、マスタの先端部位はカール癖が付いていると共に剛性が低いために、マスタの先端部位を人手により下ガイド板と上ガイド板との間に挿入しにくい。とくに、A3サイズ(297mm×420mm)よりも大型のA2サイズ(420mm×594mm)の用紙を印刷するA2サイズ用のマスタを用いる場合に、A2サイズ用のマスタはA3サイズ用のマスタよりも剛性が著しく低くいためにマスタの初期セットが困難である。
そこで、特許文献1では、マスタの初期セット時に、上ガイド板を上方に退避させて、マスタの先端部位を手動により下ガイド板上まで引き出した後に、上方に退避させた上ガイド板を下方に戻して、下ガイド板と上ガイド板と間でマスタを初期セットしている。
これにより、人手によるマスタの初期セットが容易になるが、下記する第1〜第3の問題点が新たに生じてしまう。
第1の問題点は、ロール状に巻回したマスタの先端部位は、サーマルヘッド側に向ってカールする巻き癖がついているので、上方に退避させた上ガイド板を下方に戻したときに、カールしたマスタの先端部位が上ガイド板によって押しつぶされて折れてしまうとか、マスタの先端部位のカール癖を上ガイド板で取りきれないなどの問題が生じる。
また、第2の問題点は、上ガイド板は、回転支持部を中心にして上下方向に回転可能に設けられているが、マスタの搬送経路の近傍で回転するので上ガイド板の大きさには限界があり、例えばA2サイズ用のマスタと対応する上ガイド板を回転させるには不向きである。
また、第3の問題点は、例えばA2サイズ用のマスタと対応する上ガイド板は、マスタの搬送方向と直交する幅方向に沿って約600mm程度の幅に形成されているので、この上ガイド板を回転させるには大きな力が必要となるので、上ガイド板駆動機構部が大型になる。
そこで、本発明は、ロール状に巻回したマスタの先端部位がサーマルヘッド側に向ってカールしていても、マスタの先端部位のカール癖を修正しながらマスタの搬送経路中に固定設置した上下のガイド板間に容易にセットでき、更に、大型な上ガイド板駆動機構部を設けることなく、例えばA2サイズの用のマスタを用いた場合でもこのマスタの先端部位を上下のガイド板間に確実にセットできるマスタセット装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、ロール状に巻回したマスタの先端部位を引き出して、この先端部位を前記マスタの搬送経路中にセットするためのマスタセット手段を備えたマスタセット装置において、
前記マスタセット手段は、
前記マスタの搬送経路に沿って設置されており、前記マスタを所定方向へ搬送ガイドする第1ガイド板と、
前記第1ガイド板と間隔を隔てて対向して設置されており、前記マスタを前記所定方向へ搬送ガイドし、且つ、前記搬送経路に対して直交するマスタ幅方向に沿って湾曲部が形成されていると共に、前記湾曲部中に切欠部がマスタ幅方向に沿って複数形成された第2ガイド板と、
前記第2ガイド板の前記湾曲部中に形成された前記複数の切欠部を臨む位置にそれぞれ設置されており、前記第2ガイド板の前記湾曲部の直前まで引き出した前記マスタの先端部位がカールしている際に、カールした前記マスタの先端部位を前記湾曲部に沿わせて前記第1ガイド板に向って押圧しながら前記複数の切欠部内に進入する複数のマスタセットガイド部材と、
を備えたことを特徴とするマスタセット装置である。
また、第2の発明は、上記した第1の発明のマスタセット装置において、
前記複数のマスタセットガイド部材それぞれは、開閉可能な開閉蓋の内部に一端部側が取り付けられた第1アームと、前記第1アームの他端部側に回動軸を介して一端部側が前記マスタの搬送方向の下流に向って回動可能に連結され且つ他端部側が前記マスタの先端部位に接離するように形成された第2アームとを有しており、
前記開閉蓋を閉じている最中に該開閉蓋の内部に取り付けた前記複数のマスタセットガイド部材が前記マスタ側に移動して、前記第2アームの他端部側が前記マスタの先端部位を介して前記第1ガイド板に当接したときに該第1カイド板からの反力により該第2アームが前記マスタの搬送方向の下流に向って回動して前記湾曲部中に形成した切欠部内に進入することで、前記第2アームの他端部側で前記マスタの先端部位のカールを修正しながらこの先端部位が前記第1ガイド板と前記第2ガイド板との間に進入するように前記マスタをセットすることを特徴とするマスタセット装置である。
