JP2016192499A - 太陽電池及び太陽電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】p型半導体層とパッシベーション層との界面における電荷損失を低く抑えた太陽電池及び太陽電池の製造方法を提供する。【解決手段】太陽電池10は、p型半導体層12と、n型半導体層14と、表面電極24及び裏面電極26と、p型半導体層12に積層されたパッシベーション層16とを備える太陽電池であって、パッシベーション層16は、前記p型半導体層12に対して酸化アルミニウム層18、窒化アルミニウム層20の順に積層された層を少なくとも有する。【選択図】図1

Description

本発明は、p型半導体層と、n型半導体層と、前記p型半導体層に積層されたパッシベーション層とを備える太陽電池及び太陽電池の製造方法に関する。
太陽電池は、太陽光をエネルギー源として有効活用するという観点から、その活用が広く望まれている。太陽電池は、太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変換する半導体素子である。太陽電池に太陽光が入射されると、太陽電池の中に電子・正孔対が生じる。この太陽光の光エネルギーによって生じた電子・正孔対が、p型半導体層とn型半導体層との接合面の近傍の電界によって分離されて、電子、正孔が異なる電極で捕獲されて、二つの電極間に起電力が生じる。
しかしながら、前記電子及び正孔の多くは、前記半導体層と電極等との界面に生じる未結合手、欠陥、界面準位等における再結合によって失われてしまうため、電荷損失が生じる。この電荷損失が太陽電池の発電効率の向上を阻害する要因として知られている。
この電荷損失を低く抑えるために、一般には、半導体層の表面や、半導体層と電極との間に、パッシベーション層が設けられる。パッシベーション層が設けられることにより、半導体層とパッシベーション層との界面の界面準位密度は5×1011/cmeV程度、電荷の界面再結合速度は300cm/s程度に抑えられ、電荷損失が低く抑えられる。
このパッシベーション層には、入射光を効率的に太陽電池内に取り込むための光学特性が要求される。また、隣接して設置される電極のスパイキングを抑える物性も要求される。また、酸化アルミニウム層を10nm以上厚くすると、酸化アルミニウム層中に気泡が生じる等の問題が生じる。この光学特性、物性、及び酸化アルミニウム層の厚さの制限を満たすためにパッシベーション層として、酸化アルミニウム層の上に窒化シリコン層が積層されたものが多く使われてきた(特許文献1)。
特表2012−530361号公報
しかしながら、特許文献1に開示された太陽電池では、窒化シリコン層の正の固定電荷により、酸化アルミニウム層の負の固定電荷が持つ電界パッシベーション効果が弱められる。この結果、p型半導体層及びパッシベーション層との界面における界面再結合速度が速くなり、電荷損失が十分に抑えられない。また、前記パッシベーション層を積層するためには、危険な原料ガスを用い、積層に長時間を要し、製造装置の構成が複雑になる、という問題があった。
具体的には、パッシベーション層のうち酸化アルミニウム層は、例えば原子層堆積(ALD:Atomic Layer Deposition)により積層されるが、毒性と引火性の高いトリメチルアルミニウムガスが用いられる。そして、例えば20nmの酸化アルミニウム層を積層するためには約20分〜40分を要する。
また、パッシベーション層のうち窒化シリコン層は、例えばプラズマを援用する化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)により積層されるが、毒性と引火性の高いシランガスと、アンモニアガスとが用いられる。そして、例えば50nmの窒化シリコン層を積層するためには約10分〜30分を要する。
また、前記酸化アルミニウム層の積層と前記窒化シリコン層の積層は、ガスの混合による爆発や汚染等を避けるため、それぞれ別の装置で独立に行う必要があり、製造装置の構成が複雑になる。
本発明は、上記の課題を考慮してなされたものであって、p型半導体層及びパッシベーション層との界面における電荷損失を低く抑えるパッシベーション層を備える太陽電池を提供する。また、このパッシベーション層を、安全なガスを使い、従来よりも短時間で、同一の製造装置で連続して行える単純な装置構成での積層を可能とする、太陽電池の製造方法を提供する。
本発明の太陽電池は、p型半導体層と、n型半導体層と、前記p型半導体層に積層されたパッシベーション層とを備える太陽電池であって、前記パッシベーション層は、前記p型半導体層に対して酸化アルミニウム層、窒化アルミニウム層の順に積層された層を少なくとも有することを特徴とする。
前記太陽電池において、前記p型半導体層と、前記酸化アルミニウム層との間に、酸化シリコン層を有することを特徴とする。
前記太陽電池において、前記酸化アルミニウム層の厚さが1nm〜20nmであることを特徴とする。
前記太陽電池において、前記酸化シリコン層の厚さが0.5nm〜2nmであることを特徴とする。
