JP2016192857A - 同期整流回路 - Google Patents

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Makoto Okamoto
真 岡本
俊正 杉原
Toshimasa Sugihara
俊正 杉原
正道 福田
Masamichi Fukuda
正道 福田
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Abstract

【課題】より高効率の同期整流回路を低コストで提供する。
【解決手段】本発明の同期整流回路20は、第1微分回路21と、第2微分回路22と、第1トランジスタTR1のコレクタと第3コンデンサC3との接続点にアノードが接続され、二次側グランドGND2にカソードが接続されている第1ダイオードD1、第1トランジスタTR1のエミッタと二次側グランドGND2との間に接続されている第3抵抗R3を含む第1スナバ回路23と、第2トランジスタTR2のコレクタと第4コンデンサC4との接続点にアノードが接続され、二次側グランドGND2にカソードが接続されている第2ダイオードD2を含み、第1トランジスタTR1のエミッタと第3抵抗R3との接続点に第2トランジスタTR2のエミッタが接続されている第2スナバ回路24と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源の同期整流回路に関する。
DC−DCスイッチング電源或いはAC−DCスイッチング電源等において交流電圧を直流電圧に変換する整流回路の一例として同期整流回路が公知である。この同期整流回路においては、交互にON/OFFするように制御されるスイッチのスイッチング時に発生するサージ電圧が問題となる。このようなサージ電圧を低減する技術としてスナバ回路が広く知られており、スナバ回路を備える同期整流回路が公知である(例えば特許文献1を参照)。
特開2013−93980号公報
上記従来技術の同期整流回路は、集積回路で構成された制御駆動部によってスナバ回路の逆阻止形半導体スイッチを制御する構成であるため、大幅なコスト増が生ずる虞がある。
また近年は、より高効率のスイッチング電源が求められるようになりつつあるため、より高い周波数でスイッチングを行う必要性が高まりつつある。そしてスイッチング時に発生するサージ電圧は、そのスイッチングの周波数が高くなるに従って電圧の傾きが急峻になる。そのため同期整流回路において、より高い周波数でスイッチングを行うには、より高耐圧のスイッチを選定する必要が生ずることとなる。そして一般に高耐圧のスイッチは、高価である場合が多く、それによって同期整流回路の大幅なコスト増を招来する虞がある。
このような状況に鑑み本発明はなされたものであり、その目的は、より高効率の同期整流回路を低コストで提供することにある。
本発明は、第1スイッチをスイッチングする制御信号が一端側に入力される第1コンデンサと、前記第1コンデンサの他端側とグランドとの間に接続されている第1抵抗と、を含む第1微分回路と、前記第1スイッチに対して交互にON/OFFするように第2スイッチをスイッチングする制御信号が一端側に入力される第2コンデンサと、前記第2コンデンサの他端側と前記グランドとの間に接続されている第2抵抗と、を含む第2微分回路と、前記第1コンデンサと前記第1抵抗との接続点にベースが接続されている第1トランジスタと、前記第1スイッチの一端側と前記第1トランジスタのコレクタとの間に接続されている第3コンデンサと、前記第1トランジスタのコレクタと前記第3コンデンサとの接続点にアノードが接続され、前記グランドにカソードが接続されている第1ダイオードと、前記第1トランジスタのエミッタと前記グランドとの間に接続されている第3抵抗と、を含む第1スナバ回路と、前記第2コンデンサと前記第2抵抗との接続点にベースが接続されている第2トランジスタと、前記第2スイッチの一端側と前記第2トランジスタのコレクタとの間に接続されている第4コンデンサと、前記第2トランジスタのコレクタと前記第4コンデンサとの接続点にアノードが接続され、前記グランドにカソードが接続されている第2ダイオードと、を含み、前記第1トランジスタのエミッタと前記第3抵抗との接続点に前記第2トランジスタのエミッタが接続されている第2スナバ回路と、を備える同期整流回路である。
本発明において第1微分回路は、微分回路として動作した後、第2スナバ回路の第4コンデンサの電荷をグランドへ放電するための第2ダイオードを利用して、第1コンデンサの電荷がグランドへ放電される。より具体的には第1コンデンサの電荷は、上記のタイミングで、第1トランジスタのベース→エミッタ→第2トランジスタのエミッタ→コレクタ→第2ダイオードという経路でグランドへ放電される。そのため本発明に係る同期整流回路は、第1微分回路の第1コンデンサの電荷をグランドへ放電するための回路(例えばダイオード)を別個に設ける必要がない。