また、第3の発明は、上記した第2の発明のマスタセット装置において、
前記第2ガイド板は、前記複数の切欠部にそれぞれ連接して前記マスタの搬送方向の下流に向って所定角度傾斜して切り起された複数の切り起し傾斜片を有しており、
前記マスタの先端部位が前記第1ガイド板と前記第2ガイド板との間にセットされた後に、前記開閉蓋の閉じ終了動作に伴って前記複数のマスタセットガイド部材の各第2アームの他端部側が前記複数の切り起し傾斜片上に退避することを特徴とするマスタセット装置である。
第1発明のマスタセット装置によれば、ロール状に巻回したマスタの先端部位を引き出して、この先端部位をマスタの搬送経路中にセットするためのマスタセット手段を備えた際、マスタセット手段は、マスタの搬送経路に沿って設置されており、マスタを所定方向へ搬送ガイドする第1ガイド板と、第1ガイド板と間隔を隔てて対向して設置されており、マスタMを所定方向へ搬送ガイドする第2ガイド板と、第2ガイド板の湾曲部中に形成された複数の切欠部を臨む位置にそれぞれ設置されており、第2ガイド板の湾曲部の直前まで引き出したマスタの先端部位がカールしている際に、カールしたマスタの先端部位を湾曲部に沿わせて第1ガイド板に向って押圧しながら複数の切欠部内に進入する複数のマスタセットガイド部材と、を備えている。
この結果、マスタの幅方向のサイズが大きく且つ剛性が低い例えばA2サイズ用のマスタを用いて、第2ガイド板の湾曲部の直前まで引き出したマスタの先端部位がカールしている場合でも、複数のマスタセットガイド部材によりマスタの先端部位のカールを修正しながらこのマスタの先端部位を第2ガイド板の湾曲部中に形成された複数の切欠部を経て第1,第2ガイド板間に容易に且つ確実にセットすることができる。
また、複数のマスタセットガイド部材は、それぞれ軽量に形成でき、且つ、第2ガイド板に形成した複数の切欠部内に進入するので、重量の重い第2ガイド板を第1ガイド板から離間させる必要がないために、マスタセット手段の構造が簡単である。
また、第2の発明のマスタセット装置によれば、複数のマスタセットガイド部材それぞれは、開閉可能な開閉蓋の内部に取り付けられた第1アームと、第1アームと回動軸を介してマスタの搬送方向の下流に向って回動可能に連結された第2アームとを有している。
この結果、上記した第1の発明と同様の効果が得られる他に、開閉蓋を閉じている最中に開閉蓋の内部に取り付けた複数のマスタセットガイド部材がマスタ側に移動するので、複数のマスタセットガイド部材を移動させるモータなどの駆動源が必要ないために、マスタセット装置を安価に提供できる。
また、第3の発明のマスタセット装置によれば、第2ガイド板は、複数の切欠部にそれぞれ連接してマスタの搬送方向の下流に向って所定角度傾斜して切り起された複数の切り起し傾斜片を有している。
この結果、開閉蓋の閉じ終了動作に伴って複数のマスタセットガイド部材の各第2アームの他端部側が複数の切り起し傾斜片上に退避するので、マスタのセットが終了した後の製版時にマスタを複数のマスタセットガイド部材の各第2アームに接触させることなく搬送することができる。
本発明に係るマスタセット装置を適用した孔版印刷装置の初期状態を示し、且つ、この孔版印刷装置の全体構成を示した構成図である。 (a)〜(e)は本発明に係るマスタセット装置内のマスタセットガイド部材が初期設定屈曲角度に設定されたときの状態を拡大して示した図である。 (a)〜(e)は本発明に係るマスタセット装置内のマスタセットガイド部材が屈曲した状態を拡大して示した図である。 (a),(b)は本発明に係るマスタセット装置内の上ガイド板を拡大して示した斜視図である。 本発明に係るマスタセット装置の第1動作状態を示した図である。 本発明に係るマスタセット装置の第2動作状態を示した図である。 本発明に係るマスタセット装置の第3動作状態を示した図である。 本発明に係るマスタセット装置の第4動作状態を示した図である。 本発明に係るマスタセット装置の第5動作状態を示した図である。 本発明に係るマスタセット装置の第2動作状態を拡大して示した断面図である。 本発明に係るマスタセット装置の第3動作状態を拡大して示した断面図である。 (a),(b)は本発明に係るマスタセット装置の第4動作状態を拡大して示した断面図,斜視図である。 本発明に係るマスタセット装置の第5動作状態を拡大して示した断面図である。