前記太陽電池において、前記窒化アルミニウム層の厚さが50nm〜100nmであることを特徴とする。
前記太陽電池において、前記p型半導体層と前記パッシベーション層との界面における電荷の最大界面再結合速度が38cm/s以下であることを特徴とする。
前記太陽電池において、前記p型半導体層と前記パッシベーション層との界面における界面準位密度が4×1011/cmeV以下であることを特徴とする。
前記太陽電池において、前記p型半導体層と前記n型半導体層とが、単結晶、多結晶、非晶質のいずれかの結晶性を有することを特徴とする。
前記太陽電池において、前記p型半導体層と前記n型半導体層の一部又はすべてがシリコンであることを特徴とする。
本発明の太陽電池の製造方法は、p型半導体層と、n型半導体層と、前記p型半導体層に積層されたパッシベーション層とを備える太陽電池の製造方法であって、前記パッシベーション層は、前記p型半導体層に対して酸化アルミニウム層、窒化アルミニウム層の順に積層して形成するステップを少なくとも備えることを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記酸化アルミニウム層は、CVD法、ALD法、プラズマCVD法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法のいずれかの又はこれらの組合せの方法で形成され、前記酸化アルミニウム層の厚さが1nm〜20nmであることを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記p型半導体層と前記酸化アルミニウム層との間に、酸化シリコン層が形成されることを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記酸化シリコン層の厚さが0.5nm〜2nmであることを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記窒化アルミニウム層は、CVD法、ALD法、プラズマCVD法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法のいずれかの又はこれらの組合せの方法で形成され、前記窒化アルミニウム層の厚さが50nm〜100nmであることを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記酸化アルミニウム層又は前記窒化アルミニウム層の少なくとも一方は、反応性スパッタリング法で形成され、前記酸化アルミニウム層を形成するための反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜50%の酸素ガスと、を少なくとも含むことを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記酸化アルミニウム層又は前記窒化アルミニウム層の少なくとも一方は、反応性スパッタリング法で形成され、前記窒化アルミニウム層を形成するための反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜70%の窒素ガスと、を少なくとも含むことを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記酸化アルミニウム層の形成と前記窒化アルミニウム層の形成とが同一の気密容器で連続して行われることを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記酸化アルミニウム層及び前記窒化アルミニウム層が反応性スパッタリング法により形成され、反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜50%の酸素ガスとを含む反応雰囲気において、アルミニウムターゲットを用いて、前記酸化アルミニウム層を形成するステップと、前記酸化アルミニウム層が形成された後に、前記反応雰囲気から、希ガスと、分圧比が10%〜70%の窒素ガスとを含む反応雰囲気に切り替えられ、前記アルミニウムターゲットを用いて、前記窒化アルミニウム層を形成するステップと、を有することを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記パッシベーション層が生成された後に、加熱されることを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記p型半導体層と前記パッシベーション層との界面における電荷の最大界面再結合速度が38cm/s以下であることを特徴とする。
前記太陽電池の製造方法において、前記p型半導体層と前記パッシベーション層との界面における界面準位密度が4×1011/cmeV以下であることを特徴とする。