また本発明において第2微分回路は、微分回路として動作した後、第1スナバ回路の第3コンデンサの電荷をグランドへ放電するための第1ダイオードを利用して、第2コンデンサの電荷がグランドへ放電される。より具体的には第2コンデンサの電荷は、上記のタイミングで、第2トランジスタのベース→エミッタ→第1トランジスタのエミッタ→コレクタ→第1ダイオードという経路でグランドへ放電される。そのため本発明に係る同期整流回路は、第2微分回路の第2コンデンサの電荷をグランドへ放電するための回路(例えばダイオード)を別個に設ける必要がない。
このように本発明は、第1微分回路の第1コンデンサの電荷をグランドへ放電するための回路、第2微分回路の第2コンデンサの電荷をグランドへ放電するための回路を別個に設ける必要がない。それによって同期整流回路のコストを低減することができる。
また本発明は、第1微分回路の第1コンデンサの電荷をグランドへ放電するための回路、第2微分回路の第2コンデンサの電荷をグランドへ放電するための回路を別個に設ける必要がないので、第1微分回路及び第2微分回路の時定数の調整において、時定数に対する放電回路の回路素子特性の影響を考慮する必要がない。それによって第1微分回路及び第2微分回路の時定数をより高精度に調整することが可能になるので、より的確なタイミングと幅でサージ電圧を低減することが可能になり、より高効率の(より高い周波数で動作する)同期整流回路を構成することができる。
さらに本発明において第1スナバ回路と第2スナバ回路は、上述したように第1微分回路の第1コンデンサ及び第2微分回路の第2コンデンサの電荷をグランドへ放電するために、CRスナバ回路を構成する第3抵抗を共用している。第1スナバ回路と第2スナバ回路は、同時に動作することがないので、CRスナバ回路を構成する抵抗を共用しても第1スナバ回路及び第2スナバ回路は、何ら問題なく正常に動作する。このようにCRスナバ回路を構成する第3抵抗を第1スナバ回路と第2スナバ回路とで共用することによって、部品点数を削減することができるので、同期整流回路のコストをさらに低減することができる。
さらに本発明は、第1微分回路及び第2微分回路の時定数をより高精度に調整することが可能になることによって、より的確なタイミングと幅でサージ電圧を低減することが可能になる。それによって第1スイッチ及び第2スイッチとして、より耐圧の低いスイッチを採用することが可能になるので、同期整流回路のコストをさらに低減することができる。
これにより本発明によれば、より高効率の同期整流回路を低コストで提供することができるという作用効果が得られる。
本発明によれば、より高効率の同期整流回路を低コストで提供することができる。
フルブリッジ方式の絶縁型DC−DCコンバータの回路図。 同期整流回路の動作を図示したタイミングチャート。 第1微分回路の第1コンデンサの放電経路を図示した同期整流回路の要部回路図。 第2微分回路の第2コンデンサの放電経路を図示した同期整流回路の要部回路図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
尚、本発明は、以下説明する実施例に特に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
図1は、フルブリッジ方式の絶縁型DC−DCコンバータの回路図である。
フルブリッジ方式の絶縁型DC−DCコンバータは、インバータ回路10、同期整流回路20、絶縁トランスT、一次側ドライバ31、二次側ドライバ32、アイソレータ33及び制御部34を備える。
インバータ回路10は、公知のフルブリッジインバータ回路であり、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)Q11〜Q14、コイルL1、コンデンサC11を含む。
電界効果トランジスタQ11〜Q14は、半導体スイッチング素子であり、各ゲートが一次側ドライバ31に接続されている。電界効果トランジスタQ11のドレインは、電界効果トランジスタQ12のドレインに接続されている。電界効果トランジスタQ11のソースは、電界効果トランジスタQ13のドレインに接続されており、その接続点は、絶縁トランスTの一次側コイルL11の巻き終わり端に接続されている。電界効果トランジスタQ12のソースは、電界効果トランジスタQ14のドレインに接続されており、その接続点は、絶縁トランスTの一次側コイルL11の巻き始め端に接続されている。電界効果トランジスタQ13のソース及び電界効果トランジスタQ14のソースは、一次側グランドGND1に接続されている。コイルL1は、一端側が入力Vinに接続されており、電界効果トランジスタQ11のドレインと電界効果トランジスタQ12のドレインとの接続点に他端側が接続されている。コンデンサC11は、一端側がコイルL1の他端側に接続されており、他端側が一次側グランドGND1に接続されている。