以下に本発明に係るマスタセット装置を実施する形態について、図1〜図13を参照して詳細に説明する。
本発明に係るマスタセット装置は、ロール状に巻回した孔版印刷用原紙(孔版原紙)や、ロール状に巻回したスクリーン印刷用原紙(感熱紗)などのマスタをサーマルヘッド内に設けた複数の発熱素子により画像情報に基づいて感熱穿孔して製版する製版部内に設置されている。
また、製版部内に設けられた原紙収容部と、印刷部との間にマスタを搬送する搬送経路が予め形成されている。
そして、マスタセット装置では、原紙収容部にロール状に巻回して収容されたマスタの先端部位を手動によりこのマスタの搬送経路に沿って引き出した際、マスタの搬送経路に対して手動により開閉可能に設けた開閉蓋の内部に取り付けられた複数のマスタセットガイド部材によりカール癖が付いたマスタの先端部位のカールを修正しながらマスタの搬送経路中に固定設置した上下のガイド板間に容易にセット(初期セット)できるように構成されている。
この際、マスタが孔版印刷用原紙(孔版原紙)として製版された場合に、このマスタは孔版印刷装置に適用されている。一方、マスタがスクリーン印刷用原紙(感熱紗)として製版された場合に、このマスタはスクリーン印刷装置に適用されている。
尚、以下の実施形態では、本発明に係るマスタセット装置を孔版印刷装置内の製版部に適用した場合について説明するが、マスタセット装置は孔版印刷装置内の製版部及びスクリーン印刷装置内の製版部のどちらに対しても適用可能である。
[実施形態]
図1は本発明に係るマスタセット装置を適用した孔版印刷装置の初期状態を示し、且つ、この孔版印刷装置の全体構成を示している。また、図2(a)〜(e)は本発明に係るマスタセット装置内のマスタセットガイド部材が初期設定屈曲角度に設定されたときの状態を拡大して示している。また、図3(a)〜(e)は本発明に係るマスタセット装置内のマスタセットガイド部材が屈曲した状態を拡大して示している。また、図4(a),(b)は本発明に係るマスタセット装置内の上ガイド板を拡大して斜視的に示している。
図1に示す如く、孔版印刷装置1内には、マスタ(孔版原紙)Mを製版する製版部10と、この製版部10で製版された製版済みのマスタMを用いて不図示の用紙上に画像を印刷する孔版印刷部30とが設けられている。
また、製版部10内に設けた原紙収容部11と、孔版印刷部30内で不図示の版胴モータの駆動力によって中心軸31を中心にして回転可能に設けた版胴32との間に、マスタMを搬送する搬送経路Hが予め形成されている。
そして、製版部10内に形成されたマスタの搬送経路H中には、本発明に係るマスタセット装置20が設けられているが、このマスタセット装置20については後で詳述する。
上記した製版部10では、右方に設けた原紙収容部11内にマスタMが円環状のボビンBにロール状に巻き付けられた状態で収容されており、このマスタMの先端部位Maは巻き癖がついて後述するサーマルヘッド13側となる上方に向ってカールしている。
この際、マスタMはインク透過性を有する和紙の上に樹脂フィルムが接着剤により重ね合わせて貼り付けられて帯状に形成されて、樹脂フィルム側が後述するサーマルヘッド13と対向している。
そして、例えばA2サイズ(420mm×594mm)の用紙を印刷するためのマスタMは、このマスタMの搬送方向が帯状のために長尺に形成されているが、マスタMの搬送方向と直交するマスタ幅方向は約600mm程度に形成されている。
また、原紙収容部11内に収容されたマスタMの先端部位Maよりも下流の搬送経路Hの一方(下方)側には、プラテンローラ12がプラテンモータPMによって反時計方向(矢印方向)に回転可能に設けられている。
また、原紙収容部11内に収容されたマスタMの先端部位Maよりも下流の搬送経路Hの他方(上方)側には、プラテンローラ12に対して接離自在に対向したサーマルヘッド13をヘッド押圧機構部14を介して取り付けた開閉蓋15がユーザの手動操作により左方に設けた回動軸16を中心して搬送経路Hに対して開閉可能に設けられている。
この際、サーマルヘッド13を取り付けた開閉蓋15は、先に特許文献1を用いて説明した書き込みヘッドを取り付けた圧板と同等である。
また、プラテンローラ12及びサーマルヘッド13よりも下流の搬送経路Hには、本発明に係るマスタセット装置20のマスタセット手段が設けられている。