本発明の太陽電池によれば、前記p型半導体層に対して酸化アルミニウム層、窒化アルミニウム層の順に積層されたパッシベーション層を少なくとも有することで、前記p型半導体層とパッシベーション層との界面における電荷損失を低く抑えられる。また、本発明の製造方法によれば、前記p型半導体層に対して酸化アルミニウム層、窒化アルミニウム層の順に積層して形成するステップを少なくとも備えることで、安全なガスを使い、従来よりも短時間で、同一の製造装置で連続して行える単純な装置構成による、太陽電池の製造が可能になる。
本発明の実施形態に係る太陽電池の説明図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池の製造方法の手順の説明図である。 シリコン基板上に積層した窒化アルミニウム層の厚さと、窒化アルミニウム層の固定電荷密度との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池における、酸化アルミニウム層の厚さと、最大界面再結合速度の関係を示す図である。 発明の実施形態に係る太陽電池における、窒化アルミニウム層を形成する場合における窒素ガスの分圧比と、界面準位密度との関係を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る太陽電池の断面を示す説明図である。 太陽電池に入射する光の波長と反射率との関係を示す図である。
<本実施形態の太陽電池10の構成>
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る太陽電池10の断面を示す説明図である。図1の上方を表面とし、下方を裏面としている。
太陽電池10は、p型半導体層12、n型半導体層14、パッシベーション層16、窒化シリコン層22、表面電極24及び裏面電極26を備える。
p型半導体層12は、正孔を主とする電荷を含む結晶質半導体層である。添加物としてp型の不純物であるホウ素(B)が含まれる。なお、p型の不純物であれば、ホウ素(B)に限定されない。p型半導体層12としては、単結晶シリコンが用いられる。また、p型半導体層12の厚さは、例えば、0.1mm〜0.2mm、電気抵抗率は10Ω・cm〜20Ω・cmである。
n型半導体層14は、電子を主とする電荷を含む結晶質半導体層である。添加物としてn型の不純物であるリン(P)が含まれる。なお、n型の不純物であれば、リン(P)に限定されない。n型半導体層14としては、結晶質シリコンが用いられる。また、n型半導体層14の厚さは、例えば、0.1μm〜0.8μm、表面抵抗率が80〜120Ω/sqである。さらに、n型半導体層14は、p型半導体層12の表面に形成される。
パッシベーション層16は、酸化アルミニウム層18と窒化アルミニウム層20とを備える。パッシベーション層16は、p型半導体層12の裏面に形成される。
酸化アルミニウム層18は、厚さが1nm〜20nmの層である。酸化アルミニウム層18は、p型半導体層12の裏面に形成される。
窒化アルミニウム層20は、厚さが50nm〜100nmの層である。窒化アルミニウム層20は、酸化アルミニウム層18の裏面に形成される。
パッシベーション層16には、裏面から表面方向に裏面貫通孔28が形成されている。裏面貫通孔28は、p型半導体層12が裏面電極26と導通するための孔である。
窒化シリコン層22は、厚さが50nm〜100nmの層であって、透光性を有する。窒化シリコン層22は、n型半導体層14の表面に形成される。また、窒化シリコン層22には、表面から裏面方向に表面貫通孔30が形成されている。表面貫通孔30は、n型半導体層14が表面電極24と導通するための孔である。
表面電極24は、金属で形成された電極であり、金属として例えば、銀が用いられる。表面電極24の厚さは、例えば、5μm〜20μmである。表面電極24は、窒化シリコン層22の表面側に形成される。表面電極24は、表面貫通孔30を介してn型半導体層14と導通する。
裏面電極26は、金属で形成された電極であり、金属として例えば、アルミニウムが用いられる。裏面電極26の厚さは、例えば、2μm〜30μmである。裏面電極26は、窒化アルミニウム層20の裏面側に形成される。裏面電極26の表面側には、裏面貫通孔28を介してp型半導体層12と導通するための裏面突部32が形成されている。
<本実施形態の太陽電池10の製造方法>
次に、太陽電池10の製造方法について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の太陽電池10の製造方法の手順の説明図である。
まず、p型の不純物を含むシリコンウエハが用意される(ステップS1)。
前記シリコンウエハの予備加工が行われる(ステップS2)。具体的には、前記シリコンウエハが希フッ化水素酸に浸漬されて、前記シリコンウエハの表面に形成された自然酸化膜が除去される。次に、前記シリコンウエハの表面が反応性イオンエッチング又は異方性ウェットエッチングにてテクスチャリングされる。その後、前記シリコンウエハに、n型の不純物が、熱拡散法により、前記シリコンウエハの表面から深さ方向に拡散され、n型半導体層14が形成される。これら予備加工により、前記シリコンウエハの表面がテクスチャリングされ、前記シリコンウエハの表面側にn型半導体層14が形成され、裏面側にp型半導体層12が形成された積層体が得られる。