電界効果トランジスタQ11〜Q14は、一次側ドライバ31が出力するゲート信号によって同時にON/OFFされ、電界効果トランジスタQ11、Q14に対して電界効果トランジスタQ12、Q13が逆位相となるようにON/OFFされる。一次側ドライバ31は、公知のマイコン制御回路である制御部34によって制御される。インバータ回路10で発生した交流電流は、絶縁トランスTを介して同期整流回路20へ流れる。
本発明に係る同期整流回路20は、第1スイッチQ1、第2スイッチQ2、コイルL2、コンデンサC21、第1微分回路21、第2微分回路22、第1スナバ回路23、第2スナバ回路24を含む。
第1スイッチQ1及び第2スイッチQ2は、半導体スイッチング素子であり、例えばNチャンネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。第1スイッチQ1は、絶縁トランスTの二次側コイルL21の巻き始め端にドレインが接続されており、二次側グランドGND2にソースが接続されている。第2スイッチQ2は、絶縁トランスTの二次側コイルL22の巻き終わり端にドレインが接続されており、二次側グランドGND2にソースが接続されている。第1スイッチQ1のゲート及び第2スイッチQ2のゲートは、二次側ドライバ32に接続されている。コイルL2は、絶縁トランスTの二次側コイルL21とL22の接続点(センタータップ)に一端側が接続されており、他端側が出力Voutに接続されている。コンデンサC21は、出力Voutと二次側グランドGND2との間に接続されている。
第1スイッチQ1及び第2スイッチQ2は、二次側ドライバ32が出力するゲート信号によってON/OFF制御される。より具体的には第1スイッチQ1と第2スイッチQ2は、交互にON/OFFするように制御される。また第1スイッチQ1と第2スイッチQ2は、同時にOFFになる状態が生じないように制御される。二次側ドライバ32は、アイソレータ33を介して制御部34に接続されており、制御部34によって制御される。アイソレータ33は、一次側に設けられた制御部34と二次側に設けられた二次側ドライバ32との接続を直流的に絶縁する。
第1微分回路21は、第1コンデンサC1、第1抵抗R1を含む。第1コンデンサC1は、第1スイッチQ1をスイッチングする制御信号(二次側ドライバ32が出力するゲート信号)が一端側に入力される。第1抵抗R1は、第1コンデンサC1の他端側と二次側グランドGND2との間に接続されている。
第2微分回路22は、第2コンデンサC2、第2抵抗R2を含む。第2コンデンサC2は、第2スイッチQ2をスイッチングする制御信号(二次側ドライバ32が出力するゲート信号)が一端側に入力される。第2抵抗R2は、第2コンデンサC2の他端側と二次側グランドGND2との間に接続されている。
第1スナバ回路23は、第1トランジスタTR1、第3コンデンサC3、第1ダイオードD1、第3抵抗R3を含む。第1トランジスタTR1は、PNP型バイポーラトランジスタであり、第1微分回路21の第1コンデンサC1と第1抵抗R1との接続点にベースが接続されている。第3コンデンサC3は、第1スイッチQ1の一端側(第1スイッチQ1のドレイン)と第1トランジスタTR1のコレクタとの間に接続されている。第1ダイオードD1は、第1トランジスタTR1のコレクタと第3コンデンサC3との接続点にアノードが接続され、二次側グランドGND2にカソードが接続されている。第3抵抗R3は、第1トランジスタTR1のエミッタと二次側グランドGND2との間に接続されている。
第2スナバ回路24は、第2トランジスタTR2、第4コンデンサC4、第2ダイオードD2を含む。第2トランジスタTR2は、PNP型バイポーラトランジスタであり、第2微分回路22の第2コンデンサC2と第2抵抗R2との接続点にベースが接続されている。第4コンデンサC4は、第2スイッチQ2の一端側(第2スイッチQ2のドレイン)と第2トランジスタTR2のコレクタとの間に接続されている。第2ダイオードD2は、第2トランジスタTR2のコレクタと第4コンデンサC4との接続点にアノードが接続され、二次側グランドGND2にカソードが接続されている。第2トランジスタTR2のエミッタは、第1トランジスタTR1のエミッタと第3抵抗R3との接続点に接続されている。
図2は、同期整流回路20の動作を図示したタイミングチャートである。