上記したマスタセット装置20のマスタセット手段は、マスタMの先端部位Maの搬送経路Hへのセットをガイドする複数のマスタセットガイド部材21と、マスタMを所定方向へ搬送ガイドし且つマスタMのうちで先端部位Maがカールしていない側の第1面(以下、下面と記す)をガイドする第1ガイド板(以下、下ガイド板と記す)26と、マスタMを所定方向へ搬送ガイドし且つマスタMのうちで先端部位Maがカールしている第2面(以下、上面と記す)をガイドする第2ガイド板(以下、上ガイド板と記す)27とで構成されている。
ここで、マスタセット手段の各構成部材に21,26,27について順を追って説明する。
まず、上記した複数のマスタセットガイド部材21は、マスタMの搬送方向と直交するマスタ幅方向(紙面に垂直な方向)に沿って所定の間隔を隔てて設置され、且つ、開閉蓋15の内部でサーマルヘッド13よりも下流に吊り下げられた状態で取り付けられている。
これら複数のマスタセットガイド部材21それぞれは、図2(a)〜(e)に拡大して示す如く、剛性を有する樹脂材を用いて軽量に形成されており、上方の第1アーム(以下、上アームと記す)22と、下方の第2アーム(以下、下アームと記す)23とが回動軸24により上下方向に連結されている。
そして、マスタセットガイド部材21は、上アーム22側に対して回動軸24を介して下アーム23側がマスタMの搬送方向の下流に向って回動可能(屈曲可能)になっている。
具体的には、マスタセットガイド部材21のうちで上アーム22の上端部(一端部)22a側が開閉蓋15の内部上部に固定されて吊り下げられており、且つ、上アーム22の下端部(他端部)22b側が下アーム23の上端部(一端部)23a側に回動軸24を介して連結されていると共に、下アーム23の下端部(他端部)23b側にローラ25が回転可能に軸支されている。
この際、下アーム23の下端部23b側に軸支したローラ25は、原紙収容部11から引き出されるマスタMの先端部位Maに対して接離自在になっており、ローラ25がマスタMの先端部位Maに当接したときにマスタMを傷つけないようになっている。
尚、下アーム23の下端部23b側をローラ形状にせずに、この下アーム23の下端部23b側をR形状に形成しても良い。
更に、マスタセットガイド部材21の初期設定時に、上アーム22に回動軸24を介して連結された下アーム23は、上アーム22の重力方向に対してマスタMの搬送方向の下流に向って初期設定屈曲角度α(例えば、10°〜15°程度)だけ屈曲した状態で保持されている。
ここで、上アーム22に対する下アーム23の初期設定屈曲角度αをマスタMの搬送方向の下流に向って回動(屈曲)させた理由は、原紙収容部11から引き出されたマスタMの先端部位MaのカールをマスタMの搬送方向の下流に向って修正できるようにするためである。
上記に伴って、上アーム22の下端部22b及び下アーム23の上端部23aに摺接面22b1,23a1{図2(b)のみ図示}が下アーム23の初期設定屈曲角度αの屈曲を保持できるように形成されている。また、下アーム23の上端部23aの背面に上アーム22の下端部22bの背面が当接するストッパ片23a2{図2(e)のみ図示}が下アーム23の初期設定屈曲角度αを保持するために形成されている。
そして、図3(a)〜(e)に拡大して示す如く、開閉蓋15の内部に取り付けられたマスタセットガイド部材21は、後述の動作で説明するように、ユーザの手動操作による開閉蓋15の閉じ動作と連動してマスタM側に移動(下動)したときに、マスタセットガイド部材21の下アーム23の下端部23b側に軸支したローラ25が原紙収容部11から引き出されたマスタMの先端部位Maを下ガイド板26に向って押圧する方向に移動する。
この後、ローラ25がマスタMの先端部位Maを介して下ガイド板26上に押し付けられると、下ガイド板26からの反力により下ガイド板26が回動軸24を中心にして図2に示した初期設定屈曲角度αよりもマスタMの下流側に向って更に屈曲できるようになっている。
上記から、手動操作による開閉蓋15の閉じ動作に連動して複数のマスタセットガイド部材21をマスタM側に移動させているので、複数のマスタセットガイド部材21を移動させるモータなどの駆動源が必要ないために、マスタセット装置20を安価に提供できる。