次に、p型半導体層12の裏面に、酸化アルミニウム層18が反応性スパッタリングで積層される(ステップS3)。具体的には、気密容器の内部に、まず、アルミニウムターゲットが載置される。次に、p型半導体層12が前記アルミニウムターゲット側と対向する位置に載置される。さらに、アルゴンガスと、分圧比が10%〜50%の酸素ガスとからなる反応ガスが反応雰囲気として、3ミリTorrで充填される。次に、前記アルミニウムターゲットと前記積層体の間に300Wの交番電磁界が0.5分〜11分間、印加される。この結果、p型半導体層12の裏面に、厚さが1nm〜20nmの酸化アルミニウム層18が積層される(ステップS3)。
次に、酸化アルミニウム層18の裏面に、窒化アルミニウム層20が反応性スパッタリングで積層される(ステップS4)。具体的には、前記反応ガスが気密容器から一旦排気される。次に、前記気密容器に、アルゴンガスと、分圧比が10%〜70%の窒素ガスとからなる反応ガスを反応雰囲気として、3ミリTorrで充填される。さらに、前記アルミニウムターゲットと前記積層体の間に300Wの交番電磁界が5分〜10分間、印加される。この結果、前記酸化アルミニウム層18の裏面に、厚さが50nm〜100nmの窒化アルミニウム層20が積層される(ステップS4)。
次に、n型半導体層14の表面に、窒化シリコン層22が化学気相成長により積層される(ステップS5)。具体的には、前記気密容器とは別の他の気密容器の内部に、前記積層体のn型半導体層14がガス雰囲気と接するように、再載置される。次に、前記気密容器に、Hガス又はHeガスで分圧比1%〜50%に希釈されたモノシラン(SiH)ガス及びアンモニア(NH)ガスを、原料ガスとして、1Torrから大気圧で充填される。この状態で、前記積層体が約350℃で5分〜10分間、加熱される。この結果、n型半導体層14の表面に、厚さが50nm〜100nmの窒化シリコン層22が積層される(ステップS5)。
次に、前記積層体に電極が形成される(ステップS6)。パッシベーション層16の裏面側から、出力8W、波長266nmのパルス型DPSS(Diode-pumped solid-state)レーザーが照射され、裏面貫通孔28が形成される。その後、裏面電極26が、スクリーン印刷により窒化アルミニウム層20の裏面に形成される。また、窒化シリコン層22の表面には、ファイアースルー法により、表面貫通孔30及び、表面電極24が形成される。具体的には、窒化シリコンを侵食する銀を含む電極材料が、電極が形成される所定箇所に印刷され、200℃〜800℃で1分〜60分に加熱されることにより、表面電極24が窒化シリコン層22の表面に形成される。表面電極24、裏面電極26の形成は、先に表面電極24が形成されても良い。
次に、表面電極24と、裏面電極26とが形成された積層体が窒素ガス雰囲気中にて200℃〜800℃で1分〜60分間、加熱される(ステップS7)。この加熱により、表面電極24、裏面電極26、酸化アルミニウム層18、窒化アルミニウム層20、窒化シリコン層22が焼きなまされ、それぞれの層の中や界面の未結合手、欠陥、界面準位の密度が下げられる。なお、ステップ6における加熱処理をステップ7において行ってもよい。
以上の製造工程により、太陽電池10が得られる。
<本実施形態の太陽電池10の動作>
次に、本発明の実施形態に係る太陽電池10の動作について説明する。
太陽光が、窒化シリコン層22、n型半導体層14を介してp型半導体層12へと入射される。太陽光の光エネルギーによって、n型半導体層14、p型半導体層12の中に電子・正孔対が生じる。n型半導体層14の表面はテクスチャリングされているので、入射した太陽光が、n型半導体層14とp型半導体層12との中で反射を繰り返す。その結果、電子・正孔対が効果的に発生する。太陽光によって生じた電子・正孔対は、p型半導体層12とn型半導体層14との接合面の近傍の電界によって分離されて、電子が表面電極24に移動され、正孔が裏面電極26に移動され、表面電極24と裏面電極26との間に起電力が生じる。
パッシベーション層16の窒化アルミニウム層20により、裏面電極26にスパイキングと呼ばれる傷の発生が防止される。
また、パッシベーション層16によって、電界パッシベーション効果が得られる。具体的には、パッシベーション層16の高密度の負の固定電荷の電界によって、電子がパッシベーション層16とp型半導体層12との界面から遠ざけられ、電子が界面の未結合手、欠陥、界面準位によって失われてしまう速度を低く抑え、電荷損失が低く抑えられる。
図3は、シリコン基板上に積層した窒化アルミニウム層の厚さと、窒化アルミニウム層の固定電荷密度との関係を示す図である。横軸は窒化アルミニウム層の厚さ(Thickness of AlNx)を示し、縦軸は窒化アルミニウム層の固定電荷密度(Qeff)を示す。白丸のプロット(○)はCV計測にあたって逆バイアスから順バイアスに掃引されて計測された場合の固定電荷密度である。黒丸のプロット(●)は順バイアスから逆バイアスに掃引されて計測された場合の固定電荷密度である。