第1微分回路21は、第1スイッチQ1をスイッチングする制御信号(第1スイッチQ1のゲート−ソース間電圧Q1_Vgs)を微分して第1スナバ回路23へ出力する。そして第1スイッチQ1のサージ電圧は、第1スイッチQ1がONからOFFへ切り替わって電圧(第1スイッチQ1のドレイン−ソース間電圧Q1_Vds)が立ち上がるタイミングで発生する(タイミングT1)。第1微分回路21からは、この第1スイッチQ1がONからOFFへ切り替わるタイミングでパルス信号(第1トランジスタTR1のベース−エミッタ間電圧TR1_Vbe)が出力される(タイミングT1)。このパルス信号の幅とタイミングは、第1コンデンサC1と第1抵抗R1の定数によって調整することができる。
第1スナバ回路23は、第1微分回路21から出力されるパルス信号で第1トランジスタTR1がONする。つまり第1トランジスタTR1は、第1スイッチQ1がONからOFFへ切り替わるタイミングでONし(タイミングT1)、そのON時間及びONタイミングは、第1微分回路21から出力されるパルス信号の幅とタイミングによって規定される。そして第1スナバ回路23は、第1トランジスタTR1がONしている間、第3コンデンサC3と第3抵抗R3とが直列に接続される。つまり第1スナバ回路23は、第1スイッチQ1がONからOFFへ切り替わるタイミングでCRスナバ回路が構成され(タイミングT1)、それによって第1スイッチQ1がONからOFFへ切り替わるタイミングで発生するサージ電圧を低減する(第1トランジスタTR1のコレクタ−エミッタ間電圧TR1_Vce)。そして第1スナバ回路23の第3コンデンサC3の電荷は、第1ダイオードD1を通じて二次側グランドGND2へ放電される。
第2微分回路22は、第2スイッチQ2をスイッチングする制御信号(第2スイッチQ2のゲート−ソース間電圧Q2_Vgs)を微分して第2スナバ回路24へ出力する。そして第2スイッチQ2のサージ電圧は、第2スイッチQ2がONからOFFへ切り替わって電圧(第2スイッチQ2のドレイン−ソース間電圧Q2_Vds)が立ち上がるタイミングで発生する(タイミングT3)。第2微分回路22からは、この第2スイッチQ2がONからOFFへ切り替わるタイミングでパルス信号(第2トランジスタTR2のベース−エミッタ間電圧TR2_Vbe)が出力される(タイミングT3)。このパルス信号の幅とタイミングは、第2コンデンサC2と第2抵抗R2の定数によって調整することができる。
第2スナバ回路24は、第2微分回路22から出力されるパルス信号で第2トランジスタTR2がONする。つまり第2トランジスタTR2は、第2スイッチQ2がONからOFFへ切り替わるタイミングでONし(タイミングT3)、そのON時間及びONタイミングは、第2微分回路22から出力されるパルス信号の幅とタイミングによって規定される。そして第2スナバ回路24は、第2トランジスタTR2がONしている間、第4コンデンサC4と第3抵抗R3とが直列に接続される。つまり第2スナバ回路24は、第2スイッチQ2がONからOFFへ切り替わるタイミングでCRスナバ回路が構成され(タイミングT3)、それによって第2スイッチQ2がONからOFFへ切り替わるタイミングで発生するサージ電圧を低減する(第2トランジスタTR2のコレクタ−エミッタ間電圧TR2_Vce)。そして第2スナバ回路24の第4コンデンサC4の電荷は、第2ダイオードD2を通じて二次側グランドGND2へ放電される。
図3は、同期整流回路20の要部を図示した回路図であり、第1微分回路21の第1コンデンサC1の放電経路Aを図示したものである。
第1微分回路21は、第1スイッチQ1がOFFからONへ切り替わった(タイミングT2)後、第2スイッチQ2がONからOFFへ切り替わる(タイミングT3)までの間に、第2スナバ回路24の第4コンデンサC4の電荷を二次側グランドGND2へ放電するための第2ダイオードD2を利用して、第1コンデンサC1の電荷が二次側グランドGND2へ放電される。より具体的には第1コンデンサC1の電荷は、上記のタイミングで、第1トランジスタTR1のベース→エミッタ→第2トランジスタTR2のエミッタ→コレクタ→第2ダイオードD2という経路で二次側グランドGND2へ放電される(放電経路A)。そのため本発明に係る同期整流回路20は、第1微分回路21の第1コンデンサC1の電荷を二次側グランドGND2へ放電するための回路(例えばダイオード)を別個に設ける必要がない。
図4は、同期整流回路20の要部を図示した回路図であり、第2微分回路22の第2コンデンサC2の放電経路Bを図示したものである。