図1に戻り、孔版印刷装置1内で製版部10及び孔版印刷部30が共に動作していない初期状態に至っているときに、原紙収容部11に収容されたマスタMの先端部位Maは引き出されていない。このとき、開閉蓋15が閉じているので、マスタセット装置20内のマスタセットガイド部材21は、下アーム23が下ガイド板26に当接して、上アーム22に対して下アーム23が下ガイド板26からの反力によりマスタMの搬送方向の下流に向って略直角に屈曲している。
また、プラテンローラ12及びサーマルヘッド13の下流に設置した下ガイド板(第1ガイド板)26は、板金材を用いて平坦に形成されており、紙面に垂直な幅方向のサイズがA2サイズ用のマスタの幅寸法と対応して約600mm程度に形成されている。
一方、プラテンローラ12及びサーマルヘッド13の下流に設置した上ガイド板(第2ガイド板)27も板金材を用いて形成されており、紙面に垂直な幅方向のサイズがA2サイズ用のマスタの幅寸法と対応して約600mm程度に形成されている。
この上ガイド板27は、図4(a),(b)に拡大して示す如く、平坦面27aの前方に湾曲部27bが原紙収容部11に収容されたマスタMの引き出し方向(搬送方向)の上流側に向かってマスタMの幅方向に沿って形成されており、この湾曲部27bはカールしたマスタMの先端部位Maが当接できるようにマスタMの先端部位Maのカール高さと同等以上の高さに形成されている。
また、上ガイド板27の湾曲部27b中には、複数の切欠部27cがマスタ幅方向に沿って所定の間隔を隔てて形成されていると共に、複数の切欠部27cに連接して複数の切り起し傾斜片27dがマスタMの引き出し方向の下流側に向かって平坦面27aに対して所定角度(例えば、20°〜25°程度)傾斜して切り起し形成されている。
この際、上ガイド板27に形成した複数の切欠部27c及び複数の切り起し傾斜片27dは、マスタMの幅方向の両端部側と幅方向の中央部とからなる計3箇所必ず形成する必要があるが、マスタMの幅方向のサイズに応じて3箇所以上形成すれば良い。
そして、複数のマスタセットガイド部材21は、上ガイド板27に形成した複数の切欠部27c及び複数の切り起し傾斜片27dを臨むように開閉蓋15(図1)の内部でマスタMの幅方向に沿って間隔を隔てて取り付けられているが、複数のマスタセットガイド部材21による複数の切欠部27c及び複数の切り起し傾斜片27dの作用は後述の動作で説明する。
尚、複数のマスタセットガイド部材21が臨む複数の切欠部27c及び複数の切り起し傾斜片27dを少なくともマスタMの幅方向の両端部側と幅方向の中央部とからなる計3箇所に形成する理由は、A2サイズより小さいA3サイズ用のマスタMを用いた場合に、A3サイズ用のマスタMはA2サイズ用のマスタMよりも剛性が高いためにセットが容易であるので、A3サイズ用のマスタMの2倍の箇所に3本のマスタセットガイド部材21が臨めるようにするためである。
再び図1に戻り、マスタセット装置20よりも下流の搬送経路Hには、原紙カッタ17がカッタモータCMと連結して設けられており、この原紙カッタ17によって1版分の製版済みのマスタMが作成される。
更に、原紙カッタ17よりも下流の搬送経路Hには、複数の搬送ローラ対18,19が設けられている。そして、複数の搬送ローラ対18,19によって1版分の製版済みのマスタMの先端部位Maが孔版印刷部30内に回転可能に設けた版胴32の円筒状外周面32aに取り付けられたクランパ33に送られてクランプされ、版胴32の回転に伴って製版済みのマスタMが円筒状外周面32aに巻回されるようになっている。
ここで、上記のように構成した本発明に係るマスタセット装置20の動作について、図5〜図13を用いて説明する。
図5〜図9は本発明に係るマスタセット装置の第1動作状態〜第5動作状態を示している。また、図10〜図13は本発明に係るマスタセット装置の第2動作状態〜第5動作状態を拡大して示している。
尚、図5〜図9中において、孔版印刷装置1内は、製版部10及び孔版印刷部30が共に動作していなく初期状態に至っている。
まず、図5に示したマスタセット装置20の第1動作状態は、製版部10内に開閉可能に設けた開閉蓋15を開いて、本発明に係るマスタセット装置20のマスタセット動作の開始状態を示している。