パッシベーション層16が電界パッシベーション効果を発揮するためには、酸化アルミニウム層18の固定電荷の電荷密度と、酸化アルミニウム層18の裏面の窒化アルミニウム層20の固定電荷の電荷密度の総和が負の値を持たなければならない。ここで、酸化アルミニウム層18の固定電荷密度は−3.0×1012/cm〜−5.0×1012/cmである。このため、窒化アルミニウム層20の固定電荷密度が3.0×1012/cm以下であれば、前記電荷密度の総和が負の値となる。図3より、窒化アルミニウム層の厚みが50nm以上であれば、固定電荷密度が2.0×1012/cm以下となる。つまり、窒化アルミニウム層の厚みが50nm以上であれば、パッシベーション層16が電界パッシベーション効果を発揮する。
図4は、本発明の実施形態に係る太陽電池10における、酸化アルミニウム層18の厚さと、最大界面再結合速度の関係を示す図である。横軸は酸化アルミニウム層18の厚さ(Thickness of AlOx)を示し、横軸はp型半導体層12と酸化アルミニウム層18との界面における最大界面再結合速度(Smax)を示す。窒化アルミニウム層20の厚さが70nmである場合において、酸化アルミニウム層18の厚さを変化させたものである。
酸化アルミニウム層18の厚さは5nm〜20nmにおいて、最大界面再結合速度は、38cm/s以下で一定しており、いずれも従来技術の最大界面再結合速度である300cm/s程度よりも遅い。この傾向は酸化アルミニウム層18の厚さが5nm以下でも変わらない。また、信頼性の観点から、酸化アルミニウム層18の厚さは、1nm以上が望ましい。従って、酸化アルミニウム層18の厚さが、1nm〜20nmであれば、最大界面再結合速度が38cm/s以下になり、p型半導体層12とパッシベーション層16との界面における電荷損失が低く抑えられる。
図5は、本発明の実施形態に係る太陽電池10における、窒化アルミニウム層20を形成する場合における窒素ガスの分圧比と、界面準位密度との関係を示す図である。横軸は窒素ガスの分圧比を示し、縦軸はp型半導体層12と酸化アルミニウム層18との界面における界面準位密度(Dit)の関係を示す図である。酸化アルミニウム層18の厚さを5nm、窒化アルミニウム層20の厚さを70nmとして形成する場合において、窒素ガスの分圧比を変化させたものである。
p型半導体層12と酸化アルミニウム層18との界面における界面準位密度は、この界面の未結合手、欠陥、界面準位の密度を下げる化学的パッシベーション効果の指標であり、小さいほど電荷損失が低く抑えられる。窒素ガスの分圧比が10%以上であれば、界面準位密度が4×1011/cmeV以下であった。パッシベーション層に水素終端された窒化シリコン層を備える従来技術では、p型半導体層と酸化アルミニウム層との界面における界面準位密度は5×1011/cmeV程度である。経済的な理由から、窒素ガスの分圧比を70%より高くすることは現実的ではない。窒素ガスの分圧比が10%〜70%であれば、界面準位密度は4×1011/cmeV以下に抑えられ、化学的パッシベーション効果は従来技術と比べて同程度以上である。
次に、本発明の実施形態の変形例について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態の変形例に係る太陽電池50の断面を示す説明図である。
太陽電池50は、p型半導体層52、n型半導体層54、パッシベーション層56、窒化シリコン層62、表面電極64及び裏面電極66を備える。
なお、太陽電池50において、p型半導体層52は、太陽電池10におけるp型半導体層12と基本的には同様であり、同様な説明については省略する。また、以下、n型半導体層54はn型半導体層14と、パッシベーション層56はパッシベーション層16と、窒化シリコン層62は窒化シリコン層22と、表面電極64は裏面電極26と、裏面電極66は表面電極24と同様である。
太陽電池50では、p型半導体層52の厚さは0.1μm〜0.8μmであり、n型半導体層54の厚さは0.1mm〜0.2mmである。また、n型半導体層54の表面にp型半導体層52が形成されている。
パッシベーション層56は、酸化アルミニウム層58と窒化アルミニウム層60とを備える。パッシベーション層56は、p型半導体層52の表面に形成されている。
酸化アルミニウム層58は、p型半導体層52の表面に形成されている。窒化アルミニウム層60は、酸化アルミニウム層58の表面に形成されている。
パッシベーション層56には、表面から裏面方向に表面貫通孔70が形成されている。表面貫通孔70は、p型半導体層52が表面電極64と導通するための孔である。
窒化シリコン層62は、n型半導体層54の裏面に形成される。また、窒化シリコン層62には、裏面から表面方向に裏面貫通孔68が形成されている。裏面貫通孔68は、n型半導体層54が裏面電極66と導通するための孔である。