第2微分回路22は、第2スイッチQ2がOFFからONへ切り替わった(タイミングT4)後、第1スイッチQ1がONからOFFへ切り替わる(タイミングT1)までの間に、第1スナバ回路23の第3コンデンサC3の電荷を二次側グランドGND2へ放電するための第1ダイオードD1を利用して、第2コンデンサC2の電荷が二次側グランドGND2へ放電される。より具体的には第2コンデンサC2の電荷は、上記のタイミングで、第2トランジスタTR2のベース→エミッタ→第1トランジスタTR1のエミッタ→コレクタ→第1ダイオードD1という経路で二次側グランドGND2へ放電される(放電経路B)。そのため本発明に係る同期整流回路20は、第2微分回路22の第2コンデンサC2の電荷を二次側グランドGND2へ放電するための回路(例えばダイオード)を別個に設ける必要がない。
以上説明したように、本発明に係る同期整流回路20は、第1微分回路21の第1コンデンサC1の電荷を二次側グランドGND2へ放電するための回路、第2微分回路22の第2コンデンサC2の電荷を二次側グランドGND2へ放電するための回路を別個に設ける必要がない。したがって本発明によれば、同期整流回路20のコストを低減することができる。
また本発明に係る同期整流回路20は、第1微分回路21及び第2微分回路22の時定数の調整において、時定数に対する放電回路の回路素子特性の影響を考慮する必要がない。したがって本発明によれば、第1微分回路21及び第2微分回路22の時定数をより高精度に調整することが可能になるので、より的確なタイミングと幅でサージ電圧を低減することが可能になり、より高効率の(より高い周波数で動作する)同期整流回路20を構成することができる。
さらに本発明において第1スナバ回路23と第2スナバ回路24は、上述したように第1微分回路21の第1コンデンサC1及び第2微分回路11の第2コンデンサC2の電荷を二次側グランドGND2へ放電するために、CRスナバ回路を構成する第3抵抗R3を共用している。第1スナバ回路23と第2スナバ回路24は、同時に動作することがないので、CRスナバ回路を構成する抵抗(第3抵抗R3)を共用しても第1スナバ回路23及び第2スナバ回路24は、何ら問題なく正常に動作する。このようにCRスナバ回路を構成する第3抵抗R3を第1スナバ回路23と第2スナバ回路24とで共用することによって、部品点数を削減することができるので、同期整流回路20のコストをさらに低減することができる。
さらに本発明に係る同期整流回路20は、第1微分回路21及び第2微分回路22の時定数をより高精度に調整することが可能になることによって、より的確なタイミングと幅でサージ電圧を低減することが可能になる。それによって第1スイッチQ1及び第2スイッチQ2として、より耐圧の低いスイッチを採用することが可能になるので、同期整流回路20のコストをさらに低減することができる。
このようにして本発明によれば、より高効率の同期整流回路20を低コストで提供することができる。
10 インバータ回路
20 同期整流回路
21 第1微分回路
22 第2微分回路
23 第1スナバ回路
24 第2スナバ回路
C1〜C4 第1〜第4コンデンサ
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
Q1 第1スイッチ
Q2 第2スイッチ
R1〜R3 第1〜第3抵抗
TR1 第1トランジスタ
TR2 第2トランジスタ

Claims (1)

  1. 第1スイッチをスイッチングする制御信号が一端側に入力される第1コンデンサと、前記第1コンデンサの他端側とグランドとの間に接続されている第1抵抗と、を含む第1微分回路と、
    前記第1スイッチに対して交互にON/OFFするように第2スイッチをスイッチングする制御信号が一端側に入力される第2コンデンサと、前記第2コンデンサの他端側と前記グランドとの間に接続されている第2抵抗と、を含む第2微分回路と、
    前記第1コンデンサと前記第1抵抗との接続点にベースが接続されている第1トランジスタと、前記第1スイッチの一端側と前記第1トランジスタのコレクタとの間に接続されている第3コンデンサと、前記第1トランジスタのコレクタと前記第3コンデンサとの接続点にアノードが接続され、前記グランドにカソードが接続されている第1ダイオードと、前記第1トランジスタのエミッタと前記グランドとの間に接続されている第3抵抗と、を含む第1スナバ回路と、
    前記第2コンデンサと前記第2抵抗との接続点にベースが接続されている第2トランジスタと、前記第2スイッチの一端側と前記第2トランジスタのコレクタとの間に接続されている第4コンデンサと、前記第2トランジスタのコレクタと前記第4コンデンサとの接続点にアノードが接続され、前記グランドにカソードが接続されている第2ダイオードと、を含み、前記第1トランジスタのエミッタと前記第3抵抗との接続点に前記第2トランジスタのエミッタが接続されている第2スナバ回路と、を備える同期整流回路。
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