このマスタセット装置20の第1動作状態では、ユーザが開閉蓋15を回動軸16を中心にして反時計方向(矢印方向)に回動して開き、この開閉蓋15内でヘッド押圧機構部14を介して取り付けたサーマルヘッド13をプラテンローラ12から離間させることで、原紙収容部11よりも下流の搬送経路Hが開放される。
また、開閉蓋15を開く動作に伴って、開閉蓋15の内部に取り付けたマスタセット装置20内のマスタセットガイド部材21は、開閉蓋15の内部に固定された上アーム22に対して下アーム23が自重により重力方向に垂れ下がった状態で搬送経路Hの上方に退避している。このとき、マスタセットガイド部材21は、上アーム22に対して下アーム23の屈曲角度が重力により初期設定屈曲角度αより大きくなる。
この後、ユーザは原紙収容部11内でロール状に巻回して収容されたマスタMの先端部位Maをプラテンローラより下流に設置した下ガイド板26上で上ガイド板27の湾曲部27bの前方に向かって手動で引き出す。このとき、手動により引き出されたマスタMの先端部位Maはサーマルヘッド13側となる上方に向かう巻き癖がついているので、マスタMの引き出し時にカールしたマスタMの先端部位Maは上ガイド板27の湾曲部27bの上方部位と対向して、この湾曲部27bに当接可能になっている。
次に、図6及び図10に示したマスタセット装置20の第2動作状態は、製版部10内に開閉可能に設けた開閉蓋15をユーザの手動操作により閉じ開始して、マスタセット装置20のマスタセット動作の途中状態を示している。
このマスタセット装置20の第2動作状態では、ユーザが開閉蓋15を回動軸16を中心にして時計方向(矢印方向)に回動して閉じ開始する。このときに、サーマルヘッド13はプラテンローラ12から離間しているので、原紙収容部11よりも下流の搬送経路Hは開放されたままである。
また、開閉蓋15の閉じ開始動作に伴って、開閉蓋15の内部に取り付けたマスタセット装置20内のマスタセットガイド部材21は、開閉蓋15の閉じ動作と連動してマスタM側に向って下方に移動する。これにより、マスタセットガイド部材21は、開閉蓋15の内部に固定された上アーム22に対して下アーム23が自重により重力方向に垂れ下がった状態で搬送経路Hに接近する。そして、マスタセットガイド部材の下アーム23の下端部側に軸支したローラ25が、下ガイド板26に搭載されたマスタMの先端部位Maのうちでカールした下方部位に当接するが、カールしたマスタMの先端部位Maは依然として上ガイド板27の湾曲部27bの上方部位と対向している。
次に、図7及び図11に示したマスタセット装置20の第3動作状態は、製版部10内に設けた開閉蓋15の閉じ途中で且つマスタセット装置20のマスタセット動作の途中状態を示している。
このマスタセット装置20の第3動作状態では、ユーザが開閉蓋15を回動軸16を中心にして第2動作状態よりも更に時計方向(矢印方向)に回動して閉じ途中である。このときも、サーマルヘッド13はプラテンローラ12から離間しているが、サーマルヘッド13側は原紙収容部11よりも下流の搬送経路Hに接近する。
また、開閉蓋15の閉じ途中動作に伴って、開閉蓋15の内部に取り付けたマスタセット装置20内のマスタセットガイド部材21は、第2動作状態よりも更に下方に移動する。これにより、マスタセットガイド部材21は、開閉蓋15の内部に固定された上アーム22に対して下アーム23の下端部側に軸支したローラ25が、カールしたマスタMの先端部位Maを上ガイド板27の湾曲部27bに沿わせて下ガイド板26に向って押圧しながら、このローラ25がマスタMの先端部位Maを介して下ガイド板26に当接するので、下アーム23が下ガイド板26からの反力によりマスタMの搬送方向の下流に向って回動(屈曲)し始める。そして、カールしたマスタMの先端部位Maは上ガイド板27の湾曲部27bの下方部位と対向してこの湾曲部27bの下方部位に当接する。
次に、図8及び図12(a),(b)に示したマスタセット装置20の第4動作状態は、製版部10内に設けた開閉蓋15の閉じ終了直前で且つマスタセット装置20のマスタセット動作の終了直前状態を示している。
このマスタセット装置20の第4動作状態では、ユーザが開閉蓋15を回動軸16を中心にして第3動作状態よりも更に時計方向(矢印方向)に回動して閉じ終了直前である。このときに、サーマルヘッド13はマスタMを挟んでプラテンローラ12に接近する。