表面電極64は、窒化アルミニウム層60の表面側に形成される。表面電極64の裏面側には、表面貫通孔70を介してp型半導体層52と導通するための表面突部72が形成されている。
裏面電極66は、窒化シリコン層62の裏面側に形成される。裏面電極66は、裏面貫通孔68を介してn型半導体層54と導通する。
太陽電池50の製造方法は、太陽電池10の製造方法と同様である。
図7は、太陽電池に入射する光の波長と反射率との関係を示す図である。横軸は光の波長(Wavelength)を示し、縦軸は反射率(Reflectance)を示す。実線は、n型シリコン層の表面に対して、下から順番にp型半導体層、酸化アルミニウム層、窒化アルミニウム層が形成された積層体の反射率である。積層体の酸化アルミニウム層の厚さは20nmであり、窒化アルミニウム層の厚さは70nmである。点線は、研磨したシリコン結晶表面の反射率である。
積層体による光の反射率は、光の波長が400nm〜1050nmの間では0.1%〜51.0%である。一方、研磨したシリコン結晶表面の反射率は、光の波長が400nm〜1050nmの間では32.5%〜50.6%である。光の波長が400nm付近ではほぼ50%で同様の反射率だが、そこから長波長側に680nm程度まで反射率の差が大きく開き、683nmでは積層体の反射率が0.1%であるのに対して、研磨したシリコン結晶表面の反射率は35.4%である。それより長波長側でも差は大きく開いており、光の波長が1050nm付近では、積層体の反射率が19・5%であるのに対して、研磨したシリコン結晶表面の反射率は37.4%である。
このように、前記積層体では、光の波長が400nm〜1050nmの間では、反射率は、研磨されたシリコン結晶と比較して大幅に低い。これは、パッシベーション層が備える酸化アルミニウム層と窒化アルミニウム層とがシリコン系の太陽光発電において、効果的に発電できる波長の光を入射光として積層体内に取り込めることを示している。
太陽電池10は、p型半導体層12と、n型半導体層14と、前記p型半導体層12に積層されたパッシベーション層16とを備える太陽電池10であって、前記パッシベーション層16は、前記p型半導体層12に対して酸化アルミニウム層18、窒化アルミニウム層20の順に積層された層を少なくとも有する。
前記酸化アルミニウム層18の厚さが1nm〜20nmである。
前記窒化アルミニウム層20の厚さが50nm〜100nmである。
前記p型半導体層12と前記パッシベーション層16との界面における電荷の最大界面再結合速度が38cm/s以下である。
前記p型半導体層12と前記パッシベーション層16との界面における界面準位密度が4×1011/cmeV以下である。
前記p型半導体層12と前記n型半導体層14とが、単結晶の結晶性を有する。
前記p型半導体層12と前記n型半導体層14のすべてがシリコンである。
太陽電池10の製造方法は、p型半導体層12と、n型半導体層14と、前記p型半導体層12に積層されたパッシベーション層16とを備える太陽電池10の製造方法であって、前記パッシベーション層16は、前記p型半導体層12に対して酸化アルミニウム層18、窒化アルミニウム層20の順に積層して形成するステップを少なくとも備える。
前記酸化アルミニウム層18又は前記窒化アルミニウム層20の少なくとも一方は、反応性スパッタリング法で形成され、前記酸化アルミニウム層18を形成するための反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜50%の酸素ガスと、を少なくとも含む。
前記酸化アルミニウム層18又は前記窒化アルミニウム層20の少なくとも一方は、反応性スパッタリング法で形成され、前記窒化アルミニウム層20を形成するための反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜70%の窒素ガスと、を少なくとも含む。
前記酸化アルミニウム層18の形成と前記窒化アルミニウム層20の形成とが同一の気密容器で連続して行われる。
前記酸化アルミニウム層18及び前記窒化アルミニウム層20が反応性スパッタリング法により形成され、反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜50%の酸素ガスとを含む反応雰囲気において、アルミニウムターゲットを用いて、前記酸化アルミニウム層18を形成するステップと、前記酸化アルミニウム層18が形成された後に、前記反応雰囲気から、希ガスと、分圧比が10%〜70%の窒素ガスとを含む反応雰囲気に切り替えられ、前記アルミニウムターゲットを用いて、前記窒化アルミニウム層20を形成するステップと、を有する。
前記パッシベーション層16が生成された後に、加熱される。
なお、本発明は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得ることはもちろんである。