また、開閉蓋15の閉じ終了直前動作に伴って、開閉蓋15の内部に取り付けたマスタセット装置20内のマスタセットガイド部材21は、開閉蓋15の内部に固定された上アーム22に対して下アーム23の下端部側に軸支したローラ25が、カールしたマスタMの先端部位Maの最先端に当接しながら下ガイド板26を更に押すので、下アーム23が下ガイド板26からの反力により第3動作状態よりもマスタMの搬送方向の下流に向って更に屈曲する。そして、屈曲した下アーム23の下端部側に軸支したローラ25と共にマスタMの先端部位Maが、上ガイド板27の切欠部27c内に進入する。
これにより、カールしたマスタMの先端部位Maの最先端は、ローラ25によってカール部分が伸ばされて平坦に修正されて下ガイド板26に沿いながら下ガイド板26と上ガイド板27の平坦面27aとの間に向う。これに伴って、カールを修正されたマスタMの先端部位Maは、下ガイド板26と上ガイド板27の平坦面27aとの間に10mm〜20mm程度進入してマスタMのセット(初期セット)が終了する。
次に、図9及び図13に示したマスタセット装置20の第5動作状態は、製版部10内に設けた開閉蓋15の閉じが終了し、マスタセット装置20のマスタセット動作の終了状態を示している。
このマスタセット装置20の第5動作状態では、下ガイド板26と上ガイド板27との間にマスタMの先端部位Maがセット(初期セット)された後に、ユーザが開閉蓋15を回動軸16を中心にして第4動作状態よりも更に時計方向(矢印方向)に回動して閉じる。そして、開閉蓋15の閉じを不図示のセンサにより検出した後に、ヘッド押圧機構部14が動作し、サーマルヘッド13がマスタMを挟んでプラテンローラ12に圧接する。
また、開閉蓋15の閉じ終了動作に伴って、開閉蓋15の内部に取り付けたマスタセット装置20内のマスタセットガイド部材21は、開閉蓋15の内部に固定された上アーム22に対して下アーム23の下端部側に軸支したローラ25が、上ガイド板27の切欠部27c内から切り起し傾斜片27dに向かい、この切り起し傾斜片27d上に当接してマスタMの先端部位Maから退避する。これにより、マスタMのセットが終了した後の製版時にマスタMを複数のマスタセットガイド部材21の各第2アーム23に接触させることなく搬送することができる。
そして、マスタセット動作が全て完了すると、製版部10を動作させてサーマルヘッド13によりマスタMを感熱穿孔した後に、原紙カッタ17により1版分に切断した製版済みのマスタMが複数の搬送ローラ対18,19を介して版胴32の円筒状外周面32aに取り付けられたクランパ33に送られる。
以上、詳述した本発明に係るマスタセット装置20によると、ロール状に巻回したマスタMの先端部位Maを引き出して、この先端部位MaをマスタMの搬送経路H中にセットするためのマスタセット手段を備えた際、マスタセット手段は、マスタMの第1面(下面)側を所定方向へ搬送ガイドする第1ガイド板(下ガイド板)26と、マスタMの第2面(上面)側を所定方向へ搬送ガイドする第2ガイド板(上ガイド板)27と、第2ガイド板27の湾曲部27b中に形成された複数の切欠部27cを臨む位置にそれぞれ設置されており、第2ガイド板27の湾曲部27bの直前まで引き出したマスタMの先端部位Maがカールしている際に、カールしたマスタMの先端部位Maを湾曲部27bに沿わせて第1ガイド板26に向って押圧しながら複数の切欠部27c内に進入する複数のマスタセットガイド部材21と、を備えている。
この結果、マスタMの幅方向のサイズが大きく且つ剛性が低い例えばA2サイズ用のマスタMを用いても、複数のマスタセットガイド部材21によりマスタMの先端部Maのカールを修正しながらこのマスタMの先端部位Maを第2ガイド板27の湾曲部27b中に形成された複数の切欠部27cを経て第1,第2ガイド板26,27間に容易に且つ確実にセットすることができる。
また、複数のマスタセットガイド部材21は、それぞれ軽量に形成でき、且つ、固定設置された第2ガイド板27に形成した複数の切欠部27b内に屈曲可能に進入するので、重量の重い第2ガイド板27を第1ガイド板26から離間させる必要がないために、マスタセット手段の構造が簡単である。