また、上記実施形態では、p型半導体層12とn型半導体層14とは、単結晶で形成されているがこれに限定されるものではない。例えば、経済性を考慮して、p型半導体層12とn型半導体層14は、多結晶、非晶質のいずれかの結晶性で形成されても良い。
また、上記実施形態では、p型半導体層12と前記n型半導体層14とは、すべてがシリコンで形成されているが、一部がシリコンで形成され、その他の部分を他の半導体材料で形成されてもよい。
上記実施形態では、太陽電池10では、p型半導体層12と酸化アルミニウム層18との間の層の有無については言及されていないが、酸化シリコン層が形成されても良い。かかる場合には、ステップS3において、雰囲気ガスとして、分圧比が0%〜15%の酸素ガスを加えて、0.5nm〜2nmの酸化シリコン層が形成されてもよい。また、ステップS3又はS7において、雰囲気ガスとして、HOやO(オゾン)などの酸化種が導入されることによって、又はステップS3の前に、p型半導体層12の裏面が酸化種に被曝されることによって、0.5nm〜2nmの酸化シリコン層が形成されてもよい。
上記実施形態では、酸化アルミニウム層18、窒化アルミニウム層20及び窒化シリコン層22は、反応性スパッタリング法で形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、CVD法、ALD法、プラズマCVD法、スパッタリング法で形成され、また、反応性スパッタリング法を含めて、これらの組合せの方法で形成されてもよい。
また、上記実施形態では、前記酸化アルミニウム層18の形成と前記窒化アルミニウム層20の形成とが同一の気密容器で連続して行われているが、別の気密容器で行われてもよい。
10、50…太陽電池
12、52…p型半導体層
14、54…n型半導体層
16、56…パッシベーション層
18、58…酸化アルミニウム層
20、60…窒化アルミニウム層
22、62…窒化シリコン層
24、64…表面電極
26、66…裏面電極
28、68…裏面貫通孔
30、70…表面貫通孔
32…裏面突部
72…表面突部

Claims (21)

  1. p型半導体層と、n型半導体層と、前記p型半導体層に積層されたパッシベーション層とを備える太陽電池であって、
    前記パッシベーション層は、前記p型半導体層に対して酸化アルミニウム層、窒化アルミニウム層の順に積層された層を少なくとも有することを特徴とする太陽電池。
  2. 請求項1記載の太陽電池において、
    前記p型半導体層と、前記酸化アルミニウム層との間に、酸化シリコン層を有することを特徴とする太陽電池。
  3. 請求項1又は2記載の太陽電池において、
    前記酸化アルミニウム層の厚さが1nm〜20nmであることを特徴とする太陽電池。
  4. 請求項2記載の太陽電池において、
    前記酸化シリコン層の厚さが0.5nm〜2nmであることを特徴とする太陽電池。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池において、
    前記窒化アルミニウム層の厚さが50nm〜100nmであることを特徴とする太陽電池。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池において、
    前記p型半導体層と前記パッシベーション層との界面における電荷の最大界面再結合速度が38cm/s以下であることを特徴とする太陽電池。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽電池において、
    前記p型半導体層と前記パッシベーション層との界面における界面準位密度が4×1011/cmeV以下であることを特徴とする太陽電池。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の太陽電池において、
    前記p型半導体層と前記n型半導体層とが、単結晶、多結晶、非晶質のいずれかの結晶性を有することを特徴とする太陽電池。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の太陽電池において、
    前記p型半導体層と前記n型半導体層の一部又はすべてがシリコンであることを特徴とする太陽電池。
  10. p型半導体層と、n型半導体層と、前記p型半導体層に積層されたパッシベーション層とを備える太陽電池の製造方法であって、
    前記パッシベーション層は、前記p型半導体層に対して酸化アルミニウム層、窒化アルミニウム層の順に積層して形成するステップ
    を少なくとも備えることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  11. 請求項10記載の太陽電池の製造方法において、
    前記酸化アルミニウム層は、CVD法、ALD法、プラズマCVD法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法のいずれかの又はこれらの組合せの方法で形成され、