尚、実施形態のマスタセット装置20では、マスタセット手段の一例として、マスタMの上面(第2面)側に屈曲可能なマスタセットガイド部材21を設けて、このマスタセットガイド部材21を用いて原紙収容部11から引き出したマスタMの先端部位Maのカールを修正しながら下ガイド板26と上ガイド板27との間にマスタMの先端部位Maが進入するようにセットしているが、マスタセットガイド部材21に代えてエア吹き付け手段(図示せず)を設けても良い。
この場合、マスタセット手段の他例となるエア吹き付け手段は、マスタMの幅方向に沿って複数のエア吹き付け孔を形成したパイプをマスタMの上面(第2面)側で上ガイド板27の湾曲部27bの前方に設置し、パイプに形成した複数のエア吹き付け孔からエアをマスタMの先端部位Maに向けて吹き付けて、この先端部位Maのカールをエアで修正しながら下ガイド板26と上ガイド板27との間にマスタMの先端部位Maが進入するようにセットしても良い。
1…孔版印刷装置、10…製版部、11…原紙収容部、12…プラテンローラ、
13…サーマルヘッド、14…ヘッド押圧機構部、15…開閉蓋、16…回動軸、
17…原紙カッタ、18,19…搬送ローラ対、
20…マスタセット装置、21…マスタセットガイド部材、
22…第1アーム(上アーム)、22a…一端部、22b…他端部、
23…第2アーム(下アーム)、23a…一端部、23b…他端部、
24…回動軸、25…ローラ、
26…第1ガイド板(下ガイド板)、
27…第2ガイド板(上ガイド板)、27a…平坦面、27b…湾曲部、
27c…切欠部、27d…切り起し傾斜片、
30…孔版印刷部、31…中心軸、32…版胴、32a…円筒状外周面、
33…クランパ、
H…マスタの搬送経路、M…マスタ、Ma…マスタの先端部位。

Claims (3)

  1. ロール状に巻回したマスタの先端部位を引き出して、この先端部位を前記マスタの搬送経路中にセットするためのマスタセット手段を備えたマスタセット装置において、
    前記マスタセット手段は、
    前記マスタの搬送経路に沿って設置されており、前記マスタを所定方向へ搬送ガイドする第1ガイド板と、
    前記第1ガイド板と間隔を隔てて対向して設置されており、前記マスタを前記所定方向へ搬送ガイドし、且つ、前記搬送経路に対して直交するマスタ幅方向に沿って湾曲部が形成されていると共に、前記湾曲部中に切欠部がマスタ幅方向に沿って複数形成された第2ガイド板と、
    前記第2ガイド板の前記湾曲部中に形成された前記複数の切欠部を臨む位置にそれぞれ設置されており、前記第2ガイド板の前記湾曲部の直前まで引き出した前記マスタの先端部位がカールしている際に、カールした前記マスタの先端部位を前記湾曲部に沿わせて前記第1ガイド板に向って押圧しながら前記複数の切欠部内に進入する複数のマスタセットガイド部材と、
    を備えたことを特徴とするマスタセット装置。
  2. 前記複数のマスタセットガイド部材それぞれは、開閉可能な開閉蓋の内部に一端部側が取り付けられた第1アームと、前記第1アームの他端部側に回動軸を介して一端部側が前記マスタの搬送方向の下流に向って回動可能に連結され且つ他端部側が前記マスタの先端部位に接離するように形成された第2アームとを有しており、
    前記開閉蓋を閉じている最中に該開閉蓋の内部に取り付けた前記複数のマスタセットガイド部材が前記マスタ側に移動して、前記第2アームの他端部側が前記マスタの先端部位を介して前記第1ガイド板に当接したときに該第1カイド板からの反力により該第2アームが前記マスタの搬送方向の下流に向って回動して前記湾曲部中に形成した切欠部内に進入することで、前記第2アームの他端部側で前記マスタの先端部位のカールを修正しながらこの先端部位が前記第1ガイド板と前記第2ガイド板との間に進入するように前記マスタをセットすることを特徴とする請求項1に記載のマスタセット装置。
  3. 前記第2ガイド板は、前記複数の切欠部にそれぞれ連接して前記マスタの搬送方向の下流に向って所定角度傾斜して切り起された複数の切り起し傾斜片を有しており、
    前記マスタの先端部位が前記第1ガイド板と前記第2ガイド板との間にセットされた後に、前記開閉蓋の閉じ終了動作に伴って前記複数のマスタセットガイド部材の各第2アームの他端部側が前記複数の切り起し傾斜片上に退避することを特徴とする請求項2に記載のマスタセット装置。
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