    前記酸化アルミニウム層の厚さが1nm〜20nmであることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  12. 請求項10又は11記載の太陽電池の製造方法において、
    前記p型半導体層と前記酸化アルミニウム層との間に、酸化シリコン層が形成されることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  13. 請求項12記載の太陽電池の製造方法において、
    前記酸化シリコン層の厚さが0.5nm〜2nmであることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  14. 請求項10〜13のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法において、
    前記窒化アルミニウム層は、CVD法、ALD法、プラズマCVD法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法のいずれかの又はこれらの組合せの方法で形成され、
    前記窒化アルミニウム層の厚さが50nm〜100nmであることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  15. 請求項10〜14のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法において、
    前記酸化アルミニウム層又は前記窒化アルミニウム層の少なくとも一方は、反応性スパッタリング法で形成され、前記酸化アルミニウム層を形成するための反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜50%の酸素ガスと、を少なくとも含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  16. 請求項10〜15のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法において、
    前記酸化アルミニウム層又は前記窒化アルミニウム層の少なくとも一方は、反応性スパッタリング法で形成され、前記窒化アルミニウム層を形成するための反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜70%の窒素ガスと、を少なくとも含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  17. 請求項10〜14のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法において、
    前記酸化アルミニウム層の形成と前記窒化アルミニウム層の形成とが同一の気密容器で連続して行われることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  18. 請求項10〜17のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法において、
    前記酸化アルミニウム層及び前記窒化アルミニウム層が反応性スパッタリング法により形成され、反応雰囲気として希ガスと、分圧比が10%〜50%の酸素ガスとを含む反応雰囲気において、アルミニウムターゲットを用いて、前記酸化アルミニウム層を形成するステップと、
    前記酸化アルミニウム層が形成された後に、前記反応雰囲気から、希ガスと、分圧比が10%〜70%の窒素ガスとを含む反応雰囲気に切り替えられ、前記アルミニウムターゲットを用いて、前記窒化アルミニウム層を形成するステップと、
    を有することを特徴とする太陽電池の製造方法。
  19. 請求項10〜18のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法において、
    前記パッシベーション層が生成された後に、加熱されることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  20. 請求項10〜19のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法において、
    前記p型半導体層と前記パッシベーション層との界面における電荷の最大界面再結合速度が38cm/s以下であることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  21. 請求項10〜20のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法において、
    前記p型半導体層と前記パッシベーション層との界面における界面準位密度が4×1011/cmeV以下であることを特徴とする太陽電池の製造方法。
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